- -pv
スレッドの閲覧状況:
現在、- がスレを見ています。
これまでに合計 - 表示されました。
※PC・スマホの表示回数をカウントしてます。
※24時間表示がないスレのPVはリセットされます。
レス数が1000を超えています。残念ながらこれ以上レスはできません。

【短文】ここだけネポック魔法学校・十六限目【推奨】

1カメリア◆Wb0oWmK/22:2018/07/05(木)23:29:12 ID:bVq()
ここは人里離れた森の奥
そこには、国一番の魔法学校『ネポック魔法学校』が存在する
そこでは、魔導の道を極めんとする若き才能たちが、日々勉学に励んでいるのでした
これはそんな魔法学校の案内状です
入学手続きは簡単
名前を書き、門をくぐるだけ
ネポックの扉は、等しく開かれているのです

こちらは、短文推奨スレとなります
セリフ一行、地の文は多くても三行を意識して書いていきましょう
特にセリフが増えれば、それに返信しての繰り返しでどんどん大きくなるため、一行推奨です
また、凍結、置きレスもグダグダになる原因になるため、可能な限り非推奨です

前スレ
【短文】ここだけネポック魔法学校・十五限目【推奨】
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1528042956/l10
スレwiki
PC用:https://www65.atwiki.jp/magic_xx01/
スマホ用:https://www65.atwiki.jp/magic_xx01/sp/pages/1.html

次スレを建てるのは>>980の人にお願いします
951アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/22(水)23:56:23 ID:k3V
>>950
「もぐる?」
「……あぁ、やってみる……」

透明度の高い湖だ、その深部から見上げる光景は神秘そのものであろう
さっそくふたりで息を止めて素潜り!

「……」

揺らめく群青と翠緑、射し込む光が乱反射してキラキラと輝くヴェールとなり降り注ぐ
数匹の魚達が珍妙な来訪者に興味を示して遠巻きに見詰めている、無数のあぶくが宝石箱をひっくり返したみたくに光っては消える……息が続かず、浮上

「……キレイだったな、うん……」
952レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/23(木)00:06:38 ID:LNS
>>951
「…………」

水中でのみ見られる輝かしい光景、魚達に手を振って挨拶したりあぶくを見つめてアラスミシアに笑いかける。
レイヴンはアラスミシアに比べると随分余裕があるようで、少し深く潜るとぶるると震えてから浮上。


「……うん、綺麗。湖の中にも色々ある。…………また水に潜ろ」

パシャリ、そんな小さな音を立ててレイヴンはアラスミシアと共に腰を落ち着けようと岸につくだろう。風邪を引かない程度に冷たい風を起こして。

「……暑くなったら、いつでも、来たらいい」

そんな言葉をかけて、暫し二人でお日様を眺めたりまたお水に入ったりして……陽が落ちる頃に解散することでしょう。
953シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/23(木)21:09:35 ID:LNS
【残暑か猛暑かわからぬところでありますが、ここは農業部の部室】
【真紅と漆黒の外套を纏うシャディはそこで机にでも顎をつけてぐでーんとした様子で黒ずんでいることでしょう】
【その表情は熱にやられたにしてはどこか浮かれたものでありますが、さてさて】

まーだかなー……
954ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/23(木)21:15:13 ID:NME
>>953
いやあ、ごめんごめん……夏期休暇だろ手伝えって調子で竜騎士達の祭に駆り出されてたもので遅くなったよ
【久し振りに学園に来た(空間が繋がっている部分ではなく海側というかどっか別の島からである)少年が部室へ入りますよ】
【日焼け……といえど皮膚が少し赤くなっている程度ですが夏を満喫していそうなその少年、特徴的な緑の髪は健在でまあウィルですね】
【私服の一部である外套はズタボロです】
955シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/23(木)21:18:30 ID:LNS
>>954
なにそれちょっと興味あるんだけど。……焼けたねー

【久しぶりー、と挨拶して、聞き慣れない祭の名前を聞いてそっちにも興味を持ったようですね】
【対してシャディは日陰のように黒ずんでいるため分かりにくいですが日焼けがほとんど見えません】

えーと……まずはお疲れさま?

【差し出すのはシャンメリーである。なんだか久しぶり】
956ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/23(木)21:25:52 ID:NME
>>955
僕がよく行く国の一つに竜騎士が名物のとこがあってさ?
周辺国に武力やら何やら示すついでに国民への娯楽を兼ねた大きな祭を1年に1度開いててね……
屋台の食材の配達だのレースを魔道具に撮すために先行してコースを飛ばされたりと大忙しさ
【えっと確かこれだったか?とかそんな風に何時もの、どうしてその中にその体積が入るんだとなるようなポーチから様々な袋を取り出し始めます】

僕にはこれがあるのは分かっているだろう?
【ウィルは堂々と校則違反なお酒をシャディに見せますよ】
957シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/23(木)21:31:41 ID:LNS
>>956
へー……! いいなー、今度見てみたいなー……
レースってことは前学校でやってたレースを竜に乗ってやる感じなの? 屋台ってどんなの――よく入るよね本当

【こいつのマントも大概ですがそれでも驚くようで眺めつつ、質問攻めが少し行われたのでした】
【竜騎士のワードはなかなか少年を惹き付ける何かがあるのです】

知ってるけどさー、ウィル君がお酒以外飲んでるイメージがあんまりないんだけど

【仕方ないので自分でくぴくぴと飲んでからそう言うと部室の景観を眺めたり、出された袋のうち近いものを勝手に取ろうとしたりするのです】
958ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/23(木)21:43:42 ID:NME
>>957
細かい妨害系コースではなく国の幾つかの塔の指定された側を順番通りに飛んでいく感じのレースだよ、竜騎士の想定は空からの攻撃だから低空の障害物はやらないんだ
屋台は市場で普段食材売ってる人や食堂の人がレースの様子を映し出す魔道具を安置した闘技場周辺で軽い料理を売りに来るのさ――便利だろう?
【文字通り竜を馬がわりにし騎乗して移動なり戦闘行動をする騎士達による、国の威を示す国として大切な行事であるが故に分かりやすく武を示すレースである】

何というかさ?僕の場合酒が酒たる理由である物が魔力に変換されるから飲むと凄く疲れが取れるんだ……水飲んで腹壊すことも過去にあったもんだから最早習慣だね
【今シャディ君がいじっている袋のなかに湿っている、冷たい魔石が詰まってます】
959シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/23(木)21:55:14 ID:LNS
>>958
チェックポイント巡り的な? あっても雷とかかー
稼ぎ時ってやつだね、ウィル君は休憩でそういうの食べたりできた? ――本当にね

【想定していたレースのイメージと異なりはしたが、今のシャディの脳内には竜に乗った騎士がたまに妨害したりしつつ抜いては抜かれるを繰り返すシーンがあります】

わぁお、それはたいへ――――あー、気持ちいー……!

【それなら仕方ないかなー、と納得したとほぼ同時に冷たさを感じてだらしのない様子で袋に頬擦り付けてますね、ウィル君が気にするなら袋だけでも奪うべきかも】
960ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/23(木)22:02:05 ID:NME
>>959
そうそう、でも妨害らしい妨害はなかったといって良いかな
魔物は竜を恐れて近付いて来ないし火の玉くらいならぶつけようとしても羽ばたきひとつで吹っ飛ばした挙げ句家とかに当てかねないからさ?
………………体力的に流石にへばっている時に差し入れで貰ったくらいかな
【配達先でとか、レース後にとか】
【少なくとも自分でどこの何を買うとか決める余裕は全くなかったのがウィルである、未練たらたらだ!】

その袋は君にあげるよ、というか素手であまり持ってて良いものじゃあ無いからねそれ
【空気中の水分が結露するくらい何もしなくても冷気を発しているものである】
【素手で持ち続けようものなら体温が下がり凍傷とかが出来かねないのだ!】
961シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/23(木)22:09:51 ID:LNS
>>960
現実って厳しいんだね
……今度学校とかに提案して見学名目に連れてってもらうとかは? ……ってその竜騎士のお祭りって次の予定はいつなの?

【未練がある様子のウィルを見て、こんな提案をしてみるシャディである】

……ってことはこれが前に言ってたやつ?

【しゅるる、か、がば、か袋を開けて中身を見るシャディは確認するように聞いているぞ、確信はしているのに】
962ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/23(木)22:19:53 ID:NME
>>961
年に1度だから来年の夏?
学校でも竜騎士志望の生徒達が聖地として見学しにいく位だから宿だの旅費だの色々用意すれば便乗は出来るかもしれないね
【来年も僕は配達配達飛行配達だろうけど、と疲れきった顔してますよ】

そう、涼を取るための凍てついた魔石さ
特徴がある魔石は特徴を活かせるなら特に効果を出しやすいけど、他の用途には使いづらいから下手に特徴のないやつよりも安い場合がある……そういう所で探してきたから結構安かったよ
【輸送コストさえ目を瞑れば本当に普通の魔石買うよか安い】
【そして輸送コストはウィルの場合そこまでかからない分買い叩けそうな雰囲気が出るくらいだ!】
963シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/23(木)22:28:38 ID:LNS
>>962
あ、結構有名だった。ありゃー…………交代できるように人探しといたら? せっかくのお祭りなのに

【ウィルがそれで楽しめてると言うならこうは言わないのだが、表情とか見てると心配そうになりますよね】

ふあー……! これで安心だよー……魔法と合わせたらもうへっちゃらだね!
ってことはこれは加工の幅は狭いってこと? でも本当にありがとうねーウィルくーん……

【フラグっぽいものを建設しながらシャディは凍てつく魔石入りの袋に当たりつつ、ウィルにお礼を告げるのでした。すんごい緩んだ顔で】

……あ、お礼お礼……危ない危ない。……ウィル君って食べるもので問題はないの?

【危うく冷えすぎて忘れるところだった、とばかりにマントの下をごそごそしつつ】
964ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/23(木)22:34:49 ID:NME
>>963
配達する人材は足りない位だし、そう簡単には行かないものなのさ……あはは
【遠くを見る目を継続】

その魔石の魔力を使って風魔法とか土魔法を使おうとしても出来ない、魔石の魔力を糧にして動く魔道具の中に入れるのも推奨できない……そういった部分から普段から寒いのにそういう用途しか無いんじゃ需要が無いのさ、その国では
ああ、僕はそれでも構わないよ
出来れば保存しやすい物がいいな
965シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/23(木)22:46:19 ID:LNS
>>964
…………疲れたらちゃんと休もうね、疲労取れる薬とか作っておくからさ
【ウィルに対する労ろうという思いが強くなった】

あー……場所が悪いんだね……僕なら大歓迎なのに。……ん、氷魔法には使えるってことかな。魔力流さなくても持つ?
【シャディは冬場にそのまま居てもへっちゃらな体質なのでその国の事情を聞いてそんな感想】

えーと、それだとー……この辺かな?

【とシャディが出していくのは袋の中で更に個別包装された砂糖がまぶされたクラッカーや二枚入りのクッキー等々、クリームとかは使ってないタイプですね】
【一瞬見えたゼリーフィッシュはしまわれたのでご安心。他にも缶入りで氷砂糖に色がついたものが出されました】
【日持ちが短期間と思ってる節がありますね】
966ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/23(木)22:55:38 ID:NME
>>965
なるべくそうするさ、今は一段落したから暫くは休暇にしようかな課題はしなきゃだけど
【隙あらば眠るくらいぐーたらするんだって顔】

そうそう、暗所に置いとけば保つよ
魔力が薄くなってきたら冬にでも雪の精を祀る祭壇とか作ってそこに安置しておけば良いさ
【肯定しつつもたせる方法を伝えます】

良いね、十二分さ!
【クラッカーは日保ちしやすいから特にいい!クッキーなら後で食べてしまおう】
【砂糖(コンペイトー)も単体ならそう痛むものではないと考えていますよ】
967シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/23(木)23:04:16 ID:LNS
>>966
そっかー、疲れてるところありがとうねー、本当に
課題………………あっ

【まだ観察日記とかそういうのはまだしも、所謂普通のお勉強にほとんど手がついてないことに気付くシャディでした】

ふむふむ、ありがと! 暗いところならバッチリ!
おー、じゃあその時は作っておこーっと

【シャディは喜んだ様子を隠すことなく自身の膝元に置くのでした。今さらですけどこのシャディが黒ずんでいる理由はワンダーシャドウのおかげ】

やった! チョコレートとかもあったけどこの時期だとねー……あ、ナッツとかもあったんだった
【ウィルの評に安堵しながらそんなことを言いますよ】
968ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/23(木)23:44:47 ID:NME
>>967
魔法の課題は早めに終わらせとくといい……
魔法に関しては幾ら時間があっても良いくらいだからね……
【去年は苦労したなあと染々と】

じゃあ僕はここで暫く寝てるから、おやすみぃ……
【テーブルに突っ伏すと、そのまま寝息を立てて】
【ぐっすりと眠ることでしょう】
【こうして満身創痍に足りつつも頼まれた荷物を届けたのでした】
969シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/23(木)23:50:28 ID:LNS
>>968
……うん、そうする
【ピンチになったら頼れる皆に頼ろう、そう思いながらウィルの横で決意したのであった】

あ、おやすみウィル君! ……風邪引かないようにね?

【寝息を立てるウィルの背中を擦るとシャディは薄手の布でも見つけて、汚れてないものをかけたことでしょう。見当たらなければ自前のを】
【そして手に入れた氷の魔石を持ってうきうきとした気分で農業部のお仕事に向かうのでした】
970レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/26(日)23:20:56 ID:lFw
夜である。丸い月のぼんやりとした光でも明るいほどの夜である。
そんな夜中に出るというのはどこか惹かれるものがある、それは誰にだって当てはまることだろう。

「……綺麗……」

外の屋上で何をするかは人によるもので透明な水球越しに見える月を眺めて、レイヴンは亜麻色の髪を濡らしていた。傍らに卵も添えて。
971ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/26(日)23:30:13 ID:gUa
>>970
「……お。やあ、君か」

小さなカンテラを手に夜道を歩く、その用事は見回りだろうか。
レイヴンの後ろ姿を見つけて歩み寄り、その顔を照らすように水球の裏にカンテラを翳す。

「ちょうど最近は気候の変わり目だ、あまり遅くまで出歩くものでもないぞ?」
「……まあ、今日はそうでもないかもしれないけどね」

こぼした言葉は満月に免じたものか、はたまたぶり返した気温への愚痴だったか。
972レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/26(日)23:39:37 ID:lFw
>>971
カンテラにちょっと驚き、水色の瞳を普段より光らせて「こんばんは」と顔を向ける。

「大丈夫、……私はそういうのに強い。……あなたは大丈夫?」

ごそり、と下衣の裏より出したのはいつもの杖。それがロイコにも見える頃、気温はいささか涼しげになるだろうか。
カンテラの光をぽやーと見つめるレイヴンは、少し生命の影を見せる卵を撫でて。

「水魔法、ちょっと上達した」

ふふん、と浮かせている水球。気を逸らしていても維持できていることは上達と言えるだろうか。
973ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/26(日)23:50:12 ID:gUa
>>972
「ん…… これはどうも」

気温の変化に気づいて、レイヴンの気遣いにそっと頭を撫でてやるロイコ。
エリシアと仲がいい分、こちらの体のことはよく知っているということだろう。

「まあ、残念ながらご存知の通りあまり強くない…… あの子の方も、よろしくね?」

そもそも温度にほとんど変わらない深海に比べて、こちらの気温変化はなかなかに負担がかかるらしい。
レイヴンの水球の横に水で作った魚を並べて、満月に透かせる様に泳がせながら。
974レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/26(日)23:57:00 ID:lFw
>>973
はふぅ、と緩む顔。月桂冠の葉はいまだ瑞々しさを残してそちらの手に触れるだろうか。

「だと思った。見回り? お疲れさま…………ん、任された」
「……おー……」

水で創られた魚を見てレイヴンの表情は呆けたようなものに変わる。これでも驚いている時の反応らしく、そっと伸ばす片手は魚を誘うようで。
満月に透かされる魚をまるで見ているかのように、卵の内側の影もまた蠢いていた。

「多分、もうすぐ」
975ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/27(月)00:07:12 ID:qy8
>>974
指先でひらひらと月桂冠の葉に触れてから、レイヴンの頭から手を離す。
そしてカンテラを床に置いて座り込むと、見回りを少し休憩しようという構えだろうか。

「あぁ、エリィのお土産か……」

水の魚は側面に大きな二重丸状の模様を持った扁平な…… いや、巨大すぎる眼球を両側面に持つ魚だ。
レイヴンの指先につんつんと触れるそれの下で、月光に照らされる卵を見やった。
976レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)00:12:58 ID:4sf
>>975
カンテラに照らされる姿は後方に朧気な影を生み出して、ロイコを労うようにその肩を撫でようと。
そしてその少し珍妙に見える特徴の魚を見て首をかしげるのだ。どこかで見た気はする、そう賑やかな人が袋に入れて――。

「ん、お土産。……最初に食べてって言われた時は、びっくりした」

くすり、と笑って魚から指を離すとレイヴンはそちらにもわかるように、とばかりに卵を見せる。もし、ロイコが要求すれば意外にもすんなり渡してくれるだろう。
ぱたぱた揺れる黒い耳翼は当時のおかしさを思い出してるようで、そして心なしか卵の中の姿は驚いたように輪郭がはねた。
977ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/27(月)00:22:27 ID:qy8
>>976
「ん…… 労ってくれるのかい?」

ならば好きなようにさせてやろうと、少しだけ肩を寄せて。
ぷかぷか浮かぶ水の魚は、だんだんと数と種類を増しているように見えるか。

「あー、確かに面食らうかもねぇ。……でも、僕らはそういうのが普通だからさ」

エリシアの突拍子もなく見える言動は、其の実ロイコにも理解できる程度には理論だった考えだったらしい。
卵はそっと視線を向けるに留めて、一匹の水の魚がレイヴンの耳を甘噛みする様に食らいついた。
978レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)00:34:59 ID:4sf
>>977
「また変な事件があった、って聞いたからもしかして、って思って」

流石のレイヴンもここで過ごしている内に変わってきたようで、人の噂に耳を貸せる程度には成長しているようだ。
撫で続ける傍ら、増えた魚の水人形に思い付いた名。例えば最初の魚には「でめきん」などと勝手に命名。

「…………食べちゃダメ、って多分ミィ先生も言う。――――ひゃっ」

もしかしてロイコも? なんて思ったのだろうか、いささか失礼にも聞こえる言葉を紡いで苦笑い。まあその人物とはグリフォンの神秘を確認した仲なので出る名前として当然か。
卵の中身がこれまた心なしか、少しロイコから遠巻きになった気分を感じさせるのを尻目にレイヴンは耳に食いつく魚にビックリして思わず水球を弾けさせた。

「…………あっ」

まあ当然、レイヴンは濡れるわけである。それはもう水浴びした直後のように。
979ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/27(月)00:45:43 ID:qy8
>>978
「そうか。まあ、その辺りはご想像にお任せするよ」

気遣ってくれるのは嬉しいが、余計な負荷をかけたくないのもまた教師心。
詳しいことは内に秘めて、ただそっとやさしい心遣いを享受した。

全身が水かきの膜の様な薄い魚、手足の長いフグの様な魚。
それはもう奇怪な見た目の魚が、透明な体を月光に映している。

「……と、君もやってみるかい?」

意図的に気を散らした部分もあるからか、維持の失敗は咎めない。
レイヴンが濡れる直前で水魔法を操り空中に留めて、彼女にも魚を作ってみるかと提案して。
980レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)00:54:39 ID:4sf
>>979
ん、と頷くとレイヴンは特に追求もしなかった。元々噂として伝わってきたのは「教師が警戒していたことがあり、その懸念が払われた」程度のこと。
知る人物も下手に混乱させないためにあまり広めた真似はしておらず、彼女がその典型的な例になるか。ロイコの腕はどうなってるだろう。

「ペタンギョ……アシナガフウセン……――え?」

魚の名前はこのように、そして意外にも濡れなかったために目をパチパチ。問いかけには少し呆けてから。

「…………やってみる」

と言うと卵は膝の上に置き、集中するように手を皿状に――。

「…………何をイメージしたら……?」

それは知っているからこその迷いと悩みだろう。ひとつしか知らなければ、またはそれが浮かぶならばそれでいいがそうでないレイヴンは首をこてりとしてロイコを見た。
981ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/27(月)01:01:37 ID:qy8
>>980
ロイコの腕はある程度再生しており、左手に関しては完治している。
右腕も水魔法で補える程度には治っており、接触を左手でしか取れないことを違和感に感じなければ気づかないだろう。
ましてや、レイヴンにちょっかいを出すにも今は水の魚を使っていることだ。

「ん?そうだな。何も魚じゃなくたって、イメージしやすいものを形作れば……」

少し考えて目をつけたのは、先程から傍にあるグリフォンの卵。
イメージとは、即ち想像力。幸いにしてそれを膨らませられそうな材料が、そこにはあるではないか。

「そうだ、この子は一体どんな子だろうね?想像して見てごらん」
982レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)01:17:36 ID:4sf
>>981
レイヴンは無意識に右手を魚の生成に使ってると思い込んでるのか、今のところ言及はない。
……エリシアならば両手で抱き着いてくるので簡単だろうが、そのあたりは似ないものだ。

助言を頭に入れると急に考えるのが楽になった。卵の中身、いまだ影でしか推し測れぬ存在についての想像。
思えばレイヴンはグリフォンを実物で見たことはないのだ。図鑑で見たりはしても。

「………………」

まず作り出したのは素体とも言える水の球、大きさは頭ほど。そこにレイヴンは自身のイメージを流し込むため魔力に乗せる。
さすればごぼごぼ、ぶくぶく、と水の玉は形を変える。とはいえちょっと不安定。
翼ができて脚が生えたかと思えば翼がなくなったり、尾を生やせば体が少し細くなったり。水が足りないわけでなく、安定までにかかることだろう。

――――月がわずかに位置を変える頃か、ようやく完成したそれを表すなら、嘴のついた鳥のような頭部、大きな翼にしっかりとした四肢、胴はなぜだか細かな波があって尻尾は先端がイガのような形になった、まさにレイヴンの想像するグリフォンの姿になった。
…………頭部にどこかで見たような丸みのある一対の角みたいなのがちょっと目立つ。

「……できたー……」

ふー、と完成したそれを見るレイヴンの下、卵の影はまるで殻を叩くようにもがく動きを。
983ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/27(月)01:27:02 ID:qy8
>>982
もっと言えばカンテラを持っていたのは右手だったので、ますます判別もしにくいことだろう。
エリシアと似る似ないについては、感性や挙動などはかなり違うが根本では似ているところがある、そんな雰囲気だ。

「……ほら、これが君らしいぞ?」

レイヴンが目を瞑ってゆっくりと水を形作る。
そんな様子にわずかに騒ぎ出した様に見えた卵をそっと拾い上げ、完成した像の目の前に持ってきてやる。
もしグリフォンが何か伝えたいことがあるならば、もしかすればロイコ伝手に伝わることもあるだろうか。
984レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)01:33:17 ID:4sf
>>983
拒むことはない、卵を抱えるロイコの行為を。そして伝わる感情としては直感的にこうだ。
『ツノはない、もっとかっこいい』という、なんというか少し自信ありげな、かわいげの欠ける評価。

少しぎこちない脚の動きをする水で創られた像を向けるとレイヴンは首をまた傾げる。

「…………何かわかったの?」

ちなみに、一対の角状のもの。恐らくロイコならばそのイメージの素がわかるだろう。それは二人にとって、グリフォンにも近いものがモデルなのだから。
985ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/27(月)01:45:58 ID:qy8
>>984
『……なるほど、伝えよう』

思ったよりも生意気そうな意識に表層では苦笑を浮かべながら、レイヴンに向き直るロイコ。
憑依に驚いたり取り乱したりすることもないあたり、なかなかの大物らしい。

「ツノは無いってさ」

そしてレイヴンの作ったグリフォン像に手を伸ばし、尖った形状にそっと触れて。
まるで見知った姿がする様に、つまんでぷちっと引っ張ったのだった。
986レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)01:51:31 ID:4sf
>>985
……案外そもそも憑依されたと思ってない、なんてこともあるのかもしれない? というのはさておく。
そもそも卵の中という環境として話せる手段がないのではあるし。

「あー……残念……」

ぷちり、とは流石に鳴らなかったが千切られたそれはぱしゃりと崩れてしまった。レイヴンは残念そうだ。
さて今、憑依が続いてるならば、または行ってみるのだろうか? 何せ卵の中身いわく、ないものはとれたわけだし感想はということで。
987ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/27(月)02:02:31 ID:qy8
>>986
まだ生後ですら無いのだ、そのあたりの境界が曖昧というのはあり得る説だ。
とはいえ開口一番に訂正要求というのも、我が強くないと出来ない発言ではあるのだが。

「……ふふ、まあ僕は嫌いじゃなかったけどね。『さて、こんなものかな?』」

期待を膨らませてイメージした姿に触角があるというのは、やはりエリシアを好ましく思ってくれているからだろう。
そんなレイヴンの気持ちには感謝しながら、それでも卵のグリフォンは気に食わなかったらしい。まだ注文があるかとばかりに、軽く念を飛ばして。
988レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)02:09:00 ID:4sf
>>987
「でしょ」という風にロイコにドヤるレイヴン。卵も元々エリシアがくれたもの、そうなれば自然そのイメージは重なり強くなるのだ。
そのためか、卵に向かってツンツンと抗議のような指をついた。

『つめたりない、あとはもっと、……?』

気持ち的なものも伝わるなら、かっこいい、なんていう曖昧すぎるものが伝わっただろう。それを出す前に聞こえた響きに疑問を抱くようで……すぐに気にしなくなった。
つまり、生まれてから仕掛ければ驚く可能性は十分期待できるだろう。

「……何かいってる?」

こんこん、と叩くレイヴンに抗議するように『たたくな』とか、『つつくな』なんて漏らす中身であった。
989ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/27(月)02:21:14 ID:qy8
>>988
「ほらほら、殻越しにケンカしない」

殻を指でつつくレイヴン、それに反抗するグリフォン。
まだ言葉も交わせぬうちからこんなじゃれ合いが見られるとは。苦笑しながらも双方をやんわりと嗜めるロイコ。
ともあれグリフォンが像に満足していない、細かい点の指摘があることなんかをレイヴンに伝えることになってしまうだろうか。
殻の中だと自分の姿は見えないだろうに、大した自信家である。

「……まあ、仲良くやってくれよ?」

この先を若干不安に思いながらも、希望を込めて。
990レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)02:28:28 ID:4sf
>>989
「む? ……ケンカ」

止められるレイヴンは素直にやめて、グリフォンの方はふん、とばかりに。像については時間はかかるが修正された……はず。何せサイズがサイズなのでかなりの微調整だから。
見た目にあまり頓着しないロイコだからこその心配だろうか。そんな心配と希望を向けられてるなんて一人と一匹は思いもしない。
それでもだ。

「ん、仲良くやる、生まれたらみんなにも見せる、ちゃんとしつける」

ややプライドの高さが見える卵を再び抱えようとするレイヴン、月夜にグリフォンの理想の水像を浮かせたまま微笑むだろう。
そんなレイヴン相手に抗議してるのもあんまりと思ったのか、影の動きは少し収まった。

ロイコが再び、見回りを再開するまでは暫し月を眺めながらの水の魚とグリフォンの観賞会になるだろうか? 
星や月は自分たちも見ろとばかりに光り瞬いてその夜は平穏に過ぎるだろう。新しい命の誕生は、きっともうすぐ。
991ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/27(月)02:39:47 ID:qy8
>>990
もちろんグリフォンの方が『幼い』のだ、先に矛を収めたのはレイヴンの方。
それに増長したわけでは無いが、像について述べられた注文を代弁することになるロイコなのだった。
……ともあれ、こうした形を水魔法で作らせたのは、レイヴンの魔力制御のトレーニングを見据えて。
指定された一部分を逐次変えていくという体験は、なかなかの練習になったのでは無いだろうか。

「……楽しみだね、生まれるのが」

グリフォンの負荷を見据えた未来を語るレイヴンに、そっとそんなふうに呟いて。
透明な魚とグリフォンが舞う月夜を眺め、しばし羽を休めたという。
992シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)21:10:13 ID:4sf
見回りの教師から隠れて夜の学校を巡るというのは思いの外楽しいものだと誰かが言った。
時間帯からか風紀委員も流石に寮に帰り、今居るのはそれこそ教師か、またはイタズラっけのある生徒くらいだ。

「はあー、楽しかったー! やっぱり夜もいいなあー」

その一人は欠けの始まった月を手を伸ばしながら眺めて中庭でのんびりと、通り過ぎた頭の寂しい教師の姿を見て勝ったと思う少年だった。
993ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/27(月)21:20:47 ID:PVw
>>992
「……そうですかー?ふふ、それはよかったですー」

さてはて、ちょっと声の方に顔を向ければ満月の笑みを浮かべるミズハの姿
顔に掛かる影の感じとか声のトーンとか、いつもより若干怖気味である!
カンテラ的な光源を持ち、どうやら見回り補助員として残っていた模様!
994シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)21:28:42 ID:4sf
>>993
硬直肩跳ね尻尾もピーン。ギギギと顔を向ける固まった笑顔のシャディ。
「こ、こんばんはー」なんて今更なご挨拶をすれば誤魔化すように手をフリフリ。

「…………てへっ」

光源の下、それ即ち影のできる場所、シャディはそのまま潜ろうとするがさてミズハの対応やいかに!
完全に予想外だったシャディは一挙一動がいつもより固いのである!
995ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/27(月)21:33:06 ID:PVw
>>994
「てへ、じゃ……」
「……ありませんっ!」

むんず!その首根っこを掴み(確定)引っ張り(確定)顔を近寄せジト目!

「もー……なーんか予感がすると思ったらー……」
「ダメですよ、大丈夫とはいえまだ何があるか分からないんですからー」

シャディからすればなんとも理不尽な理由である、直感的なモノでイタズラテクニックが看破されてしまったのだから!
先日のズベラの暴走や魔導具使いの襲撃は記憶に新しい、実際危険でもあったのだ
996シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)21:39:48 ID:4sf
>>995
ぷらーん、と情けなく捕らえられる少年は尻尾とマントを垂らしたまま両手の指先をつんつん合わせるのである。ちなみに軽い。

「直感すご…………うぅー、ごめんなさーい……安心できたからつい」

それを素直にすごいと思いながらも頬を膨らますのは本人のプライドみたいなものがあるのである。
シャディ曰くつい最近まで制限が強かった反動でこんなことをしてしまったようだ。実際、警戒態勢になっていた時期は夜に出歩くのも厳しく見られていたことだろう。
それでも相手がミズハであることに安心しきっているのか、少し目を逸らしたりするものの見合って笑うのである。

「……他の人に言う?」
997ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/27(月)21:48:22 ID:PVw
>>996
「ふふ、カンには少し自信があるんですー」
「……ま、でも安心してこうする事が出来る様になったっていうのは……」

いい事ですけどね、と覗き込んでスマイル
ぷらーんぷらーんと揺れるシャディくん、ちょいっと優しく下ろす事でしょう

「うーん、どうしようかなー?」
「……まぁ、こんな月の夜ですしねー」

イタズラっぽく笑ってから見上げる月影、もう答えなど出ているようなモノだ
998シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)21:54:54 ID:4sf
>>997
すと、と降り立つシャディは固まっていたのが嘘のように自然に動き、揺れていた時を思い出してか左右にゆらり。

「……ふふふー、ミズハ先生ってやっぱり優しいよねー……」
「お月様きれいだよねー」

それを良い方向に捉えるシャディは月光を浴びながら明るい笑顔で見返した。
少しすると下ろされたにも関わらずミズハの側に寄ったのである。
999ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/27(月)22:03:17 ID:PVw
>>998
「特別サービスですよ、今度お昼を奢って下さい?」

肩を竦めて見せて、あくまで今回だけだとのアピール!
最も、それが毎回続く以上飾り立てる以上の意味を持たない訳だが

「……えぇ、お日様も好きですけれど……」
「ふふ、アインスコールさんに怒られちゃいますね」
「……わっ、風が……」

月幕のヴェールが垂れる一面、中庭一面を埋める白い花の花弁が青い風に吹かれて舞った。天上の美を静かに体現するそれをつぶさに見る事が出来るのはきっと幸福である
1000シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)22:12:16 ID:4sf
>>999
「わかったー」とあっさりと了承、そのアピールを知ってか知らずか浮かべた微笑みはちょっと楽しげである。

「あー……レイレイちゃんは好きだもんねえ、雨」
「わぅ、……――うわぁー……!!」

マントははためき、髪も少し靡くものの手で押さえて再び見上げた際に視界に入るその光景。
ハッキリ口にこそ出さなかったが、ミズハの裾を引いて指を指しているその様子から凄いものを見た、と言いたげなことはよくわかるだろう。
この月夜の白い花弁の美はこの学校では……いや世界広しといえどここでしか見られないものかもしれないのだから。

引き込まれるようなその光景に暫し、見惚れることになるだろうか。
1000 : Over Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
※スレ主は1005まで投稿できるよ。次スレ誘導とかに使ってね


新着レスの表示 | ここまで読んだ

名前: mail:





【短文】ここだけネポック魔法学校・十六限目【推奨】
CRITEO