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【ロールスレ】ここだけ不思議な病院 101号室

1TUiXnyUOds:2018/05/31(木)23:25:21 ID:DsH()
霧立ち込める暗い森の中の細い道を抜けた奥で一本の街灯に照らされて聳える、一見すれば廃墟にも見える大きな病院
人目を憚るようなこの病院には、不思議な、治療法の見つかっていない…そして美しい病気をもつ患者たちが入院しています
社会の奇異の目に耐えられず、この病院へたどり着いた方、家族に迷惑はかけられないと、この病院へたどり着いた方…
当然、このような病院ですから、患者も、医師も、看護師も…一風変わった方々です
あなたは…どちらでしょう?

†スレの説明
とある病院を舞台に、不思議で耽美な日常を演じるスレッドです
参加者は参加の段階で、医師・看護師側として参加するか、患者として参加するかを選ぶ必要があります。もちろんその他の立場の人間も、世界観を壊さない範囲であれば参加しても構いません

†雑談スレ
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1527761395/l
2リア◆hvQp59rD0o :2018/06/01(金)19:42:10 ID:In2
【「一般的な病室のイメージを一言で表してください。」そんな質問をされたら、恐らく多くの人が「清潔感がある 」「薬の匂いがする」なんて答えを出してくるだろう。】
【だが、彼女の病室はそんなイメージとはかけ離れている。いや、きっと元々はそんな部屋だったのだろう。だが、彼女が生活する以上、そんな部屋であり続けるわけがない。】

【窓ガラスやカーテンの端、ベッドの手すりやシーツ等、不自然な場所に存在する色とりどりの宝石。それらが陽の光を反射してきらきらと輝いている。】
【そこらの宝石店なんかよりずっと輝かしくて眩しいこの部屋。】

【この不自然な宝石たちは全て彼女が創り出したものだ。…いや、どちらかと言えば、創ってしまったものと言った方が正しいか。】



「…ふふ、今日もいい天気だねー。眩しくて、ちょっと困るくらい。」

【ベッドに腰掛けながら窓の外を見て呟く、この部屋の主、リア。】
【ウェーブのかかった長い白髪、血色の目、異常なまでに白い肌に、入院着を着た16歳の少女。】

「お腹すいた…、今日看護師さん遅いな…。ナースコールしよ…」

【右肘で、手の平くらいの大きさのナースコールを手繰り寄せる。普通のものよりも、ボタンがとても大きいものだ。】

【手繰り寄せたナースコールを肘で押そうする。その時、指先がコードに触れた。】

「……、あ。」

【ピシピシ、と音たてながら、その部分だけがアメジストに変化した。】

「うわ…またやっちゃった……。」

【肘で何度かボタンを押すも、コードが完全にイかれてしまっているようで、何も反応がない。】

「怒られる…。やばい…」
3皆戸セレン◆TUiXnyUOds :2018/06/01(金)20:01:29 ID:F3D()
>>2
(普段であれば、入院している患者様方に昼食を配膳しているころ…なのだが、配膳時間の直前に、とある患者様に異変があるということで、そちらの対応に看護師たちが追われ、すこし配膳時間が遅れてしまった)
(ちなみに、異変があったというのは“自らを吸血鬼だと思い込んでしまう病”の患者。)
(朝夕は霧の多いこの森の中の病院だが、今朝は珍しく晴れていた。その日の光を見て、暴れ出してしまった…と、いうことらしく、今は窓に板を貼った彼女専用の病室へ案内することで平穏を保っている)

…こんにちは、レオさん。
昼食をお持ちしました
(そして、とある個室をノックして転がり込む声は、妙齢の女性のもの)
(若さこそ感じるものの、落ち着いたその声が聞こえた後に、先端が紫色の結晶に変化してしまっているドアノブを捻って、白いドアを開ける)

こんにちは、体調はどうです?
…あれ…ナースコール、不調でした?
(ドアを開けて、片手にお盆を乗せたまま慣れた所作で病室へ入ってきたのは、20代中盤程度の女性。)
(あまり色の濃くない、遠目から見ればグレーにも見える黒髪を後頭部でまとめ、やや神経質そうな顔立ちにはあまり愛想と呼べそうなものはなく、
すこし痩せすぎにも見える体はこの病院の制服であるナース服を纏っているが…その胸元は切り開かれていて、見えるはずの素肌のかわりに外へでているのは…手のひら大の真っ赤な薔薇)
(瑞々しい花びらをぴんと伸ばした薔薇は、白いナース服に映えながらも、場違いな美しさを見せている)
(この看護師もまた、看護師であると同時に患者の1人なのだ)
4リア◆hvQp59rD0o :2018/06/01(金)20:29:30 ID:In2
>>3

【ノックと同時に、落ち着いた女性の声が聞こえた。間髪入れずにドアが開き、薔薇の香りが部屋に満ちる。】

「あ、あら~…、おはようございますセレンさん…。本日はお日柄も良く…えへへ…」

【適当な挨拶をしながら、セレンにバレないように左肘でナースコールを枕の下に押し込む。】
【ピシピシ、とまた「触れてしまった」音がしたが、今は気にしてる場合ではない。】

「いえ、別に……、不調なんかじゃないですよ?ほら、こんなに晴れること滅多にないでしょう?
ご飯を食べるのもいいけど、たまにはね、日光浴なんかしちゃったりするのもいいかなーって呼ぶのやめてみたんですよ、うん。そう…。」

【下手な言い訳だ。目は泳いでいるし、冷や汗もかいている。セレンの顔なんて見れはしない。】
5皆戸セレン◆TUiXnyUOds :2018/06/01(金)20:43:59 ID:F3D()
>>4
…触りましたね?
(もはや慣れたものなのか、少女のごまかしはすぐに看破される)
(まあ、病室の様子を見れば、慣れるというのも当たり前のように感じる)
(ベッドサイドテーブルを用意して、その上に運んできた昼食を配膳する。今日のレシピはご飯を主食に、焼き魚、根菜の煮物、漬物におひたしというオーソドックスなもの)
(もちろん、病室食らしくすこし味は薄めである)

わざわざごまかして隠さなくても、私はあまり怒らないでしょう?
(配膳のためにベッドへ近づいたせいか、胸元の薔薇の立てる香りは一際強く少女の元へ届くだろう)
(この一連の謎の病は、ほとんどがある日突然発症するもの、それまでは十全に行えていた日常がいきなり不可能になるのだ、どうしてもうまくいかないことなどがあることは当たり前だろう)
(…もちろん、この考えは私も発症者であるということも関係しているのだろうけれど)
(日の光に反射して、少女の宝石の中で、私の薬指のシルバーもキラリと光る)
6レオ◆hvQp59rD0o :2018/06/01(金)21:56:50 ID:In2
>>5

「いや、あは、ははー……、ごめんなさい…。」

【枕の下のナースコールを押し出しながら、割と素直に謝罪をした。】
【案の定先ほど「触れてしまった」らしく、コードだけでなくボタンの部分も宝石になってしまっていた。】

「怒らないっていっても…、セレンさん無表情すぎて内心どう思ってるのかわからないんだもん…。」
「もう少し表情変えないと、どんどん頬肉がたるみますよー?」

【悪戯っぽく笑いながら言った。反省しているのか、してないのか…。どちらかと言えば触れたことよりも、この失礼な物言いの方が怒りを誘うだろう。】

【薔薇の香りに誘われるようにセレンの近くに寄って、今日の献立を確認する。】
【メインメニューは焼き魚。他もぱっとしないおかずばかりだ。】

「てか、今日のお昼ごはんお肉無しですか…。わたし、どちらかと言えばお肉党支持者なんですけど…? ウィンナーとかベーコンとか、あるじゃないですかー。」
7皆戸セレン◆TUiXnyUOds :2018/06/01(金)22:24:34 ID:F3D()
>>6
む、そうですか?
それは困りますね…
(話している時もほとんど動かない自分の頬を片手で軽くつまんで、引き延ばすような動きをしてみる)
(もともと、子供の頃からあまり笑わない子だったと両親からは聞いたことがある)
(それなら、この“病”はもしかしたら、花がない自分への神様からの皮肉なプレゼント…なんてことを思い浮かべる)
(しかし、私がもう…頬がたるむほど長生きできないのは、私も、そしてこの少女も知っているはずだ)
(私の花びらは、発症した半年前からみると僅かに数枚減っている…この病は、胸に咲いた花が全て散ると…その花を宿した主人も死ぬ。そういう類の、美しい呪いなのだ)

お肉はどうしても塩分過多になりますからね…あ、でも今夜のメニューはチキンステーキだったはずですよ?
(ちなみに、この病院はすこし特殊なので、売店や食堂はかなり自由に利用することが出来る)
(この病院に入院している方々は…体は…健康な人が多く、塩分や糖分などの量はそこまで過剰にきにする必要がないのだ)
(ただ、目の前少女は、あまり簡単にそれを行えない理由があるので…)

今度非番の時、一階の食堂にご一緒しましょうか?
(なんて提案をしてみる)
(そして、配膳作業を全て終えて、持ち手を取り替えられる特製のカップにお茶を注ぐと)

今日はお箸を使うメニューですから、私が食べさせなくても食べられますよね?
(彼女に渡されたのは使い捨ての安っぽいプラスティック箸。)
(触れてしまうと宝石になってしまう彼女は、手を使う料理…パンや果物などは、自力では食せないのだ)
(その時は看護師がいわゆる『あーん』で食べさせることになっているが、今日のレシピを見る限り、宝石になるのは箸とコップの持ち手だけで済みそうだ)
8レオ◆hvQp59rD0o :2018/06/01(金)22:59:53 ID:In2
>>7

「でしょー。…セレンさん、せっかく綺麗なお顔してるんだから、大事にしなさいよー」

【冗談めかして言ってはいるものの、これは本心だ。】
【胸元に咲く薔薇に負けないで、しっかり絵になる端正な顔立ち。】
【不細工が発症していたら相当悲惨であろうこの病も、セレンくらいの美人になるとまるでおとぎ話のような幻想的な美しさが感じられる。】

「チキンか…。個人的にはポークが好みなんだけどな、及第点…。
あのね、この若い身体はまだまだ塩分も油分もばっちこいで欲しているの。
そんなわけで病院食の改革を希望! 求ム! 毎食肉あり!」

【今にも折れそうな細腕でガッツポーズをする。】
【元々痩せやすい体質に、運動不足、自由のない食生活等様々な理由が重なり、レオの身体はあばら骨がうっすらと浮くほどに細かった。】
【本人もそれを気にしているらしく、少しは脂肪をつけたいらしい。】

「……、え、いいの? …いや、でも、わたし変なとこに触ってやらかしちゃうかもしれないし、その…」

【その提案は、籠の中の鳥であるレオにとってとても喜ばしいものだった。】
【ただ、レオは外の世界が恐ろしかった。この部屋の中であれば、「触れて」しまっても少し怒られてすむものも、外ではそうもいかないから。】
【触れたものを宝石に変えるその能力は、欲を煽り、人も変えてしまうから。】
【だが、決して外に出たくないわけではない。レオだって年ごろの女の子だ。ただただ、全てが怖いのだ。】


「ま、まあとりあえず食べようかな。…ん、ありがと、セレンさん。いただきます。」

【セレンに絶対に触れないように端を持って受け取る。触れた傍から、安っぽいプラスチックがフォスフォフィライトに変化していく。】
【一番最初に手を付けたのは、焼き魚。薄味で、若い舌には物足りなさを感じる。】
【次いで煮物、白米。食べ物に絶対に「触れない」ように、気を使いながらゆっくりと口に運ぶ。】
9皆戸セレン◆TUiXnyUOds :2018/06/01(金)23:13:36 ID:F3D()
>>8
名目上はここも立派な病院ですからね…いわゆる病院食を出さないと、上から怒られるらしいですよ?
(伝聞調なのは、自分も実際に怒られたことはないからなのだが…)
(ただ、ここは病院というよりも、発症者のコミュニティのようなもの。そこまで気を使って、塩分量なんかを気にする必要があるとは思えないけれど…)

気になるようでしたら、わざと人が少ない時間を狙ってもいいですし…
(もちろんそのリスクはあるが、彼女の病は極論、人間にさえ触れなければ取り返しがつくのだ)
(ものの破損も問題といえば問題だが、彼女が“破損”させる可能性があるのはせいぜい椅子や机、その程度なら、私が同行して気を使っていれば十分避けられる事案だと言える)

はい、では食べ終わったらお呼びして…あ。
(そういえば、ナースコールのボタンはもはや燦然とした輝きを放つ宝石へと変化してしまっていて、お呼びする手段がない)

…食べ終わるまでここにいますね。
食事をまじまじと見るのは趣味が悪いですけど…ナースコールを破損した、お仕置きということで。
10レオ◆hvQp59rD0o :2018/06/01(金)23:39:52 ID:In2
>>9

「ふふ、病院ねー。…治療方法も確立してないんだから、せめて、患者の好きなようにさせてよお。
まあ、セレンさんに言ってもしょうがないんだけど、さ。」

【病院、なんて体裁だけだろう。ここから健康になって出ていった人間なんて、ほんの一握りだ。】
【ほとんどの患者が外界の目から逃れるためにやってきて、または誰かに閉じ込められて、ただ死を待つだけの施設。】
【11歳で発病してから5年間、幾度となく「検査」を受け「治療」をしてきた。】
【でも何も変わってない。なにも変わらない。いや、むしろ悪化している。最初は指の一部だけだったのに、今じゃ両手首なんだから。】

「…そうだね、少ない時間なら、いいかも。…ていうか、セレンさんは怖くないの?」

【人が少なければ、誤って触れてしまうこともないだろうし、万が一何かに触れて見られてしまっても、そこまで大事にならずに済みそうだ。】

「えええ、さすがのわたしも恥ずかしいんだけど…。……てか、コードのせいだし。コードさえなければ、大丈夫だったし。」
「最近はなんでもワイヤレスでコードレスな時代なんでしょー? ナースコールもコードレスにしてよー」

【動揺して、一瞬シーツに手が触れそうになるも、あと一歩のところで留まり安堵する。】
【セレンの視線を気にしながらも、次々と口に運び――、さあ困った。大嫌いな漬物、どうしよう。】
【いつもだったら意図的に触れて宝石にしてその辺に投げているのだが、セレンが見ている以上そうはいかない。】

「(……まずいな、ぴーんち。いやーでも食べたくないなぁ……。)」
11皆戸セレン◆TUiXnyUOds :2018/06/02(土)14:10:13 ID:gmn()
>>10
んー…
(少女の言うことも、十分理解できるのだが、それに対する答えを、私は二つ持っている。つまり…)
看護師としての意見と、患者としての意見、どっちを聞きたいですか?

…怖い、といいますか…
その病の危険度は理解していますし、脅威とは感じますけれど…所詮は病気ですから
ちゃんと理解して、ちゃんと対応すれば…過度に恐れる必要はないと思いますよ
無知と同じくらい、怖れすぎることも良くないですから
(少女の望んだ回答とは違うかもしれないが、ある意味で医療に携わる看護師らしいとも言える意見)
(しかし、目の前の少女が、自分の力をむやみに行使しない…つまり、触れるだけでものを宝石に変える能力を、多少の理由があろうとも、意図的にはものを宝石はしないだろう、という信頼も当然あるわけだが)

…ワイヤレスは、いざという時の確実性がないから、らしいですよ
非常時にリモコンの電池が切れていたり、通信不調になる可能性があるから…だとか
古い技術の方が信頼できる…という話なのでしょうかね?
(ナースコールについての説明をしつつ、少女が漬物に対して拒否感を示していることについては、まだ気付いていない)
12レオ◆hvQp59rD0o :2018/06/02(土)20:18:57 ID:5tF
>>11

「……じゃあ、患者さんで。」
【看護師としてのありきたりな意見なんて聞きたくない。】
【常識で考えればすぐわかるような、綺麗事や正論を並べられて終わる。】
【だが、「患者としての皆戸セレン」の意見なら、少しは自分に寄り添ってくれるのではないか――、そんな期待を込めて答えた。】

「さすがだね、薔薇が咲いても働いているような献身的ナースさんは…。」
「セレンさんがそう言ってくれるなら…、少しは安心できるよ。ありがとう。」
【セレンの胸元の薔薇に視線を落として言った。】
【詳しくは知らないが――、確か、この薔薇が散ると亡くなる病だったか。要は心臓曝け出して、寿命のメーター見ながら生きているようなものだろう。】
【こんな身体で看護師なんて重労働をしていることを、レオは心から尊敬していた。】
【彼女が「過度に恐れる必要はない」というのであれば、大丈夫であろう。】

「もっともなご意見…。……ところで、セレンさん、お腹すいてなーい?」
【今日一番の笑顔に、精一杯の猫撫で声。】
【食べたくない、捨てられないなら食べさせればいいじゃない、という作戦らしい。】
13皆戸セレン◆TUiXnyUOds :2018/06/02(土)22:15:05 ID:gmn()
>>12
(望まれたのは、患者としての言葉…もちろん、看護師としての言葉も、当たり障りのない、ただの書類を読むような言葉でもなかったのだが…)

…多分、自由にさせすぎると…自暴自棄になってしまって、何か取り返しのつかないことをしてしまうのではないか…という危惧があるのだと思います。
(最大限、言葉を選んだ答え)
(この病院の患者は、多かれ少なかれ…普通の人間には不可能なことを成し遂げる能力を持っている。)
(そんな彼らを…私たちを、自由にさせたままというのは…ありていに言えば、危険だ。という考え方)
(だから、それ専門の病院で、しっかりと…それこそ食事まで管理して、制御しよう。という話は、筋は通っているが…)
(それではまるで…)

…献身的…とも、違いますよ
(自分を褒めてくれた少女に、否定の言葉を返す)
(しかし、普段の理路整然として回答とはまた違って、少し言葉を濁す…というか、わざと詳細は伏せる)
(毎日顔を合わせている少女からしたら、何か意図的に黙っていると気づくかもしれない)

別に空いていませんけど…
(ちょっと怪訝そうにそう答える…が、なぜ今聞かれたかということがわかっていないだけで、少女の意図にはまだ気付いてはいないようだ)
14皆戸セレン◆TUiXnyUOds :2018/06/07(木)19:43:22 ID:LTX()
…ふぅ…
(患者様たちへの昼食の配膳が終わって、少し遅れてこちらも昼休み)
(このやや特殊な病院の都合上、半ば泊まり込みの医師や看護師も多いため、こうした休憩時間は数少ない気の休まる時間で…)

…いただきます
(とは言っても、やることなんてそう多いわけでもない。)
(休憩室の机で手作りのお弁当と、売店で購入してきたペットボトルのお茶(ほうじ茶)を並べて手をあわせる)
(ちなみに今日のお弁当のメニューは、ゴマを混ぜたご飯に焼き鮭、煮物、プチトマトと茹でたブロッコリーというヘルシー健康志向。)
(まあ…胸に花を抱えた私が、健康に気を使う必要性があるか…と言われると、答えに詰まってしまうのだが)
15真城優亜 :2018/06/07(木)19:57:13 ID:9Ss
>>14

 ーーーカツン。カツン。
そんな、小気味良く軽快な足取りでナースステーションに直進する女性。
 午前の検診も何事も無く無事業務を終えて。夜から昼間まで働き詰めであった優亜の本日の業務は昼間丁度で終了に差し掛かろうとしていた。そんな退屈で平凡の日。

 「あら、皆戸さん?…随分美味しそうね。」
 「色合いも、とても綺麗。」

 真っ白で穢れの無い白衣をハンガーに掛ければロッカーに仕舞い込み。興味深く、観察する様にセレンのお弁当を覗き込む。
16皆戸セレン◆TUiXnyUOds :2018/06/07(木)20:03:28 ID:LTX()
>>15

…有難うございます
…真城さん。
(声をかけてきたのは同僚である1人の看護師…なのだが、私はすこし、この人が苦手だ)
(距離感が掴めないというか…目に見えて症状のわかる私の“病気”に興味があるらしく、胸元の薔薇にやたらと視線を感じるのだ)
(この病気に侵されてからはそういった視線には大分慣れたとはいえ、何度も見られてはどうしても気になってしまう)

…美味しいですけど、半分くらいは薔薇の香りで台無しですけれど…ね。
(この休憩室も、自分の胸元の薔薇の芳醇な香りがうっすらと漂っている)
(もはや日常とはいえ、寝ても覚めても薔薇の強すぎる香りを感じながら生きるのは、なかなか苦痛なものがある)
(特にこういった食事の際は、ひしひしとそれを感じてしまう)
(一旦箸を置いて、ペットボトルの蓋を開けつつ、そんな自嘲の言葉を吐く)
17真城優亜 :2018/06/07(木)20:19:39 ID:9Ss
>>16

 「あら、私は好きよ?…その“薔薇”の匂い。ーーーなんてね。」
 「ごめんなさいね。冗談が過ぎたかしら?」

 「でも、“人間”って不思議よね。」

 患者でありながら看護婦の業務を日々行う彼女は、優亜にとっては魅力的なので観察対象で在るが、彼女からは少し距離を置かれ気味なのは少し残念である。
 肢体に咲く薔薇の花弁を熱が篭った様な視線で暫く覗きこめば。こめかみを抑えながら苦笑いを浮かべる。

 ーーー自分の悪い癖だ。

 「“奇病”に侵されても生きていられるんですもの。」
 「ーーーもしかしたら知らずの内に抗体が出来て完治するかもしれないわね。」

 一瞬だけ残念そうな顔を覗かせたら、いつの間にかに装備した無骨なカメラを構えれば、セレンの許可なく閃光を焚き。刹那で現像され『胸元の薔薇』の写真をひらひら、と仰ぐ。
18皆戸セレン◆TUiXnyUOds :2018/06/07(木)20:33:11 ID:LTX()
>>17

…どうでしょうね。
この病を患った人間は…薔薇の花が散ると同時に…という話ですから。
(完治、そんな甘い期待を抱けるのは、彼女が発症者ではないからだろうか)
(ちなみに私の胸に咲く薔薇は八重咲きの園芸品種で、花弁の数はだいたい50枚を超える程度らしい。)
(発症してからおよそ半年…、その間に散った花びらの数を考えると、だいたい私の寿命は…あと五年はもつくらいだろうか。)

…っ…
…見られるのは別に構わないですけど…撮る時くらいは一言くれませんか…?
(シャッター音とフラッシュに驚いて、びくりと肩を震わせる)
(胸元の薔薇を、薬指にシルバーの指輪のついた左手で隠すようにしながら、無駄とはわかりつつも一応抗議をしておく)

…まあ、他の患者さんを見るくらいなら私が見られた方がマシですけど…
19真城優亜 :2018/06/07(木)20:52:19 ID:9Ss
>>18

 「……完治不可能の原因不明の奇病。ーーー幾度も医師が匙を投げてきた。」
 「そして皆、“此処”に集まる。」

 「ふふ、…患者様はどんな心境なのかしらね?」

 黒いスーツの内ポケットから取り出したのは、俗にカロリーメイトと呼ばれている。簡易的な食事だ。優亜に取って食事は二の次であり、最も最優先である“観察対象”と会話する事が、有益に繋がる。
 現像した写真を片手に悪びれる事なく「ああ、…ごめんなさいね。」と。雑に非礼を述べスクラップブックに新しく記録していく。

 「ねぇ、皆戸さん?…この病院の患者様達は“完治”を出来ると思っているのかしらね?ーーー楽しく余生を過ごすか。」
 「希望に縋り衰弱するか。」

 「どっちが楽だと思う?」
20皆戸セレン◆TUiXnyUOds :2018/06/07(木)21:03:41 ID:LTX()
>>19

…症例も余命も十人十色ですからね
一概に全員がこう、とは言えませんけれど…
(完成経路、発症理由も全て不明で、さらに全てが同じ病なのか、それとも別々の独立した病なのかすらわかっていない状況で、どう思うか、なんて聞かれてもみんながみんな口を揃えてこう言うだろう)

…分からない。というのが本音ですけど…
私に限って、私個人の意見として言うなら…現実から目を背けさせてほしい。でしょうか。
私が発症しても仕事を続けている理由の一つかもしれません。昨日と同じ仕事、昨日と同じ作業をすることで、未来から目を背けていられる…なんて、ずいぶん後ろ向きな考えですけれど…ね…
(こちらとしては食事も大事なので、話しながら再び箸をつかんで食事を再開する)
(器用に焼き鮭をほぐしてつまんで、一口)
21真城優亜 :2018/06/07(木)21:19:39 ID:9Ss
>>20

 「そう、ね。……少し意地悪な質問だったかしら?」
「私は“奇病”に侵されても無いし、観察対象者”の気持ちも一切分からないけど。」

 「でもね? …皆戸さん。」
「病気を発症した貴女が、元気に働いている姿に患者様も力を貰っているハズよ。」

 「ーーーふふ、だから気を落としちゃ
嫌よぉ?」

 皆戸セレンの胸に咲き誇る薔薇の花を再度、観察。というよりも実験生物を観る様な視線で視姦する。その瞳は恍惚としており、不意に手がセレンの胸元まで伸びる。
そして、硬直した様に手がゆっくり、と。下がっていく。

 「だって、貴女が死んだら、私の観察対象も追い自殺しちゃうかもしれないし。」
22皆戸セレン◆TUiXnyUOds :2018/06/07(木)21:41:34 ID:LTX()
>>21


(やはり好奇の目で見られるのは苦手だが、真城の言葉を聞いて納得…というよりも諦めたように、花を見るのを制止しようとはしない)
(まあ、彼女の底なしの好奇心が他の患者に向きすぎてしまうのは…なんというか、危険そうなので、私が見られているうちはまだマシということ)

…あなたの観察対象かは知りませんけど…
…誰かに後追いされてしまうのは嫌ですね
(そう考えれば、もしかしたらすこしでも寿命を伸ばすことを考えればこのヘルシー健康志向のお弁当もすこしくらいは価値があるのかもしれない)
(なんて思いながら、ご飯を口へ運び、残る昼食は半分程度。)

…真城さんも気をつけてくだいね?
…見惚れると感染する…なんて噂があるくらいですし
(所詮噂は噂なのだが、全く感染経路のわかっていない病なので、用心に越したことはないだろう。と思っての忠告。)
23真城優亜 :2018/06/07(木)22:01:18 ID:9Ss
>>22

 「ふふ、優しいのね。ーーーまるで過度に糖分を舐めたかの様に甘くて。甘くて。」
「貴女はとても優し過ぎる。」

 くすくす、と。口元を抑えて上品に笑えば冷淡な瞳に見据えた“薔薇”を覗く。

 自分でも奇病の話をすると、少し頭の螺子が外れた様に異様なテンションになり失礼な言動を溢し、周りに引かれたりするのに、彼女は、紳士に向き合ってくれる。ーーーだから彼女に惹かれる。
その甘さに免じて、ついつい意地悪な事をしたくなる。でも彼女は怒る事無く。それを素直に受け取る。ーーーそんな“奇病”持ちの彼女の皮をいつか剥ぎ取りたいと感じ。愛おしい。

 「あら? …貴女もオカルト系にイケる口なのかしら?」
「感染したら感染したらで別に私は構わないわ。……寧ろ実験体に志願するかも。ーーーなんてね。」
24皆戸セレン◆TUiXnyUOds :2018/06/07(木)22:09:33 ID:LTX()
>>23

…世間は私たちに優しくないですからね。
私くらいは…優しくてもいいでしょう。
(まだすこし残っているお弁当を片付け始めつつ、そんな皮肉)
(蓋を閉めて、ゴムひもで縛って、小さなカバンの中へ)
(最後にお茶を一口飲んで、立ち上がる)

…それを、本当に感染しても言えるなら…あなたはすごいですね。
(別にそういうつもりではなかったけれど、ちょっと悪意のある言い方になってしまった。気を悪くしただろうか?)
(カバンをロッカーにしまって、ぽすぽす、と服を叩いてゴミを落とす)

…それでは、私は午後の仕事があるので…
25真城優亜 :2018/06/07(木)22:23:19 ID:9Ss
>>24

 「そう、…ね。」
「残念ながら原因不明の奇病に対しては、まだ偏見の目があるのは事実、ね。」

 「かつて様々な公害病に対しての同じ偏見の過ちを繰り返してしまうのは、ーーーふふっ、“人間の性”なのかしらね?」
「『自己防衛。』と言ったら。聞こえはいいのかもねぇ。」

 ついつい口が進み、時計の短針に視線を移行させればお昼時間の終了時刻が狭まっている事に気づき、申し訳無さそうに頬を掻く。
ぱたん、と。小さくロッカーを閉め。書類を整理し帰る準備を整える。

 「くすくす。皆戸さんに褒められると鼻が高くなってしまうわ。」
「じゃあ、頑張ってね。」

 振り返りもせずに労いの事を掛けると、かつん。かつん。と小気味良くナースステーションを後にする。
26真城優亜 :2018/06/09(土)20:41:22 ID:2x1

 夕焼け染まる空。
病院内は“忙しい”でも“暇”でも無く『変わらない』毎日をただ平凡に。平坦に。ーーただ過ごす。それが悪いと言ったらお医者様は首を横に振るだろう。
 優亜も勿論、《非日常》を望む事は無いのだろうが。もし、ーーーその非日常が奇病に対しての進展ならば例外なのだろう。

 「午後の検診も最後ね。」

 病室のネームプレートを確認し、一度咳払いをする。『彼女』は強い刺激による対して花弁が咲く奇病を持っている。だから強いストレス等を不要に与えるコトは持っての他だろう。
 いきなり声が、掛かればストレスが溜まるだろうし。いきなり扉を開けたらストレスが溜まるだろうし。だから、一度咳払いをする事で、扉越しを『意識』させる事にしている。

 「調子はどうかしら?」
 「アリザちゃん。」

 極力優しい声音で、優しく扉を開いて。カーテンが閉じた部屋に訪れる。
27アリザ◆r7Y88Tobf2 :2018/06/09(土)21:39:03 ID:St0
>>26

ドアの方から声が聞こえる 私にはドアが何処にあるか
室内がどういった形をしているか 分からない

「この声は・・真城さん?・・」

「特に・・・何も・・・」
私はこの病気になってから目が見えなくなった、目が見えていた時に見えた景色は今では宝物だ 。
白い自分 他人より体が白い自分 それだけでも十分だったのにある日突然、自分の体に花が咲いた。最初は服で隠せた。だけど花は増え続けて、隠せなくなった。
28真城優亜 :2018/06/09(土)21:53:42 ID:2x1
>>27

 「そう。……それは良かった。」
 「ふふっ、だって“何も無い”って事は、今日は悪い事は無かったって事でしょ?」

 邂逅。
その四肢は病的にまで白く純白であり。ーーーこの世の穢れを知らずただ美しい彫刻の様な少女。

 「そんな暗い顔してたら病気も悪化しちゃうかもよ?……ふふっ、冗談。冗談。」
 「じゃあ、脈を測るから腕を捲って貰えるかしら?」
 
 ベッドの円形の椅子を一瞥し、ゆっくりと腰をかける。
 
29アリザ◆r7Y88Tobf2 :2018/06/09(土)22:58:37 ID:St0

腕を捲り、声のする方にゆっくりと差し出す。
目が見えないから、声を頼りにするしかない

「どうぞ・・・」

脈を測ってもらうだけなのに、何故か緊張する
30真城優亜 :2018/06/09(土)23:27:21 ID:2x1
>>29

 「ふふっ、もしかして緊張してる?」

 白く。細い。ーーー触れれば折れてしまいそうな華奢な腕。その腕を誘導し、脈を測る。
彼女の《奇病》は刺激を与えると黄色の花が咲く異例のモノである。故に、毎日脈を測る事で身体の不調を検診し記録している。

 訪れる長い沈黙。然し、その沈黙はとても心地良い沈黙である。

 「はい、終わり。」
 

その沈黙を破り。そしてその声音から察するに特に異常は無かった事が明白だろう。よいしょ、と。何ともオバサン臭い掛け声と共に、椅子から立ち上がる。ーーー「あっ」と小さく声を漏らす。

 「ねぇ?アリザちゃん」
 「もし病気が治ったら、何がしたい?」

 そんな何気無い。悪意のない質問。然しその言葉は何処か楽しげに嗤う。ーーー《奇病》が治る事は無いのは優亜は分かっているハズなのに
31アリザ◆r7Y88Tobf2 :2018/06/10(日)00:09:12 ID:rgs

この病気が治ったら何がしたいか。
そんな事、考えた事もなかった

 「治ったら、ですか・・・」

病気が治ったら、また目は見える様になるのだろうか?
もしまた見えるのなら・・・

 「外の世界を歩き回りたいなぁ・・・」

それで十分

自由を噛み締めながら外にいるだけで・・・
32真城優亜 :2018/06/10(日)00:28:39 ID:1BX
>>31

 「……儚いわね。ーーーあぁ、…とても素敵。」
 「ねぇ?…絶望に浸ってるよりも希望に縋ってた方が幸せだと思わない?」

 「ふふっ、世界は貴女が思ってる以上に綺麗よ。」

 此処は病院と謳いながら、世界に触れる事すら許されない宛ら此処は監獄の檻。そんな監獄に匿われている穢を知らない患者達。しかし、それは悪い事ではないのだろうか。

 「そして、貴女が思ってる以上に世界は穢れて汚い。ーーー見えない幸せもあるのかもしれないわね。」

 小さく口元抑えて上品に嗤う。
33アリザ◆r7Y88Tobf2 :2018/06/10(日)01:21:39 ID:rgs
>>32

「私が思っている以上に・・・」

幸せをどう思うかは人よって違う
この世界には綺麗なものの影で、それを憎む人もいるだろう

 「んっ・・ちょっと疲れたのかな」

色々考えていく内に、疲れが来たのか、少しウトウトとして
最後には寝てしまった
34真城優亜 :2018/06/10(日)01:45:20 ID:1BX
>>33

 「……ふふっ、お休みなさい。」

 電気を消して、扉をそっと閉める。
このまま荒廃的に、彼女の治療の様子を見守るのも悪くは無い。きっと彼女の最後は美しく儚いモノなのだろう。ーーーそんな彼女を愛おしく感じる。
あわよくば、彼女の“最後”を見守りたいものである。

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