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『World of Legacies』ロールスレ

226ルゥ・ヴィレット ◆P4301E8CFs :2018/03/13(火)01:58:09 ID:ATy
>>225
砕けて粉々になったコンクリートの雨に厭わず、懐に飛びこんで女の右手首を掴む。
リーチの差というのは特に無手では恐ろしいもので、せめて武器を持つ手を潰そうと画策した故。
半ば捨て身の特攻だ。蓄えた電気は無限ではなく、これまでの攻防でその底はもう見えつつあった。
それでも諦観の二文字はない。ただ愚直に、残った力を最大限に使うだけだ。

「これでっ……!」

狙うは直接触れた右手首への電流、ではない。絶対に逃さまいと強く握る。
少女の黒髪が発光と見紛う程の雷光を帯びる。既に黒く染まりきった血溜まりが刹那照らし出された。
痛みのない女に通用しているのかは分からない。どちらにせよ、最早これしか頼る術はなく。
瞬間、雷が爆ぜる。先の雷撃が点ならこれは面。女の全身を貫かんと奔る至近距離の電撃だ。

無論これ程の接近が許されたのだから、こちらもただでは済むとは思っていない。
横から迫る拳を目の端に捉えて、しかし回避を取ろうとはせず。
ここで退く訳にはいかないのだ。傷つく事を恐れて仕切り直せば、次はもうこちらが保たないだろうと確信していた。
故に女を繋ぎ止めている方とは反対の手で、側頭部を庇うのみ。
生きるための犠牲など、とうの昔に覚悟しているのだから。

「ぐ……ぁ……!!」

横からの衝撃に踏みとどまれず、思わず女の手を離す。ぼきりと、嫌な音がした。
宙を舞って数秒、更に地面に叩きつけられて数m程転がって止まる。
俯せに倒れた少女。砂埃に塗れた濡羽色の髪に最早雷電の兆候はなく。
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