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【短文】ここだけネポック魔法学校・九限目【推奨】

301シャディ・マリウント◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)01:05:12 ID:L6S
>>299
はーい、と返事をするシャディであったが。――素行からそれを信用しきれるかはまた別である。

「…………ハイ」

色々やれることもあって結構自由にやれるシャディだが、弁償面は容易ではない。これはもう、そうだ、影の塊の中にぶちこんで外でも保護しようなレベルで。
の前に、そもそも人から借りたものは雑に扱わないことが前提のシャディである。

「楽しみー♪ そのときは中からも食べてみよっかなー?」

そんな未来を描いていた。夜か更けるまで、なんなら他のメンバーとも会話していたのかもしれない。

だからこそなのだろう。
その後に待つ未来を、彼が直視できていなかったのは。
302ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/10(土)01:08:54 ID:8At
>>286
アーニャの課題は、こうした魔法にどう対処していくようにするかってところかな?(いやはや絶景)
【ウィルは紅茶を溢させて、満足したようです】
【魔法を引っ込めて、傘をしまいますよ】
303ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)01:11:14 ID:i3F
>>300
「そうか?……余程現実味のある夢を見たんだな。
 まあ、黒髪で教員共通のローブだ。似た者はいくらでもいるだろうさ」

一応、嘘は言っていない。ただ本質を話していないだけだ。
何となくそれを察しつつも、一先ず矛を収めておくロイコ。
そして次の反応を探ろうと、ひとつ手を打つことにした。

「それで、さっきの質問の答えだが…… いるよ。妹が一人」
304シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/10(土)01:19:36 ID:5lH
>>297
上から自らをただ見下ろすバーラント。
その在り様にシーモアは眉を顰めながらも耳を傾け、彼の名前を聞き届ける。

「バーラント……!貴様は言ったな、私を手に掛ければ怪しまれると」
「そしてこうも言った、思わず手を出したと……。」

過去を想起するようにシーモアは目を閉じ、バーラントの言動を整理し、それを彼に突きつける。
するとシーモアは意を決したように目を見開き、彼に向かって宣言する。

「ならば決闘だ!日を改めて!怪しまれない正々堂々とした場所で!思う存分に私に手を出せばいい!!」

シーモアはバーラントに挑戦状を叩き付けた!
305ニア=ヴィクトール◆m7hEgzNtKY :2018/03/10(土)01:20:11 ID:JGk
>>303
「そ、そうですよね!ちょっと早とちりしちゃいました!」

たははと少し恥ずかしそうに、笑って相手の言葉を肯定する少年、そう、早とちりであれば何を案じる必要もないのだ。
唯の夢、実現することもない夢幻であればどんなにいいか、そんな風に考えていた少年の表情が、相手の答えを聞いて一瞬強張った。

「……そ、そうなんですね!きっと先生の妹だから美人でしょう!」

ぱっとその表情を明るくしてそんな風に、世辞……と呼ぶには素直に過ぎる言葉でその回答を受け止めようとする少年、さりとてその人生経験はたかが知れている。
こんな時に相手を誤魔化すポーカーフェイスを、残念ながら少年は持っていない、その動揺は恐らくバレてしまうことだろう、夢の内容を話していない以上、彼の動揺の理由までを考えるには難しいが。
306ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)01:31:03 ID:i3F
>>305
心当たりは、ありか。強張ったニアの表情を見逃さず、目を細めたロイコ。
知っている人間の身内がいることが、何かしらの恐怖に繋がっているのだろうか。
それがエリシアかどうかは重要ではないが、その懸念は解してやらねばなるまいと思い。

「やっぱり、詳しく話を聞かせてもらいたくなったな。……場所を変えようか?」

ここが初等部が通りうる廊下というのも、ロイコにとってはよろしくない。
ニアが首を縦に振ったなら、どこか適当な空き教室に腰を落ち着けることになるだろう。
それで後の授業に支障が出るのなら、その分の補填は十分にしてやろう。
307バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/10(土)01:33:01 ID:bOV
>>304
「ほう、良い心がけだな。わざわざこのボクに、キミに手を下せる機会を用意すると言うのか」
「いいだろう。そのキミの真摯なる姿勢に敬意を表し、その挑戦、謹んで受けさせてもらおう!」

思ってもいない事だった。決闘ならば正式に相手を叩きのめすことが可能となる。
それに少々やり過ぎてしまったとしても言い訳が効く。それが魂を表出させるような事になったとしても。
これぞ渡りに船。この提案を受けない理由なんぞ、今のバーラントには存在しなかった。

「さて、ボクはキミの魂の使い方を考えることにしよう。純粋な人間の魂は、ここでは貴重な代物だからな……」
「悪いが先に失礼させてもらう。せいぜい首を洗って待っていることだ」

最後の言葉を言い放つと、主人を肩に乗せた人形は反転し、この校舎裏を後にする。
こうして決闘は正式に二人の中で取り決められた。二人の因縁はこれより始まる……。
308ニア=ヴィクトール◆m7hEgzNtKY :2018/03/10(土)01:38:16 ID:JGk
>>306
「…………えっ」

完全に安心できたとは未だ言えぬ現状に、相手の口から放たれたその言葉は少年を硬直させるに足る威力を持っていた。
思わず浮かべてしまう嫌な想像を振り払い、もし本当に悪夢が実現するならもっと早くに酷い目に合っていただろうと自分を納得させ。

「……は、はいっ、その、大したことは言えませんが!」

ようやっと頷き場所を変える勇気を得られる、余りに小心者ではないかって?悪夢で寝られなくなる少年に何を言っているのやら。
手近な教室の一つの机に座り、一体何を聞かれるのかとドキドキな少年……その手は万が一のためと言わんばかりにベルトポーチに添えられている。
309ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)01:47:34 ID:i3F
>>308
「……さて、悪かったね。付き合わせちゃって。
 まず最初に言うとするなら…… そうだな、僕は君のことを知らなかったし、危害を加えるつもりもないよ」

少年は、自身が知る者の身内に対して恐怖を抱いていた。そして、命だけは助けてくれとも。
まずはロイコ自身に害意が無いことを共通認識として、話を進めていく。

ここでエリシアとのつながりを強調することに、大して意味はない。
まずは少年が思い詰めている理由が、内的なものか外的なものかを探ることにした。
……憑依による聞き出しは、恐怖感を煽りかねないので今はやめておく。

「じゃあまずは。夢の中で…… 君は何をして、何をされたんだ?」

恐怖の根源が、ただ理不尽なものなのか。それとも自責による苦悩なのか。
310ニア=ヴィクトール◆m7hEgzNtKY :2018/03/10(土)01:55:31 ID:JGk
>>309
「だ、大丈夫です、もう怯えてなんかいません!これでも自分、男の子なので!」

その言葉の意味、幾らか自分を安心させるその言葉を聞いて、そんな風に強がるくらいの余裕も生まれたのだろう。
その手をベルトポーチから離しつつそう言ってのける、先ほどまでの様子は明らかに、蛇に睨まれた蛙のような情けなさだったが。

「えーっと……凄く怒った人達が居て、僕は、必死に逃げて……」
「……殺されかけ、ました」

その夢はお世辞にも面白いとは言えない、お世辞にも気持ちのいいとは言えない、仄暗い悪夢。
それでも少年の言い方は簡潔だ、詳しく説明したくないというのが本音だが……つまり、相手に似た存在に夢の中で殺されかけたから、あんな命乞いが飛び出した、と。
311シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/10(土)02:01:16 ID:5lH
>>307
「その玉座の高み、今の内に存分に酔いしれるといいバーラント。」
「そう遠くない日にこのシーモアが貴様を引き摺り下ろして見せよう……!!」

バーラントの売り言葉に対してのシーモアの買い言葉。
互いの言葉は抜き身の刃のような鋭さに満ちていた。
シーモアは再び自らの目的に立ち返る様に指導書を開き、がむしゃらに頁をめくり、文字の羅列を目に焼き付ける。

シーモアの記憶へと刻み込まれる文章。それは単なる魔術の知識だけではない。
これはバーラントとの因縁……その史が産声を上げた。
312ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)02:08:03 ID:i3F
>>310
言葉だけ聞けば、夢で理不尽な目にあっただけのように聞こえる。
しかし、引っかかるのは『妹』というワードに適切に反応してみせた点だ。

ロイコの姿は、短めの髪に割と高めの身長もあって、特に小さい相手には女性的なものを感じさせていない、と思う。
そのロイコに似ているというのであれば、性別に迷うか男だと思っても不思議ではないくらいだ。
だがエリシアの方は、長めに伸びた頭部や表皮のおかげで、傍目には少女にしか見えないだろう。……そういった際による、僅かな引っ掛かり。

「……相手が起こっている理由に、心当たりは?」

一応、そう聞いてみる。ここまで隠し立てをされている以上、素直に返ってくるとも思えないが。

そして、この問いを暈されるようならば、ロイコは握手をするように手を差し出して言うだろう。
幸い、言質はとってある。もう怯えていないというのであれば、受け入れられるまでは容易いはずだ。
「それじゃあ、心落ち着けて。手を貸してごらん?」なんて。
313ニア=ヴィクトール◆m7hEgzNtKY :2018/03/10(土)02:15:23 ID:JGk
>>312
「……あり、ますよ、だから……現実になるんじゃないかって、ちょっと怖かったんです」

こんなんじゃ漢とは言えませんね、そんな風に笑いながら少年はいう、それを応えることもどうやら躊躇われるようで、その言葉はお世辞にも流暢とは言えぬもの。
相手がもし、被害者の身内でないのならば、あの事件について語るのは自分に対する批判とか、或いは同情を集める行為と同義だ、そんなことはしたくない、それが少年の考えなのだろう。

「……?えっと、握手ですか?」

そして、少年は目の前の相手に対する怯えを払しょくした後だ、手を差し出されたなら少し不思議そうにしつつも、その手に自分の手を重ねようとするだろう。
少しぎくしゃくした動きとは言え、握手であれば握手としてしっかり認識できる程度に、その手にはちっかりと力がこもっているはずだ、その先の目標も達成できそうなくらいに。
314ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)02:20:51 ID:i3F
>>313
やはり煮え切らない回答に、ロイコは差し出された手をぎゅっと握る。
懸念はこうして内に抱えるより、一度吐き出してしまった方がいい場合が多いのだ。
特に、本人が望まぬ場合は。聞き手たる自分が当事者でない限りは。

『ほら、悩みが分かっているのに抱え込む意味があるかい?
 幸い僕以外は聞いていないんだ。遠慮なく喋ってしまいなよ』

触角と瞳をぼんやりと光らせて、唆す声は彼の内側から。
315ニア=ヴィクトール◆m7hEgzNtKY :2018/03/10(土)02:32:41 ID:JGk
>>314
「-----っ!」

ばしっ、と差し伸べられた手を強引に振り払う、相手が先生であるという現実も忘れて一心不乱に、恰も触れられたくない場所に触れられたかのように。
それは少年の内側に声が響いた丁度その時、何かを拒むような表情から、まるでその行動に自分自身も驚いているかのような、そんな表情で自分の腕を押さえて。

「…………ごめん、なさい」

がたんっ、荒っぽく立ち上がれば椅子も倒れて剣呑な音、踵を返して逃げるようにその場から駆け出し教室の外へ、最後に残った言葉は何に贈られたものかも知れず。
或いは内に響いたその言葉に、自分の心の中を覗かれてしまう様なそんな錯覚に陥ったのかもしれない、あの事件を……浅ましくも「やるべきことだった」と考えている自身を見抜かれてしまうと、そう怯えたのかもしれない。
その逃走の理由を語れる者はもうこの場に居ない、あるのは椅子が倒れる程に動揺した少年の言葉の残滓と、どこか遠くで響くように聞こえるチャイムの音色だけ……。
316ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)02:44:08 ID:i3F
>>315
「……ッ!」

バッ振り払われた手。想定より強かった拒絶反応に目を見開いて。
制止する間もなく駆けだした後ろ姿を、黙って見送るしかできなかった。

「……思ったより、根が深いか?」

虚ろに響いた椅子の倒れる音に、自身の見積もりの甘さを認識し。
一応、エリシアや他の人物から聞き込みを行ってから彼に当たる方がいいだろうか。
一応、今回の件は彼の担任にも伝えておこうと決めて。がらんとした教室を整えて、ロイコもその場を後にした。
317エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)20:53:08 ID:i3F
校庭に立って深呼吸を一つ、精神を集中させて。
かっと目を見開いたエリシアの足元が、不意に波打つ。
先日カメリアに教わった、物質の液状化。地面を泳げるというその方法を、さっそく試してみようというのだ。
魔法自体は成功したようで、とぷんとエリシアの姿が地面にも見込まれて……

「……ぷえっ」

頭だけをひょっこりと浮かび上がらせて。校庭に若草色の小さなドームが一つ、埋まったように見えるだろう。
318ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)21:02:16 ID:1wj
>>317
「……♪ー、♪~」
「……?……?、??」

るったらるったら、呑気に鼻唄混じりにジョギング中のミズハ
校庭を軽快に走る途中、何やらヘンテコな物体を発見!
はて何かな、と近寄り屈みこんで取り敢えず指先で突っついてみることに。尚、後頭部側である
319エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)21:10:45 ID:i3F
>>318
「……んー?」

つんつん、と後頭部に感じた感覚。
その感覚のもとを探るために振り返ってみれば、見知った顔があるではないか。

「あ!…………ミズハせんせー!」

気づいたような声から数拍遅れて、相手の名前を思い出したエリシア。
あの時に紹介し合った覚えはないが、後からロイコに聞いた名前だ。そのために思い出すのが遅れたのだろうか。

いずれにしても、地面から生えた軟体のドームが振り返ると顔がある、というだけでもなかなかの恐怖体験である。
320ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)21:15:14 ID:1wj
>>319
「シャベッター!? ……きゃ、動い……!?」
「……って、え、く、クローディアさん……!?」

突然の再開に、へにょんと尻餅!そりゃ驚くさ!

「な、何をしているんですか……そんな、地面に埋まって……!」

すわ、まさかこれが噂に聞くイジメか!?埋められたのか!?と若干の不安を孕みつつ尋ねるのであった
321ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/10(土)21:15:52 ID:CWL
//>>302は294へ、
すみません
322エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)21:19:05 ID:i3F
>>320
「これねー、もぐれるんだよーっ
 カメリアせんせーに教えてもらった!」

尻餅をついたミズハをよそに、エリシアは頭を浮かべたままじゃばじゃばと地面を泳ぐ。
よく見ると地面の色が、ナメクジの足跡めいて変化しているのが分かるだろうか。
前人から周囲の物質に魔力を染み込ませるように送り、土を液状化しているのだ。

「でもこれ、疲れるーっ……」

そして重力魔法でざっぱんと浮上すると、そのままいつものように浮遊を始めるのだった。
323ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)21:24:12 ID:1wj
>>322
「うわぁぁぁ!?」
「……あ、そ、そういう……?」

顔だけがずずいっと迫って来る絵図は、例えその表情がチャーミングであろうとむしろホラーである
しかしタネを理解してようやく落ち着いた様子で立ち上がってお尻の土を叩いて落とす

「浮けるし潜れるって、なんだかスゴいですね……大丈夫ですか?」

クスクス、と月のような笑みを浮かべながら魔力水を差し出し、なんとなくエリシアの潜っていた辺りの土を爪先で撫でてみる
324エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)21:29:06 ID:i3F
>>323
「くれるの?ありがとー!」

魔力水を受け取るとぱあっと顔を輝かせ、そのまま足を延ばして座るように着地。
こくこくと魔力水を飲みながら、ミズハのつま先に視線を向ける。

エリシアが通った後は、まだ液体のまま。なめらかな泥のような感覚を覚えるだろう。
そのまま体重をかければ、先程のエリシア同様沈んでしまうだろう。膝上くらいまでは。
325俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)21:37:35 ID:8vi
ハッハァンン──俺様という男のリクルートはこうして決まるのかァ」
「電撃的、あるいは運命的だ。俺様という男に相応しい」

ネポック魔法学園、その廊下。
壁に腰掛けながら歴史本を読む男が一人言を吐いた。
男の背丈は180程度、腰には精霊銃(魔法を弾丸として放つ魔道具の一種)が掛けられている。だがその全容は包帯に包まれて伺えない。

「──飽きたな。返すか」

特徴的なのはその服装。
下半身こそ制服を纏っているが、上半身は一矢纏わず。
暴力的な肩を怒らせながら、そして本を読みながら、彼は図書館へ歩きだした。
326ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)21:39:16 ID:1wj
>>324
「えぇ、どうぞー」
「……ひぇっ!?あ、わわわぁっ!?」

にこやかに手渡し、泥めいたそれがどんなものかとひょいっと飛び乗ってみたのが失敗である
ズブズブと沈み込み、膝上までが泥中に埋まるのであった

「……い、意外と、柔らかいんですね……?」
327エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)21:45:37 ID:i3F
>>326
ふっとそのつま先が宙に浮くのを、エリシアは黙ってみていることしかできなかった。
エリシアが辿った跡にミズハが踏み入れば、水面めいて飛沫を上げる泥。
それを被ったエリシアが次にみたのは、ざっぱんと泥中に足を踏み入れたミズハの姿。

「……ぷえぇっ、だいじょーぶ!?」

ぷるぷると頭を振って顔についた泥を振るい落とし、なんとも微妙な表情だろうミズハにふよふよと駆け寄る。
泥、というより「液体の土」に使ったミズハの周囲を、おろおろとさまようのだった。
328リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)21:45:42 ID:L6S
>>325
「……………………」

図書館に向かう彼の姿を目撃したリエード風紀委員。その姿には彼の目も一瞬丸くなった。
うん、堂々と上半身裸である。これは果たしてどのように取るべきか? と悩む悩む。
相手が図書館に向かったのを見てリエードはとりあえず追跡した。

「……まあ、理由ありなら見逃しますが、露出狂だと不味いですよねえ」

――。

「もし、よろしいですか?」

図書館に入る直前でリエードは声をかけた。怖じ気付く様子もなく。
329ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)21:50:16 ID:1wj
>>327
「あ、あはは……大丈夫ですよー」

じゃぶじゃぶと岸(?)に辿り着けば足を上げて脱出、ジャージが泥んこまみれで虚しい

「カメリア先生もさすが、色々な魔法を知ってるんですね」
「……汚れちゃったなぁ……よいしょっ!」

氷の細かい網をジャージに放ち、大まかに泥を凍てつかせ更に揮発させた
簡易な洗浄だ、あとは帰った後に洗えば問題はないだろう
330俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)21:51:50 ID:8vi
>>328

巨漢(彼には名前がない)は振り向き、リエードを一瞥。
そのまま無言のジェスチャーで「ついてこい」と促してから踵を返した。

「貴様。図書館ではお静かにという不文律を知らんのか」
「図書館のまえでお喋りはいけない。無論、入口を塞ぐこともな」

図書館をでて、曲がり角を二つ超えてから、巨漢は口を開いた。
本を読んでいたときのように壁に腰を預けながら、厳しい口調で語る。しかし、彼は半裸である
331リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)21:56:24 ID:L6S
>>330
何故自分が命令されているのだろう? とリエードは不思議に思ったが、まあ今は下手で良いかと素直に着いていった。
とりあえず半裸の男が図書館に入って大騒ぎさせないだけ良かったとすべきか。……いや廊下のリアクションも大概である。

「知っていますよ、だからわざわざ入る前に声かけしたのではないですか、後ですね」
「それ半裸の貴方に言われてもまるで説得力がありませんよ、はい」

向こうの言い分もそうなのだろうが、前提問題として彼の半裸である。とリエードは言い返した。

「半裸で図書館を利用するのはマナーとしてどうなのですか? 貴方」

ジャララ、と金属音が間近で鳴ったのが聞こえたかもしれない。
332エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)21:57:51 ID:i3F
>>329
「おぉ……!」

かわいそうなくらい泥の付いたジャージが、一瞬にしてパリっと落とされる。
そして泥が落ちた後のジャージをつついたり引っ張ったりして、その様子を確かめているようだ。……泥まみれの手で。
そう、エリシアとて泥から上がったばかり。全身に液体の土を付着させている。

「……ん、えりーにも!」

そして大の字に立って洗浄を要求するエリシア。
もっとも、氷の魔術たるそれをエリシアが受けて無事とも思えないが。
333俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)22:06:57 ID:8vi
>>331

「ふむ。俺様という男が半裸か否か」
「そこに世界の法則を捻じ曲げる力があったとは、俺様という男も捨てたものではないな」

言い争いは無益だ。
巨漢の目的は図書館を賑やかさずにすんだ時点で一先ず達成しているのだから。

「ふむ。一理ある。では俺様という男は保健室に帰ろう」
「善意ある貴様はこれを返しておけ」


保健室には予備の制服がある。
彼は善意ある第三者だ。
ならば自分は保健室にむかう。彼は本を返す。
自分は服をきれる。彼は善意の遂行。未来の読者も本を素早く得られる。
合理的だ。だが、その詳細は説明しない。なぜなら、それは面倒だからだ。

男はずいっと本を押し付けると「貴様の善意には感謝だ」と笑みを浮かべた。
334ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)22:09:12 ID:1wj
>>332
「ふふ、どうです?」
「……あっ……あ、あはは……」

カワイイな手形の泥んこ模様がぺったぺたなジャージ、苦笑である

「えぇ、分かりました」
「……目を瞑っていて下さいねー?」

ふー、と集中し手の平を翳す
キィン!と甲高いノイズが響き、氷の網が付着するのは表皮の更に上の薄皮一枚隔て付着した泥のみ!そして体組織に影響を及ぼす事なく揮発させるであろう!スゴウデ!
335リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)22:14:46 ID:L6S
>>333
「仕方ありませんねえ……」

ずい、と押し付けられるとなんとリエードはそのまま素直に図書館へと向かっていったではないか。
曲がり角を一つ曲がって消えたところで、そちらは何か思うかもしれないし、これを機に逃げようと思うかもしれないだろう。素直に保健室へ戻るかもしれない。

一方、曲がり角二つ目に差し掛かった辺りでリエードは。

「いや待て何故自分が返さねばならない? 歴史本? いや本の種類はどうでもいいのです、返すのはあの半裸マンでしょうが」

もうそのまま返しに行けよ、と一部始終を見たものが思うなかでわざわざUターンしてくるのであった。
そして半裸マン(リエード主観)のところへ戻ってくるのだろう。
もし移動しているなら彼の行き先聞いてでも追い付いてくることでしょう。

「貴方が服を着て返しに行けば良いことでしょうが! ……それとも何か服を着られない事情でもあったので?」
336エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)22:16:18 ID:i3F
>>334
「んっ!」

ミズハの言う通りにきゅっと目を瞑り、ついでに口元もキリっと結ぶ。
ガラスのような音の後で、ゆっくりと目を開けば。綺麗さっぱり泥が落ちた様子の身体。
色々な箇所を覗き込むように体を見回して、本当に泥が落ちているのを理解すると。
ばっと大の字の態勢で空中に浮いてくるくると回りながら、四肢の先まで視線をやって。

「おおーっ、すごーい!!」

空中でまだ回りながら、キャッキャと喜ぶエリシア。
337ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)22:20:25 ID:1wj
>>336
「ふふ、なかなか便利でしょう?」

元々戦場での衣服などの汚れ用にに作った魔法だが、ケガの傷口の洗浄などにも使う事が多かった為相当にデリケートな使用法が叶うのだ
因みにこれを応用したのがお手製インスタントコーヒー製造魔法、通称フリーズドライである

「……ところで、」
「そもそも、どうして潜っていたんですか?」

事の発端であり、小首を傾げながら尋ねるに値する質問
338バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/10(土)22:21:49 ID:Nn2
学園の校庭、それも人気の少ない端の方。
一人の生徒が静かに何かしらの作業を行っていた。

彼が手を振りかざせば、地面の土が盛り上がり、彼の一回りほど大きな人型の人形が出来上がる。
人形は周囲を確認するように見渡すと、すぐに主人である彼を確認し、跪いて指示を待つ。

「……まだ足りんな。奴に打ち勝つには何かが足りん」
「奴の意志を完全に叩き潰すことが出来るほどの、絶対的な何かが」

人形の出来に納得がいかない様子の彼は、ぺたぺたと人形の状態を確認していく。
339俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)22:23:54 ID:8vi
>>335

「──ふむ、帰るか」

リエードを見送ると、巨漢もまた歩みだした。
着替えると約束した手前、すぐにでも保健室に戻らねば約束を違えたこととなるからだ。


「キャー、とでもいうべきか、貴様よ」
「生憎と俺様は着替え中だ。 まァ、遠慮せずに眺めているといい」


リエードが保健室の扉を開けるころ、巨漢はナース服に袖を通していた。
着替えるついでに、このまま保健室(ここで)仕事に入ろうとしていたのだ。

「ハッハァ! 面白いことをいう。 俺様という男はこのとおりに服を着れるさ」
「破れたから半裸だった。それだけだ」

「それで、本は返せたか?」
340エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)22:26:27 ID:i3F
>>337
「うん、すごいねーっ!」

若干肌寒い感覚もあったが、所詮影響はその程度。恐るべきはミズハの練度である。
そして、ミズハの質問にうーんと少し悩んでから、空中でくるくると浮いたまま答える。

「……カメリアせんせーが、いってたから?」

要は、その使用方法はもともとカメリアの提言だったのだ。
海出身であるエリシアのようなものが使うことで、面白い移動ができるのではないかと。
そのため、エリシア自身にも意図はよく分かっていないも同然であり、こてんと小首をかしげ返して。

「……どうだった?」

その問いは、さらなる用途か実用性を聞いているのか、はたまた何の考えもないのか。
341リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)22:29:18 ID:L6S
>>339
「どちらかと言うとギャー、ではありませんか?」
「そうしますよ、少し休みたいので」

巨漢の相手に疲れたのだろうか、多分リエードからすると苦手な相手なのかもしれない。

「優先順位がおかしいと言うことはわかりましたよ、ええ」
「まあ着ているならば問題ありません、次からは服が破れたならまず服を着直すか調達するように」

それだけ言って水の一杯でも貰おうとした矢先に言葉の矢である。普通の感覚なら後ろめたくもなるだろう。

「いえ? そもそも貴方の服の事情と借りた本でしょう? ならば貴方が返すのが筋ではありませんか? それとも返せない理由でもあるのですか? あるとしてそれは正当な理由ですか?」

しれっと腕章を着け直しながら、言葉の連続攻撃。

ジノ班長が嘆くのも納得の態度であるだろう。
342エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/10(土)22:30:35 ID:tDk
>>338
何か面白そうなことがないかを探している妖精の少年が、
上空からそれを見つけるのはある意味必然だったであろう。

そして、彼は好奇心のままに近づいていき、バーラントの頭上から

「やあ、何をしているんだい?」

と、声をかけた。
343俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)22:34:49 ID:8vi
>>341

「ふむ。検討しよう」

ナース服をきちんと着込みながら巨漢は返答した。
実際にそうするかはわからないが。
かくして張り裂ける寸前のナース服を着終えたころに巨漢はもう一度「ふむ」と鼻を鳴らした。

「本を返す理由は、次の人間が困るからだ。本が図書館にある時間は長ければ長いほうがいい」

だからこそ読み飽きたならすぐに返さねばと直行したわけだが。

「では、本を寄越せ。俺様という男が直々に本を返そう」
344ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)22:38:52 ID:1wj
>>340
「うふふ、ありがとうー」

ドヤ顔だったのが、素直な褒め言葉に実際照れながら月のように微笑みを浮かべた

「あー……先生が……」
「うん、ビックリしました……」

何となくカメリアの性格的に誤解したまま納得(即ちイタズラ目的!)し、苦笑

「でも汚れちゃったりはしますねー、一応見た目は綺麗にはなっていますけどちゃんとお風呂に入った方がいいですよ?」
345バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/10(土)22:41:53 ID:Nn2
>>342
頭上より降りかかる謎の声。
どんな人間であろうとも、意識外より刺激が迫れば反射的に反応を示してしまうことだろう。
しかし、コイツは一般人ではなく魔術師、ましてや死霊術師であったのだ。

「!? 誰だッ!」

術師から配下である人形へと指示が伝わるまでは若干のタイムラグが生じる。
今回彼が放った指示は、彼らの頭上より迫る声への、反射的な迎撃であった。

主人の近くに配備されていた人形が、主人の前に立ち塞がり、その大きな腕を外敵へと振るう。
この時間差によって、この腕がエストレラへ当たる事はないだろう。
だが、彼の質量によっては、人形の風圧によって何らかの影響を受けてしまうかもしれない。
346リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)22:43:28 ID:L6S
>>343
「検討ではなく、そうしてください。女子生徒が貴方の上半身裸を見て悩んだり、男子生徒が危ない橋を渡ればそれは貴方にとっても不本意でしょう?」
「……あとその服は仕事服と見てよろしいですか?」

ナース服に対するツッコミはかなーり遅かった。水うめえ。

「まず外に出る前に服を着ればこうならなかったんですがね、半裸で図書館に行くのはセーフなのですか」
「そうしますよ……あと、貴方が途中で服を破く事態にならないか不安なので今回は同行します、よろしいですね?」

本を返してから言うことがこれである。本当に何故返しておかなかったのかと言いたくなっても不思議ではない。かくして、図書館へとレッツゴーとなるだろう。
347エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)22:43:30 ID:i3F
>>344
「……おふろ?」

なんとエリシア、お風呂を知らない!
もっとも、それも当然である。そもそも寝床が水槽であるわけだし、その必要も感じないのだから。
さらに言えば、風呂となると40度近くのお湯につかることになるのだ。変温動物にとって、その環境は十分に脅威。
だから知る必要がなかった。と言えばそれまでだが……

「なにそれ?」

こてんと首を傾げて、すたっと地面に降りた。
348俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)22:50:59 ID:8vi
>>346
「ハッハァ! 俺様という男はサービス精神旺盛だ」
「そうみられるなら否定はせんさ」

「あァ、これは仕事着だ。ごらんの通りに保健委員の仕事着だ」

彼は嘘を吐かない。彼は単純な男だからだ。
できない約束はしないのだ。

「議論に意味はない。貴様という男も、そろそろわかれよ」
「あァ、ついてくるがいい。なんなら貴様も借りるがいい」
「ありふれた戦争史だが、夜景学院という組織の逸話は痺れるぜ」

巨漢はしめやかに図書館へむかう。リエードもむかう。
到着すれば彼はその巨躯に見合わぬ態度で受付へ本を返すだろう。
349ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)22:51:28 ID:1wj
>>347
「えっ? あー……」

そういえばとロイコとの会話を想起、種族的な事柄も少しばかり既知であった

「お湯に入って、体を温めて汚れを落として疲れを取る……って、言うんでしょうか……?」
「とっても気持ちいいんですよー」

はてさて、しかしエリシアが湯浴みすればどの様になるかまでは今一つイメージ出来ていない
350エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/10(土)22:52:23 ID:tDk
>>345
「うわっ!」

バーラントの声とそれに続く人形の攻撃に、慌てて距離を離し自身の安全を確保する。

「っとと。
…ちょっと驚かせてしまったみたいだね」

人形の振るう拳の風圧で飛びかけた帽子を直しつつ、そう声をかける。
351リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)22:59:05 ID:L6S
>>348
「いえ、それで不祥事を起こされると今度はこちらが困るんですよ、見せるならキチンとした場所でお願いします」

「……ええ、仕事着で安心しました、ええ本当に」

サービス精神は結構だが、やるなら場所弁えろと。そして仕事着と聞けば怪訝そうな目はすっかり消え去った。
切り替えの早さは褒めるべきだろうか。

「自分はリエードですよ、半裸の方。その時無意味でも交わせば変わるかもしれないでしょう?」

「そうですね、貴方が服を着るのも忘れて読んだ本でしょう、多少の興味も湧くというものです」
「夜景学院というのは、そこに出る団体の名前ですか?」

そして、返された本は即行でリエードが借りることだろう。本が図書館に戻されたのはわずか5秒にも満たない時間であった。
そして、その直後に「貴方はまた何か借りますか?」と無言のジェスチャーで問い掛けた。
352エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)23:01:03 ID:i3F
>>349
「……ぴっ」

お湯と言われて思い浮かぶのは、シルバーバレットレースでの熱湯雨。
あんなもので身体を温めるなど、エリシアたちにとっては正気の沙汰でない。

「うぅー、やー!!」

だからエリシアにしては非常に強めの拒絶が発せられるのも、仕方のないことではあるのだろう。
この調子では、ミズハの言う通りにちゃんと入浴など望むべくもない。
寮住まいのエリシアには共用の浴場があるはずなのだが、一度も使ったことが無さそうなのも明白である。
353バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/10(土)23:06:07 ID:Nn2
>>350
人形の腕は豪快に空を切り、上空より飛来する客人の身体を大きく揺さぶる。
一息置くことで相手の姿を確認。声からして敵対意志を持っているとは考えにくいが。

「上から来れば当然だ! もう少し方法を考えてからにしてくれ!」
「一足遅ければキミの身が大事になっていたのかもしれないんだぞ。ボクとしてはそれでもいいんだが」

バーラントの目には、エストレラの羽が強く目に入った。
彼は死霊術師。言い方を変えれば魂の収集家と言っていい。
強靭な魂を生み出すには、数多くの種族の魂に触れる必要がある。目の前の妖精は、彼の目にも貴重な人材に見えて。

「キミは……妖精か? このサイズのものは数多く見れるものではないな」
「少しばかりボクの実験に付き合う気はないか? 悪いようには扱わない。少なくともボクにはな」

間違いなくバーラントの知的興味だけの呼びかけ。ロクな事になる未来が見えない。
354俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)23:09:09 ID:8vi
>>351
「そうか。悪いが俺様という男に名前はない」
「気安すく「俺くん」とでも呼ぶといい」

「そうだ。夜景学院という恐るべき傭兵集団だ」
「俺様という男は単純だ。戦争の善悪はわからん。だが、彼らに秘伝する精錬技術には興味津々だ」

語るに足らないが気付けば図書館の前。
本を返したなら帰るのみ。と思っていたのが。

(おお、危なかったぜ。俺様という男は魔法陣についても学ばねばよ)
(感謝するぜ、リエード。俺様はまだ借りる本がある)

ジェスチャーをするリエードを一瞥し、ぽっくりと拳を打ち合わせて
魔法陣に関する学問書と魔法薬学に関する書物を二冊持ち帰還した。

「頼もう。俺様にこれを貸すがいい」

彼は小声で手続きを開始した
355ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)23:10:11 ID:1wj
>>352
「あ、あぁ、ごめんなさい、お湯と言ってもそんな熱々じゃなくてー……」

ワタワタと慌てて釈明、何せミズハはお風呂好きなのだ

「……寮の浴場なら、ぬるめのお湯のお風呂もあると思いますし……」
「……ロコもお風呂入らないのかな……?」

初等生向けの低温風呂もある…はずである、多分きっとメイビー
そして、ふと至った疑問が思わず口を滑る
356リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)23:18:18 ID:L6S
>>354
「では、俺くん」と水を浴びるスポンジの如く受け入れた。君呼び出来る歳の差と思ってる様子だ。

「傭兵でありながら、精錬技術にも長ける存在……?」
「……ふむ、ドワーフや、それに近しい種族などが居るのでしょうか? それとも単純に技術を昇華させることに成功した――おっと」

反応を返す頃には図書館で、また俺くんに言い聞かせられるのも何なので口は閉じた。

(その様子だとあったようですね、気付けて何よりです。自分も少し用があるので……)

手続きを開始した彼を見ればその隙にとリエードもまたとある一角へ。
そして手続きが終わった頃には、生徒一人を挟んで戻ってきていることだろう。

挟まれた生徒が若干怯えてるのは、うん、気のせいだ。何事もなければすぐにリエードの番になるだろう。多分。
357エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)23:18:40 ID:i3F
>>355
「……ほんと?じゃあ、いってみる……」

ミズハの弁明におずおずと声を出し、ならばと一度行って見ることに決めたようだ。
実際にミズハの言うような低温の浴槽が無かった場合は、どうなるか分かったものではないが。

「んー?どうなんだろ……?」

そしてミズハの不意に出た疑問には、エリシアも明確な答えを持っていない。
別にロイコとは一緒に暮らしている訳ではないのだ。仲は良くとも、生活様式までは共有していない。

「じゃあ、いく……!」

そして緊張した面持ちで寮の方へと向くと、てくてくと歩みを進めるエリシア。ミズハの言う風呂に、さっそく挑戦してみるようだ。
とはいえ、何もかもが未知の世界。当然準備はおろか場所すら知らないのだが。
358エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/10(土)23:24:20 ID:tDk
>>353
「それは悪いことをした。済まなかったね。
って、物騒なことを言うなぁ…」

『相手の身に何かあっても自分は困らない』と言っているような発言に苦笑する。

「まあ、僕のような大妖精はめったに森からは出ないからね。
それはそうと、無理やり捕まえて強制的に実験をしたりせずに、真正面から来るその姿勢は称賛に値するよ。
というか君、正直すぎないか? 普通はもっとうまく言いくるめようとするものだろ?」

と、あまりにも直球なバーラントに呆れるような表情を浮かべる。
359俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/10(土)23:24:58 ID:8vi
>>346

(まったく。俺様という男のドジっ子属性にも困ったものだな)

うんうんと言った具合に頷く巨漢。
分厚い二冊の本は片手でがっしりと握りこまれている。

(ハッハァ! こいつめ。お友達がいるのなら早く言わんか)
(俺様という男は無粋な男じゃァないぞ)

振り向きざまに人差し指と中指をピッと立てて、彼は立ち去ろうとするだろう
360ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)23:26:01 ID:1wj
>>357
「あっ、そ、そうですよねー」

しまったとしかし、これ以上その件に触れて突っ込まれるのもうまくないなと実感
即ち、ロイコが学園にいる事は秘密らしいという事だ、もし仮にミズハから知れたとあればどのような恐ろしいオシオキをされるか分かったモノじゃない!(誤解)

「え? 今ですか!?」
「……えーっと、寮のx階にありますけど、バスタオルとか持っていかないとですよ?石鹸はありますから大丈夫ですけどー……」

その後ろをついて行きながらお風呂、というか共同風呂についての説明を簡単に
361リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/10(土)23:30:34 ID:L6S
>>359
(ハハハ、まったく知りませんよ彼のことは)

『(何この状況帰りたい)』

その生徒、何を隠そう。

リエードも本当に知らない赤の他人、赤の生徒である。早い話、俺君の容貌とそれを素知らぬ顔で見ている風紀委員リエードという冷静に見るとカオスな空間にただ一人挟まれてしまっただけの生徒である。

そして、立ち去る俺君を見て、生徒は安堵して本を
借りていけばそそくさと読むスペースへと移動し、リエードが本を借りたことだろう。


「おや、もう行ってしまわれたでしょうかねえ」

図書館から出た彼の手には、先の歴史本に加えて動物図鑑があった。
362エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)23:31:51 ID:i3F
>>360
「たおる……?」

なんとエリシア、反応から見るとタオルの持ち合わせも無さそうだ。
軟体生物ゆえ水気を拭き取りすぎても問題だが、全くしないというのもいかがなものだろうか。
ちなみに、部屋では敷き詰められた珪藻土が歩き回るうちにあらかた乾かしてくれる。

「……いる?」

なんと、タオルの必要性を問い出したエリシア。
確かに、表面に付いた水くらいは取り込めるのかもしれないが……?
363バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/10(土)23:39:20 ID:Nn2
>>358
「何を言う? 今ここでボクが意志を湾曲させてままキミに話したとして、結果が変わることはないだろう」
「それともキミの言うように、無理にでも拘束して素材として扱われる事が本望だったか? なら申し訳ない事をした」
「それに、ボクは常に自分には正直でありたいと思っている。これが一番の近道だからな」

相変わらず自らの言動を顧みる気も微塵として感じられない態度。
真っ先に襲わない程度の良識を心得ている事は、安心すべきなのか、どうなのか。

「今ボクは、コイツの性能強化について考えていてね。そこにちょうどよくキミが来た」
「キミの魂を組み込み、コレに滑空能力を与えれば、利用価値は大幅に向上する。これを利用しない手はない」
「是非ともキミの力を借りたい。ああ、安心してくれ。キミの身体はボクが責任を持って有効活用させてもらうとも」

言葉だけならスカウト宣言だが、コイツの場合は得るモノが生き物の魂なのだから尚更タチが悪い。
364ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)23:39:48 ID:1wj
>>362
「……私の、お貸ししますよ?」

一応共同浴場ではタオルはマナーである、実際重要だ
これは一緒に行く必要があるなと、しかしやや気まずそうな顔を隠すように刹那

「……で、ここが共同浴場ですっ」

タオルと着替え、それとエリシアの分もセットで持って来て浴場前の扉で仁王立ち!
サウンドエフェクトはカポーン、である!例えファンタジーであろうとこれは譲れない!
365エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/10(土)23:44:34 ID:i3F
>>364
「ほんと?ありがとー!」

必要そうならロイコに言ってみるつもりだったが、借りられるというのであれば甘えるほかない。
どうやら一緒に来てくれるらしいミズハの背中にちょこんと乗って、いざ浴場へ。重力魔法のおかげで、エリシアはそんなに重くない。

「おぉー!」

そしてミズハの紹介に歓声を上げ、扉を潜って脱衣所へ。
……なお、エリシアは服のように見えるものがそのまま表皮である。脱衣の概念はない。
366ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/10(土)23:55:13 ID:1wj
>>365
「あっ、ま、待って下さいー」

トテトテっと脱衣所へ走るエリシアを追ってミズハも続いた
そして先ず彼女が行ったのは……(探知魔法!……よし、今の時間なら入っている人は少ない!)……である

「ここで服を……って、そうでしたね」

ロイコの話のおかげで、服に見えるそれの正体も知っているのだ
慌ててスルスルっと衣服を脱げば、タオルとそしてお約束の煙魔法で体を隠しつつ浴場へこっそりと進む!
367エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/11(日)00:01:49 ID:m9k
>>363
「まあ、確かに言われてみればそうだね。
騙したり不意を突いてやるよりはずっと悪印象は持たれにくい」

バーラントの無茶苦茶ともいえる理論に一定の理解を示す。
あくまでも理解を示しただけで、合意するとまでは言っていないのだが…

「まあでも、その申し出には応じられないな。
話を聞く限りでは僕にメリットが欠片もないし、
なにより、面白くはなさそうだからね」

彼は、この学校に面白いことを探しに来ているのだ。
面白くないことが明白ならば、それをする意味もない。
368エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)00:05:12 ID:kHx
>>366
今は真っ昼間である。当然人もほとんどいない時間帯。
ミズハの後について浴場へと足を踏み入れれば、ぶわっと上がる湿度に目を見開く。

「おぉ……!」

エリシアは水棲種族、本質的に湿った場所が好ましい。両腕をいっぱいに伸ばして、湿った空気をいっぱいに浴びる。

「んー?それなにー?」

そしてミズハに不自然にまとわりついた煙魔法を、ぱたぱたと掴むように。
それが入浴に必要なものなのであれば、自身も獲得すべきだろうかという思いのようだが。
369ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)00:08:45 ID:lPr
>>368
「ふふ、いい感じでしょう?」

繰り返すがお風呂好きである、自分の事でもないのにちょっぴり自慢気なのだ

「あー、こ、これはその……お気になさらず……あ、アレがぬるいお風呂みたいですよ」
「先ずは体を流して、キレイにしてから入るんですっ」

するりするりと煙は逃げて消える、量が減って少しミズハは焦った
そして入浴前の清めは万国共通のマナーだ、決して破る事は許されない!
それを済ませればいよいよ!エリシアにもご満足頂けるかもしれないぬるーいお風呂が待っている!
370バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/11(日)00:12:49 ID:l5j
>>367
「……そうか。ならば仕方ない。ボクとしても無理やり押さえつける事は趣味ではない。潔く手を引こう」
「だが諦める気はない。気が変われば何時でも呼んでくれて構わない。ボクはキミの事を待っている」

大人しく手を引いたのは奇跡にも近いのだが、そうさせる程の何かがあったのだろう。
とはいえ素直に諦める気はない様子。いつの日かエストレラに襲い掛かる日もそう遠くないのかもしれない。
彼のあしらい方を考えても損はなさそうだ。

「キミがダメだと言うなら、近場で小型の妖精でも探して、彼らから頂戴することにしよう」
「妖精はなかなかお目に掛かれないから、あまり使いたくはないのだが、飛行能力を調べるためには必要でね」
「キミも同類の居場所等は知っているのだろう? その方面でいいから協力してはもらえないか?」

エストレラが利用できないと判断するや否や、一般的な妖精を使おうと画策する始末。
当然バーラントの手に掛かった妖精がどのような処置を受けるかは想像も容易いだろう。
371エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)00:18:15 ID:kHx
>>369
知らずのうちに倫理コードに踏み込むエリシア!しかし大して気に留めなくていいとなれば興味はそこまで。
まずは身体を清めなければということだが、何をすればいいのかはよく分かっていない様子。

「流す……?」

周囲にはおけなどが置いてあるが、何分勝手がわかっていない様子。
加えて言えば、掛けるお湯も熱湯ではいけない。どこから何をどうすればいいのか、ミズハに頼りっきりである。

「うーっ、わかんないよぉ……!」
372ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)00:22:43 ID:lPr
>>371
「じゃあ、任せて下さい?」

ミズハが歩くと煙も付いて来る、もっくもくである

「……先ずは座って貰って、」
「お湯は……うーん、このくらいはどうでしょう?」

鏡台の前の湯椅子に座って貰って、手桶の温度のチェックをと差し出す
問題無ければ何度か肩から軽く掛け流し、準備を完了させるであろう
373エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/11(日)00:29:29 ID:m9k
>>370
「なるほど。
じゃあ僕は――君の妨害をすればいいんだね」

これまでと違い、その声色には明らかに敵意が籠っている。
個々の妖精に特別な感情を抱いているわけではないが、それでも一緒に面白い事をやる『友達』ではある。
それを害しようというのだから、敵意を向けられるのも当然であろう。
374エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)00:32:14 ID:kHx
>>372
ミズハに促されて、ちょこんと鏡の前に腰掛けたエリシア。
曇った鏡をぺたぺたと触れば、小さな手の形にくっきりと跡が残る。

「だいじょーぶ!」

そしてミズハの掛けたぬるま湯はエリシアにとって平気な温度だったようで。
ぱしゃぱしゃと掛かる水に目を細めて、心地よさそうにそれらを浴びた。

「おー……」

それにしても、鏡に映るミズハが纏う煙の量がまた気になりだしてきた。
ぼーっとした様子で、鏡越しにミズハを見るのだった。
375ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)00:36:44 ID:lPr
>>374
「……、こ、このくらいの温度みたいですからね、お風呂も……」
「さて、もう入って大丈夫ですよー?」

多分年齢や種族に合わせた色々な湯船があるのだろう、きっとそうだ、あって欲しい
エリシアの視線を受けてややたじろぎ、それでも湯船に彼女(?)を促した
お風呂も成る程、エリシア的にはきっとじんわりぽかぽか温か~なご機嫌な湯加減であろう
376バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/11(日)00:44:09 ID:l5j
>>373
「――ハァ、冗談だ。一端の妖精であるキミに聞く奴がいるか? そこまで愚直なボクではない」
「やるならもっと妖精から遠い、ある程度信頼できる筋から聞く」

敵対的な目で見られながらも、何とも思わないような態度で、人形の肩に乗った状態で語る術師。
彼の言葉を信じるかどうかは本人次第。だが、彼の性格を考えれば、その答えを導き出すのは難しくないはず。

「ならキミやキミの同族にも直接的に関わることのない質問をさせてもらおう」
「ボクはキミが飛ぶ仕組みを知りたい。死霊術において、魂を素材に入れて使役するには、その素材の構造を把握しておくことが重要でね」
「キミの構造さえ理解できれば、キミたちに手を出さずとも、ボクの抱えている問題を解決する糸口が見つかるかもしれない」

「どうだい、悪くない話だろう? 少なくともボクはそう思うが」

交渉は次の段階へと移行する。次は情報の提供という訳だ。
377エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)00:44:21 ID:kHx
>>375
「んー……?」

なんだかミズハの様子が、よそよそしい気もする。
鏡越しにたじろいだミズハに首を傾げながらも、連れられて浴槽へと入った。

そして生ぬるいというよりは冷たくはないといったくらいの水温につかるエリシア。
その隣には、ともすれば風邪をひきかねないミズハが……いるのだろうか?

「ぽへぇ……」

そんな水温にか、呆けたような声を上げて。ぶくぶくと湯船につかった。
だんだんと飛び出た頭が水面に近づいて、ついに頭頂まで水の中へ。
378ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)00:49:27 ID:lPr
>>377
いやしかし、流石に湯船に浸る頃合いに煙魔法は解かねばなるまい。周囲を素早くよおく確認、ひと目がほとんどないのを知れば湯船に浸かって解呪

「つめ、……」
「……お、お湯加減は、大丈夫ですかー……?って、潜っちゃダメですよ?」

ぶっちゃけ温い、しかし笑顔で尋ねるミズハの肌は、腕と足、そして体のほとんどを余す事なく古傷跡に覆われていた
特に目立つ下腹部に縦に走る、斬り裂いた腹を強引に縫い付けたようなそれは到底その小さな手では隠しきれていない
頭までダイブしているエリシアを、くいっと軽く引っ張り上げようと手を伸ばすのである
379エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)00:54:22 ID:kHx
>>378
エリシアとしては、むしろ全身つかることの方が自然体。
それもそのはず、そもそも生活空間が水中なのだから。徐々に沈んでいくのもまた自然体。
だが、故に見てしまった。ミズハの体表面に走る数々の傷を。
ミズハにざっぱんと引き上げられたエリシアの表情は、なんだか神妙なものに変わっていた。

「……うぅ」

かといってかける言葉も見当たらず、体表面を薬草に変化させて。
いつかのレースでリュネスにしたように、きゅっと抱き着くので精いっぱいだった。
380ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)00:58:43 ID:lPr
>>379
「、……あ、いえその、だ、大丈夫ですよー?」
「でも、ありがとうございます、嬉しい……」

もう痛くありませんからね、と頭を撫でようと手を伸ばす
その腕にすら斬られ、穿たれ、射られ、焼かれた痕が走っていた

「……ただその、ヒミツにして下さいね?みんなに心配かけたくないですから」

人差し指を立てて唇に当てて、微笑みを浮かべるのである
381エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)01:05:51 ID:kHx
>>380
こちらが看病をしているつもりなのに、頭を撫でられて心地よさそうに目を細める。
ミズハが大丈夫だというのなら、ミズハに抱き着いた手から力がゆっくりと抜けていくだろう。
不意に、伸ばされた腕に残る傷跡が見えて。そっと小さな手で腕を掴み、自らの頬っぺたで傷を覆うようにして。

「……うん、わかった!」

少し茶目っ気のある微笑みで出された頼みに、エリシアは元気よく首を縦に振るのだった。


そして、肝心の湯加減だが。ひとしきりのやり取りが終わった後、唐突にエリシアが提案した。

「もっとつめたいとこ、ある?」

生息区域の海水温、実に最低でも5℃以下。エリシアに付き添うミズハの受難は、まだまだ続く……かもしれない。
382エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/11(日)01:08:42 ID:m9k
>>376
「確かにそうだね。わざわざ狩る対象に教えてやるほどの馬鹿はいない」

本当にバーラントがやるつもりならば、ここでは友好的に接しておいて、
あとで不意を討つとかするだろう。
そういう点では『信頼』はしていないが『信用』はできると考えたようだ。

「最初からそう言えばいいものを」

そう言って、大きく息を吐く。
自分や仲間が襲われないとわかったからか、それとも――

「――昔、とある魔法使いと調べたことがあるけど、解ったのは飛行魔法の一種ということぐらいだね。
普通の妖精は、知ろうとか調べようとか考えないから、調査するのも難しいんだよね」

妖精が飛べることに関して、真面目に調査に協力しようという妖精自体が稀なのである。
383ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)01:10:26 ID:lPr
>>381
「優しいんだね……うん、ホントに嬉しいです」

尚、抱き着いた時に結構膨よかな感触が頬に当たるであろう

「え、も、もっと?」
「流石にこれ以上は……あっ」

ないんじゃないかなー、なんて言おうとした矢先に視界に入ったのはなんと氷が浮いているメチャ冷え水風呂!
ミズハの戦いはこれからなのだ、風邪をひかないように気をつけなければなるまい!
384バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/11(日)01:23:53 ID:l5j
>>382
「やはりそうか……どの文献を漁っても見つからないと思っていたが、その本人ですらこのザマとは。呆れを通り越して驚きだ」
「ま、言葉で聞くよりも直接身体に聞いた方が早い、という事は理解できた。その点は感謝しておこう」
「その好奇心が自身へと向く日が来る事を、ボクは期待しておく」

これが妖精と人間、と言うよりバーラントとの根本的な考え方の違いなのだろう。
人間においても、なぜ自分の手足が動くのか、物を見ることが出来るのか、などと考える者はそういない。
常にマイノリティが割に合わない目に遭うのは世の常なのだろう。しかし、それが世界を変えるきっかけにもなり得る。

だがこれで用も済んでしまった。これよりエストレラに妖精の居場所を聞く訳にもいくまい。冗談だと言ってしまった以上は。
ふう、とため息を一つ付き、呆れた表情で人形に指図を向ける。

「ボクはこれから済ませなければならない用事が出来たのでな、一足先に失礼させてもらう」
「いつかキミたちの謎を紐解いてやろう。ボクの死霊術発展のためにもな」

人形と共に、二人は校庭の端を後にする。振り向きざまに人形は、主人に代わりエストレラに頭を下げて。
これより二人が向かう先は……今更言うまでもないだろう。
385エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/11(日)01:38:31 ID:m9k
>>384
「僕のような変わり者ならともかく、普通の妖精には期待できないだろうね」

好奇心こそ旺盛だが、それで知識を得て役立てようとか思わないのが普通の妖精であり、
知識を得るためにこの学園に来たエストレラが非常に珍しいのは明らかである。

「できるならば、今度はもっと穏やかに話をしたいものだね」

そう言ってバーラントを見送ると、校舎の方へと飛んで行った。
386俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)16:22:18 ID:c0f
>>イベント

「あばばばばっ……! おほ、おぼれるっ……! 」

屋上から水球を経由しつつのスカイダイビング
マオは実際高いところ水も嫌いだ
ロイコに抱えられている間は得意の悪態も付けないほどにぐってりとしているだろう。

『──ワンワンッ』

一方で元気なのは、マオの魔法で意思を宿した鉄球のワンワンだ
彼はマックロイをがっしりと噛みながら(離せと命令がなかったから、連れてきてしまったのだ)イグナシオの愛馬に引き摺られて、ざりざりと滑走。
【ヴィンセント・マックロイは振り落とされていないだろうか? 】

────

「洞窟にはいない、か……」
「どうすれば…どうすればいい!」

ぐったりとしながら、動揺をみせるマオ
朝から休まずに魔法を発動しつづけているのだから、体力的な限界が近いのかも知れない
【ロイコ一行、洞窟組に同調して行動】
387nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)19:43:14 ID:U88()
t
388シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/11(日)19:51:12 ID:uKu
前スレ>>872>>873
「……僕も研究林行けば良かった……!」と教室を覗き、すぐに離れたシャディは悔しがった。おのれヴィンセント(悪くない)。

――
「か、歌劇って……そうい……こ……」

アッシュとベンジャミンから、またはその情報を提供してくれた人物との会話は息切れ酷いが、少しすればなんとか息を整えていることだろう。洞窟前で。
それでも、体力を消耗してる様子は消えていないが。

「……今居ないなら……場所的にここだと思うから……僕先に……疲れてるなら影潜ってく?」

ガサゴソと取り出した、ネポック歌劇公演の宣伝チラシを広げて開催場所を眺める。――歌姫の居る場所は多目的ホールとしか思えない特徴のある写真だ。天井の空いたドームという、特徴がある。

少なくとも、シャディは話を終えると多目的ホールへと向かっていく。日が沈みかけてる今、足踏みはしてられないとして。
もう少し魔法薬学などに精通すべきと思ったのは、今には遅い悔やみである。
389シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/11(日)20:06:07 ID:ojT
前スレ
>>872
>>873

「……洞窟か、よしっならば問題ないな。」

あちらに捜索に向かった者たちが被害者を連れ出せば儀式を執り行う者も居なくなる、それで解決する筈。
日は傾き切って、眠りに落ちるかのように沈み、次第に夜が顔を見せ始める。
その暗闇はまるで不吉の前兆を表すかのように見えたシーモアは、ふと疑問を口にした。

「今は何時だ…?」

あの狂った化け物が目覚めた時間はいったい何時だ。

「……ッ!!」

シーモアはアッシュとベンジャミンに背を向け、彼らの言われた行き先……洞窟へとをまっすぐ向かった。
洞窟に向かったメンバーが異常事態にでも遭遇しなけばきっと合流できるはず。

きっと、彼らは何も問題なく被害者たちのメンバーを引き連れてくる。それで全て解決するはずなのだ。
390アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)20:17:02 ID:lPr
前872-873
「?……いない」

はて、と小首を傾げてはてなマークを浮かせたアラスミシア
彼女はまだ学園に対しての未知が多く、今一つ状況がピンときていない
取り敢えず周囲の指示もしくは行動待ちなうになるのは仕方ないのだ
391星空の歌劇団◆7mIe1tddFcMx :2018/03/11(日)20:26:42 ID:oiN
>>386
君は洞窟にたどり着くが、どうするべきか考えあぐねいている。周りの反応を伺う。
そしてヴィンセントはぐったりしていた。しっかりとというべきか、ワンワンが連れて来たようだ。
>>388
君は息を切らしながらも、儀式が行われるであろう場所にあたりをつけた。
その足は、多目的ホールへと向かう。
>>389
君は刻一刻と迫るタイムリミットに焦りを感じ、洞窟へと向かう。
そこには、誰もいなかったと首を横にするメンバーがいることだろう。
そして、みなの意見を聞くならば、行き先はネポック多目的ホールだ。
>>390
そこには誰もいない。あるのは誰かがいたという痕跡ばかり。
周りの様子を見るに、行き先はネポック多目的ホールのようだ。




あたりは闇に包まれている。
君たちは示し合わせたように、ここネポック多目的ホールに居合わせていた。
その扉をくぐれば、おそらくは敵がいるのだろう。
開いて仕舞えば後戻りはできない。
意を決したのなら、そのまま門をくぐるといい。
392アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)20:35:16 ID:lPr
>>386
>>391
「……のれ」

多分間違いなく、この場面で最も機動力に優れているのは己の体そのものに対して魔力を働かせているアラスミシアである
疲労状態のマオや必要であれば他のメンバーをもおぶる、あるいは担いでホールへと駆け抜ける事をするであろう
疾走、黒き旋風一陣!

さてはて色々割愛、ホール前なう

「……」

特に感慨も皆無、絢爛たる扉を前に肩の輪郭をブレさせるアラスミシア
斬ッッッ!!
闇の呪物たる鋸巨鎌で横一文字開門!
学園施設の破壊?世界の存亡の危機なのだ、そんな小さな事に目くじらを立てる人物はいないであろう(確信)

「……」

平然と、まるで百合野原を進む様に歩を進める!

【それは、闇を越して現れる】
393マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)20:41:59 ID:c0f
>>391 >>392

「は……? ……… くぅっ、ありがたく…! 」

先程から合流していた黒いチビが乗れという
何をと言い返したいのをぐっと我慢
世界の滅亡の危機のまえで、自分のやるべきことを見失ってはいけない
マオの魔法はこの窮地にて実際便利であった。魔力や体力は温存しなければ

────

恥を忍んで彼女に輸送されたマオは、しかし、同様に突撃することなく扉の前で作戦を練った
自分は後方支援。先程は失敗したが、今回は最高のタイミングで援護を決めてみせると

「誇り高き風紀委員が一人、執行班のマオ クゥニャン! 推して参るッ! 」

【二個の飛行鉄球、鉄球のワンワンを携えて突撃】
【マックロイは邪魔そうなので置き去りだ!】
394ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)20:42:35 ID:kHx
>>392
「いよいよか……」

どうにか当日中に、音楽部員連続失踪の尻尾を掴むことができた。
後はこの奥にあるであろう真相にケリを付ければ、日常を取り戻せるだろうか。
ふと、傍らを見遣る。そこには一緒に一日先の絶望から降り立った生徒たちの姿。
……それと、一人ボロボロになっているヴィンセント。

懸念材料というべきか、彼の頭に眠る異変の差し金。
今一度、コンダクターとやらの情報を引き出してみるべきか。それとも事を危急と見て放っておくべきか。
そうこうしているうちに、アラスミシアが扉を刻んで開く。選択するなら、もう今しか残っていない。

「少しの間、任せるよ……!」

憑依を試みながらでも、観察ぐらいは十分にできる。ヴィンセントの額に背中から抱くようにして片手を当てて。

『なあ。……君は、なんだ?』

彼の奥に潜んだ意志に向けて、瞳と触覚をゆらりと光らせて。
395シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/11(日)20:45:57 ID:uKu
>>391>>392
「……すごー……」

アラスミシアに運ばれてその風切りに声を漏らしていた。その足は空にあったが、ご了承。
扉の前で立ち上がると、さて、開こうか、と手をかけようとした瞬間強引な開門を見て呆気にとられる。
うん、まあいっか。通る気だったし、向こう側に居る存在が驚いててくれればなおよしだ。うん。

「終わったら、色々やりたいなー」

「あ、もし危なくなったら遠慮なく影に潜りに来てねー。……って必要あるのかな」

影の中はシャディにダメージが行くだけで、他人は守れる安全地帯のようなものだが、この面子に必要かどうかはさておいた。
少し遅れて、彼は光の目を向けた周囲を照らしながら扉の向こうに進んでいった。後ろの影の手は、後ろになぜかサムズアップである。
396シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/11(日)20:50:22 ID:ojT
>>391
>>392

「…クソめっ!走るのは、このシーモアの分野では……!!」

ジョギングにしては少々ハードな道程。
体力に限界も少しだけ見え始めたシーモアは愚痴を吐いて深呼吸する。
その時だ、シーモアの脚が唐突に地面から浮いた。

「ヌァ!?…ま、まて何をぉぉおおお!?」

アラスミシアに腕一本で抱えられたシーモアはその未知の体験に驚愕し、全身を揺さぶられながらホールへとたどり着く。



「…私はシーモア、私の名はシーモア・トワイライト…!」

父と母はいつも言った、この私になら…シーモアになら出来ると…!!
さっきまでの道程も、この先にある強敵にも、世界の明日を掴むことさえも…!!

シーモアは光の閃きの如く剣を引き抜き、杖を構える。

「今日ここで…!明日の太陽を掴む!!」

自らの決意を胸に抱きとめ、シーモアは今日という日に立ち向かった!!
397星空の歌劇団◆7mIe1tddFcMx :2018/03/11(日)20:54:52 ID:oiN
>>392
>>393
>>395
>>396
君たちは、アラスミシアの足を借り風を切って目的地へと向かう。
アラスミシアの少々手荒な入場があったものの、これから行われる戦いの前には些事である。
君たちは、ホールの中に入っていった。

>>394
引きずられボロボロになったヴィンセント。
「僕はマックロイの人間だぞ……」なんて言いながらうなされていたが、闇に包まれるに連れて黙りこくってしまった。
君が再び魔術による干渉を試みると、それはヴィンセントの口を通じて語り始めた。

「あの男と鉄の玉が言っていた筈ダ。我々はシャン、空の果て、シャッガイからきた上位種族ダ。後悔しろサルどモ、お前たちハ、世界が終わる前に絶望を見ることにナル」

その口からは、ギチギチという嫌な笑い声が発せられた。
398星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/11(日)21:02:25 ID:oiN
外界から閉ざされた空間。ネポック多目的ホール。室内の暗さを保つために一切窓のないそのドームは、しかし今この瞬間だけ異様な空気に包まれていた。
シャディ、君はその光景が、天井があるということを除いてあのポスターと同じものであることがわかるだろう。

「やれやれ、人間のお客様は上演マナーも知らないのカナ?」

観客席を挟みステージの中央、舞台の上にいたのは見たこともない楽器を構えた学生たち。行方不明者のうちの一人をみたことがあるモカーロ、歌劇部のチラシを見たシャディ、教育実習生であるロイコは、その生徒たちの中に見覚えのある人物がいるだろう。
それは間違いなく、行方不明となっていた音楽に携わる生徒たちであった。
そして、燕尾服を身にまとい、指揮棒を携え、君たちに語りかけたその人は、歌劇団顧問、オルガマリー・イエラコヴィッチ・ヴォルギン……いや、オルガマリーの姿をした何か、と捉えるべきだろう。

「マナーもわきまえない厄介さんには、少し乱暴な手段を取るとしよウ」

そう言いオルガマリー先生が指揮棒を振るうと、トロンボーンのような楽器を携えていた生徒が、なんとも名状し難い、この世の悪意を音として表現したかのような、忌々しい音色を奏でた。
それはきっと、何かの合図だったのだろう。その音色に合わせて、ガラスを擦り合わせるような、鳥肌の立つ羽音がホール内を満たし始めた。
それは、蟲だった。客席一つ一つから飛び出してきたその羽虫たちは、1匹1匹が鳩ほどの大きさがあり、そしてその見た目は君たちが今まで見てきたどの虫型のモンスターとも異なった見た目をしている。
それらは群れて、寄せ集まり、鳥や魚がそうするように、まるで1匹の、巨大な羽虫のような巨影となった。
そして、深海にたゆたうクラゲのように、チカチカと点滅している。
その色は、操られていたヴィンセントが振るった光の鞭に似ている。

「一応確認しておくけども、静かに観劇する気はあるかナ? 共に神を迎えようというのなら、我々は同じ信者、同じ兄弟だからネ」
399アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)21:10:48 ID:lPr
>>397-398
「……!!」

ブォン!!
入るや否や振るわれた巨鎌!放たれた真空の斬撃は問答無用、オルガマリーへと大気を斬り裂き突き進む!

「デカいな」

右手で片耳を塞ぎ眉間にシワを寄せた、そして出ずる冒涜の片鱗たる群生マモノを睥睨!
飛翔!突撃!鎌を突き出し超速に回転させ、巨影へ向けてミートミキサーめいた連続斬撃を放つのだ!
先生のセリフ?そんなもん聞いちゃいない!
400マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)21:15:28 ID:c0f
>>398

「ぐぅぅう……! 気味の悪い音だ…! 」

猫族の獣人であるマオは優れた聴覚を持つがゆえに一層苦しめられ
耳を抑えながらコンサート参加者を睨みつけた

(どれを狙えばいい…どれを……ロイコは教えてくれない、班長も……考えろ)
(他人がどうこうじゃない、自分がどうするべきなのか、自分で考えろ、このダメ猫めッ)

「うるさい うるさい うるさァーーーーっい! 」
「僕のお耳は立派なお耳!! 汚い音を聞かせるんじゃないっ! 」

「キャノンズッ、楽器を壊せ! ぎたぎたにだ! 」


【後方に構えながら、飛行鉄球×2の遊撃により楽器破壊を目論む】
401シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/11(日)21:16:12 ID:uKu
>>397
>>398
「…………人間じゃないよー? 練習、って訳じゃ無さそうだよね……」

歌劇会の前に来ることになるなんてなー、とシャディはポスターをマントの下で眺めていると、聞こえてきた声。
嫌らしく、揚げ足取るようにそう返した……そういえば人間少なくない?

居た。生徒たちの前にポスターに載っていたメンバーが居た。それをマントの下の影にしまいこめば話を聞き届けた。

「――――っ!!」

忌々しい音に両耳を塞いでしまえば、しかめた顔からは明確な嫌な思いが滲んでいた。

「悪い……けど、こんな酷い歌劇はお断りっ!!」

既に先走った者達に追い付くように走ると、その足はオルガマリーに向かおうとする。影の手はオルガマリーの指揮棒を狙い、光の目は巨影の目(あるのか?)を潰そうと強烈に光った。
402ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)21:17:02 ID:kHx
>>397
『残念。僕に向かって言ったのならハズレだ、ほら。
 ……にしても、壮観だねぇ。あれは何だ?虫……じゃないな、下位種族には見当もつかない』

ロイコは人間への擬態を解除して、ヴィンセント越しにシャンに姿を見せる。
それは擬態に裂く魔力を浮かせると同時に、フランクに構えることで心理的な油断を誘ってみるため。

そして、戦う生徒たちに手を出すでもなく世間話のようにシャンに訊くロイコ。
どうやら相手はこちらを下位存在と侮っているらしい。上手く載せてやれば、それだけ情報を引き出せるだろう。
……ただし、それを彼らに伝えることは明確な敵対行動。引き際を誤らず、いかに適切な情報を引き出せるか。
403シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/11(日)21:17:59 ID:ojT
>>398
「…母は、ただ私を喜ばせるために子守歌を覚えたと言った。」
「…答えろ…!!この劇の……貴様の目的はなんだ!?」

「…ジェット・ステップ!!」

オルガマリーを見やるシーモアは互いの距離を詰めようと急接近を繰り出す!
蟲の巨影や何らかの攻撃がシーモアの行く手を阻めばすぐにブレーキをかけてそちらの対処に移るだろうが
そうでなければ一先ずはオルガマリーとの距離詰める算段だ。

どちらにしても静かに観劇をするつもりなど微塵も見られない。
404星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/11(日)21:35:12 ID:oiN
>>399
>>400
>>403
「ふぅ、やれやれダネ?」

そういいもう一度タクトを振るうと、今度は楽器を構える生徒ら全員が悪意の音を響かせる。
すると、君たちの攻撃、接近は目には見えない魔術の壁に阻まれてしまった。音楽を媒体とした防御魔法だ。
しかし、連続で使うことは難しいだろう。なんども攻めれば、必ず攻撃は通る筈だ。
もっとも、君たちを敵と認識した巨影が、それを許せばの話だが。

再び>>399
君の突撃は巨影に向かって突き刺さっていく。
虫たちのいくつかは断末魔をあげて地へと落ちていくが、その数は膨大だ。数が減っているようには見えない。
また、接近したのはよくなかった。チカチカ光る何か……光の鞭に突っ込んでいったのだから。
対策がないのであれば、そのまま体に打ち付けられ、悪意を持った雷が痛覚神経だけを焼くかのような激痛を味わうことになる。
>>401
君の攻撃も同じく阻まれてしまった。
しかし、巨影に向けられて放たれた光には、それに含まれない。
ただ、その動きは眩しさに驚いたというだけには見えない。何か、心を乱されているような……、

「うろたえるんじゃないヨお前タチ! それは日光じゃなくただの魔力光ダ!」

>>402
【ホウ? 君は我々寄りの存在なのカナ? よかったら、君も改宗したまえヨ】

こちらはチューナーの声。
気を良くしたようにも聞こえるが、抑揚があまりなくてわかりづらい。
しかし、君の魔術はうまく相手の心に浸透していく。

【あれこそが我々、シャンだヨ。本来ならこんな野蛮な手段は使いたくないんだがネ。まあ、歌劇の邪魔になるようなアーティファクトを使うわけにはいかなイ。神経鞭で動けなくなるまで打ち付けるまでサ】




>>全体へ
「ウガ・ザダンナ・ユード・イシュミタグフ・クタンナ・スシャイ・フタグン
イア・イア・アザトース
空の果てにて微睡む無垢の魔王よ、我らの前に姿を現されよ
地に縛られし我らを、地を砕くことにより救いたまえ
イア・アザトース!
イア・アザトース!!
さあ、終焉の歌劇を始めよう……
ミサ・ジ・レクイエム・ペル・シュジャイッッッ!」

その宣言とともに、羽虫の巨影は君たちへと襲い掛かり、歌劇団は邪悪なメロディーを奏で、不愉快な演技を開始する。
405星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/11(日)21:39:33 ID:oiN
>>外にいるロイコ先生以外の全員
虫の巨影は、怒りをあらわにするようにギチギチと牙を打ち鳴らしている。
それらは、意思ある大波のように、君たちを飲み込もうと迫る
406アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)21:43:15 ID:lPr
>>404
「……ばっ!!」

左腕で鎌を振るい、右腕をカバーに回して爆発的な闇を攻性魔法として放つ!数は甚大なれど、無限とは否であるのならばいずれは尽きようとのケツイが如し!

「ぎ、、っ、……っ、ううぅぅーーー……!!」

殺到する光の鞭打!連打!神経の鉄弦を錆び付いた鋸で引く様な……それよりも遥かに超越した痛み!

「……アァァァァッッッ!!」

貪婪に吠え猛り、自身の周囲に闇の空間を展開!防衛魔法に優れてはいない彼女の取った気休め!
しかし時に気休めはいのちを救う場合もまた存在する、最も、それが今かは不明瞭ではあるが!
407マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)21:45:26 ID:c0f
>>404

「防いだな……防いだってことは、困るってことだな!」

「キャノンズッ、畳み掛けろおっ!」

【キャノンズが楽器隊に再突撃】

(キャノンズを防御には使えない)
(切り札のことを考えると、魔法の使用も避けていきたい…)

「ワンワン、転がれ! 」

そうして下されたワンワンへの命令はマオを中心とした高速回転
マオは鎖をがっちりと握ると、遠心力を利用し、同様に回転!

「にゃにゃにゃ……! ぶっつぶしてくれるるるっ! 」

【鉄球とともに竜巻めいて回転! 攻撃と防御を両立させようと!】
408シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/11(日)21:50:52 ID:ojT
>>404
「…クッ!!」

オルガマリーのタクトから練り上げられた魔術の壁。
シーモアはその衝突を防ごうとブレーキをかけてその場に留まった。

次に迫り来たのは蟲の大群、シーモアは魔術の壁を背にして蟲に対しての魔術を唱え始める。
杖を構え、その先に魔力を紡ぎ、収縮させまた紡ぎ、魔力の核を作り出すと

「……吹き荒べ!!フロード・オブ・フォース!!」

自らを中心にその核を地に叩き付ける!
それは太陽の如く輝きに満ち、シーモアの周囲に確かな威力を持った衝撃波となるだろう!
壁と蟲の大群、シーモアはその両方に同時攻撃を仕掛ける!!
409ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)21:50:55 ID:kHx
>>404
『おぉ、あれが……。何匹、何人?多少落ちていくように見えるが、大丈夫かい?
 ふふ、故郷では食うか食われるかで手いっぱいだったから無宗教だったが、これが終わるころまでには決めておこう』

感嘆するような声色を作って、その巨影を見遣るロイコ。
発声器官を伴わない意思伝達において、声色を偽ることは容易いことだ。
そして何匹かのシャンが落ちていくのに、懸念を示すように彼らに聞いてみるロイコ。上手くいけば、これでボロが出るかもしれない。

もちろん、虫の言う日光への警戒も見逃してはいないが。現状で活かせるかは怪しい。
場合によっては、マックロイへの憑依の延長で光魔法の行使をさせることも視野に入れようか。

『いあ・あざとーす…… この詠唱は何だい?』

そしてシャンたちがしきりに繰り返すワードを拾って、訊いてみることにする。
ともすれば、一度儀式を中断するための手がかりもまた得られるかもしれない。
410シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/11(日)21:52:47 ID:uKu
>>404
「うわ!? ……いったー…………ん?」

魔力の壁に激突し、尻餅を付くシャディは耳から手を離していた。そして怯んでいる? 巨影を見て、考えを走らせる。
光に弱い? しかし、それだけでは散ってくれなさそうな存在だ。……気を引かせることなら、可能かな?


「それじゃ、光の性質、変えてあげよっか!?」

影の手は再びオルガマリーへと伸びていく。無論、障壁が来ればその手はあっさり止められるだろう。
だが、シャディは巨影に突っ込むようにマントに半身を包んで移動すれば、そんな戯言を叫んだ。

ハッタリである。怯ませられればそれでよし、キレて突っ込むような頭を持ってるとは考えにくいし、邪魔できればそれでよしである。
そして位置取りは巨影を突き抜ければ光がオルガマリーの目に行くような嫌らしい位置である。

「その鞭、気を付けてよ! 多分いったい!」

遅い。
411星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/11(日)22:09:51 ID:OFs
>>406
羽虫たちは、君の魔法によってぼとぼとと落ちていく。
そう、いくら膨大とはいえ無限ではない。事実、君の魔法により巨影には一瞬穴が開いた。すぐにふさがってしまったが、全体的なサイズは少しいじんでいるようだ。
耐久性自体は大したことがないらしい。
しかし、いつまでも巨影に接していて、果たして君の体がもつかどうか。魔術による防御でいくらかダメージは抑えられているが、それでも激痛には変わりない。

>>408
君の攻撃は相手を攻撃すると同時に身を守ることにも役立っている。
近づいてきた虫たちはその攻撃に焼かれ、壁は時間が少し経ち弱まったこともあるのか、そのまま音を立てて崩れ去った。
歌劇が始まった以上、再びこれを張りなおすのは難しいだろう。


>>407
「ち、我が同法ながら使えなイ……! おい、予備たち! 壁になるんだヨ!」

その声に反応したのだろう、舞台の上で歌や踊りや演奏を披露するものとは別の人間が、舞台袖からあらわれて君の攻撃を身を挺して守った。
虚ろだったその顔は、声は上げずに苦痛に歪んでいる。

「いいねぇ、こういう自己犠牲なんて狂気の沙汰を、君たちは愛と呼ぶのだろウ?」

ぎちぎちと、君の悪い笑いをコンダクターはあげた。

君の虫への攻撃は、やはりいくらか通用しているらしい。攻防一体のその攻撃は確かに有効だろう。しかし、完全に隙間なく守れるというわけでないのなら、その隙間から光の鞭が襲い掛かり激痛を与えるだろう。

>>409
【サル相手になにをぐずぐずしているンダ!】

改宗の声にも気づかないくらい、チューナーは怒っている。そこに、仲間の死を嘆く様子はない。

【その言葉は、簡単に言えば祈りの言葉サ。神をたたえ、神に願う、それだけのことばだヨ】

どうやら、あの詠唱自体に何かの力があるわけではないらしい。

>>410
虫も先生も、その表情を読み取ることは難しい。しかし、その言葉に反応したのは間違いない。無数のガラスのように無機質な目が、君を捉える。

「そのガキを最初に潰すんだヨッッッ!」

巨影は君を取り囲むように、押しつぶすように、確実に倒すべく狙いを定めている。逆に言えば注意を引き付けたともいえるのかもしれないが、
本当に全ての虫が君に鞭を打ち付けたとしたら、もはや痛いでは済まない。
412星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/11(日)22:13:57 ID:OFs
>>410追記
君のはなった影の手は、やはり予備と呼ばれた何人かの生徒たちが自らを壁にして守ろうとしている。
複数の目が歌劇団を守るべく警戒している。
413アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)22:17:49 ID:lPr
>>411
「う、……っ、くく、」

喉の奥から滲み出る嗤い声!何に対して?不明!闇の防御円はそれでも、僅かな時間のみをアラスミシアに与えてくれてそれで充分!

金剛石が如き煌めく肝要の瞬きの刹那!百の蝉の断末魔の絶叫を重ねたが如き音と共に鋸巨鎌の付け根のギアを歪に動かし薙刀状へと深化を遂げさせ、構え直し……

「……ごぉうっっ!!!」

刃に魔力を纏わせそれはまるで巨大なる闇水晶の大黒柱!
宙に居ながらにしてそれで叩きつけるが様に縦に振るった!質量と威力、速度!それ即ちパワ!!!!
414マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)22:24:11 ID:c0f
>>411

マオの行動は実際付け焼き刃だ
隙間もなく守れるはずがない!
バチバチと爆ぜるような音が脳内に響き、マオの動きは止められた

「いぎゃっ…! あぁぁぁっぁあッッ!」

痛い! 身を焼かれる程の激痛に動きは止められ、鉄球は地に落ちた
キャノンズ達の攻撃も同様に防がれている。これはまずい。

「……キャノンズ、攻撃をやめて、待機だ」
「ワンワン…疲れたろう。君も休むといい」

次いで、敵の意識がシャディに向いた時点で行動
労いの言葉をかけるのはフェイストゥフェイスの解除条件だ
【ワンワンの魔法を解除】【キャノンズを待機】


「僕は英雄じゃない、正直、君たちを犠牲にしてでも助けたいものがある」
「それでも、まってろ、いま、たすける……! 」


地に伏せた鉄球の傍ら、攻撃が止んでいないのならその激痛に耐えながら
マオは両手を地面につけ、身体中に魔力を充填させた。なにかするきなのだ!

【土下座で魔力充填中】
415シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/11(日)22:24:14 ID:uKu
>>411
「アッハハ! 時間かかるけどねぇ! やーい間抜けのコンダクター!」

ここぞとばかりに煽りに乗り出した。影の手は虫を払うのではなく、その壁に使われた予備のメンバーを掴んでやや強引ながらも、後方に送ろうとするだろう。
破壊ではなく壁の膜を剥ぎ取る方向である。

そうなれば当然、虫に対する対策は遅れるが――目の光を「弱めた」

「あれー? 日光にされるの怖いのかな? ほーら、光が弱まってるでしょ……? 一回消えたら――次は何の光だろうねー?」

影の手は仕事を終えたなら瞬時に溶け去り、シャディの足元に展開されるだろう。そして、シャディの黒いマントからは細長い鞭のように具現化した影が虫を払おうと動いた!
416シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/11(日)22:26:38 ID:ojT
>>411
溢れる光、壁を貫いた閃光の中から堂々とシーモアはステージに上がる。

(この感覚…今ので魔力が半分を切ったか…!)

しかし彼の旗色は良くない、先の戦闘、屋上に置いてきた疲労が今になってやってきたのだ。
シーモアもまた、先程と同レベルの魔術は使えないであろう。

「……エイミング・ダート!」

咆哮とともに杖を振り抜いて編み出した光は小さな矢、エイミングダート。
それは子供騙し程度の威力しかないが、直撃すれば人を仰け反らせる程の衝撃はあるだろう。
続けてシーモアが繰り出したのは本命のレイピアの突き攻撃だ!!

魔と武を織り交ぜた二重の連撃がオルガマリーに差し向けられる!
しかし、もしも他の生徒がシーモアの前に立ちふさがれば間違いなくシーモアは攻撃の手を手を止めるであろう。
417ルーシェ◆UFH2tocGt. :2018/03/11(日)22:27:35 ID:cHR
>>411

溢れんばかりの光を身に帯びてその場に到着した少女は虫の群れを敵だと認識し、六本の雷の刃をそれらに向かって放つと両手に更に魔力を込めた。

「遅れてすみません!今から加勢しますッ!」

光を増した拳を地面に叩きつけると雷鳴が轟き、雷の枝が四方八方に拡散して次々と虫に襲いかかる。
まずは仲間達に襲いかかる虫の数を減らすことを少女は優先する。


「はぁ、はぁ……ッ!」
418ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)22:34:04 ID:kHx
>>411
『そうか…… じゃあ、もういいや』

シャン達に仲間との連携や感情が無いのは理解した。攻撃が効いているらしいのも確認済みだ。
加えて、強い魔力光には警戒を示す。虫たちの気をそらすことに関して言えば、十二分に材料が揃ったといっていい。

そして、目的は召喚の阻止にすれは一先ずの危機を避けることができる。
余裕がなさげに妨害の手を繰り出してきたシャンの様子から、それもまた確実と言っていいだろう。ならば行うべきは。


『ほら君、起きろ。……償う機会を与えてやる』

憑依魔術で今度はマックロイに語り掛け、内側から意識を叩き起こす。
ロイコ自身は先の水魔法のせいであまり魔力に猶予があるとは言えないが、ずっと寝ていた彼にならあるだろう。
元気に戦うことはせずとも良い。ただ言葉に従って、光の魔導を唱えてくれれば。
魔法陣が必要ならば、物質変換でロイコの身に刻むことができる。彼にとって肉体以外は。術の発動に阻害は無いはずだ。

『……頼んだぞ?』

戦況を見れば、マオが何やら準備を進めている様子が後ろから見える。
ならば気を引くことに関しては、フォローしてやるとしよう。シャンの精神干渉とどちらが上か、与太話で稼いだ時間を武器に挑んだ。
419星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/11(日)22:50:56 ID:OFs
>>413
三種のエネルギーにまつわる要素を見た裾の一撃は、間違いなくすさまじいパワーを持っており、注目がシャディに向いていることも大きかった。
それによる撃墜数は先ほどの比ではなく、目算で全体の五分の一は墜落しただろう。それに合わせて虫のサイズも縮まる。
現在君は虫に包まれていない。なので今この瞬間は少なくとも防御を解いたってダメージは受けないだろう。

>>414
とてつもない激痛が君を襲う。常人であればのたうち回るほどの大激痛。しかし、その攻撃は一旦止み、シャディへと向かっていた。
そして君は地面にキスをする。それは問題なく、君の体に魔力を満たしていくことだろう。

>>415
「コイツ……!!」

顔でわからなくとも大体わかる。だいぶとさかにきているようだ。光が弱まり、そのようなあおりをしてしまったのだ。逃げることもできない虫たちは、さらに勢いをつけて君に襲い掛かる。
ちなみに肉壁たちははがされるものかと踏ん張っているため、後方に寄せるには少し骨が折れる。少なくとも筋力自慢ほどのパワーがなければその目論見を果たすのは難しい。
具現化された影は虫たちをいくつかは払い落とすが、やはりすべてというのは難しい。それ以上何も抵抗策がなければ、そのまま悪意の光に飲み込まれてしまうだろう。

>>416
君は疲れをものともせずにオルガマリーに攻撃を仕掛ける。しかし、その攻撃は壁のうちの一人が立ちふさがることで受け止めようとしていた。
オルガマリーはシャディに夢中だ。ということは、この予備たちと呼ばれたものは、最初の壁になれという命令を守り続けているようだ。

>>417
君は、そのおぞましい歌劇と巨影の姿を目撃する。だが、今の君がそれにおびえることはない。自分の中の正義に従い、雷の枝を張り巡らせた。
注意が別に向いていて、なおかつ不意打ちの形だ、また多くの虫たちが失墜し、そのサイズは他のメンバーから見て最初の3/5ほどに縮んでいるように見える。

>>418
君が魔術の対象を変えると、その顔は苦痛に歪み始めた。

「ぐ、がぁッ!? 頭が、変だ、おかしい! 脳みそを掻き出したいほどに、気色が悪い!!」

その反応は、君が使う魔術のせいだけには見えない。それは、日光がなくなり意識を支配しようとするチューナーの最後の抵抗だ。
しかしヴィンセントは、頭を押さえつけながらも、君に目を向ける。その眼は、理性あるものだった。

「マックロイを……なめるなよぉッッッ!!」

叫びとともに彼は、君の指示通りに強烈な光を生成した。その強い光は、シャディを襲おうとしていた虫たちの注目を集め、さらに最初の、いやそれ以上に大きな混乱を生んでいる。

「何をしているんだお前タチ! 日の出にはまだ早イ! あれは単なるこけおどしダ!」

コンダクターの声も届いておらず、それらは大きなスキを生んでいる。
420マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)22:52:55 ID:c0f
>>419
光の鞭を浴び、激痛に打たれながらもマオは両手を地面に張りながら、彼は頭を叩きつけた!
そのポーズはまさに土下座! Japanese Dogezaである!
あぁ、マオの精神はここにきて限界を迎えたのか? 軟弱な彼に鞭は痛すぎたのか? 違う!

「───強権発動・強制執行・監獄学園」

ありったけの魔力が大地に注がれる
彼の魔力量は決して多いほうではない
それでも、大切にされたものは持ち主に力をくれるというマオの感性が
フェイストゥフェイスの魔法を強固なものとしてきたのだ

「僕らは君の歴史を否定させないぞ。だから、君ももし、生徒達を、先生達を救いたいと思ってくれるなら、力を貸してくれ! ネポック魔法学園! 」

発動対象はネポック魔法学園!
ターゲットは音楽隊!

「のみこめぇぇぇぇええぇ!」

【魔法発動、大地に巨大な口腔を発生させ、丸呑みで音楽隊の拘束を狙う】
421アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)22:56:45 ID:lPr
>>419
「ふ、フフフ……」
「アァーッハッハッハァッ!!」

闘争の純粋な喜びに、アラスミシアは笑い声を上げた
彼女は闇水晶の刃を震わせ、揺すぶり、本能のままに走らせた。まるで一羽の朱鷺が快晴の空を貫いて喜び舞い飛ぶように
黒曜の力の残滓がその体に走り、幸福な陶酔が他の全てを圧倒した
宿痾が如きはずのそれのはずだが、何故であろうか、今はとても心地良い
彼女はそれが、彼女の中に芽生えた春土を破る光と言う名の新芽と、そして闇との共存であるという事に気が付いてはいない
ただただひたすらに、目の前の虚栄たる巨影を構成する存在を落とすが為に踊る水晶の刃!
422ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)23:04:40 ID:kHx
>>419
>>420
「『……上出来だ』」

対の意識を持つ精神干渉に耐えることは、並大抵のことではなかっただろう。
それでも知性と理性を持ってシャンの干渉を制したヴィンセントに、賛辞の言葉を贈る。

そして、生まれた隙にすかさず奥の手と思しき魔術を行使した、マオにも。
大地が揺れる感覚に何となくそれを理解して、口に出したねぎらいの言葉は彼に向けて。

「……さあ、微力ながら加勢しようか!」

今、ヴィンセントに触れている手を離せば、彼がどういう行動をとるか分からない。
今の状態は、あくまで接触時間を伸ばしたロイコの憑依があって均衡を保っている状態だから。
だから、後ろから彼を抱きすくめるような形はそのままに。生徒と虫との間にいくつか、地面から湧き上がらせるように水球を置いた。
ルーシェの迸る雷撃が、それに触れた時。弾ける水に乗して拡散し、多くを仕留めるために。
423シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/11(日)23:05:28 ID:uKu
>>419
「アハハ! そうそう、そうやって僕に集まってきなよ!」

肉壁に対する動作はすぐに終わった。自分で動かせないなら、他のメンバーに任せるべきという判断は異常に早い。
問題はこの先、光がもはや星の光ほどの光量になると、一度その目は閉じられた。

「じゃあねー、後は皆にお任せー! 来るなら来なよ! 僕が無事ならコンダクターさんの負けだよー? 次の光をお楽しみに!」

影の鞭が少し払い落とせば、その身を影の卵に包み込んだ。

(あぐッっ……!! あっ、い゛、ヤバいかも……!)

打ち付けられれば、その度にその殻は薄くなりシャディの身体に激痛を走らせていく、例え痛みが弱まるとしても神経に直接来るものは防ぎ切れない。
ピシ、と亀裂が入る頃――シャディの身は影だまりに潜んでいた。わざとらしく存在を示すそれは、オルガマリーの元に移動しようとしていた。
間違いなく、そこに居ることを示している。追撃されるなら――それもまた望み。
震える身体と痛みで食い縛って切った口内の血を滲ませて進もうと。

(……もし来るなら、上等だよねえー……あっははー……)
424シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/11(日)23:08:18 ID:ojT
>>419
「…ッ!?こんのッ!?」

立ち塞がった者を敵として扱うことは……剣で穿つことはシーモアには出来なかった。
矛先をあと一寸というところで逸らし、シーモアは一歩下がる。
その場で茜色のマントを脱ぎ去り、一つの魔術を自らに刻み付けた。

「……断魔のムサシ。」

それは簡単が故にハイリスクの身体強化魔術。
この魔術効果が切れれば最早シーモアは木偶の坊と化す。
しかしそれでも──!

「この私、シーモア・トワイライトの前に立ち塞がること…」
「…それは無意味な事と知れ!!」

刃物や魔術による殺傷が出来なければ、選択するは格闘による無力化!
盾となった生徒に向けてシーモアはひたすら跳び蹴り、正拳突きを繰り出すであろう!
425ルーシェ◆UFH2tocGt. :2018/03/11(日)23:11:09 ID:cHR
>>419

体を覆っていた光が右腕に収束し、腕を前に突き出すと鬼気迫る勢いで叫んで少女は目にも留まらぬ速さで拳を何度も振り抜く。

「ランペッジャメントッ!!」

星の瞬きのように、しかしそんな優しいものではない熱を持った光弾が次々に炸裂する。
ファルシュから魔力を貰ったから放つことができた雷属性の上級魔術。
だが魔力を半分以上を消耗した少女はその場に膝をつき、胸に手を当てて荒く乱れた呼吸を整えていた。
426星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/11(日)23:28:33 ID:OFs
>>420
巨影の意思が散漫になっていたこともあり、君の魔術は学園に対して発動された。
舞台が裂けるように開き、大きな口のように、歌劇団をぱっくりと飲み込んだ。
先ほどまで展開されていた冒涜的なオペラは、一時中断を余儀なくされたのだ。

「キサマヨクモヨクモッッッ!!」

怒りの声が館内に響く。

>>421
君は歓喜を覚えながらも、巨影へと切り込んでいく。刃は混乱する虫たちを次々となぎ落としていき、地面に屍の山を積み上げていく。
笑いながら襲い掛かる闇か、日光を作ると断言する少年か、扉の外から侵入する強い光か。自分たちの命にかかわる案件が三つも同時に現れたこの状況に、混乱はさらに深まる。

>>422
君のねぎらいの言葉を聞きながらも、ヴィンセントは未だ光を放ち続けている。間近で発せられる強力な光は、意識の乗っ取りを防ぐ効果もあるようだ。
しかし、今は太陽が出ておらず自身の魔力だよりの状態だ。そう遠くない未来に魔力がなくなり、光が止まると同時に動けなくなり倒れ伏すだろう。
そして、君の水球が展開された。

>>423
君を激痛が襲う。多少は魔術の効果で弱まっても、やはりめちゃくちゃに打ち付けられるそれは想像を絶する痛みだ。しかし、その痛みも少しして和らいだ。
ヴィンセントの光が、巨影の注意を引いたのである。
オルガマリー、いや、コンダクターに突き進む影の君の前に、またも壁が立ちふさがる。それを抜けられたのならば、おそらくコンダクターに接触することができるだろう。
相手の注意は、あとから現れた強力な光に向けられている。
しかし次の瞬間、君の前に立ちはだかっていた壁は取り除かれることになる。

>>424
君の目論見はまさしく正解だった。身体強化による攻撃は、魔法も使わない壁たちにとって効果てきめん。バッタバッタとなぎ倒されていき、あっという間にコンダクターを守るものがなくなった。
今ここにいる敵は、コンダクターと巨影のみ。

>>425
立つこともままならないほどに魔力をつぎ込んだその魔術は、単体であっても大きな効果を生んだことだろう。
しかしそれに加えて、ロイコによる水球の補助が待っていた。
無数の光弾が、無数の水球によってさらに数限りなく拡散されていく。それは確実に、巨影の姿を見る見るうちに縮めていった。


>>全員
ルーシェの攻撃が終わったと同時に、ヴィンセントによる光は消失し、彼は意識を失った。
それと同時に巨影の混乱も解かれたがしかし、巨影は最初の1/5程に縮んでいる。この最悪な劇も、終幕の時が近い。
427アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/11(日)23:35:48 ID:lPr
>>426
大河の酔倒に満ちた渦の最中に闇が立つ!光もだ!生きる努力をせねばならぬは今!
振るう貪婪たる水晶鉈の音色!慌ただしく棺桶に釘を打つかのような、断頭台を建てるにもこれほど鈍く冒涜なるこだまはすまい!

「……」
「ぎしきだとか、神だとか……」

知らないけど、と腰溜めに構え、そして……!

「わたしからすれば、よるごはんのがえらい……!!」

その脈動せし持続する常闇光の力を信ずる事をしない、焼け尽き染み透り、味気なささえ美味たらしめる強烈な自尊心という香辛料でそれを破り去るのだ!
横薙ぎ一閃!水晶斬!煌めく残線を描く孤月閃!
428マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/11(日)23:39:35 ID:c0f
>>426

「やった……これでみんなもみんなも大丈夫…」
「ありがとう、ネポック………ぐにゃ」

監獄学園は発動された。無益な暴力が消えたと同時に、音楽も途切れた
自分にできるのはここまでか。だが、十分に己の正義は通せたとおもう。
あとはみんなに任せても、多分、怒られない

【マオ クゥニャン 気絶】


『『ヒャーッ! タイキはカイジョ! タイキはカイショウ!!』』
『『とばすぜぇーーーっ…イェッ!』』

だが、彼らの魔力は失われてはいない!
飛翔する二つの鉄球が夜鷹めいて虫達を啄みに旋回!
彼らは鞭を喰らうまで止まらないだろう!
429シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/11(日)23:41:03 ID:uKu
>>426
(……皆凄いなー)

弱まった激痛の波を感じて見ずともわかる。目の前の壁が消えていることも。
巨影にかけられるのは光のみ、しかし、眼前のコンダクターになら容易に向けられる。
さてここまで来れば、最早隠す必要もないだろう。最後に確実に攻撃を当てられるように動けば良いだけだ。

影だまりは、他の仲間がコンダクターに攻撃を加える可能性を考えて少し横に陣取り、光を照らし出して続いて――膝を突いて身を抱えながらも頭から放出される光だけはしっかり巨影へと見せびらかした。

「日光に……なると思った? ざーんねん……嘘だよー……!」

巨影とコンダクターに向けた渾身の煽りである。鞭に打たれたにも関わらず作られた笑顔は満足そうである。コンダクターにはそれがハッキリわかるだろう。
微動だにしないのを見ると、激痛によって歩くことも難しいのだろうが、影の手が直接叩き潰しに虫に襲い掛かる!

「黙って捕まって、てね、悪趣味コン、ダクター」

そして、間近で目潰しの光をコンダクターに向けた。
430シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/11(日)23:41:57 ID:ojT
>>426
地に膝を付け、顔を俯かせ、大げさとも言えるほど肩を上下に動かしながら息をする。
身体強化の効果も切れて全身に疲れが圧し掛かる疲労困憊の状態。
剣も杖も碌に握れない中、茜色のマントだけは上品に身に付けたその姿はまさしくシーモアの意地の象徴。

鬱血した指を握りしめ、それを支えに立ち上がろうとするもその瞬間に始まる根性と重力との綱引き。

──そうだ、懲りないこと。
───それこそが私の、シーモア・トワイライトの存在価値だから…!!

一歩の歩みとともにに搾りカスのような魔力をひねり出し、シーモアはもう一度コンダクターへと跳びかかる!!

「……ヌアァァアアアアアアア!!!!」

コンダクターに全身全霊の力をかけて蹴りを振りかぶった!!
431ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/11(日)23:44:36 ID:kHx
「……お疲れ様」

光が視界から消え、意識が感覚から消える。青年の様子を察してその場に横たえてやると、労うように頭を撫でて。
晴れた視界越しにホールを見れば、終局は近いようだ。魔力の少ない身体を奮い立て、ロイコは立ち上がり足を踏み入れる。
先の水球を出したところで、ロイコにできることは既にあまり無くなっている。
昼間の水儀式魔法は、それだけの負担をロイコに強いたのだから。

「……ほら、君もだ。よっ、と」

だから今できることは、力尽きた生徒に寄り添うことだけ。
ぐったりと倒れ伏したマオに、肩を貸すようにして立たせるロイコ。
彼が食い止めた世界の危機の終焉を、彼と観劇するようにして。

「お疲れ様、だ。ほら、もっと誇れ?」

安らかな呼吸だけを返答に、傍らの少年に笑いかけた。
432ルーシェ◆UFH2tocGt. :2018/03/11(日)23:46:26 ID:cHR
>>426

指をほんの少し動かそうとしただけで途轍もない疲労に襲われた。
あの魔術は少女に身体の限界を超える負担をもたらし、口から血を吐いて青ざめた表情で弱々しく言葉を紡ぐ。

「とどめは……」

その肉体を酷使し、命を削って少女は戦っていた。自分が無理をしていたことを傷が開き、耐えがたい激痛が走ったことでようやく認識する。

「お願い、だよ……」

その意識は闇の中に落ちる。少女の身体はその場で震えながら、力を失って倒れた。
433星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/12(月)00:04:34 ID:vND
>>427>>428
その冒涜的な音は、巨影をたじろかせる。虫たちに迫り、確実的な晩餐の鐘の音なのだから。
叫びながらとびかかる鉄球に、虫たちはその規律性を失っていく。自分たちを食い荒らす捕食者が現れたのだから。
キャノンズに襲われまるで内側から食い破るかのように、巨影の体はボロボロになっていく。そして、断頭台のギロチンがごとく放たれた一閃は、跡形もなく巨影を消し飛ばしてしまった。


>>429
「キサマラァ……!」

怒りのままにシャディへと向けられたタクト。しかし、そこから魔術が発せられる前に、額から強烈な閃光が走った。
まるで目に何かが当たったかのように、手で目を抑える。コンダクター。その強い光は、日光でなくても大きな意味があった。

>>430
君の絞り出された魔力は、しかし大きな力を与えた。光から回復しシャディへの攻撃を再開しようとするコンダクターには、君が飛びかかってくることに気付かなかったらしい。
何が起きたかもわかっていないように、君には感じただろう。君の渾身の蹴りは、コンダクターの体を捉え、劇場の壁にまで吹き飛ばしてしまった。

>>430>>431
力を使い果たし、その場で劇の終わりを見守る君たち。
その光景を見たものも、見なかった者もいるだろう。しかし、君たちが託した願いは確実に果たされた。



>>全員
辺りは静寂に包まれている。もう不気味な音楽も、嫌悪を催す羽音も聞こえない。
そう君たちは、邪悪なる昆虫怪物たちの野望を打ち破ったのだ!
434アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)00:10:51 ID:ytC
>>433
「……」

闇水晶に亀裂が走り、砕けて光の粒子となりて周囲に舞った
ただ殺戮の為だけに生み出されたそれの散り行く様は純粋に美しさを湛えた、黒曜色のダイヤモンド・ダスト

「……おなか、すいた……」

その場でくてんと座り込んでお腹を抑えるアラスミシア
彼女の魔法は多くの魔力と、それとエネルギーを使用するのだ
すんすん、と鼻を鳴らした、こきこき、と首を鳴らした
どうにも嫌な夢見の朝だったのだが、鮮明に思い起こす事が叶わない
今一つ、晴天の中に浮かぶ曇雲が気になるのであろう
ともあれ、嗚呼、ぎうどんが食べたい
435シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)00:12:25 ID:0jB
>>433
「これにて……酷い歌劇はー……しゅーりょー……つかまー……――」

吹き飛ばされたコンダクターと消え去った巨影。
音楽団も既に不在で、シャディはこの瞬間――張り詰めたものが切れた。
ドサッ、と後ろに倒れる彼の額の目から放つ光は細まり、そして目が閉じると消え失せた。
同時に彼の目は閉じられており、その場に倒れ伏せる姿はどう見ても、意識を手放していた。

疲労と、激痛と、安堵と――遮断された記憶は彼を眠らせるのに、十分すぎるものだった。
436ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)00:20:41 ID:q7l
>>433
「みんなもお疲れ様、だねぇ……」

ホールに倒れ伏した人の数を見て、苦笑がてらに労うロイコ。
体力だけは自分一人でも温存しておいて正解だったかもしれない。なんにせよ、こうした後始末は教師の仕事だ。

「済まない、起きられるか?」

マオに肩を貸したまま彼を揺すり、気を取り直せるか確かめる。
全力を出し切っただろうマオには申し訳ないが、今は人手が欲しい。
そして起きないのであれば、勝手に袖から鎖鉄球を引き出してオルガマリーを拘束するだろう。
ヴィンセントと同様、憑依のように干渉されているのだとしたら。彼と違って余力があるだろう身体で何をされるか分からない。

……さて、割と困った。過去の自分たちに感づかれてはならない以上、自分たちは手早く引き上げるのが正解なのかもしれないが。
これだけの人数が再起不能になっている現在、それすらも容易ではない。

「あははっ…… カメリア先生、何とかしてくれないかなぁ?」

お手上げとばかりに軽く首をすくめて、だれか立っている人間に言うのだった。
437シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/12(月)00:20:51 ID:8K2
>>433
フィナーレだ。
邪魔者を蹴っ飛ばし、今、新しい明日への道が開けたのだ。

止まらない勢いに、シーモアはステージの上で流れる様に転げまわる。
そして今この場にいることを謳歌するように、大の字に寝そべりながら笑みを浮かべた。

それは勝者の笑み、未来を切り開いた自分たちに許された笑み。

「………私の…私たちの、勝利だ。」
「……フ、ハハハ、アッハハハハ!ハーッハッハッハッハッ!!」

……シーモアは、高らかに笑い、全ての思いを出し切り、満足に眠った。
それはまるで、カメリアの研究室での幸せの一時の様に。
438マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/12(月)00:25:12 ID:cSi
>433

『イェッ! 』『イェッ! 』

『『MVP ハ モラッタナ!!』』

キャノンズは互いを打ち鳴らし、勝利に歓喜の声をあげた
ここにくるまでに多くの兄弟が行方不明となったが、決定的な勝利を二人(ふたつ)は見届けたのだ

『モッカイ! モッカイ!』『モッカイ ボコットコ! 』

そうして、先程のワンワンがそうしたように、二人の鉄球もまたコンダクターの確保に掛かる
憎しみは十分すぎるほどに込められているのだ

>>436

「んにゃ……おわったのか…にゃ」

呼び起こされれば、寝ぼけまなこで周囲を眺める
鉄球にしばかれるコンダクターと倒れた女の子、座り込む黒いの
自らに肩を貸すロイコ。そうか戦いはおわったのか。

「………どうせ、うばえるでしょ」

促されるままにワンワンの魔法を発動
何をしたいのかしらないが、いまは疲れている。
ご自由にどうぞといわんばかりに、指示を与えずに項垂れた! 失礼!
439星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/12(月)00:41:45 ID:SQ0
みなが満身創痍となっていた。あるものは喜びの声をあげ、あるものは倒れ、あるものは倒れたコンダクターを捕縛し、あるものは疲れをおして倒れたものを看護している。
そんな中、

「よくやったみんなー!!」

君たちに向かって、飛んでくるものがあった。それは、君たちもよく見知った顔。カメリアである。
彼女は君たち一人一人の頬に、フラスコ越しに抱きつくという彼女なりのハグで喜びと労いを表した。

「みんなの頑張りは、キャノンズを通して聴いていたぜ! だからアタシ様たちも、アタシ様たちの仕事を頑張れたんだ!」

そういう彼女の後ろを見てみれば、途中カメリアに呼ばれてその場を離れていたメンバーが、君たちに負けないくらいに満身創痍な様子で君たちをねぎらっていた。
よく見ればカメリアもやつれ気味で、空元気で君たちに接しているように見える。

「お前たちも、こいつを持ち出すための申請手伝ってくれてありがとうな! あとは、アタシ様の仕事だぜ」

そういって古めかしい箱から、7枚の虹色に光る鏡を取り出した。

「もうすぐお菓子パーティの待ち合わせの時間だ。アタシ様は矛盾を作らないために、そこに行かなきゃならねえ。でもその前にロイコ先生、聞いておかなきゃいけないことがあるんだ。少し、いいか?」

みんなから少し離れてカメリアが聞いてきたのは、自身が死んだ、と思われる場面の詳細な状況についてだった。
440ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)00:49:30 ID:q7l
>>439
「ん?何です、カメリア先生?
 ……あぁ、君たちは今くらいゆっくり休んでくれ」

そしてカメリアに連れられて聞かれたのは、出会った当初に話した彼女の死について。
何分、過去の自分の認識に齟齬を生んではいけないアイテム。そうした意味もあるのだろう。
やや気がかりそうな表情にも見えるカメリアに、当時の様子の子細を話すロイコ。

「―――とまあ、そんな感じで。
 壁越しにガラスの割れる音を聞きはしましたが、誰も見てはいないはずですねぇ
 その魔道具で許容できる主観的認識は、どのくらいの範囲なんですか?」

その回答は、果たしてカメリアの求めるものだったのだろうか。
441シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)00:53:58 ID:0jB
>>439
「…………んー……」

カメリアの労いにシャディの表情は少し安らぎの色を強めた。
眠っていても、声は届いているのだろう。
今は影も反応を示さず、地面に擦られる尻尾だけがそれを強調するのであった。
442アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)00:55:37 ID:ytC
>>439-440
「……」
「ぎうどん、たべる」

スクッと立ち上がるアラスミシア、休憩終了なのだ
そうして彼女は来た時と同じように、唐突に何処か(食堂)へと走り去って行く
闇と光の混在する存在は取り敢えず、今日も明日もおいしいごはんが大切なのだから
443星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/12(月)01:03:08 ID:vND
>>440
「おう、ありがとうなクローディア先生。あんまり思い出したくないだろうに……」
「この魔法道具は、古ぶるしきものの手鏡だぜ。コイツを使ってどうするかは……まあ、10時になったらわかると思う」

そういうカメリアはなぜか言いよどむような様子を見せ、表情も、申し訳なさそうな、何とも言えない顔をしていた。
>>441
君は眠りの中で、しかしながら安心を抱いて、カメリアのねぎらいを聞いていた。

>>442
「おう。クレメンティアスも今日はよく頑張ってくれたな! またお菓子御馳走するぜー!」

走り去るアラスミシアに向けて、そうねぎらいの言葉を贈るのであった。
444星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/12(月)01:05:50 ID:SQ0
そして、例の日、朝十時。場所はカメリア先生の研究室前。
この場にいる君たちは、その光景を目撃するだろう。今まさに、カメリアが壁に穴を開け、中に入って行く様子を。その中ではおそらく、過去の君たちが瞼をこすりながら異様な空気に困惑しているはずだ。
そして、今を生きる君たちも、一つ困惑するかもしれない光景がある。シャディ、ロイコ、ファルシュ、他にも同じ授業を取っているものがいるならしっているかもしれない。
ダニエル・レオンハートという男子生徒が、カバンを持ちながら、中からは決して見えない位置で聞き耳を立てていることがわかるだろう。
その顔はひどく真剣で、姿が見えないように、物音を立てないように、壁に空いた穴をじっと見ている。
しばらくすると、耳のいい人がいるなら聞こえてくるだろう。

「よかった……いや、そう言ってくれるって信じてたぜ? それじゃあ、頼んだぜてめーら。アタシ様は、救助の手伝いに向かう。
てめーらが未来を変えてくれるなら意味のない行動かもだけどよ、それでもぼーっと引きこもってるのはアタシ様の性に合わねえからな」

一連のセリフを聞いたダニエルは、クワッと目を見開き、君たちも見覚えがあるだろう。掌から紫色の触手を出し、カメリアへと巻きつけ、引きずり出す。
いや、彼の魔法を知るファルシュなら知っているだろう。あれは幻術のようなもので、カメリアは引きずり出されたのではなく、そう見えるように自分の意思で出てきたことを。
壁の中からは決して見えない位置までカメリアが来たことを確認したダニエルは、クワッと目を見開いたまま、まずカバンから空のフラスコを取り出し、床に叩きつける。あたりには、ガラスの割れるような音が響いた。
そしてさらに目をクワッと見開き、カバンから大きなハムの塊を取り出し、ガツガツと食いつき始めた。あたりには、何かを貪るような音が広がる。
その直後、叫び声や悲鳴が中から響き、それは虹色の光が穴から漏れ出したとともに、不自然な形で途切れていった。
そして、今この場にいる君たちに振り返り、少しばつが悪そうな顔をして、こう言うのだ。

「その、おかえりって、言うべきかな……?」
445マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/12(月)01:18:47 ID:cSi
>>444
壁の中の自分は今ごろ泣きじゃくっているのだろうな、そんなことを思いながらマオは照れ笑いを浮かべた

「約束を守ってきました。誇り高き風紀委員が一人、マオ クゥニャン、未来か過去か、変えてまいりました、にゃ……」

下らない演技をされた、とは思わない。
それが演技になったのも、先までの戦いがあったからなのだろうと、理屈ではなく直感で察した。
過去に確定したことは繰り返さねばならないのだ。
だから、カメリアはこんな演技をしたのだ。それならば自分もしなければならない演技があるだろう。

「……あぐ………もう…せ……ぅにゃ…」

これはタイムパラドックスとやらを起こさぬための、演技なのだ。
自分に言い聞かせて、彼は目に溜まったものを拭い払った。彼の演技は本格派なのだ。
446シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)01:27:21 ID:0jB
>>443
>>444

「…………」

何をしているんだろう、彼は。

シャディがダニエルのしていることを見てまず抱いた感想はこれである。触手の魔法を見て一瞬止めそうになったのは、本能か。
しかし、ある程度考えればシャディでもわかる。これが所謂「帳尻合わせ」なのだろうと。ガラスの音であることに安心する。
なぜハムを食い出したのかはやっぱりわからないけど。とりあえずうんうん頷いてる、ダニエルからすればキツい仕草かもしれない。
おかえりには光が収まった後に。

「ただいま――皆ー」

小さな声で返事をして、笑顔で何故か目から涙を流してカメリア教師のフラスコを持ち上げるのであった。
額の帯は少し湿っていたという。
447ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)01:30:29 ID:q7l
>>444
「あははっ……!ただいま、で良いんですかね?」

過去の自分たちの認識を違えないためとはいえ、舞台裏を直視するのは何とも堪えがたいものがある。
幸いだったのは、他の生徒たちが絶句しているようだったことだろう。過去の記憶にない、笑い声を入れずに済む。
だが、これでいいのだ。滑稽に過ぎる光景を現実にしたのは、他ならぬ自分たちであるのだから。

穴の開いたカメリアの部屋の扉を、コンコンと二度ノックしてみる。
なんの返答もない扉の向こう側では、自分たちの記憶にもあるパーティの残骸が転がっているのだろう。
俯いて声を零すマオの頭に、くしゃっと手を置いて。なんとも微妙な心境を前に、それでも確かな感慨があった。
448アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)01:34:14 ID:ytC
>>444
『あー、もー!待って下さーいっ!』

向こうの方から聞こえるミズハの叫び声、それを背に走って来るアラスミシア
多分これが彼女らの日常なのだ、昨日も今日も繰り返している風景なのだ

「……ん、あぁ……よぉ」

アラスミシアは一瞬立ち止まり、一同に向き直って軽く左手を挙げた
しかしすぐさま迫る、バイオレンスなラクガキを顔に施されたミズハ

「……」
「……じゃ、……」

捕まるわけにはいかない、短い言葉と共に窓から飛び降りてそのまま逃走
ミズハも同じく、立ち止まって一同に頭を下げて一礼、窓から飛び降りて追跡
その向こうではフェルゼフィードが魔法の特訓を行なっていて、稲妻が踊る
変わらない日常、いつもの学園、そして生活
449シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/12(月)01:38:51 ID:8K2
>>444
「……使命は確かに果たしました。」

正直に言ってしまえば滑稽であった。
だが、カメリアのおかえりという言葉に何処か救われた気がしたシーモアは顔を綻ばせて静かに無事の帰還を報告する。
それはまるで喜劇のように。

今ここに、明日というステージが存在している。
そして誰もが幸せそうな顔をしている。
だからシーモアも笑って答える。

「…ただいま、カメリア先生。」
450星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/12(月)01:52:08 ID:vND
>>445
「おう、クウニャン。お前は本当によく頑張ってくれた。被害者のみんなを確保したのは、お前にしかできないファインプレーだったぜ!」

そういうカメリアの目にも涙が。ねぎらいの言葉をかける側だというのに、どうにももらい泣きしてしまう。
フラスコに阻まれて涙をぬぐってあげることもできないが、せめてもの気持ちとして、夜と同じように、フラスコ越しにハグをして彼の苦労をねぎらった。
>>446
「マリウント、急にそれはやめてくれって言ったじゃねえかよー。でも、あの時身を挺しておっとりになったの、かっこよかったぜ!」

そう言いながらも、カメリアはどこか嬉しそうで。されるがままにして、下ろされたのちに、マオと同じく、シャディにハグをすることで返した。
ちなみにダニエルは未だにハムをむさぼっている。まるで地獄の亡者めいた声で「ニク……ウマ……」とつぶやいている。こいつは放っておこう。
>>447
「ああ、お帰りだぜ、クローディア先生。みんなを引っ張ってくれて、何も聞かずに送り出してくれて、ありがとうな」

答える形で、もう一度お帰りとかえす。キャノンズを通じて、そしてこの扉の向こうでも何も言わずに付き合ってくれた彼女に、最大級の感謝を。
そして、その感謝の気持ちを伝えるべく、ロイコのほほに、フラスコ越しにハグをするのであった。
>>448
「……おう、じゃあな。お菓子食いに来いよー!」

あれが、彼女の日常なのだろう。苦しい過去をこえて得た今を、彼女が甘受しているように見えた。
ハグをすることはできなかったが、夜にした約束のとおり、とびっきりのお菓子でねぎらおうと決心するのであった。
>>449
「お帰り、トワイライト。お前の格闘術、すげーかっこよかったぜ! とらわれた人たちを助けてくれて、ありがとうな」

あのタイミングで立ちふさがる者たちを倒せていなかったら、まだ結果がわからなかった。
シャディと力を合わせコンダクターを倒したシーモアに、感謝のハグを送るのであった。
451星空の歌劇団◆Wb0oWmK/22 :2018/03/12(月)01:54:33 ID:vND
こうして、君たちの活躍により、邪悪なる昆虫怪物の野望はついえた。
知るものはとても少ないが、まぎれもなく、君たちはこの世界を救った英雄だ。



イベント【星空の歌劇団】The・End
452ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/12(月)02:40:20 ID:uZG
「マオ、ロイコ先生」
「その……イグナシオ先生から事の顛末は聞いております。その節はお世話になりました」
「しかし同時に……忌避すべき事態を未然に防げなかったこと、大変申し訳ない」

ネポックの主学舎の一角、高等部の職員室前
世界の破滅というシンプルかつ最も忌避すべき危機の回避に対し、頭を大きく下げて謝礼するジノ
キッチリ90度のお辞儀には感謝の他にもう一つ、二人に対して申し訳ないと思う気持ちも含まれていた

「マオにも迷惑を掛けたな……しかしよくやった。私はお前を過小評価していたようだ」

巨悪の討伐に手を貸せなかったことや、滅びた現在の時空で魔王を食い止められなかったこと
ジノ本人が観測していない次元の出来事とはいえ、役に立てなかったことを悔いている
453ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)02:46:52 ID:q7l
>>452
「あはは、まあ大袈裟…… でもないけど。
 気にするな、あの時は誰一人気づけなかったんだ。
 君たちと僕たちの差異は、あの日たまたま茶会に顔を見せたか否かに過ぎないしねぇ」

ジノの後悔に、しかしロイコは返せるものを持っていない。
そもそも自身とて今のジノのように、世界の破滅に気づくことすら出来ずにいたのだ。
たまたま集まったメンバーが、過去に戻って歴史を修正できただけ。そこには悔いるような実績も努力も介在しない。

「だからほら、顔を上げな?…… でないと、止めないからね」

そして頭が下がりきったのをいいことに、ジノの狼耳を付け根あたりをくすぐるように撫でて。
454マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/12(月)02:49:51 ID:cSi
>>452
イグナシオとやらが余計なことをしてくれたな、というのがマオの第一印象であった。
このことは班長にも、他の人間にも話すべきではないと思っていたからだ。

「……気に病まないでくださいませ、班長」
「僕は貴方がいるから戦えたのです。貴方がいると、僕は勇気が溢れてきますにゃ…」

実際、迷惑な話である。
彼女が気に病む話でもない。

「それに班長、貴方が戦っていたなら、事態は早急に済んでいたかもしれませぬ」
「僕はたまたまお菓子パーティにいただけ…たまたまなのです」

>>453

「………きっ! 」

そしてロイコには突き刺すような視線を向けた
班長が頭を下げているのをいいことに、堂々と、まさに猫を被るというやつだ
455ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/12(月)02:59:41 ID:uZG
>>453
「……あの、先生」
「班員の前ではお止めください。威厳が失われます」

ロイコの手に触れ、優しくそれを退かせて顔を上げる
キリッとした顔つきではあるが、外套の下では耳を擽られる度に尻尾がマオに悟られぬよう揺れ動いていた
凛々しい表情を保ちながらも頬には赤みが差し、嬉しげな感情を隠すことができていなかった

「……」

身だしなみを整え『ジノ』から『班長』へと戻ったあとも、その視線はロイコの手を名残惜しそうに見つめていた

>>454
「マオ」

顔を上げると彼の名を咎めるように呼ぶ
それが何故なのかは言わずとも分かるだろう
見えていないようで、まるで身体中至る所に目があるかのごとくジノは敏感だ

「それと……」
「次に何か学園を脅かすような事があれば、一人で解決しようとするな。先ず私に報告するのだぞ?」

今回は上手く事が進んだが、そうはいかない事もある
大事になる前に仲間に知らせておくことも大事だとマオに伝えるが、その実は単純
遠回しに彼が増長するのを嫌っているのである。増長は命取りの引き金になるからだ
456ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)03:06:29 ID:q7l
>>455
「っと、失礼」

ジノから釘を刺されれば、素直に手を引くロイコ。
だがまあ、ジノの頭を上げさせる役には立っているので、狙い通りと言えばそれまでだ。
エリシアのこともあって、最近つい手が出てしまっていけないなぁなどと思いながら、ジノの視線の先であるマオを見やった。

「まぁ、今回はちょっと状況が特殊過ぎたけどねぇ……」

一応、今回の独断は出過ぎた真似ではないということは保証するように呟いて。
二人の風紀委員たちのやり取りを、じっと見守っている。
457マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/12(月)03:10:16 ID:cSi
>>455

「……はい」

最悪だ、2度目の教師に対する悪態
今度の相手はロイコだ。心の中でロイコとイグナシオの名前にばってんをつけてやる。ざまあみろ。

「……はい」

そして、仲間を頼れといわれても返答はイエス
実際にはマオとジノは行動を共にしていたため、声を掛ければ即刻世界終焉だったのだが、言い訳は無用だ
ジノがそうしろというのなら、そうなのだろう。今回が例外なだけなのだ。

「次は必ずや、班長に報告することをお約束しますにゃ」

だが、彼は嘘を吐いた。進行形で隠している秘密が彼にはある。
生徒会庶務、バルドイードともに秘匿している極秘情報であり
数日前からマオが独断で旧校舎を封鎖した一因でもあった
だが、これを教える気は、毛頭ない。

>>456

「今回はロイコ先生に助けられてばかりで、恥ずかしいかぎりです」
「僕の魔法も、ロイコ先生がいてこそ輝いたというものですにゃ」

マオの口調がおかしい。これは彼が動揺したときにみせる癖である。
本人としては自然に、現実にはやや不自然に、話題をロイコへとシフトさせようと
458ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/12(月)03:18:38 ID:uZG
>>456
「無論、それは承知しております……」

狼の特徴が色濃いゆえか、それとも彼女の趣向か撫でられるとどうも調子が狂ってしまう
班員の手前では嫌いではないが気安く触らせないというのが常のスタンスである。しかし先に撫でてしまえばあとはこの通り
ロイコが手を引くとき「やめてしまうのですか……」とでも言わんばかりの視線を投げかけていたのはここだけの話だ

「ところで、班員の指導の件なのですが……」
「執行班員の問題改善は私を除き、あらかた目途が立ちました」

>>457
「良し、信頼しておるぞ」

マオの二つ返事に頷いて応え、腕を組んでそれからマオの顔をじっと見つめる
氷のように冷たい光を放つ視線は、凛々しい印象を与える彼女の常の表情である
しかしそれは時と場合によって受け取れる表情を変える曖昧さも持っていた
見抜いているのか、気が付いていないのか。それすらも分からない程の
459ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)03:26:55 ID:q7l
>>457
「そうでもないさ。特に最後なんかは、君の判断が活きただろう?」

劇団員を止めるべきだとの判断は、誰がおしえるでもなくマオ自身が導いた答えだ。
ロイコは同じ結論に至っていたからこそ、サポートできたに過ぎない。
音楽室での聞き込みだって、マオ自身の判断で導き出したもの。
そういった事実をもとに、不自然な話題誘導を意地悪く突き返すのだった。
ただし、ジノの意思も尊重して賛辞は控えめに。

>>458
「お、それは何より。でも彼には一度やってあるんだっけ?
 どんな方針かは知らないが、楽しみにしておこう」

そして、ジノが切り出した話題は、いつかの宴会の延長線上の話。
これに関してだけはマオそっちのけで進んでしまいかねないだろうから、彼も引き合いに出してやろうと。
460マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/12(月)03:32:03 ID:cSi
>>458

「おまかせくださいませ」

ジノと視線を合わせても表情に変化はない
彼女の言葉は教訓だ。そこに間違いはないと信じている
だが、それでも、彼女が正しすぎるがゆえに、マオにもしなければならないことがあるのだ
対等になるにはそれも必要だとロイコ(バツじるし)も言っていた。

「あれはきびしいものでした」

>>459

「ふっふっふ。あれは前日に班長が仰っていたのだ」
「無益な暴力はいけない、無闇に苦しめるなとな」
「そのときの状況を再現したまで……やはりすごいのは班長だ……デス」

唐突な饒舌
マオは自分の話題などさして歯牙にかけるきもない
褒められれば嬉しいが、班長が褒められるのはもっと嬉しいのだ

「そう。あの日のことは、とても役立っています」

あの日、とはお菓子パーティのことも含まれた
ロイコに余計なことはしてくれるなと視線で送りながら、しかし、怯えを誤魔化すようにごそごそと肩を寄せた
461ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/12(月)03:44:23 ID:uZG
>>459-460
「然り、マオには一度修練を受けさせております」
「修練にて掴んだ手応えと、此度の戦での立ち振る舞い……マオにもそろそろ、あの事を伝えるべきでしょう」

その言葉の端々からはマオを一流の執行班員として認め、信頼を置いているような雰囲気が感じられる
ジノはこれまでのように彼を庇護すべき存在としてではなく、共に肩を並べる仲間として見ていた
ゆえに独り言のように顎に指を添えながらロイコに背を向け、マオへ意外な発言を投げかけた

「マオよ、君に一つ言っておかなくてはならないことがある」
「実はリエードに次期執行班長になる気はないかと打診したのだ」

この報せは次期班長を虎視眈々と狙っていたマオにとって寝耳に水の筈だ
しかしマオを絶望させる為、ジノがわざわざこの情報を明け渡したのではない

「奴は強く、そして迷いがない。先陣を切るにはうってつけの存在だ」
「だが情に掛け、思慮深さが不足しているように見える」

「逆に君には優しさと、周囲を見渡し状況を把握する明晰な頭脳がある」
「しかし嫉妬深く、感情的なように写る」

ジノはさらさらとマオとリエードの両名の特性を、第三者の視点から簡単に羅列した
執行班長の最有力候補であるリエードと、そこに並ぶマオの名前
このことから、ジノが何を言おうとしているのかが読み取れるだろう

「私は……君にも機会を与えてみようと思う」
「最も指導者らしい振る舞いを見せた者に、次期班長の座を譲ろうと思うのだ」
462ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)03:51:55 ID:q7l
>>460
>>461
「そうか。君のしたいようにするといい」

君の問題でもあるしね、との言葉は呑み込んで。少し距離が縮まったマオの背中をぐっと押してやる。
あの日かけた言葉に寄り添って、ジノは自分なりの信頼の形を得ようとしている。
その意識に基づいた判断を無碍にするつもりは、もちろんロイコにも毛頭ない。

そしてジノが告げる言葉を、彼女の背中越しに聞き届け。マオの示した反応を、正面から眺める。

「……そう来たか」

面白そうだ、とでもいうような言葉は、誰にも聞こえない程度に。しかし獣人たる彼らには聞き取られない声量で呟かれた。
463マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/12(月)03:57:27 ID:cSi
>>461
聞き捨てならないことを聞いた。
あのリエードが執行班長だと? そんなことになれば自ら学園を去ることも辞さないだろう

「はぁ、では班長は僕に強さをお求めですか」
「かしこまりました。ならば僕もアイツのように暴力で事態を二三解決してきますにゃ」
「そうすれば、班長も納得してくれるでしょうか、僕があえてそうしないのだと」

端的に言えば、マオはキレた
それほどまでに屈辱的だったのだ。
これこそがまさに嫉妬深く感情的だと評される所以だろうか

「……お褒めいただき光栄至極ですにゃ」
「で、あればその勝負、乗らせていただきますゆえ」
「お見届けくださいませ、にゃ」

ぷいっと班長から視線を逸らす
いつになく反抗的、はじめてともいえるほどの攻撃的な態度だ

>>462

たいして、ロイコには「こいつも知っていたのか」と言いたげな疑惑の目を向けるが
事態を楽しむような発言を耳にし、彼の無実を認めた

「ロイコ先生とも話しておりましたが、ここに宣言します」
「誇り高き風紀委員が一人、マオ クゥニャンは」
「必ずや 貴女から襲名し、執行班長になることを誓いまする」
「違えば、こんな耳、切り落としてくれますにゃ」
464ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/03/12(月)04:10:30 ID:uZG
>>462
「自分の欠点は他人からの評価でしか判別できぬものです」
「私も自分を俯瞰的に見、何が悪いのかを捉える技能があればよいのですが」

ジノは他人を評定する事こそ出来るが、自分を第三者視点から評価する事はまだできない
それはマオやリエード、そしてロイコら教師の役目なのだ
彼等と触れ合ってゆく過程で、ジノもきっと己の弱みを理解し、向き合う事が出来る
現にロイコはひとつ、ジノの欠点を教えてくれたのだから。それが何よりの証拠だ

「ネポックを去る場合に備え、早急に後継者を育成しなくては」
「そのような焦りから生まれた、軽い遊びです」

自嘲的に微笑みながら、マオの方を眺めたままロイコにそう言った

>>463
「君、早まるのはよせ……」
「森で私が話した事をよく反芻するのだ」

ジノはかつて言った。力を追い求める事は悪い事ではないが、必ずしも必要とは限らない
そしてその過程において、胸の痛みを伴うような良心を捨て去る必要に迫られるようなら
そのような力など必要ではないのだ

「皆を導く者たるもの、力は必要だ」
「しかしそれは人々を屈服させ、怯えさせる為にあるものでは無い事を君は知っておるだろう?」

反抗的な態度のマオだったが、その言葉の根幹に暴力を好まない理由を明示している
その点から、ジノはマオを引き留める必要がないと判断し、あえて諭すだけに留まった
無責任にも見えるが、力を振りかざして制止する偽善に比べれば道理が通っているからだ

「……困ったものだな、執行班は頑固者ばかりだ」

その言葉には自分も含まれているのだろうか、ジノは深く溜息をつく
耳を大事にしろよと付け加えて、苦笑を浮かべるのだった
465ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)04:22:43 ID:q7l
>>463
>>464
「だが、それが今の君の実力だ。
 そして君は自分の力を理解し利用できている、違うかい?」

そう、生徒である以上今はそれでいいのだ。そしてそれこそが最良であるとも。
ネポックを去ると敢えて言葉にしたのだろうジノの覚悟を汲んで、ジノの背中越しに笑みを見せるロイコ。

つっけんどんな様子を見せたマオではあるが、それでも勝負に乗る様子は見せている。
欠点を言語化して突き付けられたばかりで、治ろうはずもない。今はそれだけでも、ジノの目論見は達成できているといえよう。

「まぁ、そのくらいでなければ務まらないだろう?
 いいじゃないか、存分に見守ってやろう」

ロイコとしても、撫で甲斐のある耳が失われるのは惜しいななどと他愛もないことを考えながら。
視線を合わせようともしないマオの横顔を、軽く肩をすくめて眺めるのだった。
466まお◆nbVXKhtuAI :2018/03/12(月)04:31:02 ID:cSi
>>464
「君じゃないです。マオです。僕を諭すならそうお呼びください」

視線は変わらず合わせようとしないが、しかし、名前で呼べとふてくされるあたりは素直なままだ
当然、彼女との約束も忘れたわけではない。だからこそ先の戦いでは音楽隊が無闇に傷つかぬように尽力したのだから

(班長、僕は努力を、成果を誇示するようなマネはしません)
(班長なら語らずとも察してくれると信じ、それを絆とおもっていたのに)

こうしてみると、虚しい勝利だ。そう考える自分は醜いのだろうか。
とにかく、ことが済むまでは、もう班長の顔は見たくない
どうせすぐにことはすます。この学園において班長を名乗るに相応しいのは彼女で、あとは消去法。
ならば、必然的にこの僕だ。マオはそう言い聞かせた

>>465

「ふんっ! せいぜい行き当たったら相談にいってやる! 」
「首を洗ってまってろ! ロイコ先生!」

八つ当たり!
ロイコは何もしていない! つまり悪態を吐かれるいわれもない!
マオはその言葉を残すと、開かれた窓に飛び乗って、眼下の木々を一瞥

「ロイコ先生、貴方のマネです。教えてくれたことを感謝します」「ワンワン、ここに噛みつけ」
「では、さようなら」

衝撃を逃せば高所からでも飛べる
鎖は掛けるという基礎的な使い方がある
ともにロイコの用途を見て学んだことだ。

マオは躊躇わずに飛び降り、次いでワンワンが飛び降りた
ズシン、と重苦しい音が響いたあとにマオは走り去った
467ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/12(月)13:31:28 ID:7bg
今日のお昼ご飯は何にしようかなー?

‥むむむ!!30分以内に完食したらタダ!?
特盛マグマ丼…何これ?
【昼休み、チャイムが鳴ると同時に音速で食堂に駆けつけたナイア。
食堂前に貼られたポスターを見つめ、今日のご飯はこれに決めた!と叫ぶ。
特盛マグマ丼は、麻婆丼にカレーの掛かった少し辛そうな丼のようだ。】
おばちゃん!!特盛マグマ丼くださいなっ♪
468ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)13:35:21 ID:ytC
>>467
「……これだっ!」
「おばちゃん、特製マグマ丼下さいなっ!」

音符マークを語尾にしたナイアとは少々異なる様子で、同時タイミングに注文なミズハ
ちょっとした件で多目的ホールの扉を修理する事になり、余計な出費となり、つまりはおサイフがアレなのだ

「……あ、ど、どーもー……」

さて、注文が被ったモノ特有の、それもチャレンジ系となれば更に強い親近感。ちょっと照れ臭そうに頭を下げるミズハであった
469ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/12(月)13:43:18 ID:7bg
>>468

どもどもー
先生も挑戦するの?

私の方が絶対に早く食べるからねー!えへへっ

【会釈し、無駄な対抗心を燃やすナイア。
「時間勝負だから丼を持って席についた瞬間から挑戦スタートだよ」と、おばちゃんから言われます。】

かしこま!早速いただきまーす!
うん、美味しい!ちょっと辛いけど…
470ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)13:50:11 ID:ytC
>>469
「え、え、えぇっ、もちろんっ!」
「食べるのは大得意ですからねー」

完全に焦りが出ているミズハ、一昨日から、冷蔵庫にあった豆腐ひとつしか食べていないとは言え基本的には小食である

「あ、はいっ」
「じゃあ、お互い頑張りましょう……って、でかい!?」

見た目で圧倒され、しかし挑まなければならない、そうしなければ待っているのは破産という人間的な死!
ひとくちを運び辛さに悶絶!なんとか食べ進める!
471ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/12(月)14:00:24 ID:7bg
>>470
私も大々得意だよ!
負けない‥よー
一緒に頑張ろうねっ♪

う゛っうう…なんか舌と唇がビリビリするよ!?
辛いのが痛い!!
水水ー‥‥‥‥わぅ…

【対抗心絶賛メラメラ中!上部を食べ、中心部が見え始めた…ハバネロのマグマが潜んでいた!
マグマをご飯と混ぜ混ぜし食べ進めるも、辛さに絶叫&悶絶。ジョッキの水に手をつける。ナイアは涙目だ…】
472ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)14:06:25 ID:ytC
>>471
「は、早い……!スゴいですね……」
「えっ?……」

切磋琢磨!互いに競い合い高め合い己のポテンシャルを超越した力を引き出すのだ!
嗚呼素晴らしき人間賛美、正にキズナの為せる神ならざらぬ人の御技!
……と、ほぼ同着でそれに至る!即ちハバネロマグマゾーン!刹那硬直したミズハは直後、

「……がおーーーーー!!!!」

ナナメ上を向いて飛竜が如し超絶火炎放射(ブレイジング・インフェルノ・ブレス)!!ギャグだからね!
473ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/12(月)14:14:13 ID:7bg
>>472
ふっふーん♪早食いは得意だよー
でも…これはちょっと辛すぎる!!
おばちゃん鬼畜!

【プルプルと震えながら胸を張る。しかし幼女ではなく老女のようだ…
泣きながら、おばちゃんへの文句を言いつつ少しずつ食べ進める。残り時間はあと15分位。】

先生カッコイイ!!
後で私にも教えてー
474ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)14:19:06 ID:ytC
>>473
「か、辛いとかその、そういうレベルじゃ……!」

ひーひー言いながら水を呷る、口が正に燃えているのだ

「わ、私にもどうやったのか分からないですー……」

ヘロヘロな速度で食べ進めるが、ペースは上がらない……
すわ、このままでは厳しいかっ!
475ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/12(月)14:26:38 ID:7bg
>>474

辛いより、痛いよね…早く食べてお菓子を食べないとお口が爆発しそう!
ん…肉?これなら大丈夫かも?

【特盛丼の量的にはナイアは楽勝だが、辛さに苦戦している。唇がタラコのように腫れている…
底が見えてきた!拳のようにデカイ肉団子が5個入っている。
時間ギリギリ間に合うか!?】

残念ー!私もやりたかったなぁ
476ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/12(月)14:37:29 ID:ytC
>>475
「痛くて熱いです……」
「ぐ、むむ……!がぶぅ!」

一方ミズハ、量は最早限界を超えた!気合いと根性そして精神力のみが彼女を支えている!
そこで絶望の淵に叩き落とすが如し肉塊!負けられない!
大口を開けてがぶり!がぶがぶ!

「……か、かんしょく……がくっ」

アメイジング!ミラクル!そして命拾い……!
なんとか食べ終えて、その場に伏して気絶したのであった。ちゃんちゃん♪
477ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/12(月)14:46:05 ID:7bg
>>476
先生、いい食べっぷりだねぇ
って、私が負けた!?
流石先生だなぁ…

【先生の良い食べっぷりを水を飲みながら眺め、ラストスパートで肉団子を2個ずつ食べるも、先生に先を越された!ナイアもギリギリセーフ!制限時間内に食べ終えた。】
ごちそうさまでした!
もう2度と食べないよ、これ…
先生!?先生、しっかりして!

【その後ナイアは気絶した先生をお姫様抱っこで職員室へ運んだ。
後日お腹を壊してトイレに籠る事になるのを二人はまだ知らない。】
478レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)21:22:13 ID:0jB
先日、ある人から雨を降らせることを頼まれたものの、本人視点で不発だった日から少しして。

「……上手くいかない、むー」

校庭の一角で外周の円の外側にギザギザが追加された水の魔法陣の基礎の側でレイヴンは唸っていた。杖で描いたのか先には砂土がこびりついていた。
雨乞い衣装はいつも通り、近くの木の下には布を被せた篭を置いてあった。
479エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)21:27:25 ID:q7l
>>478
「……んー?」

そんなレイヴンの肩越しに魔法陣を覗き込むように、不意に現れたエリシア。
見知った姿を見つけたので声をかけようとも思ったが、見慣れない人への興味が先行してしまったようだ。
彼女の背中に張り付くようにして不思議そうな声を上げる、その体は恐ろしく軽い。

「また、べつのやつー?」

以前の供物を用いた雨乞いから、発展したものを試そうとしているのだろうかと彼女に問う。
480ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/12(月)21:35:12 ID:Ai6
>>478
>>479
何の儀式をしているのかしら?
こんにちは
【まるで平面のような黒さの髪の少女が二人に声をかけますよ】
【服装が風紀を乱していそうですが、風紀委員として仕事をですね】
481レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)21:42:04 ID:0jB
>>479>>480
「……うん、でもなかなか上手くいかない」
「……軽いね?」

その陣には今のところ供物らしきものも、魂らしき気配も見当たらない。少しビクッとしたのは仕方ないとして、レイヴンはエリシアに顔を向けて答えた。
肌の質感、ちょっと気持ちいい……。

「……雨乞い。こんにちは……誰か知ってる?」

服装に関してはレイヴンの方が風紀以前の話になっているので、レイヴンからは反応がなかった。挨拶と返事を済ませると、エリシアの知り合いかな? とこっそり耳打ちしてガリガリと杖で小さな円を外周の更に外に一つかいた。
482エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)21:47:11 ID:q7l
>>480
>>481
「おー?こんにちはーっ」

掛けられた声にレイヴンの背中に張り付いたまま振り向いて、片手をあげて挨拶。
その後のレイヴンの問いには首を傾げるあたり、エリシアも知らない人物のようだ。

「あめあめーっ♪」

そしてレイヴンの言葉に同調するように声を弾ませるエリシア。軽いのは重力魔法の影響である。
なお、服装に関しては雨乞い衣装と葉っぱ状表皮の二人である、制服を着ているだけ相手の方が数倍まともだ。
483ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/12(月)21:51:48 ID:Ai6
>>481
>>482
私は怪しい人ではないわよ?貴女達の方が怪……ああ、雨乞いね
【そういえばそのような部活もありましたねと】
【内緒話をするようにするレイヴンを見てそんなことを言いますよ】

最近、物騒な話を聞くわ……儀式に関して、学校に申請はしているのかしら?
484レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)21:56:27 ID:0jB
>>482>>483
「アメアメー……♪」

同調する声に同調する循環、視線を下げてみて軽い理由にも納得した。ついでにエリシアも知らないことがわかると「?」と首傾げ。

「怪しくない? それなら大丈夫、私はレイヴン」

単純な面があるのかあっさり挨拶。杖は片手に、余った片手でやっほー、な仕草で。

「……………………多分」

そしてある意味当然の質問に関して、レイヴンは顔を背けた。教育的によろしくない。
部活統括などが多分やってるはず、という普段厳しい癖にこの信頼感である。もちろん、不意の雨乞い申請なんてできるわけがない。
485エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)22:01:47 ID:q7l
>>483
>>484
レイヴンの呟きにこちらの気分も軽くなり、うきうきとした表情になるエリシア。循環である。
そんな、何をしているでもないのに幸せそうな二人。そこにかかる声は、何やら事務的な話だった。

「しんせー?……ってなに?」

雨乞いはエリシアが主導で行っているものでもないため、知らないのも無理はない。
が、申請という行為そのものに心当たりが無いのもいかがなものかという気もする。
そっぽを向いたレイヴンの顔を覗き込むようにして、知らない制度の子細に興味を示すのだった。
486ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/12(月)22:08:00 ID:Ai6
>>484
>>485
貴女自体はしていないのね?
【光沢が全くない真っ黒な目が、レイヴンへじとっと視線を送りますよ】

今の場合、こういうことを私達はこの場所でこういうことをしますよって先生に伝えることね
【怖いと思われませんように、と内心思いつつ笑顔に切り替えつつエリシアへ説明を】

まあ、私が居れば危ない時に無理矢理終了させられますから暫く監督させてくださいね?
【これはレイヴンの方を見て言いますよ】
487レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)22:16:19 ID:0jB
>>485>>486
コクン、とレイヴンは素直に頷いた。反省が見当たらないのは彼女自体は悪いことでないと認識しているからだろう。

「……お許し、もらうこと」

ざっくり過ぎる説明。ディアナがした以上無意味かもしれなかったけれど。

「……構わないけど、そもそも上手くいってない……」

ズーン、とした様子だ。供物式は成功率が高いのだが、魔法陣単体ではどうにも難しそうだった。
というのも、そもそも雨雲を召喚する魔法陣ではなく水魔法の魔法陣からやろうとしているので仕方ないのだが。

ガリガリと先程つけた円を向かい側に描き、そこからまた二つ追加。とりあえず、最初の魔法陣の上下左右に円が追加された状態になった。

「……エリーと……貴女、危ないかも、離れて」

以前、魔法陣でやったら水が逆噴射してきたので、とりあえず注意を促して魔法陣に水色の光を浮かび上がらせた。
488バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/12(月)22:21:58 ID:4Ff
青年バルドイードは、高等部である、年齢としては然るべき時に大学部へと進学するであろう、学園の中ではかなり年齢の高い生徒の一人である。
年齢と強さがあまり比例していないこの学園でも、やはり年下に負けるのは嫌だという矜持が青年にはあった、故に。

「……くっそ、やっぱり火の魔法だけじゃ限界があるな……」

今日の青年は修練場に居た、常に生徒でにぎわっている印象のあるこの場所だが、その日は放課後にしては人もまばら……それは或いは修練場に陣取る不良の如き青年のせいかもしれないが。
その手に炎で出来た槍などを構え、修練用の自動再生カカシを睨み付けながら呟くその青年、使う魔法と威力故か、その姿は非常に目立つものだった。
489エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)22:23:42 ID:q7l
>>486
>>487
二人の説明に、おーっと分かっているのかいないのか分からないような声を上げて。
まあ雨乞いには必要で、レイヴンが知っているのならやっているのだろうと思ったようだ。

「なんかねー、みたことないの!」

沈んだレイヴンの陣を指さして、ディアナにこれが未知の陣であることを伝えるエリシア。
まあ、いつも通りの説明っ足らずなのでそれで理解できるかは分からないが。

そしてレイヴンの忠告に首を傾げながらも、ディアナの隣までとてとてと歩いていく。
レイヴンの様子を二人で眺めて、何が起こるのかを見届ける構えだ。
490フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/12(月)22:29:00 ID:VKa
>>488
「ふわわ……今日も疲れたのだ……。
 ……片付けが済んだらごはん食べに行くのだ……。」
人もまばらな修練上にやってきたペンギン(の着ぐるみ)
彼女は生徒でありながら、訳合って学園の雑用に従事する義務がある。

今日の仕事は修練上の後片付け。
バルドイードの姿には気づいた様子もなく、掃除を始めるのであった。
491ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/12(月)22:29:36 ID:Ai6
>>487
>>489
変に周りに被害を出したらおしおきよ?《魔力喰らいの闇の障壁》!
【陣を描くのには邪魔にならない程度に距離を置きました】
【そして、まるで平面に見えるほどに黒い闇の魔力による防御を張りましたね】

貴女は雨乞い部というわけではないのね?危ないと思ったらしゃがみなさい、私が守るから
【部活の者なら知っているのだろうしと偏見で判断!】
【防御の為の闇の幕をエリシアの顔が出るくらいの高さに一旦調節しますよ】
492レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)22:36:17 ID:0jB
>>489>>491
「……無意味な迷惑はかけない」

何故か胸を張るが、そもそも不意の雨自体が迷惑とは思い付かないので仕方ない。止めるものが不在だとこんな調子である。

「……詠唱不要……ただ魔力だけ……」

残念エリシア。レイヴンはしていないのである。
申請頻度自体が半端では無さそうなので、一度は怒られたのかもしれない。
ブツブツと何か呟くと魔法陣の線から浮かび上がった光は輝き、キィンという音が響いた!

ドオォンッ!!

「…………あー…………」

魔法陣から巨大な水柱が発生して中心にレイヴンを上空に吹っ飛ばしたようです。完全な失敗ですね。
幸いにも魔法陣の外には吹き上がった大量の水が小雨のように降り注ぐのみで終わっていますが、魔法陣があったところは軽く削れていますね。
そしてレイヴン、このままだと多分木の中に突っ込んで葉っぱの中から逆さにコンニチハすることでしょう。心底驚いたような顔で。
493バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/12(月)22:37:04 ID:4Ff
>>490
……さて、青年にとってのその存在は、修練場を訪れたペンギンの着ぐるみは、一体どのような存在に見えたのだろう?確かに青年の瞳はその姿を捉えた。
着ぐるみを着ているが故に相手の年齢性別所属その他諸々は不明、そんな存在が掃除をしている、となれば……用務員とかそういった類のものに見えていたのかもしれない。

「……ちょいとそこのペンギン、俺と付き合ってくんねーか?」

そして彼にはちょっとした思い込みがあった……用務員は先生と同等の存在、つまり強い!そして今の青年は自分より強い相手と戦って、自らの力を高めたいと思っている!
そう、たとえその状況が、無垢な着ぐるみに絡む不良にしか見えない状況だったとしても、青年は大真面目に相手を誘っているのだ……さてはて、望む回答は返ってくるか否か……。
494エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)22:40:14 ID:q7l
>>491
>>492
「おー?なにこれ……ぴっ!?」

ディアナの気遣いもどこへやら、エリシアはむしろ防壁の方に興味を示したようで。
恐る恐るといった調子でつんつんと指でつつけば、魔力が少し座れる感覚に慌てて手を放す。

そして、響いた音に顔を上げれば、水の柱に打ち上げられるレイヴン。

「わわーっ、待ってー!!」

盛大に吹き飛んだ彼女に慌てながらも、重力魔法で浮き上がってレイヴンを追いかけ始める。
495フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/12(月)22:40:50 ID:VKa
>>493
「むむ……誰だね……?」
声を掛けられ、ようやくバルドイードの姿に気が付いたペンギン。
掃除の手を休めてそちらに振り向く。

「こんな時間まで修練か、ご苦労様なのだ。
 時に、僕に何か用かね、君?」
どうみてもペンギン……の着ぐるみ。
……果たして本当に、こんなのが強い奴と目に映るかどうかは疑問だが……
496ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/12(月)22:45:11 ID:Ai6
>>492
>>494
これは……
【大丈夫かしら?おしおきの前に保健室送りかしら?】
【そんなことを思いながら、闇の魔力を伸ばしてレイヴンをキャッチしようとしますよ(魔力吸うとか疲労の力は抑えつつで)】

ふふっ、私の魔力にはあまり触れない方が良いわよ?
【エリシアのしぐさやリアクションを見て和んだようですねこの人】
497バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/12(月)22:48:47 ID:4Ff
>>495
「んあ?あぁ、俺はバルドイード、ここの生徒会の一人」

そう言えば名を名乗るべきだったか、失敗したと言わんばかりに頭を掻き、とりあえずの自己紹介をする青年。
庶務……というか雑用係というか、その称号はあえて言わないでおいた、生徒会であること以上に何かを教える必要性は低いし……何より下っ端っぽくて非常にかっこ悪い!

「ま、簡単な用事さ、ちょっと俺の修練に付き合ってくれりゃいいんだ」

ニッと笑ってそんな風に言い切る青年、修練に付き合う、その言葉だけなら何をすべきか分かりにくいところだが……彼の手に在る炎の槍の切っ先は、相手の方に向けられていた。
或いは想像出来るかもしれない、彼の言う付き合いは、それ即ち手合わせ、このちんちくりんの不良みたいな生徒会庶務と、多少本気でぶつかり合ってくれという要望だと。
498レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)22:50:58 ID:0jB
>>494>>496
エリシアが追い付く頃にはディアナの魔力にキャッチされて腰簑を盛大に垂れさせながら逆さ向きでこう呟くでしょう。

「……失敗ー……」

果たしてこれを失敗で済ませて良いのだろうか、それ以上浮かばない様子だが、少なくともレイヴン自体に不味そうな怪我は……見当たらない。
ただし、杖は木に刺さっていた。手放すのも仕方なかろう。

「……あれ? ……どこ?」

下ろされてから尻餅つくように座ると手に杖がないことに気付きました。衣装は水に濡れた程度なのが不思議である。
499フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/12(月)22:57:24 ID:VKa
>>497
「バルドイード君、よろしく。
 僕はフレズベルグ、見ての通りただのペンギンさ。
 あと、この度新設された農業部の部長なのだ。」
恭しく頭を下げて自己紹介。

「ふむ。つまりは、僕と組手を、と。
 ……心得た、僕で良ければ相手をしよう。」
冗談の様な恰好の着ぐるみペンギンからは、意外と素直な返事が返ってきた。
軽く準備運動をすると、距離を取ってバルドイードと向き合う。

「さて、それでは。
 よろしくお願いします。」
ご丁寧に一礼、そして軽く構えを取る。
心無しか、その着ぐるみに魔力が行き渡っていくのを感じるだろう。
500エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)22:58:07 ID:q7l
>>496
>>498
「うー、わかったーっ」

触ってみた感覚からも分かる通り、どうやらディアナの言う通りだ。
障らないように気を付けながら壁越しにレイヴンを窺っていたところに、この水柱。

「だいじょーぶ?……んっ」

そして闇の魔力でとらえられてレイヴンを心配そうに眺めるエリシア。
どうやら平気そうだとわかると、近場に引っかかっていた杖を引っ張ってきてレイヴンへと渡す。
少し遅れて追い縋ってたためか、杖が飛んでいく様子も見えていたようだ。
501ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/12(月)23:02:38 ID:Ai6
>>498
>>500
失敗を認めるのは良いわ、その失敗のツケ……払って貰うわよ?
【地面を直せ、と言いたげな視線を送りますね】
【闇の魔力を身に纏いながら、さっきレイヴンを受け止めた方の闇の魔力を蠢かせますよ】

貴女、そこの杖……そうそう
【レイヴンの杖が刺さっている場所は分かった】
【エリシアにお願いしようとした時にはエリシアがレイヴンに渡そうとしていたので感心してます】
502バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/12(月)23:04:34 ID:4Ff
>>499
「いや、ただのペンギンっつーか……いや、いいや」
「随分ノリのいいペンギンだな、助かるぜ」

ありがとう、と少し嬉しそうに笑う青年、その人となりを見て逃げるような不届き者もたまには居るのだろう。
相手が着ぐるみであること自体はどうやら気づいているようでどうにも歯切れが悪いが、まぁ手合わせ前にそんな些事は気にすべきではなかろう。

「おぅ、高等部三年、バルドイード・フォン・ホーエンハイムがお相手する」
「……お手並み拝見といくぜ?フレズベルク!」

豪、その槍が僅かに強く燃え盛る、相手を見据えたその瞳を僅かに煌かせながら青年は、少し古風にも思える長い挨拶を吐いて。
その言葉の刹那、修練場の地面を蹴り疾駆、一気に相手との距離を詰めれば手に在る炎の槍を振り上げ、一閃、相手の頭上へと振り下ろす。
503レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)23:05:53 ID:0jB
>>500
「……だいじょーぶ。ありがと、ケガなかった?」

どことなく何かをうっすら吸われてるような……そうでもないような感覚に疑問符を浮かべながら、杖を受け取るとよしよしと頭を撫でた。
流石に勢い強いとわかっていたのか、エリシアとディアナにも心配そうな目を向けた。

「…………お金? ……もう少し待って」

ちなみに今水柱の方に視線送るとどういうわけかまた噴出していますね。噴出しては収まり、周囲に小雨を降らせるとまた噴出――を先のと合わせて計四度繰り返したところで収まった。
土魔法使うとか発想にないのか、せっせと周囲の土を削っては補填して平面になるようにしようとしています……がいつまでかかるのやら。
504レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)23:06:31 ID:0jB
>>503
/申し訳ない>>501への安価忘れです……
505フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/12(月)23:09:50 ID:VKa
>>502
「………ほぇあ!!!」
少々気の抜けた掛け声と共に、手羽先を頭上に交差させ、
振り下ろされた槍を真向から受け止める。

それはただの着ぐるみでは無さそうだ。
魔力的な強化を受け、耐久性もパワーも並みでは無い。
燃え盛る炎も意に介していない、耐火性もある程度あるのだろう。

「…………失礼!」
そして繰り出されるペンギンキック。
バルドイートの腹目掛けて、取り足が繰り出される。
506エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/12(月)23:11:51 ID:q7l
>>501
>>503
レイヴンに頭を撫でられると、心地よさそうな表情できゅっといつも通り抱き着く。
そのままディアナの方まで戻っていくと、なにやら地面に手をかけ始めたレイヴン。
一度ディアナの方を見て、またレイヴンへと視線を向ける。これは、手伝った方がいいのだろうか?

「……! えりーがやるーっ!」

そして何やら思いついた様子でレイヴンに引いてもらうと、抉れた周辺の地面を液状化させる!
重力に引かれて水平になったそれの中に、一度とぷんとエリシアが使ってすぐに中まで浮かぶ。
地面は戻った。……しかし、地面は液状になったままだ。エリシアの腕ならば、5分としないうちに収まるのではあるが。
507バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/12(月)23:20:22 ID:4Ff
>>505
「……こりゃ、見かけによらず……!」

一山いくらの着ぐるみ程度なら容易く灰にするくらいの火力を持つ青年の炎、それは命中した時点でその存在を焼き尽くす非常に危険な炎!
されど受け止めたその着ぐるみに青年の覇気も急上昇、ニヤリとむしろ楽しむような表情を浮かべればその腹に僅かに炎が集まる。

「……はっ、お返しだ!」

その炎は盾となり、相手の蹴りを僅かに和らげる、しかし一定入る衝撃にその表情は僅かに歪む、然れどもそれだけでは終わらず。
衝撃で僅かに後ろに吹き飛ばされるその道中、青年の周りに顕れるはいくつもの炎の矢、それは青年の足が再び地に着くその瞬間までに相手に殺到し、牽制と共に相手を貫かんと迫る。
508フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/12(月)23:28:32 ID:VKa
>>507
「ふむ。君は焔使いか。」
蹴りはまともに腹を捉えた、かと思えば炎の盾に阻まれる。
そして飛来する無数の火の矢。

着ぐるみにさらに魔力を巡らせると、
その黒いボディがさらに硬質化していく。

飛来する矢をまともに受け止めると、
その表面が少し焦げ付くものの致命打には至らないようだ。

「ふむ、良い火力なのだ。
 ……しかし、僕の装甲もなかなかのものだろう?」
その耐久性、特筆すべきものがある。
509バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/12(月)23:36:14 ID:4Ff
>>508
「どうも才能が偏っちまっててな……!」
「あぁ、簡単に燃やせない相手ってのは、中々見ない……から」

青年は恐ろしいほどの火力を持っている、が、一点集中型の弱点はバレれば対策が容易いという部分だ、それを踏み潰すくらいの火力を出すことも不可能ではないが……。
不利になることには変わりない、相手の硬質化が炎に対するメタかどうかはともあれ、焔では燃やせない相手というものに相対することもあるだろう……が。

「アンタを倒せれば、俺は一つ先に進めるわけだ……楽しいな?」

生憎青年はそれで諦めるようなおりこうさんではない、むしろ諦め悪く笑い、その打開策を探るタイプの馬鹿野郎だ。
とんと小さな音立て地面に着地、その手にある槍を間髪入れずに振るえば、その長さは槍に見合わぬほど長くなり、相手を横薙ぎするに足るほどに、迫る。
510フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/12(月)23:42:27 ID:VKa
>>509
手羽先に魔力を集中させ、黒いオーラを纏ったそれは強靭な刃と化す。
横に薙ぎ払われた焔の槍を黒い翼の刃で受け止め、凌ぐ。

そのままバルドイード目掛けて駆けるペンギン、
もう片方の手羽先にも黒いオーラを纏わせ、鋭い突きを鳩尾目掛けて放つ。
511ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/12(月)23:50:48 ID:Ai6
>>503
>>506
貴女の小遣いは関係ないわ、ちゃんとそこを片付けるまで許さ……エリーちゃん?はなんて優しいのかしら
【微笑ましそうにエリシアをディアは観察しますよ】

レイヴンさん?一応風紀委員として報告しておくので楽しみにしてなさい?
【流石に危ない結果であったので、委員の仕事としてはしなきゃと思ったらしく】
【ディアナさんはこの場から移動します】
512バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/12(月)23:51:16 ID:4Ff
>>510
「……≪我欲するは庇護の祭壇、我生むは守衛の土地≫」

その槍が受け止められ流されれば、ふっと消失する槍、その手から槍を手放した青年はその両手を地面につき。
その口から漏れるは今まで行わなかった詠唱、それは炎の物では決してない、聞く人が聞けば分かるであろう、それは土属性の魔法の詠唱。

「≪我の望みに応え出でよ、地の祭壇≫!」

豪、響いたその音は炎の燃え盛る音ではない、鳩尾に相手の刃が突き立てられるその直前、突然生えた土の砦が青年を高くまで押し上げ、その突きを砦が受け止めるに至った音!
無論青年は土の魔法を使いこなせるわけではない、それはすぐに崩れ落ちる脆い砦、それでも、再び生み出した火の槍を、頭上から相手に突き下ろす不意打ちをするには、十分だ!
513レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/12(月)23:54:45 ID:0jB
>>506>>511
「……えっ? ――――わー」

促されるまま引くと、液状化した地面が視界の中に広がって、土まみれの手で拍手をするのである。エリシアすごいと言わんばかりに。
液状の地面をつついてみるのは、好奇心からだろう。

「ありがとエリー……だいじょーぶ? 土、付いてない?」

浸かったエリシアを心配そうに周りを回って観察するレイヴンも、いまだ乾かしてないのでびしょびしょの状態である。

「…………うぅ」

ディアナの言わば死刑宣告とも取れるような台詞にレイヴンは珍しく雨以外のことで落ち込みと震えを見せるのであった。

(……雨乞い禁止になったら……辛い……)

いや、やっぱり雨のことであった。移動するディアナの背中をしゅんとした様子で見送るしかなかったのであった。
514フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/12(月)23:57:38 ID:VKa
>>512
「………!」
ペンギンの放つ漆黒の刃はせり上がる土壁を貫き穿つ、
しかしそこにはバルドイードの姿は無く……

そして頭上から放たれる焔の一閃!
上からたたき下ろされたその一撃をまともに受け地に倒されるペンギン、大きな隙を晒す事に。
515バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)00:02:45 ID:1UQ
>>514
「へ、俺、一応こういうのも得意でな」

崩れ落ち、砂に返り、虚空へと消えゆくその土の砦、一撃を放った青年はそのまま着地し地に伏した相手に目をやる。
それが好機だと悟るに一瞬も要らず、間髪入れずに青年は相手の元へと踏み込み、相手を突き刺さんとその槍を振ることだろう。
それは相手の抵抗がなければきっと、相手の首元すれすれの地面に突き刺さることだろう、実戦なら死んでいた、恰もそう言わんばかりに。
516フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/13(火)00:10:53 ID:2Qi
>>515
「まだまだ……!!」
すぐさま飛び起き、突き立てられた槍を躱すペンギン、
そのタフさはやはり凄まじい。

「なかなか器用だな、バルドイード君。
 一介の学生にはそぐわぬ戦闘力……只者では無い。」
距離を取り、乱れた息を整える。
その装甲こそ頑強だが、中身にはそれなりにダメージはある様だ。
517エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)00:16:40 ID:RZm
>>511
>>513
ディアナとレイヴンから称賛を受けて、自慢げにうれしそうに空中で回るエリシア。
まだまだ地面は固まりそうにないが、一先ずこれで整備できたと言っていいようだ。
レイヴンが見回すと、確かに土はついていない。ただ液状化した泥のようなものが、身体から滴り落ちてはいるが。

「……レイヴン?」

そして、ディアナの言葉に落ち込みを見せた彼女を、心配そうに見つめるエリシア。
励ますようにきゅっと抱き着くも、その体はまあ泥まみれと言って差し支えないもの。
雨乞い衣装を液状化した土でさらに濡らしながら、エリシアなりにレイヴンを励ますのだった。
518バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)00:17:33 ID:1UQ
>>516
「うぉっ……!まだ起き上がれるか……!」

その槍は虚しく何もない地面に突き刺さる、視界から一瞬消えたペンギンにさしもの青年も少し驚き、起き上がった相手を追って視線を上げた。
完全に入ったと思ったのに、そんな風に思えば……笑みも零れる、想像以上の強者に出会ってしまった、或いはそんな風な思いと共に。

「はっ、アンタこそ、その動きにくそうな見た目にしちゃ随分と強いじゃねえの」

額に浮かんだ汗を拭いつつそう嘯く、実際のところ、青年は相手の見た目から相手の実力を見くびっている部分があったのだろう、それを補う強さがあるとは思っていたが。
そして……相手のタフさとは裏腹に、強力な魔術を連続で行使する青年は、非常に体力が少ない、このまま戦闘が続けば不利になるのは確実だ。
故に、攻める、ばっと突き出した手に顕れるは火球、それは相手の元へと射出され、衝突する直前破裂、火炎をばらまく危険な技だ。
519レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)00:21:25 ID:nha
>>517
「エリぃー……」

暗雲立ち込めた未来(レイヴン主観)を危惧してか、いつもの自信はなかったレイヴン。
エリシアの励ましを嫌な顔も思いもしないまま受け入れるとぎゅう、と強く抱き締めたのであった。

なお、衣装は後に洗濯されて綺麗になったという、スゴイ。
520フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/13(火)00:25:52 ID:2Qi
>>518
「僕は戦闘ホムンクルスなのだ、多少は戦えると自負している。
 ……そして我が魔導装甲、その性能は随一なのだ……!」


「……いや、まぁ、僕は普通のペンギンなのだがね、実際。」
戦闘ホムンクルスだの魔導装甲だのなんだの言ってたが、すぐさま否定。

そしてバルドイードから放たれる火球。
返す刀で、こちらも嘴を開くと、そこから咆哮と共に放たれる強烈な衝撃波。
両者は真向から衝突……
相殺されるが、はたまた火球の威力が優るか……
521バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)00:31:26 ID:1UQ
>>520
「……そういうことにしといてやらぁよ」

元より普通のペンギンだとは思っていないが、それはそれとして相手の設定に野暮な突っ込みをいれて台無しにするような神経を青年は持っていない。
何故なら彼も自分の世界を持つ中二病患者だから!……一緒にされたくない?それはまぁともかく。
轟音と共にぶつかり合う衝撃波、そして火球、辺りに吹き荒れる衝突の余波……そしてその二つの巨大なエネルギーは、見事相殺されることだろう、だがその相殺は決して力の均衡を表すものではない。

「……お、らぁ!」

そう、長引いてはいけない、その前提条件がある以上、その相殺は青年にとっては痛手となりうる、既にその手にある槍の勢いが緩んでいることからも伺えるはずだ。
故に青年には焦りが見え始めることだろう、余波が消えるか消えないかの内に相手に突っ込んできて、その腕にある槍を振るい相手を横薙ぎにせんとする、それは確かに高威力の一撃として放たれるだろう。
522フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/13(火)00:38:31 ID:2Qi
>>521
「受け止めてばかりでは……ないのだ!」
薙ぎ払いを、今度は上空へと跳躍し回避。
バルドイードの頭上で華麗に一回転すると、
落下しながら浴びせ蹴りを放つ…!
523バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)00:42:32 ID:1UQ
>>522
疲労、というものは、こと戦闘においては知らぬ間に人を蝕む毒のようなもの、蓄積すれば動きが鈍くなり、最後には動くことすらままならなくなる。
そう、青年の判断は、そして反射神経は鈍ってしまっていた、回避されたことへの反応も、続いて頭上に放たれた蹴りも、反応できれば炎の盾を作れたはずだ。

「……っな、ぐ……!?」

しかし、疲れのせいか彼が頭上のそれに気づくのは一拍遅れ、結果として何の対応も出来ぬままに青年は蹴りを喰らうことになる。
ぐらりぐらりと揺れる視界に倒れる、宛ら先ほどの意趣返しが如く、今度隙が出来るのは青年の方、そして。
生憎ながら青年は、目の前の相手とは違い、それほどタフではない。
524フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/13(火)00:48:12 ID:2Qi
>>523
その一撃は確かな手ごたえ。
頭上からの蹴りを喰らわせ、後方へ跳び一旦距離を取る。
体勢を崩したバルドイードへは追撃をかけない。

「……ふぅ……。
 さぁ、バルドイード君。まだやれるかね!?」
525バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)00:54:33 ID:1UQ
>>524
「……はっ、舐めんじゃ、ねーぜ……!」

或いは、追撃を掛けられればそれで終わりだったかもしれない、だが目の前の相手はこの試合を、死合いを続けることを望んだ。
なれば青年もそれに応える、少しの合間を置けば痛みも治まり回復する、ダメージと疲労は蓄積しているだろうが、それでも青年の瞳の光は失われない。

「俺にトドメを刺さなかったこと……後悔させてやる!」

そんな宣言と共に振り抜かれるその槍、されど距離をとられたその状況で振られた槍は、誰がどう見ても空振りの、無駄に体力を消耗するだけの一振り。
だが……或いは気づくかもしれない、その一振りと同時に、ペンギンの背後がまるで弧を描くように燃え上がったことを……気づけば対処の容易い一撃。
しかし気づかなければ、突然の炎の雪崩、後ろの炎の壁が崩れ襲い掛かるその一撃を、いなしきるのは非常に難しいはずだ。
526フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/13(火)01:02:15 ID:2Qi
>>525
「ふむ、良い闘志なのだ……
 ……行くのだ、バルドイード君!」
続行を望む相手に、全身へさらに魔力を滾らせ黒いオーラを纏う。
その手羽先を重い刃へと変え、もはや疲労困憊と言った青年目掛けて駆けようと……

「………!!」
そこへ、背後から押し寄せる焔。
燃え盛るその奔流に飲み込まれるペンギン。
527バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)01:08:15 ID:1UQ
>>526
豪、正しく炎の雪崩、質量をもったその炎は壁の崩壊と共にフレスベルグを飲み込み。
……されど一切の熱さを相手に伝えることなく、まるで綿の塊に飲み込まれるような心地いい暖かさだけを残してその一撃は終わることだろう。
優しい炎(カインドフレア)……青年の炎は、一切の熱を相手に伝えない、そんな不思議なほどのコントロールが可能な炎であるが故に。

「……へ、見たかよ、この……」

だが、その炎は……とてつもない体力を使う、そして青年の体力の残りは……生憎ながらほとんど残っていなかった。
それを証拠に、そんな最後っ屁を残した青年は、相手が炎の雪崩から抜けるころには修練場の地面に倒れ伏していることだろう。
僅かに聞こえる寝息の音、魔力の消費を回復するための眠りとでもいうことだ、非常に分かりやすい、戦闘中断の合図であった。
528フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/13(火)01:18:31 ID:2Qi
>>527
焔の渦が止むと、そこには真っ黒焦げになった焼き鳥、もといペンギンの姿。

「……むむ……
 ……お見事、バルドイード君。参ったのだ。」
その絶妙な火力調整故か、中身は無事な様子。
しかし着ぐるみもとい魔導装甲は業火に焼かれほぼ機能を停止してしまった様だ。
ぶすぶすと煙を上げながら、敗北の宣言。

「……おや、寝てしまった。
 ……風邪を引いてしまうよ、バルドイード君。」
その場に倒れ、寝息を立てるバルドイードを担いで、保健室へと運び込むのであった。
529エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)01:37:37 ID:RZm
ここはお馴染み、使われなくなった教室の前。
いつもバーラントが私物化しているこの場所は、エリシアにとって真に教室でもある。
少し離れた位置に軟体質の猫を追随させて、若草色の小さな姿が扉を叩く。

「ばーらんとーっ!」

その声は本人としては気を使った、じかしまだまだ大きめな声量で。
530バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)01:47:25 ID:WqA
>>529
その声の後に部屋の中より聞こえてくるのは、いつぞやと同じ、何かが崩れ落ちるような音。
少し小走りな足音が鳴り響き、目の前の扉が少々乱雑に開かれるのである。

「……キミには何を言っても無駄みたいだな。まあいい、入ってくれ」

器用に作り物の顔を歪ませ、呆れた表情を見せながら、素直にエリシアを招き入れる。
しかし、態度は相変わらずであるが、内心はまんざらでも無かったりするのである。

「キミの言っていたろこねえに会って来た。なかなか有意義な時間を過ごせたよ」

ついでに以前、彼女の姉である人物に会った事も付け加えて。肝心な部分は言っていないが。
531シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)01:49:26 ID:nha
今日も今日とていつも通り、調理室から出てきたシャディはぐーっと伸びをして亜麻色の髪の誰かを見送った。

「さーてと……今からどうしよ。お昼にしよっかなー」

そんなことを呟き、尻尾をゆらゆらとマントの下で揺らしながら歩き出そうとしていた。先程まで何かしていたことを匂わせる発言ではあった。
額の帯は相変わらず第三の目を隠していたが。
532エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)01:53:20 ID:RZm
>>530
エリシアは声を潜めたつもりだったので、首を傾げながらも教室へと入る。
少し遅れて軟体質の猫が、しっかりと追従して。

「ほんと?えへへーっ……」

バーラントにそう告げられれば、自分が役に立てたようで顔をほころばせる。
その反応を見る限り、ロイコは約束通りエリシアに事の顛末を話してはいないように見受けられるだろう。

「……あれ、なんだっけ?」

そして、ふと研究室の端に見覚えのある物体。スクイバコの残骸であるそれを見つけて。
なにやらおぼろげな記憶に引っかかったようで、また首を傾げた。その胸元に、ハート形のロケットを揺らして。
533ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/13(火)02:01:32 ID:OLs
>>531
「はー、腹減った……」

学舎の一角を更地にして反省房にぶち込まれたニヴァは、結局最後まで自分の非を認める事は無かった
その所為で拘留が長引き、5日目の今日ようやく彼女に根負けした審問官によって外出が許されたのである
なんと彼女はこの間一切食事を口にせず、一滴の水も飲まないという徹底したハンストを決行していたらしく
このままでは命が危ないと、ユルい人間基準の健康診断にしたがってまんまと脱出を成功させたのだ

「つーか、あの保健委員はどこだよ?」
「見つけ出して絶対息の根止めてやるからな……」

ぶつくさと物凄い量とトーンで発される独り言はまるで誰かと会話しているようだ
目は虚ろで顔面は蒼白。五日間に及ぶハンストのせいでマナも栄養も枯渇しかけている
流石の悪魔といえど、これほど長い期間何も食べずにいれば弱るもの当然だ

「ぅあっ……わり……!」

シャディの顔を柔らかな感触が不意に包み、その小さな身体は跳ね飛ばされるだろう
ロクに前も見えず歩いていると、シャディに思い切り正面からぶつかってしまったようだ
ニヴァはそこそこ身長があるせいで、こういった衝突では大概競り勝ってしまう
534バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)02:05:11 ID:WqA
>>532
「ん? ああ、コレか。そういえばあの場にキミも居たんだったな」
「ならば見覚えはあるはずだろう? あの元凶となった箱だ。少なくとも見た目は、な」
「気になるのは、あの夢の中で見た物が現実にあることだが……。その辺りはまだ検討中、と言った所だ」

現在は、彼の私設研究室内にてインテリアの一部として、机の端に置かれているあの箱。
以前と比べ、研究室付近を浮遊する魂の数が、心なしか増えていることから、その性質は完全には抜けきっていない事がわかるだろうか。

「さて、キミがここに来たという事は、あの時の続きをやりに来たと考えていいんだろうな?」
「前回は憑依で終わっていたからな。使役も学びに来たんだろう?」

思い起こせば、以前の特設授業では死霊術の憑依の初歩を教え込んだばかり。
あの時提示されていた残りをやりに来たのだろうと、彼は思いこんでいるようで。
535シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)02:08:23 ID:nha
>>533
「むぁっ? ……おー、深刻そう」

文字通り、いや下手すると大袈裟なくらい撥ね飛ばされた。
そのまま壁か床にすわ激突かと思えば――黒い円の中に入っていって、平気そうにぬっ、と上半身を出していた。
ペタペタ自分の顔を触って何があったんだろ? と思いながら見上げるとド素人でもわかる相手のヤベエ様子に這い出てきて。

「どうしたの? 保健室行くー? 何か食べるー?」

影の手で背中を擦ろうとしながら話し掛けた。一連の事情は知らないので多目に見てやってほしい。
536エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)02:14:36 ID:RZm
>>534
「えりーも、これがあったー!
 そのはこ、もうだいじょーぶ……?」

胸元のロケットと栞を取り出して、同調するエリシア。
あの日の不思議な夢もそうだが、どうも様々な物品が残されているということもなかなかに不可解な現象である。
エリシアの場合は、特にあの場での見覚えが無いロケットなので不思議さも一段深い。もっとも、本人はさして気にしていなさそうだが。

「んーとね、見て見て!―――《すぴりっと・ぽぜっしょん》!」

そしてどうやら魔導書も持ってきていないらしいエリシア。いったい何のつもりかと思えば。
しっかりとは見せていなかった憑依術の成果を今一度見せたかったようで、自身の身体を対象として猫霊の憑依を行う。
軟体質のそれがエリシアの身体にのみ込まれるようにとぷんと姿を消して。

「……じゃーん!」

現れたのは、四肢の先と耳、尻尾を猫のようにしたエリシアの姿。同一の依代に二つの魂が、干渉しているようには見えないが。
537ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/13(火)02:19:39 ID:OLs
>>535
「あ゛?テメーを保健室送りにしてやろうか」

保健室と聞けば凄みながら謎の迫力ある顔付き
ヤンキー漫画の如く頭上に「!?」と謎のマークが浮かんでいた

「じゃなくて!何か食べるだって!?何か持ってんのか!?」

ブンブンと首を振って画風が変わっていた顔を元通りに直すと、シャディに詰め寄る
彼の能力だとか、影の手が何をしようとしているのかとかにはあまり興味がないらしい
というよりも余りにも空腹なのだ
食べたい。バナナカタツムリの丸焼きが、オオムカデの素揚げが!
黒トカゲの干物であってもむしゃぶりつきたい状況だ!
538シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)02:25:24 ID:nha
>>537
「ひッ!? 絶対やだ! あわっ」

知った相手ならまだしも見知らぬ相手に脅されると多少驚くようで詰め寄られたところをバックステップ!
して後ろによろけた! これはカッコ悪い!

「え、え? あ、うん、お腹膨れるかわかんないし、好きかどうかわかんないけど……ちょうどこういうのなら」

若干取られた距離の中、マントの下を漁るように手を突っ込んで、取り出したその手にはクッキーが何枚か入った袋があった。残念、シャディはあまりゲテモノは持ち歩いてはなかった。
だが。

「あ、でも苦手だったら……食堂行く?」

まだ多少の警戒の色は見えているのだが、まあこのまま逃げるとなんとなく怖そうというだけでこの追伸。さてどうでる?
539バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)02:27:20 ID:WqA
>>536
「恐らく問題ないはずだ。ボクも何かに使えるかとは考えたが、あの時のような強靭な力は残っていないらしい」
「またあの時のように、よく分からん場所に閉じ込められて、余計な時間を使わされるのも困るんだが」

エリシアの所持物に同調するように、机の中より同じく栞を取り出して。
強い力を持つ箱は、彼としてもありがたい物なのだが、それによって振り回されることになったのも事実。
その元凶が手元に残っているのは、何とも複雑な気分になる訳で。

「おお、キミもそれなりには使いこなせるようになった……」
「うん!? それは……そうか、あの時の猫と同期させて……」

バーラントの目前で繰り広げられる合体。
一つの素材に複数の魂を同時に混在させる事は、死霊術においても非常に困難であり、未だ残る課題とされていた。
彼自身も、意識の混濁が生じる状態でしか出来なかった芸当を、エリシアは成し遂げたのである。しかも目前で。

「……やはりキミの性質は素晴らしい。これは死霊術における大きな強い進歩になる……」

改めて目の当たりにするエリシアの成長に、バーラントは目を張り、眺めるしかなかった。
540ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/13(火)02:32:21 ID:OLs
>>538
「た、食べる……全然……!」

両手をゆっくりとクッキーの方へ伸ばしながら、ニヴァは口からダラダラとよだれを垂らしていた。きたない
もしそれにありつく事ができれば、きっと先程までの不機嫌さが消し飛ぶほどに嬉しそうな顔をする

「食堂も行く」

もちろんと言わんばかりのドヤ顔で拳を握りしめながらそう言うニヴァ
今の彼女の胃袋はブラックホール状態。きっとどんなメニューでもペロリだろう
シャディの先を歩いてたまに振り返り、早くしろといわんばかりの表情を向けてくる……
541エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)02:36:03 ID:RZm
>>539
バーラントも同じ栞を持っていたらしく、取り出されたそれに目を見張る。
あの時あの場所にいた全員が、これを持っているのだろうか。
なんにせよ、自らの師とお揃いというのもなんだかうれしくなってきてしまう。

「んー? すごいー?」

そしてバーラントからの想像以上の賛辞に、成果を見せたことらが戸惑ってしまう。
実際、エリシアとしては日ごろからロイコの術を知っているだけあって、「やればできる」程度の気持ちだったのだ。
あの日ロイコがバーラントに言ったように、エリシアたちには何らかの魂のプロテクトがかかっているのかもしれないが、果たして。

「………あっ、逃げたー……」

そして、もう用は済んだだろうとでもいうようにエリシアから飛び出した死霊猫。
いまだ獣っぽい手でぐしぐしと顔を撫でれば、後には元通りになったエリシアが残った。
542シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)02:37:50 ID:nha
>>540
「よだれは拭きなよー……?」

ぽすっ、とクッキーは渡されることだろう。ココアを練り込んだものや、チョコチップが散りばめられたものなど、中身の種類は豊富である。

「うん、君正直だね……まあ言い出しっぺだし良いけど」

背丈的に結構な差があるシャディは急いで着いていき、時々そちらの外見を見ていた。
そんなこんなのうちに、食堂である。そういえばあの子とも約束してたなあ、なんて思いながら。

「それで何食べるのー? えーっと……」

順番的にはニヴァが先に頼むことになるだろう。一方シャディは名を知らないのでそんな聞き方になっていた。
543ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/13(火)02:45:00 ID:OLs
>>542
「5日ぶりのメシの時間だ!コラァ!!」

食堂のドアを蹴破り、並ぶ生徒たちを蹴散らして席を確保するニヴァ
机につくなりナイフとフォークを掴み、刃先を擦り合わせて行儀の悪い待ち方をしていた

「お、来た来た……あたしバナナカタツムリ定食!」

注文を確認しに来たスタッフに迷うことなく好物のバナナカタツムリの丸焼きを中心とした定食を注文
それから追加オーダーで、なにかもう一つ頼んでみることにした

「あ、そだ……とにかくデカいのってある?」
「期間限定の特製マグマ丼?じゃあそれで!」

頼み方がモロ死亡フラグである
544バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)02:50:25 ID:WqA
>>541
「惜しむべきはキミの魂が特別と言うところか。ボクのような術師に真似の出来る芸当で無い部分がな」
「とにかく、その力はキミしか成し得ないモノだ。鍛錬を続けて、自らの糧にするんだ」

この力はエリシアたちの種族だからこそ出来る事なのだろう。仕方ないが、そういうものだ。
だが、バーラントとて死霊術の発展を願う思いはある。今は素直に新たなる一歩を祝おうではないか。

「同期出来るのであれば、使役の必要はなさそうだな。またボクと同じようにしたければ来るといい」

「そうだな、猫だけではサンプルが足りんだろう。こういうのはどうだ?」

小瓶の並ぶ戸棚から選んで取り出したのは、エリシアの目にも映るであろう、魂の込められた小瓶。
その瓶のラベルには『鷹』という文字が描かれていた。
545シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)02:51:54 ID:nha
>>543
「ごめんなさいごめんなさい」と珍しくシャディの謝罪があったという。連れてきたのは自分なので正解。

「凄いの頼んだねー……美味しいの? それって」

シャディ自身は無難にチョコレートパフェとオムライスを注文。昼飯にしては甘過ぎるのがある。

「……大丈夫? 確認せずに頼んで」

特製マグマ丼なる名前からしてシャディは恐ろしくなるメニューを聞いて恐る恐る聞いたという。
さて、届いたメニューを見てシャディは再度心配そうな顔になるだろう。

「お腹減ってるみたいだけど」
546シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)02:52:34 ID:nha
/>>545すみませぬ、最後の行はこちらで

「お腹減ってるみたいだけど、本当に食べ切れる?」
547エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)02:57:28 ID:RZm
>>544
「そーなんだ!がんばるーっ」

バーラントにそれは固有のものだと説かれれば、エリシアは納得したようだ。
こくりと素直に頷いて、今一度気合を見せた。

……もっとも、憑依解除後も残留していたことからも分かるが、身体変化の方は実はエリシア自前の力。
この同調によって得られる一番のものは、接触によってエリシアの「触れたものの気分を変える」魔術を常時かけられること。
いわば、憑依者にとってのリラクゼーション空間になれる位のものだ。さらに言うと、霊の方で解除すらできてしまうあたりまだまだ精進の余地がある。

「……おー?」

そして、受け取った瓶に書かれた文字を見て首を傾げるエリシア。
さて、これを渡してもらった意図は何だろうと、バーラントを見やった。
548ナイヴァ=アストロイテ◆sQaptno2fc :2018/03/13(火)02:59:10 ID:OLs
>>545
「うまい。てかあたしはこれを食べないと始まらない」
「地上のヤツらはあんまり好きじゃないって言うけど……」

独特な臭みと衝撃的な見た目。寄生虫処理を怠ると死に至る危険度
まともな人間は食べようとは思わない代物だが、ニヴァはこれが大好物
成体はデカすぎて無理だが、幼生くらいなら生でツルリといける

軟体生物やトカゲ、虫など、彼女のが好む者は大概悪魔や魔族が好みそうなものだ
それもかなり古い悪魔に近く、近年の都会慣れした悪魔っぽくはない
つまり魔界のテイストが色濃く残されている……そんな雰囲気を纏っていた

「で、デカい……!」

到着したマグマ丼は赤い、デカイ、辛いの三拍子そろったまたもや衝撃的な見た目の食べ物
ギリギリ完食はできたものの制限時間には当然間に合わず、開いた口が塞がらない量のクレジットを支払う羽目になったようだった
549シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)03:09:13 ID:nha
>>548
「……うーん、まあ見た目かな? 多分」

見た目だけ見た感想を素直に出した。不思議と食欲を失うことはなかったが、まあ普通に考えると……な感じなのだろう。
自分だって一部の生物は苦手だったりする。最近だと何故かタコに恐怖が出てきた。
モグモグと自分の食事を進めていくシャディだったが、順番は特に決めていない。気が向いたらオムライス、またはパフェ。その繰り返しだ。

「…………こ、今度はきっと成功するよ、ねっ?」

マグマ丼に挑戦する勇気が湧かなかったシャディは食べきっていたニヴァに称賛と励ましを贈りつつもその金額には目を逸らしたという。
550バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)03:14:13 ID:WqA
>>547
「そうだな、今ここにあるのは鷹の魂だ。わかるか? 時折空を飛んでたりする奴のことだ」
「今キミの手元には猫の魂がある。確かに猫とは気を合わせる事が可能なのが現状のようだ」
「だが、他の動物の魂ではどうなるか?たまたまキミと、その猫の相性が良かっただけかもしれん」

バーラントがここまでの設備を整えた理由は、自らが操る死霊術の更なる発展へ向けた研究のため。
ここに新たな可能性を見つけた今、この技術の解析を進め、自らへと発展させる事が、次なる目標となる。
そのためであれば、彼は協力を惜しむことはない。

「まあ、早い話が、キミにこの魂を預かってもらいたい。どの魂にも適応するかどうかを見定めるためにもな」
「コイツをモノにするには、素材の事を教え込む必要もあるだろう。その点はボクがやるから問題はない」

次なる段階への実験を促すバーラント。
勿論、この動物の性質を知らねば、身体の変化も、適応後のより良い共存も出来ないであろう。
だがその点は問題ない。今、エリシアの前には、下部を創るために動物の構造について研究を行った男がいるのだから。

とはいえ、これを受け取るかは彼女次第。理解できなければそこまでだ。
551エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)03:23:04 ID:RZm
>>550
「……とり?うーん、どうだろー……」

バーラントの説明から、何となく手にした魂の概略を理解したようだ。そしてその理由も。
要は、猫でここまで順応したエリシアに別の動物を試させようということだ。その意図を無碍にするほど、エリシアの好奇心は甘くない。

「おぉ……!!やるやるー!」

そしてバーラントの言葉にこくこくと頷いて、鷹の魂が入った瓶を握りしめる。
また、彼から新しいことを学べるようだと、その表情は好奇心にあふれている。
思えば、エリシアは魔術産の猫の魔獣を経口摂取することによって順応しているところもあるのだ。
その代価に講義による知識が使えるかどうかは、エリシアにとっても重要な点になる。本人がどう思っているかは知らないが。
552バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)03:42:44 ID:WqA
>>551
「キミがノリ気になったようで何よりだ。ボクとしても、この結果には興味があるんでな」
「では、これは今からキミのモノだ。上手く扱ってくれ。期待している」

既にエリシアの手の中に納まっていた小瓶に手をやり、新たな門出への祝いとする。
何だかんだ言ってバーラントも楽しんでいるのだ。こうして誰かと共に学ぶことが出来るという事に。

「さて、早速コイツについての解説を始めたいのだが……確かこの辺りに置いていたような……」
「……おお、見つけた。これが先ほどの魂を抜き取った素材だ。本当は新鮮は方がいいのだがな。その辺りは諦めてくれ」

部屋の奥へと踏み入れ、再び帰って来たバーラントの手には、鷹の亡骸が握られていた。
魂を採取してから数日は経過しているようだが、別の魂が入っていたようで、保存状態は悪くない。
動物の構造を知るには実物を使うのが一番。早速、コレを用いて解説を始める。

「これが鷹だ。見て分かる通り、コイツは空を飛ぶ。しかしコイツの一番の利点は、その俊敏性にある」
「この部分が翼だが、ココがこの形になっていて、これによって高い加速性能を保持しているらしい……」

解説は続く。専門家でない一人の学生が持ちうる知識では、完全に把握しきる事は難しいかもしれないが。
553エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)03:51:57 ID:RZm
>>552
「うんっ!やったーっ」

改めてバーラントが譲渡を言い渡せば、しっかりとエリシアは頷いて見せる。
そしてもらったばかりの瓶を掲げて、上機嫌そうにくるくると回るのだった。

「おーっ、とりだ……!」

そしてバーラントが取り出した鷹の死骸を前に、感心したような呟きを残す。
唐突に死骸を出されたことへの嫌悪感は無いようだ。……思えば、スクイバコの館でも眼球と四肢を前にさほど取り乱していなかったようにも思える。
身体を指先でつついたり、羽根をぱたぱたと上下に動かしたりして、エリシアなりにそれを理解しようとしているようだ。

「うーん…… とりって、魔法でとばないのー?」

そして加速性能が身体の形状と紐づけられた地点で、エリシアに疑問が生まれたようだ。
加速や飛行なんかは、人間などでは魔法で行うくらいしかないが。そうした回路などは、動物には無いのだろうか?
554バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)04:12:38 ID:WqA
>>553
「ああ、正直分かっていない場所もまだ多い。魔法で飛んでいる可能性も捨てられん」
「だが、魔法で飛ぶ人間とは異なり、飛行が出来る動物にはこの翼が付いている事が大半だ」
「この翼を使い、飛行しているのはほぼ間違いないと考えていいはずだ。恐らくな」

まだこの世界においても、動植物の研究は完全には終わっていない。物理学に基づいた構造を全て把握できている者はそういないだろう。
バーラントの知識も、文献や自身で直接触った物が全て。完璧とはとても言えない。

「――とまあ、こんな感じか。ボクも鳥を素材に使うことはあまりないのでな。続きは本などを参考にしたほうがいいだろう」
「これから自分と同居する事になり得るんだ。知っておくことは必要だ」

それからしばらくして。バーラントの知り得る知識は披露することが出来た。
これが完全とは言えないだろうが、鷹の身体や生態に関する知識はそれとなく伝わったであろう。
後は上手く適応できるかどうか。そこから先は、エリシアと鷹との問題になるか。
555エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)04:24:11 ID:RZm
>>554
「うーん…… 魔法じゃないかも……?」

バーラントの煮え切らない回答に首を傾げながらも、翼をめくって裏側を見たり。
やはり鳥を象徴づけるのは翼だということで、エリシアの興味もそちらに傾いたようだ。
彼の知識を聞きながら、該当部位にぺたぺたと手をかけて。鷹についての学習を終えたエリシア。

「んーっと、《すぴりっと・ぽぜっしょん!》……ぶわあっ」

そして、もはや陣なしに行えるようになった憑依術でもらった魂を死骸に宿らせ、動きを観察しようと。
下から翼を覗き込んだ瞬間に、飛び上がる鷹。風圧を受けて顔をのけぞらせたエリシアをよそに、空箱の知覚に鷹は止まった。
……どうやら猫と同様、なぜかエリシアはあまり良くしてもらえないらしい。
556バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)04:39:44 ID:WqA
>>555
エリシアの飲み込みの速さには目を張るものがある。
憑依の手際の良さに関心しつつ、ファーストコンタクトへ。

「元気そうで何よりだ。コイツは少々捕らえるのに苦労してな。しぶとい奴だったよ」
「……使役術も後で教えておいた方が良かったりするか?」

鷹は忠実な動物だ。使役術を用いずとも、主人であることを教え込めば、大体の指示は聞くようになるはずなのだが。
その辺りはバーラントも専門でないので手の施しようがない。その時は、使役術の力で抑え込むだけ。

「まずはソイツを手懐ける事が第一だな。自分が上位である事を分からせてやるといい」
「ほら、お前の居場所はここじゃない。さっさと退いた!」

箱に足を置く鷹を手で追い払いながら、落ちた羽の清掃といった部屋の片付けを行う。
空き教室とは言え、物で溢れたこの部屋は、鳥が飛ぶには窮屈だろう。これも、部屋内で動物の憑依を行わない理由の一つ。
557エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)04:48:43 ID:RZm
>>556
憑依魔術の上達に関しては、種族柄という要素もあるだろう。
死霊術というより憑依というカテゴリにおいて、天性のものを共通で持つ強みである。

「うぅーっ、どうしよどうしよ………… あっ」

そんなエリシアも、霊からの反抗には無力。実際さっき憑依を解除したのも霊である猫側なのもそれを裏付けているようだ。
さらに、エリシアは生け捕りはおろか戦闘すらあまり行っていないのだ。序列を理解させろと言われても、取れる行動に引き出しが無い。
羽根を片付けるバーラントをよそにオロオロとするばかりだったが、不意に間の抜けた声を上げる。
気が付けば、軟体質の猫が鷹の背中に覆いかぶさるように伸し掛かり、首元を咥えて確保しているのだった。

この体に、捕食の必要が無くて良かった。ともすれば、バーラントの死骸ストックを一つ減らす羽目になっていたかもしれない。
558バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)05:07:00 ID:WqA
>>557
「……ボクもこういう下部を持っておくべきなのかもしれんな」
「毛やら肉やらをまき散らさなければ、もっと気軽に使えるんだがな」

現状バーラントが使役する者は人形と言った無機物が主。その辺りからも、性格や方針が見えているのかもしれない。
何処からか呼び出した泥人形と共に、鷹が散らした羽根の清掃も終え、いつもの体勢へと戻る。

「さて、今日はこの辺りにしておくか。また新しい素材を見つけに行かなければならなくなったからな」
「何かあれば来るといい。ボクはいつでも此処で待っているからな」

エリシアの元へと猫と鷹を追い立て、あの日のように彼女を見送ることになるだろう。
だがあの時とは明らかに見てわかるように、バーラントの態度は軟化していた。そこまで彼女に期待しているのだろう。

「あと、定期的にボクに経過報告に来るように。ソイツの様子も見ておく必要がある」

エリシアの退室を急かすことなく出ていくのを見送れば、人形が一礼して扉を閉める。
そしてバーラントはいつものように作業を始める。その日の彼は、普段より上機嫌だったとか。
559エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)05:17:45 ID:RZm
>>558
バーラントの呟きに、こてんと首を傾げたエリシア。
動物の死骸は、やはり何かと不自由なのだろうか。ならば鷹の方にもまた身体を用意すべきだろうか。
エリシアではなく死霊猫に上下関係を教え込まれた鷹は、うなだれながら地面に留まっていた。

「ん、わかった!じゃあ………わわっ、じゃあねーっ」

そしてバーラントの言葉に元気よく返すと、鷹を抱きかかえるようにして持って。
言い終わらないうちにもぞもぞばさばさと抵抗を見せたそれに驚きながら、バーラントの研究室を後にした。

「んー、どうしようかな……?」

そして依然エリシアには慣れない様子の鷹を腕の中に、ふよふよと帰路に付くエリシア。
使役や管理をどのようにしようかなど、頭を悩ませながら。
560ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)11:17:10 ID:zx8
ちょっと暖かくなり始めた今日この頃。ダニエルの心もまたポカポカしていた。

「これだけ暖かくなると、女子の服がどんどん薄くなってくるんだよなぁ!」

こいつやっぱり最低。そんなよこしまな眼差しのまま、今日もナンパすべく女子を探している。
彼をたしなめるものは果たして現れるか。
561ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)11:22:14 ID:keX
>>560
やあダニエル、今日もナンパかい?
【顔が幼い緑髪の少年、ウィルが話しかけますよ】
【スカートめくりの常習犯な彼はモテません】

厚着は厚着で良いものじゃないかい?
【果たして女子が薄着である必要があるだろうか?】
562ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)11:30:48 ID:zx8
>>561
「そういうお前はウィルじゃん? 奇遇じゃん」

そう答えるのは鼻っ柱のそばかすが特徴的な癖っ毛の少年ダニエルである。
もちろんモテない。

「ばっかお前、厚着だと体のラインが見えないじゃん? あの下には男のロマンと秘宝が眠ってるんだよ……むしろお前、なんで厚着がいいわけ?」

最低なロマンもあったものだ。
563ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)11:35:36 ID:keX
>>562
脱いだ時とのギャップを楽しめるだろう?
【でもそういう場面になることはありませんよね、ウィルじゃ】

それに、暖かくなり始めたころじゃあ変に風で冷えて辛そうな表情がな……
【薄着で寒そうにしている女子ってその寒さで表情が歪むから……という主張】
564ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)11:43:10 ID:zx8
>>563
「お前天才かよ! 後で談話室の暖炉ガンガンに炊くっしょ」

ダニエル最大級の賛辞。しかしやはり同じく、そんな場面に出くわせるわけもなく。早々に邪道に手を染める。

「女子のファッションって半分見栄の張り合いじゃん? 寒そうでも寒くないし? みたいな顔して、でもやっぱり寒そう、みたいな。なんつーの? 仮面の下から覗かせる弱さ、みたいな? よくね?」

ダニエルの性癖は時々ニッチだ。
565シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)11:48:45 ID:nha
ぽかぽか陽気がやってきた。生徒の心も暖まる中、シャディの心は未来の熱を見てちょっぴりブルーである。
というのはさておき、彼は誰かを探している様子であった。

「よくこの辺り走って逃げてるって聞いたけどなー」

とある廊下の曲がり角付近でシャディはうろうろしているのであった。
566ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)11:50:45 ID:keX
>>564
その場合、君は寒そうにしてないと消せよ!と女子から怒られることになる……覚悟はあるか?
【そこを懸念!】

あれ?ダニエルって痩せ我慢とかが好きなタイプ?
【そう解釈したようですよ】
567ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)11:59:33 ID:zx8
>>566
「愚問じゃん? そこにロマンがあるなら、汗だった引っ込む。それが、男っしょ……!」

無駄にキメ顔をしながらそうのたまう。

「そうそれ、痩せ我慢! なんかこう、あるじゃん? グッとくるもの。つか、ウィルはどうなんよ。痩せ我慢に限らず、あるだろ? グッとくる要素ってやつ」

いつの間にやら性癖暴露大会になりつつある。思春期の男子としては、人によってははばかられるものがあるだろう。ウィルはどちら側だろうか。
568アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)12:00:57 ID:ZTJ
>>565
『あーもー、どこ行っちゃったんですかー!』

とは廊下の向こうから聞こえる声、主人はもちろんミズハ

「……」

そしてシャディのすぐ傍の暗がりの中、同化するように屈み込み隠れる影ひとつ
よ、と言った調子で片手を泳がせるアラスミシアである
569ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)12:04:59 ID:keX
>>567
まあね、ロマンを追う姿勢は男なら大切にすべきものさ……
【批判されようと相手が格上だろうとスカートを履いている女性相手であればスカートをめくりに行くのがウィル】
【そしてその原動力はロマン!】

僕はあれだね、表情としては羞恥心が表れているのが好きかな……スカートをめくってもリアクションがないと何か違くね?
【ウィルはスケベ心を自覚しているし隠そうとはしない!】
570シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)12:06:20 ID:nha
>>568
「……この声が聞こえるってことはー――うん、やっぱり」

ミズハの声に一瞬尻尾が張ったのは多分気のせい。
くるーりとゆっくり振り向くと居ましたなんだか久しぶりなような、そうでもないようなアラスミシア。

「またイタズラ描きしたの? たまにはすぐに浮いてこないインクとか使ってみたらー?」

やあ、と手を上げながら小声で話し掛ける。それからマントの下に手を突っ込みつつ、目的の一つを探していた。
571アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)12:16:07 ID:ZTJ
>>570
「……b」

ぐ、と無言無表情でのサムズアップ
今回の落書きはなかなかの出来なのだ

「あー……」
「いいな、それ」

向こうの方を見ればドタバタとミズハが走って行くのが見えるであろう、アラスミシアは今度試してみようと頷いた
572ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)12:18:14 ID:zx8
>>569
「オメェわかるやつだなぁ!?」

とてもとても話がわかる相手と出会えて、相手の肩に腕を絡ませようとするダニエル。しかし決してナンパには誘わない。だってあの悪癖さえなければ一定な需要があることを知るがゆえに。

「羞恥心! オメェフェチいなぁ! でも、わかるわー。顔赤らめて、少しうるうるしながら怒ってくる、みたいな? 背徳感、みたいな?」

フェチいなんて言葉をダニエルに言われるいわれはない。
しかし、彼なりに同意の姿勢の様子。
573シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)12:22:54 ID:nha
>>571
サムズアップを見て「そっかー」と頷く。少しだけ見ておけばよかったと思うのは仕方ないことだ。

「そう思ってくれたなら何より、……うん、行ったね」
「はいこれ、この前お菓子くれたお返しー」

ミズハが走り去ったのを見て、マントから取り出したのはいくつかのクッキーが入った小さな袋。中身の種類は豊富であるそれをスッと渡して。

「それと、この前ぎうどん? 食べようって行っててそれっきりだったよね。行く?」
574ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)12:23:38 ID:keX
>>572
うちは代々ロマンに走っている一族なものでね!
【肩組むのをウィルは受け入れますよ】
【スカートめくりが無くても旅先の歓楽街に遊びにいくタイプだから当面はモテそうにありませんね】

そうそう!ああいう表情こそやっぱそそる物があるよね、そういう倫理観がない子のをめくった時はなんか申し訳ない……って罪悪感が凄くて凄くて
【無知シチュは苦手なウィル】
575ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)12:32:27 ID:zx8
>>574
「代々、ロマン……? 冒険者とかトレジャーハンターとか、そういう家系な感じ?」

まさか先祖揃ってナンパ師やスカートめくりを生業にしているはずもあるまい。そう判断し、別の意味でロマン溢れる職種なのかと聞いてみる。

「逆にな? 逆にそういう、なんなの? これは何? みたいなよくわからない顔されるとなー。俺も天然系の女子ナンパした時はよわったね」

そうなったら最後、なんかこめん……と言った具合に自分から仕掛けたくせに謝ってしまう小心者だ。ゆえにその気持ち、よくわかる。
576アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)12:38:23 ID:ZTJ
>>573
「おかえし……」
「……ふぅん。ま、もらう」

小首を傾げて頂きます、多分おかえしっていう動機が理解出来ないのだろう
早速袋の口を開いてひとつ手に取り食べてみる、美味しい

「……たべる、いく」

ぎうどんな提案には二つ返事でうなずくのでありました
577ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)12:40:11 ID:keX
>>575
旅人さ、便利屋紛いの事をしながら色んな国を見て回るのさ……僕の副業は自らの観光も兼ねているんだ
【ウィルは放課後に傘でどっか遠くへ飛んでは物を運んだり、魔物を狩りに行ったりと色々な事をしています】
【ウィルの先祖である初代アーモンドの旅日記(おとぎ話扱い)は地域によっては写本があったりするらしいですよ】

やっぱ、性としての自覚がある人だよねナンパにしろスカートめくりにしろターゲットにして楽しいのは……僕はナンパしないけど
578シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)12:43:44 ID:nha
>>576
ココア風味やチョコチップ散らし、飽きさせないためなのだろうが種類一つにつきの枚数はそこまで多くなかった。

「よーし、じゃあミズハ先生に見つからないよーに食堂へゴー」

そして途中なんやかんやあるかも? しれませんが食堂に入ることでしょう。仮にミズハ先生と会いかけてもアラスミシアを影に潜らせるくらいはしたはずです。
579ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)12:53:35 ID:zx8
>>577
「旅人、アーモンド……い、いやでも、それだけあっちこっち回れるのは正直羨ましいわ。俺ならいろんな国のかわい子ちゃんナンパするね」

ダニエル、何かに感づく。いやでも、おとぎ話だろ? と思いつつ、いやでもおとぎ話は事実に基づく教訓みたいなこと授業で聞いたような……と半分信じて、半分単なる偶然だろうと捉えている形。

「だな……俺たちが求めるのは、女子であって女児じゃねえっつーか? いや、こんな言い方すると怒られそうだな……つか、なんでナンパしないわけ? 意外とシャイかおめぇ」

大きくうなづき同意。やっぱりこいつとは気が合うなぁと思う最中、ナンパはしない宣言。理由がちょっと気になるところ。
580ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)12:59:56 ID:keX
>>579
可愛い看板娘がいる酒場だったら今度リストでも作っておこうか?
もしもその国に行くことがあれば便利だろう?
【ウィル自身がつけている仕事関連の日誌を読み返せば簡単に作れるし、とウィルは考えてますね】

いやあ、僕って我ながら顔が幼い感じするだろう?一人の男ってよりも男の子として見られて、本気で口説いても子供の世迷い言と受け取られることが多くてね……
【どこか遠くの空へ諦めたような儚げな視線を……】
581アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)13:04:08 ID:ZTJ
>>578
『あ、マリウントくん!アラスミシアちゃん見ませんでしたかっ?』

落書きを洗浄魔法で落としたミズハと邂逅したりした事もありましたが、無事食堂へ

「……あのアホは、すぐおいかけてくる」

辟易した風に言いながら席につくアラスミシア
イタズラをする側のセリフとしてはかなりアレである
582ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)13:08:35 ID:zx8
>>580
「ウィル、いやウィル様、是非ともわたくしめにそれをお恵みください」

ダニエル、平伏。その国に行く機会どころか、長期休暇を利用してその子に会いに行くまである。

「ウィル……元気出せって。リンゴとオイルサーディンならいくらでもやるぞ?」

慰めるための品にしてはショボいが、ウィルの気持ちが痛いほどわかるがゆえに、心から同情。
まあダニエルの場合は色々問題外なのだが。
583シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)13:10:11 ID:nha
>>581
「あっちで見かけたねー」と以前と同じように行き先を誘導しておくことも忘れませんでしたとさ。

「んー、まあイタズラってそういうものだしねー、追いかけっこつまんない? アラスミシアちゃんは自分の顔に落書きされてたらどう思うー?」

あ、すいませーん、と食堂にぎうどん二つ……アラスミシアが追加要求するならそれも加えて注文してからのほんの少しの待ち時間。
影の手がテーブルの下から出てくる辺り、返事によってはデコピンかもしれない。
584アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)13:14:58 ID:ZTJ
>>583
「つまんないとは、いってない」

くく、と喉の奥から染み出すような笑い声
まぁその辺も含めて楽しんでいるのでしょう

「……わたしは、されないし……」

影の手に触れようと人差し指ツンツン、オーダーに関して特にあれれはなさそうだ
585ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)13:16:51 ID:keX
>>582
後で羊皮紙にでも書いて使い魔に持っていかせる形で大丈夫かい?
【今すぐは物理に無理なので、と提案を】

ありがとうダニエル……貰うだけなのも悪いし僕からはこれとこ……間違えたこれを渡そう
【受け取りつつ、幸運の花の蜜を集めて作られる蜂蜜の飴とサラミを】
【蜂蜜の飴の瓶にはその花の模様が刻印として刻まれています、そして間違えたとしてしまったのはミード】
586シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)13:22:58 ID:nha
>>584
「楽しんでて良かったよ」

やられるミズハ先生の方も、多分なんだかんだ楽しんでる……はず。と思ったシャディだった。
影の手はその動きに反応してか、人差し指を向けてその指先に合わせようとしていた。手触りは……なんとも不思議である。
手のようだが、掴み所がわからない。そんな感じ。

「そういうもんかなー? あ、来たみたいだねー」

その影の手が反対側に現れると、少し頬をつつこうとしていた。その後、ぎうどんが一つずつ二人の目の前に置かれるだろう。
どんぶりに盛られたほかほかご飯、その上に乗るのは甘辛く煮られた薄切りの牛肉とタマネギ、そして付属するベニショーガ。
湯気がまだ見えるそれは出来立て盛られ立てを証明し、二人の鼻腔に直接食欲を刺激する匂いを通らせるのであった。

「いただきまーす」

両手を合わせてそんな宣言。
587ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)13:27:29 ID:zx8
>>585
「大丈夫っつーか、ダメな要素がそもそもないっつーか? 真夜中でも早朝でも、なんなら授業中だって……! あ、これ俺の部屋番号な」

その目、マジである。その羊皮紙一枚のために犯罪すら起こしかねないほどのマジな目だ!

「ニクゥッ! ……とそっちのサラサラした蜂蜜みたいなのは、ミードじゃん? オメェやんちゃなやつだなぁ」

サラミを見て目の色を変えるダニエル。普段おしゃれにお金を使い万年金欠の彼にとって、肉は目の色を変えるご馳走なのである。この二つはありがたく頂戴することとする。
そして彼は酒も見逃さない。
588アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)13:33:27 ID:ZTJ
>>586
「……、……」

お互いに楽しんでいる、という感覚がどうにも気恥ずかしくて黙る
影の指先を少し抓った

「……ん」

馥郁たる香り、これぞぎうどん!
早速頂きますなのだ、チョップスティックを幼児めいて扱いもしゃもしゃ!
589ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)13:34:00 ID:keX
>>587
じゃあ、その部屋の窓に鷹が羊皮紙掴んで近付いたら開けて受け取ってね
【伝達手段が手紙と使い魔という組み合わせはファンタジーとして鉄板!】

これは魔力回復のための魔法薬さ、だから仕方ない……酒はいける口かい?
【飲みたいなら一つ瓶で渡そうか?と言いたげな感じ】
590シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)13:41:08 ID:nha
>>588
抓られた時シャディの尻尾がピーンと立った。声には出さなかったがちょっと痛かった様子。

「僕が食べ切る前におかわりに行きそうだね」

もしやそれが作法なのだろうか? とチョップスティックを握って持つと真似るようにもしゃもしゃ……ペースはまるで敵わなかった。
しかし美味しい。少しツユが染みたご飯や牛肉とタマネギの調和がたまらない。甘いものは最高だが、これはこれで良いものだ……。
仮におかわりしていたなら、それを食べ切る前か、もしくは食べ切って待っていればシャディも完食しているだろう。満足そうに。
591ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)13:48:00 ID:zx8
>>589
「鷹だな? 良く頭に刻み込んだ。それよりもほんと、マジで頼むからな?」

そう念押すダニエル。彼の頭の中ではもう、まだみぬ看板娘たちに想いを馳せていた。

「魔法薬か。それなら、しかなねえわな……? 俺もちょうど実家で作った体を温めるりんごジュースがあるんだけど、一本交換しね?」

もちろんそれはリンゴで作られた果実酒の隠語だ。ネポックの持ち込み検査は自身の魔法で誤魔化した。
592ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)13:55:42 ID:keX
>>591
ああ、任せてくれたまえ
【翌日には届くことでしょう】

そりゃあいいね、サイダーは好物さ
【三ツ矢なサイダーはサイダーじゃねえ!】
【ウィルはさっきの瓶(魔力が込められたミード)を取り出して交換をと促しますよ】
593アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)13:55:59 ID:ZTJ
>>590
「?……ふふっ」

おっと今度は影の指先をくすぐり始めた!

「ん……ふぅ」

と、意外な事に一杯でご満悦そうに箸を置いた
アラスミシアの空腹レベルは扱った魔力量に比例するのだ、つまり余り動いていない今はお腹もそんなに空いていない
594シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)14:00:30 ID:nha
>>593
「んんっ」とまたびくつきましたね、尻尾が震えてマントを揺らしています。
ちょっと噴き出しそうになったのは内緒であり、一旦擽られてた影の手はススー、と距離を取ったでしょう。またすぐに近付くけれど。

「……けぷ。あんまり食べなかったね? ちょっと意外ー」

食べ切って口を拭いてからの様子見。ぎうどんの器を置くとシャディは影の手でアラスミシアの指を擽り返そうとするのである。対抗!
595ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)14:09:12 ID:zx8
>>592
ダニエルは今、深い絆のようなものを感じていた。男の友情は、やはりエロスから生まれるものである。

「良くわかったな。こいつは発砲性なんよ。なにより、良く体が温まるときたもんだ」

カバンから瓶を取り出し、それを見せる。中にはたんまりとシュワシュワな林檎酒が詰まっているぞ!
596ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)14:16:56 ID:keX
>>595
【ウィルはウィルで、お互いに恋人が居なければ気が合うものだと友情を感じていますね】
【多分片方が恋人出来ちゃうとリア充しやがってこのやろー!ってなりそうとも(《イケメンコロース》を思い出しながら)】

こういうのは血行?というのを良くするらしいからね……つまり体を健康にする薬さ!
【蜂蜜酒を瓶ごとダニエルへ差し出しますよ】
597アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)14:21:41 ID:ZTJ
>>594
「あ……」

逃げられたのを不満そうに、口を開いた

「そんなにいつも……食べるわけぃひゃぁっ!?」

淡々と無表情に話していたが、擽ぐられればビクッと震えて甲高い声!意外なリアクション!
598シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)14:25:58 ID:nha
>>597

「わぅ!? …………ふふふー?」

擽り返した当人ですらこの驚き! まさに意外性に驚いた形!
しかし、その反応を見てイタズラ心溢れる表情でアラスミシアを見ていた。
ぎうどんの器が片付くと、それはもう面白そうに影の手が近付いた。ただし、今回は頬ぷに。

「今みたいな反応だと、楽しいよねー♪」
599ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)14:30:21 ID:zx8
>>596
そう、友情の間に色恋など不要。いや、やっぱり色は必要か。
とにかくその手のことは余計なトラブルを生むものだ。
だから、ほんのひと時恋人がいたことは、言わない方がいいだろう。鼻毛祭りはしたくない。

「ちげえねえや! 何より、心も温まるっしょ?」

そう言いながらも受け取ったミードの栓をあけ、ぐびりと一口。
お前もやるか? という表情で林檎酒の瓶を差し出す。
600ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)14:36:21 ID:keX
>>599
そうだね……うん、美味しい
【受け取り、林檎酒を楽しみます】
【ご託を並べど、うまいから呑む!それに尽きる】

それじゃ、僕は仕入れに出掛けるからナンパ頑張って!
【当然のように瓶一つの中身を飲み干して、ウィルは傘を取り出すと学校の外へ飛びます】
【ダニエルを少し応援しつつ、必要なものを買いに行くのでした】
601アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)14:38:53 ID:ZTJ
>>598
「……!」

闇のオーラを放ちながら睥睨!ちょっと涙目!恥ずかしかったんだろうね
ふにょんと頬の弾力、デコピン(強)で払い除ける!
ギリリと歯軋りが聴こえてきそうだ!
602ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/13(火)14:43:33 ID:zx8
>>600
「だっしょー!? 俺んとこは田舎でも、リンゴだけはうめーのよ!」

やはり実家で作られたものをうまいと言ってもらえれば、ちょっとは嬉しい。嬉しいのでミードも飲んでしまう。

「ありがとよーう! ウィルも何し入れるのか知らんけど、頑張ってこい!」

アルコールも入り、上機嫌になりながらウィルを見送るのであった。
ちなみにこの後教師に見つかり、飲酒についてこっぴどく絞られた。
603シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)14:46:17 ID:nha
>>601
「イタッ! ……お、怒ったー?」

デコピンであっさり弾かれ失せた影の手、やっぱり地味な痛みは来るようで自分の指先抑えてる。
様子を伺いつつも、何か楽しそうである――かなり前のことだがとある教師に呆れられたことを今やっているのである。
反応見てみたいよね! 根っこからこうなのかもしれない。
お詫びのつもりなのか、ぎうどんの後には合わぬかもしれない、しゅわしゅわシャンメリーが渡されるだろう。
604アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/13(火)14:53:19 ID:ZTJ
>>603
「……べっつに……?」

怒った?→別に
要するに少し怒っています、覚えておきましょうテストに出ますよ

「ふん……」

立ち上がって去り際、シャンメリーをしっかりと受け取るら辺まぁそこまで怒っているな訳ではない模様
ともあれイタズラする側としてはこのアラスミシアも、なかなかな逸材ではないでしょうか
605シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)14:58:06 ID:nha
>>604
(怒ってるね!)

イタズラ仕掛けた相手がこの反応の場合、怒ってる。
シャディのこれまでのイタズラ録によりそれは刻まれていた!

「あ、もう行く? じゃーねーアラスちゃん。今度は一緒に何かしよっかー」

イタズラか、はたまた別の何かか。それはまだ決まってないがそんなことを別れ際に告げてシャディは見送るのだった。
606ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)19:26:51 ID:keX
【ああ、緑髪の少年は今深く悩んでいる……】
【どこか遠くを悩ましげに見つめては溜め息、それを繰り返して……】
607エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)19:36:46 ID:RZm
>>606
そんな姿を後ろから見つけ、彼の隣に座り込むロイコ。
ころころと何かを口の中で転がしている様子、雨でも食べているのだろうか。

「どうした、そんな風に黄昏ちゃって」

徳に視線を合わせることもせず、何の気なしに聞いてみる。
608ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)19:41:08 ID:keX
>>607
はぁ……いやあ……ね?
【深い溜め息、そして弱々しい声】
【凄く真剣に何かを考えてそうな表情を浮かべております】

どうしたものか……いっそ運に身を……ううむ
609ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)19:45:57 ID:RZm
>>608
「運任せも時に面白いが、懸念がある以上は自分で決めた方がすっきりするよ?」

悩みの種類にもよるが、運任せで決めてしまったものというのは後々何かしらの後悔を残しがちだ。
唸りながら悩むウィルの頭に手を乗せて、ぽんぽんと軽く叩いてやる。

「答えが出るかの保証はないが、まあ聞くだけなら聞いてあげるよ。どうだい?」
610ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)19:48:48 ID:keX
>>609
悩みは我ながら凄くしょうもないんだ…………
【しょうもないとかいいながらも、まるで恋煩いか進路の悩みかのように深く悩んでいる様子】
【ウィルは恥ずかしいのか、唇が重い】

……………………夕飯、どうするかなって
611ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)19:52:41 ID:RZm
>>610
「ああ、非常に重大だ。一日の最後の食事を何で飾るか…… 悩ましいね?」

それは非常にくだらなくもあるが、生物として最も根源的な欲求。食にまつわる悩みであった。
ただ、美味しければ大体満足するので運任せで決めてしまってもいい部類の悩みではあるが。

「それで、メニューに目途は立っているのかい?案が無ければ運任せにもできないだろう」

どこからかサイコロを取り出して、それを四方から眺めながら。飴玉を舐めているロイコはそう口にした。
612ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)19:56:59 ID:keX
>>611
案としては……食堂で何か頼むか、町へ出て酒場で……いや市場で適当に魚介類を買って酒で蒸すのも捨てがた……おっと
【目の前の者はそういえば教育者側では?】
【いやしかしあくまで候補として挙がっただけなのでセーフ!】
【寧ろ教師で僕が酒飲んでるの知らない人居ないだろうし今さらかあっはっは、的な思考になっているウィル】
613ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)20:04:39 ID:RZm
>>612
「お、君は自炊ができるタイプか。選択肢の幅が広がるねぇ?」

流石に学内の規則も、調味料として自室で酒を使う分を規制することもできまい。
それが理由かは分からないが、ロイコはウィルが口を滑らせた言葉にさして反応するでもなく。

「まあ、せっかく悩んでいるときに学食で手早くというのもなんだか勿体ない気もするな。
 だったらいずれも街に出ることになるだろうし、そこから考えてみたらどうだい?」
614ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)20:11:19 ID:keX
>>613
よし、じゃあ良いものがないか探しに町に行くか……先生はどうする?
【来るなら奢りますよ?と】
【この生徒、金には困ってないタイプの人間である】
【僕一人よりも二人の方が面白そうという理由で誘うのです……!】
615ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)20:18:22 ID:RZm
>>614
「お、随分と気前がいいね?……まあご一緒はしようかな」

まさか生徒の方から、金まで出すと誘いが来るとは。
少々ウィルの金銭感覚に面食らいながらも、ひとまず同行は決めたようだ。

「一応言っておくが、無理はするなよ?君からはもうキャンディを頂いていることだし」

どうやら舐めている飴は、ウィルの蜂蜜キャンディのようだ。……ロイコに渡した覚えはないはずだが。
616ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)20:25:54 ID:keX
>>615
よし!とりあえずそうだな……港がある方の町へ行こう、内陸の魚は塩漬けばかりだからね
【あれ、結構しょっぱくて飽きるよなあと】
【どうせ町で探すなら選択肢は多い方が良いと校門へ歩きますよ】

え、キャンディ?
【いつ渡したっけ?あるぇー?ってなっていますよ】
617ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)20:31:32 ID:RZm
>>616
「今日は海鮮の気分かい?いいねいいね。
 流石に朝市のような鮮度は期待できないが、それでも内陸よりいい」

出身が海底だけあって、海産物というのはロイコをして心躍るものらしい。
僅かに声を弾ませながら校門を出て、移動手段はいかなるものになるだろう。

「ん?あぁ、エリィに貰った」

そう言って手だけ擬態を解けば、彼にも見覚えのある軟体質が顔を出すだろう。
……つまるところ、エリシアに飲酒を唆したのも筒抜け、なのかもしれない。
618ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)20:39:10 ID:keX
>>617
仮に海の幸じゃなかったにしろ、港には色々な物が集まるものさ……外へ出すついでに卸されたものや、外から入って来たものとかね
【あと、塩が他と比べて安かったりして味付けがしっかりしやすいとか】
【国とか地方によって違うのでしょうが、まあ大体こうだろうという経験則である】

エリィ……ああ、エリシあっ姉かあ……そうだ、ロイコ先生は空飛べたりしないかい?
【ウィルの故郷では5歳くらいの頃にはもう酒飲んでるからセーフ論、そしていきなりの素顔に驚いてますね】
619ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)20:47:52 ID:RZm
>>618
それとなく飲酒教唆を窘めたつもりだったが、悪びれもしないウィル。
まあ、彼なりに節度などはわきまえているようだし、あえて事を荒立てることもしなかった。
こういう時、まだ実習生であるというどっちつかずの立場は言い訳に便利である。

「ふふ、良いね良いね。
 海運はリスクも大きいが、やはり交易の要だからね」

ロイコの方がよく知る、海には巨大な魔物も生息しやすい。
だが、航路さえ確保してしまえば海運は運搬効率などでやはり優位なのだ。

「空?……うーん、僕は無理かな」

擬態を解いた手をじわじわと戻しながら、風のエンチャントだけは纏って。
620シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)20:52:22 ID:nha
校舎近くの森の中で黒いマントを羽織った小柄な少年が同じくらいの背丈の真っ黒な人影と対峙している。
怪しい現場か、と思うかもしれないが少しすると少年と人影は鏡写しのように同じ動きを始め出した。

「うーん、繋げればやっぱり一緒かー。冷えるにはいいけど」

イエイ、とハイタッチをする二人(?)を目撃するあなたは何を感じるだろうか。
621ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)20:53:27 ID:keX
>>619
使い魔に乗るのと、僕にしがみつく……地面でガタガタ激しく揺れるのが許容できるなら他の手段もあるけど、ロイコ先生は移動手段どうしたい?
【プランAはウィルの使い魔を魔法で巨大になってもらって背中に乗せてもらい飛行】
【プランBは素早く激しい風魔法で飛行するウィルに純粋な腕力でしがみついて飛ぶ】
【プランCは馬車のような車輪がついた陸のヨットと言わんばかりの乱暴なもの(風魔法必須)】
622ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)20:58:45 ID:RZm
>>621
「また随分と強硬だなぁ。
 ……まあ、気流くらいは僕の方でも何とかしようか。よろしくね?」

そう言って手を差し出して見せるロイコは、どうやらプランBを選択したらしい。
一応風魔法も教導可能レベルで習得しているロイコは、乱れる気流を相殺するくらいのことはできる。
エリシアのように軽くもなれないが、まあ何とかなるだろうか。
623ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)21:09:50 ID:keX
>>622
怖いのは気流よりも慣性だよ、先生
ゆっくり加速減速するようにするけど、腕が疲れたとか落ちそうな時は教えて欲しい
【ある程度前への飛行による体感的な向かい風にしろ、傘へ送り込む魔法による風にしろ魔力でコントロールすればある程度背に乗せている人への被害は抑えられる】
【しかし、加速しきるまでの体感的な後ろへ引っ張られる感覚やら減速で前へ突っ込みそうになるものは風魔法じゃどうしようもないのです】

じゃあいこうか、しっかり捕まって!
【ロイコ先生がウィルの背にしがみつけば傘による飛行の始まりだ!】
624シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/13(火)21:12:50 ID:fNE
>>620

シャミルは薬草や果実を採集する目的で森を訪れていた。手に持った籠には色々な植物がいくつか入っている。

「う、うわっ」

真っ黒な人影に真っ先に目が行ってそれを魔物だと勘違いしたのか、木の陰に隠れると頭を抱えてぷるぷる震えて怯えている。

(ま、魔物と仲良くしてる……危ない人だ)

シャディのことは危険人物と認識。気付かれないようにと願いながらこっそりその場から逃げ出そうとしている。
625ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)21:18:35 ID:RZm
>>623
「なるほど。まあ、留意しておこう」

さすが飛行を自前で持っていないロイコと違って、経験者の注意は実践的だ。
そう言ってウィルの背中にしな垂れかかるようにしがみつけば、いざ飛行。

「……おぉ、流石に風が強いねぇ!」

歓声に逆らわないように力を抜いて、しかしウィルから離れないようにだけ気を付けて。
ばさばさとローブだけを棚引かせて、港町へと飛翔する!
626シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)21:20:16 ID:nha
>>624
「んー……?」

誰かの声を耳に聞いて周囲を見回すと、逃げるような相手を目撃。すると人影は地面に溶けて、シャディの影へと形を戻した。
まあある意味影から生まれた魔物みたいな存在みたいなものである、魔力通ってるし。

「…………あれ? 君ってもしかして――」

足音も立てずに近付くと後ろから話し掛けるのである。――もし、これに驚いて籠を落としたりしようものならシャディは影の手で器用にキャッチしていることだろう。
さて、シャミルは夢の中でダニエルの近くに居た少年であると気付けるだろうか。
627ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)21:24:50 ID:4Al
>>625
一応、この魔法をかけて……と、《風纏い》
【ウィルが傘の持ち手で人を投げる際、自分と同等(体重計で1kg)かそれ以下になるくらい風の魔法で重量を軽くする】
【その時に使う魔法をロイコ先生へかけることで、己の体重による引っ張られたりする力が小さくなるようにという配慮をですね】

なあに、少ししたら直ぐに町へ着くさ
【空気の音で聞こえるかは置いておいて、呑気にそんなことを言いますよ】
【晴れているのもあり、時間帯からか夕焼けが凄いです】
628ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)21:31:14 ID:RZm
>>627
「お、これはどーも」

ウィルの付与魔法に軽い調子で礼を言い、改めて背中にしがみ付きなおすロイコ。
変温動物としてじわりと冷えていく体温が、より密接になったことだろう。
一応、自前でも風のエンチャントをしている以上、そこまで重荷にはなっていないだろうか。

「そうかい?僕としてはもう少し景色を見ててもいいんだけど」

そして暢気なウィルの声にこちらも余裕を崩さず、ふと傍らの夕焼けを見遣る。
何にさえぎられるでもない橙が、眼下の景色を彩る様を眺めて。
629シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/13(火)21:32:23 ID:fNE
>>626

「い、いやぁ……来ないでよっ!」

声からシャディが近くに来ていると判断。
シャミルは自分の身の安全を守ることに必死で、それが誰だとか考える余裕はない

「え、えいっ!」

中身がこぼれるのも構わずに籠を全力でフルスイング。今は生きることが第一である。
630シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)21:39:03 ID:nha
>>629
籠を取り落とす、とか逃げられる、は想定していたがそれは予想外だったようで。

「んぎゃっ!?」

遠心力で中身残ってたりすると威力増す理論で結構重めの一撃がシャディの鳩尾にヒットして、木に激突――というより影に沈みました。

「……ちょ、ちょっと落ち着いて……」

流石のシャディも地面に移動した影から上半身だけ出すとタンマをかけるように手を上げた。
631ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)21:39:41 ID:4Al
>>628
普段飛ぶ訳でもなければこの景色は珍しい、か……
【加速は全力にはしない程度にしておいて、暫くは自分も周りを眺めつつの飛行に】
【ロイコ先生って女性なのだろうか?その場合これってラッキーなのでは?とウィルは考えています】

よし、後はゆっくり落下して……到着!
【傘を前から上に向けるようにして、上からゆっくり降りるように高度を下げていき町の入り口に降りますよ】
【海の匂いがする港町に着きましたね】
632シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/13(火)21:48:47 ID:fNE
>>630

「あ、あれ……?」

息を切らしながらシャディを見る。襲ってくるような素振りはなく、シャミルは落ち着きを取り戻すと夢の中で会った人物だと思い出した。

「わ、わわ……ごめんなさい!魔物と仲良くしてるように見えてつい……」

あわあわと焦りながら頭を下げる。完全に自分の早とちりだった。
633ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)21:50:16 ID:RZm
>>631
一度軌道に乗ってしまえば、後は力を抜かないだけで心地よく飛べる。
ウィルの気遣いも相まってそこそこ快適な空の旅の終着点に、今辿り着いた。

「よっと…… いやぁ、お疲れ様」

ウィルの頭をねぎらう様に撫でて、いざ港町。
海にほど近いところにある市場は、今は多少人が収まっているようだ。
反対に、飲食店街は夕飯時の今賑わいを見せているようだが、ウィルの悩みに結果は出ただろうか?
634シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)21:52:02 ID:nha
>>632

「い、いやー、こっちも驚かせゲホッ、ごめんね……」

シャディは驚かせたり、イタズラは大好きであるが、それはあくまでも恐怖一辺倒にならない場合。
相手が必死になるほど怖がらせるとさすがに不味いと感じるので噎せつつも頭下げ。

「……魔物? 魔物ってこの近くに居たっけ?」

溢れているだろう中身の一部を影の手で拾い集めて渡しながらシャディは首を傾げるが、きっと言いたくなるだろう。
その黒い手だよ、と。
635ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)21:56:12 ID:4Al
>>633
ううむ……仕事終わりの客相手に売る分の商品を出しているところはあれど、より良い商品はもう主婦に売れた後ってところかな……
【市場の方をぱっと見た感じ、そういう印象を受けたようですね】

よし、酒場にしよう!確か……あそこの飯は美味しかった記憶がある!
【冷静に考えて、材料買って学校の寮へ戻って一緒に料理だと更に時間かかるし面倒じゃね?ってなってしまったウィル】
636シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/13(火)21:58:23 ID:fNE
>>634

「そ、その腕が……魔物を使役するなんて危ないですよ……?」

魔物を使役する魔術の使い手だと考えているのか恐る恐る指差しながら。
黒い手には近付かずに散らばる薬草や木の実を拾い集めて籠に戻していく。
637ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)22:02:05 ID:RZm
>>635
「なるほど、さすが旅慣れてるねぇ」

僅かな情報から事情を推察したウィルに、称賛するような言葉を送り。
どうやら行ったことのあるらしい酒場へと足を運ぶウィルに語り掛ける。

「知ってるお店か。そこは何が美味しかった?
 多少なりとも海草なんかが扱われているようなら最高なんだけど」

酒の肴に海草とは、あまり連想できないが。
それでも種族柄好みなのだろうか、あまり期待せずに問うてみた。
638シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/13(火)22:06:01 ID:nha
>>636
「…………ああ! あ、ごめん。これ僕の影だから魔物じゃないよ?」

合点が行ったように手のひらに拳を乗っけて、説明。黒い手がスルーされた対応には、とりあえず一まとめにしてどこからか取り出した布の上に置いて返した。

「なんだろ……えっとほら……あ、火とか水とか氷とかを剣とかにする魔法って見たことない? あれみたいな感じなんだー」

要約するとそれらの魔法と同じく、影を自由な形に変えて操る……ということを説明したいようだ。
639ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)22:10:53 ID:4Al
>>637
海草か……そういえば貰い物があったな、ちょっと店主に相談してみよう
【普通の人類としては海草を食べたり消化するのはマイノリティ寄りなのかもしれない】
【ウィルは少なくとも、海草を消化するための酵素を持っていません】

やあマスター、おっと今日は護衛とかじゃないさ……ちょっと相談なんだけど、海草とかを料理したことって……ああ、ある?よし、これでお願いしても?ありがてえ!
【しかし、仲の良い同業者から渡されたコンブなる海辺の海草とノリなる海辺の藻を集めて平べったくまとめたものを店の人に渡して交渉して】
【海草料理を作ってもらえそうです】
640ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)22:18:11 ID:RZm
>>639
まあ人類としてマイノリティである以前に、異種族である故趣向の差は仕方あるまい。
もっとも、食文化が無い訳ではないので、ウィルのよしみで何とか作ってもらえるようだが。

「僕としては無ければ無いでよかったんだが…… 済まないね」

ウィルと二人で席に着くと、少しバツの悪そうな表情で苦笑して。
表などない、壁に掛けられたメニューを眺めまわして注文を見繕う。

「さて、せっかくだし魚介も頂きたいね…… 君はどうする?」
641ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)22:24:47 ID:4Al
>>640
僕はそうだな……魚の香草焼き、種類は任せるよ……それとパンとエールを頼もう!
【ロイコ先生がいてもここは学校じゃないからお酒セーフ!】
【あと焼いた魚を注文しますよ】

『このようなものはいかがでしょうか?』
【さっきウィルが渡したコンブは、蛸のぶつ切りと一緒に酢で和えたサラダ的なものになって料理として出てきました】
642ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)22:34:20 ID:RZm
>>641
「おっ、最高だ。こっちは貝の網焼きと…… 僕もエールにしようかな」

運ばれた両氏に顔をほころばせ、店主へとウィルに同調するように注文を重ねる。
ロイコにとっては海草は主食も同然なので、パンのようなものは頼まないようだ。
そして、すっとさり気なく店主へ握りこぶしを近づけて、数枚のチップを握らせる。

「君はこの街に何度か来たことがありそうだったな?
 多少遠いが、なかなかいい街だね。嫌いじゃない」

そして最初に出された水を傾けながら、軽く世間話。
643ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)22:44:55 ID:4Al
>>642
仕事でさ、人守りつつ運んでた時にこの店にお世話になってさ……
うちの故郷とはまた雰囲気が違いながらも長閑で良い町なのは確かだね
【頼んだものが運ばれてきて、エールをぐびり】
【店主はロイコ先生からのチップを普通に受け取りました】

ロイコ先生ってさっき頼んでいた海草?ああいうのが主食だったのかい?
644ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)22:52:30 ID:RZm
>>643
海草料理、もといタコと昆布の酢の物を口に運び、笑みを浮かべて頷くロイコ。
店主にとっては多少無茶な要求だったかもしれないが、いい仕事をしている。
運ばれてきた、開いた二枚貝に魚醤をかけた料理には少し手を付けないまま置いておいて。

「仕事は何だかんだ気を張るからねぇ。良い食事は疲れを癒してくれる。
 そうそう、たまには魚なんかも食べてたが、主食はこんなものだったよ」

ウィルにも色々と事情がありそうだが、特に詮索はしない。悪魔や王族なんかを見知った上では今更でもある。
エールも少し煽りながら、酢の物の皿をウィルとの間に少し差し出してみる。

「ほら、君も食べてみるかい?」
645ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/13(火)23:00:12 ID:4Al
>>644
ありがとう、仕事中なら体調不良にならないかという観点からやめとくところだけど……味は嫌いじゃないんだよ、うん
【少しだけウィルは食べてみることにしました】
【海草独特のぬめりのある触感、蛸の弾力がある触感、そして酢の酸味】
【ウィルは美味しそうに食べていますが翌日トイレと友達になることでしょう】

色んな食べ物から栄養を採れるのは良いことだよね、種族によって違う部分が多いのだろうか……
646リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)23:02:56 ID:1UQ
その学園の校庭に設えられたあるベンチは、今日も柔らかな陽の光に包まれていた。
季節は廻り、厳しかった冬も去ってその陽光は春らしい暖かさを内包している、そんな過ごしやすい気候の中で一人の少女は、ベンチに足をブラブラさせながら座っていて。

「……何よこの写真、何も写ってないじゃない……そう言えばキャップを外し忘れたのが一枚あったわね、私馬鹿なんじゃないかしら……」

ぶつぶつと呟きながらその手の中にある一枚の紙……その表面に様々な絵柄が映し出されているはずの、所謂写真というものを眺める少女、どうやらその出来には満足行っていないらしく。
眉根を寄せ端正な顔立ちを歪めながらの観察、それは麗らかな春には似つかわしくない暗さを以て行われていたが、さてはて。
647ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/13(火)23:07:19 ID:RZm
>>645
「さあ、どうだろうね?その分に関してはエリィの方が不思議だからねぇ……
 今度あの子にあったら、そのあたりのことを話してみても面白いかもしれないよ」

エリシアの経口摂取は、ロイコから見ても不思議なくらい多種多様なものを学習している。
最近だと、高価な貴金属類も同様に学習したようだ。……今度、カメリア先生にはお礼とお詫びをしなければなるまい。

「そう言えば、僕の身体もこんな風に調理すれば美味しく食べられるのかな?
 こうして見ると少し気になってくるねぇ」

そして皿の上の軟体生物をつまみながら、擬態を解いた人差し指の先を見つめる。
ナイヴァに契約と称して小指をぱっくりと食べられたことは記憶に新しい。

その後もエールを呷ったり、網焼きをけっこう吹き冷まして食べたり。
港町で過ごす夕食時も、たまにはいいかもしれないとふと思うロイコだった。
648モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)23:19:06 ID:WqA
>>646
どんな人物も休息なしで絶えず働き続ける事は困難。時には温かな日の光を浴びたくなるの人の性というヤツである。
ちょうどここにも、新たに春の陽気に誘われた人物が一人。

「ちょっと休憩ー、ちょっと休憩ー。春も近づいてきたんだねー。早く新しい子とか来ないかなー?」
「……んー、どうしたのかな? 何かお困り? 転んで擦り剥いたり?」

今回やって来たのは、制服に身を包んだ女子生徒。リナリアに比べれば歳の差は割と大きいか。
何も映っていない、白紙の紙にちらりと目をやりながら、どちらかと言うと、身体の方を気にしつつベンチに近寄るのであった。
649リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)23:28:06 ID:1UQ
>>648
「あら、別に何も怪我はしていないわ、お生憎様」
「先輩風を吹かせるのはいいと思うけれど、相手は選んだ方がいいんじゃないかしら」

相手が先輩だと言うことはおそらく一目で見てわかったはず、つまりその容赦なくすら聞こえる言葉は歯に衣着せぬ少女そのものと言うことになる。
控えめに言っても酷い話だが、さっとその体を検分しても恐らくは少女の言葉と同じ結論に至るだろう、間違っているのは言い方だけ。
……まぁ、心の中でやってしまったと後悔している最中の彼女だが、返ってくる反応如何によっては、態度が軟化したり悪化したりする、かもしれない……。
650モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)23:40:32 ID:WqA
>>649
「そっかー。ま、ケガしてないってわかっただけでも安心。ホントはしてくれてたほうが良かったんだけど」
「お姉さんとして当然の事をしたまで! これが私の生きがいでもあるのだ!」

などと言ってるうちに、自然な動きでリナリアの隣に座り、手にしている紙を覗き込む。
そっけない態度を取られたとしても、そう簡単にモカーロの精神は揺るがない。
ケガ人でない事が判明した以上、これから先は保健委員としてではなく、一人の上級生として接するだけ。

「その紙どうかしたの? もしかして、誰か気になってる人がいるんだとか……?」

思いつめた表情の下級生、そして一枚の白紙。そこから連想されたのは、女子であったなら一度は通るであろう道。
なんだってお年頃。浮ついた話に興味を持つのは誰だって同じだろう。そしてモカーロも。
結局な話、お姉さんぶっていいところを見せ、頼ってもらいたいだけなのである。
651リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/13(火)23:48:57 ID:1UQ
>>650
「してくれてたほうが良かったって何よ!怪我なんてしない方が……いや、何となくわかったわ」
「察するに貴女、治してくれる予定だったのね?それで感謝されたかったんでしょう」

ぴんと人差し指を立て、ドヤ顔でそんな風に指摘する少女、それを否定することも肯定することもせず、ただ指摘するだけ。
少女はどちらかといえば頼られるのも頼るのも嫌いなタイプ、つまり少女はこの台詞で、私は頼るほど弱い存在じゃない、というのを主張したいのだろう。
……まぁ、どう見てもただ子供が粋がっているだけなのだが。

「ち、違うわよ!別に、ただの友達だもの、それに同性よ、同性!」

くしゃくしゃと手の内にある写真になるはずだった失敗作を握りつぶし、少女はそう声を大にして主張。
652モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/13(火)23:59:32 ID:WqA
>>651
「あーはは、よく分かったねー。やっぱりあの恰好しなくても分かっちゃうものねー」
「そうです、私が歩く保健室、モカお姉ちゃんです!」

謎のキメポーズを取りつつ、リナリアに対して己をアピール。ついでに眼鏡を直し……と思ったが、現在は裸眼であり。
いくらモカーロが医療活動をしていたとしても、所属が大きく異なるので、知る機会が無かったのだろう。

「あー、お友達かー。ねえねえ、良かったらお姉ちゃんにも見せてもらえない?」
「ダイジョーブ、お姉ちゃん結構口は固いから。患者さんのプライバシーはきっちり守るよ?」

初対面の相手に対して信用を得ようとする態度ではない気がするが、ここはいったん置いておいて。
秘密にされれば気になるのが人間というもの。リナリアの言葉を信じつつも、照れ隠しをする彼女への追撃を決定。
653リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/14(水)00:06:32 ID:xqK
>>652
「分かるも何も、真っ先に怪我について聞いてきた時点で何となく察しはつくわよ」
「……言っておくけれど、お姉ちゃんなんて絶対に呼ばないからね?そういうのはもっと甘えん坊な子に頼んで頂戴よ?」

ふふんと多少偉そうに、嬉しそうに胸を張りそんな風に、恰も私の推理力凄いでしょ?と言わんばかりに言ってのける少女、勿論そんなに凄くない。
そして少女は甘えるには、欲求より恥ずかしさが先に立つタイプの初等部だ、相手の名乗りに過敏にもそう返すあたり溝は中々に深い。

「……そうね、これ、私にとってはあんまり話したくない秘密なの」
「だから、貴女のそういう話を聞かせてくれたら見せてあげてもいいわ!」

実際はそこまで隠し立てするほどのものでもないが、それでも友達の為に自分の写真を撮っているだなんて言える程彼女は恥知らずではない。
そのお話を隠すこと、そして自分がこの場面で優位に立つこと、両立するにはこの手しかない、そう言いたげに彼女は相手に条件を出すことだろう。
654モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/14(水)00:22:08 ID:Ohp
>>653
「むう、早くの私の目論みをことごとく看破するとは……ただ者じゃないねキミ?」
「ま、お姉ちゃんはいつでも待ってるからね? 何年後になろうとも、その日が来るまで待ち続ける所存だよ!」

相手が悪かったのか、年頃が悪かったのか。ともかくモカーロの欲望という名の計画はあっさり崩れ去ったのである。残念無念。
だからと言って諦める気はない。転んでもタダでは起きないのがモカーロと言う女。マイペースなだけとも言うが。

「秘密かー、むむむ……」
「……あんまり他の人には言えないんだけどね、特別にキミにだけは教えてあげる。ちょっと耳貸して?」

以外とノリのいいモカーロ。手招きでリナリアを呼び寄せ、近づいたなら、耳元かつ小声で話し始める事だろう。
この秘密が彼女の気分に敵えばいいのだが。

「お姉ちゃんね……前にこっそり保健室の備品を借りちゃったことあるの」
「しかも、その借り物は借りてる間に壊しちゃって。補充の時にこっそりせんせーに頼んで補充してもらってね、私が壊したって事はナイショで」
「おかげでしばらく保健委員の予算がちょっと足りなかった時が起こっちゃった」
655リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/14(水)00:34:24 ID:xqK
>>654
「私が私であるうちは呼ばないわ、お生憎様」
「……そもそも、私みたいな擦れた相手に呼ばれたところで嬉しくもなんともないでしょう?」

思春期であるとかキャラじゃないとか、或いはダサいと思っているとか、どうにも少女がその言葉を発さない理由はそうではないようで。
つまるところ、彼女は甘えるのがとてつもなく下手なのだ、それはとても厄介な少女の特性で、少しの沈黙の後に付け加えられたその言葉から何となく伺えた。

「あ、あら、本当に教えてくれるのね、べ、別に嬉しくなんかないけれど」
「……ふんっ、そんな秘密は私の日常よ!私の秘密とつり合うようなものじゃないわね!……」

何というか、ヒミツを教え合う関係というものに、スクイバコの中に囚われていた少女は憧れているようで、素直じゃない言葉を吐きながら耳を傾ける。
話された相手の秘密、失敗談に少女はそんな風に、服装に似合わぬやんちゃぶりを暴露しつつ応えて。
ちょっとの沈黙の後、相手の胸元に一つの紙を、少し乱暴に押し付けることだろう、それは先ほどまで少女の手にあった紙、一枚の少女自身が映った写真。

「……それ、要らないからあげるわ、失敗作だもの」

そんな素直じゃない言葉を吐きながら押し付けられた少女のたわいのない秘密は、僅かにブレている失敗作で、されどその友達に対する思いやりの詰まった一枚だった。
656モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/14(水)00:49:21 ID:Ohp
>>655
「そんなことないよー。私はみんなのお姉ちゃんなんだから、どんな子だって、呼んでくれたらすっごく嬉しいもの!」
「だから、お姉ちゃんが必要になったらいつでも呼んでくれていいからね。私はどこでも行っちゃうから!」

言い方は悪いが、モカーロは自分に甘えてくれることが何よりの幸せ。その相手に優劣は何一つ存在しないのである。
故に彼女は、誰に対してもオープンな姿勢で受け止める。問題点は、相手の事を気にしていない個所が少々あると言うことで。

「……ホントは他にも失敗しちゃった事もあるんだけど、流石にちょっとこれは言っちゃったら、冗談じゃ済まなくって……ゴメンね?」
「さて、私も言ったんだから、キミのその秘密も教えてほしいなーって!」

医者の卵たるもの、医療に関するミスはシャレにならない事態に繋がる場合がある。本当の秘密は心のもう少し奥にしまいこんで。
申し訳なさそうに笑いながら語るモカーロ。互いに共有し合うという体験は、ちょっとこそばゆい思いがあって、ちょっと嬉しくて。

「んー、どれどれ……」
「良く撮れてるねー。上手上手。私もこのくらい綺麗に撮ってもらえたらなー」

受け取った写真に写っていた絵は、素人目には上等に映し出された物に見えて。
これだけ丹精込めて撮影されてもらえれば、この被写体となった人物も光栄だろう、だなんて思いを巡らせながら。
最後にちょっとだけ願望混じりの本音が飛びててしまうのであった。
657リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/14(水)01:00:51 ID:xqK
>>656
「……言っておくけれど、私はまだ貴女のことをお姉ちゃんとは認めてないわ」
「保健委員として頑張ってるのは認めるけれど、少なくとも呼ぶつもりはないから、勘違いしないで頂戴」

そして非常に手厳しいその発言、それは或いは全員纏めて、という相手の姿勢に反感を覚えたからかもしれない。
それでも、まだ、なんて言葉を付け足すあたり、完全に相手を拒絶しているわけではないのだろう、ただ、初対面たる相手をお姉ちゃん呼ばわり出来る程、少女は素直でも優しくもないと言うだけ。

「ふんっ、私のカメラにはお友達しか写さない心づもりなの、撮ってほしいなら別の人に頼むことね!」
「……まぁ、貴女が!どうしてもっていうのなら!私が撮ってあげても別に構わないけれど!」

耳ざとくその本音を聞きつければ腕組み相手にそう断言、まだ撮ってほしいとも言われていないのに実に自意識過剰な少女である。
それはそれとして自分の写真の腕を褒められたのはきっと嬉しいのだろう、後に続いた言葉は実に典型的な天邪鬼さを演出していた。
658モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/14(水)01:14:22 ID:Ohp
>>657
「んー残念。まだまだお姉ちゃんも修練が足りないってことね。もっと頑張ってくる!」

少々方向性のズレた回答を独自に受け取り、新たな自分磨きへの一歩が決心されたのである。
独占欲にも似たリナリアの思いを受信する事は出来なかったが、その辺りは二人の考え方の違いなのだろう。

「えー、せっかくだったら撮ってほしいなー。お願いできないかな? 撮ってもらえるんだったら上手な人の方が嬉しいもの」
「ねね。キミの腕を見込んでね。どうかな?」

素直に写真を撮ってもらいたいという気持ち半分、リナリアが喜ぶ顔が見たかったのが半分。
先ほど受け取った写真と、彼女の顔を交互に見ながら、手を顔の前に立てて頼み込むのであった。
659リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/14(水)01:24:46 ID:U7V
>>658
「愚直ね貴女、嫌いではないけれど」

自分とは余りに違う、それがきっと少女の抱いた感想なのだろう、少女は恐らくそう言われれば、相手のために頑張るつもりは無くなるだろうから。
されど、考え方の違いは何も友達になれないことを示す訳では無い、寧ろ考え方が違うからこそ良い友達になれることもある、彼らがそうかどうかは分からないが。

「……しょうがないわね!撮ってあげるわ!この私に感謝しなさいよね!」

一気に顔を輝かせ、恰も頼まれたからやりましたといった雰囲気を醸し出す少女、チョロい。
懐からカメラを取り出せばレンズを相手の方に向け、相手の準備が出来ればそのままシャッターを切ることだろう。
現像をお店にお願いする必要があるため、出来た写真を見せられるのはまた後日、ということになるだろうが……。
660モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/14(水)01:37:39 ID:Ohp
>>659
「あ、撮ってくれるの? お姉ちゃん嬉しいな! こういうのちょっと憧れてたんだよねー」
「ちょっと待ってくれないかな? すぐ準備終わるから。ホントにすぐだから!」

そうと決まれば早速撮影の準備。リナリアの輝く顔で支度をする様を眺めながら、シャッターが切られるのを待つ……。
かと思いきや、モカーロよりストップの声。そしてそのままベンチより立ち上がり、校舎へ向けて走り出す。

「――お待たせ! ゴメンね待たせちゃって。やっぱり私はこのこの格好でいなきゃダメだから!」
「今度こそホントに準備完了だよ! いつでも撮ってダイジョーブだよー!」

数分後、モカーロは再び帰って来た。先ほどとは異なり、白衣を身に付け、眼鏡をかけた状態で。
すなわちこの服装は、彼女が保健委員としての職務に励む際に着用する物。彼女の意志の表れでもあり、晴れ着でもある。
どうせなら、普段の自分より、保険医見習いとしての自分を残して欲しかったのだ。恐らく多くの人間における印象はこちらの方が強いだろうが。

さて、後はシャッターが下りるのを待つのみ。いつも患者に向けた笑顔は、レンズを向けられたとしても変わることはなかった。
661リナリア=クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/03/14(水)01:48:23 ID:xqK
>>660
「……そういえば保健委員だったわね……えぇ、貴女らしくていいと思うわ」

別に元のままでも十分、そんな言葉は喉の奥に飲み込みつつ、少女は改めて正装となった彼女にカメラを向ける。
パシャリ、響く控えめなシャッター音、そのカメラは少女らしい、恰も一般人がなんとなく練習すればたどり着ける程度の練度で以て、相手の姿をフィルムに残すことになるだろう。

「はい、撮れたわよ、普段の貴女以上に可愛く撮れたから期待しておくことね!」
「出来上がったらまた見せてあげるわ、だから、たとえ嫌でもまた会ってもらうわよ!」

撮れたとは言っても出来上がりはお預け、そんな風に無駄にハードルを上げながら少女はいつの間にかその手に握っていた絵筆で、ふと虚空に黒色の窓を描くことだろう。
その窓を背に相手に指さし、そう一方的な通告をする少女、それは素直な言葉に直せばまた会ってほしい、ということだ、実に捻くれた言い方だが。
ともあれ、そんな自身に満ち溢れた表情と別れの言葉と共に、少女の姿は黒色の窓の中へと消える、僅かに傾いだ陽の光は、あたかも彼女たちのつかの間の休息を祝福しているかのようだった。
662モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/14(水)02:04:58 ID:Ohp
>>661
「どうかな? キレイに撮れたかな? キミが撮ってくれてるんだから心配いらないけど!」

バッチリキメ顔で押されたシャッター。恐らくフィルムには、いつも通りの笑顔を浮かべたモカーロの顔が浮かんでいることだろう。
撮った後に、ピースサインぐらいしておけばよかったかなー、なんて呟いて。

「もちろん! せっかく撮ってもらったんだから、私だって見たいもん。ちゃんと見せに来てくれると嬉しいよ!」
「あ、もう行っちゃう? また何かあったらすぐ呼んでよね! 特にケガでもしたらすぐだからね! 次はお姉ちゃんって呼んでもらえるようにするから!」

自ら描き上げた窓の向こうへと去って行くリナリアを見送って、彼女の姿が完全になくなるまで、手を振って。
ふう、と一息ついた後、モカーロも自らの仕事へと赴く。学園の一角に、小さな足音を鳴らして。

「……お礼にギューしとけばよかった。今度写真見せてもらう時にやろーっと」

ちょっとだけ心残りを残して、今日も彼女の仕事が始まるのであった。これが果たされるのは、いつになるのやら。
663ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/14(水)07:24:44 ID:vSV
>>647
エリシアはどんな物を食べれるのか、か……次あったら聞いてみよう
【中の人がエリシアの食事事情、というよりは学習のために食べるあの行為は消化を伴わない同化なのではと】
【ウィルが、エリシアが金属を口に入れて何ともないのを見たら同じことを思うことでしょう】

美味しく食べれるか、と聞かれたら倫理というか文化というか……吸血鬼やゾンビなら気にしないで食べられるのかね
【少なくとも味付けをしてもロイコ先生の体だと知っていたら僕には無理だと思いつつ酒をあおり】
【食事のあとは、安定性のために魔力で巨大にした使い魔の背でもふもふしながら送るのでした】
664シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/14(水)16:00:12 ID:AID
>>638

シャディの説明を聞いているうちにシャミルの警戒心はだんだん解れてきて、魔物じゃないと分かれば恐れることはない。
布を拾ってその中身を籠の中に戻すと綺麗に折り畳んでシャディへと差し出して。

「その魔法は知ってますけど……でも影を同じように操るなんて初めて見ました」
「あの、ただ操るだけじゃないですよね?さっきは影の中に体が入ってましたし……」

影の中というのも冷静に考えればおかしな話だが、魔法や魔術は常識の範疇で語れない。
665シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)18:22:57 ID:xaC
>>664
「ありがとー」と言って布を丁寧に懐へしまい込む。

「僕も他に使ってる人ほとんど見たことないしねー、そういう君は何が得意なのー?」
「こっちのことだねー、……入ってみる? えっと、僕はシャディだけど君は?」 

そう言うと膝まで影の中へと沈め出した。この時、シャディの形になっているはずの影は円形になっているためそこに潜らせていると察せるかもしれない。
真っ暗なそこに入りたがるかどうかは、シャミル次第だ。
666シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/14(水)20:00:15 ID:AID
>>665

「私は結界魔術と花弁魔術を少し……君の魔法と比べると見劣りすると思いますけど」
「えっ、それはちょっと。暗いところは苦手なので……ごめんなさい」

後ずさるシャミル。興味が無いわけではないが、その暗闇に入る勇気はなかった。

「あっ、私はシャミルです。
そういえばシャディ君はここでなにをしてたんですか……?さっきはその、影とお話ししてるように見えましたけど」

もしかしたら影が意思を持っているのかも、そんな考えが脳裏を過った。
667シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)20:08:28 ID:xaC
>>666
「結界はなんとなくわかるけど……花弁? 良かったら見せてよー」

「そっかー、残念」と影入りを拒否されると再び地上に全身を出す。まあ怖いと言われれば否定できない空間なので仕方ないとしている様子。

「シャミルちゃんかー……えーとね、実はさー。夢から醒めたら、こんなの増えてて。で、これが僕にも扱えるかなーって思って」
「で、どれくらい操れるか試してたんだー、そういえばたまーに何か言ってる気はするね、気が利くし」

にゅ、とシャディの影、頭のてっぺん辺りから半径20㎝ほどの小さな影が出てきて、シャディもそれを指差した。勿論、シャディの頭を見ても影の元らしきものは何もない。
意思がありそうな挙動はどうやら多いらしい。飲み物を出したり、シャディがやらかすと後ろで項垂れていたり……と。
668シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/14(水)20:35:50 ID:AID
>>667

「えっと……はい」

薄紫色の花弁が一枚、シャミルの目の前に現れる。数秒経つと二枚になり、そうやってゆっくりと宙を漂いながら増えていく。
シャミルが操る花弁は二種類。防御用の花弁と、恒常性を促進する結界の力を凝縮した花弁。今回の花弁は前者である。
後者は魔力の消耗が激しいので気軽には使えない。

「や、やっぱりそれ普通じゃないですよ。頭の上にはなにもないのに……先生に相談した方が」
「術者の意思と関係なしに動くなんて危ないですし、ちゃんと制御できるようにならないと取り返しのつかないことになるかも……」

原因となる物体がない以上、頭の上のそれは影とは言えないだろうというのがシャミルの意見。魔物説がシャミルの中で再浮上。

「あ、あの私……すみませんっ!」

この場から逃げ出したくなって来て、頭を下げるとシャミルは一目散に駆け出した。
しかし動きはかなり鈍臭い。一度派手に転倒し、よろめきながら去っていく。
669シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)20:46:17 ID:xaC
>>668
「おー、綺麗な魔法だねー!」

直接ペイントでもしない限り、黒一色となる影魔法とは異なる色彩や、その繊細さにシャディは拍手を贈っていた。
新鮮な魔法とは面白いものなのだろう。

「実は贈り主に直接会ってるからどうしたものかとね! でも一回聞いてみようかなー、ありがとー」
「……そうなのかなー?」

先生に言うより前に、夢を生み出した本人に出会ったというおかしさ。しかし、シャミルの後半の意見はイマイチわかってない様子であった。
これもまた、教師たちにも聞いてみるべきことなのだろうか。
 
「あ、じゃーねー、シャミルちゃん。――――あ、あの子、ダニエル君の後ろに居た子かー」

派手に驚いてくれたなー、と呑気に思いながら転けた様子を見てちょっと心配になったのは当然か。
そして姿が見えなくなった頃にハッキリと思い出すのであった。まあ、あまり会話を交わせてないから覚えてなくても仕方ないねーとは彼の弁である。
670シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)21:37:48 ID:xaC
放課後校舎の中庭にある一本の木、その枝から逆さ釣りになって周囲をくるくると見回してる少年が居ました。
マントは盛大に地面に向かって垂れ下がっており、少年の身体からは黒く太い縄のようなものが伸びて木の枝に巻かれている状態である。

「あの事もあるしー、早いうちに見つけられると良いけどなー」

シャディ少年は廊下や中庭を通過していく生徒の中からある人物を探し出そうとしていた。非効率極まりないが……。
671ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/14(水)21:44:29 ID:V6J
>>670

そーっとそーーっと‥

【シャディの背後から、気配を殺し忍び寄るナイア。手には小さな紙袋を持っている。】

誰の事探してるの?

【ニッコニコ笑いながらシャディに話掛ける。
驚くかなぁと内心期待?】
672シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)21:49:15 ID:xaC
>>671
いーないぅんっ!?

【さっきまで見てたはずの方向からいきなり話し掛けられるとシャディでも驚く様子で、勢いなのかぐるぐる回転が暫し続いた】

……あ、ナイアちゃん、えーっと確か……あ、そうそうナイアちゃん探してたんだよー
二つ用があってさー

【ビックリしてて一瞬何を聞かれたのか忘れた様子だったが、逆さ釣りのまま思い出して返答】
【降りろよ、とツッコミが入れば素直に降りてくるだろうけれど】
673ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/14(水)22:02:23 ID:V6J
>>672

あははは!びっくりした?
やっぱ、シャディ君は面白いなー

ねぇ、降りてきてよー
渡したいものがあるんだけど…

【腹をかかえて一頻り笑った後、今日限定で渡すプレゼントがある事をモジモジしながら伝える。】

えっ?2つ?むむむっ!?
まさか2倍お菓子をくれるのかな?

【脳内で様々なお菓子を想像し、思わず垂れたよだれを拭うナイア…食い意地が張っている!】
674シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)22:11:50 ID:xaC
>>673
むー、後で仕返ししてやる

【一方的なのはどうも悔しいようで何とも不穏な発言しつつ、様子を見てシュタッと降りる】
【そうそう、自分も渡したいものが……あれ、前にもこんなことがあったような?】

……たまに三倍返しって聞くけどなんとなーく意味がわかった気がするよナイアちゃん

【用意してたのはクッキーなのだが、これは普段持ち歩いてる菓子も加えた方が良いかな、と決めたのであった】
【なので、マントの下からすぐに取り出されたのはココアが生地に練り込まれたクッキーやチョコチップが散りばめられたクッキーが入った、小袋である】
【……前のと違ってロシアンではない。見た目通りであり、甘味のものもあれば、素朴なバタークッキーなどもあるので安心していいだろう】
675ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/14(水)22:25:55 ID:V6J
>>674
えー、ダメだよぉ!
仕返しされたら、仕返しし返すよ?

【終らない悪戯合戦。多分シャディの方が2枚は上手だ。】

3倍でもいいよ?
でも食べ過ぎると太っちゃうかな?えへへっ

あ、これ…お返しだよ。シャディ君、ドラジェは好きかな?

【来るもの(お菓子)は、拒まず!しかし食べ過ぎはよくないかも?自分のお腹をプニっとつつく。】
【ナイアが持参した紙袋の中には小さなミントグリーン色の円形の箱があり、箱の中身は砂糖でコーティングされたローストアーモンド。白、ピンク、水色の3色。味はどれも同じ味だ。】
676シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)22:34:00 ID:xaC
>>675
返されたらまた仕返しだ! ……終わんないね!

【無限ループに入る前にである。影の手イタズラの汎用性は高い】

その分農業部とかで動けば大丈夫さー、ほら僕も食べてるけどこんなんだし

【※甘党で自力で動いてる気配が少ないのにモヤシ系。うむ、悩む女子女性からしたら敵である】
【そして追加するように、キャンディが入った袋が渡される。しかし包装を見る限り、こちらは手作りではない様子】

ドラジェ……? 開けてみていーい?

【どうやら聞き慣れていないお菓子のようだ。もし許されれば丁寧に箱を開けて中身を見て「おぉー」と感嘆の声を漏らすだろう、実に食べてみたそうにしながら】
【あれ、目的のもう片方がすっぽぬけかけてますね、危ない】
677ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/14(水)22:47:45 ID:V6J
>>676

ずっと仕返ししてたら私達、お爺ちゃんとおばぁちゃんになっちゃうよー
【そこまでやり続けるわけがない!
ヨボヨボになった2人を想像し苦笑するナイア。】

そうだねっ♪
いっぱい働いたよー
まだまだ頑張る!

わぁ!これもくれるの?
本当に2倍なんだねっ
クッキー、食べてもいい?

【働けば食べても大丈夫!ならば沢山食べて沢山働こうと。単純犬娘!
キャンディとクッキーを貰い、大喜び!尻尾を振りながらピョンピョン跳び跳ねている。】

開けていいよー
多分、美味しく作れたと思うの!
678シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)22:53:47 ID:xaC
>>677
【お爺ちゃんお婆ちゃんになっても、どことなく元気そうなイメージになることもあるだろう、イメージ大事】

良いよ良いよー! ……むしろあげておいて「食べちゃダメ!」ってひどくないかな?

【クッキー自体の味は中々いけることでしょう、ほんのりココア風味やチョコチップの食感、サクッとする食感の中にある甘味は違った顔を見せている】

これ作れるの!? 凄いねナイアちゃん!

【こちらもキャッキャと喜んでいますね、尻尾もゆらゆら揺れています。早速とまずは白いドラジェをつまむと口に放り込むのです】

……あ、農業部で思い出した、ステラ先生って知ってるー?
679ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/14(水)23:10:48 ID:V6J
>>678

【良い意味で、いつまでも子供の心を忘れない2人でいれるかも?】

昨日ね、隣のクラスのお友達からお菓子もらったんだけど、「待て」とか「伏せ」とか言われたの思い出しちゃって…

‥美味しい!これなら、毎日食べたいかもー

【たまに犬の獣人である事をからかわれるらしい。てへへと頬を掻きながら苦笑い。
クッキーを次々と食べていく。[クッキーに変な物入ってなかった!]と内心思うが口に出すのは我慢する。】

可愛いでしょ?簡単に作れるよ!

うん、知ってるよー
すごく良い匂いで、お胸がバインバインな先生!!
680マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/14(水)23:13:09 ID:bYR
喪服に身を包んだ小柄な人影があった。
小高く盛られた土塊を眺めながら人影は静かに涙を流し、祈るように手を合わせた

彼の名前は マオ クゥニャン 児戯めいたアニミズムを魔法にまで昇華させた彼の感性は時に自らに牙を剥く

「先の戦いで四つの命が失われた」
「世界がそれを忘れようと、僕らは彼らを忘れない」
「世界の英雄に───祈りを」

中空に浮遊する鉄球が、鎖に繋がれた鉄球が、喪服に身を包んだ少年が目を閉じた
681ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/14(水)23:18:11 ID:SdA
>>680
そんな俯いた少年の背中を、遠目に見つけたロイコ。
前回の別れの微妙さもあって、少し探していたところだ。丁度いいとばかりに歩み寄る。
だが、次第にそのただならぬ雰囲気に気付き、そっと横に並ぶように立って。

「……どうした?」

声を潜めて、涙を流すマオに語り掛けるのだった。
682シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)23:19:54 ID:xaC
>>679
喜んでくれて良かったよー、ドラジェも美味しいねー……カメリア先生にもあげてみてよ
…………お手

【多分喜ぶよ! と美味しいものは分けていく精神を見せながら、何か興味惹かれたのか、右手を出してみてそんなことを】
【その後、ドラジェの作り方を聞くことだろう。美味しいお菓子作れるのは助かるものなので】

わー、照れもせずストレートに……う、うん、ステラ先生がねー
「そろそろ畑に種を植えようかと思ったので、何を植えたいか聞いてきて」って言われたんだー
で、ナイアちゃんは何かある?

【女子だからだろうか、男子の自分が言えば間違いなく変態認定されそうなことを言ったナイアを見て頬を掻きつつも、もうひとつの本題を】
【そういえば、タマネギ辺りは危ないのかな? とも考えてたりして】
683マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/14(水)23:25:30 ID:bYR
>>681
沈黙の中で(不本意にも)聞き慣れた声が耳朶を打つ
「いやなとこをみられた」と普段なら思うだろうが、今日はそんな気分じゃない

「……キャノンズを弔っているのです」
「あの戦いの日からタイミングがなかったから……遅れながら」

キャノンズ、とは彼の携帯するコウモリ型の鉄球である
先の戦い、星空の歌劇団の騒動でそれは四つにまで数を減らした
あの日までは十個だった。埋められているのは四つ。残り二つは行方不明

「ロイコ先生も祈ってください。貴方の役にもたったでしょ」
684ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/14(水)23:34:34 ID:SdA
>>683
「あぁ、彼らか…… そうだ、忘れないうちにしておくか」

魔法で与えた人格に、果たして死の概念があるのかという言葉は呑み込んで。
冗談や遊戯ではなさそうな彼の態度に、ロイコも流儀を合わせることにした。
そして祈りをささげる前に、握りこぶしでマオの肩口をとんとんと叩く。その手の中にはあの日借りた鉄球が一つ。
こちらもなんだか機会を逸して渡しそびれていたものだ。ここまで深刻なものとは知らなかったが、果たして反応はいかほどか。

「生憎と僕の故郷に葬儀は無いが…… まあ、祈らせてもらうよ」

胸の前で手を握るようにして、瞑目する。
685ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/14(水)23:39:19 ID:V6J
>>682

うん、良かった良かった!シャディ君も喜んでくれて♪
うーん、なかなか先生に会う機会がないんだよねー

わぅっ!‥もーっ!!やらせないでよぉ!

【お互い満足のようで、頑張って作った甲斐があったなぁ‥と。カメリア先生に中々会う事がないようだ。もし出会えればお菓子談義に花が咲くかも?

【シャディの出された手の上にナイアは手を置く‥何故か、言われれば応えてしまう!
頬を膨らませて怒っている。】

‥?私も早くバインバインになりたいなー!

私はねー、苺とかトマトが食べたいなっ♪

【何も恥ずかしい事ないのに?と疑問に思いながら、未来のセクシーバディな自分を想像しニヤけている。
「だいぶ耕したしそろそろ種撒いてもいい頃だよねー」と付け足す。玉葱は多分大丈夫!】
686マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/14(水)23:43:38 ID:bYR
>>684

「………ッ!!」

それは行方不明のキャノンズ!
中空の鉄球も思わず目を向けた

「死者の手前、喜ぶわけにはいかないが…」
「ロイコ先生が預かってくれていたとは…」

返せとも勝手に持っていくなともいわず
マオはそれを受け取った

「僕の故郷ではもっときちんと弔います」
「でも、小さくても形にしたかったんです。彼らは僕のために頑張ってくれた」
「そこに甘んじてるだけじゃ、だめなんです」

ロイコが目を瞑るのを認めて、同じく目を瞑る
祈りとは心の形だ。目に見えることに意味がある。マオはそう思っていた。

「それで、今日はなんの用事ですか。キャノンズの手前、素直に聞いてあげます」
687シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/14(水)23:46:45 ID:xaC
>>685
お部屋に行ってみるといいかもー
さっきのお返しだよー!

【自分もよく会うのはそこだし、と付け足す。場所がわからないとなれば道のりを教えることでしょう】
【やってくれたのを見て、愉快そうに笑いながら意地悪い台詞を言う】
【やはり、反応がある人に仕掛けるのは面白い!】

多分なれるさー、多分

【そこら辺はよくわかんないので濁した。男の子だしね】

ふむふむ、それで――――ん? ちょっと待ってね

【種撒いても、とか、そういえば言われた種を見たような……的な記憶の掘り起こしを行う】
【うん、なんか言われたことが違ったような――思い出せ思い出せ、そうそう、背中にヤベエ薬乗せられた時のことを――】

………………ごめん、ちょっと聞くこと間違えたからもう一回聞いていい? あとさっきの質問したことはステラ先生には内緒でどーか……

【記憶が結び付くとさっきまでの元気さはどこへ? なくらい顔を青ざめてからこう頼み込みますね、何があったのでしょう】
688ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/14(水)23:52:49 ID:SdA
>>686
実態は借りっぱなしだったものを返しただけだったのだが、こんな反応でそれを口にする無粋はしたくなかった。
ある意味、彼に返却するには最良のタイミングだったのかもしれない。沈んだ気も、多少は紛れただろうか。

「ん?あぁ、この間は喧嘩別れみたいになっちゃったからねぇ……
 この間の班長推薦の話、改めて考えを聞かせてもらおうと思ってね」

まあ、キャノンを返却できた地点で目的の半分は達成できたようなものだったが。
前回ふてくされた様な捨て台詞を残して去ってしまったあの件について、今なら気持ちを聞けるだろうか。
689ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/14(水)23:58:22 ID:V6J
>>687
シャディ君、カメリア先生のお部屋に通う仲なの!?

絶対ぜーったいに、やり返すからね?

【何やら怪しい関係!?
ハッ!‥きっとこれ以上は追求してはダメだと口を押さえるナイア。
必ず仕返しすると決意するが、心底怒っているわけではない。】

よぉーし!私の成長が楽しみだぁ♪
【なれるかはさておき、お墨付き?をもらったので喜んでいる。】

ん?どうしたのー?
内緒?うん。いいよー

【何故内緒なのかは深くは考えず、頼みを素直にきく。】
690マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)00:04:14 ID:F93
>>688

受け取った鉄球や浮遊していた鉄球達を回収し、懐に収めながらロイコの話に相槌を打った
今日は弔いの日だから、あまり悪いことはしたくないのに、話題が悪い
頬を膨らまして、ぶすーと吐く。もやもやしたメンタルはリセットだ

「……意地汚い話です」
「世界を救ったあとに、班長の候補など、比べられるのか、と」
「僕は班長を助けたかった。他にも助けたい人達はいました。でも感謝がされたかったわけでも、世界を救いたかったわけでもない」

「だけど、もっと、褒められたかった。リエードはあの戦いを抜けたわけでもない。……班長だってそうです」
「それが、面白くなかった。それだけです」
691シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)00:06:44 ID:Vmq
>>689
え、なんかおかしい?
じゃあちゃんと注意しとこーっと

【シャディから見た感じではそこまで驚くこと? な認識である。……先生生徒というより甘党友達? な感じである】
【仕返しすると言われては警戒するしかないよね、と意地悪そうに】

うんとね……さっき言ってくれた種はステラ先生が買ってくれてたみたいだから
後はどこに植えるか? を皆で決めておいてー、って言ってたんだ、うん

【仕方ないじゃないか、聞くまでの間に色々あったんだ、間違えてても僕悪くない! な心境で訂正質問】
【が、ナイアにはこれがある意味仕返しとして通用するかも? と思い浮かぶかもしれない】
692ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/15(木)00:20:55 ID:Rvu
>>691

先生とそんなに仲良い人、あんまりいない気がするー
腰抜かしちゃう位、ビックリさせちゃいからね!
【お馬鹿だけれど、根は真面目。友達のように接する事の出来る先生は、ナイアにはまだいないようだ。実際にやったとしても似たような仕返しが来たらどうしようと、言ってて不安になっている。】

ふーん、そっか!
どこに植えるか?うーん。
‥端から?

【植える場所、とりあえず端からジャンジャン植えればよくない?的な考え。無策だ。仕返しになるとまでは考えが及ばず。】
693ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)00:21:17 ID:ENp
>>690
「あはは、悪かった悪かった。そんな顔をするな?」

不機嫌そうに頬を膨らませたマオの頭をくしゃくしゃと撫でてやる。湿っぽさはいつの間にか吹き飛んでいた。
ぽつぽつと語られたマオの心境に頷きながら、ふと天を仰ぎ。

「まあ、仕方のないところもあるけどね。
 あの日の恐怖やその後の苦労なんかは、僕たちしか知らない訳だし」

時間を遡って修正した以上、あの紫の触手が取り巻いた惨事は自分たちしか知りえない。
何も知らずに回る世界に複雑な気持ちを抱くのも、致し方ないことではあるのだろう。
特に、それが世界の存亡にかかわる大事であったから。苦労を汲み取ってほしいと考えることは、至極自然な感情である。

「複雑だねぇ。僕らは恐怖も絶望も味わったのに、誰も何にも知らないなんて」

あの日の出来事を知る数少ない相手であるロイコは、マオの意見に同調するように。共感は感情を引き出せるだろうか。
694シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)00:27:18 ID:Vmq
>>692

そうかなー? 最初は怖いかもしれないけど行ってみると意外といけるよー
そうなったら影の手で撫で回したり擽り回してあげるー

【仲の良い生徒が居なくて物悲しい先生も見かけるし、壁は案外壊しやすいものだよとシャディは語る。それは果たして仕返しなのだろうか、というのはさておき】

端からかー、もし他の人が端っこに植えたいとか言ったりしてたらどうする?
ってこの辺りは他の人と一緒に聞いた方がいいかな、フレズちゃん辺りとか 

【カリ、とドラジェをまたひとつ食べて頬を緩ませた。実に美味しそう】
695マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)00:29:09 ID:F93
>>693
「そうやってすぐ撫でる……」

墓前だぞ、と手を払ってやろうか
そんなことも思うが、いまは受け入れてやる

「キャノンズだって、犠牲になったんだ」
「歌唱団も、全員が無傷で済んだわけじゃない…」
「それが忘れられて、知らない人間に口をだされるのが、いやだったんです」

「……それに、僕はリエードのやりかたが好きじゃない」
「暴力でことをすますのは野蛮で、班長がそれを認めているのが、僕は気に食わない…! 」

ぎりり、と歯軋りをしてから、墓に目を細めた
「歩きましょうよ」とロイコに促し、勝手に歩きだす。ここでこんな話はしたくない
自分だってわかっているのだ。この話はくだらなく子供っぽいことではあると
696ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/15(木)00:40:11 ID:Rvu
>>694
シャディ君は誰とでも仲良くなれそうだねー
撫でる方なら、いつでも大丈夫だよ!

【ナイアもきっと、話せば誰とでも仲良くなれるはず。撫でる方は、ご褒美に限りなく近い仕返し。】

んー、反対側の端に植える!
フレズ…ちゃん?
ペンギンさんだよね?
ペンギンさん、女の子なの?

【決して深くは考えないwただただ、直感で生きている。部長さん、女の子だったかな?と首を傾げている。】
697ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)00:43:59 ID:ENp
>>695
キャノンズの墓に一礼だけして、歩き出したマオに追随する。
相変わらずキャノンズの死とは何かが気になるのだが、またの機会に聞くとしよう。

「自分はあんなに頑張ったのに、それは評価してもらえない。
 あまつさえ、この期に及んで嫌いな相手と並べて評価されるのが気に食わない、と……」

マオの心情を簡潔に要約して、呟きながら彼に追い付き並ぶ。
気晴らしに足を延ばす先には、果たして当てはあるのだろうか。

「……で、君はそれを理解してもらおうとはしたかい?」

それは、抱え込むことで生まれる軋轢。ならばこそ、その思いは共有し寄り添うべきだ。
それはジノに対しても、リエードに対しても。そんな言葉を傍らの少年にかけて。
698シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)00:45:54 ID:Vmq
>>696
……そうかなー?
へー、言ったね?

【誰とでも、はどこか自覚無さそうに。そして撫でる方、は今はしないが影の手二本と生身の手で構えた。尻尾もピーンである】

じゃ、今のとこはそういうことで行こっか!
…………フレズ君よりかわいいと思わない? ペンギンさん

【あ、多分教えちゃダメかな、と気遣ってか部長の性別には触れず、呼び方を挙げてみることで乗り切ろうとしていた】

いやー、早めに会えて良かったよー

【いつのまにか影の手にシャンメリーを持ちながらクピクピと飲んでいた】
699マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)01:01:43 ID:F93
>>697

「僕のなにを理解させろという」
「班長に僕の幼さを受け入れてくれと、泣きつけというのか」
「リエードに僕は世界を救ったんだから辞退しろと? 」

そんなものはどっちもいやだ!
研究林の中をあてもなく歩きながら、マオは嫌味な口調で論じた

「班長は他人を差別しない。だから、尊敬に値する」
「僕が世界を救った一因だからと贔屓されるのも僕はいやだ……」
「あいつのやりかたも、僕が班長になったら止めてやる! 」

「───もうっ! きょうはいい子にするはずだったんだ! 」
「貴様が絡むといっつもこうだ! 僕がどんどんこどもっぽくなる! くうぅっ! 」

ここで我慢できずに地団駄。象徴的なこどもっぽさだ。

「すかすな……毅然とした表情(かお)が気に食わない…! このっ」

八つ当たりだ、またしても!
地団駄ののちに飛びかかり、その唇を無理やり吊り上げようとするだろう
実際彼のストレスはここにきてレッドアラートだ
700ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/15(木)01:09:05 ID:Rvu
>>698
友達100人位いそうだよー
な、何?何か変な事企んでるでしょ!?

【いや、待てよ?実際100人友達いたら遊ぶの大変そうだなぁと考えている。何かされる!?
警戒し、身構えて後退りする。】

うん!
あ!シャディ君は部長さんと大の仲良しだからそう呼んでるのかな?

【お互いちゃん付けで呼びあう仲なのかもしれないと解釈した。セーフ?】

そうだねー。
それ、私にも少しちょうだーい!

【シャンメリーを指差し、分けて欲しいとせがむ。】
701シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)01:13:53 ID:Vmq
>>700
怒らせた人なら数え切れない!
いやいや、まさか耳や尻尾や脇腹とか喉とか手のひらと擽ろうなんてこれっぽっちも?

【それはダメじゃないかな? とツッコまれてもおかしくない、両方】

……そうそう!
多分そう!

【乗り切るしかねえ! 部長さんって言えば良かった! とかいう思いは閉じるしかない】

はいどうぞー、クッキーと一緒でも美味しいよ!

【しゅわしゅわー、と炭酸が弾けるシャンメリーがグラスに注がれて渡された】
702ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)01:18:17 ID:ENp
>>699
要するに、彼は気に食わないだけなのだ。班長選抜の件は別として。
ジノに関しては、また労いの機会を貰えれば気が済むのだろう。リエードとは一度意見を衝突させた方が気が済むのかもしれない。
憤慨を露わにしたマオの、彼の言う幼さに由来する感情。傍目にする分には、随分と微笑ましくはあるのだが。

「だったら、見せつけてやればいいんじゃないか?
 世界を一度救って見せたんだ、人二人見返すぐらい訳ないだろう?
 それでやってみたら…… おおっと、どうどう」

なればこそ、ジノはこの機会を用意したのだろう。リエードと正面切って意見を対立させ、俯瞰して評価するために。
ならば、彼女に任せてみようではないか。ジノの意図に合わせて、けしかけるように微笑みかける。
そして言葉を続けようとすれば、急に飛び掛かってくるマオ。どうしたものかと宥めながら、一歩ずつ後退していき。
背中に衝撃を感じれば、背後には一本の木。ともすれば追い詰められたともいえる状況に、ロイコはマオへと苦笑を向けた。
703ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/15(木)01:28:15 ID:Rvu
>>701

あははっ、もし誰かに恨まれて殺されそうになったら、私が助けてあげるからねー
‥大丈夫!シャディ君はそんな事する人じゃないもん!

【冗談半分、そんな事は起こり得ないだろうと思いながら、意地悪く笑っている。上目使いでシャディの目をジッと見つめる。良心に訴える?作戦。】

いいなー、私あんまり会ってないよー。入れ違いなのかな?

【仲良しで羨ましい…
見事誤魔化せている。】

ありがとう!
んー最高♪シュワシュワで美味しいー‥
【グラスのシャンメリーを飲み、クッキーを頬張る。至福!】
704マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)01:29:57 ID:F93
>>702
小柄なマオが体格で勝るロイコを追い詰めたとみるのはやや滑稽だが、それでもマオは満足げだ
うりうりと身体を押し付けてその手を伸ばし、彼の冷たい頬をむにむにと揉みにかかる

「仕返しだ、ロイコ先生……いつも冷たい手でぺたぺたと」
「思いだしたぞ、そうだ、僕はおまえに甘える班長も好きじゃない…嫉妬とも違う…」
「あれは……おかしな感情だ。僕の尊敬が踏みにじられるような! この!」

内的に培養した感情は口にだしておけば、いくらかスッキリするものだ
言いたいことを言ったマオはやはり満足そう
普段よりちょっとだけご機嫌だ

「……それとこれだかはいっておく」
「僕は一人で世界を救ったなんて、思ってないからな」
「口の上手い楽器さん…僕を乗せてくれた黒いの…倒れるまで頑張った子もいたし、キャノンズも」

「……それに、ロイコ先生、貴方もいた」
「あれはみんなで頑張ったんだ。あれを繰り返せというなら、貴方も付き合え……ロイコ先生」
705シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)01:36:42 ID:Vmq
>>703

それは助かるよー、怪我しない程度にお願いするねー♪
……果たしてそれはどうかな?

【果たして女子に頼る男子とは】
【残念!! シャディはそんなことをできる子なのだ! やっぱり今はしないのか、影の手はシャンメリーの作業に移行したのであった】

かもしれないねー
(僕も入部してからほとんど会ってないけどね!)

【心の中でのノリツッコミだけが無情に響く。先回りして部長に会えればいいのだが――】

うんうん、シャンメリー好きな人増えてくれて嬉しいよー
しゅわしゅわー、最高!

【カンパーイな感じでグラスを掲げるのであった】
【ちなみに影の手がグラス、本人はドラジェを持っているので机とか必要無さそう、便利だ】
706ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)01:41:57 ID:ENp
>>704
「あー、もう!なんだなんだ急に! ……このこのっ」

苦笑しながら飛びついたマオに、頬をされるがままのロイコ。
表面だけは人肌のような感触だが、実態は軟体。想像以上に指が沈む感覚は、ともすれば面食らうかもしれない。
マオの気が収まったのを見計らって、仕返しとばかりに猫耳を揉んでやる。

「残念ながら、今回は君の戦いだ。
 だからあからさまな肩入れは出来ないが…… 応援と相談くらいは、請け負ってやろう」

あまり干渉するとジノの思惑を崩し泣けないが、ロイコとしてもマオはなんだか放っておけない。
だから陰ながらでよければ力になると、正面から肩口に拳の横をぶつけて激励して。
707ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/15(木)01:52:06 ID:Rvu
>>705

うん!どーんと任せてよ!
‥シャディ君には、優しさが足りないよ!

【胸を張り、自慢気に微笑む。大丈夫…そんな事しないはず…影の様子を見てホッと一安心。】

でも、耕すのはほとんど終わったよ?

【ナイアがいない間に、部長さんが耕やしてくれていたようだ。】

乾杯ー♪
多分、これ嫌いな人なんていないよー
708マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)01:54:07 ID:F93
>>706

指が沈む感覚に少しだけビクッとするが、ロイコが強く止めないのを確認すると変わらずに続けた
内心ではとても痛いことをしてしまったのかと焦ったが、相変わらずのすまし顔(ぶにぶににしてやったが)だ。怒られないだろう

「ふん。あたりまえだ。おまえが新班長など僕は認めないぞ」
「それでも、話くらいは聞かせてくれる。応援もさせてやる」
「だから、たまに、あの、あれを食べさせるんだにゃっ! ケーキ!」

違う。まえに貰ったのはマドレーヌだ。
マオは仕返しに艶々の猫耳を弄られながら悪態を吐く。端的にいつものかんじだ

「……僕は疲れた。触られるし、冷たいし、お葬式は悲しいし」
「いやな日だった! 今日は! 明日からは、みてろよ、僕の班長への道のりをみせてやる! 」
「マオ クゥニャンに清き一票だ…! 」
709シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)01:55:56 ID:Vmq
>>707
何をー、僕はこの通りだし優しい方だってばー

【尻尾が曲がってお腹の前に出てくる。黒いのだが……これで悪魔系と判断しろというのも難しいかもしれない】

そうみたいだねー、だからステラ先生も種の植える場所聞いてって言ったんだろうし……後で畑もう一度見に行く?

【提案が非常に単純である。見に行って終わりになる可能性のが高いが】

うーん、それがねー……しゅわしゅわしてるのが苦手って人も居たりするんだよねー

【所謂炭酸飲めない系の人である。第一印象が大事なのだろう、この飲み物は】
710ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)02:06:08 ID:ENp
>>708
マオの指に一瞬ためらいが見られたが、それでも続けられた頬を弄ぶ行為。
彼の目論見通り、ロイコが苦言を呈することは無かった。……軽い反撃は返したが。

「いや、僕は…… まぁいいや。
 分かった、差し入れも用意するよ」

マオの要求を聞き届ければ、変わらぬいつもの苦笑交じりの表情で。

「でもまあ、君らしくなってきたじゃないか。
 ああ、その意気だ。……応援してるよ?」
711ナイア=レンブラント◆BEhqgBJpNU :2018/03/15(木)02:12:26 ID:Rvu
>>709
もっと優しくなくちゃダメだよー
‥でも、やっぱ今位でちょうどいいかもね?

【まだだ!優しさを極めまくれば、更に友達が増えるに違いない。‥でも優しすぎるのもいけない…加減が難しいのだ。
シャディの尻尾に手を伸ばそうとしたが引っ込める。簡単に触れて良い物ではないし。】

うん!行く行くー

へー、苦手な人いるんだ?

【喋りながら畑へ行き…その後[なんとなくこの辺ー]と、植える場所を決めた2人でした。】
712マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)02:14:12 ID:F93
>>710

「……これは名案では? ロイコ先生」
「風紀委員の印象はあまりよくない…」
「だが、そこを逆手に取って、新しい風紀委員像をみせていく」
「班長の奥深い優しさを噛み砕いて生徒達に伝えるんだ…僕が! 」

唐突な独白はおそらく班長試験のことを言っているのだろう
スイッチが入ったようにとうとうと語りだしたが…

「風紀委員の班長を決めるには、フェアな選挙がふさわしい! 」
「生徒達に自覚させるんだ! 風紀は風紀委員だけが守るものじゃないと! 一石二鳥! すごいぞ!? 」

「ほら、作戦会議だ! 」と彼の手をぐいぐいっと引くその姿は本調子
こんな調子で、本当に班長を目指せるのだろうか?
713シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)02:16:17 ID:Vmq
>>711
えー、これ以上優しくしてたら僕じゃないよー

【適度なイタズラがモットーである。……というか優しすぎるシャディはなんというか、不気味な悪魔に見えなくもない】
【尻尾にタッチは不意討ちだと腰抜かしかねなかったりするのは、また別の話である】

そーそー、なんか喉がね――

【その後、先にステラ先生か部長のペンギンさんに会った方が、この件を伝えることになるのかもしれなかった】
714ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)02:23:27 ID:ENp
>>712
「まあ、基本は取り締まる側だからねぇ。厄介者扱いされる場合も……お?」

マオに同調するような言葉を発していると、突如スイッチが入ったようで。
滔々と目指す風紀像について語り始めたマオを、黙って眺めていたロイコ。

かと思えば、ローブの袖口をぐいと掴まれる。元気になったのは喜ばしいが、多少強引に過ぎるきらいがある。
相談も聞くといった手前、それを無碍にすることはしなかったが…… 予想外の唐突さに、やれやれといった声色で。

「わかったわかった、引っ張らなくてもついていくから……」

ぐいぐいと先導されながら、研究林を出る二人。弾む二人の声色からは、湿っぽさはすっかり払拭されていた。
715ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)03:08:26 ID:rHT
闇も光も必要だというのに、なぜこうも偏った……私が言えたことでは無いわね……
【風紀委員として見回り中の女子生徒が校舎の中を歩いていますよ】
【風紀委員の癖に風紀を乱していそうな着崩しをしている、立体感が消え失せるほど黒い髪のディアナですね】
【愚痴を独りごちながら、風紀の乱れがないか(暇潰しになるような面白いことを)探しているようですよ】
716俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)03:14:48 ID:F93
そんなディアナの進路には壁にもたれながら本を読む半裸の巨漢
真剣そうな目付きに、どこか気の抜けた表情、傍らには破れ落ちた制服

「ンン、風紀委員か。───元気か? 」

本の切れ目から伺った風紀委員の腕章
気付けば、よぉ、と一瞥を寄越す
717ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)03:18:49 ID:rHT
>>716
私は見ての通り元気よ?ええと……?
【あれ、この人名前なんだろう?】
【半裸なのは別に気にしないディアナさんはマイペースに何て呼べば良いんだっけと頭を悩ませますよ】
718俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)03:22:12 ID:F93
>>717
「そうか。見ての通りに元気、そしてセクスィー」
「理想的な女だと、俺様は思うぜ」

人差し指て中指を重ねて、向ける
特に意味のないポーズだ

「俺様という男は保険委員に所属している」
「貴様は風紀委員だったな、名前は失念したが」
「あァ、俺様という男に名前はない。俺くんとでも呼ぶがいい。気軽にな」
719ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)03:28:08 ID:rHT
>>718
ディアナよ、俺さん?
【ディアナさん的には極論全裸でも勃○とかしていなければ取り締まるつもりはないのです】
【種族によっては全裸に近い(身体的な特徴でとか)生徒もいるのに、人間はダメと言うのもどうかと】
【もし裸になって興奮する輩だったら取り締まるというか玉を潰して去勢すれば良いじゃないという過激な思想を持っていますよ】

最近、委員は忙しかったりしないかしら?
【忙しくない方が学校が平和で良いのだけど、と質問してみますよ】
720エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)03:29:45 ID:ENp
「むぅー……」

猫耳に尻尾、毛皮を纏ったような手足の先。
まさに半獣人と言った出で立ちの、それでいて軟体質な若草色の小さな姿。
そんなエリシアが猛禽を手に取って、羽根だの身体だのをぺたぺたと触る。

「んー、むずかしい……」

バーラントから預かった鷹の死霊を扱うべく、その体についての理解を深めている最中なのだが。
不思議な質感の不思議な格好の少女が、不思議な物体を眺めまわす光景。はたから見たら、かなり異様なのである。
721俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)03:33:45 ID:F93
>>719
「ハッハァ! 俺様たち保健委員は暇さ、喜ばしいことにな」

保健委員はてんで暇である
なぜならモカーロ・パルマなる少女が辻治療と称して保健室の仕事を無くしてしまうからだ!

「そういう貴様らはどうだ? 風紀委員」
「何か言ってたろうが、光と闇が……あァ、忘れたが」
722ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)03:41:26 ID:rHT
>>721
あら恥ずかしい、聞かれていたのね……
最近は特に不穏なことは見ないのよね、こちらは
【強いていうならディアナ自身が本来取り締まられるべきセクシーな服装な位か】

闇ってなぜか悪い存在が使うって偏見があるじゃない?
確かに闇の魔法は隠れたりするのに便利だし悪意を持って使うならば強力なものよ……だけどそれって光魔法も同じよね?
723リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)03:43:09 ID:Vmq
>>720
見慣れない姿、質感と色合い。珍しい、ただひたすらに珍しい。
その時こう思ったという、「これは見逃しては損では?」と。それと同時に――どこかで見たことあるような?

「そこのあなた、何が難しいのですか?」

むずかしいと聞けば、話し掛けたくなるのが心というもの、というのも何が難しいのか気になるのだ。
というのが半分で、残りの半分はその姿に対する興味である。


「……それは、鷹、ですか? 少し、触っても?」

見たところ鷹と断定し、背丈は160台の金髪の男子が制服姿でそう続けた。彼の二の腕に、今は腕章はない。
724俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)03:48:35 ID:F93
>>722

「ハッハッハ! ディアナ、貴様にも恥じらいはあるのだな」
「貴様という女は、俺様という男と仲間かと思ったわ」

服装を指差し、ひと笑い
半裸を揶揄した小粋なジョークである

「あたりまえだな。重要なのは闇か光かではない」
「誰が使い、悪意で動くか、善意で動くかだ」
「光魔法はときとして炎にも勝る熱量を持つという。恐ろしい話だと、俺様は震えているぜ? 」
725エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)03:48:39 ID:ENp
>>723
「んー?とり!」

掛けられた声に振り向いて、簡潔に過ぎる返答をするエリシア。
要は鳥の身体構造、特に飛行にかかる部位の理解をしようと試みている、ということだが。その2文字からそれを察しろというのは酷だろう。
そして、その鷹に触れたいという希望を聞くと、エリシアは手元に視線を落とす。

「どう?だめ?……いいってー」

そう言って鷹を乗せた手を突き出してリエードの前へ。
腕の先、毛皮の部分に鷹匠よろしくとまった猛禽の姿。仮に触れても、比較的大人しい反応を見せるだろう。
726リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)03:54:27 ID:Vmq
>>725
とり。鳥の表現だろうとリエードはまず変換し、その後考える。
――――鳥の何が難しい? 触っているということは捕まえたり、という意味ではないだろう。字でもなさそうだ。そして見たところ目の前のエリシアはまだ中等部では無さそうだ。
――となると、難しいというのは鷹の心か?

「おやおや、これはご親切にありがとうございます。……ふむ、大人しいですね、あなたのお友達かなにかですか?」

鷹の頭を慎重に撫でるところだろう、逃がしてはならないという気遣いだ。もし質感が少しパサついてたりしたらちょっと怪しむかもしれない。
しかし、もう片手がエリシアの猫耳に向かっているこは果たしてどう反応されるか。興味深いの一心で触りに向かっているのだ。
727ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)03:56:20 ID:rHT
>>724
私の体に恥じるところなどありはしないわ?
【服装を以て恥ずかしいという感情がないと思われていたなら、と抗議しますよ】

光というのは熱を伴うものだから、攻撃手段として魔法を使うならば大体が熱か魔力によるものになりがちよね
魔法を扱うものならば、属性に対しての偏見は余り持つべきではないと思うのだけれど……闇に対しての忌避感はどうしたら和らげるかしら
728エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)04:00:22 ID:ENp
>>726
「んー……もらった、かりた?」

完全にエリシアの所有物という訳ではなく、あくまでバーラントには「預かってほしい」と言われた代物だ。
だからリエードの言葉に煮え切らない回答を返しつつ、首を傾げた。

リエードが鷹に触れれば、まるで生身の猛禽のような(実際に体も魂もそうなのだが)反応を返すだろう。
しかし、魂を入れて保管されていたとはいえ死骸。感想などの多少の違和感が、ともすればあるかもしれない。
そして、リエードの伸ばしたもう片方の手には気づいていない様子で、首をゆらゆらと傾げて。
729俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)04:00:39 ID:F93
>>727
「ほう。そうくるか。たしかに貴様は美しい」
「だが、ならば俺様という男も捨てたものではなかろうが」

ディアナの体を眺めながら納得
たしかにそこに恥ずべきところはない
だが、嫉妬心にも似た感情が溢れ出し、マッシブなポーズを取り筋肉を自慢

「俺様という男は単純な男だ。難しい話はわからん」
「だが、察するに貴様は闇使いなのだな? ならば見せてみろ」
「俺様という男は、貴様の闇に興味がある」
730リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)04:06:40 ID:Vmq
>>728
「ほうほう、では大事にせねばなりませんね。言うまでもないでしょうが」

(……少し、違和感はありますが、特に問題視するほどのものではありませんね。人を襲わせるにしては警戒も薄い……)

鷹の経緯を聞くと落ち着いた笑みで言いつつも、裏ではなんとも不審なことを。借りた貰った、でもしや? と思ったようだ。
とはいえ杞憂に過ぎなかったので、鷹の頭を一撫ですると礼と共に「食べてみますか?」とロースト済みのアーモンドを向けてみる。

「では、あなた。名前と……自分の種族ってわかりますか?」

この台詞とほぼ同時にその耳に手が達するだろう。普段は罰の一環だったりするが、わりと普段からこういうことは行ってるのである。
731ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)04:08:02 ID:rHT
>>729
私の好みではないわね、暑苦しい筋肉よりは華奢な美少年の方が好きよ
【生き物としては優れた肉体でしょうが、見た目の上で考えるとディアナは風紀委員の……マオとか膝の上に乗せて愉しみたいなあと】

こんな見た目の魔法よ、貴方とこの魔力の距離……分かるかしら?
【見た目が完全に平面な黒い不定形の何かな魔力を俺様という男とディアナの間に出現させますよ】
【その場で手を伸ばしても届きそうでも大きめなだけで、微妙に届かないような位置に出してます】
732エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)04:13:38 ID:ENp
>>730
「うん!」

リエードの言葉に元気よく頷くエリシア。特に企みのようなものは、当然ながら感じられないだろう。
アーモンドを差し出された鷹は、それを一瞥だけ。今はお腹が減っていないのか、それとも……

「えりしあ!……しゅぞく?んーっ」

聞かれれば名前を答え、種族については少し悩む。
そうこうしているうちに耳までリエードの手が伸びて、心地よさそうに目を細めた。
耳はしっかりと獣毛の感覚、それでいてひんやりとしたもの。何とも言い難い感触が、リエードに伝わるだろう。
733俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)04:16:18 ID:F93
>>731
「ほう…? 哀しいなァ、俺様の筋肉も泣いている」

しかし、無いものはしょうがない
俺様という男は単純明快
傷つくことも悩むことも少なめなのだ

「なるほど。遠近も読めぬ漆黒、見事なり」

手を伸ばしても触れない
幻覚の類かと疑いながら歩み寄れば、しっとりと触れることができた
魔力を物質に変換するタイプの使い手か

「闇魔法の偏見を無くしたいといったな、ディアナよ」
「これは俺様という男からのお願いでもあるのだが」

「俺様という男は魔道具の職人を目指していてな」
「付き合わないか? 」

闇魔法も他人の役に立てば偏見も減るだろうと
734リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)04:20:39 ID:Vmq
>>732
「……食べませんね、これは嫌いだったのでしょうか」

ちょっぴり残念そうにアーモンドをしまい込んだのであった。企みの気配が無ければ基本的にリエードは温厚なのである。
ただまあ、その、突撃が多いだけなのだ。

「エリシアさんですね、……見た感じは猫の獣人かと思いましたが、この質感は少し違う気もしますねぇ」
「なんでしょうか? 冷えている毛先…………悩ましいですねぇ」
「それにその鷹も、不思議な感じがしますねぇ、誰から借りたなどは言えますか? 名前は出さなくても構いません」

アーモンドを持っていた手でも両耳の裏を撫でてみようと。猫のお気に入りの場所でもあるので、これの反応で見てみるつもりらしい。
それにしても、このような子が鷹を借りるとはどのような意図か。聞き出しても良さそうか? としたものである。
735ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)04:22:36 ID:rHT
>>733
闇属性の性質を利用した魔道具を作りたいのなら、協力しようかしら……安眠の為のものとかどうかしら?
【作業に付き合えと言うことであれば、手伝うわと乗り気ですね】
736エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)04:32:35 ID:ENp
>>734
「んゅーっ……♪」

さすが獣の扱いを心得ているリエード、脱力するような声を零すエリシア。
構造自体は毛なので、リエードの体温を包み込んでだんだんと普通の獣然とした感覚になっていく。

「んー、いえるよー……わわっ」

そして、名前は出さなくてもいいが出どころは分かるかという問いに答えているうちに、胸元から飛び出す軟体質の猫。
毛皮もない、のっぺりとした苔むした色の不思議な物体。それが意志を持っているかのようにリエードの足元まで歩く。
それに追従して傍らに止まる鷹。……そう、エリシアが憑依を使っていたのは、現状で死霊猫しか鷹に認められていないから。
こうして憑依が解かれてしまうと、主導権が向こうに映ってしまうのである。

「んー……」

変わらずエリシアの頭には猫耳。しかし、反応は先程ほど夢中でないようにも見えるだろうか。
737俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)04:33:30 ID:F93
>>735
「俺様という男はだな、無限に魔力を生み出す媒体を探している」
「闇属性の本懐は吸収も含まれるだろう? この魔法を物質として安定させることは可能か? 」

ディアナの生み出した漆黒に触れ、魔力を注ぐ
さてこの魔力はこの魔法とディアナ、どちらに呑まれるか

「安眠か。ククク。面白いなァ。昼間でもぐっすりと寝れそうだ」

「俺様という男は万物に溶け込む魔力を持つ」
「生物や魔法に魔力を注ぐのが超得意、といったところか」
「逆に魔法が下手でなァ、仲間を集め、理想の魔道具を作りたいのだ」
738リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)04:38:49 ID:Vmq
>>736
(ふむ、未知の猫の獣人でしょうか? 水猫など居ても不思議ではありませんし)
 
反応を見ている内は種族を勘違いしていた。あくまでそこまでは。

「おっと……ふむ? こちらも猫? それに鷹も移動とは……飛べるのは安全で良いですね」

飛び出してきた猫の出どころがまたわからない。何せ魔法のごとく出てきたようにしか見えないのだ。
どことなく目の前のエリシアと同じ雰囲気を感じつつも、何故まだまだ見知らぬ相手である自分の近くに来たのか不思議そうに。
鷹も来ればなお思考、先程まで手慣れたようにしつけられていた様子が見えていたのに。

「………………? ……ふむ、あなた、猫の獣人ではなさそうですね? 少し髪などを触っても?」

パッ、と手を離すのはなんとなく変化を悟ったからだろう。片膝を付いて座ると猫を手で招いてみながらそんな事を聞く。
739エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)04:44:15 ID:ENp
>>738
リエードが手招きすれば、軟体質の猫は素直にその足元に収まるだろう。
そして撫でてみるならば、のっぺりひんやりとした感覚ではあれど普通の猫のような反応。
その後ろに律義に待機するように、鷹もまた移動するのだった。

「んー…… えっ、かみ?」

そしてぐしぐしと顔をこすったエリシア。リエードの言葉はやや聞きそびれたようだ。
顔を上げたエリシアの頭には、猫耳はどこへやら。代わりに同じ位置に触角がゆらゆらと揺れる。
740ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)04:44:59 ID:rHT
>>737
この闇の魔力をそのまま放置しても残すのは私の魔法的には難しいわね
もし、近いことを考えるなら……魔銀にエンチャントして、魔石に大気の魔力を溜め込む部品かしら
【魔力はディアナへ向かいますね】
【魔道具として吸収する性質を使いたいなら、ディアナが挙げた案の方法だろう】

私が学校にいる間は協力出来るから、必要なときは呼びなさいな
魔法が魔力的に使うのが苦手でも、魔法の知識が足りなければ魔道具を作るのは難しいでしょうから……しっかり勉強することね
741リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)04:50:45 ID:Vmq
>>739
「ふむ、何とも言えぬ新鮮な感触、あなた良いですねえ、珍しい猫さんです、いやはや羨ましい」

この感触と似たような相手が、今目の前に居る気がする。喉元を撫でてから、その固い手のひらで背中をかるーく撫でて笑いかけるのだ。

「ええ、もしくは…………その揺れているものでしょうかね? 大丈夫ですか? 触ると痛いなどあるのならやめておきますが」

が、大丈夫とでも答えたらそれはもうすぐに触角や髪の部分を撫でに来るだろう。興味惹かれるところにはとことんである。

「鷹さん、あなたは止まらないので?」

どこに? という意味としてはエリシアに止まり直さないのか、なのだが主語が見当たらないのでスルーされてもおかしくないだろう。
742エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)04:55:37 ID:ENp
>>741
通常の猫と違うところは、声で反応しないことくらい。
仮に発声器官があったなら、ごろごろと喉を鳴らしていたのだろうか。

「これ?……だいじょーぶっ」

リエードが触角を指した言葉を発すると、エリシアはそれをむんずと掴んで引っこ抜く。バイオレンス!
もしや欲しいのかと思って、リエードに差し出してみる。不要だと言われたなら、頭にくっつけなおすだろう。再生力。

そしてリエードに声をかけられた鷹は、彼を一瞥してまたぷいとそっぽを向く。
言葉は通じているのだが、その気はない鷹。もっとも、反応だけだと言葉が通じているかなんてわからないのだが。
743俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)04:57:03 ID:F93
>>740
「なるほど。ままならんな。至極面倒だ」
「魔銀は高価だろう。どうやって調達するべきか」

「ハッハァ! 楽しいなァ、無謀な挑戦ほど興奮するぜ」

「ああ、頑張るさ。お勉強もな」

魔力はディアナに流れ、この物質を維持することは叶わない
物質としての安定は望めないのだろうが
それでもディアナという協力者を得られたことは大きい

「しかし、これではすぐに貴様の役には立てんな。ディアナよ」
「だが、闇属性復権の悲願はもはや貴様だけのものではない」
「俺様という男も今日から悩ませて貰うぜ」

だが、今日のところはサヨナラだ、と巨漢は立ち去ろうと
744ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)04:59:58 ID:00T
>>743
ええ、期待しているわ
【俺様という男をディアナは見送り、風紀委員の見回りを再開するのでした】
745リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)05:02:12 ID:Vmq
>>742
「……え、あの大丈夫ですか? いえ確かに触りたいとは言いましたが引きちぎる必要はないのですよ? あなたに付いてるものに触りたいので……」

珍しく目がパチクリと見開いた、それほど驚く光景だったのだ。何せ触角持つ者をあまり見ないし、まさか千切るなんて思うまい。
リエードの主義的に反するが、一度触角をつんつんつついてから上記の台詞を慌てたように言うのだった。

(通じてはいるんでしょうが……先程までの無警戒さはどこへ? ふむ、なんらかの事情ありでしょうか)

「あなた、先程とりが難しいと言っていましたね、それならば図書館で鳥の図鑑などを探してみるのはいかがでしょうか? 場所はわかりますか?」

こういうことは教えるのもいいが、空振りしてもいけないので本人が知りたいことを正確に知れるであろうことを提案してみるのだった。触角や耳、猫や鷹へのお礼としてはいささか安いか。
746エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)05:14:33 ID:ENp
>>745
リエードが驚きながらもそう口にすると、ぎゅうっと触角を元の場所に押し付ける。
そうすれば、先程までと同じようにエリシアの頭部に触覚が戻るのだった。容易に戻せるが故のためらいのなさか。
そして、リエードが撫でることを選んだなら、先程の猫と似たようなひんやりのっぺりの感触。

「おー?としょかん……」

むむぅと考え込むエリシア。というのも、知識は既にバーラントからあらかた聞いているのだ。
今から図書館に赴いて、新しいことを発見できるだろうか。……いや、図書館にならあるのかもしれない。

「んー、いってみる!」

どうやら結論が出たようで、顔を上げてそう宣言する。場所の心配は、その態度からは無さそうだろう。
747リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)05:24:04 ID:Vmq
>>746
(……再生力も高く、躊躇いのない切除。陸上ではほとんど見られない種族ですね、それにこの独特な質感……)
「フフ、ありがとうございますエリシアさん、驚きましたが良き体験になりましたよ」
「そうでした、名前を教えていませんでしたね、自分のことはリエードとお呼びくださいな」

彼方へ飛び掛けた思考の一部を何とか引き戻しつつ、目撃したものと手から伝わる感触でおおよその判断を付けていく。
あとはそう、一押しあれば確定できる。この子の種族が、関係者が。ああ楽しみだと裏で笑う。

「えぇ、鷹さんのことをもっと知りたいというなら図書館が自分には思い付きます。とはいえ借りた方以上かは読むもの次第ですが」
「意外なところから発見はあるものでしょう? エリシアさんの助けになれたなら幸いですが」

司書に尋ねたり、エリシアほどの見た目ならほとんどの者は自然と所在も教えてくれる生徒も居るだろう、そう思っての提案だった。警戒心が見えにくい者は相手にも抱かせにくいのである。

「……さて、それでは自分はそろそろお別れしましょう。ああ、そうですエリシアさん」
「鷹さんや猫さんが他の人を困らせないように気を付けてくださいね? 中には苦手な方も居るので」

種族的な天敵などもおかしくないこの学校故の発言だった。それだけ告げるとさようなら、と告げてリエードは去っていくことだろう。
748マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)21:24:11 ID:F93
「くっくっく……風紀委員の班長を選挙で決めるのは新しい試み…」」
「フェアーなたたかいを好む班長なら必ずやこの申しでも受け入れてくれるはず」

図書館でポスターめいたものを作成するマオ
独り言をぼそぼそと呟きながら夢中で作業中

「……だが、このたたかい…ディアナとアイを入れなくてもいいのか…?」
749ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)21:30:31 ID:rHT
>>748
…………………………
【何か怪しい雰囲気を醸し出しながら、マオの後ろから迫る黒い女子生徒がいますよ】
【その名をディアナ、マオが挙げている人物の片方その人ですね】

何を企んでいるのかしら?
【そして初手悪戯、抱きつきー】
750マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)21:40:19 ID:F93
>>749

「ん゛に゛ゃっ………!! 」

作業中集中中のマオは死ぬほどびっくり
耳や尻尾の毛を逆立てながら潰れたような鳴き声をひとつ

「その声は、ディアナだにゃ……ぼくをはなせ…だきつくにゃ……」
「これは……うぅ…じきはんちょ…(ごにょごにょ)」

彼の語尾が猫らしくなるのは動揺の証
突然のいたずらと、次期班長候補を決める戦いをディアナやアイクロヤに隠している後ろめたさで、もぞもぞとした話し方…
弱味を見せてるあたり、突き崩せば話してくれそうだが…?
751ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)21:45:43 ID:rHT
>>750
何をこそこそ隠しているのかしら……後ろめたい事でもあるの?
素直に話せるまで、今から尋問を始めてしまおうかしら
【抱き付いたまま、逃がすまいと首輪のリードじゃないけどマオ君の尻尾を優しく掴もうとしていますよ】
【次期班長……?もう決まっているのかしらとテキトーに言葉を拾う気でいます】
752マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)21:51:26 ID:F93
>>751

「ひいっ…話すから! 話すから離すにゃっ! この! 」

抱き着かれっぱなしはよろしくない!
乱れるのだ! 風紀が! 精一杯の抵抗で立ち上がるマオはしかし脱力…
尻尾を掴まれるとへなへなと手書きのポスターに顔面ダイブだ……
そのポスターには「風紀委員の班長決定選挙(たのしい)」とチープな文言!

「くぅ…みてのとおりだ……」
「ジノ班長が次の班長を推薦するという…僕かリエードかだ……」
「だから、周りを巻き込んでみようとおもった…でも、ディアナ、きみはこれをしっていたか……? 」

「僕はフェアにやりたい…君も望むなら、この戦いに入るべきだ……」
753ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)21:56:26 ID:rHT
>>752
えっめんど……愉しそうね!
【本音があと一文字というところまで出かかりましたが、楽しそうだと肯定しますよ】

班長としての仕事が増えるのは絶対い……おっほん、参加どうしようかしら?
他に情報はないのかしら?さあ、キリキリ吐きなさいな!
【片腕でマオを抱えようと(もしくは抑えようと)しながら尻尾を弄り回そうとしていますね】
【もうそれはそれはディアナは楽しそうにしています】
754マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)22:05:20 ID:F93
>>753
「にゃにゃ……! やめ、やめろぉ!」
「きさま、ディアナたのしんでるだろ…!」

息もたえだえに、しかし、聞かれたことはきちんと考える
ときおりビクビクと呻きながら考える
他に隠したことといえば……

「ロイコ…! ロイコ先生が僕を少し助けてくれる…! 」
「それだけだ…! それだけ…! はなしてえ……」

「うぅ……ディアナは班長になりたいか…僕とリエードのしたなんて…やだろう……なさけない…」
755ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)22:14:08 ID:rHT
>>754
そうねえ……特に拘りはないのだけれど、貴方をこうして弄り回す為だけに名乗りをあげてみようかしら?
【なんかこの子卑下し過ぎと思いつつ、ディアナが上の立場に立ったらどの様な恐怖があるのかを口走ってますね】
【そしてそろそろ一旦マオくんを解放します】

選挙として、どんなことをする予定かしら?私としては、風紀委員に求められる事は強さと真面目さだと思うのだけど?
【ディアナは真面目かと聞かれれば制服をセクシーに着崩す事が多いくらい不真面目ですよね】
756マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)22:24:28 ID:F93
>>755

「……くぁ…訂正しよう…ディアナの下は僕がいやだ…」

ディアナが座りやすいように、席を一つ移動、座るように促す
パタパタと顔を扇ぎながら考えるのはディアナの圧政。ちょっとした地獄である


「僕は風紀委員は力と真面目さを押しつけるだけでは、ダメだとおもう…」
「いざというときに、生徒達にも助けてもらえるような、関係作りが大事なんだって…思ったんだ」

「だから! 生徒達を巻き込むんだ! 風紀を守るのは僕らだけの仕事じゃない! 」
「それを自覚してもらいたい。そうおもうから、選挙で当事者意識をだな…」

「あとディアナ…服、服だ……君は着崩すしすぎだ…乱れる…」
757ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)22:32:52 ID:rHT
>>756
あら、そしたら意地でも班長にならなくちゃ……ね?
【ディアナは多分班長も班員も気にせず見回りしては危険があれば取り締まる位でして】
【風紀委員になった理由はお家の役目である生け捕りにして尋問を練習もとい訓練する為だけなので純粋に班長になりたいという気持ちはない】

風紀を守る心を生徒それぞれが持つことは大切よね、ええ
【乱れるときいて谷間を寄せたりする辺りマオ君をおちょくっている節がありますね】
758マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)22:38:39 ID:F93
>>757

「む……ディアナが真剣なら、僕も真剣に受けてたとう」
「君は色々と問題ありだが…問題おお! あり! だが!! 」
「冷静だし、親しみやすさもあるとおもう。 僕が負けたなら、君を支えよう。負けないが! 」

マオからみたディアナは特別暴力で取り立てるわけでもなく
自ら風紀を乱してはいるが、寛容な執行が印象的だ
噂に聞けば、バルドイードのような魔法を使うらしいし、彼のように根は優しいのかも、とおもう

まぁ、服装と問題行動を見るに、負ける気はしないが

「ちゃんと! きいてっ!! くそっ!」

そして谷間を見せつけられれば、おこさまめいた地団駄!

「逆に…ディアナは班長に何を求める…? 」
「君の考えも聞かせてくれ。ふざけないで、だ」
759ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)22:45:57 ID:rHT
>>758
私が班長に求める事?簡単よ、生徒の模範として恥となる部分が無いこと……
【自分が守ろうとしないことを取り締まる姿は説得力がありはしまい】
【ゆえにディアナは服装に関してあまり取り締まることはない】

そして締め付けすぎない寛容さを持っていることかしら、強く制限されると意地でも破ってやろうという者が何だかんだ出てくるのよね……
760マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)22:54:40 ID:F93
>>759

「ふむ…ディアナが班長になれば、その露出も許しそうだ…」
「でも、わかる。そこを含めてジノ班長は素晴らしいかただったな」

うんうんと両手を組んで頷くマオ
ディアナは格好服装と趣味を除けば話が合う
話が合うが、彼女には自分にはない冷静さがあるようにもみえる
ちょっと、どこかを俯瞰したような。性別の差だろうか?

「じゃぁ…その…僕が班長になるとしたら…なにがたりないとおもう…? 」

小声での問いかけ、ちょっとビビってる
761ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)23:07:37 ID:rHT
>>760
自信と、それを裏付けるための実力かしら
今の貴方では、悪い生徒には舐められてしまうだけかもしれないわ
【マオのおどおどビクビクとした態度から、そういう仕草というのは上に立つものとしては下のものに不安を与えてよろしくないと】
【そしてそういう態度は、どこか恐怖なり実力不足から来るのだろろうという考察】
762マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)23:13:26 ID:F93
>>761
「ぐぅ……正論だ。君にいいようにされてからじゃ、反論もできない」

やはり、というべきか痛いところを突かれた
誰にたいしてもおどおどしているわけではないが、自信のなさと実力のなさは自覚がある。
暴力の強さがという意味ではない、成績や、風紀委員としての活動の成果で実力も自信も欠けていた

「なぜだ、どうすれば……と君に聞いてるようじゃ、自信も実力もつかないんだろうにゃ」
「でも、ありがとう。参考になった…。僕は頑張らないと、やっぱり班長にはなれないみたいだ」
763バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/15(木)23:15:25 ID:Zog
それは、青年にとっては貴重なつかの間のお休みだったのだろう、暖かな日差しの降り注ぐ昼の屋上で、青年はベンチに寝転がり寝息を立てていた。
然れどどうにも巡り合わせが悪いようで、どうにも彼が見ているのは身の毛のよだつ悪夢、平和であるはずのその空間で尚、青年は終わらない悪夢に魘されている。

「……うーん、だめ、だめだぁ……酢豚にパイナップルは、俺、そういうの無理なんだって、リアルに……」

……前言撤回、やっぱり今日は平和な一日になりそうだ。
実に下らない理由、それでも青年にとっては死活問題な悪夢にうめき声をあげる青年の寝姿に、さてはて救世主は訪れるのか。
764エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/15(木)23:26:15 ID:2b9
>>763
「~♪」
そんな屋上にやってくる一つの影が。
お昼ご飯として買い込んだたくさんの菓子パンやケーキが詰まった大きな紙袋を抱えているのは
妖精としては大きいが、この学園の生徒としては下から1~2番を争うであろう少年である。

「おや、どうやら先客がいるようだね。
さてさて、どうしたものか」
うなされているバルドイードを横に、昼食の準備を始めだす。
765バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/15(木)23:33:04 ID:Zog
>>764
恐らく、様々な甘味の詰まったその紙袋が昼食というのならば、そこから立ち上る甘い香りは寝ている青年の鼻腔を擽ったはずだ。
そして、寝ているときに感じる香りと言うものは、時に夢に顕著な影響を及ぼす、その甘い匂いを感じた青年の夢がどう変わったのかというと。

「……ま、まて、それ……甘いもんはだめだって、やめ、やめろぉっ!!」

一際大きく叫んでがばっとベンチに預けていたその体を跳ね起こす、恐らく件の酢豚に菓子パンやらケーキやらを追加されていく夢でも見たのだろう。
そんなある意味平和な悪夢で汗だくになりながら、青年は荒い呼吸を吐きながら胸の辺りを押さえ、何が何だか分からないといった表情できょろきょろと辺りを見回した。
766エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/15(木)23:39:41 ID:2b9
>>765
「やあ、おはよう」
目を覚ましたバルドイードに声をかけるものが。

「ところで、どんな夢を見ていたのかな?」
声をした方をみれば、妖精の少年がちょうど紙袋の中からメロンパンを取り出しているところであった。
767バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/15(木)23:45:58 ID:Zog
>>766
「うぉっ!?……あー、何だアンタ、妖精か?天使か?虫人間か?」

びくっと小さく飛びのいてその目を相手に合わせる青年、きょろきょろした際にその姿は目に入っているはずなのだが、どうにもまだ青年は寝ぼけていそうだ。
相手の小柄さとか、或いは背中に生えた羽なんかから相手が人間ではないことを察知して、そんな風に予想を……多少失礼な予想も混じってはいるが……口に出して。

「……思い出したくもねぇ、あんなの人間のやることじゃねぇよ……!」
「辛いもんと甘いもんを次々に混ぜやがって!合わねぇだろうが普通に!」

めっちゃ深刻なトーンで言う青年のシリアスはまぁ数秒ももたない儚いものである、何せ深刻そうなその表情は好き嫌いからきているのだ。
そんな風に過激派な意見を零す青年、ちなみに中の人はパイナップルの入った酢豚を味わったことがないので、味の感想については控えさせていただく。
768エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/15(木)23:53:35 ID:2b9
>>767
「その中だと妖精だね。最も、僕みたいに大きいのは滅多に人前には姿を現さないんだけどね」
そんなことを言う少年の背中には2対の透き通った翅があるのが見えるであろう。

「それはまた、奇妙な夢だね。
『胃の中に入れば一緒』とでも言っていたとか?」
特に呆れるとかいうこともなくバルドイードの話に対して相槌を打つ。
769イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/15(木)23:57:39 ID:pBQ
「そんなワケで、俺の出番はそこで終わっちまった!」
「連中の冥途の土産に俺の縄捌きを味わせてやりたかったもんだ」

イグナシオの私室は他の教員たちとは異なり、物置をリフォームして造られた質素かつ趣のある部屋だ
床も壁もほぼ木製であり、焦げたような色合いの家具は彼が拵えた特製の品である
心地の良い木の匂いと、それを照らし炙る暖かな燭台の火。美味しい料理に絶品の酒
苦労続きの教務員たちの、束の間の安らぎの宴が今日も慎ましく執り行われていた

「俺の縄は良~い蝿取り機になったろうになぁ!」
「ウハハハーッ!……げほッ、げほッ!!」

グラスになみなみ注がれた琥珀色の液体を流し込み、イグナシオは上機嫌だ
声を高らかに笑うと、強い酒気を肺まで吸い込んでしまった
激しくむせると、撫でつけられた髪の細い束のいくつかが額に被る
教員としての威厳は全くない男だが、こんなのでも教員は務まっている

「まぁ、一難去った事だ……」
「次のもう一難まで、この何もない退屈な日々を愉しみましょうや!なァ」
770バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/16(金)00:00:12 ID:dDT
>>768
「あー、そりゃあ……」

一瞬口を開きかけ、そのまま噤む、それは或いは言いかけた言葉を飲み込んだような、そんな様子に見えることだろう。
珍しがられるような存在は、えてして人の欲望に囚われる、そんなことを目の前の本人相手に言うのはあまりにデリカシーが無いというものだ。

「そう、そうだよ!それなら舌切り取って捨ててろって思ったぜリアルに!」
「最後にはアイツら『食え』しか言わなくなったし!普通に怖かったわ!」

きっと青年は、食に関してわりとこだわり……というか好き嫌いというか、とにかくそういうものがある方なのだろう、その言葉はまた中々に過激派だ。
それはそれとしてその悪夢は、青年に結構な怖さを与えていたようで、普段は見せない臆病な面を言葉にして話すのは、相手が馬鹿にする様子なく話しているからか。
771カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)00:08:12 ID:pKG
>>769
そしてその集いに集まったうちの一人であるカメリアは、ちびりちびりとお酒ではなくオレンジジュースを飲んでいた。

「だったら、スエニオ先生には残ってもらってたほうがよかったかもなー」

あの時彼が離脱したのは、ひとえに過去の時間旅行者たちに渡すための『古ぶるしきものの手鏡』の使用許可を得るために、どうしても手が欲しかったのだ。特に教員の一声は大きな後押しとなる。

「退屈かも知れねえけど、平和が何よりの宝だぜ」

と言ってローストされたアーモンドを頬張るのであった。
ところで、と彼女はミズハの方に目をやる。ここまでの話を聞いて、彼女はどんな顔をしているだろうか。
世界存亡を賭けた戦いなんて言われて、疑わしい目を向けているんじゃないかなーなんて思いながら、様子を伺うのであった。
772エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/16(金)00:09:40 ID:gFq
>>770
「あー、それは災難だったね…」
『たかが夢の中』と言って切って捨てるのは簡単であろう。
だが、それをしてしまっては話の続きが聞けなくなってしまう。
それはエストレラにとっても『面白くない』ことであった。

「それはそうと、君はお昼ご飯はもう済ませたのかい?」
いつの間にメロンパンを食べたのか、新たなパンを袋の中から取り出しつつそう聞いてくる。
773ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)00:12:57 ID:r2D
>>769
「そうなんですねー、見てみたかったなぁ」

なんて微笑みながらも、緊張の色は隠せない
人生において数少ない、異性のお部屋での晩御飯なのだから仕方ないね
自身の、殺風景な部屋との違いに戸惑いながらも、両手で保つグラスを傾けて白い葡萄酒で口を湿らせた

「つ、次の一難はない事を願ってはいますけど……」

との苦笑

>>771
さて、ミズハはやや萎縮してはいるが話の内容としては真摯に受け止め聞いている模様
アラスミシア達から話を聞いていたりしているし、それに対して懐疑的な心境を抱く程に彼女はスレていない

「カメリア先生は、お酒は飲まないんです?」

平和に対する考え方には頷き、しかし手にしたグラスについては小首を傾げるのであった
774バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/16(金)00:16:11 ID:dDT
>>772
「本当だぜ……パイナップルはもう二度と見たくないね」

特に謂れのない風評被害がパイナップルを襲う、ベンチの上に後ろ手をついて体勢を崩し、はぁと重い溜息をつく青年だった。
青年はまぁ酢豚自体もパイナップル自体も嫌いではない筈なのだが……与えられた印象というのはどうにも、青年を過激派な思考に追いやるには十分だったらしい。

「んあ?そういやまだだったな……学食でも行ってくるかねぇ……」

そこで思い出したかのように鳴る腹の音、寝ている間は恐らくその空腹を感じるような脳のキャパシティも無かったのだろう。
ポリポリと手持ち無沙汰に頭を掻いてぽつりと呟く青年、今の青年は酢豚はあんまり食べたくないなとか、そんな下らないことしか考えてなさそうだ。
775イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)00:21:20 ID:zUL
>>771
「いや、カメリア先生の役に立てたんだ……脇役には過ぎた成果さ」

カメリアの皿に小さく切り分けた料理を盛りつけながら、イグナシオは次なるボトルを自分の方へと寄せた
魔法で取り寄せられるとはいえ、ナイフで肉や野菜を断つにはそれなりの力が必要であると見越しての行為だ
全く酒を飲まないカメリアに対し、イグナシオは誰よりも多く酒を飲んでいる。まるで水でも飲むかのようだ

「それに『ガキ共だけで何とかなる』って、俺はあいつ等をそう信頼してあの場を任せたのよ」

酒をグラスに注ぐその眼は優しい。呼び方こそ乱暴だが、イグナシオは彼なりに生徒たちの事を愛している
思い起こしてもなお、あの時の自分の選択に後悔はない……そう迷いなく答えを出せる

>>773
「ミズハ先生にはもう見せたでしょ」

流し目で格好つけながら、空になったミズハのグラスに葡萄酒を追加する。並々だ
イグナシオの縄術は化物を前にして最大の効果を発揮するが、対人戦でもそれなりに活きる
ミズハにはその本領は見せずとも、片鱗を感じ取らせることは出来たはずだ

「こいつもそろそろボロくなってきたから、作り直したいんですがねぇ」
「貰いものなんで、俺だけの力じゃ完成しそうにないんですよ」

分厚い獣肉の赤身をナイフで切り取って頬張り、味わいながら咀嚼する
776エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/16(金)00:27:26 ID:gFq
>>774
「パイナップル? 剥く前の実でも投げつけられたのかい?」
『もう見たくない』というバルドイードの発言から、そうあたりを付けて返答する。
実際には『酢豚に入っているパイナップル』なのだが。

「せっかくだから、この中からいくつか持っていくといい。
今からだと、食堂に行って食べるには時間が怪しいからね」
そう言って、紙袋をバルドイードの前に差し出す。
袋の中を見てみるのならば大半を占める菓子パンとかデザートの中に
カレーパンといった辛めの味付けのも入っているのがわかるだろう。
777バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/16(金)00:33:15 ID:dDT
>>776
「いんや、酢豚に突っ込まれたんだよ」

剣呑な表情で……とはいっても原因好き嫌いだが……話されたその言葉で、恐らく輪切りにされて酢豚を飾るパイナップルの事を想像出来るだろう。
わざわざちょっと乱暴な言葉を使っている辺り、青年はそれを料理のアクセントだと一切認めていないようだ。

「あー、いや、そりゃ貰えねぇよ、悪ぃもん」

ちんちくりんな姿をしていても、好き嫌いの悪夢でうなされていても、青年はあくまで先輩で、生徒会の一員なのだ。
後輩の世話になるわけにはいかない、そんな配慮が青年にその言葉を言わせる……そして青年の本能は既に、その手にカレーパンを掴ませていた、口ではそう言っておきながら。
778カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)00:37:03 ID:pKG
>>773
疑いのない様子を見てホッと一息。

「アタシ様はほら、体がちびっこいからよー。すぐ酒が回るから、基本的に飲まないようにしてるんだぜ。メルクリオ先生は気にせず飲んでくれよなー。もちろん、スエニオ先生も、って、言うまでもなかったか」

水のようにガブガブとアルコールを摂取するイグナシオと、並々とワインを注がれるミズハを見ながら。
>>775
「そんなこと言いっこなしだぜ。年も、アタシ様の方が下だしな……っと、サンキュー」

小皿を受け取りながら。実際浮遊魔法は手ほどに器用な動きができないから助かる。
彼女はまだ勤続四年目だ。しかし、年のことに限って言えば、先生どころか生徒相手でも勝てる相手はいまい。

「へえ、スエニオ先生はあいつらに随分信頼を置いてるんだな。ま、それはアタシ様も同じなんだけどな」

と言って、取り分けてもらった料理を食べる。肉はちょっとだけ苦手なので、野菜と一緒にもぐもぐ。
みんなならやれるに違いない。そう思ったから、滅びゆく世界のカメリアは皆に手鏡を渡したのだ。だから、その思いはカメリアもまた同じなのであった。

「それにしても、平和を喜ぶのはいいけど飲みすぎだぜ? ちょっとペース落とさねえと宴が終わるまでに潰れちゃうぜ」

自分の体のことは彼が一番よく知っているとは思うが、一応注意を促す。
779ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)00:43:08 ID:r2D
>>775
「見たは、その……見ましたけどー……」

それは見たというより、魅せられたと言った表現が正しい
何より受ける当事者としての立場ではなく、客観的に見たいのだ、痛いの嫌だし

「……それ、魔法具? ですよね?」
「なんていうか、私本職じゃないから余り詳しくはないんですけど……不思議な素材ですねー」

そのものが魔力に満ちているような、要するに魔法素材といえようか、それを見る時の表情は真剣である

>>778
「あー……」

成る程、少しイメージが違うなと小さく微笑んだ(シツレイ!)

「ふふ、遠慮なく頂いてまーす」
「じゃあその分、先生は食べて下さいねー?」

クリアな薄黄色の葡萄酒をやっているミズハ、軽くグラスを傾ける
結構なペースであり、そこそこ飲める方らしい
最も、イグナシオには無論劣るが
780エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/16(金)00:47:16 ID:gFq
>>777
「ふむ、確かにあれはいまいち意味が解らないものではあるね」
その返答から察するにこの少年も『酢豚にパイナップルは無し派』であることがわかるだろう。

「あー、それか。
僕は辛いのが苦手なんだけど、間違って入ってたみたいだね。
良かったら君が食べてくれないかな?」
そのバルドイードの無意識の行動に、そんな答えを返す。
本当に彼は辛いものが苦手なのか、それとも―――
781バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/16(金)00:54:19 ID:dDT
>>780
「だよな!アンタとは仲良くなれそうな気がするぜ!」

現金にも、自分と意見の合う相手にぱっと顔を輝かせればそんな風に馴れ馴れしく言う青年、或いは共感してほしかったのかもしれない。
重ねて言うがこれはあくまで青年個人の意見である、酢豚にパイナップルを入れることを否定しているわけではないためご了承願いたい。

「そうか?そんじゃあ、遠慮なく頂くぜ」
「つっても今はお礼できるようなもん何も持ってねぇんだよな……アンタ、名前は何ていうんだ?」

相手の思惑を知ってか知らずか、何にせよ苦手と言うなら拒む理由は無いと、既に手に取っていたカレーパンをありがたく頂戴する青年。
その後に口に出したその言葉は恐らく、後にお礼をするための布石ということになるのだろう。
782イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)00:54:59 ID:zUL
>>778
「ん?心配してくれてんのか、優しいな」
「だが大丈夫、この俺様が潰れたのは15の夜が最後よ」

カメリアの忠告にも笑顔で応える不敵なイグナシオ。確かに常人離れした酒の強さだ
しかし酔っていないようにも見えないので、酔いが回りはじめてから潰れるまでが極端に長いのだろう
ルビーに注意を促されて気持ち悪くなり、校庭で大声で助けを求めたのはノーカンだ

「そういえばカメリア先生、錬金に精通してるって?」
「新しい伝導素材を探してんだけど、上手くいかないんだよなァ……錬金術って俺にも使えるかな?」

イグナシオの武具の更新には二つのスキルが必要だ。それは錬金術と冶金術
その片方をカメリアは持っている。何か得られないだろうかとイグナシオは彼女に問いかけた

>>779
「魔晶石とルーンを刻んだ金属棒の電池に、それに連なる縄」
「そこに雷獣の毛を織り込んで作り上げた特注品……」
「奴等はほとんど絶滅しちまったし、もう同じものは造れねぇんですよ」

得物を腰のベルトから外すと、ミズハに手渡してカバーを外し、中身を見せる
確かに見たことのない技術の結晶であり、現在の技術でそれらを再現することは難しそうだ
絶滅させたのは他でもないイグナシオなのだが、その事はあえて伏せておく

「気に入ったのなら、また打ち込んであげますよ」

等と冗談混じり。ミズハの本気の悲鳴はできれば二度と聞きたくないものだ
痛みと恐怖を与える武具を好んで用いているが、それは相手を傷つけぬ為の文字通り愛のムチなのである
いたずらに振るってもよいほど、軽いものではなかった
783エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/16(金)01:13:13 ID:gFq
>>781
「僕の名はエストレラ=ヴィアラークテアだね。
エストでもレラでもエスエスでも、好きなように呼ぶといい」
と、自己紹介をする。
呼び名の中に一風変わったのが混じっているのは、彼がこの学園で初めてつけられたあだ名だからだろうか。

「お礼か… それならば、この学園の穴場とでもいう場所を教えてくれないかな?
景色がいいとか、面白いことが起きるとか… そんな知る人ぞ知るといった場所を」
彼が対価として要求したのは、物ではなく想い。
―――ちょっとした秘密を共有し、学園生活をより楽しいものにするための。
784カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)01:14:56 ID:pKG
>>779
「な、なんで笑うんだよー」

何か変なこと言ったかな? なんて思いながらオレンジジュースをちびりちびり。

「おー。て言うか先生も結構いける口なんだなー。やっぱ寒いところに住んでると酒が強くなるのか?」

自分も寒いところで生まれてきたら、もう少しは飲めたのかなーなんて思いながら。
>>782
「うーん、確かにつぶれる気がしないぜ……」

長く程よい酔いを楽しめる体質のようだ。こういう人のことをまさしく酒豪と呼ぶのだろう。感心すら覚えるカメリア。

「錬金術はなー、とにかく暗記の魔術だから、合う人には合うと思うぜ? まあ、上級編になってくると組み合わせや魔力の注ぎ方とかで数学者レベルの計算力も求められるけども、公式を覚えればどうってことねーぜ」

元々が科学の前身であるため、そう言った理系な部分がどうしても出てくるのである。
だからこそ、知識だけはあるカメリアも生まれてそう経たないうちに錬金術の教師になれたのだ。
785ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)01:18:19 ID:r2D
>>782
「へぇーー……スゴい……!」

多分魔法具職人が見れば文字通り垂涎であろうそれを、故人である魔剣の作成者にも見せてあげたかったなぁと目を輝かせる

「むっ」
「ふふっ、いつでも受けて立ちますよっ」

対してミズハ、つまりいつでも挑んで来いとの挑戦状と受け取った!
その辺は戦闘狂の思想なのだ、彼女は根本の部分で戦士なのだから
ふ、とイグナシオのタバコが気になる模様

>>784
「あはは、ごめんなさい」
「なんかもっとこう、グイッ!っといく感じに思ってたからつい……」

問われれば答えてしまうのは美徳でもあり悪癖でもある、コインの裏表みたいなものだ

「そうですねぇ」
「あとは、まぁ……昔よく飲んでましたからねー」

傭兵であった頃は今とは比べ物にならない程であったのだ
最も、それに頼っていた面も無論大きいのではあるが
786バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/16(金)01:23:29 ID:dDT
>>783
「あぁ、エストレラだな、覚えとく……俺みたいなヤツに変な呼び方は期待すんなよ?」

何となく、一番最後のそれは思い入れのあるあだ名なのだろうな、なんてことを思うも、それを呼ぶほどの胆力とかは残念ながら青年には無い。
結果として何の面白みもない普通の呼び方をしつつそう付け足すことだろう、いきなりファーストネーム呼びなのは、まぁ珍しくもないが多少馴れ馴れしいか。

「穴場、ねぇ……んじゃあ、日付が変わる一分前に校舎裏の枯れ木を見に行ってみろよ」
「多少は面白いものが見れるかもしれないぜ?」

少し考えた後に青年が言ったのはそんな情報、指しているものは校舎裏に一本、どの季節でも常に葉を全て散らしたままで存在する一本の広葉樹系の樹のことだろう。
その一分間だけ、一日に浴びた光を開放して七色に光る葉っぱを付ける魔法の樹……もちろんそんな夜中に出歩くのは校則違反、つまりはこっそり見に行けと言うことだ。
閑話休題そんな情報を明かせば、ありがとなと今一度カレーパンを掲げて青年は屋上から立ち去ろうとする、学食の手間が省けた青年が向かうは、どこかの教室だろうか。
787イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)01:34:02 ID:zUL
>>784
「???」
「すまん、ホムンクルスの言語は分からねーんだ」

人間の言葉で喋ってくれるかとカメリアに頼み込むイグナシオだが、決して嫌味ではない
教員免許取得ギリギリレベルの頭脳では、呆然と絶望の中間の表所でカメリアの方をただ見つめることしかできないのだ
これはカメリア直々にイグナシオに錬金術の指導を行うほかないようだ。もしくはカメリアの錬金術を用いるという手もある

「伝導性があって、強靭で、熱に強い……あと、水銀ベースだとなお良いんですがね」

ラフスケッチの描かれた羊皮紙を机の片隅に広げる。そこにはユニークな二対の武器が描かれていた
それらを見せながらカメリアにせっせと料理に続きデザートを切り分ける姿は、まるで召使いのようだ
カメリアが何か食べたいものがあれば、イグナシオに頼めばいいだろう
結構な無茶ぶりでも、彼はなんとかしてくれる

>>785
鞭で打たれる事に乗り気な(悪意ある語弊)ミズハには、イグナシオも慄いたようだ
しかし手合わせは悪い事ではない。また時間の空いた日にでも心ゆくまで付き合うことにしよう

「……なに?ミズハ先生煙草も吸うの?」
「気になるならホラ、一本どうです?」

ボタンの空いたシャツの胸元に向かう視線にはやはり気が付いた
ポケットの中にある小さな革製のシガーケース。その中にはイグナシオの煙草が込められていた
それはありふれた儀式用の煙草とは異なり、コスタグリアで一般的な細い葉巻式のもの
煙草葉の産地が近いコスタグリア特有のものであり、この辺りでは珍しいかもしれない

「ここはカメリア先生もいるし、後で呑みましょう」

暗いブラウンのソレを指で弾くように投げ渡して、ウインクひとつ。清々しいまでのキザいムーブ
ちなみに、ミズハや動機の女性教員を口説きまくっているイグナシオも、カメリアに対してこのような振る舞いはしない
彼女を見ていると……なんというか、父性が勝ってしまうのだ
788エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/16(金)01:37:50 ID:gFq
>>786
「それはなかなか興味深い話だね。
それなら隙を見て行ってみることにするよ」
明らかな校則違反を勧めるバルドイードに『面白い事』の雰囲気を感じ取ったのだろう。
こちらも暗に校則違反をして見に行くことを告げるのであった。

「それじゃあ、また今度にでも」
そう言ってバルドイードを見送る。

肝心のバルドイードの名前を聞き忘れたのに気付くのは、昼休みが終わるころだったそうな。
789カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)01:46:02 ID:pKG
>>785
「ハハハ! まあ、グイッといったらそのままリタイアになっちまうから、最後の方にちょろっとだけ付き合うぜ」

実際グイッといって失敗した経験があるがゆえに。
でも正直に思っていたことを言われるのは、ちょっとだけ嬉しい。

「うーん、やっぱり飲み慣れるっていうのも大切なことなのか? アタシ様も少しずつ鍛えるべきか……」

とはいえ、まだお開きにしたくないから手はつかないが。
神妙な顔をしつつも、そろそろ減ってきたなと思いミズハのグラスにワインを注ぎながら、そう思う。
>>787
「そんな難しいこと言ったかなアタシ様……」

持つものには持たざる者の気持ちはわかるまい。特に種族としての長所に関してはどうしようもあるまい。

「伝導と強靭さ、それに水銀を使うっていうなら、やっぱりミスリルが一番なんじゃねえかな? 伝導率に関してはオリハルコンに一歩劣るけど、残りの二つは間違いなく先生の思う通りだと思うぜ?」

銀の輝きと鋼を超える強靭さを持つミスリル銀は、水銀との相性も悪くないだろう。
しかし銀を超える銀であるため、それ相応の出費は覚悟しなければならない。
そんなことを、お菓子を受け取りながら喋る。うまうま。

「あ、別にアタシ様タバコは気にしねーから、ここで吸ってもいいぜ?」

と、ここで空気を読まない発言。彼女は色恋の駆け引きがまだよくわかっていないのである。
790ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)01:50:52 ID:r2D
>>787
「え、あ、いや、その……」
「……スミマセン、ありがとうございます……」

しまった、と内心、喫煙は酒が回ると偶にやりたくなる程度なのだが今回はそれを抑えられなかったのだ
無論学園内でその手の、紫煙とミズハとのウワサ話など皆無であろう

「えぇ、是非……」
「……普段は吸わないんですけどねー……」

受け取った葉巻の香りを味わい、ふぅと吐息

>>789
「お、じゃあお開き前にもう一度カンパイしないとですねー」

楽しみが増えた、と満月の笑みを浮かべながら

「あ、ありがとうございます」
「……うーん、でもほら、体質とか……色々ありますしー……」

例えどれだけ継続したとしても、実を結ばない事だってあるのだ
飲酒に関してもそれは言えよう、嗜好品なのだし無理は禁物なのだ
791ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/16(金)01:51:00 ID:sLl
>>762
横暴にさえならないのであれば、班長は一番強い人とかそういう基準じゃなくてやる気があって面倒だからやらないというのがない人……そして人に上手く指示を出せる人であれば、班長以外は風紀委員を辞めるという訳でもないのだし適材適所と言えそうな気もするのだけど
【活躍とかはおいておいて、マオ君を班長として選ぶ場合に理由を考えるなら班長は指示を出すポジションだから】
【腕っぷしが微妙でも、書類仕事や風紀委員長との連絡や先生との連絡等々生徒として面倒と言えそうな事でも喜んでやる】
【そうした真面目さとかあれば問題が起きたときに行動する風紀委員が変わるわけでもないのだし、生徒を不安にさせる態度さえなければ任せられるのではないかとディアナは考えますよ】
792マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/16(金)02:00:05 ID:Ioe
>>791
「……にゃるほど。人への指示か。」

自分の能力は探索・連絡経路に秀でることが先日発覚したが、自分は道具たちに命令をくだしてはいるが
臆せず人の上に立ち、指示をだすことができるだろうか
ディアナのような華やかさも、ジノのような有無を言わさぬ威圧感もない、そんな自分に

「そうか……ロイコ先生にも言われたんだ、僕は。自分で考えて、動けと」
「そういうことなんだな。多分。僕が伸ばすべきなのは」

「ありがとう、ディアナ。教師でも上司でもない、対等で相談できる人間は貴重だ…」
「話せてよかった。でも、僕はもういくとしよう」

そういって、ポスターを回収し、いたずらされるまえにしらーっと抜け出そうとしますよ
793イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)02:06:29 ID:zUL
>>789
「ほほー、ミスリルねぇ……オリハルコンなんて大量に使うようなもんでもないし……」
「サンキュー、カメリア先生。値は張るだろうが……手ぇ回してみるよ」

確かに魔法との親和性を持つミスリルであれば、水銀と同じくエンチャントとの相性が良さそうだ
適切な合金には冶金が、そして出来上がった合金で鞭を編むにはおそらく錬金の力が必要だろう
堅強かつ強靭。固くて柔らかな粘り強い金属を紙縒りのように捩じって編み込む。これは鍛造では不可能だ
そういえば小耳に挟んだ噂話、炭を編み込むという魔法理論。あれも一見の価値はあるだろう

「……」

ちょっとだけカメリアのフラスコをシェイクしたくなる衝動に駆られながら、イグナシオは指を鳴らす
その指先からは炎が出て、ミズハの咥えた葉巻に火を点けるだろう
ミズハの煙草に火を点ける際に、ほんの少しだけカメリアのオレンジジュースのピッチャーに酒を混ぜておいた

>>790
「はい、どーぞ」

パチンと心地の良い音と共に、初級魔術で灯された小さな火がミズハの葉巻を炙る
イグナシオも吸い口をナイフで落として、それを炙って紫煙を燻らせた
甘く香ばしい味わいは、荒野に囲まれ乾燥した大地の恵みである

「吸いたくなる時もありますよ、人ですからね」
「俺もたまにそんな気分になります……大抵、いい気分じゃありませんが」

「今日は違います」

気取った口調が消え失せ、素のイグナシオが僅かに垣間見える
生徒たちをガキ共と呼び、徹底して名を呼ばないのも。教師たちに気取ったような態度で壁を作り続けるのも
きっと彼なりにその距離が互いを傷つけないことを知っているからなのだろう
しかし今この瞬間だけは、イグナシオはこの三人の間に言葉では言い表せない結束のようなものを感じていた
794カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)02:17:27 ID:pKG
>>790
「おう、ちょっとだけ付き合ってもらうぜ!」

とはいえ、介抱してもらうことを前提に飲むつもりはない。
節度を守って適量飲む。これが一番だ。

「体質は悪くないはずなんだけどなー。肌に塗っても問題ないし。悪酔いしない薬草でもあったらいいんだけどなー」

やっぱりみんなとお酒楽しみたいし。でも、そんな都合のいいものもないだろうなーとも思っている。
>>793
「財布が厳しかったら、半額でアタシ様のを売るぜ?」

流石に武器の素材レベルの量ともなれば、ほいほいとプレゼントすることもできないが、欲しがる人がいるのならやっぱりあげたい。そんな妥協も込めて、半額の提示である。

「タバコも大人の味なんだろうなー。まあ、アタシ様は香りだけ楽しむことに、グビグビ……するぜ、グビグビ……」

言いながら、カクテルになっているジュースをグビグビ。

「ニャハハハハ! このジュース、気持ちがフワフワしてきたよー!」

そして当然酔っ払う! 笑い上戸となり、若干の幼児退行を見せながら、大人のしんみりとした空気は霧散していくのであった。
795ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)02:22:51 ID:r2D
>>793
「ん……どーも」

本格的な葉巻の着火は不慣れであり、リードを必要とした故にイグナシオの行為は助かる

「……そォですねぇ……」
「そう思って貰えてるなら嬉しいかなぁ」
「……あ、私もですよー?」

腕に顎を乗せてタバコを燻らせ、咥えたまま満月のように微笑みを浮かべた
火が途中で潰えて立ち昇る一筋の薄煙
葉巻を上手く最後まで吸い切れるようなのは、上等なオンナではないと、とある人物の教えからだ

>>794
「えぇ、もちろん喜んで」
「ターメリックがいいらしいですよ、手に入り辛いですけどー……」
「ってあれぇっ!?だ、大丈夫ですかー!?」

ウコンのパワに頼るのもアリであろう
最も、ネポック付近で手に入るかは微妙な所ではあろうが
酒混じりのジュースで酔っ払った彼女に大慌て、介抱コース真っしぐらだ!

>>793-794
いよいよ宴も酣。藍色の夜は尚も尚も過ぎ行く
膨らみはじめた桜の蕾を生ぬるい風が撫でて揺らした
傾いた月が黒曜色の空で微笑み、人々の営みを見守っていた
796ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)20:06:42 ID:pKG
ネポックの昼休み。この時間は先生も生徒も関係なく、お昼ご飯を食べる時間だ。
ナンパ野郎な彼も例外ではなく、今日は中庭のベンチにて、購買部での戦利品であるサンドイッチをもしゃもしゃ。

「本当は可愛い女子がいてくれりゃ最高なんだがなぁ……」

そんなこと言っているから相手がいないのだ。
しかし今はそれ以前に、寂しく一人飯だ。同じく一人な人がいれば、男女関係なく絡んでいくことだろう。
797フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)20:10:56 ID:qgT
>>796
ダニエルが座るベンチ一つ隣、誰かが腰掛ける気配。
それは彼が望む美少女……では無く、ドでかいペンギンなのであった。

「ここ空いているかね?
 失礼するのだ。」
そいつは真ん丸のおにぎりを取り出し、もしゃもしゃと食い始めるのであった。
798ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)20:16:14 ID:pKG
>>797
(はっ、美少女の気配!)

超人的第六感の発動により声のした方を見て見れば、美少女以前に人ですらない鳥類の姿が!
くちばしの中へと吸い込まれていくおにぎりを見ながら、あんぐりと口を開ける。

「べ、べつにいいけど、え、イベントのスタッフゥ、ですかねぇ?」

見れば姿は本物のペンギンではなく、着ぐるみの様子。
そう思うのも無理はないだろう。
799フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)20:19:56 ID:qgT
>>798
「イベントとは何のことかな?
 今日はそう言った催し物があるとは聞いていないのだよ。」
白を切るペンギンの背には明らかにチャック。
どう見ても着ぐるみである。

……どうやって中身はおにぎりを食っているのか、不可解である。
800シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/16(金)20:30:46 ID:70r
場所は屋上、時は放課後。
片手に所々が解れた一枚の布、もう片方の手に糸を括り付けた縫い針持つ少年がいた。

「………む、むむッ…!」

その少年、シーモアの顔は実に険しい。
彼は使い古したマントをどうにかしてこの手で直そうと躍起になっているが
ただ思いだけが過ぎて徒労に終わってゆく蟻地獄に見事にはまっていたのだ。

それでも悪あがきを続けるシーモア。
プスッ。
小気味良く、痛々しい音を指から出した時、シーモアの頭の線はキレた。

「鉄くずめ!!このシーモアに反逆するかッ!!」

屋上に、シーモアとアホウドリの鳴き声が響いた。
801ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)20:33:46 ID:pKG
>>799
「え、だって着ぐるみ……」

流石にこの年になれば、中の人という概念もわかってしまう。
まさかおにぎりを食べるリビングアーマーというわけもあるまい。本物のペンギンという選択肢はそもそもない。

「ま、まあ、いいか。それで、なんだ、生徒、なのか?」

生徒か教師か、そもそも学校に所属する側なのかもわからない今、探り探り共通の話題を探っていく。
802フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)20:36:38 ID:qgT
>>801
「……こほん。
 僕は見ての通りただのペンギンだ。いいね。」
もう流石に苦しくなってきたこの言い訳、今日もめげずに自分はペンギンだと言い張るのだった。

「ああそうとも。
 僕はフレズベルク、よろしく。」
そういいながら手羽先を差し伸べてくる。
握手のつもりなのだろう。
803シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)20:39:13 ID:GGG
ネポック魔法学校は己の魔法や理論を極めるために在籍する者が多い学校である。
つまり、この修練場で人形を相手にひたすら己の魔法や戦法をぶつけ続ける生徒は居ても普通なのである。
だからこそ、たまに行う生徒は珍しがられることもあるのだが。

「まだ……まだやれるはずなんだけど」
 
訓練用の人形は結構痛ましい状態になっていた。小さな穴が空いたり、握り締めたような痕や床と合わせて見ると打ち付け合ったかのような跡が丸見えなのである。

「……やっぱり人とやらないと、どこがダメとかわからないかなー……?」

それを行っていたのは黒く大きなマントを身に付け、額の目の上に黒い帯を被せた生徒、シャディ・マリウント。
その呟きは、ここ最近起きていた事件などに関わり、そしてその中で実感していく自分の非力さをどうすれば補えるか、それに悩むものであった。
そのため彼は周囲を見回す、誰か良い人は居ないだろうかと。
804ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)20:42:15 ID:r2D
>>803
「こんにちはー!」
「……、」

さて、そんなシャディの視線の先にカカシ相手に元気に挨拶してスルーされるアレな人物の姿が
多分春の陽気にヤられてしまったのでしょう、可哀想にネ

「……あ、マリウントくん」
「こんにちは、珍しいところでお会いしますね」

いつものジャージ、首からタオルをぶら下げてランニングの途中であった様子のミズハは軽く手を振った
805シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/16(金)20:47:22 ID:78p
>>800

屋上に入ろうとした瞬間、聞こえてきた怒気を孕んだ叫び声にシャミルは小動物のようにびくっと震えて転んでいた。

「う、うわっ……いたた」

額を打ったようでそこをさすりながら起き上がり、少年の姿を見ると指の怪我にシャミルの視線はすぐに向いていた。
ポーチから薬が入った小瓶とハンカチを取り出して少年に近付くと。

「あ、あの、迷惑でなければ傷の手当てを……」

マントのことも気になるがまずは手当てが先である。少年が拒まなければ指にその薬を塗布したハンカチを優しく巻くだろう。
806エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)20:50:16 ID:o4K
>>747
「りえーど?……うん!
 じゃあ、としょかんいってくるー!」

相手の名前を認識し、元気よく頷くエリシア。
リエードの亜人好きや意図などには一切気づく様子もない。

「んー、おー…… わかった!いっかい連れてかえる!
 りえーどばいばいーっ」

そして、今までは平時は特に管理せず放し飼いにしていた死霊たち。
何だかんだ、死霊術の強制力かは知らないが手元には戻ってくるのだ。言うこともあまり聞かないし、それで十分とばかり思っていた。
しかし、警告があるようならば、しっかりと仕舞っておくべきだろうか。少なくとも今日は、そういう思考になったようで。

「いくよー!……いくよ?
 もーっ、《すぴりっと・ぽぜっしょん》!」

二匹に声をかけるものの、依然として従う様子はなく。
またまた自身に猫の死霊を憑依させて歩けば、大人しく鷹の方もその背を追いかけるのだった。
807シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)20:50:16 ID:GGG
>>804
「こ……あ、ミズハ先生ー、こんにちはー」

場所と声。そして行使していた影魔法の感覚から思わずカカシさんとして返事しそうになり、慌てて振り向き、影の手と共に手を上げ挨拶。
危なかったー、と言わんばかりに尻尾は揺れた。

「……そういえばそうだねー、この前はセーシントーイツ? の時に会ったくらいかな?」
「……ミズハ先生って今大丈夫ー?」

カカシとして少し会うが、相手にそれを知られてはいけないので思い出した記憶の中で唯一のことを。
途中で去られたのも思い出して、シャディは同じことにならないよう呼び止める。そして間髪入れずに、普段のシャディからは少し意外かもしれない台詞を発した。

「大丈夫ならー、稽古……模擬戦? 手合わせ? をしてほしいんだけどー……」

その辺りに無縁だったことが伺える言葉選びの迷いっぷりだ。どれもあまり変わらないが、さてミズハの返事とは。
808ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)20:54:45 ID:pKG
>>802
「いや、見た目がペンギンじゃ……まあ、いいけど……」

主にサイズとか、フェルト的な毛並みとか、人工物感がプンプンだ。
なにより背中のチャックにツッコミを入れたい! 隙を見て開けてやろうかと狙いを定めておく。

「え、あ、おっす。俺はダニエル・レオンハート。まあ、気軽にダニエルって呼んでくれや」

そしておずおずと、握手なのだろうと判断し握り返す。
ついでに温もりや肌触りから、生物か否かを念のために確かめようという判断でもあった。

「にしてもフレズベルグやっぱ生徒だったか! 身長的に中等部、だよな? 気軽にダニエル先輩って呼んでくれてもいいじゃんよ」

そして生徒とわかるや否や急に先輩風を吹かせるダニエル。
そもそも相手の年齢もわかっていないのに。
809フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)21:00:28 ID:qgT
>>808
「よろしくダニエル君。」
その手羽先はちょっとヒヤッとして……なんだか良く分からない。
そもそもペンギンの羽ってどんな感じなのだろうか。

「うむ、君の見立て通り中等部なのだ、ダニエル君。
 ペンギンも学園で学ぶ時代なのだよ。
 ……ふむ、君は高等部なのかね?」
先輩相手に君付け、タメ口……
……この学園では大して珍しくも無いかもしれないが、態度のデカい奴だ。
810ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)21:00:59 ID:r2D
>>807
「えぇ、これから暖かくなって、滝行もし易くなりますね」

ミズハの中ではシャディは滝行のトリコなのだ、首っ丈なのだ、そう勘違いしているが故の満面の笑み

「え? えぇ、大丈夫ですよー」
「……稽古!もちろん、先生で良ければ幾らでも!」
「場所はどうしましょうか、ドージョーの方がいいですか?」

二つ返事で頷き了承、さて場所の選択権を譲る
そこそこなお天気に恵まれそれでいて木陰なども多々存在するお外か、神聖に薄暗いドージョーか!
811シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/16(金)21:07:23 ID:70r
>>805
シーモアには馴染みの薄いほんのりとした痛み。
いつまでもちっぽけな傷を負った左の人指し指を気にするように苦い顔で見つめるシーモア。
しかしシャミルが近づいてきたときシーモアはぎょっとした顔を見せる。

「……えっ!?…こ、こんなちっぽけな傷、唾を付けとけば治る!」

叫び声を聞かれた気恥ずかしさからか、それとも見栄を張りたいが故か。
シーモアはシャミルが差し出したハンカチから逃れる様に、素早く指先を口元に動かしてその痛みを文字通り噛み殺した。

「…それよりも君はどうなのだ、私の記憶が確かならば君自身派手に転んだような音が聞こえたのだが。」

人の心配よりもまずは自分の心配をしろと言わんばかりの少し無愛想な問いかけをシャミルに返す。
812ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)21:10:13 ID:pKG
>>809
「よ、よろしく」
(あれ、ヒヤッ? しかもなんか、芯が硬いというか、あれ、着ぐるみですらない?)

余計に謎が増えた!ちなみにペンギンの羽は人間の足をへし折るくらい筋肉質である。

「いやせんぱ……あ、うん、高等部よ? 俺。困ってることあんなら、頼ってもいいじゃんよ。なんせ俺、先輩だし?」

一切の迷いなくくん呼びのタメ口。流石のダニエルも少しショック。それでもなお先輩っぽさを出そうと、先輩イベントである後輩のお悩み相談に突入していく。
813シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)21:10:55 ID:GGG
>>810
滝行のワードでシャディの身体が震えたのをミズハはどうとるだろうか、恐怖か、それとも武者震い。顔だけなら笑顔である、情けない。

「ドージョー……? うんそこで! 影無いとこだと……ね」
説明上、ドージョーにも影があるならシャディは喜び勇んでそこにしよう! となる。その口振りから察するにシャディはドージョーなる場所にまったく知識がなかったようだ!
さて、ドージョーに辿り着けばシャディはその内部をよーく観察しようとするだろう、現在影がある場所を先に知ろうとするのはちょっとずるいかもしれない。
814フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)21:15:19 ID:qgT
>>812
その着ぐるみ、材質が謎……
こうなると、実は中身も得体のしれない物が入っているかもしれない。

「困っている事……そうだな……。」
手羽先で頭を抱えてしばし考え込む。

「………。
 ……もっとこう、自然にペンギンっぽく見せるにはどうすれば……」

「いや!まぁ、僕は普通にペンギンなのだがね!?」
815ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)21:15:52 ID:r2D
>>813
嗚呼そんなに楽しみにしているんだなぁ、紹介してよかったなぁ、とはミズハの微笑みの裏の思考であった

「では行きましょうか、こちらですよー」

修練場の片隅のドージョーは薄暗く、窓から覗く光のヴェールが射し込む場所以外は薄影だ

「よォし、始めるとしましょうかー」
「……いつでも、いいですよ」

刃引きされた魔剣を抜き放てば周囲の大気が震えた、凛然たる気配と魔力を纏った
816シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/16(金)21:16:49 ID:78p

「……あっ」

少年は止める間も無く口に指を入れてしまった。
悲しそうに目を伏せてハンカチと小瓶をポーチの中にしまい、少年に問われると前髪で恥ずかしそうに額を隠した。そこは赤くなって少し腫れている。

「へっ、平気です。軽傷ですから……それよりその、マントを貸してくれますか?縫い物はちょっとだけ自信があるので……」

針を取ろうとしながら。しかし少年が本気で拒めば気の弱いシャミルはすぐに辞めるだろう。
817シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/16(金)21:21:22 ID:78p
>>811
/安価忘れ……
818シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)21:25:05 ID:GGG
>>815
純粋はある意味、シャディの友であり天敵でもあるのだった――。

これは良い空間だ、とシャディはうんうんと頷いていた。その顔を見ていたなら、選んで良かったと思っていることが伺えるだろう。
稽古で何もできなくなるのも味気無いのは承知しているのだ。

「……ぅっ! ……やっぱ先生達って凄いよねー……!」
「……じゃあ、遠慮なくっ!」

震える大気に思わず震える。寒さには強いが、いわば戦士の圧を一身に受ける経験はほとんどないシャディには重くもあり。
そして、良きことでもある。自分の影のうち、腕を映している影を細めて足元のドージョーの影にリンク、それが叶えばイバラのような形状の影物質が生まれでてミズハの腕へと襲い掛かる! 
まともに巻き付かれればトゲによる小さな刺傷はもちろん、武器を取り落とさせんとする先端の動きが加わるだろう!
しかし、耐久そのものは脆いのが、これの弱点だったりする。
819ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)21:25:36 ID:pKG
>>814
魔法が当たり前のように存在するこの世界。どんなものがあってもおかしくない。
この着ぐるみは中身を封じるための拘束具、なんてこともあり得ないとはいえまい。
やっぱりチャックは開けないべきか……

「いやお前が言うのかよ!?」

これには突っ込まざるを得ない。あとで訂正したにしても、いやペンギン……

「その、ペンギンって確か、こういうのだろ?」

そう言ってダニエルは、自身の魔法で実体のないペンギンを作り出す。
動きもこうだったよなぁ、と思いながらあのよちよちとした歩き方を再現するが、見れば見るほど違うことがわかるだろう。

「強いて言うなら動き、かな?」
820フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)21:28:19 ID:qgT
>>819
「あ、可愛い…♪」
魔法で再現されたペンギンに、
思わず漏れる、なんだか普通の少女っぽい声。

「うむむ……動きか……。
 ……しかし僕は、あの本物の愛らしさなど、とても……」
と、なにやらブツブツ呟いている。
821ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)21:30:39 ID:r2D
>>818
「わわっ!?」
「……っ、とっ、とっ……!」

毒蛇めいて鎌首を擡げる漆黒の影!
予想外の攻撃に慌てて飛び退き……しかしやや遅れた!巻き付かれる事自体は防いだが腕に浅くはない裂傷多数!

「こんな事も出来るんですねっ……!」

ずわっ!!左腕を振り上げれば追従する氷の剛爪!影の棘縄を両断せしめんと唸る!
更に傷ついた右腕を振るい、距離のあるシャディへ向けて氷の弾丸を2発飛翔させた!
822シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/16(金)21:32:36 ID:70r
>>816
「はっきり言おう、君はよくお人好しと呼ばれているだろう、このお人好しめ。」

シーモアは呆れ半分の視線を隠しもせず恩人に対してズケズケと言い放つ。
それはシーモアがシャミルに対しての第一印象が定着させた瞬間でもあった。

「……だがしかしだ、こればっかりは私には手が出せん。」

シーモアは茜色のマントの端と端を手に取り、大っぴらに広げて見せる。
目立つ損傷個所は主に端の部分、所々が擦り切れた跡とそれをどうにか縫い合わせようとして力足らずに終わった跡だ。

「その、頼めるか?」

シーモアは戸惑いを抑えきれない様子でシャミルに問う。
823ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)21:36:53 ID:pKG
>>820
「ん?」

あのダニエルが、その声を聞き逃すはずがなかった。
もしやこの中にいるのは、その声に見合った美少女なのでは……?

「そ、そうだなぁ、羽の位置とか、歩き方、みたいな?」

一応のアドバイスをしながら、さりげなく後ろに回ろうとする。
ちょっと下ろして、さっと戻せば、バレやしない。うまくいったなら、そう思いながらチャックに手を伸ばすことだろう。
824シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)21:38:25 ID:GGG
>>821
よしっ! と喜び隠せない様子だった表情はすぐに歪む。なぜかと言えば影イバラは即座に切断され、霧散し溶け落ちたからだ。
裂傷の感触も伝わる以上、やはり憚られる使用法だが稽古を申し込んだのは自分である以上変に気遣うのは相手に失礼!

「それだけじゃ――」

腕に走った切り傷、本来付加されるならば凍結もうっすら確認できそうな手を即座にマントに隠せば迫る弾丸は影に沈んで虚空を進ませる!

「ないけどね!」

弾丸が壁に刺さるであろうタイミングには顔を出し、出たと同時に彼の相棒とも見れる影の腕が伸ばされた! 接近と同時に腕を掴んで封じ込もうとする動きを見せるだろう。
直接攻撃よりは、捕縛目的の動きが彼は多い。果たしてコレはミズハにどう見えているか。
825ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)21:38:58 ID:o4K
人知れず世界の危機が鎮圧されてから、はや数日。
その顛末を知る数少ない人物(?)であるロイコは、ある二人には改めて声をかけなければと思っていた。
それが、その時間軸の人間でありながら事態解決に動いてくれた、カメリアを除く二人。イグナシオとアラスミシアである。
ところが、この二人は中々に所在が掴めず声をかけるのも少し手間なのだ。……それが故に、あの事態に巻き込まっれたのかもしれないが。

「……イグナシオ先生、少しよろしいですか?
 何なら、少し休憩がてらでも」

それでも、教員としてスケジュールを把握できる彼の方が、声はかけやすいというもの。
教員区画でイグナシオの姿を見つければ、そう声をかけるだろう。
826フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)21:40:11 ID:qgT
>>823
「ふむ、羽の位置……。
 こんな感じなのだろうか……?」
幻影のペンギンをまねて、ぎこちなくその仕草を真似る。
……割と真剣な様子、後ろに回ったダニエルには気づいていない様だが……。
827シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/16(金)21:43:05 ID:78p
>>822

「うぅ……ご、ごめんなさい……」

さっきからシャミルは怯えているような、少年を恐れているような態度である。身を小さくしながらおどおどと頭を下げて。

「あ、任せてください……ちゃんと直せるように頑張りますので……」

失敗したら怒鳴られるかもしれないとか、そんな悪い考えばかりが脳裏をよぎる。
針を持った手は震えているが手慣れた様子で針を進めていくだろう。順調にいけば数分後、綺麗に直ったマントを折りたたんだ少年に差し出す。
828ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)21:45:55 ID:r2D
>>824
着弾地点を凍てつかせ、氷の弾丸は砕けた!

「ん……、っと……!」
「……フゥゥっ!!」

腕を取られる格好となるミズハ!しかし刹那の直後に膂力全開!
腕力と背筋で強引にシャディを影から引きずり出し振り回さんと!脳筋!
829ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)21:48:34 ID:pKG
>>826
「ああ、いいかんじじゃん……? その場で立ち止まって、翼をバタバタさせて見たりとかしたら最高にペンギンじゃん……?」

気づかれていないようだ。そして、そのチャックにガッと手を伸ばす……!
830シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)21:49:28 ID:GGG
>>828
「へ、えぇぇええっっ!?」

嘘でしょ!? な顔をして思わず引っ張られるその身体。影の太さを維持するには距離を犠牲にせねばならない。
ミズハ先生の思考にもびっくりだが、何よりその対応に面食らう。引きずり出されて前に転がり出る頃には慌てて影の手を消してしまっていた。
それはつまり、彼の影が戻っていることも示すと同時にミズハの拘束が無くなった証でもある。
831イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)21:50:55 ID:zUL
>>825
「んん?良いですよ……」
「悪い……また明日な、マルティーニ」

教員区画の彼のデスクはいつも空いている。しかし今日は例外のようだ
イグナシオは丁度できた空き時間を使って生徒に召喚術の手解きを行っている最中だった
時間も遅く、ロイコの介入を区切りに生徒を送り返すと、椅子に座ったまま彼女の方へ視線を向けた
火の点いていない葉巻を加えているのはなんとなく口寂しい時に行う、癖のようなものだ

「さて、そんな声の掛け方をするって事は」
「少なくとも、食事の誘いじゃなさそうですね……ロイコ先生?」

フランネル生地のシャツの上から、古びた黒のレザージャケットを軽く羽織ると
席を立ってベルトをきつく締め直すと、彼は率先して部屋から出て行った

革靴の音を廊下に反響させながら、蒼い月を拝んであてもなく歩く
隣のロイコに歩調を合わせつつ、まず口を開いたのはイグナシオだった
832フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)21:53:29 ID:qgT
>>829
「ふむ、こ、こうだろうか……。」
言われた通りに翼を動かす……
その隙に、ダニエルの手がチャックを掴む。
それを引き下ろしてみると……

……仄暗い中の空間には、水色の髪の少女の後ろ姿が……!

「………!!」
ハトが豆鉄砲を喰らった様な顔で振り向くと、
震える手で中からチャックを掴み返し、再び引き上げる。
833ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)21:57:02 ID:r2D
>>830
「わ、っとっとっ……!?」

拘束が消えてバランスを崩し、ヨロけて転びそうになるのをなんとか踏み止まった
鍛え上げられた体幹が、それと天性のバランス感覚が成せるワザである

「……チェック……!!」

メイト、の言葉が完成する頃には魔剣の切っ先をシャディに向けているはずだ、逆を言えばあと半呼吸程の行動的猶予が……彼に取っての黄金の時間が与えられているに等しい!
834ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)22:01:12 ID:o4K
>>831
帰された生徒にすまないね、と軽く声をかけて。
手早く外出の準備を終えたイグナシオの背中を、ゆるりと追いかけるロイコ。

「ご希望ならば食事でもいいですよ。
 ……先日の、歌劇団の件です。改めてご協力ありがとうございました」

ロイコとしては、まずは感謝ということで。彼がそれを希望するなら、付き合うこともやぶさかではなかった。
ただ、やや息を殺したトーンで声をかけたのは、この事態そのものがあまり公にはできない出来事だったから。
転移を行った人間や過去と未来を繋げた当人であるカメリアはともかく、あの時間軸の他者に関与されたことは、なんだか迷惑をかけたような気分になるのだ。

「まあ、顛末や子細なんかはもうお聞きになられたと思いますが。
 こうして顔を合わせて、という機会は無かったので」
835シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/16(金)22:01:47 ID:70r
>>827
(……な、何故そこで謝る…。)

憎まれ口を叩いた自覚はあれどそれを真に受けたのか、謝罪までされてしまった。
シーモアは言いようのない罪悪感に襲いかかられるビジョンを振り払い、どうにか平静を保つ。

そしてマントを素直に差し出すシーモア。
シャミルの手際にガッチリ見つめ、その腕捌きを脳裏に焼き付けるかの如く睨み、気付けばマントを手渡される。
自らの数時間を数分で終わらせた少女、実に解せぬ。

「……き、貴様……一体どんな魔術を使った…!?」

しっかりとそつなく丁寧に、元通りに直されたそのマントはシーモアにとって完全に予想の斜め上。
驚愕の表情をシャミルに向けながらシーモアは尋ねた。
836ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)22:02:04 ID:pKG
>>832
「いい動きだと、思うよ?」

何事もなかったかのような顔で感想を述べるが、おそらくバレバレ。そして中身が女子だとわかり、イケメンモードで語りかけるのだから現金と言うしかない。
気づいていないていで語りかけるのは、チャックを占める動作に、なんだか罪悪感を感じたがゆえに。
837シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)22:03:46 ID:GGG
>>833
切っ先、刃があるかないかは問題ではないそれが向くとその気は無くとも恐れは出る。
起き上がろうとする彼の目はこれ以上ないほどにミズハを睨んでいた、どうすればその結末を回避できるか? ということを考えているとばかりに。

「――ぁっ!!」

最早反射とも呼べるほどに手慣れた動作で行われる額の帯外し! 第三の目が開眼すればミズハに向けられるのは薄影の空間に突如現れた眩き閃光!
それにどう反応しても、シャディは影の鞭を背中から伸ばして周囲を振り払い、当たれば巻き取らんとするだろう。
勢いのおかげで痛いかもしれないが、やはりそれの耐久力も低い。そして先程と似たようなことを行ってしまっていることには気付かないのである。
838フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)22:08:32 ID:qgT
>>836
「………。」

「……見た……?」
チャックを完全に締めるとゆっくり振り返り、
震える声でダニエルに訊く。
839ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)22:09:11 ID:r2D
>>837
「メイ……きゃぁっ!?」
「……、め、めが、めがぁぁぁ……!?」

FLAAAaaaAAASH!!
突然の閃光!目を焼かれ抑えるミズハ!辛うじて魔剣を保持してはいるが……直後!

「あぅっ……」
「……うぅ、い、いたい……」

影の棘縄に簀巻きにされ、かくんと項垂れるのであったとさ
840イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)22:11:09 ID:zUL
>>834
「クハハ!んじゃま、そうしちゃいましょっか?」
「……あァ、アレの事ですかい」

ロイコの言葉に鼻の下を伸ばすイグナシオであったが、要件が分かれば元の厳つい顔に戻る
真面目な低い声は落ち着きのある、聞いていて安心を覚えるような父の声だ

イグナシオもこの件、むやみやたらに他言するような性格ではない
しかしジノ(と仇桜)の生存という事象を確定させるために彼女自身に
そしてアラスミシアと近しい存在、半ば監督者のような間柄のミズハにだけは伝えたようだ

「別に、なにも感謝されるようなコトなんてしちゃいませんよ」
「初めて見た時は、そりゃ驚きましたがね」

最初に見た時は複数の生徒が寄ってたかってヴィンセントを袋叩きにしていた状況に驚いたものだ
しかし誤解も解け、最終的に当事者たちと同じほど真剣に問題へと向き合う姿勢を見せた
イグナシオにとってそれは感謝されるべき善行ではなく、やって然るべき義務と捉えられていた
841ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)22:13:24 ID:pKG
>>838
「い、いやぁ? 強いて言うなら尾っぽの羽とか足とかどうなってるかなーって見てた、かなぁ? あ、もしかして背中のアクセサリーに手が当たってた、かな?」

今度はダニエルがしらばっくれる版である。
842シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)22:15:46 ID:GGG
>>839
やはりどんな時でも閃光は不味いらしい、稽古とはいえ、ごめんなさいと言いたくなる。
そしてその気持ちは項垂れる姿を見ても思う。起き上がってから額の目を閉じると若干摺り足気味に無警戒に近付く。

「……だ、大丈夫ー? ……ねぇ、ミズハ先生」

痛いと言われてチクチクするのはどうにかならないものか。これで終わり、というならばマントの内を漁りながらそう声に出す。
しかし、まだ終わりでないなら――そりゃもう驚くのは間違いない。
843フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)22:17:32 ID:qgT
>>841
「………。」
そして気まずい沈黙……
まぁ、一瞬互いに目が合ったわけであり、絶対見られていたのは明白である。

「その……
 ……まぁ、僕はただのペンギンなのであってね……?」
……まだ言うか……!
844シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/16(金)22:19:25 ID:78p
>>835

「え……?こ、これは技術で……貴方様も練習すればすぐにできるようになるかと……」

少年の驚愕の表情とその言葉にシャミルも驚きを隠せない。少年の気分を損ねないように丁寧な口調を意識して。緊張や不安から自分でも顔色が良くないのが分かる。

(でも立ち去ったらこの人絶対怒る……どうしよう)

なんて考え、視線を右往左往させるのだった。胸の前で指を突き合わせているのは過剰に緊張した時に出るシャミルの癖である。
845ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)22:22:46 ID:r2D
>>842
「うぅ、完全に忘れていました……」

幾度か見た事のある閃光、それを失念していたのが最大の失策であった
流石にこの状態から、かかったなバカめ!をする程にまで堕ちてはいない

「……でも、これってスゴく便利ですね」
「上手く使えば、相手を傷つける事なく確保出来るっていうのがいいなぁ」

それはミズハの扱う魔法と、殺す事が目的のそれとは対局の位置にある術だ
ぐるぐる巻きのまま、全身に力を入れての脱出を試みてはいるが果たして?
846ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)22:23:18 ID:pKG
>>843
やはり誤魔化しきれなかった様子。

「い、いや、べらぼうにペンギンっしょ。フレブベルクちゃ……フレズベルクは。ペンギン以外の何者でもないじゃん?」

ダニエルも苦しい! ペンギンの影はなんだこの二人と言わんばかりの顔で交互に見つめていた。
847ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)22:23:36 ID:o4K
>>840
「あははっ。まあ、端から見れば大概な画でしたからねぇ……
 ご理解いただけて良かったですよ。ええ、本当に」

自分たちは事件との関連性が分かっており、転移前の出来事の規模から侮るべきではないとも知っていた。
しかし、そうでないものからすれば、あの一連の戦闘はなかなかに凄惨かつ非道なものに映っただろう。
あの状況下で、即座に理解し協力してくれた。それだけでも、ロイコは感謝に価すると思っていた。

「ええ、ご希望とあらば。
 小耳に挟んだところでは、最近カメリア先生たちともあったようですねぇ?」

ミィちゃん、もといミズハ先生に聞きました、と付け加え。向けていた顔を進行方向へと戻す。
それはまるで、なぜ自分も誘ってはくれなかったのかと、若干の無言の苦言を呈しているようにも見えるだろうか。
848シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)22:28:06 ID:GGG
>>845
「目、大丈夫? 思わずやっちゃって……」

やった本人もオロオロしている有り様。それだけミズハの圧が強かったということだろう。目の心配もあるのは、閃光は時に痛めるため。

「……そうかな? ミズハ先生のもほら、凍らせたら怪我もないんじゃ?」
「それに……脆いしねー、解いた方がいい?」

凍てついた様子を見ての発言である、その顔はどうも羨ましそうな、そんな顔で何やら液体の入った瓶を取り出す。
表現するなら「ふんっ!」という感じに力むよりは腕などを広げる感じでいくとわりと簡単にブチッと行く。局所的な力には本当に弱いのだろう。
849フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)22:29:48 ID:qgT
>>846
「そうなのだよ……
 僕はペンギン……動きがもどかしいけどな……。」
と、なんだか今日はいじけた様な雰囲気、中々立ち直らないのであった。

「ダニエル君……。
 ……中身の事は、一切忘れたまえ……。」
850イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)22:31:32 ID:zUL
>>847
「ミィちゃん……?」
「あー……彼女の、ミズハ先生のことでしたか……ミィちゃんね」

そう彼女の名前を挙げられて、顔を顰めて本気で悩んでしまうイグナシオ
訂正されて初めてミズハと気が付き、そういえばロイコと可愛らしい名で呼び合っていたことを思い出す
彼の中でミズハという女性にはマッチョでハツラツなウーマンというイメージしかなく
ふわっとしたあだ名から彼女に辿り着くことはできなかったようだ。失礼な話である

「クハ、申し訳ない……美味い酒はその時に飲みつくしちまって」
「償いにゃなりませんが、代わりに俺でよければ付き合わせてください」
「なんでも、とは軽々しいですが……着いていきますよ」

ロイコの恐ろしさを知っているのか、少し控えめに
イグナシオはいい機会だと、今夜はロイコの為に過ごすことを提案する
話題に上がっていた食事はもちろん、学術的なこと、または模擬戦でも
イグナシオが出来る事であれば、ロイコのため何でもしてくれるだろう
851シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/16(金)22:34:24 ID:70r
>>844
「そ、そうか練習すれば私も…う、うぅむ…。」

釈然としない表情。
練習すれば良くなると言われて希望を見出したのか、逆に希望が遠のいたのか。
それは今のシーモアには分からない。

マントをいつものように身に付けようとしたシーモア、しかし少し思い直したかのように空を見上げる。
そしてシーモアは、夕焼けの空を背景に茜色のマントを大きく広げてそれを風に靡かせた!

「……このマントはこのシーモア・トワイライトの一番のお気に入りだ。」
「こうして広げて日の光に当てれば、この屋上のような景色をいつでも鮮明に思い出せる。」

「そしてたった今、新しく良い思い出ができた。」

「……私の名はシーモア!シーモア・トワイライト!」
「お人好し呼びでは格好がつかない、君の名前を教えてはくれないか?」

元通りになった茜色のマントで身を包みながらシーモアはシャミルに向き直り、まだ聞けずにいた彼女の名を訪ねた。
852ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)22:36:57 ID:pKG
>>849
「そ、そうそう! 少し変わった動き方のペンギンっしょ! よッ! キングオブペンギン!」

よくわからないおだて方をして、なんとか機嫌を取り戻してもらおうと努める。

「あ、はい、もちろんです、ハイ……あ、これ食べますか?」

年下の女子に言われたのでは、もはやうなづく以外の答えはない。
二つ買ったサンドイッチのうちの一つを差し出しながら、さらに機嫌を取り戻してもらおうととりはからうのであった。
どっちが先輩で後輩がわからない。
853ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)22:37:09 ID:r2D
>>848
「大丈夫……です、うん、戻ってきました」

しぱしぱとまばたき、世界に色彩が戻る

「……私のは、凍らせてしまったらその……」

ちょっと抵抗していて性質に気が付いたのか、緩やかにしかし力強く腕や足を広げていった
尚言葉を濁すのは、ミズハの操る魔法の氷は凍結させた場合その細胞を引き裂き効率よくダメージを与える為だ
854フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)22:41:59 ID:qgT
>>852
「………。
 …………キングオブペンギン……
 ……つまり、それはコウテイペンギン…………。」
と、つぶやく……
……特に意味は無い。


「頂いておこう……。」
遠慮なくサンドイッチを受け取ると、ヒョイっと嘴の中に放り込む。
中で頬張っているのだろうか。

「君も、これを食べたまえ。」
そして自分の真ん丸のデカいおにぎりを差し出してくるのであった。
855シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)22:43:28 ID:GGG
>>853
良かったー、と言わんばかりの緩んだ笑みで片手に持つのは、もし見かける機会があったなら知っているかもしれないステラ先生直伝の魔法薬である。ちょっと色は薄いが。

ビクッ、としたのは影の縄が切れてその姿を消し去ったと同時。これが少しばかりの償い、状況が状況なら彼はあっさり競り負ける。どんなものでも。

「んー……危ないってことだね、ならほら、地面凍らせて滑らせるとか?」
「あとこれ、痛むだろうし飲んでみてー」

ちなみにそれをやられると困るのはシャディなのだが、言いにくそうなミズハを見てすぐ浮かんだことを言うのだった。
そして渡す魔法薬、本来のものよりちょっぴり苦味があるものの飲めば少しは痛みが引くだろう。
856ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)22:43:52 ID:o4K
>>850
互いに呼び合っているに過ぎない渾名では、第三者に伝わらないのも当然だろう。
彼の中のミズハ像など露知らず、ロイコはすみませんねと伝わらない呼称を用いたことを謝罪する。
もっとも、ミズハとイグナシオが戦ったこともまた、茶会の話と共に聞いてはいたのだが。

「あはは、冗談ですよ。でもまあ、食事にでもお付き合いいただきましょうか。
 ご希望の料理なんかは有ります?そのようなら合わせますよ」

釣れたとほくそ笑み、その表情を霧散させるように笑って。
とはいえ、感謝を示すのはこちらの方なので、向こうから出た食事をと口にする。
向こうがどう思っているかはともかく、ロイコとしてはこちらが付き合わせている方なのだ。メニューくらいはと思い、イグナシオにそう聞いて。
857シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/16(金)22:45:57 ID:78p
>>851

少年のマントを感慨深く眺めると、シャミルは子供のように目を輝かせ、うっとりしながら呟いた。

「……とても、きれい」

恐れや緊張は吹き飛んだようで少年の言葉に落ち着いて答えられるようになっていた。

「私はシャミル・キャラミットです……シーモアさん、その、よろしくお願いします」
858ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)22:49:22 ID:pKG
>>854
「いや、皇帝ならエンペラーペンギ……いや、なんでもないです」

そんな細かいところに突っ込むべきではないだろう。

「あ、ありがとうございます、うっす」

そしてダニエルも頬張る。もしかしたら女子の手作り料理なのかもしれないが、空気的になんとなく喜びづらい。
どうすればいいか、悩むダニエル。そして先ほどのフレズベルクを思い出し、これしかない、とある一つの天啓が降りた。

「よし注目! 男ダニエル・レオンハート、一世一代の大魔術をするぜい!」

そう言って、彼はいつも以上に気合を入れ、魔力をこめ、こけおどし魔法を発動した。
そして作り出される、ペンギンの大群!
触れることはできないが、ペンギンたちはフレズベルクの足元によちよちと歩いていく。
859ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)22:51:20 ID:r2D
>>855
「解け……ったっと……え?」
「あ、あのっ、もしかしてコレって……!」

影を打ち払えばふぅと一息、しかしシャディの様子を見て青ざめて尋ねる
つまり、影と本人のリンク性質を見抜けていなかったのだ

「……なるほど、それいいですね」
「じゃあ、少し休憩にしましょうかっ」

シャディの提案にふむと頷き、続きドージョーの片隅にザブトゥンを並べて敷いて着座を促すのであった
860フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)22:54:49 ID:qgT
>>858
「………!!!」
突如現れるペンギンの大群に釘付けの着ぐるみ。

「か、可愛いのだ~……!!
 ああ、この愛らしい歩き方……
 ……ちょっと間抜けな仕草……たまらないのだ……」
861イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)22:56:29 ID:zUL
>>856
「うーん……野菜、ですかねぇ?」

ロイコの正体を知っていたのかそれとも見破っていたのか、ロイコの食性に近い趣向を提示
魔獣と接することの多いイグナシオならではのスキルであることは間違いないだろう
自分も肉と酒の採り過ぎで内臓が荒れてもならないし、たまにはヘルシーな料理が欲しい
つくづく自分が海鮮好きでなくて良かったと感じる瞬間である

「あ、気を遣った訳じゃないんですよ」
「南部の人間も肉しか食わねぇ訳じゃないって事は知ってますよね?」

ロイコに負い目を感じさせないよう、それだけ付け加えて微笑んだ
イグナシオも愚かではないし、ふざけた様な振る舞いの下にはいつでも狩人としての彼が潜んでいる
ただ、彼がロイコの真意に気付けているようには思えなかった

「じゃ、行きましょうか」
「ロイコ先生?」

約束を取り付ければ善は急げである
イグナシオはロイコを先導し、店へ急ぐのであった
862シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)22:58:10 ID:GGG
>>859
「大丈夫大丈夫ー、ほら腕が千切れるわけじゃないしー」
「それにミズハ先生のが痛そうだから、僕平気!」

もしもだ、ミズハの攻撃をすべて生身で受けていたならシャディは満身創痍になっているだろう、それを腕の切り傷と多少の痛みに抑え込む辺り優秀だ。

少なくとも、裂傷を付けてしまったことの方が彼には深刻。

「あ、それなら何か食べるー? お菓子とかくらいだけど」

シャディが浮かべたのは滑って転ぶ相手の姿。シャディが同じ状況なら凍結必死だ。ザブトゥンに座る際にはミズハの座り方を真似るだろう。
そしてマントの下をまた漁る、酒に関しては宛がないので仕方ない。
863ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)23:01:45 ID:pKG
>>860
ふー……と、安堵の息を漏らす。どうやら気に入ってもらえたらしい。

「これだけたくさんのペンギンに囲まれたなら、動きの参考にもなるんじゃあねえかな」

ペンギンに囲まれて癒されるフレズベルクに、彼なりにそうアドバイス。
864フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)23:04:09 ID:qgT
>>863
「素晴らしいな、君の魔法は……
 ……無数のペンギンを生み出す魔法……」
……随分と範囲の狭い魔法に勘違いされてしまった様だ。

「あぁ、たまらない……。
 ……一匹お持ち帰りしたいのだが、ダメかねダニエル君……?」
と、幻影のペンギンに対し無茶な要求。
865シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/16(金)23:04:34 ID:70r
>>857
「……シャミル・キャラミット、この恩はトワイライトの名にかけて必ず返す!」
「…また会おう!」

ご満悦の笑みをシャミルに見せながら校舎内に続く扉まで駆けようとした時だ。

「うぇあ!?」

適当に身を包んだマントが仇となってシーモアは脚を絡め取られ、数回に渡って躓きかけた!
幸い転ぶことは防げたものの危なっかしいこと極まりない、マントを直してもらった手前尚更だ。

「………」

見事に格好のつかない退場になってしまった。
静かにマントを身に付け直し、身だしなみを整えると

「……ひ、額の傷は大事にしたまえシャミル!」

捨て台詞の様にそう言いながら再び扉の奥へと駆けて行った!
866ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)23:07:02 ID:r2D
>>862
「うぅー……でも先生とマリウントくんじゃあ……」
「……スミマセン、ありがとう」

痛みに対する熟練度が、と言いかけて辞めた
彼の強がりであろうか、気遣いであろうか、ともあれ男のケツイと行動に水を差すの言うのは愚者のする事だと知っている

「これがキツかったら、こうでも大丈夫ですし……なんでしたら足を伸ばしても」
「……あ、じゃあ遠慮なくー」

正座からあぐらへとシフト、そんでもって最後は足を伸ばして座ってみせる
魔法薬を飲んで簡易な回復魔法でキズを処置し、お菓子に関しては、お腹空いちゃって、と苦笑しながら頷いた
867ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)23:08:18 ID:o4K
>>861
「ん……… そうですねぇ、せっかくの外食ですし。
 たまには普段の食生活から離れたいときもありますよね」

一瞬気を使わせてしまったかと構えたが、ここで跳ね返す方が礼を失するというもの。
イグナシオのフォローに同調するようにして、彼の後に追従する。

「いやぁ、お店も選んでもらってすみませんねぇ。
 ……なかなかいい雰囲気のお店をご存じなんですね」

そうして店に着いた二人は、空いたテーブルに腰を落ち着けて。
差し出された水を口に含んでから、まずはメニュー表に手をかけた。
868ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)23:12:48 ID:pKG
>>864
「いやペンギン限定じゃ……まあ、いいか」

その勘違いを正す必要も今はない。実際ペンギンをこうやって生み出してるし。

「あー、こいつら幻影みたいなもんだから、触ってもさわれねえんよ。ほら」

と言って手頃なペンギンに手を伸ばすと、蜃気楼のように揺らめいてさわれない。ペンギンは首を傾げている。

「あーでも、さわれないことを気にしなけりゃ、なんとかなるかも。魔力をあげてれば維持もできるし」
869シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)23:14:50 ID:GGG
>>866

シャディは危ない考えを持つ。世の中の痛みとは案外耐えられるものであると。影に肩代わりさせてるからこその考え。
心配は素直に受けるものの、熟練度ではない別のところで耐えているために、平然と笑顔に戻れるのである。


「おー」といいつつ色々足を組み替えてみて、落ち着いたのはあぐらだった。

「疲れた時も甘いものが一番って言うしねー、しゅわしゅわもあるよ!」

マントの下から出してきたのは購買にもあるふわふわ生地の中にクリームがたっぷり挟まれたロールケーキ、それを袋から出して皿に乗せるとフォークとともにどーぞと手渡し。
シャンメリーを影の手に取り出させるとシャディの方はシュークリームを持ち出すのであった。

「ミズハ先生の魔法って切るとか弾にする以外にもやっぱりできるの?」
870イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)23:19:06 ID:zUL
>>867
「リストランテ=アミニア」
「その名前の通り、自然食の食事処です」

森のエルフ族の店主が経営するこの店は、イグナシオのお気に入りの一つだ
生薬などの薬学に基づいた献立を中心に健康を回復力を促進するメニューが多い
まず運ばれてくるのは蒸した野菜と割いた鶏肉が散りばめられたプレート
付け合わせは燻した茄子、それにシャキシャキとした果肉と葉物のサラダ

すべて店主の手によって有機栽培で育てられ、それゆえか不揃いなものが多い
それが逆によいものだ

「ここのチェリー酒が絶品なんですよ」
「ロイコ先生とかは、お酒飲まれるんですか?」

とか、というのは無論エリシアのことも含まれているのだろう
実際にエリシアと逢ったことはまだないが、存在くらいは知っている
彼もしくは彼女のような軟体類の種族は、浸透圧を気にせず酒を飲めるのだろうか?
答えはイエスであるが、イグナシオは知らずに脱水症状を危惧していた
871フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)23:20:50 ID:qgT
>>868
「あぁ、そうなのか……
 彼等とは触れ合えられないのだね……。」
しょんぼりと肩を落とす着ぐるみ。

「いや、やはりお持ち帰りはやめておくよ……。
 ……君の負担にもなるだろう……。
 その代わり、次に会った時にはまた彼等に会わせておくれ……。」

「さて、僕はそろそろ行かなければ……。
 さようなら、ダニエル君。
 ………くれぐれも、中身の事は忘れてくれ……。」
そう言い残し、校舎の方へぴょこぴょこと去って行った。
872ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)23:24:13 ID:r2D
>>869
「これだと、足が痺れちゃいますからね」

対してミズハは正座、背筋を伸ばして凛然としているのだ

「おー……そんなに沢山入るんですねー……」
「……あはは、スゴイなぁ」

遠慮なく受け取り、四次元ポケットめいたそれに笑うしかない

「もちろん出来ますよ」
「……こうとか、こうとか……」

と、手のひらから凍て付く小規模な吹雪を生み出したり氷の波を発生させたり
873ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)23:26:30 ID:pKG
>>871
「そこは、悪い……で、でも、その約束は守るからさ! また会った時は必ず、このペンギンたちに合わせるじゃん?」

その約束はすなわち、また会う約束でもあるがゆえに。
だからこそこの約束は彼にとっても嬉しいものだ。

「あばよフレズベルク。中身は……何も見なかったことにするって……」

そう二つ目の約束をし、去りゆく彼女を見送るので会った。
そしてかたわらのペンギンたちは、またねと言わんばかりに翼を振ってバイバイをしているのであった。
874ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)23:30:13 ID:o4K
>>870
運ばれてきた料理とメニュー、そしてイグナシオの説明で、ここがどんな店かを大方把握したロイコ。
薬膳とまでは行かないまでも、体に優しく考えられたメニューが中核を占めるようだ。
このプレートのように肉なども適度に織り交ぜる様は、コンセプトを逸脱しない範囲で需要に応えているようにも見える。
雰囲気も相まって、総じてこの店には好意的な意見で纏まったロイコだった。

「お酒ですか?ええ、大丈夫ですよ。チェリー酒も頂きましょう。
 まあ個人によって強さは違うでしょうが、検証はしてないので何とも」

そしてイグナシオの懸念は杞憂、種族としてちゃんと酒を窘めるロイコたち。
陸に上がっている同種がエリシア以外にいないために個人差がどこまであるかは分からないが、ロイコは飲める方である。
まずは果実と葉物のサラダに手を伸ばし、その瑞々しさを堪能しながら表情をほころばせた。
875シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)23:32:30 ID:GGG
>>872
「……痺れるんだ」

そのときのシャディの顔、イタズラを浮かんだと言うような顔であった。

「流石に人一人とかは僕の影に来てくれないと怖いけどねー」
「……まあ、このくらいしか普段できないし!」 

シャディ以外の干渉がほぼ無くなる影の中、しかし体験する者は少なく。

「つめたーい……気持ちいい。……最初からできたの?」

ちょっと手を翳してみると言葉通りに気持ち良さそう、ひんやりしたのが好きなのである。シュークリームを頬張って飲み込むと、ふと訊ねる。
使えない魔術を他人が使っていく姿はやはり、憧れるものがある。それが強者なら尚更で、戦いに身を投じてからそれは強くなった。
876ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)23:39:49 ID:r2D
>>875
「……私は慣れましたけどね?」

なんとなーくそう付け加えるのを忘れてはいない

「普段出来る事があるっていうのは、とてもステキな事だと思います」
「魔法って、やっぱり人の生活を豊かにする為のモノであって欲しいですからねー……」

シャディの影に手を添えて……というかツンツン突いてみながら

「いえ、教えて貰って練習して出来る様になりましたよー」
「……最初から出来る程の才能は、私にはありませんでした」
877イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)23:42:28 ID:zUL
>>874
「へー……」
「……、」

ロイコの返事に安心したように頷くと、彼女に続いて野菜をフォークで刺して頬張る
シャキシャキした歯ごたえに、絡められたソースの酸味と塩気が心地良い
ただイグナシオの視線は、野菜ではなくロイコの表情に釘付けとなっていた
ぼーっと彼女の顔を見つめながら、野菜が無くなってもまだ咀嚼を続けている

「ロイコ先生、野菜お好きなんですか?」
「えらく幸せそうな顔をしなさる、クハッ……」

普段どこかすましたような表情を浮かべる事の多いロイコだが、今は可愛らしいものだ
イグナシオはそんなレアな彼女の振る舞いをただ眺めて、少し楽しそうにしている
白々しい質問と共に、甘酸っぱいチェリー酒を口に流し込んで眉間に皺を寄せた
酢をベースにした薬用酒は、心地の良い香りと共にピリピリと口の中に焼き付く酸味をもたらす
878シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)23:47:57 ID:GGG
>>876
ちぇー、と小声で呟いていた。イタズラ心は根強い。

「……そっかー、それなら良いなー……。あ、それだとミズハ先生もこの前汚れ取ってたから使えるよねー」

「んん」とシャディは少し擽ったそうに身震い、尻尾もはみ出てきた様子から常にリンクしてるとも取れなくない。影も揺らめいているし。

「そうなの? あれだけ使えてるからちょっと意外ー、教える人も上手かったんだろうねー」 

も、というのは遠回しにミズハの才を後押ししている。最初から出来なくても、ミズハは確かにそれを習得しているのだ。
少なくともいまだ使えない自分より余程の努力家で、才はあったのだろうと。
879マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/16(金)23:49:07 ID:Ioe
『ヤベーノ ヤベーノ オッタスケ~~!!』

放課後の修練場を跳ねまわる影がひとつ
注視すればコウモリの意匠を施された金属だ
本来ならば話さぬはずの鉄球が話し、駆けて、助けを求めている

『クロコゲ! クロネコ! コゲネコ! ウケル! 』

鉄球の眼下には不均一に焼け焦げた地面と、まっくろに焼け焦げた猫耳が倒れ込んでいた!
880ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)23:54:05 ID:o4K
大丈夫ならばと供された酒を傍らに、サラダに舌鼓を打つロイコ。
そこに呆けたように視線を向けるイグナシオに気付き、何かと視線をこちらを向けると。

「それはもちろん。もともとが植物食なもので。
 やっぱり他のものより味の違いも判りますし、何より落ち着きますねぇ。
 うん、いいお店ですね。少し通わせてもらおうかな」

表情の通りに上機嫌なロイコは、イグナシオの問いにそう返す。
肉や香辛料の含まれた食事も地上では良く食べるが、やはり元の食生活に準じたものは格別である。

そしてロイコもチェリー酒を口に含み、果実の香りと酸味を楽しむように口で転がす。
プレートの料理にも手を付けようと、トングで小皿に取り分けて。まずは一つ目をイグナシオに差し出した。
881ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)23:55:25 ID:r2D
>>878
「えぇ、あとは食品の水分を揮発させて長期保存出来るようにしたりー……」

その理念があって、血の滲むような努力の末に身に付けたのがお洗濯魔法とフリーズドライ魔法なのである
なんともアレだが、本人的には平和に生きる為の象徴かつケツイの表明として多様しているのだ

「いえいえ、私なんてまだまだ」
「マリウントくんも練習すれば、必ず出来る様になりますよー」

こそばゆそうな反応にごめんなさい、とクスリと笑いながら手を引いた
そして続く言葉は韜晦ではなく本音であり、見合った報酬を得るためには努力が必要だとの考えでもある
882モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/17(土)00:01:39 ID:uku
>>879
助けを呼ぶ声あれば、彼女はどこからともなくやってくる。本当に声を聞きつけてるのかどうかも知らないが、やって来るのだから仕方ない。
山を越え谷を越えついでに校舎と都合の悪い事も乗り越えて、保健室からの使者(自称)がやって来る。

「私を呼んだのはキミかな!? お姉ちゃんが来たからにはもう怖いモノはないよ! 安心して任せて!」
「……って、何があったのかなーこの惨事は……」

修練場の窓枠を乗り越えて、モカーロが現場へと到着。
が、そこにあったのは謎の惨状。状況なんぞ飲み込めるはずもない。
しかし、患者がいるのならば治療するのが彼女の使命、焦げた猫耳へと駆け寄り、応急手当を始めるのであった。

「えーっと鉄球くん? この子は何があったのかな? 何か見てたりしない?」

とりあえず唯一の目撃者であろう、謎の鉄球に聞き込みをしてみたりする。
その間も、彼女の手当の手は止まることはない。
883シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/17(土)00:02:26 ID:SZp
>>881
「き、揮発……? 凍らせたりってこと?」

カメリア先生も呆れる頭、なんと揮発がわからないと来てしまった。長期保存という単語から氷結かな? というのが出てきた様子だが。

「じゃあまだまだ勉強中? 仲間ー♪」

いいよー、としているのは今のところ悪くはないのだろう。尻尾ではないのだ。

「あ、そうだそうだ、前に教えてほしいって言った気がするけど……お、覚えてる?」

練習と聞いて、かなーり前だがミズハにそう言った……はずなのだが何だかんだこの調子。影魔法に頼りっきりなシャディにしては少し珍しいと思うかもしれない。
一方で、好きなのじゃなかった? と話にばかり傾倒させていることを申し訳なさそうに。
884イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/17(土)00:09:00 ID:maH
>>880
「おっと、申し訳ないです」

ロイコがプレートの料理を盛りつけているのに気が付けば、イグナシオは申し訳なさそうにする
とはいえゲストはこちら側なのだ。彼女の好意を無下にはせず、礼と共に皿を受け取った

「そう言って貰えるなら何よりですよ」
「俺の店じゃありませんが、勧めた甲斐があるってモンです」

ロイコの珍しい表情を見ていると、ついイグナシオもニコニコと笑みを浮かべてしまう
代わりにロイコのグラスにチェリー酒を注ぎながら、素直な気持ちをロイコへ吐き出した
ミズハからも聞かされているだろうか?並々注ぐのは彼の悪い癖だ

もっとも軍人である彼の妻はイグナシオのそういう所が気に入っていたようで
ゆえに妻との死別後もなかなかやめられないのだ。この癖は

「……ロイコ先生、次は他の先生たちとも一緒に来てみたらどうです?」
「無論ミィちゃんも……ね」

エルフ特有の拝金主義者が少ない傾向からか、ここの会計は意外と安い
ゆえにカメリアやミズハも交え女子会なんてどうだろう、と微笑み混じりに言ってみる

ネポックの教師には良い人が多いナァ、などと能天気な考えが脳裡に浮かぶイグナシオ
彼の勝手な思い込みだがカメリアやミズハ、そしてロイコとは既に仲間と言える絆が築かれているような気がした
いつのまにかネポックという場所は既にイグナシオが危惧していた通り、愛着が湧くほどに居心地の良い場所となってしまっていたようだ
885マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/17(土)00:13:19 ID:QI8
>>882

ヒューッ 見ろよヤツの治癒力を……まるで女神見てえだ! とは言わないが、鉄球はモカーロの到着に感謝し、事情を説明

「カミナリサ! ゴロゴロ ノ ドッカン! マオー様が自分デ! ヤベェ! 」

ちぐはぐな鉄球の説明を補うように、傍らには魔法の杖と焼け焦げた教科書
焦げついたそれは空を仰ぎ、「ヤバイ・カミナリ魔法」と書かれたページを自慢げに揺らした

「んぐ……うるさっ……」

つまり、彼女の手際のよい手当てで目を覚ましつつあるこの焦げだるまは、理由こそ不明だが身の程に合わない魔法を行使し、このありさまになったというわけだ
魔法学園では日常茶飯事なことであり、実力を見誤った彼の自業自得といえるありさまだ
886ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/17(土)00:17:21 ID:qyo
>>883
「超低温に凍らせて、そのあと水分を飛ばすとこう……カサカサになって傷まないんです」
「それに水分を戻してあげると、ちゃんと食べられる様になるって感じ……でしょうかねー?」

揮発、序でにフリーズドライの簡単な説明をさらっと

「えぇ、仲間ですね」
「……約束しましたもんねー、それじゃあ休憩が終わったらやりましょうか?」

話しながらもオヤツは、なんといつの間にか半分を切っているではないか!その辺は熟練の技と言わざるを得ない!
さてさて約束の機会にこうも恵まれたのだ、絶好のチャンスである
少しの休憩の後に、意外と丁寧に努めるミズハの魔法の個人レッスンが始まるであろうとさ
887ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/17(土)00:24:00 ID:FWz
>>884
「……っとと、危ないですよ?」

そこまで詳しくは聞かされていなかったのか、グラスの縁ギリギリまで波打った酒を見て。
一度手を放してから、水魔法を行使。チェリーの果実のように丸く浮かんだ水球をぱくりと食べて嵩を減らす。
広がる酸味に目を瞑り、しばし堪能。互いにさっぱりとした味わいに、ふわり広がるアルコール。

「カメリア先生はお菓子が出ないのでどうでしょうねぇ?
 でも、そうですね。ミィちゃんとは一度来てみたいなぁ」

にししと祇園が付きそうな表情で笑い、取り分けたプレートの料理を一口。
ほろほろと崩れる鶏肉の旨味が、蒸し野菜の味を隠さず彩る絶妙なバランスにまた頬を緩めた。
謝礼をだしにした食事だったが、なんだか自分ばかりがいい思いをしているような気がして。
こちらもイグナシオの空になったグラスへと、酒を注いでやるのだった。……ただし、意趣返しとばかりになみなみと。
888モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/17(土)00:27:19 ID:uku
>>885
「んー……ぶっちゃけ自滅ってことでいいのかな?」
「教えてくれてありがとうね。今度はしっかり見てあげてね?」

処置の手を進めながら、今回の犠牲者の遺したダイイングメッセージに目を通しながら確認。
自滅なんてよくあることだよー、なんて事を呟きつつ、患部に軟膏を塗ったりガーゼを当てたりと大忙し。
とはいえこの処置だけで回復する事はない。モカーロに出来る事は治りを早くするだけなのである。

「あっ、起きた? もう、あんまり無茶しちゃいけないよ? お姉ちゃん心配したんだから」
「でも頑張る事は素敵だと思う。ケガに気を付けて頑張ってよね?」

実用的な魔法はからっきしのモカーロには、今回使われた魔法がいかなるモノなのかは見当もつかない。
だからこそ、彼女は頑張った人物を笑顔で迎えてあげるのだ。ちょっとした心配からのお節介も添えて。
889シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/17(土)00:28:30 ID:SZp
>>886
頭のなかで言われたことを繋げていく。凍らせつつもカサカサということは干しモノに近いのだろうか? 今度実物を見てみたいとシャディは思う。
さらに食べられるようにするまでを聞かされると目を輝かせるではないか。

「すごーい! いつかやってみたい!」

これを使えるようになれれば、今居る部活のみならず、例えば何か作る時にも使えるかもしれない、世の中わりと保存には困るのだ。特にシャディのように持ち運ぶものにとって。

「すごっ……!? うん! まずは何からー?」

熟練の技に目を見開きながらも、ミズハの提案を聞けば「やった!」と言うように嬉しそうな顔をする。仲良し(主観)の先生と勉強というのは良いものである、きっとフラスコの先生とのやつも。
シュークリームを食べ終わり、始められたレッスンには素直に着いていくのだった。冷気を感じる時は至福のように。
終わり際には、お礼と称して最近配っている小袋に入ったクッキーを渡したのだったとさ。
890マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/17(土)00:37:32 ID:QI8
>>888
献身的な優しさをみせるモカーロとは裏腹に黒焦げの猫、改めてマオは朦朧状態
走馬灯も見飽きたところで、現実を認めて「……めがみか…にゃ」とテンプレめいた一言

「くっ……大丈夫……大丈夫…いけるっ……」

そのうち彼女の早口言葉にも似た励ましを受けて意識を覚醒し、もう一度彼女をみやると

「ああ…。たしか、保健委員の……恥ずかしいところを…」
「あいや、僕はがんばったとか…その…そんにゃ……ただのしっぱい……!」

だんだんと彼女のマジカルではない治療と慰めるような言葉が恥ずかしくなってくる!
普段は言葉少なで堅物っぽい上司とやや意地悪な教師くらいしか褒めてくれないため、彼女の言葉は嬉しく恥ずかしいものなのだ!

「は、はなしてくれ…! 風紀委員と保健委員は対等な立場……一方的に助けられるのは…恥ずかしい…! 」
891モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/17(土)00:50:46 ID:uku
>>890
「でもでも、ケガしたばっかりだからあんまり動いちゃダメだよ。ケガの治りが悪くなっちゃうからね」
「頑張る時はいっぱい頑張る。休む時はしっかり休む。これが身体にも心にもいいんだから!」

保険医というものは、時には生徒のカウンセリングにも携わる時がある。モカーロの場合は無許可だが。
上官である真の保健医の受け売りと真似事で、それっぽい事をやったりするのだ。正しいかどうかはサッパリだが。
とりあえず彼女はこの結果を単なる失敗とは思わず、努力の結果だと捉えている模様。

「でも困ってる時にそんなことは言ってられないでしょ? 困ってる人を助けるのが保健委員のお仕事だもの!」
「いつでもいいから、キミは私が困ってる時に助けてくれればそれでいーの。だから今はお姉ちゃんに任せて!」

そういえばモカーロは、日常的に流しの治療を行っているのだが、果たしてこの行為は風紀委員から認められているのだろうか。
基本的に無許可で行っているので、その辺りの周囲の目は気になるモノだったりする。本人は全く気にしていないだろうが。
892マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/17(土)01:08:06 ID:QI8
>>891
モカーロに捲し立てられると、マオは「むぅ……」と押し黙る
激しい落雷の余韻で上手く舌が回らないこともその一因ではあるが
やはり、彼女の言葉から感じられる気迫にも好意が彼を押し黙らせる
風紀委員といえど、他人の好意(それも無償のだ)を無下にできるほどメンタル的にタフではないのだ

(なんだろうな…すごくすごく恥ずかしい……甘やかされているような、こどもになったような……! )
(班長のそれとも、ロイコの意地悪さとも違う…。この扱いはなんなんだ……)

そんなことを思うマオの脳内にピリリとした電流走る!
それは電撃の余波なのか? 違う! それは大事な記憶の欠片だ!

「そういえば……こういうのは、こう…勝手にしていいものなのか…? 」
「きみが、ほかの風紀委員に、おこられるのは…とてもいやなんだ……」

「あと、きみの名前を、おもいだした」
「モカーロ・パルマ。君はなんで、そんなに 優しいんだ…? 」

彼女の母性に刺激され蘇った記憶
暴走したマックロイを優しくさとしにかかる彼女の勇姿をマオはばっちりと思いだす
彼女の行為は、マオ達のそれとは形を違えた正義の形
彼はその正義に宿る真意と、その妥当性を尋ねた。
893モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/17(土)01:23:56 ID:uku
>>892
「んー? あっ、あー! キミってマオくん!? あの時一緒にいたよね!」
「ここにいるって事はどうにかできたってことだよね! よかったぁ、ホントにどうなるかと思ったんだから!」

駆けつけた時から何かの違和感は感じていた。この人物はどこかで見覚えがあると。
丸焦げになっていたことと、ケガへの対処で気が移っていたが、マオからの言葉で欠けていた記憶の欠片が補完された。
欠けたピースが埋まった事にへの喜びで、マオの手を両手で握り、少しばかり振ってしまうことだろう。

「私ね、ホントは誰も傷つく所なんて見たくないの。でも、そんな事って私が頑張っても完全に無くすことなんて出来ないし」
「だから私は一人でも笑顔になってもらいたいと思ったの。安心してほしいと思ったの。そのために私は医学を学ぶ事にした」
「あと、皆に頼ってほしい、っていうのもあってね……」

モカーロから語られるのは、本意からの言葉。
誰かを助けたい、誰かのためになりたいという思いからの行動。
果てしなく遠い理想だとしても、その実現に向けて、彼女は進んでいく。ちょっと邪な本音も出てしまったけど。

「……やっぱりダメ、かな。でも、私が経験を積むにはこうした方がいいし、皆に頼ってほしいから」
「その時はマオくんが私に怒ってくれればいいよ。私って周りが見えてない時があって……エヘヘ」
894マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/17(土)01:43:21 ID:QI8
>>893
これもまた彼女の姿を忘れていた原因だ
お茶会にもいたはずだし、マックロイと対峙してあたところもみたが彼女は突然姿を消したのだ
だが、今の様子を見るにきっと負傷者の手当にでも回っていたのではないかとおもう

「あ゛あ…ぼぐもおもいだぜてよがっだ」

手を握られれば再びのビリビリ
これはきっと残留した電流だ。痛い

「………うん。わかる」

彼女の独白を聞いて、同じく素直な感想をひとつ
自分自身の無力さも、暴力を避ける在り方も共感できる
現に彼女はあの場でただひとりだけ、マックロイが傷つかずに助かる術を探しているようにもみえた
一時の憎しみで暴力を振るいまくっていた自分とは対象的な彼女の姿はやはり強い
ちょっぴり本音も聞こえたが、誰かに頼られないという願いを誰が否定できようか。自分だって頼られたい。頼りなくたって頼られたい

「わかる……。 頼られたい、にゃあ」
「わかりすぎて、僕には叱れない……が」

彼女は、やはり正しい人間だ
だが、マオは知っている。この世界は正しい人間ほど傷つきやすいようにできていると
自分は臆病で、正しくないところもたくさんあるから、彼女のことは責められないが
だからこそ、彼女の言葉を借りようとおもう

「頑張りすぎても、無茶はいけない…」
「あのときは正直ひやひやした…! あれはやめてほしい…! 」

「きみが、傷つくと困るんだ…。学園には、キミみたいな人が必要だって、僕は、おもうから、にゃ……」

ああ、いっていて恥ずかしい
格好をつけたいわけじゃない、好かれたいわけでも!
だが、素直に言葉を吐くというのはこうも恥ずかしいことなのか……モカーロはやっぱりすごい。マオは改めて思った
895モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/17(土)02:00:42 ID:uku
>>894
あの時のモカーロと言えば、結局あの後は騒動で生じたケガ人の救護に当たっていたため、事件の後を追った組とは離れて活動していたのである。
何があったまでは知らないが、一緒に元の世界線まで帰れたのだから一件落着である。
一番大変だったのは、あの世界線における自分自身とバッタリ遭遇しないように気を張る事であったとか。

「あの時はね、ヴィンセントくんがどうにかして落ち着いてくれないかなーって思ってたの」
「やっぱりああいう時は皆とかせんせーに任せたほうがよかったんだよね。でも、私もちょっと頑張りたくなっちゃって……」

今思えば相当無謀な事をしたものだ。モカーロ自身でも、あの時の行動を思い返すたびに冷汗が出る。
だからといって再びあの場に立ったとして、何もしないとは思えない。
誰かのために自分が頑張る事が、保健委員として、モカーロ・パルマとしてやるべきことであると。

「……風紀委員の子に言われちゃったら仕方ないかな。私もそんなに心配されてたなんて思わなかった。ホントは嬉しいけど」
「今度からは出来るだけ気を付けるね。でも、いざと言う時はキミが止めてね。マオくん?」

素直に自分の思いを言えるという事だけでも、モカーロは少し才があるのかもしれない。
でも、それをこの場で引き出したのは紛れもなくマオのおかげ。この結果は二人によるものだ。
896マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/17(土)02:22:17 ID:QI8
>>895

「でも、かっこよかった。あのときは暴力で解決してしまったが……」
「そのがんばりにいまだって救われた。やっぱりかっこいいって、おもう…! 」

そう。マオの理想とする正義の代行者は考えるよりも早く動けるような人間だ
打算もなく、見返りも求めずに、ただ相手を救うことを考える。だからこそ危なげもあり、生き急ぐように映るのだ
それでも自分には決して真似られない、届かないから焦がれる希望の光に似た正義感はやはり賞賛の対象だ。素直にいえば

「嬉しいとか、こう、よくいえるな…。僕は恥ずかしいぞ…なんだか…! 」
「ああ、でも、了解した! 僕はモカーロを助けるし、止めてみせる」

「これでも誇り高き風紀委員の次期班長を狙う一等猫…」
「任せてほしい、モカーロ」

そういって、ピシッと立ち上がり胸を張るが、すすこけた姿は、やっぱり頼りない……
897モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/17(土)02:38:01 ID:uku
>>896
「それを聞いて私も安心したよ! 何かあったら他の子よりもちょこーっとだけ多めに助けてあげる! ちょこーっとだけね」
「だからその時はいーっぱいお姉ちゃんを頼ってよね!」

なし崩しとはいえ風紀委員の人証も得ることが出来た。これでこれからの医療活動にも熱が入るというものだ。
各々自身に出来る事を精いっぱいやり遂げる。それが大事で重要な事。それを真に行える者は少ない。
だからこそ、率先して行う人物が必要になるのだ。この二人のように。

「うん、マオくんカッコいいんだからダイジョーブだよ! 投票とかあったらマオくんに入れてあげるから!」
「じゃあお姉ちゃんからも感謝のギュー!」

そしてその時が訪れる。モカーロの感謝と欲望の入り混じった無慈悲の抱きつきである。
容赦のない両腕がマオへと迫る。相手の心境なんぞを完全に無視して。
898マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/17(土)03:00:27 ID:QI8
>>897
「ふっふ……。モカーロからちょっとでもひいきされるなんて、ちょっとだけすごいことだ! 」
「これは風紀委員として箔がつくぞ、自信のみなもとになる」
「うん。一緒にがんばろう……!」

尊敬する博愛主義者?のモカーロからちょこーっと多めに助けられると宣言されるのは嬉しいことだ
ちょこーっとを強調するあたりにも彼女なりの高潔さを感じるし、その平等で公平な精神はジノ班長にも似ているところがあるなとおもう
そう、例えるならジノ班長が女性であったなら、こんな感じだろうかというような……

「ほ、ほんとか!? あ……ごっほん」

票があるなら入れてくれるという宣言は次期班長として認められたも同然! 嬉しい!
でもそれを察されると小物のようで恥ずかしいので咳払いをひとつ
票で一喜一憂するような小物は班長の器ではないからだ!

「あいや…だから…ぼくはかっこいいとか……んにゃっ……」

そして、マオにとっては盤外からの一手
風紀委員と保健委員として真面目な話をしていたつもりなのにまた褒められた
しかもこれは、マオにとって最高の部類の褒め言葉!
煤けた顔をまっかにしながら、あわあわとしていると、追撃を重ねるようにモカーロの必殺ハグが炸裂!

「やめ、やめ! はなっ……! …きゅう……」

キャパオーバー……
マオはしめやかに気絶。これは落雷のせいではない、が、彼に電撃が走ったのは違いない
ああ、こんな頼りない少年に、はたして票を投じる価値があるのだろうか
本人はそんな杞憂もおかまいなしに、幸せそうな顔で眠るのでした
899モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/17(土)03:23:20 ID:uku
>>898
「そうそう、ちょーっとだけだからね」

隠し事のように口元に指を置きコッソリ小声で。
みんなのお姉ちゃんを自称するモカーロにとって、特定の誰かを贔屓にすることはあんまり褒められたことではない。
でも、こうして互いに支え合うと誓った間柄、少しぐらいはいいかなー、なんて思ってしまうのであった。

「うんうん、マオくんならダイジョーブだよ! もっと自信持っていいんだよ! お姉ちゃんも応援してるから!」

頑張ろうと羽を磨く者の背中を押すことは、モカーロの信じる主義においても重要な事。
誰かが自らの力を発揮させるための環境を作る手助けをする。それも立派な仕事の一つ。

「ほーらっ! 今日はいーっぱいありがとうねー!」
「……あれ、マオくん? マオくーん? ありゃー……」

感謝と欲望の籠ったモカーロのハグ攻撃。彼女の表情からも、若干欲望の割合が多い事がわかるだろうか。
何はともあれ、己の腕と身体の間でマオを弄ぶ始末。堪能した時には、すでに彼の意識は遠いところへと召されており。

「……とりあえず運んでおこうかな。ええーっと、風紀委員会はどこだっけ……」

保健委員として、人を放置してその場を去るのは仁義と信念に反する行為。
マオの身体をやっとの思いで背負うと、重い足取りで風紀委員の集う場所へと向かう事を決意する。
これからの委員会としての活動にも少しばかりの影響を及ぼすかもしれない、とある一日でありました。
900バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/17(土)22:54:21 ID:e6Q
今日も今日とて授業は終わり、生徒の為に用意された自由な時間が訪れる、年代によって時間の違いはあれど皆平等に放課後な、そんな時間。
その手に一枚の資料、その資料に目をくぎ付けにしながら廊下を歩く一人の青年が……青年と呼ぶには多少身長があれだが……青年がいた。

「……いくら欠員が出たからって、なぁ……ほんといっつも突然言いやがってあの人は……」

何やら悩ましいことでもあるのは、うんうんと唸りながら言う青年、その表情はいつもよりも剣呑な凶相に変わっているがそれを気にする余裕も無いようで。
周りを見ないままに廊下を歩く青年、まぁ基本的に彼は避けられているので今現在は誰とぶつかることもないが……さてはて。
901ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/17(土)23:04:47 ID:Odj
>>900
今日も眠気を誘う授業が終わり、やっと帰路に…というわけにはいかずこの後カメリアによる補講がある
しかしまだ少し時間があるので息抜きでもと廊下をぶらぶらしていた

「あ、先輩だー!やっほー!」

そんなときに見覚えのあるバルドイードを見つけ声をかけた
902バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/17(土)23:11:44 ID:e6Q
>>901
「あー?あー……ファルシュか、奇遇だな」

ガリガリと頭を掻いたついでと言わんばかりに頭を上げる青年、その瞳に相手の姿を移せば見覚えある少年で。
試料を掲げていたその手を下げ、もう片方の手を上げ軽く挨拶、多少ぞんざいな呼び捨てだが彼は誰に対しても大体そうである、そして割と反感を買うタイプである。

「わりぃが今日は色々あってな、手合わせすることは出来ねぇが……」

九割九分自分の為に行った相手との戦い、それはどうにも印象に残っていたらしく、開口一番そんな言葉を吐きだすことだろう。
どうやら今の青年は戦えるほどタスクを裂く余裕が無いらしい……まぁ相手がそもそもやりたいかどうかはさておいて。
903レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/17(土)23:20:11 ID:SZp
放課後、桜の蕾も見え始め、雪の欠片も水に変わりつつある学校はどこかぽかぽかした気持ちに包まれていた。

「…………はぁー…………」

のだが、ため息。春の訪れも感じられて、少しずつ暖かみを見せ始めた学校の空気を忘れさせそうなほどのため息。
それを聞き付けた、もしくは目撃したならばその先には亜麻色の長髪に月桂冠を着けた女子生徒が絶望とも言えそうな顔色で佇んでいるのが見えるだろう。
なぜか晴れやかな空を凝視して、鈴と翼飾りのついた杖をダランと持っていた。彼女の名はレイヴン・アインスコール。知る人は知るかもしれない、雨乞い部の新米であり寄天烈な格好をしている生徒だと。
そんな彼女が制服で居るのは、ある意味珍しい姿とも見えるだろう。
904ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/17(土)23:21:09 ID:Odj
>>902
「ぼくもきょうはカメリア先生とお勉強だから体力残しておかないと…また今度遊ぼうね先輩」

誰になんと呼ばれても大して気にしない様子の少年はこの後も始まる勉強に思いを馳せ少し憂鬱そうだった
かなり珍しい魔法を使うバルドイードとの戦いは少年の印象にも残っているようだ

「生徒会のおしごとー?先輩も先輩で大変だね」

そういうとちゃっかりバルドイードの手にあった資料をさっと取り目を通しはじめた
905バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/17(土)23:28:15 ID:e6Q
>>904
「あー、まぁ、遊びで済ませてくれるなら、いくらでもな」

へへへと苦笑いのような表情を浮かべてそんな風に返す、彼のその炎を見ても分かる通り、彼はどうにも他人を傷つけると言うことに慣れていない。
実戦であれ恐らくかなりの高水準で戦える力を持っているはずだが……殺す気で戦えと言われても、きっと彼は一線を越えるところで躊躇ってしまうのだろう。

「ん、まーな……って、てめぇいきなり何しやがる!極秘だったらどうすんだ!」

その手から資料をひったくられれば剣呑な表情に怒鳴り声、そんな極秘資料を持って廊下を歩くなと突っ込みたいところだが、ともあれ青年は相手から資料を取り戻そうと手を伸ばす。
その資料は……資料と言えるほどしっかりしたものではないのだが……まぁ要約すると、「副会長に欠員が出たから適当に補充しといて」みたいなことが書いてあることだろう。
906シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/17(土)23:34:30 ID:U3X
>>903
シーモアは悩んでいた。
彼が手のひらで大事に抱えているそれはカメリアから贈り物、ネポック聖銀十字勲章、甘口だ。
それは実に立派な造形、見るたびに食べるのが勿体ないという囁きが聞こえてきそうだ。

「これは、食べるべきだ…食べ物を粗末にしては…」
「いやしかし……せっかく飾り付けられた贈り物だ、どうにかして永久保存しておくもありなのでは…?」

爽やかな快晴とは裏腹に悩みに取りつかれるシーモア。

「クッソ!いっそのこと今ここで大雨でも降って持ち帰る事さえできなくなれば!このシーモアがここまで悩む必要もないというのに!」

ちょうど溜息を上げる少女の目の前を通り過ぎようとした時、シーモアは嘆きの声を上げた。
907レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/17(土)23:41:59 ID:SZp
>>906
「大雨……降らせることが出来たなら……!!」

だぁん、と落ち着いた雰囲気からは想像も付かない強い地団駄を踏んだレイヴン。どう見ても嘆きの声の中にある「大雨」に反応したということがよくわかる。
が、それはそれとしてだ、何故大雨というワードが? と思いキョロキョロすれば目の前に居るではないか。

「あなた、雨……必要……!?」

シーモアをまるで獲物を逃がさない猛禽類のような雰囲気と眼光で見つめるレイヴンは彼の服装で掴みやすそうなマントか、肩でも掴んだことだろう。
取り落としそうになることは恐らくない、何故ならその行動の前に上記の台詞が来るからだ、警戒するに容易い。

「ねえ、必要……? 今あなたは……雨が必要……!?」

うん、怖いと思われても仕方ないだろうが、彼女は彼女で真剣なのである。
何故なら雨乞いの申請書類を出しに行ったら「ダメです」とバッサリ切られたからである。理由がほぼ自分のためなので仕方ないのだが。
908ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/17(土)23:42:39 ID:Odj
>>905
「学校でやる模擬戦なんてほぼ遊びみたいな感じでしょー」

バルドイードとは反対にあっけらかんとした様子
少年は戦うことは遊ぶことのように思ってる節があり人を傷つけることも深く考えておらず躊躇わないのだ

「そんな極秘ならこんなとこで読まなくない?…へー、副会長の補充かぁ、目星はついてるの?」

取り返そうとするバルドイードに逆らわず素直に返す少年だったが中身はしっかり読んでおりそう尋ねた
909バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/17(土)23:49:39 ID:e6Q
>>908
「さぁな、一つだけ言えんのは、人間は簡単に死んじまうような脆い存在だってこった」

それは模擬戦を須らく遊びだと言い張る目の前の相手に対しての、一種の牽制、或いは警告だったのかもしれない。
加減を間違えれば容易く死ぬ、そう言いたげな青年のその言葉はきっと、青年が優しい炎を好んで使う一番の理由なのだろう。

「目星……って言えるほどはついてねぇなぁ……あの人は面白いヤツの一点張りだし」

やれやれと言わんばかりに息を吐く青年、あの人というのは恐らく生徒会長のことだろう、その表情はいかにも苦労してそうだ。
ともあれ、そんなふんわりとした要望だけをヒントに彼は後釜を探しているらしい、多少の判断材料はあるかもしれないが……。
910シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/17(土)23:50:29 ID:U3X
>>907
「うわぁちょちょっ!?」

彼女の剣幕に驚き、なす術もなく肩を掴み掛かられたシーモア。
慌てて手作り菓子をその身に抱き寄せながら向き合う。

「あ、ああそうだ、今日だけは…!今だけは!私に雨が必要だ!」

レイヴンの態度に明らかな動揺を見せながらもシーモアは自らの意思を主張した!
911レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/17(土)23:56:19 ID:SZp
>>910
「あっ……その言葉が、私は欲しかった……!」

ごめんなさい、と言うような雰囲気かと思えばこの変わり様、しかしシーモアにとっては少し意外かもしれない行動に出る。

「なぜ必要か……それだけを教えてくれればすぐにでも降らした……降らせる……! だから待ってて……!」

書類らしき物をどこからか取り出して広げればカリカリと書いていく。そして理由を聞けばそれをそのまま書き写して校舎へと爆走していくだろう。

――そして暫し、何とも言えない時間をそこで過ごしていたならばレイヴンは雨乞い衣装に華麗にチェンジして息を切らしながらも帰還するだろう。
なぜかサムズアップを贈りながら。
912ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/17(土)23:57:53 ID:Odj
>>909
「それは勿論わかってるよ、目の前で何人も見てきたからね」

思い出すのは研究所にいた頃。魔力を引き出すには実戦と、日々合成魔獣や悪魔と命がけで戦ってきた。来る日も来る日もそれは続き命を落とした他の実験体を嫌というほど見てきたのだ
そんな中でそれを楽しむことでしか己の精神を保つことができなかったのかもしれない

「せいとかいちょーとも遊んだことあるよ、勝負つかなかったけど!またあそぼーって言ってくれたんだ」

生徒会長のことならもちろん知っている。それどころか戦ったことがあるらしい
913シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)00:05:49 ID:YbX
>>911
「馬鹿な…!いくら何でも人が雨を降らせるなど……」

出来るわけがない、そう言いだそうとした瞬間に彼女は過ぎ去ってしまう。
一体やつは何者だったのか、シーモアがそう疑問を口にしようとした時、レイヴンが再びこの場に現れて

「……えっ?」

見覚えのない衣装を身に纏った彼女とそのサムズアップに呆気を取られ、静かに見送るしかなかった。
914バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/18(日)00:06:02 ID:beN
>>912
「……それでも遊びって言えんのは……あんまり、健全じゃねぇなぁ……」

言葉を選ぶ必要があった、或いは青年は相手のその言葉に対して一瞬怒号で返そうかと思ったのだろう、自分を押さえつけたのはひとえにその言葉に正当性がないからだ。
人の命は軽く散るけど、それ以上に重いものだ、なんて、青年が語るにはあまりに不格好すぎる、困ったように頭を掻いてそれだけ零した。

「……あの人何やってんだ……とにかく、俺はあの人のお眼鏡に適う奴を探さなきゃいけねーわけだ、リアルに」

思わず頭を抱える青年、まぁ生徒会長自体は学園で知らない人は居ないくらいの存在だが、その奔放な行動の皺よせは生徒会に来るわけで。
ぺらぺらと先ほどの資料を手持ち無沙汰に振りながら、青年はそんな風に言うことだろう、非常に怠そうに。
915エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)00:07:40 ID:w2e
「うーんと、とり、とりー……」

悩まし気に呟きながら、図書館の本棚を眺めて歩くエリシア。
バーラントから預かった鷹の死霊を使いこなすべく、元となった動物のお勉強という訳だ。
もっとも、バーラントから構造などはあらかた聞いているので、それなりに深いことが書いてある書物が要求されるが。

「……んー?」

もっとも、エリシアは図書の並びをよく理解している訳ではない。
なんだか関係ない場所をふよふよと浮かびながら、あてずっぽうで書物を探す状況だ。
916レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)00:11:33 ID:kFi
>>913
「……雨乞い部所属、レイヴン・アインスコール……今から雨乞いを始める……」
「……雨を浴びる準備、大丈夫……?」

呆気に取られてるシーモアを尻目にレイヴンはそう宣言し、同時に注意を促す。確かに、雨を求めるなら雨避けなどの対策は必要。
レイヴンが聞いているのは心構えなので、どう答えてこようがその場に杖で人が五人は入れそうな大きさの円を描くとその中心に立った。
そして舞踊を始めるのである。腕や腰の捻りを巧みに使い、身体の回転や鈴の音を鳴らして行われるそれは見世物として十分に通用するレベルである。
――そして何の因果か……文字通りに雲行きが怪しくなる、シーモア、準備は済ませられただろうか……?
917ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)00:15:49 ID:5rj
>>914
「遊びだとは思ってるけど人の命が重いことはぼくが一番わかってるしそれを奪うことだけはもう絶対しないししたくないよ」

困ったようなバルドイードに対しずばずばと持論を述べていく
子供の戯言のようだったが彼には彼なりの考えて自体は持っているようだった

「ぼくやってもいいよー!楽しそう!」

生徒会がなにをするかすらわかっていなさそうだが面白そうなことには首を突っ込む性格なのだ!
918アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/18(日)00:16:02 ID:TWq
>>915
本を探すエリシアの近く……
図書館の一角に無駄にスタイリッシュに佇み、
書物を読み耽る女子生徒の姿が。

「………。
 ……そこの貴女……何か本をお探し……?」
エリシアはあまり効率的でない本の探し方をしている様子。
そんな気配を察したのか……本に目を通しながら、凛とした声をエリシアへと投げかける。
919シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)00:20:47 ID:YbX
>>916
雨乞い部、レイヴン・アインスコール。
その名を聞いたときシーモアは驚きを隠さず目を見開いた。

(雨乞い部…!こいつ、まさか本当に雨を…!だがしかし!)

「か、構わない…やれるものなら、このシーモアにやって見せよ!」

何かの予兆の様に怪しくなる雲行き、その予感を認めないと言わんばかりにシーモアは待ち構える!
無事に彼女が雨乞いを成功させたその瞬間、シーモアは自らの意思に関わらず受けて立つことになるだろう!
920エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)00:22:08 ID:w2e
>>918
「……おー?」

声の方を向いてみれば、何やら優雅に佇むアーニャの姿が。
ぱちくりと目を向けて、アーニャの問いに答えを返す。

「んーとね…… とりのほん!」

猛禽について書かれた図鑑のようなものを探しているのだが、そこは安定の説明不足。
そもそも何の鳥かを言っていないうえに、目的すらその一言では分からない。
ともすれば、鳥の登場する絵本や物語なんかともとられてしまいかねないが。
921アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/18(日)00:25:44 ID:TWq
>>920
「……鳥の……本、ですわね……?」
お嬢が目を通していた本……鶏肉料理の極意、と表題された本を閉じると、
それをエリシアへと向ける。

「もしや、これをお探し?」
……それは絶対違うだろう。
922バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/18(日)00:26:59 ID:beN
>>917
「……なんだ、案外、自分の考えを持ってるんだな、アンタ」

少年のことを外見相応の年齢だと、或いはその程度の精神状態だと考えているであろう青年は、少し失礼にも思えるそんな言葉を感慨深く吐いた。
少なくとも青年が少なからず反感を持っていた理由は、相手が遊びだと称して誰かを傷つけかねないと思ったからだ、なれば相手がそれを真っ向から否定すれば、その笑みから苦さが消えるのも宜なるかなと言うことだ。

「いや、あのなぁ、こういうのは簡単に決めていいもんじゃ……いや、ちょっと待てよ……」

さて、青年が持っていた資料には指令以外に一つ、ちょっとしたデータが載っていた、それは勿論副会長を選ぶための一つのデータベース。
今一度それに目を通す青年、副会長に限らず生徒会に相応しいとしてピックアップされる生徒はつまり、その身を以て学園の危機解決に臨んだ者達だ。

「……絶対あの人だったらゴーサイン出すよなぁ……!」

学園に限らず全世界の危機を消し去るために努力した生徒……即ち星空の歌劇団に参加した生徒は大体その名前がリストに挙げられている!
そんな相手が自ら志願しているその状況を、たかだか庶務である青年が止められるものだろうか?いや止められるはずがない……それが青年の苦悩の理由である。
923レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)00:27:35 ID:kFi
>>919
その台詞に舞踊の最中であるはずのレイヴンの顔は微笑みを浮かべていた、それがシーモアに確認できたかは彼の動体視力次第。
ススキ飾りも翼飾りも、羽衣も腰簑の裾も、髪も惜し気もなく揺らし翻していった舞いはどこか雲を呼び起こす竜巻のよう。

――――ぽつ、ぽつ。
――ぽつぽつぽつぽっ、ざざ。
ざーーーー。

小雨から始まったその雨はどしゃ降りとまではいかずとも傘が欲しくなる雨量、勲章は大事に持たねば巻き込まれかねない。
それだけの雨を降らせたレイヴンの表情を見る余裕があるならそこには、先程までの暗そうな雰囲気は消え失せて晴天のごとき笑顔を浮かべている。
924エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)00:31:06 ID:w2e
>>921
「なに、これ?」

アーニャから本を渡されて見て見れば、そこには捌き方や焼き方などが細かなポイントと共に掲載されている。
そう、「鶏肉料理の極意」だ。見ているだけで普通ならよだれが溢れそうな一冊。……もっとも、エリシアは鶏肉と味覚とがあまりリンクしていないのだが。
しかし、肉を扱う性質上、それなりに鶏の部位については書かれている。以外に惜しいぞ!

「……これの、タカってとりのやつある?」

無茶な要求。猛禽を事細かに食材として研究した書物など、ネポック蔵書多しと言えど存在するのだろうか。
925ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)00:36:09 ID:5rj
>>922
「こう見えてもそこそこ場数は踏んでるからね!」

ふふんとドヤ顔で胸を張る少年だった

「そんなに条件とかあるのー?」

苦悩してるバルドイードをみて成績の悪い自分だったら問題あったりするのかなぁと考えている
即決できるものでもないなら仕方ないかと思いはじめた
926シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)00:36:54 ID:YbX
>>923
ああ今日はなんと素晴らしき日か。
この巡り会わせ、これこそまさに輝かしき我が運命。

「フ……フハハハハハ!!!これで悩む必要など微塵にもなくなった!」

雨にその身を打たれようとも微塵にも気にする様子はなく、それに逆らうように顔を空へと見上げて高笑いをするシーモア。
そして思い出したように菓子をマントの中で器用に二つ折りすると、その片方を手の甲で覆うように持って恩人の彼女に差し出した。

「受け取りたまえレイヴン!これはカメリア先生だけでなく、私の感謝の思いが詰まった菓子だ!」
927レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)00:42:23 ID:kFi
>>926
「キャッホーーイ!! 雨!! 雨! やったー!!」

高笑いとほぼ同時、その歓喜の声が雨音に負けじと響き渡った。草履の足で駆け回らんとするほどにテンション高潮! 高揚! そして菓子!

「!? 良いの!? ありがとうマントの!! 大事にする!!」

遠慮が少し足りない気がするが、器用に羽衣で雨避けさせながら菓子を受け取り、まさかのシーモアが最初に悩んだことの再来を口にする。
そして名前も見たまんまである。単純なことがよくわかる一面だ。
928バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/18(日)00:42:51 ID:beN
>>925
「本当にそうは見えねぇけどな、まぁ……信じるよ、アンタのこと」

サクッと相手の容姿を揶揄いながら笑う青年、まぁ身長的にブーメランが刺さっているが、それはそれとして。
その言葉は冗談には決して聞こえない、どこか響くような重さがあった、彼がそういうなら、きっと本当に相手の実力を信じているのだろう。

「あー……実際俺に決める権限とかはねーから、立候補者が居たっつって会長に教えることになる」
「だから、会長が決めるまでは待ってもらうことになるな……どーせ即決だろうけど」

まぁあくまで青年は庶務である、雑用はこなしているが中枢にかかわるようなあれそれは任されていない、結論は結局上任せなのだ。
そんな風に断って、それでもいいと言うのなら青年は会長へと話を通しに行くことになるだろう。
929アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/18(日)00:45:22 ID:TWq
>>924
「……た、鷹料理……!!!」
鷹を食用にする、という話は流石に聞いたことが無い。
……世界は広い……と、お嬢は衝撃を受ける。

「少々お待ち頂けます……!?
 ………こ、この辺りにならもしや………。」
料理本が並ぶ棚の、奥の方へ……
ここならもしや、と血眼で探すお嬢だが、しかし鷹料理など記述されている本はやはり無いのであった。
930シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)00:48:26 ID:YbX
>>927
「うむ、実に美味しい、勝利と幸福の味だ!」

白銀の十字架を懐に仕舞い、レイヴンとは対象に菓子を口の中に頬張り甘味を存分に堪能したシーモア。
充実した時間を十分に過ごしご満悦の様子でレイヴンに向けて

「ところでレイヴン、貴重な雨乞いの魔術を見れたし悩みもなくなった。」
「このままでは私のお気に入りのマントずぶ濡れになるから雨を止ませてくれたまえ。」

見事な掌返しをかました。
931ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)00:50:40 ID:5rj
>>928
「先輩こそ先輩には…みえない…」

笑いながらさらっと言葉を返す
が、バルドイードの言葉を疑うことはないようだった

「うんー、それでいいよ!ダメだったら抗議がてらかいちょーと決着つけにいこうかなぁ」

そんな軽口をたたきながら半分本気なのかもしれない
932レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)00:53:49 ID:kFi
>>930
お菓子!? と言うようなビックリした表情に早変わり、雨によって激変する性分のようだ。
丁寧に堪能するとそれはもう、お気に入りのお菓子を至福の時間帯に食する少女のような笑顔を浮かべていた。彼女は甘いものは好みの一つだ。

「無理!!!!」

掌返しに満面の笑顔で返した。本当に出来ないから仕方ない。自然に止むには……勢いから見ると長くて半時間、短くても十分は要するだろう。
933エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)00:54:23 ID:w2e
>>929
「ないー……?」

実は別に食事本を探している訳ではないのだが、エリシアにとって構造理解と経口摂取は強くつながっている。
そのため、「別に食べなくてもいい」という一言が出ることもなく、本を探すアーニャの背中にぺったりと張り付くエリシア。
子供一人が乗っているとは到底思えない軽さと、ゼリー体が背中に張り付くひんやりとした感覚が伝わるだろう。

「あっ、たかのまものでもいーよ!」

そう言えば、今使っている猫への擬態は魔法によって生まれた魔物を食べることで獲得したものだ。
直接的に鷹が理解できずとも、それを模した魔物でもいいのではないかと、アーニャに囁いた。
……もっとも、今の話の流れで行くと様々な誤解が避けられないような気がする。
934バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/18(日)00:57:46 ID:beN
>>931
「だ、誰が幼稚園の年長さんだごらぁ!」

相手の言葉にそれだけは許しておけんと言わんばかりに怒りを示す青年、何もそこまで行っていないのだがまぁ、怒る表情とか諸々踏まえて先輩の威厳があるかと言われると……。
まぁ身長が低いとはいえ、一応160cm近くはあるわけで、背の低い高校生と言えば大した違和感はないはずだ……多分。

「やめてくれよ、その後始末すんの俺なんだから……ったく」

きっとその勝負を快諾するだろうあの人の姿を思い浮かべて、青年はげんなりしたようにそう言って生徒会室へと向かう。
移動に数分、直訴に数分、そして決断には数秒と掛かるまい……それが終われば少年は晴れて、その直訴が一瞬で可決されたことを、青年の口から聞くだろう。
935シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)01:03:06 ID:YbX
>>932
「……。」

絶句した。
待て、落ち着けシーモア、きっとすぐに止む。
そう言い聞かせようと再びそれを見上げたが止む気配は今のところ全くなし!

「…ま、待て!そうだいつもこの魔術を使っているのだ!何か雨避けになるものは持ってないのか!?」

必死な形相でレイヴンに駆け寄りシーモアは彼女に問いただす!!
936ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)01:04:31 ID:5rj
>>934
「そこまでは言ってないよ!さすがに!」

怒声なのだが内容が内容だったので威厳もなにも感じられない!
140cmくらいの少年が言えた義理ではないが…

「どうだったー?…やったー!今日から生徒会だー!…って生徒会ってなにするの?」

立ち去ったバルドイードは10分ほどでもどってきた、そして可決を知らされた少年は喜びで跳び上がる
しかしそもそも生徒会がなにをするのかわかってないようで…
937アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/18(日)01:07:28 ID:TWq
>>933
「鷹の魔物の料理……!!」
エリシアを背に負い、こめかみに手を当て思案を巡らせる。
鷹……鷹の魔物……

「グリフォンを料理……そんなものも聞いたことがございませんわ!!」
真っ先に思いついたのは、鷹頭(正確には鷲だったか?)の魔獣。
モンスター料理の書棚へと移り、書物を漁ると………

「あ、ありましたわ!!
 へぇー、ほんとに食べるんですわね……。」
古びた料理本には、数多のおぞましい魔物を何とか料理して食した記録が。
その中に、確かにグリフィンをローストして食べた記載があったのであった。
938レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)01:08:19 ID:kFi
>>935
「持ってない!! 私浴びる派! マントのは何派!?」

シーモアには死刑宣告に等しき宣言、何を隠そうレイヴンは降ってきた雨をその身いっぱいに浴びるのが何よりの幸せ、至福、これぞ雨好き!
レイヴンはまさに遠足当日に晴れの日が当たった初等部のごとき笑顔をシーモアに見せつけていた! ダメだこの子使えそうにない! しかも名前がマントの、で固定しそうだ!

「濡れたなら乾かす! 後でね!!」
939バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/18(日)01:10:28 ID:beN
>>936
「適当なヤツだなアンタ……あー、まぁその辺は一つ一つ話してやるよ」

やってもいいと言っておいて今更何を、そう言いたげな表情で思わず揶揄する青年、まぁ業務の説明くらいはすぐ終わるはずだ。

「ま、とりあえず……生徒会にようこそ、歓迎するぜ?副会長さん」

まるで招き入れるように、生徒会室の扉を開いて、青年はにっと笑みを浮かべてそう言うだろう。
その扉の先にあるものが、少年の人生に更なる彩を与えてくれることを、そして学園が今よりもっと良くなることを、願う。
940エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)01:14:07 ID:w2e
>>937
「ぐりふぉん?」

上半身を猛禽、下半身を肉食の四足獣で構成した魔物。
少なくとも初等部が出歩ける場所には生息しないであろう名前に、聞いたことが無いのか首を傾げる。

そして、なんと存在したモンスター料理の本をアーニャの肩口から覗き込んで。

「おぉー……
 ねぇ、羽根は?羽根はかいてない?」

その姿を見れば、嘆息。確かに主たる構成要素は鷹のようなので、これでもいいかもしれない。
エリシアは鷹について一番知りたかったポイント、羽根については何か書いてはいないかとアーニャを急かすのだった。
941シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)01:18:09 ID:YbX
>>938
「うわぁあああ貴様ぁぁぁあああああああ!!!私はシーモア・トワイライトだぁぁぁあああああああ!!!」

絶望した、しかしそれでも絶望に抗うように名を名乗る。
その後もシーモアの慟哭を続けるがその慟哭も雨の中に掻き消え……。


「……はっきり言おう、私雨は嫌いだ。」
「マントは濡れるし書店で本買ってこれから帰ろうとしたら降り始めるし日が当たらないと外でゆっくりと本も読めないし」

何処かの暗殺者の様にマントを頭から被り、滅入る気のままにネチネチと雨への恨み節をぶつけるシーモア。
本来ならばレイヴンに物申していたのだが自らが雨を求めた手前、強くは出られない。そんな態度がひしひしと伝わる。
942アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/18(日)01:20:11 ID:TWq
>>940
「えーっと……手羽先は……
 甘辛く煮つけると美味、との事ですわ……!」
別に料理方法を聞かれた訳では無い。
……しかしその本を覗き込めば、挿絵にグリフォンの全身像が描かれている。
その翼の形は良く分かるのではないだろうか。
943ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)01:21:25 ID:5rj
>>939
「適当な生き方がもっとーなので…」

照れ臭そうにわらいながらそう答えるのだった

「今日からよろしくおねがいしまーす!」

わくわくとちょっぴりの不安を胸に生徒会室の扉をくぐるのだった
補講に生徒会活動も加わりますます多忙を極めることをまだ少年は知らないのであった…
944レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)01:25:20 ID:kFi
>>941
「じゃあシーシー! よろし――えっ」

名乗りを受けて即行であだ名を付けるレイヴンで差し出される羽衣を繋げた濡れた手を差し出したその時、彼女は固まった。
雨への恨み節、実は真正面から語られたのはほとんど無い、つまり耐性は一切無い。
確かに、彼の言うことは一理ある。雨を浴びれば濡れてしまうのでそれがダメなことがあるのも知ってはいる……。

「……あ、あと少ししたら消えるから! 多分……ま、マントは乾かすから許して……」

雨の日特有のテンションの高さがどうも悪く作用して涙を浮かべながらも謝罪を述べて申し訳なさそうに校舎内に手を引いて連れていこうとしていた。
945エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)01:28:54 ID:w2e
>>942
グリフォンの挿絵を見て見れば、頭も翼も足もそろっているではないか。
鷹の身体のうち、もう尻尾以外はグリフォンに揃っていると見える。

「たべたい……!」

いや、正確には経口摂取を経て構造を理解したいということなのだが。表現上はそうなってしまうのは仕方がない。
しかし、エリシアの接種の性質としては、こと身体構造においては切り離したりせずに食べる必要があるのだ。
その点、以前リアンに猫の魔獣を貰えたのは本当に、本当に僥倖だった。

「……ひなは?」

ああ、無邪気さのなんと残酷なことか。グリフォンの幼体ならば一飲みにできるかと、肩口からアーニャに問うた。
もっとも、魔獣の幼体には気のたった親もいるだろうから、データが無くともおかしくはないが……
そして、唐突にひなを要求し始めたエリシアに、アーニャは何を思うのだろうか。
946アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/18(日)01:35:50 ID:TWq
>>945
「ひ……ヒナを……!?」
無邪気な顔をして、グリフォンの雛を食そうと言うのか……!

「お、恐ろしい子ッ……!」
とは言いながらも、該当の項は無いかとページを捲る……

「残念でしたわね、雛はさすがに載っておりませんわ……。」
……が、流石にグリフォンの雛を料理したと言う記述は何処にも無いのであった。
947シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)01:38:09 ID:YbX
>>944
差し伸べられた手に静かに手を伸ばそうとしたシーモア、ふと顔を上げた時だ。

「…!?いや待て!!それでも好きな所あるには、ある………あるか…?」
「あるぞ!!」

レイヴンの眼に溜まりかけた涙をこの雨の中で見た、見てしまったシーモア。
巡りに巡る罪悪感とレイヴンの涙を拭おうと自らの頭をフル回転させる!

「……ッ!よし閃いたッ!!」
「確か大雨の時だ!私が子供のころに泥んこで転んで大泣きした時に母上が優しく撫でてくれた!それを思い出す!」
「だから全部が嫌いではない!そのはず!」

正確には思い出した、だ。
彼女の機嫌が直ることをただ願いながらシーモアは早口でまくしたてた!
948エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)01:43:33 ID:w2e
>>946
「そっかー……」

雛の記述がないと聞いて、若干の落胆を露わにするエリシア。
しかし、今回の図書館への訪問で得た重大な情報。鷹の構成要素のほとんどを持つ、グリフォンという魔物の存在だ。
何というかそこまでするなら鷹の雛を探した方が早いのではないかというツッコミをするものは誰もいない。

「ぐりふぉん、しらべる……!!」

なにがしかの決意を露わにしたエリシア。ぐっとこぶしを握って気合は十分。
目指すはグリフォンの構造理解、それによる鷹の死霊への適応である。

……が、終始説明不足気味のエリシアの決意を、アーニャがどうとるのだろうか。
949レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)01:43:51 ID:kFi
>>947
本当? といった顔でレイヴンは聞こうとしていた。途中の閃いたは聞こえなかった。
その思い出を聞けばレイヴンはぐしぐしと涙を拭いとって笑いかける。

「……お母さん、優しい人だね! ……あ、なら!」

思い付いたように、手を引いてる途中にレイヴンはシーモアの頭に手を伸ばす。それを避けないならばレイヴンはシーモアの頭を少し慣れた手つきで撫でるだろう。
マント越しだし、思い出に被さりそうだし、シーモアが避けてもその時は泣くことはない、ごめんね、と謝って校舎内に連れていき、近くに居ろと言うだろう。さすればその時、シーモアの周囲を暖気が包むことだろう。
……生乾きが嫌ならば、察してここで止めるべきだ。
950アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/18(日)01:51:18 ID:TWq
>>948
「……お待ちなさい……!!」

「グリフォン料理をなさる際は……
 ……是非とも、わたくしもご一緒させて頂きたいですわ……!」
未知の味覚に興味を示すお嬢……!
……しかし、エリシアの目的はそこでは無いのであった。

「ちなみにグリフォンについてでしたら、
 あちらの書棚……モンスター図鑑を探すとよろしくてよ。
 ……ではご機嫌よう!」
そう言い残し、お嬢は図書館を去るのであった。
951エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)01:54:46 ID:w2e
>>950
「……んー?」

グリフォンに会いに行くとなれば、当然校外、しかもそれなりの場所に行かねばなるまい。
この上級生は、それに随伴してくれるということだろうか。確かに初等部だけでは足を延ばせる範囲はほとんどない。

「わかったー、またいっしょにいこーねー!」

手をぶんぶんと振ってその場で浮かびながら、アーニャの背中に別れを告げたエリシア。
そして彼女が残した言葉に従って、モンスターの図鑑を手に取って調べ物を始める。
……あんな約束を交わしながら、お互いに自己紹介の一つもしていないことに気付くのは、いつになるのだろうか。
952シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)02:00:28 ID:YbX
>>949

「…えっ、あ、あぁ……。」
「ばばばば馬鹿止せ!これは飽くまで昔の話であって、今とは……少し違う!」

頭を撫でられ、少し心地よさそうに受け入れるも遅れてやってきた羞恥心。
シーモアはそれを振り切ろう慌てて一歩下がり、恥ずかしさを覆い隠すようにマントを頭の方へさらに引き上げる。
そのまま校舎に入ると彼はマントを広げた。

「…取りあえず何でもいいからこのマントを乾かしてくれ。」

すっかりとびしょ濡れたマント、ポタポタと雫が滴るそれをレイヴンに差し出すように前に出す。
953レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)02:07:55 ID:kFi
>>952
下がったシーモアをそれ以上は追わない、自分視点で嫌がっている相手を追い詰める真似はしたくないのだ、さっきしたけど。


「ん、ラジャー。……ただ後で洗濯し直すといいよ!」

まだ雨テンションが残っているのか語気は明るめに言うと受け取ったマントをまずはパァン! と洗濯物を干す前の恒例手順で水滴を飛ばせば、丁寧に折り畳んで汚くない床、または椅子の上にでも置いてから杖の先を向ける。
――数分後、レイヴンが手を拭いてからぽふぽふとマントを撫でれば、達成感溢れる笑顔で手渡す。

「はい! シーシー! 乾いたよ!」

……ちょっと生乾きっぽいが、洗えば落ちるレベルだ。雨に濡れたのをそのまま熱で乾かしているので仕方なくはある。最初に水滴を飛ばしたため酷くはないが。
954シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)02:27:36 ID:YbX
>>953
多少の汚れはあれど元の茜色を取り戻せれば許容範囲内。
そのマントはまるで夕焼けの空の景色を切り取った一枚のキャンバスの様。
シーモアはそれを満足気に見つめ、やはりこうでなくてはと小さく呟いた。

もう一度正しくマントを身に纏い、襟元を直す中、シーモアはレイヴンに告げる。

「…レイヴン、雨についてなのだが、もう一つだけ確かに好きなところがあった。」
「読書をする時に雨の音を聞くととても落ち着く。」

「……それでもやはり、私はこの色と快晴の方が好きだがな!!」
「今日は色々と世話になった、また会おう!レイヴン・アインスコール!」

雨降れば地固まる、それはまさに今日の雨に対する印象そのもの向ける言葉。
悪い所を直視しても決してその全てが悪いことではない、新たな発見があった。
シーモアはレイヴンに別れの言葉を告げ、次にやるべきことを決めたと言わんばかりにその場を去っていった。
955レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)02:36:51 ID:kFi
>>954
「……ん、じゃあ今度は……部屋で本読む時にやる!」

なんだかズレた発言だが、彼女自身は大真面目な気遣いである。落ち着きたいというときは彼女に頼めば部屋の中でもやることだろう。本人は外へ向かうにしても。

「……あ、そっか」
「うん、またねー、シーシー。雨とお菓子、ありがとー」

マントの色と台詞を聞いて、その色合いが示すものを見出だした。さすればレイヴンは合点がいったように呟いていた。
そして別れの言葉を聞けば、レイヴンも御礼を告げて再び外へ。今回雨を降らせることが出来たのは不謹慎ながらシーモアが悩んだお陰なのだ。

「んー……やっほーー! アメあめ! 気持ちいいー!!」

雨音響く外で暫し、歓喜の舞をする彼女が見かけられたという。その雨は役目を終えたとばかりに少し経つ頃には雲を引かせて快晴の陽射しを強調させたのだった。
956リュネス◆UFH2tocGt. :2018/03/18(日)20:53:11 ID:8Vd
ぞろぞろと猫を引き連れてリュネスはまた屋上に向かっていた。今日は授業中ではなくちゃんと昼休みである。
ただ何様のつもりなのか勝手に屋上への扉に立ち入り禁止の張り紙を貼って。

「これで優勝間違いなし……」

一週間後、街で開催される曲芸コンテストに出場して優勝賞金を頂くことが彼女の目的。
小さな笛の旋律に合わせて舞い踊る猫達を見て優勝を確信し、自信満々に頷くのだった。
957アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/18(日)21:00:48 ID:qOI
>>956
「……?」

さてはて、屋上の入り口の扉の付いてる小屋アレの上で寝転んでいたアラスミシア
アレの名前ってなんって言うんでしょうね、それはともあれやって来たリュネスとにゃんこ達の芸を見てビックリして硬直!

「……お、おぉー……」

やがて感嘆めいた声を上げ、いつか……具体的に言えばシルバーバレットレース直前のメンテナンス中に……会ったアラスミシアはその様子を見下ろしていた
958リュネス◆UFH2tocGt. :2018/03/18(日)21:10:40 ID:8Vd
>>957

人が居ると知ればリュネスはすぐに不機嫌全開。それだけなら不機嫌になるだけだったが、以前自分を襲って来た相手を前にそれだけで済むはずがない。

「……おまえはよくも私の前に顔を出せたわね、いますぐ殺す」

とりあえず笛をアラスミシアにぶん投げる。魔法を使ったらすぐに教師が駆け付けてくるので、絞め殺そうかなんて考えながらアラスミシアが居る場所に登ろうとしている。
959アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/18(日)21:14:33 ID:qOI
>>958
「いたい」

すこーん!とおでこに笛、直撃!
くるくるりんと宙を舞って転じながら降下してくる笛

「あったこと、あった?」
「……きおくが、喪失だとかなんとか、おぼえてない」

アラスミシアのその様子に嘘偽りの気配は皆無であり、ノールックで笛をキャッチし上から差し出して返そうとする所作には以前の邂逅時の剣呑さはない
960リュネス◆UFH2tocGt. :2018/03/18(日)21:31:11 ID:8Vd
>>959

「……はぁ?」

笛を乱暴にぶんどると記憶喪失だと語る彼女を責めていいのか、困惑している様子。登ると壁に背を預け、アラスミシアを見下ろす。

「ああもう、私のこの怒りはどこにぶつければいいのよ……」

壁を力を込めて叩くがそんなものでは収まりそうにない。かといって今のアラスミシアを痛めつけるのも違う。
行き場ない感情を沈める術を失い、リュネスはアラスミシアを睨むのだった。
961アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/18(日)21:36:03 ID:qOI
>>960
「あー……」
「まぁ、そう、な」

ナナメ上を見て、うーんと悩む様子
そしてにゃんこ達に落とした視線を再びリュネスへと下ろした

「……そーゆーの、ふまえた上ってんなら、」
「すこし、付きあうけど?」

少し挑戦的な笑み、詰まる所怒りの消化先となるとの事だ、最もアラスミシアとしても抵抗しないとは言ってはいないが
962リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)21:45:59 ID:kFi
校舎内にある食堂にて、風紀委員の一人であるリエードはあるモノを注文して楽しげに待っていた。
その内容を聞いていた者達はざわざわとしつつも、どこか戦いを見物する客のように勝手な感想を口に出していた。

「楽しみですねえ、マグマ丼とやらは。果たしてどのようなものでしょうか……?」

二の腕の風紀の腕章は彼の立場も周囲に伝えていたが、少なくとも今回ばかりは恐れより好奇心が勝る者が多かったようだ。
963リュネス◆UFH2tocGt. :2018/03/18(日)21:49:03 ID:8Vd
>>961

「……後悔するわよ。ここだと感付かれるから、場所を変えさせてもらうわ」

相手がそう言うのなら遠慮はない。教師に気付かれると面倒だからとそう提案し、アラスミシアが着いてくるなら二人は学園を囲む森を抜けた先にある草原に辿り着くだろう。
964ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)21:54:42 ID:5rj
>>962
生徒会として新たに就任し、左腕に腕章を巻く少年はその任につくに当たり色々と覚えることがおおくその日も読んでおく資料を抱えたまますこし休憩でもと食堂を訪れた
そしてどんと資料を置いたその席はリエードの真ん前だった

「げっ…風紀委員だ…」

一見風紀委員に特に世話になることもなさそうな少年だったが喧嘩や無申請の模擬戦で取り締まられたことは数知れない…
思わず顔をしかめるが…
965アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/18(日)21:55:43 ID:qOI
>>963
「え、いや、そこまで本気に……?」

さてはて、スイッチの入ったリュネスの後を追って森の中
しばしの後、轟音と怒号が響きその草原の一画は焦土と化していたのであった

「……うん、まぁ……」
「……ごはん、たべない……?」

傷だらけで大の字で空を仰ぐアラスミシア、お腹が空いたのでした
966リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)22:03:10 ID:kFi
>>964
「おや、生徒会の方ではありませんか、食事ついでの仕事ですか? いやはやお疲れ様です」

ニコニコとした様子で目の前の生徒を見ているリエード。その碧眼は資料と腕章を見て、口に言葉の選択肢を与えていた。

「しかし、げっ、とはなんです? 風紀委員ですが自分が直接……おっと、なるほど。これは面白いメニューですねぇ……!」

ファルシュに苦言を申そうとしたその時、食堂の従業員からは麻婆丼にカレーがかかったような……巨大な丼。
気になったならメニューを確認すると良い、これはいわゆるチャレンジメニューだ。しかしリエード、これに対して笑ったかと思えば――ガツガツとかっこみ始めた、無謀である。
967ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)22:17:33 ID:5rj
>>966
「新しく入ったんだ、これから関わることもあるかもだからよろしくね」

自分はもう生徒会の一員なのだから一応体裁は整えなければとしかめっ面を取り繕うように挨拶。
生徒会と風紀委員の向き合う異様な光景は近寄りがたく他の生徒は距離を置いている…

「そんなこと言った?無意識かなぁ…ってそれ美味しいの?」

げっと言ったことにはしらを切りリエードの目の前に運ばれてきた丼を怪訝な顔で見つめる
968リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)22:25:41 ID:kFi
>>967
「ええ、よろしくお願いしますよ、自分はリエード・リオーナです、気軽にリエードと呼んでくださいな」

先程までの無謀なチャレンジャーを見る目もすっかり萎縮した目だ。それもそのはず、生徒会と風紀委員の相対だけでも怖いのに、片方は生徒が恐れると班長御墨付きのリエードなのだから。

「ふぅ、無意識はなお問題では? 美味しいですよ? 良かったら貴方も食してみては? 食べ切れないと少しお金はかかるようですが」

一度かっこむ手を止めれば飲み込んでからあまり口内は見せぬように手を被せて穏やかな眼差しでそう投げ掛ける。まるで挑発しているようだ……。

「ああ、多少辛いらしいので気を付けてくださいね? ああでも、貴方のような少年は無理なさらぬ方が良いかもしれませんね」

見た目を見て、何の種族か定めようとしてみたがいまいち何かわからない。そのためか一旦は初等部、中等部と見て舌の問題を含めて忠告。
よく見ると彼の丼の中心部にはハバネロマグマなるソースが見えている……が、リエードはやはり臆する様子も見せずにまた豪快に食を進めていた。周りの目すら驚きと一種の羨望が見え始めているがファルシュは果たしてどんな行動を取る?
969ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)22:38:00 ID:5rj
>>968
「ぼくはファルシュ、一応高等部だから」

本人達にその気はなくとも殺伐として見えるようで相変わらず食堂には緊張が走る…
そしてこれはまた初等部か中等部に見られたなと自分が高等部であることをつけたした

「そうだ、ぼくもご飯食べにきたんだしそれ食べようかな…おばちゃーん!これと同じのちょうだいー!」

リエードの食べている丼を指差しながら注文。しばらくすると同じものが運ばれてくる
運ばれてきた丼をスプーンで食べ始める少年!実は大食漢でなおかつ大の辛党だった!リエードに負けず劣らぬ勢いで丼をかっこんでいく
970リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)22:45:12 ID:kFi
>>969
「なんと」とその時の彼は驚きと……何か興味を向けるような眼差しになっただろう。

(おやおや、これは中々……ほう? やりますね……!)
「水は必要ありませんか!? 少年の口と胃には少し負担が大きいと思いますが!」

ガツガツと食べ進めて、早くも肉団子ゾーンへと突入していたリエードは一つをぺろりと平らげて飲み込めば、挑発するように言い切った!
そして再び箸を進めて、やはり食べ始めの差によるものか、一足早くに完食したことだろう、ソースや麻婆の欠片は一片もなく――。

「もう一杯お願いしますね」

笑顔で二ラウンド目へ向かっていった。戸惑われながらも運ばれたマグマ丼越しにファルシュに向いたその碧眼、最早完全に挑発!
971ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)22:56:03 ID:5rj
>>970
「…食べてるときに飲み物飲まない派なんだよね」

先ほどと自分に向けられる眼差しが明らかに変わったことに少し不信感を覚えながら食べ進めてゆく
…ものの数分で丼は空になり、リエードがもう一杯を注文したのを見て食堂のカウンターの方を向くと

「ぼくももう一杯くださーい!」

しばらくすると再び丼が運ばれてきた。少年は涼しい顔でスプーンを手に一心不乱に食べはじめた
小さい体のどこにそんなに入るのか、二杯目を食べ終わる頃にはリエードに追いついてるだろう
972リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)23:01:49 ID:kFi
>>971
さて追い付かれてしまったリエードだったが、ここに来てリエードは涼しい顔を続けている。

『と、特盛マグマ丼三杯目でーす……』

「あ、自分はここで止めておきますね、腹的にはちょうどよいので」

『あっ、はい』

いつから注文していないと思っていた? と言うように運ばれてきた丼、しかしリエードはここで打ち止めを堂々宣言。というのも元々興味と腹拵えのためである。
そこにファルシュという面白そうな相手が来たから少し煽ってみたくなった……という勝手な理由なのだ。つまり、乗ってくれた時点で達成なので残りもまたガツガツとかっ込む。


そしてカラン、と空になった丼三つを側に置けば。

「お聞きしますがファルシュさん、貴方は何の種族かお聞きしても? ……ああ、自分は亜人の方々に興味があるのですよ、個人的にね」
「まあ人が嫌いというわけでもありませんが」

勝利の美酒とでも言うように水を飲んだリエードはそう問い掛けた。勝手に始められて勝手に終わったようにされる雰囲気にファルシュはキレてもいいかもしれない。
973ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/18(日)23:05:18 ID:Qqz
いくら自炊出来ようが、遠くへ飛べようが食事に関して面倒臭くなる時もあるものさ……しかし迷ったな……
【珍しく?学校の食堂を利用する自称旅人の一族の子孫であるウィル】
【彼は今、何を食べるのかで迷っている】
【そのせいでちょっと邪魔になっているのか、色んな人に対して頭を下げつつ道を譲っていますよ】
974エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/18(日)23:16:24 ID:KEB
>>973
食堂に併設されているパン屋でお昼ご飯を買い込み、どこか見晴らしの良さそうな場所に行って
昼食をとるのがいつも彼の日課なのだが、ふと横を見ると知り合いがいるのに気付く。

「やあ、確か君は…」
そしてヒュウの方へと歩いて行って声をかけようとしたが…

「そういえば、あの時に名前を聞いてなかったね
まあ、それはそうとして、何をしているんだい?」
実はあの時にまだ自己紹介をやっていなかったのである。
975ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/18(日)23:21:36 ID:Qqz
>>974
おお、ええと……ああ、先に名乗っておこう
僕の名はウィル、君は?
【前会話したなあ、名前そういやお互いに言ったりもしなかったっけ】
【そういやそうだっと思いながら名乗り、問い返しますよ】

いやあ、何を食べるか迷ってしまってね……選ぶもので悩んでいるのさ
976ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)23:27:25 ID:5rj
>>972
「やめるんだ…すみませーん、カレー特盛追加でー!」

奇しくも同じく三杯目を注文していた少年はまたもやペースを落とすことなく食べはじめそれをぺろりと完食
しかし少し物足りなさを感じたのかデザート言わんばかりにカレーを注文、食費が洒落にならなそうだ…

「種族?まあ元は人間だけど今は半分悪魔かな」

運ばれてきたカレーをぱくぱくと食べながらそう答えた
977エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/18(日)23:27:50 ID:KEB
>>975
「ウィル君だね。
僕はエストレラ、エストでもレラでもエスエスでも好きなように呼ぶといいよ」
と、自己紹介をする。
…何気にレイヴンにつけられたあだ名を気に入ってる模様である。

「ふむふむ、確かにこれだけメニューがあると色々と目移りしてしまうよね」
と、ウィルの悩みに同意する。

//前レスの名前を間違えたところは脳内置換でお願いします
978ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/18(日)23:31:48 ID:Qqz
>>977
ピザかパエリアか、それともパスタか……どれも捨てがたいからこういうとき困ってしまうよ
【ウィルが今食べたいと思った学食のメニューの候補である】

エスト、君はどういう食べ物が好みなんだい?
【そういえば人間、という訳では見た目からしてありませんし種族による苦手とか食べられないものとかあるのかなあと思い聞いてみますよ】
979リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)23:33:52 ID:kFi
>>976
「ええ、自分残念ながら胃は普通でして。大食漢な種族とは中々気を合わせられなくて残念なんですよ」

彼の基準では特盛マグマ丼(詳細は過去ログ)三杯を食べ切れるのが普通の胃袋らしい。そんなわけない、現に食堂の人達はちょっと顔を引きつらせている。
少なくともチャレンジメニューたる特盛マグマ丼は時間内に食べ切っているのでそちらの代金はタダである、優しい。

「ほう? 悪魔ですか。どのような形態の悪魔です? 翼持ち? 尻尾族? はたまた有角やそれらの複合でしょうか、またはそれらではないどれか?」
「なかなか興味深い、よろしければ拝見させていただくことは叶いませんかねえ?」

肘を卓に乗せ、顔の前で指を絡ませて手を組み質問攻め。彼は亜人好きであり、少なくとも害する気配だけは見えない。つまり完全な興味で聞いている。
そこには邪険にする様子も、見下す心情も感じることはできないだろう。
980エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/18(日)23:40:49 ID:KEB
>>978
「確かにどれも美味しいよね」
そんな答えを返しつつ、自分が食べるものの算段を付けている。
どうやら今日は食堂で食べることにしたようだ。

「僕は辛さが強いものはどうも苦手だね。
まあ、妖精は甘いものを好むって一般的に言われてるけど、僕も同じように思って頂ければいいよ」
彼の話によると、種族的には甘いものを好み、個人的には辛いものが苦手なようだ。
981ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)23:42:53 ID:5rj
>>979
「君も中々人間にしては食べる方なんじゃないの…」

半魔たる自分ならともかく人間であるリエードがよくこれだけ食べたものだと素直に感心しているようだ
マグマ丼はただでも彼の食費は出費の8割を占めているのだった…

「角はたしかあったかなぁ、翼も生やそうと思えば生やせるんじゃない?見せるのはちょっと…一応あんまり公にはできないからさ」

カレーを平らげた少年はスプーンを置くと紅茶を啜りながら答えた
当人に隠す気があまりないので最近は公然の秘密となりつつあるがいくらなんでもここでそんなものを見せるわけにはいかず…
982ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/18(日)23:47:16 ID:Qqz
>>980
なるほど、じゃあこれ前に助けを呼んでくれたお礼として……どうぞ
【蜂蜜で作られた飴が結構入っている瓶を取り出して差し出しますよ】
【蓋はコルクですね】

よし決めた、今日はピザにしよう
あれは人に分けやすくて良い
983リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)23:52:22 ID:kFi
>>981
「おや? 自分は貴方に人間だなんて言いましたか?」

しれっと流すようにクスクスと聞こえそうな微笑みを見せて。

「おや? まるで他人事ですねえ、自分の事なのにわかってないと? ……先祖帰りか、それとも……いえ、この先はやめておきましょう」
「あまり良い切っ掛けとも言い難いでしょう? 恐らく」

彼が水を飲み干すと注文されたのは、真っ赤な飲み物。……トマトジュースにしては色味が紅すぎる。
それをごくごくと飲んで一息つくと後半の台詞を。

「では今後、そうですねえ……人目の無いところで見せてもらいましょうかねえ?」

見せること前提に進められている気がするのは決して気のせいではない。
984エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/18(日)23:56:36 ID:KEB