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【短文】ここだけネポック魔法学校・八限目【推奨】

1ロイコ ◆13VxAhN3EKTU:2018/02/23(金)02:56:53 ID:jZn()
ここは人里離れた森の奥
そこには、国一番の魔法学校『ネポック魔法学校』が存在する
そこでは、魔導の道を極めんとする若き才能たちが、日々勉学に励んでいるのでした
これはそんな魔法学校の案内状です
入学手続きは簡単
名前を書き、門をくぐるだけ
ネポックの扉は、等しく開かれているのです

こちらは、短文推奨スレとなります
セリフ一行、地の文は多くても三行を意識して書いていきましょう
特にセリフが増えれば、それに返信しての繰り返しでどんどん大きくなるため、一行推奨です
また、凍結、置きスレもグダグダになる原因になるため、可能な限り非推奨です

前スレ【短文】ここだけネポック魔法学校・七限目【推奨】
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1518358544/

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次スレを建てるのは>>980の人にお願いします
951マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/06(火)03:07:07 ID:eWG
>>950
頭を撫でられながら、自身の問題点が霧散していくと、なんだか慰められているような気分になる
だが、ロイコの雰囲気や微妙な声のトーンで、どこか裏がありそうだとマオに直感させた
それは全くのきのせいかもしれないが、マオは手の置かれたまま首をぐいっと傾けて、彼の顔を覗き込む

「んなっ、僕の魔法を知って……!」
「しかも、相性……。つまり、僕は先生には敵わないと……? 」

まず第一に噛み付く点はそこだった
魔法がバレていたのはしょうがない。基礎魔法の取得に難儀しているマオは多くの試験を固有魔法で誤魔化し、パスしてきた
教師ならば理論から応用まで知っててもおかしくはない。
だが、相性差で負けたとなれば、それはもうVSロイコの雪辱は諦めろと言われように感じてしまう(これはマオの心の弱さが原因だが)

そして噛み付く点の2番目がこれだ

「班長は風紀委員としての責務を果たした! 全体のために個の名誉を捨てたのだ! 」
「そこが班長のすごいところだ! 僕にはできない! せめられるいわれはない! 」

記録が途切れたことも、途切れた理由もいまとなってはしっている。
だが、それを知ってなお、班長は全体の奉仕者であるのだと実感し、マオは尊敬の念を深めた
彼には彼女の人としての弱さや欠点、隙でさえも微塵も見えていないのだ

「班長の油断で負けたといおうものなら、僕は怒るぞ! あれは僕のまけだ!」
952ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/06(火)03:16:48 ID:SkR()
>>951
「そうは言ってないよ?まあ、多少の工夫は要るだろうけどね」

例えば、コウモリキャノンのような飛び道具に関して言えば、ロイコが有効活用できることは無い。
ロイコの憑依魔術では、接触が離れた瞬間にそれまで蓄積した影響力もさっぱりと消えるからだ。
さらに言えば、ロイコに対して使うときも。衝突自体が本懐の彼らを、中途で止める手段は憑依にはない。

そして、予想通りに噛みついてきた2番目の点。わかりやすさに苦笑すら浮かぶ。
宥めるように彼の頭をまたなでながら、それでも言葉は突き放すように。

「分かってる、別にそういうつもりじゃないんだ。
 さっきも言った通り、僕は君のことを知った上で挑んだんだ。
 ……ああ言えば、君は今のように憤るだろう?」

ロイコがマオを手玉に取るためには、憑依を最大限使える鎖鉄球による攻撃を誘発しなければならない。
鉄球のサイズから行けば、それはマオの最大戦力に他ならない。つまり、より少ないコストでそれを引き出せるのは。
ここまで言って、果たしてマオの頭にその結果は連想できただろうか。耳の毛並みに指を這わせて、ロイコは答えを待つ。
953イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/06(火)03:22:25 ID:REK
「くゥゥ…・…ふぐ……ゥゥ」

ネポックの学舎から少し離れたグラウンドの端で、木陰に隠れるように鍛錬に励む男
イグナシオは普段生徒たちの補習のために教室にいる事が多いが、偶にふらっといなくなる
そういう時は基本的にこの場所で己を鍛えているのが殆どであり、今日はその典型だ

逆立ちして踵で木に寄りかかりながら片腕で全体重を支え、ゆっくりと昇降させている
彼程の体格ともなると自重のみを用いたトレーニングですらそれなりの負荷となるらしい

「あー疲れた……やっぱトシには勝てんね」
「んぐ、んぐ……」

賞金稼ぎや軍の調教師をやっていた頃より衰えていることを感じつつも、ピークパフォーマンスを維持する為に鍛錬は欠かさないでいる
そんな彼の影の姿は運動部員ならトレーニングの合間にそこそこ見かけることもあるだろう

魔法で造り出した小さな水球を浴びてタオルで身体を拭うと、フランネルのシャツを素肌に直接羽織る
あえてボタンは留めずに風が胸元から通り抜ける感覚を楽しんでいると、少し喉の渇きを感じた
ここで常人とは思えぬ異常な行動に出るのがイグナシオだ。金属製の水筒を取り出すと中身をぐいとあおる
水分補給とばかりにスピリッツをがぶ飲みする姿には脱水症状と肝臓の病気を心配せざるを得ない
954ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/06(火)03:29:59 ID:VL4
>>953
そんな風に鍛錬をする中、どうやら他にも体を苛め抜く人物がいた様子。

「ヒャッホォォォッ!!」

そんな苛めているようにも見えないが、ちゃんと練習中。
彼女の名前はルビー・マンスフィールド。黒髪ポニテでスカートの下にはジャージ派の陸上部生徒だ。
そんな彼女は今、風エンチャントにより空を走行していた。そして呑んだくれるイグナシオ先生をみて話しかける。

「えと、大学部の……20回生くらいの人っすか?」

自身の汗を拭きながら、そんなトンチンカンなことを言う。
955マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/06(火)03:34:39 ID:eWG
>>952
学園全体の風紀を守るため、風紀委員達には応用力のある能力が求められるのだ。
ゆえに通常では特定の人物にターゲットを絞って対策を練ることは少ない。
特に今のマオは組織内でも最年少で、作戦立案になどめったにいれてもらえない。
それでも、ロイコの策を弄せばというアドバイスがマオに火をつけた。彼の動きを思い出し、研究して、いつかかましてやると決意する。

「にゃ……! 僕はそんな単純じゃ……」

否定しかけたが、それは矛盾を産むことになる
班長への侮辱を見逃せずに掌の上で怒るのか、班長の侮辱を受け入れてそれでも冷静にたたかうのか
マオにはどちらが正しいか、それがわからない。

だが、ひとつわかるのはあのときも、いまも、この感情に付け込まれたということだ。
いまだってそう。鉄球を投げ飛ばしたときと同じように、言葉での反撃にでようとしてしまった。

「僕は、感情的に動きすぎる……」
「それが班長の足を引っ張った……。僕の忠義が……」
「一番弱かったのは、キャノンズでも、ワンワンでもない……僕の心根」

がくり……。項垂れた頭をロイコが撫でた。
慰められているようで、やっぱり惨めだ。どうして自分はこんなにも弱いのだろうか。いっそ、聞いてみようか、この男に

「どうして……どうして僕は、弱いのかにゃ…臆病だし、泣き虫だし……からまわる……かなしいにゃ…よわいのは…」
956イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/06(火)03:38:36 ID:REK
>>954
「アホぬかせ。俺の顔を忘れたのか?マンスフィールド」

イグナシオぐしゃぐしゃと髪を掻き乱しながら空を駆ける彼女をボケーっと見上げていた
不意に目が合った彼女からとんでもない罵声(?)を浴びせかけられると酒を飲む手が止まる
普段はキッチリなスリックバックだが、今は水浴びのせいで髪が降ろされている。見た目も普段とは違う所為なのだろうか

「つかお前……召喚術の成績ギリだったよな?」
「そんな素敵なあだ名付けてくれんならよ、お礼に単位落としてやってもいいぜ」

降りて来いよと手振り混じりに声を掛けながら、徐々に近寄るであろう彼女に顔を指差して話し掛ける
よーくよく見ればそれが召喚術の担当教員であるイグナシオのものだという事が判別できる……筈だ
ニコニコと輝くような笑顔を浮かべているが、ほんの少し青筋が浮いているように見えなくもない
957ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/06(火)03:45:41 ID:VL4
>>956
「お? おー! イグナシオ先生じゃないっすかー! 疲れた顔してるからつい!」

タハハと笑いながら自身の後頭部をかくルビー。悪意はなかった様子。

「うぐっ……センセ今は授業中じゃないっすよ? ていうかていうか! それはさすがにひどくないっすか!? 自分知ってるっす、しょっけんらんようってやつっす!」

ルビー猛抗議。そうでなくても落とすかもしれないのだから当然必死だ。
それはそれとして、イグナシオ先生がもつ容器がきになる様子。じっと見つめている。
958ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/06(火)03:48:16 ID:SkR()
>>955
「んー、そうか。君は自分のことを弱いと思うか」

どこかしみじみと、縋るような口調のマオの言葉に呟いて。
忘れかけていたマドレーヌを一個ずつ、取り出してマオの手のひらに乗せる。

「……君はちゃんと自分が見えているかい?
 君が捧げる忠義は、その対象を第一に見るものだ。
 自分の実力も、行動も。そのための手段としか見ていないだろう?」

あの模擬戦の時、マオの意識は常にジノに向いていたように思えた。
マオの心を弱いと断ずるには、その忠義心はあまりにも真っすぐで、芯が通っている。
ただ、方向を見失いがちなだけ。それを得られれば、マオは幾分か大きくなれるだろう。

「だから、そうだな。一度捨ててみようか。……その忠義とやらを」

ロイコが出した結論は、マオにとってあまりに突拍子もないことだっただろう。
959イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/06(火)03:56:45 ID:REK
>>957
「ほぉ、難しい言葉知ってるじゃねェの」
「まさかオメーの口からその言葉聞く日が来るなんてな~」

ニヤニヤとまともに取り合っていないような笑顔を浮かべながら髪を手でなでつけて整える
しかしきちんと質問すれば分からない部分を手取り足取りで教えてくれるし、悪徳教師ではないのだろう

「……ん?」
「飲むか?元気になれるぜ」

話の最中から何度か視線がキャンティーンに向いていたことは気付いていたが……
流石に釘付けレベルで見つめられると反応せざるを得ない。水筒を振ってチャプチャプと中身を鳴らす
それを軽く顔の前にかざしてからアンダースローでトスすると、その時点で甘酸っぱい匂いがルビーの鼻をくすぐる

なんとこの男、教師用の寮でブームベリーなる密造酒を作っているらしく、冬には彼の部屋の上の屋根だけ雪が積もらないことは有名である
彼の密造酒は蒸留後にベリーと香草で香りと色付けを行っており、ほのかに赤い色と甘酸っぱい香りが特徴だ
確かに眠気の覚めるような香りと味だが、舌先で舐めるだけでもかなり度数が強いことが分かる程代物だ
960マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/06(火)04:01:04 ID:eWG
>>958
いわずもがな、自分は弱い。
ぽてっとマドレーヌを受け取りながら、きょとんとした顔で肯定した。
班長もロイコも、そこだけは素直に認めてくれないのは、やはり同情なのだろうか。だとすればやっぱり惨めだ

「自分……? 見つめるべきは理想の自分だ……」
「僕が班長に仕えるのは、そこに理想があるからだ……」
「だから、僕は班長のために頑張れる。あの人のために、ぜんぶあげるのはとうぜんだ! 」

危ない。またしても感情に身を任せるとこだった。
ふかふかしたマドレーヌに顔を埋めて、心を鎮める。
甘い香り、柔らかな舌触り。美味しい。少し喉が乾くが。

「忠義を、捨てる……? 」
「きさっ……もぐむぐ……なにをすれば…よいので」

忠義を捨てる。それは班長を裏切れということか。
だが、しかし、さきは班長もいっていた。
自分を、倒すか逃げ切るかしてみろと。それは班長もまた忠義を捨て去ることを望んでいたのだろうか。
何故だ? 彼女は全幅の信頼を寄せてくれるといったのに。

わからない。わからない。おいしい。
961ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/06(火)04:09:13 ID:VL4
>>959
「いやー、そう褒められると照れるっすね〜!」

確実に褒められてはいないだろうが、知らぬが花か。
ちなみに彼女は特に質問をしない。なにがわからないかわかっていないからである。

そして投げ渡される容器。鼻を近づけてくんくんと匂った彼女は、よくないものを匂ったかのようにキューっと顔をしかめる。

「センセ、これお酒っす! ダメっすよここで呑んじゃ! 運動の後に飲むは体に悪いっす!」

腰に手を当ててプンプンと。学校で飲むこと自体は特に咎めはしないらしい。
962ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/06(火)04:15:12 ID:SkR()
>>960
尊敬、崇拝、羨望。
マオはジノに、なるべきと思う理想を重ね合わせている。
だから、こうも盲目的になれる。だから、こうも従順でいられる。

「簡単だ。要は『自分の頭で考えろ』ってことだよ」

自分もマドレーヌを口に入れて、ぽんぽんとマオの頭に手を乗せる。
ジノのために、ジノが思うように。そうした彼女本位の考え方を、マオは一度捨て去るべきだ。

「彼女のようになりたいなら、彼女を理解しなければいけない。
 何か指令を受けた時、なぜそうすべきか。その意味を考えたことがあったかい?」

ジノのように考え、ジノのように動きたいと願うなら。
それを盲目的に信じ、反復するだけではその本意までは読み取れまい。
自分で考え、咀嚼し、糧とする。その過程無くして、背中を預けられるものにはなれないだろう。

「理想だというなら、目指すべきは従僕ではなく戦友だね。
 今のままじゃ、彼女の道具にはなれても…… 並び立てはしないだろうね」

再び頭に置いた手とは裏腹に、言葉は突き放すように。
963イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/06(火)04:18:45 ID:REK
>>961
「え?……お、おう……そうか」

彼女の口から飛び出た返答にはイグナシオも頭上にヤンキー漫画の如く「!?」を浮かべてしまう
無知の知ならぬ無知の無知。むちむちな彼女はイグナシオの言葉を肯定としてそっくりそのまま受け取ったようだ
こんな純粋な彼女をこれ以上皮肉るのもなんだか可哀想だと思い始めたイグナシオはそっと話題を変えた

「え?酒は運動後に飲むモンだろ……シャワーの前とかな」

酒は適齢であるし、きっと周囲もイグナシオのアル中ぶりには理解を示しているのだろう
しかし流石に生徒に酒を飲ませるのはご法度。ルビーの真面目さで命拾いをしたようだ

「さて……喉も潤ったし、先生と一緒にもう一汗かかないか?」
「……単位の査定に響くかもな」

飲酒後のもうひとがんばり。普通の人間であれば即急性アルコール中毒まっしぐら案件だが、イグナシオは特に心配していない
顔に影を落としたシリアスな顔つきでそっと囁く言葉に、ルビーもモラルだの罪悪感だのといった感情は吹き飛んでしまうだろう
964ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/06(火)04:28:49 ID:VL4
>>963
ルビー、純粋。皮肉すらも飲み込む彼女はある意味無敵かもしれない。

「アルコールは水よりも体に染み込みやすいっすけど、体から無くなるスピードがダンチっすよ? 血がドロっとして、脳みそや心臓が詰まって……」

そこから先は言わない。彼女はバカだが、こういうスポーツ医学に関する部分はそれなりに聡明なのかもしれない。

「もう一汗? あ、かけっこっすね!?」

しかし彼女はおバカ。シリアスな空気には気づいていない。
もう少しはっきりという必要がありそうだ。
965イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/06(火)04:41:37 ID:REK
>>964
「……うッ、き、気持ち悪くなってきた……」

その話を聞くや否や突然体調が悪くなるイグナシオ。プラセボにも程がある

「ぐああッーーー!み、水……」
「ロイコ先生ーッ!!アインスコールでもマルティーニでもいい、水を……!」

胸を押さえて苦しみだし、心筋梗塞や脳梗塞に怯えながらダウンする
今は切羽詰まり過ぎて魔法どころではないし、純粋な水もここにはない
結局何とかして水を手に入れたらしく、ふぅと一息ついて文字通り生き返ったようだ

「よぉしッ!おじさん本気出しちゃうぜ」

シリアス顔は彼女を単位で釣る為だったのだが、そんなことしなくてもホイホイついて来てくれそうだ
トレーニングのツレを手に入れて心の底から喜んでいる35歳の図はとてもむなしい
我先にとジョグ程度のスピードで走り出すも、きっとルビーにとっては犬の散歩レベルの速さだ

「そういえばお前もミズハ先生も、小柄な子に限ってめちゃくちゃ速いよな」
「筋肉の量は俺の方が確実に上の筈なのになァ……」
966ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/06(火)04:53:27 ID:VL4
>>965
「わー! 先生カムバーックっす!!」

自分のせいとはつゆ知らず、あの世に行こうとする先生を呼び戻そうとするのであった。
ちなみに水は彼女が持っていたお手製スポーツドリンクを渡したぞ!

それはそれとして、一人よりみんなで走った方が楽しい派のルビーは喜んで並走するのであった。
ちなみに顔は歩いている時並みの平常さ。

「使う筋肉の部位が違うっすからねー。ボディビルの人が陸上にこれないみたいに、センセの筋肉も実戦向きっぽいっすし。ところで、ミズハセンセって、そんなに速いんすか?」

速い、という言葉に食いつくルビー。興味津々
967イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/06(火)05:05:59 ID:REK
>>966
「昔は密猟者を捕まえてたし、軍隊にいた頃もモンスターとばっか戦ってたっけなぁ」
「よく考えたら昔っからアシは馬に任せっきりだったかもしれないな」

過去の戦いに思いを馳せてみると、夕陽をバックにラッソを構えながら犯罪者を追い回したり、猛獣追い回したり
人間よりも格段に足の速いモンスターとの戦いに順応する為に、イグナシオは騎乗に頼りっきりであったことを思い出す
確かに足も速くないなと納得しつつ、自分の得物が射程距離の長い鞭と投げ縄でよかったと心底思うのだ

「速いっつーか、なんか……ジグザグに動きながら俺のダッシュと同じくらいの速さで前に進んでたナァ」
「弓矢隊くらいが相手ならホイホイ避けながら進めんじゃねぇのかな、あの人」

昨夜のミズハとの戦いを思い返し、その状況を鮮明に語れる程度にはイグナシオも余裕があるようだ
しかし、やる気スイッチがONになったミズハは思い返すのが恐ろしい程に速かった……
だがそれもどちらかといえば、ルビーの持つドラッグ的な速さとはベクトルが違うような気もするが

「俺もスピードを鍛えなきゃならんかもなぁ、いつどんなバケモノと闘り合うことになるかもわからんし……」
968ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/06(火)05:21:46 ID:VL4
「ほえー、センセネポックに来る前はそんな色々やってたんすねぇ……自分もさすがに自力で馬さんを抜くことはできないっす……!」

前半は何やら感心するように、後半はなぜか悔しそうに。
人類と動物の壁は高い。

「むむむ! それは確かにすんごいっす! これは是非一度決闘を申し込まないと……」

その顔はまさに戦士のそれ。ただし戦う内容はかけっこだが。

「センセー速くなりたいんすか? だったら、自分と同じっすね!」

足の使い道は明らかに違うが、何やらシンパシーを感じた様子。
キラキラした目を向けている。

「だったら明日もここで、一緒に走るっすよ!」
969イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/06(火)05:35:14 ID:REK
>>968
「クハハ、流石にナチョスを抜いたら俺もちょっと引くわ」
「あぁ、ナチョスってのは俺の馬の名前だよ。農学部の学舎に行けば会えるぜ」

流石に走る事に特化した動物を抜き去る人類などそうそう居ないだろう。というか居てたまるか
後日ナチョスと並走するアラスミシアを見て肝を冷やすことになるが、それは別の話

「オイオイ、あの人も喧嘩売られまくりだなぁ」
「まぁ、俺もお前も速くなりたい願望は同じだな」

大人気のミズハに嫉妬にも似た感情を向ける。確かに強さと優しさを兼ねた彼女なら、生徒を傷つけることなく正しく指導ができるだろう
足の速さ比べともなると、彼女もきっと初めての事だろうからきっと困ってしまうに違いない。なんて少しだけ妄想に耽る
ちょっとだけ足が重たくなってきたが、気持ち的にはまだまだ余裕だ。ルビーと肩を並べひた走る

「よしッ!このまま二人でネポック最速を目指すぞ!」
「ってア゛ア゛ッ……!脚がッ!?」

やる気満々のイグナシオであったが、限界を超えたおじさんの脚は本人の意志とは無関係にもう無理とストライキを開始した
攣った足を庇いながらその場にうずくまる情けないイグナシオであったが、これでも教師としての意地がある
地獄の特訓の果てに、なんとかルビーについていける程度には成長を果たす事を願いたいものである
970ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/06(火)05:50:55 ID:VL4
>>969
「ナチョス、かっこいい名前っす! トレーニングが終わったら自分会いにいくっすよ!」

その出会いが、さらなる高みに彼女を連れていくと信じて。
後日馬とかけっこを試みる女子の姿が確認されたとかされないとか。

「喧嘩じゃないっすよー! これは、そう、女と女の決闘っす……!」

戦士モードのルビー。その顔は、いつものニコニコした顔とは違いキリリとしている、ような気がする。

「ネポックどころか、世界の誰よりも二人で早くなるっすよ! ってセンセーッ!!」

その後的確な処置で足の治療に当たったルビー。最速コンビの完成はまだまだ遠いのであった。
971マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/06(火)15:17:51 ID:eWG
>>962

(班長は間違えない。誰よりも高潔で真っすぐだからだ……)
(だから、僕は従ってきた。考える必要なんてない。班長は間違えない)

手足が意思を持ったなら、頭の思うとおりに身体は動かない。
先の戦いもそうだった。自分が先走ったから負けたのだと思っていた。でもそれはロイコに否定された。

ロイコはいう。今のままでは彼女に並び立つことはできないと。
目指すべきは従僕ではなく戦友。隣に立てるのか? 自分のような弱虫が。

「たまに、不安になることがあります。班長が卒業したあとの話です」
「正義の柱を失った風紀委員を、誰がまとめるのか。引いてくれるのか」
「……班長も、それを不安に思ってるのかも、しれないと、貴方の話を聞いて、思いました」

「僕は忠義を捨てたくない。これは僕とあの人とだけの絆だ」
「でも、だから、僕は……僕が……」

言葉では突き放すようなロイコでも、彼の質感を頭で感じるから、暖かくはないけれど、少しだけ勇気が湧いてくる。

「次の班長になる……! 」「彼女と並び立つ……! 」
「これが、誰にも命じられてない、僕の正義だ」
972ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/06(火)20:17:31 ID:SkR()
>>971
「……いい顔になったじゃないか」

頭に乗せた手を滑らせて、マオの頬まで伝わせると。
そのままぐにぐにと、親指で円を描くように押し込んでやる。

忠義を捨てろ、なんて大層な言い方はしたが。そんなに強い感情がおいそれと消えることは無い。
ただ、マオが他人本意ではない考え方にあっりついてくれたなあ。それが結果だとロイコは表情を崩した。
これから先、彼が「ジノならどうするか」ではなく、「自分がどうしたいか」と考えてくれればそれでいい。
その中途で迷うことがあるならば、それは教導者である自分たちの出番だろう。

「……ほら、今日がお菓子のパーティーでよかったな?
 長話をしてしまっても、冷めてしまわないからね」

そういって大きなデスクの上から小皿に取り分けたのは、二つほどのシュークリームと数枚のクッキー。
それを持ってマオの隣にまた座ると、彼にも食べるようにと小皿を二人の間で持った。
973マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/06(火)20:46:46 ID:eWG
>>972

「くぅ……。そうやってまた子供扱いを」

頬を親指でぐにぐにされると赤顔して頬を膨らます。
涙目になったり不貞腐れたり、寂しくて鉱石を眺めてみたりしてるような奴が、彼に大人なはずはないのだが
その悪態も真面目なお話が終わったのかという確認作業のひとつなのかもしれない。少し格好をつけすぎて、恥ずかしいような気もするし

「お菓子は冷たくても美味しいですから、ロイコ先生に冷やされても美味しくいただける! 」

頭も冷えちゃったし! と暗に訴えかけるように右手で自分の頭を抑えながら、差し出されたシュークリームをもぐもぐと食べる
難しい話は終わったのだ、と実感すれば、マオは再びつんつんとした態度を取るも、尻尾は正直でピンと伸びながら彼への好意をめいっぱいに表現していた
974ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/06(火)21:07:17 ID:SkR()
>>973
強がりのような言葉を残すマオには、取り立てて何も言わないこととする。
そういって背伸びしている様子もまた、子供っぽくて可愛らしいと思ってしまったから。

「そんなに冷たいかなぁ……?」

そしてマオの皮肉に対して自分の手の平を見ながら、そんな風に苦笑する。
なんだかんだ言いながら隣におさまってシュークリームを頬張る彼を、自分もそれを口に運びながら。

獣人をついつい撫ですぎてしまうのは、ジノの時もそうだったが。
どうも猫への変化を獲得したエリシアの扱いを重ねてしまいがちなところに原因があるのかもしれない。
そうだ、今度は彼とエリシアを引き合わせてみるのも面白いかもしれないな、などと考えながら。
皿の上に乗った、自分で焼いたチョコクッキーを口に運んで、変わらぬ味に頷くのだった。
975マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/06(火)21:27:41 ID:eWG
>>974
「冷たいです。僕の母国では心の冷たい人間は手も冷たいというっ」

警戒に値します。と、付け足すがそれは全くのデタラメで何処かで聞いた話に悪意ある脚色を加えたまでだ。
たかだかマオの浅知恵なのだから、博識なロイコならば歯牙にもかけないことだろう

「ですが……もうじき、春がきて、夏もくる」
「……僕は暑いのが苦手なので、そのときになら、触ってもかまいません。たぶん」

最後にそういって、マオはぷいっと視線を逸らす。
そうだ。夏がくればこの水魔法使いに泳ぎを教えてもらうのも悪くない、種族がら水は苦手だが、いいくるめれば、彼はきっと泳ぎも教えてくれるに違いない。
マオは明日がくることも明後日がくることも疑わない。
そうして、夜は更けていく
976エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/06(火)23:45:40 ID:ZZh
お昼休みで生徒たちが思い思いの場所で昼食をとっているころ、
校庭にある木の中の一本、その枝の上で一人の少年が他の生徒と同じように昼食をとっていた。

「んーっ、やっぱり見晴らしがいいところで食べると美味しいなあ」

割と校舎からはその様子が丸見えなのだが、気にもしていないようだ。
977マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/06(火)23:51:38 ID:eWG
>>976

「ふっふっふ。熱々のお饅頭も、外にでれば冷える」
「冷えたらそれは食べやすい。僕は賢いな……」

そこに現れたのは風紀委員が一人、マオ
クウニャンであった。
湯気をあげる紙袋を抱えて、その木のしたに得意げに腰掛ける。

「……貴様、いつぞやの妖精め! そこでなにをしてる! 」

たぶん、お昼である
978レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/06(火)23:57:45 ID:2dV
>>976
その木の下にやってくる女子生徒、頭の月桂冠が特徴的なレイヴンは此度は学生服。
片手には布の包みが提げられていた。目的は間違いなくお昼ご飯。

「……んー……? ……あ、マオマオとエスエス」
「二人も、お昼? ……一緒で良い?」

少し視線を変えれば二人が見える位置、つまり二人の前方にしゃがむように座り込めば布を広げて――弁当箱らしきものを取り出した。その蓋の上には白い果実のようなものが乗っていた。
979エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/07(水)00:02:14 ID:mHs
>>977
「あー、マオ君か。
この前はごめんよ」

本人もこの前のことは気になっていたのだろう。
ちょうどいい機会だし、素直に謝罪することにした。

「おっと、僕が何をしてるかだったね。
それはお昼ご飯を食べているところさ」

妖精である彼にとってはごく普通の行為なのだが、普通の生徒が真似したら
割と危険な行為であるため、風紀委員としては見逃せないところだ。

>>978
「あ、レイレイもここに来たんだね」

レイヴンがやってくるのを確認しそちらに向かって手を振る。

「ちょっと待ってね、今降りるから」

そう言うと枝の上に置いてあった紙袋を抱えて二人の前に降りてくる。
980マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/07(水)00:09:18 ID:MpK
>>978 >>979

「あ、危ないだろう! 降りて……くるのか……!」
「……やあ、レイヴン。今日は制服のようでなにより。
「だが僕は彼と食事をしているわけじゃない! 」

もー! と肩を怒らせてケンケンと吠えるマオ
この二人は苦手なタイプだ。神経質なマオと比べて、彼と彼女はマイペースすぎる。
風紀委員の自分がしっかりしなければ、紙袋を抱えながら、そう思う

「ふん。謝るのなら許してあげよう」
「レイヴンも、ここで食べたいなら好きにするといい」

しかし、このシチュエーションは俗に言う友達とのお昼というやつではなかろうか
友達の少ないマオはどこか嬉しそうだ。尻尾を立てて二人のお昼をのぞき見ようとしている。風紀委員なのに意地汚い……
981レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)00:18:10 ID:0lW
>>979
やっほー、と言いたげな手振りで返事。やや冷ややかに見えるテンションだが、雨降ってない時はこんなものである。

「……それ、何が入ってるの?」

紙袋を見るとレイヴンはちょっと興味を示す。……それが食事的な意味なのか、別の意味かはさておいて。
カパッ、とついでに蓋も開けておき、いつ敷いたのか彼女は布の上に居た。

>>980
「いつもちゃんと制服、どうどう」

怒らないで、的な片手で落ち着いての仕草。マイペースもここまで来るとちょっと腹立つかもしれない。

「わーい……、いただきまーす……」

落ち着いた……というよりは気の抜けてるような口調と雰囲気で手合わせ。
さて、彼女の弁当箱の中身はというと。
薄切りのハムとレタス、そして色からして焼いた鮭を具に挟んだサンドイッチが半分を占めて、残りのスペースにはプチトマト二個、タコさんウィンナー二個、そして小さなゆで玉子に三つのミートボールがあった。
うん、なんだこの中身は。
982エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/07(水)00:25:51 ID:mHs
「流石に女の子を木の上に登らせるわけにはいかないからね。
って、普通の生徒から見れば結構危ない行為だったんだね」

地面に降りた後で適当な布を地面に敷き、その上に座って横に紙袋を置く。
…マオ君が持っているのと比べて数倍の大きさである。

「いやあ、許してもらえなかったらどうしようかと思ったよ」

口調は軽めだが、どこかほっとしたようなような空気が感じられるかも。

>>981
「大体は、食堂の中にあるパン屋のパンとかだね。
購買部のパンも気になるけど、あそこのお昼は戦場だから…」

そう言いながら菓子パンとかケーキの入った箱とかを次々と出してくる。
明らかに一人で食べる量ではない。
983マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/07(水)00:31:18 ID:MpK
>>981

「なっ……! きみはこのまええ……!! 」

思い出されるのは先日の風紀を乱す衣装
しかし、今日の彼女はきちんと制服を着ている。
態度こそあれだが今日の彼女を責める権利は持ち合わせていない

そしてチラとみやる中身は、サンドイッチに鮭……?
それにタコ? 弁当にタコ!?なんだあれは、マオはあんなに小さなタコはみたことがない!! かわいい!

「れ、レイヴン。それはなんだ? その小さい彼だ」
「ほら、あかくてかわいい、たこみたいな」

マオはタコさんウィンナーに興味津々だ!

>>982
「僕はそんなに小さくないぞ。謝ってくれたら許す」
「それに、その、エストレラと僕は、友達……だし」

不安げ……。マオは彼を友達と呼んでいいものか戸惑っていた。
そしてマオもペタンと地べたに座り、紙袋から中華まんをとりだして、ふうふうと息を吹きかける。

(みんな布を敷いている……。ぼくだけが敷いてない…)
(くぅ……。帰りに買いにいこう。僕のお行儀はわるくないのだ…)
984レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)00:39:18 ID:0lW
>>982
「……あれは手が出せない、凄い」
「……一人で食べ切れる?」

お昼の購買の怖さは意外にもレイヴンも知っている様子である。……彼女が来たら別の意味で道が開けそうな気もするが。
よく持てたなあ、とかの感想よりも先にレイヴンは外装などを見て中身を判断した。
サンドイッチ持つレイヴンの目がちょっと欲しそうな気がするのは、気のせいかもしれない。

>>983
「制服は着てる」という彼女の態度。何を隠そう彼女は普段制服なのだが、雨乞いする時などはあの衣装故にそっちのイメージが付きやすい。何気にレアなのである。
あー、とサンドイッチを運ぶ寸前で質問に気付けば、これを作るきっかけになったやりとりを思い出した。

「……食べる? 一個ならあげる」

ひょい、とつまんでマオの口、拒否されると手の上にでもタコさんウィンナーを運ぼうとするだろう。ウィンナーに切り込みを入れて、茹でて熱を通して赤くなってタコ感を増したそれは――やっぱりウィンナー。
観察するなら、見えていた反対側には目を模したような黒い点々がついてるのがわかるだろう。
985エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/07(水)00:51:13 ID:mHs
>>983
「友達かぁ… うん、そうだね」

友達と言われたときに表情がより嬉しそうなものへと変わる。
嫌われたんじゃないかと割と気にしてたので、友達だと言われたのが嬉しかったらしい。

「じゃあ、友達ということで一つどうだい?」

そう言うと、取り出してあったメロンパンを一つマオへと手渡す。

>>984
「最初の日に行ったんだけど、何一つ買えなかったね。
まさか魔法で撃ち落とされるとは思わなかったよ」

あの阿鼻叫喚の戦場には一回だけで懲りたのであろう。

「んー、これぐらいなら食べきれないこともないけど…
何なら一つどうかな?」

ちょうど手に取ったフルーツサンドをそのままレイヴンに手渡す。
986マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/07(水)00:55:14 ID:MpK
984

「なな、なんだと、くれるのか、レイヴン」

なんということだ、彼女は二人しかいないタコの片割れをくれるらしい。
彼女はとても優しい少女だ。露出狂のヤバいやつなんて思っていたことが恥ずかしい。

マオは差し出されたタコさんと目を合わせながら、それをぱくりと頬張った
口に含んでもその正体を探るのに数秒を費やして、目を閉じて集中。
嚥下とともに開眼し、レイヴンを褒めたたえた。

「おいしい! すごいな、レイヴン。僕にはウィンナーをタコにしようなんて発想はない! 」
「キミは天才だ! すごいぞ! いまから魔法省に特許をだしにいこう! 」

>>985
タコさんウィンナーでテンションの上がったマオは、友達が増えたことで、笑顔に輝きを増した

「ほんとか!? みんな優しいな……! 」
「だが、僕は饅頭をふたつしかもっていない……」

「しかも、とても熱々だ。二人にこれをあげるのも憚れるが」
「貰って、くれるか……? 交換で」

メロンパンを受け取ったマオが差し出すのは
先程からふーふーと吹かれていた中華まん
彼はこれを熱々というが、それはだいぶぬるくなっていた
987レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)01:02:45 ID:0lW
>>985
「……大丈夫だった?」

撃ち落とされたと聞くと少し心配そうな表情。小さな身体や繊細そうな翅を見るとどうしてもそうなるのだろう。

「……! ありがとー……、どれか食べる?」

フルーツサンドを貰って嬉しそうなレイヴンである。さて一度それを外した蓋の上に置けば、そのお返しなのか弁当の中身を見せて一つ質問。
その外にある白い実にはグリグリと穴を開けていたが。
それを終えてから、マオの反応に返していく。

>>986
「一つくらい構わない。……友達?」

なんで疑問系? ってなるのは当然、前回から対応や様子を見てだろう。まあおかずあげる理由には十分だろう。

「大丈夫、私にもなかった。……それなら私に教えてくれた子が合ってる」
「私は教えてもらっただけ、特許なら――雨乞いで」

ブレない。いや、そもそも雨乞い特許ってなんだ、この前失敗しただろ君は。そんな返しが来そうな台詞である。
ただ、大事なのは彼女に教えた先駆者が居るということだろう。フルーツサンドをはーむ、とかじって、もぐもぐする姿は普通の少女そのもの。

「……あなたのご飯、無くなる。……だから」

一度それを受け取るが、台詞はどこか不安そうで――ぱかっ、と器用に二つに割った。ほんのわずかなサイズの違いは出たが、誤差の範囲。

「はんぶんこで」

そして、ちょっと小さい方をマオに渡すのだ。大きい方でないのはご愛嬌。
988エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/07(水)01:16:32 ID:mHs
>>986
「ああ、これぐらいの熱さなら僕は大丈夫だよ」

そう言って、中華まんに手を伸ばしかけるが、レイヴンが二つに割ったのを見て、
そのもう片割れの方を取っていった。
マオの手元には中華まんが丸々一個残されるはずだ。

「うん、これも美味しいな。明日にでも一つ食べてみよう」

そう言いながら中華まんをほおばるのであった。

>>987
「落ちた場所が悪くはなかったから、そんなに酷いことにはならなかったかな。
まあ、僕を撃ち落とした奴はその場面を先生に見つかって連行されて行ってたけど」

そんなことを楽しそうに話すエストレラ。
彼にとっては自分を撃ち落とした奴が先生に連行されたことの方が重要だったらしい。

「それなら、これをもらおうかな」

そう言うと、プチトマトを一つ取って口の中へと運ぶ。
989マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/07(水)01:22:23 ID:MpK
ほお……」とマオから感銘の溜息が漏れる。
それは友達と呼ばれたことにたいしてでもあり、タコさんを教えてくれた子とやらへの賞賛でもあった。

「雨乞いで特許か。多くの儀式は方法が確立されていると聞く」
「新しい手法をゼロからみつけるのは、楽じゃないだろうが頑張れ」

雨乞いか、と。思えば最初に会ったときのアレも雨乞いなのだろうな、と今更ながらの納得。
見たこともない魔法陣もオリジナルで特許を目指すのならということだろう。
これは、友達として応援せざるをえないが……
(このまえは何も起きてなかった……とはいえないにゃぁ……)

「……ありがとう。嬉しいよ、レイヴン」

ちょっと寂しくなって返ってきた中華まんだが、友達と食べる気持ちはプライスレスだ。
ちょっと選ばれた気がするけど。見比べてるのみちゃったけど。

>>988

そしてその中華まんはエストレラの元へ。
マオのもとには無事にまるまるとした中華まんが残された。

(僕は中華まんをひとつあげた)
(そしてメロンパンとタコさんウィンナーをもらった)
(増えていないか? これは、ぼくだけが欲張ってないか!? )

(二人は僕に優しくしてくれたのに、ぼくだけが、いやしい……! )

「ふ、ふたりにこれもあげよう…」
「期間限定だ……おいしいらしい」

そういって二つに割って差し出したのは、期間限定の中華まん
チーズと辛めの鶏肉が詰められたそれは名前をチーズタッカルビマンという。
セブンイレ〇ンで売ってるから、みんなも買おう
990レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)01:32:43 ID:0lW
>>988
「ざまー……?」

多分、そんな言葉を使ってる場面を見たことがあるのか、わりとレイヴンに似合わぬ台詞が出された。
距離的に、背中を擦ろうとしている。

「あまーいよ。フルーツ? って言ってた」

そのプチトマトは酸味より甘味が目立つ、甘酸っぱさがまるで果物だと思わせるような果肉とゼリー状の中身であった。

「……美味しい、サンドイッチもお饅頭も」

もきゅもきゅ、と中華まんとフルーツサンドを交互に食べ進めていくその姿。……大食漢に見えなくもない、絵的に。

>>989
「…………ゼロからでなくても、複合なら……!」

組み合わせればオリジナルのはず理論。その傾向は実は雨乞い衣装にもよく現れていたりするのだった。
レイヴンの問題点は止められない限りは敢行する姿勢にあるのだろうが。

「……無理してない? 食べていいなら、もらう」

わりと遠慮はないレイヴン。しかし……それでマオの饅頭が無くなってそうなら更にぱかっ、とやるのだろう。無限ループか。
そして思いだそう、レイヴンの前にはいまだ十分に品がある弁当箱があることを。白い実にはいつのまにかストロー状の管が刺さってるし。
991エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/07(水)01:50:19 ID:mHs
>>989
「それじゃあ貰おうかな」

そう言ってチーズタッカルビマンを受け取ると、袋の中から小さな容器に入った黄色いものを取り出す。

「そっちが限定品を出すならこっちも相応のものを出さないとね」

そう言ってマオに手渡したのは『ぜいたくとろとろプリン』という食堂では割と人気の高いスイーツだ。

「君はもう少し他人の親切に甘えた方がいいかな。特に友達のにはね」

微笑みながらマオにそう返す。

>>990
「うん、こういうのもいいね」

甘味が強いフルーツトマトに、野菜もいいかもと思うのであった。

「食堂のパンも美味しいんだから購買部に殺到することもないと思うんだけどなぁ…」

美味しそうにフルーツサンドを食べるレイヴンを見てそんなことを漏らす。
しかし、彼は知らない。購買部限定の総菜パンこそが大人気であの争いを引き起こしているのだと。
992マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/07(水)01:53:13 ID:MpK
>>980

「……してない」
「僕にはメロンパンがある! 」

だが、パカッと割ってくれるのは嬉しい
片手で制止してみせるが、お腹よりもよいところが満たされた気がする。

「それよりも、きになっていたんだが」
「それはなんだ……? 」

先程から穴が開けられたりストローが刺されたりと珍妙な扱いを受ける果実を指差して首を傾げる
別に欲しいわけではないのだが、まさかストローが刺されるとは思わず、疑問を口にしてしまった

>>991

「エストレラ……! 」

マオクゥニャン、感涙!
涙ぐみながらメロンパンに齧りつき、えぐえぐと咀嚼!
プリンを受け取れば、メロンパンと交互に食べ始める! お行儀が悪い

「おいじい…おいしいよエストレラ!! 友達とのお昼は美味しい!」
993レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)02:03:50 ID:0lW
>>991
「…………」

エストレラの行動を見てレイヴンは「しまった」的な反応をした。何せ彼女は○○限定品なるものを持ち合わせていない。なんてこった。

「甘いの、好き?」

既に半分ほど食べた後に首を傾げてそんなことを訊ねた。食の好みもあるのか、なんて思っている。

「……ジャンルの違い、だったと思う」

あーむ、と最後に一口でフルーツサンドを食べ切り飲み込むとそんな返し。確か、襟足の長い人や凄い頭の人はよく焼きそばパンとか求めてた気がすると口にした。

>>992
「なら、良かった」

ほんの少しだけ口角をあげた。安堵の意味合いが強い笑みだ。
それすなわち、パカッとまんされないことになるのだが。

「……飲む? ちょっと甘い、……ジュース?」

タッカルビマンをモグモグしてから、白い実を取ってまた差し出し。遠慮とか躊躇いはほとんどない。
少し目を凝らせば管と穴の隙間から透明な液体のようなものがその中を満たしているのが見えることだろう。
中身のほとんどが液……蜜? というには所謂トロトロ感が少ないそれ、味的には甘味のついた水である。美味しい。
994エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/07(水)02:11:40 ID:mHs
>>992
「あーっ、もうマオ君ったら…」

『しかたないなぁ』な表情でマオ君を宥めるのであった。

>>993
「うん、どちらかというと甘いものの方が好きかな」

レイヴンの問いに素直に答える。

「なるほど。
そういえば、食堂のパンには辛めの味付けのはあまり多くなかったかな」

食堂の中にあるパン屋に置かれているパンを思い出しながらそんなことを。


そして、3人で仲良くお昼休みを過ごしたのであった。
995マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/07(水)02:15:00 ID:MpK
>>993

「のむ! いただこう! 」

エストレラの助言に従ってマオも遠慮せずにいただくことにした
木の実に管を挿して飲むのははじめての経験で、中をチラとみれば蜜のようなもので満たされている
小等部の子達が花の蜜を吸うようなものか? と思いながら一口啜れば

「おいしい……」

ちょうどいい甘さだ。
メロンパンに水分を奪われた口内が潤う。
マオはそれをすぐに飲み干してしまった

>>994

「僕はいい友達を持った! 」

たいするマオはとても嬉しそう
普段の憮然とした態度からは想像もできない年相応)リアクションだ。

そうして、いつしか昼休みを終えれば、遅刻の許されないマオはいち早く教室へ向かうだろう
ありがとうとだけ言い残して
996レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)02:24:40 ID:0lW
>>994
「そう、なら今度一緒になりそうなら、そうする」

レイヴンも辛いのとか苦いのよりは甘いものが良いので。とはいえ果たして何度食べる機会があるだろうか、レイヴンの自由さ的に。

「そっちじゃないパン、求めるなら購買」

ごくり、とパンも饅頭も食べ切れば自分のご飯を食べ進めていくのである。やけに丁寧に。

>>995

「それなら良かった、渇いた時にオススメー……」

「……このお饅頭、美味しかった」

チーズタッカルビマンを少し気に入ったような表情で彼女は呟いたことだろう。
自分の弁当も食べ終えて、マオの去る姿を見れば――。

「どーいたしまして……、おいしかったー」

満足そうな息を吐いたという。そしてごちそうさまと告げれば彼女もエストレラと別れて自分の棟へと戻っていった……はずである、多分。
997エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)02:30:23 ID:hJg()
時は放課後、場所は屋上。
結局高等部の構造がよく分からなかったエリシアは、場所をここに変更してもらったのだった。
若草色の軟体質な少女の姿。エリシアはあの晩の約束通り、この場所に足を運んだのだった。

「ニヴァーっ、いるー?」

扉を開いたが早いか、そう屋上に向けて声をかけたエリシア。
確か秘密だと言っていたはずだが、エリシアからはそんな様子は見て取れないだろうか。
998ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/07(水)03:01:30 ID:GdG
>>997
「いるよ、エリー!」

声はすれどその姿は見えない。ニヴァは一体どこに姿を隠してしまったのだろうか?
ふと見上げればエリシアがついさっき潜ったドアの上には貯水塔と、そこへ至る為の梯子が存在した
好奇心に駆られるままに梯子を昇っていけば、仰向けに寝転んで空を仰いでいるニヴァがいる
貯水塔のふもとの日陰にお菓子や飲み物、相棒の金属バットを無造作に並べ、転寝の最中だったようだ

「おはよ……ちゃんと約束覚えてるよな?誰にも言っちゃダメなんだからさ」
999エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)03:05:29 ID:hJg()
>>998
「ニヴァーっ!」

梯子を上れば見えた姿に、表情を輝かせ。
どうやら寝転んでいるようだとわかれば、その隣にぽふんと横になった。

「んー?わかったーっ」

前もって言っているはずだが、まるで今知ったかのような反応。
実際は誰にも言っていない訳なので約束は守られている訳なのだが、なんだか心配になる反応である。
1000ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/07(水)03:12:22 ID:GdG
>>999
「……ホントに分かったんだよな?」
「デーモンルーンの力を持ってるだけで狙われるような国もあるんだからさ」

隣に並ぶようにして寝転んだエリシアを見つめる目付きは少し怪訝そうだ
彼女に対する信頼の欠落というよりは、彼女の身が危険に晒される事に対してである
ネポックの中にいる限りでは平気だろうが、外に出ればその限りではないのだから

「じゃ、ルーンについて……少しだけ話しとこっか」

お菓子の袋から棒付きキャンディを二つ指の間に挟んで取り出して、一つを咥えて舐めた
もう一つはエリシアに手渡される。どちらも同じ人工的なイチゴの香りの甘ったるい飴だ
1000 : Over Thread
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