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【短文】ここだけネポック魔法学校・九限目【推奨】

736エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)04:32:35 ID:ENp
>>734
「んゅーっ……♪」

さすが獣の扱いを心得ているリエード、脱力するような声を零すエリシア。
構造自体は毛なので、リエードの体温を包み込んでだんだんと普通の獣然とした感覚になっていく。

「んー、いえるよー……わわっ」

そして、名前は出さなくてもいいが出どころは分かるかという問いに答えているうちに、胸元から飛び出す軟体質の猫。
毛皮もない、のっぺりとした苔むした色の不思議な物体。それが意志を持っているかのようにリエードの足元まで歩く。
それに追従して傍らに止まる鷹。……そう、エリシアが憑依を使っていたのは、現状で死霊猫しか鷹に認められていないから。
こうして憑依が解かれてしまうと、主導権が向こうに映ってしまうのである。

「んー……」

変わらずエリシアの頭には猫耳。しかし、反応は先程ほど夢中でないようにも見えるだろうか。
737俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)04:33:30 ID:F93
>>735
「俺様という男はだな、無限に魔力を生み出す媒体を探している」
「闇属性の本懐は吸収も含まれるだろう? この魔法を物質として安定させることは可能か? 」

ディアナの生み出した漆黒に触れ、魔力を注ぐ
さてこの魔力はこの魔法とディアナ、どちらに呑まれるか

「安眠か。ククク。面白いなァ。昼間でもぐっすりと寝れそうだ」

「俺様という男は万物に溶け込む魔力を持つ」
「生物や魔法に魔力を注ぐのが超得意、といったところか」
「逆に魔法が下手でなァ、仲間を集め、理想の魔道具を作りたいのだ」
738リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)04:38:49 ID:Vmq
>>736
(ふむ、未知の猫の獣人でしょうか? 水猫など居ても不思議ではありませんし)
 
反応を見ている内は種族を勘違いしていた。あくまでそこまでは。

「おっと……ふむ? こちらも猫? それに鷹も移動とは……飛べるのは安全で良いですね」

飛び出してきた猫の出どころがまたわからない。何せ魔法のごとく出てきたようにしか見えないのだ。
どことなく目の前のエリシアと同じ雰囲気を感じつつも、何故まだまだ見知らぬ相手である自分の近くに来たのか不思議そうに。
鷹も来ればなお思考、先程まで手慣れたようにしつけられていた様子が見えていたのに。

「………………? ……ふむ、あなた、猫の獣人ではなさそうですね? 少し髪などを触っても?」

パッ、と手を離すのはなんとなく変化を悟ったからだろう。片膝を付いて座ると猫を手で招いてみながらそんな事を聞く。
739エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)04:44:15 ID:ENp
>>738
リエードが手招きすれば、軟体質の猫は素直にその足元に収まるだろう。
そして撫でてみるならば、のっぺりひんやりとした感覚ではあれど普通の猫のような反応。
その後ろに律義に待機するように、鷹もまた移動するのだった。

「んー…… えっ、かみ?」

そしてぐしぐしと顔をこすったエリシア。リエードの言葉はやや聞きそびれたようだ。
顔を上げたエリシアの頭には、猫耳はどこへやら。代わりに同じ位置に触角がゆらゆらと揺れる。
740ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)04:44:59 ID:rHT
>>737
この闇の魔力をそのまま放置しても残すのは私の魔法的には難しいわね
もし、近いことを考えるなら……魔銀にエンチャントして、魔石に大気の魔力を溜め込む部品かしら
【魔力はディアナへ向かいますね】
【魔道具として吸収する性質を使いたいなら、ディアナが挙げた案の方法だろう】

私が学校にいる間は協力出来るから、必要なときは呼びなさいな
魔法が魔力的に使うのが苦手でも、魔法の知識が足りなければ魔道具を作るのは難しいでしょうから……しっかり勉強することね
741リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)04:50:45 ID:Vmq
>>739
「ふむ、何とも言えぬ新鮮な感触、あなた良いですねえ、珍しい猫さんです、いやはや羨ましい」

この感触と似たような相手が、今目の前に居る気がする。喉元を撫でてから、その固い手のひらで背中をかるーく撫でて笑いかけるのだ。

「ええ、もしくは…………その揺れているものでしょうかね? 大丈夫ですか? 触ると痛いなどあるのならやめておきますが」

が、大丈夫とでも答えたらそれはもうすぐに触角や髪の部分を撫でに来るだろう。興味惹かれるところにはとことんである。

「鷹さん、あなたは止まらないので?」

どこに? という意味としてはエリシアに止まり直さないのか、なのだが主語が見当たらないのでスルーされてもおかしくないだろう。
742エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)04:55:37 ID:ENp
>>741
通常の猫と違うところは、声で反応しないことくらい。
仮に発声器官があったなら、ごろごろと喉を鳴らしていたのだろうか。

「これ?……だいじょーぶっ」

リエードが触角を指した言葉を発すると、エリシアはそれをむんずと掴んで引っこ抜く。バイオレンス!
もしや欲しいのかと思って、リエードに差し出してみる。不要だと言われたなら、頭にくっつけなおすだろう。再生力。

そしてリエードに声をかけられた鷹は、彼を一瞥してまたぷいとそっぽを向く。
言葉は通じているのだが、その気はない鷹。もっとも、反応だけだと言葉が通じているかなんてわからないのだが。
743俺様という男◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)04:57:03 ID:F93
>>740
「なるほど。ままならんな。至極面倒だ」
「魔銀は高価だろう。どうやって調達するべきか」

「ハッハァ! 楽しいなァ、無謀な挑戦ほど興奮するぜ」

「ああ、頑張るさ。お勉強もな」

魔力はディアナに流れ、この物質を維持することは叶わない
物質としての安定は望めないのだろうが
それでもディアナという協力者を得られたことは大きい

「しかし、これではすぐに貴様の役には立てんな。ディアナよ」
「だが、闇属性復権の悲願はもはや貴様だけのものではない」
「俺様という男も今日から悩ませて貰うぜ」

だが、今日のところはサヨナラだ、と巨漢は立ち去ろうと
744ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)04:59:58 ID:00T
>>743
ええ、期待しているわ
【俺様という男をディアナは見送り、風紀委員の見回りを再開するのでした】
745リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)05:02:12 ID:Vmq
>>742
「……え、あの大丈夫ですか? いえ確かに触りたいとは言いましたが引きちぎる必要はないのですよ? あなたに付いてるものに触りたいので……」

珍しく目がパチクリと見開いた、それほど驚く光景だったのだ。何せ触角持つ者をあまり見ないし、まさか千切るなんて思うまい。
リエードの主義的に反するが、一度触角をつんつんつついてから上記の台詞を慌てたように言うのだった。

(通じてはいるんでしょうが……先程までの無警戒さはどこへ? ふむ、なんらかの事情ありでしょうか)

「あなた、先程とりが難しいと言っていましたね、それならば図書館で鳥の図鑑などを探してみるのはいかがでしょうか? 場所はわかりますか?」

こういうことは教えるのもいいが、空振りしてもいけないので本人が知りたいことを正確に知れるであろうことを提案してみるのだった。触角や耳、猫や鷹へのお礼としてはいささか安いか。
746エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/15(木)05:14:33 ID:ENp
>>745
リエードが驚きながらもそう口にすると、ぎゅうっと触角を元の場所に押し付ける。
そうすれば、先程までと同じようにエリシアの頭部に触覚が戻るのだった。容易に戻せるが故のためらいのなさか。
そして、リエードが撫でることを選んだなら、先程の猫と似たようなひんやりのっぺりの感触。

「おー?としょかん……」

むむぅと考え込むエリシア。というのも、知識は既にバーラントからあらかた聞いているのだ。
今から図書館に赴いて、新しいことを発見できるだろうか。……いや、図書館にならあるのかもしれない。

「んー、いってみる!」

どうやら結論が出たようで、顔を上げてそう宣言する。場所の心配は、その態度からは無さそうだろう。
747リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/15(木)05:24:04 ID:Vmq
>>746
(……再生力も高く、躊躇いのない切除。陸上ではほとんど見られない種族ですね、それにこの独特な質感……)
「フフ、ありがとうございますエリシアさん、驚きましたが良き体験になりましたよ」
「そうでした、名前を教えていませんでしたね、自分のことはリエードとお呼びくださいな」

彼方へ飛び掛けた思考の一部を何とか引き戻しつつ、目撃したものと手から伝わる感触でおおよその判断を付けていく。
あとはそう、一押しあれば確定できる。この子の種族が、関係者が。ああ楽しみだと裏で笑う。

「えぇ、鷹さんのことをもっと知りたいというなら図書館が自分には思い付きます。とはいえ借りた方以上かは読むもの次第ですが」
「意外なところから発見はあるものでしょう? エリシアさんの助けになれたなら幸いですが」

司書に尋ねたり、エリシアほどの見た目ならほとんどの者は自然と所在も教えてくれる生徒も居るだろう、そう思っての提案だった。警戒心が見えにくい者は相手にも抱かせにくいのである。

「……さて、それでは自分はそろそろお別れしましょう。ああ、そうですエリシアさん」
「鷹さんや猫さんが他の人を困らせないように気を付けてくださいね? 中には苦手な方も居るので」

種族的な天敵などもおかしくないこの学校故の発言だった。それだけ告げるとさようなら、と告げてリエードは去っていくことだろう。
748マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)21:24:11 ID:F93
「くっくっく……風紀委員の班長を選挙で決めるのは新しい試み…」」
「フェアーなたたかいを好む班長なら必ずやこの申しでも受け入れてくれるはず」

図書館でポスターめいたものを作成するマオ
独り言をぼそぼそと呟きながら夢中で作業中

「……だが、このたたかい…ディアナとアイを入れなくてもいいのか…?」
749ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)21:30:31 ID:rHT
>>748
…………………………
【何か怪しい雰囲気を醸し出しながら、マオの後ろから迫る黒い女子生徒がいますよ】
【その名をディアナ、マオが挙げている人物の片方その人ですね】

何を企んでいるのかしら?
【そして初手悪戯、抱きつきー】
750マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)21:40:19 ID:F93
>>749

「ん゛に゛ゃっ………!! 」

作業中集中中のマオは死ぬほどびっくり
耳や尻尾の毛を逆立てながら潰れたような鳴き声をひとつ

「その声は、ディアナだにゃ……ぼくをはなせ…だきつくにゃ……」
「これは……うぅ…じきはんちょ…(ごにょごにょ)」

彼の語尾が猫らしくなるのは動揺の証
突然のいたずらと、次期班長候補を決める戦いをディアナやアイクロヤに隠している後ろめたさで、もぞもぞとした話し方…
弱味を見せてるあたり、突き崩せば話してくれそうだが…?
751ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)21:45:43 ID:rHT
>>750
何をこそこそ隠しているのかしら……後ろめたい事でもあるの?
素直に話せるまで、今から尋問を始めてしまおうかしら
【抱き付いたまま、逃がすまいと首輪のリードじゃないけどマオ君の尻尾を優しく掴もうとしていますよ】
【次期班長……?もう決まっているのかしらとテキトーに言葉を拾う気でいます】
752マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)21:51:26 ID:F93
>>751

「ひいっ…話すから! 話すから離すにゃっ! この! 」

抱き着かれっぱなしはよろしくない!
乱れるのだ! 風紀が! 精一杯の抵抗で立ち上がるマオはしかし脱力…
尻尾を掴まれるとへなへなと手書きのポスターに顔面ダイブだ……
そのポスターには「風紀委員の班長決定選挙(たのしい)」とチープな文言!

「くぅ…みてのとおりだ……」
「ジノ班長が次の班長を推薦するという…僕かリエードかだ……」
「だから、周りを巻き込んでみようとおもった…でも、ディアナ、きみはこれをしっていたか……? 」

「僕はフェアにやりたい…君も望むなら、この戦いに入るべきだ……」
753ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)21:56:26 ID:rHT
>>752
えっめんど……愉しそうね!
【本音があと一文字というところまで出かかりましたが、楽しそうだと肯定しますよ】

班長としての仕事が増えるのは絶対い……おっほん、参加どうしようかしら?
他に情報はないのかしら?さあ、キリキリ吐きなさいな!
【片腕でマオを抱えようと(もしくは抑えようと)しながら尻尾を弄り回そうとしていますね】
【もうそれはそれはディアナは楽しそうにしています】
754マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)22:05:20 ID:F93
>>753
「にゃにゃ……! やめ、やめろぉ!」
「きさま、ディアナたのしんでるだろ…!」

息もたえだえに、しかし、聞かれたことはきちんと考える
ときおりビクビクと呻きながら考える
他に隠したことといえば……

「ロイコ…! ロイコ先生が僕を少し助けてくれる…! 」
「それだけだ…! それだけ…! はなしてえ……」

「うぅ……ディアナは班長になりたいか…僕とリエードのしたなんて…やだろう……なさけない…」
755ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)22:14:08 ID:rHT
>>754
そうねえ……特に拘りはないのだけれど、貴方をこうして弄り回す為だけに名乗りをあげてみようかしら?
【なんかこの子卑下し過ぎと思いつつ、ディアナが上の立場に立ったらどの様な恐怖があるのかを口走ってますね】
【そしてそろそろ一旦マオくんを解放します】

選挙として、どんなことをする予定かしら?私としては、風紀委員に求められる事は強さと真面目さだと思うのだけど?
【ディアナは真面目かと聞かれれば制服をセクシーに着崩す事が多いくらい不真面目ですよね】
756マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)22:24:28 ID:F93
>>755

「……くぁ…訂正しよう…ディアナの下は僕がいやだ…」

ディアナが座りやすいように、席を一つ移動、座るように促す
パタパタと顔を扇ぎながら考えるのはディアナの圧政。ちょっとした地獄である


「僕は風紀委員は力と真面目さを押しつけるだけでは、ダメだとおもう…」
「いざというときに、生徒達にも助けてもらえるような、関係作りが大事なんだって…思ったんだ」

「だから! 生徒達を巻き込むんだ! 風紀を守るのは僕らだけの仕事じゃない! 」
「それを自覚してもらいたい。そうおもうから、選挙で当事者意識をだな…」

「あとディアナ…服、服だ……君は着崩すしすぎだ…乱れる…」
757ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)22:32:52 ID:rHT
>>756
あら、そしたら意地でも班長にならなくちゃ……ね?
【ディアナは多分班長も班員も気にせず見回りしては危険があれば取り締まる位でして】
【風紀委員になった理由はお家の役目である生け捕りにして尋問を練習もとい訓練する為だけなので純粋に班長になりたいという気持ちはない】

風紀を守る心を生徒それぞれが持つことは大切よね、ええ
【乱れるときいて谷間を寄せたりする辺りマオ君をおちょくっている節がありますね】
758マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)22:38:39 ID:F93
>>757

「む……ディアナが真剣なら、僕も真剣に受けてたとう」
「君は色々と問題ありだが…問題おお! あり! だが!! 」
「冷静だし、親しみやすさもあるとおもう。 僕が負けたなら、君を支えよう。負けないが! 」

マオからみたディアナは特別暴力で取り立てるわけでもなく
自ら風紀を乱してはいるが、寛容な執行が印象的だ
噂に聞けば、バルドイードのような魔法を使うらしいし、彼のように根は優しいのかも、とおもう

まぁ、服装と問題行動を見るに、負ける気はしないが

「ちゃんと! きいてっ!! くそっ!」

そして谷間を見せつけられれば、おこさまめいた地団駄!

「逆に…ディアナは班長に何を求める…? 」
「君の考えも聞かせてくれ。ふざけないで、だ」
759ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)22:45:57 ID:rHT
>>758
私が班長に求める事?簡単よ、生徒の模範として恥となる部分が無いこと……
【自分が守ろうとしないことを取り締まる姿は説得力がありはしまい】
【ゆえにディアナは服装に関してあまり取り締まることはない】

そして締め付けすぎない寛容さを持っていることかしら、強く制限されると意地でも破ってやろうという者が何だかんだ出てくるのよね……
760マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)22:54:40 ID:F93
>>759

「ふむ…ディアナが班長になれば、その露出も許しそうだ…」
「でも、わかる。そこを含めてジノ班長は素晴らしいかただったな」

うんうんと両手を組んで頷くマオ
ディアナは格好服装と趣味を除けば話が合う
話が合うが、彼女には自分にはない冷静さがあるようにもみえる
ちょっと、どこかを俯瞰したような。性別の差だろうか?

「じゃぁ…その…僕が班長になるとしたら…なにがたりないとおもう…? 」

小声での問いかけ、ちょっとビビってる
761ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/15(木)23:07:37 ID:rHT
>>760
自信と、それを裏付けるための実力かしら
今の貴方では、悪い生徒には舐められてしまうだけかもしれないわ
【マオのおどおどビクビクとした態度から、そういう仕草というのは上に立つものとしては下のものに不安を与えてよろしくないと】
【そしてそういう態度は、どこか恐怖なり実力不足から来るのだろろうという考察】
762マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/15(木)23:13:26 ID:F93
>>761
「ぐぅ……正論だ。君にいいようにされてからじゃ、反論もできない」

やはり、というべきか痛いところを突かれた
誰にたいしてもおどおどしているわけではないが、自信のなさと実力のなさは自覚がある。
暴力の強さがという意味ではない、成績や、風紀委員としての活動の成果で実力も自信も欠けていた

「なぜだ、どうすれば……と君に聞いてるようじゃ、自信も実力もつかないんだろうにゃ」
「でも、ありがとう。参考になった…。僕は頑張らないと、やっぱり班長にはなれないみたいだ」
763バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/15(木)23:15:25 ID:Zog
それは、青年にとっては貴重なつかの間のお休みだったのだろう、暖かな日差しの降り注ぐ昼の屋上で、青年はベンチに寝転がり寝息を立てていた。
然れどどうにも巡り合わせが悪いようで、どうにも彼が見ているのは身の毛のよだつ悪夢、平和であるはずのその空間で尚、青年は終わらない悪夢に魘されている。

「……うーん、だめ、だめだぁ……酢豚にパイナップルは、俺、そういうの無理なんだって、リアルに……」

……前言撤回、やっぱり今日は平和な一日になりそうだ。
実に下らない理由、それでも青年にとっては死活問題な悪夢にうめき声をあげる青年の寝姿に、さてはて救世主は訪れるのか。
764エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/15(木)23:26:15 ID:2b9
>>763
「~♪」
そんな屋上にやってくる一つの影が。
お昼ご飯として買い込んだたくさんの菓子パンやケーキが詰まった大きな紙袋を抱えているのは
妖精としては大きいが、この学園の生徒としては下から1~2番を争うであろう少年である。

「おや、どうやら先客がいるようだね。
さてさて、どうしたものか」
うなされているバルドイードを横に、昼食の準備を始めだす。
765バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/15(木)23:33:04 ID:Zog
>>764
恐らく、様々な甘味の詰まったその紙袋が昼食というのならば、そこから立ち上る甘い香りは寝ている青年の鼻腔を擽ったはずだ。
そして、寝ているときに感じる香りと言うものは、時に夢に顕著な影響を及ぼす、その甘い匂いを感じた青年の夢がどう変わったのかというと。

「……ま、まて、それ……甘いもんはだめだって、やめ、やめろぉっ!!」

一際大きく叫んでがばっとベンチに預けていたその体を跳ね起こす、恐らく件の酢豚に菓子パンやらケーキやらを追加されていく夢でも見たのだろう。
そんなある意味平和な悪夢で汗だくになりながら、青年は荒い呼吸を吐きながら胸の辺りを押さえ、何が何だか分からないといった表情できょろきょろと辺りを見回した。
766エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/15(木)23:39:41 ID:2b9
>>765
「やあ、おはよう」
目を覚ましたバルドイードに声をかけるものが。

「ところで、どんな夢を見ていたのかな?」
声をした方をみれば、妖精の少年がちょうど紙袋の中からメロンパンを取り出しているところであった。
767バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/15(木)23:45:58 ID:Zog
>>766
「うぉっ!?……あー、何だアンタ、妖精か?天使か?虫人間か?」

びくっと小さく飛びのいてその目を相手に合わせる青年、きょろきょろした際にその姿は目に入っているはずなのだが、どうにもまだ青年は寝ぼけていそうだ。
相手の小柄さとか、或いは背中に生えた羽なんかから相手が人間ではないことを察知して、そんな風に予想を……多少失礼な予想も混じってはいるが……口に出して。

「……思い出したくもねぇ、あんなの人間のやることじゃねぇよ……!」
「辛いもんと甘いもんを次々に混ぜやがって!合わねぇだろうが普通に!」

めっちゃ深刻なトーンで言う青年のシリアスはまぁ数秒ももたない儚いものである、何せ深刻そうなその表情は好き嫌いからきているのだ。
そんな風に過激派な意見を零す青年、ちなみに中の人はパイナップルの入った酢豚を味わったことがないので、味の感想については控えさせていただく。
768エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/15(木)23:53:35 ID:2b9
>>767
「その中だと妖精だね。最も、僕みたいに大きいのは滅多に人前には姿を現さないんだけどね」
そんなことを言う少年の背中には2対の透き通った翅があるのが見えるであろう。

「それはまた、奇妙な夢だね。
『胃の中に入れば一緒』とでも言っていたとか?」
特に呆れるとかいうこともなくバルドイードの話に対して相槌を打つ。
769イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/15(木)23:57:39 ID:pBQ
「そんなワケで、俺の出番はそこで終わっちまった!」
「連中の冥途の土産に俺の縄捌きを味わせてやりたかったもんだ」

イグナシオの私室は他の教員たちとは異なり、物置をリフォームして造られた質素かつ趣のある部屋だ
床も壁もほぼ木製であり、焦げたような色合いの家具は彼が拵えた特製の品である
心地の良い木の匂いと、それを照らし炙る暖かな燭台の火。美味しい料理に絶品の酒
苦労続きの教務員たちの、束の間の安らぎの宴が今日も慎ましく執り行われていた

「俺の縄は良~い蝿取り機になったろうになぁ!」
「ウハハハーッ!……げほッ、げほッ!!」

グラスになみなみ注がれた琥珀色の液体を流し込み、イグナシオは上機嫌だ
声を高らかに笑うと、強い酒気を肺まで吸い込んでしまった
激しくむせると、撫でつけられた髪の細い束のいくつかが額に被る
教員としての威厳は全くない男だが、こんなのでも教員は務まっている

「まぁ、一難去った事だ……」
「次のもう一難まで、この何もない退屈な日々を愉しみましょうや!なァ」
770バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/16(金)00:00:12 ID:dDT
>>768
「あー、そりゃあ……」

一瞬口を開きかけ、そのまま噤む、それは或いは言いかけた言葉を飲み込んだような、そんな様子に見えることだろう。
珍しがられるような存在は、えてして人の欲望に囚われる、そんなことを目の前の本人相手に言うのはあまりにデリカシーが無いというものだ。

「そう、そうだよ!それなら舌切り取って捨ててろって思ったぜリアルに!」
「最後にはアイツら『食え』しか言わなくなったし!普通に怖かったわ!」

きっと青年は、食に関してわりとこだわり……というか好き嫌いというか、とにかくそういうものがある方なのだろう、その言葉はまた中々に過激派だ。
それはそれとしてその悪夢は、青年に結構な怖さを与えていたようで、普段は見せない臆病な面を言葉にして話すのは、相手が馬鹿にする様子なく話しているからか。
771カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)00:08:12 ID:pKG
>>769
そしてその集いに集まったうちの一人であるカメリアは、ちびりちびりとお酒ではなくオレンジジュースを飲んでいた。

「だったら、スエニオ先生には残ってもらってたほうがよかったかもなー」

あの時彼が離脱したのは、ひとえに過去の時間旅行者たちに渡すための『古ぶるしきものの手鏡』の使用許可を得るために、どうしても手が欲しかったのだ。特に教員の一声は大きな後押しとなる。

「退屈かも知れねえけど、平和が何よりの宝だぜ」

と言ってローストされたアーモンドを頬張るのであった。
ところで、と彼女はミズハの方に目をやる。ここまでの話を聞いて、彼女はどんな顔をしているだろうか。
世界存亡を賭けた戦いなんて言われて、疑わしい目を向けているんじゃないかなーなんて思いながら、様子を伺うのであった。
772エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/16(金)00:09:40 ID:gFq
>>770
「あー、それは災難だったね…」
『たかが夢の中』と言って切って捨てるのは簡単であろう。
だが、それをしてしまっては話の続きが聞けなくなってしまう。
それはエストレラにとっても『面白くない』ことであった。

「それはそうと、君はお昼ご飯はもう済ませたのかい?」
いつの間にメロンパンを食べたのか、新たなパンを袋の中から取り出しつつそう聞いてくる。
773ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)00:12:57 ID:r2D
>>769
「そうなんですねー、見てみたかったなぁ」

なんて微笑みながらも、緊張の色は隠せない
人生において数少ない、異性のお部屋での晩御飯なのだから仕方ないね
自身の、殺風景な部屋との違いに戸惑いながらも、両手で保つグラスを傾けて白い葡萄酒で口を湿らせた

「つ、次の一難はない事を願ってはいますけど……」

との苦笑

>>771
さて、ミズハはやや萎縮してはいるが話の内容としては真摯に受け止め聞いている模様
アラスミシア達から話を聞いていたりしているし、それに対して懐疑的な心境を抱く程に彼女はスレていない

「カメリア先生は、お酒は飲まないんです?」

平和に対する考え方には頷き、しかし手にしたグラスについては小首を傾げるのであった
774バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/16(金)00:16:11 ID:dDT
>>772
「本当だぜ……パイナップルはもう二度と見たくないね」

特に謂れのない風評被害がパイナップルを襲う、ベンチの上に後ろ手をついて体勢を崩し、はぁと重い溜息をつく青年だった。
青年はまぁ酢豚自体もパイナップル自体も嫌いではない筈なのだが……与えられた印象というのはどうにも、青年を過激派な思考に追いやるには十分だったらしい。

「んあ?そういやまだだったな……学食でも行ってくるかねぇ……」

そこで思い出したかのように鳴る腹の音、寝ている間は恐らくその空腹を感じるような脳のキャパシティも無かったのだろう。
ポリポリと手持ち無沙汰に頭を掻いてぽつりと呟く青年、今の青年は酢豚はあんまり食べたくないなとか、そんな下らないことしか考えてなさそうだ。
775イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)00:21:20 ID:zUL
>>771
「いや、カメリア先生の役に立てたんだ……脇役には過ぎた成果さ」

カメリアの皿に小さく切り分けた料理を盛りつけながら、イグナシオは次なるボトルを自分の方へと寄せた
魔法で取り寄せられるとはいえ、ナイフで肉や野菜を断つにはそれなりの力が必要であると見越しての行為だ
全く酒を飲まないカメリアに対し、イグナシオは誰よりも多く酒を飲んでいる。まるで水でも飲むかのようだ

「それに『ガキ共だけで何とかなる』って、俺はあいつ等をそう信頼してあの場を任せたのよ」

酒をグラスに注ぐその眼は優しい。呼び方こそ乱暴だが、イグナシオは彼なりに生徒たちの事を愛している
思い起こしてもなお、あの時の自分の選択に後悔はない……そう迷いなく答えを出せる

>>773
「ミズハ先生にはもう見せたでしょ」

流し目で格好つけながら、空になったミズハのグラスに葡萄酒を追加する。並々だ
イグナシオの縄術は化物を前にして最大の効果を発揮するが、対人戦でもそれなりに活きる
ミズハにはその本領は見せずとも、片鱗を感じ取らせることは出来たはずだ

「こいつもそろそろボロくなってきたから、作り直したいんですがねぇ」
「貰いものなんで、俺だけの力じゃ完成しそうにないんですよ」

分厚い獣肉の赤身をナイフで切り取って頬張り、味わいながら咀嚼する
776エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/16(金)00:27:26 ID:gFq
>>774
「パイナップル? 剥く前の実でも投げつけられたのかい?」
『もう見たくない』というバルドイードの発言から、そうあたりを付けて返答する。
実際には『酢豚に入っているパイナップル』なのだが。

「せっかくだから、この中からいくつか持っていくといい。
今からだと、食堂に行って食べるには時間が怪しいからね」
そう言って、紙袋をバルドイードの前に差し出す。
袋の中を見てみるのならば大半を占める菓子パンとかデザートの中に
カレーパンといった辛めの味付けのも入っているのがわかるだろう。
777バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/16(金)00:33:15 ID:dDT
>>776
「いんや、酢豚に突っ込まれたんだよ」

剣呑な表情で……とはいっても原因好き嫌いだが……話されたその言葉で、恐らく輪切りにされて酢豚を飾るパイナップルの事を想像出来るだろう。
わざわざちょっと乱暴な言葉を使っている辺り、青年はそれを料理のアクセントだと一切認めていないようだ。

「あー、いや、そりゃ貰えねぇよ、悪ぃもん」

ちんちくりんな姿をしていても、好き嫌いの悪夢でうなされていても、青年はあくまで先輩で、生徒会の一員なのだ。
後輩の世話になるわけにはいかない、そんな配慮が青年にその言葉を言わせる……そして青年の本能は既に、その手にカレーパンを掴ませていた、口ではそう言っておきながら。
778カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)00:37:03 ID:pKG
>>773
疑いのない様子を見てホッと一息。

「アタシ様はほら、体がちびっこいからよー。すぐ酒が回るから、基本的に飲まないようにしてるんだぜ。メルクリオ先生は気にせず飲んでくれよなー。もちろん、スエニオ先生も、って、言うまでもなかったか」

水のようにガブガブとアルコールを摂取するイグナシオと、並々とワインを注がれるミズハを見ながら。
>>775
「そんなこと言いっこなしだぜ。年も、アタシ様の方が下だしな……っと、サンキュー」

小皿を受け取りながら。実際浮遊魔法は手ほどに器用な動きができないから助かる。
彼女はまだ勤続四年目だ。しかし、年のことに限って言えば、先生どころか生徒相手でも勝てる相手はいまい。

「へえ、スエニオ先生はあいつらに随分信頼を置いてるんだな。ま、それはアタシ様も同じなんだけどな」

と言って、取り分けてもらった料理を食べる。肉はちょっとだけ苦手なので、野菜と一緒にもぐもぐ。
みんなならやれるに違いない。そう思ったから、滅びゆく世界のカメリアは皆に手鏡を渡したのだ。だから、その思いはカメリアもまた同じなのであった。

「それにしても、平和を喜ぶのはいいけど飲みすぎだぜ? ちょっとペース落とさねえと宴が終わるまでに潰れちゃうぜ」

自分の体のことは彼が一番よく知っているとは思うが、一応注意を促す。
779ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)00:43:08 ID:r2D
>>775
「見たは、その……見ましたけどー……」

それは見たというより、魅せられたと言った表現が正しい
何より受ける当事者としての立場ではなく、客観的に見たいのだ、痛いの嫌だし

「……それ、魔法具? ですよね?」
「なんていうか、私本職じゃないから余り詳しくはないんですけど……不思議な素材ですねー」

そのものが魔力に満ちているような、要するに魔法素材といえようか、それを見る時の表情は真剣である

>>778
「あー……」

成る程、少しイメージが違うなと小さく微笑んだ(シツレイ!)

「ふふ、遠慮なく頂いてまーす」
「じゃあその分、先生は食べて下さいねー?」

クリアな薄黄色の葡萄酒をやっているミズハ、軽くグラスを傾ける
結構なペースであり、そこそこ飲める方らしい
最も、イグナシオには無論劣るが
780エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/16(金)00:47:16 ID:gFq
>>777
「ふむ、確かにあれはいまいち意味が解らないものではあるね」
その返答から察するにこの少年も『酢豚にパイナップルは無し派』であることがわかるだろう。

「あー、それか。
僕は辛いのが苦手なんだけど、間違って入ってたみたいだね。
良かったら君が食べてくれないかな?」
そのバルドイードの無意識の行動に、そんな答えを返す。
本当に彼は辛いものが苦手なのか、それとも―――
781バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/16(金)00:54:19 ID:dDT
>>780
「だよな!アンタとは仲良くなれそうな気がするぜ!」

現金にも、自分と意見の合う相手にぱっと顔を輝かせればそんな風に馴れ馴れしく言う青年、或いは共感してほしかったのかもしれない。
重ねて言うがこれはあくまで青年個人の意見である、酢豚にパイナップルを入れることを否定しているわけではないためご了承願いたい。

「そうか?そんじゃあ、遠慮なく頂くぜ」
「つっても今はお礼できるようなもん何も持ってねぇんだよな……アンタ、名前は何ていうんだ?」

相手の思惑を知ってか知らずか、何にせよ苦手と言うなら拒む理由は無いと、既に手に取っていたカレーパンをありがたく頂戴する青年。
その後に口に出したその言葉は恐らく、後にお礼をするための布石ということになるのだろう。
782イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)00:54:59 ID:zUL
>>778
「ん?心配してくれてんのか、優しいな」
「だが大丈夫、この俺様が潰れたのは15の夜が最後よ」

カメリアの忠告にも笑顔で応える不敵なイグナシオ。確かに常人離れした酒の強さだ
しかし酔っていないようにも見えないので、酔いが回りはじめてから潰れるまでが極端に長いのだろう
ルビーに注意を促されて気持ち悪くなり、校庭で大声で助けを求めたのはノーカンだ

「そういえばカメリア先生、錬金に精通してるって?」
「新しい伝導素材を探してんだけど、上手くいかないんだよなァ……錬金術って俺にも使えるかな?」

イグナシオの武具の更新には二つのスキルが必要だ。それは錬金術と冶金術
その片方をカメリアは持っている。何か得られないだろうかとイグナシオは彼女に問いかけた

>>779
「魔晶石とルーンを刻んだ金属棒の電池に、それに連なる縄」
「そこに雷獣の毛を織り込んで作り上げた特注品……」
「奴等はほとんど絶滅しちまったし、もう同じものは造れねぇんですよ」

得物を腰のベルトから外すと、ミズハに手渡してカバーを外し、中身を見せる
確かに見たことのない技術の結晶であり、現在の技術でそれらを再現することは難しそうだ
絶滅させたのは他でもないイグナシオなのだが、その事はあえて伏せておく

「気に入ったのなら、また打ち込んであげますよ」

等と冗談混じり。ミズハの本気の悲鳴はできれば二度と聞きたくないものだ
痛みと恐怖を与える武具を好んで用いているが、それは相手を傷つけぬ為の文字通り愛のムチなのである
いたずらに振るってもよいほど、軽いものではなかった
783エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/16(金)01:13:13 ID:gFq
>>781
「僕の名はエストレラ=ヴィアラークテアだね。
エストでもレラでもエスエスでも、好きなように呼ぶといい」
と、自己紹介をする。
呼び名の中に一風変わったのが混じっているのは、彼がこの学園で初めてつけられたあだ名だからだろうか。

「お礼か… それならば、この学園の穴場とでもいう場所を教えてくれないかな?
景色がいいとか、面白いことが起きるとか… そんな知る人ぞ知るといった場所を」
彼が対価として要求したのは、物ではなく想い。
―――ちょっとした秘密を共有し、学園生活をより楽しいものにするための。
784カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)01:14:56 ID:pKG
>>779
「な、なんで笑うんだよー」

何か変なこと言ったかな? なんて思いながらオレンジジュースをちびりちびり。

「おー。て言うか先生も結構いける口なんだなー。やっぱ寒いところに住んでると酒が強くなるのか?」

自分も寒いところで生まれてきたら、もう少しは飲めたのかなーなんて思いながら。
>>782
「うーん、確かにつぶれる気がしないぜ……」

長く程よい酔いを楽しめる体質のようだ。こういう人のことをまさしく酒豪と呼ぶのだろう。感心すら覚えるカメリア。

「錬金術はなー、とにかく暗記の魔術だから、合う人には合うと思うぜ? まあ、上級編になってくると組み合わせや魔力の注ぎ方とかで数学者レベルの計算力も求められるけども、公式を覚えればどうってことねーぜ」

元々が科学の前身であるため、そう言った理系な部分がどうしても出てくるのである。
だからこそ、知識だけはあるカメリアも生まれてそう経たないうちに錬金術の教師になれたのだ。
785ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)01:18:19 ID:r2D
>>782
「へぇーー……スゴい……!」

多分魔法具職人が見れば文字通り垂涎であろうそれを、故人である魔剣の作成者にも見せてあげたかったなぁと目を輝かせる

「むっ」
「ふふっ、いつでも受けて立ちますよっ」

対してミズハ、つまりいつでも挑んで来いとの挑戦状と受け取った!
その辺は戦闘狂の思想なのだ、彼女は根本の部分で戦士なのだから
ふ、とイグナシオのタバコが気になる模様

>>784
「あはは、ごめんなさい」
「なんかもっとこう、グイッ!っといく感じに思ってたからつい……」

問われれば答えてしまうのは美徳でもあり悪癖でもある、コインの裏表みたいなものだ

「そうですねぇ」
「あとは、まぁ……昔よく飲んでましたからねー」

傭兵であった頃は今とは比べ物にならない程であったのだ
最も、それに頼っていた面も無論大きいのではあるが
786バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/16(金)01:23:29 ID:dDT
>>783
「あぁ、エストレラだな、覚えとく……俺みたいなヤツに変な呼び方は期待すんなよ?」

何となく、一番最後のそれは思い入れのあるあだ名なのだろうな、なんてことを思うも、それを呼ぶほどの胆力とかは残念ながら青年には無い。
結果として何の面白みもない普通の呼び方をしつつそう付け足すことだろう、いきなりファーストネーム呼びなのは、まぁ珍しくもないが多少馴れ馴れしいか。

「穴場、ねぇ……んじゃあ、日付が変わる一分前に校舎裏の枯れ木を見に行ってみろよ」
「多少は面白いものが見れるかもしれないぜ?」

少し考えた後に青年が言ったのはそんな情報、指しているものは校舎裏に一本、どの季節でも常に葉を全て散らしたままで存在する一本の広葉樹系の樹のことだろう。
その一分間だけ、一日に浴びた光を開放して七色に光る葉っぱを付ける魔法の樹……もちろんそんな夜中に出歩くのは校則違反、つまりはこっそり見に行けと言うことだ。
閑話休題そんな情報を明かせば、ありがとなと今一度カレーパンを掲げて青年は屋上から立ち去ろうとする、学食の手間が省けた青年が向かうは、どこかの教室だろうか。
787イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)01:34:02 ID:zUL
>>784
「???」
「すまん、ホムンクルスの言語は分からねーんだ」

人間の言葉で喋ってくれるかとカメリアに頼み込むイグナシオだが、決して嫌味ではない
教員免許取得ギリギリレベルの頭脳では、呆然と絶望の中間の表所でカメリアの方をただ見つめることしかできないのだ
これはカメリア直々にイグナシオに錬金術の指導を行うほかないようだ。もしくはカメリアの錬金術を用いるという手もある

「伝導性があって、強靭で、熱に強い……あと、水銀ベースだとなお良いんですがね」

ラフスケッチの描かれた羊皮紙を机の片隅に広げる。そこにはユニークな二対の武器が描かれていた
それらを見せながらカメリアにせっせと料理に続きデザートを切り分ける姿は、まるで召使いのようだ
カメリアが何か食べたいものがあれば、イグナシオに頼めばいいだろう
結構な無茶ぶりでも、彼はなんとかしてくれる

>>785
鞭で打たれる事に乗り気な(悪意ある語弊)ミズハには、イグナシオも慄いたようだ
しかし手合わせは悪い事ではない。また時間の空いた日にでも心ゆくまで付き合うことにしよう

「……なに?ミズハ先生煙草も吸うの?」
「気になるならホラ、一本どうです?」

ボタンの空いたシャツの胸元に向かう視線にはやはり気が付いた
ポケットの中にある小さな革製のシガーケース。その中にはイグナシオの煙草が込められていた
それはありふれた儀式用の煙草とは異なり、コスタグリアで一般的な細い葉巻式のもの
煙草葉の産地が近いコスタグリア特有のものであり、この辺りでは珍しいかもしれない

「ここはカメリア先生もいるし、後で呑みましょう」

暗いブラウンのソレを指で弾くように投げ渡して、ウインクひとつ。清々しいまでのキザいムーブ
ちなみに、ミズハや動機の女性教員を口説きまくっているイグナシオも、カメリアに対してこのような振る舞いはしない
彼女を見ていると……なんというか、父性が勝ってしまうのだ
788エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/16(金)01:37:50 ID:gFq
>>786
「それはなかなか興味深い話だね。
それなら隙を見て行ってみることにするよ」
明らかな校則違反を勧めるバルドイードに『面白い事』の雰囲気を感じ取ったのだろう。
こちらも暗に校則違反をして見に行くことを告げるのであった。

「それじゃあ、また今度にでも」
そう言ってバルドイードを見送る。

肝心のバルドイードの名前を聞き忘れたのに気付くのは、昼休みが終わるころだったそうな。
789カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)01:46:02 ID:pKG
>>785
「ハハハ! まあ、グイッといったらそのままリタイアになっちまうから、最後の方にちょろっとだけ付き合うぜ」

実際グイッといって失敗した経験があるがゆえに。
でも正直に思っていたことを言われるのは、ちょっとだけ嬉しい。

「うーん、やっぱり飲み慣れるっていうのも大切なことなのか? アタシ様も少しずつ鍛えるべきか……」

とはいえ、まだお開きにしたくないから手はつかないが。
神妙な顔をしつつも、そろそろ減ってきたなと思いミズハのグラスにワインを注ぎながら、そう思う。
>>787
「そんな難しいこと言ったかなアタシ様……」

持つものには持たざる者の気持ちはわかるまい。特に種族としての長所に関してはどうしようもあるまい。

「伝導と強靭さ、それに水銀を使うっていうなら、やっぱりミスリルが一番なんじゃねえかな? 伝導率に関してはオリハルコンに一歩劣るけど、残りの二つは間違いなく先生の思う通りだと思うぜ?」

銀の輝きと鋼を超える強靭さを持つミスリル銀は、水銀との相性も悪くないだろう。
しかし銀を超える銀であるため、それ相応の出費は覚悟しなければならない。
そんなことを、お菓子を受け取りながら喋る。うまうま。

「あ、別にアタシ様タバコは気にしねーから、ここで吸ってもいいぜ?」

と、ここで空気を読まない発言。彼女は色恋の駆け引きがまだよくわかっていないのである。
790ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)01:50:52 ID:r2D
>>787
「え、あ、いや、その……」
「……スミマセン、ありがとうございます……」

しまった、と内心、喫煙は酒が回ると偶にやりたくなる程度なのだが今回はそれを抑えられなかったのだ
無論学園内でその手の、紫煙とミズハとのウワサ話など皆無であろう

「えぇ、是非……」
「……普段は吸わないんですけどねー……」

受け取った葉巻の香りを味わい、ふぅと吐息

>>789
「お、じゃあお開き前にもう一度カンパイしないとですねー」

楽しみが増えた、と満月の笑みを浮かべながら

「あ、ありがとうございます」
「……うーん、でもほら、体質とか……色々ありますしー……」

例えどれだけ継続したとしても、実を結ばない事だってあるのだ
飲酒に関してもそれは言えよう、嗜好品なのだし無理は禁物なのだ
791ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/16(金)01:51:00 ID:sLl
>>762
横暴にさえならないのであれば、班長は一番強い人とかそういう基準じゃなくてやる気があって面倒だからやらないというのがない人……そして人に上手く指示を出せる人であれば、班長以外は風紀委員を辞めるという訳でもないのだし適材適所と言えそうな気もするのだけど
【活躍とかはおいておいて、マオ君を班長として選ぶ場合に理由を考えるなら班長は指示を出すポジションだから】
【腕っぷしが微妙でも、書類仕事や風紀委員長との連絡や先生との連絡等々生徒として面倒と言えそうな事でも喜んでやる】
【そうした真面目さとかあれば問題が起きたときに行動する風紀委員が変わるわけでもないのだし、生徒を不安にさせる態度さえなければ任せられるのではないかとディアナは考えますよ】
792マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/16(金)02:00:05 ID:Ioe
>>791
「……にゃるほど。人への指示か。」

自分の能力は探索・連絡経路に秀でることが先日発覚したが、自分は道具たちに命令をくだしてはいるが
臆せず人の上に立ち、指示をだすことができるだろうか
ディアナのような華やかさも、ジノのような有無を言わさぬ威圧感もない、そんな自分に

「そうか……ロイコ先生にも言われたんだ、僕は。自分で考えて、動けと」
「そういうことなんだな。多分。僕が伸ばすべきなのは」

「ありがとう、ディアナ。教師でも上司でもない、対等で相談できる人間は貴重だ…」
「話せてよかった。でも、僕はもういくとしよう」

そういって、ポスターを回収し、いたずらされるまえにしらーっと抜け出そうとしますよ
793イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)02:06:29 ID:zUL
>>789
「ほほー、ミスリルねぇ……オリハルコンなんて大量に使うようなもんでもないし……」
「サンキュー、カメリア先生。値は張るだろうが……手ぇ回してみるよ」

確かに魔法との親和性を持つミスリルであれば、水銀と同じくエンチャントとの相性が良さそうだ
適切な合金には冶金が、そして出来上がった合金で鞭を編むにはおそらく錬金の力が必要だろう
堅強かつ強靭。固くて柔らかな粘り強い金属を紙縒りのように捩じって編み込む。これは鍛造では不可能だ
そういえば小耳に挟んだ噂話、炭を編み込むという魔法理論。あれも一見の価値はあるだろう

「……」

ちょっとだけカメリアのフラスコをシェイクしたくなる衝動に駆られながら、イグナシオは指を鳴らす
その指先からは炎が出て、ミズハの咥えた葉巻に火を点けるだろう
ミズハの煙草に火を点ける際に、ほんの少しだけカメリアのオレンジジュースのピッチャーに酒を混ぜておいた

>>790
「はい、どーぞ」

パチンと心地の良い音と共に、初級魔術で灯された小さな火がミズハの葉巻を炙る
イグナシオも吸い口をナイフで落として、それを炙って紫煙を燻らせた
甘く香ばしい味わいは、荒野に囲まれ乾燥した大地の恵みである

「吸いたくなる時もありますよ、人ですからね」
「俺もたまにそんな気分になります……大抵、いい気分じゃありませんが」

「今日は違います」

気取った口調が消え失せ、素のイグナシオが僅かに垣間見える
生徒たちをガキ共と呼び、徹底して名を呼ばないのも。教師たちに気取ったような態度で壁を作り続けるのも
きっと彼なりにその距離が互いを傷つけないことを知っているからなのだろう
しかし今この瞬間だけは、イグナシオはこの三人の間に言葉では言い表せない結束のようなものを感じていた
794カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)02:17:27 ID:pKG
>>790
「おう、ちょっとだけ付き合ってもらうぜ!」

とはいえ、介抱してもらうことを前提に飲むつもりはない。
節度を守って適量飲む。これが一番だ。

「体質は悪くないはずなんだけどなー。肌に塗っても問題ないし。悪酔いしない薬草でもあったらいいんだけどなー」

やっぱりみんなとお酒楽しみたいし。でも、そんな都合のいいものもないだろうなーとも思っている。
>>793
「財布が厳しかったら、半額でアタシ様のを売るぜ?」

流石に武器の素材レベルの量ともなれば、ほいほいとプレゼントすることもできないが、欲しがる人がいるのならやっぱりあげたい。そんな妥協も込めて、半額の提示である。

「タバコも大人の味なんだろうなー。まあ、アタシ様は香りだけ楽しむことに、グビグビ……するぜ、グビグビ……」

言いながら、カクテルになっているジュースをグビグビ。

「ニャハハハハ! このジュース、気持ちがフワフワしてきたよー!」

そして当然酔っ払う! 笑い上戸となり、若干の幼児退行を見せながら、大人のしんみりとした空気は霧散していくのであった。
795ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)02:22:51 ID:r2D
>>793
「ん……どーも」

本格的な葉巻の着火は不慣れであり、リードを必要とした故にイグナシオの行為は助かる

「……そォですねぇ……」
「そう思って貰えてるなら嬉しいかなぁ」
「……あ、私もですよー?」

腕に顎を乗せてタバコを燻らせ、咥えたまま満月のように微笑みを浮かべた
火が途中で潰えて立ち昇る一筋の薄煙
葉巻を上手く最後まで吸い切れるようなのは、上等なオンナではないと、とある人物の教えからだ

>>794
「えぇ、もちろん喜んで」
「ターメリックがいいらしいですよ、手に入り辛いですけどー……」
「ってあれぇっ!?だ、大丈夫ですかー!?」

ウコンのパワに頼るのもアリであろう
最も、ネポック付近で手に入るかは微妙な所ではあろうが
酒混じりのジュースで酔っ払った彼女に大慌て、介抱コース真っしぐらだ!

>>793-794
いよいよ宴も酣。藍色の夜は尚も尚も過ぎ行く
膨らみはじめた桜の蕾を生ぬるい風が撫でて揺らした
傾いた月が黒曜色の空で微笑み、人々の営みを見守っていた
796ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)20:06:42 ID:pKG
ネポックの昼休み。この時間は先生も生徒も関係なく、お昼ご飯を食べる時間だ。
ナンパ野郎な彼も例外ではなく、今日は中庭のベンチにて、購買部での戦利品であるサンドイッチをもしゃもしゃ。

「本当は可愛い女子がいてくれりゃ最高なんだがなぁ……」

そんなこと言っているから相手がいないのだ。
しかし今はそれ以前に、寂しく一人飯だ。同じく一人な人がいれば、男女関係なく絡んでいくことだろう。
797フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)20:10:56 ID:qgT
>>796
ダニエルが座るベンチ一つ隣、誰かが腰掛ける気配。
それは彼が望む美少女……では無く、ドでかいペンギンなのであった。

「ここ空いているかね?
 失礼するのだ。」
そいつは真ん丸のおにぎりを取り出し、もしゃもしゃと食い始めるのであった。
798ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)20:16:14 ID:pKG
>>797
(はっ、美少女の気配!)

超人的第六感の発動により声のした方を見て見れば、美少女以前に人ですらない鳥類の姿が!
くちばしの中へと吸い込まれていくおにぎりを見ながら、あんぐりと口を開ける。

「べ、べつにいいけど、え、イベントのスタッフゥ、ですかねぇ?」

見れば姿は本物のペンギンではなく、着ぐるみの様子。
そう思うのも無理はないだろう。
799フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)20:19:56 ID:qgT
>>798
「イベントとは何のことかな?
 今日はそう言った催し物があるとは聞いていないのだよ。」
白を切るペンギンの背には明らかにチャック。
どう見ても着ぐるみである。

……どうやって中身はおにぎりを食っているのか、不可解である。
800シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/16(金)20:30:46 ID:70r
場所は屋上、時は放課後。
片手に所々が解れた一枚の布、もう片方の手に糸を括り付けた縫い針持つ少年がいた。

「………む、むむッ…!」

その少年、シーモアの顔は実に険しい。
彼は使い古したマントをどうにかしてこの手で直そうと躍起になっているが
ただ思いだけが過ぎて徒労に終わってゆく蟻地獄に見事にはまっていたのだ。

それでも悪あがきを続けるシーモア。
プスッ。
小気味良く、痛々しい音を指から出した時、シーモアの頭の線はキレた。

「鉄くずめ!!このシーモアに反逆するかッ!!」

屋上に、シーモアとアホウドリの鳴き声が響いた。
801ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)20:33:46 ID:pKG
>>799
「え、だって着ぐるみ……」

流石にこの年になれば、中の人という概念もわかってしまう。
まさかおにぎりを食べるリビングアーマーというわけもあるまい。本物のペンギンという選択肢はそもそもない。

「ま、まあ、いいか。それで、なんだ、生徒、なのか?」

生徒か教師か、そもそも学校に所属する側なのかもわからない今、探り探り共通の話題を探っていく。
802フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)20:36:38 ID:qgT
>>801
「……こほん。
 僕は見ての通りただのペンギンだ。いいね。」
もう流石に苦しくなってきたこの言い訳、今日もめげずに自分はペンギンだと言い張るのだった。

「ああそうとも。
 僕はフレズベルク、よろしく。」
そういいながら手羽先を差し伸べてくる。
握手のつもりなのだろう。
803シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)20:39:13 ID:GGG
ネポック魔法学校は己の魔法や理論を極めるために在籍する者が多い学校である。
つまり、この修練場で人形を相手にひたすら己の魔法や戦法をぶつけ続ける生徒は居ても普通なのである。
だからこそ、たまに行う生徒は珍しがられることもあるのだが。

「まだ……まだやれるはずなんだけど」
 
訓練用の人形は結構痛ましい状態になっていた。小さな穴が空いたり、握り締めたような痕や床と合わせて見ると打ち付け合ったかのような跡が丸見えなのである。

「……やっぱり人とやらないと、どこがダメとかわからないかなー……?」

それを行っていたのは黒く大きなマントを身に付け、額の目の上に黒い帯を被せた生徒、シャディ・マリウント。
その呟きは、ここ最近起きていた事件などに関わり、そしてその中で実感していく自分の非力さをどうすれば補えるか、それに悩むものであった。
そのため彼は周囲を見回す、誰か良い人は居ないだろうかと。
804ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)20:42:15 ID:r2D
>>803
「こんにちはー!」
「……、」

さて、そんなシャディの視線の先にカカシ相手に元気に挨拶してスルーされるアレな人物の姿が
多分春の陽気にヤられてしまったのでしょう、可哀想にネ

「……あ、マリウントくん」
「こんにちは、珍しいところでお会いしますね」

いつものジャージ、首からタオルをぶら下げてランニングの途中であった様子のミズハは軽く手を振った
805シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/16(金)20:47:22 ID:78p
>>800

屋上に入ろうとした瞬間、聞こえてきた怒気を孕んだ叫び声にシャミルは小動物のようにびくっと震えて転んでいた。

「う、うわっ……いたた」

額を打ったようでそこをさすりながら起き上がり、少年の姿を見ると指の怪我にシャミルの視線はすぐに向いていた。
ポーチから薬が入った小瓶とハンカチを取り出して少年に近付くと。

「あ、あの、迷惑でなければ傷の手当てを……」

マントのことも気になるがまずは手当てが先である。少年が拒まなければ指にその薬を塗布したハンカチを優しく巻くだろう。
806エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)20:50:16 ID:o4K
>>747
「りえーど?……うん!
 じゃあ、としょかんいってくるー!」

相手の名前を認識し、元気よく頷くエリシア。
リエードの亜人好きや意図などには一切気づく様子もない。

「んー、おー…… わかった!いっかい連れてかえる!
 りえーどばいばいーっ」

そして、今までは平時は特に管理せず放し飼いにしていた死霊たち。
何だかんだ、死霊術の強制力かは知らないが手元には戻ってくるのだ。言うこともあまり聞かないし、それで十分とばかり思っていた。
しかし、警告があるようならば、しっかりと仕舞っておくべきだろうか。少なくとも今日は、そういう思考になったようで。

「いくよー!……いくよ?
 もーっ、《すぴりっと・ぽぜっしょん》!」

二匹に声をかけるものの、依然として従う様子はなく。
またまた自身に猫の死霊を憑依させて歩けば、大人しく鷹の方もその背を追いかけるのだった。
807シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)20:50:16 ID:GGG
>>804
「こ……あ、ミズハ先生ー、こんにちはー」

場所と声。そして行使していた影魔法の感覚から思わずカカシさんとして返事しそうになり、慌てて振り向き、影の手と共に手を上げ挨拶。
危なかったー、と言わんばかりに尻尾は揺れた。

「……そういえばそうだねー、この前はセーシントーイツ? の時に会ったくらいかな?」
「……ミズハ先生って今大丈夫ー?」

カカシとして少し会うが、相手にそれを知られてはいけないので思い出した記憶の中で唯一のことを。
途中で去られたのも思い出して、シャディは同じことにならないよう呼び止める。そして間髪入れずに、普段のシャディからは少し意外かもしれない台詞を発した。

「大丈夫ならー、稽古……模擬戦? 手合わせ? をしてほしいんだけどー……」

その辺りに無縁だったことが伺える言葉選びの迷いっぷりだ。どれもあまり変わらないが、さてミズハの返事とは。
808ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)20:54:45 ID:pKG
>>802
「いや、見た目がペンギンじゃ……まあ、いいけど……」

主にサイズとか、フェルト的な毛並みとか、人工物感がプンプンだ。
なにより背中のチャックにツッコミを入れたい! 隙を見て開けてやろうかと狙いを定めておく。

「え、あ、おっす。俺はダニエル・レオンハート。まあ、気軽にダニエルって呼んでくれや」

そしておずおずと、握手なのだろうと判断し握り返す。
ついでに温もりや肌触りから、生物か否かを念のために確かめようという判断でもあった。

「にしてもフレズベルグやっぱ生徒だったか! 身長的に中等部、だよな? 気軽にダニエル先輩って呼んでくれてもいいじゃんよ」

そして生徒とわかるや否や急に先輩風を吹かせるダニエル。
そもそも相手の年齢もわかっていないのに。
809フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)21:00:28 ID:qgT
>>808
「よろしくダニエル君。」
その手羽先はちょっとヒヤッとして……なんだか良く分からない。
そもそもペンギンの羽ってどんな感じなのだろうか。

「うむ、君の見立て通り中等部なのだ、ダニエル君。
 ペンギンも学園で学ぶ時代なのだよ。
 ……ふむ、君は高等部なのかね?」
先輩相手に君付け、タメ口……
……この学園では大して珍しくも無いかもしれないが、態度のデカい奴だ。
810ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)21:00:59 ID:r2D
>>807
「えぇ、これから暖かくなって、滝行もし易くなりますね」

ミズハの中ではシャディは滝行のトリコなのだ、首っ丈なのだ、そう勘違いしているが故の満面の笑み

「え? えぇ、大丈夫ですよー」
「……稽古!もちろん、先生で良ければ幾らでも!」
「場所はどうしましょうか、ドージョーの方がいいですか?」

二つ返事で頷き了承、さて場所の選択権を譲る
そこそこなお天気に恵まれそれでいて木陰なども多々存在するお外か、神聖に薄暗いドージョーか!
811シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/16(金)21:07:23 ID:70r
>>805
シーモアには馴染みの薄いほんのりとした痛み。
いつまでもちっぽけな傷を負った左の人指し指を気にするように苦い顔で見つめるシーモア。
しかしシャミルが近づいてきたときシーモアはぎょっとした顔を見せる。

「……えっ!?…こ、こんなちっぽけな傷、唾を付けとけば治る!」

叫び声を聞かれた気恥ずかしさからか、それとも見栄を張りたいが故か。
シーモアはシャミルが差し出したハンカチから逃れる様に、素早く指先を口元に動かしてその痛みを文字通り噛み殺した。

「…それよりも君はどうなのだ、私の記憶が確かならば君自身派手に転んだような音が聞こえたのだが。」

人の心配よりもまずは自分の心配をしろと言わんばかりの少し無愛想な問いかけをシャミルに返す。
812ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)21:10:13 ID:pKG
>>809
「よ、よろしく」
(あれ、ヒヤッ? しかもなんか、芯が硬いというか、あれ、着ぐるみですらない?)

余計に謎が増えた!ちなみにペンギンの羽は人間の足をへし折るくらい筋肉質である。

「いやせんぱ……あ、うん、高等部よ? 俺。困ってることあんなら、頼ってもいいじゃんよ。なんせ俺、先輩だし?」

一切の迷いなくくん呼びのタメ口。流石のダニエルも少しショック。それでもなお先輩っぽさを出そうと、先輩イベントである後輩のお悩み相談に突入していく。
813シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)21:10:55 ID:GGG
>>810
滝行のワードでシャディの身体が震えたのをミズハはどうとるだろうか、恐怖か、それとも武者震い。顔だけなら笑顔である、情けない。

「ドージョー……? うんそこで! 影無いとこだと……ね」
説明上、ドージョーにも影があるならシャディは喜び勇んでそこにしよう! となる。その口振りから察するにシャディはドージョーなる場所にまったく知識がなかったようだ!
さて、ドージョーに辿り着けばシャディはその内部をよーく観察しようとするだろう、現在影がある場所を先に知ろうとするのはちょっとずるいかもしれない。
814フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)21:15:19 ID:qgT
>>812
その着ぐるみ、材質が謎……
こうなると、実は中身も得体のしれない物が入っているかもしれない。

「困っている事……そうだな……。」
手羽先で頭を抱えてしばし考え込む。

「………。
 ……もっとこう、自然にペンギンっぽく見せるにはどうすれば……」

「いや!まぁ、僕は普通にペンギンなのだがね!?」
815ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)21:15:52 ID:r2D
>>813
嗚呼そんなに楽しみにしているんだなぁ、紹介してよかったなぁ、とはミズハの微笑みの裏の思考であった

「では行きましょうか、こちらですよー」

修練場の片隅のドージョーは薄暗く、窓から覗く光のヴェールが射し込む場所以外は薄影だ

「よォし、始めるとしましょうかー」
「……いつでも、いいですよ」

刃引きされた魔剣を抜き放てば周囲の大気が震えた、凛然たる気配と魔力を纏った
816シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/16(金)21:16:49 ID:78p

「……あっ」

少年は止める間も無く口に指を入れてしまった。
悲しそうに目を伏せてハンカチと小瓶をポーチの中にしまい、少年に問われると前髪で恥ずかしそうに額を隠した。そこは赤くなって少し腫れている。

「へっ、平気です。軽傷ですから……それよりその、マントを貸してくれますか?縫い物はちょっとだけ自信があるので……」

針を取ろうとしながら。しかし少年が本気で拒めば気の弱いシャミルはすぐに辞めるだろう。
817シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/16(金)21:21:22 ID:78p
>>811
/安価忘れ……
818シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)21:25:05 ID:GGG
>>815
純粋はある意味、シャディの友であり天敵でもあるのだった――。

これは良い空間だ、とシャディはうんうんと頷いていた。その顔を見ていたなら、選んで良かったと思っていることが伺えるだろう。
稽古で何もできなくなるのも味気無いのは承知しているのだ。

「……ぅっ! ……やっぱ先生達って凄いよねー……!」
「……じゃあ、遠慮なくっ!」

震える大気に思わず震える。寒さには強いが、いわば戦士の圧を一身に受ける経験はほとんどないシャディには重くもあり。
そして、良きことでもある。自分の影のうち、腕を映している影を細めて足元のドージョーの影にリンク、それが叶えばイバラのような形状の影物質が生まれでてミズハの腕へと襲い掛かる! 
まともに巻き付かれればトゲによる小さな刺傷はもちろん、武器を取り落とさせんとする先端の動きが加わるだろう!
しかし、耐久そのものは脆いのが、これの弱点だったりする。
819ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)21:25:36 ID:pKG
>>814
魔法が当たり前のように存在するこの世界。どんなものがあってもおかしくない。
この着ぐるみは中身を封じるための拘束具、なんてこともあり得ないとはいえまい。
やっぱりチャックは開けないべきか……

「いやお前が言うのかよ!?」

これには突っ込まざるを得ない。あとで訂正したにしても、いやペンギン……

「その、ペンギンって確か、こういうのだろ?」

そう言ってダニエルは、自身の魔法で実体のないペンギンを作り出す。
動きもこうだったよなぁ、と思いながらあのよちよちとした歩き方を再現するが、見れば見るほど違うことがわかるだろう。

「強いて言うなら動き、かな?」
820フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)21:28:19 ID:qgT
>>819
「あ、可愛い…♪」
魔法で再現されたペンギンに、
思わず漏れる、なんだか普通の少女っぽい声。

「うむむ……動きか……。
 ……しかし僕は、あの本物の愛らしさなど、とても……」
と、なにやらブツブツ呟いている。
821ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)21:30:39 ID:r2D
>>818
「わわっ!?」
「……っ、とっ、とっ……!」

毒蛇めいて鎌首を擡げる漆黒の影!
予想外の攻撃に慌てて飛び退き……しかしやや遅れた!巻き付かれる事自体は防いだが腕に浅くはない裂傷多数!

「こんな事も出来るんですねっ……!」

ずわっ!!左腕を振り上げれば追従する氷の剛爪!影の棘縄を両断せしめんと唸る!
更に傷ついた右腕を振るい、距離のあるシャディへ向けて氷の弾丸を2発飛翔させた!
822シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/16(金)21:32:36 ID:70r
>>816
「はっきり言おう、君はよくお人好しと呼ばれているだろう、このお人好しめ。」

シーモアは呆れ半分の視線を隠しもせず恩人に対してズケズケと言い放つ。
それはシーモアがシャミルに対しての第一印象が定着させた瞬間でもあった。

「……だがしかしだ、こればっかりは私には手が出せん。」

シーモアは茜色のマントの端と端を手に取り、大っぴらに広げて見せる。
目立つ損傷個所は主に端の部分、所々が擦り切れた跡とそれをどうにか縫い合わせようとして力足らずに終わった跡だ。

「その、頼めるか?」

シーモアは戸惑いを抑えきれない様子でシャミルに問う。
823ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)21:36:53 ID:pKG
>>820
「ん?」

あのダニエルが、その声を聞き逃すはずがなかった。
もしやこの中にいるのは、その声に見合った美少女なのでは……?

「そ、そうだなぁ、羽の位置とか、歩き方、みたいな?」

一応のアドバイスをしながら、さりげなく後ろに回ろうとする。
ちょっと下ろして、さっと戻せば、バレやしない。うまくいったなら、そう思いながらチャックに手を伸ばすことだろう。
824シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)21:38:25 ID:GGG
>>821
よしっ! と喜び隠せない様子だった表情はすぐに歪む。なぜかと言えば影イバラは即座に切断され、霧散し溶け落ちたからだ。
裂傷の感触も伝わる以上、やはり憚られる使用法だが稽古を申し込んだのは自分である以上変に気遣うのは相手に失礼!

「それだけじゃ――」

腕に走った切り傷、本来付加されるならば凍結もうっすら確認できそうな手を即座にマントに隠せば迫る弾丸は影に沈んで虚空を進ませる!

「ないけどね!」

弾丸が壁に刺さるであろうタイミングには顔を出し、出たと同時に彼の相棒とも見れる影の腕が伸ばされた! 接近と同時に腕を掴んで封じ込もうとする動きを見せるだろう。
直接攻撃よりは、捕縛目的の動きが彼は多い。果たしてコレはミズハにどう見えているか。
825ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)21:38:58 ID:o4K
人知れず世界の危機が鎮圧されてから、はや数日。
その顛末を知る数少ない人物(?)であるロイコは、ある二人には改めて声をかけなければと思っていた。
それが、その時間軸の人間でありながら事態解決に動いてくれた、カメリアを除く二人。イグナシオとアラスミシアである。
ところが、この二人は中々に所在が掴めず声をかけるのも少し手間なのだ。……それが故に、あの事態に巻き込まっれたのかもしれないが。

「……イグナシオ先生、少しよろしいですか?
 何なら、少し休憩がてらでも」

それでも、教員としてスケジュールを把握できる彼の方が、声はかけやすいというもの。
教員区画でイグナシオの姿を見つければ、そう声をかけるだろう。
826フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)21:40:11 ID:qgT
>>823
「ふむ、羽の位置……。
 こんな感じなのだろうか……?」
幻影のペンギンをまねて、ぎこちなくその仕草を真似る。
……割と真剣な様子、後ろに回ったダニエルには気づいていない様だが……。
827シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/16(金)21:43:05 ID:78p
>>822

「うぅ……ご、ごめんなさい……」

さっきからシャミルは怯えているような、少年を恐れているような態度である。身を小さくしながらおどおどと頭を下げて。

「あ、任せてください……ちゃんと直せるように頑張りますので……」

失敗したら怒鳴られるかもしれないとか、そんな悪い考えばかりが脳裏をよぎる。
針を持った手は震えているが手慣れた様子で針を進めていくだろう。順調にいけば数分後、綺麗に直ったマントを折りたたんだ少年に差し出す。
828ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)21:45:55 ID:r2D
>>824
着弾地点を凍てつかせ、氷の弾丸は砕けた!

「ん……、っと……!」
「……フゥゥっ!!」

腕を取られる格好となるミズハ!しかし刹那の直後に膂力全開!
腕力と背筋で強引にシャディを影から引きずり出し振り回さんと!脳筋!
829ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)21:48:34 ID:pKG
>>826
「ああ、いいかんじじゃん……? その場で立ち止まって、翼をバタバタさせて見たりとかしたら最高にペンギンじゃん……?」

気づかれていないようだ。そして、そのチャックにガッと手を伸ばす……!
830シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)21:49:28 ID:GGG
>>828
「へ、えぇぇええっっ!?」

嘘でしょ!? な顔をして思わず引っ張られるその身体。影の太さを維持するには距離を犠牲にせねばならない。
ミズハ先生の思考にもびっくりだが、何よりその対応に面食らう。引きずり出されて前に転がり出る頃には慌てて影の手を消してしまっていた。
それはつまり、彼の影が戻っていることも示すと同時にミズハの拘束が無くなった証でもある。
831イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)21:50:55 ID:zUL
>>825
「んん?良いですよ……」
「悪い……また明日な、マルティーニ」

教員区画の彼のデスクはいつも空いている。しかし今日は例外のようだ
イグナシオは丁度できた空き時間を使って生徒に召喚術の手解きを行っている最中だった
時間も遅く、ロイコの介入を区切りに生徒を送り返すと、椅子に座ったまま彼女の方へ視線を向けた
火の点いていない葉巻を加えているのはなんとなく口寂しい時に行う、癖のようなものだ

「さて、そんな声の掛け方をするって事は」
「少なくとも、食事の誘いじゃなさそうですね……ロイコ先生?」

フランネル生地のシャツの上から、古びた黒のレザージャケットを軽く羽織ると
席を立ってベルトをきつく締め直すと、彼は率先して部屋から出て行った

革靴の音を廊下に反響させながら、蒼い月を拝んであてもなく歩く
隣のロイコに歩調を合わせつつ、まず口を開いたのはイグナシオだった
832フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)21:53:29 ID:qgT
>>829
「ふむ、こ、こうだろうか……。」
言われた通りに翼を動かす……
その隙に、ダニエルの手がチャックを掴む。
それを引き下ろしてみると……

……仄暗い中の空間には、水色の髪の少女の後ろ姿が……!

「………!!」
ハトが豆鉄砲を喰らった様な顔で振り向くと、
震える手で中からチャックを掴み返し、再び引き上げる。
833ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)21:57:02 ID:r2D
>>830
「わ、っとっとっ……!?」

拘束が消えてバランスを崩し、ヨロけて転びそうになるのをなんとか踏み止まった
鍛え上げられた体幹が、それと天性のバランス感覚が成せるワザである

「……チェック……!!」

メイト、の言葉が完成する頃には魔剣の切っ先をシャディに向けているはずだ、逆を言えばあと半呼吸程の行動的猶予が……彼に取っての黄金の時間が与えられているに等しい!
834ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)22:01:12 ID:o4K
>>831
帰された生徒にすまないね、と軽く声をかけて。
手早く外出の準備を終えたイグナシオの背中を、ゆるりと追いかけるロイコ。

「ご希望ならば食事でもいいですよ。
 ……先日の、歌劇団の件です。改めてご協力ありがとうございました」

ロイコとしては、まずは感謝ということで。彼がそれを希望するなら、付き合うこともやぶさかではなかった。
ただ、やや息を殺したトーンで声をかけたのは、この事態そのものがあまり公にはできない出来事だったから。
転移を行った人間や過去と未来を繋げた当人であるカメリアはともかく、あの時間軸の他者に関与されたことは、なんだか迷惑をかけたような気分になるのだ。

「まあ、顛末や子細なんかはもうお聞きになられたと思いますが。
 こうして顔を合わせて、という機会は無かったので」
835シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/16(金)22:01:47 ID:70r
>>827
(……な、何故そこで謝る…。)

憎まれ口を叩いた自覚はあれどそれを真に受けたのか、謝罪までされてしまった。
シーモアは言いようのない罪悪感に襲いかかられるビジョンを振り払い、どうにか平静を保つ。

そしてマントを素直に差し出すシーモア。
シャミルの手際にガッチリ見つめ、その腕捌きを脳裏に焼き付けるかの如く睨み、気付けばマントを手渡される。
自らの数時間を数分で終わらせた少女、実に解せぬ。

「……き、貴様……一体どんな魔術を使った…!?」

しっかりとそつなく丁寧に、元通りに直されたそのマントはシーモアにとって完全に予想の斜め上。
驚愕の表情をシャミルに向けながらシーモアは尋ねた。
836ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)22:02:04 ID:pKG
>>832
「いい動きだと、思うよ?」

何事もなかったかのような顔で感想を述べるが、おそらくバレバレ。そして中身が女子だとわかり、イケメンモードで語りかけるのだから現金と言うしかない。
気づいていないていで語りかけるのは、チャックを占める動作に、なんだか罪悪感を感じたがゆえに。
837シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)22:03:46 ID:GGG
>>833
切っ先、刃があるかないかは問題ではないそれが向くとその気は無くとも恐れは出る。
起き上がろうとする彼の目はこれ以上ないほどにミズハを睨んでいた、どうすればその結末を回避できるか? ということを考えているとばかりに。

「――ぁっ!!」

最早反射とも呼べるほどに手慣れた動作で行われる額の帯外し! 第三の目が開眼すればミズハに向けられるのは薄影の空間に突如現れた眩き閃光!
それにどう反応しても、シャディは影の鞭を背中から伸ばして周囲を振り払い、当たれば巻き取らんとするだろう。
勢いのおかげで痛いかもしれないが、やはりそれの耐久力も低い。そして先程と似たようなことを行ってしまっていることには気付かないのである。
838フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)22:08:32 ID:qgT
>>836
「………。」

「……見た……?」
チャックを完全に締めるとゆっくり振り返り、
震える声でダニエルに訊く。
839ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)22:09:11 ID:r2D
>>837
「メイ……きゃぁっ!?」
「……、め、めが、めがぁぁぁ……!?」

FLAAAaaaAAASH!!
突然の閃光!目を焼かれ抑えるミズハ!辛うじて魔剣を保持してはいるが……直後!

「あぅっ……」
「……うぅ、い、いたい……」

影の棘縄に簀巻きにされ、かくんと項垂れるのであったとさ
840イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)22:11:09 ID:zUL
>>834
「クハハ!んじゃま、そうしちゃいましょっか?」
「……あァ、アレの事ですかい」

ロイコの言葉に鼻の下を伸ばすイグナシオであったが、要件が分かれば元の厳つい顔に戻る
真面目な低い声は落ち着きのある、聞いていて安心を覚えるような父の声だ

イグナシオもこの件、むやみやたらに他言するような性格ではない
しかしジノ(と仇桜)の生存という事象を確定させるために彼女自身に
そしてアラスミシアと近しい存在、半ば監督者のような間柄のミズハにだけは伝えたようだ

「別に、なにも感謝されるようなコトなんてしちゃいませんよ」
「初めて見た時は、そりゃ驚きましたがね」

最初に見た時は複数の生徒が寄ってたかってヴィンセントを袋叩きにしていた状況に驚いたものだ
しかし誤解も解け、最終的に当事者たちと同じほど真剣に問題へと向き合う姿勢を見せた
イグナシオにとってそれは感謝されるべき善行ではなく、やって然るべき義務と捉えられていた
841ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)22:13:24 ID:pKG
>>838
「い、いやぁ? 強いて言うなら尾っぽの羽とか足とかどうなってるかなーって見てた、かなぁ? あ、もしかして背中のアクセサリーに手が当たってた、かな?」

今度はダニエルがしらばっくれる版である。
842シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)22:15:46 ID:GGG
>>839
やはりどんな時でも閃光は不味いらしい、稽古とはいえ、ごめんなさいと言いたくなる。
そしてその気持ちは項垂れる姿を見ても思う。起き上がってから額の目を閉じると若干摺り足気味に無警戒に近付く。

「……だ、大丈夫ー? ……ねぇ、ミズハ先生」

痛いと言われてチクチクするのはどうにかならないものか。これで終わり、というならばマントの内を漁りながらそう声に出す。
しかし、まだ終わりでないなら――そりゃもう驚くのは間違いない。
843フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)22:17:32 ID:qgT
>>841
「………。」
そして気まずい沈黙……
まぁ、一瞬互いに目が合ったわけであり、絶対見られていたのは明白である。

「その……
 ……まぁ、僕はただのペンギンなのであってね……?」
……まだ言うか……!
844シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/16(金)22:19:25 ID:78p
>>835

「え……?こ、これは技術で……貴方様も練習すればすぐにできるようになるかと……」

少年の驚愕の表情とその言葉にシャミルも驚きを隠せない。少年の気分を損ねないように丁寧な口調を意識して。緊張や不安から自分でも顔色が良くないのが分かる。

(でも立ち去ったらこの人絶対怒る……どうしよう)

なんて考え、視線を右往左往させるのだった。胸の前で指を突き合わせているのは過剰に緊張した時に出るシャミルの癖である。
845ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)22:22:46 ID:r2D
>>842
「うぅ、完全に忘れていました……」

幾度か見た事のある閃光、それを失念していたのが最大の失策であった
流石にこの状態から、かかったなバカめ!をする程にまで堕ちてはいない

「……でも、これってスゴく便利ですね」
「上手く使えば、相手を傷つける事なく確保出来るっていうのがいいなぁ」

それはミズハの扱う魔法と、殺す事が目的のそれとは対局の位置にある術だ
ぐるぐる巻きのまま、全身に力を入れての脱出を試みてはいるが果たして?
846ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)22:23:18 ID:pKG
>>843
やはり誤魔化しきれなかった様子。

「い、いや、べらぼうにペンギンっしょ。フレブベルクちゃ……フレズベルクは。ペンギン以外の何者でもないじゃん?」

ダニエルも苦しい! ペンギンの影はなんだこの二人と言わんばかりの顔で交互に見つめていた。
847ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)22:23:36 ID:o4K
>>840
「あははっ。まあ、端から見れば大概な画でしたからねぇ……
 ご理解いただけて良かったですよ。ええ、本当に」

自分たちは事件との関連性が分かっており、転移前の出来事の規模から侮るべきではないとも知っていた。
しかし、そうでないものからすれば、あの一連の戦闘はなかなかに凄惨かつ非道なものに映っただろう。
あの状況下で、即座に理解し協力してくれた。それだけでも、ロイコは感謝に価すると思っていた。

「ええ、ご希望とあらば。
 小耳に挟んだところでは、最近カメリア先生たちともあったようですねぇ?」

ミィちゃん、もといミズハ先生に聞きました、と付け加え。向けていた顔を進行方向へと戻す。
それはまるで、なぜ自分も誘ってはくれなかったのかと、若干の無言の苦言を呈しているようにも見えるだろうか。
848シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)22:28:06 ID:GGG
>>845
「目、大丈夫? 思わずやっちゃって……」

やった本人もオロオロしている有り様。それだけミズハの圧が強かったということだろう。目の心配もあるのは、閃光は時に痛めるため。

「……そうかな? ミズハ先生のもほら、凍らせたら怪我もないんじゃ?」
「それに……脆いしねー、解いた方がいい?」

凍てついた様子を見ての発言である、その顔はどうも羨ましそうな、そんな顔で何やら液体の入った瓶を取り出す。
表現するなら「ふんっ!」という感じに力むよりは腕などを広げる感じでいくとわりと簡単にブチッと行く。局所的な力には本当に弱いのだろう。
849フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)22:29:48 ID:qgT
>>846
「そうなのだよ……
 僕はペンギン……動きがもどかしいけどな……。」
と、なんだか今日はいじけた様な雰囲気、中々立ち直らないのであった。

「ダニエル君……。
 ……中身の事は、一切忘れたまえ……。」
850イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)22:31:32 ID:zUL
>>847
「ミィちゃん……?」
「あー……彼女の、ミズハ先生のことでしたか……ミィちゃんね」

そう彼女の名前を挙げられて、顔を顰めて本気で悩んでしまうイグナシオ
訂正されて初めてミズハと気が付き、そういえばロイコと可愛らしい名で呼び合っていたことを思い出す
彼の中でミズハという女性にはマッチョでハツラツなウーマンというイメージしかなく
ふわっとしたあだ名から彼女に辿り着くことはできなかったようだ。失礼な話である

「クハ、申し訳ない……美味い酒はその時に飲みつくしちまって」
「償いにゃなりませんが、代わりに俺でよければ付き合わせてください」
「なんでも、とは軽々しいですが……着いていきますよ」

ロイコの恐ろしさを知っているのか、少し控えめに
イグナシオはいい機会だと、今夜はロイコの為に過ごすことを提案する
話題に上がっていた食事はもちろん、学術的なこと、または模擬戦でも
イグナシオが出来る事であれば、ロイコのため何でもしてくれるだろう
851シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/16(金)22:34:24 ID:70r
>>844
「そ、そうか練習すれば私も…う、うぅむ…。」

釈然としない表情。
練習すれば良くなると言われて希望を見出したのか、逆に希望が遠のいたのか。
それは今のシーモアには分からない。

マントをいつものように身に付けようとしたシーモア、しかし少し思い直したかのように空を見上げる。
そしてシーモアは、夕焼けの空を背景に茜色のマントを大きく広げてそれを風に靡かせた!

「……このマントはこのシーモア・トワイライトの一番のお気に入りだ。」
「こうして広げて日の光に当てれば、この屋上のような景色をいつでも鮮明に思い出せる。」

「そしてたった今、新しく良い思い出ができた。」

「……私の名はシーモア!シーモア・トワイライト!」
「お人好し呼びでは格好がつかない、君の名前を教えてはくれないか?」

元通りになった茜色のマントで身を包みながらシーモアはシャミルに向き直り、まだ聞けずにいた彼女の名を訪ねた。
852ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)22:36:57 ID:pKG
>>849
「そ、そうそう! 少し変わった動き方のペンギンっしょ! よッ! キングオブペンギン!」

よくわからないおだて方をして、なんとか機嫌を取り戻してもらおうと努める。

「あ、はい、もちろんです、ハイ……あ、これ食べますか?」

年下の女子に言われたのでは、もはやうなづく以外の答えはない。
二つ買ったサンドイッチのうちの一つを差し出しながら、さらに機嫌を取り戻してもらおうととりはからうのであった。
どっちが先輩で後輩がわからない。
853ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)22:37:09 ID:r2D
>>848
「大丈夫……です、うん、戻ってきました」

しぱしぱとまばたき、世界に色彩が戻る

「……私のは、凍らせてしまったらその……」

ちょっと抵抗していて性質に気が付いたのか、緩やかにしかし力強く腕や足を広げていった
尚言葉を濁すのは、ミズハの操る魔法の氷は凍結させた場合その細胞を引き裂き効率よくダメージを与える為だ
854フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)22:41:59 ID:qgT
>>852
「………。
 …………キングオブペンギン……
 ……つまり、それはコウテイペンギン…………。」
と、つぶやく……
……特に意味は無い。


「頂いておこう……。」
遠慮なくサンドイッチを受け取ると、ヒョイっと嘴の中に放り込む。
中で頬張っているのだろうか。

「君も、これを食べたまえ。」
そして自分の真ん丸のデカいおにぎりを差し出してくるのであった。
855シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)22:43:28 ID:GGG
>>853
良かったー、と言わんばかりの緩んだ笑みで片手に持つのは、もし見かける機会があったなら知っているかもしれないステラ先生直伝の魔法薬である。ちょっと色は薄いが。

ビクッ、としたのは影の縄が切れてその姿を消し去ったと同時。これが少しばかりの償い、状況が状況なら彼はあっさり競り負ける。どんなものでも。

「んー……危ないってことだね、ならほら、地面凍らせて滑らせるとか?」
「あとこれ、痛むだろうし飲んでみてー」

ちなみにそれをやられると困るのはシャディなのだが、言いにくそうなミズハを見てすぐ浮かんだことを言うのだった。
そして渡す魔法薬、本来のものよりちょっぴり苦味があるものの飲めば少しは痛みが引くだろう。
856ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)22:43:52 ID:o4K
>>850
互いに呼び合っているに過ぎない渾名では、第三者に伝わらないのも当然だろう。
彼の中のミズハ像など露知らず、ロイコはすみませんねと伝わらない呼称を用いたことを謝罪する。
もっとも、ミズハとイグナシオが戦ったこともまた、茶会の話と共に聞いてはいたのだが。

「あはは、冗談ですよ。でもまあ、食事にでもお付き合いいただきましょうか。
 ご希望の料理なんかは有ります?そのようなら合わせますよ」

釣れたとほくそ笑み、その表情を霧散させるように笑って。
とはいえ、感謝を示すのはこちらの方なので、向こうから出た食事をと口にする。
向こうがどう思っているかはともかく、ロイコとしてはこちらが付き合わせている方なのだ。メニューくらいはと思い、イグナシオにそう聞いて。
857シャミル◆UFH2tocGt. :2018/03/16(金)22:45:57 ID:78p
>>851

少年のマントを感慨深く眺めると、シャミルは子供のように目を輝かせ、うっとりしながら呟いた。

「……とても、きれい」

恐れや緊張は吹き飛んだようで少年の言葉に落ち着いて答えられるようになっていた。

「私はシャミル・キャラミットです……シーモアさん、その、よろしくお願いします」
858ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)22:49:22 ID:pKG
>>854
「いや、皇帝ならエンペラーペンギ……いや、なんでもないです」

そんな細かいところに突っ込むべきではないだろう。

「あ、ありがとうございます、うっす」

そしてダニエルも頬張る。もしかしたら女子の手作り料理なのかもしれないが、空気的になんとなく喜びづらい。
どうすればいいか、悩むダニエル。そして先ほどのフレズベルクを思い出し、これしかない、とある一つの天啓が降りた。

「よし注目! 男ダニエル・レオンハート、一世一代の大魔術をするぜい!」

そう言って、彼はいつも以上に気合を入れ、魔力をこめ、こけおどし魔法を発動した。
そして作り出される、ペンギンの大群!
触れることはできないが、ペンギンたちはフレズベルクの足元によちよちと歩いていく。
859ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)22:51:20 ID:r2D
>>855
「解け……ったっと……え?」
「あ、あのっ、もしかしてコレって……!」

影を打ち払えばふぅと一息、しかしシャディの様子を見て青ざめて尋ねる
つまり、影と本人のリンク性質を見抜けていなかったのだ

「……なるほど、それいいですね」
「じゃあ、少し休憩にしましょうかっ」

シャディの提案にふむと頷き、続きドージョーの片隅にザブトゥンを並べて敷いて着座を促すのであった
860フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)22:54:49 ID:qgT
>>858
「………!!!」
突如現れるペンギンの大群に釘付けの着ぐるみ。

「か、可愛いのだ~……!!
 ああ、この愛らしい歩き方……
 ……ちょっと間抜けな仕草……たまらないのだ……」
861イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)22:56:29 ID:zUL
>>856
「うーん……野菜、ですかねぇ?」

ロイコの正体を知っていたのかそれとも見破っていたのか、ロイコの食性に近い趣向を提示
魔獣と接することの多いイグナシオならではのスキルであることは間違いないだろう
自分も肉と酒の採り過ぎで内臓が荒れてもならないし、たまにはヘルシーな料理が欲しい
つくづく自分が海鮮好きでなくて良かったと感じる瞬間である

「あ、気を遣った訳じゃないんですよ」
「南部の人間も肉しか食わねぇ訳じゃないって事は知ってますよね?」

ロイコに負い目を感じさせないよう、それだけ付け加えて微笑んだ
イグナシオも愚かではないし、ふざけた様な振る舞いの下にはいつでも狩人としての彼が潜んでいる
ただ、彼がロイコの真意に気付けているようには思えなかった

「じゃ、行きましょうか」
「ロイコ先生?」

約束を取り付ければ善は急げである
イグナシオはロイコを先導し、店へ急ぐのであった
862シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)22:58:10 ID:GGG
>>859
「大丈夫大丈夫ー、ほら腕が千切れるわけじゃないしー」
「それにミズハ先生のが痛そうだから、僕平気!」

もしもだ、ミズハの攻撃をすべて生身で受けていたならシャディは満身創痍になっているだろう、それを腕の切り傷と多少の痛みに抑え込む辺り優秀だ。

少なくとも、裂傷を付けてしまったことの方が彼には深刻。

「あ、それなら何か食べるー? お菓子とかくらいだけど」

シャディが浮かべたのは滑って転ぶ相手の姿。シャディが同じ状況なら凍結必死だ。ザブトゥンに座る際にはミズハの座り方を真似るだろう。
そしてマントの下をまた漁る、酒に関しては宛がないので仕方ない。
863ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)23:01:45 ID:pKG
>>860
ふー……と、安堵の息を漏らす。どうやら気に入ってもらえたらしい。

「これだけたくさんのペンギンに囲まれたなら、動きの参考にもなるんじゃあねえかな」

ペンギンに囲まれて癒されるフレズベルクに、彼なりにそうアドバイス。
864フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)23:04:09 ID:qgT
>>863
「素晴らしいな、君の魔法は……
 ……無数のペンギンを生み出す魔法……」
……随分と範囲の狭い魔法に勘違いされてしまった様だ。

「あぁ、たまらない……。
 ……一匹お持ち帰りしたいのだが、ダメかねダニエル君……?」
と、幻影のペンギンに対し無茶な要求。
865シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/16(金)23:04:34 ID:70r
>>857
「……シャミル・キャラミット、この恩はトワイライトの名にかけて必ず返す!」
「…また会おう!」

ご満悦の笑みをシャミルに見せながら校舎内に続く扉まで駆けようとした時だ。

「うぇあ!?」

適当に身を包んだマントが仇となってシーモアは脚を絡め取られ、数回に渡って躓きかけた!
幸い転ぶことは防げたものの危なっかしいこと極まりない、マントを直してもらった手前尚更だ。

「………」

見事に格好のつかない退場になってしまった。
静かにマントを身に付け直し、身だしなみを整えると

「……ひ、額の傷は大事にしたまえシャミル!」

捨て台詞の様にそう言いながら再び扉の奥へと駆けて行った!
866ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)23:07:02 ID:r2D
>>862
「うぅー……でも先生とマリウントくんじゃあ……」
「……スミマセン、ありがとう」

痛みに対する熟練度が、と言いかけて辞めた
彼の強がりであろうか、気遣いであろうか、ともあれ男のケツイと行動に水を差すの言うのは愚者のする事だと知っている

「これがキツかったら、こうでも大丈夫ですし……なんでしたら足を伸ばしても」
「……あ、じゃあ遠慮なくー」

正座からあぐらへとシフト、そんでもって最後は足を伸ばして座ってみせる
魔法薬を飲んで簡易な回復魔法でキズを処置し、お菓子に関しては、お腹空いちゃって、と苦笑しながら頷いた
867ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)23:08:18 ID:o4K
>>861
「ん……… そうですねぇ、せっかくの外食ですし。
 たまには普段の食生活から離れたいときもありますよね」

一瞬気を使わせてしまったかと構えたが、ここで跳ね返す方が礼を失するというもの。
イグナシオのフォローに同調するようにして、彼の後に追従する。

「いやぁ、お店も選んでもらってすみませんねぇ。
 ……なかなかいい雰囲気のお店をご存じなんですね」

そうして店に着いた二人は、空いたテーブルに腰を落ち着けて。
差し出された水を口に含んでから、まずはメニュー表に手をかけた。
868ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)23:12:48 ID:pKG
>>864
「いやペンギン限定じゃ……まあ、いいか」

その勘違いを正す必要も今はない。実際ペンギンをこうやって生み出してるし。

「あー、こいつら幻影みたいなもんだから、触ってもさわれねえんよ。ほら」

と言って手頃なペンギンに手を伸ばすと、蜃気楼のように揺らめいてさわれない。ペンギンは首を傾げている。

「あーでも、さわれないことを気にしなけりゃ、なんとかなるかも。魔力をあげてれば維持もできるし」
869シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)23:14:50 ID:GGG
>>866

シャディは危ない考えを持つ。世の中の痛みとは案外耐えられるものであると。影に肩代わりさせてるからこその考え。
心配は素直に受けるものの、熟練度ではない別のところで耐えているために、平然と笑顔に戻れるのである。


「おー」といいつつ色々足を組み替えてみて、落ち着いたのはあぐらだった。

「疲れた時も甘いものが一番って言うしねー、しゅわしゅわもあるよ!」

マントの下から出してきたのは購買にもあるふわふわ生地の中にクリームがたっぷり挟まれたロールケーキ、それを袋から出して皿に乗せるとフォークとともにどーぞと手渡し。
シャンメリーを影の手に取り出させるとシャディの方はシュークリームを持ち出すのであった。

「ミズハ先生の魔法って切るとか弾にする以外にもやっぱりできるの?」
870イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)23:19:06 ID:zUL
>>867
「リストランテ=アミニア」
「その名前の通り、自然食の食事処です」

森のエルフ族の店主が経営するこの店は、イグナシオのお気に入りの一つだ
生薬などの薬学に基づいた献立を中心に健康を回復力を促進するメニューが多い
まず運ばれてくるのは蒸した野菜と割いた鶏肉が散りばめられたプレート
付け合わせは燻した茄子、それにシャキシャキとした果肉と葉物のサラダ

すべて店主の手によって有機栽培で育てられ、それゆえか不揃いなものが多い
それが逆によいものだ

「ここのチェリー酒が絶品なんですよ」
「ロイコ先生とかは、お酒飲まれるんですか?」

とか、というのは無論エリシアのことも含まれているのだろう
実際にエリシアと逢ったことはまだないが、存在くらいは知っている
彼もしくは彼女のような軟体類の種族は、浸透圧を気にせず酒を飲めるのだろうか?
答えはイエスであるが、イグナシオは知らずに脱水症状を危惧していた
871フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/03/16(金)23:20:50 ID:qgT
>>868
「あぁ、そうなのか……
 彼等とは触れ合えられないのだね……。」
しょんぼりと肩を落とす着ぐるみ。

「いや、やはりお持ち帰りはやめておくよ……。
 ……君の負担にもなるだろう……。
 その代わり、次に会った時にはまた彼等に会わせておくれ……。」

「さて、僕はそろそろ行かなければ……。
 さようなら、ダニエル君。
 ………くれぐれも、中身の事は忘れてくれ……。」
そう言い残し、校舎の方へぴょこぴょこと去って行った。
872ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)23:24:13 ID:r2D
>>869
「これだと、足が痺れちゃいますからね」

対してミズハは正座、背筋を伸ばして凛然としているのだ

「おー……そんなに沢山入るんですねー……」
「……あはは、スゴイなぁ」

遠慮なく受け取り、四次元ポケットめいたそれに笑うしかない

「もちろん出来ますよ」
「……こうとか、こうとか……」

と、手のひらから凍て付く小規模な吹雪を生み出したり氷の波を発生させたり
873ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/03/16(金)23:26:30 ID:pKG
>>871
「そこは、悪い……で、でも、その約束は守るからさ! また会った時は必ず、このペンギンたちに合わせるじゃん?」

その約束はすなわち、また会う約束でもあるがゆえに。
だからこそこの約束は彼にとっても嬉しいものだ。

「あばよフレズベルク。中身は……何も見なかったことにするって……」

そう二つ目の約束をし、去りゆく彼女を見送るので会った。
そしてかたわらのペンギンたちは、またねと言わんばかりに翼を振ってバイバイをしているのであった。
874ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)23:30:13 ID:o4K
>>870
運ばれてきた料理とメニュー、そしてイグナシオの説明で、ここがどんな店かを大方把握したロイコ。
薬膳とまでは行かないまでも、体に優しく考えられたメニューが中核を占めるようだ。
このプレートのように肉なども適度に織り交ぜる様は、コンセプトを逸脱しない範囲で需要に応えているようにも見える。
雰囲気も相まって、総じてこの店には好意的な意見で纏まったロイコだった。

「お酒ですか?ええ、大丈夫ですよ。チェリー酒も頂きましょう。
 まあ個人によって強さは違うでしょうが、検証はしてないので何とも」

そしてイグナシオの懸念は杞憂、種族としてちゃんと酒を窘めるロイコたち。
陸に上がっている同種がエリシア以外にいないために個人差がどこまであるかは分からないが、ロイコは飲める方である。
まずは果実と葉物のサラダに手を伸ばし、その瑞々しさを堪能しながら表情をほころばせた。
875シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)23:32:30 ID:GGG
>>872
「……痺れるんだ」

そのときのシャディの顔、イタズラを浮かんだと言うような顔であった。

「流石に人一人とかは僕の影に来てくれないと怖いけどねー」
「……まあ、このくらいしか普段できないし!」 

シャディ以外の干渉がほぼ無くなる影の中、しかし体験する者は少なく。

「つめたーい……気持ちいい。……最初からできたの?」

ちょっと手を翳してみると言葉通りに気持ち良さそう、ひんやりしたのが好きなのである。シュークリームを頬張って飲み込むと、ふと訊ねる。
使えない魔術を他人が使っていく姿はやはり、憧れるものがある。それが強者なら尚更で、戦いに身を投じてからそれは強くなった。
876ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)23:39:49 ID:r2D
>>875
「……私は慣れましたけどね?」

なんとなーくそう付け加えるのを忘れてはいない

「普段出来る事があるっていうのは、とてもステキな事だと思います」
「魔法って、やっぱり人の生活を豊かにする為のモノであって欲しいですからねー……」

シャディの影に手を添えて……というかツンツン突いてみながら

「いえ、教えて貰って練習して出来る様になりましたよー」
「……最初から出来る程の才能は、私にはありませんでした」
877イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/16(金)23:42:28 ID:zUL
>>874
「へー……」
「……、」

ロイコの返事に安心したように頷くと、彼女に続いて野菜をフォークで刺して頬張る
シャキシャキした歯ごたえに、絡められたソースの酸味と塩気が心地良い
ただイグナシオの視線は、野菜ではなくロイコの表情に釘付けとなっていた
ぼーっと彼女の顔を見つめながら、野菜が無くなってもまだ咀嚼を続けている

「ロイコ先生、野菜お好きなんですか?」
「えらく幸せそうな顔をしなさる、クハッ……」

普段どこかすましたような表情を浮かべる事の多いロイコだが、今は可愛らしいものだ
イグナシオはそんなレアな彼女の振る舞いをただ眺めて、少し楽しそうにしている
白々しい質問と共に、甘酸っぱいチェリー酒を口に流し込んで眉間に皺を寄せた
酢をベースにした薬用酒は、心地の良い香りと共にピリピリと口の中に焼き付く酸味をもたらす
878シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/16(金)23:47:57 ID:GGG
>>876
ちぇー、と小声で呟いていた。イタズラ心は根強い。

「……そっかー、それなら良いなー……。あ、それだとミズハ先生もこの前汚れ取ってたから使えるよねー」

「んん」とシャディは少し擽ったそうに身震い、尻尾もはみ出てきた様子から常にリンクしてるとも取れなくない。影も揺らめいているし。

「そうなの? あれだけ使えてるからちょっと意外ー、教える人も上手かったんだろうねー」 

も、というのは遠回しにミズハの才を後押ししている。最初から出来なくても、ミズハは確かにそれを習得しているのだ。
少なくともいまだ使えない自分より余程の努力家で、才はあったのだろうと。
879マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/16(金)23:49:07 ID:Ioe
『ヤベーノ ヤベーノ オッタスケ~~!!』

放課後の修練場を跳ねまわる影がひとつ
注視すればコウモリの意匠を施された金属だ
本来ならば話さぬはずの鉄球が話し、駆けて、助けを求めている

『クロコゲ! クロネコ! コゲネコ! ウケル! 』

鉄球の眼下には不均一に焼け焦げた地面と、まっくろに焼け焦げた猫耳が倒れ込んでいた!
880ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/16(金)23:54:05 ID:o4K
大丈夫ならばと供された酒を傍らに、サラダに舌鼓を打つロイコ。
そこに呆けたように視線を向けるイグナシオに気付き、何かと視線をこちらを向けると。

「それはもちろん。もともとが植物食なもので。
 やっぱり他のものより味の違いも判りますし、何より落ち着きますねぇ。
 うん、いいお店ですね。少し通わせてもらおうかな」

表情の通りに上機嫌なロイコは、イグナシオの問いにそう返す。
肉や香辛料の含まれた食事も地上では良く食べるが、やはり元の食生活に準じたものは格別である。

そしてロイコもチェリー酒を口に含み、果実の香りと酸味を楽しむように口で転がす。
プレートの料理にも手を付けようと、トングで小皿に取り分けて。まずは一つ目をイグナシオに差し出した。
881ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/16(金)23:55:25 ID:r2D
>>878
「えぇ、あとは食品の水分を揮発させて長期保存出来るようにしたりー……」

その理念があって、血の滲むような努力の末に身に付けたのがお洗濯魔法とフリーズドライ魔法なのである
なんともアレだが、本人的には平和に生きる為の象徴かつケツイの表明として多様しているのだ

「いえいえ、私なんてまだまだ」
「マリウントくんも練習すれば、必ず出来る様になりますよー」

こそばゆそうな反応にごめんなさい、とクスリと笑いながら手を引いた
そして続く言葉は韜晦ではなく本音であり、見合った報酬を得るためには努力が必要だとの考えでもある
882モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/17(土)00:01:39 ID:uku
>>879
助けを呼ぶ声あれば、彼女はどこからともなくやってくる。本当に声を聞きつけてるのかどうかも知らないが、やって来るのだから仕方ない。
山を越え谷を越えついでに校舎と都合の悪い事も乗り越えて、保健室からの使者(自称)がやって来る。

「私を呼んだのはキミかな!? お姉ちゃんが来たからにはもう怖いモノはないよ! 安心して任せて!」
「……って、何があったのかなーこの惨事は……」

修練場の窓枠を乗り越えて、モカーロが現場へと到着。
が、そこにあったのは謎の惨状。状況なんぞ飲み込めるはずもない。
しかし、患者がいるのならば治療するのが彼女の使命、焦げた猫耳へと駆け寄り、応急手当を始めるのであった。

「えーっと鉄球くん? この子は何があったのかな? 何か見てたりしない?」

とりあえず唯一の目撃者であろう、謎の鉄球に聞き込みをしてみたりする。
その間も、彼女の手当の手は止まることはない。
883シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/17(土)00:02:26 ID:SZp
>>881
「き、揮発……? 凍らせたりってこと?」

カメリア先生も呆れる頭、なんと揮発がわからないと来てしまった。長期保存という単語から氷結かな? というのが出てきた様子だが。

「じゃあまだまだ勉強中? 仲間ー♪」

いいよー、としているのは今のところ悪くはないのだろう。尻尾ではないのだ。

「あ、そうだそうだ、前に教えてほしいって言った気がするけど……お、覚えてる?」

練習と聞いて、かなーり前だがミズハにそう言った……はずなのだが何だかんだこの調子。影魔法に頼りっきりなシャディにしては少し珍しいと思うかもしれない。
一方で、好きなのじゃなかった? と話にばかり傾倒させていることを申し訳なさそうに。
884イグナシオ・スエニオ◆sQaptno2fc :2018/03/17(土)00:09:00 ID:maH
>>880
「おっと、申し訳ないです」

ロイコがプレートの料理を盛りつけているのに気が付けば、イグナシオは申し訳なさそうにする
とはいえゲストはこちら側なのだ。彼女の好意を無下にはせず、礼と共に皿を受け取った

「そう言って貰えるなら何よりですよ」
「俺の店じゃありませんが、勧めた甲斐があるってモンです」

ロイコの珍しい表情を見ていると、ついイグナシオもニコニコと笑みを浮かべてしまう
代わりにロイコのグラスにチェリー酒を注ぎながら、素直な気持ちをロイコへ吐き出した
ミズハからも聞かされているだろうか?並々注ぐのは彼の悪い癖だ

もっとも軍人である彼の妻はイグナシオのそういう所が気に入っていたようで
ゆえに妻との死別後もなかなかやめられないのだ。この癖は

「……ロイコ先生、次は他の先生たちとも一緒に来てみたらどうです?」
「無論ミィちゃんも……ね」

エルフ特有の拝金主義者が少ない傾向からか、ここの会計は意外と安い
ゆえにカメリアやミズハも交え女子会なんてどうだろう、と微笑み混じりに言ってみる

ネポックの教師には良い人が多いナァ、などと能天気な考えが脳裡に浮かぶイグナシオ
彼の勝手な思い込みだがカメリアやミズハ、そしてロイコとは既に仲間と言える絆が築かれているような気がした
いつのまにかネポックという場所は既にイグナシオが危惧していた通り、愛着が湧くほどに居心地の良い場所となってしまっていたようだ
885マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/17(土)00:13:19 ID:QI8
>>882

ヒューッ 見ろよヤツの治癒力を……まるで女神見てえだ! とは言わないが、鉄球はモカーロの到着に感謝し、事情を説明

「カミナリサ! ゴロゴロ ノ ドッカン! マオー様が自分デ! ヤベェ! 」

ちぐはぐな鉄球の説明を補うように、傍らには魔法の杖と焼け焦げた教科書
焦げついたそれは空を仰ぎ、「ヤバイ・カミナリ魔法」と書かれたページを自慢げに揺らした

「んぐ……うるさっ……」

つまり、彼女の手際のよい手当てで目を覚ましつつあるこの焦げだるまは、理由こそ不明だが身の程に合わない魔法を行使し、このありさまになったというわけだ
魔法学園では日常茶飯事なことであり、実力を見誤った彼の自業自得といえるありさまだ
886ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/17(土)00:17:21 ID:qyo
>>883
「超低温に凍らせて、そのあと水分を飛ばすとこう……カサカサになって傷まないんです」
「それに水分を戻してあげると、ちゃんと食べられる様になるって感じ……でしょうかねー?」

揮発、序でにフリーズドライの簡単な説明をさらっと

「えぇ、仲間ですね」
「……約束しましたもんねー、それじゃあ休憩が終わったらやりましょうか?」

話しながらもオヤツは、なんといつの間にか半分を切っているではないか!その辺は熟練の技と言わざるを得ない!
さてさて約束の機会にこうも恵まれたのだ、絶好のチャンスである
少しの休憩の後に、意外と丁寧に努めるミズハの魔法の個人レッスンが始まるであろうとさ
887ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/17(土)00:24:00 ID:FWz
>>884
「……っとと、危ないですよ?」

そこまで詳しくは聞かされていなかったのか、グラスの縁ギリギリまで波打った酒を見て。
一度手を放してから、水魔法を行使。チェリーの果実のように丸く浮かんだ水球をぱくりと食べて嵩を減らす。
広がる酸味に目を瞑り、しばし堪能。互いにさっぱりとした味わいに、ふわり広がるアルコール。

「カメリア先生はお菓子が出ないのでどうでしょうねぇ?
 でも、そうですね。ミィちゃんとは一度来てみたいなぁ」

にししと祇園が付きそうな表情で笑い、取り分けたプレートの料理を一口。
ほろほろと崩れる鶏肉の旨味が、蒸し野菜の味を隠さず彩る絶妙なバランスにまた頬を緩めた。
謝礼をだしにした食事だったが、なんだか自分ばかりがいい思いをしているような気がして。
こちらもイグナシオの空になったグラスへと、酒を注いでやるのだった。……ただし、意趣返しとばかりになみなみと。
888モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/17(土)00:27:19 ID:uku
>>885
「んー……ぶっちゃけ自滅ってことでいいのかな?」
「教えてくれてありがとうね。今度はしっかり見てあげてね?」

処置の手を進めながら、今回の犠牲者の遺したダイイングメッセージに目を通しながら確認。
自滅なんてよくあることだよー、なんて事を呟きつつ、患部に軟膏を塗ったりガーゼを当てたりと大忙し。
とはいえこの処置だけで回復する事はない。モカーロに出来る事は治りを早くするだけなのである。

「あっ、起きた? もう、あんまり無茶しちゃいけないよ? お姉ちゃん心配したんだから」
「でも頑張る事は素敵だと思う。ケガに気を付けて頑張ってよね?」

実用的な魔法はからっきしのモカーロには、今回使われた魔法がいかなるモノなのかは見当もつかない。
だからこそ、彼女は頑張った人物を笑顔で迎えてあげるのだ。ちょっとした心配からのお節介も添えて。
889シャディ◆L1x45m6BVM :2018/03/17(土)00:28:30 ID:SZp
>>886
頭のなかで言われたことを繋げていく。凍らせつつもカサカサということは干しモノに近いのだろうか? 今度実物を見てみたいとシャディは思う。
さらに食べられるようにするまでを聞かされると目を輝かせるではないか。

「すごーい! いつかやってみたい!」

これを使えるようになれれば、今居る部活のみならず、例えば何か作る時にも使えるかもしれない、世の中わりと保存には困るのだ。特にシャディのように持ち運ぶものにとって。

「すごっ……!? うん! まずは何からー?」

熟練の技に目を見開きながらも、ミズハの提案を聞けば「やった!」と言うように嬉しそうな顔をする。仲良し(主観)の先生と勉強というのは良いものである、きっとフラスコの先生とのやつも。
シュークリームを食べ終わり、始められたレッスンには素直に着いていくのだった。冷気を感じる時は至福のように。
終わり際には、お礼と称して最近配っている小袋に入ったクッキーを渡したのだったとさ。
890マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/17(土)00:37:32 ID:QI8
>>888
献身的な優しさをみせるモカーロとは裏腹に黒焦げの猫、改めてマオは朦朧状態
走馬灯も見飽きたところで、現実を認めて「……めがみか…にゃ」とテンプレめいた一言

「くっ……大丈夫……大丈夫…いけるっ……」

そのうち彼女の早口言葉にも似た励ましを受けて意識を覚醒し、もう一度彼女をみやると

「ああ…。たしか、保健委員の……恥ずかしいところを…」
「あいや、僕はがんばったとか…その…そんにゃ……ただのしっぱい……!」

だんだんと彼女のマジカルではない治療と慰めるような言葉が恥ずかしくなってくる!
普段は言葉少なで堅物っぽい上司とやや意地悪な教師くらいしか褒めてくれないため、彼女の言葉は嬉しく恥ずかしいものなのだ!

「は、はなしてくれ…! 風紀委員と保健委員は対等な立場……一方的に助けられるのは…恥ずかしい…! 」
891モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/17(土)00:50:46 ID:uku
>>890
「でもでも、ケガしたばっかりだからあんまり動いちゃダメだよ。ケガの治りが悪くなっちゃうからね」
「頑張る時はいっぱい頑張る。休む時はしっかり休む。これが身体にも心にもいいんだから!」

保険医というものは、時には生徒のカウンセリングにも携わる時がある。モカーロの場合は無許可だが。
上官である真の保健医の受け売りと真似事で、それっぽい事をやったりするのだ。正しいかどうかはサッパリだが。
とりあえず彼女はこの結果を単なる失敗とは思わず、努力の結果だと捉えている模様。

「でも困ってる時にそんなことは言ってられないでしょ? 困ってる人を助けるのが保健委員のお仕事だもの!」
「いつでもいいから、キミは私が困ってる時に助けてくれればそれでいーの。だから今はお姉ちゃんに任せて!」

そういえばモカーロは、日常的に流しの治療を行っているのだが、果たしてこの行為は風紀委員から認められているのだろうか。
基本的に無許可で行っているので、その辺りの周囲の目は気になるモノだったりする。本人は全く気にしていないだろうが。
892マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/17(土)01:08:06 ID:QI8
>>891
モカーロに捲し立てられると、マオは「むぅ……」と押し黙る
激しい落雷の余韻で上手く舌が回らないこともその一因ではあるが
やはり、彼女の言葉から感じられる気迫にも好意が彼を押し黙らせる
風紀委員といえど、他人の好意(それも無償のだ)を無下にできるほどメンタル的にタフではないのだ

(なんだろうな…すごくすごく恥ずかしい……甘やかされているような、こどもになったような……! )
(班長のそれとも、ロイコの意地悪さとも違う…。この扱いはなんなんだ……)

そんなことを思うマオの脳内にピリリとした電流走る!
それは電撃の余波なのか? 違う! それは大事な記憶の欠片だ!

「そういえば……こういうのは、こう…勝手にしていいものなのか…? 」
「きみが、ほかの風紀委員に、おこられるのは…とてもいやなんだ……」

「あと、きみの名前を、おもいだした」
「モカーロ・パルマ。君はなんで、そんなに 優しいんだ…? 」

彼女の母性に刺激され蘇った記憶
暴走したマックロイを優しくさとしにかかる彼女の勇姿をマオはばっちりと思いだす
彼女の行為は、マオ達のそれとは形を違えた正義の形
彼はその正義に宿る真意と、その妥当性を尋ねた。
893モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/17(土)01:23:56 ID:uku
>>892
「んー? あっ、あー! キミってマオくん!? あの時一緒にいたよね!」
「ここにいるって事はどうにかできたってことだよね! よかったぁ、ホントにどうなるかと思ったんだから!」

駆けつけた時から何かの違和感は感じていた。この人物はどこかで見覚えがあると。
丸焦げになっていたことと、ケガへの対処で気が移っていたが、マオからの言葉で欠けていた記憶の欠片が補完された。
欠けたピースが埋まった事にへの喜びで、マオの手を両手で握り、少しばかり振ってしまうことだろう。

「私ね、ホントは誰も傷つく所なんて見たくないの。でも、そんな事って私が頑張っても完全に無くすことなんて出来ないし」
「だから私は一人でも笑顔になってもらいたいと思ったの。安心してほしいと思ったの。そのために私は医学を学ぶ事にした」
「あと、皆に頼ってほしい、っていうのもあってね……」

モカーロから語られるのは、本意からの言葉。
誰かを助けたい、誰かのためになりたいという思いからの行動。
果てしなく遠い理想だとしても、その実現に向けて、彼女は進んでいく。ちょっと邪な本音も出てしまったけど。

「……やっぱりダメ、かな。でも、私が経験を積むにはこうした方がいいし、皆に頼ってほしいから」
「その時はマオくんが私に怒ってくれればいいよ。私って周りが見えてない時があって……エヘヘ」
894マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/17(土)01:43:21 ID:QI8
>>893
これもまた彼女の姿を忘れていた原因だ
お茶会にもいたはずだし、マックロイと対峙してあたところもみたが彼女は突然姿を消したのだ
だが、今の様子を見るにきっと負傷者の手当にでも回っていたのではないかとおもう

「あ゛あ…ぼぐもおもいだぜてよがっだ」

手を握られれば再びのビリビリ
これはきっと残留した電流だ。痛い

「………うん。わかる」

彼女の独白を聞いて、同じく素直な感想をひとつ
自分自身の無力さも、暴力を避ける在り方も共感できる
現に彼女はあの場でただひとりだけ、マックロイが傷つかずに助かる術を探しているようにもみえた
一時の憎しみで暴力を振るいまくっていた自分とは対象的な彼女の姿はやはり強い
ちょっぴり本音も聞こえたが、誰かに頼られないという願いを誰が否定できようか。自分だって頼られたい。頼りなくたって頼られたい

「わかる……。 頼られたい、にゃあ」
「わかりすぎて、僕には叱れない……が」

彼女は、やはり正しい人間だ
だが、マオは知っている。この世界は正しい人間ほど傷つきやすいようにできていると
自分は臆病で、正しくないところもたくさんあるから、彼女のことは責められないが
だからこそ、彼女の言葉を借りようとおもう

「頑張りすぎても、無茶はいけない…」
「あのときは正直ひやひやした…! あれはやめてほしい…! 」

「きみが、傷つくと困るんだ…。学園には、キミみたいな人が必要だって、僕は、おもうから、にゃ……」

ああ、いっていて恥ずかしい
格好をつけたいわけじゃない、好かれたいわけでも!
だが、素直に言葉を吐くというのはこうも恥ずかしいことなのか……モカーロはやっぱりすごい。マオは改めて思った
895モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/17(土)02:00:42 ID:uku
>>894
あの時のモカーロと言えば、結局あの後は騒動で生じたケガ人の救護に当たっていたため、事件の後を追った組とは離れて活動していたのである。
何があったまでは知らないが、一緒に元の世界線まで帰れたのだから一件落着である。
一番大変だったのは、あの世界線における自分自身とバッタリ遭遇しないように気を張る事であったとか。

「あの時はね、ヴィンセントくんがどうにかして落ち着いてくれないかなーって思ってたの」
「やっぱりああいう時は皆とかせんせーに任せたほうがよかったんだよね。でも、私もちょっと頑張りたくなっちゃって……」

今思えば相当無謀な事をしたものだ。モカーロ自身でも、あの時の行動を思い返すたびに冷汗が出る。
だからといって再びあの場に立ったとして、何もしないとは思えない。
誰かのために自分が頑張る事が、保健委員として、モカーロ・パルマとしてやるべきことであると。

「……風紀委員の子に言われちゃったら仕方ないかな。私もそんなに心配されてたなんて思わなかった。ホントは嬉しいけど」
「今度からは出来るだけ気を付けるね。でも、いざと言う時はキミが止めてね。マオくん?」

素直に自分の思いを言えるという事だけでも、モカーロは少し才があるのかもしれない。
でも、それをこの場で引き出したのは紛れもなくマオのおかげ。この結果は二人によるものだ。
896マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/17(土)02:22:17 ID:QI8
>>895

「でも、かっこよかった。あのときは暴力で解決してしまったが……」
「そのがんばりにいまだって救われた。やっぱりかっこいいって、おもう…! 」

そう。マオの理想とする正義の代行者は考えるよりも早く動けるような人間だ
打算もなく、見返りも求めずに、ただ相手を救うことを考える。だからこそ危なげもあり、生き急ぐように映るのだ
それでも自分には決して真似られない、届かないから焦がれる希望の光に似た正義感はやはり賞賛の対象だ。素直にいえば

「嬉しいとか、こう、よくいえるな…。僕は恥ずかしいぞ…なんだか…! 」
「ああ、でも、了解した! 僕はモカーロを助けるし、止めてみせる」

「これでも誇り高き風紀委員の次期班長を狙う一等猫…」
「任せてほしい、モカーロ」

そういって、ピシッと立ち上がり胸を張るが、すすこけた姿は、やっぱり頼りない……
897モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/17(土)02:38:01 ID:uku
>>896
「それを聞いて私も安心したよ! 何かあったら他の子よりもちょこーっとだけ多めに助けてあげる! ちょこーっとだけね」
「だからその時はいーっぱいお姉ちゃんを頼ってよね!」

なし崩しとはいえ風紀委員の人証も得ることが出来た。これでこれからの医療活動にも熱が入るというものだ。
各々自身に出来る事を精いっぱいやり遂げる。それが大事で重要な事。それを真に行える者は少ない。
だからこそ、率先して行う人物が必要になるのだ。この二人のように。

「うん、マオくんカッコいいんだからダイジョーブだよ! 投票とかあったらマオくんに入れてあげるから!」
「じゃあお姉ちゃんからも感謝のギュー!」

そしてその時が訪れる。モカーロの感謝と欲望の入り混じった無慈悲の抱きつきである。
容赦のない両腕がマオへと迫る。相手の心境なんぞを完全に無視して。
898マオ◆nbVXKhtuAI :2018/03/17(土)03:00:27 ID:QI8
>>897
「ふっふ……。モカーロからちょっとでもひいきされるなんて、ちょっとだけすごいことだ! 」
「これは風紀委員として箔がつくぞ、自信のみなもとになる」
「うん。一緒にがんばろう……!」

尊敬する博愛主義者?のモカーロからちょこーっと多めに助けられると宣言されるのは嬉しいことだ
ちょこーっとを強調するあたりにも彼女なりの高潔さを感じるし、その平等で公平な精神はジノ班長にも似ているところがあるなとおもう
そう、例えるならジノ班長が女性であったなら、こんな感じだろうかというような……

「ほ、ほんとか!? あ……ごっほん」

票があるなら入れてくれるという宣言は次期班長として認められたも同然! 嬉しい!
でもそれを察されると小物のようで恥ずかしいので咳払いをひとつ
票で一喜一憂するような小物は班長の器ではないからだ!

「あいや…だから…ぼくはかっこいいとか……んにゃっ……」

そして、マオにとっては盤外からの一手
風紀委員と保健委員として真面目な話をしていたつもりなのにまた褒められた
しかもこれは、マオにとって最高の部類の褒め言葉!
煤けた顔をまっかにしながら、あわあわとしていると、追撃を重ねるようにモカーロの必殺ハグが炸裂!

「やめ、やめ! はなっ……! …きゅう……」

キャパオーバー……
マオはしめやかに気絶。これは落雷のせいではない、が、彼に電撃が走ったのは違いない
ああ、こんな頼りない少年に、はたして票を投じる価値があるのだろうか
本人はそんな杞憂もおかまいなしに、幸せそうな顔で眠るのでした
899モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/03/17(土)03:23:20 ID:uku
>>898
「そうそう、ちょーっとだけだからね」

隠し事のように口元に指を置きコッソリ小声で。
みんなのお姉ちゃんを自称するモカーロにとって、特定の誰かを贔屓にすることはあんまり褒められたことではない。
でも、こうして互いに支え合うと誓った間柄、少しぐらいはいいかなー、なんて思ってしまうのであった。

「うんうん、マオくんならダイジョーブだよ! もっと自信持っていいんだよ! お姉ちゃんも応援してるから!」

頑張ろうと羽を磨く者の背中を押すことは、モカーロの信じる主義においても重要な事。
誰かが自らの力を発揮させるための環境を作る手助けをする。それも立派な仕事の一つ。

「ほーらっ! 今日はいーっぱいありがとうねー!」
「……あれ、マオくん? マオくーん? ありゃー……」

感謝と欲望の籠ったモカーロのハグ攻撃。彼女の表情からも、若干欲望の割合が多い事がわかるだろうか。
何はともあれ、己の腕と身体の間でマオを弄ぶ始末。堪能した時には、すでに彼の意識は遠いところへと召されており。

「……とりあえず運んでおこうかな。ええーっと、風紀委員会はどこだっけ……」

保健委員として、人を放置してその場を去るのは仁義と信念に反する行為。
マオの身体をやっとの思いで背負うと、重い足取りで風紀委員の集う場所へと向かう事を決意する。
これからの委員会としての活動にも少しばかりの影響を及ぼすかもしれない、とある一日でありました。
900バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/17(土)22:54:21 ID:e6Q
今日も今日とて授業は終わり、生徒の為に用意された自由な時間が訪れる、年代によって時間の違いはあれど皆平等に放課後な、そんな時間。
その手に一枚の資料、その資料に目をくぎ付けにしながら廊下を歩く一人の青年が……青年と呼ぶには多少身長があれだが……青年がいた。

「……いくら欠員が出たからって、なぁ……ほんといっつも突然言いやがってあの人は……」

何やら悩ましいことでもあるのは、うんうんと唸りながら言う青年、その表情はいつもよりも剣呑な凶相に変わっているがそれを気にする余裕も無いようで。
周りを見ないままに廊下を歩く青年、まぁ基本的に彼は避けられているので今現在は誰とぶつかることもないが……さてはて。
901ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/17(土)23:04:47 ID:Odj
>>900
今日も眠気を誘う授業が終わり、やっと帰路に…というわけにはいかずこの後カメリアによる補講がある
しかしまだ少し時間があるので息抜きでもと廊下をぶらぶらしていた

「あ、先輩だー!やっほー!」

そんなときに見覚えのあるバルドイードを見つけ声をかけた
902バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/17(土)23:11:44 ID:e6Q
>>901
「あー?あー……ファルシュか、奇遇だな」

ガリガリと頭を掻いたついでと言わんばかりに頭を上げる青年、その瞳に相手の姿を移せば見覚えある少年で。
試料を掲げていたその手を下げ、もう片方の手を上げ軽く挨拶、多少ぞんざいな呼び捨てだが彼は誰に対しても大体そうである、そして割と反感を買うタイプである。

「わりぃが今日は色々あってな、手合わせすることは出来ねぇが……」

九割九分自分の為に行った相手との戦い、それはどうにも印象に残っていたらしく、開口一番そんな言葉を吐きだすことだろう。
どうやら今の青年は戦えるほどタスクを裂く余裕が無いらしい……まぁ相手がそもそもやりたいかどうかはさておいて。
903レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/17(土)23:20:11 ID:SZp
放課後、桜の蕾も見え始め、雪の欠片も水に変わりつつある学校はどこかぽかぽかした気持ちに包まれていた。

「…………はぁー…………」

のだが、ため息。春の訪れも感じられて、少しずつ暖かみを見せ始めた学校の空気を忘れさせそうなほどのため息。
それを聞き付けた、もしくは目撃したならばその先には亜麻色の長髪に月桂冠を着けた女子生徒が絶望とも言えそうな顔色で佇んでいるのが見えるだろう。
なぜか晴れやかな空を凝視して、鈴と翼飾りのついた杖をダランと持っていた。彼女の名はレイヴン・アインスコール。知る人は知るかもしれない、雨乞い部の新米であり寄天烈な格好をしている生徒だと。
そんな彼女が制服で居るのは、ある意味珍しい姿とも見えるだろう。
904ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/17(土)23:21:09 ID:Odj
>>902
「ぼくもきょうはカメリア先生とお勉強だから体力残しておかないと…また今度遊ぼうね先輩」

誰になんと呼ばれても大して気にしない様子の少年はこの後も始まる勉強に思いを馳せ少し憂鬱そうだった
かなり珍しい魔法を使うバルドイードとの戦いは少年の印象にも残っているようだ

「生徒会のおしごとー?先輩も先輩で大変だね」

そういうとちゃっかりバルドイードの手にあった資料をさっと取り目を通しはじめた
905バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/17(土)23:28:15 ID:e6Q
>>904
「あー、まぁ、遊びで済ませてくれるなら、いくらでもな」

へへへと苦笑いのような表情を浮かべてそんな風に返す、彼のその炎を見ても分かる通り、彼はどうにも他人を傷つけると言うことに慣れていない。
実戦であれ恐らくかなりの高水準で戦える力を持っているはずだが……殺す気で戦えと言われても、きっと彼は一線を越えるところで躊躇ってしまうのだろう。

「ん、まーな……って、てめぇいきなり何しやがる!極秘だったらどうすんだ!」

その手から資料をひったくられれば剣呑な表情に怒鳴り声、そんな極秘資料を持って廊下を歩くなと突っ込みたいところだが、ともあれ青年は相手から資料を取り戻そうと手を伸ばす。
その資料は……資料と言えるほどしっかりしたものではないのだが……まぁ要約すると、「副会長に欠員が出たから適当に補充しといて」みたいなことが書いてあることだろう。
906シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/17(土)23:34:30 ID:U3X
>>903
シーモアは悩んでいた。
彼が手のひらで大事に抱えているそれはカメリアから贈り物、ネポック聖銀十字勲章、甘口だ。
それは実に立派な造形、見るたびに食べるのが勿体ないという囁きが聞こえてきそうだ。

「これは、食べるべきだ…食べ物を粗末にしては…」
「いやしかし……せっかく飾り付けられた贈り物だ、どうにかして永久保存しておくもありなのでは…?」

爽やかな快晴とは裏腹に悩みに取りつかれるシーモア。

「クッソ!いっそのこと今ここで大雨でも降って持ち帰る事さえできなくなれば!このシーモアがここまで悩む必要もないというのに!」

ちょうど溜息を上げる少女の目の前を通り過ぎようとした時、シーモアは嘆きの声を上げた。
907レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/17(土)23:41:59 ID:SZp
>>906
「大雨……降らせることが出来たなら……!!」

だぁん、と落ち着いた雰囲気からは想像も付かない強い地団駄を踏んだレイヴン。どう見ても嘆きの声の中にある「大雨」に反応したということがよくわかる。
が、それはそれとしてだ、何故大雨というワードが? と思いキョロキョロすれば目の前に居るではないか。

「あなた、雨……必要……!?」

シーモアをまるで獲物を逃がさない猛禽類のような雰囲気と眼光で見つめるレイヴンは彼の服装で掴みやすそうなマントか、肩でも掴んだことだろう。
取り落としそうになることは恐らくない、何故ならその行動の前に上記の台詞が来るからだ、警戒するに容易い。

「ねえ、必要……? 今あなたは……雨が必要……!?」

うん、怖いと思われても仕方ないだろうが、彼女は彼女で真剣なのである。
何故なら雨乞いの申請書類を出しに行ったら「ダメです」とバッサリ切られたからである。理由がほぼ自分のためなので仕方ないのだが。
908ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/17(土)23:42:39 ID:Odj
>>905
「学校でやる模擬戦なんてほぼ遊びみたいな感じでしょー」

バルドイードとは反対にあっけらかんとした様子
少年は戦うことは遊ぶことのように思ってる節があり人を傷つけることも深く考えておらず躊躇わないのだ

「そんな極秘ならこんなとこで読まなくない?…へー、副会長の補充かぁ、目星はついてるの?」

取り返そうとするバルドイードに逆らわず素直に返す少年だったが中身はしっかり読んでおりそう尋ねた
909バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/17(土)23:49:39 ID:e6Q
>>908
「さぁな、一つだけ言えんのは、人間は簡単に死んじまうような脆い存在だってこった」

それは模擬戦を須らく遊びだと言い張る目の前の相手に対しての、一種の牽制、或いは警告だったのかもしれない。
加減を間違えれば容易く死ぬ、そう言いたげな青年のその言葉はきっと、青年が優しい炎を好んで使う一番の理由なのだろう。

「目星……って言えるほどはついてねぇなぁ……あの人は面白いヤツの一点張りだし」

やれやれと言わんばかりに息を吐く青年、あの人というのは恐らく生徒会長のことだろう、その表情はいかにも苦労してそうだ。
ともあれ、そんなふんわりとした要望だけをヒントに彼は後釜を探しているらしい、多少の判断材料はあるかもしれないが……。
910シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/17(土)23:50:29 ID:U3X
>>907
「うわぁちょちょっ!?」

彼女の剣幕に驚き、なす術もなく肩を掴み掛かられたシーモア。
慌てて手作り菓子をその身に抱き寄せながら向き合う。

「あ、ああそうだ、今日だけは…!今だけは!私に雨が必要だ!」

レイヴンの態度に明らかな動揺を見せながらもシーモアは自らの意思を主張した!
911レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/17(土)23:56:19 ID:SZp
>>910
「あっ……その言葉が、私は欲しかった……!」

ごめんなさい、と言うような雰囲気かと思えばこの変わり様、しかしシーモアにとっては少し意外かもしれない行動に出る。

「なぜ必要か……それだけを教えてくれればすぐにでも降らした……降らせる……! だから待ってて……!」

書類らしき物をどこからか取り出して広げればカリカリと書いていく。そして理由を聞けばそれをそのまま書き写して校舎へと爆走していくだろう。

――そして暫し、何とも言えない時間をそこで過ごしていたならばレイヴンは雨乞い衣装に華麗にチェンジして息を切らしながらも帰還するだろう。
なぜかサムズアップを贈りながら。
912ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/17(土)23:57:53 ID:Odj
>>909
「それは勿論わかってるよ、目の前で何人も見てきたからね」

思い出すのは研究所にいた頃。魔力を引き出すには実戦と、日々合成魔獣や悪魔と命がけで戦ってきた。来る日も来る日もそれは続き命を落とした他の実験体を嫌というほど見てきたのだ
そんな中でそれを楽しむことでしか己の精神を保つことができなかったのかもしれない

「せいとかいちょーとも遊んだことあるよ、勝負つかなかったけど!またあそぼーって言ってくれたんだ」

生徒会長のことならもちろん知っている。それどころか戦ったことがあるらしい
913シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)00:05:49 ID:YbX
>>911
「馬鹿な…!いくら何でも人が雨を降らせるなど……」

出来るわけがない、そう言いだそうとした瞬間に彼女は過ぎ去ってしまう。
一体やつは何者だったのか、シーモアがそう疑問を口にしようとした時、レイヴンが再びこの場に現れて

「……えっ?」

見覚えのない衣装を身に纏った彼女とそのサムズアップに呆気を取られ、静かに見送るしかなかった。
914バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/18(日)00:06:02 ID:beN
>>912
「……それでも遊びって言えんのは……あんまり、健全じゃねぇなぁ……」

言葉を選ぶ必要があった、或いは青年は相手のその言葉に対して一瞬怒号で返そうかと思ったのだろう、自分を押さえつけたのはひとえにその言葉に正当性がないからだ。
人の命は軽く散るけど、それ以上に重いものだ、なんて、青年が語るにはあまりに不格好すぎる、困ったように頭を掻いてそれだけ零した。

「……あの人何やってんだ……とにかく、俺はあの人のお眼鏡に適う奴を探さなきゃいけねーわけだ、リアルに」

思わず頭を抱える青年、まぁ生徒会長自体は学園で知らない人は居ないくらいの存在だが、その奔放な行動の皺よせは生徒会に来るわけで。
ぺらぺらと先ほどの資料を手持ち無沙汰に振りながら、青年はそんな風に言うことだろう、非常に怠そうに。
915エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)00:07:40 ID:w2e
「うーんと、とり、とりー……」

悩まし気に呟きながら、図書館の本棚を眺めて歩くエリシア。
バーラントから預かった鷹の死霊を使いこなすべく、元となった動物のお勉強という訳だ。
もっとも、バーラントから構造などはあらかた聞いているので、それなりに深いことが書いてある書物が要求されるが。

「……んー?」

もっとも、エリシアは図書の並びをよく理解している訳ではない。
なんだか関係ない場所をふよふよと浮かびながら、あてずっぽうで書物を探す状況だ。
916レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)00:11:33 ID:kFi
>>913
「……雨乞い部所属、レイヴン・アインスコール……今から雨乞いを始める……」
「……雨を浴びる準備、大丈夫……?」

呆気に取られてるシーモアを尻目にレイヴンはそう宣言し、同時に注意を促す。確かに、雨を求めるなら雨避けなどの対策は必要。
レイヴンが聞いているのは心構えなので、どう答えてこようがその場に杖で人が五人は入れそうな大きさの円を描くとその中心に立った。
そして舞踊を始めるのである。腕や腰の捻りを巧みに使い、身体の回転や鈴の音を鳴らして行われるそれは見世物として十分に通用するレベルである。
――そして何の因果か……文字通りに雲行きが怪しくなる、シーモア、準備は済ませられただろうか……?
917ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)00:15:49 ID:5rj
>>914
「遊びだとは思ってるけど人の命が重いことはぼくが一番わかってるしそれを奪うことだけはもう絶対しないししたくないよ」

困ったようなバルドイードに対しずばずばと持論を述べていく
子供の戯言のようだったが彼には彼なりの考えて自体は持っているようだった

「ぼくやってもいいよー!楽しそう!」

生徒会がなにをするかすらわかっていなさそうだが面白そうなことには首を突っ込む性格なのだ!
918アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/18(日)00:16:02 ID:TWq
>>915
本を探すエリシアの近く……
図書館の一角に無駄にスタイリッシュに佇み、
書物を読み耽る女子生徒の姿が。

「………。
 ……そこの貴女……何か本をお探し……?」
エリシアはあまり効率的でない本の探し方をしている様子。
そんな気配を察したのか……本に目を通しながら、凛とした声をエリシアへと投げかける。
919シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)00:20:47 ID:YbX
>>916
雨乞い部、レイヴン・アインスコール。
その名を聞いたときシーモアは驚きを隠さず目を見開いた。

(雨乞い部…!こいつ、まさか本当に雨を…!だがしかし!)

「か、構わない…やれるものなら、このシーモアにやって見せよ!」

何かの予兆の様に怪しくなる雲行き、その予感を認めないと言わんばかりにシーモアは待ち構える!
無事に彼女が雨乞いを成功させたその瞬間、シーモアは自らの意思に関わらず受けて立つことになるだろう!
920エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)00:22:08 ID:w2e
>>918
「……おー?」

声の方を向いてみれば、何やら優雅に佇むアーニャの姿が。
ぱちくりと目を向けて、アーニャの問いに答えを返す。

「んーとね…… とりのほん!」

猛禽について書かれた図鑑のようなものを探しているのだが、そこは安定の説明不足。
そもそも何の鳥かを言っていないうえに、目的すらその一言では分からない。
ともすれば、鳥の登場する絵本や物語なんかともとられてしまいかねないが。
921アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/18(日)00:25:44 ID:TWq
>>920
「……鳥の……本、ですわね……?」
お嬢が目を通していた本……鶏肉料理の極意、と表題された本を閉じると、
それをエリシアへと向ける。

「もしや、これをお探し?」
……それは絶対違うだろう。
922バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/18(日)00:26:59 ID:beN
>>917
「……なんだ、案外、自分の考えを持ってるんだな、アンタ」

少年のことを外見相応の年齢だと、或いはその程度の精神状態だと考えているであろう青年は、少し失礼にも思えるそんな言葉を感慨深く吐いた。
少なくとも青年が少なからず反感を持っていた理由は、相手が遊びだと称して誰かを傷つけかねないと思ったからだ、なれば相手がそれを真っ向から否定すれば、その笑みから苦さが消えるのも宜なるかなと言うことだ。

「いや、あのなぁ、こういうのは簡単に決めていいもんじゃ……いや、ちょっと待てよ……」

さて、青年が持っていた資料には指令以外に一つ、ちょっとしたデータが載っていた、それは勿論副会長を選ぶための一つのデータベース。
今一度それに目を通す青年、副会長に限らず生徒会に相応しいとしてピックアップされる生徒はつまり、その身を以て学園の危機解決に臨んだ者達だ。

「……絶対あの人だったらゴーサイン出すよなぁ……!」

学園に限らず全世界の危機を消し去るために努力した生徒……即ち星空の歌劇団に参加した生徒は大体その名前がリストに挙げられている!
そんな相手が自ら志願しているその状況を、たかだか庶務である青年が止められるものだろうか?いや止められるはずがない……それが青年の苦悩の理由である。
923レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)00:27:35 ID:kFi
>>919
その台詞に舞踊の最中であるはずのレイヴンの顔は微笑みを浮かべていた、それがシーモアに確認できたかは彼の動体視力次第。
ススキ飾りも翼飾りも、羽衣も腰簑の裾も、髪も惜し気もなく揺らし翻していった舞いはどこか雲を呼び起こす竜巻のよう。

――――ぽつ、ぽつ。
――ぽつぽつぽつぽっ、ざざ。
ざーーーー。

小雨から始まったその雨はどしゃ降りとまではいかずとも傘が欲しくなる雨量、勲章は大事に持たねば巻き込まれかねない。
それだけの雨を降らせたレイヴンの表情を見る余裕があるならそこには、先程までの暗そうな雰囲気は消え失せて晴天のごとき笑顔を浮かべている。
924エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)00:31:06 ID:w2e
>>921
「なに、これ?」

アーニャから本を渡されて見て見れば、そこには捌き方や焼き方などが細かなポイントと共に掲載されている。
そう、「鶏肉料理の極意」だ。見ているだけで普通ならよだれが溢れそうな一冊。……もっとも、エリシアは鶏肉と味覚とがあまりリンクしていないのだが。
しかし、肉を扱う性質上、それなりに鶏の部位については書かれている。以外に惜しいぞ!

「……これの、タカってとりのやつある?」

無茶な要求。猛禽を事細かに食材として研究した書物など、ネポック蔵書多しと言えど存在するのだろうか。
925ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)00:36:09 ID:5rj
>>922
「こう見えてもそこそこ場数は踏んでるからね!」

ふふんとドヤ顔で胸を張る少年だった

「そんなに条件とかあるのー?」

苦悩してるバルドイードをみて成績の悪い自分だったら問題あったりするのかなぁと考えている
即決できるものでもないなら仕方ないかと思いはじめた
926シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)00:36:54 ID:YbX
>>923
ああ今日はなんと素晴らしき日か。
この巡り会わせ、これこそまさに輝かしき我が運命。

「フ……フハハハハハ!!!これで悩む必要など微塵にもなくなった!」

雨にその身を打たれようとも微塵にも気にする様子はなく、それに逆らうように顔を空へと見上げて高笑いをするシーモア。
そして思い出したように菓子をマントの中で器用に二つ折りすると、その片方を手の甲で覆うように持って恩人の彼女に差し出した。

「受け取りたまえレイヴン!これはカメリア先生だけでなく、私の感謝の思いが詰まった菓子だ!」
927レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)00:42:23 ID:kFi
>>926
「キャッホーーイ!! 雨!! 雨! やったー!!」

高笑いとほぼ同時、その歓喜の声が雨音に負けじと響き渡った。草履の足で駆け回らんとするほどにテンション高潮! 高揚! そして菓子!

「!? 良いの!? ありがとうマントの!! 大事にする!!」

遠慮が少し足りない気がするが、器用に羽衣で雨避けさせながら菓子を受け取り、まさかのシーモアが最初に悩んだことの再来を口にする。
そして名前も見たまんまである。単純なことがよくわかる一面だ。
928バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/18(日)00:42:51 ID:beN
>>925
「本当にそうは見えねぇけどな、まぁ……信じるよ、アンタのこと」

サクッと相手の容姿を揶揄いながら笑う青年、まぁ身長的にブーメランが刺さっているが、それはそれとして。
その言葉は冗談には決して聞こえない、どこか響くような重さがあった、彼がそういうなら、きっと本当に相手の実力を信じているのだろう。

「あー……実際俺に決める権限とかはねーから、立候補者が居たっつって会長に教えることになる」
「だから、会長が決めるまでは待ってもらうことになるな……どーせ即決だろうけど」

まぁあくまで青年は庶務である、雑用はこなしているが中枢にかかわるようなあれそれは任されていない、結論は結局上任せなのだ。
そんな風に断って、それでもいいと言うのなら青年は会長へと話を通しに行くことになるだろう。
929アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/18(日)00:45:22 ID:TWq
>>924
「……た、鷹料理……!!!」
鷹を食用にする、という話は流石に聞いたことが無い。
……世界は広い……と、お嬢は衝撃を受ける。

「少々お待ち頂けます……!?
 ………こ、この辺りにならもしや………。」
料理本が並ぶ棚の、奥の方へ……
ここならもしや、と血眼で探すお嬢だが、しかし鷹料理など記述されている本はやはり無いのであった。
930シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)00:48:26 ID:YbX
>>927
「うむ、実に美味しい、勝利と幸福の味だ!」

白銀の十字架を懐に仕舞い、レイヴンとは対象に菓子を口の中に頬張り甘味を存分に堪能したシーモア。
充実した時間を十分に過ごしご満悦の様子でレイヴンに向けて

「ところでレイヴン、貴重な雨乞いの魔術を見れたし悩みもなくなった。」
「このままでは私のお気に入りのマントずぶ濡れになるから雨を止ませてくれたまえ。」

見事な掌返しをかました。
931ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)00:50:40 ID:5rj
>>928
「先輩こそ先輩には…みえない…」

笑いながらさらっと言葉を返す
が、バルドイードの言葉を疑うことはないようだった

「うんー、それでいいよ!ダメだったら抗議がてらかいちょーと決着つけにいこうかなぁ」

そんな軽口をたたきながら半分本気なのかもしれない
932レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)00:53:49 ID:kFi
>>930
お菓子!? と言うようなビックリした表情に早変わり、雨によって激変する性分のようだ。
丁寧に堪能するとそれはもう、お気に入りのお菓子を至福の時間帯に食する少女のような笑顔を浮かべていた。彼女は甘いものは好みの一つだ。

「無理!!!!」

掌返しに満面の笑顔で返した。本当に出来ないから仕方ない。自然に止むには……勢いから見ると長くて半時間、短くても十分は要するだろう。
933エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)00:54:23 ID:w2e
>>929
「ないー……?」

実は別に食事本を探している訳ではないのだが、エリシアにとって構造理解と経口摂取は強くつながっている。
そのため、「別に食べなくてもいい」という一言が出ることもなく、本を探すアーニャの背中にぺったりと張り付くエリシア。
子供一人が乗っているとは到底思えない軽さと、ゼリー体が背中に張り付くひんやりとした感覚が伝わるだろう。

「あっ、たかのまものでもいーよ!」

そう言えば、今使っている猫への擬態は魔法によって生まれた魔物を食べることで獲得したものだ。
直接的に鷹が理解できずとも、それを模した魔物でもいいのではないかと、アーニャに囁いた。
……もっとも、今の話の流れで行くと様々な誤解が避けられないような気がする。
934バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/18(日)00:57:46 ID:beN
>>931
「だ、誰が幼稚園の年長さんだごらぁ!」

相手の言葉にそれだけは許しておけんと言わんばかりに怒りを示す青年、何もそこまで行っていないのだがまぁ、怒る表情とか諸々踏まえて先輩の威厳があるかと言われると……。
まぁ身長が低いとはいえ、一応160cm近くはあるわけで、背の低い高校生と言えば大した違和感はないはずだ……多分。

「やめてくれよ、その後始末すんの俺なんだから……ったく」

きっとその勝負を快諾するだろうあの人の姿を思い浮かべて、青年はげんなりしたようにそう言って生徒会室へと向かう。
移動に数分、直訴に数分、そして決断には数秒と掛かるまい……それが終われば少年は晴れて、その直訴が一瞬で可決されたことを、青年の口から聞くだろう。
935シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)01:03:06 ID:YbX
>>932
「……。」

絶句した。
待て、落ち着けシーモア、きっとすぐに止む。
そう言い聞かせようと再びそれを見上げたが止む気配は今のところ全くなし!

「…ま、待て!そうだいつもこの魔術を使っているのだ!何か雨避けになるものは持ってないのか!?」

必死な形相でレイヴンに駆け寄りシーモアは彼女に問いただす!!
936ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)01:04:31 ID:5rj
>>934
「そこまでは言ってないよ!さすがに!」

怒声なのだが内容が内容だったので威厳もなにも感じられない!
140cmくらいの少年が言えた義理ではないが…

「どうだったー?…やったー!今日から生徒会だー!…って生徒会ってなにするの?」

立ち去ったバルドイードは10分ほどでもどってきた、そして可決を知らされた少年は喜びで跳び上がる
しかしそもそも生徒会がなにをするのかわかってないようで…
937アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/18(日)01:07:28 ID:TWq
>>933
「鷹の魔物の料理……!!」
エリシアを背に負い、こめかみに手を当て思案を巡らせる。
鷹……鷹の魔物……

「グリフォンを料理……そんなものも聞いたことがございませんわ!!」
真っ先に思いついたのは、鷹頭(正確には鷲だったか?)の魔獣。
モンスター料理の書棚へと移り、書物を漁ると………

「あ、ありましたわ!!
 へぇー、ほんとに食べるんですわね……。」
古びた料理本には、数多のおぞましい魔物を何とか料理して食した記録が。
その中に、確かにグリフィンをローストして食べた記載があったのであった。
938レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)01:08:19 ID:kFi
>>935
「持ってない!! 私浴びる派! マントのは何派!?」

シーモアには死刑宣告に等しき宣言、何を隠そうレイヴンは降ってきた雨をその身いっぱいに浴びるのが何よりの幸せ、至福、これぞ雨好き!
レイヴンはまさに遠足当日に晴れの日が当たった初等部のごとき笑顔をシーモアに見せつけていた! ダメだこの子使えそうにない! しかも名前がマントの、で固定しそうだ!

「濡れたなら乾かす! 後でね!!」
939バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/03/18(日)01:10:28 ID:beN
>>936
「適当なヤツだなアンタ……あー、まぁその辺は一つ一つ話してやるよ」

やってもいいと言っておいて今更何を、そう言いたげな表情で思わず揶揄する青年、まぁ業務の説明くらいはすぐ終わるはずだ。

「ま、とりあえず……生徒会にようこそ、歓迎するぜ?副会長さん」

まるで招き入れるように、生徒会室の扉を開いて、青年はにっと笑みを浮かべてそう言うだろう。
その扉の先にあるものが、少年の人生に更なる彩を与えてくれることを、そして学園が今よりもっと良くなることを、願う。
940エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)01:14:07 ID:w2e
>>937
「ぐりふぉん?」

上半身を猛禽、下半身を肉食の四足獣で構成した魔物。
少なくとも初等部が出歩ける場所には生息しないであろう名前に、聞いたことが無いのか首を傾げる。

そして、なんと存在したモンスター料理の本をアーニャの肩口から覗き込んで。

「おぉー……
 ねぇ、羽根は?羽根はかいてない?」

その姿を見れば、嘆息。確かに主たる構成要素は鷹のようなので、これでもいいかもしれない。
エリシアは鷹について一番知りたかったポイント、羽根については何か書いてはいないかとアーニャを急かすのだった。
941シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)01:18:09 ID:YbX
>>938
「うわぁあああ貴様ぁぁぁあああああああ!!!私はシーモア・トワイライトだぁぁぁあああああああ!!!」

絶望した、しかしそれでも絶望に抗うように名を名乗る。
その後もシーモアの慟哭を続けるがその慟哭も雨の中に掻き消え……。


「……はっきり言おう、私雨は嫌いだ。」
「マントは濡れるし書店で本買ってこれから帰ろうとしたら降り始めるし日が当たらないと外でゆっくりと本も読めないし」

何処かの暗殺者の様にマントを頭から被り、滅入る気のままにネチネチと雨への恨み節をぶつけるシーモア。
本来ならばレイヴンに物申していたのだが自らが雨を求めた手前、強くは出られない。そんな態度がひしひしと伝わる。
942アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/18(日)01:20:11 ID:TWq
>>940
「えーっと……手羽先は……
 甘辛く煮つけると美味、との事ですわ……!」
別に料理方法を聞かれた訳では無い。
……しかしその本を覗き込めば、挿絵にグリフォンの全身像が描かれている。
その翼の形は良く分かるのではないだろうか。
943ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)01:21:25 ID:5rj
>>939
「適当な生き方がもっとーなので…」

照れ臭そうにわらいながらそう答えるのだった

「今日からよろしくおねがいしまーす!」

わくわくとちょっぴりの不安を胸に生徒会室の扉をくぐるのだった
補講に生徒会活動も加わりますます多忙を極めることをまだ少年は知らないのであった…
944レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)01:25:20 ID:kFi
>>941
「じゃあシーシー! よろし――えっ」

名乗りを受けて即行であだ名を付けるレイヴンで差し出される羽衣を繋げた濡れた手を差し出したその時、彼女は固まった。
雨への恨み節、実は真正面から語られたのはほとんど無い、つまり耐性は一切無い。
確かに、彼の言うことは一理ある。雨を浴びれば濡れてしまうのでそれがダメなことがあるのも知ってはいる……。

「……あ、あと少ししたら消えるから! 多分……ま、マントは乾かすから許して……」

雨の日特有のテンションの高さがどうも悪く作用して涙を浮かべながらも謝罪を述べて申し訳なさそうに校舎内に手を引いて連れていこうとしていた。
945エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)01:28:54 ID:w2e
>>942
グリフォンの挿絵を見て見れば、頭も翼も足もそろっているではないか。
鷹の身体のうち、もう尻尾以外はグリフォンに揃っていると見える。

「たべたい……!」

いや、正確には経口摂取を経て構造を理解したいということなのだが。表現上はそうなってしまうのは仕方がない。
しかし、エリシアの接種の性質としては、こと身体構造においては切り離したりせずに食べる必要があるのだ。
その点、以前リアンに猫の魔獣を貰えたのは本当に、本当に僥倖だった。

「……ひなは?」

ああ、無邪気さのなんと残酷なことか。グリフォンの幼体ならば一飲みにできるかと、肩口からアーニャに問うた。
もっとも、魔獣の幼体には気のたった親もいるだろうから、データが無くともおかしくはないが……
そして、唐突にひなを要求し始めたエリシアに、アーニャは何を思うのだろうか。
946アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/18(日)01:35:50 ID:TWq
>>945
「ひ……ヒナを……!?」
無邪気な顔をして、グリフォンの雛を食そうと言うのか……!

「お、恐ろしい子ッ……!」
とは言いながらも、該当の項は無いかとページを捲る……

「残念でしたわね、雛はさすがに載っておりませんわ……。」
……が、流石にグリフォンの雛を料理したと言う記述は何処にも無いのであった。
947シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)01:38:09 ID:YbX
>>944
差し伸べられた手に静かに手を伸ばそうとしたシーモア、ふと顔を上げた時だ。

「…!?いや待て!!それでも好きな所あるには、ある………あるか…?」
「あるぞ!!」

レイヴンの眼に溜まりかけた涙をこの雨の中で見た、見てしまったシーモア。
巡りに巡る罪悪感とレイヴンの涙を拭おうと自らの頭をフル回転させる!

「……ッ!よし閃いたッ!!」
「確か大雨の時だ!私が子供のころに泥んこで転んで大泣きした時に母上が優しく撫でてくれた!それを思い出す!」
「だから全部が嫌いではない!そのはず!」

正確には思い出した、だ。
彼女の機嫌が直ることをただ願いながらシーモアは早口でまくしたてた!
948エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)01:43:33 ID:w2e
>>946
「そっかー……」

雛の記述がないと聞いて、若干の落胆を露わにするエリシア。
しかし、今回の図書館への訪問で得た重大な情報。鷹の構成要素のほとんどを持つ、グリフォンという魔物の存在だ。
何というかそこまでするなら鷹の雛を探した方が早いのではないかというツッコミをするものは誰もいない。

「ぐりふぉん、しらべる……!!」

なにがしかの決意を露わにしたエリシア。ぐっとこぶしを握って気合は十分。
目指すはグリフォンの構造理解、それによる鷹の死霊への適応である。

……が、終始説明不足気味のエリシアの決意を、アーニャがどうとるのだろうか。
949レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)01:43:51 ID:kFi
>>947
本当? といった顔でレイヴンは聞こうとしていた。途中の閃いたは聞こえなかった。
その思い出を聞けばレイヴンはぐしぐしと涙を拭いとって笑いかける。

「……お母さん、優しい人だね! ……あ、なら!」

思い付いたように、手を引いてる途中にレイヴンはシーモアの頭に手を伸ばす。それを避けないならばレイヴンはシーモアの頭を少し慣れた手つきで撫でるだろう。
マント越しだし、思い出に被さりそうだし、シーモアが避けてもその時は泣くことはない、ごめんね、と謝って校舎内に連れていき、近くに居ろと言うだろう。さすればその時、シーモアの周囲を暖気が包むことだろう。
……生乾きが嫌ならば、察してここで止めるべきだ。
950アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/03/18(日)01:51:18 ID:TWq
>>948
「……お待ちなさい……!!」

「グリフォン料理をなさる際は……
 ……是非とも、わたくしもご一緒させて頂きたいですわ……!」
未知の味覚に興味を示すお嬢……!
……しかし、エリシアの目的はそこでは無いのであった。

「ちなみにグリフォンについてでしたら、
 あちらの書棚……モンスター図鑑を探すとよろしくてよ。
 ……ではご機嫌よう!」
そう言い残し、お嬢は図書館を去るのであった。
951エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/03/18(日)01:54:46 ID:w2e
>>950
「……んー?」

グリフォンに会いに行くとなれば、当然校外、しかもそれなりの場所に行かねばなるまい。
この上級生は、それに随伴してくれるということだろうか。確かに初等部だけでは足を延ばせる範囲はほとんどない。

「わかったー、またいっしょにいこーねー!」

手をぶんぶんと振ってその場で浮かびながら、アーニャの背中に別れを告げたエリシア。
そして彼女が残した言葉に従って、モンスターの図鑑を手に取って調べ物を始める。
……あんな約束を交わしながら、お互いに自己紹介の一つもしていないことに気付くのは、いつになるのだろうか。
952シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)02:00:28 ID:YbX
>>949

「…えっ、あ、あぁ……。」
「ばばばば馬鹿止せ!これは飽くまで昔の話であって、今とは……少し違う!」

頭を撫でられ、少し心地よさそうに受け入れるも遅れてやってきた羞恥心。
シーモアはそれを振り切ろう慌てて一歩下がり、恥ずかしさを覆い隠すようにマントを頭の方へさらに引き上げる。
そのまま校舎に入ると彼はマントを広げた。

「…取りあえず何でもいいからこのマントを乾かしてくれ。」

すっかりとびしょ濡れたマント、ポタポタと雫が滴るそれをレイヴンに差し出すように前に出す。
953レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)02:07:55 ID:kFi
>>952
下がったシーモアをそれ以上は追わない、自分視点で嫌がっている相手を追い詰める真似はしたくないのだ、さっきしたけど。


「ん、ラジャー。……ただ後で洗濯し直すといいよ!」

まだ雨テンションが残っているのか語気は明るめに言うと受け取ったマントをまずはパァン! と洗濯物を干す前の恒例手順で水滴を飛ばせば、丁寧に折り畳んで汚くない床、または椅子の上にでも置いてから杖の先を向ける。
――数分後、レイヴンが手を拭いてからぽふぽふとマントを撫でれば、達成感溢れる笑顔で手渡す。

「はい! シーシー! 乾いたよ!」

……ちょっと生乾きっぽいが、洗えば落ちるレベルだ。雨に濡れたのをそのまま熱で乾かしているので仕方なくはある。最初に水滴を飛ばしたため酷くはないが。
954シーモア◆ZFhSOV4rstk9 :2018/03/18(日)02:27:36 ID:YbX
>>953
多少の汚れはあれど元の茜色を取り戻せれば許容範囲内。
そのマントはまるで夕焼けの空の景色を切り取った一枚のキャンバスの様。
シーモアはそれを満足気に見つめ、やはりこうでなくてはと小さく呟いた。

もう一度正しくマントを身に纏い、襟元を直す中、シーモアはレイヴンに告げる。

「…レイヴン、雨についてなのだが、もう一つだけ確かに好きなところがあった。」
「読書をする時に雨の音を聞くととても落ち着く。」

「……それでもやはり、私はこの色と快晴の方が好きだがな!!」
「今日は色々と世話になった、また会おう!レイヴン・アインスコール!」

雨降れば地固まる、それはまさに今日の雨に対する印象そのもの向ける言葉。
悪い所を直視しても決してその全てが悪いことではない、新たな発見があった。
シーモアはレイヴンに別れの言葉を告げ、次にやるべきことを決めたと言わんばかりにその場を去っていった。
955レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)02:36:51 ID:kFi
>>954
「……ん、じゃあ今度は……部屋で本読む時にやる!」

なんだかズレた発言だが、彼女自身は大真面目な気遣いである。落ち着きたいというときは彼女に頼めば部屋の中でもやることだろう。本人は外へ向かうにしても。

「……あ、そっか」
「うん、またねー、シーシー。雨とお菓子、ありがとー」

マントの色と台詞を聞いて、その色合いが示すものを見出だした。さすればレイヴンは合点がいったように呟いていた。
そして別れの言葉を聞けば、レイヴンも御礼を告げて再び外へ。今回雨を降らせることが出来たのは不謹慎ながらシーモアが悩んだお陰なのだ。

「んー……やっほーー! アメあめ! 気持ちいいー!!」

雨音響く外で暫し、歓喜の舞をする彼女が見かけられたという。その雨は役目を終えたとばかりに少し経つ頃には雲を引かせて快晴の陽射しを強調させたのだった。
956リュネス◆UFH2tocGt. :2018/03/18(日)20:53:11 ID:8Vd
ぞろぞろと猫を引き連れてリュネスはまた屋上に向かっていた。今日は授業中ではなくちゃんと昼休みである。
ただ何様のつもりなのか勝手に屋上への扉に立ち入り禁止の張り紙を貼って。

「これで優勝間違いなし……」

一週間後、街で開催される曲芸コンテストに出場して優勝賞金を頂くことが彼女の目的。
小さな笛の旋律に合わせて舞い踊る猫達を見て優勝を確信し、自信満々に頷くのだった。
957アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/18(日)21:00:48 ID:qOI
>>956
「……?」

さてはて、屋上の入り口の扉の付いてる小屋アレの上で寝転んでいたアラスミシア
アレの名前ってなんって言うんでしょうね、それはともあれやって来たリュネスとにゃんこ達の芸を見てビックリして硬直!

「……お、おぉー……」

やがて感嘆めいた声を上げ、いつか……具体的に言えばシルバーバレットレース直前のメンテナンス中に……会ったアラスミシアはその様子を見下ろしていた
958リュネス◆UFH2tocGt. :2018/03/18(日)21:10:40 ID:8Vd
>>957

人が居ると知ればリュネスはすぐに不機嫌全開。それだけなら不機嫌になるだけだったが、以前自分を襲って来た相手を前にそれだけで済むはずがない。

「……おまえはよくも私の前に顔を出せたわね、いますぐ殺す」

とりあえず笛をアラスミシアにぶん投げる。魔法を使ったらすぐに教師が駆け付けてくるので、絞め殺そうかなんて考えながらアラスミシアが居る場所に登ろうとしている。
959アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/18(日)21:14:33 ID:qOI
>>958
「いたい」

すこーん!とおでこに笛、直撃!
くるくるりんと宙を舞って転じながら降下してくる笛

「あったこと、あった?」
「……きおくが、喪失だとかなんとか、おぼえてない」

アラスミシアのその様子に嘘偽りの気配は皆無であり、ノールックで笛をキャッチし上から差し出して返そうとする所作には以前の邂逅時の剣呑さはない
960リュネス◆UFH2tocGt. :2018/03/18(日)21:31:11 ID:8Vd
>>959

「……はぁ?」

笛を乱暴にぶんどると記憶喪失だと語る彼女を責めていいのか、困惑している様子。登ると壁に背を預け、アラスミシアを見下ろす。

「ああもう、私のこの怒りはどこにぶつければいいのよ……」

壁を力を込めて叩くがそんなものでは収まりそうにない。かといって今のアラスミシアを痛めつけるのも違う。
行き場ない感情を沈める術を失い、リュネスはアラスミシアを睨むのだった。
961アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/18(日)21:36:03 ID:qOI
>>960
「あー……」
「まぁ、そう、な」

ナナメ上を見て、うーんと悩む様子
そしてにゃんこ達に落とした視線を再びリュネスへと下ろした

「……そーゆーの、ふまえた上ってんなら、」
「すこし、付きあうけど?」

少し挑戦的な笑み、詰まる所怒りの消化先となるとの事だ、最もアラスミシアとしても抵抗しないとは言ってはいないが
962リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)21:45:59 ID:kFi
校舎内にある食堂にて、風紀委員の一人であるリエードはあるモノを注文して楽しげに待っていた。
その内容を聞いていた者達はざわざわとしつつも、どこか戦いを見物する客のように勝手な感想を口に出していた。

「楽しみですねえ、マグマ丼とやらは。果たしてどのようなものでしょうか……?」

二の腕の風紀の腕章は彼の立場も周囲に伝えていたが、少なくとも今回ばかりは恐れより好奇心が勝る者が多かったようだ。
963リュネス◆UFH2tocGt. :2018/03/18(日)21:49:03 ID:8Vd
>>961

「……後悔するわよ。ここだと感付かれるから、場所を変えさせてもらうわ」

相手がそう言うのなら遠慮はない。教師に気付かれると面倒だからとそう提案し、アラスミシアが着いてくるなら二人は学園を囲む森を抜けた先にある草原に辿り着くだろう。
964ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)21:54:42 ID:5rj
>>962
生徒会として新たに就任し、左腕に腕章を巻く少年はその任につくに当たり色々と覚えることがおおくその日も読んでおく資料を抱えたまますこし休憩でもと食堂を訪れた
そしてどんと資料を置いたその席はリエードの真ん前だった

「げっ…風紀委員だ…」

一見風紀委員に特に世話になることもなさそうな少年だったが喧嘩や無申請の模擬戦で取り締まられたことは数知れない…
思わず顔をしかめるが…
965アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/03/18(日)21:55:43 ID:qOI
>>963
「え、いや、そこまで本気に……?」

さてはて、スイッチの入ったリュネスの後を追って森の中
しばしの後、轟音と怒号が響きその草原の一画は焦土と化していたのであった

「……うん、まぁ……」
「……ごはん、たべない……?」

傷だらけで大の字で空を仰ぐアラスミシア、お腹が空いたのでした
966リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)22:03:10 ID:kFi
>>964
「おや、生徒会の方ではありませんか、食事ついでの仕事ですか? いやはやお疲れ様です」

ニコニコとした様子で目の前の生徒を見ているリエード。その碧眼は資料と腕章を見て、口に言葉の選択肢を与えていた。

「しかし、げっ、とはなんです? 風紀委員ですが自分が直接……おっと、なるほど。これは面白いメニューですねぇ……!」

ファルシュに苦言を申そうとしたその時、食堂の従業員からは麻婆丼にカレーがかかったような……巨大な丼。
気になったならメニューを確認すると良い、これはいわゆるチャレンジメニューだ。しかしリエード、これに対して笑ったかと思えば――ガツガツとかっこみ始めた、無謀である。
967ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)22:17:33 ID:5rj
>>966
「新しく入ったんだ、これから関わることもあるかもだからよろしくね」

自分はもう生徒会の一員なのだから一応体裁は整えなければとしかめっ面を取り繕うように挨拶。
生徒会と風紀委員の向き合う異様な光景は近寄りがたく他の生徒は距離を置いている…

「そんなこと言った?無意識かなぁ…ってそれ美味しいの?」

げっと言ったことにはしらを切りリエードの目の前に運ばれてきた丼を怪訝な顔で見つめる
968リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)22:25:41 ID:kFi
>>967
「ええ、よろしくお願いしますよ、自分はリエード・リオーナです、気軽にリエードと呼んでくださいな」

先程までの無謀なチャレンジャーを見る目もすっかり萎縮した目だ。それもそのはず、生徒会と風紀委員の相対だけでも怖いのに、片方は生徒が恐れると班長御墨付きのリエードなのだから。

「ふぅ、無意識はなお問題では? 美味しいですよ? 良かったら貴方も食してみては? 食べ切れないと少しお金はかかるようですが」

一度かっこむ手を止めれば飲み込んでからあまり口内は見せぬように手を被せて穏やかな眼差しでそう投げ掛ける。まるで挑発しているようだ……。

「ああ、多少辛いらしいので気を付けてくださいね? ああでも、貴方のような少年は無理なさらぬ方が良いかもしれませんね」

見た目を見て、何の種族か定めようとしてみたがいまいち何かわからない。そのためか一旦は初等部、中等部と見て舌の問題を含めて忠告。
よく見ると彼の丼の中心部にはハバネロマグマなるソースが見えている……が、リエードはやはり臆する様子も見せずにまた豪快に食を進めていた。周りの目すら驚きと一種の羨望が見え始めているがファルシュは果たしてどんな行動を取る?
969ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)22:38:00 ID:5rj
>>968
「ぼくはファルシュ、一応高等部だから」

本人達にその気はなくとも殺伐として見えるようで相変わらず食堂には緊張が走る…
そしてこれはまた初等部か中等部に見られたなと自分が高等部であることをつけたした

「そうだ、ぼくもご飯食べにきたんだしそれ食べようかな…おばちゃーん!これと同じのちょうだいー!」

リエードの食べている丼を指差しながら注文。しばらくすると同じものが運ばれてくる
運ばれてきた丼をスプーンで食べ始める少年!実は大食漢でなおかつ大の辛党だった!リエードに負けず劣らぬ勢いで丼をかっこんでいく
970リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)22:45:12 ID:kFi
>>969
「なんと」とその時の彼は驚きと……何か興味を向けるような眼差しになっただろう。

(おやおや、これは中々……ほう? やりますね……!)
「水は必要ありませんか!? 少年の口と胃には少し負担が大きいと思いますが!」

ガツガツと食べ進めて、早くも肉団子ゾーンへと突入していたリエードは一つをぺろりと平らげて飲み込めば、挑発するように言い切った!
そして再び箸を進めて、やはり食べ始めの差によるものか、一足早くに完食したことだろう、ソースや麻婆の欠片は一片もなく――。

「もう一杯お願いしますね」

笑顔で二ラウンド目へ向かっていった。戸惑われながらも運ばれたマグマ丼越しにファルシュに向いたその碧眼、最早完全に挑発!
971ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)22:56:03 ID:5rj
>>970
「…食べてるときに飲み物飲まない派なんだよね」

先ほどと自分に向けられる眼差しが明らかに変わったことに少し不信感を覚えながら食べ進めてゆく
…ものの数分で丼は空になり、リエードがもう一杯を注文したのを見て食堂のカウンターの方を向くと

「ぼくももう一杯くださーい!」

しばらくすると再び丼が運ばれてきた。少年は涼しい顔でスプーンを手に一心不乱に食べはじめた
小さい体のどこにそんなに入るのか、二杯目を食べ終わる頃にはリエードに追いついてるだろう
972リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)23:01:49 ID:kFi
>>971
さて追い付かれてしまったリエードだったが、ここに来てリエードは涼しい顔を続けている。

『と、特盛マグマ丼三杯目でーす……』

「あ、自分はここで止めておきますね、腹的にはちょうどよいので」

『あっ、はい』

いつから注文していないと思っていた? と言うように運ばれてきた丼、しかしリエードはここで打ち止めを堂々宣言。というのも元々興味と腹拵えのためである。
そこにファルシュという面白そうな相手が来たから少し煽ってみたくなった……という勝手な理由なのだ。つまり、乗ってくれた時点で達成なので残りもまたガツガツとかっ込む。


そしてカラン、と空になった丼三つを側に置けば。

「お聞きしますがファルシュさん、貴方は何の種族かお聞きしても? ……ああ、自分は亜人の方々に興味があるのですよ、個人的にね」
「まあ人が嫌いというわけでもありませんが」

勝利の美酒とでも言うように水を飲んだリエードはそう問い掛けた。勝手に始められて勝手に終わったようにされる雰囲気にファルシュはキレてもいいかもしれない。
973ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/18(日)23:05:18 ID:Qqz
いくら自炊出来ようが、遠くへ飛べようが食事に関して面倒臭くなる時もあるものさ……しかし迷ったな……
【珍しく?学校の食堂を利用する自称旅人の一族の子孫であるウィル】
【彼は今、何を食べるのかで迷っている】
【そのせいでちょっと邪魔になっているのか、色んな人に対して頭を下げつつ道を譲っていますよ】
974エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/18(日)23:16:24 ID:KEB
>>973
食堂に併設されているパン屋でお昼ご飯を買い込み、どこか見晴らしの良さそうな場所に行って
昼食をとるのがいつも彼の日課なのだが、ふと横を見ると知り合いがいるのに気付く。

「やあ、確か君は…」
そしてヒュウの方へと歩いて行って声をかけようとしたが…

「そういえば、あの時に名前を聞いてなかったね
まあ、それはそうとして、何をしているんだい?」
実はあの時にまだ自己紹介をやっていなかったのである。
975ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/18(日)23:21:36 ID:Qqz
>>974
おお、ええと……ああ、先に名乗っておこう
僕の名はウィル、君は?
【前会話したなあ、名前そういやお互いに言ったりもしなかったっけ】
【そういやそうだっと思いながら名乗り、問い返しますよ】

いやあ、何を食べるか迷ってしまってね……選ぶもので悩んでいるのさ
976ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)23:27:25 ID:5rj
>>972
「やめるんだ…すみませーん、カレー特盛追加でー!」

奇しくも同じく三杯目を注文していた少年はまたもやペースを落とすことなく食べはじめそれをぺろりと完食
しかし少し物足りなさを感じたのかデザート言わんばかりにカレーを注文、食費が洒落にならなそうだ…

「種族?まあ元は人間だけど今は半分悪魔かな」

運ばれてきたカレーをぱくぱくと食べながらそう答えた
977エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/18(日)23:27:50 ID:KEB
>>975
「ウィル君だね。
僕はエストレラ、エストでもレラでもエスエスでも好きなように呼ぶといいよ」
と、自己紹介をする。
…何気にレイヴンにつけられたあだ名を気に入ってる模様である。

「ふむふむ、確かにこれだけメニューがあると色々と目移りしてしまうよね」
と、ウィルの悩みに同意する。

//前レスの名前を間違えたところは脳内置換でお願いします
978ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/18(日)23:31:48 ID:Qqz
>>977
ピザかパエリアか、それともパスタか……どれも捨てがたいからこういうとき困ってしまうよ
【ウィルが今食べたいと思った学食のメニューの候補である】

エスト、君はどういう食べ物が好みなんだい?
【そういえば人間、という訳では見た目からしてありませんし種族による苦手とか食べられないものとかあるのかなあと思い聞いてみますよ】
979リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)23:33:52 ID:kFi
>>976
「ええ、自分残念ながら胃は普通でして。大食漢な種族とは中々気を合わせられなくて残念なんですよ」

彼の基準では特盛マグマ丼(詳細は過去ログ)三杯を食べ切れるのが普通の胃袋らしい。そんなわけない、現に食堂の人達はちょっと顔を引きつらせている。
少なくともチャレンジメニューたる特盛マグマ丼は時間内に食べ切っているのでそちらの代金はタダである、優しい。

「ほう? 悪魔ですか。どのような形態の悪魔です? 翼持ち? 尻尾族? はたまた有角やそれらの複合でしょうか、またはそれらではないどれか?」
「なかなか興味深い、よろしければ拝見させていただくことは叶いませんかねえ?」

肘を卓に乗せ、顔の前で指を絡ませて手を組み質問攻め。彼は亜人好きであり、少なくとも害する気配だけは見えない。つまり完全な興味で聞いている。
そこには邪険にする様子も、見下す心情も感じることはできないだろう。
980エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/18(日)23:40:49 ID:KEB
>>978
「確かにどれも美味しいよね」
そんな答えを返しつつ、自分が食べるものの算段を付けている。
どうやら今日は食堂で食べることにしたようだ。

「僕は辛さが強いものはどうも苦手だね。
まあ、妖精は甘いものを好むって一般的に言われてるけど、僕も同じように思って頂ければいいよ」
彼の話によると、種族的には甘いものを好み、個人的には辛いものが苦手なようだ。
981ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/18(日)23:42:53 ID:5rj
>>979
「君も中々人間にしては食べる方なんじゃないの…」

半魔たる自分ならともかく人間であるリエードがよくこれだけ食べたものだと素直に感心しているようだ
マグマ丼はただでも彼の食費は出費の8割を占めているのだった…

「角はたしかあったかなぁ、翼も生やそうと思えば生やせるんじゃない?見せるのはちょっと…一応あんまり公にはできないからさ」

カレーを平らげた少年はスプーンを置くと紅茶を啜りながら答えた
当人に隠す気があまりないので最近は公然の秘密となりつつあるがいくらなんでもここでそんなものを見せるわけにはいかず…
982ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/18(日)23:47:16 ID:Qqz
>>980
なるほど、じゃあこれ前に助けを呼んでくれたお礼として……どうぞ
【蜂蜜で作られた飴が結構入っている瓶を取り出して差し出しますよ】
【蓋はコルクですね】

よし決めた、今日はピザにしよう
あれは人に分けやすくて良い
983リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/18(日)23:52:22 ID:kFi
>>981
「おや? 自分は貴方に人間だなんて言いましたか?」

しれっと流すようにクスクスと聞こえそうな微笑みを見せて。

「おや? まるで他人事ですねえ、自分の事なのにわかってないと? ……先祖帰りか、それとも……いえ、この先はやめておきましょう」
「あまり良い切っ掛けとも言い難いでしょう? 恐らく」

彼が水を飲み干すと注文されたのは、真っ赤な飲み物。……トマトジュースにしては色味が紅すぎる。
それをごくごくと飲んで一息つくと後半の台詞を。

「では今後、そうですねえ……人目の無いところで見せてもらいましょうかねえ?」

見せること前提に進められている気がするのは決して気のせいではない。
984エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/18(日)23:56:36 ID:KEB
>>982
「ふむふむ、蜂蜜で作った飴とはいいチョイスだね。
ありがたく頂いておくよ」
ウィルから飴の入った瓶を受け取ると、すぐに鞄へとしまい込む。

「それなら僕も追加でそれを頼むことにしよう。
トッピングが同じものだと芸がないから、そこは変えるけどね」
すでにフレンチトーストと飲み物、そしてデザートを注文してあったのだが、さらにピザを注文する。
トッピングはウィルが頼んだものとは別のを選ぶあたり、とりかえっこをする気満々である
985ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/19(月)00:00:15 ID:vGi
>>983
「人間じゃないの?その口ぶりだと」

亜人に興味を持つものは得てして人間であることが多いのでそう判断したのだが早とちりだったのかと問いかけた

「実はまだ悪魔化したことないんだよね、やって出来ないことはないんだろうけど万一暴走でもしたら多分止められないだろうし…」

ティーカップを置き一息つくと話しはじめた
はったりか真か淡々と話すそれは暗に見せられないということだろう
986ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/19(月)00:02:29 ID:Hji
>>984
たまにはこういう食事も良いものだろうさ……おっ、あそこが空いているね
【空いてる席を目敏く見つけ、確保して】
【届いた料理を受け取り、時にピザを交換したりして堪能し午後の授業に向かうのでした】
987エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/03/19(月)00:07:12 ID:mRA
>>986
「ちょうど空いているみたいだし、そこで一緒に食べることにしようか」
そして、食事を堪能し、ウィルを見送ってからエストレラも教室に向かうのであった
988リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/19(月)00:08:28 ID:rdd
>>985
「…………さあねえ? 少なくとも、それはここで話すことではない、ということですよ」

その碧眼は一瞬更に細まった。のらりくらりと避けた様子から見るに、彼もファルシュと同じくこの公の場で晒すのは難しいものだと伝えている。
例えば、彼は風紀委員なのだがもし人間ではなく別の種族などと知られればその弱点を突きに来る者が居るのかもしれない。恨まれも多い委員だ、警戒大事。

「なるほどなるほど、では拝見する際は貴方を抑えるつもりでいきましょう。もしくは先に教師に許可でも得ますかねえ」
「今回はお互い様ゆえ下がりますが……問題を起こした際は覚悟なさい? 生徒会役員……庶務ですかね? そして高等部の金髪の少年ファルシュ君?」

先に話せぬとしたのはリエード側、ここは下がってくれるらしいが続く台詞は、問題起こせばその時は、というものに他ならない。大まかな特徴をわざわざ述べている辺り脅迫してる感が更に高まる。
989ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/19(月)00:19:38 ID:vGi
>>988
「ふーん、まあ人間ではないんだね」

自分だけ種族をさらす形となったがさして気にしていないようだ
というよりもあまり興味がないらしい、種族で人を判断するのは好まないのだ

「抑えるつもりでも教師の許可とっても多分止められないよ、その程度の悪魔ならそう苦労することもないんだけどね…まあ問題起こしても君程度には捕まらないさ」

リエードの言葉は明らかに脅迫であり不快感をあらわにして挑発、あるいは本気で言っているのかもしれないがそれならなお相手を煽ることになる
990リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/19(月)00:30:12 ID:rdd
>>989
「かもしれませんねえ」

亜人は良い。個性溢れて、時に人では行えぬ事をこなし、更に亜人同士でもできることできぬことが発生する。
なんと素晴らしきことか、そして何より――耳や尻尾、毛皮から表皮に羽、挙げきれぬほどに良き手触りの部分がある。
リエードは変人であることを雰囲気だけで主張させた。

「おや、それは舐められてしまいましたねえ、では調べておきなさい。悪魔にも弱点はどこかにあるものです、部位や宗教、または食物単位でも」
「自分の強さに誇りを持つことは大事ですがね、傷も負わず守れるように、そして誰も傷つけぬようにするには理解しなさい」

「ああ、そうです、ちょうど良いから聞きたいのですが――自分、このリエードが何かのリーダーになるとしたら、貴方はどう思いますかね?」

挑発煽りすらどこ吹く風とリエードは言い切った。険悪なのは仕方ない、煽りになるのが彼なのだ。しかしその台詞は同時に心配に近いものも含んでいた。
それは、不意に起こるかもしれない事故を起こさぬようにするためのものである。……上からに聞こえるので大体素直には受けてもらえないが。
そして最後も唐突。少なくとも今の印象では良い返事はもらえなさそうだが……。
991ファルシュ ◆c8eDXvwFLQ :2018/03/19(月)00:40:13 ID:vGi
>>990
「…リエードくんはなんだか変態の匂いがするね」

ずばっと一言で思ったことをまとめるのだった

「弱点だって突けばいい、隙があれば狙えばいい。だけどそんなものじゃどうにもならない存在っているんだよ。それを知るべきは君の方だ」
「君がリーダー?…うーん…まあ一つだけ言えるのはぼくだったら下につくのはご免かな」

口調こそ冷静だが少しカチンときているようで
これ以上交わす言葉はないと言いたげに資料を抱えると険悪なまま食堂をあとにした…
992リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/19(月)00:45:58 ID:rdd
>>991
その一言に少し眉がピクリと動いたのは、気のせいではない。

「どんな存在にも押さえ付ける手段はありますよ。……まあ暴走する前の話かもしれませんね」
「…………ふむ、そうですか。良き意見が聞けましたよ、ファルシュ君、ではまたいつか」

暴走させるな、それが聞こえたかはまた別。
ぎぃ、と椅子を鳴らすと彼は見届けてから席を立った。それで良いのかもしれないと考えて。
元々、リエードの下に付きたがる者など居る方が珍しいほどであるために。

――。

「我ながら格好が付きませんねぇ…………!!」

胃腸が普通の彼はその後トイレに結構長いこと籠っていたという。
993ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/19(月)20:42:52 ID:siY
風紀の乱れは無し、善きかな善きかな……と
【風紀委員の仕事として、廊下を歩いて巡回している女子生徒がいますよ】
【黒すぎて平面に見えるような髪を持つのが特徴の、つまりディアナですね】
994リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/19(月)20:47:15 ID:rdd
>>993
【ディアナの前方に早歩き気味に移動している獣人の生徒が見えますね、走ってはないのでまあ大丈夫でしょう】

……おや、ディアナさんではありませんか、巡回ですか?

【その後ろから歩いてきていた金髪碧眼のちょっと背の低いリエードはディアナに気付くと歩み寄ってきますね、その前に目線がさっきの獣人生徒に向いていたのは気のせいではありません】
995ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/19(月)20:48:49 ID:siY
>>994
ええ、貴方は?リエード君
【仕事はしているのかしら?と言いたげな顔でリエードの事を見ていますよ】
996リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/19(月)20:51:32 ID:rdd
>>995
自分も巡回はしているんですがねえ
……生徒が目の前から結構逃げていくんですよね、そこまで怖い見た目ですかね?

【やれやれ、と言いたげなお手上げポーズしています】
【ちなみにジノ班長から直々に「君に恐怖を抱いてる生徒が居る」と言われる程度には怖がられてるようですよ】
997ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/19(月)20:55:38 ID:siY
>>996
……最近風紀委員からセクハラされるいう噂が流れているのだけど
【ディアナの事かな?】
【いやディアナはディアナで別個に自覚して言ってますから、リエード君心当たりありません?】

主に人間以外の動物の特徴を身体に持つ種族の生徒からですが
998リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/19(月)20:58:37 ID:rdd
>>997
ハハハハハ、ご冗談を
自分、少なくとも尻尾等はよほどのことが無ければ触りませんよ? 耳や毛並みにはありますが

【多分そこでもセクハラじゃないかな? という返事が来るとは思ってない様子ですね】

しかし、それなら男子まで逃げていくのは不自然では?

【セクハラが理由だとしたら、少なくとも同性もそうなるのはおかしいのでは? とも言ってるようですね】
999ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/03/19(月)21:02:47 ID:siY
>>998
そう……じゃあこういうのはセクハラではないのね?
【リエード君の左頬に右手をそっと添えようとしていますね】
【抵抗されないなら指先を動かして耳を擽る事でしょう】

貴方、獣人の男子生徒とかにも触れていたりしないかしら?
1000リエード◆L1x45m6BVM :2018/03/19(月)21:06:49 ID:rdd
>>999
んん……まあスキンシップの一環では? やり返しても?

【添えられるのは平気でしたが、耳擽りには身を捩らせて少し顔を傾けましたね。言葉を聞く限りは恐らくセクハラの範囲が違う可能性があります】

触れていますよ? 例えばマオの耳はなかなか良いと思いませんか? まあそう簡単に触れませんがね……

【なんというか、すごい良いものを知ってそれを語る人みたいに穏やかすぎる顔してますよ】
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