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【短文】ここだけネポック魔法学校・十六限目【推奨】

1カメリア◆Wb0oWmK/22:2018/07/05(木)23:29:12 ID:bVq()
ここは人里離れた森の奥
そこには、国一番の魔法学校『ネポック魔法学校』が存在する
そこでは、魔導の道を極めんとする若き才能たちが、日々勉学に励んでいるのでした
これはそんな魔法学校の案内状です
入学手続きは簡単
名前を書き、門をくぐるだけ
ネポックの扉は、等しく開かれているのです

こちらは、短文推奨スレとなります
セリフ一行、地の文は多くても三行を意識して書いていきましょう
特にセリフが増えれば、それに返信しての繰り返しでどんどん大きくなるため、一行推奨です
また、凍結、置きレスもグダグダになる原因になるため、可能な限り非推奨です

前スレ
【短文】ここだけネポック魔法学校・十五限目【推奨】
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1528042956/l10
スレwiki
PC用:https://www65.atwiki.jp/magic_xx01/
スマホ用:https://www65.atwiki.jp/magic_xx01/sp/pages/1.html

次スレを建てるのは>>980の人にお願いします
375レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/07/20(金)23:33:45 ID:tOi
>>374
「おはよう、では私はアラスを捕まえてくる」

たぁん、と水を少し立てるとレイヴンはアラスミシアの後を追うように泳ぎ出した! その速度やはりいつもの雰囲気からは想像つかぬスピード!
そう、彼女は泳ぎが大の得意だ! 雨で増水した川にどぼんしても戻れるほどに! ……いつもの落ち着いた表情のレイヴンがそのまま高速で迫るのはアラスミシアからすればどんな気分だろうか?

「う、うんー、ミズハ先生達はー……落ちに来たわけじゃないよね? さすがに」

アラスミシアはシャディが落としたのだがあんな綺麗に決まれば疑うのも仕方なしか。いつもの微笑みに安心したのかシャディもそのままどぼんである。
ぷかぷか浮かぶシャディ……は流石にプールではマントは着けていなかった。
376ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/07/20(金)23:51:37 ID:jYJ
>>375
『ふふふ……ふ?……うへぇっ!?』

ふと振り向けば見知った顔、高速で迫る!コワイ!
頑張って加速するもムダだ!すぐに追い付かれてみっちり怒られる事でしょう

「……え、えぇもちろん、あんまりにも暑くてー……」
「アインスコールさんと泳ぎに来たんです、一緒にいかがでしょう?」

水飛沫を浴びながら心地良さげにミズハ
噴水が夏陽に煌めき虹を生み出している。良く晴れた空の向こうの雲は風に遊ぶ、群青日和

//この辺ですみませぬ、締めでお願いします!ありがとうございましたっ!
377レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/07/21(土)00:00:24 ID:GsY
>>376
「シャシャもだけど、人突き飛ばしちゃダメ、怪我する、それから…………」

捕まえた後のみっちり説教。周囲の下級生見学がなおアラスミシアに追撃の視線を送ったことでしょう。
レイヴンは怖がられてるようだけど。

『わかるぅー……開いてるの知れてよかったー……』
『泳ぐ泳ぐー!』

後にレイヴンにみっちり怒られることも忘れて、シャディは暑さに茹だる前にプールを目一杯楽しむのです。
たまには良きかな、平和な日。虹を眺める子らの感動に混ざり、流れる雲は形を様々なものに変える光景。そしてプールの中で楽しむ皆の姿は夏に明るい景色であったでしょう。


//ありがとうございました!
378シャディ◆L1x45m6BVM :2018/07/21(土)21:14:01 ID:GsY
陰で図書館に置いてあるお話の本を開いたままこっくりこっくりとしてしまってる黒髪の少年。
文字だらけのページに手をおき、上体は起こして器用に寝ているその少年は猛暑の中の涼に微睡んでしまったことがよく伺える。
まあ、文字だらけという以外にも周囲に人が居ないのもまた理由なのだろう。

「……んー……」

その日のそこには、人が近くに居なかった。
379ダリア◆HUGO.upxFM :2018/07/21(土)21:21:10 ID:nxC
>>378
こつりと、そんな少年の頭上に僅かに伝わる衝撃、それは例えば分厚い文庫本の背で軽く殴られたようなそんな感じの。
痛みというにはあまりに弱いその一撃でその少年が起きたかどうかは分からないが……もし起きて目を開けたのならば少年の目には、前述した状況そのまま、文庫本の背が自身の頭に当たっているその状況が伺えるはずだ。

「寝るなら布団か、ベッドの上にしておくのだね」
「ここで寝ても疲れは取れない、それは非常に無駄な行為だ」

その手に持っていた文庫本、つまりは少年の頭に衝突していた文庫本を小脇に抱え、その女性は少年の顔に視線を向けてくす、と小さく笑うことだろう。
まるでその姿、少年の目の前に突然に現れたような、そんなように見えたが……直前まで寝ていた少年はきっとその事実には気づくまい。
380シャディ◆L1x45m6BVM :2018/07/21(土)21:31:52 ID:GsY
>>379
あいた、という声と同時に少年の体が跳ねるように反応する。
眠りかけの眼を開ければそこに見えるのは、文庫本を持つ女性。この視点だとタイトルは読みにくいためか、目がそれを追おうと。

「あぅ、はーい……ごめんなさい」

影の手でくしくしと髪の隙間からたんこぶできてないか確認しながらまず謝る少年。女性の登場の仕方には気づかないまま目を擦ってぱちぱちと目を覚ませる。

「……あ、おはよーダリアちゃん。暑さに負けてなーい……?」

今更ながらの起床の挨拶。司書という呼び方から変わった呼称と共に、自分の方が負けてるように見える少年はまず最近の暑さについて問い掛けた。
381ダリア◆HUGO.upxFM :2018/07/21(土)21:38:46 ID:nxC
>>380
その目にされど、文庫本の背に描かれたタイトルも、その表紙に書かれているはずのタイトルも伺うことは出来ないだろう。
いや、より厳密に言うのならば、その文庫本にタイトルは書かれていなかった、こげ茶色のブックカバーに覆われたその本には何も書かれておらず、それを確認する手段も、彼女の手から本が消えれば失われる。

「あぁ、そういえば今は夏だったか、確かに暑いのだよ」
「まぁ、それで行動に問題が起こることは全くないのだがね……少なくとも、君よりは」

夏にも関わらず彼女の恰好は変わらず黒のパンツスーツ、正直見ているだけでも暑くないのかと不安になる装いをしているか。
暑さにダウンしているどころかこの女性、汗すらかいておらず、その表情は非常に涼し気だ。
382シャディ◆L1x45m6BVM :2018/07/21(土)21:45:24 ID:GsY
>>381
あー、と本が消えた時に漏れる声はどこか残念そうなものだった。

「……引きこもってて季節忘れた? ……んー、僕暑いの苦手ー……ダリアちゃん汗もないってすごいねー」

さらりと失礼なことを言っているが、ゆるーりとした笑みからは冗談半分なのがよくわかるだろう。外に出る理由を一つ知っているし。
彼のマント着用もまた同じく暑さを思わせるそれではあるが本人にまるで自覚はなく、女性の装いと表情に関心めいた様子が見える。
くるり、と見上げていた顔を正しく向けるために足すら動かさずその体を女性に向ける。

「もしかして涼しい道具持ってるとかー?」

クスクスと笑いながら影の手が側に寄って周囲の温度を確かめようと。
383ダリア◆HUGO.upxFM :2018/07/21(土)21:54:31 ID:nxC
>>382
「引きこもるべきは私でなく君のほうではないかね?度を越えた暑さは命をも奪うらしいが」

ふ、と息を小さく吐き、女性はその冗談に微笑みとそんな言葉を返すだろう、その様子に怒っている様子も呆れている様子も見受けられない。
周囲の温度は、何ということは無い、少年が感じている温度と全く同じだろう、表面だけを伺うのならば、彼女は少年と同様の環境にあって尚涼し気な表情を浮かべているわけだ。

「まぁ、全身を冷やせるハンドクーラーだの、永遠に-20℃から変わらない氷だの、涼しくなる道具も持ってはいるが」
「単純な話でね、私に暑さを感じる能力はあっても、度を越えた暑さでダメージを受ける能力はない」

そう言う風に設定されていない、と、彼女の支配者は語るだろう……否、飄々と語る彼女の台詞にはしかし、嘘がまだ以て残っている。
実際のところ、彼女に暑さでダウンする能力は、いつかの時までは存在した、それを持たない彼女はあくまで、今の彼女のお話である。
384シャディ◆L1x45m6BVM :2018/07/21(土)22:04:36 ID:GsY
>>383
「でも引きこもってても皆に会えやいしー」

たまに倒れかけることあれど、現時点では色々な避暑があるのが幸いか。何はともあれ暑さに蕩けつつもまだ誰かに会いたい気分が勝ってるようだ。
不思議そうに影の手が虚空を撫でる。まるで首を傾げるように手首らしきところで折れるとそそくさと少年の元へ縮んでいく。

さて、少年は女性の答えに疑問符が浮かぶ。別に暑さに耐えられる人物はそう珍しくはない、ないのだが。

「…………別に痛くもないのに、持ってるの? そんな道具。あの影もその一部?」
「それにダメージって、変なのー」

一個くらいならわかるが、二つ三つ以上持ってそうなその発言が少年は暑い頭なりにおかしく思ったようだ。苦にも思わないならば、揃えるという発想は浮かびにくいこともあるかもしれないということだ。
無論、彼女がそんな考えに当てはまるかはまた別の話であるし、無意識に混ざった影への疑問が向かったりする、選択が多い台詞である。
385ダリア◆HUGO.upxFM :2018/07/21(土)22:13:39 ID:nxC
>>384
「……あぁ、私にとっては役に立たないものなのに、それを私が持っているのが不思議かね?」

少しの沈黙、僅かに首を傾げた彼女のその表情にはどこか、目の前の相手を諭すような、そんな司書というよりは先生らしい色が伺えることだろう。
何故だろう、その何かを教え込もうとしているかのような表情の中に一つ、自虐のような少し悲しそうな感情が混じっているような。

「私だって別に、役に立たないもの全てを淘汰しているわけではないよ、その考えは危険だ」
「それに、持っていれば誰かに譲渡することもできる、君の持っている影のように、ね」

くるりと人差し指回して小さく呟く、その女性の手のひらに一つの小さな氷の塊が生まれて、すぐに掻き消えた。
自身にとっては役に立たないものでも、それを持たない理由にはならない、役に立たない者を切り捨てる某を知っているが故に、彼女は不必要を不必要と断じないのだ。
386シャディ◆L1x45m6BVM :2018/07/21(土)22:20:51 ID:GsY
>>385
幸か不幸か、今までの少年は自分に不要だと言い切れる物が手に入った試しはない。だからこその危なっかしい発言であった。
それを確認させる悲しげな女性の台詞は少年にとって意外なものであり、その青い瞳がはっきり見えるほど見開いて間抜けた声を漏らした。

「そっか! そういう使い方もあるよね! ごめんなさい!」

急に元気だ。氷の塊に元気でも出されたのか、というほどに。謝りの台詞はその混じった表情を悟ったのか、それとも。

「……あの影って元々は『ダリア』ちゃんのものだったの? あと……んー……」

譲渡された影。それは元々誰のものなのかハッキリさせたかったのかそんな問いに続くのはどこか迷ってるような表情。
何か聞きたいことがある子供が、それを大人に聞くことを迷ってるような、そんな顔。
387ダリア◆HUGO.upxFM :2018/07/21(土)22:29:41 ID:nxC
>>386
「いいや、違う、携帯式影法師……その影は私のものではないよ」
「イノミナンダムの従者、私と同じような存在は、私の他に三人居るからね……二人はもう、死んでしまったが」

ひらひらとその手のひらをすげなく振って、彼女の口から放たれるのは否定の言葉だった。
ワンダーアイテム、不思議で異様で便利な道具、それを渡されるのは大抵イノミナンダムの性を持つ存在だが、その影を受け取ったのは彼女ではないようだ。

「……しかし、君も不思議なことを聞くのだね、その問い方」
「まるで私が、私でない時があるかのようじゃあないか」

僅かに微笑み浮かべていたその表情が、どこか真面目な表情に変わる、僅かに上がっていた口角も元に戻って平坦に。
その瞳は何かを見透かすように少年の表情に向けられることだろう。
388シャディ◆L1x45m6BVM :2018/07/21(土)22:40:44 ID:GsY
>>387 
「……二人? ……どんな人達だったの?」

その裏で違和感、というのだろうか。このモヤモヤは。影は、女性の物ではないと言われた。
しかし彼女は確か以前、直前の発言と合わせようとするとチグハグな感じがすることを答えていたはずなのだと少年は頭を冷やしていた。

「うん、だってさ、最初と反応が違うなーって思ったこともあったし……それに今のでなんかね」
「だって、この前、自分が贈ったって言ってくれたのに自分のものじゃないって、おかしくない?」

矛盾に思えた少年はその瞳を真っ直ぐに見返す。その瞳の奥を覗き込むように、またその自分の瞳の奥の疑問を伝えるように。
女性の対応、というか反応が違う時。勘違いかもしれないがイチゴの時は楽しそうで嬉しそうで、そしてその前は……なんというか反応が薄くて。
影の手は伸びる。いつもと変わらぬ、例え戦いの時だろうが平和な日々だろうが見た目に一切の変化のない漆黒が女性の頬に。
389ダリア◆HUGO.upxFM :2018/07/21(土)22:48:37 ID:nxC
>>388
「一人は、そうだな……マッドサイエンティストと呼ぶのが一番正しいだろうか」
「もう一人は秘密だ、君が知っていたところで、デメリットになってもメリットにはならないからね」

昔を懐かしむような、そんな表情で語っているのを見る限り、マッドサイエンティストなるその一人は遥か昔に死んでしまったのだろう。
ふいっと視線を逸らしてもう一人の説明、だって、そいつを殺したのはお前たちだなんて言ったって、デメリットにしかならないだろう。

「……そうかね、あぁ……何、もう気にする必要はない」
「私は私だ、もう私の一生のうち、それ以外になることはあり得ない、そう約束しよう」

彼女の口からはしかし、彼女と違う彼女についての説明は語られなかった、ただ一つ、もうあんなことにはならないから安心しろ、と。
つまりは、彼女がその影について語った時の彼女は、自分ではなかったと、そう言いたいのだろうが。
390シャディ◆L1x45m6BVM :2018/07/21(土)23:09:05 ID:GsY
>>389
「マッドサ……なんか変なの作ったり?」
「…………メリットとかデメリットがある、人なんだねー。大きかったりした?」


だとしたら。と少年はとある日眠たげな娘と話したことを、出ていた疑惑を思い出す。あまり想像したくはなかったものであるが。
従者。それはいい意味か、悪い意味か。主からすれば……別にどちらでも良いのかもしれないが。

「………………そっか」

そうではない、はずだったのに。最初に会った司書は、早い話そうだったことは少年にでも理解できた。だって、そうでないならこんな約束が出ることなんてまずないのだから。

「ねえ、ダリアちゃん。まだ、切れてない? それとももう……要らない?」

不安は煽られてしまった。少年は最近、色々ありすぎた。平和なことも良いことも、危ないことも。
そんな少年にすべてをいいように考えろ、なんてのも難しい話だろう。いつかやった時のように手で鋏の形を作る彼の顔はどこか寂しげであり。

「また、お話聞かせてくれるよね?」
391ダリア◆HUGO.upxFM :2018/07/21(土)23:21:50 ID:nxC
>>390
「秘密は秘密だ、私はその質問に答えるつもりはない」
「……全ての事象が自らに繋がると考えるのは、傲慢な考え方ではないかね?」

その正体が彼女の口から語られることはない、寧ろその口から語られるのは相手を突き放すような厳しい言葉だ。
自分の語る従者の意味を考えて、もしかしたら助けられたかも、なんて考えるのは、全てを救おうとするのは……正義の味方であっても、人間の考え方じゃない。

「……さぁ、ね、だが……覚えておいた方がいい」
「世界は余りに残酷で、君の手のひらは余りに小さい……その手で救えないものも居るのだよ」

くるりと相手から背を向ける、まるで自身の表情を隠そうとするかのように、そしてその言葉はやはり厳しく、相手を突き放す。
その声は冷淡であった、冷淡で冷酷で、どこか心苦しいような、そんな色が僅かに含まれていた。
たった一つの言葉を残して、その女性はその場から、厳格にも歩き出そうとするだろう、相手に嫌われてもおかしくないような、そんな声色で。

「思い上がるな、人間」

……と。
392シャディ◆L1x45m6BVM :2018/07/21(土)23:38:04 ID:GsY
>>391
「…………無関係なら――――うぅん、いいや。ごめん」

そもそも、デメリットメリットを引き合いに出すことも、なかったはずなのに。と思っても少年の弁舌は説き伏せるほどの強さはない。
中途半端で終わることを悔やむのは、やはり傲慢であるのだろうかと少年は暗に思う。

「…………手」

背を向ける女性の視界には最後、自らの手を眺める少年が見えるだろう。突き放されたことに気付いてないのかと思うほどに。
女性の言葉は正しいのだろう。影の手を使っても少年が救えない相手は救えない。近くにいても、だ。
じゃあ、諦めろと言われて諦める、となるほど少年は素直ではない。もがいて足掻いて、それで救えなくとも。
彼はまだ忘れてはない。例え何があっても止まるなと言われた日のことを。思いは違うのかもしれなくても少年は手に余るほどのことをしたいと思う。

「居ても、諦めないし――――僕、悪魔だもん」

子供の屁理屈に等しき返し。声色にびくつくように跳ねた身体を止めて尻尾と額の瞼を露呈させて影の手を相手の手に伸ばして。

「……でも、人間でも甘く見ないでよねー」

そんな呟きはいやにハッキリと。崩すことを目的にした女性の発言であったならば腹ただしい答えになるだろう。
393ダリア◆HUGO.upxFM :2018/07/21(土)23:53:33 ID:nxC
>>392
「……あぁ、そうだ、君ならそう言うだろう」
「最後まで足掻いて、結局救えなかったものを嘆いて、それでも前に進んでくれるのだろう」

その言葉は小さく、その距離は遠く、きっとその言葉も、僅かに浮かべた微笑みも、相手に届くことはないのだろう。
それは或いは少年にとっては、ただ黙って相手の前から離れたかのように見えるだろう、嫌われるために言葉を吐いた彼女の目的は、まさしくそれなのだから。

「……いっそ、嫌ってくれれば、楽なのになぁ、はは……」
「……消えたくないなぁ」

……そんな言葉、聞かれない方がいい。
仮令どんな道をたどったとしても、自分に生きる道が無いなんて、知られない方が絶対にいいのだ。
394シャディ◆L1x45m6BVM :2018/07/22(日)00:02:13 ID:Dlo
>>393
その背中を見ていた少年は露呈させた尾を揺らす。何か言ってくるのかと、振り向いてくれるかと、思う様子で。
結論から言えば、女性は離れてしまっている。生憎彼に読心の魔法なんてなく、そして耳が良いわけでもない半端な悪魔でしかない。
そんな半端な悪魔が何を為すことができるのか。為したことを考えれば願えるのは幸福なそれのはずなのだが――。

「……またねー、ダリアちゃん。イチゴまた食べよー……」

結局、彼の伸ばした影の手は止めることなく見送って、少年は小さな声で呟き、彼女を見送ると開いていたお話に目を戻した。
いずれ相対する事実に、今はまだ気付くことも察することもなく、暑い日に戻った。
395ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/07/22(日)22:17:43 ID:jmZ
いやあね、僕ってこの学校の教師には向かないのよね
風の魔法だけに絞っても、帆船で使うような風魔法とか種蒔きに使う風魔法くらいしか教えたくない……とかねえ?
【臨時バイト、と刺繍された服を着た少年が教壇に立っています】
【浮気した夫をしばきに行った教師の代わりに授業を頼まれた生徒であり】
【めんどくさそーにしている人はまあつまりウィルですよ?】
396リエード◆L1x45m6BVM :2018/07/22(日)22:24:23 ID:Dlo
>>395
まあ理由はなんとなく察するしかありませんがそれならなぜ教師の代理を引き受けてしまったので?
というか一度限りの授業ならばその魔法らでも問題はないと自分は思いますが

【教壇の前に位置しているリエードはそのぼやきに対してツッコミ及び大丈夫では? という投げかけを】

ちなみに他に何か思い付く魔法はないので?

【以前の不和忘れてる感がすごいにこやかな表情で話聞いてた? な質問をしてますね、こいつ】
397ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/07/22(日)22:32:09 ID:jmZ
>>396
なんでって、そりゃあこれ目当てさ……報酬次第で大抵請け負うのが僕の一族でさ?
【お金を示す下世話なジェスチャーをしてますよ】

風車小屋の風車を回すための風かなあ、でもあれって魔法で直接風車のあれ回した方が効率良いんだよねえ……出来るのならだけどね?
【ぶっちゃけ帆船へ送る風と大差ないぞ!】
【ウィルはウィルで何かしてくる訳でなければにこやかだぞ!】
398リエード◆L1x45m6BVM :2018/07/22(日)22:41:58 ID:Dlo
>>397
せめて代理に合う人を探すとかしましょうよ、直前だったならばすみません
【ああなるほど、って表情は隠さない】

なるほど風車の羽ですか……どうやって扱うんです?
それらを上手く使えば相手吹き飛ばせたりしそうですよね、力次第では

【でも帆船とか動かせるならその力を人に向けただけでやばくなりそう的な暴力的な考え】

まあでも今ならば風を爽やかに送る魔法や種蒔きの魔法のが最適かもしれませんね

【暑さ的にね、とばかりに】
399アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/07/22(日)22:46:34 ID:XZT
>>397-398
「……ン?」
「なにしてんの?」

ガラッと気まぐれにやって来たのは黒曜の少女アラスミシア
授業中、しかも別のクラスだとか学年、全くどんなお大臣気取りだ!
ともあれ何やら空いている席に着いて一休み!なのだ
400ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/07/22(日)22:57:28 ID:jmZ
>>398
>>399
僕以外で暇そうにしている生徒なんてそうは居ないからさ?……
いや他の風に関する魔法を使う教師は何してるんだろね?
【ウィルは不思議そうにしていますよ】

ところがどっこい、魔法の影響を魔法側で調節すれば布の場合強くなるとか出来たりするんだなこれが
まあ人も服着ていれば多少は影響が強くなるのはご愛敬、おっとスカート捲りに向いてるって言うなよ?
【全裸なら喰らわん!とか言われても困るような感じの理論を唱えましたねコイツ】

はいそこ遅刻ですよ!遅こ……風魔法の授業のクラスさ、今のここはね
【途中で入ってきたアラスミシアに驚きもせず授業を続けます】

よーし、今日は涼む為の風魔法を教えちゃうぞ!
【風車を回す魔法でスカート捲りに使われてもなーと思い路線変更だ!】
401リエード◆L1x45m6BVM :2018/07/22(日)23:05:45 ID:Dlo
>>399>>400
「自分が知っている教師は確か『夏の風を感じるぜ……』と言いながら海の方向に飛んでいきましたね」

【気付いてたなら止めるべきではなかろうかリエードよ】

「強くなる……とはまたよくわからない感じですね、いえそれに関しては相手が泣き寝入りしなければ別に良いんですが」

【風魔法にあまり馴染みを持たないせいかイメージがピンと来ないようですね、あとスカート捲りにはそんな対処のようです】

「授業です、学年から違う気もしますが受けに来るのは良い心掛けですね」

【声かけの内容が一休みするアラスミシアにはなんとも言えない内容だ】
【というかこいつは風紀委員なのにその辺注意はしないようだ】
【そういえば反省文の件はどうなったことにしましょうね?】

「ではどんな風に涼ませてもらえるのでしょうね? 楽しみです、さあまず彼女を実けではない対象にお願いしますよ」

【なんか不穏なこと言いかけましたねリエード、アラスミシアにバトンタッチ!】
402アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/07/22(日)23:12:02 ID:XZT
>>400-401
「……ン??」
「……なんだ、何……え、じゅぎょうか……」

風の魔法と言われふぅむと唸る
実際彼女は闇魔法以外にさして興味がなく、また授業はニガテ!なのだ!

「なんだ、なにかすればいいのか?」

ともあれ暇潰しには丁度いい(ヒドイ!)、聞いてみることに
403ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/07/22(日)23:16:33 ID:jmZ
>>401
>>402
風を得意とする人達って星座占い位の偏見だけど自由だからねー、それなら仕方ないよね
【納得、しろ!】

理論としては……あれ、水も必要かー
まあ熱を以て水気を膨張させるのが風という論もある事だし少し位は用意できるかな?出来るよね?うん
【風魔法の授業なのに水の魔法も必要になってしまったぞ!】
【尚、飲み水が普通の水であるならばそれを取り出すことで代用がですね】

ではまず、布を魔法で良いからとりあえず濡らします
404リエード◆L1x45m6BVM :2018/07/22(日)23:20:12 ID:Dlo
>>402
>>403
「貴方もそれを証明してますしね」
【納得した!】

「水ですか? それならばとりあえず飲み水がありますが。自分は水魔法は不得手でして」
「ご安心を、口はつけておりません」
【どっから出した? て言いたくなるモーションで水を取り出しましたね】

「アラスミシアさん、とりあえずこれで布を濡らすと良いらしいですよ」

【と、リエードはアラスミシアにウィルの後に再度言いますが、二人とも何の布かは説明してませんね?】
【ちなみにリエードはいつも通りの服です、長袖の】
405アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/07/22(日)23:26:16 ID:XZT
>>403-404
「……みず?あぁ、こう……?」

言われるがままに取り敢えず濡らしてみる
ちゃぷちゃぷしっとり、無論リエードの取り出した謎水を使っているぞ

「……これ、魔法の授業なんだよな……?」

アラスミシアからすると今一つ、水と風の接点が見出せていない模様
406ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/07/22(日)23:33:08 ID:jmZ
>>404
>>405
水魔法が使えない場合そういう手段もあるからねえ、うん
【ウィルは常識でこの場合動くのでタオルを取り出しています】
【周りの生徒達が各々の手段でそれぞれが取り出した布を濡らしていくのを確認し】

それに簡易で初歩的な風魔法を吹き付けてみて欲しい、気温はとりあえず多少下がる筈さ
【簡易で初歩的な風魔法、として簡単な呪文とかを黒板に書いていきます】
【物理現象、というか気化熱である】

でもこれだけだと、当然湿度が上がって蒸してしまうからこそこれからが本題になるのさ!
《渇きの風!》
【授業なので、詠唱をして魔法を使います】
【濡れた布+風で蒸し始めた教室が、からっと乾燥しましたよ】
407リエード◆L1x45m6BVM :2018/07/22(日)23:40:13 ID:Dlo
>>405
>>406
「まあ自分も使えませんしねえ」

【バシャリ、とウィルのやり方を見てリエードも手拭いに水をかけましたね】

「涼しくなる魔法らしいですよ、詳しくは今説明されるはずです」
【と、リエードはアラスミシアに念押し、実際はこの人もわかってないせいなのでウィル頼り】

「……ふむ」
【リエード、その呪文を見てとりあえずと詠唱、もしくは使用。初等部で習うレベルならギリギリ使える様子だ】

「まあ雨の後の日は蒸し暑くもなりますからね……む……?」

【急に湿度が消えたことにリエード敏感に反応して周囲を見渡して、再びウィルの方へ。これで涼しくなったのか、と身震いするかもしれない】
408アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/07/22(日)23:43:23 ID:XZT
>>406-407
「かんいで…え?」
「…おい、できる…?」

ここで困った事にアラスミシア、純粋な風魔法が使えない故にリエード頼り!
闇魔法で起こす暗黒風はちょっとこのほのぼのには不適合だし、何よりちょっと涼しいというよりツララをぶっ刺したような怖気を醸し出すものなのだ!

「……お、おぉー…、お…?」

成る程確かにちょっと涼しい!しかし反応が微妙なのは同室のミズハが大体部屋をキンキンに冷やしていてそれに慣れている為だ!贅沢!
409ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/07/22(日)23:51:23 ID:jmZ
>>407
>>408
風魔法自体が呪文でだと怪しいなら、魔力通したら風に変換されるような陣を使いましょう
【例としての魔方陣を黒板に書くウィル】
【魔力を込めれば風属性のそよ風が取り出されます】

気温が高くても水分補給さえ出来るのなら湿度を下げてしまえば涼しくなるもんで
《渇きの風》は風魔法の影響を空気中の水分に対して高める事でその水分を退かして渇かす魔法って訳なのさ
さて、ここで元も子も無いことをいうと水魔法の一つ《凝縮》でも空気を渇かすことが出来るんだよなあと思うと風魔法ってやっぱり物を動かすための魔法だねって
【説明だ!長い!】
【そして涼む為の魔法なら水魔法とか、冷気を扱えるならそれらを使った方が良いぞ!と元も子もない事を主張しますよ】
410リエード◆L1x45m6BVM :2018/07/22(日)23:56:23 ID:Dlo
>>408>>409
「そこは先生に任せるべきでは?」
【アラスミシアに対してこう言うし、ウィルの代案もあるがそれも不得手ならばリエードもちょっと不馴れな様子で魔法を施すでしょう】
【リエードも土魔法と鎖魔法オンリースタイルなので他がかなり不得手なのだ、特に回復魔法とか水魔法は使えないレベル】

「つまり極端な話空気中のじめっとしたやつを全部取っ払ってしまえば涼しくなる、ということです?」
「まあ……ぶっちゃけた話氷魔法のが涼しくなるのには手っ取り早いですが、それらが使えない方のためにあってもいいのでは?」

【リエードは水魔法使えないし、元も子もなくても魔法の場合そういう適性の問題があるだろうとリエードは思うらしいですね】

「そういえば渇かしすぎるとダメとか、そういうのはあるのですか?」

【リエードは涼しくなってよかったよかった、と爽やかな笑みに変わってますね。ウィルのことも普通に尊敬する様子だ】
411アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/07/23(月)00:01:47 ID:i10
>>409-410
「ふぅん……」
「……あぁ、そらとんだり……?」

物を動かす、と言った言葉から連想される現象をなんとなく挙げてみる
実際風魔法で最初に思い付き易い、分かりやすい利点のひとつでもあろう

「かわかしすぎると…のどが乾く、あとアホがはだが荒れるって言ってた」

アレでもミズハ、2x歳。お肌の荒れに敏感なお年頃なのである
412ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/07/23(月)00:06:49 ID:wP7
>>410
先生としては生徒が生徒同士で頑張った方が生徒の練習になっていいなあって思うんだ
【めんどくさいとは口にはしない】

極端にいうと過ごしやすくなるかな
汗も乾きやすくなるし、そうするとタオルでやった物理現象と同じもので体温が下がるからね
【湿度が高いと汗が乾かないから体に熱が篭りやすくなりぐったりすることになるのだあ!】

そうだよ、だからこうして効率悪いながらも風魔法の応用として授業してるのさ
アラスミシアが言うように空気が乾燥しすぎると喉が渇く!というか体の水分が乾燥しやすくなるから程よい所を見極めて使うのがベストだね
【と言うわけで、《渇きの風》の唱える場合の呪文と魔方陣が書かれた羊皮紙がプリント感覚で生徒に魔法で配られていきますよ】
413リエード◆L1x45m6BVM :2018/07/23(月)00:12:29 ID:INe
>>411>>412
「なるほど」
【裏には触れずに納得してくれたリエードだった】

「ウィルさんはよく飛んでると聞きますね」

【誰から聞いた、は誰からでも、となるやつ。黒髪の人とかその辺の】

「ほうほう、覚えておくとしましょう。いつか使えるかもしれませんしね」

「なるほど…………ある意味凶悪な副作用ですね、あとアホはやめてさしあげなさい」

【それで伝わってる側もどうかと思うが】

「ふむ、これらは下級生や友人に教えたりしても良いタイプです?」
【そう聞くのは彼が風紀委員だから。ほら新しい魔法を覚えた生徒って使いたがって問題起こすこともあるから】
414アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/07/23(月)00:16:07 ID:i10
>>412-413
「ふーん……?」
「これでつかえるのか……」
「……!!」

配られた羊皮紙を見て早速詠唱
ヒュオッ!瞬時吹き付ける冥界の暗黒風!……根本の魔力が闇汚染されていて彼女が通すと闇が混ざってしまう模様!

「……ま、使いところだとか出力を……ってのはどれもおなじだな」

ふぅむと唸り腕を組み、重心を後ろにずらして椅子をギーコギーコ、アブナイ!
415ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/07/23(月)00:22:30 ID:wP7
>>413
>>414
《渇きの風》は悪戯に使ったとしても精々喉がすぐ乾くようにするとか目を乾かす位しか出来ないからねえ、問題ないんじゃない?
【水分を確保するとか水魔法が少しでも使えれば対策になる程度のものだからねえとウィルは気楽である】

あら、アラスミシアの場合体質で駄目かあ
魔法陣の方は火属性の魔力を水に変換する位の強さで他の属性を風にして《渇きの風》を行使するものにしたけれど、変換強度がそれでも足りなそうだなあ
【闇混じりのものを観て、従姉を頭に思い浮かべ苦笑するウィル】
416リエード◆L1x45m6BVM :2018/07/23(月)00:29:40 ID:INe
>>414>>415
「……まあ、そういう方も居ますよ」
【他が強すぎて、の人は珍しいと思いつつもフォローをいれるリエードだった】
【悪寒はしたのだが】

「それは安心しました。まあ後は皆の良心に期待しましょうか。流石に乾かしてはダメなものまで乾かしたりしませんでしょうし」
【某軟体質の子とかね】

「体質面まで影響していると現段階で矯正するのも難しそうですしね」
「あとそのままだと落ちますよ貴女」
【アラスミシアの動きを見てリエードのツッコミが入った】
417アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/07/23(月)00:31:54 ID:i10
>>415
「これはしかたないって、アホがいってた」

どうやらある程度の予測は付いていた模様、ミズハの見立てでは既に乖離不能なレベルで彼女は闇と結び付いているのだ

「おちる?……そんなへまはしなっふぁう!?」

ギーコギーコ、ギーコギーバタン!お約束だね!背中から落ちて後頭部をしたたかに強打!イテテと摩るところを見るとケガはしてなさそうである
418アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/07/23(月)00:32:18 ID:i10
//>>416への安価抜けです
419ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/07/23(月)06:27:14 ID:DA3
>>416
>>417
まあ兎に角、暑い時期は空気が乾燥していた方が過ごしやすいから覚えておくといいさ……水分補給手段を忘れちゃ駄目だよ?
後は洗濯物とか干すときもすぐ乾かしたい場合に便利に使えるからさ
【アラスミシアの転倒に笑わないように堪えながら、今日の授業の〆に入る】
【今日触れた気化熱、後は《渇きの風》は配られた羊皮紙さえあれば覚えきらずとも大抵使えることだろう】
【体質で他の属性が使えないのならば仕方ないのだが、そこはウィルにはどうしようもと悩むのでした】
420リエード◆L1x45m6BVM :2018/07/23(月)08:48:48 ID:INe
>>417>>418
「言わんこっちゃないですねえ、この中に回復魔法が使える方はいらっしゃいませんかー」
【思いっきりお約束をかましてくれたアラスミシアにちょっと呆れつつ、手を貸しつつ、笑い堪えつつも呼び掛けた】
【後頭部強打で済むのは幸運というべきなのか?】

「これからの時期は思わず水に飛び込みたくなったり、水浴びしたりすることもあるでしょうしそういう時には乾かせるこれもまたいいですねぇ」
「本日の授業もまたためになりました、たまには良いと思いますよ、こういう平穏な授業も」

【プール開きはしていることだし、洗濯物や空気に限らず乾かせるとしたらこの時期実用性としては高いだろう】
【羊皮紙は丁寧に巻いて懐にしまいこむとリエードはウィルにそんな感想を述べつつ】

「あまり痛むようなら保健室か、先生方に治療してもらいなさい、貴女も」
「……さて、ありがとうございました、ウィルさん」
【アラスミシアにそう言い直し、ウィルにも素直な礼を告げるリエード】
【彼は授業終了の鈴が鳴ると、すぐさまと廊下に出ることでしょう。――空腹だもの】
421レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/07/23(月)22:41:08 ID:INe
レイヴンはその日、校舎の付近にある時々修行者も訪れる滝の滝口に居た。

「……ん、いい感じ。……後で当たろうかな」

そこで石を積み上げて作った外周部分、柔らかい藁の上に……多分料理等で残ったのだろう骨をいくつか置いていた。
端から見たらまた奇妙な儀式に見えなくもない光景であり、それを強調するような彼女の雨乞い衣装がその奇妙さを煽るのであった。
さてそんな現場を目にする者とは。
422ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/07/23(月)22:46:37 ID:i10
>>421
「うーん、この周辺だけで結構な数……」

そんな滝の付近にトテトテっとやって来るのはもさジャージのミズハ
何やら周辺の地図を片手に印を付けたりしている、髪や衣服の乱れがやや見受けられる所からすると荒事帰りであろうか

「……ん?」
「あ、アインスコールさんこんにち……うへ!?そ、それって……?」

さてレイヴンの姿を見つければこんにちは、しかし骨の組み合わせられたそれを見つければビクッと警戒を露呈して指差す!
423レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/07/23(月)22:51:35 ID:INe
>>422
「……? ミィ先生、どうしたの? ……何か探し物?」

レイヴンは呼び掛けに振り向くと土汚れな手をそのままに地図を持つミズハを見て首を傾げる。
自分の近くにあるどこかの不気味な縄張りマークにでもなりそうなものが驚かれたことにも傾げた様子だが。

「これ? 今私が作った……ミィ先生の方は何かあったの?」

髪や衣服に無頓着に見えるレイヴンだが、最近はだからといって気付かないほどではなくなっていた。乱れたミズハの様子を見て、さらっと聞き捨てならないことを言いつつ地図を覗こうと。
424ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/07/23(月)22:59:54 ID:i10
>>423
「えぇ、最近出没している魔物(ズベラ)の警戒地図を作っている途中でしてー……」
「……作ったものなら安心です、それが彼等の領域の印(トーテム)と勘違いしちゃったんです」

苦笑、つまりは今し方ズベラ退治を行なって来たところなのだろう
最も長の不在の群れはトーテムの破壊で散り散りとなり、戦闘らしい戦闘は起こらなかった模様ではあるが

「……何かのおまじないですか?」

ヒョイっと傾けて見やすいように、その地図に示された幾つかのバッテンマークは危険地帯を表している

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