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【短文】ここだけネポック魔法学校・九限目【推奨】

1nbVXKhtuAI:2018/03/07(水)01:05:18 ID:Q34()
ここは人里離れた森の奥
そこには、国一番の魔法学校『ネポック魔法学校』が存在する
そこでは、魔導の道を極めんとする若き才能たちが、日々勉学に励んでいるのでした
これはそんな魔法学校の案内状です
入学手続きは簡単
名前を書き、門をくぐるだけ
ネポックの扉は、等しく開かれているのです

こちらは、短文推奨スレとなります
セリフ一行、地の文は多くても三行を意識して書いていきましょう
特にセリフが増えれば、それに返信しての繰り返しでどんどん大きくなるため、一行推奨です
また、凍結、置きスレもグダグダになる原因になるため、可能な限り非推奨です

前スレ【短文】ここだけネポック魔法学校・八限目【推奨】
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1519322213/

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次スレを建てるのは>>980の人にお願いします
2エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)03:18:03 ID:hJg
>>1000
「……うん、だいじょーぶ」

ニヴァの案じるようなトーンに引かれたのか、こくりと頷いて見せたエリシア。
彼女の語り口から、それだけ重大なのだとなんとなく肌で理解した、ように見えるが。

「ルーン!まりょくで文字を書いてーっ…… やるやつ!」

恐ろしく感覚派のエリシアは、ルーンについてと言われて言語化できたのはここまで。
ニヴァから差し出されたキャンディをぱくりと口で受け取って、指先に魔力を集める。
そして空中に、延焼も加熱もしない単なる「火」のみのルーンを描いて、夕暮れの空に明かりを一つ灯した。
3ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/07(水)03:30:58 ID:GdG
>>2
「その表現は正しいかもしれないけど、ルーンを書くだけなら魔力が無くても出来るんだ」
「『地獄ではルーン文字が魔力を持つ』……最初はルーンもただの文字だった」

エリシアが理解できるように、分かりやすく地獄式倒置法を交えてルーンの起源を説明するニヴァ
この行為は言語を使用するのであれば、まずその言語体系やルーツを知っておかねばなるまいという考えに基づいている
説明は駆け足に続き、口にしたキャンディが融けきる頃には言語の知識や歴史を一通り彼女へ伝え終わっていた

「……とまぁ、これでルーンの仕組みは分かったハズだ」
「もう一回さっきのルーンを書いて?」

エリシアに頼んでもう一度ルーンを描いてもらうと、そのルーンの隣に流暢な書体でいくつかのルーンを書き加えた
『火』、『荒れ狂う』、『小さな』。ルーンで形成された魔法陣を中心に火球が形成され、燃えあがって空にとけてゆく
日本語で代替するとすれば、『火』を『爆』にするような行為。ルーンは文字そのものが意味を持ち、語る事によって詠唱する
口でも、筆でも、指でも。事象を克明に語ればそれに忠実に。省略して語れば速く、そして効果の小さな魔術となる
4エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)03:39:10 ID:hJg
>>3
ナイヴァの用意したメニューは、なんと講義形式だった。
エリシアは理論派ではないが、意欲は高い。ナイヴァの説明を興味津々に聞きとどける。
そして、促されて知っているルーンを欠けば、そこに付け加えられる数個のモジュール。

「おぉ……!」

例えるならば、根幹となっているルーンはさながら部首のようなものなのだろうか。
そこにより詳細な記述をすることで、より規模の大きい魔法となる。

「……そしたら、他のもある?」

そのルーンが効果を切らしたのを見ると、もう一度火のルーンを描き。
ナイヴァが他の追加記述をするのを、しげしげと眺めるだろう。
5ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/07(水)03:52:20 ID:GdG
>>4
「あっはは……しょうがないなァ」
「えっと……『炎』、『金属』、『纏う』……とか?」

エリシアが描いた炎のルーンに追加で記述を記して、陣にバットをかざすことでそれを転写する
するとニヴァが持っていた金属バットの表面が炎で包まれ、メラメラと燃え盛り始めた

「でもまァ、アタシならこうするかな」

燃えるバットを見つめて満足そうなニヴァだったが、今度はバットに指ですらすらと新たな記述を加えてゆく
『地獄』、『纏う』、『炎の』、『鉄』。燃え盛っていた金属バットが急激に鎮火し、真っ黒い岩塊のように変質を遂げた
バットの表面はまるで溶岩のように所々ひび割れ、明るいオレンジの光を漏らしている
燃え盛る炎を纏っていた時よりも熱を保持しやすく、エンチャントの燃費も良い

これこそがルーンの特徴だ。記述によって魔術の特性を大きく変える事が出来る。記述の方法さえ知っていれば禁術すら再現できるのだ
きっとこれこそがルーンが禁忌とされた理由であり、同時にニヴァを追ってまでルーンの再現を望む者達がいる理由なのだろう

「エリーもやってみ?単語はあたしが教えてあげるから」
6エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)04:02:06 ID:hJg
>>5
「おー……?」

分かりやすい炎だったものが、みるみるうちにひび割れた黒い岩に変わっていく。
それに顔を近づければ、意外にも強く湛えられていた熱に顔を急いで離した。

なるほど、現在の魔法術式も確かに系統立てられてはいるが。
ナイヴァの知るルーン魔術は、単語さえ獲得できればはるかに自由度が高い物なのだろう。
現に、同じ文字を起点にして単純な発火からエンチャント、さらには性質を変化させるまで。
ナイヴァの言うような拡充性というものを、体感的に何となく理解した。

「んーと、じゃあ……」

そう言って指先に魔力を集めると、ナイヴァに教えられるままの文字を描く。
7ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/07(水)04:13:54 ID:GdG
>>6
「あたしのマナは属性がこれといって決まってなくてさ」
「火と闇の中間みたいなもんで……無理矢理名前を付けるとしたら、地獄……ってとこなのかな」
「ルーンならそんな微妙な属性でも、ちゃんと魔法が詠唱できるんだ」

破壊と再生の火、誘惑と引力の闇。ニヴァの魔力は両者の中間の性質を持っている微妙なる魔力だ
ニヴァのような主要五属性に当てはまらないような人間でも、きちんと特色を生かして魔術を行使できる
そんなルーンの強みは、無論エリシアに対しても作用する。属性の絶妙なニュアンスを拾ってくれるのだ
逆さ五芒星の赤黒いルーン魔法陣自体はかなり異色のものだが、素人目にはそれがルーンだとは分からないだろう

「ん……これでよし」

完成したエリシアのルーンを見てニヴァは満足そうに微笑んだ
さぁ、エリシアは何を思い何をその手で描いたのだろうか?
8エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)04:24:46 ID:hJg
>>7
エリシアもまた、マナの属性をこれと言って断言することができない魔力を持っている。
種族を鑑みても卓越した物質変換能力を持つエリシアは、自身の魔力にまでその性質が現れているのだ。
つまり、今まで食べてきたものによって影響されやすい魔力、ということ。一応、故郷から植物と水属性とが色濃いようではあるが……。

「んーと、これでいい?」

ナイヴァに単語を教わりながら出来た文字は、エリシアのイメージを具現できただろうか。
その魔法は、ロイコがよくやるような水球を宙に浮かべるもの。ただし、エリシアの身体と同じく魔力を光合成するような緑を湛えたものだ。
寝床が水槽であるエリシアは、宙に浮かぶ水の球を寝床としてとらえているきらいがあるらしく、そのイメージが反映されたようだ。
そんな、休息空間としての水球のイメージ。ナイヴァのルーンは破壊の力と言っていたが、果たしてうまくいっているのだろうか。
9ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/07(水)04:36:18 ID:GdG
>>8
「エリシアのルーンは『水』、『ぬくもりの』、『寝床』だから……名前は何なんだろうな?」
「なんか触ってるだけで……元気出てくるかも」

エリシアの想いの成果をまじまじと見つめ、それにそっと触れるニヴァ。水球は仄かにぬくもりを帯び、まるで胎内を想像させる
明るい緑色の水球はニヴァですら見たことのない程の特殊なマナの構成によって成り立っていた
しばらく触れているだけで疲労が少しずつ消え、心の底から癒しが得られるような錯覚に陥ることを察知したニヴァ
ニヴァのプラセボかもしれないが、ひょっとすると浸されているものの魔力や体力を微量ずつ回復する作用があるのかもしれない

「なんか……新しい魔術出来ちゃったな、エリー」
「これはマストだろ!絶対覚えて帰れよ?」

エリシアの生み出したやすらぎの寝床からそっと手を離し、ニヴァはエリシアの頭を少し強く撫でる
ルーンの理屈を飲み込み、すぐにものにした彼女に対し贈る彼女なりの最大限の賞賛だ
それから彼女の背中を軽く叩いて、きっと将来この魔法が役に立つことを約束するニヴァであった
10エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)04:46:11 ID:hJg
>>9
「おぉーっ!すごいねーっ」

彼女の言う通りに指を這わせれば、やがて発現する緑の水球。
エリシアの魔力が正しく反映されているのならば、それは光合成によって魔力を回復し休息のような安らぎを与えるもの。
水球に触れてみて、お墨付きをくれたナイヴァ。その様子にエリシアもうれしくなってくる。
くしゃっと押されるように撫でられた時にも、その笑みはより強くなった。
……乾燥防止の薄い粘膜が、ニヴァには張り付くだろうが。

そして重力魔法でふよふよと水球に近づくと、その中央に浮いたエリシア。
本来は沈んでしまってその中には居られないだろうが、重量の軽減によって常駐を可能にしていた。

「もいっかいやるー!どうだっけ?えーっと……」

そして、絶対覚えて帰るようにと言われれば、今一度その文字を繰り返し書こうとするだろう。
水球の中、発した言葉はくぐもって反響する。……多分、普通の人間は呼吸すらできない環境なのだが。
エリシアの記憶にそれが定着するまで、同じ文字をなぞる作業は続くのだった。
11ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)19:11:01 ID:cHY
ルビー・マンスフィールドの朝は早い。
朝一番に冷たいシャワーを浴び、コーンフレークを山盛り食べて、自主トレをした後に朝練、そして授業。
冬の間はほぼ真夜中に起きていると言えるほどに真っ暗だ。そんなストイックな彼女だが、少々悪い点も。

「ヒャッハァァァ!!」

彼女は走り出すとテンションが上がり叫び声をあげる癖があった。
ニワトリと競い合うほどに朝早くから学園くまなく届けられるドップラーな奇声、迷惑千万!
ちなみに魔力の鍛錬も兼ねて、現在空を踏みしめている。
12リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)19:18:55 ID:0lW
>>11
リエード・リオーナの朝はドップラー奇声から始まった。
部屋の中で生徒が見れば引きそうなほどのしかめっ面を作り上げ、その表情を緩めながら身支度を整える。
そして部屋から出る頃にはいつもの温和な笑みとどこか恐ろしい圧を備えて――叫び声のする場所へ。

「そこの女生徒ー! 降りてきなさい! 少しお話がありますのでー!」

降りてこなかったら引き摺り下ろす、と言わんばかりに鎖を袖に忍ばせながらリエードは下から呼び掛けたという。
13ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)19:25:30 ID:cHY
>>12
その言葉に反応し、キキキーッと空中でブレーキ音を立てて停止するルビー。
そのまま螺旋階段を駆け下りるように地面へと降り立った。

「おっはようござーまーっす! 運動部っすか? 今日もいい朝っすね!」

現在太陽が昇る直前、うっすらと空が白みだした頃合いの時間だ。場合によってはこんばんはも許されるだろう。
相手の怒りに気づかず、元気よく挨拶!
14リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)19:29:39 ID:0lW
>>13
意外にも素直に降りてきた相手にリエードは内心安堵していた。朝からの苛立ちを逆撫でされないからだ。

「はい、元気な挨拶をありがとうございます、朝というにはお日様がまだ寝惚けていますがね」
「……風紀委員のリエードですが――何故呼び止めたかはお分かりですか?」

元気よく挨拶する相手の肩をガシィ、と掴もうとするだろう。同年代男子に比べるとやや低い背丈だが、威圧感は無駄にある。だって笑顔なんだもの。

「貴女のお名前をお聞きしても?」
15ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)19:40:41 ID:cHY
>>14
「春も近いっすけど、まだこの時間は寒いっすからねー。ランギ様もヒネ・ヌイ・テ・ポ様からバトンタッチするのを嫌がってるんだと思うんすよ」
「リエードくんっすね! よろしくお願いしまっす! なぜ呼び止めたかは……一緒に走りたかったんすか?」

謎の固有名詞は、お国の神様の名前である。
ガシィッ! と掴まれた肩には、はてなマークをつけながら目をやるばかり。でもなんだか、いやーんな空気?

「うっす! 自分、ルビー・マンスフィールドっすよ! ルビーちゃんかキーウィちゃんって呼んでほしいっす! ……ところで、なんか怒ってるんすか?」

ここでようやく気付いた模様。
16エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)19:47:50 ID:hJg
ここは魔獣舎。合成獣科などで使う魔物を学園が管理し飼育する場所。
そこのエサやりなどの簡単な作業は、たまに持ち回りで初等部のクラスに当番が回ってくる。
作業を終えたクラスメイトが帰る中、エリシアは一人檻の前でしゃがみ込んで魔獣を眺めていた。

「んー……」

最近、死霊猫関連で色々とあったところ。獣について何か思うところでもあったのだろうか。
あるいは、考えなどないのかもしれないが。昼下がり、まりもを口にしながらぼーっと獣を眺める。
17リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)19:48:43 ID:0lW
>>15
「そうですか、恐らく先程起こされた方もそんな気分なんでしょうねえ」
「並走ならば歓迎しますが追跡だけは遠慮したいところですね、自分は空を走れませんし」

まあそもそも走るのが遅いので並走するには相手のトレーニングの邪魔にしかならないのだが。

「ではルビーさんとお呼びしましょう――ええ、朝から飼育の鶏すら恐れるような声で目覚ましをかけられて――少々自分は怒っているのでしょうねえ……?」
「……トレーニングは自由でしょう、声もまあ、度が過ぎなければ許せるのですよ――度が、過ぎていなければね?」

メキメキ、とそのまま力を加えようとしている。地味に痛いぞ!

「あの声はなんですか? その理由次第では――許しますが」

逆に言うと理由に納得いかなければ許さないと言っているぞ、しかもジャラジャラと金属の音までしてるぞこの男子!
18グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)19:54:10 ID:iCy
>>16
おっと、先客か……どうしただ嬢ちゃん?
【褐色肌の逞しい筋肉がエリシアちゃんに語りかけますよ】
【担いでいるものは檻の棒で、劣化している部分を探しては交換するために魔獣舎に来たのです】
【この筋肉は目の前のエリシアちゃんは少女と認識してますね】
19ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)19:56:59 ID:cHY
>>17
「あ、じゃあ今から走るっすか!? 自分地面の方が全力出せるっす!」

ブンブン振られるシッポが幻視できそうなくらいのはしゃぎよう。
ああしかし、なんということか! 彼女の方がメキメキいいそうになっている!

「アタタタタ! な、何をそんなに怒ってるんすか!?」

いまだに気づけていないぞ!

「あ、あの声は、気合いっす!」

気合いというかテンションというか。実際大声を上げると力が出やすいが、短距離走にはあまり使われないだろう。
込められる力、ジャラジャラいう鎖っぽい音、これはもしや激おこなのでは?
ルビーのこめかみをツーっと冷や汗が流れた。果たして彼女の運命やいかに。
20エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)19:59:07 ID:hJg
>>18
「んー?……あれ、おいしいかな?」

グレゴールの声に振り向いて、答えるでもなくそんな呟き。
魔獣というものは不思議な形状をしているものも多く、興味が故に理解のための経口摂取を試みたい、ということなのだが。
相変わらずの言葉っ足らずではそこまでは伝わるまい。単にまりもを抱えた悪食な少女、と思われるくらいだろうか。

「……それ、なにー?」

そして、エリシアの視線はグレゴールの持つ金属棒に移って。
21リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)20:04:17 ID:0lW
>>19
そうじゃない、とリエードは心の中で言ったという。ここで彼女が獣人ならばほっこりもしただろうがそこは無情である。

「気合い、ですか。なるほど、気合い」
「確かに大声は気合を入れるにも引き締めるにも有効なものでしょう、それは知っています」

おっと? 込められる力が少し緩んだぞ? しかしここで逃げてはならないと本能でもわかるかもしれない。
今逃げる=後ろめたいと取られてもおかしくなく、それすなわち――だ。

「では貴女は自分がグッスリ眠ってる横でどんちゃん騒ぎされても許せますか?」

鎖が肩の後ろから逆サイドの脇腹から生えてくるように回って拘束しようとするでしょう――逃げんな、の意思表示。
ただし、今後の弁明次第ではまだ許される、ルビーの態度はまだ「執行猶予」状態なのである。
22グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)20:05:14 ID:iCy
>>20
魔獣食か……どうなんだろうな?
【グレゴールはそういう文化もあるのだろうと思いながらも】
【兎かなにかに近い草食性の魔物なら……?しかし穀物とかを好んで食べる鳥系の……?と頭を悩ませます】

安全の為のものさ
ほら、ここの棒と似ているだろう?
【常温では凄く堅い金属の棒であり、その長い棒を檻へ近づけて比較するようにしてますよ】
23エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)20:10:34 ID:hJg
>>22
並べられた金属の棒に、つかつかと近寄るエリシア。
そして檻の金属棒をこんこんと叩き、次いでグレゴールの持つ棒を同じように叩く。

「おーっ、いっしょのだーっ」

そして、それらが同一のものであると何となく理解したエリシア。
もしグレゴールが作業を続けるのなら、それを興味深げに眺めるだろう。
24ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)20:14:09 ID:cHY
>>21
しかし彼女はおバカ。内心も表情もその本質を読み取れていない。

「そ、そうっす! ワー! とか、ムキャー! とか、大きな声を出すと気合いとテンションがもうヒャッハー! てなるんす!」

彼女の中には少なくとも何も後ろめたいものはない。であれば当然取るべき行動は面と向かってぶつかることだ。
しかし巻かれ始める鎖!

「自分も混ぜてもらいにいくっすね!」

(寝起きに)強きものは弱きものの心がわからない。
25グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)20:17:13 ID:iCy
>>23
古くなって壊れやすいところを魔獣が狙って脱出されたら困るからな、こうして新しいものに交換して……ふん!
【檻の棒を魔法鍛冶のちょっとした応用で変形させる形ではずしますよ】
【素材をある程度必要な形に変化させる為によく使う魔法ですね】

そしてこれを直ぐに入れる
【外すときと逆の要領で新しい棒を付け替えました】
26リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)20:19:36 ID:0lW
>>24
じゃらり、と鎖がさらに巻き付くでしょう、主に腰回りをガッチリ二周ほど。

「質問を間違えました、貴女が眠い時に耳元で延々と奇声のみを発してくる相手が居たらどうしますか?」

質問が滅茶苦茶なくらいスッキリした。今までの行動と反応から彼女の気質的なものを何となくわかったようだ。
――だとすれば。

「貴女、自分が発した大声で他人が不本意に……無理矢理起こされていたとしたらその方々に言うことはありますか?」

最後の関門。答えを間違えた瞬間、ルビーの運命はジ・エンドだ。
27エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)20:21:56 ID:hJg
>>25
さり気ない鍛冶魔法を見逃していたらしいエリシア。
魔獣を閉じ込めるための檻なのに、棒が簡単に外れては意味が無いだろうと目を丸くして。
そして、交換した直後の檻をぐいっと引っ張ってみる。……が、当然金属棒はびくともしない。

「あれっ、なんでー?」

単純な力もあるだろうが、それでも疑問は残ったらしく。金属棒に張り付いたまま、疑問の視線をグレゴールに向けた。
28グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)20:27:41 ID:iCy
>>27
端を見てみろ、なんかちょっと段差というか細くなってる部分があるだろう?
【グレゴールが外した方の棒の片方の先をエリシアちゃんに近付けますよ】
【檻の溝にはめる部分の体積を他の部分に全体的に押し付けたので凸のような形に微妙になっています】

すでに造られた武具には使えないが、シンプルなものにならこうして形を多少は変えられる魔法があるんだ
【入ってきて、長いのは邪魔だったなと思っていたグレゴールは持ち運びやすい程度に棒を魔法で丸めていき先端を歪めて取っ手を付けました】
29ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)20:28:52 ID:cHY
>>26
なんて非情なことか。これではルビーも箱の中の子猫である。

一つ目の質問はよぬわからない。そんな変な人いるだろうかと頭にはてなを浮かべるばかりだ。
しかし二つ目の質問はよくわかる。眠ってる人は起こしちゃダメだ。おバカな彼女でもそれくらいよくわかる。なら、答えは一つしかないわけで。

「ごめんなさい、っすねぇ……ハッ、まさか自分のことっすか!?」

ようやくもしやと思い始めたルビー。
30エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)20:34:53 ID:hJg
>>28
「おー……っ?」

その変化は微妙なもの、というより元の形をよく観察してなかったが故に。
はっきりとは分からなかったようだが、その後の魔法に対する反応は顕著だった。
何せ、棒が輪のように丸まって取っ手までついたのだ。その変化もまた顕著。
どうやら魔法の世界というものは、まだまだエリシアを飽きさせてくれる気はないらしい。

「ねー、それどうやってやるの!?」

そこから先は、お得意の好奇心が先走る。きらきらとした目でグレゴールを見つめながら。
31リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)20:35:11 ID:0lW
>>29
おお、理解してくれましたか、とまるで幼子が少し上の学年の問題を解いた時の親の顔のような表情を見せた。
うん、バカにしてると思われても仕方ない反応である。相手が亜人でない時の対処に多分不向きなのだ、リエード。

「ええ、その通りです。あなたの気合いを入れるための発声はどういうわけか奇声となって自分の部屋にまで響いてきました。不思議なこともあるものですね?」
「では、今から貴女が自分に、ひいては他に起きてしまった方々にすべきことはお分かりですか? それはトレーニングの後にやってもらって構いませんが」

そう言うわりにはガチガチに縛っているではないか。と見物客が居たら言うことだろう。いつの間にかリエードの手は肩から離れていて、そこから伸びる鎖が彼女を繋いでいる状態だ。
ちなみに今さらだがこの鎖は魔術的な攻撃に滅茶苦茶脆かったりする。
32グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)20:39:50 ID:iCy
>>30
魔法だ、やり方は……どう説明したものか
【金属に慣れていて、魔法との相性とか硬さとか弾力とか特徴をある程度知っている素材にのみ使える魔法であり】
【グレゴールは目の前の少女に今教えても使えるのだろうか?と何故か伝授できるかを悩んでいる様子】

壊れても構わないもので、触り慣れたものはあるか?
33エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)20:43:09 ID:hJg
>>32
「魔法だーっ、わーい!」

グレゴールの簡潔に過ぎる端的なことボアに、手放しに喜ぶエリシア。
それが体系化されている、能力ではなく魔法であるということは。エリシアも学べるということに他ならない。
そして、触り慣れているものとの言葉にエリシアは視線を落とし、手にしたものをグレゴールに見せた。

「……これ?」

どこからどう見ても、球状の植物。まりもである。
34ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)20:44:55 ID:cHY
>>31
しゅーんと叱られた犬のようにうなだれるルビー。一般人ならちょっとばかしカンに触るようないいようだが、あいにく彼女はおバカ。字面どおりに、とは流石にこの空気ではならないが、それでも叱られているという本質こそが彼女をうなだれさせる。

「むー……わかったっす。今日は校門でごめんなさい運動っす!」

うなだれつつも無駄に気合いを入れるルビー。
彼女は鎖から逃れようとはしない。縛るまでもなく、彼女は最初から一歩もそこから動くこともなかっただろう。そういうところ真面目なのだ。
35グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)20:50:33 ID:iCy
>>33
ま、まりも……いや、時に骨を隙間なく一つの塊に加工することもあるし行けるか……?
【魔物の骨の硬さを利用したナイフとかそういった生き物の素材をも取り入れるのが魔法鍛冶】
【故に生き物といえば生き物なまりもも多分いけ……いけ?】

しっかりと特徴を思い浮かべた上で、作りたい形をイメージしながら《素材形成》と唱えれば出来る筈なんだが……まりも……
36リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)20:52:07 ID:0lW
>>34
「寝不足気味の生徒や奇声を訴える声の主には重点的にです、貴女のその反省を見れば大半の者は許すでしょう。もし」

ジャララ、と鎖は痛みもなくリエードの袖口へと戻っていった。つまりは解放――なのだが口調的にはまだ続く。

「その反省を利用して危害……貴女を貶めるような相手が居るなら風紀委員の場所に来なさい、きっと優秀な身内が貴女に協力することでしょう」

……まあそもそも、ルビーがそのような相手のことに引っ掛かるのか? という思いはある。なんというかパシりは平然と受け止めそうな不安はある。
とはいえ本人が辛くないなら干渉しないのもまた選択肢、亜人にある習性のようなものがあるかもしれないと勝手に考えまくるリエードなのである。

「あ、これは自分からの返事です。今後奇声ではなく大声にするよう、気を付けるように」

唐突な脳天への垂直チョップが繰り出された。食らうとやっぱり地味に痛いぞ!
37エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)20:56:25 ID:hJg
>>35
「《そざいけーせー》?……んーっ」

グレゴールに教わった呪文をたどたどしく発しながらも、手にしたまりもは変わる様子がない。
その理由は、果たして。イメージ不足からなのか、鍛冶魔法ゆえ植物はダメなのか、はたまたまりもは「まだ生きている」からなのか。
何度か試せば結果も変わるかもしれないが、グレゴールのまりもに対する懐疑的な様子に見切りをつけたようで。

「……じゃあ、これは?」

そういうと、自身の頭部にあった触角を躊躇なく引きちぎってグレゴールに見せるのだった。
38グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)21:01:44 ID:iCy
>>37
おい!まて!それ気軽に千切っても大丈夫な部分か?!
【流石に驚く20歳】
【お察しの通り、木を使うさいは切って板に加工した位からその魔法が通るようになりまして】
【まりもが植物として生きているなら無理でした】

そこから分裂したりはしないよな……?
39ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)21:07:06 ID:cHY
>>36
「うう……わかったっす……」

再びうなだれるルビー。実際そこまで被害が及んでいたとは思いもしなかったので、それはしかたなきことか。

「……? よくわかんないっすけど、何かあったらリエードくんに頼るっすよ!」

他人の悪意に鈍感なところがあるのかもしれない。おそらくパシリ程度なら笑顔で引き受けることだろう。

そして飛んでくるお許しのチョップ。ヘブッ!? と声を漏らすが、文句は言うまい。

「き、気をつけるっす……」
40エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)21:08:19 ID:hJg
>>38
「んー?だいじょーぶ!」

触角を持った手を突き上げて、元気よく肯定するエリシア。
実際、触角は自切を想定された部位の一つであり、寝て起きればあらかた再生しているほどだ。
何なら既に供物として2度ほど捧げられているし、扱いのひどさも随一だ。

「ぶんれつ……?たぶん……
 えーっと、《そざいけーせー》!」

実際に触覚側からエリシアが生えてきたことは無いが、そもそも質問の意図がよくわかっていないエリシアはどもり気味。
そして再び魔法を唱えると、ラグビーボール状のそれがゆっくりと伸びるように棒状に変わっていく。
もっとも、引きちぎって間もないそれは細胞がまだ「生きている」とも取れそうではあるが……?
41グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)21:13:38 ID:iCy
>>40
魂が宿ってないものだから理解していれば出来るものなのか……
【グレゴールさんは唖然としてますよ】
【普通生き物の腕を完全に切り落としてからわざわざその腕を壊すために使ったりするような魔法ではけっっしてないので、意外そうに見ています】
42リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)21:13:58 ID:0lW
>>39
「ええ、機会があればお助けしましょう」

チョップした手を痛みも無さげに納めるとそれでは、とパンと両手を合わせて打ち鳴らした。

「貴女も反省したようですし、風紀委員としての自分はここで終わりにしましょう」
「今からリエードとして貴女のトレーニングに少し追走してもよろしいですか? 置いていっても構いませんので」

すっかり目が覚めた様子で、このまま二度寝しても恐らく遅刻のリスクが高まるだけ。それならもう身体も起こしてしまおうと準備体操伸脚を行った。
ちなみに本当に遅い。少なくとも期待のスプリンターの彼女から見れば亀の歩みと見ても仕方ないほどに。
43エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)21:17:29 ID:hJg
>>41
「んー?ほんとはだめなの?」

不思議そうなグレゴールの様子に、首を傾げるエリシア。
実際は鍛冶魔法ではなく、エリシアの物質変形によってその形状変化は成り立っている。
変形ができたのも、「自分の身体」という条件に合致していたからであり、他ではこうはいかなかっただろう。

「……あっ、戻った」

その際は、しゅるしゅるとラグビーボール状に戻った触角からも明らかになるだろう。
形状を調整するための鍛冶魔法では、一度変形させたものが勝手に元に戻ることは無いだろうから。
44グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)21:23:47 ID:iCy
>>43
駄目という訳ではないが、ううむ……いや《素材形成》が上手く発動してないな
【見ての通り、成功していればグレゴールがまるで鞄かのように持っている元金属の棒の様に形が勝手に戻ることはありませんので】
【自分の体でも、思ったよりもどんな構成なのかとか理解するのって難しいだろうなと考えると上手く言葉に表せない】

使わなくなったスプーンとか、そういうので練習すると身に付きやすいかもしれないな
45ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)21:27:08 ID:cHY
>>42
「よろしくお願いするっす!」

何をどう言う時に頼むかは本人もよくわかってはいないが、風紀委員の人なら頼り甲斐があると若干能天気に考えるルビー。

「お! 一緒に走ってくれるんすか!? 走るっす走るっす!」

そう言ってリエード少年に合わせるように準備運動を行い、いざスタート。
なお、どれだけ遅くとも彼女は相手のスピードに合わせて走り続けるだろう。やはり一人よりもみんなで走った方がなお楽しい。
そう思いながら、楽しく走り続けた。
46エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)21:31:12 ID:hJg
>>44
「んー、むずかしい……」

実際には発動条件を満たしていないという所が大きいのだろうが、なかなか習得できないということは事実。
今までのようにあっさりと行かないあたりに、難しさを感じているようだ。

「すぷーん……」

そう言って思い浮かべるのは、いつかのルクスとの食事。
エリシアは食生活上、器具を使って食べた思い出がそんなに無いのだ。特定の食事が連想されるのも無理はない。
……そして、イメージを強く思い浮かべたためか。手にした触角がスプーンの形に変化していき。

「……すぷーんかぁ」

発生なしに形状が変化したそれを、眺めて首を傾げた。
47グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)21:33:45 ID:iCy
>>46
スプーンじゃなくても、何か買い物をしたときにどんな金属を使っているのか分かるもので普段使う物ならば何でも良いぞ?
【スプーンを使わない文化もあるのだろうとグレゴールは思いますよ】
【金属アレルギーでもなければどっかで金属を使ったものがあるはずと】
【そして壊しても大丈夫ならそれで練習出来るだろうと伝えようと】
48リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)21:35:14 ID:0lW
>>45
「元気というのは種に関係なく良いものですねえ……」

亜人好きが根底にあるが、じゃあ人間が嫌いかと言われたらそうではない。第一印象はアレであったが、少なくともルビーの様子はリエードにとって好感が持てるものであった。

「……すみませんねぇ、お待たせしていて」

リエードは高等部、そのため少年というには少し違和感ある年頃であったりする。そのわりにやっぱり遅い。
筋肉の重みなのか、それとも別の理由があるのか、聞いたものは今のところ存在しなかったという。

そして、リエードは走った影響か少し晴れやかな顔になっているだろう。

「……ふー、たまには走り込みというのも良いものですね、良い汗がかけました」
「ありがとうございます、ルビーさん。それでは今度は貴女を叱らない時に来れることを期待しますよ」

終点にて、リエードはそう言うことだろう。一度寮の方角に戻るのはそう、登校の準備のためである。
ひとまず此度は別れを告げて、次の出会いに期待するのであった――。

――寮内で彼のやけに晴れやかな表情に一部の生徒が恐れを抱いたのはまた別の話である。
49エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)21:37:05 ID:hJg
>>47
「んー、きんぞくかぁ…… あっ」

エリシアのよく知る金属が、ひとつだけある。
いつか書庫でカメリアと戦ったときに、貰った純銀製のビー玉のようなものだ。
エリシアはそれを食べてしまっているため、純銀に限り変換できるようになっていた。

「! ねーねー、これは?」

手にした触角を意識すると、なんとそのまま純銀に変わるではないか。
手早く金属を、しかも直感的によく知るものを手にしたエリシアは、グレゴールへと興奮気味に確認をとるのだった。
50グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)21:42:17 ID:iCy
>>49
体を金属に……凄いな、肉体がその金属の情報を知っているのであれば……いけるのだろうなあ
【奇想天外摩訶不思議な体質だよなあ、目の前の少女(エリシアちゃんをそう認識)】
【そういう風に出来る位に素材を知っていて、生き物でなくなった?魂が宿らないただの純銀なら余裕なのだろう】
51エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)21:47:04 ID:hJg
>>50
「おーっ!えっと、《そざいけーせー》っ!」

グレゴールの肯定に顔を輝かせて、すぐさま《素材形成》を試みるエリシア。
元は自分の身体、練金魔法の行使も容易なほどに直感的に理解された素材。もはや術の発動を拒むものは何もない。
ぐにぐにと形を変えて、現れた形…… 海底でよく見た姿、ヒトデだった。
まあ、純銀は金属の中でも特に柔らかいもの。わざわざ鍛冶魔法で形成する意味は、あまり無いのだが。

「……できた?これってできた?」

銀のヒトデを眺めまわして、未だに戻る様子が無いことを確認して。
グレゴールの方を見て、その出来栄えを評価してもらおうと。
52グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)21:51:33 ID:iCy
>>51
さっきのと比較するなら、勝手に元に戻ったりしなければ出来たのだろうな……銀の……星?
【ヒトデという生物を知らないので、小さな子供が描く光っているものの形としての星として認識】
【グレゴール的に断固としてヒトデではなく星】
53エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)21:54:40 ID:hJg
>>52
「おぉーっ……!」

グレゴールの肯定ともとれる言葉に、ぱあっと表情を明るくするエリシア。
手の平でつんつんとヒトデをつついたりしながら、その成功を実感しているようで。
やがて、グレゴールへと両手でヒトデを差し出すと、喜色満面で言うのだった。

「ひとで!あげるねっ!」

オブジェにしかならなさそうなそれは、エリシアなりの感謝なのだろうか。
54ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)21:56:52 ID:cHY
>>48
「なーんにも問題ないっす! 自分にとってはスローペースっすけど、リエードくんと走るならそれも楽しいっす!」

歯に絹きせぬ言い方だが、そこには嘘が一切なく、その笑顔は本当に楽しそう。
そして一通り走り終えた彼女は、晴れやかな笑顔で汗を拭う。空はいつの間にか、朝の青空となっていた。

「やっぱり一人よりみんなっすね! 今度会うときは、お説教抜きに一緒に走り込みっすよ!」

リエードも楽しそうでなにより。元気一杯に彼に別れの挨拶をし、彼女もまた向かうのであった。
ちなみにだが、この日の朝に首から『私は騒がしくしてみんなを起こしてしまいました』と言う看板を首から下げたルビーが校門で見られたという。
55グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)22:01:14 ID:iCy
>>53
ひとで……ひとでか(ひとでとはいったい)ありが……純銀じゃねえか、いや体から変化させたものならそうした貴金属としての……ううむ
【持ってみて、重さで解るこのメタル】
【グレゴールさんは受けとるとぎょっとして価値が高いし返すべきか、いやどうなんだこれと葛藤してますよ】
【小さい子から純銀を渡されて……しかし錬金術などで変化させたものなら魔法的なアプローチで貴金属としての価値が下がるところもあるしそう考えるとセーフなのか?と悩みに悩み】

お嬢ちゃん、名前は?
【後でそれなりに価値があるような物でお返しをと思い名前を聞くことに】
56エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)22:05:37 ID:hJg
>>55
「なまえ?……えりしあ!」

グレゴールに名前を聞かれて、答えるだけは答えるエリシア。
ただ、聞き返すことはしないので、それを受けて自分から名乗らなければエリシアが名前を知ることはあるまい。

「じゃあじゃあ、またれんしゅうするね!じゃあねーっ」

気づけば初等部の昼休みも終わりに差し掛かる時間。重力魔法で浮き上がって、ぶんぶんと手を振って。
そのまま獣舎の合間を縫うようにして、教室へと帰っていった。

ちなみに、先程も見せたエリシアの物質変換の特性を覚えておいでだろうか。
恐らくグレゴールが魔獣舎から立ち去ったあたりで、純銀のヒトデは緑の軟体質のヒトデへと変貌しているのだった。
57グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)22:11:24 ID:iCy
>>56
俺はグレゴールっていうんだ、よろしく……じゃあなエリシア!
【名前が分かれば、寮に届けて……と思いエリシアをその場で見送るのでした】

良かった、これなら安心だ……あの少女が金属を産み出す金の何かを産む生き物扱いされることも無いだろう
【受け取ったものが先程の触角な材質になるのをみて安堵したグレゴール】
【そして、悩んでいる間に思ったことも時間経過で戻るならと本当に安心したようでした】
58俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/07(水)23:37:39 ID:MpK
ここはネポック魔法学校、高等学部の某学級。
時刻は四限の終わり。錬金術の講義も終わり、昼休みに移行するころ

教室からでたカメリアを追うように、その男が飛び出した。

「カメリア教授、俺様という男に、どうか昼休みの時間を分けていただきたい」

身長180を超える恵体
齢は二十歳を超えたその男は、自らの名前を捨てたがゆえに名前がなく
それゆえに「俺くん」と呼ばれていた
59ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)23:39:44 ID:hJg
「そろそろ採取も見えてきたな……」

冬の空の下で畑を前に、教員用のローブを羽織ったロイコが呟く。
魔法植物の中には数こそ少ないが冬に育ったり特異な性質をもつものがあり、そうした植物を育てるための畑だ。
土から生える草から低木のようなもの、つる植物までが混在した畑。
手近な水道から水を引っ張って、魔法で散布しながら。
60カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)23:44:35 ID:cHY
>>58
それに答えるはフラスコに入った手のひらサイズの少女カメリア。フヨフヨ浮かびながら相手に近づく。

「よー……俺様という男。どうしたんだ?」

自分のキャラ的に相手を君付けで呼ぶのはなんとなくはばかられるし、名前は本人たっての希望で明かさないので、彼女はそんな呼び方をしていた。
61エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/07(水)23:50:30 ID:mHs
>>59
そんな畑の上空を横切るように妖精の少年があてもなく飛んでくる。
そして水やりの様子が興味を引いたのか、ロイコの方に向かって降りてくる。

「やあ、先生。これは何を育てているんだい?」

その口調はとても初等科の生徒とは思えないものである。
62俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/07(水)23:55:45 ID:MpK
>>60
「ハッハァ!ネポック学園ヒロシといえど、俺様という男を俺様という男と呼んでくれるのは貴様くらいだせ、カメリア教授」

「そうだ。話がある。俺様という男の進路相談だ」

敬語を使わないのは教授に敬意がないわけでも、彼が驕り高ぶっているからでもない
彼は純粋に小難しい敬語を苦手としている。

「俺様という男は、高等学部に進学してから貴様の錬金術学を履修した。まだ基礎の段階だが、それは……」

「否、面倒な話はなしだ。端的に聞きたい。」
「俺様という男は魔法が使えない。だが、将来は魔道具の職人になりたいと考えている」
「答えてくれ。錬金術を学べば、それは可能か? 」
63ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)23:57:29 ID:hJg
>>61
「ん?……っと、君は妖精かい?
 ああ、実験用の魔法植物を少しね」

水魔法で人力スプリンクラーが如く水を散布しながら、涼しい顔で。
エリシアとの関係もあって初等部にはかかわっていないロイコ。かの妖精が生徒であることには思い至っていないようだ。

「これらはこの時期に育てないと意味がないからねぇ。
 さほど珍しい物でもないが、少し希少度が高いんだよ」
64エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)00:07:20 ID:jyM
>>63
「まあ、そんなところだね」

そう言って胸を張る妖精の少年。
一般的な妖精に比べるとかなりでかいサイズではあるが。

「ふむふむ、確かに普通は冬には畑は使わないからねー
…普通の農家が育てないのはやっぱり難しいからとか?」

わざわざ校内の畑で作るぐらいだから、普通の農家には
栽培は難しいのだろうと予想してロイコへと問いかける。
65カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/08(木)00:09:00 ID:Umj
>>62
「アタシ様もそれは自覚ある」
自覚はあってもそれ以外で呼び用がない故に、彼女も呼ぶときは少し間が空いてから呼ぶ形になっている。

「進路相談か、いいぜ。どうしたんだ?」

そして前置きを置いておき語られる内容は、将来の志望について。錬金術が魔道具職人になれるかということ。それに対する答えは。

「んー、錬金術は確かに魔道具作成に役立つぜ? 材質変化や形状変化、あるいは分解と再構成による性質変化。それらを組み合わせれば、だいぶ役には立つと思う」
「でも、錬金術だけでなれるもんではねえな。そこからエンチャント、ルーン、魔法陣、魔力貯蔵素材の組み合わせ、その他諸々。まあ、錬金術はそのうちの一つでしかないって思ってくれ」
66ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)00:14:53 ID:Ahd
>>64
「へぇ。それにしては体格がいいね?
 君みたいなのは初めて見た気がするなぁ」

そんなサイズ感を前に、ロイコは感心するような声を出した。
加えて言うと、妖精というものは自然を体現したかのように移り気でもあるが。
目の前の存在は、そうしたあてどもないような存在ではなく、確固たる個を持っているのだと感じた。

「まあ、難度も多少高いだろうけど。
 一番の違いは、農家に求められる練度よりも…… 求められる土壌のせいかな?」

一般に、魔法植物を正しく育成するにあたっては適切なマナを配分しなければならない。
普通の農作物に対しては意識せずともよいそれを、加えて管理すること。その手間が故に農家には敬遠されているのだろうか。
もちろん、普通の植物にとって必要な栄養も欲するそれを作れば、どの植物も育ちにくくなる。農作業全体に影響が出てしまう事は想像に難くない。
67俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/08(木)00:22:28 ID:DWl
ほう。それはとても面倒だな」

カメリアの教授を一刀両断
訳注を入れるなら、それはとても難しいことですね、といった意味合いだ。

「だが、カメリア教授よ」
「根本的な話、俺様は魔法が使えない」
「病を患わっていてな。魔力の属性、性質、形容の固定が制動できない」
「魔力が無いわけではない。だが、魔法に変えられない」

「そんな俺様でも、そのうちのどれかを覚えることは可能か? 」

彼はたしかに二十歳だが、勉学や知識は中等部レベルで止まっている。
ルーンや錬金術の仕組みも正直に言えばわかっていない。
そんな彼がなぜ魔道具職人を目指すのだろうか。

「……立ち話、否、浮き話もなんだ。カメリア教授、ついでに、ランチをともにしないか? 」
「俺様という男は、錬金術のスペシャリストである貴様に、媚を売ろうと思ってな」
「甘味が好物と聞いた。奢られてくれ」
68エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)00:25:37 ID:jyM
>>66
「僕みたいな大妖精は森の外に出ることは珍しいからね」

『森の外に出ることが珍しい』ということは、森の中には彼のような大きい妖精がいるのだろう。
あと、彼が確固たる個を持っているのは、旅をして色々なものを見てきたことと無関係ではないだろう。

「土壌というと… マナ的なものの扱いとかかな?」

そういうと、彼の手のひらの上に「星」がひとつ生成される。
マナの流れを感じられるのならば、周りのマナを集めて作られたものだとわかるだろう。
69カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/08(木)00:30:11 ID:Umj
>>67
「正直なやつだな!」

そう言いながらもカラカラ笑うカメリア。そういうロックな精神、嫌いじゃない。

「あー、そういう意味で使えないってことか……だったら、うーん、魔法陣みたいな、固定された式に当てはまるのが一番かな?」

魔力だけで使えるものはとなると、やはりそこが一番かな? と思い当たる。

「生徒に奢られたんじゃ先生としてダメだろ? 美味しい甘味を教えてもらうのと、その気持ちを報酬ってことにしておくぜ」

そう言って、とりあえずは彼についていくだろう。そしてその道すがら、他に何か使えそうなものはないだろうかと志向の海に沈むのであった。
70ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)00:33:16 ID:Ahd
>>68
「そうなのか?今度探してみようかな……」

その言い草に、ロイコとしても興味が少しあったようで。
今度植物の採取に行くときは、ついでに探してみようかと考えた。

「お、理解が早いね。そんなところだ。
 魔法植物というものは育てること自体は容易いが、欲しい効果を持たせようとするとそういった調整が必要になる」

例えば、エリシアの部屋にもある、身体を温める効果のある実をつける植物。
ああいった効果を正しく持たせようと思えば、温度変化に関わる火のマナを与えなければならない。
そして、いっている間に彼の手のひらに生成されている物質に気付いて。

「……っと、それは?」
71俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/08(木)00:41:02 ID:DWl
> >69
「ハッハァ! 俺様という男は単純な男! 難しい話は苦手でな」

中指と人差し指を重ねて向けるという「それな」のポーズをとって得意げな表情
褒め言葉だと素直に受け取ったのだ。

「なるほどな。つまり俺様という男は魔法陣と錬金術を学べばいいわけだ」
「はァ、ネポック学園は広い。あとはルーンの使い手とやらを捕獲すれば、ハッハ! 」
「俺様は魔道具を試作できるというわけか! 嬉しいなァ!」

ありがたいことだ。よもやこうも単純にことが進むとは思わなかった。
彼はそれが本当に単純なことだと思っている。単純に魔法を舐めている。

「ふむ。俺様という男は、バナナナメクジの丸焼きをオススメしよう」
「俺様という男も食したことはないが、面白い響きだろう? 」

そういって彼が指定したのは、黄色い巨大なナメクジの丸焼き。
現実世界では世界で2番目に大きいナメクジとされるゲテモノだが、この世界では甘く美味しく食べられる……かもしれない
72エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)00:48:42 ID:jyM
>>70
「森と言っても『妖精の森』のことだから、普通の人が探すのは難しいかもね」

どうやらおとぎ話に出てくる『妖精の森』は実在するようだ。
そして、『妖精の森』の逸話――数日滞在したら外では数年経っていた――とかから、
探すのなら人生をかける覚悟が必要だということも。

「ん?これかい? これは『星』の魔法だね。
妖精はひとりひとり特別な力を持つっていうけど、そのなかでも僕が使える力さ」

そう言って、生み出した『星』をゆっくりと自分の周りを周回させる。
73ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)00:54:46 ID:Ahd
>>72
「『妖精の森』か…… なるほどね」

ロイコは職務上、森へはよく行く方だったが。目撃経験が無いのは、不自然なことではなかったらしい。
その逸話には、数々の不可解かつ壮大な伝承がついて回る。
彼のような存在の導き無しには、容易にはたどり着けそうにない。

「妖精の固有魔法か…… これ、触っても大丈夫かい?」

そしてエストレラの見せた未見の魔法に、ロイコとて多少の興味が湧いたようで。
ふと手を伸ばしかけて、中途で引っ込める。そして一応エストレラに安全性を問うた。
74カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/08(木)01:01:09 ID:Umj
>>71
なんだか心、通じ合った気がする。とてもロックだ。

「魔法陣に関してはともかく、ルーン魔術ならローライト先生がオススメだぜ。あの人は教えるのもうまいしな!」

しかし捕獲とは物騒な。比喩表現であると思いたい。
しかし本人が喜んでいるのなら、それは何よりなことである。

そしてたどり着いた食堂。指定されたバナナナメクジ。カメリア困惑。

「……あのな? バナナナメクジはバナナみたいな見た目ってだけで、多分味はエスカルゴ寄りだと思うぞ?」

カメリア、素直にベリーベリーサンデーを注文。心はやっぱり通じ合ってなかったかもしれない。

「それでだな、とにかく魔力自体があるのなら、やっぱり一番なのは魔力を注ぎ込むだけで発動する術式だ。悪魔を召喚するときに使う魔法陣は、属性とかは特に関係ないだろ?」
「あれは数学の式みたいに、こうこうこうしてこうすることで魔法を発動しますよっていう魔法式なんだよ。だから、魔力を注ぎ込むだけで発動するわけだな」
75エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)01:03:07 ID:jyM
>>73
「触るぐらいなら大丈夫だよ。
あまり手荒に扱うと壊れちゃうけどね」

周回していた『星』を止め、ロイコの前に移動させる。
そして、その後にポケットから取り出した飴を核にして新たな『星』を生み出す。
新しい方の『星』がオレンジ色なのはオレンジ味の飴を使ったからなのか。
76ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/08(木)01:08:26 ID:siS
「よく来てくれたな、リエード」
「時間を取らせてしまってすまぬな……まぁ座ってくれ」

風紀委員会の執行班長であるジノ・マルティーニの座している立場は風紀委員の中でも会長に並び高い地位だと言えよう
会長が事務処理などの裏方の要であるとすれば、ジノは表立って風紀の乱れを取り締まる前衛の要だ
そんな彼女が自分のデスクで書類に目を通していることは珍しく、そのような場面の最中にリエードは風紀委員会の執務室を訪れる
ジノはリエードに姿勢を休めるよう伝えると、書類を一度置いて彼をじっと見つめた。氷のように冷たい光を秘めた射貫くような視線だ

「……それなりに大切な用だというのは理解してくれておるだろう」
77俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/08(木)01:11:45 ID:DWl
>>74
「ほう。ほう。俺様という男が世辞を言わせて貰うなら」
「カメリア教授も教えるのが上手い。俺様という男でも、いまのところ理解出来ているからな」

心が通じあっているのだろうか
否、カメリアが意図的に単純な説明をしているのだろう
撫でるような外観を説明しておけば、後に詰め込みが効くのだから
それでも彼は束の間の賢さを楽しんでいる

「ほう……。通りでな。甘くないわけだ。おまけに美味くもない。生臭いな、これは」

バナナナメクジの丸焼き(串焼き)をいただきながら、彼女の教授に耳を傾ける。

「はァ、つまるとこそれは、魔道具の使用に魔力を込めるようなものか」
「まァ、魔道具は魔力が無くとも使えるのが利点と信ずるが」

「わかりやすいな。俺様という男は魔法陣にも興味を持った」
「カメリア教授よ、魔法陣を扱うときに心掛けることはあるか? ただの暗記で済むというほど、単純なこともあるまい? 」
78ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)01:15:26 ID:Ahd
>>75
「そうか。じゃ、遠慮なく」

おあつらえ向きに目の前に置かれた星魔法をパシッと掴んで、手の平に置いて観察してみる。
眺めてみると、やはり未知の物質でできているようだ。彼の言葉を鑑みるに、硬度はそう高くないようだが。
そして生成した水球の中に浮かべてみれば、僅かに発光しているのがわかり。
水圧を徐々に強くしていき、大体の硬度を計測したりして。

「特殊な物質生成魔法というべきか。
 中々面白いが、この硬度だと便利使いするには難しいのか?
 ……っと、また何かあるみたいだね」

先程とは色の違う星魔法を見て、エストレラに向き直る。
79リエード・リオーナ◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)01:16:41 ID:4Gz
>>76
珍しい風景もあるものだ、とリエードは遭遇した場面に少し口角をあげる。
その表情も一瞬、まるで一対一の面談の際のような堅い座り方をして椅子につけばリエードは視線をその身に受けた。
風紀の腕章も、キッチリ着られた制服も、普段と変わらないが唯一の変化は目の様子か。どこか、真剣な……うん、耳に向いてる訳ではない、多分。

「ええ、班長直々に、それも彼とは別個に。個人的な用件というのは大方」

「ましてや、自分に撫でさせるなんてものでもないでしょう」

そのような、顔を伏せて軽く冗談を言ったかに見えるリエードだが、顔を上げた時には笑みも和かな雰囲気も消えていた。

「自分を呼び出した用件、ハッキリとお聞きしましょうか。ジノ・マルティーニ執行班長」
80エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)01:20:48 ID:jyM
>>78
「まあ、少ない力で作れるんだからこんなものかな」

大体角砂糖を砕けるぐらいの力をかけると、『星』は砕けて淡い光の粒子になって溶けていく。

「あとは大きくしたり、飴を核にして強くするぐらいかな?」

今度は飴を核にしたオレンジ色の『星』をロイコの前に移動させる。
81カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/08(木)01:25:00 ID:Umj
>>77
「ハッハッハ、お前、お世辞言っても一品奢るくらいしかしねえぞ?」

素直に気を良くしてそんなことを言うカメリア。しかしその判断は正しかったのかもしれない。最悪な見た目と悪い味を緩和してくれるような、俺君が望む一品が横に並ぶはずだ。
そしてカメリアはちょっと引きながら共に食事を取っている。

「まあ、理屈は似てるな。魔道具に組み込むなら、魔法陣と魔力貯蔵用の何かが必要になるけどな」
「心がけることって言うなら、むやみやたらに実験しないこと、かな? 文字、記号、内側や囲むのに使う図形、果ては陣を描く素材や書いた時間気候温度まで、全てに意味が出てくる」
「そんな組み合わせをしっかり理解した上で、何が起きるかを正確に確実にわかった上でやらないと、少し違っただけでも何が起きるかわからねえ。ファウストみてえにドカン、とはなりたくねえだろ?」
82ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/08(木)01:26:37 ID:siS
>>79
「リエード・リオーナ……君を時期執行班長に斡旋しようと思う」

ピンと張り詰めた空気の中で、重々しく厳かに言い渡されたのは、ジノが身を引いた後の後任をリエードとする意
それを固めていることをジノは初めて明言したのだ。自らがここを去った後、役割を円滑に継承する為に

「君は我が風紀委員会の中でもきっての実力者であり、執行班長の座に余りある才能を持っておる」
「しかし君はまだ若く、長たるには足りない部分も多い」

リエードは戦闘力だけで言えば上級生のジノにも劣らず、教員であるミズハを打ち倒した実績もある
冷静かつ燃える闘志も持ちあわせた最高の闘士だ。しかしリーダーと呼ぶには頼りない部分も多い

「変わらなければ、間違いなく足元を掬われるだろう」

分かるな、と
微かに重圧を掛けつつ、何が足りていないのか己からの気付きを誘発する
83ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)01:27:07 ID:Ahd
>>80
「飴を?……ますます不思議な物質だねぇ。
 他のものは核にできないのかい?例えば……これだ」

お菓子は確かに妖精らしいといえば妖精らしいが、自然に存在するものではない。
そんなものを触媒にする固有魔法とは、中々この魔法も奥が深そうだ。

そして、畑になった魔法植物の中から一つの実をもいでエストレラに投げ渡す。
目を覚まし感覚を鋭敏にする効果のある実だが、冬の栄養価の少ない状態を生きるために糖分を多く含む実だ。
厳正な管理下に無いと、鳥に食べられがちな実でもある。

「へぇ…… こっちは中々、堅牢だ」

そして同じように水圧で負荷を駆けながら、オレンジの星を観察する。
手軽にかけている圧力くらいでは、そうそう壊れない程度にはなっているだろうか。なんにせよ、先程のものより硬いことは明らかだ。
84リエード・リオーナ◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)01:38:37 ID:4Gz
>>82
その意志にリエードは眉をピクリと動かした。全くもって意味がわからない、そんなことを表すような。

「…………」

実力者という評価。以前の試験での結末。だが、リエードはその評価を素直には取らない。理由は単純、あんなものは勝利とはならない。ただの情けだとするのが彼の認識だからだ。
長たる部分と言われれば、それは確かに足らないだろうとリエードは納得する。ジノのように指揮する力やカリスマは残念ながらあるとは言えず、マオのような実直さや勤勉さも果たして勝るとは言い難い。
残りの風紀委員にすら、おおよそ敵わない部分があって、それは何よりリーダーたるに不可欠なものばかりだろう。

「すみません、自分は少々頭を使うことが苦手でしてねえ……」
「少なくとも、自分から言えるのは、個を集める力などが不足してるとしか言えません」
「今まで自分は、長になるとは思っていなかったので」

彼は、風紀委員の中では異質。本来ならば処罰せねばならぬことを見逃したり、本人がそもそも乱していたり、かと思えば一部には異常なまでの厳しさを見せつける。
こんな者が果たして長になったらどうなるやら。

しかしリエードは単純に、現時点ジノにハッキリ負けていると自負できる牽引力とカリスマ性の無さを答えにした。
そして暗に、自分には判断の良さが無いと告げている。
85俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/08(木)01:39:55 ID:DWl
>>81
「ハッハ! カメリア教授も単純なお方だ。俺様という男はシンパシーを感じるぜ」

そうしてバナナナメクジ(串焼き)の横に並べられたアフロオジカの串焼き
彼は両手で串を握り交互にそれらを頬張りながら
美味い、不味い、美味い、不味いと繰り返して呟く

「魔力貯蔵用のなにか。つまりそれが魔力結晶や精霊というわけだ」
「俺様という男は夢見がちな男、どうせなら永久的に魔力を産み出すなにかを発見してみたいものだ」

「ほう、ほう。俺様という男は単純だ。てっきりこっきりと魔法陣を勘違いしていたぜ」
「描けばいいというものでもないか。奥が深いな……。魔法陣の世界は」
「だが、俺様という男はやはり単純だ。その複雑さ、不安定には、無限の可能性を感じずにはいられんな」

「何が起きるかわからないというのはつまり、どんなことでも起こりうるということだろう? 教授」
「俺様という男の好奇心は爆発寸前だ。今すぐにでも図書館に駆け込みたい気分だぜ」
86エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)01:41:41 ID:jyM
>>83
「木の実とかは試してみたけど駄目だったかな。
あとは塩の結晶もだめだったねー」

ロイコから手渡された実を核にしようと試みると、一瞬だけ星の形をとるが
すぐに光の粒子を周りにまき散らして元の実に戻ってしまう。

「そっちは少なくとも金槌で殴らないと砕けないかなー」

その言葉の通り、かなりの水圧をかけてもヒビ一つはいる様子がない。
普通の飴と違い、中身が均一なのも『星』を丈夫にしているようだ。
87ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)01:45:34 ID:Ahd
>>86
妖精というものは、自然が意志を持ったようなもの。そんな風に解釈していたが。
その固有魔法が人工物に依存するような形であることは、単純に興味深い事象と言えよう。

「木の実はダメなのか…… じゃあ、こっちはどうだい?
 それと、これは返却すればいいのかい?」

そう言って取り出したのは、最近おなじみのバタークッキー。チョコレートソースで柔らかく仕上がっている一品だ。
そして、星魔法の行く先にやや困りながら、とりあえずエストレラに渡せばいいのかと伺いを立てて。
88ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/08(木)01:49:33 ID:siS
>>84
「リエード……リーダーシップの不足などさしたる障害ではないのだ」
「君はこれまで人を率いたことがあるか?無いであろう」

「私は影武者として……皇子としての職務を一通り頭に叩き込まれていた。故に指揮に優れていたのだ」
「君も経験を積めばおのずと好くなる」

リエードの挙げた弱所はカリスマとリーダーシップの不足。しかしそれは経験で補えるものだとジノは言う
彼女は幼い頃から双子の兄と共に帝王学の講義を受けていた。ネポックに入学した時点で一国を動かす基礎ができていたのである
小さな組織を動かす程度であれば朝飯前だった。ゆえに執行班長の座に就いたのだ。その点においてはリエードも同じだ
実際に人を動かす事で、経験と共にリーダーシップやカリスマも追随する。ジノは彼の不安点を危惧していない

「私が危惧しているのはこれだ」
「リエード、これが何か分かるな?……この書類は君が検挙した違反の報告書だ」

先程まで目を通していた書類の山を指して、少々不機嫌そうにリエードを睨む
この一年でリエードが摘発した校規の違反や迷惑行為の取締件数は、ジノとマオを合わせたよりも多い
それほど優秀ともとれるが、ジノはなんとここをリエードの弱点と見ていたのだ
89エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)01:53:13 ID:jyM
>>87
「うーん、クッキーかぁ。やったことはないけどどうかな?
あと、『星』は時間が経ったりすると消えるからそのままでもいいよ」

木の実をロイコに返却し、受け取ったクッキーに魔力を込め始める。
その結果はいかなるものか
90リエード・リオーナ◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)01:57:13 ID:4Gz
>>88
「無いですねえ、ええ。お恥ずかしながら所謂祭りの時でも専らリーダーは他の方です」

「……あの、結構大事なことを言われた気がするのは気のせいですか?」

真面目な雰囲気だが、こうなってしまうのは彼の性分かそれとも雰囲気故か。
意外にも自分の弱点と認識していた場所はすぐに治ると言われてしまい、しかも畳み掛けるような過去である。
それを果たしてこの場で聞いて良かったものか。

「……おやおや、自分の報告書ですねえ」

視点的に見えるならば、リエードはよく目を通すだろう。何か抜けた内容や、それとも字が汚いのか? などと彼は思考する。
……早い話、検挙した内容、またはそれに対してリエードが行っていることを彼は全く危惧していない。それが彼にとっての正しきこと。

「もしや字が読めませんでしたか? それとも誤字が激しかったでしょうか、それともどんだけ違反多いんだこの学校、という愚痴ですか?」

――リエード・リオーナ。ある程度わかってくるだろう。こいつは風紀委員として根本的に何かダメなところがあると。
91カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/08(木)01:57:50 ID:Umj
>>85
「そ、そんなことはねえぜ? 別に嬉しいわけでもねえぜ?」

ちょっと視線が泳ぐ。どうやら喜んではないけども、という前提に奢るつもりのようだ。
それにしても串焼きと串焼きで串がダブってしまった。見た目も味も天国と地獄だが。

「あるいは宝石が血液だけど、永久機関なんて大きく出たな! そういうでかい夢、嫌いじゃないぜ!」
「書くだけでいいんなら、羽ペン一つで大魔導士さ。まあ、そんな簡単なもんじゃねえってことだな」

「……ほぉ? いや、その通りだ。まぁ実際のところ、呪文や儀式も全部はそういうことさ。無限に組み合わせがあり、無限の可能性がある。だから魔導の深淵は未だ誰もたどり着けていねえのさ」

魔術の本質に触れた彼に、ちょっぴり関心。それを知り挫折するものはあるが、それを知り希望を抱くなら、彼はきっと偉大な魔術師となるだろう。

「だったら、今からでも行くか? 昼休みももう少し時間があるしな」

そう言って、溶けたアイスやホイップをのみ下すのであった。
92ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)02:02:05 ID:Ahd
>>89
「そうなのか?じゃあ、貰っておこうか。
 ……そしてどうだ、出来そうかい?」

そういうのならばとオレンジの星をローブのポケットにしまうロイコ。
まあ、どうせ消えるのだから適当に捨てておいてもいいのかもしれないが、一応持っておくことにした様だ。
元が飴だからと言って、おいそれと食べることはしない。あるいはエリシアなら、すぐ口に入れていそうだが。

そして、魔力を込めている様子のエストレラに向き直って、その経過を観察する。
少なくとも、木の実にするよりはうまくいっているような風だが……?
93俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/08(木)02:10:31 ID:DWl
>>91
カメリア教授、4歳は年相応に反抗期なのだろうか。
単純な男である彼はそれを口に出そうか数秒考えたが、いうのをやめた。
万が一にでもアフロオジカの串焼きを取られたらバナナナメクジは完食できそうにないからだ。

「お褒めいただき光栄至極。圧倒的感謝というヤツだ、カメリア教授」
「正直に言って、俺様という男は、貴様という教授を誤解していた」
「貴様は全知であるがゆえに傲慢な教授だと、思っていた。正直に謝罪しよう」

軽くなった串をゴミ箱に投げ捨ててから「ごめんなさい」と両手を机に伏せての謝罪。
昼休みの時間をフルに利用した特別講義には、いやはや頭が上がらない。

「あァ、謝罪も済ませたところで善は急げだ。カメリア教授」
「貴様にはまだまだ学ばせていただく、俺様という男はせっかちだからな」

カメリア教授のフラスコを掴んで、猛ダッシュ!
昼休みは待ってはくれないと叫びを上げて駆ける巨漢を誰が止められようか
だがしかし、図書室につけば彼はバナナナメクジの毒気、あるいは喜色悪さに吐き気を催して、トイレへと再ダッシュ
カメリアの特別講義は、こうして昼休みの終鐘とともに半端な形で終わってしまう……のかもしれない
94エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)02:10:59 ID:jyM
>>92
「んーっ、えいっ」

確かに『星』はできた。
だが、それは核を使わなかったときや飴を使った時のような奇麗な星型ではなく、
『歪んで不格好な星っぽい形をした塊』とでもいったものであった。

「あー…」

そして、エストレラが残念そうな声を上げると同時に、砕けて小さな破片となり
地面へと落ちていく。
95ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/08(木)02:12:05 ID:siS
>>90
「なんだ?君には言っておらぬか……まぁよい」
「確かに字は……なんというか、達筆だな」

「フム、君はこの報告書を見る限り自分から仕掛けることが多いようだな」
「それに生徒の中には君に怯え、恐ろしいと感じている者も少なからずおるようだ」

リエードの字特有の癖の強さと、ジノの過去についてはほどほどに
彼女はリエードに足りないもの。それがなんたるかという本題へと移る

「リエードよ……我々の究極目標は学園の風紀を保つことだ」
「違反を検挙することや障害を排除することは我々の目標に非ず」

「道を踏み外した生徒たちが我々の制服を見て校規違反を止めるようであればそれでよいのだ」

ジノの活動方針は生徒らの『気付き』に任せ、答えの欠片を提示するというのが主である
彼とは対照的にジノは自分から仇桜をチラつかせたり、魔法を行使するような事はない
逃げる生徒を執拗に追い詰め問いただすこともない。不良生徒からすればある種カモのような存在である
しかし違反を目にすれば悲しみ、怒り、生徒が更生すればそれを本人よりも喜ぶ。その姿を見て影から彼女を嘲笑う人間はそう居ないだろう

「君に足りない者はマオが持っている。マオは……少し過剰が過ぎるが」
「同時にマオに足りない者は君が持っているのだ。毅然とした態度に物怖じしない度胸……」

「君らが切磋琢磨して互いに良い影響を与え合うのが、私は楽しみでならぬのだ」
96ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)02:17:53 ID:Ahd
>>94
「……ダメか」

どうやら、それを星として固定するには、お菓子だからという条件では不足らしい。
チョコクッキーが変化した歪な星がほろほろと砕けていく様子を見ながら、そう推察した。

「今のところ、こうも上手くいくのは飴くらいということか。
 触媒も奇妙だが、法則も奇妙だな。妖精の森では、飴が作られでもしているのかい?」

そして、そもそも彼の故郷である妖精の森の環境も気になってきて。
彼の来歴を探るような問いを飛ばしてみる。……もちろん、伝承の秘境。答えてもらえるとも思ってはいなかったが。
97カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/08(木)02:22:48 ID:Umj
>>93
何か言いたげだがその表情だけでは内心を読み取れない。でもなんか失礼なことを考えられている気がする。なぜだ。

「や、やめろよ謝罪なんて。それに、アタシ様も傲慢な部類には入ると思うぜ。知識の面では人間に負ける気しねえ、とか」

彼女の偉そう成分は、それに加えて溢れ出る自信からくる喋り方くらいか。あとはできないことなんてないというプライド。

「おう! アタシ様も勉強熱心な生徒は好きだぜ! ……でもお前なんでアタシ様のフラスコを掴むんだぁぁぁぁッ……!?」

彼女の声はドップラーなものとして食堂から消えていった。
五時間目、カメリアの錬金術講座は教師の乗り物酔いのため休講になったという。
98リエード・リオーナ◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)02:24:10 ID:4Gz
>>95
「すみませんねぇ、筆などには慣れてないものでして」

目に入り、見つければそれを罰する、または……交渉の材料にでもするのが彼のやり方。勿論、そんなやり方なのは風紀委員広しといえども彼くらい。

しかし、恐れを感じるならばそれでも良いと彼は感じている。

「……それ自分の行動とあまり変わらないのでは?」

リエードが通れば、風紀を正す。……間違ってるのか? とリエードは考えている。しかし、根本的に違うのだろう。
恐れではなく、別の意思。罰し終わりではなく、共感する。
そしてリエードは、それでは甘いのではと裏で思う。まあ、それで頭に乗るなら潰すという危ない思考は変わらないが。

「……自分、そもそもマオ君にはどう思われているのでしょうねえ? 以前でも結構敵意があった気がしますが」
「ああ、自分は彼のことは好ましく思いますよ。何せ彼の働きっぷりも、その意思の強さも良いものです。……自己評価が低いことは嫌いですが」

猫耳と尻尾も、と思ったのは口には出さなかった。
切磋琢磨していくことは可能か? と言われると怪しい。リエード視点では。そしてそれは気質にも由来している。
なんというか、自分は他人を移すのが苦手なのだ。人の振り見てというが、それをいざ実行しようにも上手くは行かない。

「…………まあ、ジノ班長に言われるまでもありませんねえ。いつか来てしまうこととはいえ、今言われるとは思いませんでしたよ」
「せめて、あなたの楽しみを台無しにしないことを約束しますよ――マオと共にね」

「……しかし、話はそれだけで?」
99エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)02:27:59 ID:jyM
>>96
「あとは、金平糖とか氷砂糖とか角砂糖ぐらいかな。
チョコレートはうまくいくと思ったけど駄目だったし…」

砂糖を固めて作ったようなものなら核になるようだ。
チョコレートが駄目なところを見ると、どうやら糖分の量に関係がありそうだ。

「飴が使えることに気づいたのは旅を始めた後だから完全に偶然かな。
あ、森でのお菓子に関しては一部の妖精が人に変身して材料とかを仕入れてるみたいだね」

伝承どころか、正体を隠してこちらの世界にやってきているものもいるという
ある意味爆弾発言が飛び出した。
100ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)02:35:31 ID:Ahd
>>99
「なるほど、砂糖菓子といったところか。
 それにしても、そんなものが触媒になるのは実際に見ても驚きだね」

供物を使うような魔法は有れど、菓子、それも砂糖菓子となれば新鮮なもので。
感嘆の声を上げながら、先程のクッキーをまた取り出して。今度は「食べるかい?」なんて、食用のために差し出してみる。

「旅に、変化かぁ。どうやら妖精界も、思っている以上に複雑そうだね。
 未だに妖精の森なんておとぎ話なんだ、余計なお世話かもしれないが……気を付けなよ?」

自身も人に変化して社会に溶け込んでいる生物が故か、反応そのものは大きくない。
しかし、その意味は理解しているらしく、エストレラに忠告めいた言葉を残して。

「君も人に変化できそうなら、その方がいいのかも知れないぞ?
 ……さて、次は在庫の確認にでも回るとするか」

世間話ができる時間もここまでと言わんばかりに、バインダーを取り出して。
1000 : Over Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
※スレ主は1005まで投稿できるよ。次スレ誘導とかに使ってね


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