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【短文】ここだけネポック魔法学校・九限目【推奨】

1nbVXKhtuAI:2018/03/07(水)01:05:18 ID:Q34()
ここは人里離れた森の奥
そこには、国一番の魔法学校『ネポック魔法学校』が存在する
そこでは、魔導の道を極めんとする若き才能たちが、日々勉学に励んでいるのでした
これはそんな魔法学校の案内状です
入学手続きは簡単
名前を書き、門をくぐるだけ
ネポックの扉は、等しく開かれているのです

こちらは、短文推奨スレとなります
セリフ一行、地の文は多くても三行を意識して書いていきましょう
特にセリフが増えれば、それに返信しての繰り返しでどんどん大きくなるため、一行推奨です
また、凍結、置きスレもグダグダになる原因になるため、可能な限り非推奨です

前スレ【短文】ここだけネポック魔法学校・八限目【推奨】
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1519322213/

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次スレを建てるのは>>980の人にお願いします
2エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)03:18:03 ID:hJg
>>1000
「……うん、だいじょーぶ」

ニヴァの案じるようなトーンに引かれたのか、こくりと頷いて見せたエリシア。
彼女の語り口から、それだけ重大なのだとなんとなく肌で理解した、ように見えるが。

「ルーン!まりょくで文字を書いてーっ…… やるやつ!」

恐ろしく感覚派のエリシアは、ルーンについてと言われて言語化できたのはここまで。
ニヴァから差し出されたキャンディをぱくりと口で受け取って、指先に魔力を集める。
そして空中に、延焼も加熱もしない単なる「火」のみのルーンを描いて、夕暮れの空に明かりを一つ灯した。
3ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/07(水)03:30:58 ID:GdG
>>2
「その表現は正しいかもしれないけど、ルーンを書くだけなら魔力が無くても出来るんだ」
「『地獄ではルーン文字が魔力を持つ』……最初はルーンもただの文字だった」

エリシアが理解できるように、分かりやすく地獄式倒置法を交えてルーンの起源を説明するニヴァ
この行為は言語を使用するのであれば、まずその言語体系やルーツを知っておかねばなるまいという考えに基づいている
説明は駆け足に続き、口にしたキャンディが融けきる頃には言語の知識や歴史を一通り彼女へ伝え終わっていた

「……とまぁ、これでルーンの仕組みは分かったハズだ」
「もう一回さっきのルーンを書いて?」

エリシアに頼んでもう一度ルーンを描いてもらうと、そのルーンの隣に流暢な書体でいくつかのルーンを書き加えた
『火』、『荒れ狂う』、『小さな』。ルーンで形成された魔法陣を中心に火球が形成され、燃えあがって空にとけてゆく
日本語で代替するとすれば、『火』を『爆』にするような行為。ルーンは文字そのものが意味を持ち、語る事によって詠唱する
口でも、筆でも、指でも。事象を克明に語ればそれに忠実に。省略して語れば速く、そして効果の小さな魔術となる
4エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)03:39:10 ID:hJg
>>3
ナイヴァの用意したメニューは、なんと講義形式だった。
エリシアは理論派ではないが、意欲は高い。ナイヴァの説明を興味津々に聞きとどける。
そして、促されて知っているルーンを欠けば、そこに付け加えられる数個のモジュール。

「おぉ……!」

例えるならば、根幹となっているルーンはさながら部首のようなものなのだろうか。
そこにより詳細な記述をすることで、より規模の大きい魔法となる。

「……そしたら、他のもある?」

そのルーンが効果を切らしたのを見ると、もう一度火のルーンを描き。
ナイヴァが他の追加記述をするのを、しげしげと眺めるだろう。
5ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/07(水)03:52:20 ID:GdG
>>4
「あっはは……しょうがないなァ」
「えっと……『炎』、『金属』、『纏う』……とか?」

エリシアが描いた炎のルーンに追加で記述を記して、陣にバットをかざすことでそれを転写する
するとニヴァが持っていた金属バットの表面が炎で包まれ、メラメラと燃え盛り始めた

「でもまァ、アタシならこうするかな」

燃えるバットを見つめて満足そうなニヴァだったが、今度はバットに指ですらすらと新たな記述を加えてゆく
『地獄』、『纏う』、『炎の』、『鉄』。燃え盛っていた金属バットが急激に鎮火し、真っ黒い岩塊のように変質を遂げた
バットの表面はまるで溶岩のように所々ひび割れ、明るいオレンジの光を漏らしている
燃え盛る炎を纏っていた時よりも熱を保持しやすく、エンチャントの燃費も良い

これこそがルーンの特徴だ。記述によって魔術の特性を大きく変える事が出来る。記述の方法さえ知っていれば禁術すら再現できるのだ
きっとこれこそがルーンが禁忌とされた理由であり、同時にニヴァを追ってまでルーンの再現を望む者達がいる理由なのだろう

「エリーもやってみ?単語はあたしが教えてあげるから」
6エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)04:02:06 ID:hJg
>>5
「おー……?」

分かりやすい炎だったものが、みるみるうちにひび割れた黒い岩に変わっていく。
それに顔を近づければ、意外にも強く湛えられていた熱に顔を急いで離した。

なるほど、現在の魔法術式も確かに系統立てられてはいるが。
ナイヴァの知るルーン魔術は、単語さえ獲得できればはるかに自由度が高い物なのだろう。
現に、同じ文字を起点にして単純な発火からエンチャント、さらには性質を変化させるまで。
ナイヴァの言うような拡充性というものを、体感的に何となく理解した。

「んーと、じゃあ……」

そう言って指先に魔力を集めると、ナイヴァに教えられるままの文字を描く。
7ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/07(水)04:13:54 ID:GdG
>>6
「あたしのマナは属性がこれといって決まってなくてさ」
「火と闇の中間みたいなもんで……無理矢理名前を付けるとしたら、地獄……ってとこなのかな」
「ルーンならそんな微妙な属性でも、ちゃんと魔法が詠唱できるんだ」

破壊と再生の火、誘惑と引力の闇。ニヴァの魔力は両者の中間の性質を持っている微妙なる魔力だ
ニヴァのような主要五属性に当てはまらないような人間でも、きちんと特色を生かして魔術を行使できる
そんなルーンの強みは、無論エリシアに対しても作用する。属性の絶妙なニュアンスを拾ってくれるのだ
逆さ五芒星の赤黒いルーン魔法陣自体はかなり異色のものだが、素人目にはそれがルーンだとは分からないだろう

「ん……これでよし」

完成したエリシアのルーンを見てニヴァは満足そうに微笑んだ
さぁ、エリシアは何を思い何をその手で描いたのだろうか?
8エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)04:24:46 ID:hJg
>>7
エリシアもまた、マナの属性をこれと言って断言することができない魔力を持っている。
種族を鑑みても卓越した物質変換能力を持つエリシアは、自身の魔力にまでその性質が現れているのだ。
つまり、今まで食べてきたものによって影響されやすい魔力、ということ。一応、故郷から植物と水属性とが色濃いようではあるが……。

「んーと、これでいい?」

ナイヴァに単語を教わりながら出来た文字は、エリシアのイメージを具現できただろうか。
その魔法は、ロイコがよくやるような水球を宙に浮かべるもの。ただし、エリシアの身体と同じく魔力を光合成するような緑を湛えたものだ。
寝床が水槽であるエリシアは、宙に浮かぶ水の球を寝床としてとらえているきらいがあるらしく、そのイメージが反映されたようだ。
そんな、休息空間としての水球のイメージ。ナイヴァのルーンは破壊の力と言っていたが、果たしてうまくいっているのだろうか。
9ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/07(水)04:36:18 ID:GdG
>>8
「エリシアのルーンは『水』、『ぬくもりの』、『寝床』だから……名前は何なんだろうな?」
「なんか触ってるだけで……元気出てくるかも」

エリシアの想いの成果をまじまじと見つめ、それにそっと触れるニヴァ。水球は仄かにぬくもりを帯び、まるで胎内を想像させる
明るい緑色の水球はニヴァですら見たことのない程の特殊なマナの構成によって成り立っていた
しばらく触れているだけで疲労が少しずつ消え、心の底から癒しが得られるような錯覚に陥ることを察知したニヴァ
ニヴァのプラセボかもしれないが、ひょっとすると浸されているものの魔力や体力を微量ずつ回復する作用があるのかもしれない

「なんか……新しい魔術出来ちゃったな、エリー」
「これはマストだろ!絶対覚えて帰れよ?」

エリシアの生み出したやすらぎの寝床からそっと手を離し、ニヴァはエリシアの頭を少し強く撫でる
ルーンの理屈を飲み込み、すぐにものにした彼女に対し贈る彼女なりの最大限の賞賛だ
それから彼女の背中を軽く叩いて、きっと将来この魔法が役に立つことを約束するニヴァであった
10エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)04:46:11 ID:hJg
>>9
「おぉーっ!すごいねーっ」

彼女の言う通りに指を這わせれば、やがて発現する緑の水球。
エリシアの魔力が正しく反映されているのならば、それは光合成によって魔力を回復し休息のような安らぎを与えるもの。
水球に触れてみて、お墨付きをくれたナイヴァ。その様子にエリシアもうれしくなってくる。
くしゃっと押されるように撫でられた時にも、その笑みはより強くなった。
……乾燥防止の薄い粘膜が、ニヴァには張り付くだろうが。

そして重力魔法でふよふよと水球に近づくと、その中央に浮いたエリシア。
本来は沈んでしまってその中には居られないだろうが、重量の軽減によって常駐を可能にしていた。

「もいっかいやるー!どうだっけ?えーっと……」

そして、絶対覚えて帰るようにと言われれば、今一度その文字を繰り返し書こうとするだろう。
水球の中、発した言葉はくぐもって反響する。……多分、普通の人間は呼吸すらできない環境なのだが。
エリシアの記憶にそれが定着するまで、同じ文字をなぞる作業は続くのだった。
11ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)19:11:01 ID:cHY
ルビー・マンスフィールドの朝は早い。
朝一番に冷たいシャワーを浴び、コーンフレークを山盛り食べて、自主トレをした後に朝練、そして授業。
冬の間はほぼ真夜中に起きていると言えるほどに真っ暗だ。そんなストイックな彼女だが、少々悪い点も。

「ヒャッハァァァ!!」

彼女は走り出すとテンションが上がり叫び声をあげる癖があった。
ニワトリと競い合うほどに朝早くから学園くまなく届けられるドップラーな奇声、迷惑千万!
ちなみに魔力の鍛錬も兼ねて、現在空を踏みしめている。
12リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)19:18:55 ID:0lW
>>11
リエード・リオーナの朝はドップラー奇声から始まった。
部屋の中で生徒が見れば引きそうなほどのしかめっ面を作り上げ、その表情を緩めながら身支度を整える。
そして部屋から出る頃にはいつもの温和な笑みとどこか恐ろしい圧を備えて――叫び声のする場所へ。

「そこの女生徒ー! 降りてきなさい! 少しお話がありますのでー!」

降りてこなかったら引き摺り下ろす、と言わんばかりに鎖を袖に忍ばせながらリエードは下から呼び掛けたという。
13ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)19:25:30 ID:cHY
>>12
その言葉に反応し、キキキーッと空中でブレーキ音を立てて停止するルビー。
そのまま螺旋階段を駆け下りるように地面へと降り立った。

「おっはようござーまーっす! 運動部っすか? 今日もいい朝っすね!」

現在太陽が昇る直前、うっすらと空が白みだした頃合いの時間だ。場合によってはこんばんはも許されるだろう。
相手の怒りに気づかず、元気よく挨拶!
14リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)19:29:39 ID:0lW
>>13
意外にも素直に降りてきた相手にリエードは内心安堵していた。朝からの苛立ちを逆撫でされないからだ。

「はい、元気な挨拶をありがとうございます、朝というにはお日様がまだ寝惚けていますがね」
「……風紀委員のリエードですが――何故呼び止めたかはお分かりですか?」

元気よく挨拶する相手の肩をガシィ、と掴もうとするだろう。同年代男子に比べるとやや低い背丈だが、威圧感は無駄にある。だって笑顔なんだもの。

「貴女のお名前をお聞きしても?」
15ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)19:40:41 ID:cHY
>>14
「春も近いっすけど、まだこの時間は寒いっすからねー。ランギ様もヒネ・ヌイ・テ・ポ様からバトンタッチするのを嫌がってるんだと思うんすよ」
「リエードくんっすね! よろしくお願いしまっす! なぜ呼び止めたかは……一緒に走りたかったんすか?」

謎の固有名詞は、お国の神様の名前である。
ガシィッ! と掴まれた肩には、はてなマークをつけながら目をやるばかり。でもなんだか、いやーんな空気?

「うっす! 自分、ルビー・マンスフィールドっすよ! ルビーちゃんかキーウィちゃんって呼んでほしいっす! ……ところで、なんか怒ってるんすか?」

ここでようやく気付いた模様。
16エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)19:47:50 ID:hJg
ここは魔獣舎。合成獣科などで使う魔物を学園が管理し飼育する場所。
そこのエサやりなどの簡単な作業は、たまに持ち回りで初等部のクラスに当番が回ってくる。
作業を終えたクラスメイトが帰る中、エリシアは一人檻の前でしゃがみ込んで魔獣を眺めていた。

「んー……」

最近、死霊猫関連で色々とあったところ。獣について何か思うところでもあったのだろうか。
あるいは、考えなどないのかもしれないが。昼下がり、まりもを口にしながらぼーっと獣を眺める。
17リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)19:48:43 ID:0lW
>>15
「そうですか、恐らく先程起こされた方もそんな気分なんでしょうねえ」
「並走ならば歓迎しますが追跡だけは遠慮したいところですね、自分は空を走れませんし」

まあそもそも走るのが遅いので並走するには相手のトレーニングの邪魔にしかならないのだが。

「ではルビーさんとお呼びしましょう――ええ、朝から飼育の鶏すら恐れるような声で目覚ましをかけられて――少々自分は怒っているのでしょうねえ……?」
「……トレーニングは自由でしょう、声もまあ、度が過ぎなければ許せるのですよ――度が、過ぎていなければね?」

メキメキ、とそのまま力を加えようとしている。地味に痛いぞ!

「あの声はなんですか? その理由次第では――許しますが」

逆に言うと理由に納得いかなければ許さないと言っているぞ、しかもジャラジャラと金属の音までしてるぞこの男子!
18グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)19:54:10 ID:iCy
>>16
おっと、先客か……どうしただ嬢ちゃん?
【褐色肌の逞しい筋肉がエリシアちゃんに語りかけますよ】
【担いでいるものは檻の棒で、劣化している部分を探しては交換するために魔獣舎に来たのです】
【この筋肉は目の前のエリシアちゃんは少女と認識してますね】
19ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)19:56:59 ID:cHY
>>17
「あ、じゃあ今から走るっすか!? 自分地面の方が全力出せるっす!」

ブンブン振られるシッポが幻視できそうなくらいのはしゃぎよう。
ああしかし、なんということか! 彼女の方がメキメキいいそうになっている!

「アタタタタ! な、何をそんなに怒ってるんすか!?」

いまだに気づけていないぞ!

「あ、あの声は、気合いっす!」

気合いというかテンションというか。実際大声を上げると力が出やすいが、短距離走にはあまり使われないだろう。
込められる力、ジャラジャラいう鎖っぽい音、これはもしや激おこなのでは?
ルビーのこめかみをツーっと冷や汗が流れた。果たして彼女の運命やいかに。
20エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)19:59:07 ID:hJg
>>18
「んー?……あれ、おいしいかな?」

グレゴールの声に振り向いて、答えるでもなくそんな呟き。
魔獣というものは不思議な形状をしているものも多く、興味が故に理解のための経口摂取を試みたい、ということなのだが。
相変わらずの言葉っ足らずではそこまでは伝わるまい。単にまりもを抱えた悪食な少女、と思われるくらいだろうか。

「……それ、なにー?」

そして、エリシアの視線はグレゴールの持つ金属棒に移って。
21リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)20:04:17 ID:0lW
>>19
そうじゃない、とリエードは心の中で言ったという。ここで彼女が獣人ならばほっこりもしただろうがそこは無情である。

「気合い、ですか。なるほど、気合い」
「確かに大声は気合を入れるにも引き締めるにも有効なものでしょう、それは知っています」

おっと? 込められる力が少し緩んだぞ? しかしここで逃げてはならないと本能でもわかるかもしれない。
今逃げる=後ろめたいと取られてもおかしくなく、それすなわち――だ。

「では貴女は自分がグッスリ眠ってる横でどんちゃん騒ぎされても許せますか?」

鎖が肩の後ろから逆サイドの脇腹から生えてくるように回って拘束しようとするでしょう――逃げんな、の意思表示。
ただし、今後の弁明次第ではまだ許される、ルビーの態度はまだ「執行猶予」状態なのである。
22グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)20:05:14 ID:iCy
>>20
魔獣食か……どうなんだろうな?
【グレゴールはそういう文化もあるのだろうと思いながらも】
【兎かなにかに近い草食性の魔物なら……?しかし穀物とかを好んで食べる鳥系の……?と頭を悩ませます】

安全の為のものさ
ほら、ここの棒と似ているだろう?
【常温では凄く堅い金属の棒であり、その長い棒を檻へ近づけて比較するようにしてますよ】
23エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)20:10:34 ID:hJg
>>22
並べられた金属の棒に、つかつかと近寄るエリシア。
そして檻の金属棒をこんこんと叩き、次いでグレゴールの持つ棒を同じように叩く。

「おーっ、いっしょのだーっ」

そして、それらが同一のものであると何となく理解したエリシア。
もしグレゴールが作業を続けるのなら、それを興味深げに眺めるだろう。
24ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)20:14:09 ID:cHY
>>21
しかし彼女はおバカ。内心も表情もその本質を読み取れていない。

「そ、そうっす! ワー! とか、ムキャー! とか、大きな声を出すと気合いとテンションがもうヒャッハー! てなるんす!」

彼女の中には少なくとも何も後ろめたいものはない。であれば当然取るべき行動は面と向かってぶつかることだ。
しかし巻かれ始める鎖!

「自分も混ぜてもらいにいくっすね!」

(寝起きに)強きものは弱きものの心がわからない。
25グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)20:17:13 ID:iCy
>>23
古くなって壊れやすいところを魔獣が狙って脱出されたら困るからな、こうして新しいものに交換して……ふん!
【檻の棒を魔法鍛冶のちょっとした応用で変形させる形ではずしますよ】
【素材をある程度必要な形に変化させる為によく使う魔法ですね】

そしてこれを直ぐに入れる
【外すときと逆の要領で新しい棒を付け替えました】
26リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)20:19:36 ID:0lW
>>24
じゃらり、と鎖がさらに巻き付くでしょう、主に腰回りをガッチリ二周ほど。

「質問を間違えました、貴女が眠い時に耳元で延々と奇声のみを発してくる相手が居たらどうしますか?」

質問が滅茶苦茶なくらいスッキリした。今までの行動と反応から彼女の気質的なものを何となくわかったようだ。
――だとすれば。

「貴女、自分が発した大声で他人が不本意に……無理矢理起こされていたとしたらその方々に言うことはありますか?」

最後の関門。答えを間違えた瞬間、ルビーの運命はジ・エンドだ。
27エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)20:21:56 ID:hJg
>>25
さり気ない鍛冶魔法を見逃していたらしいエリシア。
魔獣を閉じ込めるための檻なのに、棒が簡単に外れては意味が無いだろうと目を丸くして。
そして、交換した直後の檻をぐいっと引っ張ってみる。……が、当然金属棒はびくともしない。

「あれっ、なんでー?」

単純な力もあるだろうが、それでも疑問は残ったらしく。金属棒に張り付いたまま、疑問の視線をグレゴールに向けた。
28グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)20:27:41 ID:iCy
>>27
端を見てみろ、なんかちょっと段差というか細くなってる部分があるだろう?
【グレゴールが外した方の棒の片方の先をエリシアちゃんに近付けますよ】
【檻の溝にはめる部分の体積を他の部分に全体的に押し付けたので凸のような形に微妙になっています】

すでに造られた武具には使えないが、シンプルなものにならこうして形を多少は変えられる魔法があるんだ
【入ってきて、長いのは邪魔だったなと思っていたグレゴールは持ち運びやすい程度に棒を魔法で丸めていき先端を歪めて取っ手を付けました】
29ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)20:28:52 ID:cHY
>>26
なんて非情なことか。これではルビーも箱の中の子猫である。

一つ目の質問はよぬわからない。そんな変な人いるだろうかと頭にはてなを浮かべるばかりだ。
しかし二つ目の質問はよくわかる。眠ってる人は起こしちゃダメだ。おバカな彼女でもそれくらいよくわかる。なら、答えは一つしかないわけで。

「ごめんなさい、っすねぇ……ハッ、まさか自分のことっすか!?」

ようやくもしやと思い始めたルビー。
30エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)20:34:53 ID:hJg
>>28
「おー……っ?」

その変化は微妙なもの、というより元の形をよく観察してなかったが故に。
はっきりとは分からなかったようだが、その後の魔法に対する反応は顕著だった。
何せ、棒が輪のように丸まって取っ手までついたのだ。その変化もまた顕著。
どうやら魔法の世界というものは、まだまだエリシアを飽きさせてくれる気はないらしい。

「ねー、それどうやってやるの!?」

そこから先は、お得意の好奇心が先走る。きらきらとした目でグレゴールを見つめながら。
31リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)20:35:11 ID:0lW
>>29
おお、理解してくれましたか、とまるで幼子が少し上の学年の問題を解いた時の親の顔のような表情を見せた。
うん、バカにしてると思われても仕方ない反応である。相手が亜人でない時の対処に多分不向きなのだ、リエード。

「ええ、その通りです。あなたの気合いを入れるための発声はどういうわけか奇声となって自分の部屋にまで響いてきました。不思議なこともあるものですね?」
「では、今から貴女が自分に、ひいては他に起きてしまった方々にすべきことはお分かりですか? それはトレーニングの後にやってもらって構いませんが」

そう言うわりにはガチガチに縛っているではないか。と見物客が居たら言うことだろう。いつの間にかリエードの手は肩から離れていて、そこから伸びる鎖が彼女を繋いでいる状態だ。
ちなみに今さらだがこの鎖は魔術的な攻撃に滅茶苦茶脆かったりする。
32グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)20:39:50 ID:iCy
>>30
魔法だ、やり方は……どう説明したものか
【金属に慣れていて、魔法との相性とか硬さとか弾力とか特徴をある程度知っている素材にのみ使える魔法であり】
【グレゴールは目の前の少女に今教えても使えるのだろうか?と何故か伝授できるかを悩んでいる様子】

壊れても構わないもので、触り慣れたものはあるか?
33エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)20:43:09 ID:hJg
>>32
「魔法だーっ、わーい!」

グレゴールの簡潔に過ぎる端的なことボアに、手放しに喜ぶエリシア。
それが体系化されている、能力ではなく魔法であるということは。エリシアも学べるということに他ならない。
そして、触り慣れているものとの言葉にエリシアは視線を落とし、手にしたものをグレゴールに見せた。

「……これ?」

どこからどう見ても、球状の植物。まりもである。
34ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)20:44:55 ID:cHY
>>31
しゅーんと叱られた犬のようにうなだれるルビー。一般人ならちょっとばかしカンに触るようないいようだが、あいにく彼女はおバカ。字面どおりに、とは流石にこの空気ではならないが、それでも叱られているという本質こそが彼女をうなだれさせる。

「むー……わかったっす。今日は校門でごめんなさい運動っす!」

うなだれつつも無駄に気合いを入れるルビー。
彼女は鎖から逃れようとはしない。縛るまでもなく、彼女は最初から一歩もそこから動くこともなかっただろう。そういうところ真面目なのだ。
35グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)20:50:33 ID:iCy
>>33
ま、まりも……いや、時に骨を隙間なく一つの塊に加工することもあるし行けるか……?
【魔物の骨の硬さを利用したナイフとかそういった生き物の素材をも取り入れるのが魔法鍛冶】
【故に生き物といえば生き物なまりもも多分いけ……いけ?】

しっかりと特徴を思い浮かべた上で、作りたい形をイメージしながら《素材形成》と唱えれば出来る筈なんだが……まりも……
36リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)20:52:07 ID:0lW
>>34
「寝不足気味の生徒や奇声を訴える声の主には重点的にです、貴女のその反省を見れば大半の者は許すでしょう。もし」

ジャララ、と鎖は痛みもなくリエードの袖口へと戻っていった。つまりは解放――なのだが口調的にはまだ続く。

「その反省を利用して危害……貴女を貶めるような相手が居るなら風紀委員の場所に来なさい、きっと優秀な身内が貴女に協力することでしょう」

……まあそもそも、ルビーがそのような相手のことに引っ掛かるのか? という思いはある。なんというかパシりは平然と受け止めそうな不安はある。
とはいえ本人が辛くないなら干渉しないのもまた選択肢、亜人にある習性のようなものがあるかもしれないと勝手に考えまくるリエードなのである。

「あ、これは自分からの返事です。今後奇声ではなく大声にするよう、気を付けるように」

唐突な脳天への垂直チョップが繰り出された。食らうとやっぱり地味に痛いぞ!
37エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)20:56:25 ID:hJg
>>35
「《そざいけーせー》?……んーっ」

グレゴールに教わった呪文をたどたどしく発しながらも、手にしたまりもは変わる様子がない。
その理由は、果たして。イメージ不足からなのか、鍛冶魔法ゆえ植物はダメなのか、はたまたまりもは「まだ生きている」からなのか。
何度か試せば結果も変わるかもしれないが、グレゴールのまりもに対する懐疑的な様子に見切りをつけたようで。

「……じゃあ、これは?」

そういうと、自身の頭部にあった触角を躊躇なく引きちぎってグレゴールに見せるのだった。
38グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)21:01:44 ID:iCy
>>37
おい!まて!それ気軽に千切っても大丈夫な部分か?!
【流石に驚く20歳】
【お察しの通り、木を使うさいは切って板に加工した位からその魔法が通るようになりまして】
【まりもが植物として生きているなら無理でした】

そこから分裂したりはしないよな……?
39ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)21:07:06 ID:cHY
>>36
「うう……わかったっす……」

再びうなだれるルビー。実際そこまで被害が及んでいたとは思いもしなかったので、それはしかたなきことか。

「……? よくわかんないっすけど、何かあったらリエードくんに頼るっすよ!」

他人の悪意に鈍感なところがあるのかもしれない。おそらくパシリ程度なら笑顔で引き受けることだろう。

そして飛んでくるお許しのチョップ。ヘブッ!? と声を漏らすが、文句は言うまい。

「き、気をつけるっす……」
40エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)21:08:19 ID:hJg
>>38
「んー?だいじょーぶ!」

触角を持った手を突き上げて、元気よく肯定するエリシア。
実際、触角は自切を想定された部位の一つであり、寝て起きればあらかた再生しているほどだ。
何なら既に供物として2度ほど捧げられているし、扱いのひどさも随一だ。

「ぶんれつ……?たぶん……
 えーっと、《そざいけーせー》!」

実際に触覚側からエリシアが生えてきたことは無いが、そもそも質問の意図がよくわかっていないエリシアはどもり気味。
そして再び魔法を唱えると、ラグビーボール状のそれがゆっくりと伸びるように棒状に変わっていく。
もっとも、引きちぎって間もないそれは細胞がまだ「生きている」とも取れそうではあるが……?
41グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)21:13:38 ID:iCy
>>40
魂が宿ってないものだから理解していれば出来るものなのか……
【グレゴールさんは唖然としてますよ】
【普通生き物の腕を完全に切り落としてからわざわざその腕を壊すために使ったりするような魔法ではけっっしてないので、意外そうに見ています】
42リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)21:13:58 ID:0lW
>>39
「ええ、機会があればお助けしましょう」

チョップした手を痛みも無さげに納めるとそれでは、とパンと両手を合わせて打ち鳴らした。

「貴女も反省したようですし、風紀委員としての自分はここで終わりにしましょう」
「今からリエードとして貴女のトレーニングに少し追走してもよろしいですか? 置いていっても構いませんので」

すっかり目が覚めた様子で、このまま二度寝しても恐らく遅刻のリスクが高まるだけ。それならもう身体も起こしてしまおうと準備体操伸脚を行った。
ちなみに本当に遅い。少なくとも期待のスプリンターの彼女から見れば亀の歩みと見ても仕方ないほどに。
43エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)21:17:29 ID:hJg
>>41
「んー?ほんとはだめなの?」

不思議そうなグレゴールの様子に、首を傾げるエリシア。
実際は鍛冶魔法ではなく、エリシアの物質変形によってその形状変化は成り立っている。
変形ができたのも、「自分の身体」という条件に合致していたからであり、他ではこうはいかなかっただろう。

「……あっ、戻った」

その際は、しゅるしゅるとラグビーボール状に戻った触角からも明らかになるだろう。
形状を調整するための鍛冶魔法では、一度変形させたものが勝手に元に戻ることは無いだろうから。
44グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)21:23:47 ID:iCy
>>43
駄目という訳ではないが、ううむ……いや《素材形成》が上手く発動してないな
【見ての通り、成功していればグレゴールがまるで鞄かのように持っている元金属の棒の様に形が勝手に戻ることはありませんので】
【自分の体でも、思ったよりもどんな構成なのかとか理解するのって難しいだろうなと考えると上手く言葉に表せない】

使わなくなったスプーンとか、そういうので練習すると身に付きやすいかもしれないな
45ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)21:27:08 ID:cHY
>>42
「よろしくお願いするっす!」

何をどう言う時に頼むかは本人もよくわかってはいないが、風紀委員の人なら頼り甲斐があると若干能天気に考えるルビー。

「お! 一緒に走ってくれるんすか!? 走るっす走るっす!」

そう言ってリエード少年に合わせるように準備運動を行い、いざスタート。
なお、どれだけ遅くとも彼女は相手のスピードに合わせて走り続けるだろう。やはり一人よりもみんなで走った方がなお楽しい。
そう思いながら、楽しく走り続けた。
46エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)21:31:12 ID:hJg
>>44
「んー、むずかしい……」

実際には発動条件を満たしていないという所が大きいのだろうが、なかなか習得できないということは事実。
今までのようにあっさりと行かないあたりに、難しさを感じているようだ。

「すぷーん……」

そう言って思い浮かべるのは、いつかのルクスとの食事。
エリシアは食生活上、器具を使って食べた思い出がそんなに無いのだ。特定の食事が連想されるのも無理はない。
……そして、イメージを強く思い浮かべたためか。手にした触角がスプーンの形に変化していき。

「……すぷーんかぁ」

発生なしに形状が変化したそれを、眺めて首を傾げた。
47グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)21:33:45 ID:iCy
>>46
スプーンじゃなくても、何か買い物をしたときにどんな金属を使っているのか分かるもので普段使う物ならば何でも良いぞ?
【スプーンを使わない文化もあるのだろうとグレゴールは思いますよ】
【金属アレルギーでもなければどっかで金属を使ったものがあるはずと】
【そして壊しても大丈夫ならそれで練習出来るだろうと伝えようと】
48リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/07(水)21:35:14 ID:0lW
>>45
「元気というのは種に関係なく良いものですねえ……」

亜人好きが根底にあるが、じゃあ人間が嫌いかと言われたらそうではない。第一印象はアレであったが、少なくともルビーの様子はリエードにとって好感が持てるものであった。

「……すみませんねぇ、お待たせしていて」

リエードは高等部、そのため少年というには少し違和感ある年頃であったりする。そのわりにやっぱり遅い。
筋肉の重みなのか、それとも別の理由があるのか、聞いたものは今のところ存在しなかったという。

そして、リエードは走った影響か少し晴れやかな顔になっているだろう。

「……ふー、たまには走り込みというのも良いものですね、良い汗がかけました」
「ありがとうございます、ルビーさん。それでは今度は貴女を叱らない時に来れることを期待しますよ」

終点にて、リエードはそう言うことだろう。一度寮の方角に戻るのはそう、登校の準備のためである。
ひとまず此度は別れを告げて、次の出会いに期待するのであった――。

――寮内で彼のやけに晴れやかな表情に一部の生徒が恐れを抱いたのはまた別の話である。
49エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)21:37:05 ID:hJg
>>47
「んー、きんぞくかぁ…… あっ」

エリシアのよく知る金属が、ひとつだけある。
いつか書庫でカメリアと戦ったときに、貰った純銀製のビー玉のようなものだ。
エリシアはそれを食べてしまっているため、純銀に限り変換できるようになっていた。

「! ねーねー、これは?」

手にした触角を意識すると、なんとそのまま純銀に変わるではないか。
手早く金属を、しかも直感的によく知るものを手にしたエリシアは、グレゴールへと興奮気味に確認をとるのだった。
50グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)21:42:17 ID:iCy
>>49
体を金属に……凄いな、肉体がその金属の情報を知っているのであれば……いけるのだろうなあ
【奇想天外摩訶不思議な体質だよなあ、目の前の少女(エリシアちゃんをそう認識)】
【そういう風に出来る位に素材を知っていて、生き物でなくなった?魂が宿らないただの純銀なら余裕なのだろう】
51エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)21:47:04 ID:hJg
>>50
「おーっ!えっと、《そざいけーせー》っ!」

グレゴールの肯定に顔を輝かせて、すぐさま《素材形成》を試みるエリシア。
元は自分の身体、練金魔法の行使も容易なほどに直感的に理解された素材。もはや術の発動を拒むものは何もない。
ぐにぐにと形を変えて、現れた形…… 海底でよく見た姿、ヒトデだった。
まあ、純銀は金属の中でも特に柔らかいもの。わざわざ鍛冶魔法で形成する意味は、あまり無いのだが。

「……できた?これってできた?」

銀のヒトデを眺めまわして、未だに戻る様子が無いことを確認して。
グレゴールの方を見て、その出来栄えを評価してもらおうと。
52グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)21:51:33 ID:iCy
>>51
さっきのと比較するなら、勝手に元に戻ったりしなければ出来たのだろうな……銀の……星?
【ヒトデという生物を知らないので、小さな子供が描く光っているものの形としての星として認識】
【グレゴール的に断固としてヒトデではなく星】
53エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)21:54:40 ID:hJg
>>52
「おぉーっ……!」

グレゴールの肯定ともとれる言葉に、ぱあっと表情を明るくするエリシア。
手の平でつんつんとヒトデをつついたりしながら、その成功を実感しているようで。
やがて、グレゴールへと両手でヒトデを差し出すと、喜色満面で言うのだった。

「ひとで!あげるねっ!」

オブジェにしかならなさそうなそれは、エリシアなりの感謝なのだろうか。
54ルビー◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)21:56:52 ID:cHY
>>48
「なーんにも問題ないっす! 自分にとってはスローペースっすけど、リエードくんと走るならそれも楽しいっす!」

歯に絹きせぬ言い方だが、そこには嘘が一切なく、その笑顔は本当に楽しそう。
そして一通り走り終えた彼女は、晴れやかな笑顔で汗を拭う。空はいつの間にか、朝の青空となっていた。

「やっぱり一人よりみんなっすね! 今度会うときは、お説教抜きに一緒に走り込みっすよ!」

リエードも楽しそうでなにより。元気一杯に彼に別れの挨拶をし、彼女もまた向かうのであった。
ちなみにだが、この日の朝に首から『私は騒がしくしてみんなを起こしてしまいました』と言う看板を首から下げたルビーが校門で見られたという。
55グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)22:01:14 ID:iCy
>>53
ひとで……ひとでか(ひとでとはいったい)ありが……純銀じゃねえか、いや体から変化させたものならそうした貴金属としての……ううむ
【持ってみて、重さで解るこのメタル】
【グレゴールさんは受けとるとぎょっとして価値が高いし返すべきか、いやどうなんだこれと葛藤してますよ】
【小さい子から純銀を渡されて……しかし錬金術などで変化させたものなら魔法的なアプローチで貴金属としての価値が下がるところもあるしそう考えるとセーフなのか?と悩みに悩み】

お嬢ちゃん、名前は?
【後でそれなりに価値があるような物でお返しをと思い名前を聞くことに】
56エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)22:05:37 ID:hJg
>>55
「なまえ?……えりしあ!」

グレゴールに名前を聞かれて、答えるだけは答えるエリシア。
ただ、聞き返すことはしないので、それを受けて自分から名乗らなければエリシアが名前を知ることはあるまい。

「じゃあじゃあ、またれんしゅうするね!じゃあねーっ」

気づけば初等部の昼休みも終わりに差し掛かる時間。重力魔法で浮き上がって、ぶんぶんと手を振って。
そのまま獣舎の合間を縫うようにして、教室へと帰っていった。

ちなみに、先程も見せたエリシアの物質変換の特性を覚えておいでだろうか。
恐らくグレゴールが魔獣舎から立ち去ったあたりで、純銀のヒトデは緑の軟体質のヒトデへと変貌しているのだった。
57グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/07(水)22:11:24 ID:iCy
>>56
俺はグレゴールっていうんだ、よろしく……じゃあなエリシア!
【名前が分かれば、寮に届けて……と思いエリシアをその場で見送るのでした】

良かった、これなら安心だ……あの少女が金属を産み出す金の何かを産む生き物扱いされることも無いだろう
【受け取ったものが先程の触角な材質になるのをみて安堵したグレゴール】
【そして、悩んでいる間に思ったことも時間経過で戻るならと本当に安心したようでした】
58俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/07(水)23:37:39 ID:MpK
ここはネポック魔法学校、高等学部の某学級。
時刻は四限の終わり。錬金術の講義も終わり、昼休みに移行するころ

教室からでたカメリアを追うように、その男が飛び出した。

「カメリア教授、俺様という男に、どうか昼休みの時間を分けていただきたい」

身長180を超える恵体
齢は二十歳を超えたその男は、自らの名前を捨てたがゆえに名前がなく
それゆえに「俺くん」と呼ばれていた
59ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)23:39:44 ID:hJg
「そろそろ採取も見えてきたな……」

冬の空の下で畑を前に、教員用のローブを羽織ったロイコが呟く。
魔法植物の中には数こそ少ないが冬に育ったり特異な性質をもつものがあり、そうした植物を育てるための畑だ。
土から生える草から低木のようなもの、つる植物までが混在した畑。
手近な水道から水を引っ張って、魔法で散布しながら。
60カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/07(水)23:44:35 ID:cHY
>>58
それに答えるはフラスコに入った手のひらサイズの少女カメリア。フヨフヨ浮かびながら相手に近づく。

「よー……俺様という男。どうしたんだ?」

自分のキャラ的に相手を君付けで呼ぶのはなんとなくはばかられるし、名前は本人たっての希望で明かさないので、彼女はそんな呼び方をしていた。
61エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/07(水)23:50:30 ID:mHs
>>59
そんな畑の上空を横切るように妖精の少年があてもなく飛んでくる。
そして水やりの様子が興味を引いたのか、ロイコの方に向かって降りてくる。

「やあ、先生。これは何を育てているんだい?」

その口調はとても初等科の生徒とは思えないものである。
62俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/07(水)23:55:45 ID:MpK
>>60
「ハッハァ!ネポック学園ヒロシといえど、俺様という男を俺様という男と呼んでくれるのは貴様くらいだせ、カメリア教授」

「そうだ。話がある。俺様という男の進路相談だ」

敬語を使わないのは教授に敬意がないわけでも、彼が驕り高ぶっているからでもない
彼は純粋に小難しい敬語を苦手としている。

「俺様という男は、高等学部に進学してから貴様の錬金術学を履修した。まだ基礎の段階だが、それは……」

「否、面倒な話はなしだ。端的に聞きたい。」
「俺様という男は魔法が使えない。だが、将来は魔道具の職人になりたいと考えている」
「答えてくれ。錬金術を学べば、それは可能か? 」
63ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/07(水)23:57:29 ID:hJg
>>61
「ん?……っと、君は妖精かい?
 ああ、実験用の魔法植物を少しね」

水魔法で人力スプリンクラーが如く水を散布しながら、涼しい顔で。
エリシアとの関係もあって初等部にはかかわっていないロイコ。かの妖精が生徒であることには思い至っていないようだ。

「これらはこの時期に育てないと意味がないからねぇ。
 さほど珍しい物でもないが、少し希少度が高いんだよ」
64エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)00:07:20 ID:jyM
>>63
「まあ、そんなところだね」

そう言って胸を張る妖精の少年。
一般的な妖精に比べるとかなりでかいサイズではあるが。

「ふむふむ、確かに普通は冬には畑は使わないからねー
…普通の農家が育てないのはやっぱり難しいからとか?」

わざわざ校内の畑で作るぐらいだから、普通の農家には
栽培は難しいのだろうと予想してロイコへと問いかける。
65カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/08(木)00:09:00 ID:Umj
>>62
「アタシ様もそれは自覚ある」
自覚はあってもそれ以外で呼び用がない故に、彼女も呼ぶときは少し間が空いてから呼ぶ形になっている。

「進路相談か、いいぜ。どうしたんだ?」

そして前置きを置いておき語られる内容は、将来の志望について。錬金術が魔道具職人になれるかということ。それに対する答えは。

「んー、錬金術は確かに魔道具作成に役立つぜ? 材質変化や形状変化、あるいは分解と再構成による性質変化。それらを組み合わせれば、だいぶ役には立つと思う」
「でも、錬金術だけでなれるもんではねえな。そこからエンチャント、ルーン、魔法陣、魔力貯蔵素材の組み合わせ、その他諸々。まあ、錬金術はそのうちの一つでしかないって思ってくれ」
66ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)00:14:53 ID:Ahd
>>64
「へぇ。それにしては体格がいいね?
 君みたいなのは初めて見た気がするなぁ」

そんなサイズ感を前に、ロイコは感心するような声を出した。
加えて言うと、妖精というものは自然を体現したかのように移り気でもあるが。
目の前の存在は、そうしたあてどもないような存在ではなく、確固たる個を持っているのだと感じた。

「まあ、難度も多少高いだろうけど。
 一番の違いは、農家に求められる練度よりも…… 求められる土壌のせいかな?」

一般に、魔法植物を正しく育成するにあたっては適切なマナを配分しなければならない。
普通の農作物に対しては意識せずともよいそれを、加えて管理すること。その手間が故に農家には敬遠されているのだろうか。
もちろん、普通の植物にとって必要な栄養も欲するそれを作れば、どの植物も育ちにくくなる。農作業全体に影響が出てしまう事は想像に難くない。
67俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/08(木)00:22:28 ID:DWl
ほう。それはとても面倒だな」

カメリアの教授を一刀両断
訳注を入れるなら、それはとても難しいことですね、といった意味合いだ。

「だが、カメリア教授よ」
「根本的な話、俺様は魔法が使えない」
「病を患わっていてな。魔力の属性、性質、形容の固定が制動できない」
「魔力が無いわけではない。だが、魔法に変えられない」

「そんな俺様でも、そのうちのどれかを覚えることは可能か? 」

彼はたしかに二十歳だが、勉学や知識は中等部レベルで止まっている。
ルーンや錬金術の仕組みも正直に言えばわかっていない。
そんな彼がなぜ魔道具職人を目指すのだろうか。

「……立ち話、否、浮き話もなんだ。カメリア教授、ついでに、ランチをともにしないか? 」
「俺様という男は、錬金術のスペシャリストである貴様に、媚を売ろうと思ってな」
「甘味が好物と聞いた。奢られてくれ」
68エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)00:25:37 ID:jyM
>>66
「僕みたいな大妖精は森の外に出ることは珍しいからね」

『森の外に出ることが珍しい』ということは、森の中には彼のような大きい妖精がいるのだろう。
あと、彼が確固たる個を持っているのは、旅をして色々なものを見てきたことと無関係ではないだろう。

「土壌というと… マナ的なものの扱いとかかな?」

そういうと、彼の手のひらの上に「星」がひとつ生成される。
マナの流れを感じられるのならば、周りのマナを集めて作られたものだとわかるだろう。
69カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/08(木)00:30:11 ID:Umj
>>67
「正直なやつだな!」

そう言いながらもカラカラ笑うカメリア。そういうロックな精神、嫌いじゃない。

「あー、そういう意味で使えないってことか……だったら、うーん、魔法陣みたいな、固定された式に当てはまるのが一番かな?」

魔力だけで使えるものはとなると、やはりそこが一番かな? と思い当たる。

「生徒に奢られたんじゃ先生としてダメだろ? 美味しい甘味を教えてもらうのと、その気持ちを報酬ってことにしておくぜ」

そう言って、とりあえずは彼についていくだろう。そしてその道すがら、他に何か使えそうなものはないだろうかと志向の海に沈むのであった。
70ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)00:33:16 ID:Ahd
>>68
「そうなのか?今度探してみようかな……」

その言い草に、ロイコとしても興味が少しあったようで。
今度植物の採取に行くときは、ついでに探してみようかと考えた。

「お、理解が早いね。そんなところだ。
 魔法植物というものは育てること自体は容易いが、欲しい効果を持たせようとするとそういった調整が必要になる」

例えば、エリシアの部屋にもある、身体を温める効果のある実をつける植物。
ああいった効果を正しく持たせようと思えば、温度変化に関わる火のマナを与えなければならない。
そして、いっている間に彼の手のひらに生成されている物質に気付いて。

「……っと、それは?」
71俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/08(木)00:41:02 ID:DWl
> >69
「ハッハァ! 俺様という男は単純な男! 難しい話は苦手でな」

中指と人差し指を重ねて向けるという「それな」のポーズをとって得意げな表情
褒め言葉だと素直に受け取ったのだ。

「なるほどな。つまり俺様という男は魔法陣と錬金術を学べばいいわけだ」
「はァ、ネポック学園は広い。あとはルーンの使い手とやらを捕獲すれば、ハッハ! 」
「俺様は魔道具を試作できるというわけか! 嬉しいなァ!」

ありがたいことだ。よもやこうも単純にことが進むとは思わなかった。
彼はそれが本当に単純なことだと思っている。単純に魔法を舐めている。

「ふむ。俺様という男は、バナナナメクジの丸焼きをオススメしよう」
「俺様という男も食したことはないが、面白い響きだろう? 」

そういって彼が指定したのは、黄色い巨大なナメクジの丸焼き。
現実世界では世界で2番目に大きいナメクジとされるゲテモノだが、この世界では甘く美味しく食べられる……かもしれない
72エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)00:48:42 ID:jyM
>>70
「森と言っても『妖精の森』のことだから、普通の人が探すのは難しいかもね」

どうやらおとぎ話に出てくる『妖精の森』は実在するようだ。
そして、『妖精の森』の逸話――数日滞在したら外では数年経っていた――とかから、
探すのなら人生をかける覚悟が必要だということも。

「ん?これかい? これは『星』の魔法だね。
妖精はひとりひとり特別な力を持つっていうけど、そのなかでも僕が使える力さ」

そう言って、生み出した『星』をゆっくりと自分の周りを周回させる。
73ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)00:54:46 ID:Ahd
>>72
「『妖精の森』か…… なるほどね」

ロイコは職務上、森へはよく行く方だったが。目撃経験が無いのは、不自然なことではなかったらしい。
その逸話には、数々の不可解かつ壮大な伝承がついて回る。
彼のような存在の導き無しには、容易にはたどり着けそうにない。

「妖精の固有魔法か…… これ、触っても大丈夫かい?」

そしてエストレラの見せた未見の魔法に、ロイコとて多少の興味が湧いたようで。
ふと手を伸ばしかけて、中途で引っ込める。そして一応エストレラに安全性を問うた。
74カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/08(木)01:01:09 ID:Umj
>>71
なんだか心、通じ合った気がする。とてもロックだ。

「魔法陣に関してはともかく、ルーン魔術ならローライト先生がオススメだぜ。あの人は教えるのもうまいしな!」

しかし捕獲とは物騒な。比喩表現であると思いたい。
しかし本人が喜んでいるのなら、それは何よりなことである。

そしてたどり着いた食堂。指定されたバナナナメクジ。カメリア困惑。

「……あのな? バナナナメクジはバナナみたいな見た目ってだけで、多分味はエスカルゴ寄りだと思うぞ?」

カメリア、素直にベリーベリーサンデーを注文。心はやっぱり通じ合ってなかったかもしれない。

「それでだな、とにかく魔力自体があるのなら、やっぱり一番なのは魔力を注ぎ込むだけで発動する術式だ。悪魔を召喚するときに使う魔法陣は、属性とかは特に関係ないだろ?」
「あれは数学の式みたいに、こうこうこうしてこうすることで魔法を発動しますよっていう魔法式なんだよ。だから、魔力を注ぎ込むだけで発動するわけだな」
75エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)01:03:07 ID:jyM
>>73
「触るぐらいなら大丈夫だよ。
あまり手荒に扱うと壊れちゃうけどね」

周回していた『星』を止め、ロイコの前に移動させる。
そして、その後にポケットから取り出した飴を核にして新たな『星』を生み出す。
新しい方の『星』がオレンジ色なのはオレンジ味の飴を使ったからなのか。
76ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/08(木)01:08:26 ID:siS
「よく来てくれたな、リエード」
「時間を取らせてしまってすまぬな……まぁ座ってくれ」

風紀委員会の執行班長であるジノ・マルティーニの座している立場は風紀委員の中でも会長に並び高い地位だと言えよう
会長が事務処理などの裏方の要であるとすれば、ジノは表立って風紀の乱れを取り締まる前衛の要だ
そんな彼女が自分のデスクで書類に目を通していることは珍しく、そのような場面の最中にリエードは風紀委員会の執務室を訪れる
ジノはリエードに姿勢を休めるよう伝えると、書類を一度置いて彼をじっと見つめた。氷のように冷たい光を秘めた射貫くような視線だ

「……それなりに大切な用だというのは理解してくれておるだろう」
77俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/08(木)01:11:45 ID:DWl
>>74
「ほう。ほう。俺様という男が世辞を言わせて貰うなら」
「カメリア教授も教えるのが上手い。俺様という男でも、いまのところ理解出来ているからな」

心が通じあっているのだろうか
否、カメリアが意図的に単純な説明をしているのだろう
撫でるような外観を説明しておけば、後に詰め込みが効くのだから
それでも彼は束の間の賢さを楽しんでいる

「ほう……。通りでな。甘くないわけだ。おまけに美味くもない。生臭いな、これは」

バナナナメクジの丸焼き(串焼き)をいただきながら、彼女の教授に耳を傾ける。

「はァ、つまるとこそれは、魔道具の使用に魔力を込めるようなものか」
「まァ、魔道具は魔力が無くとも使えるのが利点と信ずるが」

「わかりやすいな。俺様という男は魔法陣にも興味を持った」
「カメリア教授よ、魔法陣を扱うときに心掛けることはあるか? ただの暗記で済むというほど、単純なこともあるまい? 」
78ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)01:15:26 ID:Ahd
>>75
「そうか。じゃ、遠慮なく」

おあつらえ向きに目の前に置かれた星魔法をパシッと掴んで、手の平に置いて観察してみる。
眺めてみると、やはり未知の物質でできているようだ。彼の言葉を鑑みるに、硬度はそう高くないようだが。
そして生成した水球の中に浮かべてみれば、僅かに発光しているのがわかり。
水圧を徐々に強くしていき、大体の硬度を計測したりして。

「特殊な物質生成魔法というべきか。
 中々面白いが、この硬度だと便利使いするには難しいのか?
 ……っと、また何かあるみたいだね」

先程とは色の違う星魔法を見て、エストレラに向き直る。
79リエード・リオーナ◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)01:16:41 ID:4Gz
>>76
珍しい風景もあるものだ、とリエードは遭遇した場面に少し口角をあげる。
その表情も一瞬、まるで一対一の面談の際のような堅い座り方をして椅子につけばリエードは視線をその身に受けた。
風紀の腕章も、キッチリ着られた制服も、普段と変わらないが唯一の変化は目の様子か。どこか、真剣な……うん、耳に向いてる訳ではない、多分。

「ええ、班長直々に、それも彼とは別個に。個人的な用件というのは大方」

「ましてや、自分に撫でさせるなんてものでもないでしょう」

そのような、顔を伏せて軽く冗談を言ったかに見えるリエードだが、顔を上げた時には笑みも和かな雰囲気も消えていた。

「自分を呼び出した用件、ハッキリとお聞きしましょうか。ジノ・マルティーニ執行班長」
80エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)01:20:48 ID:jyM
>>78
「まあ、少ない力で作れるんだからこんなものかな」

大体角砂糖を砕けるぐらいの力をかけると、『星』は砕けて淡い光の粒子になって溶けていく。

「あとは大きくしたり、飴を核にして強くするぐらいかな?」

今度は飴を核にしたオレンジ色の『星』をロイコの前に移動させる。
81カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/08(木)01:25:00 ID:Umj
>>77
「ハッハッハ、お前、お世辞言っても一品奢るくらいしかしねえぞ?」

素直に気を良くしてそんなことを言うカメリア。しかしその判断は正しかったのかもしれない。最悪な見た目と悪い味を緩和してくれるような、俺君が望む一品が横に並ぶはずだ。
そしてカメリアはちょっと引きながら共に食事を取っている。

「まあ、理屈は似てるな。魔道具に組み込むなら、魔法陣と魔力貯蔵用の何かが必要になるけどな」
「心がけることって言うなら、むやみやたらに実験しないこと、かな? 文字、記号、内側や囲むのに使う図形、果ては陣を描く素材や書いた時間気候温度まで、全てに意味が出てくる」
「そんな組み合わせをしっかり理解した上で、何が起きるかを正確に確実にわかった上でやらないと、少し違っただけでも何が起きるかわからねえ。ファウストみてえにドカン、とはなりたくねえだろ?」
82ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/08(木)01:26:37 ID:siS
>>79
「リエード・リオーナ……君を時期執行班長に斡旋しようと思う」

ピンと張り詰めた空気の中で、重々しく厳かに言い渡されたのは、ジノが身を引いた後の後任をリエードとする意
それを固めていることをジノは初めて明言したのだ。自らがここを去った後、役割を円滑に継承する為に

「君は我が風紀委員会の中でもきっての実力者であり、執行班長の座に余りある才能を持っておる」
「しかし君はまだ若く、長たるには足りない部分も多い」

リエードは戦闘力だけで言えば上級生のジノにも劣らず、教員であるミズハを打ち倒した実績もある
冷静かつ燃える闘志も持ちあわせた最高の闘士だ。しかしリーダーと呼ぶには頼りない部分も多い

「変わらなければ、間違いなく足元を掬われるだろう」

分かるな、と
微かに重圧を掛けつつ、何が足りていないのか己からの気付きを誘発する
83ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)01:27:07 ID:Ahd
>>80
「飴を?……ますます不思議な物質だねぇ。
 他のものは核にできないのかい?例えば……これだ」

お菓子は確かに妖精らしいといえば妖精らしいが、自然に存在するものではない。
そんなものを触媒にする固有魔法とは、中々この魔法も奥が深そうだ。

そして、畑になった魔法植物の中から一つの実をもいでエストレラに投げ渡す。
目を覚まし感覚を鋭敏にする効果のある実だが、冬の栄養価の少ない状態を生きるために糖分を多く含む実だ。
厳正な管理下に無いと、鳥に食べられがちな実でもある。

「へぇ…… こっちは中々、堅牢だ」

そして同じように水圧で負荷を駆けながら、オレンジの星を観察する。
手軽にかけている圧力くらいでは、そうそう壊れない程度にはなっているだろうか。なんにせよ、先程のものより硬いことは明らかだ。
84リエード・リオーナ◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)01:38:37 ID:4Gz
>>82
その意志にリエードは眉をピクリと動かした。全くもって意味がわからない、そんなことを表すような。

「…………」

実力者という評価。以前の試験での結末。だが、リエードはその評価を素直には取らない。理由は単純、あんなものは勝利とはならない。ただの情けだとするのが彼の認識だからだ。
長たる部分と言われれば、それは確かに足らないだろうとリエードは納得する。ジノのように指揮する力やカリスマは残念ながらあるとは言えず、マオのような実直さや勤勉さも果たして勝るとは言い難い。
残りの風紀委員にすら、おおよそ敵わない部分があって、それは何よりリーダーたるに不可欠なものばかりだろう。

「すみません、自分は少々頭を使うことが苦手でしてねえ……」
「少なくとも、自分から言えるのは、個を集める力などが不足してるとしか言えません」
「今まで自分は、長になるとは思っていなかったので」

彼は、風紀委員の中では異質。本来ならば処罰せねばならぬことを見逃したり、本人がそもそも乱していたり、かと思えば一部には異常なまでの厳しさを見せつける。
こんな者が果たして長になったらどうなるやら。

しかしリエードは単純に、現時点ジノにハッキリ負けていると自負できる牽引力とカリスマ性の無さを答えにした。
そして暗に、自分には判断の良さが無いと告げている。
85俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/08(木)01:39:55 ID:DWl
>>81
「ハッハ! カメリア教授も単純なお方だ。俺様という男はシンパシーを感じるぜ」

そうしてバナナナメクジ(串焼き)の横に並べられたアフロオジカの串焼き
彼は両手で串を握り交互にそれらを頬張りながら
美味い、不味い、美味い、不味いと繰り返して呟く

「魔力貯蔵用のなにか。つまりそれが魔力結晶や精霊というわけだ」
「俺様という男は夢見がちな男、どうせなら永久的に魔力を産み出すなにかを発見してみたいものだ」

「ほう、ほう。俺様という男は単純だ。てっきりこっきりと魔法陣を勘違いしていたぜ」
「描けばいいというものでもないか。奥が深いな……。魔法陣の世界は」
「だが、俺様という男はやはり単純だ。その複雑さ、不安定には、無限の可能性を感じずにはいられんな」

「何が起きるかわからないというのはつまり、どんなことでも起こりうるということだろう? 教授」
「俺様という男の好奇心は爆発寸前だ。今すぐにでも図書館に駆け込みたい気分だぜ」
86エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)01:41:41 ID:jyM
>>83
「木の実とかは試してみたけど駄目だったかな。
あとは塩の結晶もだめだったねー」

ロイコから手渡された実を核にしようと試みると、一瞬だけ星の形をとるが
すぐに光の粒子を周りにまき散らして元の実に戻ってしまう。

「そっちは少なくとも金槌で殴らないと砕けないかなー」

その言葉の通り、かなりの水圧をかけてもヒビ一つはいる様子がない。
普通の飴と違い、中身が均一なのも『星』を丈夫にしているようだ。
87ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)01:45:34 ID:Ahd
>>86
妖精というものは、自然が意志を持ったようなもの。そんな風に解釈していたが。
その固有魔法が人工物に依存するような形であることは、単純に興味深い事象と言えよう。

「木の実はダメなのか…… じゃあ、こっちはどうだい?
 それと、これは返却すればいいのかい?」

そう言って取り出したのは、最近おなじみのバタークッキー。チョコレートソースで柔らかく仕上がっている一品だ。
そして、星魔法の行く先にやや困りながら、とりあえずエストレラに渡せばいいのかと伺いを立てて。
88ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/08(木)01:49:33 ID:siS
>>84
「リエード……リーダーシップの不足などさしたる障害ではないのだ」
「君はこれまで人を率いたことがあるか?無いであろう」

「私は影武者として……皇子としての職務を一通り頭に叩き込まれていた。故に指揮に優れていたのだ」
「君も経験を積めばおのずと好くなる」

リエードの挙げた弱所はカリスマとリーダーシップの不足。しかしそれは経験で補えるものだとジノは言う
彼女は幼い頃から双子の兄と共に帝王学の講義を受けていた。ネポックに入学した時点で一国を動かす基礎ができていたのである
小さな組織を動かす程度であれば朝飯前だった。ゆえに執行班長の座に就いたのだ。その点においてはリエードも同じだ
実際に人を動かす事で、経験と共にリーダーシップやカリスマも追随する。ジノは彼の不安点を危惧していない

「私が危惧しているのはこれだ」
「リエード、これが何か分かるな?……この書類は君が検挙した違反の報告書だ」

先程まで目を通していた書類の山を指して、少々不機嫌そうにリエードを睨む
この一年でリエードが摘発した校規の違反や迷惑行為の取締件数は、ジノとマオを合わせたよりも多い
それほど優秀ともとれるが、ジノはなんとここをリエードの弱点と見ていたのだ
89エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)01:53:13 ID:jyM
>>87
「うーん、クッキーかぁ。やったことはないけどどうかな?
あと、『星』は時間が経ったりすると消えるからそのままでもいいよ」

木の実をロイコに返却し、受け取ったクッキーに魔力を込め始める。
その結果はいかなるものか
90リエード・リオーナ◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)01:57:13 ID:4Gz
>>88
「無いですねえ、ええ。お恥ずかしながら所謂祭りの時でも専らリーダーは他の方です」

「……あの、結構大事なことを言われた気がするのは気のせいですか?」

真面目な雰囲気だが、こうなってしまうのは彼の性分かそれとも雰囲気故か。
意外にも自分の弱点と認識していた場所はすぐに治ると言われてしまい、しかも畳み掛けるような過去である。
それを果たしてこの場で聞いて良かったものか。

「……おやおや、自分の報告書ですねえ」

視点的に見えるならば、リエードはよく目を通すだろう。何か抜けた内容や、それとも字が汚いのか? などと彼は思考する。
……早い話、検挙した内容、またはそれに対してリエードが行っていることを彼は全く危惧していない。それが彼にとっての正しきこと。

「もしや字が読めませんでしたか? それとも誤字が激しかったでしょうか、それともどんだけ違反多いんだこの学校、という愚痴ですか?」

――リエード・リオーナ。ある程度わかってくるだろう。こいつは風紀委員として根本的に何かダメなところがあると。
91カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/08(木)01:57:50 ID:Umj
>>85
「そ、そんなことはねえぜ? 別に嬉しいわけでもねえぜ?」

ちょっと視線が泳ぐ。どうやら喜んではないけども、という前提に奢るつもりのようだ。
それにしても串焼きと串焼きで串がダブってしまった。見た目も味も天国と地獄だが。

「あるいは宝石が血液だけど、永久機関なんて大きく出たな! そういうでかい夢、嫌いじゃないぜ!」
「書くだけでいいんなら、羽ペン一つで大魔導士さ。まあ、そんな簡単なもんじゃねえってことだな」

「……ほぉ? いや、その通りだ。まぁ実際のところ、呪文や儀式も全部はそういうことさ。無限に組み合わせがあり、無限の可能性がある。だから魔導の深淵は未だ誰もたどり着けていねえのさ」

魔術の本質に触れた彼に、ちょっぴり関心。それを知り挫折するものはあるが、それを知り希望を抱くなら、彼はきっと偉大な魔術師となるだろう。

「だったら、今からでも行くか? 昼休みももう少し時間があるしな」

そう言って、溶けたアイスやホイップをのみ下すのであった。
92ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)02:02:05 ID:Ahd
>>89
「そうなのか?じゃあ、貰っておこうか。
 ……そしてどうだ、出来そうかい?」

そういうのならばとオレンジの星をローブのポケットにしまうロイコ。
まあ、どうせ消えるのだから適当に捨てておいてもいいのかもしれないが、一応持っておくことにした様だ。
元が飴だからと言って、おいそれと食べることはしない。あるいはエリシアなら、すぐ口に入れていそうだが。

そして、魔力を込めている様子のエストレラに向き直って、その経過を観察する。
少なくとも、木の実にするよりはうまくいっているような風だが……?
93俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/08(木)02:10:31 ID:DWl
>>91
カメリア教授、4歳は年相応に反抗期なのだろうか。
単純な男である彼はそれを口に出そうか数秒考えたが、いうのをやめた。
万が一にでもアフロオジカの串焼きを取られたらバナナナメクジは完食できそうにないからだ。

「お褒めいただき光栄至極。圧倒的感謝というヤツだ、カメリア教授」
「正直に言って、俺様という男は、貴様という教授を誤解していた」
「貴様は全知であるがゆえに傲慢な教授だと、思っていた。正直に謝罪しよう」

軽くなった串をゴミ箱に投げ捨ててから「ごめんなさい」と両手を机に伏せての謝罪。
昼休みの時間をフルに利用した特別講義には、いやはや頭が上がらない。

「あァ、謝罪も済ませたところで善は急げだ。カメリア教授」
「貴様にはまだまだ学ばせていただく、俺様という男はせっかちだからな」

カメリア教授のフラスコを掴んで、猛ダッシュ!
昼休みは待ってはくれないと叫びを上げて駆ける巨漢を誰が止められようか
だがしかし、図書室につけば彼はバナナナメクジの毒気、あるいは喜色悪さに吐き気を催して、トイレへと再ダッシュ
カメリアの特別講義は、こうして昼休みの終鐘とともに半端な形で終わってしまう……のかもしれない
94エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)02:10:59 ID:jyM
>>92
「んーっ、えいっ」

確かに『星』はできた。
だが、それは核を使わなかったときや飴を使った時のような奇麗な星型ではなく、
『歪んで不格好な星っぽい形をした塊』とでもいったものであった。

「あー…」

そして、エストレラが残念そうな声を上げると同時に、砕けて小さな破片となり
地面へと落ちていく。
95ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/08(木)02:12:05 ID:siS
>>90
「なんだ?君には言っておらぬか……まぁよい」
「確かに字は……なんというか、達筆だな」

「フム、君はこの報告書を見る限り自分から仕掛けることが多いようだな」
「それに生徒の中には君に怯え、恐ろしいと感じている者も少なからずおるようだ」

リエードの字特有の癖の強さと、ジノの過去についてはほどほどに
彼女はリエードに足りないもの。それがなんたるかという本題へと移る

「リエードよ……我々の究極目標は学園の風紀を保つことだ」
「違反を検挙することや障害を排除することは我々の目標に非ず」

「道を踏み外した生徒たちが我々の制服を見て校規違反を止めるようであればそれでよいのだ」

ジノの活動方針は生徒らの『気付き』に任せ、答えの欠片を提示するというのが主である
彼とは対照的にジノは自分から仇桜をチラつかせたり、魔法を行使するような事はない
逃げる生徒を執拗に追い詰め問いただすこともない。不良生徒からすればある種カモのような存在である
しかし違反を目にすれば悲しみ、怒り、生徒が更生すればそれを本人よりも喜ぶ。その姿を見て影から彼女を嘲笑う人間はそう居ないだろう

「君に足りない者はマオが持っている。マオは……少し過剰が過ぎるが」
「同時にマオに足りない者は君が持っているのだ。毅然とした態度に物怖じしない度胸……」

「君らが切磋琢磨して互いに良い影響を与え合うのが、私は楽しみでならぬのだ」
96ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)02:17:53 ID:Ahd
>>94
「……ダメか」

どうやら、それを星として固定するには、お菓子だからという条件では不足らしい。
チョコクッキーが変化した歪な星がほろほろと砕けていく様子を見ながら、そう推察した。

「今のところ、こうも上手くいくのは飴くらいということか。
 触媒も奇妙だが、法則も奇妙だな。妖精の森では、飴が作られでもしているのかい?」

そして、そもそも彼の故郷である妖精の森の環境も気になってきて。
彼の来歴を探るような問いを飛ばしてみる。……もちろん、伝承の秘境。答えてもらえるとも思ってはいなかったが。
97カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/08(木)02:22:48 ID:Umj
>>93
何か言いたげだがその表情だけでは内心を読み取れない。でもなんか失礼なことを考えられている気がする。なぜだ。

「や、やめろよ謝罪なんて。それに、アタシ様も傲慢な部類には入ると思うぜ。知識の面では人間に負ける気しねえ、とか」

彼女の偉そう成分は、それに加えて溢れ出る自信からくる喋り方くらいか。あとはできないことなんてないというプライド。

「おう! アタシ様も勉強熱心な生徒は好きだぜ! ……でもお前なんでアタシ様のフラスコを掴むんだぁぁぁぁッ……!?」

彼女の声はドップラーなものとして食堂から消えていった。
五時間目、カメリアの錬金術講座は教師の乗り物酔いのため休講になったという。
98リエード・リオーナ◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)02:24:10 ID:4Gz
>>95
「すみませんねぇ、筆などには慣れてないものでして」

目に入り、見つければそれを罰する、または……交渉の材料にでもするのが彼のやり方。勿論、そんなやり方なのは風紀委員広しといえども彼くらい。

しかし、恐れを感じるならばそれでも良いと彼は感じている。

「……それ自分の行動とあまり変わらないのでは?」

リエードが通れば、風紀を正す。……間違ってるのか? とリエードは考えている。しかし、根本的に違うのだろう。
恐れではなく、別の意思。罰し終わりではなく、共感する。
そしてリエードは、それでは甘いのではと裏で思う。まあ、それで頭に乗るなら潰すという危ない思考は変わらないが。

「……自分、そもそもマオ君にはどう思われているのでしょうねえ? 以前でも結構敵意があった気がしますが」
「ああ、自分は彼のことは好ましく思いますよ。何せ彼の働きっぷりも、その意思の強さも良いものです。……自己評価が低いことは嫌いですが」

猫耳と尻尾も、と思ったのは口には出さなかった。
切磋琢磨していくことは可能か? と言われると怪しい。リエード視点では。そしてそれは気質にも由来している。
なんというか、自分は他人を移すのが苦手なのだ。人の振り見てというが、それをいざ実行しようにも上手くは行かない。

「…………まあ、ジノ班長に言われるまでもありませんねえ。いつか来てしまうこととはいえ、今言われるとは思いませんでしたよ」
「せめて、あなたの楽しみを台無しにしないことを約束しますよ――マオと共にね」

「……しかし、話はそれだけで?」
99エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)02:27:59 ID:jyM
>>96
「あとは、金平糖とか氷砂糖とか角砂糖ぐらいかな。
チョコレートはうまくいくと思ったけど駄目だったし…」

砂糖を固めて作ったようなものなら核になるようだ。
チョコレートが駄目なところを見ると、どうやら糖分の量に関係がありそうだ。

「飴が使えることに気づいたのは旅を始めた後だから完全に偶然かな。
あ、森でのお菓子に関しては一部の妖精が人に変身して材料とかを仕入れてるみたいだね」

伝承どころか、正体を隠してこちらの世界にやってきているものもいるという
ある意味爆弾発言が飛び出した。
100ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)02:35:31 ID:Ahd
>>99
「なるほど、砂糖菓子といったところか。
 それにしても、そんなものが触媒になるのは実際に見ても驚きだね」

供物を使うような魔法は有れど、菓子、それも砂糖菓子となれば新鮮なもので。
感嘆の声を上げながら、先程のクッキーをまた取り出して。今度は「食べるかい?」なんて、食用のために差し出してみる。

「旅に、変化かぁ。どうやら妖精界も、思っている以上に複雑そうだね。
 未だに妖精の森なんておとぎ話なんだ、余計なお世話かもしれないが……気を付けなよ?」

自身も人に変化して社会に溶け込んでいる生物が故か、反応そのものは大きくない。
しかし、その意味は理解しているらしく、エストレラに忠告めいた言葉を残して。

「君も人に変化できそうなら、その方がいいのかも知れないぞ?
 ……さて、次は在庫の確認にでも回るとするか」

世間話ができる時間もここまでと言わんばかりに、バインダーを取り出して。
101ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/08(木)02:38:19 ID:siS
>>98
「マオは君の事を嫌いだろうが、敵だとは思ってはおらぬだろう」
「嫌いと敵意は全く別の感情だ。だろう?」

既に彼はリーダーとして必要な能力は持っている。あとはそれをどう使うか、そこが重要だ
それはきっとマオの優しさと慎重さが、反対にマオにはリエードの勇敢さと大胆さが気付かせてくれるだろう
ああ、これから先二人がどのように関わり合い、成長してゆくのだろう?
風紀委員、果てはネポックを去る事になったとして、それを糧に生きて行けるほどに楽しみだ

「私もマオの事は好いている。自己評価が低すぎるという点では君の意見に賛同するが」
「あぁ、信頼しておるぞ……リエード」

リエードに対して心からの信頼を彼に言い渡すジノ。
約束を交わすとき、信頼というものは時に最大のプレッシャーとして働くことをジノは知っていた
それは主従関係が親密であればある程重くのしかかるものだ。リエードに悟られないよう内心ほくそ笑む

「いや、話はそれだけだ」
「持て余したか?ならばつまらない話に付き合わせた詫びに、触れさせてやろう」

張り詰めた空気は一転し、普段通りのジノがそこにいる
冗談交じりにリエードをからかって、それから書類を片付け始めた
102リエード・リオーナ◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)02:46:26 ID:4Gz
>>101
「嫌いの方を否定してほしかったのですが」

リエード的には敵と思われてるより嫌いの方がキツいらしい。面倒な性格なものだ。……もしかしたら敵の方がこう『負けた方が勝った方の言うこと』云々しやすいからかもしれないが。

「これはこれは、大胆な告白を頂きましたねえ、内に潜められるか不安で仕方ない」

「……」

言葉でなく、真剣な笑みの表情で応えたのは何の意図か。ひょっとしたら、意趣返し的なものかもしれない。
あなたが隠すので、こちらも、みたいな。

「ああいえ、てっきり実力でわからせる的な肉体言語が来るかと思ってましたので」
「あ、本当ですね? つまらない話ではなかったのですが折角の貴女からの提案です、乗らせていただきましょう、もう拒否は通じませんよ」

そのからかいにマジになってくるのもまたリエード。ガタ、と椅子から立ち上がれば逃げ道を塞ぐような発言をしてくるのだ。
そしてそちらに回り込めば――最早あとは決まっていることになるのです。撫で回されるでしょう。彼にとっての亜人の特徴的部分はそれだけ素晴らしく。
それを持つものはなお素晴らしいのである。
103エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/08(木)02:49:13 ID:jyM
>>100
「そんなところかな。
水飴のように水分が多かったり綿飴みたいにふわふわしてるのも駄目みたいだね」

飴が使えるとわかったときに色々と試したのであろう。

「やっぱり森の中だけだと退屈なんじゃないかな。
…今まで旅をしててそれはよく理解してるよ」

欲深い者たちに追われたことが何度もあったのであろう。
しかし、それらをすり抜けてここにいるということは、身を守るための術は身に着けているのであろう。

「どうも、それも固有の能力みたいなんだよね。
僕も使えればそんなに苦労しなかったんだけど…
あ、そうだ。さっき渡した星をちょっと貸して」

そう言ってロイコから星を受け取り、再度魔力を込めていく。

「これで、時間切れで砕けることはなくなるかな」

先ほどより小さくなり、光も放たなくなったが、奇麗なオレンジ色の星をロイコに返却すると
校舎の方に向かって飛んで行った。

「それじゃあ、またねー」

と言い残し。
104ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/08(木)02:59:27 ID:siS
>>102
「はは……すまぬな、私も気休めの嘘を吐けるほど気遣いの出来る人間ではないのだ」

ジノからすればありのままを伝えたにすぎないが、人によってはその言葉に傷付くこともある
リエードもマオから好かれている訳ではないことを改めて言われるとやはり少しばかり堪えるようだ
しかしジノは知っていた。彼女の嗚咽を消し去るように声を張り上げたマオが、リエードに対して嫌いの中に仲間としての意識を抱いていることを
好きの反対は嫌いではないとよく言うあれだ

「リエード……私を寸劇の熱血教師か何かと勘違いしておらぬか?」
「私の話をきちんと聞いておれば、そのような発想には至らぬ筈だぞ」

道理もないのにリエードと試合う理由がジノには分からなかった。何故リエードに刃を向けなければならぬのだろうか
そんな天然思考の果てに、やがてジノはリエードが本当に自分の言いたいことを分かっていたのかと疑念を抱くようになる
ちなみに彼とは魔法の相性的にも腕前的にも、必ず勝てると自信を持ったうえでの発言である

「ん?あぁ……ふふ」
「いちいち冗談の通じぬ、愛いやつよ」

人が変わったように捲し立てながら立ち上がるリエードにジノも苦笑い
しかし狼としての要素を色濃く受け継ぐ獣人たるもの、撫でられる事は嫌いではない
むしろリエードのような仲間にされるのは望むところなのだ。目を閉じて腕を組む不遜な態度
105リエード・リオーナ◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)03:15:50 ID:4Gz
>>104
きっとその真実を知るのはまだまだ先の話になるだろう。

「実力者と評価するならば、その実力が劣ってないか、また如何なる相手にも行使できるか、くらいはしてくるかと思いましたのでねぇ」
「例え仲間であろうと、違反者は違反者。自分はその時だけでもそう扱いますよ」

道理というより、実験的なもの。
とはいえ実際問題、リエードの戦法的にはジノ班長にはかなり不利だろう。ミズハ教師とはまた異なるタイプで、何より属性的に不利なのが理由。
まあ時が来たら多分容赦なく腹にブローするくらいの無慈悲さは備えているが。というか試験のあの日下手したら本当にブローしたかもしれない。

「仕方ないでしょう? これが自分というものです。いつもならマオが制止してくることでしょうがねえ……」

その手はまず耳の外側を撫でるだろう、内側はまず許しを得ぬ限りは多分触れはしない。ジノの随所にある特徴的部分はリエードにとってまさに宝なのだろう。
他の亜人でも、彼の価値は変わらないが、思いは変わってくるものである。

尻尾に関しては事前に、「よろしいですか?」と訊ねるのは大半の獣人は尻尾に対する警戒や誇りなどを持つことが多いためである。
106ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/08(木)03:24:40 ID:siS
>>105
「こら、そう遠慮がちに触るな……!」
「もっとこう……ガーっといくのだ」

耳の外側を撫でられると、気持ちよさそうに眼を細める。内側を無遠慮に障らないのはジノにとっては高ポイント
しかしこう獣人的な部位だけを触られるとどうしてもムズムズしてしまう。内なる欲求が鎌首を擡げた
どうした!?もっと頭とかもちゃんと撫でろ!そんなオーラを醸しながらリエードを上目で見つめている

「尻尾はならぬぞ?」

が、尻尾だけはどうしてもご法度。手で輪っかとかを作って根元から先端まで撫でてゆくアレがジノは大嫌い
尻尾は特に敏感で、さらに怪我しやすい場所でもあるせいかスキンシップ程度ではなかなか触れさせてくれない
笑みを崩さぬまま帝王の威圧でリエードを牽制するのであった
107リエード・リオーナ◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)03:32:07 ID:4Gz
>>106
「それは失礼しました、では遠慮はなしとしましょうか」
「自分ではわりかし痛いと思われるのでねえ」

リエードは結構狡猾。相手から言われればそれは許し、即ち制止はできないとする。
とはいえそこは亜人好きの色もあり、繊細な場合下手な力加減や無遠慮さで痛めてしまうことを危惧してのことである。
今回はジノ直々に命じられたので、遠慮が失せたが。
それこそもう、寄ってきた犬をよーしよしと撫でるように耳を外れて頭や喉元を撫でていたことだろう。

「ええ、承知しましたよ、ジノさん……」

少し残念そうにはしたが、それはやはり仕方ないこと――輪っか撫では実はジノ相手にはまずされない撫で方であるのだった。
理由はリエードの場合毛並みを平で楽しみたいからである、あと形状の問題。
とはいえ、そんな表情もまたいつも通りに戻り、リエードはその時間を思う存分楽しんだことだろう――。

――。
108ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/08(木)20:56:42 ID:ffb
今のところ、風紀の乱れなし!こういう日は楽で良いわね……
【髪が黒すぎて平面に見える少女ディアナは、風紀委員としての校内の見回り中】
【本日は今のところ、違反者を見かけることはなく平和である】
【強いて挙げるなら、制服にしては少しセクシーに改造されているものを本人が着用しているところくらいだろう】
109バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/08(木)21:04:44 ID:pUs
「━━━━━━あぁ、そりゃ何よりだ、平和なのが一番だよな?」

その声はふと、その少女の背後から聞こえてくることだろう……怒りを無理やり押さえつけて友好的な声を絞り出したかのような青年の声。
その声に反応して振り返れば奴がいるはずだ、平均より明らかに低い身長と、それを補って余りあるような凶相を併せ持つ、一人の生徒会の青年が。

「……制服を改造するんじゃねぇ!アンタのせいで風紀が乱れるだろうが!」

恰も風紀委員の代わりと言わんばかりにそう文句を付け、廊下に腕組み仁王立ち、生徒会庶務は一応学校の保全も仕事内容。
とは言ったもののそれを言うなら、まるでマントみたいに肩掛けして格好つけてる青年の学ランも褒められた制服の着方ではないが。
110ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/08(木)21:09:25 ID:ffb
>>109
魔術的に必要な要素なのよ?だから仕方無い筈だわ!
【ディアナさんは素肌から大気の魔力を吸収したりしているタイプの魔法使いなので露出気味の方が強くなるのです】
【と、言う理由で振り返りながら無意味にセクシーにしている訳ではないと主張していますよ】

……それは良いのかしら?
【マントの様に羽織っているバルドイードの学ランを指して問いますよ】
111バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/08(木)21:17:32 ID:pUs
>>110
「ろ、露出が魔術的に必要なわけ……いや、あるのか……?いやでも俺が脱いでも強くならなかったし……」

彼は残念ながらそこまで魔法に詳しいというわけではない、どのように魔力を供給しているかに差がある事自体を知らない、知らないが故に相手の言葉を信じることも疑うこともできない!
彼自身はまぁ、魔力の補給が休息でしか行えない充電式の人間なので、脱いだところで精神的にfreelyになるだけである、因みに実験済みである。

「あん?これは良いんだよ、カッコいいからな!リアルに!」

胸を張ってそう言い切る青年のそのスタイルは、控えめに言ってもちんちくりんな不良だ、少なくとも格好いいわけではない。
彼の考えとして、周りの人間に対して目の毒なことが風紀を乱すというものがあるので、自分が恰好良いと考えているその恰好を彼は駄目だと考えていなさそうだ。
112ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/08(木)21:22:19 ID:ffb
>>111
どこかの不良みたいよね、それ……
【かっこ、いい?と首をつい傾げてしまう残酷な少女】
【見る人が見たら威圧的ではあるのかもしれないと愚考し始めますよ】

ふふ……違い、試してみる?
【何かを企んでいそうな笑顔ですすすとにじり寄る少女】
113バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/08(木)21:30:31 ID:pUs
>>112
「だ、誰が田舎のヤンキーに憧れた小学生だてめぇ!」

何か勝手に修飾語を付け足しつつ怒るその青年、きっと他の誰かに言われたことのある暴言なのだろう、暴言というか、的を射ているというか。
まぁ彼には幸せなことに、目つきの悪い三白眼と不良としてやっていけそうな力がある、威圧感と言う面ではまぁ、無いとは言い切れないことだろう。

「そうは言っても俺にゃ意味がないって試した後だし……おい、何だその笑顔、変な事するつもりじゃねーだろうな?」

困ったように髪をかき混ぜて自身の才能の無さを嘆く青年、彼は別に鈍いわけではないので相手の笑顔に潜むどことない嫌な予感を察知する。
僅かに後退りしながら確認するように言った言葉、相手の動き次第では実力行使も辞さないといった姿勢だ。
114ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/08(木)21:36:13 ID:ffb
>>113
小学生(笑)……そう言われてしまったことがあるのですね可哀想に、私がよしよししてあげましょう
【もう何か悪ふざけって雰囲気凄いですね】
【さてディアナ、彼女は己の服をはだけさせた胸元に視線を誘導させることでただでさえ奥行きが掴めない闇の魔法の補助として扱う】
【今回はバルドイードを逃がすまいと、バルドイードの足下一歩後ろ辺りに闇の魔力による小さな壁を作りますよ】
115バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/08(木)21:44:04 ID:pUs
>>114
「いらねぇよ!何で年下の女に慰められなきゃなんねーんだ!」

傷ついていないと言えば嘘になる、だがそれはそれとして慰められるのは気に入らないのが複雑な男ゴコロというもの、相手の言葉にギャーギャーと反駁して。
そして彼は、まぁ何というか、女性との付き合いをあまり得意としないタイプの人間だ、つまり何が言いたいのかというと……一瞬その目線は胸元に行くけど、その一瞬を境に猛烈な勢いで目を逸らすことだろう。
つまり、直視できない!居心地悪い!……ということである、心なしか頬が赤いのは多分見てしまったことに対する罪悪感によるものだろう。

「おおおお前、それ以上近づいたら、燃やすぞ!本気に本気だからな!?」

こつ、とその背中が生み出された壁に当たる、ちらりとその壁を見て逃げ場が封じられたことを察知した青年は最後の手段に出る。
その手に顕れるは炎で象られた槍、見るだけでも熱そうに見える燃え盛る槍は生物の原初の恐怖を呼び覚ますことだろう!……彼の炎の特徴を知っていれば、何てことの無いただの槍だが。
116ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/08(木)21:51:39 ID:ffb
>>115
あら、暴れるのかしら……風紀委員として頑張らないといけないわ?
【さて、ディアナが得意とする魔法は闇の魔法による魔力の吸収】
【生半可な魔力で魔法を行使するならば餌となってしまうことだろう】

ちょっと服越しに魔力を吸われてから、直に触って吸われるだけで違いを確かめられるのよ?
【防御用に闇の魔力を纏いながら、更にゆっくりと近付いていきますね】
117バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/08(木)22:00:13 ID:pUs
>>116
幸か不幸か、青年のその炎、「周りに熱を伝えずに炎としての性質を持たせる」というある種ぶっ飛んだ特性のおかげで実は結構な魔力を詰め込んでいる。
それを容易く行使できるのは青年の才能と努力の賜物だが……おかげでその炎の槍は、相手の魔力吸収に晒されてもちょっと炎の勢いが弱くなるだけで変わらずそこに君臨し続けるのだ!

「それ俺が魔力吸われてんじゃねーか!却下!終了!だからやめろ!」
「つ、つーか直にって、そんな、えっと……と、とにかく!マジでそれ以上踏み込んでくんじゃねぇ!」

と、言うわけでその手に相変わらず握っている炎の槍を、言葉に反して自身を守るように両手で構えながら、青年は恰もこれが最後の警告だと言わんばかりに言っている。
青年は女性に慣れていないが、それ以上に無暗に生徒を傷つけようとはしないタイプのお人好しだ、つまり……もしそれ以上を踏み込んでも、或いはその手で触れたとしても、彼は大した抵抗を行わないだろう、振り払うくらいはするかもしれないが。
118ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/08(木)22:06:50 ID:ffb
>>117
大丈夫、私は人に魔力を渡すのも得意よ?
【ゆっくりとしていた動作から一転、大きく一歩を跨ぐように素早く迫りバルドイード君の両腕を掴もうとしますよ】

見えるのが恥ずかしいなら、せむてこうしてあげるわ
【そして、バルドイード君の目の前というか顔の前に闇の魔力による丸い板を出現させますよ】
【これなら何処に触ってしまっているのか、分かりませんよね!】
119バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/08(木)22:14:55 ID:pUs
>>118
「そっ、そういう問題じゃねえ!」

彼の手にある槍がこけおどしに過ぎないのは、相手か急接近したその時にびっくりしたように切っ先を逸らしたその動きから推察出来るだろう、そしてこけおどしはそれに躊躇する相手にしか意味がない。
青年の両腕を掴むことは難なく成功するだろう、問題はその後、突然の行動に対して人間が取るべき当然の行動、つまり青年は、反射的にその腕を振り払おうと大きく手を動かしたのだ。
ちなみにこの青年、雰囲気的に完全に人間っぽいが実は吸血鬼と悪魔の血が入っている、人間より結構身体能力が高いぞ!

「お、俺は生徒会だぞ舐めてんじゃねぇ!うおおおおぉぉっ!!!」

そしてその相手の手の感触が奇しくも、青年の秘めたる力を解放した!より厳密に言うなら後ろの壁壊した方が逃げられていいんじゃね?と思いついた。
豪と燃え盛る青年の魔力が、後ろにそびえる黒色の魔力を飲み込み破壊せんと迫る、勿論その炎も十分な魔力を内包している優しい炎だが、さてはて。
120ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/08(木)22:20:18 ID:ffb
>>119
ふふ、魔法ありの追いかけっこは好きよ
【ごめんなさい描写不足でしたが後ろをよく見れば大きく跨げば余裕で通れる高さの闇の魔力による壁なので壊すのでも跨いで逃げるのでも】
【壊す場合とうっかり触れる場合に、魔力が割とごっそり吸われる感覚と沼で泳がされた後のような疲労感が襲うことになるかも知れませんが】

私は風紀委員なのよ、安く見積り過ぎじゃないかしら?
121ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/08(木)22:20:44 ID:uAo
「もー、こっちの用事があるときに限っていなくなっちゃうんですからー……」

とはアラスミシアの姿を探しているミズハである
アラスミシアは敏感に、己が身に迫る危機を探知し逃げて身を隠したのだ
つまり滝行の生徒初の実験台になる運命は、次にたまたま出逢う気さくな仲の相手に限られる事となる!ダレダロウナー?(棒読み)
122シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)22:24:31 ID:4Gz
>>121
「どうしたのー? 誰か探してるー?」

体育座りで地面を滑るようにたまたまやって来たシャディである。
黒い円盤みたいなモノ(影)に乗っていたお陰でほとんど体力を使わない移動、つまり見た目元気そう。
そしてその探し人にはまだ遭遇していない、ぎうどん食べようかなー、と思ってはいるが、それはそれとして。
まだその未来には気付いていません。ヘイワダナー(棒読み)
123バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/08(木)22:28:16 ID:pUs
>>120
「……へ、へへへ、俺は先輩だぜ?風紀委員も生徒会も変わらず皆後輩なんだよ」

彼は後ろとか確認せずに壁を壊そうとしたからそのサイズ感を気にしていなかった、確認してたら或いはもっと頭の良いやり方があったかもしれない。
閑話休題、足を止めていた壁が崩壊したのを確認すれば青年はそんな風な台詞を残し、踵を返して全力逃走を図ることだろう……さて、魔力のことだが。

「……うおおぉぉぉ!こんな状況で負けてたまるかぁぁあ!!」

疲れている!明らかに疲れている!先ほども言ったが彼は一応人外なので人間よりも大分身体能力が高い、それなのに何か、マラソンの中間地点みたいなそんな走り方をしている。
叫びだけがいっちょ前に大きいのはきっと己を奮い立たせるための一つの手段なのだろう、無駄に道行く生徒の視線を浴びせながら青年は逃げる、一路校舎裏へ!
124ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/08(木)22:31:47 ID:uAo
>>122
「あ」
「……うーん、マリウントくん、今病気してたり疲れてたりします?してない?うん、良かったですー」

シャディを見るや否や、ピコポン、と電球マークが頭上に点灯

「ちょっとだけ手伝って欲しい事があるんですけど、良かったら手を貸して貰えません?」
「ありがとうございます、じゃあ此方へ……」

その言葉は見たところ会話のカタチを辛うじて保ってはいるが、完全なる自己解決!
シャディの手を取りずーるずーると連行するのは学園敷地内のデッカい滝!スゴいキレイ!音も煩い!
125ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/08(木)22:36:14 ID:ffb
>>123
あら先輩、先輩なら先輩らしく廊下を走っちゃ駄目じゃないですか♪
【邪悪な笑顔で、闇を纏うセクシーな着崩しをしている少女の姿は最早悪魔か魔王然と】

一旦捕まって、魔力の譲渡を受けた方が身のためですよ……この後の授業へのコンディションの為にも
【もうすっごい楽しげに競歩ぎみに歩いて余裕そうに迫りますよ】
【果たしてバルドイードが逃げる先に更なる逃げ場はあるのか!】
126シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)22:39:47 ID:4Gz
>>124
「え、うん、あーれぇー…………?」

確かに病気じゃないし、例えると台車移動してきてるので疲労なんて感じるわけもなく。
ちょっと強引だなー、と思っても別に連行されても多分無茶なことや、例えば誘拐なんてできないだろうなー、なーんて思っていました。

滝の音を聞いて、辿り着くまでは。
何だろう、いつか自分が――そう、カカシに潜った時になんか危ない流れになっていた気がするなー、と思い出してシャディの目は遠くを見ていた。

「わー、大きな滝ー。絶景だねー、ミズハ先生ー」
「ところでここでナニスルノー?」

影の手が無音の拍手を披露するとシャディの表情は張り付き絵顔になっていたとさ。
127バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/08(木)22:44:44 ID:pUs
>>125
━━━━━━恐らく、すぐに気が付くことだろう、人通りも多かったその廊下から、青年の足は徐々に人気の少ない方向に向かっていく、人通りの少ないと言うことはつまり、逃げやすいというのも理由としてあるが……。
それでも尚、或いは追い詰められたネズミのように逃げる青年の思惑に対して何も警戒しなければ……彼の今際の際の作戦は成功、校舎裏の人気のないその場所で青年は相手に向けて振り返り。

「はー、はー……ここなら、騒ぎになんねーだろ、喰らい、やがれぇぇぇえっ!!」

そんな力強い宣言と共にその手を振りかざす、刹那、まるで青年と少女を分かつかのように、煌々と燃える火の海が校舎裏に顕現した!
それは先ほどのこけおどしとは全く違う面がある、即ち……熱い!熱が伝わってくるのだ!それは青年が炎としての面目躍如を解放したという事実に他ならない!
だが、それでも、煌々と熱を放つその炎を見て尚、それを突き進む胆力があるのならば……その炎はやはり足を踏み入れれば少女に熱を伝えず、その炎を盾に逃げようとした青年を捕まえるのは、今度こそ本当に容易くなる。
128ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/08(木)22:50:12 ID:uAo
>>126
「実はですねー、滝行っていう修行がありましてー……」

滝に打たれてウンヌンカンヌン、精神をドウダノコウダノ

「……はいっ、という訳でこれですっ」
「物は試しに、是非これでっ」

取り出したのは行衣と呼ばれる、要するに滝行をイメージするとパッと出てくる和服めいたそれである
さ、やってみようか(無茶振り)
129ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/08(木)22:54:13 ID:ffb
>>127
【先輩の人を傷付けまいとする優しさを知っているというか察している少女は、この熱い炎で私を殺すつもりはないと信頼している】
【それ故に】

ごめんなさい、先輩の反応が可愛らしくてついからかいたくなってしまったのよ
【炎の魔法を、闇の魔力で軽げ……踏み込んでも痛くなるほどの熱さじゃない辺りバルドイード君は優しい】
【そんな彼に、無駄遣いさせた魔力や吸った魔力を返すために抱き付こうとしますよ】
130シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)22:56:09 ID:4Gz
>>128
逃げたい。
シャディの一心はそれである。いっそ説明中に逃げればと思ったがその間捕まえられてるし無理だった。

「着る前に二ついーい?」
「なんで僕? これ普通に着ていいの?」

脱ぎ脱ぎと上半身の服を脱ぎながら彼は質問してきます。諦めモードである。
しかし、そう! 前半の質問は理由無さげなら逃げてやろうという魂胆だ! そして着方もわりと似た理由である。
が、返されたらもう覚悟して滝に向かうでしょう。
131バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/08(木)23:00:50 ID:pUs
>>129
「……!?む、無謀過ぎんだろアンタ……!」

手加減をしたつもりはない、その炎は確かに見た目も伝わる雰囲気も、恰も地獄に燃え盛る火炎のようなものだったはずだ、故に青年の誤算は……。
彼自身が最後まで、相手の存在を拒み切れなかったこと、そして相手が見事にそれを見抜いて、燃え盛る炎に足を踏み入れ自分に追いすがってきたことだ。

「うおおぉやめろぉぉ!!……んあ?お、おー……?」

魔力を奪われ、こんな大規模なこけおどしをした青年には逃げられるような体力はもう残っていない!そんな叫びを断末魔に哀れ、青年は相手の腕に抱き着かれて。
……虚脱感よりもむしろ、失った魔力が戻ってくるような不思議な感覚に、一旦暴れるのをやめて不思議そうな声をあげるだろう、因みにその目線は全く相手を見ていない、照れ屋である。
132ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/08(木)23:02:34 ID:uAo
>>130
「えぇ、もちろんですよー」
「……マリウントくんなら、先生のお願いも聞いてくれるかなって……ほら、私、まだ仲のいいお友達って少ないですから……」

ひとつ目、半ば泣き落とし

「大丈夫ですよ、万一の事故の時も身を守ってくれる守護魔法(ディフェンダー)の役割も果たしてくれます」

ふたつ目、問題なし

さぁレッツ滝行!その水量はしっかり意識を保たないと首やら腰をいわしてしまうレベルで激しいゾ!
133シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)23:09:14 ID:4Gz
>>132
「先生…………」

一つ目、陥落。ロイコ先生は? と思ったが彼は一連の流れを把握してるわけではない、知らないだけである。

「わーい、そんなすごいものを用意するなんてー」

二つ目も陥落。若干投げやりにマントと影のカーテンの下で着替えたがもう問題が見当たらない。因果応報である。

水の温度は問題ではない、そのため滝の直前まではするりといけたが――。

「――――――ぉぉお…………」

滝前で圧倒的水量に躊躇いつつも、勇気を出して踏み込んだ!
水量に打たれまくって四つん這いでゆーっくり方向と体勢を変えているぞ! 水量と滝の勢いで分かりにくいが彼の体は今生まれたての小鹿のようだ!
声はもはやうめき声! しかも水音に消されまくってる!

マント? 多分外せって言われたら服の上に畳まれてますよ、うん。
134ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/08(木)23:09:29 ID:ffb
>>131
脅したいなら、少しだけでも痛みを与えてからにすべきよ
先輩は槍を私にちゃあんと向けられなかったでしょう?その優しさを信じただけ
【闇は邪悪なものとして認識されがちではあるが、人は眠るときに闇を好む】
【時に闇は人を癒し、その性質を利用して魔力や元気を回復させる魔法を今行使しているみたいですね】

やっぱりちょっと悪戯しちゃおうかしら
【視界をまた、先程のように塞ごうと闇の魔力による板を作り】
【見えないだろう事を良いことに、バルドイード君の指先に凄くぷにぷにと柔らかい部分を押し付けて魔法の効率を加速しようと】
135俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/08(木)23:13:29 ID:1Kj
「──しかしだ。ネポック学園の生徒はみな多かれ少なかれ魔力の影響を受けている。これに例外はほとんどないだろう? 」

「で、あるならば、俺様という単純な男は、やはり魔力を注ぎ込むのがシンプルで好ましいのだがなァ」

ここはネポック学園の保健室
養護教諭の管轄あるそこを我がもの顔で陣取りながら、男は話を続けた。

「それに貴様とて治癒魔法の使い手、生徒も早急な回復を望んでいる」
「貴様は肉体を、俺様は魔力を満たせば、それでことは済む」「──違うか?」

この男は養護教諭から、モカーロ・パルマより応急処置の方法を学ぶように指示された
そのことに意義があるわけではないが、魔法を使える自分達が、そのような回りクドい方法を取る理由がわからないのだ、と
年下のモカーロにたいして問いかけた。
136ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/08(木)23:15:46 ID:uAo
>>133
「大丈夫、ロコ……クローディア先生も簡単だったって言ってましたよ」
「お、おぉー!」
「スゴいですマリウントくん、どうですか? その状態でこう……余計な情報をシャットアウトして無の境地に至るイメージが……」

後半のミズハのセリフはほとんど、シャディからしてみれば滝の轟音混じりにちょっと聞こえるかなー程度であろう!
この状態で瞑想?なかなかにヘヴィなオーダーであると言わざるを得ない!出来るかな?
137バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/08(木)23:16:54 ID:pUs
>>134
「……はぁ、そりゃあ、無理だな、生徒会が率先して生徒を傷つけられるわけねーし」

あくまで自分が少女を傷つけなかったのは、生徒会庶務という立場があるからだとそう言いたいらしい、その視線を逸らしたまま青年は呟くようにそういうだろう。
実際理由としては自身の立場も大いにある、だがそれ以上に、青年はあまりに臆病だった、自分の手で他人が傷つき、悲しそうな表情をすることが何より嫌だし、怖いのだ。

「お、おい、わざわざ視界なんか塞がなくても……っ!?!?!?」
「つ、つーかあのなぁ!嫁入り前の女の子が簡単に男になんか抱き着くんじゃねーよ!貞操観念ってのがあんだろ!?」

さて、格好つけてそんなことを言った直後にこの青年は非常に分かりやすい反応を示す、その指先が柔らかい何者かに触れた途端彼は物凄い挙動不審になるだろう。
突然自分に抱き着いている少女に対する親父のような注意が始まったのも、彼の心の動揺を如実に表している、そう思うなら振りほどけ?そんなことをしてセクハラ扱いされたらどうするんだ!
138ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/08(木)23:23:20 ID:ffb
>>137
貴方は少し、優しすぎるわね……暴れる生徒が居たら、その生徒を傷付けてでも止めなければ他の生徒が泣きを見ることになりかねないのよ?
【少女は少女のお家が家なので守るために人を傷付けることに関して躊躇いはないのです】
【悪戯は好きですが無意味に人をぶん殴るタイプではありません】

貞操観念?ふふ、どこを触っていると思ったのかしら?
【ここで視界を塞ぐための真っ黒な目隠し?な板を消しますよ】
【そして見える光景はしゃがみこんでバルドイード君の手で己の頬をつつかせる悪そうな笑みを浮かべるディアナがですね】
139シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)23:25:12 ID:4Gz
>>136
「――――」

え? なに?
後半の台詞は当たり前だが水の勢いと、あとシャディが水圧に必死になりすぎて聞こえない。
というか聞き取るには余裕がないと無理だろう。冷却はともかく上からの圧すごい!

「がぶ」

返事しようにも水が口の中に来るし、瞑想しろと言われて目を閉じると――あ、お花畑が――。

数秒後、シャディは胡座の姿勢から身体の柔らかさを示すように上半身を前に倒していることでしょう。尻尾もダウンしております。
140モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/08(木)23:28:15 ID:xUu
>>135
「んー、これは私の自論なんだけど……」

学園の保健室にて、個人の思い思いの医療論を広げようとする二人組。
その中の一人、制服に白衣を羽織った少女、モカーロが言葉を続ける。

「魔法による治療って、身体に負担がかかっちゃうんだよね。言い方はあんまり良くないけど、壊れている物を無理に元通りにしてる感じで」
「道理を曲げちゃうのって疲れちゃうの。無理な治療はかえって患者さんの身体に良くないの」
「一番負担がかからないやり方が、患者さん自身の力で治す事。私はそのお手伝いをしてる、って感じ」

保健室に備わっている備品を整理したり、軽い清掃を挟みながら、彼女の言葉は続いていく。
これはあくまで彼女の持論。実際にこの言葉が正しいとは限らないし、もっと合理的な手法も存在するのだろう。
だが、彼女はこの信念を胸に、例の辻治療行為を進めている、という訳。

「治りを早くするためにも、応急処置はとっても大事な事なの。だから、俺くんにも分かってもらえると嬉しいなー」
141ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/08(木)23:29:16 ID:uAo
>>139
「……あっ!」

アブナイな状態のシャディを前に機敏に動く教師の鑑!
そもそも鑑ならこんな事させるなという野暮なツッコミはノーサンキューなのだ

「だ、大丈夫ですかー……?」

腕を掴み滝から救出、タオルを敷いてその上にシャディをそっと横たわらせる
ほんのり温かいのはミズハの火の魔法の効力と、行衣の魔力が発動しているが故
142バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/08(木)23:30:16 ID:pUs
>>138
「あー……そりゃ心配無用だ、そんときゃ俺だって本気で止めるからさ」
「……アンタが他人を傷つけようとしたら、俺だってもっと善戦できたと思うんだけどな」

自分が手を出さないことで悲しい思いをする人々が増えるのなら、勿論青年もなるべく被害が小さくなるように他人を傷つける、その程度の容赦の無さはあった。
まるで冗談のように言った言葉とて別にお遊びの言葉ではない、例えば少女が彼を追い詰めるために誰かほかの生徒を傷つけていたなら……炎の槍の切っ先はきっと、少女の体を貫かんと迫っていただろうから。

「……ーーーーーっ!!!」
「だ、抱き着いてきたことに対して言ってんだよ!そんなんして酷い目にあっても知らねぇからな!?」

ばっとその手を引っ込めて声にならない悲鳴、きっと青年は何かを勘違いしていたのだろう、何かについてはあえてこの場では伏せさせて頂く。
その慌てたような言葉が建前なのはきっと察せることだろう、もう充分だろと顔を赤くした青年は相手の腕を振りほどいて抱き着きから逃れようとするが。
143シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)23:34:51 ID:4Gz
>>141
今はツッコミを入れる担当者が不在です、ヤッタネ!

「……たき、スゴーイ……じゃないじゃない」

一瞬目が死んでる気がしましたが、暖まって来るとハッとしたようにうつ伏せの姿勢で身体を震わせましたね、犬か君は。くしゃみはないので特殊体質なのかもしれません。

「……滝ってここしかないの?」

上目で暗にもうちょっと安全な滝無い? と聞いてるのだが、受け取り方次第では乗り気に聞こえなくもないでしょう。
近くに居るならジャージの端か袖でも掴みながら。
144ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/08(木)23:37:00 ID:ffb
>>142
それなら安心ね、風紀委員も楽になるわ
【少女は生徒会の人がそういった危険な生徒を取り締まることに関して風紀委員の仕事だからやるんじゃない!とかは思わないタイプなので】
【先輩のおかげで楽できそうと本気で思ってますよ】

大丈夫よ、私は抱き付くような間合いが一番強いから
【くす、と笑い微笑ましそうにして満足したようにこの場から去ろうとしてますよ】
【服装は直してませんが何かどさくさに紛れて直さずに逃げられそうと判断したようですね】
145バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/08(木)23:41:57 ID:pUs
>>144
「……学園の風紀維持はそっちの仕事だからな、それはちゃんとしてくれよ?」

庶務だからって理由で割といろんな場所で雑用やってるこの青年だが、何も自分がやりたくて仕事をやっているわけではない、風紀委員の仕事は風紀委員にやってもらいたいというのが本音。
となれば思わずジト目になりながら確認のように言った言葉もある種仕方ないものだろう、先輩気取ったその言葉は寧ろ仕事を放棄したくなるような雰囲気を持っているが。

「そりゃあ、そうかもしれねーが……少なくとも、怪我はするんじゃねーぞ!」

相手の魔法を体験した身ではまぁ相手の間合いを肯定するしかない、結果として相手の背中にそんな、せめてもの警告だけを投げかけて見送ることにした。
……焦っていたせいで忘れていた、相手の服装についての注意をふと思い出し、一人校舎裏で頭を抱えたのはまた別の話……。
146ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/08(木)23:45:15 ID:uAo
>>143
「ま、マリウントくん……!」

ジャージの袖を掴まれ、熱意の宿る視線で訴えられればミズハは息を呑んだ
ここまでの覚悟で挑んでくれているのだ、無下に出来る訳などない!

「……分かりました、そこまで言うのでしたら……こちらです」

なんならシャディを担ぎ上げてでも辿り着いたのは森の奥深く、見えてすら居ないのにその轟音だけがなお聞こえれな激流の滝!その落差は先ほどの比ではない!
147俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/08(木)23:45:58 ID:1Kj
>>140

「ふむ。俺様という男は単純な男だ。やれることがあるならやる。やれないならば頑張ってやる。その二択を好む」
「だが、貴様という女は、やれるかやれないかよりも、やった結果を重視しているわけだ」

「難しい話だなァ! 俺様という男の頭は爆発寸前だァ」
「──だが、貴様の心根のありかたは受け取った」

「俺様という無学な男に、モカーロよ、応急処置とやらの極意を教えろ」
「俺様という男は、理論は差し置いても、それを学べば貴様の助けに、貴様の助ける者の助けになると、魂で感じたぜ」

そういって男は壁に掛けられていたナース服に袖を通し、薬品だなから包帯を取り出した
応急処置といえばとりあえず包帯、今の男にはその程度の知識しかない

「モカーロよ、頭痛がするヤツには、コイツをどこに巻けばいい」
148カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/08(木)23:47:03 ID:Umj
「ふんふふーん♪」

今日も今日とて、フラスコ少女のカメリアはフヨフヨと浮かびながら廊下をいく。
時刻はお昼休み。授業に使った鉱石いろいろを傍らに一旦研究室に戻る最中である。
箱とフラスコが歩くスピードで飛ぶ様は、なかなかに目を引くことだろう。
149エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/08(木)23:50:13 ID:Ahd
>>148
「……おぉ?」

こちらも同じく廊下を歩く速度で浮遊する小さな姿。
若草色のあどけない少女のようなそれは、真正面に向かい合ったフラスコに立ち止まって首を傾げる。
さて、どこかで見たような。いつかの図書館での一件は、なかなかに遠い記憶だ。

「んー……?」

なおも釈然としなさそうな顔が、フラスコ越しにカメリアに近づいていく。
150シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/08(木)23:53:13 ID:4Gz
>>146
よっしゃあ! これで帰れそう! これが一つ目の台詞に対しての胸中。
ん? なんかおかしいな? これが二つ目の台詞に対する胸中。
担がれて運ばれる方向はどう考えても校舎じゃない。代わりに轟音が聞こえてる。

「わー――――」

どこで選択肢とか間違えたかなー、とシャディは激流の滝、名付けるならデス○ォールとかそんな名前付きそうな景色を見て目を伏せた。

「……これ、ミズハ先生やったの?」

目に光を戻して、なんで聞いてしまうんでしょうね、こいつは。逃げ道を塞いでることに気付かないのはもはや壮観過ぎるからでしょう。
多分、これはアレだ。

カカシに潜ってる自分に対する罰なんだろうなあとシャディは悟った。ここで逃げたらなんだろう、凄い心が痛みそうだ。
151カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/08(木)23:56:44 ID:Umj
>>149
「ん? お、クローディア妹じゃねえか! 図書館以来だな。授業終わりか?」

共に探索し、戦った仲であるエリシアにカメリアの方から挨拶。
あれから随分と時間が経ったものだ。
152モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/08(木)23:59:49 ID:xUu
>>147
「わかってくれたかな? なら良かったよー」
「ケガを見れば、その人が何をしてたのかが分かる。相手を知ることで、心も身体も治すことの出来る医者になれ」

「……って、前にせんせーが言ってたの」

受け売りが多いのも学生の本分。誰かに教えられる立場ではないが、伝えられるモノが少しでもあるなら本望。
これが医者への第一歩なのだ、と彼女は語る。

「んー、包帯は便利だけど、使いどころって言うのがあってね?」
「どんな器具にも向き不向きがあってね。正しく使うのが大切なの。私のコレみたいに」

肩より下げるバックの口を彼に向けて開けば、多種多様な医療器具が顔を覗かせる。
流石に全ての器具を覚えるのは難しいかもしれないが、目は通してもらいたい、という意味で。

「で、頭痛の人に一番効くのはコレ! ぎゅーっ!」

彼女の見せた頭痛への対処法は、まさかの抱きつき。ハグ。しかも実演とでも言わんばかりに、彼の身体に抱きつかんとばかりに。
ナース服を着た筋肉質の彼に対しても躊躇いすら感じさせない、手慣れたモノであった。
153ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/09(金)00:00:25 ID:EKq
>>150
「いえいえ、まさか……ここは先生もまだ挑めていない程の滝です」
「流石にマリウントくん一人ではアブナイですからね、少し待っていてくださいね?」

先走ったらダメですよ、と物陰に移動するミズハの中では、シャディはすっかり滝行の魅力に取り憑かれているらしい

「……お待たせしました、いきましょうか」

首から下の全身を包むタイプのウェットスーツめいたぴっちりとした水着に身を包んだミズハ!
いざ両雄並び立ち、悪魔の滝へ立ち向かわん!
ん?よくよく見るとあの滝、時折丸太とか岩とかふつーに落ちて来てますね
154エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)00:02:08 ID:4i7
>>151
「んー……?あっ!」

カメリアの言葉に思い出したものがあったようで、ぴこーんと思いついた様子。
しかしそれでも、自己紹介をしたわけではない。相手を指す名前を、掘り起こすことはできなかったようで。

「えーっと……せんせー?」

とりあえず、あの時はそう呼んでいた気がする。こてんと首を傾げ、自信なさげに。
155シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/09(金)00:07:41 ID:Wlz
>>153
うん、なぜそこに僕を連れてきたんだいミズハ先生。もしかしてカカシの中身に気付いてるんですか?
シャディの胸中は最早カオス、いっそ待ってる間に影に逃げてやろうか、と考えては実行に移せないチキンであった。

「あ、うん。それって自前なの?」

もう水着見て役得と思うしかないよね、的な現実逃避に入りかけてるシャディだった。

(うんうん、丸太とか岩なら対処できるよねって感じかな!? 僕そんな怪力も剣術も持ってないよミズハ先生ー!!)

もーなるようになれー! なノリですね、それでもミズハ先生の後に着いていくスタイルなあたりやっぱりチキンです。
――滝に入ったらきっと彼が体勢を整えるどうこうの前に流れるように丸太が落ちてくることでしょう。大丈夫、多分死なない。うん。
156カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)00:10:11 ID:psQ
>>154
「思い出したか? ……って、そういやまだ名乗ってなかったか。アタシ様はカメリアだ。錬金術っていう魔術の先生をしている。改めてよろしくな!」

という形で自己紹介。本当は握手でもしたいところだが、サイズ的にも環境的にも難しかろう。

「これから飯か? とくに用事がなけりゃ、一緒に食わねえか? これしまいに一旦戻らなきゃだけど」
157エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)00:13:25 ID:4i7
>>156
「かめりあせんせー!……よろしくー?」

相手の呼び方が分かったところで、今一度その名を繰り返し。
果たして生徒が教師相手に、よろしくという言葉が適切なのだろうか。ややたどたどしく交わされた挨拶。
……ちなみにこのやり取り、廊下の真ん中の空中で行われている。なかなか視線を集めてもいるようだ。

「おー、ついてくーっ!」

そしてカメリアの提案に同調すれば、二つの小さな姿がいそいそとその場から離れるのだった。
158俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/09(金)00:14:53 ID:1Q1
>>152

「ほう。ケガで他人を知ろうとはな。俺様という男はそのMOTTAINAI精神に感服しているぞ」
「そして、その言葉はモカーロ・パルマの言葉として俺様という男に刻まれた」

「俺様にとっては貴様が先生だ。昇格したな、モカーロ」

言葉こそ素っ頓狂で的外れだが、虹色の虹彩は真剣な様相で彼女を捉えている。
受け売りは学生の本分はまさにその通りで、彼はこの瞬間、一切の持論を捨てて彼女の言葉を取り込む気で構えていた。
言葉使いや態度は傲慢だが、彼はある意味でやはり謙虚なのだ。

「ふむ。俺様という男を瞬間で二度も感服させるとはな、モカーロも侮れない女よ」

開かれた鞄の中にはなにやらよくわからないものがたくさんだ
そこからは、彼女がこれらの用途を覚え、実践で扱えるまでに至るまでどのような努力をしてきたのかが伺える。

「ハッハァ! 早速だが極意を得たぜ、モカーロよ」
「俺様という男は、貴様の道具たちから貴様が何をしてきたのかを学んだぞ」
「俺様は貴様の優しさに、努力に感動している。貴様の在り方を疑うような議論を提起して悪かったと、心から思う」

そうしてモカーロに抱きしめられれば、やはり、彼にとまどいはない

「頑張ったなァ! モカーロ・パルマよ! 」
「俺様からも貴様の努力を称えてぎゅーっだ」

彼女とは対極的な無骨な腕を持って、彼女を抱きしめ返す
手加減はない。全力でだ。相手が相手なら応急処置を要するほどに熱く
159カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)00:20:30 ID:psQ
>>157
「おう! よろしくなクローディア妹!」

言葉に関してはとくにツッコミはない。本人がもともとこんな喋り方だし、あまり気にしないタイプなのだ。

「それじゃ行くか! クローディア妹は、弁当とか持ってきたのか?」

なんてことを話しながら研究室に到着。
一旦エリシアを中に招き、箱の中にしまわれた鉱石を棚に戻して行く。
一見道端の石にしか見えないものから、キラキラ輝く宝石のようなものまで幅広くそこにはあった。
160ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/09(金)00:23:30 ID:EKq
>>155
「えぇ、もちろんっ」
「……行きますよ、丸太はこう!岩はこうっ!」

尚その水着は腕は手首、足は膝下までを覆っているので露出度は極めて哀しいことになっているであろう。スタイルがいつもより少し強調されている程度か
さて、滝行ポジションに辿り着くや否や襲い来る丸太!岩!
ミズハは丸太は魔剣で両断!岩は掌底で軌道を逸らす!
……なんかもう、これ滝行?しばらくそうしてハッと我に返ったのか

「……こ、ここは、ちょっと危険すぎますねー……」

シャディとふたり、デンジャラスな滝を背にして、息を乱しながら反省するのであったとさ
161エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)00:25:39 ID:4i7
>>159
「なんかいっぱいあるーっ……?」

ただの石から宝石までが混在しているようにも見える棚。
それを浮きながら横にスライドするように動いて、ひとつずつ眺めていく。

「んー?あるよーっ」

そしてカメリアの疑問に対して取り出したのはキャベツがまるまる一玉!大胆に過ぎる昼食である。
162モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/09(金)00:31:16 ID:UwX
>>158
「えー、私をそんなに褒めたって何も出せないよー」
「じゃあ、今度俺くんがケガしたら、もっと念入りに治療してあげちゃう! 手当の仕方も一緒にね!」

褒められて喜ばない人間はそうそういない。ましてやこのモカーロに、褒めるや頼るといった行動は麻薬のような中毒性を持つモノであって。
ついつい、さらにサービスを重ねたくなってしまうのだ。表情までもデレッデレになる程度には。

「うんうん! 私も俺くんには、もっともっと優しく治療できるような人になってほしい!」
「私も頑張っていっぱい教えるから、俺くんももっともっと覚えて、いろんな人に優しくしてほしいな!」

彼の姿勢にモカーロのテンションも急上昇。教える姿にもさらに力が入る。
鞄の中から器具をいくつか取り出し、用途も踏まえて、使い方を説明しようとした……のだが。

「わっ!? 俺くんはやらなくてもいいんだよー! 教わる立場なんだからー!」
「って、ちょっと、ちょーっと緩めてもらえないかな……さ、流石に苦しい……嬉しいけど……」

かなりの体格差から繰り出される抱きつきは、モカーロの身体を余すことなく押さえつけた。
だがそれでも彼の背中へと伸びる手を戻そうとはしなかった。これが意地か。
163シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/09(金)00:32:14 ID:Wlz
>>160
強調でも十分になったりするのがシャディ辺りの年頃である。
シャディはシャディでその光景を見ていくことしかできなかったという。女性に助けられてる男子とは一体。

「う、うん。アレだよね、水魔法の練習とかにはなりそうだよねー」

降り注ぐ障害物を防ぐ魔法とかの練習には良いのかもしれない。シャディはフォロー(?)を加えながら生還したことに安堵し、デンジャラス滝を背に項垂れていたという。
この日シャディは思ったという。先生達って凄いと。
164カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)00:36:28 ID:psQ
>>161
「お? 鉱石好きなのか?」

そういえば彼女はあの時銀を食べていたなーと思い出す。
見た目として気になるのか、味として気になるのか。

そしてデーンと取り出されるは丸々キャベツ。食文化の違いなのかもしれないが、ちょっと度肝を抜かれる。
でも、せっかく人間と同じ味覚があるのだ。おすそ分けをするのも悪くない。

「よかったら、これ食うか?」

そう言ってカメリアがとってきたのは、お昼用に作ってきたブリオッシュ。甘く、柔らかい、半分ケーキのようなパンだ。貴族も御用達のその味は、なかなかに美味。
165エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)00:40:19 ID:4i7
>>164
「ん?なんだろなーって……」

別段鉱石に興味があるわけではないが、未知の物質というだけで好奇心の対象。
もっとも、物質に対して理解を深める手段は、エリシアの場合は経口摂取。食欲と取られても、致し方ないところではあるが。

「んー…… これなに? じゃあ、えりーもあげるねーっ」

そして、ブリオッシュを差し出されれば興味深げにつんつんとつっ突いて。
それならば交換だと、キャベツの葉を一枚千切ってカメリアに差し出した。
166俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/09(金)00:49:00 ID:1Q1
>>162

「ああ、俺様という男は人に優しくなろう。貴様という先生のように」
「なァに俺様は貴様に教えられるのだ。間違いはない」

優しくなるならばこの瞬間がマスト
彼は優しい力加減を覚えなければいけない

「ハッハァ! 失敬したな、先生」
「名残惜しくはあるがこれでは学べんからなァ」

「さァ、貴様という先生も離し、俺様という男に優しさを教えてくれ」

だがしかし、巨漢は彼女の隠れたプライドなどいざ知らず
名残惜しいが、と言いながら手を離し、離したならば次点で優先順位の高い学習に入ろうとする
単純な考えだ。やりたいことを終えたなら、次のやりたいことが楽しみで仕方ない

「おい、モカーロよ。これには包帯の切れ端が混じっているぜ、ドジっ子さんめ。処分しておけよ」

ガーゼを摘みながらそんなことをボヤく彼が保健委員として1人前になるには、まだまだ長そうだ
167カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)00:52:41 ID:psQ
「あー、海じゃなかなか取れねえからなぁ……例えばこれはアダマンタイトって石だ。モース硬度とヌープ硬度がダイヤモンド並みに高くて、そのくせ劈開性がなくて靭性があって……まあ簡単に言えば硬くて壊れにくい石だな」

初等部相手にする説明ではないと判断し、ざっくりとした説明に変更。彼女はお菓子だけでなく鉱物も好き。

「お、おー……ありがとうな?」

そしてブリオッシュと交換で手に入るキャベツ一枚。
ちびりちびりと食べてみるが、やっぱりキャベツである。でも苦くないから食べられるお味。

「そういやクローディア妹って、よく浮かんでるよなー。それって、浮遊魔法か何かか?」
168エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)00:56:37 ID:4i7
>>167
カメリアの軽い説明を聞きながら、棚の中の石を眺める。
こういう物質の特性は、エリシア的には食べれば一発なのだが。
なまじ他人のものである以上、それができないことが微妙に歯がゆそうな様子だ。

「おいしい!……んー?
 これはね、じゅーりょくまほう!」

そしてブリオッシュを頬張って舌鼓を打ちつつ、カメリアの問いには実践を交えて答える。
カメリアのように魔力で物を押し上げるのではなく、かかる重力の制御によって浮いていることが分かるだろうか。
169モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/09(金)01:06:37 ID:UwX
>>166
「ち、ちょっとだけ大きい川が見えた気がするよ……」
「まあ、これからちゃんと覚えていけばいいから、しっかり頑張ろうね」

何とか開放されて一安心。心なしか身体が細くなったように見えるが気のせいであると信じたい。
とはいえ教える事も頼られる事も大好きである彼女の手が緩まる時はない。

「優しさは私がいっぱい教えてあげるからダイジョーブ!」
「思いやる気持ちと助けたいっていう気持ちがあれば、後は自然に付いてくるもの!」

自信マンマンに語るモカーロ。基本的に根拠はない。
とりあえず彼女に付いて学べば、ある程度の処置の方法は身に付くだろう。たぶん。きっと。

「うんうん、これは包帯じゃなくって、ガーゼって言ってね。包帯程じゃない大きさの患部を保護するためのモノでね……」

しばらく急設教師による、保健委員になるための処置講座は続くことであろう。
白衣の女子生徒とナース服の男子生徒が廊下を闊歩する姿が見られるのも、そう遠くないのかもしれない。
170カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)01:08:03 ID:psQ
>>168
「……欲しかったらいくつかやろうか? あん時みたいにビー玉くらいの量なら、別にどうってことねえし」

物欲しそうというかなんというか、そんな雰囲気を感じ取って。
安いものではないが、あの図書館の一件で頑張った彼女へのプレゼントと思えばなんてことはない。

「おう、うまいだろ! それにしても、重力魔法、ねぇ。大地の力を抑える、いやむしろ操ってる……? すごい魔法じゃねえか。誰かから教わったのか?」

箒で飛ぶような簡単なものではあるまい。感心しながらも、初等部の生徒にこんなすごい魔法を教えられた相手に軽くジェラシー。
171エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)01:15:12 ID:4i7
>>170
「……いいの?」

貰えるのならば欲しいような気もするが、正直これと選ぶことまではできないエリシア。
もしカメリアから数個選んでもらえれば、甘んじて笑顔で受け取るだろうが。

「ネルシュがやってたー!
 なんかねー、掛けてもらったらやりやすい?んだってー」

ちなみに、その箒で飛ぶ競技だったレースもエリシアはこの魔法で参戦している。
夜の学校でばったりネルシュと出会ったエリシアは、そこで重量軽減の魔法を教わったのだ。
172カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)01:26:26 ID:psQ
>>171
「おう、いいぞー。図書館で、あああとそれにレースの時も頑張ってたしな。そのご褒美だぜ」

そう言って、いくつかの鉱石を見繕う。対酸に役立ちそうな金、武具や防具の素材として最高峰の金属アダマンタイト、魔力伝導 の高いオリハルコン。まあこんなもんかと選び、三つのビー玉にして渡す。他にもエリシアが気になる金属があれば、それをくれるだろう。

「ネルシュ……ネルシュ・カルマイナか。そういやあいつ重力魔法の使い手だったなぁ。にしても、掛けて、もらう……? まあいいや。だったら、アタシ様も一つ役に立つ魔術教えてやるぜ!」

誰かに魔術を使ってもらうという意味だろうか? なんにしても、そんな話を聞くと自分だって負けてないぞという気分になってくる。生徒に対抗心を燃やす先生というのもどうなのだろうか。
173エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)01:34:28 ID:4i7
>>172
「おーっ、ありがとー!」

合わせた手のひらの上に三つほどの鉱物球を受け取って、にぱっとした笑みで礼を言う。
ひとまずニコニコと手の平で眺めて。そのまま今は持っていることにしたようだ。
……カメリアには、気づかれただろうか。棚の中の緑の宝石らしきものに、先程から数度視線が行っていたことに。

「うん、なんかねー、えりーに、まほうをやって……
 ほんと!?わーい!」

エリシアの説明は、やはり要領を得ないもの。感覚は故致し方なし。
そして、新たな魔法を教えてくれるとなれば。エリシアは両手を盛大に上げて喜ぶのだった。
174カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)01:47:42 ID:psQ
>>173
「いいってことだぜ! っと、これも欲しいのか?」

エリシアの目線を追い、棚にある緑色の鉱石に気づく。
翡翠だか、エメラルドか、いやいや魔法的鉱物なのかもしれない。果たしてこれはなんだろう。

「あー、体で覚えるってことか? お、乗り気になったな? よしよし」

とはいえ、何から教えたものか。感覚派らしき彼女に対し、専門的な知識を教えても理解は難しいだろう。そもそも錬金術は初等部のカリキュラムに組み込まれていない。
うーんと一通り悩んだカメリアは、まず机に錬金を使い、いくつかの積み木を作った。

「いいか? クローディア妹。この世の全てはスペルマタっていう目に見えないほど小さい粒でできているんだ。それが組み合わされて、水も木もキャベツもブリオッシュもできている。アタシ様やクローディア妹だってそうなんだぜ? ちょうど、この積み木がいろんな形を作れるみてえにな」

そう言って、浮遊魔法を使い城や橋やクマのマークなどを次々に作る。と言ったところで、ついてこれていそうかエリシアを見てみた。
175エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)01:56:07 ID:4i7
>>174
エリシアの視線上に合ったのは、何の変哲もない宝石である。
ペリドットと呼ばれる緑の鉱石が、どこか自分に似た色合いを放つのに目を引かれたようだ。

「……これも?」

そしてカメリアの解説に若干の疑問符を浮かべながら、手にした二つの鉱石玉を出してみる。
もう一つ、アダマンタイトの球は今は口の中にあるらしい。飴玉のように転がしてはいるが、正直美味しくはない。
176カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)02:13:07 ID:psQ
>>175
「ペリドットか。いいもん選ぶじゃねえか」

またの名を夜会のエメラルド。辺りが暗くとも、明るい緑であり続けるこの石はパワーストーンとしての顔もある美しい宝石だ。
お値段はアレら三つよりはお安いものだ。これも同じく、少しだけ綺麗に形成して渡すことにする。

「おう、そうだぜ。その二つは組み合わせじゃなくて単独のスペルマタで作られているけどな。で、だ。錬金術ってのは、今やってたみたいにスペルマタを組み替えて形を変えること、あるいは……」

そういって彼女は、三角の積み木を星型の積み木に変えた。

「こうやって、別物に変えることもできる。種類を変えて組み合わせを変えていろんなものを作るのが錬金術って魔術なんだぜ! ……ただ、ちゃんと組み替えや変換をするにはスペルマタの種類や特性を覚えなきゃいけねえ」

カメリアは引き出しから数枚の紙を取り出した。そこには何やら記号のようなものがびっしりである。種類は多分200を超えている。
これを覚えろというのはなかなかに難しいかもしれない。
しかしカメリアには何か考えがあるようだ。
177エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)02:23:43 ID:4i7
>>176
「なんか、ぴかぴかー……」

カメリアの手によって、今度は球状ではなくカットされたように成形された宝石。
観賞用に光を反射するような形になったそれは、いろんな角度から見るとより映えてくれる。
……まあ、最終的には口に入るのだろうが。それとも、このきらびやかさに免じてインテリア行きになるのだろうか。

「んー?……わわっ」

変換、という言葉を聞いて二本の指を別の物質に変えてみる。
親指は先日も弄った純銀、人差し指は今しがた飲み込んだアダマンタイト。
その二つをつまむように打ち合わせれば、柔らかい純銀が潰れて驚いた様子。

そして、カメリアの持ちだした複数枚の紙を覗き込めば、何やら数多い記号たち。
情報が書かれた紙を食べてそれを獲得できればよかったのかもしれないが、ヴァンから受け取った本でなんと実践済みである。不可能だ。
そんな、模様のようにも見えてきたそれらを前にして、何やら案がありげなカメリアを見遣る。
178ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/09(金)02:28:47 ID:Vfx
「いってェ……あの筋肉クソゴリラがァァ~~……!」
「ちょっとくれって言っただけじゃん!?」

悪魔という好戦的な種族である彼女の身体はいつも生傷が絶えない。今日もまた新たな傷を作ってしまい涙目のニヴァ
彼女が頭を抱えて涙ぐんでいるいるその原因はイグナシオのスキットルにあった
飲んだくれの彼がいつも大事そうに肌身離さず持っている、ウイスキーや蒸留酒で満たされた金属製のアレだ

「はぁ……何だったんだろなぁ、中身……」

恐らく中身が気になるあまりあのスキットルをひったくり、少し飲ませてなんておねだりでもしたのだろうか
あまりにもしつこい催促にとうとうイグナシオがキレ、アイアンクローでも食らわせたというのが顛末だろう
頭に蒼く内出血の痕を作って、フラフラあてもなく彷徨っていた
179カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)02:36:52 ID:psQ
>>177
色々な角度からペリドットを見る様子を見て、カメリアも満足げ。食べるにしてもそれが彼女の力になるのなら、十二分にあげた意味があるというもの。

「い、痛くないか……?」

驚いた、という程度に抑えられているため慌てはしないが、指が潰れているようにしか見えないので心臓に悪い。

「とまあ、これを全部覚えろってのは大学部レベルだ。だから、種類を覚えなくてもできる簡単な錬金術を教えるぜ!」

そう言って彼女は、再び積み木に錬金を施した。するとどうしたことか。それはまるでよく水を含んだ泥でできていたかのように、ベシャリと音を立てて崩れた。

「スペルマタの連結を解いたんだ。積み木で例えるなら、積み木の城から土台を抜いて崩した形に近い。これならすぐにでもできると思うぜ?」
180俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/09(金)02:37:23 ID:1Q1
>>178

「──貴様。そこの貴様だ。止まれ」

彷徨う二ヴァの耳朶を野太い声が刺激した
ナース服に身を包んだ巨漢が、二ヴァを呼び止めたのだ

「貴様、ケガをしているな? 俺様という男は優しい男」
「みせろ。応急処置が必要だ」

巨漢はずけずけと二ヴァに歩み寄り
目の前に立てば、少し腰を屈めて、彼女の青アザを注視

「ハッハァ! なるほど。わからん。とりあえず塗り薬を塗る。次に包帯を巻く。最後に魔力を注ぐ」
「異論はないだろうが。横になれ、応急処置だ」
181エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)02:43:03 ID:4i7
>>179
「んー、だいじょうぶっ」

先日覚えた《素材形成》で指の形を元に戻し、物質変換を解除する。
このような変換ならば、直感的にエリシアは使いこなせるが。カメリアの言うような術は、それとは違うのだろうか。

「……お?」

それとは違うようだ。エリシアの知る限りにおいて液状の木などは存在しない。
どろりと机上に広がった液状の積み木に手の平を乗せ、ぺしゃぺしゃと叩いてみる。
多少、粘度はあるものの。その感触は液体らしく流動性のあるものだ。

「……えぇー!?なんでなんで?」

手で掬ってみたり、また机に戻したり。エリシアの知識に無い物質の変化は、それなりに衝撃だったようだ。
182ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/09(金)02:51:21 ID:Vfx
>>180
「げっ……風紀委員か!?」
「ついにアレがバレたか……いいぜ、やぁってやろーじゃねーの……!」

「って、なんで俺くんが!?」

突如背後から浴びせられる威圧的な声。こんな呼び止め方をしてくるのは風紀委員しかいない!
そう決めつけたニヴァは腕まくりしながらブンブンと腕を回して振り返り、奇抜な恰好の男に仰天する
パッツパツのナース服はさながら、それに全くマッチしない天を突く金髪。凄まじいの一言に尽きる

「いやいや待て待て、どう見ても内出血だろコレ」
「そんな処置で治るわきゃねーだろポンコツ保健委員!」

酷い言い様だが、彼が羅列したのはニヴァにとっては効果的とは言えず、冗談ではないものまで紛れ込んでいるようだった
内出血に塗り薬を塗りたくられ、包帯を巻かれ、おまけに満タンの魔力まで注入されてはたまったもんじゃない
ニヴァは常に『魔力の過剰摂取には気を遣わないといけない体質なのだ』とグルテン感覚での魔力摂取制限を行っているのだから
183カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)02:55:58 ID:psQ
>>181
「お、おぉ〜……」

みるみるまに元のあるべき形へと変わっていく指。錬金術とは少し違う。エリシアのものは指を一つの塊として捉えたのに対し、錬金術はよりマクロな世界で捉えている。形を変えるだけならば素材形成の魔法の方がよりスマートだろう。その手際に、少し関心するカメリア。

そして、こうやって驚いてもらえるのはやはり見ていて楽しい。

「すげーだろー! 自然界にないものを作るのも、錬金術の利点なんだぜ? クローディア妹は海出身だし、地面にこれを使いながら進めば面白い使い方、できると思わねえか?」

前半は胸を張りながら、後半は教師としてものを教える顔をして。
そうでなくても硬さにかかわらずものを壊せるのはなかなかに便利だろう。
ただし触れるほど近寄らなければならないし、魔力あるものに対してはレジストされてしまうが。
184俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/09(金)03:01:55 ID:1Q1
>>182

必死の様相で治療を拒否する二ヴァだが
保健委員は「やれやれ」といった具合に肩をすくめるだけで聞く耳をもたない

「助けてあげたいという気持ちがあれば、結果はあとから付いてくる」
「俺様という男はそう習ったのだ。そこに間違いはない」

巨漢は懐から塗り薬を取りだし、べっとりと右手に塗りたくると再び青アザを一瞥
モカーロ・パルマの教えにならい、彼女がなぜこんな傷を負ったのかを思案する。するのだが

「──なるほど。貴様、聞き分けが悪いのか」
「通りでな。俺様という男は、横になれといっている」

決めつけ! 彼女のケガの原因はその聞き分けの悪さだと決めつけた!
男は薬を塗った右手に魔力を込めて、彼女の額へ押し付けようと
直撃すれば、右手の腕力を持ってして彼女を診療代よろしく地べたに横たわらせようとするだろう!
後頭部くらいは受け止めるだろうが、それでもそうなれば痛いはずだ、とても
185エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)03:05:51 ID:4i7
>>183
鍛冶魔法は、物質を材料として大まかに捉えて利用するための魔法。
対象にとる物体などに若干の制約はあるが、その分スマートで効率的だ。

「どこでも、およげる……?」

積み木の液体をぺしゃぺしゃと叩く手を止め、カメリアの言いたいことを何となく推察する。
なるほど、確かに移動方法としてはよりなじみ深い泳ぎをいつでも可能というのは面白くもありそうだ。
……もっとも、エリシアはすでに重力魔法で浮遊して移動することを覚えている。空中遊泳という意味では、すでにどこでも泳いではいるのだが。

「やるやるーっ!」

しかし、エリシアの意欲に火をつけるには十分な理由だったらしい。気合十分に机を叩けば、オリハルコンと金の球が揺れた机に転がった。
186ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/09(金)03:09:23 ID:Vfx
>>184
「おいやめろ!聞き分けが悪いの悪いは病気って意味じゃねぇ!」
「ぐああああーーーッ!!」

彼が差し出した手を両手で受け止め、なんとしても軟膏が肌に付かないように踏ん張っている
しかしついには力負けし、ブリッジ状態になりつつもなんとかその手を受け止めていた

「この野郎意地でも触らせねぇぞ……!」
「顔がテカテカになっちゃうだろうが……!ぐゥ……ッ!!」

出会って1分も経たないうちにボディタッチされ、顔に軟膏を塗りたくられ、床に押し倒されるなど好戦的なニヴァでもお断りだ
しかし全力で押さえていた手は、徐々にニヴァの額へと近づきつつある……
187カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)03:19:22 ID:psQ
>>185
半分空を泳いでいるような彼女に、それが魅力としてうつるから少し心配だったが、どうやら杞憂だった様子。
やる気になった彼女を見て満足げに頷き、さっそく錬金術講座に取り掛かる。

「こいつは錬金術の中じゃずいぶんシンプルな術だ。そしてその分奥深い。中途半端に分解したんじゃ、泳いでる時に地面の塊がぶつかったりするしな」

そして研究室に備え付けられていた黒板に、泳いでいたら何かにぶつかった人の絵を描く。目の部分はバツマークだ。

「これにしても上級編にしても、錬金術に大切なのはこの世全てが小さな粒でできているっていう理解だ」
「目に見えるもの、見えないもの、見ている自分でさえもそう。そして、今から分解しようとするものだって。だから、粒の間に魔力を流し込んでしまおう、ってな。粘土に油を塗ると、くっつけられなくなるだろ? そんな光景を思いながら、ものに魔力を流すのさ」

そう言って、ことりとエリシアの前に積み木を置く。試しにやってみな、という意味だろう。
果たして結果は。
188俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/09(金)03:21:34 ID:1Q1
>>186
「安心しろよ、俺様という男が心の傷も治してくれるわ」
「それになァ、いつの時代も良薬は口に苦いのだァ! 」

ブリッジ状態に追い込んでまで塗りたい薬があるわけではないが
ブリッジ状態に追い込んでまでも押し付けたい優しはありあまっているのだ
彼は1000%の善意のみで彼女をここまで屈辱的な窮地に追い込んだ。実際迷惑極まりない

「ハッハァ! 粘るなァ、貴様! 」
「だが、俺様という男もラストスパートだ。受け止めろよ、ありかたくなァ」

右腕に充足された魔力が淡く発光、それは巨漢が更なる力を込めたことを示していた
だが、彼女をここまで追い込んだ巨漢もまた、体制的には崩れかけている
力を込めれば、そのてのひらは二ヴァに届く可能性もあるが、案外とするっと抜け落ちて彼が診療代(じべた)に這いつくばる可能性も十分にあるが、果たして
189エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)03:28:28 ID:4i7
>>187
「うーっ、がんばる……!」

エリシアとしても、魔法が半端なせいで土に体をぶつけてしまうことは避けたい。
そうでなくとも、故郷の海のように泳ぐにはしっかりとした液状化が必要だろう。

「ぜんぶ、つぶつぶ…… うーん……」

そういわれれば目を閉じて、そんな様子を想像しようとするエリシア。
パッと言われると浮かべにくいイメージではあるが、幸いエリシアにはそれなりの数のサンプルがある。
そう、経口摂取によって獲得してきた変換可能な物質の情報だ。即時変換も可能なほどに習熟したそれらを思い浮かべれば、なるほどそんなような気もする。

「これ?えーっと……」

そして、粘土と油のたとえは知らなかったから伝わらなかったらしく。
流し方に関しては漠然としたイメージでやってみた結果…… 積み木は数個の塊になって、ばらりと崩れた。
190ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/09(金)03:28:47 ID:Vfx
>>188
「んなモンいらんわッ!」
「んぐがァ……!」

光る右腕を見て青ざめる。ぱっと見た目でここまで魔力が籠っている右腕を直接擦り付けられる身にもなって欲しい
ダイエット中にカツ丼特盛を無理矢理胃袋に流し込まれるようなものだ。ニヴァはその魔力の奔流に耐え切ることはできないだろう
しかし腕の力も限界に近い。ニヴァは地の膂力はそれほど優れている訳ではない

「やばっ……も、もう……無理…………!」

やがて初めて吐いた弱音と共に、中指の先が額に触れた――
191俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/09(金)03:36:44 ID:1Q1
>>190

「やはりな。やはり、優しみは最後に勝つ。証明したぜ、モカーロ先生」

年齢四つ下、身長二桁と数センチ下の少女に筋力で競り勝ってこの科白
白々しいにもほどがある。だが、本人はとても満足げだ。

「──受け取れよ」「愛の重みをな」

ドヤ顔!!
彼は僅かに触れた中指からありったけの魔力を注ぎ込む
しかも、それだけではない、きちんと軟膏も塗りつけた。あとは包帯だと言わんばかりのドヤ顔をしながらだ!
192カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)03:41:03 ID:psQ
>>189
気合いを入れて事に挑む彼女をみて、ニコニコしながらそれを見守るカメリア。
はたして泳ぐのに適したほどの液状化を実現できるか。

「おー、初めてにしては上出来だぜ」

液状化とまではいかないが、崩れる積み木。これをより細かくできれば完成なのだが、はてさて。

「ここから、そうだなぁ……よし、インクが染み込むイメージだ。紙にインクをたらすと、ジワーッて広がるだろ? クローディア妹がやったのは、魔力を差し込んでるようになってるんだと思う。魔力は液体。液体は小さな隙間にだって流れ込む。細かい粒と粒の間にだって、染み込む」

相手の想像力を働かせるように、彼女はそう説いた。
193エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)03:46:28 ID:4i7
>>192
「しみこむ…… やってみるーっ」

カメリアのかみ砕いた説明に、こくこくと頷いて見せるエリシア。それから目を瞑って、イメージを膨らませる。
ざらざらとした紙に広がるインク。数滴たらして、いずれ裏に滲むインク。
知っていることに落とし込めば、もっと明確にイメージできた気がする。ゆっくりと目を開いて、積み木に手を置き。

「んー……!」

魔力で積み木を包み込んで、その内側にじんわりと染み込ませるイメージで。
二度目になるエリシアの挑戦の結果は、果たしていかなる結果を生んだか。
194ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/09(金)03:54:30 ID:Vfx
>>191
「おい、最後の警告だ……やめとけ」
「今なら……あッ……がァッ……!?」

彼が魔力を注入しようとするのを必死で静止するニヴァ
普通の人間であれば超過分の魔力は外へ漏れ出るだろうが、悪魔である彼女はそうはならない
だからこその必死の静止。しかし無情にも注がれた魔力に、腰を浮かせて仰け反った

はじめは火の粉を周囲に散らしながら目を見開いて苦しみ悶えていたが、やがてそれらは一気にニヴァへと集まる
そして火山の噴火にも似た大きな爆発が廊下と周囲の壁を滅茶苦茶に破壊し、彼を吹き飛ばすだろう

「ふゥーーーッ……!ふゥーーッ……!」

吹き荒れる熱気の暴風が収まった後、燻る爆心地でニヴァは仰向けに転がる
荒い呼吸を抑え、全身に走る痛みを堪えながら顔を覆っていた腕を退ける……
その眼は光を還さぬほど深く黒く、瞳の色は地獄の炎めいてゆらぐ夕陽の橙
スカートを持ち上げる細やかなうろこの生えそろった尻尾に、背中では炎の翼が制服の背を焼いている
悪魔の角はさらに伸びて髪を掻き分けて現れ、彼女の身体の各所に刺青が生じていた!

「……おいゴラァ、クソボケ」
「やりおったのォ……?」

上半身を起こし、やがてそこから赤子が父親に抱きかかえられるように浮かび上がってその地に立ち
恐ろしく恨みの籠った視線を彼へと向けると、右手を握り締めてゴキゴキと指を鳴らす

「ワシの封印破壊しよったこのハゲ……」

彼女の周囲では真っ赤な無数のルーンと逆五芒星が浮かび上がっては消え、その光景は正に悪魔的であった
195カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)03:56:57 ID:psQ
>>193
さてどうなることか。じっと事の成り行きを見守る。
見たところ言いたいことはきちんと伝わったようだが、それをうまく実践できるか……

固唾を飲んで見守る中、それはおきた。
ドロリ、と。積み木は先ほどカメリアが見せた時のようにとろけてしまった。

「おー! やったなっ! よくやったー!」

そう言って、エリシアの頬に向けて飛び、フラスコ越しにひっつく。彼女なりのハグである。
とろけた積み木は一切の混入物がなく、ドロリとしたそれを掴めば、やはりよく水を含んだ泥のように指の間からこぼれ落ちる。
文句なしの成功だ。
196エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)04:05:49 ID:4i7
>>195
「おー!……できた?できたー!」

上げた歓声がカメリアと重なり、ばっとフラスコの方を見て。
その様子でどうやら成功してそうだと悟ると、喜色満面で声を上げる。
同時に、ぺしゃっとエリシアの頬に冷たい感触。軟体生物のぐにぐにの頬っぺたに、張り付くように飛びついたフラスコだ。

「ありがとー、カメリアせんせー!」

そんなフラスコを両手で持って、掲げるようにして持つ。
ちょうど優勝カップを持ったり、赤子をたかいたかいと持ち上げるような体制だ。
197俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/09(金)04:09:44 ID:1Q1
>>194
男の肉体は熱波と衝撃に呑まれ、瓦礫のなかに吹き飛ばされた
二ヴァなら体感済みであろうが、彼の魔力は通常ではない。火炎魔法ひとつを受けても、彼には十分な致命傷だ

「ふーんくっ……! コイツは驚愕だ。まさしく驚天動地というやつだ」
「俺様という男は、心底ビビりあがったぜ」

それでも彼は立ち上がる。魔力が肉体を守らないのならばと普段から肉体を鍛え続けてきた成果がここにある

彼は血を吐きながら、肉が炎に焼かれるのを感じながら、ルーンを纏う彼女に歩み寄った
恐れはないのだろうか。出会い頭と同じように、瞳を覗き込むように彼は近付いた

「ハッハァ! ゴッファ……! ンン、あァ、ナース服が台無しだァ」
「貴様、随分と美人になったなァ。特異な目の色だ。俺様という男はシンパシーを感じるぜ」
「そして、封印とやらを解かれて困るのならば、謝ろう。封印を解いて悪かった」

「だが、俺様という男からも、ひとつ言わせて貰おうか」

「俺様という男は、ハゲジャァ、バッハ……! 」

そして吐血! あろうことか、男は彼女の眼前で血を吐いた。
198カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)04:19:31 ID:psQ
>>196
重なる歓声、重なる視線。二人は間違いなく、最高の喜びという同じ感情を抱いていた。

「うおお!? ……いいってことだぜ! むしろお前さんがうまくやってくれて、アタシ様もうれしい!」

流石に急にたかいたかいの姿勢になったのには驚いたが、やはり喜びに影が指すこともなく。しばらくはそのまま、されるがままになって喜んでいた。

しばらくすると、キンコンと予鈴の音が。どうやら、今回の特別講座も終わりが近いらしい。
特に質問したいことがなければ、このまま解散の流れになりそうな空気だ。
199エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)04:24:43 ID:4i7
>>198
「……あっ」

そこに響いた予鈴に、エリシアは何かに気付いたように。
そう、これは昼休みの終わりを示すための鐘。……つまり、昼食時の終わりだ。
ブリオッシュを一つしか食べていないエリシアの食事は、想像するまでもなく不十分な量。
今からある程度急いで食べてからでないと、授業でお腹を空かせてしまう。

「ごはんー……!」

そしてカメリアのフラスコを持ったままキャベツの玉を探して、数枚をちぎって口へと運ぶ。
そんなせわしない食事が終わったなら、エリシアは遅れないように教室へと急ぐのだろう。
200ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/09(金)04:25:12 ID:Vfx
>>197
「あァ~ん……?」
「何クドいてんだ虹色七光り目ン玉野郎」

腰に手を当てて前のめりになり、立ち上がる男を睨みつけながら見下ろした
再び彼を見上げるカタチになれば、腕を組んでギザギザの歯を見せながら反抗的な目付きを向ける
力関係は確実にこちらの方が上のハズだが、なまじ彼がデカいせいでその台詞も揶揄われているように感じるのだ
特に憤怒の火中にあるニヴァを見下ろしながら口説く男の態度には

「な、なるほどなるほど、よーく分かったぜお前の気持ち……」
「じゃあこれからハゲにしてやるよォォッッ!!」

苛立ちを募らせながら男を見上げていたニヴァだが、その視界が不意に黒く染まる
グロいマーライオンのように吐血する彼の血がニヴァの顔面に降り注いだのだ
引き攣った笑顔を浮かべながら血化粧を手で拭うニヴァだったが、既にその憤怒は臨界に達していた
いびつな翼を燃え滾らせ、彼の髪を掴み雑草の如く引き千切ることを誓うのであった

なお、その後駆け付けた教師陣によって取り押さえられ、無事5日間の反省房行きが決まったという
同時にナース服と筋肉がトラウマになったとか
201カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)04:31:09 ID:psQ
>>199
「しまった! すまん、クローディア妹……」

さっきの喜びも何処へやら。やってしまったという様子でうなだれるカメリア。せめてご飯を食べさせながら授業をするべきだったか。今できることは、彼女が慌ててキャベツを食べるところを見守るしかない。

「ほんとごめんな? お詫びと言っちゃなんだけど、放課後も遊びに来いよ。おやつおごるぜ?」

両手を合わせながら、謝るのであった。
昼下がりのひとときは、こうして過ぎていった。
202エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)04:35:43 ID:4i7
>>201
ふと手を止めて、残りのキャベツを見つめるエリシア。
そしてまた数枚の葉を口に含み、先程の液状化を使って流し込んでみたものの。

「んー、わかんない……」

なんだか食べた気もしなかったため、残りは普通に食べ切った様子。

「ほんと?じゃあ、またくる!」

そしてカメリアの詫びはエリシアにとって非常に効果的に働いたようだ。
食べることも大好きなエリシアは、カメリアの作る多種多彩な菓子類に魅了され続けることだろう。
ともあれ、貰った鉱石をポーチにしまい、ぶんぶんと手を振って部屋を後にしたエリシア。
エリシアが無事授業に間に合ったかどうかは、また別のお話。
203カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)20:30:49 ID:psQ
ここはカメリアの研究室。
みんなでワイワイとしながらお菓子を食べる、パーティの会場だ。
その中でマオに鉱石の話をしていたがロイコ先生に彼を取られてしまったため、ちぇーっと思いながらお菓子を食べている。
現在フリー。喋りかけてくれる人がいなさそうなら、自分から手の空いていそうな人に話しかけることだろう。
例えばシャディ少年とか。
204シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/09(金)20:40:12 ID:Wlz
>>203
シャディ少年を視界に入れてるなら、ヒナアラレを一つ放り込んでは噛んだ時の音を楽しんでる姿が見えるだろう。
夢中かと思われた様子だが、パッとカメリアが暇そうになってるのを見ると膝立ちで歩き寄ってくるだろう。影の手が「おっ、飲みねえ」な様子でシャンメリー追加しつつ。

「カメリア先生ー、こーれ食べるー? 暇そーだねー」

そう言って渡すのはシュガー味のラスクである。パンを二度焼きした保存食としても扱われる菓子だが、味付けとカリカリした食感はヒナアラレとはまた別の楽しみがあるだろう。
205カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)20:54:12 ID:psQ
>>204
「お、マリウントじゃねえか。ありがとうな、いただくぜ。柔いもんばっか食べてたから、ちょうどそういうの食べたいって思ってたんだ」

そういってラスクを受け取り、サクサクとたべる。シンプルながらも味と食感がクセになる。ついつい2枚目3枚目と手が伸びそう。
シャンメリーのシュワシュワとサクサクのコンボ、まさに無限大。

「そういや変わった歩き方してるなー。どうしたんだ?」
206ルーシュ◆UFH2tocGt. :2018/03/09(金)21:00:00 ID:kiR
学園の生徒じゃないのに生徒のように振舞っている小さな妖精ルーシュ。
彼女は教室の誰かの机の上で大粒の涙をぼろぼろこぼして泣いていた。

「うぅう……えっ、うええぇーん!」

机の上に広がる涙溜まり。その机の主の迷惑になることなど考えずに、小さな体からは想像できない量の涙を延々と流し続ける。
207シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/09(金)21:01:38 ID:Wlz
>>205
「ふわふわとかもいいけどこういうのも良いよねー、ヒナアラレも美味しいし!」

手が伸びていても、シャディは取り上げるなんて意地悪な真似はしないだろう。今のところは。
しかし、世の体重に悩む者達からすればかなり羨ましき光景になっていることには違いない。
どこを見ても菓子、お菓子、ケーキ、鉱石、菓子、飲み物。そしてそれを気にしない体質である。

「んー? ……いや、なんでもないよ? あ、影に頼らずに歩いてみよっかなーって」

珍しく身を震わせている彼の脳裏には轟音と水飛沫舞う森の奥の絶景があった――。

「そういえばさっきさー、お勉強って聞こえたけどアレなんだったの?」

話題逸らしが別の意味で話題逸らしを呼びそうな質問であった。
208ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)21:12:43 ID:4i7
>>206
「よーし、異常……ありだね」

空き教室の見回りに赴いたロイコ。とはいえ、異常など毎度あるものでもないのだが。
今日はその点特別だったようで。机の上で光を反射する水たまりから妖精の姿を見つける。
そういえば、先日エストレラと出会ったこともあり、もしかしたら最近は妖精との縁でもあるのかもしれない。

「……君、どうした?話なら聞いてあげるからさ」

そして前の席の椅子を引き出してそれに座ると、背もたれに腕を乗せて視線を合わせ。
209カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)21:17:30 ID:psQ
>>207
「ヒナアラレもうまいよなー! ライスをお菓子にするなんて、東方のやつら半端ねえ」

当然伸びる手、そしてもらえるならそのままぐびぐびプハー。
体重を気にしないのはお互い様。カメリアの場合はカロリーがそのまま魔力として変換される。

「寒いのか? ココア入れようか?」

運動してるのに寒いとはこれいかに。何も知らないがゆえに、何が起きたかも知りようがあるまい。

「お勉強? ああ、ファルシュのことな。いや、ちょっとだけ勉強見てやってたんだよ。そういうお前は、勉強どうなんだ?」

まんまと話題変化にのるカメリア。しかしそれは、もしかすればそのまま話を続けてた方が良かったと思えるような話題かもしれない。
210シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/09(金)21:23:37 ID:Wlz
>>209
「これライスなの!?」とびっくり仰天。初見なので原料なんて知るよしもなかったのだ!
シュワシュワ絶品である、しかし今限りはジュースでもなかなかいけるぞ、このアラレ、とカリカリゴクゴク。

「うん、お願い……」

シャディの体質上、寒いと感じるのは氷点下突破後か、悪寒だけである。甘い飲み物は淹れてもらって損はないとありがたく。

「へー、ファルシュ君も勉強家なんだねー。……え、僕?」
「…………実技なら! だから大丈夫!」

座学は所謂、下位に位置する少年だった。よく進級してるものである。
ちなみにしっぽに視点が移せるなら右往左往しているのがわかることでしょう。
211ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/09(金)21:28:36 ID:gdo
これは北の方の地図、これは7つの島の地図、これは……違う
【緑髪の少年、ウィルは訓練所で己のポーチを漁っています】
【何やら探しているようですが、中々出てこないので周りがごちゃっとしてきていますね】
【何故か地図には神々しくも美少女ライクな絵(地図には絶対余計なもの)が書かれていますよ】
212ルーシュ◆UFH2tocGt. :2018/03/09(金)21:30:40 ID:kiR
>>208

ロイコに気付いた妖精はその机の中に入るとビー玉を持ってきて、背中の羽で飛んでいる。

「……お店に売ってた人間が指にする輪をこれと交換してもらおうと思ったのに、だめってあの人間が……」

街で見た店に綺麗な指輪があったのを見かけて欲しいと思ったのだが、この妖精はお金を持っていない。
だからビー玉と交換してもらおうと考えたのだが断られ、きらきらしているものほど価値があると認識するこの妖精はそれに納得いかないらしい。
213アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/09(金)21:34:48 ID:LLO
>>211
「あらウィル君、御機嫌よう。」
今日も日課の魔法の修練に励もうと、訓練場にやってきたお嬢

「あら、なんですのそれ?
 ……地図でございますわね、一体どちらの??」
ウィルの地図に興味を示し、勝手に覗き込んできた。
214カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)21:37:21 ID:psQ
>>210
「潰して焼いたり揚げたりすると、こんなカリカリになるんだぜ」

そういって自分も一口。甘カリうまうまシュワシュワごくごく……

「おいおい大丈夫か?」

と言って、熱々のココアを注ぐ。彼の身に何が起きたのか……。
甘さと暖かさでその震えを解きほぐすことができると信じて。

「そうだぜー? あいつも努力家だからなー」

カメリアから勉強を見ると言いだしたというのは、言わぬが仏か。しかし相手の動揺は見逃さない。

「おいおい、大丈夫なのか? 実技だけじゃいつか詰まるぜ?」

ファルシュの前例のこともあり、少し心配になるカメリア。
自分のココアにマシュマロを入れながら、聞いてみる。
215ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/09(金)21:39:43 ID:gdo
>>213
やあアーニャ、ああこれ?ちょっとした副業の一環で描いているものさ……大まかな国の位置のだねこれ
【地図の端に、地図毎のどこどこの大陸だのどこどこの地方だの書かれていますよ】
【無駄に島の形や国の位置関係は性格なのですが、神々しい美少女イラストがこれ本当に地図なの?って雰囲気を醸し出してますね】
216ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)21:39:58 ID:4i7
>>212
「ん?あー……」

その妖精が持ち出したのは、何の変哲もないビー玉。金銭価値は無いに等しい。
それと指輪を交換しろと言われれば、どんな店でも叶わないだろう。
ものの価値とは生産性や希少度がかかわっているので、綺麗だからいいという訳ではないのだが。この妖精にそれを言っても何の解決にもなるまい。

「指輪が欲しかったのかい?……確かに、あれは綺麗だからねぇ」

とりあえず妖精の意見に一歩寄り添って、賛同するような言葉を駆ける。
彼女が流した涙の水たまりを机から浮かして、数個の水球として周囲を旋回させながら。
217シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/09(金)21:43:10 ID:Wlz
>>214
「へー……今度やってみよー」

多分、焼き餅的な何かになるだろう。美味しそうだが。

「大丈夫大丈夫、僕がモヤシなだ……あちあち、はふぅー……」

服の上からでもわかるひ弱体型は彼にとって理由付けに使える部位認識。ココアの味わいとホット感はその震えをかき消した――。代わりに一筋汗が出たのは、体質。

「ファルシュ君も凄いの抱えてるもんねー……」
「…………補習で休みが消えそうになったことは、あるかな……?」

ダメじゃないか。赤点回避ギリギリだとしてもそれはそれで不安しかないものである。
ココアにマシュマロ入れてるのを見て、真似する余裕があるのは逃避してるのか、なんなのか。
218アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/09(金)21:43:17 ID:LLO
>>215
「まぁ、ウィル君がこれを描いてらっしゃるの?
 そんな才能がおありだったなんて……!」
と、目を輝かせて素直に賞賛。

「ところで、この神々しくもお可愛い娘の絵は一体どなたの……?」
219ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/09(金)21:49:19 ID:gdo
>>218
風の女神
【ウィルは至って真面目である】
【いやほんと、ウィルの故郷ですら廃れてそうな感じの神殿に伝わる女神でしてつまりマイナーな神】
【決してウィルが考えたオリキャラ美少女イラストではない】

描くつもりは全くないのに、信仰の影響でこうも出てくるから最早呪……祝福だよ
【呪いと言おうとしたウィルの表情は一瞬頭痛で歪みました】
220ルーシュ◆UFH2tocGt. :2018/03/09(金)21:52:22 ID:kiR
>>216

ビー玉でもこの妖精にはそこそこ重たい、転がってしまわないようにそっと机に座るとその側に座って。

「ケチだよケチ!あの人間はきっと妖精のことが嫌いなんだ!」

常識がないのが悪いのだが愚痴を言い始める妖精。しかしその水球を見ると目を輝かせて楽しそうにくるくると回る。

「わぁ……素敵!こんなことができるなんてかっこい~!」
221ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/09(金)21:53:26 ID:4Rq
「おっ…いい感じ…?」

今日も今日とて修練場で修業に明け暮れる少年は手のひらを上に向け炎を小さく止める練習中
…なのだが少しうまく行ってるようで油断したのか炎はボンッと爆発

「けほっ…なんでこうなるの…」

煙にまかれ腕をふり煙を払っている
222アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/09(金)21:53:43 ID:LLO
>>219
「あら、そうでございましたか。
 うふふ、可愛らしい女神様でございますわね……!」

「そういえばウィル君は、風がお得意でしたものね。」
223ルーシュ◆UFH2tocGt. :2018/03/09(金)21:54:27 ID:kiR
>>220
/ビー玉を置くに脳内変換をお願いします…
224バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/09(金)21:57:43 ID:UwX
「……まあ、こんなものか。この魂の力としては及第点、と言った所だな」

校舎の裏の日の当たらないような場所。人が立ち寄るような用もないだろう、辺鄙な場所。
ここで一人の生徒と泥で出来た人形が、調整を行っている様子。
主人の一回りは大きいであろう人形を前に、主人は本とのにらめっこをしている。

「そろそろ性能の補強を考えたが、どちらにせよ魂の質を上げねば変わらんか」
「何かしらの装備を積むのも手だが、製造コストを増やす訳にもな……」

彼の抱える本の中は、少し乱雑な文字で書かれた人形の設計図らしきモノが。
225フェルゼフィード◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/09(金)21:59:36 ID:EKq
>>221
「わぁっ!?」
「……、こ、こほん、失礼した」

たまたま近くで瞑想を行なっていた浅黒い肌の女生徒、流れる銀糸の長髪を揺らしながらびっくりして肩を跳ねさせた
取り繕うように一礼、チラリとファルシュを見やり、

「初等部の生徒にしては随分と難しい事をしているな?」

見た目で言えば仕方ないのだが、実年齢で言えばタメかもしくはフェルゼフィードの方が歳下!だけど気付いていない!
226カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)22:00:12 ID:psQ
>>217
>>217
「美味しくできたらアタシ様にもくれよなー」

そもそも材料の米の種類からして違うのだが、果たして何ができることやら。

(体の弱さは関係あるのか……?)

ますます謎が深まるばかり。カメリアは訝しげな顔をしている。
そしてシャディの抱えている発言。もしや何か知っているのか? という思いも、次の発言で一旦引っ込む。

「お前ー……マリウントもくるか?」

ダメじゃないか。やはり親しくしている相手が留年したとあっては目覚めが悪い。
227ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)22:02:16 ID:4i7
>>220
「んー、そういう訳なじゃいんだ。人間には人間のルールがあるんだよ?
 決して君を嫌ってたわけじゃないだろうから、それだけは分かっていてほしいな」

被害妄想に陥りだしたルーシュを宥め、水球を繋げて一つの大きな球に。
これだけの量が一人の要請から生み出さされたというのだから、スケール感には驚きである。

「ふふ、これも綺麗だろう?それなりに練習したからねぇ」

そして無邪気に水魔法を誉めるルーシュにふっと微笑んで。
彼女の横に置かれたビー玉を包むように、水球で取り込んだ。
228ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/09(金)22:02:43 ID:gdo
>>222
多分信じられないというかふざけてる感じするかもしれないけど一応風の女神なんだよ……
【あまりにも廃れすぎてウィルが作る何かに何かとデザインとして出ることで存在を世にアピールしようと必死なマイナーな風の女神】
【多分風の女神にも色んな女神いるけどウィルに女神の名前聞いても普通??となるくらいマイナー】

先祖代々風の魔力と相性が良い体質だからね……よっしゃ、あった!
【ポーチからようやく目的のものを取り出せた模様】
【手に握られているのは何か東洋に伝わってそうな巻物】
229アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/09(金)22:04:51 ID:LLO
>>228
「いいえ、ふざけてなどいませんわ。
 お可愛いですが確かに神々しさを感じますもの……!」

「……ところでこの女神様、お名前は……?」


「……おや、それは一体何ですの??」
ウィルの手に握られた巻物を、また興味深そうに覗き込んでくる。
230シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/09(金)22:07:50 ID:Wlz
>>226
必ずー、と約束したそれだが、きっと指摘できる者いなければライスフライ……フライスになることは間違いない、カロリー増しただけだ。

あるかないか、と言われればぶっちゃけあったりする。彼の貧弱さと、激流で起きたある意味の修行な訳なので。

「…………中等部って、やってるの?」

ちなみに彼の場合、例えると赤点ライン30点ならいけなくもないが、平均点から特定の値を引かれると危ういレベルの頭である。
あと、実技に関しても影魔法一色、応用性に長けすぎた弊害とも言えるだろう。
231ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/09(金)22:12:40 ID:4Rq
>>225
「あ、ごめんね…驚かせちゃったかな…」

肩を跳ねさせるのを見逃していなかったようでこちらもぺこりと一礼

「えっと…一応高等部でファルシュっていうんだ、ちなみに魔法の細かいコントロールが少し苦手なの」

聞かれてもいないがさっきの失態を見られたのがいたたまれなかったのか少し照れ臭そうにそう言った
高出力は苦手じゃないと言いたいのか再び手のひらを上にむけ大きな火球をだしてみせる
232ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/09(金)22:13:38 ID:gdo
>>229
ウェン……最早お伽噺に名前が出るくらいかな
【ウィルが持ち歩いている本を書いたご先祖様が信仰していた女神の名前】
【だけど今ではお伽噺扱いを受けているが故に名前を知っていても、その風の女神もお伽噺のキャラクターでしょ?扱いをされている】

今日ここで練習しよう思っていた魔法の……読めんわ!
【ウィルはそれを開くと叫びつつ下にぺしっと投げますよ】
【ネポックや近隣の国の言語ではない3種類くらいの言語が混ざってそうな文章がですね】
233シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/09(金)22:14:34 ID:Ag3
>>224

「……外的な接触を発動条件としてその次に扇状に放射させる……。」
「……成程、理解した。この扇状というのはどうやるのだ。」

指南書を片手に開いて、頭を悩ませる少年が校舎裏に訪れる。
ただ人気の少ない場所を選び続けていたらここに流れ着いたのだ。

「一体どうやるのだ!!!」

パァン!!!
解けない問題に対して積もった鬱憤を晴らす為だけに。
激情のままに指南書を叩き付けたシーモア、その風圧はたまたまシーモアの側にあったバーラントの設計図を吹き飛ばした!
234ルーシュ◆UFH2tocGt. :2018/03/09(金)22:15:49 ID:kiR
>>227

「うー……水の人がそういうなら」

しぶしぶ納得した様子の妖精。あとで図書館にでも行ってその人間のルールを勉強しようと思うのだった。

「うぉぉ……!なんでもできるんだね!人の魔法はすごいや!」

興奮気味の妖精。飛んで水球に近づくとその中に入って楽しそうに泳ぐ。羽は魔術で作っているので濡れてもなんの問題もない。
235フェルゼフィード◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/09(金)22:16:43 ID:EKq
>>231
「いや、こちらが勝手に驚いただけだ、まだまだ集中が足りないな……」

グジ族の瞑想とは雑念を取り払い、外界とシャットアウトされた精神空間を作り出す事を意味しており今の彼女の驚きはそれで考えれば反している

「え?嘘、高等……あ、いや、すまん、てっきり……」
「ファルシュか、私はフェルゼフィード……細かいのは私もニガテだよ」

思わず素が出て目を丸くしてから再度頭をぺこりと下げた
そして同じくして名乗り、苦笑ながら同意するのである
236アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/09(金)22:18:44 ID:LLO
>>232
「ああ、ウェン様……!!
 ……ウェン様………
 ………申し訳ないですわ、ちょっと知らない女神様でございますわね……」


「あら、わたくしにも貸してごらんになって!
 ……えーっと……ふむふむ、これはそうですわね……」
床にたたきつけられた巻物を拾い上げ、
いつどこから取り出したのかメガネをかけると、
真剣な眼差しでその書物を読み耽る……

「………さっぱりですわ!!」
……お嬢じゃ無理だ!
237カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)22:21:14 ID:psQ
>>230
カリカリした米の菓子という意味ではそれもありかもしれないが、まあ思った形にはならないだろう。

「そりゃできるさ。本に書いてあることなら、アタシ様の頭ん中にないものはないぜ?」

というより、ファルシュに対してしているのが中等部の授業だ。それなりに通用しているはずだ。
にしてもあの様子、さては平均点どころか赤点のラインを反復横跳びしているらしい。
これはやるしかない。
238ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/09(金)22:23:44 ID:gdo
>>236
(ですよねー)
【ウィルの脳内に(もしかしたらアーニャさんの脳内にも)澄んだ女性の声が!!】
【ちょっとがっかりしてそうな感じの声が思わずどこからか出たみたいです】

副業の同業者の友人から譲り受けたんだけどさ、これじゃあ練習しようがないよね……アーニャは今日何かトレーニングするのかい?
【今日の目的は今は未だ無理なことが分かったので、憂さ晴らしにとアーニャさんに聞いてみますよ】
239ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)22:24:18 ID:4i7
>>234
「うん、だから軽く教えてあげよう。
 ものを貰うときあげるときの、人のルールをね」

ビー玉を取り込んだ水球でパシャパシャと泳ぐルーシュにそう言って。

「例えば指輪というものは、石がとても光って見えるだろう?
 あれは光を上手に反射する切り方を研究して、練習してその形にできるように頑張っている人がいるからだ」

ちょうど君がそこで泳いでるようにね、と付け加える。
いま発生している水球も、ロイコの魔法の鍛錬の賜物であるということは伝わるだろうか。

「それに、よく見ると輪の方も綺麗なのがわかると思うよ。
 そうやって、いろんな人が関わって頑張った結果がああいった商品なわけだ」

ロイコなりに噛み砕いた説明ではあるが、妖精の彼女には伝わっているだろうか。
240バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/09(金)22:25:12 ID:UwX
>>233
「さて、次はどうしたものか。手間にはなるが投石器でも組みこんでみたり……」
「……どうやら無作法な訪問者が訪れたようだな」

次の手法に手を付けようとした途端、何処からの声と共に宙を舞う設計図。
彼のこめかみがピクリと動き、緩やかに声の方向へと顔を向ける。

「ボクの研究を邪魔するとは良い身分だな。実に気に入らん」
「どこからこの場所を嗅ぎ付けたのかは知らんが、邪魔する者には相応の罰が必要だ。そう思うだろう?」

一体の泥人形が声の方向、すなわちシーモアの元へと歩み寄る事だろう。
とはいえ敵対意志を明確に示す訳ではない。ただ、彼の前へと立ち塞がるだけである。
突如として自らの背丈を越えた人形が現れたとしたならば、どうなるだろうか。
241シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/09(金)22:29:30 ID:Wlz
>>237
まだまだそこは未熟な腕なのであった。

「……カメリア先生お勉強よろしくお願いします!」

器用に小声で勢い付いた台詞を放ったという。まあこの周囲の面子の中で危ない頭と知られるとさぞ複雑になりかねないのだろう。
そして献上品のように掲げられるシャンメリーの瓶とラスクであったという。

「でもお勉強っていつもって訳じゃないよね?」

カメリア側の時間などの都合の問題もあるだろうと。ヒョイパクと影の手に取らせたシュークリーム食べながら呑気である。
まだ安心するには早いというのに。
242ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/09(金)22:30:43 ID:4Rq
>>235
「…まあぼくが一番びっくりしたんだけどね!」

当然、というか自分で蒔いた種なのだが一番驚いたのは本人で、しかしそれがおかしいようでけらけらと笑っていた

「普通こんなのが高等部だと思わないよね…」
「フェルゼちゃんも仲間かぁ…ぼく細かいコントロールできなくても魔力切れとか経験ないしそれでいいと思ってたんだけど試験で制御もしなくちゃいけなくてさー」

名前を聞くやいなや馴々しく呼ぶ少年はなんだかいつも試験に振り回されてるなぁと思い肩を落とすのだった
243アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/09(金)22:31:22 ID:LLO
>>238
「………!?
 ………あら、気のせいですわね……?」
突然脳内に響く声に辺りを見渡すも、そこには自分とウィル以外誰もいない

「1つだけ確かな事がありますわ……
 ……この書物は……」

「……異国の言語で書かれてますわ!!!」
見りゃ分かる


「ええ、そうですわ。
 わたくしこちらで毎日、魔法の修練を積むのが日課ですの。」
244ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/09(金)22:35:39 ID:gdo
>>243
そりゃそうさ、異国での仕事でのおまけとして渡された物だからね
【語尾はゴッズァールで隠れるのが得意そうな人】

もしよかったら、何か手伝える事でもあったりしないかい?
【副業今日はないし、覚える予定だった魔法の巻物?は読めないしでこの少年は今無性に暇をもて余している!】
245フェルゼフィード◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/09(金)22:36:08 ID:EKq
>>242
「ま、まぁ……確かにそうな」
「……ん、いい事じゃないか、内蔵魔力が豊富なんだろう?」
「試験かぁ……まぁ、細かい芸当の方が重視されるからな」

ふふ、と笑みながら応じた
試験に関しては割とあっけらかんとした態度
どうやらその辺りは問題ないらしい
246カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)22:37:00 ID:psQ
>>241
「はは! くるしゅーないぜ!」

そう言ってノリノリでラスクとシャンメリーをいただく。うまうま

「まあ、マリウントの理解度によるなー。もしも初等部も微妙そうならお前、今14歳だから来年で中3だろ? 一年と半分で9年分の勉強ってなれば、そりゃなー」

具体的な部分はぼかすが、まあ呑気にできるようなものではあるまい。はたして理解度はいかに。
247ルーシュ◆UFH2tocGt. :2018/03/09(金)22:41:04 ID:kiR
>>239

水球から頭だけ出して足をばたつかせながらもロイコの話に耳を傾ける。

「……ふむ、ふむふむ?」

理解できているのかどうなのか、首を左右に傾げる妖精。

「うぅん、私あの人間に悪いことしたのかな……ビー玉とそれを交換しろなんてさ」

しゅんと反省した様子の妖精。自ら出ると机に降りていつのまにか側にいた赤い小さな蝶が発する熱で服を乾かしている。
248シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/09(金)22:43:55 ID:Wlz
>>246
「えーっと――…………後で確認だけさせてくださいこの通りです。あ、魔法の基礎なら一応」

自分ですらどこを理解して、そしてその理解している部分が初等部か中等部かすらわからないと来たもんである。
そして座学の問題なのに実技を例にしてくる辺り、下手するとファルシュより業が深いかもしれない。
とはいえ、実際のところここまで来れているのと、今まで教師から「あの問題児がぁ」的な噂もないのでギリギリ……なのである。

「薬学もちょっと苦くなったりするけどできるよ!」

ステラ教師の魔法薬学の授業では盛大な失敗は起こしてないようだ、少なくとも。
249ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/09(金)22:45:13 ID:4Rq
>>245
「魔力はたくさんある!というかそこだけが取り柄かな」

ふふんと少しドヤ顔で胸を張るが魔力量にかまけた結果が試験にでているのだが…

「その余裕さてはフェルゼちゃん優等生!?」

劣等生の少年はその余裕な態度を少し妬み気味。
だからといってなにをするわけでもないのだが
250シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/09(金)22:45:25 ID:Ag3
>>240
「……よしっ!スッキリだ…う、うえっ!?」

解らなければ投げ出そう、さすれば開放感が与えられん。
そんな独りよがりな充足感によっている内に歓迎できないお出迎えが。

「……ッ!しし、痴れ者が!」
「このシーモア・トワイライトにそんな面妖な土塊を差し向けるなどとッ!!」

シーモアは彼自身が叩き付けた本を素早く回収すると、綺麗に五歩下がって泥人形に杖を向けた。
相手は得体の知れない物体、それも自らよりも大きな存在。
はっきり言って確実な恐怖を抱えているが、瞬時に自身に強気のお面を張り付けて人形を睨んだ状態である。
251アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/09(金)22:45:33 ID:LLO
>>244
「……あら、では異国に行ってこられたのですね!
 いいですわね、わたくしもいつか行ってみたいですわ……。」

「あら、ウィル君お暇ですのね?
 ……じゃぁそうですわね、一緒に修練などいかがでしょう?」
252ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/09(金)22:48:20 ID:4i7
>>247
「悪くはないけど、釣り合わないことは確かだねぇ」

ルーシュが過ちを自覚し始めたのなら、それを肯定してやることもまた教育。
しょげてしまった彼女をよそに、涙だまりを窓から放り投げる。あとにはビー玉が机に残るだけ。

「そういった、珍しさや頑張りを、人間はお金の量で測っている訳だ。
 何、取引の仕方は分からずとも純粋に欲しがる人がいたんだ、店の人も悪い気はしなかっただろうさ」

そう言ってルーシュの頭を人差し指で撫でるロイコ。
そしてローブのポケットからオレンジ色の塊を取り出すと、彼女へと差し出した。

「ほら、今日一つ賢くなった記念にだ。……大事にしてくれよ?」

彼女に渡したのは、エストレラからもらった星魔法の結晶。
託してくれた彼にはなんだか悪い気もするが、沈んでしまった彼女の気分を、これで取り返せるだろうか。
253フェルゼフィード◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/09(金)22:49:36 ID:EKq
>>249
「ふーむ、羨ましいばかりだ」
「え?……あ、あはは、うーん、そういう訳でもないんだが……ま、まぁ、フツーだよ」

魔力総数はフツーなフェルゼフィードからすれば羨望である
優等生か否かと言われれば言葉の通り、中程と言える
しかし失われた口伝魔法の伝承協力という特典で、ちょっとばっかし稼いでいるのだ!ズルイ!
254ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/09(金)22:54:34 ID:gdo
>>251
旅人ってのも、身軽で良いものなのさ……僕一人で護衛出来るものなら誘いたいけど……
【従姉に貴族だなんだの役目を押し付けられそうになっては逃げるウィルは自由の為に旅人でいたい人、つまり立場は庶民】
【それなりに仕事で荒事を経験しているとはいえ、名家のお嬢様を旅行に連れ出すには護衛力が足りてない感じすごい】

是非やろう、アーニャは普段どんな鍛練をしているんだい?
255バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/09(金)22:55:50 ID:UwX
>>250
人形は喋らない。ただ黙して、主人に仇成す相手と向かい合うだけである。
などとにらみ合いが続く中、人形の肩から顔を出すのが、主人であるバーラントという訳である。

「ほう、キミが先ほどボクの邪魔をしてくれたのか。その度胸は褒めてやるとしよう」
「しかしキミがボクの下部に対して何をしてくれるのだろうな。ここから見てやるとするか」

あくまでも上から目線のバーラント。実際視点はシーモアよりも上にあるのだが。
彼の指示に従い、離れたシーモアとの距離を詰めるかのように、一歩、また一歩と人形も歩み寄る。
明らかに人間のモノではない重い足音が、校舎裏に静かに響く。

「遠慮はいらん。その気を無くならせるまで徹底的に、な」

人形は一つ頷き、右腕を大きく振りかぶり、真下の地面へ向けて強く振りぬく。
しかしシーモアが動かずとも、その腕が当たることはない。所詮ただの脅し目的である。
256カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)22:56:14 ID:psQ
>>248
「ははは……まあ、また今度理解度確認のテスト持ってきてやるぜ」

もはや乾いた笑いしかでない。わからないところがわからないのが勉強が苦手な人間の特徴だが、初等部全体でこの様子なのはなんとも恐ろしい。

「苦く……まあ、ちゃんと薬効が出てるなら味なんて二の次さ。しかし、薬学ができるなら他のもできそうなところなんだけどなぁ」

おそらくではあるが、単純に紙と向き合うタイプの勉強は苦手なのだろう。なかなかに難敵の予感。

「あ、そういえばなんだけど」

そう言って彼女は、一枚の紙をシャディに渡す。
どうやらそれはチラシのようで、天井の開いたドーム状の建物の中心で歌う女生徒が映された写真が使われている。
ネポック歌劇団、3/11に公演、と書かれていた。
257アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/09(金)23:01:27 ID:LLO
>>254
「えーっとですわね……。
 まず魔力を高める瞑想から始めてですね、
 4大属性の基礎魔法の詠唱訓練を軽くこなした後、
 お待ちかねの氷属性魔法の修練を……
 締めはランニングで心身ともに鍛えますわ……!」
意外と真面目なトレーニング内容だ……!

「でも今日はせっかくのお相手もいますし……
 ……如何でしょう、軽く模擬試合など……?」
258ルーシュ◆UFH2tocGt. :2018/03/09(金)23:02:03 ID:kiR
>>252

「人間って、難しい……!」

物事をあまり深く考えない妖精に人間の営みは複雑に感じられる。だがルーシュはその中で生きていけるようになりたいと今、真剣に思っている。
頭をなでられると心地好さそうに目を細めて。

「あっ、ありがとう水の人!えへへ……私の宝物がまた増えたよ~!」

結晶はお気に召したようでそれに頬ずりして堪能すると机の中にビー玉と一緒にしまった。

「さて、それじゃ私は図書館に行くね!ばいばーいっ!」

ルーシュはロイコに別れを告げるとぱたぱたと飛んで図書館に向かうのだった。
259シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/09(金)23:02:21 ID:Wlz
>>256
乾いた笑いのカメリアに同調するかのように影の手も手のひらを垂れさせていた。シャディはシャディでテヘッ、みたいなことしてるし。

「問題? 見てるとなんかこー……眠くなったりムズムズしたりするんだよねー……」

影の移動中は動かない癖に動きたがりという矛盾した性分のシャディ、彼の場合、冷静に考えると影魔法によるカンニングとか疑われても……?
まあしてたら多分こんなノリではないことだけは確かだ。

「? 何々ー? おー、歌劇団……? この子が歌うの? ……ってもう一週間後じゃない?」

チラシをマントでふきふきした手で持って眺めると次々飛ぶ感想感想。
その目は結構興味津々である。
260ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/09(金)23:05:28 ID:4Rq
>>253
「試験ってなんでこう型に嵌まった方式なのかなぁ、大きい魔法使えたらそれでいいのに」

劣等生特有の社会にでて使わないじゃん理論だった…

「え、なにその反応!裏技的なのあるとか!?」

なんだか微妙な態度を怪しく思ったのか興味をひいたようだ
成績の良くない少年にとってとても気になる話である
261フェルゼフィード◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/09(金)23:07:25 ID:EKq
>>260
「ふふ、まぁそう言うなよ、小回りが利いた方が便利だろう?」
「ん?あー……まぁ、(>>253)な理由な訳でな、少しだけ都合を……」

と、苦戦しているファルシュを前に少し言いづらそうに説明
それでも隠したりしないのは、彼女の実直な性格故であろう
262ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/09(金)23:07:53 ID:gdo
>>257
なるほど、基礎をしっかりしているんだね
【氷全振りなトレーニングを予想していたので若干ウィルは驚いていますよ】

オーケー、あの指輪は……いいか
やろうか
【広げた荷物をポーチにしまって、明らかにポーチよりも長い傘を2本取り出しますよ】
263カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)23:13:01 ID:psQ
>>259
こいつ一度勉強で泣かしてやらなければならない。カメリアは決心をした。

「マリウントは徹底的に苦手意識持ってるみたいだなぁ……まあ、中等部を出るまでには勉強が好きで好きでたまらなくしてやるぜ!」

それが叶うのなら、もはや洗脳じみた切り替わりになるのではなかろうか。シャディの未来やいかに。

「そうだぜ。ネポックが誇る歌姫、アリア・トレバースが所属する歌劇団さ。知り合いの先生にチラシを配れって頼まれてたんだけど、すっかり忘れててなぁ……来週にネポック多目的ホールでやるみたいだから、暇なら観てやってくれ」

そのチラシは学生の催し物にしてはなかなかに凝ったデザイン。
少しは期待できるかもしれない。
264シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/09(金)23:14:53 ID:Ag3
>>255
「…この私を舐めるなッ!!」
「……ク、クレイモア・シャード!!」

降りかかる脅威、それとは何処か別の悪寒を振り払うように吠えるシーモア、構えた杖の先から盾の形を持つ光を放った!
その魔術はカウンターの魔術、外的接触を受ければその次に扇状に衝撃の粒子を放射させる魔術だ。

しかしその魔術は、まだシーモアの理解がついていけない代物だった。

「………不発…ッ!?」

盾は霧の様に掻き消え、悪寒を直視したシーモアは青ざめる。
降りかかるその腕、シーモアは腕を頭の上に構えて自らの無事を祈る様に瞼を閉じた。
265アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/09(金)23:18:30 ID:LLO
>>262
「ええ、ですが今日はちょっと趣向を変えて……
 ……我が一族に伝わる流儀に則った戦いを……。」
手にした古びた魔法の杖を…何故か一旦しまい込み。
手にしたのはティーポットとティーカップ。
カップに熱い紅茶を並々と注ぐ。


「……我がアヴァランシェ家は魔法使いの名家。
 戦いの最中も、決して紅茶を溢しませんわ。」
そしてポットを何処かへとしまうと、片手で再び魔法の杖を持つ。
すると、どこか張り詰めた冷たい空気が、場を満たすのを感じる。

これがその流儀と言うのか、紅茶片手に試合を挑んで来るのであった。
266ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/09(金)23:19:21 ID:4Rq
>>261
「小回りよりもおっきい魔法ぼーん!ってする方が効率いいよー!」
「ぐぬぬ…いいなぁ…ぼくもそういうのあったらこんなに苦労せずとも…」

そうぼやく少年はずるいとかよりも素直に羨ましいようだった
しかしそんなものを望んでも仕方なく、話しながら手元に火の玉をだし止める訓練を続けた
267シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/09(金)23:19:37 ID:Wlz
>>263
「え、う、うん? お願いします(?)!」

七三分けで眼鏡かけてひたすら机の前でカリカリアラレを食べるのではなく、カリカリ勉強するシャディはさぞかし珍しいものになるでしょう。
叶えば、であるが。……勉強以外に興味失せなければ、多分良しである。

「……この際皆にも配っとこうよー」
「アリアちゃんかー、今のところ急ぎの用は無いし、多分大丈夫かなー。……影に潜んで最前列ってありだと思う? カメリア先生ー」

その三日後にはお返しイベントがあったりするが、シャディの影の器用さから大した問題にはならないだろう。それ故の余裕である。
が、後半の台詞はちょーっと先生的には見逃せない発言かもしれない。小さいながらも、それはルール違反かもしれないことなのだ。
268ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/09(金)23:24:15 ID:gdo
>>265
風使いを前に優雅だね……(いや、紅茶を凍らせれば溢れないのか?)
【ウィルはそんなことを考えつつ、魔力を練り思考で魔法式を組み立てていきますよ】

風使いとしての、伝統的な魔法はどうだい?
【緑色に染まった魔力が、アーニャさんの足元へ向かいますよ】
【もし避けなかったとして、長いスカートを履いている場合その布で視界を塞がれかねない感じの魔法です】
269バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/09(金)23:27:19 ID:UwX
>>264
舞い上がる土煙、地面を揺らす怒号。全てが収まった時には、全てが何も被害を受けずにあり続けているのがわかるだろう。
被害といえば、人形の右腕が打ち付けた地面が抉れている程度。シーモアの身も、バーラントの身も全くの無傷。
この状況を把握すれば理解できるだろうか。この一撃がただの脅しであったことに。

「わざわざボクに手を出すようなヤツがどんなものかと思ったが、期待していた程ではなかったようだな」
「いつまで頭を抱えている気だ? 少し地面を揺らしただけでそこまで怯えずともいいだろう」

シーモアが顔を上げたならば、先ほどまで人形の肩から顔を覗かせていた主人が、目前にいることだろう。
一見普通の人間に見えるだろうが、よく見れば、その身体が紛い物であることがわかるはず。
彼の身体は人間のそれではなく、自らの手で作り上げた工芸品であった。

「今なら素直に詫びれば見逃してやろう」
「だが、頭を下げないと言うのならば……分かるな?」
270カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)23:27:25 ID:psQ
>>267
「うんうん、気合十分だな!」

滝行の時にもあったなるようになれということなかれ主義、彼はいつかこの考えを後悔する日が来るかもしれない。少なくともそのチェックポイントの一つが、遠くない未来に用意されてしまったようだ。

「あー、悪いけどそれ一枚しかないんだよなぁ。今はみんなも話してるみてえだし、明日にでも覚えてたら見せてやってくれな?」
「おう、オルガマリー先生も喜ぶぜ! ……でも、ズルは良くないぜ?」

最前列の席を取るのは、壮絶な抽選会を勝ち抜いた選ばれしものたちのみ。カメリアとしてはそこまで気にしないが、苦労の果てに手に入れた席に相乗りされるものたちがどう思うか……
怒れるファンほど怖いものはない。
271アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/09(金)23:31:54 ID:LLO
>>268
「えぇ、アヴァランシェの魔導士はいかなる時も、
 決して心を乱さず優雅に振る舞わなければならないのですわ……!」
紅茶を一口啜りながら、先に動く事は無くそのままの構え。


そこへ、足元を這う風の魔力……!
見事にはためくスカート、その下にはやはり純白の………

「………。
 ……いかなる状況でも……決して……心を、乱しませんわ……!」
風が止むと、平然とした表情……とは言い難い、赤面した顔で優雅に紅茶を啜るお嬢。
272フェルゼフィード◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/09(金)23:33:41 ID:EKq
>>266
「ふふ……ただ、まぁ……」
「実技は私もよくはないんだ、ご一緒させて頂いても?」

同じく点数的にはそこまでではないフェルゼフィード
隣り合って細かな魔法の鍛錬を始めるのであったとさ

//すみません、ちょっとこの辺で〆にさせて下さい…ありがとうございましたっ!
273シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/09(金)23:35:25 ID:Wlz
>>270
ちなみに悪巧みなどにもわりと進んで乗っかるのだが、今までそっち方面の誘いはないためその主義はなお後悔しにくいことである。
シャディの頭から湯気が立つ日も遠くないでしょう。


「はーい、それじゃその時までマントの下にでもいれとこー」

手にマントを被せて、ワンツースリーもなく退けると既に手にチラシはない。影収納、便利。

「………………はーい……あ、ならよく見える道具とかない?」

抽選会はもう終わってる頃だろうし、と考えてシャディは仕方ないかー、と最前列を諦めた。
……下手すると誰かの影に潜んでてもおかしくないが、今のところはズルしない方針……なのに出てくるのは次のアイディア。
ズームできる道具があるならきっとやってきた客は皆それを使うはずだろうに。
274ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/09(金)23:38:18 ID:gdo
>>271
【さて、長めのスカートであれば視界を塞ぎうるこの魔法】

いやあ、この反応だよ!この学校の生徒の一部は恥じらいが足りないね!
【もし視界を塞いでいたならばウィルは先程までの場所には既にいなくて】
【声で分かるのはご愛嬌、とアーニャさんの横から走って迫り足元へ傘の取っ手を伸ばそうとしていますよ】
275カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/09(金)23:44:52 ID:psQ
>>273
「おー、やっぱその魔法便利だなぁ……」

荷物の運搬に役立ちそうだし、自分も本格的に取り入れようかな? と一瞬考えるが、足元にある心もとない小さな影を見て、その考えはさらっと消えた。

「まあ、素直なのが一番長生きできるさ。よく見えるっていえば、こういうのがあるぜ?」

そう行って彼女が取り出したのは、双眼鏡に棒状の持ち手が付いたもの。いわゆるオペラグラスだ。細々とした魔術をエンチャントされているこれは、最後列から口角のシワまで見通せる優れものだ。
少しお高いから誰でも持っているということはないだろうが、こういった遠見のアイテムは多くの人が持っていくことだろう。
276ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/09(金)23:46:50 ID:4Rq
>>272
「もちろんー!がんばろー!」

これ以上失敗は見せられないと思ったのかいつもより集中している様子
そしてこの日の修業はとても捗り試験もうまくいったらしい…
277シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/09(金)23:48:56 ID:Ag3
>>269
身に降りかからず地に降りかかる振動、シーモアは訝しむ様に双眸を開く。
彼は最初から脅すつもりで、自らに人形をけしかけた。
そう理解した途端に、切羽の詰まった心臓の鼓動が落ち着きを取り戻す。

同時にシーモアは不貞腐れたかのような態度でバーラントから視線を外すと
足元に散らばった彼のものと思わしき設計図を静かに拾い集める。

それをおおかた集め終えると土を丁寧に払い、角を綺麗に揃えるとそれをバーラントに差し出す。

「詫びるつもりはない訳ではない。」
「……だが貴様に下げる頭など一切ない!」

シーモアはバーラントに睨みつけながら堂々と言い放った。
278シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/09(金)23:52:24 ID:Wlz
>>275
「でしょー? 他と繋げれば更に拡大できるよー」

影魔法は彼の象徴であり、自慢できる魔法である。便利で応用幅広く――そしてそれ故に彼の頭が心配になっている原因かもしれない。

「おー? 何これ凄そうー! ……あ、でも一つしか無いならカメリア先生のだよねー? でも便利なアイテムも多いよねー」

どこで素直になっているのか。今のところシャディの脳内はこうなっている。
試しに覗いてみたい。
見物のために借りたいがカメリアも見に来ることになっているならそれはカメリアが優先すべきもの。
そして一つしか無いなら、今回は精々か細いスポットライトにでもなろう。

以上である。
279カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/10(土)00:01:24 ID:73H
>>278
「繋げる……いやそれにしたってマリウントみてえにマントを纏うわけにも行かねえしなぁ……」

ブツブツと独り言のカメリア。
これだけ便利なのに残念だなーと思う反面、シャディのように任せっきりになりかねないという危険性もあるので、普通に使えたとしても実際に獲得していたかどうかは怪しい。

「アタシ様は、オルガマリー先生から借りるし大丈夫さ。だからそのグラスは、マリウントが持っておきな」

それにいざとなったら近くの出店で買うこともできる。
うっかり忘れて来る人は、いつだって彼らのいいかもなのだ。
280バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/10(土)00:06:01 ID:bOV
>>277
「……そうか、それは残念だ。せっかく謝罪の機会を与えてやったというのに」
「では仕方ないな。この無礼はキミの魂を以て償ってもらうとしよう」

頭を下げる事がないと理解した途端、バーラントの目は冷酷な物へと変化する。
背後に控えていた人形に手を向けると、人形は前進し、再びシーモアの前へ。
先ほどと同じく大きく右手を振りかぶり、シーモア目掛けて振り下ろす。あの時と違うのは、彼の目に明確な敵意がある事。

「……と言いたい所だが、そういう訳にもいかん。ここで生徒に手をかけたとしても、真っ先に怪しまれるからな」
「魂の数に際限はない。いくらあっても足りないぐらいだからな。ましてや人間のものは特に、な」
「今日の所は譲ってやる。だが次同じような轍を踏もうなら、その時は容赦はしない」

振り上げられた人形の手はシーモアの目前で止まり、書類は人形の手の中へと納まる。
そしてそのまま主人であるバーラントの元へ。詰まる所、これも脅しだったという訳だ。
流石にこの学園内で生徒に手をかけるのは余りにもリスクが高い。理解できる程度の良識は持ち合わせている、という事。
281アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/10(土)00:06:34 ID:2mF
>>274
ウィルの傘がお嬢の足を捉えるその瞬間。
虚空から突如氷の礫が飛来し、傘を弾いてお嬢を守る。
確かにお嬢はウィルの姿を一瞬見失っていた。
それにしては、あまりに正確かつ素早い反応であるが……

「何故殿方は……スカートの中に興味を持たれるのでしょう……」
当のお嬢は、赤面しながら紅茶をもう一口。
282シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)00:09:16 ID:L6S
>>279
「大丈夫ー?」

マントに繋いでいたとしても、もしかしたら彼の一部扱いかもしれないので、フラスコの影を使うことも可能かもしれない。
ついでにいうと影魔法は便利こそあれど欠点は多いので、現時点ではカメリアの場合運搬や破損防止が良いとこかもしれない。あくまで、だが。

「わー……! カメリア先生ありがとー! 大事にするねー!」

オペラグラスを覗き込んでその視界の変わりように笑顔を見せれば、続く台詞に一際喜んで――影の手たかいたかーい。
彼の頭の少し上までしか上がらないため危険はないだろうが、せめて生身でやれと思うかもしれない。
283ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/10(土)00:12:49 ID:8At
>>281
そこにロマン、そして可愛らしい恥じらいがあるからさ!スカートの中身自体も良いけど、主にリアクションこそ大切だと僕は言いたい!
【殺しの技は洒落にならないので、捕獲の技を使うウィルは次の手を考える】

魔力による板を探知?それとも……まあいいか
【後ろに下がりつつ弾かれた傘を手元で弛めて、かるーく投げますよ】
【そしてその傘は物理法則を無視してブーメランのように軌道を変えて、アーニャさんの背後から膝裏めがけてくるくると飛んでいきます】
284ニア=ヴィクトール◆m7hEgzNtKY :2018/03/10(土)00:18:36 ID:JGk
夢を見た、それはそれはリアクションの平凡なモブキャラたる少年も、汗びっしょりでベッドから飛び起きるような非常に嫌な、恐ろしい夢を。
起きた時には丑三つ時、起きるにも寝るにも恐怖が邪魔をする時間帯、結果として少年は朝までの暗闇を一睡もできないままに過ごしたわけだが。

「……駄目だ、まだ寝るな、こらえるんだ……」

どこぞの天才宜しくぶつぶつと言葉を呟く少年の目元には僅かに浮かぶ隈、育ち盛りの少年にとってはそんな短い徹夜も命取り。
その手に教科書らしき本を携え歩くその足取りは、見ていて多少不安になる程度にふらついているが、さてはて……。
285カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/10(土)00:20:35 ID:73H
>>282
「ん? ああ、大丈夫だぜ。なんでもないなんでもない」

この魔法は彼のアイデンティティだ。やはり自分が使うべきではなさそうだと思うカメリア。別にいいわけじゃない。
でももっとフラスコが大きかったらなーとか内心考えてたり。フラスコ込みで、小さい。

「おう、壊すんじゃねえぞってうおおお!?」

急な高い高いは驚くのだ。本人の手でないあたりが怖さレベル高い。でもまんざらでもない様子。
ちなみに魔法のオペラグラスは、ピンボケもなくどの距離でもくっきり見えていることだろう。
286アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/10(土)00:20:37 ID:2mF
>>283
「………。
 ……ほ、ほどほどにして頂きたいものですわね……!」

飛来する傘は、やはり高精度の氷の礫によって迎撃される。
何かお嬢の周囲に、カウンターに特化した氷の魔力の結界の様な物が張られている様である。
287ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)00:22:31 ID:i3F
>>284
ロイコが廊下を歩いていると、正面から向かうふらついた人影。
その不安定さに足を止めて観察していると、ロイコを気に留めずそれは徐々に近づいてくる。
そして目と鼻の先、ふらついた少年がいよいよぶつかりそうになった所で……

「はい、ストップ」

手にしたバインダーを少年の頭にポンと乗せて。
教員用のローブを羽織った黒髪眼鏡の人影が、そんな彼を制止した。
288シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)00:24:30 ID:L6S
>>285
そっかー、と軽く流したシャディ。シャンメリー要る? と追加される。どんだけ持ってるんだろう、こやつは。

「わぉ、大丈夫ー? こっちのがよかった?」

驚きようまでくっきりである。そのため影の手とお互いに持つものを交換。カメリアはシャディの手、オペラグラスは影の手である。

「……意外と目に来る」

視界が急に変化してるから仕方ないね、それは。
289ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/10(土)00:28:00 ID:8At
>>286
物理的な手段に対しての高精度な防御魔法……なのかな?
【とりあえずで推測を立てるウィル】
【視界の外でも偶然ではなく確実に攻撃を防いでいるところを見るに、少なくとも同じことをし続けるのは意味がなさそうだと判断】

じゃあ、風はどのように防ぐのかをみせておくれよ!
【石や氷の礫で風を防ぐのは無茶だろう】
【風は隙間さえあれば通り抜け、自由に動き回る】
【アーニャさんの足元に真上へ強めの突風を引き起こす風魔法の陣を出現させますよ……陣が出始めてから2~3秒で魔法が発動します】
290ニア=ヴィクトール◆m7hEgzNtKY :2018/03/10(土)00:31:03 ID:JGk
>>287
「……わうっ」

その不安定な足取りが、頭に触れたバインダーのおかげでようやっと停止する。
少し驚いたような声をあげ立ち止まり、少年はその顔を上げて相手を確認することだろう、眠気に霞んだ目を擦りながら。

「あ、あー、えーっと、ごめんなさい、ついボーっとして…………」

ある程度の平静を保っていたのはそれまで、刹那少年は後ろに飛びのき、廊下の壁を背にして相手に見開いた眼を向けることだろう。
小刻みに震えているように見えるその体、強張った笑みを浮かべるその顔、俄かに悪くなるその顔色……さて、彼が今日見た悪夢をおさらいしてみよう!
あの事件の犠牲者の家族が、惨劇の引き金である自分に復讐しにやってきた!……そして、目の前の相手には、犠牲者の一人の面影がどことなく伺える、つまり。
291シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/10(土)00:36:30 ID:5lH
>>280
バーラントが人形に攻撃を実行させれば、シーモアは遠慮なく彼の資料に自らの血を浸していただろう。
そんな魂胆も杞憂に終わったと見ればシーモアは自らの茜色のマントを整え、元通りに、何事もなかったかのように構える。

「……はっきりと言わせて貰う!」
「貴様は悪趣味な奴だ!最初から手を出すつもり等なかった癖にこの私を試そうと言わんばかりにそれを向けさせた!」
「…二回もだ!」

シーモアの不貞腐れた態度の根源はそこから現れていた。
バーラントがわざわざ脅しをかけた目的は不明だ、もしかしたらそれは実際、冗談半分なのだったのかもしれない。
だがその脅しの行為が闘争心の強いシーモアの癪に障ったのは実に明確。

「…私はシーモア!シーモア・トワイライトだ!……貴様も名を名乗れ!」

シーモアはバーラントに自己紹介を強制させる!
292カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/10(土)00:37:38 ID:73H
>>288
いるぜー! と言いながらありがたくお代わりを頂戴する。
甘々、しゅわしゅわ……

「たくー、フラスコだってアタシ様の一部みたいなもんなんだからな? 急に触られるとびっくりするぜ」

とはいえ、今は落ち着いた様子で身を委ねているカメリア。
誰かに持ち上げられるのも、嫌いじゃないのだ。

「そりゃ遠くを見る用だからなぁ……座って休憩しときな」

少なくとも部屋の中で見続けるものではあるまい。シャンメリーのお返しも兼ねて、ミックスジュースを持ってきて、シャディに渡した。
293ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)00:37:49 ID:i3F
>>290
「……ん?どうした?
 僕の顔に何かついているかい?」

顔を見るや否や、過剰な反応を見せる少年。
そんな様子に不用意に近づくことはせず、まずは事情を聞いてみることに。
同時に顔を撫でてみる。……いつも通り、擬態にも不備はないはずだが。

「まぁ、無理にとは言わないが。具合もそう良くなさそうだな?
 必要そうならクラスの方にも連絡は入れてあげるから、まずは落ち着いてごらん」
294アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/10(土)00:40:14 ID:2mF
>>289

「ええ、お察しの通り……。
 我が家に伝わる防衛の氷結結界ですわ。」
その高精度な防御反応は、全く攻撃を寄せ付けない……様に見えるが。


「………。
 ……なるほど、弱点はこれ、ですわね……」
足元に展開する風の魔法陣。
お嬢は回避する事も無く、ひしとティーカップを握りしめるが……

「………きゃぁっっ!!!」
そして足元から、猛烈な風が吹き荒れる。
実態の無い風は、氷結の力では防ぐことができない様だ。
そしてスカートは再び巻き上げられ、白い下着が露わに……

その風圧で体勢を崩し、手にしたティーカップからは紅茶が零れ落ちる。
その瞬間、少女を守っていた氷結の魔力が、一瞬にして消失していくのを感じるかもしれない。
295シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)00:43:48 ID:L6S
>>292
「あー、ごめんねー。カメリア先生ちっちゃいからこの方が良いかなって」

影の手に触れたがる者は少ないし、尻尾も獣人などに比べるとそこまででもないシャディにそういう感覚はわりと薄めなようだった、今回で学ぶようだが。
フラスコ越しで撫でるのは、多分立場的にもおかしいと本能的に思ったのだろう。

「うん、そーするー……ちゃんと返しに来るからね?」

オペラグラスをしまいこむと、ミックスジュースを受け取ってクピクピと飲んで「美味しーねー」と呑気に言うのであった。

「またやろーねー」
296ニア=ヴィクトール◆m7hEgzNtKY :2018/03/10(土)00:48:33 ID:JGk
>>293
「い、命だけは許してくださいっ……あ、あれ、えっと……」

真実がどうあれ……事実の認識を歪ませるファクターは実に多く存在する、その内の一つが眠気であり、また思い込みでもある。
つまり……悪夢によって強烈な印象を植え付けられ、同時に思考力を失わせる眠気を覚えた少年は、本来なら見過ごすはずの違和感を悪い方向に解釈する状態なのだ。
その末に出たのかこの三流な命乞いだが……相手の手に凶器が無いことを確認すれば、正常な判断力も幾らか戻ってくる、勘違いだったのでは、と思えるくらいには。

「……だ、大丈夫です、お騒がせしました!」
「……その、先生って、この学校にご家族がいらっしゃったりはしません、よね……?」

ごしごしとその目を擦り再度確認、落ち着きを取り戻した直後はまず謝罪とがばっと頭を下げて。
まだ不安なのか、そんなことを相手に確認するように問うことだろう、その答えが少年に安心を与えるかはともかく。
297バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/10(土)00:53:10 ID:bOV
>>291
「悪趣味?只のお返しに過ぎん。あのままキミを返すのも癪に障るんでな、少しばかりキミを試させてもらっただけだ」
「まさかキミがそこまで身構えるとは思わなかったのでな、思わず手を出してしまっただけだ」

特に悪びれる様子もなく、乗りつけた人形の肩の上で語る術師。
一度目の襲撃はシーモアへの警告。二度目は彼の反応に興味を持ったが為の余計な手出し。
これでは十分に敵意を持たれても仕方ない。それ相応の事をしてしまったのだから。

「キミに名乗るような名はないんだがな……」
「……バーラント。呼ぶならそう呼べばいい」

このような見下した態度を取りながらも、彼の名乗りには素直に答える。
298ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)00:54:17 ID:i3F
>>296
「……いや、見過ごせないなぁ。
 廊下で急に命乞いをする人間が、君は正常だと思うかい?」

そしてある程度正気を取り戻したような様子の少年だったが、直前の精神状態には見逃せないものがあり。
ニアの肩に手を乗せて、姿勢を中腰にして視線を合わせる。
返答によっては憑依を使ってでも、今探っておいた方がいいのかもしれない。

「……どうしてそう思った?」

そして、その問いがどういう結果をもたらすか分からない以上。家族についての答えは暈しておく。
299カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/10(土)00:55:45 ID:73H
>>295
「別にいいけどよー。次からは不意打ちはダメだぜ?」

親しい相手に触られるのは別にどうということはない。でもやっぱり体格差があるから不意打ちはびっくりしてしまうのだ。
なので今は高い高いの体勢で普通に話しているのだ。

「おう……絶対返しに来いよ?」

一瞬の間の後に、そう念押しするカメリア。シャディはおそらくわかるだろう。このオペラグラス、通常のものよりもお高い。
まあ雑には使わないほうがいい、と思うはず。

「……ああ! マリウントが中に入れるくらいにでっかいケーキ作ってくるから、今度も来てくれよな?」

ニシシと笑いながら、シャディに対して未来のパーティの約束を投げかける。
こうして楽しく、美味しいパーティを過ごしているうちに、夜は更けていった。
300ニア=ヴィクトール◆m7hEgzNtKY :2018/03/10(土)01:02:34 ID:JGk
>>298
「あ、あはははは……その、寝ぼけてたんです、本当ですよ!昨日は眠れなかったし!」

明らかに異常、それくらいのことはいかな平凡な少年でも即座に理解できる、強張った愛想笑いでその質問を流そうとして。
そんな小手先のごまかしは通じないと悟ったか、そんな風に熱弁することだろう、嘘は言っていない、実際寝ぼけていたし、そのせいで相手のことを見誤ったわけだし。

「えーっと……今日、ちょっと悪い夢を見ちゃって……その夢に、先生に似た人が出たんです」

種明かし、と言うにはちょっと不完全か、彼の見た夢の中の被害者の血縁は、もう少し身体的に似通った者達だったはずだ。
だが大きくは間違っていない説明でもある、そのせいで眠れなくなるくらいの悪夢を見て、それがまるで現実であるかのように錯覚する……少し子供らしいとも言える悩みだろう。
301シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)01:05:12 ID:L6S
>>299
はーい、と返事をするシャディであったが。――素行からそれを信用しきれるかはまた別である。

「…………ハイ」

色々やれることもあって結構自由にやれるシャディだが、弁償面は容易ではない。これはもう、そうだ、影の塊の中にぶちこんで外でも保護しようなレベルで。
の前に、そもそも人から借りたものは雑に扱わないことが前提のシャディである。

「楽しみー♪ そのときは中からも食べてみよっかなー?」

そんな未来を描いていた。夜か更けるまで、なんなら他のメンバーとも会話していたのかもしれない。

だからこそなのだろう。
その後に待つ未来を、彼が直視できていなかったのは。
302ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/10(土)01:08:54 ID:8At
>>286
アーニャの課題は、こうした魔法にどう対処していくようにするかってところかな?(いやはや絶景)
【ウィルは紅茶を溢させて、満足したようです】
【魔法を引っ込めて、傘をしまいますよ】
303ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)01:11:14 ID:i3F
>>300
「そうか?……余程現実味のある夢を見たんだな。
 まあ、黒髪で教員共通のローブだ。似た者はいくらでもいるだろうさ」

一応、嘘は言っていない。ただ本質を話していないだけだ。
何となくそれを察しつつも、一先ず矛を収めておくロイコ。
そして次の反応を探ろうと、ひとつ手を打つことにした。

「それで、さっきの質問の答えだが…… いるよ。妹が一人」
304シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/10(土)01:19:36 ID:5lH
>>297
上から自らをただ見下ろすバーラント。
その在り様にシーモアは眉を顰めながらも耳を傾け、彼の名前を聞き届ける。

「バーラント……!貴様は言ったな、私を手に掛ければ怪しまれると」
「そしてこうも言った、思わず手を出したと……。」

過去を想起するようにシーモアは目を閉じ、バーラントの言動を整理し、それを彼に突きつける。
するとシーモアは意を決したように目を見開き、彼に向かって宣言する。

「ならば決闘だ!日を改めて!怪しまれない正々堂々とした場所で!思う存分に私に手を出せばいい!!」

シーモアはバーラントに挑戦状を叩き付けた!
305ニア=ヴィクトール◆m7hEgzNtKY :2018/03/10(土)01:20:11 ID:JGk
>>303
「そ、そうですよね!ちょっと早とちりしちゃいました!」

たははと少し恥ずかしそうに、笑って相手の言葉を肯定する少年、そう、早とちりであれば何を案じる必要もないのだ。
唯の夢、実現することもない夢幻であればどんなにいいか、そんな風に考えていた少年の表情が、相手の答えを聞いて一瞬強張った。

「……そ、そうなんですね!きっと先生の妹だから美人でしょう!」

ぱっとその表情を明るくしてそんな風に、世辞……と呼ぶには素直に過ぎる言葉でその回答を受け止めようとする少年、さりとてその人生経験はたかが知れている。
こんな時に相手を誤魔化すポーカーフェイスを、残念ながら少年は持っていない、その動揺は恐らくバレてしまうことだろう、夢の内容を話していない以上、彼の動揺の理由までを考えるには難しいが。
306ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)01:31:03 ID:i3F
>>305
心当たりは、ありか。強張ったニアの表情を見逃さず、目を細めたロイコ。
知っている人間の身内がいることが、何かしらの恐怖に繋がっているのだろうか。
それがエリシアかどうかは重要ではないが、その懸念は解してやらねばなるまいと思い。

「やっぱり、詳しく話を聞かせてもらいたくなったな。……場所を変えようか?」

ここが初等部が通りうる廊下というのも、ロイコにとってはよろしくない。
ニアが首を縦に振ったなら、どこか適当な空き教室に腰を落ち着けることになるだろう。
それで後の授業に支障が出るのなら、その分の補填は十分にしてやろう。
307バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/10(土)01:33:01 ID:bOV
>>304
「ほう、良い心がけだな。わざわざこのボクに、キミに手を下せる機会を用意すると言うのか」
「いいだろう。そのキミの真摯なる姿勢に敬意を表し、その挑戦、謹んで受けさせてもらおう!」

思ってもいない事だった。決闘ならば正式に相手を叩きのめすことが可能となる。
それに少々やり過ぎてしまったとしても言い訳が効く。それが魂を表出させるような事になったとしても。
これぞ渡りに船。この提案を受けない理由なんぞ、今のバーラントには存在しなかった。

「さて、ボクはキミの魂の使い方を考えることにしよう。純粋な人間の魂は、ここでは貴重な代物だからな……」
「悪いが先に失礼させてもらう。せいぜい首を洗って待っていることだ」

最後の言葉を言い放つと、主人を肩に乗せた人形は反転し、この校舎裏を後にする。
こうして決闘は正式に二人の中で取り決められた。二人の因縁はこれより始まる……。
308ニア=ヴィクトール◆m7hEgzNtKY :2018/03/10(土)01:38:16 ID:JGk
>>306
「…………えっ」

完全に安心できたとは未だ言えぬ現状に、相手の口から放たれたその言葉は少年を硬直させるに足る威力を持っていた。
思わず浮かべてしまう嫌な想像を振り払い、もし本当に悪夢が実現するならもっと早くに酷い目に合っていただろうと自分を納得させ。

「……は、はいっ、その、大したことは言えませんが!」

ようやっと頷き場所を変える勇気を得られる、余りに小心者ではないかって?悪夢で寝られなくなる少年に何を言っているのやら。
手近な教室の一つの机に座り、一体何を聞かれるのかとドキドキな少年……その手は万が一のためと言わんばかりにベルトポーチに添えられている。
309ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)01:47:34 ID:i3F
>>308
「……さて、悪かったね。付き合わせちゃって。
 まず最初に言うとするなら…… そうだな、僕は君のことを知らなかったし、危害を加えるつもりもないよ」

少年は、自身が知る者の身内に対して恐怖を抱いていた。そして、命だけは助けてくれとも。
まずはロイコ自身に害意が無いことを共通認識として、話を進めていく。

ここでエリシアとのつながりを強調することに、大して意味はない。
まずは少年が思い詰めている理由が、内的なものか外的なものかを探ることにした。
……憑依による聞き出しは、恐怖感を煽りかねないので今はやめておく。

「じゃあまずは。夢の中で…… 君は何をして、何をされたんだ?」

恐怖の根源が、ただ理不尽なものなのか。それとも自責による苦悩なのか。
310ニア=ヴィクトール◆m7hEgzNtKY :2018/03/10(土)01:55:31 ID:JGk
>>309
「だ、大丈夫です、もう怯えてなんかいません!これでも自分、男の子なので!」

その言葉の意味、幾らか自分を安心させるその言葉を聞いて、そんな風に強がるくらいの余裕も生まれたのだろう。
その手をベルトポーチから離しつつそう言ってのける、先ほどまでの様子は明らかに、蛇に睨まれた蛙のような情けなさだったが。

「えーっと……凄く怒った人達が居て、僕は、必死に逃げて……」
「……殺されかけ、ました」

その夢はお世辞にも面白いとは言えない、お世辞にも気持ちのいいとは言えない、仄暗い悪夢。
それでも少年の言い方は簡潔だ、詳しく説明したくないというのが本音だが……つまり、相手に似た存在に夢の中で殺されかけたから、あんな命乞いが飛び出した、と。
311シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/10(土)02:01:16 ID:5lH
>>307
「その玉座の高み、今の内に存分に酔いしれるといいバーラント。」
「そう遠くない日にこのシーモアが貴様を引き摺り下ろして見せよう……!!」

バーラントの売り言葉に対してのシーモアの買い言葉。
互いの言葉は抜き身の刃のような鋭さに満ちていた。
シーモアは再び自らの目的に立ち返る様に指導書を開き、がむしゃらに頁をめくり、文字の羅列を目に焼き付ける。

シーモアの記憶へと刻み込まれる文章。それは単なる魔術の知識だけではない。
これはバーラントとの因縁……その史が産声を上げた。
312ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)02:08:03 ID:i3F
>>310
言葉だけ聞けば、夢で理不尽な目にあっただけのように聞こえる。
しかし、引っかかるのは『妹』というワードに適切に反応してみせた点だ。

ロイコの姿は、短めの髪に割と高めの身長もあって、特に小さい相手には女性的なものを感じさせていない、と思う。
そのロイコに似ているというのであれば、性別に迷うか男だと思っても不思議ではないくらいだ。
だがエリシアの方は、長めに伸びた頭部や表皮のおかげで、傍目には少女にしか見えないだろう。……そういった際による、僅かな引っ掛かり。

「……相手が起こっている理由に、心当たりは?」

一応、そう聞いてみる。ここまで隠し立てをされている以上、素直に返ってくるとも思えないが。

そして、この問いを暈されるようならば、ロイコは握手をするように手を差し出して言うだろう。
幸い、言質はとってある。もう怯えていないというのであれば、受け入れられるまでは容易いはずだ。
「それじゃあ、心落ち着けて。手を貸してごらん?」なんて。
313ニア=ヴィクトール◆m7hEgzNtKY :2018/03/10(土)02:15:23 ID:JGk
>>312
「……あり、ますよ、だから……現実になるんじゃないかって、ちょっと怖かったんです」

こんなんじゃ漢とは言えませんね、そんな風に笑いながら少年はいう、それを応えることもどうやら躊躇われるようで、その言葉はお世辞にも流暢とは言えぬもの。
相手がもし、被害者の身内でないのならば、あの事件について語るのは自分に対する批判とか、或いは同情を集める行為と同義だ、そんなことはしたくない、それが少年の考えなのだろう。

「……?えっと、握手ですか?」

そして、少年は目の前の相手に対する怯えを払しょくした後だ、手を差し出されたなら少し不思議そうにしつつも、その手に自分の手を重ねようとするだろう。
少しぎくしゃくした動きとは言え、握手であれば握手としてしっかり認識できる程度に、その手にはちっかりと力がこもっているはずだ、その先の目標も達成できそうなくらいに。
314ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)02:20:51 ID:i3F
>>313
やはり煮え切らない回答に、ロイコは差し出された手をぎゅっと握る。
懸念はこうして内に抱えるより、一度吐き出してしまった方がいい場合が多いのだ。
特に、本人が望まぬ場合は。聞き手たる自分が当事者でない限りは。

『ほら、悩みが分かっているのに抱え込む意味があるかい?
 幸い僕以外は聞いていないんだ。遠慮なく喋ってしまいなよ』

触角と瞳をぼんやりと光らせて、唆す声は彼の内側から。
315ニア=ヴィクトール◆m7hEgzNtKY :2018/03/10(土)02:32:41 ID:JGk
>>314
「-----っ!」

ばしっ、と差し伸べられた手を強引に振り払う、相手が先生であるという現実も忘れて一心不乱に、恰も触れられたくない場所に触れられたかのように。
それは少年の内側に声が響いた丁度その時、何かを拒むような表情から、まるでその行動に自分自身も驚いているかのような、そんな表情で自分の腕を押さえて。

「…………ごめん、なさい」

がたんっ、荒っぽく立ち上がれば椅子も倒れて剣呑な音、踵を返して逃げるようにその場から駆け出し教室の外へ、最後に残った言葉は何に贈られたものかも知れず。
或いは内に響いたその言葉に、自分の心の中を覗かれてしまう様なそんな錯覚に陥ったのかもしれない、あの事件を……浅ましくも「やるべきことだった」と考えている自身を見抜かれてしまうと、そう怯えたのかもしれない。
その逃走の理由を語れる者はもうこの場に居ない、あるのは椅子が倒れる程に動揺した少年の言葉の残滓と、どこか遠くで響くように聞こえるチャイムの音色だけ……。
316ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)02:44:08 ID:i3F
>>315
「……ッ!」

バッ振り払われた手。想定より強かった拒絶反応に目を見開いて。
制止する間もなく駆けだした後ろ姿を、黙って見送るしかできなかった。

「……思ったより、根が深いか?」

虚ろに響いた椅子の倒れる音に、自身の見積もりの甘さを認識し。
一応、エリシアや他の人物から聞き込みを行ってから彼に当たる方がいいだろうか。
一応、今回の件は彼の担任にも伝えておこうと決めて。がらんとした教室を整えて、ロイコもその場を後にした。
317エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)20:53:08 ID:i3F
校庭に立って深呼吸を一つ、精神を集中させて。
かっと目を見開いたエリシアの足元が、不意に波打つ。
先日カメリアに教わった、物質の液状化。地面を泳げるというその方法を、さっそく試してみようというのだ。
魔法自体は成功したようで、とぷんとエリシアの姿が地面にも見込まれて……

「……ぷえっ」

頭だけをひょっこりと浮かび上がらせて。校庭に若草色の小さなドームが一つ、埋まったように見えるだろう。
318ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)21:02:16 ID:1wj
>>317
「……♪ー、♪~」
「……?……?、??」

るったらるったら、呑気に鼻唄混じりにジョギング中のミズハ
校庭を軽快に走る途中、何やらヘンテコな物体を発見!
はて何かな、と近寄り屈みこんで取り敢えず指先で突っついてみることに。尚、後頭部側である
319エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)21:10:45 ID:i3F
>>318
「……んー?」

つんつん、と後頭部に感じた感覚。
その感覚のもとを探るために振り返ってみれば、見知った顔があるではないか。

「あ!…………ミズハせんせー!」

気づいたような声から数拍遅れて、相手の名前を思い出したエリシア。
あの時に紹介し合った覚えはないが、後からロイコに聞いた名前だ。そのために思い出すのが遅れたのだろうか。

いずれにしても、地面から生えた軟体のドームが振り返ると顔がある、というだけでもなかなかの恐怖体験である。
320ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)21:15:14 ID:1wj
>>319
「シャベッター!? ……きゃ、動い……!?」
「……って、え、く、クローディアさん……!?」

突然の再開に、へにょんと尻餅!そりゃ驚くさ!

「な、何をしているんですか……そんな、地面に埋まって……!」

すわ、まさかこれが噂に聞くイジメか!?埋められたのか!?と若干の不安を孕みつつ尋ねるのであった
321ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/10(土)21:15:52 ID:CWL
//>>302は294へ、
すみません
322エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)21:19:05 ID:i3F
>>320
「これねー、もぐれるんだよーっ
 カメリアせんせーに教えてもらった!」

尻餅をついたミズハをよそに、エリシアは頭を浮かべたままじゃばじゃばと地面を泳ぐ。
よく見ると地面の色が、ナメクジの足跡めいて変化しているのが分かるだろうか。
前人から周囲の物質に魔力を染み込ませるように送り、土を液状化しているのだ。

「でもこれ、疲れるーっ……」

そして重力魔法でざっぱんと浮上すると、そのままいつものように浮遊を始めるのだった。
323ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)21:24:12 ID:1wj
>>322
「うわぁぁぁ!?」
「……あ、そ、そういう……?」

顔だけがずずいっと迫って来る絵図は、例えその表情がチャーミングであろうとむしろホラーである
しかしタネを理解してようやく落ち着いた様子で立ち上がってお尻の土を叩いて落とす

「浮けるし潜れるって、なんだかスゴいですね……大丈夫ですか?」

クスクス、と月のような笑みを浮かべながら魔力水を差し出し、なんとなくエリシアの潜っていた辺りの土を爪先で撫でてみる
324エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)21:29:06 ID:i3F
>>323
「くれるの?ありがとー!」

魔力水を受け取るとぱあっと顔を輝かせ、そのまま足を延ばして座るように着地。
こくこくと魔力水を飲みながら、ミズハのつま先に視線を向ける。

エリシアが通った後は、まだ液体のまま。なめらかな泥のような感覚を覚えるだろう。
そのまま体重をかければ、先程のエリシア同様沈んでしまうだろう。膝上くらいまでは。
325俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)21:37:35 ID:8vi
ハッハァンン──俺様という男のリクルートはこうして決まるのかァ」
「電撃的、あるいは運命的だ。俺様という男に相応しい」

ネポック魔法学園、その廊下。
壁に腰掛けながら歴史本を読む男が一人言を吐いた。
男の背丈は180程度、腰には精霊銃(魔法を弾丸として放つ魔道具の一種)が掛けられている。だがその全容は包帯に包まれて伺えない。

「──飽きたな。返すか」

特徴的なのはその服装。
下半身こそ制服を纏っているが、上半身は一矢纏わず。
暴力的な肩を怒らせながら、そして本を読みながら、彼は図書館へ歩きだした。
326ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)21:39:16 ID:1wj
>>324
「えぇ、どうぞー」
「……ひぇっ!?あ、わわわぁっ!?」

にこやかに手渡し、泥めいたそれがどんなものかとひょいっと飛び乗ってみたのが失敗である
ズブズブと沈み込み、膝上までが泥中に埋まるのであった

「……い、意外と、柔らかいんですね……?」
327エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)21:45:37 ID:i3F
>>326
ふっとそのつま先が宙に浮くのを、エリシアは黙ってみていることしかできなかった。
エリシアが辿った跡にミズハが踏み入れば、水面めいて飛沫を上げる泥。
それを被ったエリシアが次にみたのは、ざっぱんと泥中に足を踏み入れたミズハの姿。

「……ぷえぇっ、だいじょーぶ!?」

ぷるぷると頭を振って顔についた泥を振るい落とし、なんとも微妙な表情だろうミズハにふよふよと駆け寄る。
泥、というより「液体の土」に使ったミズハの周囲を、おろおろとさまようのだった。
328リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)21:45:42 ID:L6S
>>325
「……………………」

図書館に向かう彼の姿を目撃したリエード風紀委員。その姿には彼の目も一瞬丸くなった。
うん、堂々と上半身裸である。これは果たしてどのように取るべきか? と悩む悩む。
相手が図書館に向かったのを見てリエードはとりあえず追跡した。

「……まあ、理由ありなら見逃しますが、露出狂だと不味いですよねえ」

――。

「もし、よろしいですか?」

図書館に入る直前でリエードは声をかけた。怖じ気付く様子もなく。
329ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)21:50:16 ID:1wj
>>327
「あ、あはは……大丈夫ですよー」

じゃぶじゃぶと岸(?)に辿り着けば足を上げて脱出、ジャージが泥んこまみれで虚しい

「カメリア先生もさすが、色々な魔法を知ってるんですね」
「……汚れちゃったなぁ……よいしょっ!」

氷の細かい網をジャージに放ち、大まかに泥を凍てつかせ更に揮発させた
簡易な洗浄だ、あとは帰った後に洗えば問題はないだろう
330俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)21:51:50 ID:8vi
>>328

巨漢(彼には名前がない)は振り向き、リエードを一瞥。
そのまま無言のジェスチャーで「ついてこい」と促してから踵を返した。

「貴様。図書館ではお静かにという不文律を知らんのか」
「図書館のまえでお喋りはいけない。無論、入口を塞ぐこともな」

図書館をでて、曲がり角を二つ超えてから、巨漢は口を開いた。
本を読んでいたときのように壁に腰を預けながら、厳しい口調で語る。しかし、彼は半裸である
331リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)21:56:24 ID:L6S
>>330
何故自分が命令されているのだろう? とリエードは不思議に思ったが、まあ今は下手で良いかと素直に着いていった。
とりあえず半裸の男が図書館に入って大騒ぎさせないだけ良かったとすべきか。……いや廊下のリアクションも大概である。

「知っていますよ、だからわざわざ入る前に声かけしたのではないですか、後ですね」
「それ半裸の貴方に言われてもまるで説得力がありませんよ、はい」

向こうの言い分もそうなのだろうが、前提問題として彼の半裸である。とリエードは言い返した。

「半裸で図書館を利用するのはマナーとしてどうなのですか? 貴方」

ジャララ、と金属音が間近で鳴ったのが聞こえたかもしれない。
332エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)21:57:51 ID:i3F
>>329
「おぉ……!」

かわいそうなくらい泥の付いたジャージが、一瞬にしてパリっと落とされる。
そして泥が落ちた後のジャージをつついたり引っ張ったりして、その様子を確かめているようだ。……泥まみれの手で。
そう、エリシアとて泥から上がったばかり。全身に液体の土を付着させている。

「……ん、えりーにも!」

そして大の字に立って洗浄を要求するエリシア。
もっとも、氷の魔術たるそれをエリシアが受けて無事とも思えないが。
333俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)22:06:57 ID:8vi
>>331

「ふむ。俺様という男が半裸か否か」
「そこに世界の法則を捻じ曲げる力があったとは、俺様という男も捨てたものではないな」

言い争いは無益だ。
巨漢の目的は図書館を賑やかさずにすんだ時点で一先ず達成しているのだから。

「ふむ。一理ある。では俺様という男は保健室に帰ろう」
「善意ある貴様はこれを返しておけ」


保健室には予備の制服がある。
彼は善意ある第三者だ。
ならば自分は保健室にむかう。彼は本を返す。
自分は服をきれる。彼は善意の遂行。未来の読者も本を素早く得られる。
合理的だ。だが、その詳細は説明しない。なぜなら、それは面倒だからだ。

男はずいっと本を押し付けると「貴様の善意には感謝だ」と笑みを浮かべた。
334ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)22:09:12 ID:1wj
>>332
「ふふ、どうです?」
「……あっ……あ、あはは……」

カワイイな手形の泥んこ模様がぺったぺたなジャージ、苦笑である

「えぇ、分かりました」
「……目を瞑っていて下さいねー?」

ふー、と集中し手の平を翳す
キィン!と甲高いノイズが響き、氷の網が付着するのは表皮の更に上の薄皮一枚隔て付着した泥のみ!そして体組織に影響を及ぼす事なく揮発させるであろう!スゴウデ!
335リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)22:14:46 ID:L6S
>>333
「仕方ありませんねえ……」

ずい、と押し付けられるとなんとリエードはそのまま素直に図書館へと向かっていったではないか。
曲がり角を一つ曲がって消えたところで、そちらは何か思うかもしれないし、これを機に逃げようと思うかもしれないだろう。素直に保健室へ戻るかもしれない。

一方、曲がり角二つ目に差し掛かった辺りでリエードは。

「いや待て何故自分が返さねばならない? 歴史本? いや本の種類はどうでもいいのです、返すのはあの半裸マンでしょうが」

もうそのまま返しに行けよ、と一部始終を見たものが思うなかでわざわざUターンしてくるのであった。
そして半裸マン(リエード主観)のところへ戻ってくるのだろう。
もし移動しているなら彼の行き先聞いてでも追い付いてくることでしょう。

「貴方が服を着て返しに行けば良いことでしょうが! ……それとも何か服を着られない事情でもあったので?」
336エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)22:16:18 ID:i3F
>>334
「んっ!」

ミズハの言う通りにきゅっと目を瞑り、ついでに口元もキリっと結ぶ。
ガラスのような音の後で、ゆっくりと目を開けば。綺麗さっぱり泥が落ちた様子の身体。
色々な箇所を覗き込むように体を見回して、本当に泥が落ちているのを理解すると。
ばっと大の字の態勢で空中に浮いてくるくると回りながら、四肢の先まで視線をやって。

「おおーっ、すごーい!!」

空中でまだ回りながら、キャッキャと喜ぶエリシア。
337ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)22:20:25 ID:1wj
>>336
「ふふ、なかなか便利でしょう?」

元々戦場での衣服などの汚れ用にに作った魔法だが、ケガの傷口の洗浄などにも使う事が多かった為相当にデリケートな使用法が叶うのだ
因みにこれを応用したのがお手製インスタントコーヒー製造魔法、通称フリーズドライである

「……ところで、」
「そもそも、どうして潜っていたんですか?」

事の発端であり、小首を傾げながら尋ねるに値する質問
338バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/10(土)22:21:49 ID:Nn2
学園の校庭、それも人気の少ない端の方。
一人の生徒が静かに何かしらの作業を行っていた。

彼が手を振りかざせば、地面の土が盛り上がり、彼の一回りほど大きな人型の人形が出来上がる。
人形は周囲を確認するように見渡すと、すぐに主人である彼を確認し、跪いて指示を待つ。

「……まだ足りんな。奴に打ち勝つには何かが足りん」
「奴の意志を完全に叩き潰すことが出来るほどの、絶対的な何かが」

人形の出来に納得がいかない様子の彼は、ぺたぺたと人形の状態を確認していく。
339俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)22:23:54 ID:8vi
>>335

「──ふむ、帰るか」

リエードを見送ると、巨漢もまた歩みだした。
着替えると約束した手前、すぐにでも保健室に戻らねば約束を違えたこととなるからだ。


「キャー、とでもいうべきか、貴様よ」
「生憎と俺様は着替え中だ。 まァ、遠慮せずに眺めているといい」


リエードが保健室の扉を開けるころ、巨漢はナース服に袖を通していた。
着替えるついでに、このまま保健室(ここで)仕事に入ろうとしていたのだ。

「ハッハァ! 面白いことをいう。 俺様という男はこのとおりに服を着れるさ」
「破れたから半裸だった。それだけだ」

「それで、本は返せたか?」
340エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)22:26:27 ID:i3F
>>337
「うん、すごいねーっ!」

若干肌寒い感覚もあったが、所詮影響はその程度。恐るべきはミズハの練度である。
そして、ミズハの質問にうーんと少し悩んでから、空中でくるくると浮いたまま答える。

「……カメリアせんせーが、いってたから?」

要は、その使用方法はもともとカメリアの提言だったのだ。
海出身であるエリシアのようなものが使うことで、面白い移動ができるのではないかと。
そのため、エリシア自身にも意図はよく分かっていないも同然であり、こてんと小首をかしげ返して。

「……どうだった?」

その問いは、さらなる用途か実用性を聞いているのか、はたまた何の考えもないのか。
341リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)22:29:18 ID:L6S
>>339
「どちらかと言うとギャー、ではありませんか?」
「そうしますよ、少し休みたいので」

巨漢の相手に疲れたのだろうか、多分リエードからすると苦手な相手なのかもしれない。

「優先順位がおかしいと言うことはわかりましたよ、ええ」
「まあ着ているならば問題ありません、次からは服が破れたならまず服を着直すか調達するように」

それだけ言って水の一杯でも貰おうとした矢先に言葉の矢である。普通の感覚なら後ろめたくもなるだろう。

「いえ? そもそも貴方の服の事情と借りた本でしょう? ならば貴方が返すのが筋ではありませんか? それとも返せない理由でもあるのですか? あるとしてそれは正当な理由ですか?」

しれっと腕章を着け直しながら、言葉の連続攻撃。

ジノ班長が嘆くのも納得の態度であるだろう。
342エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/10(土)22:30:35 ID:tDk
>>338
何か面白そうなことがないかを探している妖精の少年が、
上空からそれを見つけるのはある意味必然だったであろう。

そして、彼は好奇心のままに近づいていき、バーラントの頭上から

「やあ、何をしているんだい?」

と、声をかけた。
343俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)22:34:49 ID:8vi
>>341

「ふむ。検討しよう」

ナース服をきちんと着込みながら巨漢は返答した。
実際にそうするかはわからないが。
かくして張り裂ける寸前のナース服を着終えたころに巨漢はもう一度「ふむ」と鼻を鳴らした。

「本を返す理由は、次の人間が困るからだ。本が図書館にある時間は長ければ長いほうがいい」

だからこそ読み飽きたならすぐに返さねばと直行したわけだが。

「では、本を寄越せ。俺様という男が直々に本を返そう」
344ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)22:38:52 ID:1wj
>>340
「うふふ、ありがとうー」

ドヤ顔だったのが、素直な褒め言葉に実際照れながら月のように微笑みを浮かべた

「あー……先生が……」
「うん、ビックリしました……」

何となくカメリアの性格的に誤解したまま納得(即ちイタズラ目的!)し、苦笑

「でも汚れちゃったりはしますねー、一応見た目は綺麗にはなっていますけどちゃんとお風呂に入った方がいいですよ?」
345バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/10(土)22:41:53 ID:Nn2
>>342
頭上より降りかかる謎の声。
どんな人間であろうとも、意識外より刺激が迫れば反射的に反応を示してしまうことだろう。
しかし、コイツは一般人ではなく魔術師、ましてや死霊術師であったのだ。

「!? 誰だッ!」

術師から配下である人形へと指示が伝わるまでは若干のタイムラグが生じる。
今回彼が放った指示は、彼らの頭上より迫る声への、反射的な迎撃であった。

主人の近くに配備されていた人形が、主人の前に立ち塞がり、その大きな腕を外敵へと振るう。
この時間差によって、この腕がエストレラへ当たる事はないだろう。
だが、彼の質量によっては、人形の風圧によって何らかの影響を受けてしまうかもしれない。
346リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)22:43:28 ID:L6S
>>343
「検討ではなく、そうしてください。女子生徒が貴方の上半身裸を見て悩んだり、男子生徒が危ない橋を渡ればそれは貴方にとっても不本意でしょう?」
「……あとその服は仕事服と見てよろしいですか?」

ナース服に対するツッコミはかなーり遅かった。水うめえ。

「まず外に出る前に服を着ればこうならなかったんですがね、半裸で図書館に行くのはセーフなのですか」
「そうしますよ……あと、貴方が途中で服を破く事態にならないか不安なので今回は同行します、よろしいですね?」

本を返してから言うことがこれである。本当に何故返しておかなかったのかと言いたくなっても不思議ではない。かくして、図書館へとレッツゴーとなるだろう。
347エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)22:43:30 ID:i3F
>>344
「……おふろ?」

なんとエリシア、お風呂を知らない!
もっとも、それも当然である。そもそも寝床が水槽であるわけだし、その必要も感じないのだから。
さらに言えば、風呂となると40度近くのお湯につかることになるのだ。変温動物にとって、その環境は十分に脅威。
だから知る必要がなかった。と言えばそれまでだが……

「なにそれ?」

こてんと首を傾げて、すたっと地面に降りた。
348俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)22:50:59 ID:8vi
>>346
「ハッハァ! 俺様という男はサービス精神旺盛だ」
「そうみられるなら否定はせんさ」

「あァ、これは仕事着だ。ごらんの通りに保健委員の仕事着だ」

彼は嘘を吐かない。彼は単純な男だからだ。
できない約束はしないのだ。

「議論に意味はない。貴様という男も、そろそろわかれよ」
「あァ、ついてくるがいい。なんなら貴様も借りるがいい」
「ありふれた戦争史だが、夜景学院という組織の逸話は痺れるぜ」

巨漢はしめやかに図書館へむかう。リエードもむかう。
到着すれば彼はその巨躯に見合わぬ態度で受付へ本を返すだろう。
349ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)22:51:28 ID:1wj
>>347
「えっ? あー……」

そういえばとロイコとの会話を想起、種族的な事柄も少しばかり既知であった

「お湯に入って、体を温めて汚れを落として疲れを取る……って、言うんでしょうか……?」
「とっても気持ちいいんですよー」

はてさて、しかしエリシアが湯浴みすればどの様になるかまでは今一つイメージ出来ていない
350エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/10(土)22:52:23 ID:tDk
>>345
「うわっ!」

バーラントの声とそれに続く人形の攻撃に、慌てて距離を離し自身の安全を確保する。

「っとと。
…ちょっと驚かせてしまったみたいだね」

人形の振るう拳の風圧で飛びかけた帽子を直しつつ、そう声をかける。
351リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)22:59:05 ID:L6S
>>348
「いえ、それで不祥事を起こされると今度はこちらが困るんですよ、見せるならキチンとした場所でお願いします」

「……ええ、仕事着で安心しました、ええ本当に」

サービス精神は結構だが、やるなら場所弁えろと。そして仕事着と聞けば怪訝そうな目はすっかり消え去った。
切り替えの早さは褒めるべきだろうか。

「自分はリエードですよ、半裸の方。その時無意味でも交わせば変わるかもしれないでしょう?」

「そうですね、貴方が服を着るのも忘れて読んだ本でしょう、多少の興味も湧くというものです」
「夜景学院というのは、そこに出る団体の名前ですか?」

そして、返された本は即行でリエードが借りることだろう。本が図書館に戻されたのはわずか5秒にも満たない時間であった。
そして、その直後に「貴方はまた何か借りますか?」と無言のジェスチャーで問い掛けた。
352エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)23:01:03 ID:i3F
>>349
「……ぴっ」

お湯と言われて思い浮かぶのは、シルバーバレットレースでの熱湯雨。
あんなもので身体を温めるなど、エリシアたちにとっては正気の沙汰でない。

「うぅー、やー!!」

だからエリシアにしては非常に強めの拒絶が発せられるのも、仕方のないことではあるのだろう。
この調子では、ミズハの言う通りにちゃんと入浴など望むべくもない。
寮住まいのエリシアには共用の浴場があるはずなのだが、一度も使ったことが無さそうなのも明白である。
353バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/10(土)23:06:07 ID:Nn2
>>350
人形の腕は豪快に空を切り、上空より飛来する客人の身体を大きく揺さぶる。
一息置くことで相手の姿を確認。声からして敵対意志を持っているとは考えにくいが。

「上から来れば当然だ! もう少し方法を考えてからにしてくれ!」
「一足遅ければキミの身が大事になっていたのかもしれないんだぞ。ボクとしてはそれでもいいんだが」

バーラントの目には、エストレラの羽が強く目に入った。
彼は死霊術師。言い方を変えれば魂の収集家と言っていい。
強靭な魂を生み出すには、数多くの種族の魂に触れる必要がある。目の前の妖精は、彼の目にも貴重な人材に見えて。

「キミは……妖精か? このサイズのものは数多く見れるものではないな」
「少しばかりボクの実験に付き合う気はないか? 悪いようには扱わない。少なくともボクにはな」

間違いなくバーラントの知的興味だけの呼びかけ。ロクな事になる未来が見えない。
354俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)23:09:09 ID:8vi
>>351
「そうか。悪いが俺様という男に名前はない」
「気安すく「俺くん」とでも呼ぶといい」

「そうだ。夜景学院という恐るべき傭兵集団だ」
「俺様という男は単純だ。戦争の善悪はわからん。だが、彼らに秘伝する精錬技術には興味津々だ」

語るに足らないが気付けば図書館の前。
本を返したなら帰るのみ。と思っていたのが。

(おお、危なかったぜ。俺様という男は魔法陣についても学ばねばよ)
(感謝するぜ、リエード。俺様はまだ借りる本がある)

ジェスチャーをするリエードを一瞥し、ぽっくりと拳を打ち合わせて
魔法陣に関する学問書と魔法薬学に関する書物を二冊持ち帰還した。

「頼もう。俺様にこれを貸すがいい」

彼は小声で手続きを開始した
355ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)23:10:11 ID:1wj
>>352
「あ、あぁ、ごめんなさい、お湯と言ってもそんな熱々じゃなくてー……」

ワタワタと慌てて釈明、何せミズハはお風呂好きなのだ

「……寮の浴場なら、ぬるめのお湯のお風呂もあると思いますし……」
「……ロコもお風呂入らないのかな……?」

初等生向けの低温風呂もある…はずである、多分きっとメイビー
そして、ふと至った疑問が思わず口を滑る
356リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)23:18:18 ID:L6S
>>354
「では、俺くん」と水を浴びるスポンジの如く受け入れた。君呼び出来る歳の差と思ってる様子だ。

「傭兵でありながら、精錬技術にも長ける存在……?」
「……ふむ、ドワーフや、それに近しい種族などが居るのでしょうか? それとも単純に技術を昇華させることに成功した――おっと」

反応を返す頃には図書館で、また俺くんに言い聞かせられるのも何なので口は閉じた。

(その様子だとあったようですね、気付けて何よりです。自分も少し用があるので……)

手続きを開始した彼を見ればその隙にとリエードもまたとある一角へ。
そして手続きが終わった頃には、生徒一人を挟んで戻ってきていることだろう。

挟まれた生徒が若干怯えてるのは、うん、気のせいだ。何事もなければすぐにリエードの番になるだろう。多分。
357エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)23:18:40 ID:i3F
>>355
「……ほんと?じゃあ、いってみる……」

ミズハの弁明におずおずと声を出し、ならばと一度行って見ることに決めたようだ。
実際にミズハの言うような低温の浴槽が無かった場合は、どうなるか分かったものではないが。

「んー?どうなんだろ……?」

そしてミズハの不意に出た疑問には、エリシアも明確な答えを持っていない。
別にロイコとは一緒に暮らしている訳ではないのだ。仲は良くとも、生活様式までは共有していない。

「じゃあ、いく……!」

そして緊張した面持ちで寮の方へと向くと、てくてくと歩みを進めるエリシア。ミズハの言う風呂に、さっそく挑戦してみるようだ。
とはいえ、何もかもが未知の世界。当然準備はおろか場所すら知らないのだが。
358エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/10(土)23:24:20 ID:tDk
>>353
「それは悪いことをした。済まなかったね。
って、物騒なことを言うなぁ…」

『相手の身に何かあっても自分は困らない』と言っているような発言に苦笑する。

「まあ、僕のような大妖精はめったに森からは出ないからね。
それはそうと、無理やり捕まえて強制的に実験をしたりせずに、真正面から来るその姿勢は称賛に値するよ。
というか君、正直すぎないか? 普通はもっとうまく言いくるめようとするものだろ?」

と、あまりにも直球なバーラントに呆れるような表情を浮かべる。
359俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)23:24:58 ID:8vi
>>346

(まったく。俺様という男のドジっ子属性にも困ったものだな)

うんうんと言った具合に頷く巨漢。
分厚い二冊の本は片手でがっしりと握りこまれている。

(ハッハァ! こいつめ。お友達がいるのなら早く言わんか)
(俺様という男は無粋な男じゃァないぞ)

振り向きざまに人差し指と中指をピッと立てて、彼は立ち去ろうとするだろう
360ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)23:26:01 ID:1wj
>>357
「あっ、そ、そうですよねー」

しまったとしかし、これ以上その件に触れて突っ込まれるのもうまくないなと実感
即ち、ロイコが学園にいる事は秘密らしいという事だ、もし仮にミズハから知れたとあればどのような恐ろしいオシオキをされるか分かったモノじゃない!(誤解)

「え? 今ですか!?」
「……えーっと、寮のx階にありますけど、バスタオルとか持っていかないとですよ?石鹸はありますから大丈夫ですけどー……」

その後ろをついて行きながらお風呂、というか共同風呂についての説明を簡単に
361リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)23:30:34 ID:L6S
>>359
(ハハハ、まったく知りませんよ彼のことは)

『(何この状況帰りたい)』

その生徒、何を隠そう。

リエードも本当に知らない赤の他人、赤の生徒である。早い話、俺君の容貌とそれを素知らぬ顔で見ている風紀委員リエードという冷静に見るとカオスな空間にただ一人挟まれてしまっただけの生徒である。

そして、立ち去る俺君を見て、生徒は安堵して本を
借りていけばそそくさと読むスペースへと移動し、リエードが本を借りたことだろう。


「おや、もう行ってしまわれたでしょうかねえ」

図書館から出た彼の手には、先の歴史本に加えて動物図鑑があった。
362エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)23:31:51 ID:i3F
>>360
「たおる……?」

なんとエリシア、反応から見るとタオルの持ち合わせも無さそうだ。
軟体生物ゆえ水気を拭き取りすぎても問題だが、全くしないというのもいかがなものだろうか。
ちなみに、部屋では敷き詰められた珪藻土が歩き回るうちにあらかた乾かしてくれる。

「……いる?」

なんと、タオルの必要性を問い出したエリシア。
確かに、表面に付いた水くらいは取り込めるのかもしれないが……?
363バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/10(土)23:39:20 ID:Nn2
>>358
「何を言う? 今ここでボクが意志を湾曲させてままキミに話したとして、結果が変わることはないだろう」
「それともキミの言うように、無理にでも拘束して素材として扱われる事が本望だったか? なら申し訳ない事をした」
「それに、ボクは常に自分には正直でありたいと思っている。これが一番の近道だからな」

相変わらず自らの言動を顧みる気も微塵として感じられない態度。
真っ先に襲わない程度の良識を心得ている事は、安心すべきなのか、どうなのか。

「今ボクは、コイツの性能強化について考えていてね。そこにちょうどよくキミが来た」
「キミの魂を組み込み、コレに滑空能力を与えれば、利用価値は大幅に向上する。これを利用しない手はない」
「是非ともキミの力を借りたい。ああ、安心してくれ。キミの身体はボクが責任を持って有効活用させてもらうとも」

言葉だけならスカウト宣言だが、コイツの場合は得るモノが生き物の魂なのだから尚更タチが悪い。
364ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)23:39:48 ID:1wj
>>362
「……私の、お貸ししますよ?」

一応共同浴場ではタオルはマナーである、実際重要だ
これは一緒に行く必要があるなと、しかしやや気まずそうな顔を隠すように刹那

「……で、ここが共同浴場ですっ」

タオルと着替え、それとエリシアの分もセットで持って来て浴場前の扉で仁王立ち!
サウンドエフェクトはカポーン、である!例えファンタジーであろうとこれは譲れない!
365エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)23:44:34 ID:i3F
>>364
「ほんと?ありがとー!」

必要そうならロイコに言ってみるつもりだったが、借りられるというのであれば甘えるほかない。
どうやら一緒に来てくれるらしいミズハの背中にちょこんと乗って、いざ浴場へ。重力魔法のおかげで、エリシアはそんなに重くない。

「おぉー!」

そしてミズハの紹介に歓声を上げ、扉を潜って脱衣所へ。
……なお、エリシアは服のように見えるものがそのまま表皮である。脱衣の概念はない。
366ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)23:55:13 ID:1wj
>>365
「あっ、ま、待って下さいー」

トテトテっと脱衣所へ走るエリシアを追ってミズハも続いた
そして先ず彼女が行ったのは……(探知魔法!……よし、今の時間なら入っている人は少ない!)……である

「ここで服を……って、そうでしたね」

ロイコの話のおかげで、服に見えるそれの正体も知っているのだ
慌ててスルスルっと衣服を脱げば、タオルとそしてお約束の煙魔法で体を隠しつつ浴場へこっそりと進む!
367エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/11(日)00:01:49 ID:m9k
>>363
「まあ、確かに言われてみればそうだね。
騙したり不意を突いてやるよりはずっと悪印象は持たれにくい」

バーラントの無茶苦茶ともいえる理論に一定の理解を示す。
あくまでも理解を示しただけで、合意するとまでは言っていないのだが…

「まあでも、その申し出には応じられないな。
話を聞く限りでは僕にメリットが欠片もないし、
なにより、面白くはなさそうだからね」

彼は、この学校に面白いことを探しに来ているのだ。
面白くないことが明白ならば、それをする意味もない。
368エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)00:05:12 ID:kHx
>>366
今は真っ昼間である。当然人もほとんどいない時間帯。
ミズハの後について浴場へと足を踏み入れれば、ぶわっと上がる湿度に目を見開く。

「おぉ……!」

エリシアは水棲種族、本質的に湿った場所が好ましい。両腕をいっぱいに伸ばして、湿った空気をいっぱいに浴びる。

「んー?それなにー?」

そしてミズハに不自然にまとわりついた煙魔法を、ぱたぱたと掴むように。
それが入浴に必要なものなのであれば、自身も獲得すべきだろうかという思いのようだが。
369ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)00:08:45 ID:lPr
>>368
「ふふ、いい感じでしょう?」

繰り返すがお風呂好きである、自分の事でもないのにちょっぴり自慢気なのだ

「あー、こ、これはその……お気になさらず……あ、アレがぬるいお風呂みたいですよ」
「先ずは体を流して、キレイにしてから入るんですっ」

するりするりと煙は逃げて消える、量が減って少しミズハは焦った
そして入浴前の清めは万国共通のマナーだ、決して破る事は許されない!
それを済ませればいよいよ!エリシアにもご満足頂けるかもしれないぬるーいお風呂が待っている!
370バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/11(日)00:12:49 ID:l5j
>>367
「……そうか。ならば仕方ない。ボクとしても無理やり押さえつける事は趣味ではない。潔く手を引こう」
「だが諦める気はない。気が変われば何時でも呼んでくれて構わない。ボクはキミの事を待っている」

大人しく手を引いたのは奇跡にも近いのだが、そうさせる程の何かがあったのだろう。
とはいえ素直に諦める気はない様子。いつの日かエストレラに襲い掛かる日もそう遠くないのかもしれない。
彼のあしらい方を考えても損はなさそうだ。

「キミがダメだと言うなら、近場で小型の妖精でも探して、彼らから頂戴することにしよう」
「妖精はなかなかお目に掛かれないから、あまり使いたくはないのだが、飛行能力を調べるためには必要でね」
「キミも同類の居場所等は知っているのだろう? その方面でいいから協力してはもらえないか?」

エストレラが利用できないと判断するや否や、一般的な妖精を使おうと画策する始末。
当然バーラントの手に掛かった妖精がどのような処置を受けるかは想像も容易いだろう。
371エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)00:18:15 ID:kHx
>>369
知らずのうちに倫理コードに踏み込むエリシア!しかし大して気に留めなくていいとなれば興味はそこまで。
まずは身体を清めなければということだが、何をすればいいのかはよく分かっていない様子。

「流す……?」

周囲にはおけなどが置いてあるが、何分勝手がわかっていない様子。
加えて言えば、掛けるお湯も熱湯ではいけない。どこから何をどうすればいいのか、ミズハに頼りっきりである。

「うーっ、わかんないよぉ……!」
372ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)00:22:43 ID:lPr
>>371
「じゃあ、任せて下さい?」

ミズハが歩くと煙も付いて来る、もっくもくである

「……先ずは座って貰って、」
「お湯は……うーん、このくらいはどうでしょう?」

鏡台の前の湯椅子に座って貰って、手桶の温度のチェックをと差し出す
問題無ければ何度か肩から軽く掛け流し、準備を完了させるであろう
373エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/11(日)00:29:29 ID:m9k
>>370
「なるほど。
じゃあ僕は――君の妨害をすればいいんだね」

これまでと違い、その声色には明らかに敵意が籠っている。
個々の妖精に特別な感情を抱いているわけではないが、それでも一緒に面白い事をやる『友達』ではある。
それを害しようというのだから、敵意を向けられるのも当然であろう。
374エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)00:32:14 ID:kHx
>>372
ミズハに促されて、ちょこんと鏡の前に腰掛けたエリシア。
曇った鏡をぺたぺたと触れば、小さな手の形にくっきりと跡が残る。

「だいじょーぶ!」

そしてミズハの掛けたぬるま湯はエリシアにとって平気な温度だったようで。
ぱしゃぱしゃと掛かる水に目を細めて、心地よさそうにそれらを浴びた。

「おー……」

それにしても、鏡に映るミズハが纏う煙の量がまた気になりだしてきた。
ぼーっとした様子で、鏡越しにミズハを見るのだった。
375ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)00:36:44 ID:lPr
>>374
「……、こ、このくらいの温度みたいですからね、お風呂も……」
「さて、もう入って大丈夫ですよー?」

多分年齢や種族に合わせた色々な湯船があるのだろう、きっとそうだ、あって欲しい
エリシアの視線を受けてややたじろぎ、それでも湯船に彼女(?)を促した
お風呂も成る程、エリシア的にはきっとじんわりぽかぽか温か~なご機嫌な湯加減であろう
376バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/11(日)00:44:09 ID:l5j
>>373
「――ハァ、冗談だ。一端の妖精であるキミに聞く奴がいるか? そこまで愚直なボクではない」
「やるならもっと妖精から遠い、ある程度信頼できる筋から聞く」

敵対的な目で見られながらも、何とも思わないような態度で、人形の肩に乗った状態で語る術師。
彼の言葉を信じるかどうかは本人次第。だが、彼の性格を考えれば、その答えを導き出すのは難しくないはず。

「ならキミやキミの同族にも直接的に関わることのない質問をさせてもらおう」
「ボクはキミが飛ぶ仕組みを知りたい。死霊術において、魂を素材に入れて使役するには、その素材の構造を把握しておくことが重要でね」
「キミの構造さえ理解できれば、キミたちに手を出さずとも、ボクの抱えている問題を解決する糸口が見つかるかもしれない」

「どうだい、悪くない話だろう? 少なくともボクはそう思うが」

交渉は次の段階へと移行する。次は情報の提供という訳だ。
377エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)00:44:21 ID:kHx
>>375
「んー……?」

なんだかミズハの様子が、よそよそしい気もする。
鏡越しにたじろいだミズハに首を傾げながらも、連れられて浴槽へと入った。

そして生ぬるいというよりは冷たくはないといったくらいの水温につかるエリシア。
その隣には、ともすれば風邪をひきかねないミズハが……いるのだろうか?

「ぽへぇ……」

そんな水温にか、呆けたような声を上げて。ぶくぶくと湯船につかった。
だんだんと飛び出た頭が水面に近づいて、ついに頭頂まで水の中へ。
378ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)00:49:27 ID:lPr
>>377
いやしかし、流石に湯船に浸る頃合いに煙魔法は解かねばなるまい。周囲を素早くよおく確認、ひと目がほとんどないのを知れば湯船に浸かって解呪

「つめ、……」
「……お、お湯加減は、大丈夫ですかー……?って、潜っちゃダメですよ?」

ぶっちゃけ温い、しかし笑顔で尋ねるミズハの肌は、腕と足、そして体のほとんどを余す事なく古傷跡に覆われていた
特に目立つ下腹部に縦に走る、斬り裂いた腹を強引に縫い付けたようなそれは到底その小さな手では隠しきれていない
頭までダイブしているエリシアを、くいっと軽く引っ張り上げようと手を伸ばすのである
379エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)00:54:22 ID:kHx
>>378
エリシアとしては、むしろ全身つかることの方が自然体。
それもそのはず、そもそも生活空間が水中なのだから。徐々に沈んでいくのもまた自然体。
だが、故に見てしまった。ミズハの体表面に走る数々の傷を。
ミズハにざっぱんと引き上げられたエリシアの表情は、なんだか神妙なものに変わっていた。

「……うぅ」

かといってかける言葉も見当たらず、体表面を薬草に変化させて。
いつかのレースでリュネスにしたように、きゅっと抱き着くので精いっぱいだった。
380ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)00:58:43 ID:lPr
>>379
「、……あ、いえその、だ、大丈夫ですよー?」
「でも、ありがとうございます、嬉しい……」

もう痛くありませんからね、と頭を撫でようと手を伸ばす
その腕にすら斬られ、穿たれ、射られ、焼かれた痕が走っていた

「……ただその、ヒミツにして下さいね?みんなに心配かけたくないですから」

人差し指を立てて唇に当てて、微笑みを浮かべるのである
381エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)01:05:51 ID:kHx
>>380
こちらが看病をしているつもりなのに、頭を撫でられて心地よさそうに目を細める。
ミズハが大丈夫だというのなら、ミズハに抱き着いた手から力がゆっくりと抜けていくだろう。
不意に、伸ばされた腕に残る傷跡が見えて。そっと小さな手で腕を掴み、自らの頬っぺたで傷を覆うようにして。

「……うん、わかった!」

少し茶目っ気のある微笑みで出された頼みに、エリシアは元気よく首を縦に振るのだった。


そして、肝心の湯加減だが。ひとしきりのやり取りが終わった後、唐突にエリシアが提案した。

「もっとつめたいとこ、ある?」

生息区域の海水温、実に最低でも5℃以下。エリシアに付き添うミズハの受難は、まだまだ続く……かもしれない。
382エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/11(日)01:08:42 ID:m9k
>>376
「確かにそうだね。わざわざ狩る対象に教えてやるほどの馬鹿はいない」

本当にバーラントがやるつもりならば、ここでは友好的に接しておいて、
あとで不意を討つとかするだろう。
そういう点では『信頼』はしていないが『信用』はできると考えたようだ。

「最初からそう言えばいいものを」

そう言って、大きく息を吐く。
自分や仲間が襲われないとわかったからか、それとも――

「――昔、とある魔法使いと調べたことがあるけど、解ったのは飛行魔法の一種ということぐらいだね。
普通の妖精は、知ろうとか調べようとか考えないから、調査するのも難しいんだよね」

妖精が飛べることに関して、真面目に調査に協力しようという妖精自体が稀なのである。
383ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)01:10:26 ID:lPr
>>381
「優しいんだね……うん、ホントに嬉しいです」

尚、抱き着いた時に結構膨よかな感触が頬に当たるであろう

「え、も、もっと?」
「流石にこれ以上は……あっ」

ないんじゃないかなー、なんて言おうとした矢先に視界に入ったのはなんと氷が浮いているメチャ冷え水風呂!
ミズハの戦いはこれからなのだ、風邪をひかないように気をつけなければなるまい!
384バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/11(日)01:23:53 ID:l5j
>>382
「やはりそうか……どの文献を漁っても見つからないと思っていたが、その本人ですらこのザマとは。呆れを通り越して驚きだ」
「ま、言葉で聞くよりも直接身体に聞いた方が早い、という事は理解できた。その点は感謝しておこう」
「その好奇心が自身へと向く日が来る事を、ボクは期待しておく」

これが妖精と人間、と言うよりバーラントとの根本的な考え方の違いなのだろう。
人間においても、なぜ自分の手足が動くのか、物を見ることが出来るのか、などと考える者はそういない。
常にマイノリティが割に合わない目に遭うのは世の常なのだろう。しかし、それが世界を変えるきっかけにもなり得る。

だがこれで用も済んでしまった。これよりエストレラに妖精の居場所を聞く訳にもいくまい。冗談だと言ってしまった以上は。
ふう、とため息を一つ付き、呆れた表情で人形に指図を向ける。

「ボクはこれから済ませなければならない用事が出来たのでな、一足先に失礼させてもらう」
「いつかキミたちの謎を紐解いてやろう。ボクの死霊術発展のためにもな」

人形と共に、二人は校庭の端を後にする。振り向きざまに人形は、主人に代わりエストレラに頭を下げて。
これより二人が向かう先は……今更言うまでもないだろう。
385エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/11(日)01:38:31 ID:m9k
>>384
「僕のような変わり者ならともかく、普通の妖精には期待できないだろうね」

好奇心こそ旺盛だが、それで知識を得て役立てようとか思わないのが普通の妖精であり、
知識を得るためにこの学園に来たエストレラが非常に珍しいのは明らかである。

「できるならば、今度はもっと穏やかに話をしたいものだね」

そう言ってバーラントを見送ると、校舎の方へと飛んで行った。
386俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)16:22:18 ID:c0f
>>イベント

「あばばばばっ……! おほ、おぼれるっ……! 」

屋上から水球を経由しつつのスカイダイビング
マオは実際高いところ水も嫌いだ
ロイコに抱えられている間は得意の悪態も付けないほどにぐってりとしているだろう。

『──ワンワンッ』

一方で元気なのは、マオの魔法で意思を宿した鉄球のワンワンだ
彼はマックロイをがっしりと噛みながら(離せと命令がなかったから、連れてきてしまったのだ)イグナシオの愛馬に引き摺られて、ざりざりと滑走。
【ヴィンセント・マックロイは振り落とされていないだろうか? 】

────

「洞窟にはいない、か……」
「どうすれば…どうすればいい!」

ぐったりとしながら、動揺をみせるマオ
朝から休まずに魔法を発動しつづけているのだから、体力的な限界が近いのかも知れない
【ロイコ一行、洞窟組に同調して行動】
387nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)19:43:14 ID:U88()
t
388シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/11(日)19:51:12 ID:uKu
前スレ>>872>>873
「……僕も研究林行けば良かった……!」と教室を覗き、すぐに離れたシャディは悔しがった。おのれヴィンセント(悪くない)。

――
「か、歌劇って……そうい……こ……」

アッシュとベンジャミンから、またはその情報を提供してくれた人物との会話は息切れ酷いが、少しすればなんとか息を整えていることだろう。洞窟前で。
それでも、体力を消耗してる様子は消えていないが。

「……今居ないなら……場所的にここだと思うから……僕先に……疲れてるなら影潜ってく?」

ガサゴソと取り出した、ネポック歌劇公演の宣伝チラシを広げて開催場所を眺める。――歌姫の居る場所は多目的ホールとしか思えない特徴のある写真だ。天井の空いたドームという、特徴がある。

少なくとも、シャディは話を終えると多目的ホールへと向かっていく。日が沈みかけてる今、足踏みはしてられないとして。
もう少し魔法薬学などに精通すべきと思ったのは、今には遅い悔やみである。
389シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/11(日)20:06:07 ID:ojT
前スレ
>>872
>>873

「……洞窟か、よしっならば問題ないな。」

あちらに捜索に向かった者たちが被害者を連れ出せば儀式を執り行う者も居なくなる、それで解決する筈。
日は傾き切って、眠りに落ちるかのように沈み、次第に夜が顔を見せ始める。
その暗闇はまるで不吉の前兆を表すかのように見えたシーモアは、ふと疑問を口にした。

「今は何時だ…?」

あの狂った化け物が目覚めた時間はいったい何時だ。

「……ッ!!」

シーモアはアッシュとベンジャミンに背を向け、彼らの言われた行き先……洞窟へとをまっすぐ向かった。
洞窟に向かったメンバーが異常事態にでも遭遇しなけばきっと合流できるはず。

きっと、彼らは何も問題なく被害者たちのメンバーを引き連れてくる。それで全て解決するはずなのだ。
390アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)20:17:02 ID:lPr
前872-873
「?……いない」

はて、と小首を傾げてはてなマークを浮かせたアラスミシア
彼女はまだ学園に対しての未知が多く、今一つ状況がピンときていない
取り敢えず周囲の指示もしくは行動待ちなうになるのは仕方ないのだ
391星空の歌劇団◆7mIe1tddFcMx :2018/03/11(日)20:26:42 ID:oiN
>>386
君は洞窟にたどり着くが、どうするべきか考えあぐねいている。周りの反応を伺う。
そしてヴィンセントはぐったりしていた。しっかりとというべきか、ワンワンが連れて来たようだ。
>>388
君は息を切らしながらも、儀式が行われるであろう場所にあたりをつけた。
その足は、多目的ホールへと向かう。
>>389
君は刻一刻と迫るタイムリミットに焦りを感じ、洞窟へと向かう。
そこには、誰もいなかったと首を横にするメンバーがいることだろう。
そして、みなの意見を聞くならば、行き先はネポック多目的ホールだ。
>>390
そこには誰もいない。あるのは誰かがいたという痕跡ばかり。
周りの様子を見るに、行き先はネポック多目的ホールのようだ。




あたりは闇に包まれている。
君たちは示し合わせたように、ここネポック多目的ホールに居合わせていた。
その扉をくぐれば、おそらくは敵がいるのだろう。
開いて仕舞えば後戻りはできない。
意を決したのなら、そのまま門をくぐるといい。
392アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)20:35:16 ID:lPr
>>386
>>391
「……のれ」

多分間違いなく、この場面で最も機動力に優れているのは己の体そのものに対して魔力を働かせているアラスミシアである
疲労状態のマオや必要であれば他のメンバーをもおぶる、あるいは担いでホールへと駆け抜ける事をするであろう
疾走、黒き旋風一陣!

さてはて色々割愛、ホール前なう

「……」

特に感慨も皆無、絢爛たる扉を前に肩の輪郭をブレさせるアラスミシア
斬ッッッ!!
闇の呪物たる鋸巨鎌で横一文字開門!
学園施設の破壊?世界の存亡の危機なのだ、そんな小さな事に目くじらを立てる人物はいないであろう(確信)

「……」

平然と、まるで百合野原を進む様に歩を進める!

【それは、闇を越して現れる】
393マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)20:41:59 ID:c0f
>>391 >>392

「は……? ……… くぅっ、ありがたく…! 」

先程から合流していた黒いチビが乗れという
何をと言い返したいのをぐっと我慢
世界の滅亡の危機のまえで、自分のやるべきことを見失ってはいけない
マオの魔法はこの窮地にて実際便利であった。魔力や体力は温存しなければ

────

恥を忍んで彼女に輸送されたマオは、しかし、同様に突撃することなく扉の前で作戦を練った
自分は後方支援。先程は失敗したが、今回は最高のタイミングで援護を決めてみせると

「誇り高き風紀委員が一人、執行班のマオ クゥニャン! 推して参るッ! 」

【二個の飛行鉄球、鉄球のワンワンを携えて突撃】
【マックロイは邪魔そうなので置き去りだ!】
394ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)20:42:35 ID:kHx
>>392
「いよいよか……」

どうにか当日中に、音楽部員連続失踪の尻尾を掴むことができた。
後はこの奥にあるであろう真相にケリを付ければ、日常を取り戻せるだろうか。
ふと、傍らを見遣る。そこには一緒に一日先の絶望から降り立った生徒たちの姿。
……それと、一人ボロボロになっているヴィンセント。

懸念材料というべきか、彼の頭に眠る異変の差し金。
今一度、コンダクターとやらの情報を引き出してみるべきか。それとも事を危急と見て放っておくべきか。
そうこうしているうちに、アラスミシアが扉を刻んで開く。選択するなら、もう今しか残っていない。

「少しの間、任せるよ……!」

憑依を試みながらでも、観察ぐらいは十分にできる。ヴィンセントの額に背中から抱くようにして片手を当てて。

『なあ。……君は、なんだ?』

彼の奥に潜んだ意志に向けて、瞳と触覚をゆらりと光らせて。
395シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/11(日)20:45:57 ID:uKu
>>391>>392
「……すごー……」

アラスミシアに運ばれてその風切りに声を漏らしていた。その足は空にあったが、ご了承。
扉の前で立ち上がると、さて、開こうか、と手をかけようとした瞬間強引な開門を見て呆気にとられる。
うん、まあいっか。通る気だったし、向こう側に居る存在が驚いててくれればなおよしだ。うん。

「終わったら、色々やりたいなー」

「あ、もし危なくなったら遠慮なく影に潜りに来てねー。……って必要あるのかな」

影の中はシャディにダメージが行くだけで、他人は守れる安全地帯のようなものだが、この面子に必要かどうかはさておいた。
少し遅れて、彼は光の目を向けた周囲を照らしながら扉の向こうに進んでいった。後ろの影の手は、後ろになぜかサムズアップである。
396シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/11(日)20:50:22 ID:ojT
>>391
>>392

「…クソめっ!走るのは、このシーモアの分野では……!!」

ジョギングにしては少々ハードな道程。
体力に限界も少しだけ見え始めたシーモアは愚痴を吐いて深呼吸する。
その時だ、シーモアの脚が唐突に地面から浮いた。

「ヌァ!?…ま、まて何をぉぉおおお!?」

アラスミシアに腕一本で抱えられたシーモアはその未知の体験に驚愕し、全身を揺さぶられながらホールへとたどり着く。



「…私はシーモア、私の名はシーモア・トワイライト…!」

父と母はいつも言った、この私になら…シーモアになら出来ると…!!
さっきまでの道程も、この先にある強敵にも、世界の明日を掴むことさえも…!!

シーモアは光の閃きの如く剣を引き抜き、杖を構える。

「今日ここで…!明日の太陽を掴む!!」

自らの決意を胸に抱きとめ、シーモアは今日という日に立ち向かった!!
397星空の歌劇団◆7mIe1tddFcMx :2018/03/11(日)20:54:52 ID:oiN
>>392
>>393
>>395
>>396
君たちは、アラスミシアの足を借り風を切って目的地へと向かう。
アラスミシアの少々手荒な入場があったものの、これから行われる戦いの前には些事である。
君たちは、ホールの中に入っていった。

>>394
引きずられボロボロになったヴィンセント。
「僕はマックロイの人間だぞ……」なんて言いながらうなされていたが、闇に包まれるに連れて黙りこくってしまった。
君が再び魔術による干渉を試みると、それはヴィンセントの口を通じて語り始めた。

「あの男と鉄の玉が言っていた筈ダ。我々はシャン、空の果て、シャッガイからきた上位種族ダ。後悔しろサルどモ、お前たちハ、世界が終わる前に絶望を見ることにナル」

その口からは、ギチギチという嫌な笑い声が発せられた。
398星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/11(日)21:02:25 ID:oiN
外界から閉ざされた空間。ネポック多目的ホール。室内の暗さを保つために一切窓のないそのドームは、しかし今この瞬間だけ異様な空気に包まれていた。
シャディ、君はその光景が、天井があるということを除いてあのポスターと同じものであることがわかるだろう。

「やれやれ、人間のお客様は上演マナーも知らないのカナ?」

観客席を挟みステージの中央、舞台の上にいたのは見たこともない楽器を構えた学生たち。行方不明者のうちの一人をみたことがあるモカーロ、歌劇部のチラシを見たシャディ、教育実習生であるロイコは、その生徒たちの中に見覚えのある人物がいるだろう。
それは間違いなく、行方不明となっていた音楽に携わる生徒たちであった。
そして、燕尾服を身にまとい、指揮棒を携え、君たちに語りかけたその人は、歌劇団顧問、オルガマリー・イエラコヴィッチ・ヴォルギン……いや、オルガマリーの姿をした何か、と捉えるべきだろう。

「マナーもわきまえない厄介さんには、少し乱暴な手段を取るとしよウ」

そう言いオルガマリー先生が指揮棒を振るうと、トロンボーンのような楽器を携えていた生徒が、なんとも名状し難い、この世の悪意を音として表現したかのような、忌々しい音色を奏でた。
それはきっと、何かの合図だったのだろう。その音色に合わせて、ガラスを擦り合わせるような、鳥肌の立つ羽音がホール内を満たし始めた。
それは、蟲だった。客席一つ一つから飛び出してきたその羽虫たちは、1匹1匹が鳩ほどの大きさがあり、そしてその見た目は君たちが今まで見てきたどの虫型のモンスターとも異なった見た目をしている。
それらは群れて、寄せ集まり、鳥や魚がそうするように、まるで1匹の、巨大な羽虫のような巨影となった。
そして、深海にたゆたうクラゲのように、チカチカと点滅している。
その色は、操られていたヴィンセントが振るった光の鞭に似ている。

「一応確認しておくけども、静かに観劇する気はあるかナ? 共に神を迎えようというのなら、我々は同じ信者、同じ兄弟だからネ」
399アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)21:10:48 ID:lPr
>>397-398
「……!!」

ブォン!!
入るや否や振るわれた巨鎌!放たれた真空の斬撃は問答無用、オルガマリーへと大気を斬り裂き突き進む!

「デカいな」

右手で片耳を塞ぎ眉間にシワを寄せた、そして出ずる冒涜の片鱗たる群生マモノを睥睨!
飛翔!突撃!鎌を突き出し超速に回転させ、巨影へ向けてミートミキサーめいた連続斬撃を放つのだ!
先生のセリフ?そんなもん聞いちゃいない!
400マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)21:15:28 ID:c0f
>>398

「ぐぅぅう……! 気味の悪い音だ…! 」

猫族の獣人であるマオは優れた聴覚を持つがゆえに一層苦しめられ
耳を抑えながらコンサート参加者を睨みつけた

(どれを狙えばいい…どれを……ロイコは教えてくれない、班長も……考えろ)
(他人がどうこうじゃない、自分がどうするべきなのか、自分で考えろ、このダメ猫めッ)

「うるさい うるさい うるさァーーーーっい! 」
「僕のお耳は立派なお耳!! 汚い音を聞かせるんじゃないっ! 」

「キャノンズッ、楽器を壊せ! ぎたぎたにだ! 」


【後方に構えながら、飛行鉄球×2の遊撃により楽器破壊を目論む】
401シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/11(日)21:16:12 ID:uKu
>>397
>>398
「…………人間じゃないよー? 練習、って訳じゃ無さそうだよね……」

歌劇会の前に来ることになるなんてなー、とシャディはポスターをマントの下で眺めていると、聞こえてきた声。
嫌らしく、揚げ足取るようにそう返した……そういえば人間少なくない?

居た。生徒たちの前にポスターに載っていたメンバーが居た。それをマントの下の影にしまいこめば話を聞き届けた。

「――――っ!!」

忌々しい音に両耳を塞いでしまえば、しかめた顔からは明確な嫌な思いが滲んでいた。

「悪い……けど、こんな酷い歌劇はお断りっ!!」

既に先走った者達に追い付くように走ると、その足はオルガマリーに向かおうとする。影の手はオルガマリーの指揮棒を狙い、光の目は巨影の目(あるのか?)を潰そうと強烈に光った。
402ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)21:17:02 ID:kHx
>>397
『残念。僕に向かって言ったのならハズレだ、ほら。
 ……にしても、壮観だねぇ。あれは何だ?虫……じゃないな、下位種族には見当もつかない』

ロイコは人間への擬態を解除して、ヴィンセント越しにシャンに姿を見せる。
それは擬態に裂く魔力を浮かせると同時に、フランクに構えることで心理的な油断を誘ってみるため。

そして、戦う生徒たちに手を出すでもなく世間話のようにシャンに訊くロイコ。
どうやら相手はこちらを下位存在と侮っているらしい。上手く載せてやれば、それだけ情報を引き出せるだろう。
……ただし、それを彼らに伝えることは明確な敵対行動。引き際を誤らず、いかに適切な情報を引き出せるか。
403シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/11(日)21:17:59 ID:ojT
>>398
「…母は、ただ私を喜ばせるために子守歌を覚えたと言った。」
「…答えろ…!!この劇の……貴様の目的はなんだ!?」

「…ジェット・ステップ!!」

オルガマリーを見やるシーモアは互いの距離を詰めようと急接近を繰り出す!
蟲の巨影や何らかの攻撃がシーモアの行く手を阻めばすぐにブレーキをかけてそちらの対処に移るだろうが
そうでなければ一先ずはオルガマリーとの距離詰める算段だ。

どちらにしても静かに観劇をするつもりなど微塵も見られない。
404星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/11(日)21:35:12 ID:oiN
>>399
>>400
>>403
「ふぅ、やれやれダネ?」

そういいもう一度タクトを振るうと、今度は楽器を構える生徒ら全員が悪意の音を響かせる。
すると、君たちの攻撃、接近は目には見えない魔術の壁に阻まれてしまった。音楽を媒体とした防御魔法だ。
しかし、連続で使うことは難しいだろう。なんども攻めれば、必ず攻撃は通る筈だ。
もっとも、君たちを敵と認識した巨影が、それを許せばの話だが。

再び>>399
君の突撃は巨影に向かって突き刺さっていく。
虫たちのいくつかは断末魔をあげて地へと落ちていくが、その数は膨大だ。数が減っているようには見えない。
また、接近したのはよくなかった。チカチカ光る何か……光の鞭に突っ込んでいったのだから。
対策がないのであれば、そのまま体に打ち付けられ、悪意を持った雷が痛覚神経だけを焼くかのような激痛を味わうことになる。
>>401
君の攻撃も同じく阻まれてしまった。
しかし、巨影に向けられて放たれた光には、それに含まれない。
ただ、その動きは眩しさに驚いたというだけには見えない。何か、心を乱されているような……、

「うろたえるんじゃないヨお前タチ! それは日光じゃなくただの魔力光ダ!」

>>402
【ホウ? 君は我々寄りの存在なのカナ? よかったら、君も改宗したまえヨ】

こちらはチューナーの声。
気を良くしたようにも聞こえるが、抑揚があまりなくてわかりづらい。
しかし、君の魔術はうまく相手の心に浸透していく。

【あれこそが我々、シャンだヨ。本来ならこんな野蛮な手段は使いたくないんだがネ。まあ、歌劇の邪魔になるようなアーティファクトを使うわけにはいかなイ。神経鞭で動けなくなるまで打ち付けるまでサ】




>>全体へ
「ウガ・ザダンナ・ユード・イシュミタグフ・クタンナ・スシャイ・フタグン
イア・イア・アザトース
空の果てにて微睡む無垢の魔王よ、我らの前に姿を現されよ
地に縛られし我らを、地を砕くことにより救いたまえ
イア・アザトース!
イア・アザトース!!
さあ、終焉の歌劇を始めよう……
ミサ・ジ・レクイエム・ペル・シュジャイッッッ!」

その宣言とともに、羽虫の巨影は君たちへと襲い掛かり、歌劇団は邪悪なメロディーを奏で、不愉快な演技を開始する。
405星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/11(日)21:39:33 ID:oiN
>>外にいるロイコ先生以外の全員
虫の巨影は、怒りをあらわにするようにギチギチと牙を打ち鳴らしている。
それらは、意思ある大波のように、君たちを飲み込もうと迫る
406アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)21:43:15 ID:lPr
>>404
「……ばっ!!」

左腕で鎌を振るい、右腕をカバーに回して爆発的な闇を攻性魔法として放つ!数は甚大なれど、無限とは否であるのならばいずれは尽きようとのケツイが如し!

「ぎ、、っ、……っ、ううぅぅーーー……!!」

殺到する光の鞭打!連打!神経の鉄弦を錆び付いた鋸で引く様な……それよりも遥かに超越した痛み!

「……アァァァァッッッ!!」

貪婪に吠え猛り、自身の周囲に闇の空間を展開!防衛魔法に優れてはいない彼女の取った気休め!
しかし時に気休めはいのちを救う場合もまた存在する、最も、それが今かは不明瞭ではあるが!
407マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)21:45:26 ID:c0f
>>404

「防いだな……防いだってことは、困るってことだな!」

「キャノンズッ、畳み掛けろおっ!」

【キャノンズが楽器隊に再突撃】

(キャノンズを防御には使えない)
(切り札のことを考えると、魔法の使用も避けていきたい…)

「ワンワン、転がれ! 」

そうして下されたワンワンへの命令はマオを中心とした高速回転
マオは鎖をがっちりと握ると、遠心力を利用し、同様に回転!

「にゃにゃにゃ……! ぶっつぶしてくれるるるっ! 」

【鉄球とともに竜巻めいて回転! 攻撃と防御を両立させようと!】
408シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/11(日)21:50:52 ID:ojT
>>404
「…クッ!!」

オルガマリーのタクトから練り上げられた魔術の壁。
シーモアはその衝突を防ごうとブレーキをかけてその場に留まった。

次に迫り来たのは蟲の大群、シーモアは魔術の壁を背にして蟲に対しての魔術を唱え始める。
杖を構え、その先に魔力を紡ぎ、収縮させまた紡ぎ、魔力の核を作り出すと

「……吹き荒べ!!フロード・オブ・フォース!!」

自らを中心にその核を地に叩き付ける!
それは太陽の如く輝きに満ち、シーモアの周囲に確かな威力を持った衝撃波となるだろう!
壁と蟲の大群、シーモアはその両方に同時攻撃を仕掛ける!!
409ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)21:50:55 ID:kHx
>>404
『おぉ、あれが……。何匹、何人?多少落ちていくように見えるが、大丈夫かい?
 ふふ、故郷では食うか食われるかで手いっぱいだったから無宗教だったが、これが終わるころまでには決めておこう』

感嘆するような声色を作って、その巨影を見遣るロイコ。
発声器官を伴わない意思伝達において、声色を偽ることは容易いことだ。
そして何匹かのシャンが落ちていくのに、懸念を示すように彼らに聞いてみるロイコ。上手くいけば、これでボロが出るかもしれない。

もちろん、虫の言う日光への警戒も見逃してはいないが。現状で活かせるかは怪しい。
場合によっては、マックロイへの憑依の延長で光魔法の行使をさせることも視野に入れようか。

『いあ・あざとーす…… この詠唱は何だい?』

そしてシャンたちがしきりに繰り返すワードを拾って、訊いてみることにする。
ともすれば、一度儀式を中断するための手がかりもまた得られるかもしれない。
410シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/11(日)21:52:47 ID:uKu
>>404
「うわ!? ……いったー…………ん?」

魔力の壁に激突し、尻餅を付くシャディは耳から手を離していた。そして怯んでいる? 巨影を見て、考えを走らせる。
光に弱い? しかし、それだけでは散ってくれなさそうな存在だ。……気を引かせることなら、可能かな?


「それじゃ、光の性質、変えてあげよっか!?」

影の手は再びオルガマリーへと伸びていく。無論、障壁が来ればその手はあっさり止められるだろう。
だが、シャディは巨影に突っ込むようにマントに半身を包んで移動すれば、そんな戯言を叫んだ。

ハッタリである。怯ませられればそれでよし、キレて突っ込むような頭を持ってるとは考えにくいし、邪魔できればそれでよしである。
そして位置取りは巨影を突き抜ければ光がオルガマリーの目に行くような嫌らしい位置である。

「その鞭、気を付けてよ! 多分いったい!」

遅い。
411星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/11(日)22:09:51 ID:OFs
>>406
羽虫たちは、君の魔法によってぼとぼとと落ちていく。
そう、いくら膨大とはいえ無限ではない。事実、君の魔法により巨影には一瞬穴が開いた。すぐにふさがってしまったが、全体的なサイズは少しいじんでいるようだ。
耐久性自体は大したことがないらしい。
しかし、いつまでも巨影に接していて、果たして君の体がもつかどうか。魔術による防御でいくらかダメージは抑えられているが、それでも激痛には変わりない。

>>408
君の攻撃は相手を攻撃すると同時に身を守ることにも役立っている。
近づいてきた虫たちはその攻撃に焼かれ、壁は時間が少し経ち弱まったこともあるのか、そのまま音を立てて崩れ去った。
歌劇が始まった以上、再びこれを張りなおすのは難しいだろう。


>>407
「ち、我が同法ながら使えなイ……! おい、予備たち! 壁になるんだヨ!」

その声に反応したのだろう、舞台の上で歌や踊りや演奏を披露するものとは別の人間が、舞台袖からあらわれて君の攻撃を身を挺して守った。
虚ろだったその顔は、声は上げずに苦痛に歪んでいる。

「いいねぇ、こういう自己犠牲なんて狂気の沙汰を、君たちは愛と呼ぶのだろウ?」

ぎちぎちと、君の悪い笑いをコンダクターはあげた。

君の虫への攻撃は、やはりいくらか通用しているらしい。攻防一体のその攻撃は確かに有効だろう。しかし、完全に隙間なく守れるというわけでないのなら、その隙間から光の鞭が襲い掛かり激痛を与えるだろう。

>>409
【サル相手になにをぐずぐずしているンダ!】

改宗の声にも気づかないくらい、チューナーは怒っている。そこに、仲間の死を嘆く様子はない。

【その言葉は、簡単に言えば祈りの言葉サ。神をたたえ、神に願う、それだけのことばだヨ】

どうやら、あの詠唱自体に何かの力があるわけではないらしい。

>>410
虫も先生も、その表情を読み取ることは難しい。しかし、その言葉に反応したのは間違いない。無数のガラスのように無機質な目が、君を捉える。

「そのガキを最初に潰すんだヨッッッ!」

巨影は君を取り囲むように、押しつぶすように、確実に倒すべく狙いを定めている。逆に言えば注意を引き付けたともいえるのかもしれないが、
本当に全ての虫が君に鞭を打ち付けたとしたら、もはや痛いでは済まない。
412星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/11(日)22:13:57 ID:OFs
>>410追記
君のはなった影の手は、やはり予備と呼ばれた何人かの生徒たちが自らを壁にして守ろうとしている。
複数の目が歌劇団を守るべく警戒している。
413アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)22:17:49 ID:lPr
>>411
「う、……っ、くく、」

喉の奥から滲み出る嗤い声!何に対して?不明!闇の防御円はそれでも、僅かな時間のみをアラスミシアに与えてくれてそれで充分!

金剛石が如き煌めく肝要の瞬きの刹那!百の蝉の断末魔の絶叫を重ねたが如き音と共に鋸巨鎌の付け根のギアを歪に動かし薙刀状へと深化を遂げさせ、構え直し……

「……ごぉうっっ!!!」

刃に魔力を纏わせそれはまるで巨大なる闇水晶の大黒柱!
宙に居ながらにしてそれで叩きつけるが様に縦に振るった!質量と威力、速度!それ即ちパワ!!!!
414マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)22:24:11 ID:c0f
>>411

マオの行動は実際付け焼き刃だ
隙間もなく守れるはずがない!
バチバチと爆ぜるような音が脳内に響き、マオの動きは止められた

「いぎゃっ…! あぁぁぁっぁあッッ!」

痛い! 身を焼かれる程の激痛に動きは止められ、鉄球は地に落ちた
キャノンズ達の攻撃も同様に防がれている。これはまずい。

「……キャノンズ、攻撃をやめて、待機だ」
「ワンワン…疲れたろう。君も休むといい」

次いで、敵の意識がシャディに向いた時点で行動
労いの言葉をかけるのはフェイストゥフェイスの解除条件だ
【ワンワンの魔法を解除】【キャノンズを待機】


「僕は英雄じゃない、正直、君たちを犠牲にしてでも助けたいものがある」
「それでも、まってろ、いま、たすける……! 」


地に伏せた鉄球の傍ら、攻撃が止んでいないのならその激痛に耐えながら
マオは両手を地面につけ、身体中に魔力を充填させた。なにかするきなのだ!

【土下座で魔力充填中】
415シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/11(日)22:24:14 ID:uKu
>>411
「アッハハ! 時間かかるけどねぇ! やーい間抜けのコンダクター!」

ここぞとばかりに煽りに乗り出した。影の手は虫を払うのではなく、その壁に使われた予備のメンバーを掴んでやや強引ながらも、後方に送ろうとするだろう。
破壊ではなく壁の膜を剥ぎ取る方向である。

そうなれば当然、虫に対する対策は遅れるが――目の光を「弱めた」

「あれー? 日光にされるの怖いのかな? ほーら、光が弱まってるでしょ……? 一回消えたら――次は何の光だろうねー?」

影の手は仕事を終えたなら瞬時に溶け去り、シャディの足元に展開されるだろう。そして、シャディの黒いマントからは細長い鞭のように具現化した影が虫を払おうと動いた!
416シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/11(日)22:26:38 ID:ojT
>>411
溢れる光、壁を貫いた閃光の中から堂々とシーモアはステージに上がる。

(この感覚…今ので魔力が半分を切ったか…!)

しかし彼の旗色は良くない、先の戦闘、屋上に置いてきた疲労が今になってやってきたのだ。
シーモアもまた、先程と同レベルの魔術は使えないであろう。

「……エイミング・ダート!」

咆哮とともに杖を振り抜いて編み出した光は小さな矢、エイミングダート。
それは子供騙し程度の威力しかないが、直撃すれば人を仰け反らせる程の衝撃はあるだろう。
続けてシーモアが繰り出したのは本命のレイピアの突き攻撃だ!!

魔と武を織り交ぜた二重の連撃がオルガマリーに差し向けられる!
しかし、もしも他の生徒がシーモアの前に立ちふさがれば間違いなくシーモアは攻撃の手を手を止めるであろう。
417ルーシェ◆UFH2tocGt. :2018/03/11(日)22:27:35 ID:cHR
>>411

溢れんばかりの光を身に帯びてその場に到着した少女は虫の群れを敵だと認識し、六本の雷の刃をそれらに向かって放つと両手に更に魔力を込めた。

「遅れてすみません!今から加勢しますッ!」

光を増した拳を地面に叩きつけると雷鳴が轟き、雷の枝が四方八方に拡散して次々と虫に襲いかかる。
まずは仲間達に襲いかかる虫の数を減らすことを少女は優先する。


「はぁ、はぁ……ッ!」
418ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)22:34:04 ID:kHx
>>411
『そうか…… じゃあ、もういいや』

シャン達に仲間との連携や感情が無いのは理解した。攻撃が効いているらしいのも確認済みだ。
加えて、強い魔力光には警戒を示す。虫たちの気をそらすことに関して言えば、十二分に材料が揃ったといっていい。

そして、目的は召喚の阻止にすれは一先ずの危機を避けることができる。
余裕がなさげに妨害の手を繰り出してきたシャンの様子から、それもまた確実と言っていいだろう。ならば行うべきは。


『ほら君、起きろ。……償う機会を与えてやる』

憑依魔術で今度はマックロイに語り掛け、内側から意識を叩き起こす。
ロイコ自身は先の水魔法のせいであまり魔力に猶予があるとは言えないが、ずっと寝ていた彼にならあるだろう。
元気に戦うことはせずとも良い。ただ言葉に従って、光の魔導を唱えてくれれば。
魔法陣が必要ならば、物質変換でロイコの身に刻むことができる。彼にとって肉体以外は。術の発動に阻害は無いはずだ。

『……頼んだぞ?』

戦況を見れば、マオが何やら準備を進めている様子が後ろから見える。
ならば気を引くことに関しては、フォローしてやるとしよう。シャンの精神干渉とどちらが上か、与太話で稼いだ時間を武器に挑んだ。
419星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/11(日)22:50:56 ID:OFs
>>413
三種のエネルギーにまつわる要素を見た裾の一撃は、間違いなくすさまじいパワーを持っており、注目がシャディに向いていることも大きかった。
それによる撃墜数は先ほどの比ではなく、目算で全体の五分の一は墜落しただろう。それに合わせて虫のサイズも縮まる。
現在君は虫に包まれていない。なので今この瞬間は少なくとも防御を解いたってダメージは受けないだろう。

>>414
とてつもない激痛が君を襲う。常人であればのたうち回るほどの大激痛。しかし、その攻撃は一旦止み、シャディへと向かっていた。
そして君は地面にキスをする。それは問題なく、君の体に魔力を満たしていくことだろう。

>>415
「コイツ……!!」

顔でわからなくとも大体わかる。だいぶとさかにきているようだ。光が弱まり、そのようなあおりをしてしまったのだ。逃げることもできない虫たちは、さらに勢いをつけて君に襲い掛かる。
ちなみに肉壁たちははがされるものかと踏ん張っているため、後方に寄せるには少し骨が折れる。少なくとも筋力自慢ほどのパワーがなければその目論見を果たすのは難しい。
具現化された影は虫たちをいくつかは払い落とすが、やはりすべてというのは難しい。それ以上何も抵抗策がなければ、そのまま悪意の光に飲み込まれてしまうだろう。

>>416
君は疲れをものともせずにオルガマリーに攻撃を仕掛ける。しかし、その攻撃は壁のうちの一人が立ちふさがることで受け止めようとしていた。
オルガマリーはシャディに夢中だ。ということは、この予備たちと呼ばれたものは、最初の壁になれという命令を守り続けているようだ。

>>417
君は、そのおぞましい歌劇と巨影の姿を目撃する。だが、今の君がそれにおびえることはない。自分の中の正義に従い、雷の枝を張り巡らせた。
注意が別に向いていて、なおかつ不意打ちの形だ、また多くの虫たちが失墜し、そのサイズは他のメンバーから見て最初の3/5ほどに縮んでいるように見える。

>>418
君が魔術の対象を変えると、その顔は苦痛に歪み始めた。

「ぐ、がぁッ!? 頭が、変だ、おかしい! 脳みそを掻き出したいほどに、気色が悪い!!」

その反応は、君が使う魔術のせいだけには見えない。それは、日光がなくなり意識を支配しようとするチューナーの最後の抵抗だ。
しかしヴィンセントは、頭を押さえつけながらも、君に目を向ける。その眼は、理性あるものだった。

「マックロイを……なめるなよぉッッッ!!」

叫びとともに彼は、君の指示通りに強烈な光を生成した。その強い光は、シャディを襲おうとしていた虫たちの注目を集め、さらに最初の、いやそれ以上に大きな混乱を生んでいる。

「何をしているんだお前タチ! 日の出にはまだ早イ! あれは単なるこけおどしダ!」

コンダクターの声も届いておらず、それらは大きなスキを生んでいる。
420マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)22:52:55 ID:c0f
>>419
光の鞭を浴び、激痛に打たれながらもマオは両手を地面に張りながら、彼は頭を叩きつけた!
そのポーズはまさに土下座! Japanese Dogezaである!
あぁ、マオの精神はここにきて限界を迎えたのか? 軟弱な彼に鞭は痛すぎたのか? 違う!

「───強権発動・強制執行・監獄学園」

ありったけの魔力が大地に注がれる
彼の魔力量は決して多いほうではない
それでも、大切にされたものは持ち主に力をくれるというマオの感性が
フェイストゥフェイスの魔法を強固なものとしてきたのだ

「僕らは君の歴史を否定させないぞ。だから、君ももし、生徒達を、先生達を救いたいと思ってくれるなら、力を貸してくれ! ネポック魔法学園! 」

発動対象はネポック魔法学園!
ターゲットは音楽隊!

「のみこめぇぇぇぇええぇ!」

【魔法発動、大地に巨大な口腔を発生させ、丸呑みで音楽隊の拘束を狙う】
421アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)22:56:45 ID:lPr
>>419
「ふ、フフフ……」
「アァーッハッハッハァッ!!」

闘争の純粋な喜びに、アラスミシアは笑い声を上げた
彼女は闇水晶の刃を震わせ、揺すぶり、本能のままに走らせた。まるで一羽の朱鷺が快晴の空を貫いて喜び舞い飛ぶように
黒曜の力の残滓がその体に走り、幸福な陶酔が他の全てを圧倒した
宿痾が如きはずのそれのはずだが、何故であろうか、今はとても心地良い
彼女はそれが、彼女の中に芽生えた春土を破る光と言う名の新芽と、そして闇との共存であるという事に気が付いてはいない
ただただひたすらに、目の前の虚栄たる巨影を構成する存在を落とすが為に踊る水晶の刃!
422ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)23:04:40 ID:kHx
>>419
>>420
「『……上出来だ』」

対の意識を持つ精神干渉に耐えることは、並大抵のことではなかっただろう。
それでも知性と理性を持ってシャンの干渉を制したヴィンセントに、賛辞の言葉を贈る。

そして、生まれた隙にすかさず奥の手と思しき魔術を行使した、マオにも。
大地が揺れる感覚に何となくそれを理解して、口に出したねぎらいの言葉は彼に向けて。

「……さあ、微力ながら加勢しようか!」

今、ヴィンセントに触れている手を離せば、彼がどういう行動をとるか分からない。
今の状態は、あくまで接触時間を伸ばしたロイコの憑依があって均衡を保っている状態だから。
だから、後ろから彼を抱きすくめるような形はそのままに。生徒と虫との間にいくつか、地面から湧き上がらせるように水球を置いた。
ルーシェの迸る雷撃が、それに触れた時。弾ける水に乗して拡散し、多くを仕留めるために。
423シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/11(日)23:05:28 ID:uKu
>>419
「アハハ! そうそう、そうやって僕に集まってきなよ!」

肉壁に対する動作はすぐに終わった。自分で動かせないなら、他のメンバーに任せるべきという判断は異常に早い。
問題はこの先、光がもはや星の光ほどの光量になると、一度その目は閉じられた。

「じゃあねー、後は皆にお任せー! 来るなら来なよ! 僕が無事ならコンダクターさんの負けだよー? 次の光をお楽しみに!」

影の鞭が少し払い落とせば、その身を影の卵に包み込んだ。

(あぐッっ……!! あっ、い゛、ヤバいかも……!)

打ち付けられれば、その度にその殻は薄くなりシャディの身体に激痛を走らせていく、例え痛みが弱まるとしても神経に直接来るものは防ぎ切れない。
ピシ、と亀裂が入る頃――シャディの身は影だまりに潜んでいた。わざとらしく存在を示すそれは、オルガマリーの元に移動しようとしていた。
間違いなく、そこに居ることを示している。追撃されるなら――それもまた望み。
震える身体と痛みで食い縛って切った口内の血を滲ませて進もうと。

(……もし来るなら、上等だよねえー……あっははー……)
424シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/11(日)23:08:18 ID:ojT
>>419
「…ッ!?こんのッ!?」

立ち塞がった者を敵として扱うことは……剣で穿つことはシーモアには出来なかった。
矛先をあと一寸というところで逸らし、シーモアは一歩下がる。
その場で茜色のマントを脱ぎ去り、一つの魔術を自らに刻み付けた。

「……断魔のムサシ。」

それは簡単が故にハイリスクの身体強化魔術。
この魔術効果が切れれば最早シーモアは木偶の坊と化す。
しかしそれでも──!

「この私、シーモア・トワイライトの前に立ち塞がること…」
「…それは無意味な事と知れ!!」

刃物や魔術による殺傷が出来なければ、選択するは格闘による無力化!
盾となった生徒に向けてシーモアはひたすら跳び蹴り、正拳突きを繰り出すであろう!
425ルーシェ◆UFH2tocGt. :2018/03/11(日)23:11:09 ID:cHR
>>419

体を覆っていた光が右腕に収束し、腕を前に突き出すと鬼気迫る勢いで叫んで少女は目にも留まらぬ速さで拳を何度も振り抜く。

「ランペッジャメントッ!!」

星の瞬きのように、しかしそんな優しいものではない熱を持った光弾が次々に炸裂する。
ファルシュから魔力を貰ったから放つことができた雷属性の上級魔術。
だが魔力を半分以上を消耗した少女はその場に膝をつき、胸に手を当てて荒く乱れた呼吸を整えていた。
426星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/11(日)23:28:33 ID:OFs
>>420
巨影の意思が散漫になっていたこともあり、君の魔術は学園に対して発動された。
舞台が裂けるように開き、大きな口のように、歌劇団をぱっくりと飲み込んだ。
先ほどまで展開されていた冒涜的なオペラは、一時中断を余儀なくされたのだ。

「キサマヨクモヨクモッッッ!!」

怒りの声が館内に響く。

>>421
君は歓喜を覚えながらも、巨影へと切り込んでいく。刃は混乱する虫たちを次々となぎ落としていき、地面に屍の山を積み上げていく。
笑いながら襲い掛かる闇か、日光を作ると断言する少年か、扉の外から侵入する強い光か。自分たちの命にかかわる案件が三つも同時に現れたこの状況に、混乱はさらに深まる。

>>422
君のねぎらいの言葉を聞きながらも、ヴィンセントは未だ光を放ち続けている。間近で発せられる強力な光は、意識の乗っ取りを防ぐ効果もあるようだ。
しかし、今は太陽が出ておらず自身の魔力だよりの状態だ。そう遠くない未来に魔力がなくなり、光が止まると同時に動けなくなり倒れ伏すだろう。
そして、君の水球が展開された。

>>423
君を激痛が襲う。多少は魔術の効果で弱まっても、やはりめちゃくちゃに打ち付けられるそれは想像を絶する痛みだ。しかし、その痛みも少しして和らいだ。
ヴィンセントの光が、巨影の注意を引いたのである。
オルガマリー、いや、コンダクターに突き進む影の君の前に、またも壁が立ちふさがる。それを抜けられたのならば、おそらくコンダクターに接触することができるだろう。
相手の注意は、あとから現れた強力な光に向けられている。
しかし次の瞬間、君の前に立ちはだかっていた壁は取り除かれることになる。

>>424
君の目論見はまさしく正解だった。身体強化による攻撃は、魔法も使わない壁たちにとって効果てきめん。バッタバッタとなぎ倒されていき、あっという間にコンダクターを守るものがなくなった。
今ここにいる敵は、コンダクターと巨影のみ。

>>425
立つこともままならないほどに魔力をつぎ込んだその魔術は、単体であっても大きな効果を生んだことだろう。
しかしそれに加えて、ロイコによる水球の補助が待っていた。
無数の光弾が、無数の水球によってさらに数限りなく拡散されていく。それは確実に、巨影の姿を見る見るうちに縮めていった。


>>全員
ルーシェの攻撃が終わったと同時に、ヴィンセントによる光は消失し、彼は意識を失った。
それと同時に巨影の混乱も解かれたがしかし、巨影は最初の1/5程に縮んでいる。この最悪な劇も、終幕の時が近い。
427アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)23:35:48 ID:lPr
>>426
大河の酔倒に満ちた渦の最中に闇が立つ!光もだ!生きる努力をせねばならぬは今!
振るう貪婪たる水晶鉈の音色!慌ただしく棺桶に釘を打つかのような、断頭台を建てるにもこれほど鈍く冒涜なるこだまはすまい!

「……」
「ぎしきだとか、神だとか……」

知らないけど、と腰溜めに構え、そして……!

「わたしからすれば、よるごはんのがえらい……!!」

その脈動せし持続する常闇光の力を信ずる事をしない、焼け尽き染み透り、味気なささえ美味たらしめる強烈な自尊心という香辛料でそれを破り去るのだ!
横薙ぎ一閃!水晶斬!煌めく残線を描く孤月閃!
428マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)23:39:35 ID:c0f
>>426

「やった……これでみんなもみんなも大丈夫…」
「ありがとう、ネポック………ぐにゃ」

監獄学園は発動された。無益な暴力が消えたと同時に、音楽も途切れた
自分にできるのはここまでか。だが、十分に己の正義は通せたとおもう。
あとはみんなに任せても、多分、怒られない

【マオ クゥニャン 気絶】


『『ヒャーッ! タイキはカイジョ! タイキはカイショウ!!』』
『『とばすぜぇーーーっ…イェッ!』』

だが、彼らの魔力は失われてはいない!
飛翔する二つの鉄球が夜鷹めいて虫達を啄みに旋回!
彼らは鞭を喰らうまで止まらないだろう!
429シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/11(日)23:41:03 ID:uKu
>>426
(……皆凄いなー)

弱まった激痛の波を感じて見ずともわかる。目の前の壁が消えていることも。
巨影にかけられるのは光のみ、しかし、眼前のコンダクターになら容易に向けられる。
さてここまで来れば、最早隠す必要もないだろう。最後に確実に攻撃を当てられるように動けば良いだけだ。

影だまりは、他の仲間がコンダクターに攻撃を加える可能性を考えて少し横に陣取り、光を照らし出して続いて――膝を突いて身を抱えながらも頭から放出される光だけはしっかり巨影へと見せびらかした。

「日光に……なると思った? ざーんねん……嘘だよー……!」

巨影とコンダクターに向けた渾身の煽りである。鞭に打たれたにも関わらず作られた笑顔は満足そうである。コンダクターにはそれがハッキリわかるだろう。
微動だにしないのを見ると、激痛によって歩くことも難しいのだろうが、影の手が直接叩き潰しに虫に襲い掛かる!

「黙って捕まって、てね、悪趣味コン、ダクター」

そして、間近で目潰しの光をコンダクターに向けた。
430シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/11(日)23:41:57 ID:ojT
>>426
地に膝を付け、顔を俯かせ、大げさとも言えるほど肩を上下に動かしながら息をする。
身体強化の効果も切れて全身に疲れが圧し掛かる疲労困憊の状態。
剣も杖も碌に握れない中、茜色のマントだけは上品に身に付けたその姿はまさしくシーモアの意地の象徴。

鬱血した指を握りしめ、それを支えに立ち上がろうとするもその瞬間に始まる根性と重力との綱引き。

──そうだ、懲りないこと。
───それこそが私の、シーモア・トワイライトの存在価値だから…!!

一歩の歩みとともにに搾りカスのような魔力をひねり出し、シーモアはもう一度コンダクターへと跳びかかる!!

「……ヌアァァアアアアアアア!!!!」

コンダクターに全身全霊の力をかけて蹴りを振りかぶった!!
431ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)23:44:36 ID:kHx
「……お疲れ様」

光が視界から消え、意識が感覚から消える。青年の様子を察してその場に横たえてやると、労うように頭を撫でて。
晴れた視界越しにホールを見れば、終局は近いようだ。魔力の少ない身体を奮い立て、ロイコは立ち上がり足を踏み入れる。
先の水球を出したところで、ロイコにできることは既にあまり無くなっている。
昼間の水儀式魔法は、それだけの負担をロイコに強いたのだから。

「……ほら、君もだ。よっ、と」

だから今できることは、力尽きた生徒に寄り添うことだけ。
ぐったりと倒れ伏したマオに、肩を貸すようにして立たせるロイコ。
彼が食い止めた世界の危機の終焉を、彼と観劇するようにして。

「お疲れ様、だ。ほら、もっと誇れ?」

安らかな呼吸だけを返答に、傍らの少年に笑いかけた。
432ルーシェ◆UFH2tocGt. :2018/03/11(日)23:46:26 ID:cHR
>>426

指をほんの少し動かそうとしただけで途轍もない疲労に襲われた。
あの魔術は少女に身体の限界を超える負担をもたらし、口から血を吐いて青ざめた表情で弱々しく言葉を紡ぐ。

「とどめは……」

その肉体を酷使し、命を削って少女は戦っていた。自分が無理をしていたことを傷が開き、耐えがたい激痛が走ったことでようやく認識する。

「お願い、だよ……」

その意識は闇の中に落ちる。少女の身体はその場で震えながら、力を失って倒れた。
433星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/12(月)00:04:34 ID:vND
>>427>>428
その冒涜的な音は、巨影をたじろかせる。虫たちに迫り、確実的な晩餐の鐘の音なのだから。
叫びながらとびかかる鉄球に、虫たちはその規律性を失っていく。自分たちを食い荒らす捕食者が現れたのだから。
キャノンズに襲われまるで内側から食い破るかのように、巨影の体はボロボロになっていく。そして、断頭台のギロチンがごとく放たれた一閃は、跡形もなく巨影を消し飛ばしてしまった。


>>429
「キサマラァ……!」

怒りのままにシャディへと向けられたタクト。しかし、そこから魔術が発せられる前に、額から強烈な閃光が走った。
まるで目に何かが当たったかのように、手で目を抑える。コンダクター。その強い光は、日光でなくても大きな意味があった。

>>430
君の絞り出された魔力は、しかし大きな力を与えた。光から回復しシャディへの攻撃を再開しようとするコンダクターには、君が飛びかかってくることに気付かなかったらしい。
何が起きたかもわかっていないように、君には感じただろう。君の渾身の蹴りは、コンダクターの体を捉え、劇場の壁にまで吹き飛ばしてしまった。

>>430>>431
力を使い果たし、その場で劇の終わりを見守る君たち。
その光景を見たものも、見なかった者もいるだろう。しかし、君たちが託した願いは確実に果たされた。



>>全員
辺りは静寂に包まれている。もう不気味な音楽も、嫌悪を催す羽音も聞こえない。
そう君たちは、邪悪なる昆虫怪物たちの野望を打ち破ったのだ!
434アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)00:10:51 ID:ytC
>>433
「……」

闇水晶に亀裂が走り、砕けて光の粒子となりて周囲に舞った
ただ殺戮の為だけに生み出されたそれの散り行く様は純粋に美しさを湛えた、黒曜色のダイヤモンド・ダスト

「……おなか、すいた……」

その場でくてんと座り込んでお腹を抑えるアラスミシア
彼女の魔法は多くの魔力と、それとエネルギーを使用するのだ
すんすん、と鼻を鳴らした、こきこき、と首を鳴らした
どうにも嫌な夢見の朝だったのだが、鮮明に思い起こす事が叶わない
今一つ、晴天の中に浮かぶ曇雲が気になるのであろう
ともあれ、嗚呼、ぎうどんが食べたい
435シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)00:12:25 ID:0jB
>>433
「これにて……酷い歌劇はー……しゅーりょー……つかまー……――」

吹き飛ばされたコンダクターと消え去った巨影。
音楽団も既に不在で、シャディはこの瞬間――張り詰めたものが切れた。
ドサッ、と後ろに倒れる彼の額の目から放つ光は細まり、そして目が閉じると消え失せた。
同時に彼の目は閉じられており、その場に倒れ伏せる姿はどう見ても、意識を手放していた。

疲労と、激痛と、安堵と――遮断された記憶は彼を眠らせるのに、十分すぎるものだった。
436ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)00:20:41 ID:q7l
>>433
「みんなもお疲れ様、だねぇ……」

ホールに倒れ伏した人の数を見て、苦笑がてらに労うロイコ。
体力だけは自分一人でも温存しておいて正解だったかもしれない。なんにせよ、こうした後始末は教師の仕事だ。

「済まない、起きられるか?」

マオに肩を貸したまま彼を揺すり、気を取り直せるか確かめる。
全力を出し切っただろうマオには申し訳ないが、今は人手が欲しい。
そして起きないのであれば、勝手に袖から鎖鉄球を引き出してオルガマリーを拘束するだろう。
ヴィンセントと同様、憑依のように干渉されているのだとしたら。彼と違って余力があるだろう身体で何をされるか分からない。

……さて、割と困った。過去の自分たちに感づかれてはならない以上、自分たちは手早く引き上げるのが正解なのかもしれないが。
これだけの人数が再起不能になっている現在、それすらも容易ではない。

「あははっ…… カメリア先生、何とかしてくれないかなぁ?」

お手上げとばかりに軽く首をすくめて、だれか立っている人間に言うのだった。
437シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/12(月)00:20:51 ID:8K2
>>433
フィナーレだ。
邪魔者を蹴っ飛ばし、今、新しい明日への道が開けたのだ。

止まらない勢いに、シーモアはステージの上で流れる様に転げまわる。
そして今この場にいることを謳歌するように、大の字に寝そべりながら笑みを浮かべた。

それは勝者の笑み、未来を切り開いた自分たちに許された笑み。

「………私の…私たちの、勝利だ。」
「……フ、ハハハ、アッハハハハ!ハーッハッハッハッハッ!!」

……シーモアは、高らかに笑い、全ての思いを出し切り、満足に眠った。
それはまるで、カメリアの研究室での幸せの一時の様に。
438マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/12(月)00:25:12 ID:cSi
>433

『イェッ! 』『イェッ! 』

『『MVP ハ モラッタナ!!』』

キャノンズは互いを打ち鳴らし、勝利に歓喜の声をあげた
ここにくるまでに多くの兄弟が行方不明となったが、決定的な勝利を二人(ふたつ)は見届けたのだ

『モッカイ! モッカイ!』『モッカイ ボコットコ! 』

そうして、先程のワンワンがそうしたように、二人の鉄球もまたコンダクターの確保に掛かる
憎しみは十分すぎるほどに込められているのだ

>>436

「んにゃ……おわったのか…にゃ」

呼び起こされれば、寝ぼけまなこで周囲を眺める
鉄球にしばかれるコンダクターと倒れた女の子、座り込む黒いの
自らに肩を貸すロイコ。そうか戦いはおわったのか。

「………どうせ、うばえるでしょ」

促されるままにワンワンの魔法を発動
何をしたいのかしらないが、いまは疲れている。
ご自由にどうぞといわんばかりに、指示を与えずに項垂れた! 失礼!
439星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/12(月)00:41:45 ID:SQ0
みなが満身創痍となっていた。あるものは喜びの声をあげ、あるものは倒れ、あるものは倒れたコンダクターを捕縛し、あるものは疲れをおして倒れたものを看護している。
そんな中、

「よくやったみんなー!!」

君たちに向かって、飛んでくるものがあった。それは、君たちもよく見知った顔。カメリアである。
彼女は君たち一人一人の頬に、フラスコ越しに抱きつくという彼女なりのハグで喜びと労いを表した。

「みんなの頑張りは、キャノンズを通して聴いていたぜ! だからアタシ様たちも、アタシ様たちの仕事を頑張れたんだ!」

そういう彼女の後ろを見てみれば、途中カメリアに呼ばれてその場を離れていたメンバーが、君たちに負けないくらいに満身創痍な様子で君たちをねぎらっていた。
よく見ればカメリアもやつれ気味で、空元気で君たちに接しているように見える。

「お前たちも、こいつを持ち出すための申請手伝ってくれてありがとうな! あとは、アタシ様の仕事だぜ」

そういって古めかしい箱から、7枚の虹色に光る鏡を取り出した。

「もうすぐお菓子パーティの待ち合わせの時間だ。アタシ様は矛盾を作らないために、そこに行かなきゃならねえ。でもその前にロイコ先生、聞いておかなきゃいけないことがあるんだ。少し、いいか?」

みんなから少し離れてカメリアが聞いてきたのは、自身が死んだ、と思われる場面の詳細な状況についてだった。
440ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)00:49:30 ID:q7l
>>439
「ん?何です、カメリア先生?
 ……あぁ、君たちは今くらいゆっくり休んでくれ」

そしてカメリアに連れられて聞かれたのは、出会った当初に話した彼女の死について。
何分、過去の自分の認識に齟齬を生んではいけないアイテム。そうした意味もあるのだろう。
やや気がかりそうな表情にも見えるカメリアに、当時の様子の子細を話すロイコ。

「―――とまあ、そんな感じで。
 壁越しにガラスの割れる音を聞きはしましたが、誰も見てはいないはずですねぇ
 その魔道具で許容できる主観的認識は、どのくらいの範囲なんですか?」

その回答は、果たしてカメリアの求めるものだったのだろうか。
441シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)00:53:58 ID:0jB
>>439
「…………んー……」

カメリアの労いにシャディの表情は少し安らぎの色を強めた。
眠っていても、声は届いているのだろう。
今は影も反応を示さず、地面に擦られる尻尾だけがそれを強調するのであった。
442アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)00:55:37 ID:ytC
>>439-440
「……」
「ぎうどん、たべる」

スクッと立ち上がるアラスミシア、休憩終了なのだ
そうして彼女は来た時と同じように、唐突に何処か(食堂)へと走り去って行く
闇と光の混在する存在は取り敢えず、今日も明日もおいしいごはんが大切なのだから
443星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/12(月)01:03:08 ID:vND
>>440
「おう、ありがとうなクローディア先生。あんまり思い出したくないだろうに……」
「この魔法道具は、古ぶるしきものの手鏡だぜ。コイツを使ってどうするかは……まあ、10時になったらわかると思う」

そういうカメリアはなぜか言いよどむような様子を見せ、表情も、申し訳なさそうな、何とも言えない顔をしていた。
>>441
君は眠りの中で、しかしながら安心を抱いて、カメリアのねぎらいを聞いていた。

>>442
「おう。クレメンティアスも今日はよく頑張ってくれたな! またお菓子御馳走するぜー!」

走り去るアラスミシアに向けて、そうねぎらいの言葉を贈るのであった。
444星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/12(月)01:05:50 ID:SQ0
そして、例の日、朝十時。場所はカメリア先生の研究室前。
この場にいる君たちは、その光景を目撃するだろう。今まさに、カメリアが壁に穴を開け、中に入って行く様子を。その中ではおそらく、過去の君たちが瞼をこすりながら異様な空気に困惑しているはずだ。
そして、今を生きる君たちも、一つ困惑するかもしれない光景がある。シャディ、ロイコ、ファルシュ、他にも同じ授業を取っているものがいるならしっているかもしれない。
ダニエル・レオンハートという男子生徒が、カバンを持ちながら、中からは決して見えない位置で聞き耳を立てていることがわかるだろう。
その顔はひどく真剣で、姿が見えないように、物音を立てないように、壁に空いた穴をじっと見ている。
しばらくすると、耳のいい人がいるなら聞こえてくるだろう。

「よかった……いや、そう言ってくれるって信じてたぜ? それじゃあ、頼んだぜてめーら。アタシ様は、救助の手伝いに向かう。
てめーらが未来を変えてくれるなら意味のない行動かもだけどよ、それでもぼーっと引きこもってるのはアタシ様の性に合わねえからな」

一連のセリフを聞いたダニエルは、クワッと目を見開き、君たちも見覚えがあるだろう。掌から紫色の触手を出し、カメリアへと巻きつけ、引きずり出す。
いや、彼の魔法を知るファルシュなら知っているだろう。あれは幻術のようなもので、カメリアは引きずり出されたのではなく、そう見えるように自分の意思で出てきたことを。
壁の中からは決して見えない位置までカメリアが来たことを確認したダニエルは、クワッと目を見開いたまま、まずカバンから空のフラスコを取り出し、床に叩きつける。あたりには、ガラスの割れるような音が響いた。
そしてさらに目をクワッと見開き、カバンから大きなハムの塊を取り出し、ガツガツと食いつき始めた。あたりには、何かを貪るような音が広がる。
その直後、叫び声や悲鳴が中から響き、それは虹色の光が穴から漏れ出したとともに、不自然な形で途切れていった。
そして、今この場にいる君たちに振り返り、少しばつが悪そうな顔をして、こう言うのだ。

「その、おかえりって、言うべきかな……?」
445マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/12(月)01:18:47 ID:cSi
>>444
壁の中の自分は今ごろ泣きじゃくっているのだろうな、そんなことを思いながらマオは照れ笑いを浮かべた

「約束を守ってきました。誇り高き風紀委員が一人、マオ クゥニャン、未来か過去か、変えてまいりました、にゃ……」

下らない演技をされた、とは思わない。
それが演技になったのも、先までの戦いがあったからなのだろうと、理屈ではなく直感で察した。
過去に確定したことは繰り返さねばならないのだ。
だから、カメリアはこんな演技をしたのだ。それならば自分もしなければならない演技があるだろう。

「……あぐ………もう…せ……ぅにゃ…」

これはタイムパラドックスとやらを起こさぬための、演技なのだ。
自分に言い聞かせて、彼は目に溜まったものを拭い払った。彼の演技は本格派なのだ。
446シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)01:27:21 ID:0jB
>>443
>>444

「…………」

何をしているんだろう、彼は。

シャディがダニエルのしていることを見てまず抱いた感想はこれである。触手の魔法を見て一瞬止めそうになったのは、本能か。
しかし、ある程度考えればシャディでもわかる。これが所謂「帳尻合わせ」なのだろうと。ガラスの音であることに安心する。
なぜハムを食い出したのかはやっぱりわからないけど。とりあえずうんうん頷いてる、ダニエルからすればキツい仕草かもしれない。
おかえりには光が収まった後に。

「ただいま――皆ー」

小さな声で返事をして、笑顔で何故か目から涙を流してカメリア教師のフラスコを持ち上げるのであった。
額の帯は少し湿っていたという。
447ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)01:30:29 ID:q7l
>>444
「あははっ……!ただいま、で良いんですかね?」

過去の自分たちの認識を違えないためとはいえ、舞台裏を直視するのは何とも堪えがたいものがある。
幸いだったのは、他の生徒たちが絶句しているようだったことだろう。過去の記憶にない、笑い声を入れずに済む。
だが、これでいいのだ。滑稽に過ぎる光景を現実にしたのは、他ならぬ自分たちであるのだから。

穴の開いたカメリアの部屋の扉を、コンコンと二度ノックしてみる。
なんの返答もない扉の向こう側では、自分たちの記憶にもあるパーティの残骸が転がっているのだろう。
俯いて声を零すマオの頭に、くしゃっと手を置いて。なんとも微妙な心境を前に、それでも確かな感慨があった。
448アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)01:34:14 ID:ytC
>>444
『あー、もー!待って下さーいっ!』

向こうの方から聞こえるミズハの叫び声、それを背に走って来るアラスミシア
多分これが彼女らの日常なのだ、昨日も今日も繰り返している風景なのだ

「……ん、あぁ……よぉ」

アラスミシアは一瞬立ち止まり、一同に向き直って軽く左手を挙げた
しかしすぐさま迫る、バイオレンスなラクガキを顔に施されたミズハ

「……」
「……じゃ、……」

捕まるわけにはいかない、短い言葉と共に窓から飛び降りてそのまま逃走
ミズハも同じく、立ち止まって一同に頭を下げて一礼、窓から飛び降りて追跡
その向こうではフェルゼフィードが魔法の特訓を行なっていて、稲妻が踊る
変わらない日常、いつもの学園、そして生活
449シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/12(月)01:38:51 ID:8K2
>>444
「……使命は確かに果たしました。」

正直に言ってしまえば滑稽であった。
だが、カメリアのおかえりという言葉に何処か救われた気がしたシーモアは顔を綻ばせて静かに無事の帰還を報告する。
それはまるで喜劇のように。

今ここに、明日というステージが存在している。
そして誰もが幸せそうな顔をしている。
だからシーモアも笑って答える。

「…ただいま、カメリア先生。」
450星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/12(月)01:52:08 ID:vND
>>445
「おう、クウニャン。お前は本当によく頑張ってくれた。被害者のみんなを確保したのは、お前にしかできないファインプレーだったぜ!」

そういうカメリアの目にも涙が。ねぎらいの言葉をかける側だというのに、どうにももらい泣きしてしまう。
フラスコに阻まれて涙をぬぐってあげることもできないが、せめてもの気持ちとして、夜と同じように、フラスコ越しにハグをして彼の苦労をねぎらった。
>>446
「マリウント、急にそれはやめてくれって言ったじゃねえかよー。でも、あの時身を挺しておっとりになったの、かっこよかったぜ!」

そう言いながらも、カメリアはどこか嬉しそうで。されるがままにして、下ろされたのちに、マオと同じく、シャディにハグをすることで返した。
ちなみにダニエルは未だにハムをむさぼっている。まるで地獄の亡者めいた声で「ニク……ウマ……」とつぶやいている。こいつは放っておこう。
>>447
「ああ、お帰りだぜ、クローディア先生。みんなを引っ張ってくれて、何も聞かずに送り出してくれて、ありがとうな」

答える形で、もう一度お帰りとかえす。キャノンズを通じて、そしてこの扉の向こうでも何も言わずに付き合ってくれた彼女に、最大級の感謝を。
そして、その感謝の気持ちを伝えるべく、ロイコのほほに、フラスコ越しにハグをするのであった。
>>448
「……おう、じゃあな。お菓子食いに来いよー!」

あれが、彼女の日常なのだろう。苦しい過去をこえて得た今を、彼女が甘受しているように見えた。
ハグをすることはできなかったが、夜にした約束のとおり、とびっきりのお菓子でねぎらおうと決心するのであった。
>>449
「お帰り、トワイライト。お前の格闘術、すげーかっこよかったぜ! とらわれた人たちを助けてくれて、ありがとうな」

あのタイミングで立ちふさがる者たちを倒せていなかったら、まだ結果がわからなかった。
シャディと力を合わせコンダクターを倒したシーモアに、感謝のハグを送るのであった。
451星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/12(月)01:54:33 ID:vND
こうして、君たちの活躍により、邪悪なる昆虫怪物の野望はついえた。
知るものはとても少ないが、まぎれもなく、君たちはこの世界を救った英雄だ。



イベント【星空の歌劇団】The・End
452ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/12(月)02:40:20 ID:uZG
「マオ、ロイコ先生」
「その……イグナシオ先生から事の顛末は聞いております。その節はお世話になりました」
「しかし同時に……忌避すべき事態を未然に防げなかったこと、大変申し訳ない」

ネポックの主学舎の一角、高等部の職員室前
世界の破滅というシンプルかつ最も忌避すべき危機の回避に対し、頭を大きく下げて謝礼するジノ
キッチリ90度のお辞儀には感謝の他にもう一つ、二人に対して申し訳ないと思う気持ちも含まれていた

「マオにも迷惑を掛けたな……しかしよくやった。私はお前を過小評価していたようだ」

巨悪の討伐に手を貸せなかったことや、滅びた現在の時空で魔王を食い止められなかったこと
ジノ本人が観測していない次元の出来事とはいえ、役に立てなかったことを悔いている
453ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)02:46:52 ID:q7l
>>452
「あはは、まあ大袈裟…… でもないけど。
 気にするな、あの時は誰一人気づけなかったんだ。
 君たちと僕たちの差異は、あの日たまたま茶会に顔を見せたか否かに過ぎないしねぇ」

ジノの後悔に、しかしロイコは返せるものを持っていない。
そもそも自身とて今のジノのように、世界の破滅に気づくことすら出来ずにいたのだ。
たまたま集まったメンバーが、過去に戻って歴史を修正できただけ。そこには悔いるような実績も努力も介在しない。

「だからほら、顔を上げな?…… でないと、止めないからね」

そして頭が下がりきったのをいいことに、ジノの狼耳を付け根あたりをくすぐるように撫でて。
454マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/12(月)02:49:51 ID:cSi
>>452
イグナシオとやらが余計なことをしてくれたな、というのがマオの第一印象であった。
このことは班長にも、他の人間にも話すべきではないと思っていたからだ。

「……気に病まないでくださいませ、班長」
「僕は貴方がいるから戦えたのです。貴方がいると、僕は勇気が溢れてきますにゃ…」

実際、迷惑な話である。
彼女が気に病む話でもない。

「それに班長、貴方が戦っていたなら、事態は早急に済んでいたかもしれませぬ」
「僕はたまたまお菓子パーティにいただけ…たまたまなのです」

>>453

「………きっ! 」

そしてロイコには突き刺すような視線を向けた
班長が頭を下げているのをいいことに、堂々と、まさに猫を被るというやつだ
455ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/12(月)02:59:41 ID:uZG
>>453
「……あの、先生」
「班員の前ではお止めください。威厳が失われます」

ロイコの手に触れ、優しくそれを退かせて顔を上げる
キリッとした顔つきではあるが、外套の下では耳を擽られる度に尻尾がマオに悟られぬよう揺れ動いていた
凛々しい表情を保ちながらも頬には赤みが差し、嬉しげな感情を隠すことができていなかった

「……」

身だしなみを整え『ジノ』から『班長』へと戻ったあとも、その視線はロイコの手を名残惜しそうに見つめていた

>>454
「マオ」

顔を上げると彼の名を咎めるように呼ぶ
それが何故なのかは言わずとも分かるだろう
見えていないようで、まるで身体中至る所に目があるかのごとくジノは敏感だ

「それと……」
「次に何か学園を脅かすような事があれば、一人で解決しようとするな。先ず私に報告するのだぞ?」

今回は上手く事が進んだが、そうはいかない事もある
大事になる前に仲間に知らせておくことも大事だとマオに伝えるが、その実は単純
遠回しに彼が増長するのを嫌っているのである。増長は命取りの引き金になるからだ
456ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)03:06:29 ID:q7l
>>455
「っと、失礼」

ジノから釘を刺されれば、素直に手を引くロイコ。
だがまあ、ジノの頭を上げさせる役には立っているので、狙い通りと言えばそれまでだ。
エリシアのこともあって、最近つい手が出てしまっていけないなぁなどと思いながら、ジノの視線の先であるマオを見やった。

「まぁ、今回はちょっと状況が特殊過ぎたけどねぇ……」

一応、今回の独断は出過ぎた真似ではないということは保証するように呟いて。
二人の風紀委員たちのやり取りを、じっと見守っている。
457マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/12(月)03:10:16 ID:cSi
>>455

「……はい」

最悪だ、2度目の教師に対する悪態
今度の相手はロイコだ。心の中でロイコとイグナシオの名前にばってんをつけてやる。ざまあみろ。

「……はい」

そして、仲間を頼れといわれても返答はイエス
実際にはマオとジノは行動を共にしていたため、声を掛ければ即刻世界終焉だったのだが、言い訳は無用だ
ジノがそうしろというのなら、そうなのだろう。今回が例外なだけなのだ。

「次は必ずや、班長に報告することをお約束しますにゃ」

だが、彼は嘘を吐いた。進行形で隠している秘密が彼にはある。
生徒会庶務、バルドイードともに秘匿している極秘情報であり
数日前からマオが独断で旧校舎を封鎖した一因でもあった
だが、これを教える気は、毛頭ない。

>>456

「今回はロイコ先生に助けられてばかりで、恥ずかしいかぎりです」
「僕の魔法も、ロイコ先生がいてこそ輝いたというものですにゃ」

マオの口調がおかしい。これは彼が動揺したときにみせる癖である。
本人としては自然に、現実にはやや不自然に、話題をロイコへとシフトさせようと
458ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/12(月)03:18:38 ID:uZG
>>456
「無論、それは承知しております……」

狼の特徴が色濃いゆえか、それとも彼女の趣向か撫でられるとどうも調子が狂ってしまう
班員の手前では嫌いではないが気安く触らせないというのが常のスタンスである。しかし先に撫でてしまえばあとはこの通り
ロイコが手を引くとき「やめてしまうのですか……」とでも言わんばかりの視線を投げかけていたのはここだけの話だ

「ところで、班員の指導の件なのですが……」
「執行班員の問題改善は私を除き、あらかた目途が立ちました」

>>457
「良し、信頼しておるぞ」

マオの二つ返事に頷いて応え、腕を組んでそれからマオの顔をじっと見つめる
氷のように冷たい光を放つ視線は、凛々しい印象を与える彼女の常の表情である
しかしそれは時と場合によって受け取れる表情を変える曖昧さも持っていた
見抜いているのか、気が付いていないのか。それすらも分からない程の
459ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)03:26:55 ID:q7l
>>457
「そうでもないさ。特に最後なんかは、君の判断が活きただろう?」

劇団員を止めるべきだとの判断は、誰がおしえるでもなくマオ自身が導いた答えだ。
ロイコは同じ結論に至っていたからこそ、サポートできたに過ぎない。
音楽室での聞き込みだって、マオ自身の判断で導き出したもの。
そういった事実をもとに、不自然な話題誘導を意地悪く突き返すのだった。
ただし、ジノの意思も尊重して賛辞は控えめに。

>>458
「お、それは何より。でも彼には一度やってあるんだっけ?
 どんな方針かは知らないが、楽しみにしておこう」

そして、ジノが切り出した話題は、いつかの宴会の延長線上の話。
これに関してだけはマオそっちのけで進んでしまいかねないだろうから、彼も引き合いに出してやろうと。
460マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/12(月)03:32:03 ID:cSi
>>458

「おまかせくださいませ」

ジノと視線を合わせても表情に変化はない
彼女の言葉は教訓だ。そこに間違いはないと信じている
だが、それでも、彼女が正しすぎるがゆえに、マオにもしなければならないことがあるのだ
対等になるにはそれも必要だとロイコ(バツじるし)も言っていた。

「あれはきびしいものでした」

>>459

「ふっふっふ。あれは前日に班長が仰っていたのだ」
「無益な暴力はいけない、無闇に苦しめるなとな」
「そのときの状況を再現したまで……やはりすごいのは班長だ……デス」

唐突な饒舌
マオは自分の話題などさして歯牙にかけるきもない
褒められれば嬉しいが、班長が褒められるのはもっと嬉しいのだ

「そう。あの日のことは、とても役立っています」

あの日、とはお菓子パーティのことも含まれた
ロイコに余計なことはしてくれるなと視線で送りながら、しかし、怯えを誤魔化すようにごそごそと肩を寄せた
461ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/12(月)03:44:23 ID:uZG
>>459-460
「然り、マオには一度修練を受けさせております」
「修練にて掴んだ手応えと、此度の戦での立ち振る舞い……マオにもそろそろ、あの事を伝えるべきでしょう」

その言葉の端々からはマオを一流の執行班員として認め、信頼を置いているような雰囲気が感じられる
ジノはこれまでのように彼を庇護すべき存在としてではなく、共に肩を並べる仲間として見ていた
ゆえに独り言のように顎に指を添えながらロイコに背を向け、マオへ意外な発言を投げかけた

「マオよ、君に一つ言っておかなくてはならないことがある」
「実はリエードに次期執行班長になる気はないかと打診したのだ」

この報せは次期班長を虎視眈々と狙っていたマオにとって寝耳に水の筈だ
しかしマオを絶望させる為、ジノがわざわざこの情報を明け渡したのではない

「奴は強く、そして迷いがない。先陣を切るにはうってつけの存在だ」
「だが情に掛け、思慮深さが不足しているように見える」

「逆に君には優しさと、周囲を見渡し状況を把握する明晰な頭脳がある」
「しかし嫉妬深く、感情的なように写る」

ジノはさらさらとマオとリエードの両名の特性を、第三者の視点から簡単に羅列した
執行班長の最有力候補であるリエードと、そこに並ぶマオの名前
このことから、ジノが何を言おうとしているのかが読み取れるだろう

「私は……君にも機会を与えてみようと思う」
「最も指導者らしい振る舞いを見せた者に、次期班長の座を譲ろうと思うのだ」
462ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)03:51:55 ID:q7l
>>460
>>461
「そうか。君のしたいようにするといい」

君の問題でもあるしね、との言葉は呑み込んで。少し距離が縮まったマオの背中をぐっと押してやる。
あの日かけた言葉に寄り添って、ジノは自分なりの信頼の形を得ようとしている。
その意識に基づいた判断を無碍にするつもりは、もちろんロイコにも毛頭ない。

そしてジノが告げる言葉を、彼女の背中越しに聞き届け。マオの示した反応を、正面から眺める。

「……そう来たか」

面白そうだ、とでもいうような言葉は、誰にも聞こえない程度に。しかし獣人たる彼らには聞き取られない声量で呟かれた。
463マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/12(月)03:57:27 ID:cSi
>>461
聞き捨てならないことを聞いた。
あのリエードが執行班長だと? そんなことになれば自ら学園を去ることも辞さないだろう

「はぁ、では班長は僕に強さをお求めですか」
「かしこまりました。ならば僕もアイツのように暴力で事態を二三解決してきますにゃ」
「そうすれば、班長も納得してくれるでしょうか、僕があえてそうしないのだと」

端的に言えば、マオはキレた
それほどまでに屈辱的だったのだ。
これこそがまさに嫉妬深く感情的だと評される所以だろうか

「……お褒めいただき光栄至極ですにゃ」
「で、あればその勝負、乗らせていただきますゆえ」
「お見届けくださいませ、にゃ」

ぷいっと班長から視線を逸らす
いつになく反抗的、はじめてともいえるほどの攻撃的な態度だ

>>462

たいして、ロイコには「こいつも知っていたのか」と言いたげな疑惑の目を向けるが
事態を楽しむような発言を耳にし、彼の無実を認めた

「ロイコ先生とも話しておりましたが、ここに宣言します」
「誇り高き風紀委員が一人、マオ クゥニャンは」
「必ずや 貴女から襲名し、執行班長になることを誓いまする」
「違えば、こんな耳、切り落としてくれますにゃ」
464ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/12(月)04:10:30 ID:uZG
>>462
「自分の欠点は他人からの評価でしか判別できぬものです」
「私も自分を俯瞰的に見、何が悪いのかを捉える技能があればよいのですが」

ジノは他人を評定する事こそ出来るが、自分を第三者視点から評価する事はまだできない
それはマオやリエード、そしてロイコら教師の役目なのだ
彼等と触れ合ってゆく過程で、ジノもきっと己の弱みを理解し、向き合う事が出来る
現にロイコはひとつ、ジノの欠点を教えてくれたのだから。それが何よりの証拠だ

「ネポックを去る場合に備え、早急に後継者を育成しなくては」
「そのような焦りから生まれた、軽い遊びです」

自嘲的に微笑みながら、マオの方を眺めたままロイコにそう言った

>>463
「君、早まるのはよせ……」
「森で私が話した事をよく反芻するのだ」

ジノはかつて言った。力を追い求める事は悪い事ではないが、必ずしも必要とは限らない
そしてその過程において、胸の痛みを伴うような良心を捨て去る必要に迫られるようなら
そのような力など必要ではないのだ

「皆を導く者たるもの、力は必要だ」
「しかしそれは人々を屈服させ、怯えさせる為にあるものでは無い事を君は知っておるだろう?」

反抗的な態度のマオだったが、その言葉の根幹に暴力を好まない理由を明示している
その点から、ジノはマオを引き留める必要がないと判断し、あえて諭すだけに留まった
無責任にも見えるが、力を振りかざして制止する偽善に比べれば道理が通っているからだ

「……困ったものだな、執行班は頑固者ばかりだ」

その言葉には自分も含まれているのだろうか、ジノは深く溜息をつく
耳を大事にしろよと付け加えて、苦笑を浮かべるのだった
465ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)04:22:43 ID:q7l
>>463
>>464
「だが、それが今の君の実力だ。
 そして君は自分の力を理解し利用できている、違うかい?」

そう、生徒である以上今はそれでいいのだ。そしてそれこそが最良であるとも。
ネポックを去ると敢えて言葉にしたのだろうジノの覚悟を汲んで、ジノの背中越しに笑みを見せるロイコ。

つっけんどんな様子を見せたマオではあるが、それでも勝負に乗る様子は見せている。
欠点を言語化して突き付けられたばかりで、治ろうはずもない。今はそれだけでも、ジノの目論見は達成できているといえよう。

「まぁ、そのくらいでなければ務まらないだろう?
 いいじゃないか、存分に見守ってやろう」

ロイコとしても、撫で甲斐のある耳が失われるのは惜しいななどと他愛もないことを考えながら。
視線を合わせようともしないマオの横顔を、軽く肩をすくめて眺めるのだった。
466まお◆nbVXKhtuAI :2018/03/12(月)04:31:02 ID:cSi
>>464
「君じゃないです。マオです。僕を諭すならそうお呼びください」

視線は変わらず合わせようとしないが、しかし、名前で呼べとふてくされるあたりは素直なままだ
当然、彼女との約束も忘れたわけではない。だからこそ先の戦いでは音楽隊が無闇に傷つかぬように尽力したのだから

(班長、僕は努力を、成果を誇示するようなマネはしません)
(班長なら語らずとも察してくれると信じ、それを絆とおもっていたのに)

こうしてみると、虚しい勝利だ。そう考える自分は醜いのだろうか。
とにかく、ことが済むまでは、もう班長の顔は見たくない
どうせすぐにことはすます。この学園において班長を名乗るに相応しいのは彼女で、あとは消去法。
ならば、必然的にこの僕だ。マオはそう言い聞かせた

>>465

「ふんっ! せいぜい行き当たったら相談にいってやる! 」
「首を洗ってまってろ! ロイコ先生!」

八つ当たり!
ロイコは何もしていない! つまり悪態を吐かれるいわれもない!
マオはその言葉を残すと、開かれた窓に飛び乗って、眼下の木々を一瞥

「ロイコ先生、貴方のマネです。教えてくれたことを感謝します」「ワンワン、ここに噛みつけ」
「では、さようなら」

衝撃を逃せば高所からでも飛べる
鎖は掛けるという基礎的な使い方がある
ともにロイコの用途を見て学んだことだ。

マオは躊躇わずに飛び降り、次いでワンワンが飛び降りた
ズシン、と重苦しい音が響いたあとにマオは走り去った
467ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/12(月)13:31:28 ID:7bg
今日のお昼ご飯は何にしようかなー?

‥むむむ!!30分以内に完食したらタダ!?
特盛マグマ丼…何これ?
【昼休み、チャイムが鳴ると同時に音速で食堂に駆けつけたナイア。
食堂前に貼られたポスターを見つめ、今日のご飯はこれに決めた!と叫ぶ。
特盛マグマ丼は、麻婆丼にカレーの掛かった少し辛そうな丼のようだ。】
おばちゃん!!特盛マグマ丼くださいなっ♪
468ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)13:35:21 ID:ytC
>>467
「……これだっ!」
「おばちゃん、特製マグマ丼下さいなっ!」

音符マークを語尾にしたナイアとは少々異なる様子で、同時タイミングに注文なミズハ
ちょっとした件で多目的ホールの扉を修理する事になり、余計な出費となり、つまりはおサイフがアレなのだ

「……あ、ど、どーもー……」

さて、注文が被ったモノ特有の、それもチャレンジ系となれば更に強い親近感。ちょっと照れ臭そうに頭を下げるミズハであった
469ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/12(月)13:43:18 ID:7bg
>>468

どもどもー
先生も挑戦するの?

私の方が絶対に早く食べるからねー!えへへっ

【会釈し、無駄な対抗心を燃やすナイア。
「時間勝負だから丼を持って席についた瞬間から挑戦スタートだよ」と、おばちゃんから言われます。】

かしこま!早速いただきまーす!
うん、美味しい!ちょっと辛いけど…
470ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)13:50:11 ID:ytC
>>469
「え、え、えぇっ、もちろんっ!」
「食べるのは大得意ですからねー」

完全に焦りが出ているミズハ、一昨日から、冷蔵庫にあった豆腐ひとつしか食べていないとは言え基本的には小食である

「あ、はいっ」
「じゃあ、お互い頑張りましょう……って、でかい!?」

見た目で圧倒され、しかし挑まなければならない、そうしなければ待っているのは破産という人間的な死!
ひとくちを運び辛さに悶絶!なんとか食べ進める!
471ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/12(月)14:00:24 ID:7bg
>>470
私も大々得意だよ!
負けない‥よー
一緒に頑張ろうねっ♪

う゛っうう…なんか舌と唇がビリビリするよ!?
辛いのが痛い!!
水水ー‥‥‥‥わぅ…

【対抗心絶賛メラメラ中!上部を食べ、中心部が見え始めた…ハバネロのマグマが潜んでいた!
マグマをご飯と混ぜ混ぜし食べ進めるも、辛さに絶叫&悶絶。ジョッキの水に手をつける。ナイアは涙目だ…】
472ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)14:06:25 ID:ytC
>>471
「は、早い……!スゴいですね……」
「えっ?……」

切磋琢磨!互いに競い合い高め合い己のポテンシャルを超越した力を引き出すのだ!
嗚呼素晴らしき人間賛美、正にキズナの為せる神ならざらぬ人の御技!
……と、ほぼ同着でそれに至る!即ちハバネロマグマゾーン!刹那硬直したミズハは直後、

「……がおーーーーー!!!!」

ナナメ上を向いて飛竜が如し超絶火炎放射(ブレイジング・インフェルノ・ブレス)!!ギャグだからね!
473ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/12(月)14:14:13 ID:7bg
>>472
ふっふーん♪早食いは得意だよー
でも…これはちょっと辛すぎる!!
おばちゃん鬼畜!

【プルプルと震えながら胸を張る。しかし幼女ではなく老女のようだ…
泣きながら、おばちゃんへの文句を言いつつ少しずつ食べ進める。残り時間はあと15分位。】

先生カッコイイ!!
後で私にも教えてー
474ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)14:19:06 ID:ytC
>>473
「か、辛いとかその、そういうレベルじゃ……!」

ひーひー言いながら水を呷る、口が正に燃えているのだ

「わ、私にもどうやったのか分からないですー……」

ヘロヘロな速度で食べ進めるが、ペースは上がらない……
すわ、このままでは厳しいかっ!
475ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/12(月)14:26:38 ID:7bg
>>474

辛いより、痛いよね…早く食べてお菓子を食べないとお口が爆発しそう!
ん…肉?これなら大丈夫かも?

【特盛丼の量的にはナイアは楽勝だが、辛さに苦戦している。唇がタラコのように腫れている…
底が見えてきた!拳のようにデカイ肉団子が5個入っている。
時間ギリギリ間に合うか!?】

残念ー!私もやりたかったなぁ
476ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)14:37:29 ID:ytC
>>475
「痛くて熱いです……」
「ぐ、むむ……!がぶぅ!」

一方ミズハ、量は最早限界を超えた!気合いと根性そして精神力のみが彼女を支えている!
そこで絶望の淵に叩き落とすが如し肉塊!負けられない!
大口を開けてがぶり!がぶがぶ!

「……か、かんしょく……がくっ」

アメイジング!ミラクル!そして命拾い……!
なんとか食べ終えて、その場に伏して気絶したのであった。ちゃんちゃん♪
477ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/12(月)14:46:05 ID:7bg
>>476
先生、いい食べっぷりだねぇ
って、私が負けた!?
流石先生だなぁ…

【先生の良い食べっぷりを水を飲みながら眺め、ラストスパートで肉団子を2個ずつ食べるも、先生に先を越された!ナイアもギリギリセーフ!制限時間内に食べ終えた。】
ごちそうさまでした!
もう2度と食べないよ、これ…
先生!?先生、しっかりして!

【その後ナイアは気絶した先生をお姫様抱っこで職員室へ運んだ。
後日お腹を壊してトイレに籠る事になるのを二人はまだ知らない。】
478レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)21:22:13 ID:0jB
先日、ある人から雨を降らせることを頼まれたものの、本人視点で不発だった日から少しして。

「……上手くいかない、むー」

校庭の一角で外周の円の外側にギザギザが追加された水の魔法陣の基礎の側でレイヴンは唸っていた。杖で描いたのか先には砂土がこびりついていた。
雨乞い衣装はいつも通り、近くの木の下には布を被せた篭を置いてあった。
479エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)21:27:25 ID:q7l
>>478
「……んー?」

そんなレイヴンの肩越しに魔法陣を覗き込むように、不意に現れたエリシア。
見知った姿を見つけたので声をかけようとも思ったが、見慣れない人への興味が先行してしまったようだ。
彼女の背中に張り付くようにして不思議そうな声を上げる、その体は恐ろしく軽い。

「また、べつのやつー?」

以前の供物を用いた雨乞いから、発展したものを試そうとしているのだろうかと彼女に問う。
480ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/12(月)21:35:12 ID:Ai6
>>478
>>479
何の儀式をしているのかしら?
こんにちは
【まるで平面のような黒さの髪の少女が二人に声をかけますよ】
【服装が風紀を乱していそうですが、風紀委員として仕事をですね】
481レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)21:42:04 ID:0jB
>>479>>480
「……うん、でもなかなか上手くいかない」
「……軽いね?」

その陣には今のところ供物らしきものも、魂らしき気配も見当たらない。少しビクッとしたのは仕方ないとして、レイヴンはエリシアに顔を向けて答えた。
肌の質感、ちょっと気持ちいい……。

「……雨乞い。こんにちは……誰か知ってる?」

服装に関してはレイヴンの方が風紀以前の話になっているので、レイヴンからは反応がなかった。挨拶と返事を済ませると、エリシアの知り合いかな? とこっそり耳打ちしてガリガリと杖で小さな円を外周の更に外に一つかいた。
482エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)21:47:11 ID:q7l
>>480
>>481
「おー?こんにちはーっ」

掛けられた声にレイヴンの背中に張り付いたまま振り向いて、片手をあげて挨拶。
その後のレイヴンの問いには首を傾げるあたり、エリシアも知らない人物のようだ。

「あめあめーっ♪」

そしてレイヴンの言葉に同調するように声を弾ませるエリシア。軽いのは重力魔法の影響である。
なお、服装に関しては雨乞い衣装と葉っぱ状表皮の二人である、制服を着ているだけ相手の方が数倍まともだ。
483ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/12(月)21:51:48 ID:Ai6
>>481
>>482
私は怪しい人ではないわよ?貴女達の方が怪……ああ、雨乞いね
【そういえばそのような部活もありましたねと】
【内緒話をするようにするレイヴンを見てそんなことを言いますよ】

最近、物騒な話を聞くわ……儀式に関して、学校に申請はしているのかしら?
484レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)21:56:27 ID:0jB
>>482>>483
「アメアメー……♪」

同調する声に同調する循環、視線を下げてみて軽い理由にも納得した。ついでにエリシアも知らないことがわかると「?」と首傾げ。

「怪しくない? それなら大丈夫、私はレイヴン」

単純な面があるのかあっさり挨拶。杖は片手に、余った片手でやっほー、な仕草で。

「……………………多分」

そしてある意味当然の質問に関して、レイヴンは顔を背けた。教育的によろしくない。
部活統括などが多分やってるはず、という普段厳しい癖にこの信頼感である。もちろん、不意の雨乞い申請なんてできるわけがない。
485エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)22:01:47 ID:q7l
>>483
>>484
レイヴンの呟きにこちらの気分も軽くなり、うきうきとした表情になるエリシア。循環である。
そんな、何をしているでもないのに幸せそうな二人。そこにかかる声は、何やら事務的な話だった。

「しんせー?……ってなに?」

雨乞いはエリシアが主導で行っているものでもないため、知らないのも無理はない。
が、申請という行為そのものに心当たりが無いのもいかがなものかという気もする。
そっぽを向いたレイヴンの顔を覗き込むようにして、知らない制度の子細に興味を示すのだった。
486ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/12(月)22:08:00 ID:Ai6
>>484
>>485
貴女自体はしていないのね?
【光沢が全くない真っ黒な目が、レイヴンへじとっと視線を送りますよ】

今の場合、こういうことを私達はこの場所でこういうことをしますよって先生に伝えることね
【怖いと思われませんように、と内心思いつつ笑顔に切り替えつつエリシアへ説明を】

まあ、私が居れば危ない時に無理矢理終了させられますから暫く監督させてくださいね?
【これはレイヴンの方を見て言いますよ】
487レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)22:16:19 ID:0jB
>>485>>486
コクン、とレイヴンは素直に頷いた。反省が見当たらないのは彼女自体は悪いことでないと認識しているからだろう。

「……お許し、もらうこと」

ざっくり過ぎる説明。ディアナがした以上無意味かもしれなかったけれど。

「……構わないけど、そもそも上手くいってない……」

ズーン、とした様子だ。供物式は成功率が高いのだが、魔法陣単体ではどうにも難しそうだった。
というのも、そもそも雨雲を召喚する魔法陣ではなく水魔法の魔法陣からやろうとしているので仕方ないのだが。

ガリガリと先程つけた円を向かい側に描き、そこからまた二つ追加。とりあえず、最初の魔法陣の上下左右に円が追加された状態になった。

「……エリーと……貴女、危ないかも、離れて」

以前、魔法陣でやったら水が逆噴射してきたので、とりあえず注意を促して魔法陣に水色の光を浮かび上がらせた。
488バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/12(月)22:21:58 ID:4Ff
青年バルドイードは、高等部である、年齢としては然るべき時に大学部へと進学するであろう、学園の中ではかなり年齢の高い生徒の一人である。
年齢と強さがあまり比例していないこの学園でも、やはり年下に負けるのは嫌だという矜持が青年にはあった、故に。

「……くっそ、やっぱり火の魔法だけじゃ限界があるな……」

今日の青年は修練場に居た、常に生徒でにぎわっている印象のあるこの場所だが、その日は放課後にしては人もまばら……それは或いは修練場に陣取る不良の如き青年のせいかもしれないが。
その手に炎で出来た槍などを構え、修練用の自動再生カカシを睨み付けながら呟くその青年、使う魔法と威力故か、その姿は非常に目立つものだった。
489エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)22:23:42 ID:q7l
>>486
>>487
二人の説明に、おーっと分かっているのかいないのか分からないような声を上げて。
まあ雨乞いには必要で、レイヴンが知っているのならやっているのだろうと思ったようだ。

「なんかねー、みたことないの!」

沈んだレイヴンの陣を指さして、ディアナにこれが未知の陣であることを伝えるエリシア。
まあ、いつも通りの説明っ足らずなのでそれで理解できるかは分からないが。

そしてレイヴンの忠告に首を傾げながらも、ディアナの隣までとてとてと歩いていく。
レイヴンの様子を二人で眺めて、何が起こるのかを見届ける構えだ。
490フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/12(月)22:29:00 ID:VKa
>>488
「ふわわ……今日も疲れたのだ……。
 ……片付けが済んだらごはん食べに行くのだ……。」
人もまばらな修練上にやってきたペンギン(の着ぐるみ)
彼女は生徒でありながら、訳合って学園の雑用に従事する義務がある。

今日の仕事は修練上の後片付け。
バルドイードの姿には気づいた様子もなく、掃除を始めるのであった。
491ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/12(月)22:29:36 ID:Ai6
>>487
>>489
変に周りに被害を出したらおしおきよ?《魔力喰らいの闇の障壁》!
【陣を描くのには邪魔にならない程度に距離を置きました】
【そして、まるで平面に見えるほどに黒い闇の魔力による防御を張りましたね】

貴女は雨乞い部というわけではないのね?危ないと思ったらしゃがみなさい、私が守るから
【部活の者なら知っているのだろうしと偏見で判断!】
【防御の為の闇の幕をエリシアの顔が出るくらいの高さに一旦調節しますよ】
492レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)22:36:17 ID:0jB
>>489>>491
「……無意味な迷惑はかけない」

何故か胸を張るが、そもそも不意の雨自体が迷惑とは思い付かないので仕方ない。止めるものが不在だとこんな調子である。

「……詠唱不要……ただ魔力だけ……」

残念エリシア。レイヴンはしていないのである。
申請頻度自体が半端では無さそうなので、一度は怒られたのかもしれない。
ブツブツと何か呟くと魔法陣の線から浮かび上がった光は輝き、キィンという音が響いた!

ドオォンッ!!

「…………あー…………」

魔法陣から巨大な水柱が発生して中心にレイヴンを上空に吹っ飛ばしたようです。完全な失敗ですね。
幸いにも魔法陣の外には吹き上がった大量の水が小雨のように降り注ぐのみで終わっていますが、魔法陣があったところは軽く削れていますね。
そしてレイヴン、このままだと多分木の中に突っ込んで葉っぱの中から逆さにコンニチハすることでしょう。心底驚いたような顔で。
493バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/12(月)22:37:04 ID:4Ff
>>490
……さて、青年にとってのその存在は、修練場を訪れたペンギンの着ぐるみは、一体どのような存在に見えたのだろう?確かに青年の瞳はその姿を捉えた。
着ぐるみを着ているが故に相手の年齢性別所属その他諸々は不明、そんな存在が掃除をしている、となれば……用務員とかそういった類のものに見えていたのかもしれない。

「……ちょいとそこのペンギン、俺と付き合ってくんねーか?」

そして彼にはちょっとした思い込みがあった……用務員は先生と同等の存在、つまり強い!そして今の青年は自分より強い相手と戦って、自らの力を高めたいと思っている!
そう、たとえその状況が、無垢な着ぐるみに絡む不良にしか見えない状況だったとしても、青年は大真面目に相手を誘っているのだ……さてはて、望む回答は返ってくるか否か……。
494エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)22:40:14 ID:q7l
>>491
>>492
「おー?なにこれ……ぴっ!?」

ディアナの気遣いもどこへやら、エリシアはむしろ防壁の方に興味を示したようで。
恐る恐るといった調子でつんつんと指でつつけば、魔力が少し座れる感覚に慌てて手を放す。

そして、響いた音に顔を上げれば、水の柱に打ち上げられるレイヴン。

「わわーっ、待ってー!!」

盛大に吹き飛んだ彼女に慌てながらも、重力魔法で浮き上がってレイヴンを追いかけ始める。
495フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/12(月)22:40:50 ID:VKa
>>493
「むむ……誰だね……?」
声を掛けられ、ようやくバルドイードの姿に気が付いたペンギン。
掃除の手を休めてそちらに振り向く。

「こんな時間まで修練か、ご苦労様なのだ。
 時に、僕に何か用かね、君?」
どうみてもペンギン……の着ぐるみ。
……果たして本当に、こんなのが強い奴と目に映るかどうかは疑問だが……
496ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/12(月)22:45:11 ID:Ai6
>>492
>>494
これは……
【大丈夫かしら?おしおきの前に保健室送りかしら?】
【そんなことを思いながら、闇の魔力を伸ばしてレイヴンをキャッチしようとしますよ(魔力吸うとか疲労の力は抑えつつで)】

ふふっ、私の魔力にはあまり触れない方が良いわよ?
【エリシアのしぐさやリアクションを見て和んだようですねこの人】
497バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/12(月)22:48:47 ID:4Ff
>>495
「んあ?あぁ、俺はバルドイード、ここの生徒会の一人」

そう言えば名を名乗るべきだったか、失敗したと言わんばかりに頭を掻き、とりあえずの自己紹介をする青年。
庶務……というか雑用係というか、その称号はあえて言わないでおいた、生徒会であること以上に何かを教える必要性は低いし……何より下っ端っぽくて非常にかっこ悪い!

「ま、簡単な用事さ、ちょっと俺の修練に付き合ってくれりゃいいんだ」

ニッと笑ってそんな風に言い切る青年、修練に付き合う、その言葉だけなら何をすべきか分かりにくいところだが……彼の手に在る炎の槍の切っ先は、相手の方に向けられていた。
或いは想像出来るかもしれない、彼の言う付き合いは、それ即ち手合わせ、このちんちくりんの不良みたいな生徒会庶務と、多少本気でぶつかり合ってくれという要望だと。
498レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)22:50:58 ID:0jB
>>494>>496
エリシアが追い付く頃にはディアナの魔力にキャッチされて腰簑を盛大に垂れさせながら逆さ向きでこう呟くでしょう。

「……失敗ー……」

果たしてこれを失敗で済ませて良いのだろうか、それ以上浮かばない様子だが、少なくともレイヴン自体に不味そうな怪我は……見当たらない。
ただし、杖は木に刺さっていた。手放すのも仕方なかろう。

「……あれ? ……どこ?」

下ろされてから尻餅つくように座ると手に杖がないことに気付きました。衣装は水に濡れた程度なのが不思議である。
499フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/12(月)22:57:24 ID:VKa
>>497
「バルドイード君、よろしく。
 僕はフレズベルグ、見ての通りただのペンギンさ。
 あと、この度新設された農業部の部長なのだ。」
恭しく頭を下げて自己紹介。

「ふむ。つまりは、僕と組手を、と。
 ……心得た、僕で良ければ相手をしよう。」
冗談の様な恰好の着ぐるみペンギンからは、意外と素直な返事が返ってきた。
軽く準備運動をすると、距離を取ってバルドイードと向き合う。

「さて、それでは。
 よろしくお願いします。」
ご丁寧に一礼、そして軽く構えを取る。
心無しか、その着ぐるみに魔力が行き渡っていくのを感じるだろう。
500エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)22:58:07 ID:q7l
>>496
>>498
「うー、わかったーっ」

触ってみた感覚からも分かる通り、どうやらディアナの言う通りだ。
障らないように気を付けながら壁越しにレイヴンを窺っていたところに、この水柱。

「だいじょーぶ?……んっ」

そして闇の魔力でとらえられてレイヴンを心配そうに眺めるエリシア。
どうやら平気そうだとわかると、近場に引っかかっていた杖を引っ張ってきてレイヴンへと渡す。
少し遅れて追い縋ってたためか、杖が飛んでいく様子も見えていたようだ。
501ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/12(月)23:02:38 ID:Ai6
>>498
>>500
失敗を認めるのは良いわ、その失敗のツケ……払って貰うわよ?
【地面を直せ、と言いたげな視線を送りますね】
【闇の魔力を身に纏いながら、さっきレイヴンを受け止めた方の闇の魔力を蠢かせますよ】

貴女、そこの杖……そうそう
【レイヴンの杖が刺さっている場所は分かった】
【エリシアにお願いしようとした時にはエリシアがレイヴンに渡そうとしていたので感心してます】
502バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/12(月)23:04:34 ID:4Ff
>>499
「いや、ただのペンギンっつーか……いや、いいや」
「随分ノリのいいペンギンだな、助かるぜ」

ありがとう、と少し嬉しそうに笑う青年、その人となりを見て逃げるような不届き者もたまには居るのだろう。
相手が着ぐるみであること自体はどうやら気づいているようでどうにも歯切れが悪いが、まぁ手合わせ前にそんな些事は気にすべきではなかろう。

「おぅ、高等部三年、バルドイード・フォン・ホーエンハイムがお相手する」
「……お手並み拝見といくぜ?フレズベルク!」

豪、その槍が僅かに強く燃え盛る、相手を見据えたその瞳を僅かに煌かせながら青年は、少し古風にも思える長い挨拶を吐いて。
その言葉の刹那、修練場の地面を蹴り疾駆、一気に相手との距離を詰めれば手に在る炎の槍を振り上げ、一閃、相手の頭上へと振り下ろす。
503レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)23:05:53 ID:0jB
>>500
「……だいじょーぶ。ありがと、ケガなかった?」

どことなく何かをうっすら吸われてるような……そうでもないような感覚に疑問符を浮かべながら、杖を受け取るとよしよしと頭を撫でた。
流石に勢い強いとわかっていたのか、エリシアとディアナにも心配そうな目を向けた。

「…………お金? ……もう少し待って」

ちなみに今水柱の方に視線送るとどういうわけかまた噴出していますね。噴出しては収まり、周囲に小雨を降らせるとまた噴出――を先のと合わせて計四度繰り返したところで収まった。
土魔法使うとか発想にないのか、せっせと周囲の土を削っては補填して平面になるようにしようとしています……がいつまでかかるのやら。
504レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)23:06:31 ID:0jB
>>503
/申し訳ない>>501への安価忘れです……
505フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/12(月)23:09:50 ID:VKa
>>502
「………ほぇあ!!!」
少々気の抜けた掛け声と共に、手羽先を頭上に交差させ、
振り下ろされた槍を真向から受け止める。

それはただの着ぐるみでは無さそうだ。
魔力的な強化を受け、耐久性もパワーも並みでは無い。
燃え盛る炎も意に介していない、耐火性もある程度あるのだろう。

「…………失礼!」
そして繰り出されるペンギンキック。
バルドイートの腹目掛けて、取り足が繰り出される。
506エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)23:11:51 ID:q7l
>>501
>>503
レイヴンに頭を撫でられると、心地よさそうな表情できゅっといつも通り抱き着く。
そのままディアナの方まで戻っていくと、なにやら地面に手をかけ始めたレイヴン。
一度ディアナの方を見て、またレイヴンへと視線を向ける。これは、手伝った方がいいのだろうか?

「……! えりーがやるーっ!」

そして何やら思いついた様子でレイヴンに引いてもらうと、抉れた周辺の地面を液状化させる!
重力に引かれて水平になったそれの中に、一度とぷんとエリシアが使ってすぐに中まで浮かぶ。
地面は戻った。……しかし、地面は液状になったままだ。エリシアの腕ならば、5分としないうちに収まるのではあるが。
507バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/12(月)23:20:22 ID:4Ff
>>505
「……こりゃ、見かけによらず……!」

一山いくらの着ぐるみ程度なら容易く灰にするくらいの火力を持つ青年の炎、それは命中した時点でその存在を焼き尽くす非常に危険な炎!
されど受け止めたその着ぐるみに青年の覇気も急上昇、ニヤリとむしろ楽しむような表情を浮かべればその腹に僅かに炎が集まる。

「……はっ、お返しだ!」

その炎は盾となり、相手の蹴りを僅かに和らげる、しかし一定入る衝撃にその表情は僅かに歪む、然れどもそれだけでは終わらず。
衝撃で僅かに後ろに吹き飛ばされるその道中、青年の周りに顕れるはいくつもの炎の矢、それは青年の足が再び地に着くその瞬間までに相手に殺到し、牽制と共に相手を貫かんと迫る。
508フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/12(月)23:28:32 ID:VKa
>>507
「ふむ。君は焔使いか。」
蹴りはまともに腹を捉えた、かと思えば炎の盾に阻まれる。
そして飛来する無数の火の矢。

着ぐるみにさらに魔力を巡らせると、
その黒いボディがさらに硬質化していく。

飛来する矢をまともに受け止めると、
その表面が少し焦げ付くものの致命打には至らないようだ。

「ふむ、良い火力なのだ。
 ……しかし、僕の装甲もなかなかのものだろう?」
その耐久性、特筆すべきものがある。
509バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/12(月)23:36:14 ID:4Ff
>>508
「どうも才能が偏っちまっててな……!」
「あぁ、簡単に燃やせない相手ってのは、中々見ない……から」

青年は恐ろしいほどの火力を持っている、が、一点集中型の弱点はバレれば対策が容易いという部分だ、それを踏み潰すくらいの火力を出すことも不可能ではないが……。
不利になることには変わりない、相手の硬質化が炎に対するメタかどうかはともあれ、焔では燃やせない相手というものに相対することもあるだろう……が。

「アンタを倒せれば、俺は一つ先に進めるわけだ……楽しいな?」

生憎青年はそれで諦めるようなおりこうさんではない、むしろ諦め悪く笑い、その打開策を探るタイプの馬鹿野郎だ。
とんと小さな音立て地面に着地、その手にある槍を間髪入れずに振るえば、その長さは槍に見合わぬほど長くなり、相手を横薙ぎするに足るほどに、迫る。
510フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/12(月)23:42:27 ID:VKa
>>509
手羽先に魔力を集中させ、黒いオーラを纏ったそれは強靭な刃と化す。
横に薙ぎ払われた焔の槍を黒い翼の刃で受け止め、凌ぐ。

そのままバルドイード目掛けて駆けるペンギン、
もう片方の手羽先にも黒いオーラを纏わせ、鋭い突きを鳩尾目掛けて放つ。
511ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/12(月)23:50:48 ID:Ai6
>>503
>>506
貴女の小遣いは関係ないわ、ちゃんとそこを片付けるまで許さ……エリーちゃん?はなんて優しいのかしら
【微笑ましそうにエリシアをディアは観察しますよ】

レイヴンさん?一応風紀委員として報告しておくので楽しみにしてなさい?
【流石に危ない結果であったので、委員の仕事としてはしなきゃと思ったらしく】
【ディアナさんはこの場から移動します】
512バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/12(月)23:51:16 ID:4Ff
>>510
「……≪我欲するは庇護の祭壇、我生むは守衛の土地≫」

その槍が受け止められ流されれば、ふっと消失する槍、その手から槍を手放した青年はその両手を地面につき。
その口から漏れるは今まで行わなかった詠唱、それは炎の物では決してない、聞く人が聞けば分かるであろう、それは土属性の魔法の詠唱。

「≪我の望みに応え出でよ、地の祭壇≫!」

豪、響いたその音は炎の燃え盛る音ではない、鳩尾に相手の刃が突き立てられるその直前、突然生えた土の砦が青年を高くまで押し上げ、その突きを砦が受け止めるに至った音!
無論青年は土の魔法を使いこなせるわけではない、それはすぐに崩れ落ちる脆い砦、それでも、再び生み出した火の槍を、頭上から相手に突き下ろす不意打ちをするには、十分だ!
513レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)23:54:45 ID:0jB
>>506>>511
「……えっ? ――――わー」

促されるまま引くと、液状化した地面が視界の中に広がって、土まみれの手で拍手をするのである。エリシアすごいと言わんばかりに。
液状の地面をつついてみるのは、好奇心からだろう。

「ありがとエリー……だいじょーぶ? 土、付いてない?」

浸かったエリシアを心配そうに周りを回って観察するレイヴンも、いまだ乾かしてないのでびしょびしょの状態である。

「…………うぅ」

ディアナの言わば死刑宣告とも取れるような台詞にレイヴンは珍しく雨以外のことで落ち込みと震えを見せるのであった。

(……雨乞い禁止になったら……辛い……)

いや、やっぱり雨のことであった。移動するディアナの背中をしゅんとした様子で見送るしかなかったのであった。
514フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/12(月)23:57:38 ID:VKa
>>512
「………!」
ペンギンの放つ漆黒の刃はせり上がる土壁を貫き穿つ、
しかしそこにはバルドイードの姿は無く……

そして頭上から放たれる焔の一閃!
上からたたき下ろされたその一撃をまともに受け地に倒されるペンギン、大きな隙を晒す事に。
515バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)00:02:45 ID:1UQ
>>514
「へ、俺、一応こういうのも得意でな」

崩れ落ち、砂に返り、虚空へと消えゆくその土の砦、一撃を放った青年はそのまま着地し地に伏した相手に目をやる。
それが好機だと悟るに一瞬も要らず、間髪入れずに青年は相手の元へと踏み込み、相手を突き刺さんとその槍を振ることだろう。
それは相手の抵抗がなければきっと、相手の首元すれすれの地面に突き刺さることだろう、実戦なら死んでいた、恰もそう言わんばかりに。
516フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/13(火)00:10:53 ID:2Qi
>>515
「まだまだ……!!」
すぐさま飛び起き、突き立てられた槍を躱すペンギン、
そのタフさはやはり凄まじい。

「なかなか器用だな、バルドイード君。
 一介の学生にはそぐわぬ戦闘力……只者では無い。」
距離を取り、乱れた息を整える。
その装甲こそ頑強だが、中身にはそれなりにダメージはある様だ。
517エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)00:16:40 ID:RZm
>>511
>>513
ディアナとレイヴンから称賛を受けて、自慢げにうれしそうに空中で回るエリシア。
まだまだ地面は固まりそうにないが、一先ずこれで整備できたと言っていいようだ。
レイヴンが見回すと、確かに土はついていない。ただ液状化した泥のようなものが、身体から滴り落ちてはいるが。

「……レイヴン?」

そして、ディアナの言葉に落ち込みを見せた彼女を、心配そうに見つめるエリシア。
励ますようにきゅっと抱き着くも、その体はまあ泥まみれと言って差し支えないもの。
雨乞い衣装を液状化した土でさらに濡らしながら、エリシアなりにレイヴンを励ますのだった。
518バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)00:17:33 ID:1UQ
>>516
「うぉっ……!まだ起き上がれるか……!」

その槍は虚しく何もない地面に突き刺さる、視界から一瞬消えたペンギンにさしもの青年も少し驚き、起き上がった相手を追って視線を上げた。
完全に入ったと思ったのに、そんな風に思えば……笑みも零れる、想像以上の強者に出会ってしまった、或いはそんな風な思いと共に。

「はっ、アンタこそ、その動きにくそうな見た目にしちゃ随分と強いじゃねえの」

額に浮かんだ汗を拭いつつそう嘯く、実際のところ、青年は相手の見た目から相手の実力を見くびっている部分があったのだろう、それを補う強さがあるとは思っていたが。
そして……相手のタフさとは裏腹に、強力な魔術を連続で行使する青年は、非常に体力が少ない、このまま戦闘が続けば不利になるのは確実だ。
故に、攻める、ばっと突き出した手に顕れるは火球、それは相手の元へと射出され、衝突する直前破裂、火炎をばらまく危険な技だ。
519レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)00:21:25 ID:nha
>>517
「エリぃー……」

暗雲立ち込めた未来(レイヴン主観)を危惧してか、いつもの自信はなかったレイヴン。
エリシアの励ましを嫌な顔も思いもしないまま受け入れるとぎゅう、と強く抱き締めたのであった。

なお、衣装は後に洗濯されて綺麗になったという、スゴイ。
520フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/13(火)00:25:52 ID:2Qi
>>518
「僕は戦闘ホムンクルスなのだ、多少は戦えると自負している。
 ……そして我が魔導装甲、その性能は随一なのだ……!」


「……いや、まぁ、僕は普通のペンギンなのだがね、実際。」
戦闘ホムンクルスだの魔導装甲だのなんだの言ってたが、すぐさま否定。

そしてバルドイードから放たれる火球。
返す刀で、こちらも嘴を開くと、そこから咆哮と共に放たれる強烈な衝撃波。
両者は真向から衝突……
相殺されるが、はたまた火球の威力が優るか……
521バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)00:31:26 ID:1UQ
>>520
「……そういうことにしといてやらぁよ」

元より普通のペンギンだとは思っていないが、それはそれとして相手の設定に野暮な突っ込みをいれて台無しにするような神経を青年は持っていない。
何故なら彼も自分の世界を持つ中二病患者だから!……一緒にされたくない?それはまぁともかく。
轟音と共にぶつかり合う衝撃波、そして火球、辺りに吹き荒れる衝突の余波……そしてその二つの巨大なエネルギーは、見事相殺されることだろう、だがその相殺は決して力の均衡を表すものではない。

「……お、らぁ!」

そう、長引いてはいけない、その前提条件がある以上、その相殺は青年にとっては痛手となりうる、既にその手にある槍の勢いが緩んでいることからも伺えるはずだ。
故に青年には焦りが見え始めることだろう、余波が消えるか消えないかの内に相手に突っ込んできて、その腕にある槍を振るい相手を横薙ぎにせんとする、それは確かに高威力の一撃として放たれるだろう。
522フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/13(火)00:38:31 ID:2Qi
>>521
「受け止めてばかりでは……ないのだ!」
薙ぎ払いを、今度は上空へと跳躍し回避。
バルドイードの頭上で華麗に一回転すると、
落下しながら浴びせ蹴りを放つ…!
523バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)00:42:32 ID:1UQ
>>522
疲労、というものは、こと戦闘においては知らぬ間に人を蝕む毒のようなもの、蓄積すれば動きが鈍くなり、最後には動くことすらままならなくなる。
そう、青年の判断は、そして反射神経は鈍ってしまっていた、回避されたことへの反応も、続いて頭上に放たれた蹴りも、反応できれば炎の盾を作れたはずだ。

「……っな、ぐ……!?」

しかし、疲れのせいか彼が頭上のそれに気づくのは一拍遅れ、結果として何の対応も出来ぬままに青年は蹴りを喰らうことになる。
ぐらりぐらりと揺れる視界に倒れる、宛ら先ほどの意趣返しが如く、今度隙が出来るのは青年の方、そして。
生憎ながら青年は、目の前の相手とは違い、それほどタフではない。
524フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/13(火)00:48:12 ID:2Qi
>>523
その一撃は確かな手ごたえ。
頭上からの蹴りを喰らわせ、後方へ跳び一旦距離を取る。
体勢を崩したバルドイードへは追撃をかけない。

「……ふぅ……。
 さぁ、バルドイード君。まだやれるかね!?」
525バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)00:54:33 ID:1UQ
>>524
「……はっ、舐めんじゃ、ねーぜ……!」

或いは、追撃を掛けられればそれで終わりだったかもしれない、だが目の前の相手はこの試合を、死合いを続けることを望んだ。
なれば青年もそれに応える、少しの合間を置けば痛みも治まり回復する、ダメージと疲労は蓄積しているだろうが、それでも青年の瞳の光は失われない。

「俺にトドメを刺さなかったこと……後悔させてやる!」

そんな宣言と共に振り抜かれるその槍、されど距離をとられたその状況で振られた槍は、誰がどう見ても空振りの、無駄に体力を消耗するだけの一振り。
だが……或いは気づくかもしれない、その一振りと同時に、ペンギンの背後がまるで弧を描くように燃え上がったことを……気づけば対処の容易い一撃。
しかし気づかなければ、突然の炎の雪崩、後ろの炎の壁が崩れ襲い掛かるその一撃を、いなしきるのは非常に難しいはずだ。
526フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/13(火)01:02:15 ID:2Qi
>>525
「ふむ、良い闘志なのだ……
 ……行くのだ、バルドイード君!」
続行を望む相手に、全身へさらに魔力を滾らせ黒いオーラを纏う。
その手羽先を重い刃へと変え、もはや疲労困憊と言った青年目掛けて駆けようと……

「………!!」
そこへ、背後から押し寄せる焔。
燃え盛るその奔流に飲み込まれるペンギン。
527バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)01:08:15 ID:1UQ
>>526
豪、正しく炎の雪崩、質量をもったその炎は壁の崩壊と共にフレスベルグを飲み込み。
……されど一切の熱さを相手に伝えることなく、まるで綿の塊に飲み込まれるような心地いい暖かさだけを残してその一撃は終わることだろう。
優しい炎(カインドフレア)……青年の炎は、一切の熱を相手に伝えない、そんな不思議なほどのコントロールが可能な炎であるが故に。

「……へ、見たかよ、この……」

だが、その炎は……とてつもない体力を使う、そして青年の体力の残りは……生憎ながらほとんど残っていなかった。
それを証拠に、そんな最後っ屁を残した青年は、相手が炎の雪崩から抜けるころには修練場の地面に倒れ伏していることだろう。
僅かに聞こえる寝息の音、魔力の消費を回復するための眠りとでもいうことだ、非常に分かりやすい、戦闘中断の合図であった。
528フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/13(火)01:18:31 ID:2Qi
>>527
焔の渦が止むと、そこには真っ黒焦げになった焼き鳥、もといペンギンの姿。

「……むむ……
 ……お見事、バルドイード君。参ったのだ。」
その絶妙な火力調整故か、中身は無事な様子。
しかし着ぐるみもとい魔導装甲は業火に焼かれほぼ機能を停止してしまった様だ。
ぶすぶすと煙を上げながら、敗北の宣言。

「……おや、寝てしまった。
 ……風邪を引いてしまうよ、バルドイード君。」
その場に倒れ、寝息を立てるバルドイードを担いで、保健室へと運び込むのであった。
529エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)01:37:37 ID:RZm
ここはお馴染み、使われなくなった教室の前。
いつもバーラントが私物化しているこの場所は、エリシアにとって真に教室でもある。
少し離れた位置に軟体質の猫を追随させて、若草色の小さな姿が扉を叩く。

「ばーらんとーっ!」

その声は本人としては気を使った、じかしまだまだ大きめな声量で。
530バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)01:47:25 ID:WqA
>>529
その声の後に部屋の中より聞こえてくるのは、いつぞやと同じ、何かが崩れ落ちるような音。
少し小走りな足音が鳴り響き、目の前の扉が少々乱雑に開かれるのである。

「……キミには何を言っても無駄みたいだな。まあいい、入ってくれ」

器用に作り物の顔を歪ませ、呆れた表情を見せながら、素直にエリシアを招き入れる。
しかし、態度は相変わらずであるが、内心はまんざらでも無かったりするのである。

「キミの言っていたろこねえに会って来た。なかなか有意義な時間を過ごせたよ」

ついでに以前、彼女の姉である人物に会った事も付け加えて。肝心な部分は言っていないが。
531シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)01:49:26 ID:nha
今日も今日とていつも通り、調理室から出てきたシャディはぐーっと伸びをして亜麻色の髪の誰かを見送った。

「さーてと……今からどうしよ。お昼にしよっかなー」

そんなことを呟き、尻尾をゆらゆらとマントの下で揺らしながら歩き出そうとしていた。先程まで何かしていたことを匂わせる発言ではあった。
額の帯は相変わらず第三の目を隠していたが。
532エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)01:53:20 ID:RZm
>>530
エリシアは声を潜めたつもりだったので、首を傾げながらも教室へと入る。
少し遅れて軟体質の猫が、しっかりと追従して。

「ほんと?えへへーっ……」

バーラントにそう告げられれば、自分が役に立てたようで顔をほころばせる。
その反応を見る限り、ロイコは約束通りエリシアに事の顛末を話してはいないように見受けられるだろう。

「……あれ、なんだっけ?」

そして、ふと研究室の端に見覚えのある物体。スクイバコの残骸であるそれを見つけて。
なにやらおぼろげな記憶に引っかかったようで、また首を傾げた。その胸元に、ハート形のロケットを揺らして。
533ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/13(火)02:01:32 ID:OLs
>>531
「はー、腹減った……」

学舎の一角を更地にして反省房にぶち込まれたニヴァは、結局最後まで自分の非を認める事は無かった
その所為で拘留が長引き、5日目の今日ようやく彼女に根負けした審問官によって外出が許されたのである
なんと彼女はこの間一切食事を口にせず、一滴の水も飲まないという徹底したハンストを決行していたらしく
このままでは命が危ないと、ユルい人間基準の健康診断にしたがってまんまと脱出を成功させたのだ

「つーか、あの保健委員はどこだよ?」
「見つけ出して絶対息の根止めてやるからな……」

ぶつくさと物凄い量とトーンで発される独り言はまるで誰かと会話しているようだ
目は虚ろで顔面は蒼白。五日間に及ぶハンストのせいでマナも栄養も枯渇しかけている
流石の悪魔といえど、これほど長い期間何も食べずにいれば弱るもの当然だ

「ぅあっ……わり……!」

シャディの顔を柔らかな感触が不意に包み、その小さな身体は跳ね飛ばされるだろう
ロクに前も見えず歩いていると、シャディに思い切り正面からぶつかってしまったようだ
ニヴァはそこそこ身長があるせいで、こういった衝突では大概競り勝ってしまう
534バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)02:05:11 ID:WqA
>>532
「ん? ああ、コレか。そういえばあの場にキミも居たんだったな」
「ならば見覚えはあるはずだろう? あの元凶となった箱だ。少なくとも見た目は、な」
「気になるのは、あの夢の中で見た物が現実にあることだが……。その辺りはまだ検討中、と言った所だ」

現在は、彼の私設研究室内にてインテリアの一部として、机の端に置かれているあの箱。
以前と比べ、研究室付近を浮遊する魂の数が、心なしか増えていることから、その性質は完全には抜けきっていない事がわかるだろうか。

「さて、キミがここに来たという事は、あの時の続きをやりに来たと考えていいんだろうな?」
「前回は憑依で終わっていたからな。使役も学びに来たんだろう?」

思い起こせば、以前の特設授業では死霊術の憑依の初歩を教え込んだばかり。
あの時提示されていた残りをやりに来たのだろうと、彼は思いこんでいるようで。
535シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)02:08:23 ID:nha
>>533
「むぁっ? ……おー、深刻そう」

文字通り、いや下手すると大袈裟なくらい撥ね飛ばされた。
そのまま壁か床にすわ激突かと思えば――黒い円の中に入っていって、平気そうにぬっ、と上半身を出していた。
ペタペタ自分の顔を触って何があったんだろ? と思いながら見上げるとド素人でもわかる相手のヤベエ様子に這い出てきて。

「どうしたの? 保健室行くー? 何か食べるー?」

影の手で背中を擦ろうとしながら話し掛けた。一連の事情は知らないので多目に見てやってほしい。
536エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)02:14:36 ID:RZm
>>534
「えりーも、これがあったー!
 そのはこ、もうだいじょーぶ……?」

胸元のロケットと栞を取り出して、同調するエリシア。
あの日の不思議な夢もそうだが、どうも様々な物品が残されているということもなかなかに不可解な現象である。
エリシアの場合は、特にあの場での見覚えが無いロケットなので不思議さも一段深い。もっとも、本人はさして気にしていなさそうだが。

「んーとね、見て見て!―――《すぴりっと・ぽぜっしょん》!」

そしてどうやら魔導書も持ってきていないらしいエリシア。いったい何のつもりかと思えば。
しっかりとは見せていなかった憑依術の成果を今一度見せたかったようで、自身の身体を対象として猫霊の憑依を行う。
軟体質のそれがエリシアの身体にのみ込まれるようにとぷんと姿を消して。

「……じゃーん!」

現れたのは、四肢の先と耳、尻尾を猫のようにしたエリシアの姿。同一の依代に二つの魂が、干渉しているようには見えないが。
537ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/13(火)02:19:39 ID:OLs
>>535
「あ゛?テメーを保健室送りにしてやろうか」

保健室と聞けば凄みながら謎の迫力ある顔付き
ヤンキー漫画の如く頭上に「!?」と謎のマークが浮かんでいた

「じゃなくて!何か食べるだって!?何か持ってんのか!?」

ブンブンと首を振って画風が変わっていた顔を元通りに直すと、シャディに詰め寄る
彼の能力だとか、影の手が何をしようとしているのかとかにはあまり興味がないらしい
というよりも余りにも空腹なのだ
食べたい。バナナカタツムリの丸焼きが、オオムカデの素揚げが!
黒トカゲの干物であってもむしゃぶりつきたい状況だ!
538シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)02:25:24 ID:nha
>>537
「ひッ!? 絶対やだ! あわっ」

知った相手ならまだしも見知らぬ相手に脅されると多少驚くようで詰め寄られたところをバックステップ!
して後ろによろけた! これはカッコ悪い!

「え、え? あ、うん、お腹膨れるかわかんないし、好きかどうかわかんないけど……ちょうどこういうのなら」

若干取られた距離の中、マントの下を漁るように手を突っ込んで、取り出したその手にはクッキーが何枚か入った袋があった。残念、シャディはあまりゲテモノは持ち歩いてはなかった。
だが。

「あ、でも苦手だったら……食堂行く?」

まだ多少の警戒の色は見えているのだが、まあこのまま逃げるとなんとなく怖そうというだけでこの追伸。さてどうでる?
539バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)02:27:20 ID:WqA
>>536
「恐らく問題ないはずだ。ボクも何かに使えるかとは考えたが、あの時のような強靭な力は残っていないらしい」
「またあの時のように、よく分からん場所に閉じ込められて、余計な時間を使わされるのも困るんだが」

エリシアの所持物に同調するように、机の中より同じく栞を取り出して。
強い力を持つ箱は、彼としてもありがたい物なのだが、それによって振り回されることになったのも事実。
その元凶が手元に残っているのは、何とも複雑な気分になる訳で。

「おお、キミもそれなりには使いこなせるようになった……」
「うん!? それは……そうか、あの時の猫と同期させて……」

バーラントの目前で繰り広げられる合体。
一つの素材に複数の魂を同時に混在させる事は、死霊術においても非常に困難であり、未だ残る課題とされていた。
彼自身も、意識の混濁が生じる状態でしか出来なかった芸当を、エリシアは成し遂げたのである。しかも目前で。

「……やはりキミの性質は素晴らしい。これは死霊術における大きな強い進歩になる……」

改めて目の当たりにするエリシアの成長に、バーラントは目を張り、眺めるしかなかった。
540ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/13(火)02:32:21 ID:OLs
>>538
「た、食べる……全然……!」

両手をゆっくりとクッキーの方へ伸ばしながら、ニヴァは口からダラダラとよだれを垂らしていた。きたない
もしそれにありつく事ができれば、きっと先程までの不機嫌さが消し飛ぶほどに嬉しそうな顔をする

「食堂も行く」

もちろんと言わんばかりのドヤ顔で拳を握りしめながらそう言うニヴァ
今の彼女の胃袋はブラックホール状態。きっとどんなメニューでもペロリだろう
シャディの先を歩いてたまに振り返り、早くしろといわんばかりの表情を向けてくる……
541エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)02:36:03 ID:RZm
>>539
バーラントも同じ栞を持っていたらしく、取り出されたそれに目を見張る。
あの時あの場所にいた全員が、これを持っているのだろうか。
なんにせよ、自らの師とお揃いというのもなんだかうれしくなってきてしまう。

「んー? すごいー?」

そしてバーラントからの想像以上の賛辞に、成果を見せたことらが戸惑ってしまう。
実際、エリシアとしては日ごろからロイコの術を知っているだけあって、「やればできる」程度の気持ちだったのだ。
あの日ロイコがバーラントに言ったように、エリシアたちには何らかの魂のプロテクトがかかっているのかもしれないが、果たして。

「………あっ、逃げたー……」

そして、もう用は済んだだろうとでもいうようにエリシアから飛び出した死霊猫。
いまだ獣っぽい手でぐしぐしと顔を撫でれば、後には元通りになったエリシアが残った。
542シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)02:37:50 ID:nha
>>540
「よだれは拭きなよー……?」

ぽすっ、とクッキーは渡されることだろう。ココアを練り込んだものや、チョコチップが散りばめられたものなど、中身の種類は豊富である。

「うん、君正直だね……まあ言い出しっぺだし良いけど」

背丈的に結構な差があるシャディは急いで着いていき、時々そちらの外見を見ていた。
そんなこんなのうちに、食堂である。そういえばあの子とも約束してたなあ、なんて思いながら。

「それで何食べるのー? えーっと……」

順番的にはニヴァが先に頼むことになるだろう。一方シャディは名を知らないのでそんな聞き方になっていた。
543ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/13(火)02:45:00 ID:OLs
>>542
「5日ぶりのメシの時間だ!コラァ!!」

食堂のドアを蹴破り、並ぶ生徒たちを蹴散らして席を確保するニヴァ
机につくなりナイフとフォークを掴み、刃先を擦り合わせて行儀の悪い待ち方をしていた

「お、来た来た……あたしバナナカタツムリ定食!」

注文を確認しに来たスタッフに迷うことなく好物のバナナカタツムリの丸焼きを中心とした定食を注文
それから追加オーダーで、なにかもう一つ頼んでみることにした

「あ、そだ……とにかくデカいのってある?」
「期間限定の特製マグマ丼?じゃあそれで!」

頼み方がモロ死亡フラグである
544バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)02:50:25 ID:WqA
>>541
「惜しむべきはキミの魂が特別と言うところか。ボクのような術師に真似の出来る芸当で無い部分がな」
「とにかく、その力はキミしか成し得ないモノだ。鍛錬を続けて、自らの糧にするんだ」

この力はエリシアたちの種族だからこそ出来る事なのだろう。仕方ないが、そういうものだ。
だが、バーラントとて死霊術の発展を願う思いはある。今は素直に新たなる一歩を祝おうではないか。

「同期出来るのであれば、使役の必要はなさそうだな。またボクと同じようにしたければ来るといい」

「そうだな、猫だけではサンプルが足りんだろう。こういうのはどうだ?」

小瓶の並ぶ戸棚から選んで取り出したのは、エリシアの目にも映るであろう、魂の込められた小瓶。
その瓶のラベルには『鷹』という文字が描かれていた。
545シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)02:51:54 ID:nha
>>543
「ごめんなさいごめんなさい」と珍しくシャディの謝罪があったという。連れてきたのは自分なので正解。

「凄いの頼んだねー……美味しいの? それって」

シャディ自身は無難にチョコレートパフェとオムライスを注文。昼飯にしては甘過ぎるのがある。

「……大丈夫? 確認せずに頼んで」

特製マグマ丼なる名前からしてシャディは恐ろしくなるメニューを聞いて恐る恐る聞いたという。
さて、届いたメニューを見てシャディは再度心配そうな顔になるだろう。

「お腹減ってるみたいだけど」
546シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)02:52:34 ID:nha
/>>545すみませぬ、最後の行はこちらで

「お腹減ってるみたいだけど、本当に食べ切れる?」
547エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)02:57:28 ID:RZm
>>544
「そーなんだ!がんばるーっ」

バーラントにそれは固有のものだと説かれれば、エリシアは納得したようだ。
こくりと素直に頷いて、今一度気合を見せた。

……もっとも、憑依解除後も残留していたことからも分かるが、身体変化の方は実はエリシア自前の力。
この同調によって得られる一番のものは、接触によってエリシアの「触れたものの気分を変える」魔術を常時かけられること。
いわば、憑依者にとってのリラクゼーション空間になれる位のものだ。さらに言うと、霊の方で解除すらできてしまうあたりまだまだ精進の余地がある。

「……おー?」

そして、受け取った瓶に書かれた文字を見て首を傾げるエリシア。
さて、これを渡してもらった意図は何だろうと、バーラントを見やった。
548ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/13(火)02:59:10 ID:OLs
>>545
「うまい。てかあたしはこれを食べないと始まらない」
「地上のヤツらはあんまり好きじゃないって言うけど……」

独特な臭みと衝撃的な見た目。寄生虫処理を怠ると死に至る危険度
まともな人間は食べようとは思わない代物だが、ニヴァはこれが大好物
成体はデカすぎて無理だが、幼生くらいなら生でツルリといける

軟体生物やトカゲ、虫など、彼女のが好む者は大概悪魔や魔族が好みそうなものだ
それもかなり古い悪魔に近く、近年の都会慣れした悪魔っぽくはない
つまり魔界のテイストが色濃く残されている……そんな雰囲気を纏っていた

「で、デカい……!」

到着したマグマ丼は赤い、デカイ、辛いの三拍子そろったまたもや衝撃的な見た目の食べ物
ギリギリ完食はできたものの制限時間には当然間に合わず、開いた口が塞がらない量のクレジットを支払う羽目になったようだった
549シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)03:09:13 ID:nha
>>548
「……うーん、まあ見た目かな? 多分」

見た目だけ見た感想を素直に出した。不思議と食欲を失うことはなかったが、まあ普通に考えると……な感じなのだろう。
自分だって一部の生物は苦手だったりする。最近だと何故かタコに恐怖が出てきた。
モグモグと自分の食事を進めていくシャディだったが、順番は特に決めていない。気が向いたらオムライス、またはパフェ。その繰り返しだ。

「…………こ、今度はきっと成功するよ、ねっ?」

マグマ丼に挑戦する勇気が湧かなかったシャディは食べきっていたニヴァに称賛と励ましを贈りつつもその金額には目を逸らしたという。
550バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)03:14:13 ID:WqA
>>547
「そうだな、今ここにあるのは鷹の魂だ。わかるか? 時折空を飛んでたりする奴のことだ」
「今キミの手元には猫の魂がある。確かに猫とは気を合わせる事が可能なのが現状のようだ」
「だが、他の動物の魂ではどうなるか?たまたまキミと、その猫の相性が良かっただけかもしれん」

バーラントがここまでの設備を整えた理由は、自らが操る死霊術の更なる発展へ向けた研究のため。
ここに新たな可能性を見つけた今、この技術の解析を進め、自らへと発展させる事が、次なる目標となる。
そのためであれば、彼は協力を惜しむことはない。

「まあ、早い話が、キミにこの魂を預かってもらいたい。どの魂にも適応するかどうかを見定めるためにもな」
「コイツをモノにするには、素材の事を教え込む必要もあるだろう。その点はボクがやるから問題はない」

次なる段階への実験を促すバーラント。
勿論、この動物の性質を知らねば、身体の変化も、適応後のより良い共存も出来ないであろう。
だがその点は問題ない。今、エリシアの前には、下部を創るために動物の構造について研究を行った男がいるのだから。

とはいえ、これを受け取るかは彼女次第。理解できなければそこまでだ。
551エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)03:23:04 ID:RZm
>>550
「……とり?うーん、どうだろー……」

バーラントの説明から、何となく手にした魂の概略を理解したようだ。そしてその理由も。
要は、猫でここまで順応したエリシアに別の動物を試させようということだ。その意図を無碍にするほど、エリシアの好奇心は甘くない。

「おぉ……!!やるやるー!」

そしてバーラントの言葉にこくこくと頷いて、鷹の魂が入った瓶を握りしめる。
また、彼から新しいことを学べるようだと、その表情は好奇心にあふれている。
思えば、エリシアは魔術産の猫の魔獣を経口摂取することによって順応しているところもあるのだ。
その代価に講義による知識が使えるかどうかは、エリシアにとっても重要な点になる。本人がどう思っているかは知らないが。
552バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)03:42:44 ID:WqA
>>551
「キミがノリ気になったようで何よりだ。ボクとしても、この結果には興味があるんでな」
「では、これは今からキミのモノだ。上手く扱ってくれ。期待している」

既にエリシアの手の中に納まっていた小瓶に手をやり、新たな門出への祝いとする。
何だかんだ言ってバーラントも楽しんでいるのだ。こうして誰かと共に学ぶことが出来るという事に。

「さて、早速コイツについての解説を始めたいのだが……確かこの辺りに置いていたような……」
「……おお、見つけた。これが先ほどの魂を抜き取った素材だ。本当は新鮮は方がいいのだがな。その辺りは諦めてくれ」

部屋の奥へと踏み入れ、再び帰って来たバーラントの手には、鷹の亡骸が握られていた。
魂を採取してから数日は経過しているようだが、別の魂が入っていたようで、保存状態は悪くない。
動物の構造を知るには実物を使うのが一番。早速、コレを用いて解説を始める。

「これが鷹だ。見て分かる通り、コイツは空を飛ぶ。しかしコイツの一番の利点は、その俊敏性にある」
「この部分が翼だが、ココがこの形になっていて、これによって高い加速性能を保持しているらしい……」

解説は続く。専門家でない一人の学生が持ちうる知識では、完全に把握しきる事は難しいかもしれないが。
553エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)03:51:57 ID:RZm
>>552
「うんっ!やったーっ」

改めてバーラントが譲渡を言い渡せば、しっかりとエリシアは頷いて見せる。
そしてもらったばかりの瓶を掲げて、上機嫌そうにくるくると回るのだった。

「おーっ、とりだ……!」

そしてバーラントが取り出した鷹の死骸を前に、感心したような呟きを残す。
唐突に死骸を出されたことへの嫌悪感は無いようだ。……思えば、スクイバコの館でも眼球と四肢を前にさほど取り乱していなかったようにも思える。
身体を指先でつついたり、羽根をぱたぱたと上下に動かしたりして、エリシアなりにそれを理解しようとしているようだ。

「うーん…… とりって、魔法でとばないのー?」

そして加速性能が身体の形状と紐づけられた地点で、エリシアに疑問が生まれたようだ。
加速や飛行なんかは、人間などでは魔法で行うくらいしかないが。そうした回路などは、動物には無いのだろうか?
554バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)04:12:38 ID:WqA
>>553
「ああ、正直分かっていない場所もまだ多い。魔法で飛んでいる可能性も捨てられん」
「だが、魔法で飛ぶ人間とは異なり、飛行が出来る動物にはこの翼が付いている事が大半だ」
「この翼を使い、飛行しているのはほぼ間違いないと考えていいはずだ。恐らくな」

まだこの世界においても、動植物の研究は完全には終わっていない。物理学に基づいた構造を全て把握できている者はそういないだろう。
バーラントの知識も、文献や自身で直接触った物が全て。完璧とはとても言えない。

「――とまあ、こんな感じか。ボクも鳥を素材に使うことはあまりないのでな。続きは本などを参考にしたほうがいいだろう」
「これから自分と同居する事になり得るんだ。知っておくことは必要だ」

それからしばらくして。バーラントの知り得る知識は披露することが出来た。
これが完全とは言えないだろうが、鷹の身体や生態に関する知識はそれとなく伝わったであろう。
後は上手く適応できるかどうか。そこから先は、エリシアと鷹との問題になるか。
555エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)04:24:11 ID:RZm
>>554
「うーん…… 魔法じゃないかも……?」

バーラントの煮え切らない回答に首を傾げながらも、翼をめくって裏側を見たり。
やはり鳥を象徴づけるのは翼だということで、エリシアの興味もそちらに傾いたようだ。
彼の知識を聞きながら、該当部位にぺたぺたと手をかけて。鷹についての学習を終えたエリシア。

「んーっと、《すぴりっと・ぽぜっしょん!》……ぶわあっ」

そして、もはや陣なしに行えるようになった憑依術でもらった魂を死骸に宿らせ、動きを観察しようと。
下から翼を覗き込んだ瞬間に、飛び上がる鷹。風圧を受けて顔をのけぞらせたエリシアをよそに、空箱の知覚に鷹は止まった。
……どうやら猫と同様、なぜかエリシアはあまり良くしてもらえないらしい。
556バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)04:39:44 ID:WqA
>>555
エリシアの飲み込みの速さには目を張るものがある。
憑依の手際の良さに関心しつつ、ファーストコンタクトへ。

「元気そうで何よりだ。コイツは少々捕らえるのに苦労してな。しぶとい奴だったよ」
「……使役術も後で教えておいた方が良かったりするか?」

鷹は忠実な動物だ。使役術を用いずとも、主人であることを教え込めば、大体の指示は聞くようになるはずなのだが。
その辺りはバーラントも専門でないので手の施しようがない。その時は、使役術の力で抑え込むだけ。

「まずはソイツを手懐ける事が第一だな。自分が上位である事を分からせてやるといい」
「ほら、お前の居場所はここじゃない。さっさと退いた!」

箱に足を置く鷹を手で追い払いながら、落ちた羽の清掃といった部屋の片付けを行う。
空き教室とは言え、物で溢れたこの部屋は、鳥が飛ぶには窮屈だろう。これも、部屋内で動物の憑依を行わない理由の一つ。
557エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)04:48:43 ID:RZm
>>556
憑依魔術の上達に関しては、種族柄という要素もあるだろう。
死霊術というより憑依というカテゴリにおいて、天性のものを共通で持つ強みである。

「うぅーっ、どうしよどうしよ………… あっ」

そんなエリシアも、霊からの反抗には無力。実際さっき憑依を解除したのも霊である猫側なのもそれを裏付けているようだ。
さらに、エリシアは生け捕りはおろか戦闘すらあまり行っていないのだ。序列を理解させろと言われても、取れる行動に引き出しが無い。
羽根を片付けるバーラントをよそにオロオロとするばかりだったが、不意に間の抜けた声を上げる。
気が付けば、軟体質の猫が鷹の背中に覆いかぶさるように伸し掛かり、首元を咥えて確保しているのだった。

この体に、捕食の必要が無くて良かった。ともすれば、バーラントの死骸ストックを一つ減らす羽目になっていたかもしれない。
558バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)05:07:00 ID:WqA
>>557
「……ボクもこういう下部を持っておくべきなのかもしれんな」
「毛やら肉やらをまき散らさなければ、もっと気軽に使えるんだがな」

現状バーラントが使役する者は人形と言った無機物が主。その辺りからも、性格や方針が見えているのかもしれない。
何処からか呼び出した泥人形と共に、鷹が散らした羽根の清掃も終え、いつもの体勢へと戻る。

「さて、今日はこの辺りにしておくか。また新しい素材を見つけに行かなければならなくなったからな」
「何かあれば来るといい。ボクはいつでも此処で待っているからな」

エリシアの元へと猫と鷹を追い立て、あの日のように彼女を見送ることになるだろう。
だがあの時とは明らかに見てわかるように、バーラントの態度は軟化していた。そこまで彼女に期待しているのだろう。

「あと、定期的にボクに経過報告に来るように。ソイツの様子も見ておく必要がある」

エリシアの退室を急かすことなく出ていくのを見送れば、人形が一礼して扉を閉める。
そしてバーラントはいつものように作業を始める。その日の彼は、普段より上機嫌だったとか。
559エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)05:17:45 ID:RZm
>>558
バーラントの呟きに、こてんと首を傾げたエリシア。
動物の死骸は、やはり何かと不自由なのだろうか。ならば鷹の方にもまた身体を用意すべきだろうか。
エリシアではなく死霊猫に上下関係を教え込まれた鷹は、うなだれながら地面に留まっていた。

「ん、わかった!じゃあ………わわっ、じゃあねーっ」

そしてバーラントの言葉に元気よく返すと、鷹を抱きかかえるようにして持って。
言い終わらないうちにもぞもぞばさばさと抵抗を見せたそれに驚きながら、バーラントの研究室を後にした。

「んー、どうしようかな……?」

そして依然エリシアには慣れない様子の鷹を腕の中に、ふよふよと帰路に付くエリシア。
使役や管理をどのようにしようかなど、頭を悩ませながら。
560ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)11:17:10 ID:zx8
ちょっと暖かくなり始めた今日この頃。ダニエルの心もまたポカポカしていた。

「これだけ暖かくなると、女子の服がどんどん薄くなってくるんだよなぁ!」

こいつやっぱり最低。そんなよこしまな眼差しのまま、今日もナンパすべく女子を探している。
彼をたしなめるものは果たして現れるか。
561ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)11:22:14 ID:keX
>>560
やあダニエル、今日もナンパかい?
【顔が幼い緑髪の少年、ウィルが話しかけますよ】
【スカートめくりの常習犯な彼はモテません】

厚着は厚着で良いものじゃないかい?
【果たして女子が薄着である必要があるだろうか?】
562ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)11:30:48 ID:zx8
>>561
「そういうお前はウィルじゃん? 奇遇じゃん」

そう答えるのは鼻っ柱のそばかすが特徴的な癖っ毛の少年ダニエルである。
もちろんモテない。

「ばっかお前、厚着だと体のラインが見えないじゃん? あの下には男のロマンと秘宝が眠ってるんだよ……むしろお前、なんで厚着がいいわけ?」

最低なロマンもあったものだ。
563ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)11:35:36 ID:keX
>>562
脱いだ時とのギャップを楽しめるだろう?
【でもそういう場面になることはありませんよね、ウィルじゃ】

それに、暖かくなり始めたころじゃあ変に風で冷えて辛そうな表情がな……
【薄着で寒そうにしている女子ってその寒さで表情が歪むから……という主張】
564ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)11:43:10 ID:zx8
>>563
「お前天才かよ! 後で談話室の暖炉ガンガンに炊くっしょ」

ダニエル最大級の賛辞。しかしやはり同じく、そんな場面に出くわせるわけもなく。早々に邪道に手を染める。

「女子のファッションって半分見栄の張り合いじゃん? 寒そうでも寒くないし? みたいな顔して、でもやっぱり寒そう、みたいな。なんつーの? 仮面の下から覗かせる弱さ、みたいな? よくね?」

ダニエルの性癖は時々ニッチだ。
565シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)11:48:45 ID:nha
ぽかぽか陽気がやってきた。生徒の心も暖まる中、シャディの心は未来の熱を見てちょっぴりブルーである。
というのはさておき、彼は誰かを探している様子であった。

「よくこの辺り走って逃げてるって聞いたけどなー」

とある廊下の曲がり角付近でシャディはうろうろしているのであった。
566ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)11:50:45 ID:keX
>>564
その場合、君は寒そうにしてないと消せよ!と女子から怒られることになる……覚悟はあるか?
【そこを懸念!】

あれ?ダニエルって痩せ我慢とかが好きなタイプ?
【そう解釈したようですよ】
567ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)11:59:33 ID:zx8
>>566
「愚問じゃん? そこにロマンがあるなら、汗だった引っ込む。それが、男っしょ……!」

無駄にキメ顔をしながらそうのたまう。

「そうそれ、痩せ我慢! なんかこう、あるじゃん? グッとくるもの。つか、ウィルはどうなんよ。痩せ我慢に限らず、あるだろ? グッとくる要素ってやつ」

いつの間にやら性癖暴露大会になりつつある。思春期の男子としては、人によってははばかられるものがあるだろう。ウィルはどちら側だろうか。
568アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)12:00:57 ID:ZTJ
>>565
『あーもー、どこ行っちゃったんですかー!』

とは廊下の向こうから聞こえる声、主人はもちろんミズハ

「……」

そしてシャディのすぐ傍の暗がりの中、同化するように屈み込み隠れる影ひとつ
よ、と言った調子で片手を泳がせるアラスミシアである
569ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)12:04:59 ID:keX
>>567
まあね、ロマンを追う姿勢は男なら大切にすべきものさ……
【批判されようと相手が格上だろうとスカートを履いている女性相手であればスカートをめくりに行くのがウィル】
【そしてその原動力はロマン!】

僕はあれだね、表情としては羞恥心が表れているのが好きかな……スカートをめくってもリアクションがないと何か違くね?
【ウィルはスケベ心を自覚しているし隠そうとはしない!】
570シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)12:06:20 ID:nha
>>568
「……この声が聞こえるってことはー――うん、やっぱり」

ミズハの声に一瞬尻尾が張ったのは多分気のせい。
くるーりとゆっくり振り向くと居ましたなんだか久しぶりなような、そうでもないようなアラスミシア。

「またイタズラ描きしたの? たまにはすぐに浮いてこないインクとか使ってみたらー?」

やあ、と手を上げながら小声で話し掛ける。それからマントの下に手を突っ込みつつ、目的の一つを探していた。
571アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)12:16:07 ID:ZTJ
>>570
「……b」

ぐ、と無言無表情でのサムズアップ
今回の落書きはなかなかの出来なのだ

「あー……」
「いいな、それ」

向こうの方を見ればドタバタとミズハが走って行くのが見えるであろう、アラスミシアは今度試してみようと頷いた
572ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)12:18:14 ID:zx8
>>569
「オメェわかるやつだなぁ!?」

とてもとても話がわかる相手と出会えて、相手の肩に腕を絡ませようとするダニエル。しかし決してナンパには誘わない。だってあの悪癖さえなければ一定な需要があることを知るがゆえに。

「羞恥心! オメェフェチいなぁ! でも、わかるわー。顔赤らめて、少しうるうるしながら怒ってくる、みたいな? 背徳感、みたいな?」

フェチいなんて言葉をダニエルに言われるいわれはない。
しかし、彼なりに同意の姿勢の様子。
573シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)12:22:54 ID:nha
>>571
サムズアップを見て「そっかー」と頷く。少しだけ見ておけばよかったと思うのは仕方ないことだ。

「そう思ってくれたなら何より、……うん、行ったね」
「はいこれ、この前お菓子くれたお返しー」

ミズハが走り去ったのを見て、マントから取り出したのはいくつかのクッキーが入った小さな袋。中身の種類は豊富であるそれをスッと渡して。

「それと、この前ぎうどん? 食べようって行っててそれっきりだったよね。行く?」
574ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)12:23:38 ID:keX
>>572
うちは代々ロマンに走っている一族なものでね!
【肩組むのをウィルは受け入れますよ】
【スカートめくりが無くても旅先の歓楽街に遊びにいくタイプだから当面はモテそうにありませんね】

そうそう!ああいう表情こそやっぱそそる物があるよね、そういう倫理観がない子のをめくった時はなんか申し訳ない……って罪悪感が凄くて凄くて
【無知シチュは苦手なウィル】
575ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)12:32:27 ID:zx8
>>574
「代々、ロマン……? 冒険者とかトレジャーハンターとか、そういう家系な感じ?」

まさか先祖揃ってナンパ師やスカートめくりを生業にしているはずもあるまい。そう判断し、別の意味でロマン溢れる職種なのかと聞いてみる。

「逆にな? 逆にそういう、なんなの? これは何? みたいなよくわからない顔されるとなー。俺も天然系の女子ナンパした時はよわったね」

そうなったら最後、なんかこめん……と言った具合に自分から仕掛けたくせに謝ってしまう小心者だ。ゆえにその気持ち、よくわかる。
576アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)12:38:23 ID:ZTJ
>>573
「おかえし……」
「……ふぅん。ま、もらう」

小首を傾げて頂きます、多分おかえしっていう動機が理解出来ないのだろう
早速袋の口を開いてひとつ手に取り食べてみる、美味しい

「……たべる、いく」

ぎうどんな提案には二つ返事でうなずくのでありました
577ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)12:40:11 ID:keX
>>575
旅人さ、便利屋紛いの事をしながら色んな国を見て回るのさ……僕の副業は自らの観光も兼ねているんだ
【ウィルは放課後に傘でどっか遠くへ飛んでは物を運んだり、魔物を狩りに行ったりと色々な事をしています】
【ウィルの先祖である初代アーモンドの旅日記(おとぎ話扱い)は地域によっては写本があったりするらしいですよ】

やっぱ、性としての自覚がある人だよねナンパにしろスカートめくりにしろターゲットにして楽しいのは……僕はナンパしないけど
578シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)12:43:44 ID:nha
>>576
ココア風味やチョコチップ散らし、飽きさせないためなのだろうが種類一つにつきの枚数はそこまで多くなかった。

「よーし、じゃあミズハ先生に見つからないよーに食堂へゴー」

そして途中なんやかんやあるかも? しれませんが食堂に入ることでしょう。仮にミズハ先生と会いかけてもアラスミシアを影に潜らせるくらいはしたはずです。
579ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)12:53:35 ID:zx8
>>577
「旅人、アーモンド……い、いやでも、それだけあっちこっち回れるのは正直羨ましいわ。俺ならいろんな国のかわい子ちゃんナンパするね」

ダニエル、何かに感づく。いやでも、おとぎ話だろ? と思いつつ、いやでもおとぎ話は事実に基づく教訓みたいなこと授業で聞いたような……と半分信じて、半分単なる偶然だろうと捉えている形。

「だな……俺たちが求めるのは、女子であって女児じゃねえっつーか? いや、こんな言い方すると怒られそうだな……つか、なんでナンパしないわけ? 意外とシャイかおめぇ」

大きくうなづき同意。やっぱりこいつとは気が合うなぁと思う最中、ナンパはしない宣言。理由がちょっと気になるところ。
580ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)12:59:56 ID:keX
>>579
可愛い看板娘がいる酒場だったら今度リストでも作っておこうか?
もしもその国に行くことがあれば便利だろう?
【ウィル自身がつけている仕事関連の日誌を読み返せば簡単に作れるし、とウィルは考えてますね】

いやあ、僕って我ながら顔が幼い感じするだろう?一人の男ってよりも男の子として見られて、本気で口説いても子供の世迷い言と受け取られることが多くてね……
【どこか遠くの空へ諦めたような儚げな視線を……】
581アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)13:04:08 ID:ZTJ
>>578
『あ、マリウントくん!アラスミシアちゃん見ませんでしたかっ?』

落書きを洗浄魔法で落としたミズハと邂逅したりした事もありましたが、無事食堂へ

「……あのアホは、すぐおいかけてくる」

辟易した風に言いながら席につくアラスミシア
イタズラをする側のセリフとしてはかなりアレである
582ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)13:08:35 ID:zx8
>>580
「ウィル、いやウィル様、是非ともわたくしめにそれをお恵みください」

ダニエル、平伏。その国に行く機会どころか、長期休暇を利用してその子に会いに行くまである。

「ウィル……元気出せって。リンゴとオイルサーディンならいくらでもやるぞ?」

慰めるための品にしてはショボいが、ウィルの気持ちが痛いほどわかるがゆえに、心から同情。
まあダニエルの場合は色々問題外なのだが。
583シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)13:10:11 ID:nha
>>581
「あっちで見かけたねー」と以前と同じように行き先を誘導しておくことも忘れませんでしたとさ。

「んー、まあイタズラってそういうものだしねー、追いかけっこつまんない? アラスミシアちゃんは自分の顔に落書きされてたらどう思うー?」

あ、すいませーん、と食堂にぎうどん二つ……アラスミシアが追加要求するならそれも加えて注文してからのほんの少しの待ち時間。
影の手がテーブルの下から出てくる辺り、返事によってはデコピンかもしれない。
584アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)13:14:58 ID:ZTJ
>>583
「つまんないとは、いってない」

くく、と喉の奥から染み出すような笑い声
まぁその辺も含めて楽しんでいるのでしょう

「……わたしは、されないし……」

影の手に触れようと人差し指ツンツン、オーダーに関して特にあれれはなさそうだ
585ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)13:16:51 ID:keX
>>582
後で羊皮紙にでも書いて使い魔に持っていかせる形で大丈夫かい?
【今すぐは物理に無理なので、と提案を】

ありがとうダニエル……貰うだけなのも悪いし僕からはこれとこ……間違えたこれを渡そう
【受け取りつつ、幸運の花の蜜を集めて作られる蜂蜜の飴とサラミを】
【蜂蜜の飴の瓶にはその花の模様が刻印として刻まれています、そして間違えたとしてしまったのはミード】
586シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)13:22:58 ID:nha
>>584
「楽しんでて良かったよ」

やられるミズハ先生の方も、多分なんだかんだ楽しんでる……はず。と思ったシャディだった。
影の手はその動きに反応してか、人差し指を向けてその指先に合わせようとしていた。手触りは……なんとも不思議である。
手のようだが、掴み所がわからない。そんな感じ。

「そういうもんかなー? あ、来たみたいだねー」

その影の手が反対側に現れると、少し頬をつつこうとしていた。その後、ぎうどんが一つずつ二人の目の前に置かれるだろう。
どんぶりに盛られたほかほかご飯、その上に乗るのは甘辛く煮られた薄切りの牛肉とタマネギ、そして付属するベニショーガ。
湯気がまだ見えるそれは出来立て盛られ立てを証明し、二人の鼻腔に直接食欲を刺激する匂いを通らせるのであった。

「いただきまーす」

両手を合わせてそんな宣言。
587ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)13:27:29 ID:zx8
>>585
「大丈夫っつーか、ダメな要素がそもそもないっつーか? 真夜中でも早朝でも、なんなら授業中だって……! あ、これ俺の部屋番号な」

その目、マジである。その羊皮紙一枚のために犯罪すら起こしかねないほどのマジな目だ!

「ニクゥッ! ……とそっちのサラサラした蜂蜜みたいなのは、ミードじゃん? オメェやんちゃなやつだなぁ」

サラミを見て目の色を変えるダニエル。普段おしゃれにお金を使い万年金欠の彼にとって、肉は目の色を変えるご馳走なのである。この二つはありがたく頂戴することとする。
そして彼は酒も見逃さない。
588アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)13:33:27 ID:ZTJ
>>586
「……、……」

お互いに楽しんでいる、という感覚がどうにも気恥ずかしくて黙る
影の指先を少し抓った

「……ん」

馥郁たる香り、これぞぎうどん!
早速頂きますなのだ、チョップスティックを幼児めいて扱いもしゃもしゃ!
589ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)13:34:00 ID:keX
>>587
じゃあ、その部屋の窓に鷹が羊皮紙掴んで近付いたら開けて受け取ってね
【伝達手段が手紙と使い魔という組み合わせはファンタジーとして鉄板!】

これは魔力回復のための魔法薬さ、だから仕方ない……酒はいける口かい?
【飲みたいなら一つ瓶で渡そうか?と言いたげな感じ】
590シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)13:41:08 ID:nha
>>588
抓られた時シャディの尻尾がピーンと立った。声には出さなかったがちょっと痛かった様子。

「僕が食べ切る前におかわりに行きそうだね」

もしやそれが作法なのだろうか? とチョップスティックを握って持つと真似るようにもしゃもしゃ……ペースはまるで敵わなかった。
しかし美味しい。少しツユが染みたご飯や牛肉とタマネギの調和がたまらない。甘いものは最高だが、これはこれで良いものだ……。
仮におかわりしていたなら、それを食べ切る前か、もしくは食べ切って待っていればシャディも完食しているだろう。満足そうに。
591ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)13:48:00 ID:zx8
>>589
「鷹だな? 良く頭に刻み込んだ。それよりもほんと、マジで頼むからな?」

そう念押すダニエル。彼の頭の中ではもう、まだみぬ看板娘たちに想いを馳せていた。

「魔法薬か。それなら、しかなねえわな……? 俺もちょうど実家で作った体を温めるりんごジュースがあるんだけど、一本交換しね?」

もちろんそれはリンゴで作られた果実酒の隠語だ。ネポックの持ち込み検査は自身の魔法で誤魔化した。
592ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)13:55:42 ID:keX
>>591
ああ、任せてくれたまえ
【翌日には届くことでしょう】

そりゃあいいね、サイダーは好物さ
【三ツ矢なサイダーはサイダーじゃねえ!】
【ウィルはさっきの瓶(魔力が込められたミード)を取り出して交換をと促しますよ】
593アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)13:55:59 ID:ZTJ
>>590
「?……ふふっ」

おっと今度は影の指先をくすぐり始めた!

「ん……ふぅ」

と、意外な事に一杯でご満悦そうに箸を置いた
アラスミシアの空腹レベルは扱った魔力量に比例するのだ、つまり余り動いていない今はお腹もそんなに空いていない
594シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)14:00:30 ID:nha
>>593
「んんっ」とまたびくつきましたね、尻尾が震えてマントを揺らしています。
ちょっと噴き出しそうになったのは内緒であり、一旦擽られてた影の手はススー、と距離を取ったでしょう。またすぐに近付くけれど。

「……けぷ。あんまり食べなかったね? ちょっと意外ー」

食べ切って口を拭いてからの様子見。ぎうどんの器を置くとシャディは影の手でアラスミシアの指を擽り返そうとするのである。対抗!
595ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)14:09:12 ID:zx8
>>592
ダニエルは今、深い絆のようなものを感じていた。男の友情は、やはりエロスから生まれるものである。

「良くわかったな。こいつは発砲性なんよ。なにより、良く体が温まるときたもんだ」

カバンから瓶を取り出し、それを見せる。中にはたんまりとシュワシュワな林檎酒が詰まっているぞ!
596ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)14:16:56 ID:keX
>>595
【ウィルはウィルで、お互いに恋人が居なければ気が合うものだと友情を感じていますね】
【多分片方が恋人出来ちゃうとリア充しやがってこのやろー!ってなりそうとも(《イケメンコロース》を思い出しながら)】

こういうのは血行?というのを良くするらしいからね……つまり体を健康にする薬さ!
【蜂蜜酒を瓶ごとダニエルへ差し出しますよ】
597アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)14:21:41 ID:ZTJ
>>594
「あ……」

逃げられたのを不満そうに、口を開いた

「そんなにいつも……食べるわけぃひゃぁっ!?」

淡々と無表情に話していたが、擽ぐられればビクッと震えて甲高い声!意外なリアクション!
598シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)14:25:58 ID:nha
>>597

「わぅ!? …………ふふふー?」

擽り返した当人ですらこの驚き! まさに意外性に驚いた形!
しかし、その反応を見てイタズラ心溢れる表情でアラスミシアを見ていた。
ぎうどんの器が片付くと、それはもう面白そうに影の手が近付いた。ただし、今回は頬ぷに。

「今みたいな反応だと、楽しいよねー♪」
599ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)14:30:21 ID:zx8
>>596
そう、友情の間に色恋など不要。いや、やっぱり色は必要か。
とにかくその手のことは余計なトラブルを生むものだ。
だから、ほんのひと時恋人がいたことは、言わない方がいいだろう。鼻毛祭りはしたくない。

「ちげえねえや! 何より、心も温まるっしょ?」

そう言いながらも受け取ったミードの栓をあけ、ぐびりと一口。
お前もやるか? という表情で林檎酒の瓶を差し出す。
600ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)14:36:21 ID:keX
>>599
そうだね……うん、美味しい
【受け取り、林檎酒を楽しみます】
【ご託を並べど、うまいから呑む!それに尽きる】

それじゃ、僕は仕入れに出掛けるからナンパ頑張って!
【当然のように瓶一つの中身を飲み干して、ウィルは傘を取り出すと学校の外へ飛びます】
【ダニエルを少し応援しつつ、必要なものを買いに行くのでした】
601アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)14:38:53 ID:ZTJ
>>598
「……!」

闇のオーラを放ちながら睥睨!ちょっと涙目!恥ずかしかったんだろうね
ふにょんと頬の弾力、デコピン(強)で払い除ける!
ギリリと歯軋りが聴こえてきそうだ!
602ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)14:43:33 ID:zx8
>>600
「だっしょー!? 俺んとこは田舎でも、リンゴだけはうめーのよ!」

やはり実家で作られたものをうまいと言ってもらえれば、ちょっとは嬉しい。嬉しいのでミードも飲んでしまう。

「ありがとよーう! ウィルも何し入れるのか知らんけど、頑張ってこい!」

アルコールも入り、上機嫌になりながらウィルを見送るのであった。
ちなみにこの後教師に見つかり、飲酒についてこっぴどく絞られた。
603シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)14:46:17 ID:nha
>>601
「イタッ! ……お、怒ったー?」

デコピンであっさり弾かれ失せた影の手、やっぱり地味な痛みは来るようで自分の指先抑えてる。
様子を伺いつつも、何か楽しそうである――かなり前のことだがとある教師に呆れられたことを今やっているのである。
反応見てみたいよね! 根っこからこうなのかもしれない。
お詫びのつもりなのか、ぎうどんの後には合わぬかもしれない、しゅわしゅわシャンメリーが渡されるだろう。
604アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)14:53:19 ID:ZTJ
>>603
「……べっつに……?」

怒った?→別に
要するに少し怒っています、覚えておきましょうテストに出ますよ

「ふん……」

立ち上がって去り際、シャンメリーをしっかりと受け取るら辺まぁそこまで怒っているな訳ではない模様
ともあれイタズラする側としてはこのアラスミシアも、なかなかな逸材ではないでしょうか
605シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)14:58:06 ID:nha
>>604
(怒ってるね!)

イタズラ仕掛けた相手がこの反応の場合、怒ってる。
シャディのこれまでのイタズラ録によりそれは刻まれていた!

「あ、もう行く? じゃーねーアラスちゃん。今度は一緒に何かしよっかー」

イタズラか、はたまた別の何かか。それはまだ決まってないがそんなことを別れ際に告げてシャディは見送るのだった。
606ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)19:26:51 ID:keX
【ああ、緑髪の少年は今深く悩んでいる……】
【どこか遠くを悩ましげに見つめては溜め息、それを繰り返して……】
607エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)19:36:46 ID:RZm
>>606
そんな姿を後ろから見つけ、彼の隣に座り込むロイコ。
ころころと何かを口の中で転がしている様子、雨でも食べているのだろうか。

「どうした、そんな風に黄昏ちゃって」

徳に視線を合わせることもせず、何の気なしに聞いてみる。
608ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)19:41:08 ID:keX
>>607
はぁ……いやあ……ね?
【深い溜め息、そして弱々しい声】
【凄く真剣に何かを考えてそうな表情を浮かべております】

どうしたものか……いっそ運に身を……ううむ
609ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)19:45:57 ID:RZm
>>608
「運任せも時に面白いが、懸念がある以上は自分で決めた方がすっきりするよ?」

悩みの種類にもよるが、運任せで決めてしまったものというのは後々何かしらの後悔を残しがちだ。
唸りながら悩むウィルの頭に手を乗せて、ぽんぽんと軽く叩いてやる。

「答えが出るかの保証はないが、まあ聞くだけなら聞いてあげるよ。どうだい?」
610ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)19:48:48 ID:keX
>>609
悩みは我ながら凄くしょうもないんだ…………
【しょうもないとかいいながらも、まるで恋煩いか進路の悩みかのように深く悩んでいる様子】
【ウィルは恥ずかしいのか、唇が重い】

……………………夕飯、どうするかなって
611ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)19:52:41 ID:RZm
>>610
「ああ、非常に重大だ。一日の最後の食事を何で飾るか…… 悩ましいね?」

それは非常にくだらなくもあるが、生物として最も根源的な欲求。食にまつわる悩みであった。
ただ、美味しければ大体満足するので運任せで決めてしまってもいい部類の悩みではあるが。

「それで、メニューに目途は立っているのかい?案が無ければ運任せにもできないだろう」

どこからかサイコロを取り出して、それを四方から眺めながら。飴玉を舐めているロイコはそう口にした。
612ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)19:56:59 ID:keX
>>611
案としては……食堂で何か頼むか、町へ出て酒場で……いや市場で適当に魚介類を買って酒で蒸すのも捨てがた……おっと
【目の前の者はそういえば教育者側では?】
【いやしかしあくまで候補として挙がっただけなのでセーフ!】
【寧ろ教師で僕が酒飲んでるの知らない人居ないだろうし今さらかあっはっは、的な思考になっているウィル】
613ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)20:04:39 ID:RZm
>>612
「お、君は自炊ができるタイプか。選択肢の幅が広がるねぇ?」

流石に学内の規則も、調味料として自室で酒を使う分を規制することもできまい。
それが理由かは分からないが、ロイコはウィルが口を滑らせた言葉にさして反応するでもなく。

「まあ、せっかく悩んでいるときに学食で手早くというのもなんだか勿体ない気もするな。
 だったらいずれも街に出ることになるだろうし、そこから考えてみたらどうだい?」
614ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)20:11:19 ID:keX
>>613
よし、じゃあ良いものがないか探しに町に行くか……先生はどうする?
【来るなら奢りますよ?と】
【この生徒、金には困ってないタイプの人間である】
【僕一人よりも二人の方が面白そうという理由で誘うのです……!】
615ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)20:18:22 ID:RZm
>>614
「お、随分と気前がいいね?……まあご一緒はしようかな」

まさか生徒の方から、金まで出すと誘いが来るとは。
少々ウィルの金銭感覚に面食らいながらも、ひとまず同行は決めたようだ。

「一応言っておくが、無理はするなよ?君からはもうキャンディを頂いていることだし」

どうやら舐めている飴は、ウィルの蜂蜜キャンディのようだ。……ロイコに渡した覚えはないはずだが。
616ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)20:25:54 ID:keX
>>615
よし!とりあえずそうだな……港がある方の町へ行こう、内陸の魚は塩漬けばかりだからね
【あれ、結構しょっぱくて飽きるよなあと】
【どうせ町で探すなら選択肢は多い方が良いと校門へ歩きますよ】

え、キャンディ?
【いつ渡したっけ?あるぇー?ってなっていますよ】
617ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)20:31:32 ID:RZm
>>616
「今日は海鮮の気分かい?いいねいいね。
 流石に朝市のような鮮度は期待できないが、それでも内陸よりいい」

出身が海底だけあって、海産物というのはロイコをして心躍るものらしい。
僅かに声を弾ませながら校門を出て、移動手段はいかなるものになるだろう。

「ん?あぁ、エリィに貰った」

そう言って手だけ擬態を解けば、彼にも見覚えのある軟体質が顔を出すだろう。
……つまるところ、エリシアに飲酒を唆したのも筒抜け、なのかもしれない。
618ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)20:39:10 ID:keX
>>617
仮に海の幸じゃなかったにしろ、港には色々な物が集まるものさ……外へ出すついでに卸されたものや、外から入って来たものとかね
【あと、塩が他と比べて安かったりして味付けがしっかりしやすいとか】
【国とか地方によって違うのでしょうが、まあ大体こうだろうという経験則である】

エリィ……ああ、エリシあっ姉かあ……そうだ、ロイコ先生は空飛べたりしないかい?
【ウィルの故郷では5歳くらいの頃にはもう酒飲んでるからセーフ論、そしていきなりの素顔に驚いてますね】
619ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)20:47:52 ID:RZm
>>618
それとなく飲酒教唆を窘めたつもりだったが、悪びれもしないウィル。
まあ、彼なりに節度などはわきまえているようだし、あえて事を荒立てることもしなかった。
こういう時、まだ実習生であるというどっちつかずの立場は言い訳に便利である。

「ふふ、良いね良いね。
 海運はリスクも大きいが、やはり交易の要だからね」

ロイコの方がよく知る、海には巨大な魔物も生息しやすい。
だが、航路さえ確保してしまえば海運は運搬効率などでやはり優位なのだ。

「空?……うーん、僕は無理かな」

擬態を解いた手をじわじわと戻しながら、風のエンチャントだけは纏って。
620シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)20:52:22 ID:nha
校舎近くの森の中で黒いマントを羽織った小柄な少年が同じくらいの背丈の真っ黒な人影と対峙している。
怪しい現場か、と思うかもしれないが少しすると少年と人影は鏡写しのように同じ動きを始め出した。

「うーん、繋げればやっぱり一緒かー。冷えるにはいいけど」

イエイ、とハイタッチをする二人(?)を目撃するあなたは何を感じるだろうか。
621ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)20:53:27 ID:keX
>>619
使い魔に乗るのと、僕にしがみつく……地面でガタガタ激しく揺れるのが許容できるなら他の手段もあるけど、ロイコ先生は移動手段どうしたい?
【プランAはウィルの使い魔を魔法で巨大になってもらって背中に乗せてもらい飛行】
【プランBは素早く激しい風魔法で飛行するウィルに純粋な腕力でしがみついて飛ぶ】
【プランCは馬車のような車輪がついた陸のヨットと言わんばかりの乱暴なもの(風魔法必須)】
622ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)20:58:45 ID:RZm
>>621
「また随分と強硬だなぁ。
 ……まあ、気流くらいは僕の方でも何とかしようか。よろしくね?」

そう言って手を差し出して見せるロイコは、どうやらプランBを選択したらしい。
一応風魔法も教導可能レベルで習得しているロイコは、乱れる気流を相殺するくらいのことはできる。
エリシアのように軽くもなれないが、まあ何とかなるだろうか。
623ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)21:09:50 ID:keX
>>622
怖いのは気流よりも慣性だよ、先生
ゆっくり加速減速するようにするけど、腕が疲れたとか落ちそうな時は教えて欲しい
【ある程度前への飛行による体感的な向かい風にしろ、傘へ送り込む魔法による風にしろ魔力でコントロールすればある程度背に乗せている人への被害は抑えられる】
【しかし、加速しきるまでの体感的な後ろへ引っ張られる感覚やら減速で前へ突っ込みそうになるものは風魔法じゃどうしようもないのです】

じゃあいこうか、しっかり捕まって!
【ロイコ先生がウィルの背にしがみつけば傘による飛行の始まりだ!】
624シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/13(火)21:12:50 ID:fNE
>>620

シャミルは薬草や果実を採集する目的で森を訪れていた。手に持った籠には色々な植物がいくつか入っている。

「う、うわっ」

真っ黒な人影に真っ先に目が行ってそれを魔物だと勘違いしたのか、木の陰に隠れると頭を抱えてぷるぷる震えて怯えている。

(ま、魔物と仲良くしてる……危ない人だ)

シャディのことは危険人物と認識。気付かれないようにと願いながらこっそりその場から逃げ出そうとしている。
625ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)21:18:35 ID:RZm
>>623
「なるほど。まあ、留意しておこう」

さすが飛行を自前で持っていないロイコと違って、経験者の注意は実践的だ。
そう言ってウィルの背中にしな垂れかかるようにしがみつけば、いざ飛行。

「……おぉ、流石に風が強いねぇ!」

歓声に逆らわないように力を抜いて、しかしウィルから離れないようにだけ気を付けて。
ばさばさとローブだけを棚引かせて、港町へと飛翔する!
626シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)21:20:16 ID:nha
>>624
「んー……?」

誰かの声を耳に聞いて周囲を見回すと、逃げるような相手を目撃。すると人影は地面に溶けて、シャディの影へと形を戻した。
まあある意味影から生まれた魔物みたいな存在みたいなものである、魔力通ってるし。

「…………あれ? 君ってもしかして――」

足音も立てずに近付くと後ろから話し掛けるのである。――もし、これに驚いて籠を落としたりしようものならシャディは影の手で器用にキャッチしていることだろう。
さて、シャミルは夢の中でダニエルの近くに居た少年であると気付けるだろうか。
627ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)21:24:50 ID:4Al
>>625
一応、この魔法をかけて……と、《風纏い》
【ウィルが傘の持ち手で人を投げる際、自分と同等(体重計で1kg)かそれ以下になるくらい風の魔法で重量を軽くする】
【その時に使う魔法をロイコ先生へかけることで、己の体重による引っ張られたりする力が小さくなるようにという配慮をですね】

なあに、少ししたら直ぐに町へ着くさ
【空気の音で聞こえるかは置いておいて、呑気にそんなことを言いますよ】
【晴れているのもあり、時間帯からか夕焼けが凄いです】
628ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)21:31:14 ID:RZm
>>627
「お、これはどーも」

ウィルの付与魔法に軽い調子で礼を言い、改めて背中にしがみ付きなおすロイコ。
変温動物としてじわりと冷えていく体温が、より密接になったことだろう。
一応、自前でも風のエンチャントをしている以上、そこまで重荷にはなっていないだろうか。

「そうかい?僕としてはもう少し景色を見ててもいいんだけど」

そして暢気なウィルの声にこちらも余裕を崩さず、ふと傍らの夕焼けを見遣る。
何にさえぎられるでもない橙が、眼下の景色を彩る様を眺めて。
629シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/13(火)21:32:23 ID:fNE
>>626

「い、いやぁ……来ないでよっ!」

声からシャディが近くに来ていると判断。
シャミルは自分の身の安全を守ることに必死で、それが誰だとか考える余裕はない

「え、えいっ!」

中身がこぼれるのも構わずに籠を全力でフルスイング。今は生きることが第一である。
630シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)21:39:03 ID:nha
>>629
籠を取り落とす、とか逃げられる、は想定していたがそれは予想外だったようで。

「んぎゃっ!?」

遠心力で中身残ってたりすると威力増す理論で結構重めの一撃がシャディの鳩尾にヒットして、木に激突――というより影に沈みました。

「……ちょ、ちょっと落ち着いて……」

流石のシャディも地面に移動した影から上半身だけ出すとタンマをかけるように手を上げた。
631ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)21:39:41 ID:4Al
>>628
普段飛ぶ訳でもなければこの景色は珍しい、か……
【加速は全力にはしない程度にしておいて、暫くは自分も周りを眺めつつの飛行に】
【ロイコ先生って女性なのだろうか?その場合これってラッキーなのでは?とウィルは考えています】

よし、後はゆっくり落下して……到着!
【傘を前から上に向けるようにして、上からゆっくり降りるように高度を下げていき町の入り口に降りますよ】
【海の匂いがする港町に着きましたね】
632シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/13(火)21:48:47 ID:fNE
>>630

「あ、あれ……?」

息を切らしながらシャディを見る。襲ってくるような素振りはなく、シャミルは落ち着きを取り戻すと夢の中で会った人物だと思い出した。

「わ、わわ……ごめんなさい!魔物と仲良くしてるように見えてつい……」

あわあわと焦りながら頭を下げる。完全に自分の早とちりだった。
633ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)21:50:16 ID:RZm
>>631
一度軌道に乗ってしまえば、後は力を抜かないだけで心地よく飛べる。
ウィルの気遣いも相まってそこそこ快適な空の旅の終着点に、今辿り着いた。

「よっと…… いやぁ、お疲れ様」

ウィルの頭をねぎらう様に撫でて、いざ港町。
海にほど近いところにある市場は、今は多少人が収まっているようだ。
反対に、飲食店街は夕飯時の今賑わいを見せているようだが、ウィルの悩みに結果は出ただろうか?
634シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)21:52:02 ID:nha
>>632

「い、いやー、こっちも驚かせゲホッ、ごめんね……」

シャディは驚かせたり、イタズラは大好きであるが、それはあくまでも恐怖一辺倒にならない場合。
相手が必死になるほど怖がらせるとさすがに不味いと感じるので噎せつつも頭下げ。

「……魔物? 魔物ってこの近くに居たっけ?」

溢れているだろう中身の一部を影の手で拾い集めて渡しながらシャディは首を傾げるが、きっと言いたくなるだろう。
その黒い手だよ、と。
635ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)21:56:12 ID:4Al
>>633
ううむ……仕事終わりの客相手に売る分の商品を出しているところはあれど、より良い商品はもう主婦に売れた後ってところかな……
【市場の方をぱっと見た感じ、そういう印象を受けたようですね】

よし、酒場にしよう!確か……あそこの飯は美味しかった記憶がある!
【冷静に考えて、材料買って学校の寮へ戻って一緒に料理だと更に時間かかるし面倒じゃね?ってなってしまったウィル】
636シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/13(火)21:58:23 ID:fNE
>>634

「そ、その腕が……魔物を使役するなんて危ないですよ……?」

魔物を使役する魔術の使い手だと考えているのか恐る恐る指差しながら。
黒い手には近付かずに散らばる薬草や木の実を拾い集めて籠に戻していく。
637ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)22:02:05 ID:RZm
>>635
「なるほど、さすが旅慣れてるねぇ」

僅かな情報から事情を推察したウィルに、称賛するような言葉を送り。
どうやら行ったことのあるらしい酒場へと足を運ぶウィルに語り掛ける。

「知ってるお店か。そこは何が美味しかった?
 多少なりとも海草なんかが扱われているようなら最高なんだけど」

酒の肴に海草とは、あまり連想できないが。
それでも種族柄好みなのだろうか、あまり期待せずに問うてみた。
638シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)22:06:01 ID:nha
>>636
「…………ああ! あ、ごめん。これ僕の影だから魔物じゃないよ?」

合点が行ったように手のひらに拳を乗っけて、説明。黒い手がスルーされた対応には、とりあえず一まとめにしてどこからか取り出した布の上に置いて返した。

「なんだろ……えっとほら……あ、火とか水とか氷とかを剣とかにする魔法って見たことない? あれみたいな感じなんだー」

要約するとそれらの魔法と同じく、影を自由な形に変えて操る……ということを説明したいようだ。
639ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)22:10:53 ID:4Al
>>637
海草か……そういえば貰い物があったな、ちょっと店主に相談してみよう
【普通の人類としては海草を食べたり消化するのはマイノリティ寄りなのかもしれない】
【ウィルは少なくとも、海草を消化するための酵素を持っていません】

やあマスター、おっと今日は護衛とかじゃないさ……ちょっと相談なんだけど、海草とかを料理したことって……ああ、ある?よし、これでお願いしても?ありがてえ!
【しかし、仲の良い同業者から渡されたコンブなる海辺の海草とノリなる海辺の藻を集めて平べったくまとめたものを店の人に渡して交渉して】
【海草料理を作ってもらえそうです】
640ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)22:18:11 ID:RZm
>>639
まあ人類としてマイノリティである以前に、異種族である故趣向の差は仕方あるまい。
もっとも、食文化が無い訳ではないので、ウィルのよしみで何とか作ってもらえるようだが。

「僕としては無ければ無いでよかったんだが…… 済まないね」

ウィルと二人で席に着くと、少しバツの悪そうな表情で苦笑して。
表などない、壁に掛けられたメニューを眺めまわして注文を見繕う。

「さて、せっかくだし魚介も頂きたいね…… 君はどうする?」
641ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)22:24:47 ID:4Al
>>640
僕はそうだな……魚の香草焼き、種類は任せるよ……それとパンとエールを頼もう!
【ロイコ先生がいてもここは学校じゃないからお酒セーフ!】
【あと焼いた魚を注文しますよ】

『このようなものはいかがでしょうか?』
【さっきウィルが渡したコンブは、蛸のぶつ切りと一緒に酢で和えたサラダ的なものになって料理として出てきました】
642ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)22:34:20 ID:RZm
>>641
「おっ、最高だ。こっちは貝の網焼きと…… 僕もエールにしようかな」

運ばれた両氏に顔をほころばせ、店主へとウィルに同調するように注文を重ねる。
ロイコにとっては海草は主食も同然なので、パンのようなものは頼まないようだ。
そして、すっとさり気なく店主へ握りこぶしを近づけて、数枚のチップを握らせる。

「君はこの街に何度か来たことがありそうだったな?
 多少遠いが、なかなかいい街だね。嫌いじゃない」

そして最初に出された水を傾けながら、軽く世間話。
643ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)22:44:55 ID:4Al
>>642
仕事でさ、人守りつつ運んでた時にこの店にお世話になってさ……
うちの故郷とはまた雰囲気が違いながらも長閑で良い町なのは確かだね
【頼んだものが運ばれてきて、エールをぐびり】
【店主はロイコ先生からのチップを普通に受け取りました】

ロイコ先生ってさっき頼んでいた海草?ああいうのが主食だったのかい?
644ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)22:52:30 ID:RZm
>>643
海草料理、もといタコと昆布の酢の物を口に運び、笑みを浮かべて頷くロイコ。
店主にとっては多少無茶な要求だったかもしれないが、いい仕事をしている。
運ばれてきた、開いた二枚貝に魚醤をかけた料理には少し手を付けないまま置いておいて。

「仕事は何だかんだ気を張るからねぇ。良い食事は疲れを癒してくれる。
 そうそう、たまには魚なんかも食べてたが、主食はこんなものだったよ」

ウィルにも色々と事情がありそうだが、特に詮索はしない。悪魔や王族なんかを見知った上では今更でもある。
エールも少し煽りながら、酢の物の皿をウィルとの間に少し差し出してみる。

「ほら、君も食べてみるかい?」
645ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)23:00:12 ID:4Al
>>644
ありがとう、仕事中なら体調不良にならないかという観点からやめとくところだけど……味は嫌いじゃないんだよ、うん
【少しだけウィルは食べてみることにしました】
【海草独特のぬめりのある触感、蛸の弾力がある触感、そして酢の酸味】
【ウィルは美味しそうに食べていますが翌日トイレと友達になることでしょう】

色んな食べ物から栄養を採れるのは良いことだよね、種族によって違う部分が多いのだろうか……
646リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)23:02:56 ID:1UQ
その学園の校庭に設えられたあるベンチは、今日も柔らかな陽の光に包まれていた。
季節は廻り、厳しかった冬も去ってその陽光は春らしい暖かさを内包している、そんな過ごしやすい気候の中で一人の少女は、ベンチに足をブラブラさせながら座っていて。

「……何よこの写真、何も写ってないじゃない……そう言えばキャップを外し忘れたのが一枚あったわね、私馬鹿なんじゃないかしら……」

ぶつぶつと呟きながらその手の中にある一枚の紙……その表面に様々な絵柄が映し出されているはずの、所謂写真というものを眺める少女、どうやらその出来には満足行っていないらしく。
眉根を寄せ端正な顔立ちを歪めながらの観察、それは麗らかな春には似つかわしくない暗さを以て行われていたが、さてはて。
647ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)23:07:19 ID:RZm
>>645
「さあ、どうだろうね?その分に関してはエリィの方が不思議だからねぇ……
 今度あの子にあったら、そのあたりのことを話してみても面白いかもしれないよ」

エリシアの経口摂取は、ロイコから見ても不思議なくらい多種多様なものを学習している。
最近だと、高価な貴金属類も同様に学習したようだ。……今度、カメリア先生にはお礼とお詫びをしなければなるまい。

「そう言えば、僕の身体もこんな風に調理すれば美味しく食べられるのかな?
 こうして見ると少し気になってくるねぇ」

そして皿の上の軟体生物をつまみながら、擬態を解いた人差し指の先を見つめる。
ナイヴァに契約と称して小指をぱっくりと食べられたことは記憶に新しい。

その後もエールを呷ったり、網焼きをけっこう吹き冷まして食べたり。
港町で過ごす夕食時も、たまにはいいかもしれないとふと思うロイコだった。
648モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)23:19:06 ID:WqA
>>646
どんな人物も休息なしで絶えず働き続ける事は困難。時には温かな日の光を浴びたくなるの人の性というヤツである。
ちょうどここにも、新たに春の陽気に誘われた人物が一人。

「ちょっと休憩ー、ちょっと休憩ー。春も近づいてきたんだねー。早く新しい子とか来ないかなー?」
「……んー、どうしたのかな? 何かお困り? 転んで擦り剥いたり?」

今回やって来たのは、制服に身を包んだ女子生徒。リナリアに比べれば歳の差は割と大きいか。
何も映っていない、白紙の紙にちらりと目をやりながら、どちらかと言うと、身体の方を気にしつつベンチに近寄るのであった。
649リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)23:28:06 ID:1UQ
>>648
「あら、別に何も怪我はしていないわ、お生憎様」
「先輩風を吹かせるのはいいと思うけれど、相手は選んだ方がいいんじゃないかしら」

相手が先輩だと言うことはおそらく一目で見てわかったはず、つまりその容赦なくすら聞こえる言葉は歯に衣着せぬ少女そのものと言うことになる。
控えめに言っても酷い話だが、さっとその体を検分しても恐らくは少女の言葉と同じ結論に至るだろう、間違っているのは言い方だけ。
……まぁ、心の中でやってしまったと後悔している最中の彼女だが、返ってくる反応如何によっては、態度が軟化したり悪化したりする、かもしれない……。
650モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)23:40:32 ID:WqA
>>649
「そっかー。ま、ケガしてないってわかっただけでも安心。ホントはしてくれてたほうが良かったんだけど」
「お姉さんとして当然の事をしたまで! これが私の生きがいでもあるのだ!」

などと言ってるうちに、自然な動きでリナリアの隣に座り、手にしている紙を覗き込む。
そっけない態度を取られたとしても、そう簡単にモカーロの精神は揺るがない。
ケガ人でない事が判明した以上、これから先は保健委員としてではなく、一人の上級生として接するだけ。

「その紙どうかしたの? もしかして、誰か気になってる人がいるんだとか……?」

思いつめた表情の下級生、そして一枚の白紙。そこから連想されたのは、女子であったなら一度は通るであろう道。
なんだってお年頃。浮ついた話に興味を持つのは誰だって同じだろう。そしてモカーロも。
結局な話、お姉さんぶっていいところを見せ、頼ってもらいたいだけなのである。
651リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)23:48:57 ID:1UQ
>>650
「してくれてたほうが良かったって何よ!怪我なんてしない方が……いや、何となくわかったわ」
「察するに貴女、治してくれる予定だったのね?それで感謝されたかったんでしょう」

ぴんと人差し指を立て、ドヤ顔でそんな風に指摘する少女、それを否定することも肯定することもせず、ただ指摘するだけ。
少女はどちらかといえば頼られるのも頼るのも嫌いなタイプ、つまり少女はこの台詞で、私は頼るほど弱い存在じゃない、というのを主張したいのだろう。
……まぁ、どう見てもただ子供が粋がっているだけなのだが。

「ち、違うわよ!別に、ただの友達だもの、それに同性よ、同性!」

くしゃくしゃと手の内にある写真になるはずだった失敗作を握りつぶし、少女はそう声を大にして主張。
652モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)23:59:32 ID:WqA
>>651
「あーはは、よく分かったねー。やっぱりあの恰好しなくても分かっちゃうものねー」
「そうです、私が歩く保健室、モカお姉ちゃんです!」

謎のキメポーズを取りつつ、リナリアに対して己をアピール。ついでに眼鏡を直し……と思ったが、現在は裸眼であり。
いくらモカーロが医療活動をしていたとしても、所属が大きく異なるので、知る機会が無かったのだろう。

「あー、お友達かー。ねえねえ、良かったらお姉ちゃんにも見せてもらえない?」
「ダイジョーブ、お姉ちゃん結構口は固いから。患者さんのプライバシーはきっちり守るよ?」

初対面の相手に対して信用を得ようとする態度ではない気がするが、ここはいったん置いておいて。
秘密にされれば気になるのが人間というもの。リナリアの言葉を信じつつも、照れ隠しをする彼女への追撃を決定。
653リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/14(水)00:06:32 ID:xqK
>>652
「分かるも何も、真っ先に怪我について聞いてきた時点で何となく察しはつくわよ」
「……言っておくけれど、お姉ちゃんなんて絶対に呼ばないからね?そういうのはもっと甘えん坊な子に頼んで頂戴よ?」

ふふんと多少偉そうに、嬉しそうに胸を張りそんな風に、恰も私の推理力凄いでしょ?と言わんばかりに言ってのける少女、勿論そんなに凄くない。
そして少女は甘えるには、欲求より恥ずかしさが先に立つタイプの初等部だ、相手の名乗りに過敏にもそう返すあたり溝は中々に深い。

「……そうね、これ、私にとってはあんまり話したくない秘密なの」
「だから、貴女のそういう話を聞かせてくれたら見せてあげてもいいわ!」

実際はそこまで隠し立てするほどのものでもないが、それでも友達の為に自分の写真を撮っているだなんて言える程彼女は恥知らずではない。
そのお話を隠すこと、そして自分がこの場面で優位に立つこと、両立するにはこの手しかない、そう言いたげに彼女は相手に条件を出すことだろう。
654モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/14(水)00:22:08 ID:Ohp
>>653
「むう、早くの私の目論みをことごとく看破するとは……ただ者じゃないねキミ?」
「ま、お姉ちゃんはいつでも待ってるからね? 何年後になろうとも、その日が来るまで待ち続ける所存だよ!」

相手が悪かったのか、年頃が悪かったのか。ともかくモカーロの欲望という名の計画はあっさり崩れ去ったのである。残念無念。
だからと言って諦める気はない。転んでもタダでは起きないのがモカーロと言う女。マイペースなだけとも言うが。

「秘密かー、むむむ……」
「……あんまり他の人には言えないんだけどね、特別にキミにだけは教えてあげる。ちょっと耳貸して?」

以外とノリのいいモカーロ。手招きでリナリアを呼び寄せ、近づいたなら、耳元かつ小声で話し始める事だろう。
この秘密が彼女の気分に敵えばいいのだが。

「お姉ちゃんね……前にこっそり保健室の備品を借りちゃったことあるの」
「しかも、その借り物は借りてる間に壊しちゃって。補充の時にこっそりせんせーに頼んで補充してもらってね、私が壊したって事はナイショで」
「おかげでしばらく保健委員の予算がちょっと足りなかった時が起こっちゃった」
655リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/14(水)00:34:24 ID:xqK
>>654
「私が私であるうちは呼ばないわ、お生憎様」
「……そもそも、私みたいな擦れた相手に呼ばれたところで嬉しくもなんともないでしょう?」

思春期であるとかキャラじゃないとか、或いはダサいと思っているとか、どうにも少女がその言葉を発さない理由はそうではないようで。
つまるところ、彼女は甘えるのがとてつもなく下手なのだ、それはとても厄介な少女の特性で、少しの沈黙の後に付け加えられたその言葉から何となく伺えた。

「あ、あら、本当に教えてくれるのね、べ、別に嬉しくなんかないけれど」
「……ふんっ、そんな秘密は私の日常よ!私の秘密とつり合うようなものじゃないわね!……」

何というか、ヒミツを教え合う関係というものに、スクイバコの中に囚われていた少女は憧れているようで、素直じゃない言葉を吐きながら耳を傾ける。
話された相手の秘密、失敗談に少女はそんな風に、服装に似合わぬやんちゃぶりを暴露しつつ応えて。
ちょっとの沈黙の後、相手の胸元に一つの紙を、少し乱暴に押し付けることだろう、それは先ほどまで少女の手にあった紙、一枚の少女自身が映った写真。

「……それ、要らないからあげるわ、失敗作だもの」

そんな素直じゃない言葉を吐きながら押し付けられた少女のたわいのない秘密は、僅かにブレている失敗作で、されどその友達に対する思いやりの詰まった一枚だった。
656モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/14(水)00:49:21 ID:Ohp
>>655
「そんなことないよー。私はみんなのお姉ちゃんなんだから、どんな子だって、呼んでくれたらすっごく嬉しいもの!」
「だから、お姉ちゃんが必要になったらいつでも呼んでくれていいからね。私はどこでも行っちゃうから!」

言い方は悪いが、モカーロは自分に甘えてくれることが何よりの幸せ。その相手に優劣は何一つ存在しないのである。
故に彼女は、誰に対してもオープンな姿勢で受け止める。問題点は、相手の事を気にしていない個所が少々あると言うことで。

「……ホントは他にも失敗しちゃった事もあるんだけど、流石にちょっとこれは言っちゃったら、冗談じゃ済まなくって……ゴメンね?」
「さて、私も言ったんだから、キミのその秘密も教えてほしいなーって!」

医者の卵たるもの、医療に関するミスはシャレにならない事態に繋がる場合がある。本当の秘密は心のもう少し奥にしまいこんで。
申し訳なさそうに笑いながら語るモカーロ。互いに共有し合うという体験は、ちょっとこそばゆい思いがあって、ちょっと嬉しくて。

「んー、どれどれ……」
「良く撮れてるねー。上手上手。私もこのくらい綺麗に撮ってもらえたらなー」

受け取った写真に写っていた絵は、素人目には上等に映し出された物に見えて。
これだけ丹精込めて撮影されてもらえれば、この被写体となった人物も光栄だろう、だなんて思いを巡らせながら。
最後にちょっとだけ願望混じりの本音が飛びててしまうのであった。
657リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/14(水)01:00:51 ID:xqK
>>656
「……言っておくけれど、私はまだ貴女のことをお姉ちゃんとは認めてないわ」
「保健委員として頑張ってるのは認めるけれど、少なくとも呼ぶつもりはないから、勘違いしないで頂戴」

そして非常に手厳しいその発言、それは或いは全員纏めて、という相手の姿勢に反感を覚えたからかもしれない。
それでも、まだ、なんて言葉を付け足すあたり、完全に相手を拒絶しているわけではないのだろう、ただ、初対面たる相手をお姉ちゃん呼ばわり出来る程、少女は素直でも優しくもないと言うだけ。

「ふんっ、私のカメラにはお友達しか写さない心づもりなの、撮ってほしいなら別の人に頼むことね!」
「……まぁ、貴女が!どうしてもっていうのなら!私が撮ってあげても別に構わないけれど!」

耳ざとくその本音を聞きつければ腕組み相手にそう断言、まだ撮ってほしいとも言われていないのに実に自意識過剰な少女である。
それはそれとして自分の写真の腕を褒められたのはきっと嬉しいのだろう、後に続いた言葉は実に典型的な天邪鬼さを演出していた。
658モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/14(水)01:14:22 ID:Ohp
>>657
「んー残念。まだまだお姉ちゃんも修練が足りないってことね。もっと頑張ってくる!」

少々方向性のズレた回答を独自に受け取り、新たな自分磨きへの一歩が決心されたのである。
独占欲にも似たリナリアの思いを受信する事は出来なかったが、その辺りは二人の考え方の違いなのだろう。

「えー、せっかくだったら撮ってほしいなー。お願いできないかな? 撮ってもらえるんだったら上手な人の方が嬉しいもの」
「ねね。キミの腕を見込んでね。どうかな?」

素直に写真を撮ってもらいたいという気持ち半分、リナリアが喜ぶ顔が見たかったのが半分。
先ほど受け取った写真と、彼女の顔を交互に見ながら、手を顔の前に立てて頼み込むのであった。
659リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/14(水)01:24:46 ID:U7V
>>658
「愚直ね貴女、嫌いではないけれど」

自分とは余りに違う、それがきっと少女の抱いた感想なのだろう、少女は恐らくそう言われれば、相手のために頑張るつもりは無くなるだろうから。
されど、考え方の違いは何も友達になれないことを示す訳では無い、寧ろ考え方が違うからこそ良い友達になれることもある、彼らがそうかどうかは分からないが。

「……しょうがないわね!撮ってあげるわ!この私に感謝しなさいよね!」

一気に顔を輝かせ、恰も頼まれたからやりましたといった雰囲気を醸し出す少女、チョロい。
懐からカメラを取り出せばレンズを相手の方に向け、相手の準備が出来ればそのままシャッターを切ることだろう。
現像をお店にお願いする必要があるため、出来た写真を見せられるのはまた後日、ということになるだろうが……。
660モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/14(水)01:37:39 ID:Ohp
>>659
「あ、撮ってくれるの? お姉ちゃん嬉しいな! こういうのちょっと憧れてたんだよねー」
「ちょっと待ってくれないかな? すぐ準備終わるから。ホントにすぐだから!」

そうと決まれば早速撮影の準備。リナリアの輝く顔で支度をする様を眺めながら、シャッターが切られるのを待つ……。
かと思いきや、モカーロよりストップの声。そしてそのままベンチより立ち上がり、校舎へ向けて走り出す。

「――お待たせ! ゴメンね待たせちゃって。やっぱり私はこのこの格好でいなきゃダメだから!」
「今度こそホントに準備完了だよ! いつでも撮ってダイジョーブだよー!」

数分後、モカーロは再び帰って来た。先ほどとは異なり、白衣を身に付け、眼鏡をかけた状態で。
すなわちこの服装は、彼女が保健委員としての職務に励む際に着用する物。彼女の意志の表れでもあり、晴れ着でもある。
どうせなら、普段の自分より、保険医見習いとしての自分を残して欲しかったのだ。恐らく多くの人間における印象はこちらの方が強いだろうが。

さて、後はシャッターが下りるのを待つのみ。いつも患者に向けた笑顔は、レンズを向けられたとしても変わることはなかった。
661リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/14(水)01:48:23 ID:xqK
>>660
「……そういえば保健委員だったわね……えぇ、貴女らしくていいと思うわ」

別に元のままでも十分、そんな言葉は喉の奥に飲み込みつつ、少女は改めて正装となった彼女にカメラを向ける。
パシャリ、響く控えめなシャッター音、そのカメラは少女らしい、恰も一般人がなんとなく練習すればたどり着ける程度の練度で以て、相手の姿をフィルムに残すことになるだろう。

「はい、撮れたわよ、普段の貴女以上に可愛く撮れたから期待しておくことね!」
「出来上がったらまた見せてあげるわ、だから、たとえ嫌でもまた会ってもらうわよ!」

撮れたとは言っても出来上がりはお預け、そんな風に無駄にハードルを上げながら少女はいつの間にかその手に握っていた絵筆で、ふと虚空に黒色の窓を描くことだろう。
その窓を背に相手に指さし、そう一方的な通告をする少女、それは素直な言葉に直せばまた会ってほしい、ということだ、実に捻くれた言い方だが。
ともあれ、そんな自身に満ち溢れた表情と別れの言葉と共に、少女の姿は黒色の窓の中へと消える、僅かに傾いだ陽の光は、あたかも彼女たちのつかの間の休息を祝福しているかのようだった。
662モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/14(水)02:04:58 ID:Ohp
>>661
「どうかな? キレイに撮れたかな? キミが撮ってくれてるんだから心配いらないけど!」

バッチリキメ顔で押されたシャッター。恐らくフィルムには、いつも通りの笑顔を浮かべたモカーロの顔が浮かんでいることだろう。
撮った後に、ピースサインぐらいしておけばよかったかなー、なんて呟いて。

「もちろん! せっかく撮ってもらったんだから、私だって見たいもん。ちゃんと見せに来てくれると嬉しいよ!」
「あ、もう行っちゃう? また何かあったらすぐ呼んでよね! 特にケガでもしたらすぐだからね! 次はお姉ちゃんって呼んでもらえるようにするから!」

自ら描き上げた窓の向こうへと去って行くリナリアを見送って、彼女の姿が完全になくなるまで、手を振って。
ふう、と一息ついた後、モカーロも自らの仕事へと赴く。学園の一角に、小さな足音を鳴らして。

「……お礼にギューしとけばよかった。今度写真見せてもらう時にやろーっと」

ちょっとだけ心残りを残して、今日も彼女の仕事が始まるのであった。これが果たされるのは、いつになるのやら。
663ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/14(水)07:24:44 ID:vSV
>>647
エリシアはどんな物を食べれるのか、か……次あったら聞いてみよう
【中の人がエリシアの食事事情、というよりは学習のために食べるあの行為は消化を伴わない同化なのではと】
【ウィルが、エリシアが金属を口に入れて何ともないのを見たら同じことを思うことでしょう】

美味しく食べれるか、と聞かれたら倫理というか文化というか……吸血鬼やゾンビなら気にしないで食べられるのかね
【少なくとも味付けをしてもロイコ先生の体だと知っていたら僕には無理だと思いつつ酒をあおり】
【食事のあとは、安定性のために魔力で巨大にした使い魔の背でもふもふしながら送るのでした】
664シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/14(水)16:00:12 ID:AID
>>638

シャディの説明を聞いているうちにシャミルの警戒心はだんだん解れてきて、魔物じゃないと分かれば恐れることはない。
布を拾ってその中身を籠の中に戻すと綺麗に折り畳んでシャディへと差し出して。

「その魔法は知ってますけど……でも影を同じように操るなんて初めて見ました」
「あの、ただ操るだけじゃないですよね?さっきは影の中に体が入ってましたし……」

影の中というのも冷静に考えればおかしな話だが、魔法や魔術は常識の範疇で語れない。
665シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)18:22:57 ID:xaC
>>664
「ありがとー」と言って布を丁寧に懐へしまい込む。

「僕も他に使ってる人ほとんど見たことないしねー、そういう君は何が得意なのー?」
「こっちのことだねー、……入ってみる? えっと、僕はシャディだけど君は?」 

そう言うと膝まで影の中へと沈め出した。この時、シャディの形になっているはずの影は円形になっているためそこに潜らせていると察せるかもしれない。
真っ暗なそこに入りたがるかどうかは、シャミル次第だ。
666シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/14(水)20:00:15 ID:AID
>>665

「私は結界魔術と花弁魔術を少し……君の魔法と比べると見劣りすると思いますけど」
「えっ、それはちょっと。暗いところは苦手なので……ごめんなさい」

後ずさるシャミル。興味が無いわけではないが、その暗闇に入る勇気はなかった。

「あっ、私はシャミルです。
そういえばシャディ君はここでなにをしてたんですか……?さっきはその、影とお話ししてるように見えましたけど」

もしかしたら影が意思を持っているのかも、そんな考えが脳裏を過った。
667シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)20:08:28 ID:xaC
>>666
「結界はなんとなくわかるけど……花弁? 良かったら見せてよー」

「そっかー、残念」と影入りを拒否されると再び地上に全身を出す。まあ怖いと言われれば否定できない空間なので仕方ないとしている様子。

「シャミルちゃんかー……えーとね、実はさー。夢から醒めたら、こんなの増えてて。で、これが僕にも扱えるかなーって思って」
「で、どれくらい操れるか試してたんだー、そういえばたまーに何か言ってる気はするね、気が利くし」

にゅ、とシャディの影、頭のてっぺん辺りから半径20㎝ほどの小さな影が出てきて、シャディもそれを指差した。勿論、シャディの頭を見ても影の元らしきものは何もない。
意思がありそうな挙動はどうやら多いらしい。飲み物を出したり、シャディがやらかすと後ろで項垂れていたり……と。
668シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/14(水)20:35:50 ID:AID
>>667

「えっと……はい」

薄紫色の花弁が一枚、シャミルの目の前に現れる。数秒経つと二枚になり、そうやってゆっくりと宙を漂いながら増えていく。
シャミルが操る花弁は二種類。防御用の花弁と、恒常性を促進する結界の力を凝縮した花弁。今回の花弁は前者である。
後者は魔力の消耗が激しいので気軽には使えない。

「や、やっぱりそれ普通じゃないですよ。頭の上にはなにもないのに……先生に相談した方が」
「術者の意思と関係なしに動くなんて危ないですし、ちゃんと制御できるようにならないと取り返しのつかないことになるかも……」

原因となる物体がない以上、頭の上のそれは影とは言えないだろうというのがシャミルの意見。魔物説がシャミルの中で再浮上。

「あ、あの私……すみませんっ!」

この場から逃げ出したくなって来て、頭を下げるとシャミルは一目散に駆け出した。
しかし動きはかなり鈍臭い。一度派手に転倒し、よろめきながら去っていく。
669シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)20:46:17 ID:xaC
>>668
「おー、綺麗な魔法だねー!」

直接ペイントでもしない限り、黒一色となる影魔法とは異なる色彩や、その繊細さにシャディは拍手を贈っていた。
新鮮な魔法とは面白いものなのだろう。

「実は贈り主に直接会ってるからどうしたものかとね! でも一回聞いてみようかなー、ありがとー」
「……そうなのかなー?」

先生に言うより前に、夢を生み出した本人に出会ったというおかしさ。しかし、シャミルの後半の意見はイマイチわかってない様子であった。
これもまた、教師たちにも聞いてみるべきことなのだろうか。
 
「あ、じゃーねー、シャミルちゃん。――――あ、あの子、ダニエル君の後ろに居た子かー」

派手に驚いてくれたなー、と呑気に思いながら転けた様子を見てちょっと心配になったのは当然か。
そして姿が見えなくなった頃にハッキリと思い出すのであった。まあ、あまり会話を交わせてないから覚えてなくても仕方ないねーとは彼の弁である。
670シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)21:37:48 ID:xaC
放課後校舎の中庭にある一本の木、その枝から逆さ釣りになって周囲をくるくると見回してる少年が居ました。
マントは盛大に地面に向かって垂れ下がっており、少年の身体からは黒く太い縄のようなものが伸びて木の枝に巻かれている状態である。

「あの事もあるしー、早いうちに見つけられると良いけどなー」

シャディ少年は廊下や中庭を通過していく生徒の中からある人物を探し出そうとしていた。非効率極まりないが……。
671ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/14(水)21:44:29 ID:V6J
>>670

そーっとそーーっと‥

【シャディの背後から、気配を殺し忍び寄るナイア。手には小さな紙袋を持っている。】

誰の事探してるの?

【ニッコニコ笑いながらシャディに話掛ける。
驚くかなぁと内心期待?】
672シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)21:49:15 ID:xaC
>>671
いーないぅんっ!?

【さっきまで見てたはずの方向からいきなり話し掛けられるとシャディでも驚く様子で、勢いなのかぐるぐる回転が暫し続いた】

……あ、ナイアちゃん、えーっと確か……あ、そうそうナイアちゃん探してたんだよー
二つ用があってさー

【ビックリしてて一瞬何を聞かれたのか忘れた様子だったが、逆さ釣りのまま思い出して返答】
【降りろよ、とツッコミが入れば素直に降りてくるだろうけれど】
673ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/14(水)22:02:23 ID:V6J
>>672

あははは!びっくりした?
やっぱ、シャディ君は面白いなー

ねぇ、降りてきてよー
渡したいものがあるんだけど…

【腹をかかえて一頻り笑った後、今日限定で渡すプレゼントがある事をモジモジしながら伝える。】

えっ?2つ?むむむっ!?
まさか2倍お菓子をくれるのかな?

【脳内で様々なお菓子を想像し、思わず垂れたよだれを拭うナイア…食い意地が張っている!】
674シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)22:11:50 ID:xaC
>>673
むー、後で仕返ししてやる

【一方的なのはどうも悔しいようで何とも不穏な発言しつつ、様子を見てシュタッと降りる】
【そうそう、自分も渡したいものが……あれ、前にもこんなことがあったような?】

……たまに三倍返しって聞くけどなんとなーく意味がわかった気がするよナイアちゃん

【用意してたのはクッキーなのだが、これは普段持ち歩いてる菓子も加えた方が良いかな、と決めたのであった】
【なので、マントの下からすぐに取り出されたのはココアが生地に練り込まれたクッキーやチョコチップが散りばめられたクッキーが入った、小袋である】
【……前のと違ってロシアンではない。見た目通りであり、甘味のものもあれば、素朴なバタークッキーなどもあるので安心していいだろう】
675ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/14(水)22:25:55 ID:V6J
>>674
えー、ダメだよぉ!
仕返しされたら、仕返しし返すよ?

【終らない悪戯合戦。多分シャディの方が2枚は上手だ。】

3倍でもいいよ?
でも食べ過ぎると太っちゃうかな?えへへっ

あ、これ…お返しだよ。シャディ君、ドラジェは好きかな?

【来るもの(お菓子)は、拒まず!しかし食べ過ぎはよくないかも?自分のお腹をプニっとつつく。】
【ナイアが持参した紙袋の中には小さなミントグリーン色の円形の箱があり、箱の中身は砂糖でコーティングされたローストアーモンド。白、ピンク、水色の3色。味はどれも同じ味だ。】
676シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)22:34:00 ID:xaC
>>675
返されたらまた仕返しだ! ……終わんないね!

【無限ループに入る前にである。影の手イタズラの汎用性は高い】

その分農業部とかで動けば大丈夫さー、ほら僕も食べてるけどこんなんだし

【※甘党で自力で動いてる気配が少ないのにモヤシ系。うむ、悩む女子女性からしたら敵である】
【そして追加するように、キャンディが入った袋が渡される。しかし包装を見る限り、こちらは手作りではない様子】

ドラジェ……? 開けてみていーい?

【どうやら聞き慣れていないお菓子のようだ。もし許されれば丁寧に箱を開けて中身を見て「おぉー」と感嘆の声を漏らすだろう、実に食べてみたそうにしながら】
【あれ、目的のもう片方がすっぽぬけかけてますね、危ない】
677ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/14(水)22:47:45 ID:V6J
>>676

ずっと仕返ししてたら私達、お爺ちゃんとおばぁちゃんになっちゃうよー
【そこまでやり続けるわけがない!
ヨボヨボになった2人を想像し苦笑するナイア。】

そうだねっ♪
いっぱい働いたよー
まだまだ頑張る!

わぁ!これもくれるの?
本当に2倍なんだねっ
クッキー、食べてもいい?

【働けば食べても大丈夫!ならば沢山食べて沢山働こうと。単純犬娘!
キャンディとクッキーを貰い、大喜び!尻尾を振りながらピョンピョン跳び跳ねている。】

開けていいよー
多分、美味しく作れたと思うの!
678シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)22:53:47 ID:xaC
>>677
【お爺ちゃんお婆ちゃんになっても、どことなく元気そうなイメージになることもあるだろう、イメージ大事】

良いよ良いよー! ……むしろあげておいて「食べちゃダメ!」ってひどくないかな?

【クッキー自体の味は中々いけることでしょう、ほんのりココア風味やチョコチップの食感、サクッとする食感の中にある甘味は違った顔を見せている】

これ作れるの!? 凄いねナイアちゃん!

【こちらもキャッキャと喜んでいますね、尻尾もゆらゆら揺れています。早速とまずは白いドラジェをつまむと口に放り込むのです】

……あ、農業部で思い出した、ステラ先生って知ってるー?
679ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/14(水)23:10:48 ID:V6J
>>678

【良い意味で、いつまでも子供の心を忘れない2人でいれるかも?】

昨日ね、隣のクラスのお友達からお菓子もらったんだけど、「待て」とか「伏せ」とか言われたの思い出しちゃって…

‥美味しい!これなら、毎日食べたいかもー

【たまに犬の獣人である事をからかわれるらしい。てへへと頬を掻きながら苦笑い。
クッキーを次々と食べていく。[クッキーに変な物入ってなかった!]と内心思うが口に出すのは我慢する。】

可愛いでしょ?簡単に作れるよ!

うん、知ってるよー
すごく良い匂いで、お胸がバインバインな先生!!
680マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/14(水)23:13:09 ID:bYR
喪服に身を包んだ小柄な人影があった。
小高く盛られた土塊を眺めながら人影は静かに涙を流し、祈るように手を合わせた

彼の名前は マオ クゥニャン 児戯めいたアニミズムを魔法にまで昇華させた彼の感性は時に自らに牙を剥く

「先の戦いで四つの命が失われた」
「世界がそれを忘れようと、僕らは彼らを忘れない」
「世界の英雄に───祈りを」

中空に浮遊する鉄球が、鎖に繋がれた鉄球が、喪服に身を包んだ少年が目を閉じた
681ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/14(水)23:18:11 ID:SdA
>>680
そんな俯いた少年の背中を、遠目に見つけたロイコ。
前回の別れの微妙さもあって、少し探していたところだ。丁度いいとばかりに歩み寄る。
だが、次第にそのただならぬ雰囲気に気付き、そっと横に並ぶように立って。

「……どうした?」

声を潜めて、涙を流すマオに語り掛けるのだった。
682シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)23:19:54 ID:xaC
>>679
喜んでくれて良かったよー、ドラジェも美味しいねー……カメリア先生にもあげてみてよ
…………お手

【多分喜ぶよ! と美味しいものは分けていく精神を見せながら、何か興味惹かれたのか、右手を出してみてそんなことを】
【その後、ドラジェの作り方を聞くことだろう。美味しいお菓子作れるのは助かるものなので】

わー、照れもせずストレートに……う、うん、ステラ先生がねー
「そろそろ畑に種を植えようかと思ったので、何を植えたいか聞いてきて」って言われたんだー
で、ナイアちゃんは何かある?

【女子だからだろうか、男子の自分が言えば間違いなく変態認定されそうなことを言ったナイアを見て頬を掻きつつも、もうひとつの本題を】
【そういえば、タマネギ辺りは危ないのかな? とも考えてたりして】
683マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/14(水)23:25:30 ID:bYR
>>681
沈黙の中で(不本意にも)聞き慣れた声が耳朶を打つ
「いやなとこをみられた」と普段なら思うだろうが、今日はそんな気分じゃない

「……キャノンズを弔っているのです」
「あの戦いの日からタイミングがなかったから……遅れながら」

キャノンズ、とは彼の携帯するコウモリ型の鉄球である
先の戦い、星空の歌劇団の騒動でそれは四つにまで数を減らした
あの日までは十個だった。埋められているのは四つ。残り二つは行方不明

「ロイコ先生も祈ってください。貴方の役にもたったでしょ」
684ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/14(水)23:34:34 ID:SdA