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【短文】ここだけネポック魔法学校・十四限目【推奨】

1カメリア◆Wb0oWmK/22:2018/05/13(日)01:56:03 ID:QuY()
ここは人里離れた森の奥
そこには、国一番の魔法学校『ネポック魔法学校』が存在する
そこでは、魔導の道を極めんとする若き才能たちが、日々勉学に励んでいるのでした
これはそんな魔法学校の案内状です
入学手続きは簡単
名前を書き、門をくぐるだけ
ネポックの扉は、等しく開かれているのです

こちらは、短文推奨スレとなります
セリフ一行、地の文は多くても三行を意識して書いていきましょう
特にセリフが増えれば、それに返信しての繰り返しでどんどん大きくなるため、一行推奨です
また、凍結、置きレスもグダグダになる原因になるため、可能な限り非推奨です

前スレ
【短文】ここだけネポック魔法学校・十三限目【推奨】
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1524668098/l10
スレwiki
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次スレを建てるのは>>980の人にお願いします
2レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/13(日)03:00:13 ID:Ke5
>>1000
「あ・・・エリシアちゃん行動早いね、あはは・・・」

などと言いながら笑っていて

「グリフォンは・・・あたしはどーも出来ないし、アーニャちゃんに女子寮で調理してもらってみんなで食べよ?」

と、そう言ってにっこりとしてましたとさ
3ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/05/13(日)14:18:20 ID:qPf
「フム……」
「今日も風が心地よい、気運の表れであろうか」

照り付ける太陽も勢いを増すような昼下がり。からっとした快晴の空の下。降ろされた黒髪と頬を撫でつける風に眼を瞑る
ネポック風紀委員会の執行班長、ジノ。彼女の休日はひとまず勝負服である風紀の外套を脱ぎ、学舎の屋上で寛ぐのが日課だ
白い半袖のブラウスと、きりっとした印象を与える黒の膝丈スカート。外套が無くなるだけで威圧的な印象はすっかり消え失せていた

「……気運の表れか、皮肉だな」

しかし彼女の背後にある雲は、真っ黒く陰惨さを孕んだ凶兆の黒雲
ぽつぽつと振り始め、やがてドザッとバケツをひっくり返したように振り始める雨にジノは落胆した
雨は好きだが、打たれることはそれ程好みではない。なにより服を台無しにするからだ
耳を畳み尻尾を垂れ、仏頂面を浮かべるは濡れ鼠ならぬ濡れ狼。失意の足取りで屋上から去る

「あぁ……すまない、誰か乾いた毛巾を持ってはいないか?」
「リネンしか……!?、な、なぜそんなものを持ち歩いているのだ……」

学舎の廊下を行きかう生徒に声を掛けながら、スカートに浸潤した水を両手で絞る獣人の少女。
バルドイードが出くわすのは、きっとそんな場面だろう
4バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/05/13(日)14:28:35 ID:eo8
>>3
青年は雨の日が嫌いだった、それは彼の得意属性が火であるということ以前に、本能的な何かがそうさせるような原始的な嫌悪感、平易な言い方をすれば、トラウマのような。
故に、ざぁざぁと窓を打ち音を立てるその暗い一日に、彼の心も暗雲に塗り潰され、そのまま不貞腐れて寮に引きこもる……廊下を歩く彼の予定はそうなるはずだったのだ……彼女を視界に納めるまでは。

「……随分とまた、なんつーか……物悲しい姿っすね?ジノ先輩?」

ぼう、とその手に宿る炎、それは瞬く間に形ばかりはタオルの形になり、手を触れるだけで火傷しそうにすら思える灼熱のタオルを生成、相手に投げ渡しつつそんな風に声をかけることだろう。
彼のことを知らぬのならば面食らうような、というか攻撃と判断して間違いのない行動、だが彼のことを知っているのならば、そのタオルを手にとっても燃えるようなことはなく、放射される熱が水を蒸発させるだけの代物であると判別できよう。
青年の名前はバルドイード・フォン・ホーエンハイム、優しい炎などという周りに熱を伝えない炎を操る、この学園の生徒会の一人であった。
5ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/05/13(日)14:45:36 ID:qPf
>>4
「バルドイード庶務」

パシっとタオルを片手で受け取り、贈り手の名を呟きながら微笑むジノ
丁度いい所に来たと言わんばかりの表情だ。彼の属性適性についても周知しているのだろうか?

いや違う。火の粉を散らせて燃え盛る布をニヴァなら恐れるし、セツであれば棒立ちで手も伸ばさないだろう
バルドイードの顔を見る前に飛んできたそれを躊躇もなく掴めるのは、きっと彼女の度胸と信頼が為せる業なのだ
受け取った布で腕から肩を通り、胸に掛けて撫でると、濡れて張り付いていたブラウスがさっぱりと乾いて伸びる

「一つ借りが出来た。リネンでは肌が擦り切れてしまうからな」

スカートから脚のラインまでをそっと撫で、最後に粗く拭いておいた髪を完全に乾かすようにタオルで髪を持ち上げる
真っ赤な撚糸を口で咥えて髪をまとめ、内側まで水分の抜けた髪束にきつく巻き付けて留める
上に持ち上げられたポニーテールに、闇夜の中の鳥居のようにきらりと輝いて赤く映える
袖の隙間からのぞく肌色、普段は襟で隠された首筋など、休日のジノは男らしい雰囲気が一層薄い

「ふぅっ……落ち着いた」
「せっかくだから礼がてら歩かないか?、借りは早めに返しておきたい」
6バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/05/13(日)15:02:13 ID:eo8
>>5
「役に立てたようで何よりっす……まぁ」
「ちっとは可愛らしい部分が見えるかと期待してたんですがね」

ところでこの青年とて、目の前に炎で出来た某が飛んできた時の一般人の反応を把握していないわけではない、それが多大な恐怖と不信を生むことを青年はよく知っている。
それでも尚彼がこんな強行を行ったのは、目の前の時には完璧にすら思える相手の、驚きうろたえる姿を見たかった……そんな僅かな下心がないわけではないのだ、彼が僅かに呟いた言葉が示す通りに。
……ちなみに、女性らしい部分が、なんて言葉を言い換えたのは別にたまたまでも何でもない、目の前の相手の雨に濡れて尚映える美しさは、相手を揶揄するにはあまりに、青年の言葉を奪いつくすものだった。

「はっ、借りも何も……俺、この程度の借りでうじうじ言うほどいじましくねーっすよ」
「ま、同時にもらえるもんは貰う主義っすから付き合いますけど」

にっと笑顔を浮かべるその表情も、その言葉の雰囲気も、今日の青年は何だかダウナーだ……いや、普通に見るだけならまぁ、目つきの悪い青年がそれっぽいテンションで居るだけなのだが。
それは恐らく雨が降っていることも一つの理由なのだろうが、それ以上に彼が心を痛めるような某があるのだろう。
くるりと背を向け頭の後ろに手をやり、学食にでも行きます?と軽い感じで問う青年、外出するのは流石に、今も尚響く雨の音からご遠慮したいようだった。
7ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/05/13(日)15:15:49 ID:qPf
>>6
「む……?」
「あぁ、そういうことか」

タオルを投げ返すとジノは彼の反応にきょとんとした顔で疑問符を浮かべ
暫しそのままの姿勢で考え込むと、ようやく合点がいったような顔をする

ジノは女の子らしさから対極に近いような存在であり、性に関しても男に寄っている
言葉遣いや思考回路も女傑というより、ラオウに近い……

「うむ、付き合うぞ」

学食に向かうという提案にジノも頷いて同意する
しかし並んで歩いているときも、どうしてもジノはバルドイードを気にかけてしまっていた
それは彼の普段の様子とは異なる振る舞いに他ならないだろう。普段の彼はもっと溌剌というか
そう、燃え盛る炎のように快活で荒々しいのに

「ときにバルドイード庶務、君は雨があまり好きではないようだな」
「差し出がましいようだが、何か私に出来る事はないか?陰鬱たる雲海を追い払うことはできないが」

視線を合わせず前を見据えたまま、ジノはバルドイードに声を掛ける
うっすらと浮かべた笑みを絶やさぬまま、踏み入り過ぎないほどの善意を胸に
鬱陶しがられることも覚悟の上で、彼に一つ寄り道を提案する

「私も、たまには誰かに驚かされるのもいい」
8バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/05/13(日)15:31:52 ID:eo8
>>7
「あー?そりゃあ、嫌いっすよ、雨の日は外じゃまともに戦えねーっすもん、焔は言わずもがな、土も上手く扱えなくなるし……」
「……いや、先輩が言いてぇのはそういうことじゃねーっすか」

最も得意な炎の魔術、もう一つの属性として一応覚えている土の魔術、そのどちらもが雨のお陰で致命的に弱体化する、それは強さを求める青年にとっては致命的すぎる条件だ。
……が、戦闘の向き不向きを、それによって生じる不機嫌さを、この場で語るには少し道に外れていると言わざるを得ない……否、或いはそれこそが正道、ここで話すべき内容なのかもしれないが。
ちらと相手の方を確認……まぁ小さい青年のことだからきっと上目遣いにならねばなるまいが……その笑顔を見てそう判断してしまえば、青年の口からは一つ、重苦しい雰囲気の宿ったため息が漏れることだろう。

「ほんじゃ、一つばかし質問、まぁ簡単な話っすけど」
「ジノ先輩、アンタは……自分の力じゃ金輪際、絶対に叶わないような敵が居たとしたら、どうします?」

それは、相手を頼っているのか、ただ戯れに出した命題なのか、それすらも分からないような普遍的な質問であった、それでいて尚、答えは普遍的でない、この世の人口と同等に存在するだろう命題。
その表情は変わらず、なんだただの不良かといった印象しか抱かせない目つきの悪さとダウナーさだけを保っている、その質問の真意はあまりにも図りづらい、それが意味のあることかすらも、或いは。
……青年には、今まで生徒会として壇上に上がった時にも……青年の公的な容姿からは離れたものが一つ存在した、その目を覆う黒色の眼帯、まるで見られたくないものをかくしているかのような。
9ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/05/13(日)15:53:55 ID:qPf
>>8
「さぁ、どうだろうな」

バルドイードの呟きにジノは眼を閉じて、抽象的な物言いであえてその選択を彼に任せた
その結果彼が選択したのは、ジノに対しある質問を投げかけること
彼女はバルドイードの出した答えに耳を傾けつつ、それを最後まで聞き届けた

「実を言うとな、私にも一つ……絶対に乗り越えられない壁があるのだ」
「ジン・ドラックス……私の兄だ」

ゆっくりと口を開く
それは質問に対する答えではなく、それに対する前置きなのだろうか
ジノもまた越えられない壁を持ち、どうすればよいのかを考える時期があったという
最大の敵は身内にあった。強大な兄という最も近く、遠い壁

「武も智も、そして指導者としての器量に至るまで……私が叶う所は何一つない」
「ゆえに私は、影武者としての役を果たせなくなると……国を追放された」

「……私がもし兄様と刃を交えなければならなくなったら……」
「背を向けて逃げ去ることなど絶対にしない。正面からしっかりと向き合い、その眼で見据える……」

「痛みは気付きであり、疵は経験であり、死は終わりではない」
「その全てを我が物とすることで、人はさらに進んでゆけると私は考えておる」

ジノの選択した答えは、彼女を知る者であればきっと誰もがそう答えるだろう
正面から向かい、対峙すること、恐れぬこと。乗り越えられないなら切り崩す
そんな答えを迷いもなく言い放てるほど、彼女の芯は一貫している

「私は君の火がこれしきの雨で燻るとは、およそ考えられぬな」

学食へ向かう道の最中、外れの渡り廊下に袖を引っ張って連れ込む
それからバルドイードの顔を見つめ、人差し指を立てると片眼を瞑って微笑んでみせた
たった一つの瞳にも、ジノの生気と闘志は爛々と輝いていた
10バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/05/13(日)16:14:52 ID:eo8
>>9
その瞳が何を映しているかすらも、情報としては遮断される、答えとして語られる彼女の物語を、青年はその目を瞑ったまま耳に納めていたが故。
こつ、こつと靴が地面を叩く音ですら、或いはその答えには邪魔なものとして映ることだろう、それほどまでに彼女の答えは一つ、どこまでも強く濁りのない一本の柱を持っていた。
嗚呼、それは、青年にとっては余りにも眩しく、あまりにも直視しがたい存在だと、錯覚させうる程度には。

「……はっ、そりゃあ……買い被りっす、俺はジノ先輩が思ってるより一等弱虫で、一等意気地なしっすから」
「んでも、まぁ……信用されてんなら応えるのが俺の流儀っすね、リアルに」

彼が閉じていた目を開いたのはその袖を引かれ雨の下、ぽつりぽつりと顔に感じる雨を認識したその時にようやく、であった。
ふ、っと笑みを浮かべたその表情に込められた思いは何だろう、相手の示したその答えは、果たして青年の心に如何様な痛みを与えたのだろう、疵を残したのだろう。
ともあれ、外の雨は強く降り注げども、彼らの体がそれ以上に濡れることはあり得なかった、ぱちんと指を鳴らした青年の手の内には、先ほどのタオルと同様炎で出来た傘が握られていたから。
雨に降られど尚煌々と燃え上がる、青年の炎は雨の下では尚絶えない……それは勿論、火力を維持するために青年が魔力を注いでいるからで、余裕そうな笑みの下で疲労と共に汗をかいていたりはするのだろうが。

「ま、失礼な話っすけど……俺は、アンタが指導者じゃなくて影武者だったことが嬉しいっすよ」
「だってアンタが指導者だと、こんな場所で話も出来なかったでしょうから」

まぁ、とりあえずのその言葉の意味は、話が聞けて良かったと、その程度の意味を持つのだろう、つまりはその答えは青年の心に、確かな何かを残したと言うことだ。
言うだけ言って返事は待たず、くるりと背を向け再び学食への道を、屋内に入ればその炎の傘もお役御免とばかりにその手から消え失せた。
あくまでその背恰好は、雨を憂鬱に思っているもののダウナーさを醸し出していたが……先ほどよりは何となく、雲の垂れ目から光が差し込んだかのような……?
……いつのまにやら窓を打つ雨も弱まり、天使の梯子が柔らかく、彼らの歩む校舎を照らしていた。
11ジノ・マルティーニ◆sQaptno2fc :2018/05/13(日)16:28:33 ID:qPf
>>10
「……それがいい、自分を信じるのが難しいのなら、自分を信頼する他人を信頼すればいいのだ」
「私の事を信頼できるのなら、きっとそれは『君の君への信頼』の証明になる」

「ほら、君の炎は揺らいですらおらぬぞ!」

バルドイードが魔力をくべて燃え上がらせる炎の傘は、雨粒など瞬時に蒸発させて二人を護っている
気の持ちようで燻る火は業火にもなる、そんな教訓を伝えたかったのだろうか、そこまでは考えていなかったか
いずれにせよ、沈んでいたバルドイードの気持ちも燃え上がる炎に噴き上げられ、気球のように晴れやかな空に翔べばそれでよい
それだけでジノは幸せを感じられるだろう。ほら今も、嬉しそうにバルドイードの背中を少し強く叩いた

「私も嬉しいよ、バルドイード庶務……この学び舎で君らと出会えた、それだけでここに来て、本当によかった」

ジノの頬は血色の良い桃色になり、それは喜びを表す血の赤だ
誰しも辛い過去を持ち、やがてここに導かれて癒えてゆくのだ。激しい雨の後に差し込む後光のように
スカートに誂えられた穴から覗く、彼女のなめらかな毛並みの尾は嬉しそうに左右に振られていた
12バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/05/13(日)16:41:30 ID:eo8
>>11
「いや、それは……まぁ、確かに……」

その分それを維持してる自分は結構な疲労感を抱いているのだが、そんなやぼったい台詞を吐こうとして飲み込む、ことこの状況においてはそんな言葉に意味は無いと知って。
それは、まともに戦えないと嘆いていた青年の炎からは一線を画するものだ、即ち、それを維持することすら放棄していた青年が、煌々と光る焔に自身を注ぎ込み続ける意思を持ったと言うこと。
そして、何よりも……その弱っていた青年の火に、新たに薪を加えたのは他でもない彼女だ、或いはそれは薪などという生易しいものではなく、着火剤やガソリンだったかもしれないが、それでも彼女の言葉は青年の一つの目を前に向かせたのだ。

「あぁ、だからこそ……俺はこの学園を守る、絶対に」
「……次は、逃げてやるものか」

ぽつり、その言葉に宿るは意志、己が敵と向き合い、自らの信ずるものを、自らを信ずるものを下すための、永劫に燃え盛る紅の意志。
豪、ほんの一瞬だけその腕に宿った焔は……「熱かった」、本来ならどんな存在にもただ優しく、熱を伝えることなどありはしないはずのその炎が、まるで、自らの意志でそのコントロールを外したかのような。
きっと彼らはこのまま何だかんだで食堂に赴き、多少の交流と会食を楽しんでから別れることになるのだろう。
その青年の優しい炎が消える時までは、どうか晴れた空の下、彼らにほんの一時の安息を。
13ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/13(日)20:44:33 ID:Vg6
雨乞い少女レイヴンから「嵐が去った後の海に表れる青いエビを獲ってきてほしい」と頼まれたロイコ。
ならば多少の人手が欲しいと、校内をあてどもなく歩いて。

「お、彼女は……」

ふと見つけたその姿は、以前も課外実習だと手伝いに付き合わせたことのある少女の姿。
さて、以前は少し脅かしすぎてしまったきらいもあるが、やはりあれからの成長は気になるところ。

「やあ、少しいいかい?……海に一緒に行かないかと思ってね」

やや突拍子もない申し出の後、子細を聞いて受け入れるなら。その出立は次に来た週末のことだった。
14シャミル◆UFH2tocGt. :2018/05/13(日)21:03:06 ID:fVd
>>13

よくお世話になっている先生からの誘いを断る理由はない。シャミルにとってロイコは信頼できる人物だった。

「あ、ロイコ先生……。海ですか?もちろんいいですよ、今から楽しみです」

自然体で嬉しそうに微笑んで承諾。シャミルが人前で笑みを見せることは珍しく、ロイコへの信頼がそれだけ深い事を示している。
15ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/13(日)21:12:21 ID:Vg6
>>14
「お、それじゃあ週末はよろしくね。
 そうだ、妹もつれてくるけど……僕が教員だってことは内緒だ、いいね?」

そう言って悪戯っぽくウィンクなんかしてみせて、その場を後にした。

―――――――――――――――――

「さて、来てるかな……?」
「うみ、たのしみー!」

そして週末、分かりやすくネポックの校門を待ち合わせ場所としたロイコ。
いつものローブのかわりにトレンチコードを羽織り、背中には若草色の小さな姿を乗せて。ご存知エリシアである。
二人して門の見える位置まで歩いて行って、周囲に約束した少女の姿を探すのだった。
16シャミル◆UFH2tocGt. :2018/05/13(日)21:37:04 ID:fVd
>>15

「はい、よろしくお願いします。えっと……分かりました」

ウインクしたロイコに頭を下げる。そうしてロイコが立ち去ると、シャミルも自分の教室に戻っていった。

校門に寄りかかっていたシャミルは暗色のハイウエストスカートに白いブラウスという出で立ち。
二人がやって来たことに気付くとその元に駆け寄って。

「ロイコさん、エリシアちゃん、おはようございます。青い海老を捕まえられるよう頑張りましょうね……!」
17ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/13(日)21:45:14 ID:Vg6
>>16
「あっ、シャミルー!!」

そう言ってロイコの背中からひょっこりと顔を出し、手をぶんぶんと振るエリシア。
いつもとは違い緑色の頭部が違和感かもしれないロイコも軽く手を振った。

「やあ、今日はよろしくね。
 まあ生息場所以外は特に癖のない相手だ、気楽に行こう」

肩からエリシアを降ろし、シャミルへと任せて。彼女の手を握りちょこんと隣に陣取ったエリシア。
一部遠方の生徒のための馬車が、休日だというのに門へとたどり着き。
どうやら今日はこれで移動するらしい、それなりの距離ではあるが少し会話を交わすうちに目的地へ辿り着いてしまうだろう。
18タニス ◆p01m289DEw :2018/05/13(日)22:13:05 ID:kpz
曇天。その日の天気はこの一言に尽きた。
空は重く厚い雲に覆われ、昼時だというのに影と日向の見分けが難しいほど。
今にも雨が降りそうな空模様だと言うのに中庭のベンチに腰かけてコッペパンをもっちゃもっちゃと頬張りながら一人ぽつり。

「今日はいい天気だねぇ」

陽の光が少ないせいか、今日は片目を包帯で隠してはいない。
眉間の皺もいつもよりも気持ち小さいものだ。
周りに人が少ないのをいい事にひとりごとは続く。ぱっと見ではやべー奴でしかない。

「いつもこれくらい曇ってたらいいんだけどね。雨が降られるのは勘弁だけど」
19シャミル◆UFH2tocGt. :2018/05/13(日)22:16:39 ID:fVd
>>17

二人に小さく手を振り返したシャミルはロイコの頭部を不思議そうに僅かに見つめた。

「はいっ、ロイコさん。エリシアちゃん今日は楽しんで良い思い出になる日にしようね」

エリシアの手を優しく握り返してやってきた馬車に手を引いて乗る。
道中楽しげに会話を交わしながら、目的地に着けば乗った時と同様に先導して降りるだろう。
20レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/13(日)22:22:23 ID:qx5
>>18
月桂冠のついた亜麻色の長髪に水色の瞳の少女が一人、その中庭に追加される。格好は非常に目立つ。
制服なんて知らないとばかりに頭にススキ飾り、胴にサラシ背に羽衣、腰には腰簑をつけて草履を履いたその姿は知らなければまず驚くだろう。
もしくは呆然とするかもしれないか。とはいえその人物は数少ない視線も気にすることなく、たまたまタニスの前に立った。

「今日は曇天、雨は雲が必要……つまり今日は最適な日……!」

腰簑に手を添えたかと思えばその手には翼飾りと鈴のついた杖が現れて、無表情に近いながらもやる気に満ちた顔で少女は言った。

「絶好の雨乞い日和……!」

その発言、コッペパンを頬張る相手にはダメな発言であるだろう――。
21タニス ◆p01m289DEw :2018/05/13(日)22:34:32 ID:kpz
>>20
タニスがレイヴンの奇特な格好を見た時、たまたま口にパンが詰めこまれていたのは幸いだったろう。
そうでなかったら「うわやべー奴だ」なんて辛辣かつブーメランな言葉が飛び出しているところだった。なんて失礼な先輩なんだ。

「……まあ、うん、そうだね」

まさかこちらに寄ってくるとは思いもよらず、けれどわざわざ移動するのも億劫で。
よく分からないが何かに真剣に取り組もうとしているレイヴンとは対照的に、どこか冷めた様子で頷く。
が、その目的を聞けば話は別、ツッコミを入れずにはいられない!

「ちょっと待った、それはおかしい。いや、でも理論的には間違ってはないのか……?」

なんで雨乞い?だのその格好の意味は?だのいろいろ言いたい事がありすぎて結局口に出せたのは一つだけだったのだが。
とはいえ雨の原理を考えればタイミング的には間違っていない訳で、ううんと首を捻った。
22エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/13(日)22:37:43 ID:OBs
とある日の昼休み。
校舎と校舎を繋ぐ渡り廊下で、大きな紙袋を抱えた妖精の少年が、空を見ながら何やら思案していた。

「さて、この空模様だと、どこか屋根があるところにした方が良さそうだね」

見上げる空はどんよりと曇り、今にも雨が落ちてきそうである。
23レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/13(日)22:40:18 ID:qx5
>>21
さてそんな言葉、仮に出したとしてレイヴンがどう反応するかはお楽しみに。
例え相手が冷めていようが関係無い、雨乞いしてれば賑やかになるとレイヴンは踏む。まあ本当に喜んでくれる相手と、雨のバカヤロー! 的な相手に分かれるのだが。

「……おかしい? でも曇天は雲が多い。雨が降るには絶好のお天気」
「晴れの日よりは、雨が降る可能性が高い……つまりおかしくない」

首を捻る相手にまるで正論でも言うかのように持論を並べるレイヴン。だが合っていたとしても奇妙だろう。
そもそも雨乞いとは雨が降らぬ地域でやるもの。つい先日降ったばかりのここでやる意味とは。

「…………納得した?」

これに答える前にレイヴンはカリカリと何かの範囲を決めるかのように杖で地面に円を描くだろう。
24レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/13(日)22:40:59 ID:d5e
>>22
たまたま通りかかり、見知った顔を、妖精を見かけたから声をかける事に

「あ、エストレラさん」

そう言って、手を挙げて呼びかけます
しかしながら、いつもよりは少しだけ元気が無いように感じるかもしれない
25エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/13(日)22:44:53 ID:OBs
>>24
「ん? ああ、レオナ君か。
…この前は大変だったね」

レオナの声に振り返り、そう声をかける。
エストレラが思い浮かべるのは先日のバーベキューパーティーでの出来事。
26レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/13(日)22:49:10 ID:d5e
>>25
「え・・・うん、あの時もだけど・・・」

そう言うと、ため息ひとつしてから

「実は、昨日も妹が誘拐されて・・・今回の犯人は捕まったんだけどね」

エストレラは噂を聞いているだろうか、リナ誘拐事件があった事も

「その時さ、聞いたんだけどあたし・・・普通の人じゃ無いのかも知れないって・・・」

少女は言う、しかし別に機会になっていたりキメラだったりな様子は一切無い
27タニス ◆p01m289DEw :2018/05/13(日)22:50:17 ID:kpz
>>23
「そりゃお狐様の祝言でもない限り、雨は雲がなけりゃ降らないけどさ……じゃなくって」

そういう事じゃない。いや言葉が圧倒的に足りていないこちらが悪いのだが。
言葉を探して灰色の空を仰ぐ。さすがに直に見るのは目への刺激が強かったか、ぐっと細めて視線を戻す。

「いや納得もなにも……そもそも、なんでそんなに雨が降ってほしいのさ」

いつの間にやら儀式めいた図式を地面に描き始めているのを認め、やや引きつった笑み。
本当に効果があるのかは半信半疑、無理には止めようとせずコッペパンにまたかぶりつく。
28レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/13(日)22:58:47 ID:qx5
>>27
「……む? お狐様の祝言? …………詳しく」

「私は雨が好きだから。浴びたいから。だから降らせたい、それだけ」

言葉を探すだろうタニスに追い討ちかけるような質問飛ばし。表情や言葉からするに、祝言の意味もあんまりわかってなさそうだ。
どうやらレイヴンは雨に関わるなら興味を持つご様子。さて意味を答える余裕はあるか?

その後に続くのは人が数人入れそうな円を描き終わったレイヴンの主張。
実にスッキリとした内容であり、実に困らせる内容の主張。普通そんな理由でも雨を降らせたいと考える者は数少ないだろう。

そしてレイヴンは中心に杖でぐりぐりと目印をつけると顔を上げて曇天の様子を確認し、鈴がついた杖先を天に向けて、よし、と意気込んだ。
29エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/13(日)23:00:25 ID:OBs
>>26
「ああ、それで昨日はちょっと騒がしかったんだね」

何か事件があったというのは掴んでいるが、その内容までは知らなかったようだ。

「何が目的化は知らないけど、ともかく君や妹が無事でよかった」

少なくとも、無事でないのならこんなところにはいないだろうと推測して。


「ふむふむ… それで悩んでいるというわけかな?
とりあえず、知り合いとかクラスメイトを思い出してみよう。
さて、その中で、『純粋な人間』って、どれぐらいいるかな?」

と、悪戯っぽい笑顔を浮かべ。
30レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/13(日)23:06:41 ID:d5e
>>29
「うん・・・それだけが本当に」

と、微笑みながら言うと、続くエストレラの言葉に

「純粋な人間・・・えーっととりあえずウィル君エルリア君リエード君ルナちゃんルビーちゃんタニスさんにダニエル君もか・・・後は・・・」

そうでもないかも知れない人も居るが、完全にレオナの主観で挙げていきます

「・・・案外少ないのかな」

他は亜人だったり、目の前の人もそう、妖精だ
31タニス ◆p01m289DEw :2018/05/13(日)23:11:00 ID:kpz
>>28
「ん?どこかの地方だと、狐が嫁入りすると晴れなのに雨が降るって言い伝えがあるら……しい……」

おおっと真面目な性分が災いしたか、レイヴンの質問に思わず素直に回答してしまったぞ。
答えてしまってからやらかしたと思ったのか、最後の最後で口ごもったが。
この子なら本気にして何かしらやりかねない、そう思わせるだけの雨に対する情熱がレイヴンから伝わってきたからね、仕方ないね。

「それ、シャワーとかじゃ駄目……っぽいか。だったら最初からそうしてるもんねぇ」
「ところでそれ、どういう仕組み?それで雨を降らせるんでしょ?」

準備が整ったらしいレイヴンを眺めながら、念のため校舎内に避難する算段を整えておく。
止めるのはもうなんか諦めた。本当に雨が降り出したら全力のダッシュも辞さない構え。
とはいえ雨乞いの儀式に興味があるのも事実、始まってしまう前にその機構を聞いてしまおうと。
32エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/13(日)23:12:56 ID:OBs
>>30
「うん、ここは割と『純粋な人間』じゃない人も結構いるよね。
で、君はそう言う『純粋な人間じゃない』ということで態度を変えたりするかな?」

と、質問を返してくる。
その表情はまるで、子供を見守る親のような―――
33レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/13(日)23:15:18 ID:d5e
>>32
「え?しないよそんな事」

と、彼の説明に対しては即答。そもそもそんな人間ならエストレラさんと会話なんてしていないだろうと思い

「もしそうならあたし、今こうしてエストレラさんとは会話してないよね」

と、目の前の妖精に言う
34レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/13(日)23:25:12 ID:qx5
>>31
「………………ほほう、狐…………でも狐の嫁入りだと……むぅ」

狐の嫁入りと聞けば流石のレイヴンもどういう意味かは理解できている。小さな黒い翼のような耳がパタリと跳ねるとその言葉は耳に残した。
とはいえまさか、雨を降らせるのにレイヴンがわざわざ狐のつがいを一組作っては狐がネポック校内で大繁殖である。
しかし参考にできるものはあるかもと調べる対象に入ったという。目はマジだ。

「シャワーは……滑る、痛い」

どうやらなんらかの事情で事故が起きるらしい。謎だ。

「……魔法陣の儀式は今日は許可が出なかった、だから踊る。……あなたも踊る?」

そしてレイヴンは手を差し出して円の中央でそう誘う。魔法陣ではなく、踊りとのこと。さしずめ下の円は舞台なのだろう。
……つまり、タニスが参考にできるかどうかは未知数。誘いに乗っても乗らなくてもレイヴンはその円の中で始める。

杖の鈴を鳴らし、振れば翼飾りは羽根の音を微かに鳴らす。
片足を軸にその場で回転すれば、腕を伸ばして杖と共に虚空を切り、時には跳ねるように全身を使う。
旅の踊り子に迫るような流麗な踊りをするレイヴンは、言ってしまえば舞いで行う占いだろう。
腕を振り抜く度に鳴る鈴の音や、身体を回す度に広がる羽衣と腰簑はその踊りをよく映えさせる――。
それらはすべて雨乞いのために鍛えられたのが、なんとも言えない。
35エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/13(日)23:26:10 ID:OBs
>>33
「それなら話が早い。
いつも通りに自分は自分だと、胸を張っていればいいんだよ。
『普通の人じゃない? それがどうした! 普通じゃない人どころか妖精の友人だっているぞ!』って」

レオナの言葉に破顔し、勇気づけるように。

「そんなくだらないことで足を引っ張る人がいるなら、逆に引き摺り回してやればいい」

そして、悪いことを企んでそうな笑みを浮かべて。
きっと、エストレラの頭の中ではレオナに引っ張り回されて疲労困憊している『悪い人』でもいるのだろう。
36レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/13(日)23:33:59 ID:d5e
>>35
「・・・そっか・・・そうだよね!うん・・・ありがとう!なんか元気出た!」

と、少女は言って、にっこりと笑ってます

「あたしもね・・・いきなりそんな感じの事を聞いたからなんかよく分かんないんだけどね、普通の人とどー違うのかとか、ぜんっぜん・・・多分あの襲撃してきた人達の言う失敗作とか成功作とか関係してるんだろうけど・・・」

と、一応考えてます

「んで昨日出てきた名前がベルドリア・・・って言ってた」

その名前は、約14年前に捕まった男で各地から子供を集め攫って非合法な研究を繰り返していた所、テラ・フェルナンデスと言う高名な魔術師に捕まったとされてます
そしてその子供達は身元に返され、身元不明だった子たちは孤児院に預けられたそうな
37エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/13(日)23:38:55 ID:OBs
>>36
「というと、この前襲ってきた人とも関係があるって考えた方が良さそうだね…」

思い出すのは先日の事件。
彼等の目の前で、自ら命を絶った一人の男。
そして、段々不機嫌になっていくエストレラ。

「捕まってから逃げ出したのか、それとも、捕まったのは偽者―――」
38タニス ◆p01m289DEw :2018/05/13(日)23:40:13 ID:kpz
>>34
狐の嫁入りについて口を滑らせ、なんとも言えない面持ちのタニス。
最早後はレイヴンの持つ一般常識と自制心に賭けるしかない。
見境なく狐を繁殖させたりなんてしないよう祈るのみ。
普通は雨のためにそこまでしないのだろうが、何というか、やりそうだし彼女。

「はあ……なるほどわからん」
「説明になってないよねそれ……ああいや遠慮しておく、まだ食事中だし」

気の無い返事、シャワーを嫌う理由は分からなかったが、いい思い出がないのは伝わったのだろう。
差し出された手には軽くローブの袖を振って丁重に断る。
レイヴンが中庭に来る前から食べ進めているというのに、コッペパンはまだ半分以上残っている。なかなかに遅い食事ペースだ。
彼女流の雨乞いの儀式の仔細は結局理解できないまま、あまり大っぴらにはできない技法なのだろうかとぼんやり思う。
タニスは舞には疎い。しかし彼女のそれが並の技量ではない事くらいは分かる。
こういったものを鑑賞しながらの食事も悪くない、その本来の目的も忘れかけてまだもぐもぐとコッペパンを頬張った。
39レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/13(日)23:43:10 ID:d5e
>>37
「・・・うん」

と、エストレラの様子を見つつも思考して

「偽物でどっかでまた何かしてるのかな・・・」

と、呟いて言って

「なんにせよ・・・その人が怪しいよね・・・昨日のソーレって人も自分が失敗作と言われてるーとか言ってた」

と、昨日の襲撃者について語り
40エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/13(日)23:49:26 ID:OBs
>>39
「何らかの方法で逃げおおせた本人がやってるか、それとも遺志を継いだ何者かがいるのか…
ともかく黒幕を捕まえてみないことには何とも言えないかな」

そう言って、少しの間考えてから。

「そういえば、昨日襲撃してきた人はどうなったのかな?」

と、レオナに聞く。
41レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/13(日)23:50:20 ID:qx5
>>38
わからないのも当たり前。一緒に入って目撃した人にしかわからない流れがある。
シャワー自体は嫌いではないが、雨として楽しむには難しいもの、というだけである。

「ん、わかった」

食事中と聞けばすんなり引いて踊り始めていた。…………まず食事中なら雨降らせるな、というツッコミが来なかったというのは幸いか。

暫し、その舞いはタニスの前で繰り広げられる。その時足元でも見ていれば円の意味はちゃんとわかるはずだ。
彼女はそこから出ないようにしている。時々地に杖の石突を滑らせてはいるものの、最初に描いた円にら重ならない。
時に優雅に、時に激しく、時に淑やかに舞い続けた成果は次第に現れる。その頃にはタニスの食事も進んで……いるかはわからないが。

空の、重い音と共に。その時、タニスの頬には一滴なにかが伝うことだろう――。
42レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/13(日)23:52:29 ID:d5e
>>40
「昨日の人はねー、タニスさんが気絶させたから、そのまま連行されたよー」

と、結末を説明します。どうやら自害はさせる前にケリをつけた様子で

「その人は腕一本無くしたくらい」

と、答えます
腕一本は無くしたらしい
43タニス ◆p01m289DEw :2018/05/14(月)00:01:00 ID:s4Q
>>41
言ってしまえば油断だ。この天気とはいえ、まさか本当に降りはしないだろうと。
タニスは雨乞いの儀には詳しくない。彼女の所作や装飾の一つ一つに意図があるのだろうとは思えど、意味そのものを推測するのは難しい。
それを躍起になって解明しようとするほど勉強熱心でもなく、だからこそ感傷に徹する事ができる。
その間も食事の手は止めていない。……止めてはいないのだがやっぱり遅い。よく噛んで食べるのは大事である。

「……んん?」

ぽたり、頬が濡れた気がして空を見上げる。変わらない曇天。
否、よく見れば薄暗い中にいっぱいの雫が――。

「……うっそでしょ」

次の瞬間地上を襲うのは降り始めなんてものじゃない、遠慮なしの雨、雨、雨。
あまりの雨量に最早室内に逃げる気も失せるというもの、タニスはベンチに座って呆然と呟くのであった。
44エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/14(月)00:07:26 ID:20U
>>42
「それでも腕一本かぁ…」

そう言ってため息をひとつ。

「これ以上被害者が増える前に何とかしたいけど、
まだまだ黒幕を追い詰めるだけの情報はないだろうし」

その表情や声色からは心底嫌そうな気分を感じさせるものであった。
そして、憂鬱な気分を表すかのような曇り空から、雨粒が落ち始める。
45レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/14(月)00:11:30 ID:fTu
>>44
「うん・・・雨も降って来たよね・・・」

と、天を見上げて呟いて

「・・・天気も優れないし、今日はもう寮に戻るよ」

レオナはそう言って、歩き出しました

「またね、エストレラさん。なんか、ありがとうね」

と、笑顔でお礼を言って、手を振ってその場を去って行きました
46レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)00:11:57 ID:vNH
>>43
タニスの運の悪さはレイヴンの実績も影響している。なにせレイヴン、成功率はかなり低い。
そう、これはレイヴンの運が良く、そして周囲に止める生徒が誰一人居なくなってしまったことが不幸なことだった。

そして呆然とするタニスの前で踊っていた少女、レイヴンはというと――。

「きゃっほーーーーい! 雨! やった! 降ってくれた! エスエスにお礼言わなきゃ!!」

どう見てもさっきまでの落ち着いたダウナー気味の少女だったはずだが、雨に濡れたレイヴンはその表情を晴れやかなものにしていた。
その場で流麗さを残しつつ、まるで子供が遊ぶがごとくはしゃぎ、跳ね出すレイヴンにさっきまでの面影はない。

「そういえば! あなたの名前聞いてなかった! 私レイヴン! あなたは!?」

はしゃぎながら名前を聞き出そうと濡れた全身をそのままにして近付いてくるレイヴン、しかしぬかるみ地面は跳ねることはない。

そして、タニスの察しがよければこれでわかるだろう。
シャワーで滑るのはこのレベルではしゃいで濡れた床でスッ転ぶせいだと。
47エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/14(月)00:21:22 ID:20U
>>45
「雲行きが怪しいと思ってたけど、もう降り出すなんて…」

渡り廊下の屋根があるところから、手だけを屋根がないところに出し、雨粒を受け止める。

「それじゃあレオナ君も気を付けて。またね」

そう言ってレオナを見送る。


「さて、この様子だと、僕も大人しく教室に戻った方が良さそうだね」

雨が段々激しくなる中、来た道を教室へと戻っていくのであった。
48タニス ◆p01m289DEw :2018/05/14(月)00:22:35 ID:s4Q
>>46
「うわやべー奴だ」

なんということでしょう、レイヴンの変貌ぶりについに辛辣な言葉が。
気がつけばちらほらいたはずの生徒達は皆校舎内に消えている。
顔も覚えていないが真っ先に逃げた彼らを少しだけ恨んだ。
銀糸の髪も濃紺のローブも雨に濡れてずっしりと重くなる。
滴る雫が無性に腹立たしい、諦観に束の間目を閉じた。
まだ食べきっていないコッペパンも水を吸ってすっかりふやけているが、そこには頓着せずまた口に含んだ。
食べ物は粗末にしてはいけないのである。

「レイちゃんね、楽しそうならよかっ……いやあたしは全然よくないんだけど」
「タニスでいいよ、よろしくねぇ」

今後は絶対に自分の前で雨乞いはさせまいとひっそり固く誓う。これで風邪でもひいたらたまらない。
どでかいくしゃみを一つ、濡れた故かどこぞの噂話につられたか。
49レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)00:30:20 ID:vNH
>>48
「?」

やべー奴。残念ながらレイヴンはそんな呼称に慣れっこだ。
ヒソヒソされたり遠巻きにされていてもレイヴンは決してその精神を曲げることはない! それに最近では友達も増えてるので余計に頑強になっている。

「うん! 雨浴びると気持ちいいから! タニス? タニタニって呼んでもいい?」

おっとこの娘、どうやらタニスを本名と思っている様子である。訂正するなら今である。アダ名をつけていると見るには容易だろう。

が、それまで元気いっぱいだったレイヴンはくしゃみを聞いて表情が固まる。

「……さ、寒い? 風邪? ご、ごめん……早く中に……!」

と、言えば慌てて校舎内に引っ張っていこうと手を引こうとする。
ちなみに女子にしては力はある方である。耐えようと思えば耐えられるが。
50タニス ◆p01m289DEw :2018/05/14(月)00:44:48 ID:s4Q
>>49
残念ながら全く堪えた様子がないが、その反応にも納得。
強い子なんだろうなぁと自分の発言を棚に上げてしみじみ思う。それが良いか悪いかはさておき。

「……ああ、そう。よかったねぇ雨降って」
「斬新なあだ名つけてくるねこの子。別にいいよ、好きに呼んでくれて」

雨が降り出してからのテンションの高さについていけていないか、レイヴンの勢いにはやや押され気味。
名乗ったところまさか通称にアレンジを加えて返してくるとは思わず、目を瞬かせるが駄目という事ではないらしい。
さて急に顔を強張らせたレイヴンに、タニスも不審げに首を傾げる。

「どうしたの、洗濯物でも出しっ放しだった?」
「え、いや、多分誰かに噂されただけでしょ。まあちょっと寒いけどそんなでも……あっやだこの子意外と力強い」

ああ、そういう配慮はできるんだからいい子ではあるんだろうなぁなんて他人事のように。
ぐいぐいとレイヴンに引っ張らればさして抵抗するでもなく校舎内に連れて行かれるだろう、もう片方の手でコッペパンを貪りながら。
51レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)00:53:42 ID:vNH
>>50
「良かった! じゃあタニタニ!」

レイヴン特有の頭二文字の繰り返し式アダ名。一応断れば通常通り呼ぶこともできるので本人なりの友好の証なのである。
タニス自体がアダ名と知ればその時はまた別の候補をあげてくる可能性もまだあるのだ。本名を知れるかはいまだ未知だが。

「洗濯物は大丈夫! 私は!」

残念ながら他の人がたまたま干していた場合のことまでは想定していない。……まあ曇天の空気だったのだ、居ないことを願うのみ。遠くでは少し雰囲気を下げてしまったようだが。

「風邪は引いたらダメ! ……言ってくれたらやめたのに……」
「……あ、パンも……後で何かでお詫び、する!」

そうやって呟きながらレイヴンはびっしょり濡れたままでタニスの全身を見て、ローブは脱げるか? なんて言い出す。
しかしコッペパンの方はさすがに熱を与えて水分を飛ばそうにもカッチカチのパンになる可能性があるために別のもので補填すると。

なお、頭のてっぺんから足の爪先まで濡れたレイヴンはまるで寒くなさそうである。床に水が広がるほど濡れているというのに。
52タニス ◆p01m289DEw :2018/05/14(月)01:06:56 ID:s4Q
>>51
「レイちゃんは大丈夫かもしれないけどさぁ……まあいいや、今日は外に干してる人も少ないでしょ」

突発的な雨というものは広範囲に多大な影響を与えるもので、いちいちそれを気に病んでは仕方がない。
要は気にしたら負けである、重苦しい天気に気分が沈んだ人達もいるかもしれないがそこまで気を遣ってはいられない。

「これくらい大丈夫だって、そんなに簡単に風邪ひく程病弱じゃないからね」
「パンは……ま、栄養価が変わる訳じゃないから気にしなくていいよ」

先日の騒動でずぶ濡れになった際、きっちり後日風邪をひいているのだが謎の自信。次はいける的なアレなのか。
パンを咥えながらローブを脱いでぎゅっと絞ると、雨水がだばーっと廊下を濡らす。迷惑極まりない。
中に着ていた紫紺のシャツも濡れてはいるのだが、こちらはここで脱ぐわけにもいかず。
コッペパンの残りはあと数口、このまま食べきってしまう腹づもりのようだ。

「……っていうか、レイちゃんは寒くないの?ずぶ濡れだけどさぁ」
53レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)01:15:42 ID:vNH
>>52
「…………夕立は、よくあること!」

今は昼だ。そんな外で壁や乗り物をピッカピカにしたら雨が降るみたいなジンクスは通用しない。
とはいえ犯人として責め立てられることが少ないのは……レイヴンのやり方はたまたま、と思われてる面があるからか。

「でもローブがびっしょり、良かったら乾かす!」

そう言うと絞られてるローブをちょうだいとばかりに手を出した。乾かせるとはどういうことか、と思うかもしれない。

「美味しくなくなってしまったのは残念、だから!」


「私は平気! このくらいで引かない!」

普段から雨の中でやべー奴してるため、最早この程度の濡れ具合では屁でもなくなっている。それこそ異常気象でいきなり雪でも来ない限りは風邪など引かないのだ。

もしローブを受け取っているならばそのローブを広げるように繊細なコントロールで初等部レベルの小さな風魔法で仰ぎつつ、周囲の空気を少し暖め始めた。具体的には、レイヴンから3メートル内の範囲を。
54タニス ◆p01m289DEw :2018/05/14(月)01:30:12 ID:s4Q
>>53
今日の件に関しては元々の空模様が怪しかったのだ、きっと彼女が犯人として追及される事もないだろう。
中庭にいた他の目撃者が沈黙を貫けばの話だが。
んぐんぐと咥えたままのコッペパンを完食、手を使わないその食べ方はかなり品位に欠ける。

「ん、よろしくね、適当でいいよ」

これくらいは頼んでもバチは当たらないだろう、素直にローブをレイヴンに手渡す。
緩いベルトに繋がれた左右の鎖が腕から滑り落ち、行き場もなく音を立てて揺れた。

「本当に気にしてないんだけどな……じゃあ今度昼ご飯を奢ってくれるくらいでいいよ」
「つよい……あたしももうちょっと耐性つけるべきかなぁ」

パンに関してはレイヴンに押し切られる形、雨が降ってからのテンションに弱いのか。
後輩にたかるのも悪い気はするが、後で誤魔化してなかった事にすればいいやととりあえずの妥協案を。
濡れた肌はほんのりと暖かい空気に敏感だ、レイヴンに少しずつ寄って冷えた身体を暖める。
ついでにぱたぱたと衣服を扇いで少しでも乾くようにと。
平然としているレイヴンを一瞥、もしやしょっちゅう水に濡れていればこうなれるのではないかと思案。あぶない。
55レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)01:39:07 ID:vNH
>>54
「鎖? わかった!」

その音に敏感に反応しつつもローブを受け取れば元気よく。わかった、と言いつつ本当に適当にするわけではないので安心していい。

「奢る? それでいいの? 良かったら作る!」

今度、と聞けば余裕ありげだ。今のところ金の宛はあるのだろう。それこそタニスが爆食娘でもない限りピンチにはならない。

「無理はしない! 無理して倒れてもいつも助けれる、とは限らないから! できたら見てる時に!」

レイヴンからの強い忠告。近付かれても嫌がるような様子はなく、むしろレイヴンから寄ってその恩恵を享受しやすくする。
自然とレイヴンの身体も衣装も水の滴りを収めていき、それらが完全に止まる頃にはローブもしっかり乾いている。

「はい! 乾いたよタニタニ!」

何より、生乾きの臭いはしない。そう、風魔法を使用したのは風通しのためだ! これはとある先生からの教えである。
代わりに何にもしてないレイヴンの服……からしたとしても位置的には気取りにくいか。不思議なのは頭の月桂冠がいまだ瑞々しいことだけである。
56タニス ◆p01m289DEw :2018/05/14(月)01:57:45 ID:s4Q
>>55
「ん?ああ、おしゃれみたいなものだから気にしなくていいよ」
「てりょっ……それはちょっと重いというか、いや安く済むのは分かるんだけど」

ぶらんぶらんと腰から膝付近まで垂れ下がって揺れる鎖に目をやる。
実際彼女の言う通り、見た目ではただのファッションの一部のよう。
作るとの言葉には言葉を思わず詰まらせる。そういうのは好意のある異性にしてやるものではないのかと。
が、そこで発揮される押しの弱さ。なんだかんだでタニスが押し切られる形になるのであった。
ちなみに彼女の昼食はごく普通のコッペパンが一つ、胃袋はそう大きい方ではないらしい。

「実感こもってるねぇ……分かってるって、無理はしないよ」
「ありがとレイちゃん。おおすごい、ちゃんと乾いてる」

言ってみはしたものの実際に効果があるとは限らないのだ、軽く片手を振って苦笑い。
ローブを受け取って袖を通す、その前に鎖を緩く腕に巻くのを忘れない。
ある程度の湿り気や臭いは仕方ないと覚悟していたが、予想以上の仕上がりに少し目を見開いた。
二人とも先程までずぶ濡れになっていたとは思えない。ふと、光に敏感な赤眼が照明に反射する水滴を捉えた。

「あれ、こっちは乾いてないけどいいの?」

自分の頭を指差して問う。レイヴンの月桂冠を指しているのだろう、単純な好奇心からの質問だ。
57レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)02:06:22 ID:vNH
>>56
「リエリエの同志かと思った」
「重い? ……軽いのってこと!」

さて、鎖に関わるリエリエとかいう人物はそう多くなさそうだが、深入りするかしないかはタニスの自由。
そしてタニスはもしかしたら、ここまでの様子でなんとなーく察することが出来てくるかもしれない。レイヴンにそういう浮わついた話題が皆無に近いのを。
そのことは発言からも伺える。気持ちの重さではなく、メニューの要望としていることに。多分サラダとかスープにされる可能性がある。
まあ、早い話。彼女に異性の話題はない。まず彼女をそういう目で見る男子も今のところ居ないのだから。

「先生直伝の乾かし方……風通しさえ良ければ生乾きにもならない」

そして、レイヴンのハイテンションモードは唐突に終わった。雨に濡れていることがトリガーなので乾ききった今はローテンションモードだ。
小さな黒翼の耳がパタパタしてるので雨を浴びたいのかもしれない。

「…………? ……あ、こっち。これはいつもこうだから、大丈夫。…………食べないでね?」

レイヴン、意味を間違えたのか一度タニスの頭に手を伸ばして確認しようと。阻止されたらすぐに、されなければ少し撫でてから自分の頭だと気付く。
そして月桂冠の状態について大丈夫の意思を伝えると……失礼な忠告が。
58タニス ◆p01m289DEw :2018/05/14(月)02:24:08 ID:s4Q
>>57
「誰……ああいや、違う違う、あんな使い方はしないから」
「そっちじゃないなぁ……や、そんなに食べる方じゃないから軽めだと嬉しいんだけどさ」

一蹴しかけてふと思い出す、そういえばそんな呼ばれ方をしている人物が一人いたと。
そもそもタニスは拳を使う事がほとんどない、己の肉体より信用できる得物があるからだ。
とはいえ今言う事ではないだろう、いやいやまさかと首を横に振った。
レイヴンの異性事情は勘違いの仕方で察したのか、深く踏み入りはしない。人の事は言えないから仕方ないね。

「あ、戻った。むしろさっきのが素……?」
「月桂樹っていろいろ薬にも使えるんだよねぇ。いやさすがに人のを盗ったりはしないから」

レイヴンの手は拒否する事なく、「そっちじゃないよぅ」と苦笑いを零すだけ。白銀の髪はまだほんのり湿っぽい。
不思議な月桂冠に少しだけ好奇心がわくが深く聞きはせず。
忠告にはすかさず否定、さすがに人の物を盗るほど堕ちてはいない。
59レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)02:32:00 ID:vNH
>>58
「……じゃあどんな?」
「ん、わかった! 軽めのやつ作る!」

と質問はしたが現状流されてもおかしくないものだ、乾くまでの繋ぎとして機能したかは定かでない。
あの使い方も正直鎖として合ってるのか、普通に謎だが。
そしてタニスの言質をとれば元気よくサムズアップ。実に器用。

「……素って?」

レイヴンは自分の豹変に無自覚。無自覚だからこそ二つのモードでの記憶を維持しているのだ! どちらを素と見るかは見た者次第である。

「ん、聞いたことはある。でもこれ、ちょっと不思議って。……取らないなら、いい」

湿っぽい頭に向けてほんのすこしの温風を送り、月桂冠は留めるように直す。
その月桂冠、とある実習生に聞けばわかるかもしれないが、レイヴンの魔力を吸ってその瑞々しさを維持している。
そしてレイヴンにはそれ以外で重要なところがあるのである。ある意味、数少ない女子らしさに過ぎないが。
60タニス ◆p01m289DEw :2018/05/14(月)02:51:21 ID:s4Q
>>59
「どんなって…ここでやってみせる訳にもいかないし、そのうちね」
「アッハイ、ご馳走になります……?」

タニスの鎖は今手元にない二刀と組み合わせてこそのものだ、さすがに廊下で振り回す訳にはいかない。
とはいえ鎖単体で使えないという事でもない、もしかしたら某風紀委員と似たような使い方をする事もあるかもしれない。
鎖は数多の用途に使い得る、無限の可能性を秘めているのだ。すごいぞ。
いつの間にか手料理で押し切られていた事に戸惑いを隠せない、なんとなく疑問形な語尾。

「あー、うん、気にしないで。レイちゃんはそのままでいいと思うよ」

自身の豹変ぶりを自覚していないなら深く突っこもうとはしない、それが彼女の魅力でもあるのだろう。
まあ雨乞い前のやり取りを見るに、こちらのテンションでもなんだかんだタニスはレイヴンに押し負けやすいのだろうが。

「やけに新鮮な感じだしねぇ、不思議だこと」
「それ取るくらいなら、森から採ってきた方がいいからね」

ふわりと頭に感じる暖かさ、未だ湿り気が残る髪にはありがたい。
月桂冠に拘りがあるようだが女子ならそんなものだろう、タニスにも似たようなものは存在する。
少なくともそれを取るつもりはない、安心させるかのように僅か口の端を吊り上げた。
61レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)03:01:55 ID:vNH
>>60
「ん、じゃあそのうち!」
「嫌いなものとかあったら今のうちに!」

ちなみに某風紀委員のバンデージ式は慣れない子がすると鎖に皮膚を巻き込んだり自分の拳にダメージが向かうので危険である。

そして手料理のごり押しの最終目標なのか好き嫌いについて訊ねておくのであった。下調べ重要。

「ん、気にしない、私いつも通り」

彼女をブレさせるのは至難の技である、と誰かが言った。しかし、ブレさせたらそれ以降はブレやすいとも言われるらしい。古くなった部品か。

「…………多分同じもの、ここにはない。ここに通う前からだから。うん」

森に果たして同じものがあるのか? と思ってしまったようだ。とある実習生でも珍しいとする植物。
とはいえ、深く聞いても今は「わかんない」と返ってくる可能性も高いが。
なお、その口の端の吊り上げはちゃんとわかったようで安堵した息をついて……なぜか物凄く分かりにくい範囲でこちらも吊り上げた。

「…………タニタニ、もう浴びない?」

雨の降る外を見て、そんな呟き。やっぱりやべー奴。
62タニス ◆p01m289DEw :2018/05/14(月)03:16:27 ID:s4Q
>>61
「マジか」
「好き嫌いは特にないからなんでもいいんだけど……あんまり気合い入れなくていいからね」

口をついて出た言葉は鎖の使い途か手料理か、おそらくは両方。
事前調査には真面目に答えながらも一応の念押し、人に振る舞うからと力を入れた献立になっても困る。主に申し訳なさ的な意味で。
自分を通すレイヴンにうんうんと頷く、人に言われなくても彼女は変わらないのかもしれないが、そこは先輩のお節介のようなもの。

「そっちじゃなくって。ローリエ……普通の月桂樹の方ね。それと同じのを使うのはちょっとこう……ねえ?」

勘違いをびしっと両断。
仮に森にあったとしても、魔力を吸う謎の月桂樹を食・薬用に使うのはなかなかに躊躇われるが。
レイヴンの表情の変化を捉え、驚いたようにやや目を見開いた。

「浴びません。一人でいってらっしゃい」

お誘いは残念ながらノーサンキュー。
レイヴンが外に飛び出すようなら校舎内から呑気に眺める程度に留める算段!
63レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)03:26:16 ID:vNH
>>62
「マジ! ん、わかった、そうする!」

レイヴンもどっちの意味かわかってないがやっぱり元気だった。
さてはて料理についてはレイヴン、気合を入れるかどうかはやはり気分である。……まあ、目立つ前例としては菓子程度。
これにて料理鎖の話題は一旦……休題?

タニスのお節介も嫌な顔せずに受け入れているレイヴン。……雨天時とそれ以外で180度変化するのがデフォルトだ。

「ん、それならあったはず。無かったら言えばいい。…………?」

レイヴン、勘違いは切り捨てられたようだが躊躇う理由はわかってなかった様子。無視しても問題はないだろう。
あくまで変わりにくいだけで、表情筋は動くことは伝わったか。

「ん、わかった。じゃあ離れるときは言ってね」

せめてバイバイくらいは言いたいのだろう。外に飛び出す前にそう言うと外に駆け出していった。

「ひゃっほーーーーい! 気持ちいい!! 雨ー!」

校舎と中庭を繋ぐところを出た瞬間にまたテンションを変化させるのであった。
64タニス ◆p01m289DEw :2018/05/14(月)03:43:02 ID:s4Q
>>63
なんというか、心の準備だけはしておこうと思うのだった。どっちの面でも。
なんだかんだそれらの約束が果たされるのはまた後日のお話。

「一応ある程度の薬学は修めてるつもりだからね、大丈夫でしょう」
「あー……ほら、それと同じやつは珍しいからさ、もったいないじゃん?」

月桂樹を必要とする場面があるのか甚だ疑問ではあるのだが、少なくとも採集に関しては問題ないと。
ちなみにそれを正しく活用できるかはまた別の話。修めてはいるが覚えているとは言っていない。
レイヴンの反応に伝わらなかったかとあたりをつければ、簡単な理由づけ。とはいえこちらも嘘ではない。

「はいはい、分かったから楽しんでおいで」
「……若いっていいねぇ」

軽くローブの袖を振ってレイヴンを見送り、自分は適当な壁に身体を預ける。
いかにも全力で雨を楽しんでいるレイヴンにぽつりと呟く。年齢の問題ではないような気もするがそれはさておき。
しばらく眺めてさて飽きがくれば、ぶんぶんと頭の上で手を振ってレイヴンを呼ぶだろう。

「そろそろ行くね、お昼時も過ぎちゃったし」
65レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)03:51:34 ID:vNH
>>64
「お薬の先生も居るから、もしもの時は。……なるほど、納得」

ちょっと難ありなところが無くもないが、良い先生が居るらしい。機会があれば関わることもあるだろう。
もったいない、と聞けばレイヴンも納得。レイヴンも在処を知らないのだから、それも当然。
ちなみにもし月桂冠を取ろうとしていたら不機嫌になっていたりもした。この月桂冠はそれほど大事なのである。


レイヴンは楽しみ続ける。両手を上げて。髪を振り乱して。時には運動部もびっくりな軽やかな動きも見せて。
たまに水を集めて安全圏に飛ばしていたりするのはその全力の中の一つである。たまに側転までしてるが意味はわからない。

そしてそれだけの駆動を披露しながらも呼び手に気づけば、耳を跳ねさせてそちらに戻り。

「ん! タニタニまたね! 行ってらっしゃい!」

どこに行くのかはわかってないが、レイヴンはそう言うとびっしょり濡れ直した手でぶんぶんと振るのであった。握れたなら握手もしたことだ。
雨を浴びて元気なレイヴンはそれはそれは楽しそうに廊下の窓から見えたことだろう。

授業があった場合、遅刻するくらいには楽しんだ。
66タニス ◆p01m289DEw :2018/05/14(月)04:02:06 ID:s4Q
>>65
雨の楽しみ方は人それぞれだ。共に踊ろうとは思わないが、彼女の戯れを眺めている分にはむしろ心地よい。
駆け寄ってきたレイヴンにやや気圧されつつも、握手に応えるあたり悪い気はしないらしい。
ぶんぶん振った手から顔にかかった水滴はすぐさま袖で拭っていたが。ちべたい。

「またねレイちゃん、遊ぶのもいいけどほどほどにね?」

別れを告げてふらりと立ち去る。廊下ですれ違う人々の、急な雨に対する愚痴も気にならない。
午後に講義を入れていなくて助かった、さっさとシャワーを浴びてしまいたい。
また一つ、大きなくしゃみを響かせた。
67レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)04:10:25 ID:vNH
>>66
「わかった!」

きっとわかってない。遊ぶのをほどほどにと言われても誤差が小さいのだ。
雨とはそれだけレイヴンにとっての良い状況。握手もできて満面の笑顔だったのは彼女にも普通の心はあるということだ。

タニスが去ってから廊下から飛び出して浴び直すレイヴンは、次の鐘の音まで楽しんだ。結果。



「………………」

しょんぼりとした様子で遅刻について怒られたという。世の中そんなに甘くない。
68ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/14(月)21:31:47 ID:EMJ
>>19
エリシアの頭部と交互に見れば、何となく全貌が掴めるだろうか。
のっぺりと軟体、同じような緑色。今見せているこちらこそが、ロイコ本来のものであるのだと。
その感触を知りたければ、傍らにいろエリシアのものに触れれば自ずと分かるだろう。

「うん!いっぱいあそぶー!」
「まあ、軽い潮干狩りのようなものだ。
 少し手伝ってくれたら、後は自由にしてくれて構わない」

そして降り立った先の砂浜は、嵐の直後だけあって流木など少し荒れた様子。
バカンスと言うにはやや荒涼とはしているが、ターゲットの青海老はこうした海にいるのだという。
69ダリア◆m7hEgzNtKY :2018/05/14(月)21:50:33 ID:qOw
その日、彼女は珍しく……いや、最近の行動パターンを見ていると一概には言えないが……珍しくも日中図書館から外出していた。
周囲に花壇の広がる広場のような一角、そこに設えられたベンチに座り、一人その手に在る本を読む。
薄っすらとほほ笑むその表情は、開いている本……童話のパステルカラーも相まって、また辺りに差し込む柔らかな陽光も相まって、何処かいつもとは違う優しい雰囲気を醸し出していた。

「……さて、一つの物語を開くとしよう……聞いていくかね?」

ふと、ぽつり、そう呟かれた言葉は視線を本に落としたまま、しかしその矛先はまるで、もうすぐここを訪れるだろう一人の誰かに向けられているかのような。
その言葉に応えるようにひゅうとその空間に、一つ静かな風が吹けば……ストーリーテラーの号令に合わせて、ぴょこんと人形たちが何もない空間から飛び出した。
一つは太陽、一つは月、まるで子供の絵のようにデフォルメされ、可愛らしい顔なども書かれて浮かんでいる二つの人形、これから彼女が語る物語を、彩るために存在しているかのような。
70シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)22:02:57 ID:vNH
>>69
柔らかな陽光の彩りに混じる、漆黒。見る人見れば怪訝に思っても不思議ではない色味の出現。
だが、司書からすればそれは知っている少年の来訪であることを伝えるようなものだ。
現にその色味の中心からは黒髪に黒いマント、黒い額帯にちょっと捲れた袖の服装の尻尾を生やした少年が浮いてきた。

「……うん、聞かせてー。司書、ちゃん?」

その問いかけに少年は人形が向けられている方向へと位置しようとしつつ、観客気分になるように振る舞う。
風に靡いた黒髪を整えて、少年はまず出現した人形に興味深そうな目を見せる。待ち切れぬかのように口を開けば。

「この物語、タイトルはあるのー?」 

足をぱたぱた揺らす姿は童話を聞く子供のようであり、司書の答えを待っている。その少年は今日はほんの少し、黒ずんでいた。
71ダリア◆m7hEgzNtKY :2018/05/14(月)22:13:09 ID:qOw
>>70
「あぁ、今宵の演し物は、持たざるを求めた超越者たちの物語」
「題名を……『おほしさまのおおげんか』」

僅かに首を傾げて浮かべるは笑み、それは珍しく……これは本当に……珍しくも学校の司書として相応しいような、読み聞かせに似合う様な表情。
開いた本のその題名を、童話とは思えぬような大仰な付加価値つけてタイトルを語り、ぺらりとその一ページを捲る。

「『これは、ここではないどこかの、わたしたちのすんでいるせかいと にたばしょでのおはなしです』」
「『そのばしょには、おひさまと、おつきさまが すんでいました、おひさまは ひるのせかいをてらし、おつきさまは よるのせかいをみまもっていました』」
「『でも、かれらはとても なかがわるかったのです』」

訥々と、それは童謡の読み聞かせのように、連なる物語を口に出して読んでいく女性、その言葉に呼応するかのように、現れていた二つの人形は動く。
太陽……『おひさま』と称されたその登場人物は、人形劇場が昼になればその世界を照らし、月……『おつきさま』と称されたそれは夜の世界を見守っている。
仲が悪いと言われれば、両方が人形劇場に現れバチバチと火花を散らして睨み合う、忠実にその物語を、この場で再現しているようで。
72シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)22:23:16 ID:vNH
>>71
煽りとタイトルの差に思わず吹き出しそうになるも、少年は司書の表情に笑みで返す。
今のこの司書がどちらの司書かはわからないが、お話を聞かせる分にはあまり関係無いのかもしれないと、少年は暗に思っていた。
 
「おぉー……本当に仲悪いね」

この『おひさま』と『おつきさま』が現実のそれと似たものならば、そもそも出会うはずもなさそうだ。
しかし、お噺ということは何かあるのだろうと今は不用意な詮索をする気にはならなかった。
火花に思うところはあれど、その光景を見れば少年は上体を揺らした劇場に食いつく。それは初めて舞台に連れていってもらった幼い子のように。

「ここからどうなるの?」

『おひさま』も『おつきさま』も、ここからどう動くのだろう? 少年の興味は今はそれだ。早く早くと司書の顔を見て続きを急かす。
73ダリア◆m7hEgzNtKY :2018/05/14(月)22:37:37 ID:qOw
>>72
「『あるひ とうとう かれらのふまんは、ばくはつしてしまいました』」
「『おひさまは、<おまえばかり ほしとなかよくして ずるい!>と、よるのせかいを ほしがります』」
「『おつきさまは、≪それをいうなら きみだって いきものと なかよくしているじゃないか≫と、ひるのせかいに はいろうとします』」
「『にらみあう かれらは ついにけっとうを はじめてしまいました』」

ぺらり、ぺらりとページの捲られる音、持たざるを求めたという前振りの通り、自身の持っていないものを妬んで、決闘を始めてしまった二つの月。
勿論それを人形は再現する、睨み合っていたその二つの星はいつのまにやらどんどんと距離を詰め、ついには衝突して大喧嘩、昔ながらの煙から彼らの腕や足が見える表現法で。
起承転結で言うのならば、仲が悪いという起こりを承け引くこの展開は承、ならば次に訪れるのは。

「『ふたつのほしのちからは ごかくでした、そのけっとうは どちらもかつことがないように おもえました』」
「『しかし そのけっとうは あるひ、とうとつにおわりを むかえました』」
「『かったのは おひさまでも おつきさまでもありません』」

決闘は唐突に終わりを迎えた、その言葉を聞いた二つの人形は喧嘩を辞め、まるで何かを不審に思うかのようにきょろきょろと人形劇場の中を見回す。
そう、それはまるで、昼の世界に存在した生き物が、夜の世界に存在した星たちが、いつのまにか居なくなっていたかのような、二人ぼっちになってしまったときのような。
不安げな、或いは絶望すらも感じさせるような太陽と月の表情を、女性が紡いだ物語の続きは残酷にも裏付けた。

「『かれらは きづいてしまったのです、じぶんたちが どれほどそのせかいでつよかったのか』」
「『じぶんたちのけんかのせいで いきものも ほしぼしも みんなしんでしまったことに』」
74シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)22:53:35 ID:vNH
>>73
「おー、ここで……」

持たざる者という付加価値はそういうことか、と始まってしまった喧嘩を見て少年は合点がいったような様子を。
大喧嘩ながら表現方法の緩さに思わずクスクスと笑ってしまう。超越者同士の喧嘩にしてはなんと緩いものか。そうやって思い笑えたのはここまでだ。

「? ……」

決闘が終われば自然と勝敗は着くものというのがお噺の定番。しかしこのお噺はそうではないようで少年もちょっと疑うように首を傾げる。
なぜ二人は唐突にやめた? もしかして仲直り? だが人形の表情はそうではなさそう。人形だからこそ分かりやすかった。

「…………あっ」

転の展開はそれだけ急だ。しかし、どこか納得できるものでもある。
少年の表情からは明るさが無くなり、喧嘩で周りを消してしまった二人の心境を察しつつもどこかやり場のない何かに侵されたかのように目を伏せさせる。
ぱたぱたしていた足は固まり、尻尾も垂れ下がって顔は悲しげになりながらも。

「…………それから?」

無邪気に求めた物語は、どのように辿っていくのだろう。『おひさま』と『おつきさま』はどうするのだろう。
少年は恐る恐る続きを求めた。
75ダリア◆m7hEgzNtKY :2018/05/14(月)23:07:47 ID:qOw
>>74
「『≪ああ、ぼくたちは なんてことをしてしまったのだろう≫、だれもいないよるのせかいで おつきさまはなきました』」
「『<たいせつなものが あったのに それもなくなってしまった>、たったひとりのひるのせかいで、おひさまは あたまをかかえます』」
「『そんなかれらを なぐさめてくれるものは もうなにもありません、かれらはふたりぼっちに なってしまったのです』」

人形劇場にぽつりぽつりと雨の音が鳴り響く、何もかもを失った超越者達は、何も存在しない世界で涙を流す、その見た目は、童話という物語の形態に併せてコミカルなものだ。
だが、その物語を誰が笑えようか、彼らの寂寥を思ってしまえば、たとえ人形の表現が柔らかいものであったとしても、その心には十分な傷が刻まれる。

「『<もう あらそうのは やめにしよう>≪なかよくしよう にどと うしなわないために≫』」
「『そう ちかったおひさまと おつきさまは ながくつづいたいがみあいを おわりにして』」
「『ひるもよるも なくなったせかいで いつまでもなかよく くらしたのでした』」

そして、結、涙を流していた二つの人形が手を取り合えば、ようやっとその人形劇場には平和が戻る。
めでたしめでたし、大団円、ぱたりと閉じられた本は、彼女の語りは、しかしめでたしめでたしでは語れぬような後味の悪いお話となっただろう。
観客に背を向けたまま、その手を繋いだままの二つの人形は、その表情すら伺えない、そんな少しの沈黙の後、ふと彼女は、読み聞かせの時とは違ういつもの声色で尋ねることだろう。

「……さて、これを聞いて君はどう思った?それとも……何も思わなかったかな?」
76シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)23:21:45 ID:vNH
>>75
きっとこの雨は亜麻色の髪の少女ですら喜ばない。それだけ哀しい物語の光景だ。
大事なものを失ってから気付くとは、よく言われるもの。その意味を少年は改めてこのお噺で知ることになる。

このお噺、果たしてハッピーエンドなのだろうか? いや、多分違う。人形の表情は見えないが、少年は影の手を伸ばしてその二つの人形を向かせようとする。
それはお噺であってはならない、乱入行為。その前に読み手が遮っても当然だ。

「……んー…………めでたくはないお噺かなって。おひさまもおつきさまも、自分達以外全部無くなるまで気付かなかったってのも、不思議」
「誰も二人に何も言わなかったのかな、って」

悲しいお噺で済ませるには後味悪い。最初が喜劇に見えただけにその重さはより重くのしかかった。そして少年は気になったことを言い出して。

「…………ねえ、今の司書ちゃんって名前なんだっけ?」

知らぬ相手ではないのに、そう聞いた。
77ダリア◆m7hEgzNtKY :2018/05/14(月)23:33:14 ID:qOw
>>76
不思議と、いや或いは何か考えがあるのか、人形に伸ばされた影の手を、女性は止めることも何かを言うことも無く見送った。
彼らは笑顔を浮かべていた、それは仲の良い二つの人形に見合う表情で、それより何より、雨降って尚地固まり切っておらぬ、どこまでも悲しい笑顔で。

「なるほど、生き物も星々も、友達だったからこそ彼らを止めるべきだったと」
「だが、そうだな、それらにとってお日様とお月様は、神様みたいな存在だったのだよ、そして、そんな高次元の存在を止めるすべを持たなかった」

それは恰も、適当な理由を取って付けたかのような説明、物語っぽく言うのならば、後付け設定というやつだ、まぁ長く続く物語にはあるあるなことである。
……それは、まるで、彼女がこの物語を都合のいい方向に操作していたかのような……。

「ふむ、私か?私はダリア、ダリア・A・イノミナンダムだよ」
「……名乗っていなかったかな?いや、或いはダリアという名前だけ先に教えていたかもしれないね」

それがどうしたかね?と言わんばかりに彼女は、さらりと自身の名前を打ち明ける、イノミナンダムという名前も。
その表情は、興味津津と言うのが正しいか、相手がどんな選択をするのか気になって堪らないといった様子だ。
78シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/14(月)23:48:43 ID:vNH
>>77
悲しい笑顔を見れば、少年はごめんと呟いて人形を元の向きに戻して、一撫で。例え人形と言えども、その扱い方は宝物を失った子供にかけるような。

「一声かけることも? 喧嘩してる時でも?」

状況を知らなかった、とか、声が届く相手ではなかった、とでも言われてしまえば少年はそっか、と返すしかない。
それでも、後付けでも解決策を求めるような姿は悪足掻きに見えても仕方がない。

「……ん、そうだね。僕はちょっと確認したかっただけなんだー」
「ねえ司書ちゃん。この前言ってた僕の知らない物語って、さっきのも含めてる?」 

戯言にも思える質問だろう。それでも少年は気になっていた。並行に進む洋館のことだったとしても、今のもいってしまえばその物語の内に入るのではないかと。

「なんで、今の物語を読んでくれたの?」

「あと、司書ちゃんって本書いたこと、ある? 『今、一つの物語を此処に開く』、って詠唱書かれた本」

並ぶ質問は栓を外されたかのように出ていた。影の手は背後に戻り、主の無力さを表すかのようにそこにただただ立っている。
79ダリア◆m7hEgzNtKY :2018/05/15(火)00:01:51 ID:55S
>>78
「そう、どんな時であれ、それらはこの問題を解決することは出来なかった」
「だって、登場人物であるそれらは、私が語った通りに動くしかないのだから」

ふっ、と小さな笑みを浮かべたのはさてはて、ハッピーエンドを求める相手の姿勢を嘲笑う笑みか、それともその姿勢を頼もしく思ったゆえの笑みか。
その言葉に彼女は、まるでこの部分が重要だと言わんばかりの重さを置いていた、所詮登場人物はストーリーテラーには逆らえない。
【ここに書かれた文章ですらも、キャラクターの意志を捻じ曲げる力を持っているのだ。】

「あぁ……そうでもあるし、そうではないとも言える、君は知らず私は知っている物語はそれこそ星の数ほど存在するだろう」
「だが、その物語全てが、君の知るべき物語では決してないし、君の触れるべきでない物語を『知らない物語』と称するつもりもないよ」
「そうだな、この物語は……あえて言うなら、君に聞いてほしかった物語だ、触れるべきかどうかを言えば、触れるべきではないのだろうが」

閉じた童話の扉絵は星空、太陽と月が仲良さそうに浮かんだパステルカラーの絵、それは読んで傷ついた心を癒してくれるかのような優しい絵。
より厳密に言うのならば、『彼女』はそれを聞かせるべきではないと判断して、それでも彼女はこの物語を君に語ったのだろう。
その物語に女性が、一体どんな意味を持たせていたのかは分からない、それは君の受け取り方次第だし、彼女自身もそれを期待している部分がある。

「書いたことはない、だが、私はその本を知っているよ」
「そして、あぁ、保証しよう、その本の内容は君の役に立つだろう、著者の最高の友人として断言する」

過去を懐かしむように、一度その目を瞑って瞼の裏に情景を映し、女性はそんな風に答えを紡ぐことだろう。
その本に書かれていたイノミナンダムの名前を、彼女は自身以外だと否定した後に、自身の知り合いであると肯定する、そしてその友達は、もうこの世には存在しない。
80シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/15(火)00:19:26 ID:6Ks
>>79
「……じゃあ僕が語ったら、そんな風にもできたのかなー」

投げ出した足は彼女の台詞の意味を理解してしまったことを暗に示す。
それでも、自分達が登場人物ならば変えてしまおうという思いだけは変わらない。

「なーにそれー……でも、うん。聞けて良かったお噺だとは思うよ。僕だって持ってないもの、欲しくなる気分はわかったし」
 
(でも、奪おうとは思わなかったなぁ……色々見てきちゃったし……みんなは優しいし……)

「それに、司書ちゃんから直接聞ける物語ってのも貴重だろうし。ありがと」

扉絵を見たがるようにずい、と近寄って伸ばした手。渡されても掴むことはなく扉絵をなぞるように動かすのみ。優しい絵に少しでも癒されたかったのは見てわかるだろう。
少年は感想を伝えるようで、その大半は内に潜めた。おひさまやおつきさまに言いたいことはあるし、浮かんだ思いはぐるぐると混ざる。
それをすべて吐くには少年は少し成長が足りていなくて、うーん、と頭を掻いていた。

「そっか。なら司書ちゃんの御墨付きみたいだしまた今度読ませてもらおーっと。……でもなんで司書ちゃんも、同じ名前なの?」

同じ名であることに友人としての違和感が起きるのはまだそこまで考慮できないからだろう。
しかし、少年にとって同じ名字(?)とは家族を示すものである、という認識があるのでこれもまた仕方ないこと。
81ダリア◆m7hEgzNtKY :2018/05/15(火)00:30:12 ID:55S
>>80
「……君達には物語を変える力がある、バッドエンドをハッピーエンドに変える力がある」
「だが、くれぐれも忘れないでほしい、どうしても変えられない事実もあるんだ」
「どうか、そんな事実に直面したとしても膝を折らないでほしい、その事実はきっと、ハッピーエンドを目指すための糧だから」

それは或いは、女性が本当に伝えたかったことなのかもしれない、この世には救えるものもあるけれど、同時に絶対に救えないものもあるのだと。
そしてそんな存在と相対した時の為に彼女が贈る言葉は、それでも救えという正義の味方の言葉ではなく、くじけるなという人間の言葉だ。
それは或いは、君にとっては受け入れ難い言葉なのかもしれない、目に入った存在をなるべく救いたいというのは当然の考えだし、それは仕方のないことだ。

「さぁ、君に分かりやすく説明するなら……同じ神様を信仰していることの証だよ」
「いや、信仰というよりは服従、というべきかもしれないが……まぁ、だから、この名前は本名ではないんだけどね」

そんな説明で果たして何が理解できるというのか、どうやら彼女にとっても深くを説明するつもりはないらしく、その手からふわりと童話の本を消し。
それに呼応して人形たちもその姿を消した、その最後、たった一人の観客に対して、彼らの本当の笑顔で手を振りながら。
82シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/15(火)00:45:24 ID:6Ks
>>81
「変えられない事実……? ……それでも、挫けるなって……難しいこと言うねー」

その言葉を聞いた少年は受け入れるのに長くも短くも時間を要するだろう。
いまだ思春期真っ只中の年齢の少年はあっさり受け入れることも、否定することもすぐにはできない。
しかし、女性の言葉が無駄になることは無いだろう。最初に言ってくれた言葉は確かに自信となり、そして贈られたそれはいつしか――。

「ふーん…………十字架みたいなもの? 服従だと首輪とか? イチゴは最近どう?」
「あ……またねー……。……え、司書ちゃんダリアちゃんじゃないの!?」

女性の説明に少し考えてからそんな結論をわざわざ口に出し、そして人形にはなんとか作った笑顔で見送ればなぜか再会を約束するような言葉をもらす。
そして最後の最後で、若干考えのこんがらがりがあったのかビックリしたような表情でそちらを見ていた。しまらない。
83ダリア◆m7hEgzNtKY :2018/05/15(火)00:58:04 ID:55S
>>82
「落ち込むなとは言わないさ、それはあまりに残酷すぎる、だが、どうしても変えられない事象を前に足を止めてしまっては」
「その時点で物語は終わってしまう、そして永遠に救われることはない……だから、進み続けてくれ」
「これが私の、最初で最後のお願いだ」

真面目な表情でそんな内容を語り、最後の最後に見せた笑顔には、どこか寂寥のような感情が伺えた、残酷なことを押し付ける罪悪感から浮かんだ表情だろうか?
お願い、それは命令でも指導でもなく、個人的な彼女のお願いだ、故にその内容は間違っているかもしれないし、正解していたとしてそれが君に合うかもわからない。
守るか守らないかは君の自由だ……まぁ、膝を折らざるを得ないようなそんな状況になる事自体が、来てほしくないことではあるが。

「最近ワインが最後の一本に……こほん、それは今は良いんだ、重要なことじゃない」
「まぁ、あえて言うなら、人形遣いの糸だろうか、私達を結ぶものはそれだ、四肢に巻き付いた操り糸」
「そもそも、名前というのは何者かから設定された識別用の符号だろう?私は確かにダリアと設定されたが、その後にイノミナンダムの名がつくことは納得していないよ」

大事に飲んでるのか多かったものをがばがば飲んでるのか、ともあれ苺の成り行きについてはあんまりシリアスパートで語りたくなさそうだ、シリアスが壊れる。
閑話休題、その言葉は何というか、服従という言葉のさらに先、ただの人形であるということを自覚しているかのような台詞だ、それにしては彼女は自由に動いている気もするが。
まぁ……そう説明すると言うことは、ダリアという名前は気に入っていないわけではないのだろうが……。
84シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/15(火)01:16:24 ID:6Ks
>>83
「…………ん、そうだよね。さっきのだって、最後に止まらなくて二人が進んだから少しでも幸せなとこに行けたんだよね」
「流石に落ち込むな、とか言われたら微妙だったけど――それなら聞けるかも」

少年は少し勝手な解釈をした。それは女性にはどう伝わるだろう。
少年は女性のお願いをするりと受け入れる。終わらせられては困るし、救いのない結末など元からごめんだ。
ここ最近、少年は色々思うところがある事件が起きたりしているがそれらに対していい考えにはなるだろう。
女性に気を負うな、とばかりに向ける笑みに困惑も嫌悪もない。信じていいよ、とばかりのものだ。

「そっか、ならいつか切ってあげよーか? その糸。人形で居たくないなら、だけどさ」
「まあそうかもしれないけどー……じゃあこれからダリアちゃんって呼んでもいい?」

苺の成り行きについては、少年なりの『確認』だ。彼女に対して知るわずかな秘密についての確認。意味があるかはわからない。
チョキチョキ、と手の指鋏と影の鋏は軽快に動いてその言葉は紡がれる。少年は少し楽観的で、人形遣い相手への挑発にも見えるかもしれない。
そして、名前に対する感想を聞けば少年シャディは彼女をダリアと呼びたがった。……ちょっと馴れ馴れしい。
85ダリア◆m7hEgzNtKY :2018/05/15(火)01:28:30 ID:55S
>>84
「……あぁ、そうだな、より悪い結末もそこには存在しただろう」
「何、安心したまえ、君達にそんな残酷な選択をさせないために私達大人は存在するのだよ、このお願いはもしもの時の為さ」

例えば……彼女がそう描写したならば……お日様もお月様も孤独に耐えられずに自らその命を絶ったとか、そんな終わりになった可能性もあった。
そしてそれは、君達が膝を負ったときには起こりうる最悪の結末だ……だがまぁ、心配することは無いだろう、彼女の言う通り大人の庇護がある、というのは兎も角。
きっと君達には、どんな結末が待っていたとしても首を垂れず、その結末に抗う力があると信じているからね。

「ははは、君は面白いことをいうな……あぁ、いつか切ってくれ、待っているよ」
「……好きにしたまえ、司書ちゃんでもダリアちゃんでも、私を意味することには変わりない……あぁ、そろそろ時間だ」
「私はそろそろ行かなければ、またな、シャディ・マリウント」

口元に手をやりふふふと面白いとでも言いたげな笑み、その後のお願いはまるで冗談のような言葉、或いは冗談のような本気の言葉。
さてはてちゃん付けで呼ばれることに抵抗はあるのかないのか……彼女のちょっと仏頂面な表情を見れば、きっと抵抗はあるのだろう。
まぁ、何だ、それでも否定しないのは、イノミナンダムを否定するそのあだ名を、気に入っていないわけではないわけなので……。
そそくさとベンチから立ち、その場から立ち去ろうとするその様は照れ隠しなのかもしれない、ひらひらと背を向け軽く手を振り、その姿は図書館の方へと小さくなることだろう。
86シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/15(火)01:40:12 ID:6Ks
>>85
「でも、大人だからって無理しないでよ?」

接いでいけば女性の優しさも知れることになる。彼女の思い通りにその物語が紡がれるならば。最悪に向かわなかったのはきっと。
少年はその絵本の『おひさま』でも『おつきさま』でもない。彼に超越した力なんて無く、周りには女性も含めてまだ人が居る。
だからか、いざという時にその大人が無理して壊れている、というのも少年は避けたくなっただけ。

「うん、なら約束ー」
「ん、じゃあダリアちゃん。またねー。……良かったらまた、お話聞かせてねー」

少年はきっと本気にしている。それがどんな強靭なものかはまだ知らず、知らないからこそ簡単に。
そして仏頂面になられても、面と向かって拒否されない限りシャディは彼女の呼び名を改めることはない。というか……まずさん付けした例がほとんど無かったりする。
結論、ダリアちゃんはそのまま通っていくことになるのだろう。にこにこした顔にはそれがすべて表れている。
ベンチから立ち上がり、去ろうとするその後ろ姿に少年は勝手なお願いをしつつ見送ることだろう。黒ずんだ姿から、陰を外していつもの色で。

「…………今度借りよっと」

そんな呟きは、演者も読み手も居なくなった劇場に消えていった。
87シャミル◆UFH2tocGt. :2018/05/15(火)07:19:03 ID:U9L
>>68

「エリシアちゃん、ちょっといいかな?」

そう言ってエリシアに手を伸ばせばシャミルは頭に触れて優しくなでるだろう。
人とは異なる種族、その有りように興味があるようだった。勿論嫌がるような素振りを見せればすぐに辞めて謝るだろうが。

「あの、ロイコさん。その青い海老ってどうやって捕まえるんですか?こういうことにはあまり詳しくなくて……」

少し海に近づいて覗き込みつつ、ロイコに問いかける。こんな近くにそのお目当ての青海老はいるのだろうか。
88ロイコ/エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/15(火)20:10:15 ID:DS2
>>87
「……おーっ♪」

エリシアの頭に手を触れてみれば、しっとりとした弾力のある軟体質。
少しひんやりとした頭部がゆらゆらと揺れて、撫でられることに対する喜びをあらわにするエリシア。
ちなみに骨なんかが一切ないので、押し込んでしまえばぐにっとへこむ感覚に脳なんかが心配にもなりそうだ。


「うーっ、うみーっ!!」

そして到着するや否や一目散に海に身を投じたエリシアに、後から悠々と歩いて言ったロイコ。
こちらも落ちついた人物であるシャミルを横に、問われたことに対してぽつぽつと答える。

「ん?割と浅瀬にもいるだろうから…… ほら、網は用意してあるよ。
 それとも、そうだな…… 水属性魔法か、呼吸を補助する魔法に心得はあるかい?
 もしくは、持てるものの中で漁に役立ちそうなもの、だ」

言いながらやや網目の大きい海用の網を取り出して、そんな風にシャミルに問う。
別口で大きめの水槽も用意しながら、シャミルの技量を窺うように彼女の顔を覗き込んだ。
89シャミル◆UFH2tocGt. :2018/05/15(火)20:34:50 ID:U9L
>>88

「うわわわっ!ご、ごめんね!痛くない……?」

エリシアの頭部がへこんだことに驚きを隠せず声を上げてしまうシャミル。
エリシアは平気そうだが、こっちは背筋に寒気が走って心臓が締め付けられるぐらいの衝撃的な出来事だ。

「えっと、呼吸補助の魔法なら少し心得が。でもまだ冷たいでしょうし、海に入る用意はしてこなかったので網を使わせてもらおうかなぁと……あと、エリシアちゃん帰りの服はどうするんですか……?」

今回海に入ることは考えていなかったシャミル。呼吸補助の魔法なら使えるが帰りのことを考えると海に入ることはやはりできない。
90ロイコ/エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/15(火)20:44:35 ID:DS2
>>89
「?なにが?」

ぷにっと頭部をおされても平気な様子のエリシア。
一体体内構造はどうなっているのだろうか。謎は深まったことだろう。

「あー、じゃあ濡らさないようにね。一応サイズの合いそうな着替えは用意したけど。
 ……そうか、君はまだ知らなかったか。じゃあそのあたりも少し話をしようか
 おーい、エリィ!あんまり遠くに行かないようにね!」

エリシアの服について問われれば、少し意外そうな顔をした後で。
じゃばじゃばと泳ぐエリシアは置いておいて、ひとまず浅いところでエビを追うことにした二人。

曰く、ロイコたちは元々が海棲生物。葉っぱの服のように見えるところも実は表皮なのだ。
そのため変えることも出来ないが、海につかるくらい何も問題ではない。だから着替えの用意も無いのだということをかいつまんで話す。
91シャミル◆UFH2tocGt. :2018/05/15(火)21:14:06 ID:U9L
>>90

「えっ、着替え用意してくれたんですか……?ならエリシアちゃんと泳ぐのは楽しそうですし、入るのもいいかもしれませんね」
「……ロイコさん達って凄いんですね。海の中で暮らす人々の生活、いつかこの目で見てみたいです。あ、網投げなきゃ……」

ロイコの話に真剣に耳を傾ける。聴けば聴くほど惹きつけられて、海の中の種族に想いを馳せるのだった。
網を手に持ったままだったシャミルは思い出したようにそれを海に投げ入れた。
92ロイコ/エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/15(火)21:20:13 ID:DS2
>>91
「まあね。ただ、済まないが水着の方は失念してしまっていてねぇ……」

先程の話の後だと何となくわかるだろうか。ロイコたちには「水泳用の衣服」という発想自体が無かったのだ。
着替えを用意する気は回っても、水着を用意することまでは頭が回らなかったことに、少し苦笑しながら謝罪して。
ざっと撒き餌を投げながらそんな風に話し、シャミルの投げた網の行方を見守って。

「シャミル、およぐー?」

いつの間にか上がってきていたらしいエリシアが、シャミルの隣でこてんと首を傾げた。
93シャミル◆UFH2tocGt. :2018/05/15(火)21:35:56 ID:U9L
>>92

「あ、水着は必要ないですもんねロイコさんには……仕方ないですよ」

ロイコ達にその発想がないのは仕方がない。謝罪に対して謝ることじゃないと笑みを浮かべた。

「えーっと、エリシアちゃん。今日は私、泳げないんだ……ごめんね」

エリシアに目線を合わせながらシャミルはそう申し訳なさそうに言うだろう。
94ロイコ/エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/15(火)21:42:44 ID:DS2
>>93
「あはは、悪かったよ……
 じゃあ、そろそろ引いていこうか。エリィも手伝ってくれるかい?」

そして網が沈み切った頃合いを見計らって、網を引き揚げようと手をかけたロイコ。
存外にいろいろなものが掛かる網は、沈めてから引くのは実はなかなかの作業である。
ふよふよと漂うエリシアにも声をかけて、ずるずると網を引き揚げれば、掛かったエビを海水ごと浮き上げて水槽へ放り込む。
レイヴンへの手土産はこれで用意できたと言っていいだろう。量も相応にあることだし、一部をここで焼いてしまうのも手かもしれない。

「まあ、せっかくだから海の幸くらいは味わっていかないかい?」
「……おー?たべるの?」

ならば遊泳のかわりに食事でもと、そんな提案をしたロイコ。
彼女が首を縦に振るならば、流木を拾った即席のキャンプファイヤーによる新鮮な食事が味わえることだろう。
95シャミル◆UFH2tocGt. :2018/05/15(火)22:02:05 ID:U9L
>>94

「はいっ、私ももちろん手伝います……!」

網を二人と協力して引き上げたシャミルは息を切らしている。体力は全然ないらしい。流木に座ると乱れた呼吸を整えて。

「いいですね、獲れたての海の幸……絶対に美味しいですよ」

その提案を肯定。調理も一緒に行ってその味を堪能したのだった。
96ウィル/グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/15(火)23:19:52 ID:5B8
貧乳にはマイクロビキニこそよく似合う……!
【放課後の修練場、そこに二人の男が居た】
【双方、共に模擬戦の為に用意された得物を構え真剣な面構えをして対峙しているのはまず間違いない】
【その一方、緑髪の少年が二振りの木刀を構えて主張する】

おいおい、普通競泳水着だろう?
【そしてもう一方、褐色でガタイの良い青年は大上段に長めの木刀を構えて否定する】
【……さて、この光景を観たものはどう動くだろうか?】
97ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/15(火)23:22:53 ID:42y
さて、青いエビを獲り終えて迎えた平日。昼下がりのことだ。
何の気なしに屋上に赴いたはいいが、まだ梅雨前だというのにじりじりと焦がれるような日差し。

「はぁ、参ったなぁ……」

魔力水を煽りながら佇むのは、ベンチ近くではなく入り口周辺の日陰。
汗もかかない頭をふっと手の甲で撫でる仕草なんて撮りながら、恨めしげに太陽を見つめた。
98ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/05/15(火)23:25:13 ID:OXh
>>96
「……」

頭を抱えてそのふたりの様子を眺めるのはミズハ・メルクリオである
ネポックにはなかなか珍しい剣技の修練が行われているのを嗅ぎ付け見学に来たのだが、そこで語られている内容はなんとまぁアレだ
しかしそれは実際の剣には無関係であり、これから始まるのであろうか模擬戦への期待はまだまだあるのだ
99リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/15(火)23:28:32 ID:6Ks
>>97
屋上入口の扉をキィ、と開けて人の確認のために見回せば近くに実習生。
その様子に少し目を見開いたが、聞くのが手っ取り早かろうといつもの微笑みを浮かべる。

「最近暑いですよねえ、夏も近いということですが……何かあなたには不都合でも?」

金髪はそのまま、制服もそのまま。むしろキッチリ首元まで閉めてる以上人によっては暑く感じる着こなし。
だと言うのに汗一つ見せることなく、わざとらしく手で太陽を遮りながらリエードはロイコにそう振った。
100ウィル/グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/15(火)23:34:21 ID:5B8
>>98
思えば、僕達は対局にある……そろそろ決着を付けようか?
【さて緑髪の少年、褐色肌の青年の間合い一歩手前ギリギリを維持する形で位置取る】
【そこに隙はない】

お前は風、俺は土
お前は動と軽さを尊び、俺は静と重さを尊ぶ
好みの服やタイプすら何時も合わないのは不思議なもんだな
【さて褐色の青年、彼の剣は必殺……間合いに迂闊に入ろうものなら防ごうとしても剣や鎧ごと断つ】
【緑髪の少年が動くに動けないのは、褐色の青年が待ちに入っているからであり当然ながら隙はない】
101ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/15(火)23:34:50 ID:DS2
>>99
「不都合も不都合だよ、根本的に苦手だね。
 ……やあ、少しぶり。調子はどうだい?」

屋上に足を踏み入れた人影に、こちらも片手を上げて答える。
やや愚痴交じりの語り口は、飄々としたイメージのあるロイコには似つかわしくなかったかもしれない。

「まあ、この時期ならいずれ冷えもするだろうが……
 これからもっと暑い季節が待っているというのは毎年ながら気が滅入るな」
102リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/15(火)23:43:03 ID:6Ks
>>101
「調子はまあ良好かと。根本的に苦手ということは体質ですか」

リエードからすれば苦手と言われるとロイコの場合は体質をまず考えるようだ。その反面リエードは悩むものはある程度吐き出してるのでスッキリしている。

「雨の時期、ですかね。季節に関しては仕方ありませんよ。雲の気まぐれや知人の当てを頼って乗り切るのが得策かと」
「自分ではかなり不自由な壁しか作れないので」

そう言うと日向に向けて伸ばした手から土を作り出していた。そしてそれは体積を増やしていくと……一枚の壁のようなものになった。
日除けには良いだろうが、確かに毎度これでは手間がかかりすぎるとも言えるだろうと、リエードは苦笑いしていた。
103ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/05/15(火)23:45:12 ID:OXh
>>100
「おぉっ……」

さてはて、実際の動きとなれば眼を見張るものがあった
ミズハの剣技は攻めを重視したスタイルだ、手数で押し切る型を好む
故に待ちの剣を、後の先の技を見るのは結構新鮮だし実際勉強にもなる

「……(私だったら、フェイントをかけつつ呵成に攻めるところ……)」
104ウィル/グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/15(火)23:54:24 ID:5B8
>>103
崩す!
【さて緑髪の少年、彼は左に持つ木刀を上に放る……木刀はくるくると周りながら弧を描き、褐色の青年の真上に落ちる軌道を見せる】
【そして緑髪の少年は防がざるを得ないタイミングを狙い、木刀を短く両手に構え直しながら一歩で己の間合いにすべく突進する】

お前はアホか?
【真上に落ちるならば、一歩下がれば当たるまいと褐色の青年が下がり】
【突進する緑髪の少年の頭蓋へへ木刀を全身のバネ、筋力全開で振り下ろす!】
105ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/15(火)23:54:55 ID:42y
>>102
「まあね。生憎と体温調節が難しい身体なもので」

効果的な発熱、排熱機構を持たないロイコのような生物にとって、気温の激変は死活問題。
思えばよくぞここまで、人間社会に身をやつして生活できたものである。
ネポックの多様性というものへの寛容さには重々感謝を捧げなければならないだろう。

「まあ何とかやるさ…… お、何だ。僕と密会でもしに来たつもりだったのかい?」

伊達に幾多の夏を乗り越えてはいない、ロイコなりの方策はあるのだろう。
そして大仰な日陰を作って見せたリエードを、そう言って茶化していたずらっぽい笑みを見せた。
106ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/05/15(火)23:59:37 ID:OXh
>>104
「……ん!?」

振るわれたウィルの手は奇抜、成る程しかし盤石を崩すには虚を突くのも悪くはない

「……」

まだ何かしら、次の手や策があればこそ金星も叶うはずだ
行く末を息を呑み見守る、恐らくはまばたきすら許されぬか細い時の切れ目の中で
107リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)00:01:15 ID:79z
>>105
「なるほど、あなたでもそうだと考えると妹君も大変でしょう。なるべく単独行動は控えるべきですね」

どうしてもという時を除き、一人で居てはいざ倒れた時に助けも呼べなくなる可能性があるので念のためと。
妹の方はその点友人達と頻繁に居るところを目にするので安心はできるだろうか。しかし姉の方が今回もそのように、一人で居がちな気もするのだった。

「……まあ正しい意味がどちらかは知りませんが、密会と言えば密会ですかね」

珍しく虚を突かれた時の真顔を見せれば、その意図を汲み取れたのか否かそんなことを言って。

「あれから、またあったようですね。あなたの方で何かあったりはしましたか? ……保管もあなたに任せたはずですが」

ふぅ、と息を吐いて。
108ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)00:08:44 ID:ZwZ
>>107
「あはは、まあエリィは色々と仲良くやってるみたいだし、その点は心配ないかな?」

自分のことを棚に上げて、そんな風に楽観視するような反応。
体温上昇は変温生物にとって一大事だとはいえ、夏の暑さで一命を落としかねないのは人間とて同じである。
そういう意味では、対策としては彼らとさほど変わらない。涼む、冷やすを大切に、である。
ならばこそ、やりようも周囲のノウハウもいくらでもあるわけで。そう言った理由からか、危険度の割に反応は淡白だ。

「……いいや、こっちは何も。
 保管の方は学園の魔道具倉庫を一時的に借りられることになった、今もそこにあるはずだよ。
 そっちは少し込み合ってたようだね。聞かせてくれるかい」
109ウィル/グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/16(水)00:11:20 ID:dP7
>>106
狙いはこっちだ!……ぐえっ!
【緑髪の少年は、投げた木刀の頭を手に持つ木刀で強く打つことで曲芸と言える木刀による木刀の投擲を放つ】
【そしてそれは褐色の青年が振り下ろしきるよりも先に胸へ強い打撃を与えた】
【が、頭に強い衝撃を喰らい前に倒れた】

ぐえっ!……今日も分けか
【振り下ろした打撃は、胸に衝撃が来ようとも持ち前の重さで無視をして緑髪の少年に吸い込まれた】
【が、肺の空気が抜ける苦しさから前に倒れた】

やあミズハ先生、これは恥ずかしい所を観られてしまったね
【これは緑髪の少年、ウィルの方の発言】
【バカ二人はうつ伏せに倒れたままである】
110ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/05/16(水)00:16:48 ID:cTm
>>109
「おおっ……!」

見事なワザマエ、そして相打ち!
思わずスタンディングオベーションで拍手を送らざるを得ない!

「いえいえ、おふたり共お見事でしたー」
「……次、どちらか……ねぇ、もしよければいかがです……?」

そして両雄を労いながらも、見学する事で芽生えた己の中での昂りが抑えきれず、疲労困憊なふたりに声を掛けるのであったとさ

//この辺りで締めにさせて下さい、ありがとうございましたっ!
111リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)00:19:22 ID:79z
>>108
「ええ、だからこそ下手な場所で倒れたあなたを妹君が見つける、なんて珍事件を起こさないようにしないといけませんよ?」

逆ならギリギリ言い訳もできるだろう、エリシアの親族を呼んできた的な理由で。
ただロイコの場合リエードも苦笑いする状況になるのは目に見えてる。淡白な反応も種族柄かと推測しながらそれが起こしそうな事態を事前に。

「それは良かった。もし持ち出しがあると以前のような事態を起こしかねませんからね。……それに関しては自分も人伝てなのでご容赦を」

そしてリエードは語るだろう。レオナの妹が誘拐されて、そこに単身飛び込もうとしたレオナや止めていたルナ。そしてそれらに協力した面々のことを。
肝心の犯人との戦闘場面が曖昧なのはその話の相手のせいだろう。そちらはどうやら妹リナの救出を担当していたようで。
勿論、各人の怪我や状態、救出側の主観での状況は語られ、最後には幸い犯人含めて誰も死ぬことなく解決した、と。もしかしたらロイコは親交上、そのうちの一人の怪我を見ている可能性もあるが。
112ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)00:27:37 ID:ZwZ
>>111
「……ああ、そうか。その線があるか。留意しておくよ」

ロイコとしては自分が熱さで前後不覚になるというビジョンは考慮の外だったのだろう。
とはいえその思考のあり方は、逆に今までしっかり気温に気を使えてきたという裏付けでもあるのだろう。

「なるほど、以前はこちらを甘く見て単純な襲撃だったが。
 明確に計画的な犯行、こうなると次はなりふりも構ってくれないかもしれないな……」

リエードからの報告は、人づてとはいえ要点をかいつまんだものだった。
相手の行動に施行を巡らせながら少し考え込むロイコ。
……ちなみに、生傷の絶えない友人の具合はあまりに日常すぎてもはや気にも掛けていないようだ。気の毒。
113リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)00:36:21 ID:79z
>>112
「無粋な意見ながら感謝しますよ」

調整が効くとしても、不意な変化はあり得ること。それこそ梅雨明け早々に異常な気温の上昇などもありえたりする。
今までが大丈夫だったのはロイコの経験の賜物だろうとわかりこそすれ、そんな予想をするのはリエードの性分。

「ええ、身内、それも学内のを狙えるということはそれなりにやり手であることも予測できます」
「そして問題なのは、そう言った相手が一人ではない可能性が高くなってることですね。今拘束が続いてるならロイコ先生、お願いできませんか?」

ソーレなる人物からどうにか情報を得たいところだがチェロの件も考えると口を割らせることは困難だろうと。
そしてソーレとチェロが居るということは即ち、単独犯の可能性は消えて集団で居る可能性もあるということ。これがなんともしがたい。

「……だからと言ってレオナさんの周りばかり警戒するのも悪手なのが悔やまれますが」

日陰と言うのに汗でも出そうな頭の使い方。嘆息と額に当てられた指がそれを示していた。
114ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)00:45:12 ID:ZwZ
>>113
「単独犯では無さそうなことは、最初の自決行為だけでも証拠としては十分だったけどね。
 だが相手の全貌が掴めていないことは確かだね。目的も曖昧じゃあ、打てる手も限られている。
 ……そうだな、拘留は今は学園の管轄だろうが、申請が通れば試してみよう」

ただ一つ確かなのは、相手がレオナに対して異様な執着を見せていること。
だからこそ彼女の寮への引っ越しも早急に行われたのだが、早々に身内に手を出されるのは想定外だった。
そして情報がそれっきりな以上、レオナの周囲に警戒を回すなどという消極的な対策しか取れていないのだ。

「まあ、現状はできることをするしかないさ。
 そうだな、本人と来て妹君とくれば…… 次はご実家、というのは安直か」

いつの間にか周囲にぷかぷかと水球が浮かぶ日陰は、いつしかひんやり涼しい空間に。
この分でリエードが頭を捻り続けても、沸騰し蒸発してしまうことはなさそうである。
115リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)00:55:14 ID:79z
>>114
「あそこまで行くと狂信か、捨てるほど居るか、の差でしょうけどね」
「ええ、あまり良い気分で行えるとは思えませんが頼みます。自分としても――ここまでされると少々クるものがありましてね」

誰々万歳というより、失敗を恐れてる面から間違いなく後者だろう。
尋問が趣味の人物でもないと気持ち良く仕事をするとはいかないことはわかってるが、リエードとしても思うところはある。
友人達が危険な目に、と聞けばそう思えるだけの心はまだあるようだった。

「実家、ですとレオナさんやリナさん、あとは兄君から通達を出してもらう必要がありますね。いえ既に警戒はしているかもしれませんが」

レオナ、リナと来てまさか実家に誰も知らせてないなんて可能性は低いはず。名家と聞いているし、恐らく警戒網は万全のはずだ。
とはいえこれらもやはり予測でしかない。確実性は欲しくなるところだ。

「あ、ありがとうございます。冷えてきました。……水球が浮かぶ空間が学校内にあれば有用ですかねえ?」

水球に礼を告げる。この空間は実に助かると。
116ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)01:08:04 ID:ZwZ
>>115
「頼まれた。……だが、あまり期待しない方が良いかもしれないな。
 自決もそうだが、契約魔術なんかで縛られている可能性もあるからね」

ロイコの憑依魔術は自白剤なんかと同じ。あくまで「自分の意思で喋らせる」事しかできない。
そこに来ると、行為自体を封じる契約魔術などには無力なのだ。
ちょうど、禁書の件でフレズベルクに尋問を行ったときのように。

「ああ、流石に娘二人が脅威に晒されれば動かざるを得ないだろうさ。
 これで捜査が捗るなら、それに越したことは無いんだろうが……」

手がかりになりそうなものはソーレの身柄と宝珠のみ。
その二種の遺留品も使い捨てられたに過ぎないのだろう、そこから辿るとなると後手が過ぎるというもの。
何とか相手の目的を看破し、所在と目的を明らかにする必要があるか。

「ふふ、便利だろう。これには世話になってきたからね」

話題を蒸し返すようになるが、これもロイコの耐暑の知恵の一つなのだろう。
水のマナが生む清涼感と気化熱による温度低下が、日陰であれば涼む目的を十二分に果たしてくれる。
117リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)01:19:10 ID:79z
>>116
「契約……まるで鎖付きの首輪ですねえ。解析して解ければ良いのですが、生憎自分は不得手ですし」

気に食わぬことをした者の首を引っ張れば容易に絞められる。そんなものだろうと。
契約魔術は便利でいいが、縛る目的に使えてしまうのも難点だろう。詳しい相手が居ると助かるのだが。

「……いっそゴロツキからでも取れればいいんですがねえ。黒幕ですか? その方はなかなかやり手で参りますよ」

ゴロツキから、というのはまず無理だろうとはわかってはいるが、そこまで契約魔術は入らない可能性もあると思ってだ。
とはいえ用意周到な相手がまさかゴロツキに盗み聞きされてるという真似をしたとも考えにくいが。

「ええ、戦闘で見ることが多かったですがこのようにも使えるのですね。ああでも壁には付けないようにお願いしますね」

属性の都合上かリエードの土壁は水に弱く、崩れてしまうのだろう。そんなミスはないとしても言うのは嫌なところだ。
ちなみにリエードはその水球には触れようとはしない。ここも属性相性のせいと言える。
118ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)01:31:26 ID:ZwZ
>>117
「……まあ、手ずから掛ける必要がある以上、そう大勢には掛けられないだろうがねぇ。
 そう言ったものには情報を必要以上に渡さないくらい、徹底するのは難しくないだろうさ」

契約魔術の性質上、主要な実行犯に宛がわれたものにしかかかっていないだろうことは覗える。
しかし、だからと言って他の有象無象が情報を持っているかとなればまた別の話なのだ。

「水は人間社会にとっても貴重な生活資源だろう?
 ならば、むしろ戦闘よりもこういった場面でつぶしが効くんだよ。
 ……耐久試験なら付き合ってもいいけど?」

リエードの懸念を逆撫でするような言葉を残して、けれども水球は一応触れないように気を使っているらしい。
ふよふよと浮かんだ球の一つに手を浸しながら、時期に似つかわしくない気温から涼をとった。
119リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)01:40:14 ID:79z
>>118
「現実はお話のように都合良く行きませんね」

やれやれとばかりにリエードは本格的に自分自身は後手に回ることを嘆いた。元々知恵を働かせるのは苦手なのだ。
お話であれば有象無象でも意外なものを、だったりするのだが、現実とはなんと厳しいものやら。

「まあ、洗浄に飲料、調理や今の使い方など確かに納得はできますね。大半の魔法に当てはまることとはいえ水ほど表すものも……」
「……今は遠慮しますよ。これでもあの時、自分の相手があなただったら敗北は確実だったと思ってたんですよ?」
「それに今崩したらその水球が太陽光で熱されてしまいますが、いいんですか?」

転んでもただでは起きないとばかり、起こる出来事を告げる。日陰を失った水球でもそんなに早く熱されはしないだろうが、環境変化は起きるのだから。
リエードの口ぶりは最初の邂逅も含めてのものであることはよくわかるだろう。だからといってあの教師だから必ず勝てた、と思う気もないが。
120ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)01:51:05 ID:ZwZ
>>119
「ともあれ、続報があったら追って知らせるよ。
 願わくば捕虜の彼に情報価値があらんことを、だ」

この件に関してこれ以上言えることは、現状ではなくなってしまっただろうか。
二度目の一件に関してはどちらも当事者ではないこともあり、続報が待たれる次第である。

「そう言うことだ。実力確認の一環として戦闘という尺度は分かりやすいが、こうした有効活用も立派な技能だぞ?
 ……まあ、こう言っては悪いが君があの場面で2対1を凌げたとも思えないしね。
 ましてやこの相性差だ、ミィちゃんが楽しんでいたことに君は感謝すべきかもね」

リエードとの一対一ならば、こちらにかなり分があることをロイコとて分かっている。
マオの物体操作術もそうだが、その二人に関しては必勝とも言えかねない相性差と情報を持って挑んでいたのだ。

「ふふ、そうなれば大人しく校舎に戻るさ。屋上に用があるわけでもないしね」

売り言葉に買い言葉。あっけらかんとした様子で返せば、ぱちんと弾ける水球が一つ。
121リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)02:02:32 ID:79z
>>120
「ええ、……当事者達にも、ですかねえ」

リエードはソーレの肝心の魔術のことはほとんど聞いていない。精々水がどうたら、という程度。
逆に言うと情報が共有できていないと甘く見る事態になりかねないので、わかるものは伝えるべきなのだ。

「あの時、あんな状況でしたら自分は迷うことなく降伏を選びましたかね。これでもタイマンであの先生は非常に厳しかったんですよ?」
「というか…………自分が言うのもなんですがあの時の人員やけに突撃思考多くなかったですか?」

それは本当にリエードが言うことではない。何せ開戦の合図はリエードの奇襲だったのだから。それを凌がれてる時点である意味結果はわかりやすい。
ミズハに勝ったとはいえ、そもそも「できる」状況化において、されなかった、という事実も勝敗を揺らがせるに十分なものだった。

「ちなみに土魔法で鍵を閉めた、と言ったらどうします? ああ、水で取ろうとしたら余計に詰まるかもしれませんね?」

弾ける水球の水滴をリエード本人は払い、土壁はかかった分だけ染み込ませて、その部分を脆くした――と同時にこの台詞である。
いったいいつ? と思うかもしれないが、土魔法に関しては鎖と違って音は出ない……。まあ、今のところハッタリ同然のからかいだが。位置的にはリエードが入口に近い。
122ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)02:12:49 ID:ZwZ
>>121
リエードの言葉に頷いてみせて、この件の話題はこの辺りで終了。
あまり風潮していい話題でもないし、この辺りが頃合いでもあったろう。

「まあ一人は僕が仕向けたし、もう一人は戦闘スタイルから前に出ざるを得なかったさ。
 にしても君だって、大分意固地になっていたように見えたけどね。
 突撃思考を咎める前に、自分の胸には聞いてみたかい?」

マオは煽れば突出するだろうことは読めていたし、実際そこから手玉にとれた。
ジノだって班員の一人が突出してしまえば、正確と戦闘様式からこちらも前に出ざるを得なかっただろう。
……そして、今だから降伏を選ぶと言ったリエードも、ミズハとの一対一に執心していた様子も垣間見えた。
ミズハは?……まあ二人しかいない分担では、あのように前衛を張るのは正解だったと言えよう。

「ん?そうだな。まずはあの辺りから降りて…… 器物損壊の生徒を摘発するね」

指さしたのは屋上の端の柵。そう、扉が開かないなら飛び降りるというのだ。
マオにも見せた技能だが、水球を経由して勢いを殺せば高所からも飛び降りられるのだ。
123リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)02:23:28 ID:79z
>>122
「心臓に聞けば、返ってくるのはその時の闘争優先ですかねえ」
「……まあタイマンどうこうよりは、自分はあの先生や彼女等の言うところに思うところがあっただけなので」

その時の三人は当時のリエードにとっては許容範囲外のものがあった、だからこその闘争本能か。
その片鱗は今でも治まることはない。現にチェロの死の時にもそれはあった。
極論を言うとそもそも2VS3で戦うのが良かったのかもしれない。ここに関しては当時の連携力、または無意識下における自負などによるものか。

「ハハハ、器物損壊など起きませんとも」

と、リエードは太陽光を遮る壁の内、自分の箇所を消し去った。いや、魔力に変換して解除したと見るべきか。
早い話、リエードの土魔法はせき止めを起こしても破壊には至らぬと見せつけて。

「あ、自分の場合力加減でも摘発されますか、これは痛い」

最終的には負けるのだと、察した。
124ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)02:34:24 ID:ZwZ
>>123
「まあ、あの時の意見に関してはとやかく言わないけどね。
 冷静に状況を俯瞰できる君自身を、心のどこかに常に確保しておくことだな」

自己犠牲を嫌う考えそのものは、あの時ロイコがジノにした忠告を思い返せばそのスタンスは明らかになるだろう。
もっとも、当の本人はよく腕や手を犠牲にしていたりもするが、ロイコ的にはあれはコストとして割り切れるものだ。

「お、では罪状は虚偽報告か脅迫かな?……なんてね」

急に日差しの向かったリエードへ、やれやれと肩を竦めてみせて。
125リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)02:44:02 ID:79z
>>124
「…………まあ、善処はしますよ。冷や水を被せられても足手まといになってしまいますからね」

リエードの自己犠牲への嫌悪は元々彼の体験に由来するものが強いため、いきなり変われとは難しい。
それこそ、かなり前に言われたはずなのに未だ治る兆候が見えていないのだ。抑える程度にはなってきたようだが。

ちなみにロイコのスタイルに関してはエリシアの触角ブチィからなんとなく察することもできるため、今のところ強くは出ないだろう。再生に目を瞑れば、だが。

「ハハハ、お好きなように。反省文なら書き慣れていますよ」
「…………まあ、お互い大きな怪我はせず、過ごしましょう」

太陽光に照らされるリエードはやはり汗を見せずに笑って見せる。
そもそも風紀委員がそれでいいのかと思うかもしれないが、彼の荒さや噂は間違いなく納得できるものだろう。
126ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)02:53:44 ID:ZwZ
>>125
「ふふ、そうしてくれ」

彼にその意識があるのなら、いずれは変わるときも来るだろう。
何も今すぐに変わることを求めている訳ではないのだ。これ以上口をはさむのも野暮と言うものだろう。

エリシアのそれを知っているなら、ロイコの感性もそんな感じである。あそこまで極端には出さないが。
……いや、思えばマオの目の前で手首を自切してみせたことがある。分かってやっているあたり、こっちの方が性質が悪いかもしれない。

「それじゃあ困るんだけどねぇ…… あぁ、お互いにね」

壁面にもたれるようにして座り込み、また魔力水を一口。
そう言えば高等部はそろそろ戻らなきゃいけないんじゃないのかい?とでも言いたげな視線を向けて。
127リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)03:03:19 ID:79z
>>126
「いやあ、班長にも言われているんですがねえ。どうしてもそうなると言いますか」

制圧が主なリエードは時として追いかけるために床に鎖撃ち込んだり、相手を縛ったりたまにやり過ぎな拳骨をかましたり。
いっそリエードは誰かに移動用の魔法や魔道具でももらった方が良いのかもしれない。

「……ふむ、それでは自分は戻るとしましょう。あなたにも情報を伝えられて影の彼も安心するでしょうしね」

思えばリエードはただでさえ遅い。……が、それでもなぜか柵の方向、ロイコが指していたところに向かうのは不思議に思えるだろう。

「それではお互い遅刻もなきように、ではまた、ロイコ先生?」

ガチャン、とアンカーを柵に引っ掛けるとリエードはあろうことかそのままゆっくり乗り越えて、手をひらつかせてジャララララと鎖をロープがわりにして降りていった。
鎖が消えた頃にはリエードもとっくに校舎の中に戻っていることだろう――途中で鎖を外しても二足で着地していて。
128ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)03:09:49 ID:ZwZ
>>127
「何、自覚があれば改善も見えるさ。これ以上は時間に任せるとしよう」

その踏み台になる者たちは不憫だが、今の彼の行為も必ずしも悪行という訳でもない。
であれば生徒の多様性という観点から、ロイコはその在り方もまた認めるのだろう。
第一、生徒がより成長しようという過程を、どうして教師が踏みにじれようか。

「そうかな?……まあ、彼にあったらよろしく伝えておいてくれ。
 ……ふふ、君もできるじゃないか。じゃあね」

先程の問答を思い返しながら、フェンス越しに手を振って別れを告げたロイコ。
次の予定は大学部の講義に顔を出す事であり、もうしばらく暇な身を屋上で持て余すのだった。
129バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/05/16(水)21:10:42 ID:Oxx
昼時の校舎の端。そこにあるとある一室の空き教室はとある生徒による研究室となっている。
もちろん立地の関係上、誰かが通りがかるような事はそうそう存在しない。
だいたいこの通りまでやって来るような人物がいるならば、この部屋の存在を知る者か、余程の事で迷い込んできた変人ぐらいか。

「ひー、ふー、みー……やはり手持ちが足りなくなってきているな」
「ここ最近は随分と無駄足ばかり踏まされているからな……いい加減にしなければマズいのは分かっているのだが」

ウンウン唸りながらその教室の扉を開けるのは、この部屋を勝手に占領している男子生徒。
珍しく今日は配下も連れず、一人での移動となっている。呼ぼうと思えばすぐにでも呼べるのであるが。

「……たまには気分転換でもするか」

近頃の現状を憂いた結果、居ても立ってもいられなくなり外出を決めた様子。
ガチャリとお手製の鍵をかけ部屋を後にする。そこから現れるのは……?
130レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)21:19:26 ID:79z
>>129
「あ、バーバーだ」

男子生徒がその研究室を出てそう離れもしてない内に雨乞い衣装なるものに身を包ませた女子生徒が見つけた。
その片手には篭を持ち、清潔な布が被せられているのが見えるだろう。
勝手なアダ名で勝手に呼びつつ、部屋の存在を知っている彼女はちょうど男子生徒を探していた様子で近付いてきた。

「…………おでかけ、だった? それとも何か困ってる?」

近付いてきておいてそんな台詞を出すところから男子生徒への印象が窺えるかもしれない。
131バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/05/16(水)21:28:08 ID:Oxx
>>130
「誰がバーバーだ。ったく、その呼び方は止めろと前に行ったはずだぞ……」

聞き覚えのある呼ばれ方に反射的に言葉を返す。どうせ相手は分かっている。こんな呼び方をする人間は一人しか知らない。
足を止めチラリと横目で見れば、いつも通りの奇怪な恰好。やはりこの少女の操る魔法はよく分からない。

「冷やかしのつもりか? なら今のボクは受け付けていないぞ。今のボクは忙しいんだからな」
「近頃は魂の支出が多くて悩んでるんだ。キミに貸せるような余裕もない」

少々冷たい態度で再び歩き出し、外へと続く玄関口へと向かい始める。
どうも彼女の事は眼中にないらしい。今の所は。
132レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)21:34:57 ID:79z
>>131
「じゃあなんて呼べば?」

という返事もわかりきったようなことを聞く。ちなみに格好については少女自身が独断で選んでるものなので寧ろ理解できたら誇っていい。

「お礼、言いに来た。しなきゃと思ってたけどこれがなかなか」

玄関口に向かい始める相手に特に嫌な態度もなく、少女はむしろそのあとを着いていきながら話をし始める。
なかなかと言いつつも雨乞いに夢中だったり、彼と会うタイミングがすれ違いまくってたりしたので大分間が空いてしまった。

「別の儀式に、魂も使ったら成功した。だからお礼したい。あと本も持ってきた」

草履の音を鳴らしながら少女は報告。さて男子生徒の気を引かせることはできるだろうか。
133リュネス◆UFH2tocGt. :2018/05/16(水)21:46:45 ID:rgP
屋上に設置されたベンチに腰掛けて猫を撫でる少女。学園でかなりの問題児として知られているリュネスである。

「次の授業はなんだったっけ……。まあいいや、暑いしめんどいからサボろ」

今日もまともに授業を受ける気はない様子。集まってくる猫達のせいで暑いのか、手で自分をパタパタと仰いでいる。
134バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/05/16(水)21:47:34 ID:Oxx
>>132
「ボクの名は前に教えたはずだろ。大人しく『バーラント』と呼べばいい。何故その程度の簡単な事すら出来ん」

前にも通したことのある記憶があるやり取りをリピートしつつ、歩く足は止めず。
こんなことに構っている場合ではないのだ。事は速急を要するのだから。

「……それは良かったじゃないか。キミにもその程度の事は出来るという証明になる」

「で、今からキミに礼を要求すれば足りない魂でも持ってきてくれるとでも言うのか?」
「そう簡単にボクが満足するとは思わないほうがいい」

達成の報告と礼の話を聞いたならば、その足は唐突に止まり、ゆっくりと振り返った後に彼女と対峙することになる。
気は引いたが、それが続くかどうかはその後の対応次第となる。
135ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/16(水)21:52:06 ID:KbR
>>133
其処にはもう一人サボり魔がやってきた

「・・・授業とか怠い」

などと呟いて屋上まで上がってきた少女はベンチで寝ようと思っていたのか其処に先客が居るのを確認すると

「先客がいたか・・・」

少しがっかりした様子ですね
136レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)21:55:54 ID:79z
>>134
「わかった、バーバ……ラント」

また呼びそうになって遅い訂正。果たして次があるのかは不明である。

「ん、おかげで魂見える。まだぼんやりだけど」

「魂持ってくる? 小瓶ひとつならさっき捕まえたの持ってきた、あと本」

どうやって持ってきたのか、篭の布を退けてまずは借りていた死霊術についての本を見せる。表紙や中のページはほとんど汚れも皺もなく、濡れた痕すらないことがわかるだろう。
そしてそれを渡すか、一旦篭に入れ直すと次に取り出したのは先程の発言から空になってると予想できるはずの小瓶……には新しい小さな魂が入っていた。

「魂って、なんでもよかった? それともお金のが良かった?」

水色の瞳は、最初の邂逅とは違いどうやら魂を認識できる程度には変化していたらしい。小瓶をそのまま差し出しながらも、少女は不思議そうに首を傾げる。
137リュネス◆UFH2tocGt. :2018/05/16(水)21:57:48 ID:rgP
>>135

「いきなり何ようざいわね。不愉快なら出て行ったらどう?」

自分と猫だけの空間を壊したルナを睨みつけて、早く出ていけと手で払う仕草をする。
138ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/16(水)22:00:21 ID:KbR
>>137
「あー・・・偉くまたつんつんしてるのね、あんた」

邪険に話しかけてきたリュネスに対してため息混じりに言うと、ふと思い出したように手をぽんっとする

「・・・猫に囲まれて・・・あんたがレオナが言ってたリュネスか」

と、思い出したように言います
139グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/16(水)22:03:42 ID:YGD
剣を断つ剣、武器を失わせることで戦う術を奪い平和を作らんとする……か
【ここは放課後の修練場】
【褐色肌の筋肉質な青年が剣を素振りしています】
【何か思い悩んでいるのか、その鍛練はがむしゃらな感じになっていますね】
140バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/05/16(水)22:12:06 ID:Oxx
>>136
それでいいんだ、とでも言いたげに軽く頭を縦に振る。

「本は……無事そうだな。当然と言えば当然だな。そうでなければ困る」

本の状態を軽く開きながら確認。確かに貸した時とほとんど変わったような様子もない。
心配はしていたが、思ったより彼女は物の扱いは悪くないようだな、などと認識を改めつつ。

「ほう、そう簡単に素人が捕らえられるとは思えないが……見せてもらおうか」
「……確かに間違いないな。だが無いよりはマシ程度だ。一応受け取っておく」

差し出された小瓶を手に取り、中身を見れば確かにそこには下級ではあるが間違いなく魂。
しかしこの男頑なに礼を言う様子がない。このくらい当然だと言いたいのか。

「礼として差し出すならもう少し価値のある物を用意すべきだったな。まあ今日のところは勘弁しといてやる」
141リュネス◆UFH2tocGt. :2018/05/16(水)22:12:11 ID:rgP
>>138
「あのぼんぼんの知り合いか……上流家庭の人間って本当ろくなのがいないわよね、大っ嫌い」

レオナの人間性が云々ではなく上流家庭の人間だから嫌いらしい。その嫌悪は並大抵のものではない。

「で?私がここから退けることはありえないわけ。あんたにはその薄汚い平場がお似合いよ」
142ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)22:13:42 ID:ZwZ
>>139
そんな青年の姿を通りすがりに見かけたロイコ。
ミズハという友人のおかげか、最近になって剣技の質と言うものも分かるようになった気がする。
その感性で観るならば、彼の剣捌きは些か粗かった。稚拙というより粗野と言った感じのものだ。

「……これか。よくやるねぇ」

そして修練場備え付けの剣を持ち上げてみて、そんな風に呟きながら。
我武者羅に剣を振るう彼の姿をちらりと見やった。
143グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/16(水)22:19:04 ID:YGD
>>142
おう、ロイコ先生……先生は剣を斬るほどの剣は平和に繋がると思うか?
【グレゴールは素振りをピタリと止めるとそのままのポーズで質問をしますよ】
【この青年、鍛冶士見習いであり造るものを理解するために剣を振るう者】
【しかし、いまいち理解できない事があり悩んでいるのだ】
144レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)22:19:50 ID:79z
>>140
「当然、借りたもの壊して返す、一番ダメ。雨降らせるときも事前に室内に移動させておいた」

一応常識そのものはある様子。どやぁ……とばかりの少し上からの表情とサムズアップはそれが当然とばかりに。
雨乞いに関わるとしても借りたものを濡らすような真似はしないと誓っているらしい。不意の洗濯物はわかんない。

「ん、バー……ラントが認めるなら良かった。素人だと捕まえられない?」

とはいえ、案外借りていた本に捕まえ方が記されていた可能性はあるし、それを読めば習得自体は不自然ではないはず。
そうでなければ……その時はその時。

「価値……? …………一個しかなかったら一つだけ持ってきたけど、その魂捕まえたところなら、教えられる」

下級であることは確実だが、数を重視する場合はそちらの要求を満たせるかもしれない情報提供の意思を表示。
中級以上はやはり、熟練の問題だろう。彼女は若草色のあの子のように憑依などはできないものだし。
145ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/16(水)22:21:55 ID:KbR
>>141
「あはは、確かにまぁ上流階級の人間だけど、レオナは上流階級でもそんなにそうっぽくないしいいんじゃないの」

と、頭をぽりぽりと掻きながらそう言って

「・・・ま、私はと言うと孤児みたいなもんだから上流階級でもなんでも無いから」

そう付け加えると、その平地で寝転がった!

「仕方ないしここにしよかな・・・猫は良いよね、気楽に何処でもいつでも寝れて」

猫を羨ましがるように言ってます
146ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)22:28:28 ID:ZwZ
>>143
「お、哲学かい?……まぁ、剣技よりは付き合えるかな」

ふと青年から供されたのは、そんな疑問。修練中の生徒から出る言葉としてはやや深い命題だ。
しかし、少なくともその手の剣を振るって修練に付き合えと言われるよりも、様にはなるだろう。

「そうだな、まずは君の意見を聞こうか。
 ……なぜ、そんな疑問を?」

そして悩みの解決と言うものは、大体は自分の内在的な疑問を明らかにしなければ解決には至らない。
もう少し、その疑問の真意を探るべく。ロイコは質問に質問で返した。
147バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/05/16(水)22:30:35 ID:Oxx
>>144
「そこまで出来て何故……」

あまり言ってはいけないような言葉だったような気もするが、発言者がアレなのでどうしようもない訳で。
これを嫌味と取るか指摘と取るかは本人次第。

「出来んとは言わんが、苦労する事にはなるだろうな。その小瓶が手元にあったことが幸いしたか」
「しかし貸していた本に書いてはいなかったか? 初歩的な点は網羅しているはずだが」

勿論貸していた本にばっちり載っていたはず。関連する本の読みこみ度合いは高いバーラントが言うのだから間違いはない。
しかし本の間口は意外と広い。そこまで意識が向いていなければ読んでいなかったとしても違和感はない。

「……その話、もう少し詳しく聞かせてもらおうか」

分かりやすいぐらいに食いついた。話の聞き方からして先ほどまでとは大違いに真剣。
148グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/16(水)22:36:54 ID:YGD
>>146
昔聞いた童話を思い出したもんで……武具を造る者として果たしてそれは正しいのかを考えるべきだと思ったんだ、俺は剣を斬るほどの剣は平和に繋がるとは思えない。ロイコ先生はどう思う?
【剣を断つ剣】
【それはグレゴールの親、ドワーフの方から聞かされた童話に出てくる剣であり】
【グレゴールはそれって無理があるだろうと悩んでいる】
149レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)22:39:41 ID:79z
>>147
「…………?」

首を傾げた様子からわかるだろう。何に対しての指摘、嫌みかも理解してないことに。

「ん。こう近寄って……えいって」

もう瓶は渡したのでエアーだがそろりと近付いた動きから片手を素早く振り抜く動作を見せる。もちろんぶつからないように離れてから。まさかの力業である。

「…………………………あったかな? ちょっと見せて」

返したばかりの本をもう一度見せろと要求。多分捕まえられたのは奇跡、もしくはたまたま何か合ってたか、だろう。

「わぁ。……外出れる? 時期のせいか日陰できてたとこに、居た」

食いつきように少女も少し驚いた様子だが、教える気はあるようで。そして当然ながら外らしく引きこもりがちな彼は平気かとわざわざ聞く。

それでも大丈夫となればレイヴンは手を引くか、または着いてきてとばかりに歩き出すだろう。完全に位置を入れ替えていた。
150ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)22:44:47 ID:ZwZ
>>148
「なるほど。鍛冶師としての悩み、か……
 武器とは本質的に人を傷つけるものだからね。その在り方に悩むのも無理はない」

剣という武力を生み出してしまう存在である彼らは、こうした思いに時にとらわれるのだろうか。
強すぎる力を生み出してしまったときの、自己の責任と言うものに対して。

「そうだな、僕の意見を言うならば……
 平和な世界には一切の剣は必要ない、だね」

そしてともすればそんな彼らの在り様をも否定しかねない言葉をもって返すロイコ。
争いのない平和が実現するならば、そもそも他者を傷つける必要もないのだから。
151グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/16(水)22:51:43 ID:YGD
>>150
武器が無くても、時に憎しみから素手で人を殺すこともあるのが人間だ……武器があろうとなかろうと、強い者は強いもんだ
【魔法もあるこの世界、剣がなくとも人はあっさり殺せるし殺される】
【グレゴールですら筋肉任せに素手で撲殺することも出来るだろう】

とはいえ、武器があるならば武器を振るい徒に人を傷付け殺し平和を乱すのもまた事実……
152バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/05/16(水)22:52:28 ID:Oxx
>>149
「……よくもまあ、そんな原始的な手法で捕らえたな」

驚きというより呆れに近い様相。
たぶんこの魂は生前から野生の動物には思えないほど鈍い生物だったのだろう。そうとしか思えない。

「……全く。ほらココだ。索引にもちゃんと書いているだろう。死霊術を志す者として当然だ」

わざわざ索引にて該当ページを調べ、その箇所を見せつけてから押し付ける所業。
渡したページに間違いはないのだが、目的とは異なる箇所まで確認しろと要求するのは流石に非道か。

「キミが来なければそうするつもりだった。行くなら早くしてくれ」

何だかんだ興味はしっかり持ち合わせているし、荷物もキッチリ持って準備万端。
ちなみに手を取られる事は事前に拒否したため、彼女の後をついていく形となる。
153ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)23:00:13 ID:ZwZ
>>151
ロイコとて剣こそ触れないが、魔法を使えば人を手にかけることも可能だろう。
その観点に関して言えば、ロイコの反論するような箇所もない。

「ならば剣の価値とは、魔法も力もない者が力を得る機会を与える、と言ったところか。
 バランスが偏ることを防ぐ一種の選択肢として機能している訳だね」

ロイコは語る。剣の存在意義とは、それが与える機会にあるのだと。
力が振るわれてしまう理不尽に立ち向かうための、ひとつの手段としてロイコは剣の存在を肯定した。
……が、それではまだ彼の求める答えには足りないだろうか。意見を促すためにか、そっと彼の方を見遣る。
154レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)23:06:58 ID:79z
>>152
「私もびっくりした」

しかし鈍いということはそうなるだけの理由が……あったらいいですね。

「おお、気付かなかった、ずっと同じページと近いところばかり」

押し付けられるとちょっと離れてから受け取ってふむふむと確認する少女。死霊術すら雨乞いに取り込もうとする気概とはいえ、その姿は熱心に見えるだろう。
少女は雨のためなら知ることは惜しまない、問題は知ろうとする範囲が狭いことだ。

「ん、ならこっち。早く来る」

草履のくせにやたら軽快に走っていく少女。もちろん男子生徒の足次第ではたまに立ち止まったり、ペースも落としてくれるだろう。
そして行き着く先は少し離れて……研究林の少し開けた場所。周囲の木々の葉が生い茂ってるためか、日陰の部分が多い場所だ。

「ほら、あそこ。…………アレ?」

少女が指差すのはその中心、枝葉で出来た日陰の位置。そこには……下級の魂がいくつか漂っているのが見えるだろう。
少女は首を傾げていたが、男子生徒はそれを気にするだろうか。ちなみに近くに行くとわかるが、地面の草が円を描くように削られてるのがわかるだろう。
155グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/16(水)23:12:13 ID:YGD
>>153
そう、そしてそれはお互いに殺せるという意識を持つことで抑止し争いの発生を抑えることだろう
しかしだ、やたら無闇に人を斬るようなどうしようもない悪党もいるだろう……その剣を失わせる手段として剣を使うのはどうかと考えた一族がいた
【ある意味一つの平和の手段と言えるだろう】
【が、それでもその手段を悪事に使うものが居るのは間違いない】

さて、ロイコ先生に一つ頼みたい事がある
156ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)23:15:35 ID:ZwZ
>>155
「そうだね。手段としての剣によって力を得た者もまた、理不尽に力を振るう危険はある
 だけど…… ん、何かな?」

うんうんと頷きながらグレゴールの理論に続けたロイコ。
弱者を同じ土台に引き上げる手段であった件によって、周囲より強者の位置に立ってしまうものもいるのだ。
そして青年からの言葉を受けて、ロイコは一度口を止めて彼の方を見つめなおすのだった。
157グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/16(水)23:20:38 ID:YGD
>>156
堅い木材程度なら軽く斬れるようなナイフを作ってみたんだ、ロイコ先生でも斬れるか試してみてくれないか?
【え、いままでの前振り何だったの?となるかもしれませんが、グレゴールは未だ真剣な面してロイコ先生にナイフをパスしようとしますよ】
【そしてグレゴールは己の真横にどこからか取り出した木刀が向くように構えています】
【そして、何故か狙うべき木刀の下には冑が置かれていますね】
158バーラント◆LKb8SwtQMk :2018/05/16(水)23:23:39 ID:Oxx
>>154
「読み込みが足りん証明だ。次までには隅まで頭に叩き入れて来ることだ」

などと言って本を押し付けたまま離れる。つまりは再度の貸し出しになるという事。
あくまで死霊術を参考にして雨乞いを達成させようという彼女に、死霊術の全てを叩き込もうとするバーラント。
互いに思い違いがあるようだが、こちらとしては死霊術の発展を願っている以上、使用者の数は増やしておきたいのが本音であったりする。

「……ほう、時期や時間帯にもよるが、なかなかの立地だ。悪くない」

彼女に連れられたどり着いた先にあったのは、なかなかの数の魂の集まる湿地帯。
魂は日の当たりにくい森林や人の往来の少ない廃墟等を好む物。立地としてはかなりの高水準。
バーラントの望む質の良い魂は見当たらないが、当面はこの箇所に集まる魂を採取する事で凌げそうだ。

「まあ、今日のところは感謝しておこう。ボクは作業があるからキミはもういい」
「必要なら魂の採取法を教えてやってもいいが……ボクの邪魔だけはするなよ」

そういい、案内していたレイヴンを残して魂採取に没頭し始める死霊術師。
こうなってしまった以上、そう簡単にはこの場からは動きそうにもない。一度集中してしまえば終わるのはかなり先の話になりそうで。
159ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)23:27:38 ID:ZwZ
>>157
「え?……いや、うん。構わないよ」

唐突な話題の転換に少し呆気にとられながらも、何とか首を縦に振って。
グレゴールからナイフを受け取ると、持つ手の握り心地を確かめるように何度か指を動かした。

「ほう、それでいいのかい?」

斬るべき木刀の下の兜は、恐らくはこのナイフがそこまで刃が通る逸品であろうことの表れだろう。
そしてグレゴールからOKサインを貰えば、ロイコはそう振りかぶらずスッと刃を押し当てるように力を籠めるのだった。
160レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/16(水)23:31:39 ID:79z
>>158
「わかった、バーラント」

また本を借りることはできた。今はこれらを叩き込むことが重要なのだろうとレイヴンは解釈した。
そして雨乞いに繋げていく。その一点とはいえ覚える頭はあるのでまあ悪いようにはならないだろう。

「前に日向はダメだと聞いたから、ここなら良いかなって」

たまたま集まっていたところを見つけたのは本人も運が良かったと思っている様子で、ちょっとだけ嬉しそうだった。
普段の塩対応なだけに悪くない、という台詞はいい感じに受け取られてしまうのである。

「また使うかもしれないから、調べておく。バーラント頑張って」

元々レイヴンも雨乞いを始めればそちらに没頭するタイプなのでバーラントに悪く思うこともない。
そのためか、本を開いて調べながらバーラントの捕獲方法もしっかり観察しているレイヴンであった。
……まあいつの間にか居なくなっているのだろう。それがレイヴンである。
161グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/16(水)23:37:13 ID:YGD
>>156
【さて、グレゴールが造ったそのナイフ】
【まるでペーパーナイフで紙を斬るかのような軽さで木刀の繊維を断ち、当たれば兜にすら軽い傷を付けるだろう】

もしこのナイフが剣を断つ剣で、木刀が普通の剣……そして冑が普通の剣の使い手の頭だとしたら剣を断つ剣は用意に人を殺す剣でしかない……まあ俺にはそこまでも逸品は造れないだろうが
【童話に出てきた剣を断つ剣は実在したのか、実在したとしてどのように使われたかはグレゴールには分からない】
【が、グレゴールはだからこそ不安になる時がある……将来己の造った武器が、魔物ではなく単に悪事のために人へ向けられた時に耐えることが出来るだろうか?と】
162ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/16(水)23:52:40 ID:ZwZ
>>161
なるほど、この実験はある意味再現なのだろう。グレゴールの危惧する状況の。
鍛冶師が過ぎる剣を打ってしまったときの、その状況ということだ。

「確かに君の言う通りかもしれないねぇ。……でも」

そう言って地面から少し尖った石を拾い上げて、兜へと振り下ろす。
少し鈍い音を立てて、その石による一撃は兜をちょっとだけ凹ませた。

「それは剣を持たないものになまくらで切りかかる事と、何が違うというんだい?
 良く斬れると言っても、位置づけは普通の剣と同じさ。力量差を埋めるための、その一手段だ」
163グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/17(木)00:03:07 ID:BrH
>>162
何も違わない、か……
少しは気が楽になりそうだ……ありがとう、ロイコ先生
【グレゴールはロイコ先生の腕力に少し驚きつつそんな風に言いますよ】
【素振りしていたときよりは悩みが無さそうな表情になっています】
164ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/17(木)00:15:24 ID:LDQ
>>163
「……そうかい?それは何よりだ」

尖った石を修練場の外に放り投げながら、ロイコはひらひらと手を振ってこたえる。
例示のために物理的手段に出ざるを得なかったが、本来不得手な行動だったのだろうか。

「まあ、道具と言うものは良くも悪くも持ち手の延長なんだよ。
 そう気負わず行くといい。……と、こんなところかな?」
165グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/17(木)00:21:22 ID:BrH
>>164
か、そう考えられるように努力しよう
……道は長いな
【そう呟くと素振りしていた剣を構え直し素振りを再開するのでした】
【その素振りは、淀みが減っていたとかなんとか】
166ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/17(木)00:24:34 ID:LDQ
>>165
「ああ、応援してるよ」

そう声をかけて修練場の出口へと歩いていき、後ろ手に手を振ったロイコ。
ふと彼の見えないだろう位置に移動してから、先程石を握った手の平を見つめる。

「……ふふ、あんまり慣れないことはするものじゃないな」

そこにはぐっと石の形に抉れた手の平が。先程の衝撃で軟体質の方が耐えられなかったのだろうか。
ロイコのそれは腕力だけではなく、風魔法の加速まで使って無理やり実現させたもの。その負荷もまた身体からしてみれば想定外のものだろう。
そんな右手をポケットの中に隠しながら、ロイコは校舎へと歩みを進めるのだった。
167リュネス◆UFH2tocGt. :2018/05/17(木)18:44:33 ID:t3u
>>145

「あっそ、そうでもあいつと仲良くする気はさらさらないけどね」

相変わらずのトゲのある態度。今のところレオナに良い印象を全く抱いていない。

「あんたのこともどうでもいい。本当に目障りな奴」

平地で平然と寝転がったルナに蔑むような視線を向ける。

「あんたなんて猫になったら絶対にすぐ死ぬわよ、猫の世界は人間の世界よりずっと残酷なんだから」
168ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/17(木)19:36:18 ID:jJ1
>>167
「うーん、あの子はそーんなに悪い子じゃ無いけどね」

ルナはそう言って、レオナの事を一応フォローして苦笑いします
そして、次のリュネスの言葉には何処か物憂げな表情になり

「ま、そんな気にしない気にしない・・・その目障りな私はもーすぐこの学園から消えるから、二度と会う事も無いかもね」

冗談を言っているようには見えないが・・・本気でこんな事を言い出して

「それでも・・・多分私のこれまでの人生よりはマシなはず」

そして欠伸をする
169リュネス◆UFH2tocGt. :2018/05/17(木)20:12:43 ID:t3u
>>168

「へえ、そうなんだ。あんたなんて私にとっては他人でしかないしなんとも思わないわ」

ルナが消えようがリュネスには何てことのない出来事でしかない。

「は、なに?優しい言葉でもかけて欲しいの?無駄よばーか。あんたの人生なんて知らないし興味もない」

この女、最低である。
170ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/17(木)20:18:59 ID:jJ1
>>169
「そそ、勝手に消える他人と思って我慢しといて」

とか言ってると既に表情は眠そうになってます、欠伸で涙出てきた

「別に~・・・つい口走っちゃっただけ・・・zzz」

そしてそうこうしてるとガチ眠り入っちゃったよ!
何処でもすぐに寝れる・・・まさにグータラスキル!
171リュネス◆UFH2tocGt. :2018/05/17(木)20:23:44 ID:t3u
>>170

「なんなのこいつ」

立ち上がって眠ったルナに近付いていくリュネス。軽くその腹を蹴ると猫達にルナを踏みつけさせて屋上をあとにするだろう。
172シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/17(木)21:14:47 ID:6Ez
「…………あー、いい気分ー……」

ネポック校舎付近に存在する森の中、無数の葉で影が作られる場所がある。そこで少年は涼んでいた。
やけに太陽がやる気を出している現在、こんな場所がちょうどよくも感じるのだ。
木漏れ日については、そういうものだと思うしかないが。
意外と木々の間隔は広めだし、上に見える枝葉の開いたところは空がよく見えるものだ。

「……流石に誰も来ないかなー?」

ちなみに、少年はやけに黒ずんでおり、上半身のみを地上に出しているという奇妙な出で立ちであった。
そもそも影が多いここで見つけるには周りを見なければわからないかもしれないが。
173いちごう◆78s6D/Ey2M :2018/05/17(木)21:30:00 ID:KUy
>>172
ギラギラ輝くお天道様の下、緑に彩られた鮮やかな木の葉っぱの元で、陽光に縁取られた影の中にその少年はいた。
若干気怠そうな雰囲気を醸し出す彼は、どうやらこの樹の下で涼んでいるようだった。

『ギャオッギャオッ!』
「こら・・・"ドラコ"・・・
落ち着かなきゃ、危ないよ・・・」

さてそんな少年の若干左前方に、こんな真夏のような暑さの中、真っ黒なローブに全身を包んだ見ているだけで暑そうな子供が一人。
齢は約12程だろうか、シャディと比べて少し幼気な彼は、フードの下から少女的な顔とさらさらの金髪を覗かせて。

「あっ・・・ドラ・・・コ・・・」

どうやら右腕に止まるくらいの小さな飛竜種と戯れているようだ、まあ戯れていると言っても逃げるワイバーンを追いかけていると言ったほうがこの状況を表現するのには相応しいだろうか。
ともあれドラコと呼ばれているワイバーンは、外を飛び回れる事に喜びを感じているようだ、右へ左へ、1号の忠告を無視してヒラヒラと。

そんなワイバーンを追い掛け回す1号が、足元への注意が疎かになってしまうのも無理はなかった。気付けば段々と木陰で休むシャディの元へと、このままいけばぶつかってしまうのは必定だ。
174シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/17(木)21:43:11 ID:6Ez
>>173
さてそんな少年シャディも真っ黒なマントを羽織っていたりする。暑いのはそれが原因では?
中性的な顔立ちに青い瞳の少年はその声に気付きこそすれど、なんとなくイタズラ心が働くというもの。
注意が疎かになっている相手にすることではないが、少年曰くアフターケアーはバッチリなのでそれを容易くやろうと思えるのだ。

「だーいじょーぶー?」

さて、1号がそのまま進んだ場合、ぶつかったかどうかも曖昧な物に当たり、もしかしたら転けてしまうかもしれない。
しかし転けた先にはなぜか黒いゾーンがあり、地面とごっつんこすることなく1号はこれまた不思議な触り心地を持つマットのようなものに受け止められるだろう。

そして飛竜の方だが、こちらは突然下から影の手が現れてその手のひらに止まらせようと制止していた。

ちなみに引っ掛からなかった場合はその姿のままゆるーい声かけを行うことだろう。
175いちごう◆78s6D/Ey2M :2018/05/17(木)22:01:17 ID:KUy
>>174
「わわ、わ・・・」

こんな追いかけっこを初めて早数分、無表情を貫く1号でもやはり暑さは感じているようで、たらりと汗が頬をなぞる。
そして次の瞬間、足元に感じた微妙な違和感に気付いた時は既に遅かった、ばさり、フードが風圧ではだければ、重力に従って地面にゴチン。

普通ならばそうなって終わっていただろう、しかし見てみればどうだろう、咄嗟に突き出した両の掌に与えられる不思議な感覚。支え切れず倒れ込んでみれば、これまた不可思議な現象が巻き起こる。
痛みはない、そして何処かおかしくなった感覚も、足元には草で編まれた絨毯があったとしてもそこは地面だ、いくらなんでも人一人の衝撃を吸収なんて出来っこないはずだ。

「これは・・・っ!」

そして眼下に蠢く不審な影に、1号は不穏の芽を見た。すぐさま立ち上がって後ずさり、ドラコはというと突如現れた手を形作った影に止まって首を傾げながらその様を見つめている。

「・・・?」

そんな張り詰めた様子の1号を他所に、何処か気が抜けた様な声が飛んでくる、影と同化したシャディに気が付いていないようだ、ゆっくりとあたりを見回す1号の頭上には疑問符が
176AzVIDnz.P1nq :2018/05/17(木)22:06:39 ID:Vol
『……おや、そこの御仁、そう、アナタ』
『どうでしょう、少し、そう、少し』
『見ていかれはしませんか……』

大きな風呂敷包みを持ちロープで身を包んだ矮小な中年の男性が声をかける、どうにも魔導具の販売人らしい
すわ不法侵入者か、と思いきや一応学園に許可は貰っているらしく許可証をぶら下げている

『なぁに、怪しいもんじゃあ、ありません』

深くかぶったローブの奥、もじゃもじゃの赤毛の眉毛に半分以上隠された瞳が細まる
地面にバサッと、風呂敷を広げれば雑多な魔導具の数々がお披露目である!…どれも殆どがガラクタか辛うじてそれ以上程度と言ったところか
177シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/17(木)22:08:02 ID:6Ez
>>175
(あれ? ……あっ、そういえば日陰に更に重ねたからかー)

声をかけたが気付いてもらえない。なぜだろう? とシャディは考えていた。
その答えはわりと早くに出たのだが、まさかここまで引っ掛かってくれるとは思うまい。竜を止まらせた影の手はゆっくり揺れも与えずに1号の側まで近付くと、その竜を返すように差し出すだろう。
その竜が離れるか、1号が取り返せば「ばいばい」とばかりに手を振ってその影は地面に溶け込む。

「こっちこっちー、足元足元ー」

そして気の抜けた声は突然1号の足元から聞こえてくるだろう。
もし1号が素直に見下ろせば――木漏れ日も射し込まない足元の影にシャディの頭が見上げるようにして出ているのが見えることだろう。
心臓に悪いことは間違いないが、果たしてどのような反応を見せてくれるだろうか。シャディの顔はワクワクとしたものになっていた。
178エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/17(木)22:20:50 ID:LDQ
>>176
「……おー?」

彼よりもさらに小さいだろう体躯、若草色の少女の姿がぴくりと反応する。
のっぺりとした頭部にはラグビーボール状の触角、葉っぱのような服で裸足でそこらを駆ける。
そんな姿が目に付いたのだろうか、呼び止められたエリシアはこてんと首を向けて向き直る。

「んー…… せんせー?」

相手の素性が良く分からない様子だが、学内の大人といえば教員という発想しかなかったのだろう、そう尋ねて。
ばっと広げられた風呂敷の上に魔道具が並べられれば、興味津々にそれを見るだろう。
……さて、実際の学年よりも幼く見られがちなエリシア。傍目には持ち合わせもそう無さそうに見えるが。
179AzVIDnz.P1nq :2018/05/17(木)22:27:12 ID:Vol
>>178
『先生』
『ふククク、私ぁそんな、上等なもんじゃあ、御座いません……』
『どうです、ほら、髪飾りのひとつやふたつ……』

野生児めいた(シツレイ!)なエリシアを呼び止めたせむしの男
皺だらけの手のひらに、細かな魔石の散りばめられた髪飾りを乗せて差し出してみる。……根本から髪飾りが出来ない事に気付いていない!
魔導具としてはありふれた、コモンクラスだがキラキラ光っていてちょっとキレイ
180エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/17(木)22:32:20 ID:LDQ
>>179
や政治めいた、という表現はある意味とても適切である。何せもともと野生生物だったのだから。

「……んー?」

先生じゃないなら何なのだろう。そんな疑問が口に出されることは無かった。
相手の身分よりも先に、並べられた商品の方に興味が移ったからである。

「かみかざり?んー……」

男は分かっていないようだが、エリシアの頭には髪の存在を前提としたアクセサリはつけられないのは明白である。
こてんと首を傾げて考えるのは、いつかカメリアからもらったペリドットのことだったり。
さて、男がそれとなく使い方を伝えたなら、その前髪と思しき軟体にぶすっとそれを刺し込むことだろう。何というドッキリか。
181AzVIDnz.P1nq :2018/05/17(木)22:43:53 ID:Vol
>>180
『』
『……ちょいと、アナタには、合わないみたいでさぁね……』

刺突!絶句!心臓に悪い上になんか違う!というわけで髪飾りはそそくさと仕舞われる事になりましたとさ

『……これなんか、いかがでしょうか』
『掘出し物中の、掘出し物……』
『魔導銀の、フィリグリーネックレス……』

次なるシロモノは大切そうに腰に提げた袋に入れていたのを取り出して見せる
銀糸細工のネックレスだ、極寒の魔力を仄かに宿してキラキラと輝く。拒絶がなければ首元に手を伸ばし着けようとするであろう
182エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/17(木)22:49:52 ID:LDQ
>>181
「そうなの?じゃあ、はいっ」

何やら引いてしまった男の様子に構いもせず、両手で髪飾りを返却するエリシア。
半透明の軟体に浮くような髪飾りの姿は、それはそれは印象に残ったことだろう。

「おー、こんなの?」

そう言って首元を見せれば、そこにあったのは金のハート形のロケット。
水中ではえらの役割があるファーのような期間に混じって見えにくかったかもしれないが、似たようなものをすでに付けていたり。
と言うことは、少なくとも先ほどのように使用用途から不向きと言うことは無いだろう。
少し首元のもこもこが邪魔かもしれないが、男が首元に手を伸ばすのを止めもしない。はたして、それを付けた先に起きるのはいかなる現象か。
183AzVIDnz.P1nq :2018/05/17(木)22:55:29 ID:Vol
>>182
『……おや、おやおや』
『既に、もう、似たようなのを、お着けで……』
『まぁ、幾らあっても、ジャマにはなりませんて……』

身に付ければ仄かな氷属性の魔力が感じ取れる事であろう
更にそれ自体がひんやりと冷たい、どちらも夏に便利そうな程度だが

『……それ、そう、それは……』
『もう、そう、もう職人が居ないんですよ、その銀を造れる職人が……』
『だから、貴重なんです……ただ、』
『よォく、お似合いだ……宜しければ御縁、差し上げましょお』
184エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/17(木)23:03:20 ID:LDQ
>>183
「おーっ……♪」

ひんやりとした温度は、最近の気温よりもよほど生来の環境に近いもの。
首元のネックレスをぺたぺたと触りながら、首元の低温に上機嫌そうに。
吊り下げたロケットと重ならない位の高さにまとまった銀の飾りが鈍く光る。

「……いいの?なんで?」

男の話を聞くに、もうなかなか手に入らないものだという。が、なぜそれを無償で、こんな少女に渡そうというのだろうか。
こてんと首を傾げて訪ねた拍子に、首元の銀もゆっくりと揺れた。
185AzVIDnz.P1nq :2018/05/17(木)23:13:29 ID:Vol
>>184
『ふククク……よかった、よかった……』
『理由?そう、理由ですか……』

ふぅむ、と男はローブの下の馬蹄型の唇を手のひらで摩る

『……なぁに、私ぁ、フシギが大好きでしてね』
『アナタはフシギだ、だから気に入った』
『それが、理由です……』

さて、エリシアの首元のそれはミズハの剣を構成するモノとの物質的、及び魔力的類似性が見て取れる可能性があった(要観察力)
ともあれ男に、少なくともエリシアへの害意はなく、フツーに無償でくれるそうなのだから貰っても損はなさそうではある
186エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/17(木)23:24:26 ID:LDQ
>>185
「ふしぎ?かなぁ……」

んーっと両腕を伸ばしたり、重力魔法で浮き上がったりして自分の全身を眺めるエリシア。
その後こてんとまた首を傾げてみせたが、そう言ったあり方自体が不思議なのだとは分かっていないようだ。

ちなみに、ミズハの剣との関連については全く気付く様子はない。
そもそもエリシアが何度、ミズハの剣技を見たことだろうか。
ただ、このネックレスを身に着けているときに見る機会があったなら、魔力の感触などから分かるかもしれないが。

「ねーねー、ほかのもみせてー!」

そして理由としてはそれで納得したのか、次の商品へと手を伸ばしてみるエリシア。
お金も実は金貨一枚分くらいは持っているし、いくらか買い物もできるだろう。
エリシアの興味は常に新しい方へ。首元のひんやりとした感触に心地よさを覚えながら、ぺたぺたと風呂敷へ手を伸ばす。
187AzVIDnz.P1nq :2018/05/17(木)23:29:25 ID:Vol
>>186
『ふククク、えぇ、フシギです』

言ってしまえば不思議生命体なのだ、男の興味もその意味では本心とも言えるであろう

『他』
『えぇ、えぇ、いいですとも……』

風呂敷の上には正に雑多。キレイ所で行くなれば、割れたカメオや何かの金属で作られたブローチ
魔力量で行くと、砂の様な物が入った小瓶が最も目を惹くところか
188エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/17(木)23:35:32 ID:LDQ
>>187
その点に関してはもう一度首を傾げ、商品の物色に移ったエリシア。
その際に揺れる触角もまた、不思議さを掻き立てるものだっただろう。

「んー?これなに?」

そして魔力量に反応したのか、それとも傍目には何の変哲もない物に見えたからなのか。
砂の入った瓶を手にとって、くるくると眺めまわすことだろう。
そして男が止めないのならば、買ってもいないのに瓶を開けて手に砂を広げてしまうだろう。
そのあたりはまだまだ常識を知らないエリシアなのであった。
189AzVIDnz.P1nq :2018/05/17(木)23:44:59 ID:Vol
>>188
『あぁ、それは……』
『……おっと、開けない、開けない……』

すんでの所で制止!ギリギリだったが先の髪飾りでの経験が活きたと言える。意外とこの子は突拍子もない!というやつだ

『それは、そう、コカトリスの干腑……』
『お目が、高い……』
『色々な、毒に、よォく、効きますよ……』

お値段も張りますが、と金貨一枚でお釣りがほんのりな額を示した
確かに量も少ないしかなり高価と言える
190エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/17(木)23:53:23 ID:LDQ
>>189
男にやんわりと咎められれば、手を止めて彼の方に目線を向けるエリシア。
確かに放っておくと危なっかしいが、止まるだけの素直さを持ち合わせているのが救いである。

「どく?」

むー、と考え込むような声を上げて瓶を見る。いや、実際には特に何も考えてはいないのだが。
感じる魔力が一番多かったのは、魔物由来の商品だったからか。
もしくはコカトリスは鶏と蛇の魔物、エリシアは最近鳥の魔物に何かと縁があるのかもしれない。

「……なんで?」

そもそも毒にきくという言葉の意味を理解しているかは知らないが、そんな単純かつ難しい疑問をぶつける。
なぜ薬効があるのか、なんてこんな少女にきかれれば、さてさてどう答えたものか。
191AzVIDnz.P1nq :2018/05/18(金)00:04:18 ID:JFU
>>190
『理由』
『そう、理由ですか』
『毒がある生物が、いますね?』
『その生物自体は、自分の毒では死なない』
『それは、カラダの中に、毒に強い性質があるから、と言われています』
『……それを、干して、凝縮して、』
『魔法で、性質を、薬効に、変えた物が、そちら……』

言葉を選んでいるのか、それとも元来の喋り方か
ともあれゆっくり掻い摘んで説明する男、内容もまぁ多分そこまでアレなモノではないだろう

『ふククク、まぁ、毒なんて、平和にしてりゃあ、そうそう無縁ではありますがねェ……』
192エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/18(金)00:12:12 ID:zYl
>>191
「んー?……どくじゃないの?」

やはり根本的にどんなものかが分かっていなかったのか、それとも新たな疑問なのか。
どうも毒のある生物の体の一部を粉末にしたのがこの瓶の中にある砂のようなもの、と言うことらしい。
だけど、元が毒のある魔物であればこの粉末もまた毒になりうるのではないか?という疑問に聞こえるだろうか。
もしくはそもそも「毒によく効く」を「よく効く毒」を取り違えている可能性もある。

「んーっと……」

そう言いながらポーチから革袋を取り出し、風呂敷の開いたところにじゃらじゃらとお金を開ける。
金貨は食堂で少し使ってしまってつり銭になっているが、以前ロイコからもらった分と合わせて金額的にはそのくらい。
男が数えてやれば、ぎりぎりその粉を買い求められる金額があるのが分かるだろう。
193AzVIDnz.P1nq :2018/05/18(金)00:26:22 ID:JFU
>>192
『魔法で、毒じゃなくしているから、大丈夫……』
『気分が悪くなった時に、少ォし、飲むといいですよ……』

ひぃふぅみぃ、とお金を数えて確認

『……これで、足りますね、お求めに、なりますか……?』

馬蹄型の唇の両端を吊り上げ、にんまりと笑みを浮かべる男
ともあれ肯定が返ればお金を受け取り、商談は成立だ
194エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/18(金)00:34:37 ID:zYl
>>193
「そっか、わかった!」

魔法で、という言葉もある意味魔法の表現である。
その一言で納得したのだろうエリシアはこくりと頷いて、広げた効果のお釣りの分だけを回収した。
つまり、代金の分は風呂敷の上。そして商品は変わらずエリシアの手の中。なんだか遠回しな商談成立である。

「んーっと…… うぇっ、ちょっとにがい……!」

そして自分のものになれば早速きゅっぽんと栓を開け、指を入れて粉末を少しとる。
そのまま指を口に含むと、妙薬だけあって美味とは言えない味に眉根を寄せながらそう評した。
ともあれ、進んで食べるような味でないからか大人しく栓をして、ポーチに瓶をしまい込むエリシア。
その様子を見て必要性を感じたなら、もう少し詳しく使い方を教えてやってもいいかもしれない。
195AzVIDnz.P1nq :2018/05/18(金)00:41:04 ID:JFU
>>194
『』

またも絶句、ともあれゆっくりと口を開く

『カラダの、調子が、悪い時に、少ォし、飲むモノですよ……』
『後は、あぁ、丁度、ほら、あれ、ほら……蜂……』

皺だらけの手の先の、ゴツゴツとした指で示した先にはミツバチの姿

『蜂で、毒のある、蜂……刺されたところに、塗っても、効果があります……すゥぐ、痛みが、引きますよ……』

つまり飲んで良し塗って良しな万能薬と言えるらしい
ともあれ男は、これまたのんびりと立ち上がると

『……じゃあ、私ァこのへんで、失礼します……』
『御縁があれば、また……ふククク……』

言い残して、何処かへと歩いて行ってしまったとさ

//急ですがこの辺で締めで大丈夫でしょうかっ?ありがとうなのでしたっ!
196いちごう◆78s6D/Ey2M :2018/05/18(金)00:51:47 ID:2Mb
>>177
「ドラコ・・!」

ゆらり、暗がりから這い出した闇の権化のようなそれはまるで意思を持つが如く、実体を持った影は指先に蝶を止めるかのような繊細さを持ってドラコを留めれば。
まさかドラコを・・・そんな一抹の不安が鎌首を擡げるも、それはなんと人が操っているのかと錯覚せんとばかりの動きを見せて目の前に差し出してきた。

一体この不思議な影の正体は何なのだろうか、1号はそう考えを巡らせるもまずはこの子の確保が先だと腕を伸ばせば、引ったくる様にドラコを両手で胸の中に収めた。

「うっ・・・!あなたは一体何者ですか!」

シャディの思惑は、無事に成功したと言えるだろう。すぐさま表情を取り繕うも、一瞬そのポーカーフェイスを僅かに歪め、「ひっ」と情けない声を上げたのをシャディはきっと聴き逃さなかったはずだ。

掌で踊らされている自分をあざ笑っているかのようだ、突然目の前に現れたのは少年の形をした黒い物体、かすかにその顔の形が見て取れるも、それは歓喜に染まっていた。

「悪魔の類ですか・・・?いやしかしそれにしては・・・」

ピョンと後ろに2、3歩分飛び退いて、独り言を始めた1号の言葉を聞くに、いつの間にかシャディは悪魔認定されているようだ。
悪魔として知られる種族は賢く、個体によっては人にイタズラを仕掛けて楽しむ者もいると言う、だが目の前の彼からは殺意や悪意といった黒い感情は感じられない。むしろこの状況を素直に楽しんでいるようにも見える。

「警告します、今すぐ名乗りなさい
従わねば貴方を敵と見なします」

故に敵か否か決めあぐねていた彼は一つの行動を取る。
その小さな腕で庇うようにドラコを抱え、自身は半身になって右手を差し出だした。
小さく詠唱を挟んだ後、痛々しい刻印が蠢けば右手から物々しい雰囲気を纏った鎖が現れるだろう。


・・・何やら物騒な事になってきた、可愛らしいいたずら心から始まった二人の出会いは、一歩間違えれば大問題である!
197エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/18(金)00:53:14 ID:zYl
>>195
「? うん、わかったー」

何だか同じことを二回言われたような気がして首を傾げたが、兎にも角にも使い方は分かった様子。
先程の行動は知的好奇心から来る経口摂取であって、薬効を期待する服用とはエリシアの中では区別されているのだろう。


「おー…… すごいねー!
 じゃあねー、ばいばーいっ!」

買ってから品の良さを認識するというのもいかがなものかと思うが、利用法が増える分には損ではない。
そして去っていく彼の背中に向けて、ぶんぶんと手を振って別れを告げることだろう。
バーラントから貰った死霊術用のベルトポーチだったが、いつの間にかいろいろなものが増えてしまっている。
そんな腰元の荷物たちをぽんぽんと叩いてから、エリシアもまた変わらぬ元気よさでその場から去っていったのだった。
198シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)01:01:59 ID:32x
>>196
さあ深刻な雰囲気になってきた。シャディ自身としては結構予想の外だったがなんだか楽しくなってきた!
そのため、当初は結構イタズラ心に満ちた笑みを浮かべていたが流石に敵と認識されてはたまらないと思い直す。
しかしなんと答えようか。だってシャディ悪魔の側面があるのだから。ただし勉学はてんでダメだ、まったくかしこくない!
そして思い至った結末は!

「何者かと聞かれたら答えてあげるは人の礼儀!」

仰々しく影の中から全身を出して恐らく1号がするその予想より小さな身体(約150㎝前半)を見せつける! もちろん服は着てるしマントも羽織ってる。
額の帯はそのままにしておき、マントの下に隠れがちな真っ黒な尻尾を腰の高さからぴょこっと見せながら続けていった。

「種族は多分悪魔のシャディだよ! この学校の生徒さ! そういう君とその子竜は誰?」

今までの不穏さはなんだろうとばかりに、なんなら着けてるマントや真っ黒な髪はなんだろうとも言わせるほどに本人は明るかった。
貴族がするようなマントの端を左手につまんでバサッと広げればシャディと名乗る少年はビシッと右手の横ピースを右目の側に置いて決めた。

そして促すように足元から黒い腕を顕現させれば1号へも自己紹介を促すような動きをそれにさせるのであった。
敵意? 悪意? 殺意? そんなものありません。
199いちごう◆78s6D/Ey2M :2018/05/18(金)01:26:39 ID:2Mb
>>198
『良くぞ我の正体を見破ったな・・・』とか『見られたからには・・』とか、悪魔なら悪魔らしい登場の仕方があるというものだ(偏見)
なら目の前の、自らを(多分)悪魔だと名乗る少年はどうだろう、全身黒ずくめで額には帯、ちらりの体の後ろに隠れているのは尻尾ではないか。
少年然とした外見と、少し小さな身長と、風貌に合わぬ異様な程に明るい性格が無ければまるっきりの悪魔だ、しかし逆に言えばそれらの要因が彼を"悪"魔と見るには大き過ぎた。

「は、はい・・・?」

少したけ眉をひそめて、「一体どういうこと?」そんな事を言いたげな表情を浮かべる1号は、ここで漸く自分の間違いに気付いた。

「ぅ・・・僕はその、ぃちごうです
この子はドラコ」

おお何ということだろう、目の前のシャディと名乗る少年はどうやらここの生徒のようだった。(恐らく)唯のイタズラのつもりであった罠に見事に引っかかった挙げ句、勝手に悪魔と認定し臨戦態勢に入った自身の姿はなんと滑稽なのだろう。
彼の自己紹介には応じるが、それも顔を横に逸して、名乗る言葉もぎこちない。大方この状況に居たたまれなくなっての事だろうが。

「ヒド・・・イ・・・です」

いつの間にか右手から垂れ下がっていた鎖は収められ、フードを目深に被り直せばドラコを抱くその腕にぐっと力が籠る。
どうやら拗ねてしまったらしい。
『ギャオッ!』腕の中のワイバーンが、うんざりしたように鳴いた。
200シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)01:35:55 ID:32x
>>199
ちなみに肌や目は別に黒くない。きっと黒く見えるのは葉の影のせいだ、きっとそうだ。

「いちごうくんにドラコだね! よろしく!」
「……あれ?」

おお1号よ、拗ねてしまうとは。悪魔と言えば悪魔な以上別に思われることは平気なのだが。
しかし怒るかもとは思ったが拗ねられるとは思っておらず、シャディはポーズを少し崩して首を傾げた。

「え、えーと…………ごめんね? 良かったら飲む? ていうかさっきの鎖はなにー?」
「あとドラコ絞まってない? 大丈夫?」

まるで小さな子供のように近づくとシャディは1号の背をさすさすと擦りながら影の手にシャンメリーの瓶を掴ませて差し出すだろう。
甘くてしゅわしゅわが美味しい飲み物、炭酸が大丈夫ならきっと気に入るはずだが、そもそも飲めるのだろうか。
ワイバーンの鳴き声にまさかと思って訊ねるが果たして。

「ね、ねー、機嫌直してよー」

そんな不安げな声が木漏れ日射す空間に木霊しない。
201いちごう◆78s6D/Ey2M :2018/05/18(金)01:58:24 ID:2Mb
>>200
「・・・意図が不明です」

転んだ先に受け止めるためのマットの様な何かが用意されていたと言う事は、つまり彼が転ぶ事を事前に分かっていたということである、ならば足に感じたあの不思議な感触も恐らく彼の物だと推測できる。
1号本人からすれば突然罠に嵌められ、辱められられたようなものだ、まあシャディ自身そんな意図は無いのだろうが、相手がどう受け取るかは相手次第、結果1号は悪い方向に受け取ってしまっていた。

人造人間1号君は合理性の塊、合理的でない事に関してはからっきしで、何故こんな事をしたのだとか、そこら辺がわからずモヤモヤ。最も、楽しそうだからとか、そんな不合理な答えを聞いてもやはり理解はしないだろうが。

「そうしないと、逃げますから」

ここで最初に1号を見た時のことを思い出してみよう、そして空を掛けるワイバーンを追い掛ける1号の姿を思い出せたのなら、彼の口ぶりから脱走したドラコを捕まえようとしていたことが分かるはすだ。

「・・・不要、です・・・・」

今日の1号は珍しくツンツン、差し出されたシュワシュワを一瞥すれば、プイっと顔を背けて。
更に炭酸を見たことが無い1号、水面でパチパチと水泡が弾ける所を見て、「また何か仕出かすに違いない」そんな考えに至ったようです。
地味に鎖についての問を無視している辺り、やはり機嫌が悪そうだ。
202シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)02:11:37 ID:32x
>>201
「面白そうかなって!」

意図を聞かれるとあっさりと吐露。転けて怪我をしないために配慮できるなら、そもそも転けさせるなという話だが。
シャディは非常にその場での行動が多い。考えて行動はそれこそ真面目な場面でしかまずやらない。これもまた小悪魔の片鱗か。
刹那的な感情で動く点は利点にも汚点にもなるのは当然だった。

「あー、まだ遊びたがりなんだねー。かわいそうかもしれないけどリードとか付けてあげた方が良いんじゃない?」

こうながーいのを、と影で作り上げた黒く長ーい紐状物質を見本にしてシャディは提案。外で遊ばせるなら安全のためには必要だろうという結構真面目なものだ。

「そう? しゅわしゅわ苦手だった? ふー、美味しい……」

特に押し付ける訳でもなくシャディは不要と言われると素直に自分でグラスに注いで飲んでいた。太陽が直接来ないとはいえ暑い気候に冷たい飲み物はまさに至福である、とばかりの様子だった。
つまり、見ようによっては毒なんて入れてないアピールに等しいものを見せていたのだ。そもそもどっからそれらを出したのか、と思うかもしれないが。

「じゃあ甘いものは? 今だとえーと…………マシュマロあるけど」

マントの下に手を入れて、出したのはマシュマロが詰まった小袋を差し出した。
203いちごう◆78s6D/Ey2M :2018/05/18(金)02:38:11 ID:2Mb
>>202
やっぱり意味がわからなかった。
きっと考え方の違いなのだろう、例えるならば、事前に綿密な計画を立ててからそれを実行に移す1号、それに対してシャディは恐らくやってからどうするか考えるタイプ。
まさに水と油だ、特に1号の様な石頭にそれを理解しろと言うのは無理な話だった。

「むっ・・・理解不能です」

故に1号から飛び出したのはこんな言葉。"面白そう"そんな不合理で突飛な発想からくる行動に自分は巻き込まれたのか。
このどう表現すれば良いのかわからない気持ちをぶつけようにも、シャディのあっけらかんとした様子に言うも言えず頭の中でずっとぐるぐる。

「・・・そうですね、僕は肯定します」

確かにそのとおり、翼を持つ彼らにとって地上はあまりにも狭すぎる、だからこそ空に焦がれるのだろうが、それを許せば持たない自分は彼ら留める事ができない。どこぞの少女のように肩に止められるほどまだ心を通わせているわけでもなかったゆえに。
ならば縄で結ぶのは1つの対策として充分に効果的なものだ、目の前に形作られたそれを認めれば、逸した顔をシャディへと戻し肯定するだろう。
若干の懐疑を持ったまま。

シュワシュワと、マシュマロと。
シャディが取り出してくる未知の物体に実に好奇心を唆るものだ、最初は疑惑の目を向けていたものの、誘惑にまさること叶わず。

「・・・どうしてもいうなら」

弱い自分をお許しください、私は誘惑に負けました。しょうがないな、なんて若干のプライドを見せつつも、スススと足は自然とシャディの元へと赴いて。
『ギャー!』そんな1号を他所にドラコは二人の周りをくるくると回るのだった
204シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)02:50:40 ID:32x
>>203
しかし、意外とそういう組み合わせでも旅行は成立したりするのだから不思議なものである。
今の現状や学年的な意味で同じところに旅行する可能性はあまり高くはないが。  

「いやー、人を驚かせるのってちょっと楽しいんだよねー。いちごうくんもやってみたら?」

その楽しさはきっと、一度覚えてみなければわからない薬のようなものだ。それをやってみろ、とシャディは1号の事情も知らずにあっさりと言う。

「着けるなら首かなー、尻尾だと多分抜けるし、胴体だと引っ掛かるかもしれないしー」

定番どころとしてはそこだろうと。ついでに繋ぐ物は腹側に垂らしておくと飛行時にも邪魔になりにくいはずだ。
シャディは子竜が見えるようになればその子竜をまじまじと見出すだろう。ちょっとだけ珍しいのだ、彼にとっては。

「はいどーぞー♪ 美味しいよー」

まずはマシュマロから、と小袋の口を開けて差し出す。白と桃色の二種類があるが、味に大きな違いはなく、口の中で溶けるような食感と甘味を楽しめることだろう。
君も食べる? と一つ取り出しておいたのか、ドラコにもそれを見せた。
彼の葛藤なんてシャディには関係無い。どうしてもとも言ってないが、わざわざ口に出して離れさせることもないのだ。

シャンメリーについては、どうやって作り上げたか影の小さなテーブルの上にグラスに注がれて置かれているのだった。
シャディの顔は感想を求めるように笑みを浮かべている。
205いちごう◆78s6D/Ey2M :2018/05/18(金)03:27:08 ID:2Mb
>>204
「いえ、僕にはそのような趣味はありませんので」

ジッとハイライトの無いブルーの瞳でシャディを見据えれば、妙に刺々しい言葉でそれを否定するのだった。←ちょっと根に持ってる。
知ればきっと病みつきになってしまうような味なのだろう、スカートを捲ったり、転ばせたり、ズボンを下ろしたりなんて、いたずらっ子なら誰も通る道。
しかし1号のような石頭にその楽しさを教えるのは難しそうだ、どちらかと言うとされる側だし。

「リードとは、逃げられなければ良いのですか?
材質は分かりませんが、似たようなものなら」

自分にはシャディの作り出した見本の様な細くて綺麗な物は出せないが、考えれば自分も繋ぐ物なら持っているではないかそんな事を考えて。
数節の詠唱後、金属を擦り付けるようなあの音がじゃらじゃらと響く、それに気付いて見て見れば、そこにあるだけで気分が悪くなってしまいそうな不気味な鎖が。
シャディの話を聞いて出してみたは良いものの、明らかにそれはペットや愛玩動物に付けるものではなく、どちらかと言うと猛獣や人間を"拘束する"為に使うような鎖であった、そして当の本人はというと。

「ドラコ、おいで」

・・・どうやら鎖でリードの代わりをするつもりらしい。ドラコは何かを察したのかピクッと体を震わせてシャディの後ろに隠れてしまった。

「ありがとう、ございます」

器を作るようにして差し出した両手に置かれる純白の物体、それが一体どんな味で、どんな食感なのか1号には想像がつかなかった。
やや数秒それをみつめれば、左手で摘んでそれを口に運び入れる。

「・・・!」

香り、食感、味、何もかもが未体験だった、舌に触れればそれは新雪の様に溶け、後に残ったのは柔らかな甘み。
フードの奥で見開かれた瞳、そして1号の表情を見れば聞かずともその答えはきっと容易に得られよう、1号は初めて顔に優しい色を浮かべたのだから。

「これは、これは・・・これは一体・・・」

言葉にできない、今の心境を表現するのに適切か。かろうじて言葉の形をなしているも、最早自分でも何を言おうとしているのか分かっていない状態である。
そしてドラコの方ももう一瞬で平らげてしまったようだ、彼の持つ小袋を見つめて。
ドラコが喋れたのなら『もっと頂戴』そんな事を言っていたに違いない。
206シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)03:42:50 ID:32x
>>205
「残念」と本気で残念がってる色を宿してる青い瞳で見つめ返す。根に持たれてもシャディは反撃されるまではへこたれないのだった。
ちなみにシャディはそれらすべてをしたことがある。スカートに関しては相手からの反撃でお仕置きされてることも多々あるが。

「うんうん、別に縄でも鎖で、も…………」

鎖というだけなら某風紀委員の例もあるのでそこまで不自然なものは無いだろう。そもそも鎖に限らずリードとはどんな意図であれ拘束してることに変わりはないし。
まあとはいえだ、さすがにドラコまでこちらに隠れ出しているということは物々しいそれはやめてくれ、ということだろう。

「あとで買ってあげたら? ドラコ? は金属が苦手なのかもしれないし」

と、思い付いたもので1号を傷付けないようにしつつ、別案を出してみるシャディだった。
まあ金属じゃなくても音が嫌いだとか重くて飛べないとか本能で嫌がるパターンもあるだろうし、少しでも生物を調べてるならすぐにわかるはずだ。

「ふふふー、美味しいでしょー? 良かったら驚かせたお詫びにこれは全部あげるよー」

その様子を見ればシャディも察することができるというもの。口にせずとも可能なのは経験故だ。
実に嬉しそうな表情を見せれば開けたばかりのそれをあっさりと差し出してくるのだ。
そして主に置かれたとなれば、ドラコが食べても大丈夫ということは伝わるだろう。
ちなみに遠慮しようとしてもシャディはいつのまにか未開封のものを持っていて。

「まだ持ってるしー」

と1号の退路を断つのであった。木漏れ日に当たって少しだけ光を帯びる顔は実にイイ笑顔だった。
207いちごう◆78s6D/Ey2M :2018/05/18(金)04:13:22 ID:2Mb
>>206
「どうして逃げるの?ドラコ・・・」

鎖を両手に持ち、静かな音色ながらもそこには一欠片の疑問もない。相手が相手なら即ひっ捕らえられてもおかしくない状況だ、まあ相手がワイバーンであっても不味いことには代わりはないが。
このセリフこの姿、光の無い瞳でジーっと見つめて。
まるでヤ○デレだ。

「飛竜種が金属物を・・・初めて耳にしました
これは・・調べ直し・・・」

動物と接するにあたって、その生き物の事を知るのは当然の事、1号もそれに倣い生態は知り尽くしたと言える位には調べていたつもりだったが・・・どうやらそれは間違いだったようだ、なんて考えたようで。最もそれは全くの見当違いだが。


そしてマシュマロだ。最初は断ろうとしたものの、逃げ道を塞ぐがごとく差し出されたそれを見て、全部貰ってもいいのかな、そんな罪悪感が薄れたようで。
袋に屈折した光に当てられてキレイに光るマシュマロを見る1号はほんの少しだけ嬉しそう。

「・・・感謝します、シャディ様」

とここで漸く彼の名前を口にする、どうやらマシュマロを頂いた事によって1号の中でのシャディが『イタズラを仕掛けてくる嫌な人』から『良い人』にランクアップした模様、ちょろいね。
イタズラ後のアフターケアもバッチリだ、今やシャディに対する懐疑の色は何処へやら。

「感謝の印として、僕からはこれを」

1号もローブの中をごそごそ探り、左手で差し出したのは

「焼きそば、パン。です」

焼きそばをパンで包んだ数量限定、売り切れ御免の伝説のアレ。以前コレを食べてから度々1号はこれを良く狙っていた。
入手困難と知られるそれを差し出すということはシャディに対する、今1号が出来る最大限の礼を尽くそうとしているのは明白だった。
それほどまでにあのマシュマロを気に入ったようだった。
208シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)04:23:48 ID:32x
>>207
「ほら、飛竜っていっても皆同じとは限らないし……ね?」

なんだろう、と自分が対象ではないことはわかってるがシャディは若干の不穏さを感じていた。ひとまず書物で調べられても言い訳が利くように便利な「個体差」を出しておくのであった。
便利だよね、個人差って言葉。ついでに、ドラコのサイズだと鎖は重いのかもしれない。

「どーいたし……様!?」

うんうん、と頷いていたところでまさかの様付け。というのもシャディ、当然ながら様付けには慣れてないのだから。それどころか先輩すらないのに。
ビックリした様子の彼は文字通りに目をぱちくりさせていたことだろう。尻尾もぴーんと立ってマントを押し上げるほどに。

「……へ? えーと、良いの? 本当に? これ結構大変だったと思うんだけど……」

ずる技を持つとはいえ、シャディにもそれの貴重さはよくわかる。むしろ驚かしといて返ってきたのが焼きそばパンとは結構な貰い物。
嫌いではないし、むしろ好きではあるのだが激戦を勝ち抜いて得たはずのそれを受け取っていいのか少し悩んでいた……。

「……ん、ありがと! いちごうくん! 大事に食べるね!」

しかし、それを押し退けるのも悪いと思って、そして本音を言えば食べたくもあるので受け取ることにした。右手に持ったそれを大事そうに抱えつつ、自分の分のシャンメリーを飲むと1号の分は影の手に持たせつつ、テーブルを一旦しまう。
木漏れ日が暑いので、ほんの少し立ち位置をずらしたのだった。
209いちごう◆78s6D/Ey2M :2018/05/18(金)04:46:57 ID:2Mb
>>208
「・・・理解しました」

もっと大きな竜とかそんな生物だったらまあ悪くはないのだろうが、如何せんサイズがサイズだ。
若干残念そうにしつつも、右手に現れた鎖を仕舞えば、それに安堵したのかひょこっと顔を出したドラコがマシュマロをつまみに現れた。シャディがいなければ本当に鎖に繋がれていたに違いない。

「構いません、これ(マシュマロ)に対する対等な返礼が焼きそばパンだった
ただそれだけですから」

勿論これを手放すのは惜しい、小柄な1号が苦労して勝ち取った代物だ、しかし逆に言ってしまえばシャディが1号に対して与えた物はそれ程までに大きなものだったという事だ、それに嘘は一切ない。

「そういえば、こちらを忘れていましたね」

そういって黒い影に支えられたグラスを見やれば、これもまた未知なる味なのだろうと期待を持つ、静かにシャディに目配せすれば、それを取ろうと手を差し伸べる。

『ギャオッ!』

それは一瞬だった、1号が左手に持つ小袋を、ドラコがスキを付いて奪ってしまうのだった。

「あっ・・・ド、ドラコ!」

今日ここに来て一番大きな声を上げて、しかしドラコはそんな1号などどこ吹く風、勝ち誇ったように頭上を旋回すれば、そのまま校舎の方へ飛んでいってしまった。

残された1号は横目でシャディに視線を向ければ「追っていいですか?」そんな事を言いたげにしていた。

・・・・どうやらシャンメリーを味わうのはもっと先の事になりそうだ。
210シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)05:02:39 ID:32x
>>209
「ちょっとずつわかってけばいいんだよ、お互いに」

子竜が鎖を怖れた理由はぶっちゃけわからない。繋がれることかもしれないし、それ以外かもしれない。結論、ドラコと1号が意思疏通できるのが理想的なのだ。

「…………確かに?」

勿論、重みの理由を知らないシャディだったが、食べ物のお礼が食べ物と考えると対等と言えば対等。
シャディはひとまずそう解釈しておくのだった。実情を知るのは、果たしていつになるのやら。
さてさて、意外と好奇心旺盛なドラコ。1号からマシュマロを奪い取っていってしまう姿をシャディは普通に見ていた。
影の手で捕まえても良かったが、様子を見る限り悪意とかは無いのだろう。その辺はしつけてもらおうと思うのだ。

「こっちも僕のオスス…………あちゃー。持ってかれたねー」
「……良いよ? また今度飲ませてあげるねー。飲みに来てもいいけど」

と、ドラコの様子と1号の様子を見て、特に止めることもなく言うのだ。瓶を持たせると気を取られる可能性もあるし、またの機会。
では飲みに行くとしてどこに居るのかも言わないのはどういうことか。本人がかなり神出鬼没なせいもある。この辺は運命に期待しよう。
そして、1号を送り出してからだろう。木漏れ日に当たりキラキラ輝くシャンメリーを取ればそれを飲み干して――。

「…………うん、ドラコナイス」

ちょっと温くなっていたそれに苦笑いするのであった。
211ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)08:33:53 ID:Wg6
屋上にて、ネポックを眺めているルナ
そして中等部の頃にここに来てから今まで過ごして来た時の事を思い出す
フェンスを握る手は次第に強くなっていく、表情も変わる

自分には仕方ない、仕方ないんだと言い聞かせる。自由になる為には必要な事と
このままだと自分は永久に縛られ続ける事となると
そう、『失敗作』と言われ、ゴミのような扱いをしてきた男の元で・・・

「・・・いい所だったな・・・そして、話してみると案外気の合って楽しい奴だったな・・・もっと別の縁で会いたかったな」

ネポック学園とレオナの事を思い出すと、つい言葉が出てしまう
そして振り返って

「でもこれでやっと自由になれるんだ・・・私の本当の両親も教えてくれるってあいつは言ってた・・・私の自由の為には必要なんだ・・・」

そして少女は、まだ迷いが残った顔で、屋上から立ち去って行った
212シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)20:17:34 ID:32x
今日の天気は曇り空。暑いのが苦手な少年にとっては少し助かるお天気だった。

「僕は暑いより涼しいのがいいかなー」

他の生徒は曇り空について愚痴っていたり遮られた日光にざまあしてたり、奇行に及んだりするものが居たものだ。

さて、そんな生徒達の談笑が聞こえてもこないネポック学園校舎から少し離れた旧校舎付近に黒い影の手に摘ままれて運ばれている姿で訪れていた。

「よく色々あったけど、今のところは大丈夫なのかなー?」

なんだかんだ色々起きる旧校舎、今日訪れたのはただの気まぐれであった。
213ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)20:20:54 ID:ugu
>>212
普段なら誰も足を踏み入れない場所、そう記憶してる
そこにやって来たのはルナであった、ただ周囲を見渡して居て、そんな時にシャディの存在に気づいた

「あ、シャディじゃない、こないだ会って以来ね」

そう声をかける
ちなみにここもルナにとっては手の良いサボりポイントだったりするのだった!
214シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)20:29:26 ID:32x
>>213
「あ、ルナちゃんだっけ? こないだ以来だねー、怪我してなかったー?」

声をかけられるとすぐに手ごと旋回して振り向き、自分の手を振りだす。その姿は悪いことをして親に摘ままれる子供の様子。

「いやー、あの時は皆大きな怪我もなくて良かったねー。そういえばルナちゃんは何しにここに?」

シャディに他意はなく、尻尾もマントもだらーんとさせた様子でそんなことを聞いていた。
ちなみにシャディ、あの面子の中ではほぼ無傷で終わった人物なので特に恐れとかないようだ。
215ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)20:32:21 ID:ugu
>>214
「私も特に怪我はしてないかな」

と、そんな事を言ってにっこりと。実際ルナもこないだのリナ誘拐事件の時は怪我等一切していなくて

「私がここに?決まってるじゃない、次の授業、体育なのよね」

そう言うと、溜め息一つして

「サボりよサボり、私体育って言うか身体動かすのとか嫌いだから」

と、堂々とサボり宣言します!
216シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)20:37:45 ID:32x
>>215
良かったー、と言ってるが正直今さら聞くことだろうか、と思わせる言動だ。

「体育でー、サボり? ……身体動かさないと不味いんじゃないのー?」

そういうシャディも自分で動いてる様子がまるでない! つまりお前が言うな状態である!

「でもなんで嫌いなの? 疲れるから?」

ちなみにシャディは疲れるし体力もそこまでないので苦手な類いである。特にもうすぐ来る夏場なんて気温によっては準備運動でダウンもありえるのであった。
217ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)20:42:12 ID:ugu
>>216
「別に大丈夫よ、私そんなに食べないし、一応魔法とか使ってエネルギーは消費してるしね」

と、そんな事を言ってシャディの質問に答えて

「そそ、疲れるからよ。私しんどいのとか疲れるのとか嫌いなの。めんどくさい」

つまるところグータラである

「寝てるのが一番好き」

と、寝るの大好きまで公言するよ!こんなグータラ普通親に怒られて無理矢理矯正されるはず
218シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)20:47:43 ID:32x
>>217
「そうなの?」

と疑問符を浮かべる姿はいつ魔法を使ってるのか、という点からだろう。

「わお、グータラ人間だ。まー疲れるだけならわからなくもないけどさー」

ただただ疲労がたまるだけのことならシャディだって嫌うのである。それは恐らくほとんどのものがそうだろう。

「そんなんで怒られたりしなかったー?」

シャディは、先生に、という意味でだが……ルナがどう受け取るかはわからない。
219ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)20:50:43 ID:ugu
>>218
「グータラなのは自覚してるよ」

と、完全に開き直ってますよ!!、そして矢張り寝転がるのであった!

「怒られる・・・ねぇ、先生にはよく怒られる」

と、そうして言ってから

「親にって言うなら私に親とか居ない、孤児だからね、だから怒られたりはしない」

と、そう言って笑ってます
220シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)20:56:32 ID:32x
>>219
「やっぱり」と少し笑うシャディであったが続いた言葉には少し悩みながら寝転がる相手に近付く。
デリケート部分についての話はシャディとしてもどうしたものか悩むものらしい。

「そっかー……、じゃあ育ててくれた人は?」

孤児と聞き、そして学校に来れてるとなれば当然ながら育ての親というものがある。というのがシャディの知識。
故にそう聞いた。お詫びでもするかのようにごそごそとマントの下を漁り出す姿は少々滑稽。
221ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)21:00:30 ID:ugu
>>220
「・・・それは居る」

そう答える時だけプイッとして、そしてまたシャディの方を向き直した

「まぁ、だからね、こう言う学校とか来てから思ったのは、両親に可愛がられてる下級生とか同級生とかみると羨ましく思うんよね」

と言って微笑みます。つまりはそれはルナにとっては憧れであり、羨望の対象であり、求めている部分もある物だったりします
222シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)21:08:03 ID:32x
>>221
ありゃ、とあんまり仲が良くないのかな? なんて考えた。そしてあまり追求はしないことにした。

「あー、一緒に来てる子とか居るもんねー。じゃあ僕が可愛がってあげようか?」

微笑むルナに向かって凄い突拍子もない発言をかました。というか歳的にはどう考えてもこいつがされる側だ。

「まーでもこんなことくらいしかできないけど」

マントの下から出てきたのは――どこに入れてたものかわからないシャンメリーの瓶だった。差し入れか。
223ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)21:10:41 ID:ugu
>>222
「あはは、ちっこい癖に何言ってんの」

笑いながら起き上がると、シャディの頭をなでなでとしますよ

「ん?どうしたのこれ」

と、その瓶を受け取ると尋ねます
224シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)21:18:44 ID:32x
>>223
「うあー」と特に嫌がる様子もなく撫でられています。黒い髪は無駄にいい質感だ、女子レベルに。

「ん? しゅわしゅわの飲み物シャンメリー! 美味しいよ!」
「飲んでみてー、炭酸大丈夫ならね!」

どうしたの、と聞かれたら内容だと思ったのだろう。きっちりグラスまで用意してると徹底ぶり。
手慣れた感が凄いが、シャディはよくこれを振る舞っているらしい。
225ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)21:22:59 ID:ugu
>>224
ふーんと思い、それを飲んでみると

「・・・確かに美味しいね、癖になりそう」

そう言ってまた微笑みますね

「ごめんね、私は何も持ってなくてさ」

とかそんな事を言って苦笑いして

「そーいやあんたの影魔法、なかなか便利よね。こないだの時とかも助かったわ」

と、ふとシャディの影魔法の事を思い出したように話します
226シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)21:29:20 ID:32x
>>225
「おかわりもいいよ?」

まだあるから、と言う辺り予備は持っているらしい。

「ん? 別に気にしないよ? 僕があげたいからあげてるだけだし。美味しいもの共有できると嬉しくない?」

シャディ自体は共有できること自体がお返しになるとでも考えているようだ。じゃあ苦手な相手にはどうするんだ、となればその時はその時。
そもそもその場合はシャディが詫びる側だし。

「でしょー? 危ない時にはこの通り!」

パッ、と影の手がシャディを手放すと当然地面へ落ちるシャディ。しかしシャディは真下の影に沈んでいった!
そして残るのは……地面の黒い円だけである。触れても曖昧な感触だけが返ってくる。
227ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)21:33:09 ID:ugu
>>226
「おかわりは流石にいいや」

と、そんな事を言ってから、シャディが影に潜ったのを見て感心してます

触って見ても変な感触が残るばかりで

「珍しい魔法よね・・・例えばこの間、なんか魔法受けても問題無い感じなのかな?」

なんて尋ねてから、すこーしだけ触れてる手をパチパチと帯電させてみたりします
ほんの微弱な電気ですね、若干いたっ!ってなるくらい
228タニス ◆p01m289DEw :2018/05/18(金)21:35:59 ID:1sY
修練場の一角、案山子の前で鈍い黄金の剣を構えてじっと佇む一つの影。
右目を包帯で覆い隠し、深い紫の左目は鋭く細められている。

「――ふっ!」

不意の踏み込み、斬り上げ。一連の動作を終えれば構え直して大きくため息。
案山子はというとなんら変わった様子はない。振るわれた刃は、僅かに案山子に達していなかったのだ。
言ってしまえば盛大な空振りだ。

「……うーん、うまくいかないなぁ」
229シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)21:38:28 ID:32x
>>227
ちょっとだけしょんぼりしたのは一瞬のこと。炭酸の都合上ぐびぐび飲めない人も珍しくないのだ。

『え? それは――』

シャディの影魔法は色々とややこしい面が多い。
影に当たった攻撃は無効なのか、と聞かれたらそれは間違いである。確かに防げはするが、ダメージの一部がシャディにも伝わるのだ。

つまり。

「いたっ!? ……こういうことだよ」

バチっと来た突然の痛みに影から飛び出してきた! そして問題無いわけではないことを伝えながら帯電が解けていたなら手をぐにぐにしてくるでしょう。仕返しか。
230ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)21:43:23 ID:ugu
>>229
「ありゃりゃ・・・ごめんね、痛いのは痛いのね」

無効!っとなると思っていたらしく、ぐにぐにを甘んじて受けながらも謝ります

「ほら、今度・・・んー・・・レオナに貰った金貨でなんか奢るから許してね」

等と言ってまたシャディの頭をなでなでとします
レオナとリナにこないだ金貨合計6枚貰ってるからね!
231グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/18(金)21:45:52 ID:swF
>>228
よう、何がうまくいかねえんで?
『おわっ、はげしっ、がはっ、いきがっ』
【赤い短髪に褐色の肌、そして何より筋肉質な体型が特徴的な青年が声をかけますよ】
【彼の名はグレゴール、魔法鍛冶の見習いであり攻撃魔法はほとんど使えないが故に武具を用いた戦闘スタイルな人ですね】
【彼は鍛練なのか、喋る武器を素振りしています】
232シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)21:48:04 ID:32x
>>230
「んー、許すっ! ちゃんと謝ってくれるし」

気が済んだのか手を離すとあっさりとそんなことを。
そもそも無効だとしたらかなりの強者として伝わっていても不思議ではなさそうな魔法ではある。
影に潜めるだけでも相当便利だと言われるが。

「あ、ルナちゃんも貰ってたんだねー。じゃあお菓子奢ってー」

撫でられてくしゃくしゃになる髪だが、帯に当たらないかだけを心配している。もしほどいたらピカッと光る第三の目があるためだ。
ちなみにシャディももらっているが、複雑な気分があったとかなんとか。
233ニャモミール◆TcpDr0LVJg :2018/05/18(金)21:52:58 ID:TqV
「ふへぇ……今日も疲れたッス……」
なんだか疲れた様子の幸薄そうな眼鏡の少女、寮への帰り道。

「……お腹空いたッス……今日の晩御飯は何かなぁ……」
234タニス ◆p01m289DEw :2018/05/18(金)21:54:21 ID:1sY
>>231
「んー?片目だとなかなか距離感が掴めなくてさ」

案山子から視線を切らずほぼ条件反射で言葉を返し、ようやくちらりと青年を見る。白銀の髪が揺れた。
が、その目線はすぐに彼の持つ武器へ。哀れみのような、なんともいえない表情だ。

「あたしはそっちの方が心配なんだけど……大丈夫なのそれ、いろいろと」

素振りのたびに苦しそうな声をあげるのは武器としていかがなものか。無論止めはしないが。
235ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)21:55:12 ID:ugu
>>232
「えーっと、こないだ居たのが私とシャディと・・・ミズハ先生にバーランド君にタニスさんにダニエル君か・・・レオナが3枚、リナが3枚だから一人合計18枚も金貨払ってんのね・・」

ふとこんな事を考えながら言って

「やっぱ貴族ってお金に余裕あんのね~」

と、また笑いながら言ってますよ。羨ましいとも冗談っぽく言って

「・・・そーいや私がここに来てばっかの時、真っ先に話しかけて来たのはレオナだったのよね、あいつちょっとナルシストじゃん。最初は何この馴れ馴れしい馬鹿はって思ってたわ」

なんて思い出しながら言ってます、若干表情は微笑してる様子
236エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/18(金)21:57:06 ID:4iQ
>>233
「~♪」
大きな紙袋を抱えた妖精の少年が小走りで寮に向かって行く。
紙袋の所為で前が見えないらしく、前を歩いている少女に気付いてないようだが…
237グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/18(金)22:01:54 ID:swF
>>234
すまん、俺じゃあどうしようもない……対象の大きさと離れたときにどのくらいに見えるのかを覚えるしかないんじゃないか?
【グレゴールは仮に目の前の者が片目を失っていたとして治すことが出来るわけではない、そしてその他理由があろうと力になれそうにない】

『ん?僕?インテリジェンスヒューマンさせられてる僕が大丈夫に見える?』
【さて武器をよく観察すると先端が緑ですね?】
【そしてそれ以外の部分は制服ですよ?】
238シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)22:02:02 ID:32x
>>235
「でもあの二人別に嫌なお金持ちじゃないからいいよねー」

お金があるからといって下に見ることはないし、むしろそれを他人のために使えている節もある。
けちんぼな貴族が貴族なのかはともかくとして、レオナやリナの余裕は悪いことでもないのだ。

「うわぁひどい。まあでも自信家なのはいいんじゃない? ……他にはー?」

自分も初めて会った時はレオナ自身が可愛いとか言っていた気がする。とはいえナルシストと言えるほど自信過剰なわけでもなかった。
主に背と胸のことで悩んでいたし。なおシャディはレオナが招いた誤解で自分に宿題が出されてることは知らない。
それはさておき、二人がどういう風に仲良くなったのか。表情を見て語ることを止める気も起きなかったのかむしろ催促していた。
239タニス ◆p01m289DEw :2018/05/18(金)22:09:51 ID:1sY
>>237
「やっぱりそうだよねぇ、これがなかなか難しいのなんの」

なんて肩を竦めてみせて、あくまでも軽い調子。
さて武器の様子を改めてよく見れば、なんとなく事情を察したようで。

「あっ、ふーん……」
「……せっかくだし、軽く打ち合いでもしてみる?」

一旦剣を送還させて後ろ手に包帯を解く。その奥に開かれるのは赤眼、もちろんばっちり見えている。
再び剣を召喚、今度は左手に白銀のもの。どこか楽しそうに提案し、悪戯っぽく口の端を吊り上げた。
240ニャモミール◆TcpDr0LVJg :2018/05/18(金)22:11:20 ID:TqV
>>236
「今日は……ちょっとだけ豪華に……
 ……へへへ……ミルクがゆにしよう……」
質素な台詞を呟きながら歩く少女……
当然、後方から近寄ってくる紙袋には気づいた様子も無く……
241ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)22:13:15 ID:ugu
>>238
「そこでちょっと突っぱねたらあいつ怒ってさ、教室でいきなり爆発させるわで私も怒ってね。ま、普通に二人で修練場行きよ」

ちょっと煽られたり邪険にされたらブチ切れるのがレオナでしたから仕方ないね
その後決闘したそうです

「結局決着はつかなく二人共ヘトヘトになって、まぁそれで仲良くなった感じ」

どうやら派手に決闘したようですね。ちなみにこの時お互いヒートアップしてもう火と電気が凄まじかった様子

「当然その後二人して先生にこってり絞られたけどね・・・これは中等部の2年の時のお話」
242グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/18(金)22:17:45 ID:swF
>>239
おういいぜ!ルールはどうするよ?
『ちょっ、インテリジェンスウエポンとして無茶があるのに!』
【褐色の青年はノリノリで】
【自称知性ある武器(もしくは知性ある人類)なバカは嫌そうにしていますね】

おっと、見えないって訳じゃないんだな?
【魔眼とかか?と言いたげですよ】
243シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)22:19:52 ID:32x
>>241
「レオナちゃん……あ、ルナちゃんも流石に怒るんだ」
「あははは、そりゃ先生に怒られるでしょー。むしろまだ風紀委員に捕まらなかっただけ良かったんじゃない?」
「あれ? 今ルナちゃんって何年だっけ?」

レオナの悪癖というべきか。爆発魔の一面は結構前からあった様子で苦笑い。そして意外なところではルナも意外と感情的なんだなあと。
しかも先程までグータラしたいと言っていた彼女がヘトヘトになるまでとはよっぽどだったと見える。それでも仲良くなれただけ良いことか。

絶対そのバトルの近くにだけは居たくないとシャディは思っていたが。

「で、中等部2年でそれってことはー……他にもまだまだ?」
244エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/18(金)22:20:12 ID:4iQ
>>240
「~♪  …あっ!」
気付いた時にはすでに遅く、前を歩いていた少女にぶつかり派手にすっ転ぶ。
そして、紙袋の中身―――菓子パンやらケーキやらをぶちまける。

ほとんどが袋や紙箱とかの容器に入っているので、落としてすぐに駄目になるわけではないが。
245ニャモミール◆TcpDr0LVJg :2018/05/18(金)22:23:37 ID:TqV
>>244
「………にょわわっ!??」
突然後方から衝突され、少女も派手にすっころぶ

「あいたたた……一体何事ッスか……
 ……菓子パンを抱えた妖精がぶつかってきたんじゃあるまいし……」
やたらと的確に事態を把握しているかの様な発言は、タダの偶然である。
散らばる菓子パンの中、ひび割れかけた眼鏡を拾い上げて掛け直す。
246エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/18(金)22:28:39 ID:4iQ
>>245
「いたたた…」
体勢をたてなおし、半身を起こしたところで前の方で転んでいる少女に気付く。

「あっ、ごめん!」
そして慌てて少女に駆け寄り起き上がるのに手を貸そうとする。
247ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)22:29:02 ID:ugu
>>243
「私とレオナは同級生よ、高等部の一年」

「んー、感情的と言うか・・・当時は・・・ま、なんでもない」

等と言いかけたところでその話はやめました

「その後はまぁ普通に馴れ馴れしくされてたから私もそれに応えてただけかな・・ほらあいつすぐ爆発とかするから特に同級生はびびってる所もあるから結構友達少ないし」

そう言った後私も少ないけどと付け加える

「最近はどー言う訳か爆発癖も落ち着いてきたから案外友達増えたみたいだけどね」

ふと思い返すとウィルやエルリアと言った同級生の話を聞くなぁと思ったようで
248ニャモミール◆TcpDr0LVJg :2018/05/18(金)22:31:30 ID:TqV
>>246
「あ、だいじょぶッス、慣れてるんで……
 ……って、本当に妖精だったのか……」
よろよろと立ち上がり、体に付いた土埃を軽く払う。
割れた眼鏡には手馴れた様子で魔法の杖を一振り、みるみるうちに元通りに修復された。

「そういう君もだいじょぶッスか?
 ……あぁ、菓子パンが散乱……」
249タニス ◆p01m289DEw :2018/05/18(金)22:32:03 ID:1sY
>>242
「んー、軽くだし……適当なところで切り上げればいいんじゃない」

適当。要は何合か武器を交えたいだけらしい。ちょっと楽しそうだ。
なんでかって聞かれたらそりゃあもうアレだ。喋る武器なんて珍しいからね仕方ないね。
えっ知性がある武器の不満?聞こえませんねぇ。

「ああこれ?そうそう、ちょっと色が違うだけ」

彼女の双眸は単なるオッドアイであって、魔眼の類ではない。
気にした様子もなく左手で剣を構え、出方を窺う。先手は相手に譲る腹づもりらしい。
250グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/18(金)22:36:54 ID:swF
>>249
じゃあ、さっそくいくぜ!
『おいおい、まじで?いやちょっとぉ?!』
【八双の構えをとり、青年は目の前の者へ間合いを詰めていきます】
【青年の武器は祈るように宗教的な動作をとっていますね】

そぉい!
『おわぁぁああ!!』
【自称インテリジェンスウエポンを目の前の者へ袈裟気味に斬りかかりますよ!】
251シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)22:38:47 ID:32x
>>247
「えー、そう言われると気になるー」

意外とそこまで歳が変わらないことを知ったのだった。
言いかけたことは追及したくなるもの。ぐいぐいと袖を引っ張ろうとするが抵抗すればすんなり離すだろう。

「あー。でも良かったねー、ルナちゃんは友達になれたんだし。ていうか爆発癖って何か怒らせるからじゃないの?」
「僕スカートめくろうとしたら爆発起こされたけど」

レオナの性格はなんとなくわかっているのか、レオナに対する評価は悪くないようだ。なぜ自分の悪行を伝えるのかはさっぱりわからないだろう。

「なんでだろうね? 誰かに言われたとか? 友達増えるのは良いことだよねー」
「ちなみに僕は二人とも友達だと思ってるよ!」

確かシャディはあの事件が初対面のはずなのに、あっさりである。
252エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/18(金)22:40:20 ID:4iQ
>>248
「…それは慣れちゃいけないような気がするよ」
申し訳なさそうな表情で。

「まあ、こっちも大丈夫かな。
大体袋とかに入ってるからダメになったのはないみたいだし…」
そう言いつつ、散乱した袋や紙箱を拾い集める。
253ニャモミール◆TcpDr0LVJg :2018/05/18(金)22:42:44 ID:TqV
>>252
「へへへ……ま、そッスよね……。
 ……まぁ怪我してない分、いつもよりむしろ運がいいッス……へへへ……。」

「それは良かった……
 ……食べ物が無駄になるほど悲しいことはないッス……
 ……あぁ、お腹空いた……。」
254ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)22:46:02 ID:ugu
>>251
「ま、いいじゃない」

と、テキトーにはぐらかしてシャディの頭をポンとします

「そりゃ怒るわ・・・」
シャディが爆発起こされた話を聞くとあっさりと言いますね

「んー、確かにちょっと煽られたりしたらすーぐ怒るからね」
「バルドイードって言う生徒会の先輩に諭されたみたいよ」

と、世界一の魔法使い云々の事は聞いているようです

「もっとも、落ち着いて来たと思った時にまた爆発起こしたって相手と昨日会ったんだけど・・・ま、あの子相手ならレオナなら煽りに耐えられないだろうねーって思ったわ」

なんて話します、その相手とはリュネスの事ですね


「あはは、ありがとシャディ」

そしてシャディの頭にポンと置いた手をまたなでなでと
255タニス ◆p01m289DEw :2018/05/18(金)22:48:27 ID:1sY
>>250
「おっとぉ!」

咄嗟に後退しつつ剣の腹で弾くように受ける。身体強化魔法を己の肉体にかけているがための力技だ。
そのまま踏み込みつつの右薙ぎ、狙いは持ち主よりもその得物。
武器の悲痛な叫びに気をとられる事はない。真の剣士は多少の雑念に左右されなどしないのだ!
むしろ容赦無く狙いに行っているような気もするが気のせいだ。
256エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/18(金)22:53:53 ID:4iQ
>>253
「もしかして、巻き込まれ体質だったりとか…?」
ニャモミールの言葉が気になったので聞いてみることに。

「ケーキがいくつか潰れてるけど、前を見てなかった僕が悪いんだから仕方ないよね
あっ、そうだ。
これはお詫びということで…」
そう言いながら、いくつかの菓子パンと紙箱を一つニャモミールに手渡す。
257グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/18(金)22:54:52 ID:swF
>>255
おらっ、女性の体に触るチャンスぞっ!
『ぐっ、いやそれまじでっ!死ぬっ!』
【青年は武器を弾かれながらも、力業には力業と縦に盾にするように構えて右薙ぎを防ぎます】
【よしんば触れたとしても柔らかさを堪能する余裕なんてない!と抗議したげな青年の武器が叫びつつ、どこからか取り出した傘で刃で半分にされまいと防いでいます】
258シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)22:55:29 ID:32x
>>254
「でもたまにやってみたくなるんだよねー」

直撃させられなかっただけ色々な意味でマシなのだろう。この辺りもレオナの優しさの片鱗と言うべきだ。

「おー、……って誰? どんな人?」

さてシャディ。実はバルドイードには会ったことがあるが名前を聞いていないという事情があった!

「あちゃー。でもまあ……その辺は相性とかあるしね! 僕気にしないけど!」

ちなみにその相手、シャディも相当アレな対応をされてるらしいが本人はまったく気にする様子がない。
無駄に精神が強いらしい。……強いからこそ、なこともあるが。

「…………撫でてて楽しい? レオナちゃんもたまにしてくるけど」

とシャディはくしゃくしゃになった頭をそのままに上目で聞くのであった。不思議そうに尻尾もゆらゆら
259ニャモミール◆TcpDr0LVJg :2018/05/18(金)22:56:53 ID:TqV
>>256
「まぁ、そんな感じッス……。
 ……不幸を呼び寄せる体質、なんだとか……。」

「え、くれるッスか!?
 いやぁ、悪いッスよぉ、そんな……」
とかなんとか言いながら、
機嫌の良さそうな顔つきでちゃっかりと菓子パンを受け取るのであった。
言葉と裏腹にあんまり遠慮している様子が見受けられない。
260ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)23:01:37 ID:ugu
>>258
「・・・私にやったら電撃お見舞いするよ」

こんな事を冗談っぽく言いました

「生徒会庶務の人、知らない?確か炎魔法が得意な・・・私も直接は会ってないんだけどね」

バルドイードとルナは会ってないのでそんな説明しかできずに

「うーん・・・あのリュネスちゃんと仲良く出来る人ってそうそう居ないと思う」

相性と言われたら考えながらそんな事を言います

「ほら、シャディなんか可愛いからついこうしたくなるんよね。レオナも同じと思うよ」

得てして年下の人懐っこい子ってなんと言うかなでたくなるものだ
261タニス ◆p01m289DEw :2018/05/18(金)23:04:33 ID:1sY
>>257
「その煩悩も切り落としてやろうかっ!」

おっとうっかり口汚い言葉が。
なお接近した際に見る余裕があったのならば、彼女のお胸は意外とある事が窺えたかもしれない。
それはともかく、ぱっと開いた傘に視界を妨げられるのを憂慮して数歩後退。

「まあほら、一応刃引きのエンチャントはしてるから大丈夫でしょ……多分」

それで恐怖心が拭えるかどうかは別として、少なくとも死ぬ事はおそらくないだろう。
一息おいて突進、思いっきり武器を狙った刺突だ。
262エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/18(金)23:08:29 ID:4iQ
>>259
「それは、大変だね…」
そう言いながら思い出すのは、かつて旅した仲間の一人。
良く、別の仲間に『○○君、不幸!』とか言われてたっけ。

「そう言いつつも嬉しそうだよね。
まあ、素直なのが一番かな」
こっちも微笑みつつ、さらに菓子パンを追加する。
263シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)23:08:41 ID:32x
>>260
「…………はい」

しかし、やらないとは言わなかった。勉強はいまだに苦手なくせにこういう悪知恵は働く。
フラスコの先生も頭を悩ませることだろうに。

「うーん、炎魔法が得意…………炎の君かなー?」

炎からして苦手なので魔法を見ることも少ない、ということを言いつつ数少ない該当者のうちそれっぽい相手が居たのでひとまずその人物にあたりをつけたようだ。
というかそれ以外だとレオナや教育実習生(勘違い)にケルベロスとかしか知らない。

「でも猫の人ならいけそうじゃない?」

影でぴょこ、と真っ黒な猫耳生やしながら。ちなみに触ろうとしても曖昧な感触で実に物足りない気分になる。

「むっ……かわいいって僕が言われるのはなんか複雑ー……」

撫でられるのは嫌いじゃないが、シャディも男子ではあるためかそんなことに。それでも拒否はしないので本当に微妙な差異なのだろう。
264グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/18(金)23:11:30 ID:swF
>>261
俺の煩悩ではなくこいつの煩悩、是非犠牲になってくれ!
『その犠牲ってもしかしなくとも僕じゃない?あ、おいグレゴール!下段に構えてみてくれ!』
【グレゴールは下がりながら突きを回避し、武器を下段に構えます】
【青年の武器は今回使い手が武器で受けるのを選ばなかったからか、閉じたままの傘で何かを構えている様子】
【さて、青年の目の前の女性の服装は?】
265ニャモミール◆TcpDr0LVJg :2018/05/18(金)23:13:32 ID:TqV
>>262
「へへへ……
 ……まぁ、慣れちまえば大した事ないッスよ……。」

「あぁ、そんなに頂いても良いんスか……!?
 ……いやぁ、朝から何も食べてないんで、もうお腹ペコペコで……。」
266ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)23:15:44 ID:ugu
>>263
「炎の君が誰かはわからないけど」

なんて言ってまた少し笑います

「てかシャディ君は炎苦手なのね、あー、だからこないだレオナは出発前、シャディにあんな事言ったのか」

手をポンとして。あんな事とは『ハイドラの時みたいにあたしの魔法にびびっても無視するからね!』と言った事だろう

「私は炎系統は一切使えないから安心していいよ」
と、そんな一言も付け加える

「猫の人か・・・どうだろうね、猫耳あればいけるのかな・・・」

うーむ、まぁ考えてもわからないねと言った感じになります

「あんたちっさくて人懐っこいじゃん、だからまぁ可愛い、仕方ないね」

とか言って微笑む
267タニス ◆p01m289DEw :2018/05/18(金)23:21:00 ID:1sY
>>264
刺突が回避されたと見れば素早く向き直り、また距離を置く。
武器の指示になにかしら企んでいると警戒したのか、中段に構えたまま動かない。
さて彼女の今日の服装はミントグリーンのシャツに、やたらと袖の長いゆったりとした濃紺のローブ。
腰には緩いベルト、更に視線を下にやれば禁断の領域が――。

ではなく、グレーのワイドパンツだ。
下から仰ぎ見ようと健全な男子がよく求めるアレは見えないだろう。非常に残念!

「…………なに?」

なお彼女はその意図にまったく気がついていない。
胡乱げな目つきで煩悩が見え隠れしている武器を見据えるだけだ。
268シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)23:23:14 ID:32x
>>266
「炎の檻作れる人!」

それでわかれというのは酷なものである。

「うん、僕そもそも暑いのも苦手だもん。だからこっちのこれからを考えると……」

と、げんなりとした様子で苦手な理由の一つを提示。曇り空の今日は言ってしまえばシャディにとっての癒しの日である。
ありがとー、と炎魔法についての安心の言葉を聞くと礼で返した。
そんな彼は教育実習生が知る、変化を知らない。そしてケルベロスの炎を見た時の片鱗も……正直各自気づけたかは各々次第だ。

「ちなみに前に影の猫作ったらダメって言われた!」

じゃあダメじゃないか、となりそうな意見であった。

「ち、小さいって……てい」

仕返しか、とばかりにぱちーん、と影の手がルナのスカートを翻そうとしなった! 最低だこいつ!
269エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/18(金)23:25:12 ID:4iQ
>>265
「えっ?ちょっと待って。
朝ご飯を食べてないって…」
基本的に寮での食事は、追加で頼まない限りは無料のはずである。
それを食べていないということは、派手に寝過ごしたか、それとも…
270グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/18(金)23:27:18 ID:swF
>>267
おい?何をするつもりだ?インテリジェンスバカ
『何、これ以上僕が被害を受けるならばね?二人にも不幸になって貰いたいなって?』
【グレゴールは訝しげに切り上げるように武器を振るい】
【武器はどっかから脱がせないか?と傘の先を掴む形で柄を向けて目の前の女性向けて緩いベルト付近へスイングしますよ】
271ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)23:29:59 ID:ugu
>>268
「それじゃわからんっての」

その説明には呆れた感じに返して

「ならずっと氷魔法でもして涼んでたらいいじゃない・・他には氷の精霊と契約するとか氷の魔道具で対策するとか」

夏対策にそんな事を言います

「やっぱダメじゃん」

その話と結果にまた呆れ顔
そして、めくれそうになったスカートは咄嗟に手を抑えて

「・・・この」

少し怒った感じにパチっとまた痛い程度の電気を全身から発生させましたよ!
272シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)23:40:34 ID:32x
>>271
「えーと……あ、短い黒髪になんかこんな目してた!」

ぐーっと、目付きを必死に悪くするようにして主張。目付きが悪いとは考えてないのだろう。とはいえ、三白眼でもないシャディである以上確定には到らないか。

「まー、それも一つの手なんだけど……授業に出れなくなるというか。氷の精霊なんて近くに居るの?」
「あ、魔石ならこの前ウィル君に頼んだー」

油断すると氷魔法行使する前にバタンキューするので、なかなか厳しいのであった。

「ダメだった!」と軽いノリで返していたのはさっきまでの話。
全身から発された電撃は当然近くにあった影から伝わるわけで。

「いったぁ!? …………うぅー」

バチっと来た痛みに涙目で堪えるのであった。事件などでは多少の痛みに耐えているというのに、今はこれである、情けない。
273タニス ◆p01m289DEw :2018/05/18(金)23:41:29 ID:1sY
>>270
「武器の教育がなってないねぇ……」

やれやれとばかりに。誰のせいだと思っているのか、自分の事は完全に棚に上げているぞ。

「うわっとぉ!」

グレゴールの切り上げを左の剣で受ける。
なんとなく必要以上に力を入れているが別に武器に少し苛立ったとかではない。
同時に傘に対処するのは、咄嗟に右手側に召喚した鈍く光る黄金の剣。切断ではなく、腹で横に弾こうと。
274ニャモミール◆TcpDr0LVJg :2018/05/18(金)23:41:58 ID:TqV
>>269
「……朝は眼鏡が見つからなくて探しているうちに時間なくなって……
 ……昼は財布を落として売店で買えなくて……
 ………まぁ、結局財布は見つかったので運がいいッスね……」
早速紙袋から菓子パンを取り出し、もくもくと幸せそうに頬張る。
275ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/18(金)23:46:13 ID:ugu
>>272
「うーん、ならその人かもね」

生徒会なら全校朝礼なんかで前に出る機会もあるはずだし生徒なら見ている筈だから姿くらいはわかる
そして、その人がまぁバルドイードだろうと言う事を肯定します

「そこはまぁ探すしかないんじゃないの?レオナも炎の精霊をアレフ火山で見つけて来たわけだし」

氷の精霊に関してはそう言って伝えますね

「イタズラ好きは結構だけどあんまりそーゆー事、特にこの学園の女の子相手にすると痛い目見るよ」

と、忠告しつつ一応ごめんねと謝りはしますね
276エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/18(金)23:47:39 ID:4iQ
>>274
「あー…」
ニャモミールの不運に思わず涙する。

「うーん、寝る前にいつも眼鏡を置く所を決めておくとか、
財布に紐を付けておくとか、かな…」
一応対策っぽいものを提案しては見るが、それでニャモミールの不運に
対抗できるか聞かれると、自信をもって『そうだ!』と言い切れるかは…
277グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/18(金)23:51:10 ID:swF
>>273
『ぐえっ!…………ぐふっ』
【傘という防御手段を手放して服を脱がせないか企んだ青年の武器は、刃引きされた剣によるガードで相対速度的強打され】
【傘も弾かれて覗きやらグレゴールを道連れにするのすら失敗し】
【さっきまで真っ直ぐだったのがへにゃりと歪むのでした】

すまん、武器がメンテナンス必要になってしまったから終わりでも良いか?
278ニャモミール◆TcpDr0LVJg :2018/05/18(金)23:53:03 ID:TqV
>>276
「なるほど……
 ……そッスね、なにか対策くらいはしないとッスよね……」
不運が多いので慣れっこになっており、流されるままになっていた。
……しかし、恐らく何か対策した所で、また新しい不運が舞い込むのだろう。

「御馳走様、美味しかったッスよ。
 ……お腹も一杯ッス、へへへ……」
結構な量の菓子パンが一瞬でたいらげられた。
279シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/18(金)23:55:12 ID:32x
>>275
「そっか!」

そしてシャディもその相手がバルドイードだとわかるはずだ。というかもう本人に直接聞けば良いのに。
バルドイードよ、いつか名前を知れると良いのだが。

「………………やっぱりかー、ていうか火山行ったんだ……」

氷の精霊と言うと雪山や氷河だろうか、と考えこそすれそもそも相性が良くも悪くもある。だって寒いのは平気なのだが、襲ってくる魔物とかも絶対冷気に強いのだから。
ちなみに火山に行かせると物凄い勢いで体力が減るので足手まといにすらならない。

「うん、アーニャちゃんにしたら縛り上げられたし、レオナちゃんは爆発だったし……皆強いなー」

そんなことで強さを再確認されても、多分複雑なだけだろう。謝られてもシャディも自分が悪いのはわかってるので頭を下げることだ。

「ところでサボりって言ってたけどー、旧校舎にはよく来てるの?」
280タニス ◆p01m289DEw :2018/05/19(土)00:00:38 ID:CJG
>>277
「またなんとも分かりやすいへこみ方を……」

さすが知性のある武器、感情も豊かという事か。
あからさまな気落ちに構えを解いて、思わず苦笑い。

「そうだねぇ、武器の手入れは大事だからね。なかなか楽しかったよ」

なにが、とは言わない。純粋に剣戟の事かもしれないし、もしかしたら武器の動揺ぶりかもしれない。
その笑みがどことなく嗜虐的なものを含んでいるあたり、正解はお察しだが。

「っていうかその……彼?なんでそんな事になっちゃったのさ」
281エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/19(土)00:02:57 ID:iCk
>>278
「うんうん、しないよりはしておいた方がいいからね」

「おそまつさまでした。
さて、こんなところで立ち話をするのもなんだし、いったん寮に戻ろうか」
と、寮に戻ることを提案する。
…食べる量に関しては、エストレラ自身もかなりの量を食べるので、あまり気にはしていないようだ。
282ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/19(土)00:03:04 ID:XOK
>>279
「何も一人で行く事無いし協力者でも見つけたらいいんじゃないの。レオナもリエードについて来て貰ったそうだし」

そう言ってレオナも一人で行った訳じゃない事を教えます

「そそ、スカート捲り一つにしても命懸けになるよ。私は軽くパチっとさせる程度だけど人によったら本気で殺しにくるかもね」

殺しに来たら洒落にならないとは思うが魔法学園だしあり得る・・・かもしれない

「ん?ここと屋上と校舎裏とかはいいサボりポイントよね」

なんて言ってますよ
283ニャモミール◆TcpDr0LVJg :2018/05/19(土)00:05:13 ID:21C
>>281
「そッスね……
 ……雨に降られたりする前にはやく帰るッス……
 ああ、ところで君の名前は……?
 ……ニャモは、ニャモミールって言うッス……。」
284グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/19(土)00:08:48 ID:OJc
>>280
それは助かる、流石に殺すわけにもいかないからな……こうして身体を動かすっていいよな
『…………ぐふぇっ』
【青年は武器の脛から手を離し、床に落としましたね】

何故?こいつが貧乳を巨乳に描きやがった……!絶対に許せねえ……!と罰を、な?
【頼んでいたブツがオーダーとかけ離れていたので意見のぶつかり合いの末に、といったところでしょうか?】
【そういいつつ、修練場から猿のでした】
285シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/19(土)00:09:38 ID:ekK
>>282
「いやーその……これがね? ていうかリエード君赤い羽根眺めてるなー、って思ったら火山からだったんだ」

ちゃ、と取り出したのは恐らくレオナとリナからもらったであろう金貨である。
さて、ルナにはわかるだろうか。多分こいつ、相場などがわかってないから所謂報酬が出せないのだと。

「あはははは……うん、気を付けるー」

謝って済む問題であるうちが幸せではある。シャディはその辺りをちゃんとわかっていかなければいけないのだろう。
相手を選らんでしている感が今までの行動からしてもあるのだが。
 
「屋上はたまに人来るけどねー。旧校舎も良いけど危ない時もあるから気を付けてねー?」
「でも校舎裏は良いよね、影あるもん」

暑がりの彼からすれば、日陰はまさしくパラダイスゾーンなのである。
286ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/19(土)00:16:12 ID:XOK
>>285
「・・・なんなら探索で得た素材とかを報酬にするとか」

辛うじてわかったようである

「ま、分かればいいわ」

クスッと笑いシャディに返して

「そうね、屋上でサボってたらロイコ先生と鉢合わせたりしたし」

思い返すとそんな事もあったなぁと感じたようで

「さて、と、そろそろ体育終わったし、一旦教室に帰るかなー」

と、伸びをして言うとまた欠伸。この女、授業で爆睡するつもりである

「んじゃまたね、シャディ。なかなか楽しかったよ」

と言うと手を振って、そのまま歩いて行きますね
287エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/19(土)00:16:32 ID:iCk
>>283
「僕はエストレラ。エストでもレラでもエスエスでも好きなように呼ぶといいよ」
と、ニャモミールの自己紹介に応えて。

「確かに、雨が降りそうな空具合になってきたかな?
それじゃあ、急ごっか。
中身も減ったから今なら前も見えるし」
空を見上げて、そんなことを。
288シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/19(土)00:22:17 ID:ekK
>>286
「おお、そんな手が!」

シャディの手と影の手が揃って両手で納得した時のあのポンって動きをする。連動しているかのようだ。

「あちゃー、見つかっちゃったかー」

そうやって考えるとシャディの魔法はなかなか便利だ。何せバレそうなら近くの影に紛れてしまえば注意深く魔力感知しないとわからないのだから。

「…………そういえば僕も授業ほとんどサボってたや」

まあ大丈夫か! と楽観的なシャディも深く考えてはなさそうな様子であった。

「またねー、ルナちゃーん。約束守ってよー」

ぶんぶんと手を振って別れを告げると、シャディは旧校舎を一度見てふう、と息を吐くのでした。
変なものが出てこなくて良かった、という安堵から。
289タニス ◆p01m289DEw :2018/05/19(土)00:22:37 ID:CJG
>>284
「さすがにそこまでは……ねえ?ま、たまには対人戦もいいね」

床に落とされた彼にちらりと哀れみの目を向けるが、次の瞬間には随分とすっきりした声色。
ここまでくるといっそ清々しい。

「うわ、びっくりするくらいどうでもいい理由だった」

意見の相違でそうなるのはまだ分かる。誰にだって譲れないものがはあるのだ。
だがその大元の題がなんというかまあ、女子にはなかなか理解しがたいものだったから、思わずツッコミを入れてしまうわけで。
「じゃあねぇ」なんてその背に軽く手を振って、また案山子に向き直るのだった。
290ニャモミール◆TcpDr0LVJg :2018/05/19(土)00:27:10 ID:21C
>>287
「あ、じゃあよろしくッス……エスエス……」
結構馴れ馴れしく、渾名で呼んでくる
少し荒れそうな空模様の下、二人は寮へと向かうのであった

//そろそろ落ちるので、この辺りで〆で……お付き合いありがとうございました~!
291邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/19(土)21:06:31 ID:o0I
旧校舎・・・そこにやってきたレオナとルナの二人。ルナの表情は明らかに重く、レオナは何故こんか所に連れてこられたのか、何故ルナの表情はこんなにも重いのか、それが気になっていた
そして、一つの広間に出ると、ルナは、魔道具を一つ投げて、其処には転移魔法陣が発生する
そこからは邪悪で、禍々しい魔力が溢れて、魔力感知に優れていたり近くに居た者なら気づけるだろう
更に疑問の表情をするレオナにルナは口を開く

ル「レオナ、あんたとは色々あったけど・・・いい友達になれたと思う」

ルナはレオナにそんな事を口走り、レオナはその言葉にきょとんとすると

レ「どーしたの?ルナちゃん、今更そんな事改まってさ」

すると、ルナは次の言葉を口ずさみながら、不意打ちで、意識を断つのに十分な電撃を手で発生させ、それによりレオナの意識を奪い、指輪を外す

ル「あんたとは、もっと別の縁で会いたかったよ・・・ごめんね、さようなら・・・」

意識を絶たれたレオナはルナの胸に身体を預けると、先程の転移魔法陣からはフードを被った怪しげな男が現れた!その男の放つ魔力は禍々しく、そして、邪悪な者であった

ル「・・・これでいいんでしょ?」

するとフードを深く被った男もうなづいて

フード男「・・・よくやった、失敗作だが・・・お前を学園へと送り込んで置いて良かった」

などと言って、レオナを受け取る、そして魔法陣へと戻ろうとして

さて、ここに目撃者は・・・!!
292ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/05/19(土)21:14:45 ID:Hg7
>>291
「……あぁ、もう……」
「私一人じゃ終わりませんよぉー……」

さてはてシリアスな一方、その真逆を行く女教師が懲罰掃除を命じられ旧校舎をえっちらおっちらホウキで掃いている
無論果てしなく広く、今日中に終わるはずもない面積を誇り既に半泣き

「……ん?」
「……、なんでしょう……」

そんでもってそんな中、悪辣の魔力を察した彼女が掃除を中断して現場へ急行するのは学園の安全の為には自然と言えた。決して掃除を諦めた訳ではない!
293リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/19(土)21:14:54 ID:ekK
>>291  
突然ジャララ、と二本の鎖が伸びてきて、魔法陣の描かれた地点を穿とうと落ちた。はたき落とすにしろなんにしろ容易くはあるが。

「いやはや、見回りとはやはり、しておくものですねえ…………?」

魔法陣の魔力か、会話か、電撃の音か。どれに惹かれたかはさておき、広間に訪れた金髪の青年リエード。
その表情は不自然なほどに笑っていた。見たくないものを見ていた、そんな気分を愛想で隠すかのように。

「さて、両者事情説明はしてもらえますか?」

なぜここに居たか? それは簡単。何かと事件が多い旧校舎は……見回るのに値するからだ。
294ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/19(土)21:17:53 ID:nze
>>291
「存外に直接的だったね…… これは想定外だ」

水飛沫と共に着地する、教員用ローブに黒髪を揺らした姿。
こんなに近しい人間を使えるならば最初から来るだろうと思っていただけに、今回のルナの犯行は予想の埒外だったらしい。
最初の事件、そしてリエードと語らった二度目の事件。……あれ以降、レオナの動向をそれとなく観察していた訳だが。

「さぁ、少しだけ待っていてくれよ……!」

進行方向に水球を浮かべて飛び乗り、炸裂させて跳ねるように移動するロイコ。
到着するまでの僅かな時間は、見れば居合わせた生徒もいることだ、彼らが稼いでくれるだろう。
295エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/19(土)21:23:27 ID:iCk
旧校舎でそんな状況が進行しているころ―――

「うーん、まだまだだいじょうぶー… zzz」

―――妖精の少年は旧校舎の屋根の上でお昼寝をしていた
296カメリア◆Wb0oWmK/22 :2018/05/19(土)21:25:13 ID:eHx()
>>291
魔方陣へ戻ろうとして、と言うことは、まだ戻ってはいないわけである。
そしてその者が戻る前に魔方陣が掻き消えてしまったなら、果たしてどんな反応を取るだろう。
そう、そこには、魔方陣を展開するために転がった道具があるばかり。
その原因は……

(っべー、マジっべー……)

死角になる位置で、やべえやべえと心の中で連呼するダニエルである。
もちろん、魔方陣をレジストする魔法なんて彼は使えない。
自身の魔法で、床のテクスチャを上から重ねただけだ。踏み込めば普通に転移されてしまう。
果たして、どの程度時間稼ぎができるか……
297邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/19(土)21:35:33 ID:o0I
>>292-296
集まった者達を見て、リエードの鎖を魔力の衝撃波で払うフード男、そして

フード男「・・・周囲の警戒が足らんぞ、だから貴様は失敗作と言っているのだ」

ル「・・・すみません」

ルナはフード男に謝ると、また集まった面々に対して口を開く

ル「私は最初から・・・レオナが滅びの邪龍(ニーズヘッグ)、暴虐の邪龍(テュポーン)、災いの邪龍(ユニヴェール)を身につけてるか確認、監視する為にこの男に送り込まれたの」

その中でエストレラは滅びの邪龍(ニーズヘッグ)、リエードは暴虐の邪龍(テュポーン)を直接見てるから知っているだろう、更にルナは続ける

ル「そして、これは私の自由の為に必要な事なの・・・ごめんね」

そう言っている間にフード男は自分の身体から、ルナには影響を及ぼさないようにとてつもなく衝撃波を周囲に発生させた
それは激しく、人を吹き飛ばすには十分すぎる衝撃波であった
それを発生させた後は、そのまま転移魔法陣へと入っていく
それにルナも続くが、少し立ち止まって

ル「・・・後は精霊にでもお願いするのね」

そう言うと、レオナから取り出した指輪をピンっと弾き、それは地面に転がって、ルナも転移され、魔法陣は消えていく

その後、指輪から声が聞こえる

『こ、怖かったですわ・・・』

この精霊、役に立たねえ
298ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/05/19(土)21:43:00 ID:Hg7
>>297
「……わわっ!?」
「え、えーっと……??」

怒涛に流される木の葉めいて頭が追い付かず、だが重大な事が起こりつつあるのは察した
目の前で生徒がひとり攫われ、更にひとりが籠絡されているのだ

「……な、何事かは分からないですけど……」
「また何か、事件ですね?」

しかしそれ以上に彼女を彼女たらしめる根本の部分が、事態の収拾の為に動く事に一切の躊躇いなど皆無!
299ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/19(土)21:45:12 ID:eHx()
>>297
「時間稼ぎにすらならねぇぇぇ!?」

衝撃波に吹き飛ばされながら、ダニエルは叫ぶ。
まあ、あの禍々しい魔力はだだもれなわけだし、そりゃあそうなる。
とにかく、吹き飛ばされて、起き上がり、現場に現れるダニエルなのであった。

「や、やあやあどうもどうも。金髪君と、ロイコ先生と、ミズハ先生と、それにレオナちゃん大丈夫かっ」

白々しくも今入ってきた風を装い、みなに合流し、レオナに駆け寄るダニエルであった。ヘタレ。
300エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/19(土)21:45:56 ID:iCk
>>297
「うわっ! あー!」

階下で放たれた衝撃波の音に驚いて飛び起きたのが悪かったのか、
バランスを崩して屋根を転がりながら落ちていく。

「っとと、危なかった…
それにしても、あの音は一体?」

そこは寝ぼけてても人が歩く程度には空を飛べる妖精の事、空中で体勢を立て直すと
衝撃波の音が聞こえた部屋へと飛んでいき、窓からの侵入を試みる。


//そんな状況なのでエストレラは何があったかの詳細までは知りません。
合流は他の参加者のレスが一回りした後かな?
301リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/19(土)21:45:58 ID:ekK
>>297
「おやおや、自分も気付かなかったでしょうに……」

煽りだけは忘れない。

「……自分のため、ですか……――ッ!」

衝撃波を受けて弾かれた鎖を床に縫い付けてで踏ん張るもそれはつまり進むことはできなかったということで。

「待ちな――……あなた、少しは契約者を守る気ありません? ……と罵るのは後にして」

魔法陣が消えた以上、現状は追跡の可否が問題。精霊フラムを罵るのはそのあとにしてリエードはしゃがみこんでその指輪に向かって話し掛ける。

「どうやら、この不穏さを感じてくださった方々が居るようなので戦力は十分でしょうし」

「直球で聞きますよ、あなた、契約者の居場所くらいはわかりますよね?」

わかんなかったから何かするぞとばかりに指鳴らしをしていた。

そして集まっている面々に向けてはフラムとは打って変わって穏やかな笑みで。

「早い話、ルナさんが何かを餌に従わされてレオナさんを直接連れ去る手伝いをした、ということですね」

「……相手はなかなかの慎重派、と言わざるを得ませんねえ」

ロイコに向けて言うようだった。実家と思ったらこれだったのだ、予想外すぎる。
302ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/19(土)21:48:02 ID:nze
>>297
「遅かったか……!」

まさか学内に転移魔法まで使って事に及ぶとは考えていなかったようだ。
そもそも敷地内に用意に侵入されている地点で、かなり脅威度の高い相手だと言えよう。
本来生徒が立ち入る区画と言うものは、そうした魔法に対するディスペルや抵抗力が発生するはずなのだが。
現在使われていない旧校舎と言うことで、その力も弱まっていたのだろうか。

広間に踏み入ってまずは周囲を確認する。レオナ拉致の現状もそうだが、今この瞬間に持てる戦力の確認と言うことだ。
その中にミズハの姿を確認すれば、ひとまず心強いと安堵して。
指輪を拾い上げるリエードは、恐らくこの状況に最も詳しい物の一人。近寄って声をかけ、指輪と状況について意見を共有した事だろう。
303邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/19(土)21:55:12 ID:o0I
>>298-302
リエードに指を鳴らされれば

『ひ、ひぃ、ぼ、暴力だけは・・・』

最初ビビリ調子で話してから、続ける

『わ、わかりますわ!少しお待ち下さい!』

そして、そこには3mはあろうと言う火の鳥が指輪から現れると

『・・・私とレオナ様の魔力はリンクしています、即ち・・・皆様をレオナ様の元へと送り届ける事は可能ですわ』

精霊は、そのまま集中すると、少し、ハッとなった後にまた集中し、魔法陣が現れる

『・・・この魔法陣に乗れば・・・あの男の本拠地の入り口前に繋がって居ます・・・内部は特殊な結界魔法で・・・転移魔法が弾かれてしまいました』

と、説明
更に精霊は続ける

『・・・行くのなら、気をつけてくださいませ・・・あの男の魔力・・・ただ者ではありません、それと・・わたくしの指輪は置いて行って下さいな・・・やる事があります』

精霊も、何か力になろうと考えているようで、彼女はここに残る事を望む
304ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/05/19(土)21:58:49 ID:Hg7
>>299-302
事のあらましに実際のところそこまで踏み込む事をしていないミズハ
状況の、一通りの簡単な説明を既知であるメンバーから受ける

>>303
「なるほど、なるほど……」
「ありがとうございます、じゃあ……行ってきますね」

精霊の生み出した魔法陣をほぼ全くの逡巡なく踏み込むミズハ
残る事に対して、確固たる意志を持ちそうすると言うのであれば拒むはずもない

「……先に行って取り敢えずの安全を確認しています」

一番槍として転移し、転送先で素早く周囲の様子と安全を確認するであろう
305エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/19(土)22:00:59 ID:iCk
>>298,299,301-303
そんな話をしていると、窓から何者かが飛び込んでくる
その表情は何か興味をあるものを探している時の、ある意味妖精らしい表情だったのだが―――

「一体ここで何が…」

集まっていた皆を見て何かを察したのか、すぐに表情を真面目なものに戻す。

「ともかく、簡単に言えば、悪者をぶっ飛ばしてレオナ君を助けてくればいいんだね?」

と、まるでそれをすることが当たり前とでもいうように。
306リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/19(土)22:03:26 ID:ekK
>>303
「……おや、エスエスさんではないですか。実はですね――。――はい、それで問題ありません」

遅れてきたエストレラにも、同じように説明するだろう。結論言えば黒幕(?)とルナが繋がっていてレオナを誘拐したということを。

「わかりました。…………魔石か、羽根。どちらかあると助かるというなら置いていきますよ? フラムさん」

精霊の指輪を持っていくことはやめて、指定されればそこに。特に無ければ魔法陣の側に置いてそう言う。必要ならば羽根か魔石のどちらかを置いて。

「さて、先生が先に行ったということは、自分達生徒はしっかり着いていく必要も……ありますよねえ?」

鎖によるバンデージは済ませて、リエードもミズハの後を着いていくだろう。細かい作戦はロイコ先生に任せるようだった。
307ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/19(土)22:08:04 ID:nze
>>303
「いや、かなり大胆だと思うね。僕は」

学内で堂々と拉致に及ぶのは慎重派とは言えまいと、リエードの意見を否定する。
一応人目の無いところを選んではいたが、多くの学生を預かるネポックの信頼を揺るがそうというのだ。
野心家、とは少し違うが、目的の達成のために手段を選んでいなさそうだという所がロイコの意見である。

「契約精霊?……詳しく聞いていたい気もするが、今は助かるな。
 だが、この場所に君を置いて回収でもされたら一大事だが…… 大丈夫なのかい?」

フラムの指輪を残したのは、ともすればルナの遺した救出への足掛かり、だったのかもしれない。
だとすれば計画の障害になりそうだとバレれば、今一度ネポックに舞い戻って回収ないし破壊という線も考えられる。
もっとも、それはもう一度相手方にネポックまで転移陣を展開する余裕があれば、の話にはなるが。

「任せたよ、ミィちゃん。……僕は最後に追うよ」

一番槍と殿は、隊列における危険な位置取り。
ミズハが先に行くのだというなら、最後列から生徒を見守るのはロイコの仕事だ。
308ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/19(土)22:11:57 ID:eHx()
>>303
「つまり、レオナちゃんとルナちゃんは、そのやべーやつの本拠地にいるっつーわけ?」

ちょっと青ざめながら。だって魔力の質からしてヤバイのわかるし、その本拠地なんて魔獣の巣に乗り込むようなものだ。何があるかもわからない。

「つか、お前ら気軽に入りすぎじゃん!?」

そんな死地に続々と飛び込んでいくメンバーを見て、しばらく何か思い悩むそぶりを見せ、そして。

「……ええい! かわいこちゃんがさらわれて、かわいこちゃんがなんか従わされて、女性の先生が飛び込んで、なんか強そうな人も飛び込んで、俺が飛び込まないなんてあってたまるかコン畜生め!」

半ばやけになっているようにも見える覚悟を決め、水に入るわけでもないのにダニエルは鼻をつまみ、魔方陣へと飛び込むのであった。
309エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/19(土)22:16:39 ID:iCk
>>304,306-308
「となると、リナ君は操られてるか弱みを握られてる、ってところかな?」

短時間の情報交換ではあるが、みんなの会話からリナに対する悪意が
感じられないことからそう推測する。

「さて、ここまで関わったら僕だけ抜けるなんてのは無しだよね。
ロイコ先生、それじゃあ後は頼んだよ」

そう言って魔法陣へと飛び込んでいく。
310エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/19(土)22:19:02 ID:iCk
//しまった、名前を間違えた

×リナ
〇ルナ
311邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/19(土)22:21:53 ID:o0I
一方、レオナは目を覚ますと、其処は研究所後の広間のような場所でその手足を、男の魔法で拘束されて、寝転がっていた
そして其処に居たフードを取った男は雑誌や新聞等で知っている顔であった
テラ・フェルナンデス、表向きはヒーロー的な活躍と、輝かしい救世主的な働きをしていて、その胸には特別なペンダント・・・魔法協会からその実力と功績を認められた魔術師に送られる物を身につけていた、神星魔術師の称号と共に送られる物である

レ「・・これは随分と有名人さんが黒幕だったのね、なんでこんな事してるのかな?」
レオナは不機嫌な顔でテラに言うと、テラは、くっくと笑いながら話す

テ「何、ただ物足りなくなっただけだよ、魔の奥を知れば知るほどね・・・昔この地を荒らした邪龍・・・原初の邪龍(アルファニシア)の力・・・興味深いではないか」

その男は、八色のまだら色に輝くオーブをレオナに翳すと、赤、緑、白の魔力がレオナからそれに吸い込まれていて

>>304-308
『ご武運を祈ります・・・魔石を置いて行ってもらえると、助かりますわ』

精霊はみんなに対してそう言って、そしてリエードには魔石を要求
そして転送される者達を見送った

転移された場所は大体ネポックの南方に位置する山脈、目の前にあるのは、何年か前に破壊された研究所である

特に人の気配は無い、中に入ると人が入れるような、巨大な試験管のような物が大量にある部屋へと出るだろう
そこには銘板のような物まで残されて居て

そのうちの一つにはこう書かれている

サンプル008 チェロ
あの男が西の大陸の村、その戦場と化した場所で拾ってきた戦災孤児の赤子
遺伝子改造の結果、土属性への高い適性をもつ事に成功したが
知能は低くなってしまった、更に闇と水と雷の魔法は一切使用する事は不可能だろう、完全に欠落してしまった
結果、失敗作
312ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/05/19(土)22:28:20 ID:Hg7
>>311
「……ん、制圧(クリア)……」

揮発魔力を最小限に抑え、歩みは野鼠程の物音も立てず、呼吸すら風鳴りに&#25620;き消える程にサイレントな所作
全て過去の記憶の箱から久々に引き出した技術達ではあるが、相変わらず体に良く馴染み結果は上々と言える
今の彼女を探知するのに必要になるスキルは相当に高等であろう

「ふむ……?」

一同の集合を確認、少し前を先行し安全の確認が取れた場合にハンドサインでそれを知らせる
その途中、文字が視界に入るがこの場合頭で理解するのみに終わり意識は目の前の状況に極めて集中を続けていた
313リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/19(土)22:31:43 ID:ekK
>>311
「わかりました」と火山で掴んだ魔石を指輪に重ねるように置き、リエードは広間を後にした。

 
そして転送されて、山脈の研究所らしき場所を見ればまず一望し、待ち伏せが居ないことを確認。

「……っ、……さて、行きますか……」

一瞬気分の悪そうな様子を見せたかと思えば、リエードはそのまま中に入った。サインは待つことはできたようで。
ただし、追い抜くのもまた容易。

しかし、試験管の銘板の一つを見るとまた顔をしかめた。

「………………」

その銘板、チェロと書かれたものに手を触れさせると……材質にもよるだろうが、後半「遺伝子」の辺りからもぎ取らんばかりにひしゃげさせようと握ろうとしていた。

「悪趣味、ですね。ここは」

小さいながらもはっきりとした呟きをひとつ。
314ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/19(土)22:33:23 ID:UJk
>>311
「明らかにあからさまって感じの場所じゃん……?」

まだちょっとビクビクしているが、ミズハのハンドサインに従い、中に入っていく。

「チェロ……? 楽器の試作品、ってわけじゃねえよな、後ろの説明文的に……」

人体実験だろうか。雰囲気的に察しはついていたが、やはりちょっと怪しく見えるだけの人というわけではないのだろう。
そんなやつに従わされているルナのことを、心配するダニエル。
自分の意思で従っているとは、そもそもはなから考えていない様子。
315ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/19(土)22:36:25 ID:nze
>>311
「ありがと、ミィちゃん」

転移陣に飛び込んでクリアリングを済ませたミズハに、こちらも陣を潜ってから小声で礼を言う。
周囲を見回せばここは研究施設だろうか。何となく、いつかの赤い部屋を思い出しながら。

「サンプル008、チェロ…… 彼か」

そして試験管手前の金属板を見れば、何やら覚えのある説明書き。
失敗作、彼自身が言っていた言葉とも重なる。彼はここで被検体となり、捨て駒にされたのだろう。
となれば、ソーレの名前も探せばここにあるのだろうか。そして三番目の刺客…… ルナの名前をその中に探した。
316エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/19(土)22:40:24 ID:iCk
>>311
「ここまでの距離を瞬間移動できるとは、敵はかなりの力を持ってると思っておいた方が良さそうだね」
辺りを見回し、そう独り言を。

>>314
「確か、最初の襲撃事件の人がそんな名前だったかと」
最初の事件の時に居合わせていなかったであろうダニエルに、そう説明をする。
317ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/19(土)22:43:18 ID:UJk
>>316
「最初のって、前の誘拐事件とか、今回の以外にも、まだなんかあったわけ? 組織ぐるみかよやべーじゃん……」

ぶるってしまうダニエル。威厳がなさすぎる。

>> All
「つか、知らない顔が結構あるな。ちなみに、俺はダニエル・レオンハート。みんなもここいらで、自己紹介とかしとかね? 得意魔法とか含めて」
318邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/19(土)22:48:07 ID:o0I
すると、侵入者の気配を感じ取ったテラはルナに言う
テ「貴様、侵入者が来るように仕向けたのか?」
するとルナは不貞腐れながらも返す
ル「・・・それよりも、約束は私は果たした、今度はあんたの番よ」
テ「ああ、そのことか・・わかった、言う通りにしよう」

テラは、ルナに施していた、ルナを縛る術式をあっさりと解除すると
ル「・・案外あっさりと解除してくれるのね」
するとテラは笑いながらも言う
テ「・・・もちろん、君はこんな物無くても、私には従うはずだからね」
ルナは不機嫌になりながらも答える
ル「何がおかしいの!?さっさともう一つ、教えなさいよ!」
するとテラはルナに言う
テ「君の親なんだがね、父親は・・・私だ、そして、母親は、君をベルドリアに預ける事に反対したから、殺してしまったよ」

それを聞いたルナは絶望し、そんなっと、憧れて居た幻想は破壊されるのであった
それを見たレオナもルナちゃん・・・心配そうに呟いて

>>312-316
更に探せばまた見つかるだろう

サンプル015 ソーレ
北の大陸の街にて、とある富豪の家にて起こった一家殺害事件の生き残りである孤児
遺伝子改造の結果、水属性への高い適性を検出、だが身体は弱く脆弱、更に光と闇属性に関しては使用も不可能であろう
結果、失敗作

更にあるのは
サンプル 034 ルナ
入手経緯不明、どこかあの男と面影が似てるが、流石に気のせいだろう
素体は悪くない、雷への適性はかなり高い、身体能力も高めだが火、風、光に関しては絶望的
結果、失敗作

そして、その隣にはもう一つ驚くべき物がある
サンプル 035 レオナ
あのフォースフィールド家の子供が魔力余剰症で入院しているのはラッキーであった、良い素材を入手、こんな症状私の医療魔術にかかればなんともない
あの男の注文通り、火、風、光を高く調整、他に欠点は・・水と氷が少し低いが許容範囲
矢張り良い素材では良い結果が生まれる、成功と言えよう
319リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/19(土)22:54:22 ID:ekK
>>317
「あなたとミズハ先生が直近で体験した事件が二つ目ですよ、ダニエルさん」

「自分はリエード・リオーナと……言いますが恐らくダニエルさん以外は知っているでしょうかね、ちなみに風紀委員をしております」
「得意魔法は鎖魔法と、土魔法です。これのような」

手に巻き付いている鎖を見せつけながら説明と自己紹介。穏やかな眼差しの碧眼にしては雰囲気が不穏である。
ミズハに対しては、あの時以来ですか、と苦笑いしながら。

「……見つかりましたか? 他の方のは」

握り締めていた銘板を離し、ロイコにそう声をかけるのは大方の目的がなんとなくわかるからだろう。

>>318
「…………」

「…………ほう」

「なるほど」

銘板を探そうとすれば必然、見つかっていく。その時の声は抑揚が一切無かった。
ロイコが止めなければ、銘板そのものを握り潰しそうな勢いで掴もうとするほどに顔には青筋があった。

「…………確かに自己犠牲は嫌いですが……他者犠牲を好んでる訳でもないんですよねえ……」
320ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/05/19(土)22:55:19 ID:Hg7
>>318
「ふーむ……(これは、遺伝子改良(ブーステッド)か)」
「(この手の大掛かりな施設に、誘拐まで……)」
「(恐らくは相当なデカいバックがいる……下手をすれば学園、軍隊級……或いは国家……?)」
「(何にせよ、ロクなモノではない……)」

ノイズめいて集中にヒビが刹那走るのを自覚して即座に修正
今は義憤に駆られる時ではない、少なくとも今は
機械のように精密に、そして冷静に、先陣を切り進み走る
321エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/19(土)23:00:58 ID:iCk
>>317
「僕はエストレラ、今年入学したばかりで所属は初等科。
確か、このメンバーの中だと知り合いではないのはダニエル君だけかな?」
そう言って多数の『星』を展開する。

「得意なのは、今やっているように『星』を出して操る魔法かな。
性質上、決定打にはなりえないけど、嫌がらせには結構使えるはずだよ」
そして、出した『星』を自分の周りに周回させる。
いくつもの『星』をぶつからないように周回させていることから、制御能力はかなり高そうだ。

「他の魔法もこれぐらい制御できたら良かったんだけどね」

>>318
「なるほど… それでレオナ君を狙ってたわけか」
銘板を見て何故レオナが狙われたのかの理由に思い当たる。

「欲望に溺れた人間は容易に『化け物』になるって、いい例だよね…」
322ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/19(土)23:03:45 ID:nze
>>318
「…………へぇ」

その中に予想通りというべきか、ルナの名前を見つけて。
その34というナンバリングの多さもさることながら、目を引くのはその隣の被検体。
……レオナ・フォースフィールド。彼女もまた被検体、しかも一応成功作とされている。
その基準や目的が気にはかかったものの、何となく相手がレオナを連れ戻した原因も見えてこようというもの。

「検体の成熟を待って、それをまた回収しようと…… か?
 だとすれば、次に行われるのは……」

恐らくは相手は「実験の続き」をしようとしているのではないか。
何かしらの原因でレオナをしばらく泳がせていたが、条件が整ったのか急を要したのかレオナを引き戻そうとした。
であれば、事は一刻を争う。レオナを早く取り戻さなければ、何が起こるか分からない。

「おっと、君たちは初対面だったか。
 ……挨拶は済んだかい?少し急いだほうがよさそうだ」

先陣を切るミズハの後を追うように生徒たちをけしかけて、その後から背中を追うだろう。
323ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/19(土)23:05:25 ID:UJk
>>319
「ほーん、つまり、今回を合わせて三回あったわけね」
「ま、今回はよろしく頼むじゃんよ、リエード」

鎖と土に優れたリエード・リオーナ。しっかりと頭に刻む。

>>321
「エストレラね。よろしく頼むじゃんよ」
「その星魔法ってのも、なかなか面白そうな使い方できそうじゃん」

しげしげと、興味深げに、回る星を見つめながら。

>>318
「……やってくれるじゃーん?」

ルナとレオナの名前を見て、静かに怒りを募らせる。
もともと誘拐だとか従わせるとかいやーな要素はあったが、これはもう許すわけにもいかない。
まあ、自分にできるのはハッタリくらいなのだが。
兎にも角にも、ロイコに促されるがままに、ミズハについていくのであった。
324邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/19(土)23:11:16 ID:o0I
テ「さて、娘である君に命令する・・・侵入者の足止めをしろ」
それは捨て石になれと言っているのと同じであり、ルナは肩を震わせる
レ「・・・ダメだよ!ルナちゃん!こんな奴の言うことを聞いたら!!」
するとルナは立ち上がり、声を荒げて
ル「・・・煩い!!あんたに・・・な、何がわかるの・・・」
するとテラはルナへ、二本の剣と黄色オーブを渡して
テ「何、勿論手ぶらで行けとは言ってない、これは父からの、君への選別だよ」

しかしそれをルナは受け取らずに震えているが
テ「親の言う事が聞けんのか!この失敗作は!」
一括されると、ビクッと反応し、それを受け取って

ル「・・・レオナ・・・ごめんね」
俯いて、まともにレオナを見ずに、そこから立ち去り

>>319-323
すると、奥へと続く道からルナが出てくる

「・・・やっぱり来たのね、あの精霊もなかなか有能だった訳だ」

そう言って、表情はかなり迷いがあるような表情で

「・・・見ての通りよ、ここは昔、ベルドリアが遺伝子改造の研究をしていた、そして、ベルドリアは用済みとして処理された、それを支援していた男にね」

と、説明する。ベルドリアを捕まえた男と言えば、テラ・フェルナンデス。リエードは直接ルナが新聞を丸めていたのを見たから知っているだろう

「・・・悪いけど、ここを通す訳にはいかないの」

そして、二本の剣を構えるルナ、しかし、その手は震えている

心の中ではある種の疑惑はあったのだが、認めたくはなかった事により、絶望しているかのように
何を信じれば、これからどうすれば良いか分からない様子
325ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/05/19(土)23:19:20 ID:Hg7
>>324
「……成る程、成る程……」
「分かりました、それでも私はここを進まないと行けないんです」

立ちはだかるルナ、双剣が細かく揺らめきキラキラと輝いているのはその主人の震えが故
対してミズハ、虚空を握り小規模な魔法陣を展開し引き抜けば現世にゆっくりと姿を現わす華厳なる魔剣!

「戦わないといけない、立ちはだかる相手と……例えそれが何者であろうとも」
「……運命を勝ち取る為の手段の選択肢のひとつには、いつだってそれがあるんだから」

直後ミズハ、色を帯びた風となりて疾駆!
相対する【戦士】との距離を詰め……振るわれる魔剣!超速の剣戟!……否、峰打ち!ただし全霊の!
326リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/19(土)23:21:44 ID:ekK
>>324
「ええまったくです」とリエードは鈍いながらもミズハの背を追っていく。
ダニエルのよろしくという台詞には同じように返した後に……「今回は普段の行いについては言及しません」と。

奥へと進めば見えてくるのは、ルナの姿。

「遺伝子改造にとやかくは言いませんが、わざわざ失敗作と付けるところは、いただけませんね。その支援者、名前は?」

これは知らない者のためだろう。支援者の名前、それは非常に重要だから。

「では通してくれなくても構いませんよ。投降してくれれば何もしなくて済みますし」

ガシャン、と鎖を巻いた拳を打ち鳴らしてリエードはそう吐いて、靴音を立てながらルナへと向かった。

「……さて、何があったかくらいは聞かせてくれませんかねえ?」

ルナに距離を詰めれば剣の片割れに向けて鎖の手を伸ばし、そのまま握り締めて封じんとしつつ、反対の拳を握った。
327ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/19(土)23:27:00 ID:nze
>>324
「……やっぱり、こうなるよなぁ」

立ち塞がるルナの姿を見て、やれやれと溜息をついたロイコ。
剣はともかく、雷のオーブを持っているだろうことは先例とさっきの銘板からも予想できる。
……そして、彼女が敗北した後に取りそうな行動も。

(彼女との戦闘を継続しながら、一人ないし二人が浸透突破するのが得策か……?)

ルナが役目を果たしている途中ならば、まだ足止めとしての使命から死を選ぶことは無いだろう。それだけの隙を見せてくれるなら、だが。
立ちふさがる相手、囚われた相手。どちらも救うべき生徒であるこの状況は、教師にとって中々に苦しいシチュエーションである。

最後方にいるロイコは、自身の姿を見せる前に陰に隠れそんな風に思考を巡らせる。
隙をついて奥を目指すのであれば、そもそもルナに気付かれていない方が都合がいいからだ。
何、最前線にはミズハがいる。彼女であれば剣技も併せて、後れを取ることはそうあるまい。

(だとすれば、都合のよさそうなメンバーは……)

体格の小さなエストレラ、魔法による幻覚を扱うダニエル。それぞれの特性を頭に巡らせて。
雷と相性のいい土魔法の使い手であり、なおかつ鈍足であるリエードはこの場で戦っていて貰った方が良いだろうか。

いずれにせよ、生徒たちがどのような反応に出るか。それをルナに察せられないように気を付けながら、まずは判断材料を集めるべく傍観する。
328ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/19(土)23:30:18 ID:eHx()
>>326
「い、いやぁ、なに言ってるのか、ちょっとわっかんないなぁ?」

震え声でしらばっくれるダニエル。
そんなことを言われて思い当たる節はいくらでもある。強者にはなるべく目をつけられたくなかったのに。
プルプル震えるダニエルであった。

>>ALL
「待ーてって。落ち着こうじゃん? ルナちゃんも、みんなも。それとも、自由を得るためには俺らを通さないって命令を聞かなきゃいけないわけ?」

はったりの基本は、自信をもって接すること。
さっきまで青ざめてぶるっていたダニエルはどこへやら。まるでここにいる誰よりも強者であるかのように、堂々として話しかける。
そしてさりげなく、この行動が、ルナの望んでやっていることではなく命令で仕方がなくであることを確定させようとする。

「そうでないならやめとこうぜ。俺も美少女を傷つけるなんてこと、したかねえし」

戦いには参加できないダニエルだからこそ、戦いの外から冷静に語りかけることができる。
果たしてルナの反応やいかに。
329エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/19(土)23:35:12 ID:iCk
>>324
「僕としては大人しく通してほしいんだけど、そうも言ってられない状況だよね」

先程から展開していた『星』の周回速度が早くなっていく。

「さて、それでは僕にできることをするとしようかな」

そう言うと、周回していた多数の『星』がルナ目掛けて殺到する!
核になるものを使用してはいないので当たっても痛くはないのだが、
狙う場所は頭や顔面、肘や膝と言った関節部分。

『星』の性質を知っているエストレラは致命傷になりえないと知っているので、
容赦なく急所を狙うが、果たしてルナはその性質を知っているのか―――
330邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/19(土)23:45:12 ID:o0I
>>325-329
「運命・・・自由・・・」
ふと、ミズハとダニエルが口走ったワードに反応しつつ、胸ポケットに入れているであろうオーブを解き放つと、ルナは黄色い、邪悪なオーラに纏われて

「自由なんて、初めからなかった!!運命は私を冷酷に縛り付けたのよ」

と、そう言うと、得意な雷の身体強化魔法を使用し、素早くその場からバックステップして、ミズハの一撃とリエードの行動に対処する
普段なら、これは一瞬でしか使用しないスキルであるが、持続させて・・・雷のオーブのお陰で、持久力の欠点を補えているのだろう

そして、教師二名を含む多数相手に、初めから勝てるとも思っていない、まともにやっていても不利なのは明白、そもそも精神状態も悪い

「ベルドリアを捉えた男、テラは、私とチェロとソーレを除いた全ての子を身元に返し、孤児は孤児院に預けた!」

そう言いながらルナは地面に剣を突き刺す!するとそこから円形に広がっていく魔法陣
その魔法陣からは、複数の雷が立ち昇るだろう!!

「残った私達を待っていたのは、呪いの枷を縛り付けての地獄だった・・・」

とも言って
331邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/19(土)23:47:54 ID:o0I
星に関しては、剣で捌こうとするが、流石に大量に来たので対処しきれずに、そのいくつかはルナに的中する
しかし、その一部にダメージがあまり感じないからか、無視し始めるだろう
332リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/19(土)23:54:31 ID:ekK
>>330
目に見えた邪悪なオーラ。もはやリエードにそれの意味は理解できて当然だ。

「運命ですべてに片を付ける気ですか? 運命だから自分は仕方なかったとでも?」

ギシリ、と空振りをした手の鎖を鳴らす最中、リエードはあくまで冷たく、そう言い返す。

「…………テラ、ですか。……あの時のあなたが自分は好ましいんですがねえ……」

あの時、というのは間違いなく図書館での様子。テラをハッキリと嫌いと言った態度のことだろう。
雷鳴轟くその魔法陣の中には躊躇いなく足を踏み入れる。土の鎧を形成して、鎖はあっさりと崩壊させて。

「その呪いの枷とは、一体何のことでしょう? 誰にも破壊できないほどに強固なものですか?」

雷鳴が収まっていたなら、鎖は籠手の内側から貫くように伸びてオーブそのものを掠めるように操作した。
333ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/05/19(土)23:58:42 ID:Hg7
>>330
「私にはアナタの生きて来た中で苛まれた苦痛を、知る術はないです……」
「けど、けれど……!」

虚空を斬る剣線!可視性をも帯びたそれが大気を引き裂く!
ルナの失意と共に語られる幾つもの言の葉、そして雷柱!

「……あぐっっ!!」

引くより前進を選んだミズハ、そしてそれが幸運を運ぶ一手であったのを背後で弾ける雷鳴を感じて察する!
だがそれでも!回避は完全ではなく左腕を焼かれた!炭化した皮膚から上がる細煙!

「……手を差し伸べる事くらいは出来る!」
「それを掴む選択肢を、アナタに与える事がきっと出来る!!」

残された右腕、魔剣コチコチは刃引きの薄氷に覆われぼんやりと光を放っている!
踏み込んでの横薙ぎ!それはしかし刃ではなく氷の殴打めいた一閃!
334ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)00:02:43 ID:so7
>>330
「まぁ、そう上手くもいかないか……」

雷のエンチャントによる肉体駆動、魔法陣による範囲雷撃。
特に魔剣とオーブの魔力によるあの雷は、身を隠した相手でも単純な電気伝導性に引かれて敵を打ち据えるだろう。
一度うまく彼女を潜り抜けたところで、気付かれてしまえばまた追い縋られる構成だ。

であれば、最速でルナを無力化するのがやはり最善か。
アラスミシアでの一戦でも出した、蜘蛛の巣のように張り巡らされる水の糸。この前教えた起点指定による落雷は、ひとまず一度は防げるか。

「じゃあ、悪く思うなよ……!」

そして依然影に隠れたまま、戦場にぷくぷくと無数の水球を浮かべたロイコ。
絶縁体である純水と電気を引き寄せる水とを織り交ぜる、イグナシオとの戦い方で見せた電気使いとの戦い方で。
隙あらば水球から水弾が射出される、それは支援と攻撃の一体となった一手。
335ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)00:04:36 ID:vMJ
>>330
「わっかんねぇかなぁ……」

ダニエルは、ハッタリ魔法以外に強力な魔法は使えない。体術だって、優れたものは何もない。
故に、この雷を避けることはできないのだ。
だからこそ、弱みを見せず、仁王立ちで、それを受け止めた。
服は焦げ、口から煙が漂い、あちこちが煤けている。
それでもなお、ダニエルは立ち続けた。

「その枷を、俺たちが引きちぎるっつってんだろうがよッ!!」

気合いで仁王立ちを続けながら、ダニエルは吠える。

「魔術的か、精神的か、それともそれ以外の何かなのかは知らねえわ。レオナちゃんもルナちゃんも、そのテラっつークソ野郎から解放するどんな手を使っても、無理やりにでもだ!」
「ルナちゃんはよ、どっちがいい? 無理やりルナちゃんを従わせるクソ野郎か、無理やりルナちゃんを救おうとする俺たちか」

力強い目でルナを見つめ、そうたずねる。
336エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/20(日)00:17:00 ID:RWi
>>330
「僕には君にできることはほとんどないのかもしれない…」

再度『星』を展開し、それを防壁として使用する。
当然強度がない『星』はすぐに砕け散るが、その効果で致命的なダメージを追うことだけは免れる。

「それでも、僕は諦めない。
だって、友達が泣いてるよりも笑ってる方がいいから…!」

防壁に使用した『星』とは別に、角砂糖を核にした『星』を一つ隠して作っておき、
それをルナへと叩きつける。
もし、先程の『星』と同じように無視をすれば、予想もしない衝撃を持って襲い掛かるだろう。

…これでも相手に致命傷を与えるのには程遠いのだが。
337邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)00:26:17 ID:5UG
>>332-336
「ゴミのように扱われて、失敗作と罵られながら生きてきて・・・」

ダニエルの姿を見て思わず目を背ける
「私はまだ良かったかもね、命令とは言えネポックに来れたんだから」
そう語ると
ミズハによる一撃を受け、苦痛に歪み、ロイコからの水弾が複数飛んでくる

「そこで、沢山の人に会えたし、良いところだった、親の愛情を受ける子供にも羨望してたんだ」

ルナも身体強化により対応しようとするが、かわし切れるものでもなく所々から血が滲む
リエードがオーブを狙って来ているのはわかった、それだけはと、全身から大量に発電させて、鎖を破壊しようと

「あいつは言った!レオナを連れてくれば、枷は外してくれるって・・・実際、それは外してもらったけど・・・知りたくない事実があったのよ」

すると、オーブを取り出して、手に持って

「テラは・・・私にとって、実の父親だった」

先程の名盤に、それを匂わせる事も書いていただろう、ルナは波をながして呟く
自分でも、どうしたらいいかわからない。実の父親に、酷い扱いを受けていた事実、自分が学園見てきて望んだものは全て手に入らないと知った、頭も真っ白になる

そこで、エストレラの星を受けて、吹き飛び、よろよろと立ち上がると

「もうさ、色々と、めんどくさいよね」


「生きるのも」
338邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)00:26:27 ID:5UG

すると詠唱する!
「血の盟約により、太古より蘇りし邪なる龍よ、我が呼び声に応じよ」

すると、ルナの背後には、雷の魔力が集まるだろう

「其の者は神話に出し、雷雲を呼ぶ者、裁きを下す者也」

そして天井にも、暗雲が現れて

「破壊を司るかの者は、天空へと飛び立つだろうーーそして、その怒りの雷の前にはーーー全てが無に還る」

雷の魔力は、怪鳥のような姿をした龍の姿となり、暗雲へと突き進む!!

「ネポックに居た三年間は幸せだった」
そう言うと、オーブを捨てる、ルナを纏っていたオーラは消えて行き、目を瞑りながらその龍の名を告げる

「ーーー怒りの邪龍(アンペール)」

暗雲から巻き起こるは正に雷の嵐!!その効果範囲にはルナも含まれている!!

みんななら、これを防ぎきるだろうと思い、そして自分を守る余裕も無いだろうとも思って、その魔法を発動した!!
果たしてーーーどうなるか!!
339ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/05/20(日)00:37:19 ID:3Kk
>>337-338
「……!」
「父親……父親が、子供に……!」

彼女から語られる事実は尚一層のリアリティを持ってしてミズハに重くのし掛かる
それでも潰されずに踏み止まり、この場において自らの出来る事を成さなければならないのだ
それは教師という立場から来ているのだろうか?
否、断じて否である
ただひとりの人間として、戦士として……その生き様を刻む事に一切の偽りなど皆無!

「……稲妻……!」

マズイなと内心、友の顔が浮かぶ
きっと彼女(ミズハ視点)はその生態故に雷撃をニガテとしている
いや、そも、違う……見よ、この膨大なる熱量!
これを受け生存出来るなど、そもそもが生命体として理不尽!

「……氷衣(ホワイトリリィ)!!」

魔剣を高く高く掲げ、らせんを描き放たれる魔力はルナへと殺到!
拒絶の意が無ければそれは、雷鳴を拒む氷属性を帯びた抗いのドレスとして彼女を包み身を守るであろう!

「……!!」

直後轟雷!眩き閃光!悪辣たる龍の憤怒の稲妻!!
340ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)00:41:09 ID:so7
>>337
ロイコが身を隠して起点指定の魔法でばかり攻撃しているのは、効率の面から言うと悪い選択だろう。
いくつかの過程の難易度と消費が上がる起点指定魔法よりも、放出型の物を使った方が魔力効率も瞬間火力も高くなりやすいのだから。
それでもロイコがこの手段をとったのは、ひとえに体質のため。水分量の多い軟体質のロイコにとって、雷魔法は弱点の一つであるのだから。
防御のための術式を構築しようとして、ふと気づく。その魔法の範囲は無差別…… つまり、ルナ自身も巻き添えだ。

「僕じゃあ間に合いそうにないか…… 頼んだよ!」

後れを取ったロイコにできることは、最早ルナの対処は任せること以外にない。
自身の水球に土魔法を織り交ぜながら、情報に渦巻くように螺旋の帯で防護を固め。

「土魔法、もしくは不導性の魔法だ!借りられるかい?」

自身の張るバリケードに助力を乞いながら、相応の魔力を込めて。
341ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)00:43:25 ID:riI()
>>337
>>338
「そりゃ、家族の絆は、変えがたいわな」
「でもよぉ、家族ってだけの関係が、そんなにも大切か?」

ふらつき、朦朧とする意識の中、ダニエルはそう尋ねる。
ああ、だがしかし! 邪龍の名がつむがれるとともに現れた暗雲は、全てを滅ぼさんと轟いているではないか!
呼び出した、ルナでさえも!
ダニエルはその場で膝をつく。あの豪雷が自分を貫くのだとしても、もはや成す術もない。

「そんな張りぼての縁が、友達との絆よりも強いのか……?」

稲光に照らされるダニエルの顔は、絶望でも怒りでもなく。
一人の友人として、ルナの真意を見極めんと見つめていた。
342リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)00:51:09 ID:Hvo
>>337
>>338
「…………ほう、父親、父親ですか」

父親に虐待同然の扱いを受けていた事実。それは確かに精神には来るものだっただろう。なればこんな行動に出ても。
仕方ないとは思わないのがリエードという脳内金属の男。鎖の破壊は当たり前に行われた。だがリエードはその鎖を生み出すのに手慣れている。

「は?」

詠唱とほぼ同時、リエードはそれこそ極一部しか知らないような、不穏な声を漏らす。

ジャララ! と鳴り響く鎖の行く先はルナの直前。詠唱に囚われるならそれに対応する間もないはずと。
だが不十分。だからこそその前に土魔法で生み出した3mほどの土塊を鎖で伸ばしてロイコの元に届ける。ルッコラとの戦闘で自分の魔法が他者に作り替えられやすいことは知っている。

「これでいいか? それ以上は貸してる暇がない」

そしてロイコに向けた鎖を消し去り、土塊だけ置き土産にすれば地面に即座に食い込ませた鎖を巻き取り、そのまま勢いに制限すらなく突っ込もうとして。

「勝手に友人誘拐しといて散々こっちに手間取らせてやることが自殺か!? 怒りの雷落としてえのはこっちなんだよこの大馬鹿が!!」
「言ったよな!? 俺はそうやって勝手に死んでく連中が嫌いだって言ったよな!? 頭真っ白になって記憶も吹っ飛んだか!?」

迫る間に雷の轟音にも劣らないほどの怒号を発し、雷は土魔法で生み出した鎧で威力を減らし、身体が焦げ付こうがまるで介さずにそのままルナに向かって掴みかかり――。

「枷がとっくに千切れてんならこっからこっちに協力してレオナ助ける気ぐらい見せろ! ルナァ!!」

――自分の手から土鎧に巻き込もうとルナを包もうとする。重要な頭と心臓部分を優先的に。
それを行うリエードの顔は完全に怒気に染まりながらも、目も口もすべてルナの眼前に迫っていた。
343エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/20(日)00:57:18 ID:RWi
>>337
目の前に炸裂する雷撃。
そして、それに飲み込まれるルナたちを前に、エストレラにできたことはこう叫ぶだけだった。

「そんなものが、父親であってたまるかーっ!」
344ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)01:04:21 ID:5UG
>>339-342
ミズハからの、リエードからの防御魔法、そして必死に自分を守ろうとする者達

そしてリエードからの厳しい叱咤を受けるとハッと目を開けて

「なん・・・で、なんで自分より私なんかを優先すんのよ馬鹿!!」

ミズハは自分を守ろうとし、ダニエルやエストレラはまるで無防備だ

雷の魔法はルナの魔力で生み出したもの、ならば・・・残った魔力を全て消費して、つい打ち消してしまう
咄嗟に出た行動である

「・・・私はレオナを!みんなを裏切ったのよ!まだ友達だなんて・・・厚かましくて言えないのに!!私はもう何処にも居場所も無い!!生きていてもしょうがない存在なのに!!!・・・あんな狂人の血を引いてる碌でもない子なのに」

力無く、その場でずるずるずると座り込むだろう

「リエード・・・ごめん、忘れてた・・・でも、もう私には生きる事の希望も何も・・・」

と、涙を流していく少女、ダニエルやエストレラが先程から言っていた友達と言う言葉、説得の言葉が胸に響いて
345ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)01:18:30 ID:riI()
>>344
ダニエルを照らす稲光は、破壊をもたらす前に消滅した。
それは紛れもなく、ルナのおかげだ。それならば。

「本当のろくでなしなら、こうやって魔術のキャンセルなんてしねえっしょ?」

ふらつき、がくがく笑う脚に拳で気合を入れて、ダニエルは立ち上がる。

「迷惑結構、裏切り結構。できる男ってのは、そんなの全部ひっくるめて笑って許すもんじゃんよ」

電撃のせいでひくつく表情筋をフル稼働し、ぎこちないながらも何とか笑顔をひねり出す。

「それから、希望なんてもんは生きてりゃどっかでなくすもんじゃん? でも、なくしたってまた新しく希望を見つけて歩いていくのが人間ってやつっしょ」
346ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/05/20(日)01:19:38 ID:3Kk
>>340-344
激情の純白に染まる視界の中で、ミズハの瞳は過去を想起していた
幾度も死に向き合って、拒んで今までこうして生きてきたが、多分きっとこれが走馬燈というヤツだろう
瞬きよりもずっと短い時の後、己はきっと死ぬ
それに対して全力で抗っているのだが、しかしどうしようもない現実という悪魔が足元から湧き上がりミズハの体を覆い尽くさんと狙っているのだ

「……でも、それでも……!」

薫風。感じる、きっと手は届く……!

……ルナの渾身の対抗呪文(カウンタースペル)!!
空において爆ぜる稲妻!再誕を祝福する賛歌音!

…………

「……」

漂う煙、ミズハは魔剣を大きく横に薙いだ
今に崩れ落ちるルナの涙、際限なき悲しみの鎖
それもろとも剣風で振り払う様に!
彼女には友がいるのだ、ならば自身は最早語るまい。言葉は不要!
347リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)01:23:28 ID:Hvo
>>344
「こちとら自分が無事なことはよくわかってんだよ! 他は知らねえけどな!! 後で全員説教だ!!」

どう考えてもロイコは説教対象に入らないがこれだけ聞くと入ってる気がしなくもない。
リエードは少なくとも自分の状態はわかるとしてるための主張。現実的すぎて結構台無し。

「んなこと決めるのはテメエじゃねえんだよ、相手が拒否したらそう思え」
「友人なんざ厚かましくて歓迎だろうが、それこそレオナの様子見てたらわかるんじゃねえのか? ああ?」

「狂人の血を引いてようが親から失敗作と言われてようが俺らにはまったく関係ない話だ、テメエの居場所はとっくにあるだろうが」

「裏切ったならここからやることは簡単だ――親を裏切れ。そんなクソみたいな親なんざこっちから切ってやって狼狽させろ」

土鎧はボロボロと崩れていき、魔力として霧散させていけばそんな台詞を語る様に風紀委員の一面などまるでなかった。

「あと面倒なことは教師に任せれば大丈夫だ、ルナ。希望は是非、説教と反省が終わってから捜せ」

スゥ、とそうやって言いつけ、立たせて――皆の元へと背中を押した。

「さて、レオナからの意見も聞くためだ。治療終わったらさっさと行くぞ、行けるよな? 行けなかったら引き摺ってでも連れてくぞ」

鎖を伸ばして引っ張るリエードは薄まってはいても怒気を保たせながらそう言っていた。荒すぎる。
348ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)01:30:52 ID:so7
>>344
土と水を巻き上げて、描いた螺旋は防壁となり。
黄色に輝く閃光を今か今かと待ち構え…… そして、その瞬間が来ることは無かった。
精神操作などの強制力は働いていなかったのだろう。それだけ彼女の境遇が選択肢を奪っていると、そう見込まれたのか。
いずれにせよ、そう言った兆候が無いことは好都合だ。……まだ、彼女は助けられる。

「まあ、色々言いたいことはあるが話は後だ。
 ……ほら、禊を済ませようか?」

リエードに立たされたルナにロイコが欠ける言葉は、そんな簡素なものだけ。
しかし彼女の頭を撫でるひんやりとした手が、幾何か生の実感を与えてくれるだろうか。
349エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/20(日)01:31:53 ID:RWi
>>344
「僕はさっき言ったよね。友達が泣いてるより笑ってる方がいいって」

そう言って、ルナの元へと歩み寄る。

「まあ、他に言いたいことはみんなが言ってくれてるから置いといて―――」

片方の手を拳にし、もう片手の手のひらに打ち付けた後

「父親面してる『化け物』の顔面にでも拳を叩き込んで絶縁宣言でもしてやればいい。
『お前なんかいなくても幸せになってやる』ってね」
350邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)01:43:18 ID:5UG
>>345-349
「・・・待ってリエード・・・自分で歩ける」

まずリエードにそう言うと、次に目を向けるのはダニエル

「・・・あはは、馬鹿・・・でも、勇気は湧いて来たよ」
涙を拭いながらもダニエルに言って、微笑んで、エストレラへと顔を向けて

「・・・ありがとう、ダニエルもリエードもだけど、まだ友達って言ってくれて」

そう言うと、ミズハ先生にもぺこりとして、ロイコ先生に頭を撫でられると

「・・・わかったよ、先生・・・ごめんなさい・・・私もう、学園を裏切る事は絶対しない・・・やっぱりここが好きだったんだ」

と、波を完全に拭い、そして、みんなを案内するように歩を進め出した

「・・・こっち、ついて来て」
と、そう言って

リエードに、また言葉を返す

「私、ここに来る前に、レオナに怒鳴っちゃった・・・今回の事もだけど・・・謝らないと」

レオナの意見を聞いて、それに対して言う
親を裏切れ、化け物親父を殴れ、その言葉に決意を固めたのだ

そして一行は、テラとレオナが居る部屋へとたどり着くだろう、扉が開いた瞬間、テラは口を開く

テ「・・・おや、命を賭して足止めしないばかりか、寝返るとはね、本当に失敗作、出来の悪い娘だよ。オーブを渡してやったと言うのに一人も殺さないどころか、おめおめと生き恥まで晒しているとは
本当に私の、至高の魔術師に昇り詰めようとしている私子なのか?嘆かわしい、実に嘆かわしい」

そんな事を言っているテラを、レオナはギリギリっと睨む

レ「・・・あんた、それが本当に親なの!?至高の魔術師!?笑わせないで!!あたしが尊敬してやらんでもない先輩は言ったんだから!!あんたみたいな奴は絶対世界一の魔術師になれないって!!!」

レオナの怒号が轟く
351ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/05/20(日)01:54:39 ID:3Kk
>>350
案内を受けて進む合間、ミズハはそれとなくしんがりに位置し警戒を務めつつ炭化した左腕に回復魔法を施していた
多分きっとルナにこれを見せるのは余り宜しくない、取り敢えずの応急処置を完了させ後は氷で覆い現状保存
痛みは酷いが逆にそれは神経系が生きている証左
学園に戻った後でじっくり魔法治療を受ければ、多分大丈夫であろう

「……成る程、あれが……」

辿り着いた部屋、全ての元凶を睥睨
残された右腕で魔剣を握り、放たれる冷気は室内隅々に行き渡る程に凍てついている

「……」

己の中で、心臓の辺りで何かが蠢いているのを感じた
これはかつての自身と共にあり、今は決してあってはならない存在である
その殺意という名の隣人が鎌首を擡げるのを必死で堪え、白く煙る吐息を唇の合間の黒曜の闇から漏らしながらミズハは彼を睨み続けた
352リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)01:59:29 ID:Hvo
>>350
「そうか」と送り出して、全員と言葉を交わす様を見ていく。そして焦げ付いてボロボロになっている自分の制服の上に鎖を巻き付けていく。
それはあたかも鎧のように。とはいえ腕にしか巻いてないが。

「ああ、謝れ。そんで喧嘩でも仲直りでもなんでもして友人に戻れ」

焦げ付いた髪を掻きながらリエードはいまだ穏やかには戻らない表情でそう助言(?)をする。

だが、道中でその怒気は徐々に徐々に薄れていく。扉を開けた頃には既に青筋も消えていた。

「ハハハ、至高の魔術師の癖に頭の方は残念な様子ですねえ。自分にやっていればいいことを他人に任せて失敗作呼ばわりとはあなたはただ怖がってるだけの臆病者でしょう?」
「少しでもあなたを敬おうと思っていた自分の意思を返してほしいものですよ、ええ。レオナさんもよく言いました。こんな相手に命を賭す価値なんてありませんから」

穏やかな笑み、しかし視線は侮蔑の完全色。その一方でレオナには称賛の色を向けて対比を煽る。相手も煽る。

「親が子を守るために死ぬのも嫌ですが、自分を守るために子を利用するのも嫌いなんですよ、ええと……」

そうそう、とテラという名を知っているにも関わらず、鎖のギプスを巻いた腕を揺らして――。

「あ、自分を成功者だと思い込んでる異常者、テラでしたっけ? それとも壊れた録音魔道具ですか?」

完全に煽りきった状態で、土鎧を纏って笑みを浮かべた。ルナには目でレオナの救出を指示した。その目は勿論――テラを除く届く範囲の全員に。テラにはずっと蔑みの目。
353ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)02:05:12 ID:riI()
>>350
「いいってことじゃんよ」

グッと親指を立て、せめてもの強がりを。
ふらつく足取りながらも、何とかみんなについていく形で目的の部屋にたどり着く。
しかし、目の前にいるあの人物だ。

(えっ、いや、えっ? テラって、テラ・フェルナンデス!?)

衝撃の真実である。
しかし、なんとか驚きをかみ殺し、飲み込み、平静を保っているように見せかける。

「なるほど? ネポックに喧嘩売るだけのことはあるな」
「で? 娘への遺言はそれでいいわけ? 神様への懺悔する時間はいるか?」

懲りずに強者を演じるダニエル。だって彼の武器ははったりしかないのだから。
一応、また逃げ出すんじゃないかと思い相手の周辺や、あのま道具を入れれそうなポケットなどがないかと見しておく。
354ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)02:05:47 ID:so7
>>350
「想定外だった?なら至高の魔術師とは随分と目が曇った者らしいな」

ルナの心にはあの時でさえ、葛藤するだけの反抗心が残されていた。
それでもなお裏切るはずなどないと送り出したのであれば、彼に人の心など見ることはできないのだろう。
それだけ歪んでいた。邪龍の魔法に溺れた、かの魔術師は。

「投降してくれると助かるな。ここに僕たちがいるということの意味が分かるのならね。
 ネポック魔法学校はこの座標を知覚し、生徒の脅威となる貴方を拘束する手筈も直に整う」

いや、ロイコたちがここに来られたのはフラムの転移魔法ありきだ。
全てを解したうえで追い詰めたなどというのは、今の地点ではハッタリに過ぎない。……もっとも、直にその言葉も嘘ではなくなるだろうが。
依然として水球をぷかぷかと漂わせながら、相手の出方を待つロイコ。その間にルナやレオナを傷つけるなら、即座に水弾が彼を襲う。
355エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/20(日)02:12:44 ID:RWi
>>350
「うん、そうやって仲直りをしたら、またパーティをやればいい。
この前は途中で中断したしね」

ルナの『謝らないと』との発言にそう返す。



「人の皮を被った『化け物』の分際で親を騙ろうとはね」

空いた扉の向こうから聞こえてくるのは明らかに侮蔑を含んだ声。

「まあ、怒ってくれるのは僕以外のみんながするだろうから、僕は徹底的に君を馬鹿にするよ。
人であることから逃げ出した『大失敗作』のテラ君。
…って、リエード君も馬鹿にする側!?」

リエードの煽りに思わず突っ込みを入れてしまったのは、リエードの煽りが秀逸だったからか。
356邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)02:25:37 ID:5UG
>>351-355
ルナはリエードの視線に対して頷いて、テラを睨むと

ル「私はもう、本当の居場所を見つけたから、あんたの味方なんてしない!あんたを親なんて見ないから」
そう言って

テ「なるほど、それは怖い怖い」

と、ロイコのハッタリに対して笑いながら答え
「私を怒らせようとしても無駄だよ、それに今、私は八邪龍の力を全て手にしたのだ!
滅び(ニーズヘッグ)、悲哀(レヴィアタン)、暴虐(テュポーン)、呪い(ファフニール)
怒り(アンペール)、絶望(セルシウス)、災い(ユニヴェール)、虚無(オプスキュリテ)
のね、これ即ち、原初の邪龍(アルファニシア)力を我が手にしたも等しい!!」

レオナが習得していた邪龍の魔力はテラに奪われ、もうレオナはあの魔法を行使することはできない
リエードやエストレラの、ダニエルの言葉に対して煽りに対して演説めいて続ける。そこに居るのは新聞等で報道されて居る、偽りの姿、ヒーローの物ではない。ただの闇に堕ちた一人の魔術師であり

ロイコが狙って居るのにも気づいていた、しかし彼は躊躇無くつぎの行動。放つ

「ああ、あの天才科学者気取りの言う成功作、君にももう用は無いよ、さようなら」

先程のレオナの怒号が感に触ったのか、彼は稲妻をレオナに落とす!!!
ロイコからの水球が放たれるだろうが、それは魔力防壁で防ごうとして


しかし、その時何かが扉から駆け出した!!その何かがレオナを庇った!それは


レ「お、お兄ちゃん!!!お兄ちゃん!!!!!」

レオナに覆い被さって居たのは、レオハルト、ギリギリ駆けつけ、身を呈してレオナを守り

兄「・・・こんなもの、痛くともなんとも無い・・・大事な妹に・・・何をする!」

精神力で、テラを睨む兄貴、そしてレオナの拘束を魔力で断ち切るが、そこで限界がきたのか力尽き、気を失った

するとリエードの羽から声が聞こえるだろう

『み、皆様!!今学園の皆様に声をかけるのも成功しました!!もうすぐ、教師、生徒達がそちらに向かう筈ですわ!!』

すると、レオナは

レ「・・・何なのよあんた、お兄ちゃんを傷つけて、ミズハ先生も傷ついてるし
友達の、ルナちゃんは精神的に追い込んで・・・どうせチェロ君やソーレ君も、そうやって力で押さえつけて襲わせたんでしょ?」

立ち上がったレオナもまたテラを睨む

テ「ぐ、流石にここは形勢が悪いか」

後ろへと後退りしていく
357リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)02:35:12 ID:Hvo
>>356
「え、手に入れてないのに自慢げに語られても困りますよ? 頭おかしくなりすぎてません?」

演説にすら煽りの茶々を入れた。邪龍について思うところはあれどリエードはどこまでもテラを虚仮にする。苔のがまだ優遇される。

「!! …………無茶をしますねえ、あなたも。説教に一人追加と……」

鈍足たるリエードでは咄嗟に助けに庇うことは出来ておらず、レオハルトの様子を見てテラを忌々しげに見た。

「急に声を出さないでもらえますか? 小声で言えばあの勘違い男に知られなかったというのに。まあよくやりましたが」

こいつ、せっかくの知らせに容赦がねえ! 精霊への扱いが悪いわけではない、単に虫の居所が五ヶ所くらい悪いだけだ。

「おやぁ? 天才魔術師はせっかくの力を手にしても人数が増えた程度の、あなたが言う失敗作にも恐れるのですか? 情けないですねえ」
「……逃げられると、思うなよ?」

煽りの際に手を向けて、言葉を向けているのはお前にだ、とばかりに語ったかと思えばテラの足元の床に向けて鎖を放ち、アンカーを食い込ませようとして。
それが叶えば即座に巻き取り接近、その勢いのまま土鎧が重なった肉体のタックルをテラに向けて放とうとするだろう!
358ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)02:40:14 ID:riI()
>>356
「かーっ! どいつもこいつもいい仕事してくれるじゃんよ!」

形勢逆転。あとは増援が来るまで足止めをするだけだ。

「おいおい、逃げちゃうわけ? 英雄様が? だっせぇぇぇッッッ!」

と言うわけで、ダニエルなりに煽ってみる。

「ああでも、あの世に逃げるっつーなら、止めねーけど?」

そういうダニエルは、テラをもう見てはいなかった。
正確には、テラの真後ろを見ている。
そういえば、気づいただろうか。テラの周りが、少しだけ暗くなっている。
まるで、巨大な影をふんでいるかのように……
これらの判断状況からテラが後ろを振り返ったのなら、それを目撃するだろう。
今まで偉ぶって誇っていた邪龍たちに、負けずとも劣らない恐ろしい形相をした黒龍が、じっとにらみつけていることを。
まあもちろん、ハッタリのはりぼてなのだが。
もしも一瞬でも黒龍に相手が気を取られたのなら、ハンドサインでその場の全員に合図を送る。
行け行けゴーゴーゴー!
359ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)02:47:17 ID:so7
>>356
「……はぁ、ままならないねぇ」

ロイコのハッタリは、時を待たずに現実となった。
レオナの処分に失敗し拘束も解かれ、なおかつこちらには援軍も約束された状況。
対して相手は単騎となれば、攻勢に二の足を踏むのも仕方のないことだろう。

そしてテラを追い詰める生徒たちを置いて、ロイコは彼を警戒しながらもレオナの元へと歩み寄る。
レオハルトの負傷具合の確認と、レオナに異常がないかどうかを調べるためにだ。
先程彼は、すでに邪龍の力を手に入れたと言っていた。そしてレオナは既に用済みだとも。
もうレオナに何かしらの手が下された後ならば、それが後を引く事態ならば。早期に解決するよりほかは無いだろうから。

「うちの生徒に手を出して、無事に帰れると思うなよ?」

恐らく学園の勢力を恐れたのであろうテラに向けて、そんな風に笑みを向ける。
360エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/20(日)02:54:15 ID:RWi
>>356
「君は所詮『化け物』、その力を有効に使えるとは思えないね。
特に力の意味を知らずに喜んでいるあたり」

エストレラが旅をしている時に知り合った今は亡き友人たち。
その中には邪龍と戦えるだけの力を持っている者もいたが、その力を乱用するような者はいなかった。
その彼らに比べると、テラは酷く幼稚で身勝手に見えたのだろう。

「それにしても、僕らを狙わずにレオナ君を狙うあたり、
僕らに勝てないゆえの嫌がらせなのかな?
…その代償がどんなものかを教えてあげるとしよう」

そう言って懐から金平糖の瓶を出すと、中身の金平糖を核に、
色とりどりの多数の『星』を生み出していく。
361邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)03:11:50 ID:5UG
>>357-360
ルナはほぼ魔力は残っていない、ロイコと共にレオナの元へと駆け寄り

テラはまず、ラキシドロスに向くと、くだらんと一瞥し、手のひらから炎の閃光のような魔法を放つがそれは虚無

テ「な、幻だと?」

そんな事をしていてはリエードによる突撃は避けられずに、グハァと、かなり後方へと吹き飛ばされ

エストレラの星による攻撃に対してちいっと言いながらも手を動かして防ぎ続けるが数発は受ける

レオハルトの容態は、傷は大きい、焼け焦げているが、命には、別状無さそうである
ギリギリのタイミングで、自らを魔力で覆い、ダメージは減らしていた
そして、レオナはと言うと

レ「ごめんロイコ先生、ちょっとだけ待って」

そう言うと、激しく怒りに、ここまで心の底から怒りを露わにしたのは初めてのようで
362邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)03:12:25 ID:5UG
レ「ベルドリアって言ったっけ、あたしを超天才に仕立て上げた人間って」

すると、魔力を解き放ち、詠唱する
周囲は、天井にて暗雲が現れ暗くなり

「古の盟約に従い、戒律を破りし者へと裁きを下さん」

テラを中心に発生する極大魔法陣、それはレオナが怒りによりタガが外れたのだろう・・・上級・・・またはそれ以上かもしれない詠唱、先程までのレオナには恐らく行使できない魔法だった

「かの扉より開かれし物は神話に語られし不変の炎」

その魔法陣の上にまた一つ、そのまた更に上にまた一つ同じサイズの魔法陣が現れて

「其が炎は神々をも浄化する滅びの業火」

地面の魔法陣の中心から一つの光が天の暗雲を貫き、周囲の四つの光が螺旋を描きながらその場所へと集まって

「それは我が呼び声に応じて何もかも焼き払うだろうーー我に仇なす全ての者を」

その場所から光輝く円形のゲートが開き、それがテラを眩く照らす

「だったら!そのベルドリアにあたしは感謝するわ!今ここで!あんたを叩きのめす力を与えてくれて!ありがとうってね!!」
叫び、魔法の名を唱える
両手を前に突き出して

テ「そ、それは・・・この若さで!あり得ん!!」

「ーーー終焉の炎(ラグナロク)!!!!」

すると、その光のゲートから、灼熱の炎で形取られた巨大な剣が地面の魔法陣の中心へと高速で落ちると、大爆発を起こし、その炎は巨大な、魔法陣を覆い尽くす炎の柱となりて、また光のゲートへと帰る

炎が晴れた中からは、原初の邪龍のオーブを使い、耐性を極限まで高めたテラが、所々焼け焦げて出てきて
363邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)03:12:34 ID:5UG
テ「・・・成功作と謳われてただけはある・・・か」
学園からの援軍も到着しだすと

テ「まあいい、目的は果たした」

テラはそう言うと、透明になっていき、そして、その場からは消えて行った、もうここにはテラは居ない

一息ついたレオナはロイコを見て
レ「あたしなら全然大丈夫だよ!!邪龍魔法は使えなくなっちゃったけど・・・」

そう言うと、更に続ける

レ「みんな!ルナちゃんを許してあげて・・・あいつに・・・脅されてただけなの!」

その場に居る全員にお願いする

ル「レオナ・・・私・・・本当にごめん!」

ルナもレオナには謝る
364リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)03:25:05 ID:Hvo
>>361-363
「聞いていただけの迫力はありますねえ、ラキシドロスでしたか? あなたはそれの判断すらできなくなったのですね」

タックル後、意外とテラが吹き飛んだために着地を若干ミスって膝立ちになった。
しかとダニエルの腕の結果でも敢えてテラが衰えたかのように煽った。止まらない。

「…………捕まえられなくて良かったと思うべきかどうか、迷いますねえ……」

捕まえてたらリエードにも直撃していた可能性があったが、そんなことはしないだろうと冗談めいて溢す。
しかし、逃げられたことには心の底からの舌打ちをしていた。

「レオハルト……さんでしたね? 彼は自分が運びますよ」



「それとその件については――」

ルナへの軽い素手でのチョップをかます。少し痛いが。

「これと800字以上1000字以内の反省文と説教で手を打ちます。無論、許しはしますが帳消しには出来ないのですよ」

これは建前上の処置に等しい。……文字数がそうには思わせないが。

「ただまあ、弁明や減刑のお手伝いは皆さんでするので、反省房に入ってもすぐに出られると思いますよ……多分ね?」

ロイコやミズハに目を向けて、こいつは助力を遠回しに頼むのだ。そしてレオハルトを担ごうとしていたが、それはどうなるかは皆次第。
チリッチリに焦げてるわりには、元気にも見えるリエード……なのだが土鎧を部分的に解除しない辺り、ガタは見えてる。
365エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/20(日)03:27:45 ID:RWi
>>363
「そうやって、逃げ続けるんだね」

消えていくテラに嫌みの一つも投げかける。



「僕は今回の件に関しては首を突っ込んだようなものだからいいけど、レオナ君はどうする?」

と、レオナに問いかける。
366ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)03:30:36 ID:riI()
>>361
>>362
>>363
「ダァーッハッハッハ! まぬけめぇ!」

どっちが悪役なのかというような笑い声をあげ、吹っ飛ぶテラを指差す。
しかしその後のどえらい炎魔法には、さすがのダニエルも真顔となった。
レオナちゃんにちょっかいをかけるべきではないな、と心に刻みながら。

「許すも何もよぉ、俺らはルナちゃんについてきてって言われて、助けに来ただけだぜ? それ以外の何もんもなかったっつーの」

あちこち煤けながらよく言うものだ。
だが、まあ。それがダニエルの答えである。許す以前の問題。怒ってすらないのだ。
他のみんなが、そしてレオナが許すかどうかはまた別の話だが、あまり心配する必要はないだろう、と安心している。
>>364
「え、何で知ってるわけ?」

何気に今日一番の衝撃だ。
最近ちょくちょく見せてはいるが、まさか人伝いに知れ渡るほどになっているとは。

「ま、まあそういうことだぞボケェ! 本物と偽者の区別もつかないやつが龍集めとか、チャンチャラおかし一つーの!」

とりあえず追従する形で煽るダニエルであった。
367ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)03:32:06 ID:so7
>>363
「……まあ、身元も目的も割れたことだ。直に事態は収束するだろう」

消えていったテラを見遣りながら、ぽつりと呟く。
先程までの緊迫感は既にそこには無く、事が終わった後の緩んだ空気がそこには漂っていた。
この研究室についても調査の手は伸び、テラの消息も直に割れることだろう。

「こんな辛気臭い所にいつまでも居てもしょうがない。
 積もる話もあるだろうが、ひとまず学園に戻らないかい?」

各々が感情を爆発させる中、やれやれといった口調でロイコは言うだろう。
周囲に浮いていた水球が、今ぱしゃんと崩れた。
368邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)03:43:02 ID:5UG
>>364-367
レオハルトは、意識を戻したのか、無事なレオナを見て、微笑んだ後また疲れから眠った
実はこれまで結構徹夜続きで実家の手伝いもしていたのだ
チョップを受けたルナは痛っと言った後に、リエードの言葉に

「・・・もちろん、それくらいは甘んじて受けるよ」

と、ボソッと呟いて

エストレラの問いにレオナは

レ「あたしは許すに決まってんじゃん!!同級生の!女の子の友達ってルナちゃんだけなんだよ!!」

と、そう言って

ル「レオナ・・・ありがとう」

ルナもまたレオナに謝る

ダニエルに対してはレオナは
レ「・・・ダニエル君本当にイケメンだね」

いきなりこんな事を言った!まさか脈あり?

レ「あと、ラキシドロス今度撫でさせてね」

なんてお願いしますよ
369邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)03:43:13 ID:5UG
そして、ロイコ先生の提案に

レ「賛成!!!んじゃ帰って!お兄ちゃん医務室連れてったらこないだのバーベキューの続きやろうよ!あたしお金出すから!!」

なんて言ってますよこいつ

ルナは、ロイコにもぺこりとして

ル「先生・・・本当に迷惑かけてごめんなさい・・・それと、これからもお願いします」

などと言う

するとレオナは何かに気づいて

レ「ん?ルナちゃんってテラの息子なんだよね、姓はフェルナンデスじゃないの?」
いきなりです
するとルナは

ル「・・・アーデルベルグはテラの部下だった人間から取った偽名、本当はルナ・フェルナンデスって事になるね」

などと呟く
そして今回の事件は幕を閉じた
協力してくれたみんなには、レオナとルナから贈り物があるだろう
それは2人が初めて出会って、修練場ではちゃめちゃな決闘をした時に
そこにあった像の持ってた球のようなものがめちゃくちゃに割れた破片
それには火と雷の魔力がその影響で強く結びついていて宿っている
二人の友情のカケラだそうな

to be continue
370邪龍に惹かれし者◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)03:47:54 ID:5UG
変換ミスあった、息子→娘で
371リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)03:51:19 ID:Hvo
>>366
「あなたもよく知るだろう少年からの情報ですよ」

あっさりと情報源を暴露するリエードだが、果たして該当者はどれだけ居るだろうか、と思う頃に確定できそうな情報一つ。

「まあ本物と信じてる様子でしたが」

>>368-369
ルナの受け入れに満足したように笑えば、リエードはレオナの台詞に苦笑い。

「今物凄い悲しいことを聞いた気がしますね……」

自分も同級生は少なかったりするが、ここまで明るく言われると複雑だ。

「パーティーの続きもよろしいですが、それは後日にしましょう。明らかに何人か大怪我してますから」

怪我でいちいち気を遣うよりはきっちり治癒されてからのが良いだろうと思ったためだが……。

「まあどちらの名字を名乗るかは好きになさい、自分のようにね」

そうやって名字について意味深な台詞を吐けば、その場を後にした。

破片については喜ばしくも思った反面、昔にそんな器物損壊があったとは思わなかったとまたしても苦笑しているのであった。
372ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)04:00:15 ID:riI()
>>368
>>369
「ま、俺がイケメンなんてのは、事実確認みたいなもんじゃん?」
「あ、あと、ラキシドロスはその、気難しいやつだからおさわり厳禁っつーことで……」

褒められればちりちりになった髪を整えながらそう語り、ラキシドロスの話題が出ればお茶を濁すダニエル。
まあ、イケメン云々は社交辞令のお世辞みたいなものだと思っているので、そんなに舞い上がってはいない様子。嬉しいことに変わりはないが。

「バーベキュー!? デジマっすかレオナ様! いや、がんばった甲斐があ」

という不自然なタイミングで、言葉は切れる。なぜって、ダニエルが糸の切れたマリオネットのようにその場に崩れ落ちたのだから。
文字通り緊張の糸が切れたのだろう。雷に打たれて今まで行動できてたのが、そもそも勲章ものなのだ。
哀れダニエルは、バーベキューの変わりにレオナの兄と一緒の病院食を食べることが決まってしまったのであった。ちゃんちゃん。
373エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/20(日)04:05:35 ID:RWi
>>368,369
「それならルナ君を僕も許そう。
…と言いたいところだけど、一つだけ条件を付けさせてもらおうかな」

そう勿体ぶってから

「できるだけ生きて、できるだけ幸せになること。今度あいつに会った時に言ってやればいい。
『お前のような人から逃げた弱虫に頼らない方が、ずっと幸せになれたぞ』って」

と、保護者のような笑みを浮かべて。


「さて、今日はもう帰って休もうかな。
割とみんなボロボロだしね」

と、他人事のように言うエストレラも、所々火傷してたりする。
374ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)17:39:37 ID:vMJ
あの事件の前なのか、それともそれからしばらく経ってからなのか。それは今はぼかしておこう。
兎にも角にも、今のダニエルはすこぶる元気であった。
溢れる活力のままに、ナンパに繰り出す程度には、そりゃあもう元気いっぱいである。
そんな彼は今現在、彼なりのおしゃれを決めて、逆ナン待ちなのであった。

「女子、来ねぇなぁ……」

それはそれとして、現れる人物が女子であったとしても、人によっては飛び跳ねてビビることになるだろう……
375ヒュウ◆m7hEgzNtKY :2018/05/20(日)17:50:48 ID:RaL
>>374
さて、一先ずは、おめでとうと言うべきだろうか、或いはお気の毒だと言うべきだろうか……。

「……やっと見つけたわ、ダニエル・レオンハート」

精一杯の努力とお洒落な恰好が報われ、とうとう一人の女子が君に対して友好的……友好的?なそんな声をかける。
すたすたと君の元へと歩いてくるその少女には、きっと見覚えがあるだろう、世界そのものに不満を持っているような不機嫌そうな表情は浮かべていないものの。
長めの黒髪をまとめたツインテール、セーラー服とローファーを身に着けた一見真面目そうなその服装、にこりと裏がありそうな微笑み……そして。

「ねぇ、ちょっとだけでいいわ、私に付き合ってくれない?」

相手を見上げて言う少女のその手の中には、かの悪夢の中に出てきたような、桐の質感を持つ匣が一つだけ……。
376ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)18:01:04 ID:vMJ
>>375
「ん?……」
「どっしぇぇぇッッッ!?」

飛び跳ねて、もんどりうって倒れるダニエル。生きていたことは先日聞いたが、それでもやっぱりいきなりはビビるのだ。

「よ、よよよよよよぉ、リナリアちゃん? このダニエル・レオンハートに何か御用かな?」

ちょっと失礼なくらいビビりながらも、対話の姿勢はちゃんととる。

(つーか、あの箱……え、他の人の手に渡った的な話をどっかで聞いた気がするんだけど、え、新作……?)

そして口にはしないが、手にある桐っぽい箱にはこれ以上になく警戒心を持っている様子。

「つつつ、付き合うって、何にかな? ショッピング、かなぁ?」

まさか館探索パート2にご招待ではあるまいな、と心の中で恐れながら。
377リナリア・クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/05/20(日)18:08:11 ID:RaL
>>376
「何よその反応!失礼ね!いきなりお化けに会ったときみたいじゃない!」

まさにそんな感じの状況ではあるのだが、それは兎も角、彼女目線では多少なりともオーバーリアクションに見える相手の反応に、少女は怒りを口に出すことだろう。
頬を膨らませて怒るのはまぁ彼女としては別に珍しくもないことだが、その目線が剣呑なところを見ると、少なからず相手の反応に傷ついた部分もありそうだ、仕方ないが。

「違うわ、ほら……あの時、私、いろいろとお世話になったでしょう?」
「だからそのお礼よ、これ、貴方にあげるわ」

言葉に迷いながら、ようやっと紡ぎ出したのがそんな台詞、そこから察することは容易かろう、つまりはお礼参りということだ。
その手に持っていた匣……あの悪夢であれば、自らの心臓を抉り出し収めていた呪いの匣……のようなそれを、そんな言葉と共に相手に差し出す。
もし君が、それを彼女から受け取ってみるというのならば……さて、その重さは、丁度血のたっぷり通った子供の臓器と同じくらいに感じられるだろう。
378エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)18:17:41 ID:so7
「んー……」

修練場の中にある休憩区画、そのベンチの片隅に座り足をぱたぱたと揺らすエリシア。
その横の地面には鷹が、更に隣に軟体の猫が。それぞれ控えている様はいつも通りとは言え異様な光景である。

エリシアの首元には、先日商人から貰った銀のネックレスが鈍く輝いているのが分かるだろうか。ファーのような鰓に埋もれて、少しわかりづらいかもしれないが。
そんな状況で考えているのは、それとはあまり関係ない。カメリアから貰ったペリドットを、どう活用しようかなんて事だったのだが。
379レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)18:23:52 ID:Is7
>>378
修練場にやってきたレオナは、さてこれから魔法の練習・・・
などと思っていた所であるが、エリシアの姿を見ると其方が気になり

「あ、エリシアちゃん!ヤッホー!!」

銀のネックレスがキラッと光るのを確認するとオシャレに目覚めたのかななんて思いながら

「どーしたのー?魔法の練習?」

前屈みになってエリシアに顔を近づけて尋ねる
380ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)18:24:45 ID:riI()
>>377
「どおっほぅ!? お、オーケーオーケー。そんな怒ったら、な? せっかくの美少女なのにもったいないじゃん? スマイルで行こうぜ?」

自分のトラウマにダイレクトアタックになるからと言う意味も密かにこめて。特に剣呑な瞳。
ぎこちないながらも、こちらも笑顔を作り相手の笑顔を引き出そうと努める。

「わ、わー、おれいなんていいのになー」

棒読みっぽくなったのは許してほしい。やばいやつじゃんと逃げ出さなかっただけ、彼も勇気を振り絞っているのだから。
こんな堂々と、件の箱に似た何かを差し出してくるのだから、まさか参るほうのお礼ではない、と信じたい。
ああでも、受け取った箱はずっしりしっとり重いなぁ!

(心臓型チョコレートINラズベリークリームとかなら、まだ笑って許せる……!)

それはそれで悪意がぷんぷんだろうに。

「そ、そのぅ、ここで開けるべきか? ああいや、帰ってからのお楽しみよ(ハート)みたいな意図だったら、開けちゃうのはもったいないじゃん?」

と、問題の後送りを目指す質問を一つ。
かまわないと答えられたのなら、ほほをひくつかせるようなぎこちない笑顔のまま、中を覗くことだろう。
381エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)18:29:51 ID:so7
>>379
「あっ、レオナー!」

彼女の姿を見ると、手をぶんぶんと振って。少しして傍らの鷹を捕まえてから、その翼を持って振らせたりなんかする。
エリシアからしてみれば、グリフォンの一件はこの鷹のための物。そんな感謝の気持ちが故の行動だったのだろうか。
とはいえ、無理やり掴まれて翼までいいようにされる鷹の方は不憫に見えることだろう。

「んーとね、どうしよっかなーって!」

特にあてどもなく座っていただけのエリシア、計画性などは無かったらしい。
とはいえ、その抽象的に過ぎる言葉は、実際には少し考え事をしていたが故なのだが。分かりにくいことこの上ないのもまた平常運転。
382リナリア・クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/05/20(日)18:33:33 ID:RaL
>>380
「……仕方ないわね、怒るのは辞めてあげるわ、美少女だから!美少女だからね!」

多分、その何気ない言葉が嬉しかったのだろう、一つのため息の後に彼女が浮かべていた不機嫌さはいつのまにやらその表情から消えていた。
まぁ代わりに浮かんだ誇らしげな表情が、はた目に見て気持ちいいものかどうかはともかくとして、そんな表情をしていれば彼女もただの子供である。

「別に、どっちでもいいわよ、開けても開けなくても」
「でも……ここで食べるのは難しいんじゃないかしら?」

さて、君が勇気ある行動をとるか否かは他ならぬ君自身に託される、そう言ったからにはきっと少女は、君がここで箱を開けようが帰ってから開けようが特に何事も言わないだろう。
その後に続いた言葉は、素直に解釈するならプレゼントが食べ物だという証左なのだが、彼女はスクイバコの主たる少女、そんな平和的な解釈が通じるかどうか……。
……まぁ、その中に入っているのが血にまみれた心臓ではなく、一つのマスクメロンなのは、ちょっと中を覗けば分かることなのだがね。
383レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)18:34:50 ID:Is7
>>381
鷹がちょっと不憫に感じたのか苦笑いしながら

「ほらー、生き物をおもちゃにしたらだめだよー」

エリシアの頭をぽんっと触りつつもレオナは言って、エリシアの返答を聞いて

「なるほど、これから考える訳か・・・んー・・」

そして、レオナはと言うとせっかくこんな場所に居るんだしと思って

「んじゃあさ、一緒に魔法の練習とかしてみる?修練場にいるわけだし」

左手の人差し指を立ててそう提案
384エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)18:42:23 ID:so7
>>383
「んー?そーなの?」

正確に言えばその鷹は死霊に体を与えたもの、「生き物」と言えるかどうかは微妙なところである。
が、魂は元は生きていただけにそのあたりの感性は共通なのだろうか。そっぽを向くようにして鷹はエリシアから離れていった。

「まほう?おーっ、やるやるー!!」

そして魔法の練習ときくとベンチから飛び降りるようにして立ち上がり、ぐっと両手を挙げるのだった。
385ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)18:47:08 ID:riI()
>>382
「そう、美少女! リナリアちゃんベリースイーティキュートOh Yeah!!」

なんか自分でも良くわからないほめ方をしているとは思う。
それにしても、あの時を微妙に思い出す怖い顔が、何とか感とか和らいでくれてほっと一安心だ。
そんなモードで言ってくれるのだから、多分この中身も最悪で心臓チョコレートとかであろう。
でもやっぱり、ちょっと怖い。
しかし、人間は好奇心には勝てないもの。恐る恐るそーっと開けてみれば、見事なメロンがこんにちは。
拍子抜けもいいところな結末に、思わず脱力してズベーっとその場に倒れ付す。もちろん、メロンは落とさないようにしっかりと死守しながら。

「り、リナリアちゃん、べらぼうに紛らわしいてばこりゃ……」
「いや、でも、ありがとう。皮まで大事に食うよ」

もちろん物をもらっておいて文句を言うはずもなく、ダニエルなりに感謝の気持ちをこめてそういった。
386レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)18:48:52 ID:Is7
>>384
鷹がエリシアから離れて行ったのを確認するとほらって言いながらも少し笑って

「ちゃんと鷹さんに、ごめんなさいしなきゃだめだよ」

にっこり笑顔でエリシアに顔を近づけて

「うん!魔法!!・・・と言っても~、んー、どんな魔法がいいかなー」

と、また頭の中でぐるぐると考えてます、そいやこないだ教えた炎系ってファイアボールだけかと思って

「こー言うの」

左手をとある一点に向けるとそこから炎がボッと発火しました

「ブレイズって言うやつよー」

起点系の下級魔法のようですね
387エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)18:52:54 ID:so7
>>386
「ん、わかったーっ」

後で謝る様にという提言を素直に聞いて頷くエリシア。
鷹も猫も、いつの間にかどこかへ行ってしまっている。……まあ、エリシアの平静さを見るにどうせ戻ってくるのだろう。

「…………お?」

レオナのぐっと伸ばした手を見つめて、不思議そうに首を傾げるエリシア。
レオナの挙動に注目するあまり、離れたところで発火する炎には気づいていないようだ。

「ぶれいず?」

現象は無いのに名前はある、今のエリシアはそんな理解度。
388リナリア・クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/05/20(日)18:56:20 ID:RaL
>>385
「……それはお世辞ね、いくら私が世間知らずでもそれくらいは分かるわよ!」
「もう、貴方に怖がられることくらいは想定済みよ、無理に機嫌を取らなくてもいいわ」

腕組み仁王立ちにてそう指摘、美少女という一単語は容易く受け入れる癖に行き過ぎるとお世辞だと判断するらしい、実に面倒な思考回路だ。
閑話休題、自身があの洋館で行ったことは自分でも理解しているようで、別に目一杯怖がっても攻撃したりしないわと断りを入れる、そんな口約束でどうなるという話だが。

「ま、紛らわしいって何よ、こういう箱に入ってた方が高級感が出るって聞いたんだもの……」
「……そうね、大事に食べなさい、この私が他人に贈り物をするなんてとても珍しいことなんだから!」

まぁ、どうやら少女のこの暴挙は誰かにアドバイスを受けていたかららしい、いくらアドバイスだからといって、その方法を何も考えずに受け入れてしまう辺りは年相応の少女といった感じだが。
つん、とその顔を相手から逸らす、その頬は僅かに赤く染まっていた、慣れないことをするのはやはり少し恥ずかしいようで、その言葉は所謂強がりと言ったところだろう。
389レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)18:56:20 ID:Is7
>>387
「あれ?気づいてない?」

エリシアの反応にきょとんとして、先程の火を消すと、ちょっと待ってと人形をうんしょうんしょと運んで来ました

「あの人形をよーく見てね」

その人形に手を向けながら、「ブレイズ」と魔法を唱えると人形が発火します
390エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)19:00:12 ID:so7
>>389
「わかった!」

レオナに言われれば、穴が開くくらいに人形を見つめるエリシア。
そしてレオナの呟きと共にぼっと燃え出した人形を見て、思わずレオナに向き直る。

「……いまの?すごーい!!」

起点指定の魔法と言うものは、位置関係から術者との繋がりが分かりにくいのは当然だろう。
そしてエリシアの言葉が肯定されれば、また両手を挙げてレオナを誉め囃すのだった。
391レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)19:05:20 ID:Is7
>>390
「まあこんなもんよ!」

両手を腰に当ててえっへんとして言って

「コツとしてはねー、まず自分の身体から魔力を切り離して、発火させる目標点まで動かして、そこで、火のマナを取り込んで燃やすって感じかなー」
「あ、手を目標点に向けながらやるとイメージしやすいよ」

コツをエリシアに伝える。もう熟練度があれば手を向ける必要は無いのだが、最初って事でそう見せたのだろう
392エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)19:09:55 ID:so7
>>391
「あっ、でも……」

そう言えばエリシア、起点指定に近いようなことをやったことがある。
それはステラに習った温度移動の魔術。特定箇所の温度を別の場所へ移動させる魔法だ。
よく考えればあれは、移動元と移動先の指定両方を起点指定によって実現している。ならば……

「……できた!」

案山子へと手を伸ばしたエリシア、手の向けた先にぽふっと種火を生み出して。
ストレートにやってのけたのは、決して魔力はおろか身体が切り離せるからと言ったわけではない。
393ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)19:12:25 ID:riI()
>>388
「そんなこと……ああ、いや、嘘はいかんな。正直ビビったっしょ。たまに夢に出るし……」
「ま、ま、ま。それでも、この話はこれで終いじゃんよ。俺ももう怒られなきゃびびらねぇよ」

逆に言えば怒られれば容赦なくビビリ倒すと言うことだが。
兎にも角にもようやっと落ち着きを取り戻したダニエルなのであった。

「あー、うん。高級感もそうだし、唯一無二のプレミアム感も出てるよこりゃあよ……」
「はいよお姫様。まあ実際、こんなガチなメロン食ったことないから嬉しいのはマジだぜ?」

あふれるよだれを袖でぬぐい、正直な気持ちでそう答える。

「それにしても、こいつはちょっと、おつりがいるな……」
「リナリアちゃん、なんか好きなものはあるか?」

何をたくらんでいるのやら。ダニエルはそう尋ねる。
394レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)19:15:39 ID:Is7
>>392
「おおおおお!!即できたじゃん!!どしたの?こーゆーのやった事あるの?」
嬉しそうに言ってます。反面やっぱり才能あるなーと感じながら

「後はちょっと魔力調整して火力強めたり弱めたりするだけよ」

エリシアの頭をなでなでして言います
395エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)19:21:21 ID:so7
>>394
「えへへー…… ステラせんせーとやった!」

レオナに頭を撫でられれば、また心地よさそうに目を細めて声を弾ませる。
思えば熱に関わるという点で共通しているだけあって、火属性はとりわけやりやすかったかもしれない。

「んーっと…… ほかのでもできる?」

魔力を注いで案山子への火を強めながら、ふとそんな疑問。
レイヴンに水魔法を習ったときに、属性の置換の概念もまた教わったのだ。
起点指定によって魔法を使うこの方法は。他の属性でも使えるかと。レオナにそう聞いた。
396リナリア・クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/05/20(日)19:22:53 ID:RaL
>393
「あら、それじゃ貴方の行動次第ね、私は理由なく怒ることはしないもの」

にこっと悪戯っぽく微笑みながらそんな風に返す、裏を返せば何らかの理由があれば、この少女は遠慮なく鬼神の如き怒りを見せると言うことだ。
私を怒らせないようにしてちょうだいね?そんな意味の込められた彼女の台詞、何て言っても少女の怒りになんて、今はそう大した力もないけれど。

「そ、そんなに喜ばなくてもいいわよ、お詫びなんだから、胸を張って受け取って頂戴」
「でも、そうね、私の好きなもの……考えたこともなかったわ……」

自身満々、といった様子の少女もそこまで純粋に答えられればたじたじ、元はと言えば自分が起こした問題の尻拭いにそんな反応をされてしまえば、思わず浮かんだ罪悪感に語調も弱くなる。
少女の貴重なあたふたシーンはともかく、相手の突然のそんな質問に、彼女は改めて自身の欲求について考えてみることだろう、自分、友達、絵、学校……どれも何だか、相手の求めているような回答ではない気がする。
少しの思考時間、ふと思いついた自分の好きなものに顔を上げて相手の表情を伺えば、少し恥ずかしそうに小さな声で答えた、「ぬいぐるみ」と。
397レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)19:26:13 ID:Is7
>>395
「なるほど、ステラ先生か・・・さすがねやっぱ」

ボソボソと呟いて、それからのエリシアの質問に

「他の?こんな感じ?」

するとレオナは何を勘違いしたのか

「ブレイズノヴァ」

人形の両脇から火柱のような発火が起こり、人形の点で交差した!

「プロミネンス」

足元から激しく噴き出す火柱が人形を襲った

と、それのそれぞれ上位版を披露したよ!
398エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)19:31:42 ID:so7
>>397
「うん、ほかのー……ぷえっ」

こくこくとレオナの言葉に頷いてから、人形の方から光と熱の余波が。
慌てて目をやれば、火柱が人形に向けて交差するように殺到するではないか。
さらに、とどめとばかりに吹き上がる火柱。初級の火魔法とは比べ物にならない、視界を覆いつぶさんばかりの光。

「…………???」

ぽかーんと言った表現が丁度、と言った様子でレオナの方に首を向けたエリシア。
人形の方はこれ以上は使えそうにないくらいに、煤けて黒焦げになっていた。
399レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)19:36:34 ID:Is7
>>398
エリシアの反応にきょとんとして

「あれ?違った?ならこう?」

そう言うと、魔法をまた唱える、「フラッシュ」

すると人形に光が一筋落ちました
光属性の魔法です。二番目に得意な光で披露
400エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)19:39:58 ID:so7
>>399
「…………」

黒こげの人形に光が落ちる、そんな様を呆然と眺めるエリシア。
属性置換という意味ではたしかにこちらなのだが、もうそんなことは頭に入ってこない。
思えば落ち着いた状態で、それにこれだけの距離で。これほどの大技を見るのは初めてのことだっただろうか。

「……さっきの、えりーもできる?」

属性置換への興味は、どうやら火柱たちに消し飛ばされてしまったようだ。
レオナの服の裾をくいっと引っ張りながら、そう呟いて問うた。
401ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)19:41:11 ID:riI()
>>396
「は、ははは、善処するじゃんよ……」

本人の脅威レベルはそこまで関係はない。いや、魔術の腕前的にガチンコ勝負になれば普通に負けかねないが。
あの日のトラウマを再燃させないためにも、この子だけは怒らしちゃいけないと心にきざむのであった。

「いや、実際俺みたいな貧乏人には手の届かない雲の上っつーか?」

でも、プレミアムな限定感は、主に館関連だから触れないでおく。

「ぬいぐるみな。いや、可愛くていいと思うぜ?」

バカにするつもりはない。それでも、なんだかほほえましいものを見る気持ちになってしまうのは事実。
やっぱり女の子なんだなーって少しほっこリ。
その表情に、もしかしたらリナリアはちょっと怒るかもしれない。
でも、この光景を見れば、少しは啖呵が下りるのではないだろうか。
ダニエルがパチンと指を鳴らすと、あたりに大小さまざまなぬいぐるみの数々が現れたのだから。

「オドとマナを利用した幻覚もどきだけどよ、見て愛でる分には楽しめるっしょ?」
「気に入ったのがあれば、近い形のやつを買ってくるからよ」

ぴょんぴょんと本物のようにうさぎのぬいぐるみが跳ねている。
見ごたえは申し分ないはず。
402レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)19:44:01 ID:Is7
>>400
「んーっと、やってみないとわからないかなー、試してみる?」

と、エリシアに言うと

「とりあえず消費する魔力はブレイズよりは多くなるよ」

と、そう伝えて

「んで、頭の中で起こす現象をよーくイメージする事・・・とりあえずブレイズノヴァの方が簡単かな」

教えますね。これは二箇所に起点指定しないといけないとかも伝えて
403エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)19:49:10 ID:jEM
>>402
「ん、やる!」

レオナの注意事項を受けても気合十分でこくりと頷いて。
目を瞑って先程の光景を思い出そうと試みるエリシア。まずはイメージから、魔法の基本である。

二ヶ所から吹き上がる火柱。その交点に対象を置くように。
これは魔法の起点としては二ヶ所でも、行使の上で意識するのは三ヶ所ということになる。

「んー、わかった……!」

むむむと唸りながらイメージを固めたエリシア。次は次はとレオナに問う。
404リナリア・クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/05/20(日)19:51:09 ID:RaL
>>401
「いいわよ笑いなさいよ!どうせ子供っぽいとか思ってるんでしょう!」

かぁっと頬を赤くしながらまるで八つ当たりのように言葉をぶつける、どうやらこの少女、あまり子供には見られたくないお年頃な精神を持っているようで。
とはいったもののぬいぐるみ好き自体は拭いようのない特性、何せお気に入りのぬいぐるみを親に壊されたことが惨劇の引き金になるくらいだから。

「…………好き!」
「じゃなくて、えーっとそうね、私のお眼鏡に適うのはこの子くらいかしら……いやあの子も……」

そしてその八つ当たりのような言葉も、周りにいきなり現れた色とりどりのぬいぐるみを見れば軽率なその言葉に塗り替えられる。
ぱっと顔を輝かせて言ったその言葉を取り繕うように、跳ねた兎のぬいぐるみを優しくその胸に抱きながら言い、かと思えばその視線は犬のぬいぐるみを追っていて。
意地を張りながらのそんな選別、お眼鏡に適うだのなんだの言いながら結局彼女が最初の兎のぬいぐるみに決めたのは、ぬいぐるみが現れてから数分の時間が経過した後であった。
405レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)19:54:45 ID:Is7
>>403
「そこから、一気に多くの火のマナを取り込んで、勢いよく火を噴射させる!」

と教えます
どうやらちまちまと取り込んでいたら徐々に燃える感じになり、火が激しく噴き出すと言ったようにはならないそうで

「ここミスるとこーんな感じになるよ」

悪い例を見せると、ぼうっと勢いの無い火が立ち上ってのろのろと人形で交差して火は消える
406エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)20:00:13 ID:jEM
>>405
「ん、いくよー!!」

レオナから方法を聞くや否や、イメージが解けないうちにと指定先に魔力を注ぎ込む!
二点は炎が生む光を称え、勢いよく噴出する…… 前に、ばーんとその場で弾けた。

前にファイアボールの威力を増していくうち、制御しきれなくなって弾けた事がある。
魔法でいうと《エクスプロージョン》の下位魔法である《バースト》に当たるだろうか。それが噴出前に起きた感じだ。
思えば火の玉を放つ、大きくすることはあっても、火柱として特定方向に弾けさせるといったことはして来なかったのだ。

「んー?」

空振りの手応えに首を傾げるエリシア。改善点はまだまだありそうだ。
407レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)20:05:18 ID:Is7
>>406
「うーん・・・まだちょっと早かったかなー、少しずつ大きな魔力を一気に使えるように訓練してかないとダメかも」

と、エリシアに言うが、でもっと切り返す

「さっき起こった爆発だけど!あれはバーストって魔法だよ!あれを人形の中心で直接当てれば立派な攻撃魔法の一つよ!」

と、偶然の賜物としても、さっきの失敗は別の魔法になってるだけと教えます
408ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)20:06:37 ID:riI()
>>404
「笑わねえってば。女子は何歳になってもぬいぐるみが好きなもんっしょ」

これは、彼の姉を思い出してのこと。
そのことを昔からかって制裁を受けたのは、今でもいいトラウマだ。
そしてしばらく、ちょっと強がりながらも楽しそうにぬいぐるみを選ぶリナリアを、ほほえましそうに見るダニエルであった。

「オーケーその子だな。いたのは確か、隣町だったか……今度会うときまでには買ってきておく」

というわけで、見事激戦を制したのはうさちゃんなのであった。
彼の魔法は記憶の投射でもある。絵で見たもの以外なら、実物もまたどこかにあるのだ。

そしてここでダニエル、ある聞くべきことがあったことを思い出す。

「そういえば、よぉ。この学校の司書に、ダリアさんっつー人がいるの、知ってるか?」

そう、ダリアとなにか接触があったかどうか、だ。
あの事件を解決するためではあるが、もしかしたら相手のトラウマを刺激することになるかもしれない。
そういうわけで、世間話を装って、たずねてみる。
409エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)20:09:53 ID:jEM
>>407
単純な発火と火柱とでは、またそこでも使う魔力と練度が異なる。
その点に関して言えば、強大な火柱を扱う今回の魔法はまだ早かったということだろう。

「……ん?これも?」

だが単純な失敗ではなかったと分かれば、少し気を取り直した様子のエリシア。
起点指定の要領で人形のそばに火球を生んで、ばちーんと弾けさせれば熱と衝撃が黒焦げの人形に降りかかる。

「こっちはできた!」

まだまだ腕を伸ばして起点指定をするエリシアだったが、こちらの要領は掴めているようだ。
410レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)20:18:12 ID:Hvo
カリカリカリカリ……。
地面に杖の石突で魔導書のものと寸分狂いない水属性の魔法陣を描いていくレイヴンが校庭に居た。
そして描き終えるとふー、と息をついて……。

「……んしょ……。――……?」

なぜか一匹の狐を連れてきた。二尾であるそれはただの狐でないことはよくわかるが、それと一緒に魔法陣に入――っても特に何か起きるわけでもなく、首を傾げていた。狐も。
多分、周りがこれだけで何したかったのか判断するのは困難極まるだろう。
411レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)20:18:26 ID:Is7
>>409
「やったね!」

と。成功してるエリシアに言って喜んでるレオナ

「これからその調子でどんどん魔法覚えていくんだよ!」

頭をまたなでなでとしてにっこり笑顔を向けてます

「さーってと・・・」

するとレオナは伸びをして

「あたしはそろそろ寮に帰るかなー」

と、そろそろいい時間になってきたなーっと
412エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/20(日)20:22:51 ID:jEM
>>411
「おー……っ、わかった!」

しっとりとした頭部を撫でられれば、またうっとりとした表情になって。
新しい魔法を覚えるということは、やはりエリシアにとってはいつでも楽しいのだろう。

「んー、えりーもちょっとつかれた……」

《バースト》のような魔法は、魔力を凝縮することで破裂させるもの。
その性質から消費量も多く、これまでの練習などもあってそろそろエリシア的には厳しい様子。

「えりーも!いっしょにかえろー!」

今日の修練はこれでお開き。二人は一緒の女子学生寮へと帰っていくのだろう。
手をつなごうとでもいうようにぴっと手を差し出して。満面の笑みをレオナに向けた。
413リナリア・クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/05/20(日)20:23:24 ID:RaL
>>408
「ほんと!?……い、いい心がけじゃない、褒めてあげるわ」
「なるべく速く買ってくるのよ!いいわね!待ってるんだから!」

ぱぁっと表情を輝かせながらその胸に抱いた幻覚のぬいぐるみをぎゅっと強く抱き締める……よほど好きなのか、その一見強引に見える抱き締めですらぬいぐるみを傷つけない優しさで保たれていて。
照れ隠しついでにびしっと相手を指さし不遜にも命令、最後にちょろっと本音が出ている辺り、どうにも少女は非情に徹しきれない部分があるようで。

「え?えぇ、知ってるわよ、今日私にアドバイスをくれたのはその人だもの」
「でも何だかあの人、私と同じ匂いがするわ」

さて、その質問は少女にとっては少し意外だったのだろう、不思議そうな表情を浮かべてそんな風に答える、その表情にはしかし、あの屋敷の事を匂わせるような仄暗い色は伺えない。
アドバイスを貰ったのも今日だと明言している辺り、まるであの時少女に惨劇を起こさせたのは彼女ではないかのような言い草だが。
414レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)20:26:04 ID:Is7
>>412
「うん、んじゃ適当に売店で何か買って帰ろっか、奢るよ!うまく魔法覚えた記念に」

にっこりと微笑んで、エリシアの手を握りました
そして特にエリシアが拒否しなかったら売店で何か奢ってあげた事でしょう
それから一緒に寮まで帰って行ったでしょう
415ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/20(日)20:26:19 ID:ADs
>>410
……それは生け贄かい?やあレイヴン、こんにちは
【緑色の体毛を持つ虎の魔物に服の襟をくわえられ、運ばれている自称旅人の少年が通りかかりますよ】
【風の魔力が濃い少年は、この虎の魔物にとって良い餌なのでしょう】
416レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)20:32:01 ID:Hvo
>>415
…………ウィルウィルの方が生け贄っぽい、こんにちは

【ストレート過ぎる感想を述べるレイヴン、虎を見ても怖がりはせず、むしろ来い来いとばかりに手招き】
【一方の二尾狐は虎を見て怖がってますが、レイヴンが捕まえてる以上逃げられないようで】

ちょっと試したいことがあった。だから連れてきた

【らしいです】
417ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/20(日)20:36:21 ID:ADs
>>416
ふむ、なにを求める儀式かは何となく察しているからさ……どんな風に儀式をするんだい?
【虎はジェスチャーを理解する知能があるのか、レイヴンへ近付いていきますよ】
【当然ウィルをくわえたままで、ウィルは引き摺られる形で付いていきます】
【どーせ雨乞いだろう?分かってるさ僕インテリジェンスヒューマンだし的な態度ですね】
418レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)20:39:38 ID:Hvo
>>417
…………狐の嫁入りって知ってる? ……あと、無事?

【物凄い脈絡がない質問に見えて、雨乞いと来ればわりと繋げられるワードである】
【ウィルが引き摺られてるのを見て一応声かけをしながらも虎の頭を撫でり】

【動物には手慣れてる様子である】
419ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)20:40:53 ID:vMJ
>>413
「はいよお姫様。それくらいおやすいご用ってやつじゃん」

それだけ喜んでもらえるなら、用意しただけのことはあった。
本物はもう少し後になるが、今はこの幻想のうさぎで満足してもらおう。

「今日、アドバイス……? なんつーか、仲よさそう感じ?」

それに、同じ匂いときたか。
これがそそのかした犯人なら、こういう反応は出て来ないはずだ。
だったら、やっぱり件の事件とは無関係なんだろうか。
でも、匂いだか雰囲気に似たものを感じるなら、過去改変の魔法には何かしら関わりが……?
思考の堂々巡りだ。リナリアの答えを待つべきかもしれない。
420ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/20(日)20:44:35 ID:ADs
>>418
オリエンタルな地域に伝わる伝承……だったかな?僕の母親が住んでいたところにもそういう話があった気がするよ
【ウィルのふわったとした知識はこんなもんである】
【緑の虎は大人しく撫でられています、毛は手入れされているのか触り心地良いですよ】
【因みにウィルが傷付いてる様子は全くないぞ!】
421レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)20:47:20 ID:Hvo
>>420
……いい毛並み
私もよく知らない……けど、それが起こると雨が降ると聞いた 

【よしよしと緑虎を撫でてから、狐を指して食べちゃダメ、と言い聞かせる】
【そして恐らく、雨を降らせるためにこの狐を連れてきたのだろうとウィルにも予想が付くはずだ】

【一匹しか居ないけども】
422リナリア・クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/05/20(日)20:49:34 ID:RaL
>>419
「仲は良くも悪くもないわ、私、一歩引いた相手と仲良くなるのは嫌いなの」

その関係は要するに知人、初対面よりマシな程度の関係ということらしい、そして同時に、それ以上の関係に踏み入ることもないと。
彼女はある種わがままで口うるさい子供だが、同時に自分がそれくらい面倒な人物であるが故に、他人の内面を察することに長けている、例えば彼女が、自身と友達になりたいとは欠片も思っていないことを察せるくらいに。

「同じ匂いっていうのは、何というか……あの時の私と似てる気がするのよ」
「自分の意思では行動せずに、何か大きなもののために行動してる感じ」

反吐が出るわね、と、同族嫌悪のような感情に吐き捨てながら、少女が語るのはしかしあくまで彼女の推論に過ぎない、会っているのかも分からない戯言だ。
あの時、巨大な影に操られスクイバコとして生きていた少女と、どこか影を伺わせつつも、自身の人生を自由に謳歌しているように見える彼女。
はた目にはその二人に共通点があるようには見えない、所詮は子供の戯言だろう、真面目に耳を傾ける必要のある内容ではない、そうだろう?
423ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/20(日)20:52:04 ID:ADs
>>421
嫁入りってワードがあるじゃん?……つがいになる様な狐は? 
【緑の虎は風の魔力が主食なのでウィルがごはんでごはんがウィルです】
【嫁入りにしちゃあ狐が足りないね?とツッコミを】
424レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)20:55:53 ID:Hvo
>>423
…………ただいま女の子の狐を探し中、飼育から連れ出そうと思ったけど、同時はダメだって言われた

【どうやらそっちの許しがでなかったようですね】
【そしてここから察せられるのはレイヴンが今連れている狐はオスということです】

ウィルウィル、近くで狐、見なかった?
425ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/20(日)21:01:09 ID:ADs
>>424
んー、仮に見かけたとしても僕は協力できないかな?勝手に相手作って育てる狐を増やしちゃいましたじゃあ怒られそうだ
【嫁入りってことはまあ獣だしやることをやりそうだし】
【そういうのを防ぐために一匹だけなんじゃないかなあ?とウィルは認識したようですね】
426ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)21:03:40 ID:riI()
>>422
「仲良くはない。それで、事件のころのリナリアちゃんと同じような雰囲気を感じる、ね」

ふつふつと湧き上がる怒り。
悪人はもちろん嫌いだが、他人を、しかも美女を利用して悪事を行うやつはもっと嫌いだ。
怒らないでと懇願していたダニエルだが、今度は当の本人が怒りを感じ始めている。
でも、それは我慢。リナリアに怒るなんてわけがわからない。
しかし、まだだ。まだこれだけでは完全ではない。これは、最後のダメ押し。自分の疑心を打ち払う一撃だ。

「あー、つまり、件の事件が終わってから、ちょろっとだけ会った、くらいの仲で、事件以前にはあったこともなかったわけ?」
427レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)21:05:39 ID:Hvo
>>425
……許可もらいにいったら「増えそうだからダメ」って…………ウィルウィル、なんで?

【どうやら飼育の担当者からもほぼ同じ理由で断られたようですね、そちらはぼかしてきたみたいですが】
【狐をずい、と出してなぜつがいにするとダメなのかとぼかされた理由について求めてきました】
428ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/20(日)21:08:51 ID:ADs
>>427
ふふふ……せっく『ぐろーぅ』ぐへっ
【セックス!と叫ぼうとしたウィルを、虎の魔物が阻止しましたね】
【具体的には口から一旦離して、落ちたウィルの鳩尾を虎の魔物が踏んでいます】
429レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)21:11:30 ID:Hvo
>>428
せっく? ……こら、踏んじゃダメ、爪が刺さる

【虎の魔物の気遣いを察した狐は敬うような目を虎に向け、一方のレイヴンは虎にそんなことを】
【そういえばこの学校、生物とかについてどういう学びをしているのでしょうね?】
【レイヴンの興味は虎の前足の爪の有無に逸れていますが】
430リナリア・クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/05/20(日)21:14:08 ID:RaL
>>426
「えぇ、当たり前じゃない、私はあの時まで外に出ることもろくに無かったもの」
「この学校の図書館に居る人なんて、面識があるはずないじゃない」

少女の回答は簡潔で、この上なく分かりやすく相手の疑問を解決するものだった、つまり、あんな女性は見たことがない、と。
事実部屋に軟禁状態だった少女がこの学校の誰かと事前に会うことは不可能なわけだが、さてはてそれならば、少女の日記にあったイノミナンダムの名前は。

「……ねぇ、何か嫌なことでもあったの?さっきから何か、怒ってるように見えるわ」

そこまで言ってその視線を、まるで相手の表情を伺うように上目遣いに見つめる少女、彼女の勘の鋭さはどうにもこんなところにも働いてしまうようで。
その表情は不安そう、というよりも、これほどまでに目の前の相手の感情を動かす要素が、自分の台詞のどこにあったのかを伺うようなそんな様子だったが。
しかし、まぁ、なんだ……。

【こんなことならあの時に、殺しておけばよかったなぁ】
431ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/20(日)21:17:04 ID:ADs
>>429
今度こそ!セックス……セックスだ!獣は番を作ったらすぐ交尾するからね!
【魔法を学ぶ上で科によっては魔女学とかあるような所なんだ、交尾がなんだこんちくしょう!】
【虎が止めようと、堂々と恥じるどころかはっきりとウィルは叫びます】
【虎がレイヴンを立てて爪を立てずどすどす肉球で鳩尾を圧迫していってますが、ウィルは何とか耐えていますよ】
432レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)21:23:03 ID:Hvo
>>431
……

【おおっと、なんと言うことか、虎の意図を察したかレイヴンの耳が二尾の狐の尻尾でそれぞれ塞がれている】

交尾? ……あ、そっか。つがいはそういう意味なんだ、ありがとう

【意味はあんまりなかった。耳がいいから仕方ない。しかしどうやら、動物だから交尾すると思ってるためかリアクションが納得のそれである】
【狐に至っては虎先輩に申し訳なさそうに耳と尾を垂れさせてます】
433ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/20(日)21:29:40 ID:ADs
>>432
……まあ、勝手に結婚させてセックスされても困るから貸し出しはNGなのだろうねと高らかに声を出して主張しようじゃないか
【セックスの部分が強調されている感じですよ】
【で?その儀式はどうする?諦める?と聞こうと】
【虎はやれやれ、とため息をつききました】
434レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)21:33:45 ID:Hvo
>>433
なんでセックスを強調? でも確かに。私増えても育てられるとは限らない……あとで飼育の人にも謝っておかなきゃ

【ウィルの言葉の強調具合に首を傾げながらも理由には納得したらしい】
【が、ここでウィルにとってちょーっとだけ不味いかもしれない台詞も出ていたのだった】

……その虎ってメス?

【そもそも狐がオスなのにまさかの虎も使って擬似的にしてみようと考えたようですね】
【そして狐の嫁入りなのに……である】
435ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/20(日)21:38:21 ID:ADs
>>434
暈すと何か負けた気がするじゃん?いっそこういう単語は強調した方が卑猥な感じにはならないもんさ!
【ウィルとって不味いかもな台詞があったとしてもなウィルは気付かないことでしょう】

雌だけど、虎が嫁になったとてどうすんの?
436ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)21:42:06 ID:riI()
>>430
「そう、だな。そりゃあ、そうか」

腰が砕けそうになるほどの安堵感。
二人組だったという可能性も捨てきれないが、それでも、リナリアの直感を信じるならば、ダリアは望まぬ仕事をさせられている。
はらわたが煮えくりそうな話だが、それでもどこか、ホッとしている自分がいた。

「やー、あの事件のことをちょっと思い出してよ。あの事件の黒幕マジ許せねー、って……」
「まて、そうだ、だったら、イノミナンダムって、一体誰なんだ……?」

そんな剣呑な顔をしていたのかと、すこし表情を崩す。
しかし、ここで思い出す。あの日記には、間違いなくイノミナンダムの文字があったではないか。
だったらこれは一体……

その時、ぞわりと、何かに首筋を撫で付けられたかのような悪寒が走る。
吹き上がる冷や汗。周りをあわてて見渡すが、おそらく何も見えないのだろう。
何かされたわけでも、何か言われたわけでもない。しかし、言いようもない悪意が、その不快感を生み出していることは、直感的にわかった。
437レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)21:42:14 ID:Hvo
>>435
わかった、ちゃんとしっかり伝えておく

【謎のサムズアップを向けて、狐を撫でり撫でり】
【魔法陣から動かない辺り、時間経過で起こらないかと思ってはいてもやっぱり変化が起きません】

……虎の嫁入りって聞いたことある?

【レイヴンも首を傾げていた】
438ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/20(日)21:47:37 ID:ADs
>>437
うん、狐がセックスする可能性を考えずに番を作ってしまおうとしたのは謝った方が言いかもしれないね
【ウィルもノリでいえーいとサムズアップしていますよ】
【虎はウィルの頭部を甘噛み気味に持ち上げます】

ないなあ、言い伝えとしてはね?
【虎の使い魔を持っている魔法使いが交配のために送り出すとそんな状況になるだろうか?とか、のんきに考えています】
439レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)21:51:24 ID:Hvo
>>438
うん、あとウィルウィルから教えてもらったって言っておく

【虎の甘噛みには特に指摘もなく。ウィルが痛がっていないのが理由になるのでしょう】
【狐は「いいのかアネキ」みたいな目で虎を見てますね】

じゃあ、虎ではダメかな…………仕方ない、また別の方法を試してみる

【そう言うとレイヴンは魔法陣に魔力を通し始めたのか、魔法陣の線が淡い水色に光り出しましたね】
440リナリア・クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/05/20(日)21:58:37 ID:RaL
>>436
「……貴方、そんなに正義感の強い人だったのね、辞めた方がいいわよ」
「一度折れたら立ち直れなくなっちゃうもの、私嫌よ、貴方の沈んだ姿を見るなんて」

黒幕を追う少年の姿勢に、しかし少女は懐疑的なようで、その表情に初めて、目の前の相手を心配するようなそんな色が浮かんだ。
その言葉はまぁ、目の前の相手が何か重大な挫折に直面して折れることを前提に語られた言葉だったが……それは決して目の前の相手を力不足と揶揄しているわけではなく、まるで、何かを予見しているような。

「あぁ、そうね、私が書いたことだもの……でもごめんなさい、分からないわ」
「……認知症とかそういう理由じゃないわよ?ただ、何というか……私が悩んでいる限りは何者にだって見えたの」

実際に会ったはずの少女がその記憶を探っても、イノミナンダムという何者かはその姿を明確にしない。
掴みどころのないその台詞、本来ならば馬鹿馬鹿しいと一蹴されてもおかしくはない言葉、されどその言葉こそがイノミナンダムの全てだ。
君がその存在をどう思っているか、それに応じてその存在は姿を変える、他者の認識によって成り立つ存在、それがイノミナンダムの正体。
441ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/20(日)22:06:56 ID:ADs
>>439
魔法の学校だし、雨乞いの手段なら他にも沢山書物とかに残されているだろうしね……そうするといい
【虎はウィルの頭をくわえながら、どこか主を探すように立ち去るのでした】
442レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)22:09:55 ID:Hvo
>>441
ん、ありがとう、ウィルウィル、虎またね

【ふりふりと手を振って二人を見送るとじわぁ、と染み出してきた魔法陣からの水を見て安心】
【そしてその場を後にすれば、飼育区域へと戻って飼育の担当者にウィルに言われたことをウィルから出た情報であることも含めて……言ってしまったという】
443ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)22:16:50 ID:riI()
>>440
「へんだ。不死鳥のダニエルたぁ俺のことだぜ? 失敗なんて何のその。何度折れても立ち上がる。それが人間の強さっつーもんっしょ」

それっぽいことを言っているが、実際のところは何度振られてもめげない普段の態度をあきれられてつけられた二つ名だ。あまり格好がつかない。
しかし、リナリアのあの確信めいた目はなんなのだろうか。直感や決め付けではない、そのマイナスな自信は一体……。

「何者でもあるから、何者でもない、いや、何者でもないからこそ、何者でもある……?」
「つかそもそも、人間なのかイノミナンダムって……」

自分で何を言っているか、良くわかっていない。だが、人類の理解の外にある存在なのでは、と疑いはじめてはいた。

「やー、でも、実際助かったじゃんよ。おかげで一歩前進できたし、真実にもまた一歩近づけた」
「黒幕をどうこうするかは別として、今回のことは大活躍じゃんよリナリアちゃん」

とここで、ダニエルはまたいつものナンパでお調子者なダニエルに戻っているのであった。
444リナリア・クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/05/20(日)22:29:41 ID:RaL
>>443
「どうかしら、私にはその強さはないもの、きっといつか、どこかで折れてしまう気がするの」
「ねぇ、私を悲しませないでね?凹んだままでいたら私、怒っちゃうんだから!」

それはただ単純に少女がネガティブだからこその言葉だったのだろうか、それとも何か、この物語の先にある悲劇を知っているからこその言葉だったのだろうか。
否、今の彼女はただのちっぽけな力しか持たない人間の半端ものだ、だからその言葉は、あくまで彼女の嫌な予感から成り立つだけの不確定な考え。
それでも何か、その必死さは或いは、君に対して心のわだかまりを残すかもしれない、同時に、自身の不死鳥さに磨きをかける決意とかも、或いは。

「さぁ、あれは私にアドバイスをくれただけだもの、それ以上のことは分からないわ」
「……踏み込み過ぎちゃ駄目よ?深淵を覗く時、深淵を覗いてるんだから!」

人間には見えなかったが、そんな言葉の代わりに少女は、相手に対して思わずそんな風な警告をすることだろう、良く語られる間違った格言も交えて。
まぁ少女が警告しているのにこんなことを付け足してしまうのもあれだが……たとえ踏み込まないでいても、それはいつかは訪れる。
その時の心構えを作るという意味であれば、踏み込むことも決して間違いではないだろう。
445ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)22:40:12 ID:Is7
図書室で、椅子に座り新聞を見ている少女
しかし、今回は表情は少し笑って

「・・・ふん、ざまぁって感じね」

その新聞をテーブルにばさっと置きます
そこには色々見出しがあります

"テラ・フェルナンデス!悪人だった!!"とか"テラはベルドリアに協力していた!!"とか
"指名手配!!現在は所在不明!!!"とか"仮初めの正義!!本性は非道!!"

昨日の事件の後に情報が学園から流れてこうなったのだろう。少なくともあの男の表の顔は、完全に潰れた

「ほんと、いい気味」

と、ほくそ笑んでます。実の親なんだけどそんなの関係無い
446リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)22:46:52 ID:Hvo
>>445
「普段なら咎めているところですが、今回に関しては心の底から同意しますよ、ルナさん」

テーブルに広げられた写真を見てわずかに短くなった金髪の青年が相席に着く。
周囲の一部もその新聞を見て驚いていたり、憤っていたり、「俺は最初から~」とテンプレ台詞を言っては白い目で見られている者など反応様々。

「とはいえ、流されやすいですよねえ、世論とは。以前まではこの有り様でしたのに」

カサカサ、と広げるのはいつぞやの新聞。しわくちゃ過ぎてテラの顔が見えにくくなっているが皮肉としては利いているだろう。

「さて、ルナさん。その後調子などに異常は?」

敢えてその新聞を横に広げて、テラの顔の部分に肘をついて頬杖を付くリエードは遠回しが一周回った態度で彼への評価を見せていた。
447ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)22:46:52 ID:riI()
>>444
「折れねえさ。たった一本の信念さえ残ってりゃ、人はピーンと立っていられるってわけよ」
「それでもしょぼくれたときはまあ、蹴っ飛ばして気合入れてくれや」

わざとらしいほどにかっと笑い、グッと親指を立ててサムズアップ。
心配する気持ちはわかる。話をしているだけで恐怖を感じる相手なのだ。
それに、実際にあったリナリアは、もしかしたらそれ以上に感覚的に真実を知ることができるのかもしれない。
だがそれ自身は、人が折れる理由にはなりえないではないか。
ならばまだ、ダニエルは歩き続けることができる。

「だったら、覗き込んでくる深淵にガンを飛ばしてやるのが男じゃんよ!」
「だからまあ? リナリアちゃんは目の前に引きずり出されたイノミナンダムに蹴りいれてやることでも考えといてくれ、って感じ」

ダニエルの成績的に、本来の格言はまったく知らない。
だが、深淵へと踏み込むこの一歩は、決して無知による蛮勇ではないだろう。
これは、もしかすれば今でも自分を見つめているかもしれない深淵(イノミナンダム)への宣戦布告でもあった。
448ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)22:55:35 ID:Is7
>>446
リエードが相席して、彼の言う言葉にうんうんと頷きながらふと思う

「え?、普段ならこんな程度で咎めんの?」

と、驚いたようですね。更に驚いたのは、前にルナがくしゃくしゃにした新聞をリエードがいきなり取り出した事だ
ルナは紅茶を啜りながら

「・・・何でまだ持ってんのよ」

と、苦笑しながらも小さな声で思わず突っ込む
しかし彼がその顔に肘を立ててるのを見てまたぷっとなります

「んー、特に悪いとかはないかな・・・傷とかも、私はそんなにしてないし」

ミズハの剣戟と、ロイコの水弾による傷はまだ痛むが外傷はそのくらい

「気持ちの方ももう、吹っ切れた」

軽く外を眺めて言います

ちなみにあの研究所はネポックの教員達により調べられたようで
ルナが捨てた黄色いオーブと、あそこにあった黒と青のオーブはまた学園に回収、保管されたようです
449リナリア・クラルテ◆m7hEgzNtKY :2018/05/20(日)22:57:02 ID:RaL
>>447
「……あら、蹴飛ばすだけで済むと思うなんて随分とお気楽ね」
「私の使える限りの魔法をぶち込んでやるわ、覚悟しておくことね!」

さてはて彼女は、目の前の相手に対して……いや、目の前の相手に限らず随分と過激派なようで。
ふっと下らないと一蹴するようなそんな笑みと共に、ともすれば死んでしまうのではないかと危ぶまれるような言葉を悠々と口に出した。
つまりは死ぬ気で頑張れとでも言いたいのかもしれない、彼女なりの叱咤激励は意地っ張りで、その意思が正しく相手に伝わるかも怪しいものだった。

「そうね、乙女の心を弄んだ罪は重いもの……」
「……応援してるわ、頑張ってね」

それに比べれば、薄い笑顔と共に呟いたその叱咤激励は、きっと至極単純明快で分かりやすいことだろう。
ふっ、とその手に現れるは一本の絵筆、空中にそのまま黒色の窓を描けば、彼女は相手に背を向けたまま、その窓の中に姿を消してしまおうとする。
お別れの挨拶は非常に簡潔だ、もし彼女に何か言っておきたいことがあるのならば、その背中にでも言っておくといい。
450エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/20(日)22:59:03 ID:RWi
とある日のお昼休み。
妖精の少年が中庭の木の下にある椅子に座ってお昼ご飯を食べている。

「この様子だと、治るまでは大人しくしてた方が良さそうかな…」

所々に包帯が巻かれたりしている様は痛々しいが、
当の本人はそれを感じさせる様子はなさそうである。
451リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)23:04:02 ID:Hvo
>>448
「自分の気分次第ですね」

つまり、相手によるとのこと。まあ誰でも知ってる相手が「ざまぁ」とか言われたら、なことである。

「なんとなく、ですね」

あのとき煽りに使おうかとも思ったが、そんなタイミングもなかったわけで。皮肉程度に持ち合わせるだけだ。

「それならば安心しましたよ。しかし外傷や気分もですが魔力も、ですよ」
「あの研究所を見た限り、魔力にも影響を及ぼすようなので」

外を眺めてる間に微笑みつつ、リエードはもうひとつの心配事を。

「さて、これはあまり言いたくないことかもしれませんが、あのオーブ軍は再使用不可ですかね? あとソーレさんには会いました?」

本当に今吹っ切ったと言ったばかりの相手に言うことではない。
452タニス ◆p01m289DEw :2018/05/20(日)23:10:12 ID:m38
>>450
「ふんふんっふーふんっ」

はてさてそんな日差しの心地よい中庭を、菓子パンを咥えながら鼻歌混じりで歩く彼女。
なおその食事のペースは遅々として進んでいない。なんというか、本当に咥えているだけのよう。
ローブの袖をぶんぶん振りながら、その足はエストレラのいる日陰へと。

「ここ涼しそうじゃん、お隣いーい?」

許可が取れればその隣に腰かけ、もし拒否されたなら木の幹にもたれるように立つ。
ちなみにさすがに人と話す時は菓子パンを口元から離している。
453ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)23:11:20 ID:Is7
>>451
「ふーん」

また紅茶を啜りながら言って、そしてそのくしゃくしゃ新聞を見て何か思い出したように話します

「ちなみに私、気取った人間が嫌いってのは嘘だからね」

前にテラが嫌いな理由を尋ねられた時に、咄嗟に出た嘘って事と別にそんくらいで嫌いにはならないと明かします

「・・・あの研究所見たでしょ、私は遺伝子改造されて、雷の適性と身体能力高くなったけど、火と風と光の魔法は一切使えないってだけよ」

そう言うと、指先から火を出そうとします。しかし、ただちょっと仄かに赤くなっただけの魔力が放出されて行くだけになって

「オーブは再使用できると思う。あの中に邪龍の魂が閉じ込められてるのはずっとだから」

一つ目の質問にはこう答えて

「ソーレにはまだ会ってないかな・・・リナを誘拐するってあいつが言い出した時に軽く喧嘩みたいになったからね」

と、ソーレについてはこう答えました
454ダニエル◆Wb0oWmK/22 :2018/05/20(日)23:12:55 ID:riI()
>>449
「おっふ……。折れるつもりはさらさらねえけどよ? 俺ってばリナリアちゃんが思ってるよりは貧弱だから適度に、な……?」

こういうところ、本当に格好のつかない男である。
とはいえ、気合が入ったことは確かなようだ。いろんな意味で負けるわけには行かないという顔つきになっている。

「まかされたじゃんよ。こう見えて俺、女の子との約束は破ったことはないんだぜ? 貸しを倍返しさせてやるじゃんよ」

そういって、今度は弱気を見せない顔で、確固たる約束を交わすのであった。
そして、どうやら、そろそろ別れの時間のようだ。

「ありがとよリナリアちゃん! 情報もそうだけどよ、勇気もらった! このお返しは、ちゃーんとさせてもらうからよ!」
「もちろん、ウサギのことも楽しみ見にしてくれよな!」

去り行くリナリアに向けて、そう声をかけるダニエルなのであった。
455エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/20(日)23:17:48 ID:RWi
>>452
「ん?」
声に振り向くと、そこには菓子パンをくわえた少女が。

「あ、ちょっと待ってね」
『お隣いーい?』の声に、エストレラが椅子に置いてた荷物である大きな紙袋を除けて
少女が座れるスペースを作る。
「はい、どうぞ」
456リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)23:19:54 ID:Hvo
>>453
「ほう、嘘を吐いたと? …………まあ不問にしましょう」

一瞬風紀委員の顔が見えたが、スッといつもの顔に戻る。それが嘘というなら嫌う候補は一つなくなってるわけなのだから。

「なるほど、ならば今後は使える範囲の魔法を学ぶと良いでしょう。自分も水の辺りは苦手ですしね」

お恥ずかしながら、と言うわりには余裕そうな態度だった。

「つまり、実験に使用できそうならば残るは魔力だけですかね。ありがとうございます」
「ソーレさんについては自分は対面してないのでわかりませんが、一度話をしておくと良いでしょう」

質問からの返答にそれぞれ頷くとソーレについての進言。ルナが無事と言うことはソーレも多少は安心できるだろうし、何かわかるかもしれないからだ。

「ああ、それと。あの時の自分については他言無用でお願いしますね?」

逆に怖くなるほどの物凄い笑顔で威圧した。
457タニス ◆p01m289DEw :2018/05/20(日)23:26:36 ID:m38
>>455
「どーもどーも」と短いような適当なような礼と共に、空けてもらったスペースへ。
もっさもっさと菓子パンを頬張りながら、ちらりとオッドアイの視線をお隣に向ける。
所々に包帯の見える痛々しい様に、好奇心が首をもたげた。
最近そんな大事でもあったか、なんて記憶を手繰ってみたりして。

「随分な格好だけど、大怪我でもした?」

それにしては大分平気そうだが、視覚で捉える分ではこちらにもあるはずのない痛みを想起させる。
「痛そうだねぇ」と軽く肩を竦めてみせる。本人が言いたくないのであれば、そう深くは追求しないだろう。
458ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)23:30:13 ID:Is7
>>456
「まぁ、昨日までの私はずーっと嘘ついてたようなもんだけどね」

なんて言ってお茶を濁す

「とりあえず、雷魔法から覚えて行こうと思うけどね、余裕があれば色々手を出してみるわ。リエードには雷あんまり効果なさそうだし」

別にもうリエードと戦う機会なんか無いだろうけど何となくこんな事を言って見たら、ソーレと面識ないとリエードが言うから

「ソーレはね、卑劣な奴よ」

一言、こんな情報をリエードに教えます

「うーん・・・思い出したらなんかムカムカしてきた、昔っから私に勝った事無いくせに足手まといとか言って来たんだった・・今度ちょっと文句言いに言ってやるか」

と、以前魔道具で通信した時に足手まといですと言われたのに腹を立ててる様子であるが、最後の部分は冗談っぽく言います

「あいつはこれからどうするんだろうねー、雑用とかでここで働き出したりするのかな」
459リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)23:38:09 ID:Hvo
>>458
「まあ新生ルナさんですし、その辺りはめん……別に?」

いちいち言ってたら日が昇るのはわかってるのだ。リエードは。

「ハハハ、土魔法の鎧のお陰ですねえ。避けられそうにないので守る方が自分は早いのですよ。まあ使われる前に殴りますが」

模擬戦等では鎖で牽制し、そのまま近付けば殴りにいくというスタイルが基本である。故に純魔導士からすれば厄介すぎる。

「必要ならいつでも相手になりますよ? ……まあ誘拐を考える時点でわかりはしますが、なぜレオナさんを直接誘拐しなかったのでしょうね?」

リナ誘拐できるならレオナでも大丈夫では? 的な発想である。単にソーレの価値観によるものかもしれないが。
ちなみにこの部分の会話は小声である。

「ええ、言ってきなさい。言える内に言わなければ悔いるだけですからね」
「雑用でしたら活躍できるのでは? ああ、水魔法が使えるのでしたかね、彼は。それなら壁の清掃なども任せてみますか」

生徒に戻れたルナと、清掃員にさせられそうなソーレ。これは日頃の行いと信頼というべきか。
460エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/20(日)23:38:28 ID:RWi
>>457
「まあ、そんなところかな。
雷魔法の練習中に、ちょっと暴走させちゃって、ね」
と、少しばかり恥ずかしそうに。

手や足に巻かれている包帯もだが、一番痛々しそうなのは背中の翅で、
左側のうち1枚は中程から消失しており、他の翅も所々破れたり穴が開いたりしている。
461タニス ◆p01m289DEw :2018/05/20(日)23:49:38 ID:m38
>>460
「うへぇ……そりゃまた派手にやったねぇ」

実際は違うのだろうが、彼女はその真相をまだ知らない。
結果だけは多少噂として聞いているかもしれないが、その程度にすぎない。

「ほら、その翅なんてボロボロじゃん」
「……いやマジで大丈夫なのそれ、ちゃんと治るの?」

エストレラの身体のあちこちを眺めわたして、見るも無惨な背中の翅に目が行ったのだろう。
最初は軽い調子、それから改めてその程度の酷さに気がついたのか僅かに声のトーンを落とす。
人間に翅はない。故にそれがどれだけ痛みに繋がるのか、自然治癒するのかなんて分かるはずもない。
無知がための心配といったところか、いつの間にか食べる手を止めてじっとエストレラを見据えていた。
462ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/20(日)23:51:18 ID:Is7
>>459
「土の鎧・・・ほんっと私からしたらとことん相性悪そうねあんた・・・ぶっちゃけ昨日、怖かったし。あそこまで言葉遣い変わって怒鳴られるとは思わなかった」

純魔導師ではなく、スピードタイプの双剣、雷使いからしたら斬れにくくて絶縁体鎧とか厄介過ぎると思う
怖かったと言うのは豹変リエードの事ですね

「まぁ、楽ーにやりたかったんでしょうね・・・あ!」

ソーレの事を話してたら何か思い出したようで

「あいつ、迂闊に私とかテラの名前言ったら死んじゃうから元凶のテラぶっ飛ばすまでは会わない方がいいや」

と、こんな事をいった。どうやらソーレは魔術による呪いをまだかけられているだろうと話す。テラに歯向かったり、テラやここに潜入していたルナの情報を暴露したらその魔力が内部から襲いかかって死に至らしめると説明
でもカラクリは魔力によるものとルナが言ったから、解呪に強い魔術師等が居れば解けるかもしれない

「水なんかは利用用途多くていいよね、お風呂沸かしたり、洗濯したり・・・洗濯はさせないけど」
463リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/20(日)23:57:02 ID:Hvo
>>462
「ですが無効化まではできませんよ、出来ていたら制服を新調してませんから」
「いつもなら、あそこで殴っているところでしたが……あ、本当に他言無用でお願いしますよ?」

抵抗こそすれど影響はある様子だ。ほんの少しだけ短くなった金髪がその証か。
豹変自体は多少自覚があるのかまたしても強調。

「…………なるほど、その件についてはロイコ先生にも伝えておくといいかもしれませんね。尋問中に死なれても困りますから」

ロイコに解呪ができるならその心配もなくなるが、念のためだ。それにちょうどいい会う理由にもなるだろうと。
ぐしゃり、と少し動いた肘のせいでテラの顔写真はさらに歪んだ。

「さすがに洗濯はさせなくても良いでしょう、自分だってさせる気ありませんよ」

下着破られると面倒ですし、と卑劣なソーレがしそうなことを苦笑い気味に漏らす。

「何にせよ、生きていて何よりですね、
お互いに」
464エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/20(日)23:58:22 ID:RWi
>>461
「いやー、星魔法のつもりで魔力を込めてたらちょっと暴走してしまって…」

そう言いつつ多数の『星』を展開してみせる。

「どうも、他の属性の魔法はまだまだ苦手なんだよね」

今度は『星』を操る片手間に、少し離れた場所に水球を展開するが、
出したと同時に激しく歪み始め、少しばかり経つとはじけて地面を濡らしていた。
こんな状況でも、展開した『星』は軌道が乱れることもなくエストレラの周囲を周回している。

「まあ、前にも翅が千切れたりしたことはあるけど、その時も綺麗に治ってるから心配はしてないかな?
治るまでは飛べないのがちょっと大変だけどね」

前にもこんなことがあったのだろう。
エストレラ自身は何の心配もしていないようである。
465ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/21(月)00:06:59 ID:ZUb
>>463
「・・・わかった、黙っとく」

少し間を置いて答えます。間が空いたのは殴られてた時の事を想像してうわぁってなったようですね

「そうね、これは早急に伝えておく」

尋問中に死なれたりしたら後味は悪くなるしとも言う
昨日自殺しようとしたお前が言うなって感じではあるが

テラの顔写真についてはいいぞもっとやれと感じてる様子

「・・・そうね」

リエードの最後の、良かったですねに対してこう言って、学園に戻って来てその暖かさをまた実感する

「ありがとうね」

これはかなり小さな声で
466タニス ◆p01m289DEw :2018/05/21(月)00:09:41 ID:qRZ
>>464
「おおすごい、綺麗」

まだ日が天頂にいる時間帯でもここは木陰、ちかちか光る星の軌道は周囲を優しく照らす。
他の使い手がそういない魔法である事もあり、口にするのはそんな純粋な感想。
が、次いで中途半端な発動に終わった水魔法には、ううむと首を傾げて唸る。

「ちょっと分かるかも。一般的な属性魔法の感覚が掴みづらかったりするんだよね」

翅に関してはまだ少し不満げであるが、そういうものかと納得する事にしたらしい。
どちらかというとその後の言葉に興味を示したようで、また食事を再開させた。

「それ飛べるんだ……っていう事は、やっぱり妖精さんかなにか?」
467リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/21(月)00:16:13 ID:uvx
>>465
「なんなら本日探してみなさい」

善は急げ、とばかりの様子である。自害に関しては克服してるので今はセーフ。

きっと、今のテラの顔写真はシワが入ってインクの剥離すら起きているだろう。あまり見れたものではない。

「どういたしまして。しかし、それはまだまだ言う相手が居るでしょう? あ、この方には自由で構いませんが」

テラへの礼など……となるかもしれないが、ある意味変な依存も起こさない態度だったが故にすんなり戻ってこれた面もある。
リエードはその点に関しては評価するのだった。プラスマイナスはマイナスレッドラインだが。

「さて、本日これからのご予定は?」

すっかりみにくくなった新聞の顔写真にすごく悪い笑みを浮かべながら、くしゃりと丸めて懐にしまうのだった。
468ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/21(月)00:22:02 ID:ZUb
>>467
「まあ、早い方がいいよね」

リエードの言葉に同意して言って

「まぁ、それは沢山いる・・・ね」

ふふっと表情は緩んでまた小さな声でそう言ってからテラに礼?冗談じゃないと拒否しますね

「今日これからこ予定?・・・また屋上かどっかで・・・寝よーかなって思ってたけど」

寝ようかなと思っていた、まさかと思うだろう

「言っとくけど、私のグータラな性は・・・演技でもなんでもない、ありのままよ」

そう言うと欠伸して、ここのテーブルで突っ伏しましたよ
469エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/21(月)00:23:14 ID:PvT
>>466
「これなら得意なんだけど、他の属性はまだまだかな」

そう言って、『星』を複雑な軌道を描きながら上空に飛ばし、『星』同士をぶつけて光の粒子へと変える。


「そうそう、込める量が少ないと上手く発動しないし、込めすぎると今回みたいに暴走するし…」

横に置いた袋の中からメロンパンを取り出し、一口齧りつつ。

「そのままずばりの大妖精だね。
まあ、僕のような変わり者でもない限り、大妖精は
森から外には出ないから、見かけることはまずないかな?」

そう言われてみれば一般的な妖精は小さいものばかりで、人間サイズの妖精に関しては
妖精の森にいるとされる妖精の女王の話ぐらいしかないのが現状である。
470リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/21(月)00:29:39 ID:uvx
>>468
「あなたの周りには色んな人が居る、再確認できましたか?」

若干狭い範囲かもしれないが、それでも十分だろうと。これからも増えていくのだろうし、今後も深めてくれることを祈るだけだ。
いや呪うべきか。呪いのが効くと言うし。

「早速睡眠ですか。…………はぁ、保健室でまだ体調が優れないとでも言いなさい」
「そのようですね、なので怒られるこの場で寝るのだけはやめなさい。殴りますよ?」

ゴキリ、と鳴らす指は片手で鳴っていた。不思議なものである。
それでも今回ばかりは見逃すような態度で、むしろ協力するといった風に。
471ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/21(月)00:35:00 ID:ZUb
>>470
「うん、十分にわかった」

と、突っ伏しながらも答えた後に聴こえてくるゴキッと言う音と殴りますよ?のセリフにガバッと起き上がって

「わかったから、殴るのはやめてね?」

とか言って苦笑いして

「んじゃ、保健室行ってくるわ」

席を立ち上がると、リエードに手を振って保健室の方へと歩き出します

「つーか、あいつテラの記事また懐に入れてたけど、あんなんなんでまだ持ってんだろ」

敢えて突っ込まなかった所だが疑問に思っている様子、そんな事を呟きながら保健室の方へと歩いて行きました
472タニス ◆p01m289DEw :2018/05/21(月)00:35:58 ID:qRZ
>>469
「しかも普通の属性魔法は器用貧乏になりがちっていうね……ま、あたしにとっちゃ昔の話だけど」

特異的な属性魔法を得手とするならば、相対的に一般的な属性魔法は総じて不得手となる。
覚えがあるのかため息一つ、弾けた儚い昼間の星に目を細めた。
エストレラが新たなパンを取り出す間も食を進めているのだが、いかんせん遅い。
まだ半分も胃袋に収まっていない、よく噛むのは大事なのだ。

「そうだねぇ、君ほど大きい妖精は初めて見るから最初はまさかって思ったんだけど」
「そうすると多分年上……だよね?普通に話しちゃってるけど」

やはり彼女も一般的な大きさの妖精しか実際に目にした事はないようで、感慨深げにうんうんと何度か頷く。
さてそう考えると妖精とは得てして長命、おそらくは目の前の彼も見かけによらずそれ以上の時を積み重ねているだろうと。
今更ながら、普通にタメ口でいいのだろうかなんて首を傾げた。
473リエード◆L1x45m6BVM :2018/05/21(月)00:41:47 ID:uvx
>>471
「わかれば良いのです」

にっこり笑う姿はとても不敵。これが原因でとある教師とも若干不仲になったと言うのに懲りない人だ。

「ええ、行ってらっしゃいませルナさん。ゆっくりお休みなさい」

保健室に向かっていくルナをリエードは柔らかに見送る。それは安心と自分への若干の甘さに対する苦さからだろう。

「…………同じ親という立場でも、ここまで違うものなんですねえ。不思議なものです」

広げられたままの新しい新聞にあったテラの字を指圧すると、リエードは図書館の本棚を巡り始めた。
向かった場所は、料理コーナー……。
474エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/21(月)00:53:38 ID:PvT
>>472
「器用貧乏でも、できることが増えればそれだけ選択肢が増えるからね。
初級魔法でも使い方によっては、ただぶっ放すだけの上級魔法よりも便利だったりするよ」

そう言いつつも袋の中から新たなチョココロネを出しつつ食べている。
…おい、メロンパンをいつの間に全部食べた。

「んー、実は妖精の大きさと年齢とは相関性はなかったりするかな?
僕よりも大きくて出るとこ出てるお姉さんが生まれてから10年程度だったり
僕よりも幼く見える女の子が僕の数倍も生きてたりするからね。
あっ、年上とか年下とかでの言葉遣いは気にしなくていーよ」

そもそも年上扱いをあまり好まないから初等部を受験したのだ。
それ以前に妖精自体が年上とか年下とかに拘らない種族なのだが。
475タニス ◆p01m289DEw :2018/05/21(月)01:05:11 ID:qRZ
>>474
「結局は使い方だよね、その前にちゃんと使えなきゃ話にならないけど」

いつの間にかエストレラの手にあるパンが変わっている事に思わず二度見。
マジで?とでも言いたげに目をぱちくり。なお彼女の菓子パンはようやく半分に達したあたり。

「へえ、そうなんだ。見た目よりも年下ってパターンもあるのか……」
「そう?じゃあえっと……そういや誰だっけ」

妖精に対して長命と年若い見た目のイメージが強かったせいか、エストレラの言葉はなかなかに意外だったらしい。
ふむふむと片手を頤に当てて感心しているあたり、存外知識欲はそれなりにあるようで。
言葉遣いに一言もらえればほっと肩を撫で下ろし、ふと相手の名前も知らない事に気づく。
とぼけた態度で「なんだっけなぁ」なんて言っているがそもそも初対面である。
476エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/21(月)01:20:38 ID:PvT
>>475
「うんうん、せめて普通に使えるようにならないとね」

そう相槌を打ち、袋の中から飲み物を取り出してそれを飲む。
ちょっと前に持っていたチョココロネはすでに胃袋へと収まったようだ。

「やっぱり妖精の特殊な生まれ方が関係しているのかな?
普通の種族と違って自然の中から突然生まれるみたいだし…」

他の種族と違い、妖精の誕生シーンがおとぎ話で良く語られるのには
花の蕾から生まれたり、集まった光が妖精になったりと、
ある種のエロスやグロテスクさとは無縁だというのがあるのかもしれない。

「そういえば、自己紹介がまだだったね。
僕はエストレラ。エストでもレラでもエスエスでも好きなように呼ぶといいよ」

タニスの言葉に自己紹介をしていないことに思い当たる。
477タニス ◆p01m289DEw :2018/05/21(月)01:33:00 ID:qRZ
>>476
「そうだねぇ」なんて小さく相槌、そも彼女はその属性魔法すら今は満足に使えないのだが。
かといってそれを悲観している訳でもない、心底からの同意がその証左とも言えるか。
さて気がつけばなくなっていたエストレラのパンに、とうとう「えっ」と言葉を漏らす。
一体この差はなんだというのだ、自分の手元に残っている菓子パンと何度か見比べて。
結局相手は妖精だからという理由で無理矢理納得するのであった。

「ああ、確かに。そう考えると、生まれた時の姿で固定されてるのかな」

首を捻ってみるが彼女は妖精の生態にそう詳しくはない、あくまで思考を弄んで生まれた推論だ。
別段正答に拘泥している訳ではないのだ、どこまでもその調子は軽い。

「じゃあえっくんだね。あたしはタニスでいいよ、よろしく」

会話の合間も菓子パンをもっさもっさ、ようやく食べ終わりも見えてくる頃合い。
478エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/21(月)01:49:23 ID:PvT
>>477
「どうだろう?
たまに成長するのもいるみたいだけど…」

そもそも妖精と言う種族自体がまだ未知の部分が多い種族である。
妖精自体は自身の種族に関する研究には無頓着だし、
他種族の研究員が調べようにも研究に協力しようと考える妖精が稀な以上、
研究が遅々として進まないのは当然である。

「タニス君だね。よろしく」

そう言うと、食べ終わった後のゴミを纏めて近くにあるゴミ箱へと持っていく。

「さて、もうそろそろ昼休みも終わりそうだし僕は行くね。
それじゃあまた」

そう言うと、一瞬空を飛ぼうとしかけたが、今は飛べないのを思い出し、
校舎の方に向かって歩いて行った。

//というわけで〆です
お付き合いありがとうございました
479タニス ◆p01m289DEw :2018/05/21(月)02:00:17 ID:qRZ
>>478
「マジか、個体差……というよりは種族差なのかなぁ」

不思議そうにううむと唸り、けれどそれだけだ。
疑問にこそ思えど、自分からその答えを見つけようとする程他種族の生態にご執心という訳ではない。
咀嚼を続けながら自身の後始末を済ませるエストレラをぼーっと眺める。
出たゴミが大分多いように見えたが気にしない事にした。いっぱい食べる事も大事である。

「ん、またねー」
「……えっやばっ、間に合わないじゃん」

ひらひらとエストレラの背にローブの袖を振り、さあ食事の続きと洒落込もうとしたところで昼休みの刻限に気付かされたようで。
残った菓子パンと次の講義、どちらを取るか悩んだのもほんの僅かの時間。
結局のところもっちゃもっちゃ食べながら講義を受けたとかなんとか。

//ありがとうございましたっ!
480レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/21(月)21:12:35 ID:ZUb
修練場の人形を、今日も今日とて50個くらい大破させている少女
何か目的があるようで、無理に魔法を使い続けトレーニングを続ける

「・・・疲れた・・・とも言ってられないか、早く爆発の究極芸術を完成させないと」

などと言っていて、レオナの周囲にはかなりの数の人形の破片が散らばっている
周りの生徒はその様子に軽く引いてる状態です
481モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/05/21(月)21:25:23 ID:cxG
>>480
さて、絶賛微妙な雰囲気が漂う修練場内にて、とある溌剌な声が響き渡る。
ついでに外から聞こえる駆け寄るように慌ただしい足音。そしてその音の主は開かれた扉から現れる。

「なんか凄い爆発みたいな音聞こえたんだけど、何かの騒ぎ?」
「だったらケガ人が出てもおかしくないよね? みんなダイジョーブー?」

修練場の扉を開けて現れたのは制服の上から白衣を羽織った一人の女子生徒。
肩から斜め掛けされたバックには赤字に白の十字マーク。
そのマークを知る人がいるならばわかるだろう。彼女がこの学園に所属する保険委員の一人であると。

「んー、キミかなー? 違うみたいね。じゃあキミ? ……でもないかー」

修練場内を包む妙な空気も何のその。集まる生徒たちの容態を見て回るのである。
そして、ついにレオナの元へも彼女はやって来る。
482レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/21(月)21:33:21 ID:uCc
>>481
モカーロに声をかけられると少女は振り向いて

「ん?爆発音なら多分あたしの魔法よ」

そう答える。彼女の周囲には夥しい数の人形の残骸が転がっているのがわかるだろう

「でも怪我人とかは出してないから安心して」

モカーロにそう言うと、魔法を使い続けて明らかに疲れが見えるのに、また訓練を続けようとするだろう
483モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/05/21(月)21:44:35 ID:cxG
>>482
「えっ、そうなの? 周りが……うわぁ。熱心にやったんだねー。感心感心」
「後でお姉ちゃんもお片付け手伝ってあげるからね。キミはいっぱい頑張ればいいんだよ」

レオナの言葉を聞き、ケガ人がいない事に安心したような、ちょっと残念なような。
そんなことより、モカーロはというと練習により破壊された人形の残骸を集めているようで。
こういう所が誰かに頼ってもらいたいという彼女の欲の表れとなっている。対する相手の意思表示はさておいて。

「あっ、ダメだよ! 顔色悪くなってるんだからちゃんと休まないと!」
「頑張ってるのは素敵だし良いコトだけど無茶しちゃダメ! 保健室のお姉ちゃんからのお達し!」

レオナの顔色が良くない事は、保健委員のモカーロには一目でお見通し。
再度練習に戻ろうとする彼女の前を遮るように立ちはだかり、休息を取るように言いつける。
両手に人形の残骸を抱えているのが見た目的にも良くないが。
484レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/21(月)21:50:45 ID:uCc
>>483
モカーロが立ち塞がるとなると、ムッとした表情を出しました

「ええええ・・・まだ限界迎えて無いんだからいいじゃん!」

そう言って、まだまだ続けられると主張するレオナ

「・・・どーしても、この手でぶちのめしたいオッサン居るんだから!あいつ見つかるまでによりレベルアップしたいの!!」

少女は本気で言っている。先日レオナが拉致られた事件。それから帰って来て、少女はずっとこんな調子です
休養日もほぼほぼ取らずに続けている様子。昨日はたまたまエリシアと出会って魔法を教える事にしたからやってないようだったが
485エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/21(月)21:58:02 ID:a2n
「えーっと、これと……」

珪藻土の敷き詰められた私室で、ぺたぺたと慌ただしく動く小さな若草色。
部屋に置かれた大きな水槽に十数匹の青い海老を泳がせて、エリシアは部屋を駆けずり回っていた。
ロイコが頼まれていた青海老の引き渡しを託されたついでに、折角だから友達を家に呼んでみたらなんて提案をされたからである。

「んー、できた!」

いつもは置いていない机に適当なお菓子を並べ、準備は万端とばかりに両手を上げて。
軟体の猫と鷹が剥製のように佇む部屋にチャイムが鳴れば、喜び勇んでドアを開くだろう。
486レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/21(月)22:07:57 ID:uvx
>>485
「……」

月桂冠はいつも通りに被った亜麻色の髪を伸ばした少女は部屋の前に来ると少し佇んでいた。細い肘には布を被せた篭をかけて。
理由は単純、お呼ばれしたことがないので所作がわからないのである。ドアをいきなり開けるのは無礼だろうし。
となれば、と迷っていると扉の横のチャイムに気付いて、これを鳴らせば良いのか、と気付く。

「……エリー? ……お邪魔するね?」

チャイムを指で押すと扉が開いて、若草色の友の姿。飛び込んでくると予測してか抱き止める準備をするとそう言ってエリシアに入室することを告げるのだった。
無論、部屋の中まで入ると、猫と鷹の様子やお菓子について「どうしたの?」と聞いたりするだろうが……一番驚くのが水槽であることには間違いない。
487モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/05/21(月)22:11:20 ID:cxG
>>484
「そんな事言ってもどうしようもないよ? キミが自分で思ってるほど、ヒトの限界は早く来ちゃうんだから」
「無茶しても身体悪くしちゃうだけで、本当にキミが頑張らなきゃいけない時に頑張れなくなっちゃう」

激昂するレオナとは打って変わり、彼女を優しくなだめるように語りかける。
口調は柔らかなものだが、彼女へと向けられている瞳は至って真剣なモノ。

「私はキミに何があったのかはわからないけどね、そうやって自分の身体を痛めつけてまで練習するのは、見ている方が辛いの」
「だから手遅れになる前に、自分の身体を労わってあげて。お願いだから」

モカーロは真剣に、本気でレオナの身を案じていた。
彼女の願いは皆が元気で幸せに過ごす事。自らの身体に鞭を打ってまで得るような力は、きっと彼女の本当の願いではない。
生きとし生ける者は皆平等。ならば彼女は全てを愛そう。それで目の前のヒトが救われるのであれば。

「それでも聞かないって言うなら……」

モカーロの両腕から人形の残骸が零れ落ちる。
代わりにその両腕に収まるのは、目の前に立つレオナの身体。
所詮非戦闘員の力。振り払う事は容易。だが、本気で身を案じるその腕は、見た目以上に重いモノにもなり得る。
488エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/21(月)22:15:41 ID:a2n
>>486
「レイヴンーっ!」

彼女の予想通り、ドアがいたかと思えばぽふっと胸元に飛んでくるエリシア。
平時は体成分からか見た目よりも少し重いエリシア。重力魔法の軽量化には感謝である。

「レイヴン、むこう!えびいるよー!」

そして何故か背中にしがみ付いて、部屋の奥を指差すエリシア。
きういうのは普通家主が案内するものなのだろうが、エリシアに所作など通じるはずもないだろう。

「ん?ねてる! おかしはろこねぇがくれたの!」

死霊術的にどういう状態なのかはさておき、エリシアはそれを「寝ている」と表現し。
大きな水槽には話題にも触れずに、皿にあけられたマフィンをレイヴンに勧めるのだった。
489レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/21(月)22:23:39 ID:uCc
>>487
「な・・・!なにこれ・・・」

目の前に現れた分身を確認すると、驚くが左手の手のひらをそれに向けると、そこから放たれるーーー筈だった炎の光線は不発に終わり、レオナは疲れから少しくらっとしました

「・・・あれ?」

呟いて、そのまま四つん這いになりました

「・・・ちぇ、まだまだ行けると思ったんだけどな」

レオナはそのままため息をつくと、限界を迎えた事を認めたようです
490レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/21(月)22:26:20 ID:uvx
>>488
残念ながらレイヴンのそこに柔らかさは足りてないが、レイヴン自身の表情はとても柔らかなものである。
普段無表情しか知らない者達が見れば四度見はするほどに。

「ん、本当……もしかしてエリーが捕ってくれたの?」

背中に回るいつもの質感に安心感を覚えつつ、部屋の奥へと素足で進むレイヴン。
そもそも、こういう事にお呼ばれされたことがほぼないのでレイヴンが何か咎めることもない。

「寝てる……。そっか……じゃあ、もらうね? いただきます」

多分この水槽はエリシアには必要なものなのだろう、と解釈し、机の前に膝で座ればマフィンを一つ手にとって一口。
その味と食感には、少女らしい微笑みを浮かべて――エリシアにも一つ、口付近に運ぶ。

「美味しいよ、エリー」
491エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/21(月)22:33:24 ID:a2n
>>490
「うん!えりーとろこねぇと、シャミルでうみにいったー!」

はきはきと喋るエリシアの様子を見るに、きっと楽しい海への旅行だったのだろうか。
ともすれば、レイヴンも任せてしまわずに一緒に行けばよかった、なんて思うほどに。

そしてエリシアもマフィンにかぷっと口をつければ、ぐっと引っ張って小さくちぎる。
軟体の口でも少し頑張れば噛みちぎれる程度には、ロイコのマフィンはふわふわな食感。

「うん、おいしいねー!」

満面の笑みで体を左右に揺らせば、触角も一緒になって揺れる。
492タニス ◆p01m289DEw :2018/05/21(月)22:38:30 ID:qRZ
「&#12436;ぃーるべっとぅれーてんっ」

今日も今日とてなんだかよく分からない歌を口ずさみ、屋上への階段を登る人影が一つ。

「ふぉーいえーるとぅるーんけーん」

ぶんぶんと上機嫌そうにやたらと長いローブを振りながら、その足取りは軽快で。

「ひーむりっしぇだーいんはーいりっひとぅーむ!」

締めに合わせてばばーんと勢いよく屋上の扉を開けてエントリー!既に人がいたならとても恥ずかしい光景だ!
493モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/05/21(月)22:39:10 ID:cxG
>>489
「はい、つーかまーえた。お仕置きのギュー、だよ」

身を挺した訴えが通じたのか、四つん這いになったレオナの身体を抱きしめる。
このハグはモカーロなりの愛情表現。慈悲の心と慈愛に満ちた、一つの治療行為。
勿論これ自体に身体を癒すような効果は持ち合わせていない。だがこれで心と体の荷が少しでも軽くなるならば、それで十分。

「私はキミに対しては応援ぐらいしか出来ないけど、それでいいんだったらいくらでもしてあげる」
「だから今日はゆっくり休もう? 自分の限界を知っておくのも重要な事だよ」
「ね、レオナちゃん?」

思い出した。彼女、レオナとは以前海賊船にて共に船へと乗り込んだ仲だったではないか。
あの時は船員たちの治療で大忙しだったが、あの後の宴会で彼女に治療処置についての話をしていたはず。
彼女が覚えているかは分からないか、一度手当てを施した人の顔を簡単に忘れるような人間ではない。
494アーニャ◆TcpDr0LVJg :2018/05/21(月)22:43:45 ID:kmm
>>492
屋上の扉を開けると、そこには!

屋上のど真ん中にこれ見よがしに自前のテーブルとイスを広げ、
優雅に腰掛けて紅茶を嗜むお嬢様の姿が……!

「あら、いらっしゃいな。
 ……えーと……名も知らぬ方……!」
そして、そのテリトリーへと足を踏み入れてしまったタニスに、
微笑みと共にごく自然に声をかけてくるのであった。
495レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/21(月)22:44:45 ID:uvx
>>491
「海…………良かったね、エリー」

それは確かに羨ましい。皆で海、というのはレイヴンでも少し行きたくなるものだ。
だが、エリシアが楽しそうなのを見ると羨ましさより、良かったという気持ちが強くなるレイヴン。
海老を頼んで、エリシアもロイコも、シャミルも楽しめたなら良かったと思わない友達が居るだろうか? いや居ない。

「おおー、おお。これ、ロ――イコさんの手作り?」

ロコちゃん先生、と呼ぶのは不味い、とレイヴンはティキーン警鐘を感じ取った。ちゃんは良くても先生が不味すぎる。
なので普段は使わないタイプの呼び方にした。うっかり危ない。

レイヴンの身体も一緒に左右に小さく揺れ動き、バランス感覚のよさを披露すればマフィン二つ目に突入……してそれを半分食べた頃に。

「そうだ、私からもあげる」

篭の布をどけると、見せたのは小さなカップケーキ。若干オレンジがかったそれを見せると、はい、と差し出した。
496エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/21(月)22:51:37 ID:a2n
>>495
「よかった!こんどはレイヴンもいこーねー!」

もし次があるのなら、単純に遊びにということになるのだろうか。
そんな風に口にしてから、またマフィンをぐぐっと引っ張りちぎって。

「んー?わふぁんふぁいっ」

そのままマフィンを頬張って、レイヴンの問いには答えを持っていなかった様子。
ロイコから渡されたにすぎないもので、出どころは特に気にしていなかったようだ。
途中で止めたロイコを呼ぶ言葉についても、同様に意識していない様子。

「おーっ、おかしー!」

そしてレイヴンからカップケーキを受け取ると、これにもまた目を輝かせ。
半分ほどになったマフィンを一旦置いて、カップケーキへと口をつけるのだった。
497タニス ◆p01m289DEw :2018/05/21(月)22:53:34 ID:qRZ
>>494
先客の声も聞こえているのかいないのか、どどーんと扉を開けた体勢でしばし硬直。

「……テイクツー、いってみよう」

巻き戻しのごとく華麗な後戻り!登場のやり直しを要求!
間を置かず再び屋上にイン、今度はごく普通のエントリーだ。
日の光に眩しげに目を細め、どこか不機嫌にも見える面持ちは彼女にとっての普段通りと言える。

「やあこんにちはこんにちは、お邪魔してもよろしくて?」

いややっぱりまだちょっと動揺してた。頭頂部のアホ毛も無駄にみょんみょん揺れている。
とはいえ本人は何食わぬ顔、アーニャの許可が得られれば、しれっと同席しようとするだろう。
498レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/21(月)22:55:00 ID:mCA
>>493
「えっと、ぎゅーっはちょっと恥ずかしいから辞めて欲しいな・・・」

ぎゅーっとされるとレオナは恥ずかしそうに顔を赤らめて、苦笑いしながら言って

「でも、今日はもう魔法使えそうに無いし・・・そうするしかないみたいね・・・はぁ」

自分自身限界だと気付いたようで、ため息を一つして諦めたようですね

「・・・応援してくれるってなら嬉しいよ、ありがとう、モカーロさん」

記憶力は高いので当然モカーロの事を覚えていたようで、そんな事を言って微笑む
499アーニャ&フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/05/21(月)22:59:38 ID:kmm
>>497
Take2

「あら御機嫌よう、名も知らぬ方。」
『うむ、御機嫌よう。名も知らぬ君よ。』
そこには、屋上のど真ん中にこれ見よがしに自前のテーブルとイスを広げ、
優雅に腰掛けて紅茶を嗜むお嬢様の姿……!

に加えて、その隣に腰掛けるペンギン(の着ぐるみ)が……!
500レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/21(月)23:01:41 ID:uvx
>>496
「うん、行こう行こう」

遊びでも何かの授業などでも、楽しめればそれが最善だろう。某風紀委員とは違い、レイヴンは泳ぎは得意だ。

「そっか」とわからないと言われると納得するのがレイヴン。とはいえエリシアの食べる様子からして近いとは思ってはいるが。
危なく名前については聞かれなかったので暗に安堵。

「多分、エリーでも食べれると思うけど……」

そう言う理由はやはり歯。とはいえケーキのサイズはマフィンよりもやや小さく、やろうと思えば一口でも問題ない。
勿論、エリシアの口でも切れるほどに生地は柔らかでふわふわで、ほのかな人参と蜂蜜の甘味を感じられる甘いケーキの味が口に広がるだろう。

それを堪能する頃、レイヴンは水槽を少し覗き込もうと立っていた。エリシアが困らないようにゆっくりと。
501エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/21(月)23:06:04 ID:a2n
>>500
「……おーっ、ぽわーってするー……!」

カップケーキをぱくりと加え、中ほどで噛みちぎったエリシア。
レイヴンの用意したふわふわの生地は軟体の口でも難なく切れて、ちょうどいい大きさの塊が口の中に転がり込み。
エリシアの好きな野菜の風味に優しい蜂蜜の甘さが相まって、ぽわーっと恍惚といった反応。

そしてレイヴンが水槽を覗き込めば、まず感じるのは磯の香りだろうか。海老が生きている以上当然とも言えるが。
そこには砂が敷き詰められ、海藻まで用意されている。まるで海底の一区画を切り取ったかのような、そんな凝った水槽。
502タニス ◆p01m289DEw :2018/05/21(月)23:09:20 ID:qRZ
>>499
「なんか増えてる」

そんなツッコミはさておき、その辺のベンチをずーるずーると引きずってくるとちゃっかりお茶会に仲間入り。

「あ、お茶菓子にこれでもどーぞ。紅茶にも合うと思うよ」

ローブの袖から取り出したるは紙包み。ずずいとテーブルの上に差し出す。
そこに包まれているのはきつね色のクッキー。そう数があるわけではないが、三人でつまむ分には事足りる程度だ。

「なんかこう、落ち着かない呼び方だねぇ……あたしはタニス、君達は?」
503モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/05/21(月)23:12:23 ID:cxG
>>498
「えっ、イヤだった?」
「そっか、ゴメンね……もう離れるから」

正面からハグを否定されるのは、モカーロとしては少し、いやかなり辛いモノがあった。
しかしレオナの意志を否定する事は出来ない。寂しそうにレオナの背中から両手を放し、彼女の身体から離れる。

「……でも、これだけはやらせてもらえないかな。私、レオナちゃんが頑張ってるのはとっても分かってるから」
「だからさ、私からもちょっと応援させて。大したことは出来ないけど」

モカーロの両手がレオナの身体へと触れられ、その箇所から少しずつほのかで柔らかな光が漏れ出す。

彼女の魔法は対象の本来持ちうる代謝を一時的に高め、自然治癒力を増幅させる異質な医療魔術。
本来は物理的な傷に対して用いられるモノであるが、これは魔力のような精神的なモノにも作用する特別なモノ。
今のレオナの身体には、自身の回復力によるモノ、そしてモカーロから与えられる二つの魔力が少しずつ蓄えられている。

「……はい。これで私からの応援はおしまい。少しは気分は良くなったかな?」
「調子が良くなったからって、今日はもう無理しちゃダメ。後はゆっくり寝て休む事。お姉ちゃんとの約束だよ?」

レオナの身体から両手が離れ、優しい光はロウソクの光のように小さく消えていく。
先ほどに比べれば魔力は多少は回復しているだろうか。だが、今すぐ魔法は扱えるような程ではない。
正しい休養が翌日に繋がる元気で健康な身体を形作るのだ。
504アーニャ&フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/05/21(月)23:15:26 ID:kmm
>>502
茶会に加わるタニスに、さも当然の様に紅茶を淹れて渡すお嬢。

「はい、どうぞ……
 あら、頂いてもよろしいのかしら?
 ……では遠慮なく……。」

『……うむ、美味いのだ。』
さっそくクッキーをつまんで嘴の中に放りこむペンギン(の着ぐるみ。)


「わたくしはアーニャ=アヴァランシェ……
 好きな属性は氷、好きな紅茶はアールグレイ、
 好きな茶菓子はイチゴのタルトとたい焼き(カスタード)ですわ。
 よろしくおねがいしますわ、タニス様。」

『僕はフレズベルク、見ての通り普通のペンギンなのだ。』
しかし背中にはチャックが見え隠れしている。
505レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/21(月)23:15:38 ID:uvx
>>501
「ぽわー……。……よかった」

恍惚とした様子を見ると少なくともエリシアの口に合わなかった訳では無さそうなので安心している。
後の予定のためにも自信はつけれると安心だ。

くんくん、と磯の香りを感じればぱちゃ、と指先を少し浸けてみる。そして海老を……ではなく指先についた水を少し舐めてみる。
早い話が水の確認だ。とはいえ見た限り……ほぼ海水に見えてくるが。

「ねえエリー、この水槽って……なに?」

海老のためにわざわざ水槽ごと用意した可能性もあるが、エリシアが気にしてない様子からすると前からあった可能性も捨てきれないとしてハッキリと聞くのであった。
ちなみに篭の中にはまださきほどのケーキが二つ、他にも少し黄色がかったものが三つ見えるだろう。エリシアにも取れる高さに。
506レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/21(月)23:20:53 ID:mCA
>>503
モカーロによる光を受けたレオナは確かに身体の調子が、魔力が戻って行くのを感じる

「凄い・・・」

思わず呟くが、矢張り今日はもう何も出来なさそうであり、ふうっと一息ついて

「うん、今日はもうお終いにして、明日また最初っから仕切り直すよ・・・」

レオナはにっこり笑顔でモカーロに返すと、人形の残骸を掃除しないとダメだなーっと思いつつ、集め出します

「あ、ごめんだけど・・・後片付け手伝って貰ってもいい?」

そう言ってモカーロにお願いするのでした
507エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/21(月)23:21:39 ID:a2n
>>505
水に浸して引き上げた指は、ほんの少しだけ引っかかるように抵抗する。
そして口に運べば、想像通りの塩辛さと少しの苦味が感じられるだろう。
やはりというべきか、まさしく海水である。環境から見てもそれは明らかだろう。

「んー?ねるとこ!」

そして学生寮の部屋には不似合いなこの巨大な水槽を、エリシアはなんと寝床だと行ってのけたではないか。
確かに言われてみれば、他にベッドや布団の類は見受けられないが。

「レイヴンーっ、こっちも食べていいー?」

そんなことは気にするほどでもないと言いたげに、エリシアの興味はもう一種類の方のカップケーキに集中。
それでもわくわくとレイヴンの肯定の返事を待つあたりは、まるで躾けられた犬のよう。
508タニス ◆p01m289DEw :2018/05/21(月)23:24:48 ID:qRZ
>>504
「ありがと、いただきます……うん、いい香り」
「貰い物なんだけどね。口に合ったならよかった」

受け取ったカップに口をつけ、嗅覚と味覚に訴える華やかなフレーバーにほう、と一息。
貰った物が紅茶に合わせられるお菓子でよかった、だなんて内心で感謝。
その浮かれ具合のおかげで登場シーンをやり直す羽目になったのだが。

「あー……詳しい自己紹介ありがとう、アーニャちゃん。アヴァランシェのところのお嬢さんだったかぁ」
「……普通……普通ってなんだっけ……」

アーニャの姓に聞き覚えがあったのだろう、ふむふむと何度か頷く。
その間の目線はフレスベルグの背中のチャック。手こそ伸ばしていないがすごい見てる。めっちゃ興味ありそう。
509レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/21(月)23:30:12 ID:uvx
>>507
塩辛さになんとも言えずに唇をもにょもにょさせたレイヴンだったが、これで確信する。この水槽はいわば小さな海なのだと。
というか、そうでないと海老が力尽きてる可能性もあるし。

「…………寝る、ところ? ……ベッドはないの?」

寝床、寝床とは。レイヴンはまだベッドでぐっすりタイプなのでキョロキョロとするのであった。
しかし、この中で寝ているエリシアを想像すると絶妙にマッチしているのだから不思議なものだ。
想像図では水面に浮かんでいる状態であるが。

「……ん、いいよ。……そっちはカボチャ」

断る理由は一切なく、むしろエリシアが取りやすいように持ち上げる。そして食べた頃に味のネタバラシ。
先ほどの人参よりも甘く感じるだろう。これは野菜の甘味の違いだ。
510アーニャ&フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/05/21(月)23:31:32 ID:kmm
>>508
「ふふふ……それではこちらも召し上がれ。
 わたくし自慢の一品でございますわ!」
と、言いながら切り分けるイチゴのタルト。
どうやら手製の物の様子。

背後のチャックに注がれる視線を気にする様子も無く、
ペンギンもタルトのピースをそのまま一個口の中に放り込む。

「時にタニス様、先ほどは随分とご機嫌だった御様子…・・
 ……あれはなんの歌なのでしょう……!?」
511エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/21(月)23:35:12 ID:a2n
>>509
「ベッド?…………あっ、ないよ!」

かなり間があって帰って来た言葉、それほどまでに馴染みがないらしい。
とはいえスクイバコの洋館などで見たことはあるので、なんとか否定まで持っていけたようだ。
レイヴンの想像図だと水面に仰向けだろうが、実態は水底にうつ伏せである。寝姿を見れば、また別の衝撃を受けることだろう。

「かぼちゃー!……んーっ、ほくほく?おいしーね!」

そしてニンジンとはまた違った甘味にこてんと表現を迷うエリシア。
それでも掛け値無しに美味しかったことは間違いなくほっぺたを押さえてまたゆらゆらと揺れるのだった。
512レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/21(月)23:40:41 ID:uvx
>>511
「……ないんだ、エリーの水槽に海老、大丈夫だった?」

となると必然的レイヴンが頼んだ海老は一時的にベッドの中を闊歩していたことになる。怪我したりしてないか心配になるというもの。
言ってしまえばベッドにザリガニ設置されたようなものなのだから。え、違う?
寝姿を見れる機会は、いつか?

「ふふ、良かった。ロイコさんにも、マフィン美味しかったって伝えておいてね?」

水槽から机の前へ。そしてマフィンをはむ、と食べるとレイヴンはゆらゆら揺れるエリシアに合わせてまた揺れる。
それでも横に転けていかないのは普段踊ったりしていてバランス感覚に優れているからだろう。

「あ、海老、食べた?」
513モカーロ◆LKb8SwtQMk :2018/05/21(月)23:41:05 ID:cxG
>>506
「うんうん。練習して頑張るのはとっても良いコト。でも一番いいのは自分の体調に気を使って頑張れるヒト」
「私はこうやってみんなを応援してるから、辛くなったらいつでもお姉ちゃんを頼っていいんだからね。レオナちゃん」

レオナの笑顔に答えるようにモカーロも笑顔で迎える。
自分の思いが伝わったのならば何よりだ。直接戦う事は出来ないが、皆を支えることが出来るならば、それで十分ではないか。

「また明日から頑張ればいいよ。レオナちゃんなら出来る。ダイジョーブ」

グッと親指を立ててサムズアップ。これがモカーロなりの精いっぱいの応援。
魔法なんかに頼らずとも、誰かを助ける手段はある。魔法はその手助けの一つとして。

「……そうだったね。でもレオナちゃんは無理しなくていいからね。キミは立派なケガ人なんだから」
「こういうのはお姉ちゃんに任せておけばダイジョーブ……あっ」

両手いっぱいに人形の残骸を抱えて歩こうと試みる。
だがあまり力の無いモカーロには難があったらしく、無残にも残骸の束は両腕より離れ、床へと散らばっていくのであった。

「…………やっぱりちょっと手伝ってもらっていいかな?」
514タニス ◆p01m289DEw :2018/05/21(月)23:43:33 ID:qRZ
>>510
「も、もしや手作り……!?どれ、一口……」
「……オイシイ……アーニャちゃん、その道目指せるんじゃない?」

切り分けられたタルトを咀嚼。苺の甘味と酸味、生地の軽やかな食感に、少しばかり顔が綻んだ。
さてもう一口と欲張りながら、こっそり片手をフレスベルグのチャックに回そうとして。

「んぐぅっ!?」

アーニャの問いに盛大にむせた。
無念、フレスベルグの謎を解き明かす事は叶わない!

「え、それ聞く?なかった事にする流れじゃないの?」
「んーっとねぇ……地元で結構有名な歌、かな」

が、やはり真面目な性分というかなんというか、聞かれた以上は答えてしまうのだった。
515エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/21(月)23:47:02 ID:a2n
>>512
「ん、だいじょーぶ!」

例えるならそうかもしれないが、それが自然というものである。
寝ているところによじ上られたりするのもまた、ある意味平常なのだろうか。
とはいえこの海老たちは今の活動を見る限り夜行性ではなさそうなので、そう行った意味で大丈夫なのだろうか。

「ん!……あっ、やいてたべたのー!」

ロイコに感謝を伝えるようにとの頼みに短く答え、あの海での海老の処遇について少し語るエリシア。
3人で焼いて食べてなお十数匹が残る釣果というのもいささかやりすぎな気がしないでもないが。
516アーニャ&フレズベルク◆TcpDr0LVJg :2018/05/21(月)23:47:50 ID:kmm
>>514
「ふふふ、ありがとうございますわ!
 でもわたくし、世界一の魔法使いにならなければなりませんので……。」
その味わいは本物、潰すには惜しい才能である。

「あらあら……。」
むせ返るタニスに、そっとお茶のお代わりを……。

「ははぁ、地元の……!
 ……愉快なリズムでございますわね、一体歌詞はなんて言っているのでしょう?」
そうこう話している横……
チャックに伸びる手の気配を感じたのか、ペンギンが露骨に距離を取って身構えているのであった。
517レオナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/21(月)23:48:58 ID:mCA
>>513
「最近はちょっと、どーしても許せない敵が居て、焦り過ぎちゃったみたい・・・」

ふぅっと一息つくと落ち着いた様子で言います。普段ならここまで入れ込んで訓練などは行わない。一応欠かさずに訓練はするのではあるが

「いや、あたし怪我はしてない・・・」

モカーロにケガ人と言われ、そのまま彼女が土人形を落としたのを確認すると

「あはは、やっぱり~。モカーロさんこそ無理はダメだよー」

と、そう言って彼女に言葉を返すのです
そして、このまま二人はその欠片を集めて、ダストシュートに入れる作業をして、それが終わるとレオナは部屋へと戻る事になるでしょう
518レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/21(月)23:54:50 ID:uvx
>>515
元々が嵐が治まった海域に出没するという海老、とりあえず海老がジャンプしてエリシアにぶつかったりして泣かせてなければセーフ。
とはいえ放置すると次第にエリシアを啄む可能性が絶対に無いとも限らないので今日限りでお別れ……だろうか。

「おー、焼いたんだ。……茹でる食べ方も教えておけば、よかったかな」

お鍋に入れるとぷりっぷりになり、海老の旨味と出汁をこれでもかと出したりする、つまり茹でても美味しいタイプ。
ロイコにはそれを伝えてなかったことが悔やまれる。実際はそこまで捕れるとレイヴンが予想してなかったせいでもある。
これはやはり馴染んだ環境というアドバンテージのお陰だろう。シャミルにもお礼の必要はあると考える。

「……そういえばエリー、お鍋って…………持ってる?」

やっぱり唐突すぎる。篭を一度机に置き、ケーキは取れるようにしてから恐らく海老を入れるためだろう容器を用意しながら。
519タニス ◆p01m289DEw :2018/05/21(月)23:57:55 ID:qRZ
>>516
「世界一、ねぇ……夢が大きくていいこと」

嫌味、というよりは純粋な驚嘆。細められた目に潜むのは穏やかな光だ。

「ああ、ありがと……いやそうじゃなくて」

アーニャの冷静(?)な対応にある種の豪胆さを垣間見たような気もするが、それは置いておくとして。
一息つくためにまた紅茶を一口。落ち着く。

「そう?言語が違うからかもね」
「結構昔の言葉らしくて、あたしも意味はあまり覚えてないんだけど……喜びを歌ってるらしいよ」

フレスベルグの反応に、なんでもないような顔をして手を引っ込める。
しれっと「どうぞどうぞ」なんてクッキーを更に勧める。まさに無言の応酬!
520エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/22(火)00:02:09 ID:hlE
>>518
「ゆでる?」

料理に明るくないエリシア、茹でるという手法もよく知らないらしい。
ともあれレイヴンが何かしてくれそうというのは伝わったらしく、目に見えてそわそわわくわくとした様子。

「んー?」

こてんと首を傾げるエリシア。これが家で料理をするタイプに見えるだろうか。
とはいえロイコが来た時に料理をしていくという線もあるので、台所を漁れば見つかるかもしれないが。
レイヴンが寮のキッチンを探ろうというのなら、当然エリシアは二つ返事で許可を出すだろう。
521レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/22(火)00:07:34 ID:9sl
>>520
「…………エリーにはちょっと難しい、かな?」

熱湯を使って食材に変化をもたらす行為。焼けたということは火に対して多少の忌避感は無くなったのだろうと思うレイヴンだが熱湯雨のトラウマは掘り起こす訳にはいかない。

首を傾げるエリシアを見てちょっと苦笑いしつつ、台所を使わせてもらうね、と言い、返事をいただけばレイヴンはキッチンを探りに行くのだ。

「お邪魔します」

さて、キッチンにある光景とは。海老は一尾だけ容器に海水と共に掬われているが、後に海水は返却するつもり……。
とはいえ、エリシアが嫌がった場合は水球を容器に入れて海老は鷲掴みして入れたことだろう。ワイルド。
522エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/22(火)00:13:54 ID:hlE
>>521
「……?」

またまた不思議そうに首を傾げるも、台所へ向かうレイヴンの背中を見送るエリシア。
レイヴンには珍しい、エリシアと距離を置くような言動に何か感じるものがあったのだろうか。
背中に張り付いてついていくことはせずに、しかしそれを嫌がる様子も無く。連れていかれる海老を目で追って。

「んー、おそろい!」

さてさて、レイヴンが調理を進めているだろう間に手持ち無沙汰になったエリシア。
触角を両方ぶつっと抜いて翼に変化させてから、人間の耳のあたりに当てがってそんな遊びをしていた。
523レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/22(火)00:30:32 ID:9sl
>>522
レイヴンとしては寂しくもあり、安心もできる。何せ熱湯雨を思い起こさせる調理になってしまうのだ。
やらなければいいのだが、どうせなら食べさせてみたいというのが本音。目の前でやるのはエリシアが平気になった時だ。

「……んーと…………」

海老をシメ、背わたを器用に取ると片栗粉で軽く揉む。そして水で洗い、ざるにあげておく。
鍋に水と少しの塩、お酒も欲しかったが流石に無さそうなのでこのまま火にかけることにした。

「……ふふ」

沸騰した鍋の湯に海老を投入、茹でが開始する頃にエリシアの楽しげな声。何がお揃いになったのかはあとで聞こうかな、と考えて調理を進める。
そして一分すればあとは余熱で茹でるだけ。こうしないと魚介はすぐに身を固くするので厄介きわまりない。
と、ちょっとだけ余熱で茹でる間にエリシアの様子を覗き見。
524エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/22(火)00:36:10 ID:hlE
>>523
レイヴンがひょこっと顔をのぞかせた時、エリシアもまた同調するようにキッチンの方を振り返る。
そんな姿を見れば、何とお揃いなのかは自ずと理解できただろう。

「レイヴンー!」

特徴的な触角がなくなってつるっと丸くなった頭部。
代わりに顔の横にはグリフォンから写し取った翼が、レイヴン本人の黒い羽を生やしてくっ付いていた。
月桂冠こそないものの、植物食のエリシアのことだ。指摘を受ければ容易に再現してみせるだろう。

そんな小さな緑の雨乞い少女が、にぱーっと笑みを見せて本人に向けて手を振っていた。
525レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/22(火)00:44:44 ID:9sl
>>524
「…………これも。……お揃い……!」

ピシャーン。
その時レイヴンに衝撃が走る。触角がないことにではない。そっちは慣れてる。
そう、衝撃を受けたのはエリシアの姿だ。黒い羽根が勘違いでなければ自分のもののはず。試しに頭に被っているものを指摘するのは確認を兼ねてだ。

さて考えてみてほしい。自分が可愛がっている子がある日自分の真似をしてきて笑顔を向けてきた。そんな場面で喜ばない者が居るだろうか? いやない(二回目)。
ぷるぷると歓喜に震えながらも普段より上がった口角で笑みを返したレイヴンはエリシア用の衣装も用意しよう、と考え出すのであった。

「もうすぐ、だから、待っててね」

ふりふりと手を返せば、うっかり迫っていた茹で時間に気付き笑顔のままキッチンへ戻った。
そして笑顔のまま調理を進めて、余熱ですっかり茹で上がった海老は湯を流しに捨てて取り出し、冷まして殻を剥き出すのであった。
べこん、という特有の音が立った。
526エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/22(火)00:50:56 ID:hlE
>>525
レイヴンが自分の頭部を指さすのを見て、おっと気づくような反応。
そのまま頭に手を当てれば、何やら植物の形が浮き出ることだろう。
もっとも、それが月桂冠ではなく他の…… アサガオにも似た蔦と葉のある植物だったが。
同一とまでは行かなくとも、大方似たと判断したのだろうか。できた!とばかりに両手を挙げて、またにぱーっと笑った。

「わかった!」

そのまま両手を振って送り出せば、身体と足をぱたぱたゆらゆらとさせて料理の感性を待つ。
鈍い金属音に肩を震わせることになるのは、数十秒後のことだった。
527レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/22(火)00:59:10 ID:9sl
>>526
もし、エリシアが色彩まで変えられるなら妹のようになるのでは? と思うほどに相似。
だが、若草色であってこそエリシアでもあると思い、色については言わず、両手を上げればレイヴンもバッチリとばかりにサムズアップ。
月桂冠の代わりになった蔦と葉の冠もかわいらしいものなのだから。

「…………慣れない」

金属音にはレイヴンも慣れないらしい。さてひとまず完成したその茹で海老。頭殻を残して剥き終われば東方の高級海老にも負けないほどに弾力を持った海老の身が露になる。
それに満足して小皿に取るとレイヴンはそれを机に持っていく。

「エリー、できたよ、召し上がれ。……まだ熱かったらちゃんと言ってね?」

湯気も幽かすぎるほどだが、念のために注意しておきすっかり変わった姿になった海老を出す。剥き終わった殻は容器に確保してあるのが見えるだろう。
その身、口に入れればぷりっぷりの弾力と海老の旨味が広がる非常に上質で繊細な味わいを持つ。……が、エリシアが噛み切れなさそうならレイヴンは千切るだろう。それでも十分に弾力を持つために。
528エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/22(火)01:05:12 ID:hlE
>>527
サムズアップの意味は、いつかシャディに教わってエリシアも知っている。
右手で親指を立ててぶんぶんと振っているうちに、レイヴンの料理が完成したようだ。

「……お?いただきまーす!」

剥き身のエビと言うものは、なにやら不思議な姿に見えるのだろうか。
こてんと首を傾げてから頭と尻尾をつまみ上げ、その真ん中を口でぱくっと加えるエリシア。
……が、当然弾力に富んだ身は噛み切られることもなく、口の両端で頭と尻尾がくねくねと踊るばかり。

「んみゅんみゅんみゅんみゅ……」

それでも咀嚼に相当するだけの触感と味は感じ取れているらしい。
喋れないながらも目を細めて堪能する様子は、ゆらゆらと左右に揺れて上機嫌そうに見える。
529レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/22(火)01:15:25 ID:9sl
>>528
本来ならソースなどをかけてもいいものだが、エリシアがいつかするなら今は素材の味でいいだろう。
というか、ソース自作までいくとエリシアを待たせかねない。

さてエリシアの食事シーン、思えばこの類いのは初めてか。既に海老が事切れているとはいえ自然の光景に見えなくもない。
この子は正直、つまり不味ければそれなりの反応があるはずなので安心して見守る……のだが、果たして食べ終わるのはいつになるだろうか?

「…………大丈夫?」

念のため、訪ねつつもレイヴンはマフィンを食べるのであった。
そして予想より多い海老をどうやってすべて持ち帰るか、生け簀に似た容器と網に海老を入れつつ水槽に余っている海老と咀嚼するエリシアを交互に見ては考えていた。
530エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/22(火)01:25:29 ID:hlE
>>529
「んみゅんみゅんみゅんみゅんみゅんみゅ……
 んー?んーんーん!」

なんだかいつまで経ってもその光景は変わる気がしない。ひたすら身の部分を口に含んで転がしている。
だがまあ、答えるときのトーンを見れば「大丈夫」とは言っているのだろう。これからどうするつもりなのだろうか。

そして困ったレイヴンが視線を動かすうち、視界の隅で何かが動くのが見えるだろうか。
今までじっとしていたはずの軟体質の猫が、部屋の片隅に置いてあった水槽をちょんちょんと叩いていることに。
多少取り回しに困るだろうことを予想していたロイコの差し金だろうということは、何となくレイヴンには伝わるだろうか。

「ん!おいしかったー!!」

そしてひとしきり堪能したからか、海老を頭からちゅるりと飲み込んで元気よく復帰したエリシア。
海水も含むとかなり重いだろうが、ここには重力魔法の使い手もいることだ。若草色の雨乞い少女が満面の笑みを向けた。
531レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/22(火)01:33:43 ID:9sl
>>530
「ん」と大丈夫なら大丈夫か、とまさかの伝達成功。エリシアは正直なので食べれないとなればすぐにそうしただろうと確信したらしい。
と視界の端で動いた軟体質の猫を見るとその先には水槽があるではないか。エリシアの様子を見る限り、ロイコの差し金だということはわかった。

「…………流石。…………わぁ」

とロイコに対する感嘆を小声で呟くとエリシアの様子を確認して――海老が飲まれるシーンを目撃した。もしかしたらロイコもこんな感じに食べるのか? と思ったのは内緒。

「エリー、ちょっと海水、もらってくね」

海老を水槽に移し変えていき、猫にも目線で礼を伝えると海水も汲んでエリシアにも伝える。お互いに堪能した部屋へのお招きもそろそろ……か?

「……………………」

そして、海水と海老が詰まった水槽を持ち上げられなくて、項垂れるレイヴンがエリシアと猫と鷹の目の前に見えることだろう。レイヴンそこまで強くない。
532エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/22(火)01:43:22 ID:hlE
>>531
海老のために海水を汲んでいくレイヴン。水槽内の水位が変わっていない様に見えるのは水槽の大きさ故か。
あるいは別の理由なのかもしれないが、ともあれエリシアが寝るのに障害になりそうにないことは確かである。

「えりーがもってくよー!」

そして項垂れたレイヴンを見てか否か、元気よく飛び出した若草色の雨乞い少女なエリシア。
レオナと協力してではあったが、狩ったグリフォンを学校まで持って帰ったエリシアだ。この位はなんてことはない。
重力魔法で軽くなった水槽は、レイヴン一人でも軽々持てる重さに。それでもエリシアは浮きながら、横から水槽を支えようとするだろうが。

「じゃあじゃあ、こんどはレイヴンのへやー!」

エリシアの力を借りて運ぶということは、つまりそう言うことである。
自分に似た小さな姿が無邪気に笑いかける言葉に、レイヴンはどう思っただろうか。
思わぬ二次会が勃発しようとしていることに対して彼女がどんな反応を返したかは、大人しい鷹と軟体の猫だけが見ていた。
533レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/22(火)01:52:39 ID:9sl
>>532
「……エリー……!」

いい子過ぎるエリシアに感激しつつ、魔法で軽くなった水槽を二人で持っていくことに。
だからといってレイヴンが力を抜くわけではなく、エリシアにも軽々と思えるほどには力を込めていた。
エリシアの持つところの反対側に力をわずかにかけるのはバランスのためである。

「…………………………あ」

レイヴンのへや、と言われるとレイヴンも声を漏らす。だがしかし、ここで狼狽える娘ではない。強いて言うなら水色のカーテンだとか、机の引き出しの中に触角が保管されているとか程度!
部屋はむしろ整理整頓されながらも、所々に雨に関する本や儀式に使っていた物の余りがまだあるくらいのお部屋だった。
女子らしさと、そうでない部分が絶妙にせめぐ部屋にどんな反応が来たかはエリシアの後の感想次第である。
534ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/22(火)21:11:52 ID:P6F
だが少し待って欲しい、貧乳にはマイクロビキニアーマーこそよく似合う……!
『それが、ウィル・アーモンドの最後の言葉となるのだった』
【朝の修練場の端で何か揉めている少年少女が居ますよ】
【緑髪の少年の手には紐っぽい何かが握られていて】
【鎧に使われる金属の様な髪色の少女はその少年の胸ぐらを掴……いや、投げました。壁に。】

……やれやれ、これだからスピラのジジイの依頼は嫌だったんだ
【改めて書こう、放課後の修練場に頭からめり込んでいる(壁の外に出ているのは下半身)の少年が居ますよ】
【何やらぼやき続けていますね】
535レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/22(火)21:18:05 ID:JXS
>>534
その衝撃により、そのすぐ隣で眠りについて居た、金髪のショートだがサイドテールのように一部アップさせている、青目の少女ルナは目覚めると、不機嫌そうな顔になります

「・・・うるさいんだけど」

そう言って何故かルナはウィルを睨みます、不機嫌そのものな声色で
するともう一人駆け寄ってくる少女が居ますね。茶髪のロングヘアで身長の小さなレオナです

「ちょっとー!ルナちゃん大丈夫!?・・・えーっと、ウィル君も大丈夫?」

ルナの方に何か飛んでったのを見て心配になってやってきたレオナは、その痛々しい様子のウィルに気付いて苦笑いになりながら

「・・・あぁ、これが前言ってたウィルなのね、はじめまして。ルナよ」

ルナは立ち上がって自己紹介
536ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/22(火)21:25:16 ID:P6F
>>535
いやあそろそろ抜け出したくってね!気付いたなら助け……おっと、レオナと……ルナ?初めまして!
すまない、今の僕は無様すぎて……ちょいと壁から引っこ抜いてくれないかい?
【朝から今の今まで(放課後)壁に突き刺さっていた少年はそろそろこの状況から脱したいなあと】
【煩いくらいにぼやいてたのが功をそうしたぜ!と】
【ケツ向けた状態で自己紹介するのも何か失礼ですし、と壁から出してー!って脚をじたばたさせます】
537レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/22(火)21:29:10 ID:JXS
>>536
「で、これ無理矢理引っこ抜いたら危ないんじゃないの?」

ルナはと言うと慎重に行こうと提案してます

「とりあえず壁壊したら早いでしょ、この場合仕方ないよね、エクスプロー」

そこでレオナはポカンとルナに頭殴られます

「・・・余計危ないわ、とりあえず引っこ抜いてみよ」

そして二人でせーのって、ウィルの足を引っ張りますよ
538ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/22(火)21:36:37 ID:P6F
>>537
《ごきょっ》
【ずるり、と思ったよりもあっさりと引っこ抜けますよ】
【抜け出せなかった理由として、絶妙に壁を太股でギリギリ蹴れない程度の深さまで突き刺さってて居たことが挙げられます】

いやあ、助かったよ……僕の名前はウィル、ウィル・アーモンドって言うんだ……よろしく!
【左手には所々金属が付いた紐を左手に握り締めながら、右手を握手を求めるように差し出してますねこの少年】
539レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/22(火)21:42:28 ID:JXS
>>538
「私はルナ・アーデルベルグ、よろしく」

名前と苗字の間が妙に空いたけどそのまま自己紹介して握手に応えます

「あれ?ルナ・フェルナ・・・あいた!」

レオナがなんか言おうとしたらルナから裏拳受けます

「むー、痛いんだけどー!!」

「あいつの名前なんて名乗りたくないし黙ってて」

するとレオナはしゅんとするが、ウィルが左手に持ってる物に気付きます

「何それー、変な紐~」
540ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/22(火)21:49:22 ID:P6F
>>539
本名を名乗らないってのもよくある話だろうさ、はっはっは
ああこれ?ジゼルの家の特注の装備でさ?……要るかい?
【魔法使いとして本名を隠す者もこういう学校なら居るだろうし、身分を隠すためにという者もいるかもしれない】
【自分も普段名乗っているウィル自体が偽名であるしと思う少年はあまり踏み込まない】
【そしてそれはそれとして、壁のような胸を持つジゼルの為に作られたマイクロビキニアーマーを押し付けようとしますよ】
541レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/22(火)21:57:13 ID:JXS
>>540
「それ・・・あたしはそんなの断固着ないし」

レオナは少し不機嫌な表情になりましたよ。レオナはAカップだから

「押し付けるなら女子寮に投げてたら誰か拾うでしょ。私もいらない」

ルナもばっさりと断りますよ
542ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/22(火)22:05:19 ID:P6F
>>541
ジゼルという少女にも言ったのだけど、貧乳にこそよく似合うというに勿体無い……スピラのジジイに送り返すか
【マイクロビキニアーマーに無駄にオリハルコン位貴重な金属や貴重な蜘蛛の魔物の糸、それら貴重な素材には緻密に魔法を発動させるための式が使われているがそれは防具としての実用性を高めるため】
【バラして鋳潰せば素材としての使い途があるのはおいといて】
【使い手が居ないなら返すしかあるまい、残念そうに少年はポーチに紐をしまいます】
543レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/22(火)22:10:25 ID:JXS
>>542
「いや、そもそもそんなの着て戦場に行くとか変態じゃん!!」

レオナは力強く言うとルナも頷きます

「うん、似合う似合わないの問題じゃないよね」

と、同意の言葉を続ける

「そのスピラのジジイってのは?」

ルナは気になったのかそのスピラについて聞きます

「ウィル君のお爺ちゃん?」

レオナはそんな予想を言う
544レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/22(火)22:15:20 ID:9sl
さてさてエリシアのお部屋にお邪魔し、お菓子を堪能、心響くものを見せてもらったり目的だった海老を受け取ったりして現在レイヴンの部屋の扉の前。
流石に片手で水槽は色々危ないので一旦扉の横に置いて、ガチャリと扉を開けて。

「…………エリー、ちょっとだけ待ってね」

と言って扉を閉める。施錠はしてないので好奇心から開けることもできるが。

「…………ちょうど買っておいて、良かった」

台所にある野菜の確認をして、水色のカーテンをちょっと開けて明かりを強めておく。そして机の上に開けていた教科書や魔導書は棚に一旦しまう。
代わりに篭を置いて、中には部屋で摘まむ程度の小粒のキャンディを追加する。
エリシアが覗いていた場合、壁に少し水色がかっている布がかけられているのがわかるかもしれない。ちなみにアレだけの雨好きでも傘はない。長靴もない。草履はあるけど。

そして戻ってきたレイヴンは扉を開けて。

「…………エリー、どうぞ」

水槽を持ち上げて、エリシアと共に部屋に入ろうとするだろう。机の下には雨を思わせる水色と白の色彩のカーペットも敷かれていた。
545ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/22(火)22:19:47 ID:P6F
>>543
流石に陸で着る想定はされてないだろうさ、魔法を見るにこれは海辺での戦いを想定したものだよ
【それでも少女達にはえぐいデザインであり変態的であることにウィルは気付いていない】
【似合う似合わない以前の問題であることを認識できていないのだ!】

さっき挙げたジゼルって生徒の実家のじいさんさ……よく考えたら孫にこれを送ろうとしたのかよえげつねぇな
【ウィルの片方の祖父は別のキャラの祖父である】
【少年はスピラのジジイがこの紐を届けさせようとした依頼人であることを説明します】
546エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/22(火)22:23:13 ID:hlE
>>544
「ん!わかった!」

さっきまでは自分が艦隊のために部屋を用意していたのだ。
レイヴンが待たせる理由もはっきりわかり、聞き分け良く部屋の前で待つこと数分。

「おーっ、レイヴンのへやー!
 ねぇねぇ、これどこ?」

部屋に入ると、自分のそれとは違う光景というだけで歓声を上げて。
ひとまず嵩張る水槽をどうするかと、ふよふよと浮きながらレイヴンにきいた。
547レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/22(火)22:25:27 ID:JXS
>>545
「海辺としても・・・それは流石にね・・・」
レオナは思いっきり苦笑します

「その作ったお爺さんってのも相当なスケベジジイみたいね」

スピラのお爺ちゃんの事を思いっきりスケベジジイとルナは言い切ります

「あ、でも素材は無駄に良いの使ってそうよねさっきのビキニー!」

レオナは目敏く素材に目をつけましたよ!
548レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/22(火)22:32:09 ID:9sl
>>546
「……とりあえず、日が当たらないところ……かな?」

となれば窓の死角になりやすい壁際だろう。幸いにもそのスペースは空いている。そこに二人一緒に運んで置いたことだろう。
それにレイヴンの趣味は雨乞いとその知識集めのためか場所を取るものがない。あったとしても、その日のうちに置場所を確保するほどだ。

「エリー、このくらいの日射しなら、平気? ……そのお菓子、食べてていいよ」

要求すればカーテンの閉じ具合を調整し、日射しを弱める。そして机の上に指を差すと。

「……そういえばエリー」

折角なので亜麻色に近い色のクッションも出すことに。普段は誰も来ないので完全一人用なので、エリシアの座るところに滑り込ませながら口を開いた。
549ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/22(火)22:32:34 ID:P6F
>>547
まあね、同好の士と言っても過言ではないよ
【少年は自分も同類だしなあ、とジゼルという少女の祖父はスケベだというのを肯定しますね】
【説得の理由としての貧乳にこそよく似合うという主張はウィルの個人的意見である】

ああ、何でも研磨にダイアモンドが必要になる硬度でありながら鉄球の衝撃に耐える程の物なんだとかなんとか
550エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/22(火)22:37:19 ID:hlE
>>548
「んしょー!……お、あめ?」

せーのと二人で水槽を降ろしてから、レイヴンに指さされたのは机の上のキャンディ。
てててっと駆け寄って包むを開けると、ころころと口の中で転がる甘い感触。

「んー、なにー?」

海老の置き場所に何も言わないあたり、レイヴンの場所選びを信頼しているのかそれとも問題ないと見たか。
ぽふっと柔らかいクッションの感覚を体を揺らして確かめ奈良が、彼女の質問に耳を傾ける。
551レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/22(火)22:42:56 ID:JXS
>>549
「ダイヤモンドねー・・・ダイヤモンドなら簡単に手に入るし削ってみようかな・・・」

とかレオナが言ってると

「削った所でそれ加工する技術ないでしょ、それより売っぱらったら高くなるんじゃないの」

ルナがそんな事を言うがレオナは別に高く売れる売れないはどーでも良いと金持ちの意見を言って

「ち、このお嬢は」

ルナはそう言ってため息ですね

「でも、そー言うの加工できる錬金術師の所に持ってったら良い仕事してくれるかもね」

この二人、素材の話を聞くと何かに加工する話をしてますよ!
552レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/22(火)22:43:59 ID:9sl
>>550
「飴だよ、味は色々」と言うので小瓶の中には確かに色々な色が。……中には青もあるが。
下手に直射日光に当たりそうな場所に置けなかったのが理由の一つだったりするが、それはまた別の話。

「さっきの耳の羽根……私の羽根? それとも……」

以前一枚ぷちっといかれたのは記憶にまだ新しく、そして自分の耳に生えてきた新しい黒羽根が馴染んできた。
真似をできたそれが自分の羽根である、という確信があったはずだがエリシアの部屋に居た鷹、そして簡単ながら調理したので思い出すのだ。

「グリフォン?」
553エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/22(火)22:49:19 ID:hlE
>>552
まず口に入ったのは、どうやらイチゴ味の飴。
ほんのり酸味を楽しみながら、上機嫌そうな様子。まあ、不機嫌なエリシアというのも珍しいが。

「んーとね……グリフォンとレイヴン!」

そしてまた分かりにくい回答を返すエリシア。
要するに翼の構造はグリフォン、羽根の一枚一枚はレイヴンのものと言うことだ。
裏から見れば分かることだが、構造は翼そのもの。レイヴンの耳の構造は不明なのだし当然である。
自身に付いた黒い翼の耳を手で揺らしながら、そんなエリシアの意図
は伝わるだろうか。
554ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/22(火)22:52:05 ID:P6F
>>551
紐だって僕のナイフ程度じゃ傷一つ付かない逸品だし、再加工出来るなら良いものが出来るかもしれないのはあるよね
どうだい?素材として使うかい?その場合ジゼルのジジイにはこれのコストで返すしお代は供養として着てみて貰うのは
【売る場所を選んで売ろうとすれば売ったお金で国で有名程度の名剣が買えちゃう位には金になるでしょうし】
【素材としては間違いなく一級品】
【手に入れるための代償として、着てみるというのを提案するスケベな少年はどうなってしまうのか】
555レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/22(火)22:55:12 ID:9sl
>>553
それこそ熱湯雨に突っ込んだ時ではなかろうか?

「……グリフォンの翼、何色だった?」

レイヴンは考えた。グリフォンと自分。グリフォン側の翼が黒以外ならばすぐに答えに行き着ける。 いや色が同じでも艶さえ違うならば確認できるので耳を触りに手を伸ばす。
ちなみにレイヴンの耳を完全模倣したい場合、それこそレイヴンの耳をアレする必要があるので今が妥協点だろう。

「でも良かった、グリフォン捕まえられたんだ、どうだった?」

そう聞くレイヴンはまるで探検に行った小さな子に成果を聞くお姉さん気分。
556レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/22(火)22:56:52 ID:JXS
>>554
「素材は欲しいけど・・・着るのはちょっとやだな~」

レオナはがっかりしてます

「つーかここで着るってのは流石に罰ゲームよね」

ルナもこんな場所で着るのは抵抗心あるようで

「「男子が居ない場所でなら着てみていいけど」」

ここはもった
557エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/22(火)23:01:39 ID:hlE
>>555
「ちゃいろだった!」

これでレイヴンの中では答えが纏まるだろう。
ちなみに熱湯雨の時は恐怖で泣いてしまったので、不機嫌とも何だか違う気がする。

「なんかねー、かぜがびゅーんってなるの!
 それで、レオナがどーんって…… アーニャも……」

そしてグリフォンの感想を聞かれれば、出会った直後の戦闘について語るエリシア。
なんだか擬音が多く聞きづらいかもしれないが、たどたどしくも三人の奮闘が伝わるだろう。

「それでね、アーニャのはねのりょうり、おいしかったよ!」

最後は何といってもあの場で食べたグリフォンの手羽先の話である。
558ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/22(火)23:06:02 ID:P6F
>>556
僕としては高い代償を払うことになるし、是非とも観賞したい……僕が女体化したところで男が居ない場所には当てはまらないのだろう?
【この少年は一族代々の旅人としてのお金がそれなりにありますが、人として大きな出費になるのだろう】
【着てみて欲しいのはこの少年が観賞したいが為であり、それでこそお代となりうるのだ】
【足掻くため、己が女になった上で場所を移動することを考えるものの却下されるだろうなあと考えるスケベな少年】
559レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/22(火)23:08:29 ID:9sl
>>557
お察しの通り答えは纏まった。でも艶の確認のために手は伸ばす。至福。

「おー……ほー……ふんふん……――」

エリシアの説明はレイヴンには十分。それに今回はアーニャは見ていないがレオナの事情は知ってるためわかる。
どーんと来れば爆発だし、アーニャが使うものも聞けば氷だと説明中にわかるはずだ。風は恐らくグリフォンのものだろうと。
危ないところも少しあったように思えなくもないが、皆帰ってきている以上は。

「ん、良かったねエリー、ちゃんと二人にお礼言えた? 羽根のお料理……どんなのだった?」

最終的な目標が達成できているようで何よりである。エリシアのツルッとした頭を撫でながらそんな質問。
560エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/22(火)23:14:34 ID:hlE
>>559
一度千切ってくっつけた器官なのに、感覚が伝わるのだろうか。
もふもふと羽根を触るレイヴンの手が通るたび、目を細めておーっと心地よさそうな声。
ただ、一点だけレイヴンの理解には異なる点が。今回のどーんは火柱である。

「うん!なんかねー……
 ぱりぱりでー、ちかちかでー、ふわふわ!」

感覚派のエリシアには食レポも難しいらしい。
皮目はパリっと中身はふっくらと、アーニャの腕前によって素晴らしい物に仕上がっていたのだが。
挟まったチカチカとは、アーニャの特製ソースで絡められたスパイスのことだろうか。
561レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/22(火)23:15:13 ID:JXS
>>558
「うーん・・・ウィル君だけ・・・か」
レオナはそう言って考えてます

「それくらいならいいかもね、ウィル一人って言うんなら。とりあえず修練場とかは嫌だけどね」

ルナからの返答は意外な物だった!!

「え!?ルナちゃんせこい!!あたしも欲しい!!!」

「あんたが迷ってんのが悪いんでしょ、つーかじゃあウィルに聞いてみたらいいんじゃないの?どっちに着て欲しいか」

「「よし、どっちがいい?」」

まさか意外な展開です。マイクロビキニ(その素材)目的でどっちが着るか言い争い始まった挙句ウィルにどっちに着て欲しいか迫ります

145センチAカップの茶髪ロング少女と160センチCカップ金髪ショート少女が
562レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/22(火)23:20:32 ID:9sl
>>560
以前とは逆になった立場での癒し。元々がエリシアの器官だからかな? と思うのであった。
しかし、お互いに納得した誤解が解けるのは、第三者から言われた時になるだろう……。

「ぱりぱり……ちかちか? ふわふわは……ん、なんとなくわかった」

ぱりぱりとふわふわが同居する条件はそう多くない。分かりやすいものでは程好い焼き色のホットケーキなどだ。となればぱりぱりが表面でふわふわが肉であることはわかる。

が、ちかちかがわからなかった。肉がちかちか光っていた訳ではあるまいし。

「…………何がちかちかした?」

結局こう聞くのである。席を立っていわゆるお料理本のページをめくりながら。
563ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/22(火)23:26:24 ID:P6F
>>561
僕としてはマイクロビキニ(今回はアーマー)は貧乳にこそよく似合うと常々主張しているし……個人的にはレオナ?
後日届けるので良いなら二人に着てもらって素材をスピラのジジイからいっそ買い取るというのも捨てがたい?
【スゴく葛藤しているスケベな少年】
【マイクロビキニアーマーだと貧乳にこそよく似合う、と少年はいうがこれって貧乳であることを気にする少女に言うような発言か?とか今更考えるがもう遅い】
【いっそどうせ高いお金払うなら倍でも良いやとか思ったりもしたりで少年はスケベ心を満たすために頭を悩ませる】
564エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/22(火)23:31:16 ID:hlE
>>562
「んー?あじ!」

料理のことを聞かれているのだ、それはそうだろうといった感じの答え。
グリフォンの話題になったからか、当初の目的であった翼を今一度具現化してみせるエリシア。
背中から羽化するようにうにゅっと生えてきた緑色の翼。……気持ちエリシアの背丈が小さくなったのは、多分分からないだろうが。

「なにそれ?」

そのままぱたぱたふよふよとレイヴンの出なかにしがみ付き、肩越しに覗き込むように本を眺めた。
565レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/22(火)23:34:15 ID:JXS
>>563
「やった!!よーし素材はあたしのもの!!!」

「ち、でもあんた、これって貧乳言われてるよーなもんよね」

「・・・むーー!!!そーいやそーじゃん!!!気にしてるんだからね!!!」

そんなやり取りがあった後にウィルからの提案を聞くと

「ならそれでいいじゃない、んじゃとりあえず、人気の無い場所に移動しよっか。流石にこんな場所で着替えるのは私嫌だし」

そう言ってルナはウィルを催促すると

「よーしなら善は急げね!!とりあえず・・・旧校舎かな?それとも学園の外れ?空き部屋なんかもありよね。鍵をかけてさ」

色々提案しますね
566レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/22(火)23:39:20 ID:9sl
>>564
「味でちかちか………………わあ……!」

とページをめくる最中、レイヴンはエリシアの様子を見ると驚いた。緑色の翼が生えたエリシアの姿はまた愛らしい。
ずいぶん長い間エリシアが追い求めたであろうそれに無粋なことは言わず。

「すごいね、翼。……飛べたね」
「これ? お料理の本。たまに読んでる」

また小さな微笑みを浮かべるとレイヴンは背中に来たエリシアを背負い直しながら本の説明。
そこには文字で「鶏肉に粉をまぶし~」や「熱した油に鶏肉を~」等と書かれていた。
ちかちか、は恐らくまだわからない。ついてる絵はこんがりと揚がった唐揚げだった。エリシアが食べた料理とは違うものだった。
567ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/22(火)23:42:18 ID:P6F
>>565
敢えて言わせてもらおう、胸のサイズに貴賤なし!
僕としては生着替えを見せろとまで言うつもりは全くないし、そうだなぁ……窓がなく人も来ないところと言えば農業部の小屋とかどうだろう?
【少年は胸に関する信念の一つを堂々と主張します】
【スケベ心はあるくせに、裸を見せろ言わないのは妙な自制心が成せる業、そこまで言ったら完全に拒否されそうですしね】
【場所としては時間帯的に殆ど人が中に入ることがない農業部の小屋を挙げます、彼処なら外からの覗きは無理でしょう】
568レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/22(火)23:48:09 ID:JXS
>>567
「農業部か・・・よーしそうと決まればいくよ!」

「私は農業部知らないし、案内して」

ウィルに農業部を提案されればそのまま農業部へと向かって歩き出したレオナとそれについてくルナ

「何してんの?行くよウィル」

ルナがウィルに言うとそのまま農業部まで行ってしまいますよ!!
そうして、二人は一度ウィルにそれを着た姿を見せるのでしょう
その後、果たして素材で送られるのかビキニで送られるのか
それはウィル次第でしょう
569エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/22(火)23:53:52 ID:hlE
>>566
「うん!とべるよー!」

エリシアに関しては、すでに重力魔法単独で飛べているので新しい技能という訳ではない。
もっと言えば、翼が生えたからと言って本来のエリシアの体重では跳べないのだが、重要なのはそこではないのでいいのだろう。

「おー…… りょうり?」

エリシアの知っている料理と似つかないそれを、記述から何とか正体を看破するエリシア。
現状では美味しそうというよりも、不思議だという感情が勝っているか。
とはいえ好奇心旺盛なエリシア、期待に羽をぱたぱたとさせてレイヴンの顔を覗き込む。

「たべれる?」

可食かどうかと言う質問なのか食べさせてくれるかという質問なのか。曖昧な問いを彼女に投げて。
570ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/05/22(火)23:55:48 ID:P6F
>>568
【一つ、後日談として描写するならば】
【幼馴染みの妹弟子に、妹弟子の祖父の趣味が強い違うデザインの海用装備を届けて】
【予備として作られていたマイクロビキニアーマーと素材そのものの2種類を用意し、レオナが素材の方がいいと言うならば素材と交換という形で届けることにしたのでした】
571レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/23(水)00:04:05 ID:3k0
>>569
というか、グリフォンもグリフォンで体格的に飛べない可能性があるので現実問題にした場合色々ズレも起こる。

「…………食べれない料理は本には書かれてない……はず」

問題はエリシアだ。例えば熱々前提のフォンデュなどは結構苦戦するだろうし。とはいえ今見ている唐揚げは……冷ましたらセーフ、だろうか。

「……お野菜ならあるけど、鶏肉あったかな……今からだと結構かかると思うから……待てる?」
「エリーが良いなら、お弁当にしてもいいけど」

今食べるなら時間がかかる、ということだろう。とはいえ今のエリシアが暇を潰せるようなものがあったっけ、とも思うわけで。
なんなら野菜は確認したが、鶏肉は未確認。野菜の唐揚げもあるが……イメージと違ってがっかりさせるのも忍びない。
ので、すぐに第二案を。
572エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/23(水)00:13:09 ID:jzt
>>571
まあ、グリフォンは魔法で飛んでいるかもしれないが構造上は猛禽のそれである。
死霊が憑依して動かしづらい、感覚が違うと感じなければそれでいいのである。

「おべんとう……?あっ、これしってる!」

そしてお弁当にと言われれば、記憶を辿って出てきたのがクエンとの食事。
だいぶ前のことにはなるが、彼女の弁当から貰ったうちの一つがこれだった。ちなみに残りはお米とオムレツ。

「おべんとーがいい!いっしょにたべよー!」

それもまた楽しい思い出だったのだろうか、背中からレイヴンを揺さぶる様にしてそう要求。
羽根の揺れはパタパタからバサバサに変わり、エリシアの期待を存分に表していた。
573レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/23(水)00:20:29 ID:3k0
>>572
結論、細かいことは気にするな、である。大事。

「あ、知ってた?」
「……ふふふ、うん。ぃ一緒に食べようね、エリー」

お弁当というよりお野菜をかじったりしているのを見かけることが多いエリシアがお弁当を知っているのは少し意外だった様子。勿論唐揚げにしても。
揺さぶられておっとっと、揺れれば肯定の返しで……終われば良かった。

「ふふ、他にいれてほしいもの、ある? ……………………別の日? 今から?」

さあ、エリシアの返答やいかに(二度目)。
574エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/23(水)00:25:12 ID:mO1
>>573
「ほか?んー……」

思わぬレイヴンの声に翼を止めて、悩ましげに唸るエリシア。
他のお弁当の具はお米とオムレツしか知らず、いずれにしても原材料はわからないのだ。
なので入れるのだとしたらそれらという答えになるだろうが、いかんせん表現が難しく。

「むぅー…………っ」

真面目に取り合いすぎていつまでも悩んでいそうなエリシア。助け舟か切り上げが必要かもしれない。
575レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/23(水)00:33:20 ID:3k0
>>574
「…………」

思いの外、悩んでる。
しかしエリシアが悩むということは迷っているか、わからないということだろう。こうなるとエリシアは明日になっても考えてるのかもしれない。
流石にそれは不味いだろうと考えた。

「何色のやつ、欲しい? あと、お野菜は入れておく?」

ペラペラとページを戻していくとそこには表紙。そして色々な料理の小さな写真が載せられている。唐揚げやエビフライ、それに混じってオムレツや焼き鮭など乗っている。
色を言ったのは特定しやすくするためだ。そして野菜に関してはエリシアが好んでそうだから、が理由。一度座り直すと悩むエリシアの口に黄色い、酸味のある飴玉を転がせた。
576エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/23(水)00:37:18 ID:mO1
>>575
「あっ、これ!」

パラパラとめくった中にまた知っている料理を見つけ、指をさしてはしゃぐエリシア。
当然選んだのはオムレツである。一度は収まった翼の揺れがまた再開して。

「あとは…… ん、おいしい!」

しかし、流石に「米」なんてそのままなページはなく、悩む間に口に飴玉を放り込まれ。
今度は柑橘の酸味と砂糖の甘みが合わさった味に、体を揺らして悩みは霧散してしまうのであった。
577レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/23(水)00:43:41 ID:3k0
>>576
「ん、わかった。楽しみにしてて」

オムレツとわかれば安心である。今のところは唐揚げとオムレツに決定。主食がないのでここはレイヴンの気分になるだろう。
パンかもしれないし、お米かもしれない。なので楽しみにしていてもらうことしかできない。

「……とりあえず後は私が選んで決めてもいい?」

ひとまず悩みが良くも悪くも消えたご様子のエリシアを見ればいっそ、ということで提案した。
レイヴンも青色の飴を放り込んで、コロコロ転がしているのだった。
578エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/23(水)00:50:58 ID:jzt
>>577
「うん、たのしみー!」

レイヴンの作る唐揚げとオムレツも、残りが何の料理になるのかもである。
さてさて、そんな会話が一段落したところで何かに気が付いたのだろうか。
壁際までてててっと歩いたエリシアが手にしたのは、立てかけられた一本の杖。

「レイヴンのー!」

黒い翼の耳、葉っぱの冠。そして新たに杖が加わりより完成度の上がったレイヴンとの「おそろい」。
見よう見まねでゆーらゆーらと踊るように揺れるエリシア。レイヴンの部屋で彼女に感化されてしまったのだろうか。
579レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/23(水)01:01:17 ID:3k0
>>578
「……ふふ、そうだね、お揃い……」

やはりというか、嬉々とした感情が出てしまうもの。杖を取られてもエリシアならば安心であるのだ。
今度、こちらも作ってもいいのかもしれないとレイヴンは画策していた。とはいえ強要はしないつもりだが。
踊るエリシアにぱち、ぱち、と拍手とも手拍子とも取れる音を鳴らせばレイヴンは服をしまってるらしい場所を開ける。
そして取り出したものをエリシアに見せる。

「エリー、良かったらこれも着ける?」

それは、二つの輪っかをそれぞれ両端の側につけたいつもレイヴンが雨乞いの際に着けている薄い羽衣であった。
580エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/23(水)01:20:30 ID:jzt
>>579
「おそろいーっ♪」

レイヴンの手が鳴るのに合わせて、ゆらゆらと踊るエリシア。
そしてレイヴンが羽衣を取り出せば、その提案を拒むエリシアではなかった。
ここまで揃えば、後は髪の色とはっぱの形くらいのものだろう。

「あっ、そーだ!レイヴン、おみやげ!」

そして羽衣と交換という形になるだろうか、取り出したのはグリフォンの卵。
話題が出た時やエリシアの部屋でなど、もっと都合のいいタイミングはあったはずなのだが。
581レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/23(水)01:29:23 ID:3k0
>>580
「うん、似合う似合う……♪」

腰簑や草履にはサイズ的な問題があり、サラシに関してはエリシアが窮屈にも感じるだろうしという理由で今は羽衣だけ。
丁寧に手首に輪っかを通して、羽衣を背に回せばふわりと広がる羽衣がエリシアの後ろを飾る。
学生が制服やタイを整えるのに使う鏡を使ってそれを見せた後に。

「お土産? ……これは……もしかしてグリフォンの?」
「……ありがとう」

これは少し予想外だったようで大事そうに受け取ると撫で出した。このタイミングの唐突さもエリシアらしいと笑い、ぎゅ、と割れない程度に胸に抱いた。
……これ、生まれる卵なのだろうか? とも思うのだった。無精卵か有精卵か調べる方法がないか。

ちなみに、髪の色や月桂冠に対してはレイヴンが食べさせる発想がないのが困り者である。……好き好んで「私の髪の毛も食べて」と言ったらそれはそれでアレなのだが。
582エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/23(水)01:40:31 ID:jzt
>>581
「おーっ、レイヴンみたーい!」

意図的に似せているのだからそれも当然だろうという感想が、鏡を見たエリシアから発せられる。
そのままくいくいとレイヴンを引っ張って傍に寄せると、二人並んだ様子を鏡に映して。
……とはいえ、今のレイヴンは雨乞い衣装ではないだろうが。

「うん!たべてね!」

そして卵を食料としか思っていないらしい言動は、ある意味すがすがしい。
もし返して育てる気なのであれば、それなりの調査と用意が必要になるだろうことは確かなのだが。

そして横並びになってしまうと、細かい差が気になってきた様子。
隣に来たレイヴンの月桂冠に手を触れながら、自身のそれと何となく比較する。
寒さに強く進化したらしい耐寒性の色の濃い葉っぱが、エリシアの頭部で揺れた。
583レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/23(水)01:46:31 ID:3k0
>>582
「…………」

レイヴンみたい、と言われて今の格好を確認する。女子がしそうな一般の服であり、いつものアレではない。
レイヴンは雨乞いする時にあの衣装、な認識だが……この日にくらい着てもバチは当たるまい。

「わ、わかった。…………そういえば、卵はどこにあったの?」

清々しいほどのエリシアの声に圧された。まあ、有精かな? って思って暖めた結果腐らせても台無しなので仕方ない。
が、一応の聞き取り。卵運びの裏事情を聞いている気がしなくもないが。

「………………き、気になる?」

月桂冠を触られるとレイヴンも少し動揺する。衣装保管場所からいつもの衣装を取り出しながらも、ちょっと手をかけてエリシアに聞いた。
そう、エリシアはロイコの妹。ロイコが興味を持ったそれを……エリシアが興味を持った場合何をするか、予測がつきそうなだけに少しだけ動揺。
584エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/23(水)01:55:13 ID:jzt
>>583
「んー?すのなか!」

要するに押しかけ強盗である。巣の主を討伐した後に最終までやったのだ。
思い返せばエリシアが構造後と口にできる大きさに触れたことのある二人。
そうなればエリシアの翼が一体何を写し取ったものなのか、大方予想がつくだろう。

そしてレイヴンの問いにはこくこくと頷いて、じっと月桂冠に視線を注ぐエリシア。
なぜだか水の魔力を吸っていつでも生き生きとしているそれは、エリシアの目からすると「とってもおいしそう」。
ならばなぜ今まで気にしていなかったのかは、今は分からないだろう。
エリシアが自分の身体を変異させてお菓子なんかを繰り返し食べたりしないあたりにも似た謎があるかもしれない。
585レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/23(水)02:03:38 ID:3k0
>>584
「…………頑張ったね」

よしよし、と頭を撫でた。グリフォンには悪いが、アレだ。逃げたら良かったのだ。うん。
この世は所詮弱肉強食。グリフォンが襲ってくるならエリシアレオナアーニャの三連星が撃退する。自然の理。
だからレイヴンはこの卵を後で調べることにした。もしペットにできたら………………飼える気があんまりしないが。


さてさて、そんなグリフォンへのご冥福もそこそこに。

月桂冠に注視されるとレイヴンは珍しくたじたじに。
何せ、かなり不味いせめぎ合いだ。レイヴンとしては親友エリシアの頼みになりそうなことは聞いてあげたい……が、今のエリシアを見る限りどう見ても捕食する気だ。
これが無くなると正直すごい困る。何せ同じものを見つけたことがない。どうすればお互いに少しでも譲歩できるか……。

レイヴンは着替えながら考えた。サラシは上衣を脱げば既に巻かれているし、腰簑はスカートの上から着けて、次にスカートを下ろせばバッチリ。
そして手首に輪をはめて羽衣を浮かせれば――頭を除きバッチリエリシアとお揃いだ。なお時間にして10秒足らず、早着替えだ。

「…………葉っぱ一枚じゃ、ダメ?」

最大限の譲歩がここらしい。
586エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/23(水)02:14:14 ID:mO1
>>585
「がんばったー!」

最初からグリフォン狩りの意思を持ってやったあたり、やはりそれは侵略以外の何物でも無かったのだが。

そしてレイヴンの葛藤など知る由もなく、着替える彼女をぽやーっと見つめるエリシア。
腰蓑が見えたあたりで「あ、そっか」という反応の後、羽衣の裾から出ている葉っぱの服のような部分を藁束に変化させる。
炎の巨人を構成していた「種火の藁束」。かのマジックアイテムも、まさか食べられた上腰蓑になるとは思っていなかっただろう。

「いいよ!」

そして悩んだレイヴンの答えにエリシアは即答。
頭部から直接葉っぱを生やして固定できるのであれば、確かに茎にこだわる必要もないだろう。
587レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/23(水)02:24:07 ID:3k0
>>586
しかし、火を点け続けて雨を求めさせるという意味では雨乞いに合いそうなのだから不思議である。
絶対炎の巨人の作成者はそんな使われ方されるとは思ってもなかっただろう。対象がピンポイント過ぎる。
帯のような形状の羽衣と腰簑というのは少し奇妙かもしれないが、これがわりに似合うという。

「よかった…………」

エリシアの無事を確信した時に匹敵する声である。とりあえず慎重に、ぷるぷると月桂冠を外す――とレイヴンの髪がふわりと広がる。まるで中に空気を取り込んだかのようにふわふわとしているのだ。
そして月桂冠を机に置くと、葉っぱ一枚を摘まみ、茎をほんの少しだけもぐようにして葉を千切る。
外した理由は簡単だ、なるべく目立たない裏側から取るためである。そして月桂冠を被り直そうとすれば、僅かな茎の欠片がついた葉っぱを差し出すだろう。
いまだにレイヴンから吸い上げた魔力で瑞々しさを維持しているが……流石に千切られたそれはいずれかれる。食べてしまうなら今だ。
588エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/23(水)02:30:35 ID:jzt
>>587
こう言っては酷だが、エリシアと月桂冠では過ごした年月が違う。
喪失の恐怖が友人の無事と並び立ってしまうのは、無理からぬ話であろう。

「おーっ、ほんとだ……」

そしてレイヴンの髪が浮き上がる様子に、なぜだかそんな反応を見せたエリシア。
傷のついた葉っぱを早速ぱくりと加えれば、目を輝かせて口の中で転がしている。
やはり草食、そして新鮮。目を見張るほど美味なのだろう。もっと食べたいなんて言い出さないかが心配である。

「んー…… こうだ!」

そして再び頭に手をやれば、耐寒性の葉を月桂樹の葉に差し替える。
なるほど、確かに葉っぱの種類が一致したことで細かな違和感が取れてよりレイヴンに近づいた。
……しかし、すべてが同じところに瑕のある葉っぱというのも、それはそれで大きな違和感だろう。少なくとも、気にし出したら止まらない。
589レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/23(水)02:42:55 ID:3k0
>>588
「……ほんとって?」

髪が浮くのはレイヴンもよく知らない。だが髪に気を遣う人物か、魔力に詳しい人物ならばそれぞれ見解を出せるものである。
水の魔力を含んだ月桂冠の葉、なるほど確かに海を拠点とし、草食に傾向のある種族ならば美味だろう。
だがレイヴンは流石にこれ以上は出すことができない。……というかしようがない。
ちなみに茎というより若枝だったりするのが月桂冠作成の際に使用されるものである。だからなんだって話だが。

「……おー」

ぱちぱち、と拍手をまた鳴らす。しかし傷があるのは予想外だった。まあ髪に触れていたから仕方ないか。
だがレイヴンは迷う。エリシアのためにはどうするのが最善か? もう一枚渡せば、エリシアは近付けるだろうか。
……少し迷って、レイヴンはエリシアに任せることにした。違和感は拭えないが、他人から指摘されてエリシアが困らない限りは自分は満足。
それに確認したいことがある。……この月桂冠、以前(レース)雷にぶち当たったことがあるがいつのまにかこの有り様。絶対何かある。

「…………今はそれでいい? エリー」

本音を言えば、満足していてほしい。そう思ってしまう自分がちょっとだけ後ろめたいレイヴンは表情だけでもいつもの微笑みにするのであった。
590エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/23(水)02:53:24 ID:jzt
>>589
「ろこねぇがいってた!」

その情報源は意外にもと言うかやはりと言うか、ロイコから齎されたもの。
なぜそんなことを言ったのかは分からないが、ロイコの話で月桂冠を別個の装備として意識したことが急な興味の始まりかもしれない。
そもそも自身も葉っぱに似た体の部位を持つためか、月桂冠はそういう形状の頭部だと思ってた疑惑もある。

「おー……っ!!」

ともあれ当のエリシアは満足そう。耳に月桂冠、羽衣に腰蓑。ついでに杖を借りれば、見事に小さなレイヴンの仮装少女である。
緑色の頭部は大きな違いではあるが、紙くらい突き抜けて違っていても逆に気にならないものである。
月桂冠の葉一枚一枚に浸けられた同じ大きさ形の傷も気にしていない様子。だが指摘されたなら、葉っぱを左右で対象にして傷は消せるだろうか。

「レイヴンだー!」

エリシア的にはゴールに着いた気分なのか、ぽふっとレイヴンの胸元に収まって。
レイヴンの隠し持った妥協を強要させた申し訳なさは、これで少しは晴れただろうか。
591レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/23(水)03:03:15 ID:3k0
>>590
なんだろう、この腑に落ちた感は。
レイヴンはそう思ったという。月桂冠を気にし始めた理由とか、髪に対する反応とか。
ロイコから伝わったなら全部納得できる。だって見ているのだから。
タニスも月桂冠に興味は持っていたようだが、外せとは言わなかったし、そうなるとやはりロイコで最終回答である。
まあ、エリシアが満足している以上ロイコに対して恨みや怒りを持つことはない。だって今はこれでもエリシアと仲良くなるためだろう今日の出来事を誘導してくれたのだろうから。
月桂冠の葉っぱ一枚……一枚くらいは払える。

目の前に現れた自分を真似する小さな若草色の友。レイヴンはそれがとても喜ばしかった。残すはススキ飾りなどだが、それは後々作っておこうとレイヴンは決める。

「ふふ、私だー♪ ……エリー、これからも友達で居てね?」

抱き止めて、エリシアの頭を優しく撫でながら卵はそっと篭の中へ。空いた手で顔をあげさせるとレイヴンはそう言った。
後ろめたさは晴れていき、雨が好きなのに心は晴天気分を味わうレイヴンはエリシアを鏡に映したりしながらその出来栄えを二人一緒に確認していた。
592エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/23(水)03:14:39 ID:jzt
>>591
そもそも月桂冠を外すことがほぼ無いだろうレイヴンのその姿を見ているものは数えるほどだろう。
ともあれ、これで二人の距離がさらに縮まったのなら何よりである。

「……?うん!」

一瞬なぜそんなことを不思議そうな顔をしたが、友達でいることに異論などあるはずもない。
こくりと頷いてから目線を合わせ、二人して微笑み会ったことだろう。

しばらく二人で出来栄えを眺めていると、ふと気づくだろう。窓から見える空がすっかり暗くなっていることに。
二人で遊んではしゃぎ倒したエリシアも、すこしだけ眠そうに目を擦った。
593レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/23(水)03:20:12 ID:3k0
>>592
なんならクローディア姉妹しか見ていない。そもそも身体の部分が奇抜なので頭の月桂冠は相対的にマシに見えるのだろう。
たまにススキ飾りぶっ刺さってるけど。

時々エリシアを子供のように抱き上げて回ったり、一緒におとなしめに踊っていれば気付く夜の足音。そろそろエリシアもお休みの時間か。

「エリー、お部屋戻ろっか」

このまま一人で帰らせるのも忍びない、とレイヴンはエリシアを抱き上げたまま部屋を出てまたエリシアの部屋に向かおうとするだろう。
杖や羽衣は着いたときに返してもらえばいいと思って。
594エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/23(水)03:27:01 ID:jzt
>>593
触角のある種族からすると、ススキが刺さっていた方が安心かもしれない。
とにかく擬態で外見をなんとでもできるエリシアにとって、服装の奇抜さなど問題ではないのである。

「うん……」

うつらうつらといった様子でレイヴンの提案に首を縦に振り、抱き上げられればきゅっとレイヴンにしがみ付く。
それでも空いた手で杖をぎゅっと握っているあたり、今日の一連の出来事は本当に楽しかったのだろう。

……服と杖に関して楽観的なことを考えているレイヴン。もしかしたら思い出すだろうか。
エリシアの寝床は水槽の中。つまり一緒に寝かせてしまえばどちらも海水濡れになってしまうことに。
しぱしぱと目を瞬かせるエリシアの様子を見ると、判断する時間は僅か。気付くのが先か、エリシアが眠るのが先か。あるいは別の手段があるだろうか。
595レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/23(水)03:35:11 ID:3k0
>>594
エリシアが妹のようで妹ではない可愛らしい存在になっているレイヴン。
杖を握っている様子を見ればレイヴンは微笑みを浮かべる。もう暗い時間、寮に帰ってくる生徒も見えるが軽い挨拶で済む辺り、近くだと慣れられてるのかもしれない。

「ん、エリー。……返してね」

……そんなこんなで部屋へと辿り着く。しかし、その頃にはエリシアの手からそっと杖が離されるだろう。一度下ろしたレイヴンがやんわりと離させたのだ。
というか、エリシアが握り締めていても縮めていけば離さざるを得なくなるだろう。そして羽衣も同じように丁寧に。
……別に濡れても問題はなかったりするが海水は流石に危険信号。雨とは訳が違うのだ。起きて、傷んでいて困らせるわけにもいかない。
すべて外し終えた頃だろう。レイヴンは杖を腰簑の内側に隠し持ち、羽衣と一緒にエリシアを再度抱き上げると、水槽の元へ。

「じゃあ、エリー。おやすみ、またね」

エリシアが眠ってしまったなら、ゆっくりとその水槽に入れる、起きていたなら入る様子を見守る。
前者の場合事情知らない人からしたらえげつない絵だが。
596エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/23(水)03:40:34 ID:jzt
>>595
「んみゅ……はーい……」

部屋に着くころにはすっかり半分眠りかけとなったエリシア、声を掛けられれば素直に手を放し。
同じように羽衣も、眠たいながらなんとかいう通りに動き事なきを得た。
だが、そこで力尽生きたのか。その場にぐったりと座り込んで。

「おや、すみー……」

そんなエリシアを抱え上げて、レイヴンは水槽へと入れてくれただろう。
半分保った意識で何とか挨拶だけを澄ますと、翼と藁の服を揺らしながら徐々に水底に沈んでいき。

「すー…… すー……」

遂に寝入ってしまったエリシアの姿は、徐々に本来のものに戻っていった。……触角は耳の位置に付いたままで。
597レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/05/23(水)03:46:14 ID:3k0
>>596
ちょっと無理をさせたかな、と思ってレイヴンも眠ったエリシアは優しく抱えていたのだ。
今思えばエリシアは本当に不思議な子だなぁ……と自分を棚にあげて水槽に入れたのだが……。


「…………アレ?」
「……? エリー?」

「……………………だ、大丈夫……?」

暫し、水底に沈んでいったエリシアを見てちょっと慌て気味に見ていたのだった。
しかし、エリシアが飛び起きてないところを見ると平気なのか……?

寝息もなぜか伝わるし、レイヴンはきっと大丈夫だ、と信じてエリシアの部屋を後にして自分の部屋へと戻っていくのであった。
グリフォンの卵の処遇は、まだ迷わせていたのは別の話。
598ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/23(水)21:35:45 ID:Ldp
ネポック学園の修練場で、少女は二本の剣を構えて、訓練人形をじっと見据える
その訓練人形を何に見ているのかは明白で、その表情は次第に険しいものになって行き
そして、それに向かって翔ける!!
攻撃の瞬間に雷の身体強化魔法で速く動き、右手の剣と左手の剣、それぞれで袈裟斬り、人形にクロスの傷をつけると

「・・・まだまだ」

剣にも雷属性の魔力を帯電して居たようで、その切り口から一気に人形の全身に電撃が広がり、そして人形は倒れる

「・・・まずまず・・・かな」

剣は鞘に納めて、人形の顔を一回蹴った
599バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/05/23(水)21:45:45 ID:q1N
>>598
「はっ、そりゃあ……随分と厳しい基準だな?」

豪、空気の呑み尽くされる音と共に瞬く光、オレンジ色の炎が突然倒れた人形から噴出し、瞬く間にそれを覆いつくして灰に還す。
一陣吹いた風に塵すら舞い散りその欠片も世界から消えてしまえば、そんな感心するような面白がるような青年の一言が君の耳を打つだろう。
一体いつから見ていたのだろうか、或いはつい先ほど来て偉そうにしているだけかもしれないが、顔を上げれば小柄な体躯の青年が一人、設えられたベンチに腰掛ける姿が確認できて。

「一体誰に向けるための魔法か知らねぇが……俺の目にはその斬撃、普通に人を殺せる一撃に見えるぜ?」

その口調や声色ではどうにも、彼が君を素直に褒めているのか腹に何か思っているのか判別し辛いが……ともあれその、片目を黒い眼帯などで覆い隠した青年には、或いは見覚えがあるかもしれない。
普段はしていない筈の眼帯をしていて尚、否、一層、目つきとガラの悪そうな恰好をしている彼は、一応、この学園の生徒会の一人であった、一応。
600ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/23(水)21:55:12 ID:Ldp
>>599
「ああ、バルドイード先輩か。直接会うのは初めてね」

ルナはその男に見覚えがあった。友達であるレオナから話も聞いてるし、そのレオナが少し落ち着いたきっかけとなった男

「あ、そうそう、レオナが先輩の事、尊敬してやらんでも無いとか言ってたよ」

尊敬してやらんでも無い・・・上から目線で言ってるようにも聞こえる台詞をバルドイードに伝えると、ふぅっと一息して

「・・・こんなくらいじゃまず死なない、あいつは並の魔術師じゃないし、もう、人でも無い」

ようやくバルドイードの言葉に対しての返事を言う。
あいつと言っているので明確な敵として捉えている人間が居る、と言うことは伝わるだろう
601バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/05/23(水)22:05:50 ID:q1N
>>600
「あぁ?な、なんだそれ……っつーかそれ俺が聞いちゃ駄目な奴だろ」

普段その体躯の小ささとか振舞の子供らしさとかが災いして、あんまり先輩として尊敬されることのない彼である、勿論そんな言葉を聞けば嬉しさに頬も緩むというもの。
まぁ彼はあんまり感情を表に出したがらないタイプなので、顔を逸らして照れ隠しと言わんばかりにそんな返答を返すに留まるのだが。

「ふぅん、そんな面倒なヤツと戦わなきゃなんねーのか」
「ぶった切って雷流しても死なねぇようなヤツ、ねぇ……」

気だるそうな印象を与える低めの声のまま、頬杖ついて言葉を一つ、その深刻な様子を面倒と評したところには彼の心根が現れていると言えるだろう。
目の前の相手の現状に、さてはてこの青年は何か、思うところがあるような表情を浮かべているが。
602ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/23(水)22:14:02 ID:Ldp
>>601
「何か気になる?」

そんなバルドイードの様子にそんな言葉を

「まぁ、もう腹は決めてるんだけどね、直接私があいつに引導を渡してやるって」

これまであったレオナ襲撃事件、その黒幕と最後のケリをつける
その時はもう迫ってきて居て
もっとも、この少女も直接レオナを拉致したのだが

「それに、私の罪滅ぼしもあるし」

小さな声で呟いて
603バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/05/23(水)22:24:24 ID:q1N
>>602
「んあー、でも得意属性雷だろ?そんじゃ参考になんねぇかな……」
「いや、でも理屈は同じ……よし、アンタの相対する化け物に通じるかは分からねぇが……」

その決意に、或いは報いたいとでも思ったのだろう、同じく倒すべき存在が居る一人の青年として、何か相手の手助けをしたかったのだろう。
少しぶつぶつと思考回路を顕にしながら、ふと逸らしていたその視線を再び相手に向ければ、ぎらりとその目を光らせて。

「アンタに、俺の必殺技を伝授してやる……骨組みだけな」

ただ一言それだけを伝えれば、ひょいとベンチから立ち上がり数歩、その瞳に一つの人形が入る場所まで。
豪、とその手のひらから噴き出た炎は、俄かに吹く風に揺らめき橙の火の粉を散らしながら、一つ、装飾麗しい大弓のような姿を取った。
604ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/23(水)22:30:13 ID:Ldp
>>603
「そうね、先輩の得意な火はちょっと事情あって一切使えないし」

少女はバルドイードに言うが、必殺技を教えてくれると言う目の前の青年の言葉に興味を惹かれる

「必殺技って何を・・・?」

そう聞くと、バルドイードの行動をじっと見つめて
すると現れたのは炎の弓であった

「・・・なるほど、雷属性でこれを作ってみろって事?」

青年に対してそう尋ねる
605バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/05/23(水)22:45:34 ID:q1N
>>604
「あぁ、っつっても、ただ単に矢を飛ばすってんじゃあ、あまりに芸が無いからな」

矢を番える、無論その矢もまた炎で象られる装飾麗しいものであるならば、きりりと引き絞った弓に突然燃え上がり生み出される、普通のそれとは明らかに違う番え方を以て。
ぶつぶつと呟く言葉は詠唱か、応えて足元に描かれる赤光の魔法陣は予兆か、ひゅう、と鳴る風はその炎の大弓を静かに揺らめかせ。

「出力調整、最大、目標、射程調整、『権限せしは怒りの王、其が率いる幻影団』」
「『……放て、悪霊の狩猟団(ワイルドハント)』」

即ち、ただ単純に矢を飛ばすのではなく……放つ矢に、更にその軌跡に、そこに至るまで道程にすら魔力を込め、逃れ得ぬ致命の一撃で目標を貫くための奥義。
薄紅色の魔力が人形と青年、ひいては一際大きく燃え上がった炎の矢を繋ぎ、空気を切り裂く轟音と共に、発射。
その矢と呼ぶにはあまりに大きすぎる、焔で出来た槍は、瞬きの間に人形を貫き……否、呑み込み、一瞬にしてその全てを、周りに余計な被害を与えることなく塵に還してしまうだろう。
606ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/23(水)22:54:30 ID:Ldp
>>605
「・・・器用な物ね」

その凄まじい威力のバルドイードの魔法の前に、感想を言うと同時に驚く
同じ真似が自分にできるか・・・恐らく、全く同じ現象を起こすことは不可能である
ただ、青年は骨組みだけは教えてやると言った。全く同じ事をしろと言っているわけでは無いのはわかった

「私はこれと同じ事は出来そうに無いけど・・・今ので一つ閃いた・・・かも知れない」

そう言って
何か思いついたようですね
607バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/05/23(水)23:05:40 ID:q1N
>>606
「まぁ、なんつーの?その魔法の軌跡を、魔法が維持されやすい空間にしちまう感じ?」
「そうしたら、その空間に在る間は加速し続けるし、威力も増し続けるんだよ」

そのものだけでなく、そのものが通る道筋にも魔力を込め、その空間を作り替える……とは言っても大それたことではなく、調製した魔力で満たしているだけではあるのだが。
巨大な弓に加え、空間にも魔力を流す必要がある、だからこその必殺技、勿論消費も相応に大きく連発は出来ないが、威力は見た通り、といった感じの技術だ。

「おっ、早速か、中々筋のいいヤツだな!」
「いいぜ、やってみせてくれよ、アンタの一撃を」

ふ、っとその手に持っていた大弓を虚空に消し去り、青年は再びベンチに座ることだろう、とさっと響いたその音が大きいのは、疲れた体を一気に預けたためか。
居並ぶように存在して尚彼の炎には焼かれなかった人形が一つ、さてはて君の閃いた某を行う的になら、きっと最適なことだろうて。
608ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/23(水)23:24:42 ID:Ldp
>>607
バルドイードの説明を聞きながら、ふーんと言った感じに聞いていて

「・・・ま、私も普通の人間じゃないからね」

筋が良いと言われると、複雑そうにそう言うと、やってみせてくれっと言った言葉に頷いて

「それじゃあ、ぶっつけだから上手く行くかわからないけど」

そう呟くと、両手に魔力を集中させると、雷の弓が現れる。装飾等は付いていない、普通の弓であるが・・・
そして、バルドイードのように目標物の道筋にも威力は度外視し、放たれる矢が目標を逸れる事無く確実に撃ち抜くようにと魔力を込める
そして構える矢はバチバチバチとかなりの帯電はしているがそれほど大きくも無くて

「・・・許されざる者を罰するは天界に住まう者達の怒りの一撃」

そして弓を構えながら詠唱すると、天に巨大な魔法陣が現れる、そこには雷雲が形成され、激しい雷鳴が轟き出す、こちらは命中精度や細かな照準は完全に無視
ただただ破壊力のみを追求した雷である、このまま落とせばまず目標に当たる事は無い、というか何処に落ちるかわかったもんじゃ無い

「よーく見ててね」

そして、矢を放つとそれは加速し、そして確実に人形を撃ち抜くと、バチバチバチバチと人形には電気が迸る!

「・・・名付けて、断罪の雷(カラドボルグ)!」

そして左手をその雷雲へと伸ばすと、雷雲の雷と人形に帯電する雷が呼応して、バチバチバチバチバチバチと引き合い、お互いの電線が繋がった時にカッ!!と一瞬眩く光ると
巨大な、その破壊力のみを追求した極大な雷が、人形へと降り注ぎ、そして人形はその凄まじいエネルギーで炭と化して行った

「・・・はぁ・・・はぁ・・・流石に消費は大きいわね」

呟いて
雷の引き合う性質、それもルナの魔力の雷同士という事で更に引き合うようにして利用した魔法であった
609バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/05/23(水)23:37:18 ID:q1N
>>608
「……へぇ、なるほどな、標的に雷を纏わせて避雷針みたいに扱ったのか」

バリバリと修練場に響き渡る雷の音、雷雲より降り注いだ巨大な雷は狙い過たずに人形に命中し、その姿を一瞬で塵に変える。
明らかに人形を狙っていなかった筈の黒雲の雷が、人形に迸った雷によってその道筋を変えたことを、或いはその目に捕らえたのだろう、その口からは感心したような言葉が一つ。

「威力も、まぁ普通の人間なら無残なことになってるだろーし……十分、じゃねぇかもだけど」
「しかしまぁ、本当に呑み込みが早ぇな……言っとくけど、人間だとか人間じゃねーとか関係なく、アンタ自身が凄いんだからな?」

ベンチに座ったまま頭の後ろに手をやって、だらりとその背をベンチに預けながら相手の魔法の威力を評価する、相手の相対している仇敵が分からない分その言葉は断言じゃなかったが。
思わずその瞳を細くして、何を勝手に解釈してんだと言わんばかりの声色で付け足す、それは或いは、彼自身が純粋な人間ではない半端ものであるからこその言葉だったのかもしれない。
610ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/23(水)23:45:13 ID:Ldp
>>609
「ふふ、ありがとう」

あまり感情の動きは少ない少女だが、笑顔になって笑いました
凄いと褒められて嬉しかったようだ、ずっと失敗作とか言われ、親にゴミのように扱われて来たから

「一応私は人間ではあるのよ・・・ただし、魔術の才能がある子供を作る為に遺伝子を弄られた、ね」

そして、バルドイードの言葉に自分の事を話します

「その結果、雷に関しては確かに才能を得たけど、火や風や光が一切使えなくなってずっと失敗作って言われて来てた」

淡々とそう言って過去に言われて来た事も教えました、そしてだから凄いとか、言われ慣れてないとも付け加えて

「・・・ちなみにレオナも同じなの。あっちは成功・・・だそうだけど」
611バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/05/23(水)23:56:15 ID:q1N
>>610
「はっ、そりゃまた厳しい基準だな、馬鹿馬鹿しい」

使えない属性があれば失敗作、それは或いは遺伝子を作り替えた実験動物の扱いとしてはこの上なく正しい、本来あるべき姿なのかもしれない、が。
青年がそれを肯定することはなかった、まるで馬鹿にしたような笑み……というより、鼻で笑うといった表現が正しい笑顔を見せればそんな風に一言で切り捨てて。

「言っとくけど、これからは少なくとも俺の前では失敗作だのなんだの口に出すんじゃねぇぞ」
「俺は、失敗作なんかに自慢の必殺技を教えたつもりはねーし、これからも教えるつもりはねーからな」

その言葉はつまり、その必殺技を、形は違えど自らの力を以て、自らの力に合わせた莫大な力として振るった目の前の相手への賞賛も含まれているのだろう。
俺がアンタのことを凄いって言ってるんだから、アンタが自分を馬鹿にすることは許さない、青年が気だるげにいったその理論はあまりに暴論で、でもあまりに相手を思いやっての言葉だった。
612ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/24(木)00:07:21 ID:dXN
>>611
「・・・当たり前・・・だから、失敗作とか言って来てた相手をこの手で倒して、過去とは決別する」

何処かしら決意のような物が少女の瞳には確かに燃えている

「それが実の父親でもね」

そこで、倒したい相手が父親だと言うことをバルドイードに伝えます
まぁ直接遺伝子を弄った相手はまた別なのだがそっちは恐らくもう処刑されてるとも

「色々とありがとうね、先輩。・・・あのレオナが尊敬してやらんでもないって言ったのもちょっとわかるかも」

そう青年に言って感謝を伝えます。そしてレオナが滅多に人を敬わない事も
613バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/05/24(木)00:16:45 ID:Z3Z
>>612
「……は、は、よりにもよって、父親かよ……あぁ、でも」
「アンタは大丈夫そうだな、少なからず、家族を倒すときには容赦が生じちまうもんだが」

相手のその言葉を聞いて、咄嗟に被っていた学生帽を押し下げ目元を隠して表情を誤魔化す、ほんの一瞬見えた青年の表情は、曖昧な笑顔だけを浮かべていて。
さてその言葉は、きっと相手の表情を見たが故の言葉なのだろうが……自分の体験談なのか、或いはこれから体験するだろう話なのか。

「へっ、褒めても何も出ねぇっての……ま、応援くらいはしててやるよ」

目の前の少女と同じく、青年もまた褒められ慣れていないタイプの青年だ、相手のその感謝にこそばゆく感じるのも、まぁ仕方のないことだろう。
僅かに目を逸らして一見不自然そうな言葉を一つ、その後に言った言葉は、これから巨大な相手に立ち向かうだろう相手に送る、青年なりの一つの手向けなのかもしれなかった。
614ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/24(木)00:25:19 ID:dXN
>>613
そして、先程ので魔力は使い切ったのか、今日はもう訓練は出来そうにないなと感じて

「・・・まぁ、色々思う所はあるけど、やるだけはやってみる」

青年の曖昧な表情に対してはそう言って、微笑みました

「無事倒したらまたお礼言いにくるよ」

バルドイードにはそう伝えると、その場を立ち去ろうとしてからそいやこっちは名乗ってないと思い出して

「・・・私はルナっていうの。それじゃあまたね、先輩」

ぺこりとして、修練場を後にしていきました
615バルドイード◆m7hEgzNtKY :2018/05/24(木)00:33:21 ID:Z3Z
>>614
「おう、つっても……俺はきっかけを与えただけだかんな」
「お礼はもっと別のヤツらに言ってやれよ」

下げていた学生帽を元の位置に、再び浮かべた笑顔はさっきのような曖昧な、何か言いたげな笑みではなく、にししと屈託のない笑顔で。
あくまで青年は魔法を見せただけ、それなら彼女のお礼は自分より、もっと直接的に相手を助けた存在に向けられるべきだろう、と。

「あぁ、またな、ルナ……しかし、なぁ」
「俺は別に、アドバイスできるほど強くねぇんだけどな」

修練所から立ち去る相手にひらひらと手を振り、その背中を見送る、ふぅと一つのため息と共にだらりとベンチに腰掛ければ。
ぼそりと呟いた言葉は自信無さげで、到底後輩には見せられないような青年の弱いときの姿だった、その姿を見る者はだれも居ないけれど。
616レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/24(木)21:57:29 ID:dXN
屋上にて二人で居る少女達が居る。背の低い長髪茶髪のレオナと金髪ショートでサイドアップにしてるルナです

「あれから、あいつの居場所はまだわかんないのね・・・」

レオナはそう言って、早くぶっ飛ばしに行きたいと考えてるようで

「そうね・・・居場所を掴んだら、私の手で引導を渡してやるのに・・・」

ルナもそう言ってレオナに同意する

「あたしも親父に捜査お願いしたりしてるんだけどねー」

と、レオナは実家にも連絡取って探してもらって居るようですね
617ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/24(木)22:04:42 ID:Bfg
>>616
「……お、やぁ、暫くぶりだね」

そんな二人の姿を遠目に見つけて歩み寄るロイコ。
いつもの教員用ローブと黒髪に、今日は眼鏡をかけた姿。
二人とも精神的に辛いだろう事実が判明しただけに心配だったが。

「二人とも気丈そうで何よりだ。
 ……ところで、何の相談をしてたんだい?」

教員の立場としてはあまり生徒だけで先走って欲しくないのが本音。
慰めではなく諫める言葉を掛けることになるとはと苦笑しながらも、そんな風に二人に聞いた。
618レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/24(木)22:14:19 ID:dXN
>>617
「ま、確かにちょっとは戸惑ったけど・・・別に人外って訳じゃないんでしょ?まぁ・・・あたしの天才ぶりが人工的ってのはちょっとショックだったけど・・・」

レオナはそう言って自分の事実を受け止めて居る様子
元々素体の段階で火と光は適性高かったのがブーストされたもんだからもうその属性に関しての才能は凄まじいです。風もやはり高い感じ

「私も・・・もう立ち直ったかな・・・リエードとかダニエルとか、エストレラさんも居るし・・・みんなには心から感謝してる」

ルナも気持ちの整理は友達と呼べる者達のお陰でついた様子です。そして二人が今考えている事は

「何の相談って決まってるじゃん!!」

レオナが言うと

「私達に酷い目を合わせたあの男をぶっ倒しに行く相談よ」

ルナもそう言って

「本当はソーレ君も、牢から出して連れ出して誘おうかなとか思ったけどー、彼はテラに逆らったりテラやルナの事話したら魔術的にかけられた呪いで死ぬらしいんよねー」

とかも言ってます
619ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/24(木)22:22:15 ID:Bfg
>>618
「あははっ。……まあ落ち込んでいるよりはずっと良いんだけどね。
 だがまあ、調査も制圧も一応学園主導で計画が経っているし、何より君たちをまた危険に曝したくは無いんだけどねぇ……」

一生徒に対して明確な害意を持ったものに対する処置として、身元調査から捕縛までの計画は進んでいるらしい。
因縁の相手に対して自分で手を下したい気持ちも分からなくはないが、それよりも重要なのは生徒の安全なのだ。

「らしいね。下手に刺激しない方が正解だったか。
 解呪はほんの少しだけ経験があるが、まあ流石の相手だ。付け焼刃じゃあどうにもならなかったね」
620シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/24(木)22:25:41 ID:Xwn
日射しが水面で煌めく校舎からそれほど離れていない場所にある泉。
暑くなってくるこれからの季節だが、まだ水が煮えるほどにはなっておらず今のところは涼を取るのにいい場所に。

「ふあー…………」

その水面に仰向けになって浮かぶ少年、その背面には氷の床らしき部分が作られているのであった。
621レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/24(木)22:30:44 ID:dXN
>>619
「大丈夫よ!ロイコ先生!!見たでしょあたしの天才的なすんごい魔法!!いずれ世界一偉大で尊敬される本物のヒーローになるあたしなんだからあんな奴に!あんな偽物に負けないし!!」

レオナは鼻息が荒く、そう言ってます。確かにこないだの魔法はまさに大魔法と言っていいものではあったがそれだけで勝てるとも思わないだろう

「私もあれから特訓して、新技も編み出したりしたし・・・大丈夫なはず・・・」

と、ルナも手ぶらでと言う訳では無いようだ

「ま、ソーレについてはあいつをぶっ倒した後に考えたらいいかなって思う」

ソーレについてルナはこんな事を言う。
622ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/24(木)22:37:34 ID:Bfg
>>621
「…………まあ、考えておこう」

ともあれそれが気持ちの整理に必要なのだというのなら、少し学園に掛け合う程度はするだろう。
それで彼女たちの気が収まるのならば、そのくらいは何と言うことは無い。
もっとも、彼女たちの場合はそんな悠長なことはしていられないと突っ走って行きそうな気もしたが。
そうなった場合はお目こぼしくらいはまたしてやろうと思うロイコであった。

「解呪に関してはそうだねぇ。
 呪いは掛けた術か術者が分かっていれば手っ取り早い物だからね」
623エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/24(木)22:37:59 ID:ftT
>>620
「ふむ、こんなところにも水場があったとはね」

そんなことを言いつつ歩いてくるのは妖精の少年。
そして、泉に浮かぶシャディに気付くと

「やあ、涼しそうだね。僕もご一緒していいかな?
と言ってもそこまでは行けないけど」

と、声をかける。
624シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/24(木)22:42:31 ID:Xwn
>>623
「んー? ……? あ、良いよ良いよー、席が必要なら作るよー?」

むくり、と上半身を起こすとどこか見覚えのあるような妖精に首を傾げた。が、彼ほどのサイズなら平気か、と考えて手招き。

「最近暑くてやんなっちゃうよねー、お菓子も溶けちゃうし」

と、どうやら氷の床に出来ていたらしい影で丸い椅子を作ると隣に鎮座させていた。愚痴のようなものもこぼして。
625レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/24(木)22:44:38 ID:dXN
>>622
「ほんとに!?ロイコ先生ありがとう!!」

レオナは喜んで言いますね、そしてぐぐぐっとしてます

「・・・そうね、それにそもそも倒してしまえば案外解ける物かも知れないし・・・私はあいつと血縁関係あって良かったのかも、だからこうして呪いを解かれて、あいつを直接殴りに行けるんだと思うとね」

ルナは不幸中の幸いだとその事を感じている様子
626エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/24(木)22:50:26 ID:ftT
>>624
「それでは、お言葉に甘えるとするよ」

そう言って、氷でできた床をおっかなびっくり歩いて行く


「確かにここ数日は暑いよね。これも夏が近づいてるからかな?」

シャディの隣に座ると、持ってきていた紙袋の中からいちごみるくを取り出してシャディに手渡す。
627ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/24(木)22:56:44 ID:Bfg
>>625
「……そんなに期待するなよ?
 僕に決定権があるわけでもないんだからね」

なんだか色々と便利使いされすぎて気付かれにくいが、そもそもロイコは教員ではなく実習生なのである。
なので権限という意味ではその立場は非常に弱い。一応レオナの喜びように水を差しながら、ルナの様子を眺める。
どうやら彼女の方は、境遇にポジティブな納得を付けている様子。であれば、横からとやかく言うのはプラスにはならないだろう。
という訳で、ロイコは一度がらりと話題を変えることにした。隠れた気負いがあるのなら、これからの行動が癒しになるだろうか。

「……ところで、ここ最近忙しかっただろう。ちゃんとご飯は食べているかい?
 まあ、一応の区切りの祝いだ。食堂でも外食でも、希望を聞こうじゃないか」

彼女たちの懸念が食欲に現れていなければいいがと、そんな提案。
628シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/24(木)22:59:59 ID:Xwn
>>626
「夏は冷たいものが食べれるから良いんだけど……それでもこの暑さはねー……」
「あ、ありがとー、じゃあこれは僕から」

いちごみるくは嫌いではない、むしろ好きな方なので嬉しそうに受け取るとその代わりとしてか、炭酸が弾ける液体に満ちた瓶を取り出して、中身をグラスに注ぐ。
そしてそのグラスを差し出せば、いちごみるくの口を開けて、カンパーイとばかりに掲げた。

「……ところで僕らどっかで会ったっけ?」

じんわり頬に伝うのは汗だろう。それをマントの端で拭いながらシャディはいちごみるくを飲んでから唐突に。
629レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/24(木)23:02:33 ID:dXN
>>627
「そっかー、そいやそーだもんね。お兄ちゃんもロイコ先生が授業受けてるのたまに見るって言ってた・・・」

レオナは大学部の兄から聞いた話を伝えて言って

「そいやご飯か・・・テキトーに済ませてたし、先生が奢ってくれるってんなら外食がいいかも。パスタ系が好き」

ルナがご飯の誘いに少し考えてそう言うとレオナはというと

「ご飯?あたしは甘い物食べれる場所なら何でもいいよ!」

ご飯の誘いにまずきょとんとしてから、お嬢様の癖にこんな事を言ってます
630エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/24(木)23:07:58 ID:ftT
>>628
「明らかに夏ならそれ相応の心構えとかができるからいいんだけど、まだそこまで行ってないしねー
あっ、ありがとう」

シャディからグラスを受け取ると、シャディが掲げたいちごみるく入りの瓶に軽く打ち合わせる。

「そうそう、なんだか初めて会った気がしないんだよね。
話したことがないクラスメイトとかいう曖昧な認識じゃなくて、
前に何か一緒にやったことがあるような…」

シャディの問いに、何かのどの奥に引っかかっているようなものを感じつつ。
631ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/24(木)23:13:19 ID:Bfg
>>629
「うん、大学部の授業もその一環だねぇ。
 ……もっとも、僕は内容よりも授業の方式の方が気になってしまうんだけどね」

ネポックにおける受講で一定数の単位を与えられるロイコ。
とはいえこれから教育する立場になるロイコが、授業内容よりも授業のやり方に目が行くのは仕方のないことだろう。

「パスタと…… 甘いもの?少し待ってくれよ……
 そうだな、街のカフェにでも行くか」

さてさて、そんな二人からの提案を満たせそうな場所を頭の中で探して。
一つ思いつく店を見つけると、二人にそう提案した。
632シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/24(木)23:16:12 ID:Xwn
>>630
そうなんだよねー、夏への心構えについて同意。そのわりには真っ黒なマントを羽織っているのだが。

「僕は中等部だし……初等部の子とはよく会うけど……うーん?」

見た目も少し幼く中性的な容姿の少年、心もまだ大人とは言えないためか下の子と遊ぶことも珍しくなく。
しかしやはりエストレラとなにかで関わった気がする。だが。

「レオナちゃんの時……は居なかったし……洋館もアレは違うだろうし……」

時期的に近いのはリナ誘拐事件。だが、その時にはエストレラは居なかった。勿論逆も然りだが……。
いちごみるくをくぴくぴと飲むシャディは自然とマントの下から一口サイズのチョコを出して口に運んでいた。
633レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/24(木)23:21:27 ID:dXN
>>631
「なるほど、ロイコ先生がそのうち授業をやる立場になるんだもんね」

ルナがそう言って、授業の方式の方が気になると言った理由の予想を話します

「んじゃそのうち高等部の授業でロイコ先生が来たりすんのね!楽しみ!」

レオナはにっこり笑顔でロイコに言うと

「ロイコ先生気をつけた方がいいよ、この子、容赦ないから。ま、ロイコ先生は見た感じ大丈夫と思うけど」

「間違ってるのとか明らかに効率悪いのとかを教えようとする奴が悪いじゃん」

ルナはいきなりこんな事を言います。教師と言えどピンキリな点もあるだろう。
そんな中、知識レベルや魔術レベルのあまり高くない教師はレオナに指摘されまくったりしてプライドを潰されたり・・・なんて事も過去にはあったそうです

「え?いいの?どんな所か楽しみね」

ルナはそういうと

「賛成!!んじゃそのロイコ先生チョイスのお店いこー!」

レオナがにっこり満面の笑みをロイコに向けます
634エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/24(木)23:27:25 ID:ftT
>>632
「中等部や高等部の授業に紛れ込んだ時でもないみたいだし…」

さらっと問題発言をするこの妖精。
とはいえ、授業の妨害や無茶をするわけでもないので
割とお目こぼしされているようである。

「うん、最初と3番目の事件で一緒になってたらこんな曖昧な認識じゃないだろうし…」

丁度というか、運悪くというかテラ絡みの事件では片方がいない時に事件が起きているので
その方向での接点もないようである。
635シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/24(木)23:32:26 ID:Xwn
>>634
「僕が初等部に逃げてるときでもないし……」

こっちもこっちで問題、というかエストレラより悪い。こいつは逃げてるのだから。

「あ、でも事件には関わってたんだね、大変だったみたいだけどお疲れさまー」

労うようにチョコを差し出した。接点は無くとも同じ友人の友人らしいという接点はあるようだし。

「うーん……料理で気絶事件でもないし」

なんだその事件は。
636ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/24(木)23:35:58 ID:Bfg
>>633
「まあ、そうなるのはもう少し先かな?
 その時に運よく出会えたら…… その時はお手柔らかに頼むよ」

苦笑を零しながらレオナのそんな揶揄い混じりの言葉に返して。

「じゃあ早速行こうか。……ちょうど馬車の便が来るかな?」

一部ネポックから離れて暮らす生徒のために、近場には馬車の定期便がやってくる。
少しだけ停留所で待ってから乗り合わせて数十分。流れる水の綺麗な近場の町に到着だ。
637エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/24(木)23:38:59 ID:ftT
>>635
「うーん、もしかして、僕が抜けだした時にやってきてたりする?」

出会わないということは、そういうことなのだろう。

「黒幕に逃げられたのは残念だったけど、レオナ君やルナ君が無事で良かったかな。
それじゃあ、これをお返しにー」

シャディからチョコを受け取ると、紙袋の中からプリンを取り出してシャディに手渡す。

「それはそうと、『料理で気絶事件』って、いったい何があったんだい?」

流石にその事件は気になったのだろう。
638レオナ&ルナ◆rwDSHkQLqQ :2018/05/24(木)23:42:41 ID:dXN
>>636
「ま、確かにここマンモスだから、私達のクラスにロイコ先生が来るとも限らないもんね」

こんな大きな学校、それこそ教師も同じ科目でも沢山居たりするのだろう、案外直接授業を受ける可能性は低いのかも知れない

「ふふーん、まっかせて!レオナちゃんは超天才だからね!」

とも言って、にっこり。そのまま二人は馬車に乗るのだろう

「うわ、綺麗な街・・・」

「あー、ルナちゃんあんまり外の街に遊びに行ってなかったの?あたしはここでよくお洋服とか買いにくるよ」

二人は別々の反応をして、それでカフェはどこ?とロイコ先生に視線を向けます
639シャディ◆L1x45m6BVM :2018/05/24(木)23:46:28 ID:Xwn
>>637
「かもしれないねー、たまたま会わないだけかな?」

妖精だけならまだしも、エストレラサイズなら印象深いはずであると。

「……黒幕、会ったんだー。まあみんなが無事なら良かった良かった! 君は……無事なの?」

ありがとー、とまた言ってプリンを受け取った後、彼の背中を見ながら少し目を細めて聞いていたが。

「え? 金髪の風紀委員が作った料理食べた生徒が何人か撃沈したって事件だよ? 絶対料理すんな! って言われたらしいけど」

何故だろう、犯人が一人しか居ない気がする。
640ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/05/24(木)23:54:27 ID:Bfg
>>638
どどんと胸を張るレオナに、ロイコはふっと微笑みかける。
とりあえず、気落ちする様子がすっかり無いように見えるのは、隠しているのでもない限りは良いことだ。
そしてレオナは自分の気持ちを表現することに関して、そう言ったことはしない手間と言うこともロイコには何となくわかっていた。

「そうだね。……こっちだ」

いつかミズハと街のバーに行った時から、少しずつ店を見繕って言ったロイコ。
甘いものとパスタ、その両方が美味しいカフェとは。ずんずん進むロイコの歩みは綺麗な水道を外れて、何やら入り組んだ路地へ。

「さぁ。ここだ」

そして紹介された店は、看板すら出していない勝手口と見まがわんばかりの佇まい。
表札のように小さく店名が掛かれたそれは、入ってみれば以外にもシックにまとまったカフェのそれである。
641エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/05/24(木)23:56:30 ID:ftT
>>639
「多分そんなところかな?
あとは、同じ初等科でもクラスが