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ここだけ現代異能学園都市 No.9

1名無しさん@おーぷん:2018/07/09(月)20:20:37 ID:1WA()






──通知書 ■■■様
この度、貴方は審査の結果に基づいて、当学園の学生候補者名簿に記載されましたので、お知らせします。






●概要
 舞台は、都内に設けられた「異能学園都市」で、人口の七割を学生が占める異能力の研究・教育機関となります。
貴方はこの異能学園で生徒、または教師、あるいはそれ以外の誰かとして生活を送っています。

●校則(ルール)
 従来のなりきりの原則に基づき、確定ロールまたは著しく対処が困難なロールは禁止です。
また、これらの問題に付随し、ロール相手がアクションを拒否した場合、そのロールは破棄してください。
 本スレの進行は短文、中文が好ましいですが、強制ではありません。
なお、最後のレスから丸一日間、反応がない場合は、ロールを破棄して頂いて構いません。
 R18またはR-18Gは、良識の範囲でお願いします。

●キャラシート
 本スレにおいてキャラクターを作成される方は、以下のキャラシートをご活用ください。
ただし、必ずしも「記入しなければならない」といったものではありません。
なお、極端に対処が難しいと思われるキャラクターはイベントの扱いと同様(下記に記載します)に周囲からの裁定を受けて頂く場合がございます。
 キャラクター作成に際し、版権・非版権を問わず既存のキャラクターを流用するのはおやめください。

【名前】(難読漢字を使用する場合、フリガナも記載)
【性別】(特殊な属性を持つ場合はこちらに記載)
【学年・職業】(年齢もこちらに記載)
【容姿】(キャラクターの容姿など)
【性格】(概要に記載する場合は省略可)
【能力】(確定又は対処困難となる能力は不可)
【概要】(生い立ちや学園都市での立ち位置などがあれば記載)

●その他
 なにか困ったことや中の人の相談などは@wikiの議論フォームをご活用ください。
https://www65.atwiki.jp/inougakuentoshi/

●前スレ
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1530636045/
2名無しさん@おーぷん :2018/07/09(月)20:20:53 ID:1WA()
●イベントシート
 本スレにおいてイベントを作成される方は、以下のイベントシートをご活用ください。
なお、イベントロールに際してのルールは、上記のルールに抵触しないように気を付けてください。
また、大規模なものを予定される場合は、必ず周囲の承諾を得てください。
 @WIKIにありますイベントフォームからの投稿も可能ですが、本人確認のため、こちらのスレで告知をお願いします。

【イベント名】(可能な限り分かりやすい見出しを記載)
【主催者】(イベントを計画された方の名前を記載)
【参加想定人数】(想定している人数を記載)
【概要】(イベントの概要や注意点など)
【ルール】(あればその旨を記載)
3名無しさん@おーぷん :2018/07/09(月)20:22:05 ID:1WA()
●ロゴタイプ

4名無しさん@おーぷん :2018/07/09(月)20:27:47 ID:1WA()








──『違法異能力増幅薬物(通称:ソーマ)濫用事件』は、「組織」幹部『ジョーカー』の死によって清算されたかに見えた。


 しかし、「彼」の残した爪痕は、今尚 学園に甚大な影響を及ぼし、その勢力を刮ぐには充分であった。
そして、学園勢力も又、「組織」打倒に乗り出した。風紀委員会、生徒会、警備部隊等が、「組織」の拠点とされる「研究施設」を突き止めたのである。


────『異能人類開発局跡地』 消された過去、負の遺産たるこの施設が、学園と「組織」の秘密を解く鍵となるのだろうか。
5名無しさん@おーぷん :2018/07/09(月)20:28:05 ID:1WA()
//9スレ目です
//中の人同士の会話は、このようにスラッシュをお付けください
6亜主羅神 :2018/07/09(月)20:28:29 ID:DZd
//スレ立てお疲れさまっすー
7椚瀬 杏子◆lTlfuInPquXm :2018/07/09(月)20:30:18 ID:1WA()
//ご迷惑をお掛けし、申し訳ございません。前スレは主権限が失効しているようで誘導が上手くできませんでした。
//次回からは余裕を持ってスレ立てするよう心掛けます。
8デステロ◆GUOXgOFDZ2 :2018/07/09(月)20:39:58 ID:jpe
/スレ立てお疲れ様です

>>996
「へへ……俺たちゃみんなそォさ」

自嘲気味に嗤う。デステロは、彼らはみな墨音と同じ気持ちで組織を立ち上げている。
日陰者たちは自分たちが社会にしてきた事に責任を持ち、彼等の行ってきた行為に対して贖罪を果たすため。
そして何よりも、彼等はずっと孤独であった。

「俺たちゃ孤独で、間違った道を進んでた……俺たちみたいな人間をこれ以上作らせないために、こいつを始めたんだ」
「暗がりの人間なりに、ただニコニコして陽に当たっててェんだよ」

デステロはそれを吐露し、墨音と同じ思いを分かち合う。
強面な外見の中に秘められた、本当の感情を吐露する事。
それを自分の本心の証明だと、言外に墨音に打ち明ける。

「ただ居てくれるだけでいい。戦うってのァ、ただ暴力に暴力で対応するだけのコトじゃねェんだ」
「それに、オメーは十分強えェ。だから……」

もし新たな狼となるのであれば、この手を取ってくれと。
デステロは握手を求めるかのように、片手を出して墨音を見つめた。
9銀髪碧眼褐色の留学生◆1l7w67iV.c :2018/07/09(月)20:48:13 ID:3Sy
/立て乙です

>>954

はいはい、言っておくけど最短で効率良く無力化するのが制圧の大原則、敵を傷つけずに倒すことだって立派なテクニックだよ?
今までどういった訓練してきたのか知らないけど、少なくとも今の一撃は痛めつけるを通り越して死ぬ奴だったよね?これ模擬戦だよ?馬鹿なの?

【大袈裟に溜息を吐きながら、相手が得物を拾い上げようとしないことを確認する】
【そしてリタは地面に置かれた武装コンテナを一瞥したなら、その中に向けてナイフを放り投げた】

【するとコンテナから伸びたサブアームがナイフをキャッチ、そのまま内部へと格納】
【満足そうに微笑んだなら、少女は不敵に微笑んだまま、改めて眼前の侍と対峙する】

……そうだね、武器があれば殺せていたって話をするなら、僕のフルセットなら今頃君は屍体も残ってないところだ
だから、そんな気遣いは気持ちだけ貰っておくよ。それに、フェミに甘んじる気もないのでーーー第二ラウンドはここから、といったところかな?

【挑発的な台詞は忘れずに、そのままファイティングポーズ。人差し指を立てれば、かかってこいとジェスチャー】
【やはり、闘気も殺気も滲ませず。本質的に戦闘に対する向き合い方が彼とは正反対の彼女は、未だ万全に等しい状態】
10鬼久墨音 :2018/07/09(月)20:49:42 ID:U1r
//スレ立て乙です

>>8
…成る程、いいだろう…

【それはたいそう物憂く、傷ましく、しかしこの場において墨音に取っては確かな魅惑の力を持つ言葉の調べ】

私の心臓が冷たい地面の下で永遠に眠る時が来たとしても…
私の魂は忠実な同胞としてお前の側に戻るだろう

【既に墨音に取っての仲間は、所属していた軍のかつての者達だけではない】
【彼等との絆は消える事はないが、それだけで戦い生き残りそして守る事が出来ないのを知っている】
【故に墨音は、その手を取ってしっかりと握る事が出来たのだ】
11マシラ :2018/07/09(月)20:56:27 ID:XGq
//>>1
12夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/09(月)20:56:53 ID:r6C
前スレ>>1000

「くうっ……!」

夜那の手には僅かに痛みが走る。その苦痛に顔を歪めるも、自らの身体能力を高める。
夜那の異能は生命力を消費して身体能力を高め、炎熱に変えて操る力。全てが寿命を縮めることになる諸刃の剣である。

「……っ、舐めるな!貴方なんてすぐに倒してみせる!」

白いオーラを警戒する。夜那は異能を制御する訓練はしているが、鍛えることは一切していない。戦闘も、異能に関しても素人。

「はやっ……ぐっ!」

それに加えて戦闘だって素人でその目は男の動きを追うのがやっとだった。刀で斬られるのを想像して恐怖に目を閉じてしまい、その隙に後頭部を強打される。

「まだまだ……これぐらい、なんてことない!」

後頭部が痛み、視界が明滅して揺れる。それでも立ち上がろうとして、すぐにバランスを崩してしまう。夜那は今まで人と戦ったことなどなく、戦闘慣れした男に敵うわけがなかった。
13亜主羅神 :2018/07/09(月)20:57:40 ID:DZd
>>9

「そんなお優しい物を望んでる奴の台詞じゃあ、ねえだろう」

――――その覚悟が無いなら端から売るなとでも言いたげに、ニイと微笑む。

「模擬も雑技もあったもんかよ。やるってんならそう言うことだ。死は避けよう、しかれども止まるまでやめはしない」

挑発するような少女の言葉を楽しむ余裕程度は出てきたようで、喉を鳴らしている。
動きを止める覚悟も無しに売ってきたのなら、それこそお笑いだと言外に語っていた。

「遠吠えはおしまいか?」

相手は万全、こちらは微負傷。大いに結構。
寧ろ楽しくて仕方ないと言うものだ。いつもは勤めて抑え込んでいた修羅がざわざわとひたすらに血の中で吠えるのを感じる。
相手が確定するように『その気になればお前など肉片ひとつも残っていない』と言うその言葉すら耳に心地好いではないか。

なぜなら知っているからだ。

――――実際にそうなることなどあり得ないと。


「だったらとっとと来いよ後輩。ハリーハリー、だぜ。それともこのまま千日手か?大いに構わんがね、それで気を失って倒れてくれるような相手だと思うなら、ちょっと認識が甘すぎると言うものだぜ」
14デステロ◆GUOXgOFDZ2 :2018/07/09(月)20:59:17 ID:jpe
>>10
「うし、交渉……成立だ」

強く強く握られた手は、暖かな生命の脈動を感じさせて。
それが志半ばで止まることなど、あり得ないと自信を持って言い張れる力強さを持つ。
それは手を離してもなお、余韻を残す強い熱だった。

「約束する、誰にもお前をやらせねェ」
「アルファは狼を守る。絶対に」

そう言い切ると、デステロは墨音に古い携帯を一つ渡した。
中にはデステロへの直通の連絡先のみが記録され、情報の漏洩対策にも余念がない。
それを彼へのホットラインとし、デステロは墨音を見送るのだった。
新たなる狼、社会の均衡を保つ戦士の一人として。

/これにて〆させてください、ありがとうございました!
15エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/09(月)21:01:56 ID:SpP
前スレ>>936

「総帥に捧げるための命だ。大切にしねえと勿体ねぇよ?
いつどんな命令が来るかもわかんねぇ…そん時アンタが死んでるってなったら最悪だろ…だから自分を大事にするだよ。他人のためにでもな」

意地汚い笑顔を浮かべる。何をするにもまず命、それがないと何も始まらない。だから彼は何がなんでも命を優先する。自分もそうだが……仲間の命も。

「おいおい!アンタが囮かよ……また随分と大きく出たな〜。でもさすがに1人じゃキツイんじゃねえか?」
「アンタのことを過小評価するつもりは全くないが、俺ら人間…1人で捌けるモンは限られてんぞ?せめて少数でもアンタの側に置いとくべきだろ。万が一の想定はどんな時にも必要だ」

随分と真剣な表情でキングを見つめる。この男は常に想定外を頭に入れる。その上で行動をとる。一種の警告とも取れる。

「ま、でもアンタのことだ。心配はしてないさ」

しかしすぐ、いつもの笑顔に戻る。それ以上に仲間を良い意味で信頼している。

「………あ?龍神家……?どういうこった。確か不可侵のはずだろ?理由はわかんねえけど」
「確か学園の生徒会長が蚯蚓を殺ったんだよな?それでキレたのか?理由が聞きてぇ…話はそっからだな」
「ありゃ相当やべえところだ。俺も慎重にいかなくちゃならない。相当のリスクを背負うからには相応の理由が欲しい」

どういう風の吹き回しだと怪訝な顔をする。納得のいく説明を求めているようだ。

//遅れました……返信です!
16エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/09(月)21:02:50 ID:SpP
//主さんスレ立て乙です!
17鬼久墨音 :2018/07/09(月)21:12:47 ID:U1r
>>14
…ふふ、頼りにさせて貰うよ

【墨音は既に幾つかの同盟を結んでいる】
【しかしそれらの全てに全霊に尽くす事に躊躇いは無いし、所属している事を極秘裏にするつもりも皆無】
【魂の面で共存出来ると知っているからだ、彼等の崇高な志は全て根本で同一のものに起因している】

【勇気だ】

【波頭を悍ましくも高々と掲げ、ねじくれた襞々を取り巻きめいて引き連れ、妖しい磁気を帯びて猛々しく波濤の上に波濤を繰り出し迫る闇に対し】
【挑む心に宿る鳥の天上的な美、哲学者の省察、胸板の上の一条の灯り…精神的な偉大さ、即ち勇気!】
【勇気を共存する彼等と絆を持つ事を誉とし、新たなる仲間と出会い】
【鬼久墨音は今日も進む、漆黒の闇を斬り払いながら】

//ありがとうございました、お疲れ様でしたっ
18オメガ ◆fOD50tbLBI :2018/07/09(月)21:13:22 ID:qBr
//スレ立てお疲れ様です……!

>>12

「……ほう、まだ意識があるか。だが、これだけ強く打てば視界がドロドロだろう。」
「強いエネルギーをお前は内包しているが、それでも素人だ。鍛えれば強くなるにしても現状は路傍の石未満の"弱者"でしかない。」

オメガはバランスを崩した彼女の目の前にザン、と刀を突き刺す。
即ち今の一撃でやろうと思えば彼女の命一つ、容易く摘めた事を意味した。
実力然り、彼女には絶対的に足りないものがあった。それは経験。

「俺ですら敵うかどうかわからない……いや、勝算は万に一つ、憶に一つ程度であろう幹部の連中が本部には待ち受けている。」
「どうだ?俺にも勝てないお前が、そんな連中に勝てると思うか?」

腰を落とし、彼女に目線を合わせて問うた。
少しの間を置き、その答えを聞かずして彼は立ち上がると刀を引き抜いて鞘に納める。
最早彼女の言葉は聞くまでもなく。

「繰り返す、お前は弱い。この結果が現実だ。気持ちだけでは乗り越えられない壁がこの世にはある。」
「……わかったら、組織に挑むなんて馬鹿な考えは捨て去れ。」

「天塚みのるに関しては俺が探してやるから、お前は何もするなよ。」

そう言うと彼はオーラを沈めて彼女を見降ろした。
悲しいが、これが現実である。オメガにも勝てない彼女がオメガ以上の能力者集団に敵おう筈も無いのだ。
彼女に組織の本部及び組織の場所を教える気はオメガにはこれっぽっちもありはしなかった。
19銀髪碧眼褐色の留学生◆1l7w67iV.c :2018/07/09(月)21:23:44 ID:3Sy
>>13


……はっはっは!!いやぁ、確かに違いないね!!
寧ろ女だからと手を抜かれたら、それこそフェミ侍と笑い棄てている所だよ!!


【あっけらかんと言ったなら、しかし少女はその場から動こうとはしない】
【それは彼が先に動くのを待っているからだろうか、それとも他に何か策があるのか】
【然し不敵に笑う彼女からは、この瞬間を楽しもうという気質しか感じることができずーーー】






【予兆はなかった】
【気配も前兆もなく、それは発生した】


【ここまで一切、その片鱗を覗かせていなかった、彼女の“もう一つの異能”による急襲】
【然し、そもそも彼女は最初から、己が二重能力者(デュアルスキル・ホルダー)であると明言していた】


なら、僕もフェアプレイ精神はなしで行くとするよ!!反則上等、不意打上等!!
と言っても、この爆音じゃ何も聴こえていないだろうけどね!!


【それは強烈な衝撃波。より正確に表現するなら、彼女のもう一つの異能によって生み出された、指向性の爆音による破壊音波】
【その威力は人間に直撃したならば、意識を保つことさえ困難などの痛打を全身に浴びせ、強引にノックアウトさせる代物】
【それが亜主羅の頭上を起点として発生し、彼に目がけて降り注ぐ。挑発の掛け合いで彼が足を止めたからこそ可能な奇襲攻撃であり】

【同時に地面を蹴れば、少女は脱兎の如く相手に向けて駆け出した】
20一之瀬侑李◆j3f5sp1Rcs :2018/07/09(月)21:24:34 ID:Os6
>>999
「当たり前じゃないか、死ぬつもりなんてないない」

【死なない、とは言い切れない。故に、ただ死ぬつもりがないとだけ】
【死にたくはない。ただ、これからも一之瀬は死地へと赴き続ける】
【そんな簡単な事を約束出来ないのは、歯痒く思うが】

「そっかー、しょうがないなぁ、折角晩御飯を奢ってあげようと思ってたんだけどなぁ」
「教えてくれないなら、しょうがないかぁ」

【注射器を戻し、ケースを閉じる。放った杖をもう一度拾い上げて、歩き出す】
【それでも今、この瞬間は、なんて事はない日常だ】
【光り輝く、一ノ瀬が何よりも守りたい日常だ、それを噛み締めながら】

【街へと繰り出すことだろう。彼女を伴って、束の間の平穏を楽しむために】

/遅くなって申し訳ありません!こちらからはこれで締めで!!
/そしてスレ立て乙です!!
21亜主羅神 :2018/07/09(月)21:33:35 ID:DZd
>>19

――――炸裂。


瓦礫の破片が撒き上がり、爆風が周囲を撫でる。
その中心にあった命を完全に否定するように。

「そうだ」


――だがしかし、否定されてくれるなんて限らない。
故にこそ神は彼女に言ってやったのだ。認識が甘すぎると。


「チンケなプライド等捨てた、安い脅しも捨てた。そっちの方が魅力的だな、お前は」

何故神が刀を捨てたか、リタは知る。今まで刀を持つことによって空間すら截断する攻撃力を得ていた神は、それを捨てることにより間違いなく決定力を失ったには違いない。

だがその分、オーラは防御方面へ回せるようになった。

攻撃に偏った激しいオーラが、闘いの前半。
ぴたりと纏まった防御のオーラが、現在。

――よって、衝撃波ひとつなど、容易く相殺するほどの異能的硬度が今の気にはある。
別段、常にそうできる訳じゃない。千日手に陥りかけた間、神にはいくらでもオーラを練り込み束ねる時間があったと言うだけの事。

だから、今ここに立って、走りよってきたリタと至近でその血走った目を合わせた。
弓を引き絞るように溜めていた右の掌打をここぞとばかりに打ち放つ。
それが腹部に直撃すれば、横隔膜をせりあげ腹筋をひきつらせ、肺まで空気を絞り出されるような感覚に陥るだろうが――――。
22夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/09(月)21:36:11 ID:r6C
>>18

「……」

何も言い返せない。男が言ったことは正しく、今の自分には天塚みのるを救う力はない。そう分かってしまうことが悔しくて拳を屋上に叩きつけて、歯軋りした。

「助けるって、約束したのに……弱いから、何も救えない!弱いから、何もっ!何も……何も、何もっ!」
「悔しいよおおおっ!強くなりたいよおおおっ!強く、もっともっと強くなりたいっ!」

絶えることなく流れる涙、拳の痛みなど気にならない。それより心が痛くて仕方がない。

「や、やだ……貴方こそなにもしないで!みのる君を助けてって言われたのは私だ!私が助けなきゃ、私が……!」

夜那はなんと言われても頑なに諦めようとしない。未だはっきりしない視界の中でペンと地図を置くと頭を地につけるだろう。
男が組織の場所を教えるまで、そのままの姿勢で動こうとしない。
23マシラ :2018/07/09(月)21:38:42 ID:nNr
…………

【クズ、クズ、クズ、クズ……この世界はクズばかりが溢れている】
【どいつもこいつも生きる事を当然の様に貪り生きている、すぐそこにある死を知っていながら自覚していない】
【なんでこんな奴らが生きていて、自分が死ななければならないのだ】
【必死に足掻いてもどうにもならない死が近くに迫っている、残された時間は決して多くはない】

……まだや、まだオレは死ねんのや…!

【夜の路地裏、作戦の為の準備を淡々と進めるその合間、不意に襲い掛かる不安と憎悪が爆発しないように嘆きとして吐き出す】
【死にたくない、それが無茶な願いなのは承知している、しかしそう考えるのは生物として当然の事だ】
【マシラは猿のマスクの下で溜息を吐くと再び歩き出す、残された時間を有用に扱う為に】
24火々里◆itOWld5gb6 :2018/07/09(月)21:41:38 ID:ARN
>>20

……私も殺させるつもりなんてありませんから
いつまでも守られる側じゃないんですよ?

(守られる立場ではなく守る立場になりたい)
(でもその為には力が必要であり、今の自分にはそれがあるのかどうか分からない)
(それでも、何かできることがあるのならばそれを全力でしたい。何もしないというのは耐えられない)

っ……い、言いますっ!言いますから奢ってくださいよ~!

(出来ることならばこんな日常がずっと続いてほしい)
(しかしそれは出来ない。今この都市には至る所に危険が潜んで、そして迫ってきている)
(だからこそ、この平穏を守る為に戦わなければいけない)
(日常を送りたいが為に非日常に飛びこむというのは些か矛盾しているが、しかしやめるわけにはいかない――――)

//ロールお疲れ様でした!楽しかったです!
主さんもスレ立て乙です!
25キング◆2E1eDx.7oE :2018/07/09(月)21:45:26 ID:qHL
>>15
「もちろん、囮には他にも何人か回すさ。それに、他の幹部だって勝手に着いてきてくれるかもしれない」

当然、一人で囮をするつもりなどない。アジトに来て出てきたのがたったの一人では拍子抜けであろう。単体で強力な人間を回すつもりだ。

「なに、ちょっとした個人的な興味さ。龍神麗華は、末端とはいえ蚯蚓を倒した。余程強力な能力を持っているのだろう。
―――知っているか?8年前、龍神家のある子供が総帥の人間によって誘拐されたのを。その後、何者かに奪還されて失敗に終わったらしいが…恐らくその子供が龍神麗華だ。総帥がわざわざ幼い彼女を攫ったのには、きっと何か秘密があるはずだ」

8年前、ある子供が総帥の人間に誘拐された。しかし、その後何者かによって奪還された。そこまでがキングの知っている事の顛末だ。自分はその頃から既に総帥の側にいたが、その作戦に参加したわけではなかった。
そこから先の事は知らないし、総帥は何も教えてくれない。いつしか、その話題は暗黙のタブーとなっていた。
しかし、組織の人間を倒すまでに成長した彼女には、いや、龍神家という血筋には何か秘密があるとキングは推測したのだ。そして、その秘密を突き止めたいと思った。あくまでも、個人的な興味として。

「もちろん身に危険が及ばない程度で良い。深堀りしすぎて命を落としては本末転倒だからな」

これはあくまでも個人的な頼みだ。エースが断る権利はいくらでもある。どうするか。
26楠木シンラ :2018/07/09(月)21:55:37 ID:cvs
前スレ>>990

「ふぅ……そうしてくれると、嬉しいかな……」

【愛情表現の猛ラッシュが一段落し、ほっと一息をつく】
【勘違いをされていても、現状『目的』には支障はない。真実を伝えて泣き出されるよりは、今は黙っておいた方がいいか】
【ハンカチを仕舞いながら、そんなことを思う】

「ふっ、ふふっ……そう……ね……はは……」

【先代……ジョーカーのことについては、大雑把ながら「きゃっかんし」は済ませている。『無色』を引き継いだこともあり、ある程度踏み込めはした】
【どんな人物だったかは、「エゴ」のこともあり、きっちり認識しているつもりだ】
【故に、純真ゆえに無慈悲な同一視に苦笑いしか返せない】
【一瞬、今からでも別人だとばらすべきか悩んだが、そこはギリギリのところで踏みとどまった】
【残りの幹部が、同じような勘違いをしていないことをただひたすらに願うのみだ】

「んっ……!?今度は何っ……はっ、んんっ……」

【再びの追撃に、顔をしかめるシンラ】
【ジョーカーのそれとは似ても似つかない健康的な口の中に、おかきがねじ込まれる】
【二、三回と咀嚼していくうちに、しかめ面は少しずつ緩んでいき】

「……美味しい」

【そう、素直に呟くのだった】

//スレ立て乙です
27銀髪碧眼褐色の留学生◆1l7w67iV.c :2018/07/09(月)21:59:15 ID:3Sy
>>21


【Enchant_me:『脚力強化』『敏捷』『加速』『跳躍』『疾風』】


【最大加速。脱兎の如く駆ける最中、その異能がリタの足に最大限の強化を施す】
【リタの一つ目の異能は、対象に概念を付与する形で発現する強化能力。その力によって彼女は最速を超えた超速に達し、そして相手の掌打に真っ向から向かい】


ーーーーーーーーよっと

【たん、と跳んで、彼の右手に足を乗っける】
【もしもその一瞬、目の目が合ったなら、やはり彼女は笑っていた】
【そもそも彼女は最初から、打ち合うつもりなどなかったのだから】

【そしてもう一度、彼の腕から上空へと跳んだなら、同時に彼の足元に、何かが落ちた音がする】
【それは彼女が首から下げてきたドッグタグ。跳躍の瞬間にうっかり落としたのか。否、その紐は意図的に切り落とされていて】





【Enchant_other:『自爆』『爆風』『衝撃』『火属性』】



【彼女の異能によって大量の概念を付与され、すっかり爆弾と化したそれがーーー起爆する】
【ギリギリ殺さない程度に、しかし直撃したならば充分に痛めつけるだけの火力と威力をもって、豪快に爆発するドッグタグを尻目に】
【爆発の地点から十メートル近く離れた場所へと、リタは軽やかに着地するのだった】

【彼女の異能と技巧の全てを連携させた、正しく彼女らしい戦い方。手段を選ばぬ一撃離脱】
【これが通じたならばリタの勝ち。見事にも防がれたのであれば…………その時は、きっと】
28オメガ ◆fOD50tbLBI :2018/07/09(月)22:00:32 ID:qBr
>>22

「……助けたい、か。」

彼女の必死な姿をオメガは黙って見ていた。

「……二十四時間だ。」
「これから二十四時間以内に俺からこの顔の仮面を取れればお前に組織本部の在処を教えてやろう。」

これは賭けだった。
あのエネルギーを見るに彼女の能力は強力だ。鍛えれば強くなる素質はあるとオメガは見る。
だが、この短期間で彼女を組織と戦えるレベルまで鍛えられるかと問われれば何とも言えない。

普通に稽古を付けてやると言っても彼女は食い付かないだろう。
故に敢えてこういった形で彼は彼女に条件を提示したのだ。
稽古を兼ねた、彼女に与えられたチャンス。

「何時でも掛かって来い。」
「但し、俺からも遠慮無く攻撃をする。攻めだけじゃなくて守りも考えろよ。」

オメガは鞘に入った刀の鍔が胸の辺りに来るまで腕を上げると、仮面の奥から彼女を静かに見据えた。
彼自身、組織に自分の動向がバレれば怪しまれかねない。
故に彼女の面倒を見られても一日が限度だった。
29亜主羅神 :2018/07/09(月)22:12:08 ID:DZd
>>27

「ペテンまみれだな」



ゲホッ、と。煙の向こうから声がした。


「ま、いいか。で、そこまで好き勝手やってるんなら俺もここから好き勝手やっていいってことなんだよな?」

防御に長けた状態にしてあるのはもはや説明した通りだし、それは別に異能に限った話では無い。多少熱は通して咳が出たが、ごきりと首を鳴らす神は、致命傷を負った風は無く

理論としては単純なオーラの膨張で、衝撃波を防いだときにも同様の効果を利用した。
問題は性質だ。

――『空間に干渉』する神のオーラは、膨張させた瞬間敷き詰められていた空間を占有する。即ち非ダメージ領域が広がると言うことで、二回行う事が可能な程度には千日手の成底無いになりかけた瞬間に練られている。

「フェアプレイ精神なんぞ俺は端から持っちゃい無い、もう一度言おう。フェアプレイ? なんだそれは、犬にでも喰わせろ」




――――――飛来するは『鞘』。まっすぐにリタの喉に向けて、噴出するオーラが質量ミサイルめいた威力を与えて疾駆する。
直撃すれば呼吸を瞬間的に停止させ意識を遠退かせるだろう。そして煙のなかから飛び出した神は――――神は?

――――――いない。

「思うことは腐るほどある、でもまぁ、今回は腹に納めて置いてやろう」

着地の音、と同時に。神の野太い腕がリタの首に背後から巻き付くだろう。残留したオーラを鞘を投げるのに一つ、跳躍し背後に着地するのに一つ。これですっかりからっけつ。

「寝てろ」



全体重をかけて、その小柄な体を絞めようとする。
30夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/09(月)22:20:35 ID:r6C
>>28

「24時間……やってやるっ!その約束、絶対に守ってくださいよ!」

立ち上がった夜那は深く息を吐いて自分の心を落ち着かせる。感情的になっては勝ち目がない。しのぶの為にみのるを助ける。その為に強くなってみせる。そう強く想って異能の力を発動させる。

「分かりました!えっと、頑張ってみます!」

まずは身体強化。全身に異能の力を巡らせると、赤く光り輝いて火花のような粒が夜那の周りを舞う。駆ける夜那の速さは、男にも劣らないだろう。
そのまま手を伸ばすと、肩を力強く掴んでもう片方の手を仮面に伸ばす。

//すみませんが今日はこれで落ちます……
31銀髪碧眼褐色の留学生◆1l7w67iV.c :2018/07/09(月)22:30:14 ID:3Sy
>>29

【ここまでが、素手の彼女に可能な最大火力】
【これが通じないということは、とどのつまり彼に対する有効打を全て喪っているということであり】

【……これなら下手にフェアプレイなどと言わず、コンテナからM3かM203付きのM16でも引っ張ってくれば良かったかなと思いつつ】
【次の瞬間、強化の継続している足によって、投擲された鞘を反射的に蹴り上げる。しかしその次のアクションに対しては僅かに反応が遅れてしまい】
【がっつりと首を絞められたことで、元々言う予定だった「降参」の言葉さえも告げられないまま、彼女は呆気なく意識を落とされた】


…………きゅう


【そんな調子で、決着である】

【体格差だとか、慢心だとか、色々と敗因はあるのだろうけども】
【とりあえずこの少女は道にぶっ倒れた訳で、そして彼女のキャリーバッグもやたらと重い武装コンテナも放置されたまま】

【この目を回して倒れている褐色肌の留学生に対して、亜主羅は面倒を見てもいいし、放置して帰っても構わない】
【まあ、そもそもこの学園都市に来たばかりなので、彼女の目的地はおろか、宿泊する施設さえ、定かではない状況なのだが】
【つまり、気絶している彼女の面倒を見るのは、確実に面倒なので放置しても問題ない。自業自得だし】
32エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/09(月)22:34:57 ID:SpP
>>25

「そっかそっか!その辺考えてるなら俺はもう言うことねえかな?」

それは良かったと笑顔を浮かべ、安堵する。これならもうファクトリーの方は安全だと
自信を持って言える。おそらく体制は万全であろう。なら問題は攻めだ。

「まぁ…あの学園の生徒会長やってるくらいだからな。
相当強いんだろうな〜。俺程度ならやられちまうかもな?アハハ!」
「へぇ……そんな事があったのか。それが今中立保ってる理由ってか。
でもまぁ…こっちも1人殺られてる訳だ。それなりの対応は取ってもらわねえとな?
自分だけは被害を被らねえって、そんな甘い話はねえだろ。流石に」

少し怒ったような目つきをして…仕事が増えるのは好ましい事だが別に仲間を殺されて嬉しいとは思っていない。
あまり良い気分ではないし、むしろ気分が悪い。大人の対応を望むところではあるが…

「確かに気になるのは分かるなぁ…総帥が関わってんならそりゃ…異能関連の出来事だろう。
んじゃあ……無理ない程度に適当に調べるとするかな。俺も気になる所だしな」
「でも…あんまり大きい情報は期待しないでくれよ。運が良かったら情報が入ってくるって程度だ。
本当に隈なく調べ尽くしたいなら、俺以外の人間には声かけたほうがいいと思うぜ?」

納得いくかはどうかは別として、個人的にも気になる話が聞けた。やる理由としては十分だろう。快諾する。

「いや〜…それにしてもいきなりタブーを暴きに行かされるってのは緊張するなあ…心が休まらねえや」

「まぁ…でもそんだけ俺のことを買ってくれてるってんだから嬉しいよな。来て良かったぜ、ここ」

そう言うとまっすぐな笑顔を向ける。いい仕事場ができたもんだと心の中で静かに喜ぶ。

「んじゃあ……俺はぼちぼちやる事やりに行きますかね…
ひっさしぶりだけどなかなか良かったわ。これからも組織同士仲良くやっていきたい所だね…」

そう言うと穏やかな笑顔で、カップを片付け始めようとするだろう。
33ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/09(月)22:37:34 ID:f0w
>>26

「でしょ?でしょ?ドラゴンに教えてもらったんだー」

【表情が緩んでいくごとに段々笑顔になっていき彼女が呟けば、軽く飛び上がるくらい喜ぶ。】
【なぜ11才の少女がおかきなどといった爺臭い堅物を好んで食べているかといえば、やはり老齢であるドラゴンの影響が大きい】
【その関係を形容するなら祖父と孫。今では生活体系も同棲に近いほどまである】

「これでやっとジョーカーもおじいちゃん卒業だね!………………………ってアレ?」

【傍目からその光景を見れば、単に友達同士の団らんとでも映るかもしれない。それでも、二人ともが社会の闇の深部に身を浸す少女だとまでは誰も気付かないだろう】
【だが、今まで能力を得てからずっと鼻つまみ者だったシンラにとっては、こういった暖かい時間は久しぶりかもしれない】
【なぜなら表社会に生きる場所のない人間にとってささやかな温もりを感じられる場所………それが、組織というグループの一面なのだから】

【濡れおかきはどうやら気に入ってくれたようなので、袋は二人の間に置いておく。寂しい時のもう一口が叶うだろう】

「あっ、そうだ。」

【ドラゴン特製直絞りオレンジジュースの詰まったプラスチック水筒を取り出しながら、ふと】

「"その身体"の能力って、もう消えちゃったかな…………?」

【何か考えるような表情で首を傾げてシンラを見つめるラビット。】
【彼女はジョーカーの『引き継ぎ機能』について、何か知っているらしい】
34オメガ ◆fOD50tbLBI :2018/07/09(月)22:37:39 ID:qBr
>>30

「……動きが単純だ。」

――――オメガは静かに身体をずらすと回避、彼女が掴んだのは彼のオーラの膜でしかない。
回避の後に彼は音も無く刀を振り上げる。
鞘に納められているので切断は無いが、鳩尾に命中すれば相当な痛手となろう。

「今のでは視線やエネルギー、オーラの動きで次の狙いが筒抜けだ。」
「こんな風に―――実践では反撃が飛んで来る。」

攻撃の最中、同時にオメガは彼女の動きの欠点を指摘する。

「―――気配を読み取って避けてみろ!」

鳩尾への鞘による一撃。これが決まろうが否が、オメガは更なる一手、多少の加減をした右ストレートを彼女に放つだろう。
その拳は露骨なまでにわかり易いオーラを纏わせた一撃。
そこそこの戦闘経験がある者ならば反応して反撃を入れられる様なレベルのものだ。

//了解しました……!ではまた後日再開……かな?
//ロールありがとうございました……!
35亜主羅神 :2018/07/09(月)22:45:40 ID:DZd
>>31

――銃で撃たれようが、ナイフで斬られようが、衝撃波を食らわされようが。

亜主羅神はなにがしか手を打って今の状況を引き出したに違いない。己の肉体と頭脳、その全てを総動員し、造り上げた。もし最初から出していたとしたなら尚更。

(……勝ち筋を引き出すのは、別に異能でも武装でもないんだよな)

はっきりいってしまえば、神は異能の面だけ見てしまえば確実に少女より格下だ。
だが、そこを細かい操作と己の頭脳で、そして何より退くことを知らぬ気合いで切り抜けてきた自負がある。単純な威力差、武装差ですべてが決まることなどあり得はしない。

(……弱い犬ほど……やめてやるか)


実際弱くは無かったのだし。

――――完全に気を絶した彼女と、その大荷物を見て、神は舌打ちし。不本意ながら二つまとめて抱え上げてやる。
ちょいちょい傷付いた部分に響くのだがまあ許そう。いくらなんでも気絶した人間をタコ殴りにするのは気がとがめると言うものだし。

(……しかし、これをこのまま警備部隊のところまでつれていくと言うのもな……)

先方が困るだけだろう。……そう考えた神は、自分の寮の一室のベッドに寝かせてやった。
おまけ程度に真っ赤なおでこに冷えピタを当ててやり、自分はバスルームで寝ることにした。

どうせ放っておいてもまたうろうろ迷って誰かしら厄介を被らせるだけだろうと考えての事である。目下の悩みは、これを誰かに見られたらどうしようと言うことで。

バスルームの浴槽のなかに体育座りした神は、じわりと目に浮いてくる涙を感じながら、ぼそりと一言呟いた。


「……結果的に俺、損してるなぁ…………」

どうか誰にも知られませんように、と。信じてもいない神様に手を合わせる神だった。

//これで〆ですかね、ありがとうございましたー
36銀髪碧眼褐色の留学生◆1l7w67iV.c :2018/07/09(月)22:52:24 ID:3Sy
>>35
//こちらこそ、ありがとうございました
37キング◆2E1eDx.7oE :2018/07/09(月)22:52:49 ID:qHL
>>32
「そうか、感謝するよ。よろしく頼む」

頼みは思いの外あっさりと快諾された。組織の任務とは全く関係の無い事なので断られるかと思ったが。

「君の能力はこちらも高く評価している。今後とも、仲良くしていこうじゃないか」

組織の人間同士とは友好的に接していきたいものだ、とキングは思っている。それが裏切り者でないなら。組織の連携とは、コミュニケーションによって成り立つものだ。それを欠かしては統率ができなくなる。
茶を飲み終え、カップも片付けてキングは部屋を出ようとする。

「あぁ、最後に一つ。クイーンとペインの動向には注意するように。特にペインは、報告書の偽造が見受けられたからな」

去り際にそう言い残し、部屋を出て行った。

//これで〆ですかね、ありがとうございました!
38亜主羅神 :2018/07/09(月)22:57:29 ID:DZd
(とりあえず誰かに押し付けたいひたすらに)


かちゃりと、まるで指名手配犯のような心持ちで神は扉を閉める。

(とりあえず今俺の部屋で寝てるパンジャンドラムめいた存在を誰かに押し付けたい)

鍵を閉める。なんか不安なのでもう一度開けた上で閉める。

「くそ、組織のやつらともまだ話終わってないってのに。とんでもない厄ネタが飛び出して来やがった……」

あ、でも目が覚めたら勝手に出てってくれるかも、と希望的観測はある。
何はともあれ、学生寮の廊下で頭を抱えてしゃがみこむそんな神の姿は誰かしらの目につくに違いない、寮に住んでる生徒とか。
39銀髪碧眼褐色の留学生◆1l7w67iV.c :2018/07/09(月)23:09:22 ID:3Sy
【名前】リタ・セレスタイト
【性別】♀
【学年・職業】15歳 高等部一年生 風紀委員会外部協力者 兼 学園警備部隊外部協力者
【容姿】
綺麗な褐色の肌に、艶やかな銀色の短髪、碧い瞳の少女
身体は小柄ながらもスタイルは悪くない、むしろ発育はかなり良好、胸はD
普段着は黒のタンクトップにドッグタグ、ミリタリーパンツという機能性重視のラフなスタイル

【性格】
直感型の天才で、反射的に最適解を手繰り寄せる類の人間
その一方で私生活では楽観的過ぎるほどの大らかさを見せ、場の勢いとノリに身を任せ過ぎる節がある
オンとオフで差が激しく、熱血馬鹿みたいな時もあればダウナー系の引き篭もりのような時も
また基本的にシリアスとギャグを使い分けるが、その比率はだいたい3:7といったところ
しかし本質的には真面目な兵士であり、相応の正義感も持ち合わせた善人。その一方で任務や目的の為には手段を選ばないダーティな一面も垣間見せる

【能力】
『音響操作』
音を操る能力。音の発生や消去、変調やベクトルの制御といった、音に関係する事象を自在にコントロールする
音を“聞く”行為に関しても効果を発揮し、遠くの微かな音を聞き分けたり、ソナーのように対象の居場所を把握することも可能
また攻撃手段として爆音による衝撃波を使う。これは指向性の破壊音波であるが、相当なタメが必要であり滅多に使われない。
戦闘においてはもう一つの能力が主軸であり、戦闘以外の調査や潜入工作、そしてちょっとした嫌がらせにおいて真価を発揮する

『概念付与』
対象に新たな概念を与える能力。能力対象は自分自身か、自身が構造をよく理解しているものに限られる
与えられる概念は純粋な強化や属性や性質の追加など、他にも多彩な特殊効果を与えることが可能である
実戦においてはこの能力によって自身の武器と自分自身を次々と強化していき、状況に応じてその概念を切り替えていくことで臨機応変に戦う
また、付与した概念は基本的に一定時間で喪失するが、リソースを割き続けることで定着させることも可能ではある

【装備】
普段はコントラバスケースに偽装された武装コンテナを所持しており、彼女の生体認証によって開けることが可能である
その中にはナイフや手榴弾、拳銃やサブマシンガンといった各種武装が大量に敷き詰められ、サブアームによって任意の武装を展開する
ただしコンテナ自体が余りに巨大なので、よほどの大事でもない限りは、基本的に武装を選別した上で携行している場合が殆ど

【概要】
合衆国異能研究開発機関『スクール』より留学生として派遣されたミリタリー系少女、尚本職である
米国にて進められてきた異能兵士開発計画における完成形の一人とされる能力者であり、人工的なデュアルスキル・ホルダー(二重能力者)

表向はただの留学生という扱いであるが、実際には米国の学園都市に対する、軍事的介入を見据えた視察という意味合いが強い
また本国からの紹介という形で風紀委員会、警備部隊に外部協力者として所属し、この街における戦闘行為に介入する正当な理由も得ている
しかし当の本人は兵士としては間違いなく優秀であるるものの、性格面で兵士らしかぬ一面を発揮し、しかも気を抜くとすぐに方向音痴が発動する
また本国にいた際には異能開発と軍事訓練ばかりの日々だった所為で、学生らしい学生生活というものに対して強い関心と憧れも抱いている
40エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/09(月)23:38:42 ID:SpP
>>37

//こちらこそありがとうございました!楽しかったです!
41楠木シンラ :2018/07/09(月)23:39:34 ID:cvs
>>33

【濡れおかきを早速もう一つつまみながら、ラビットの話を聞く】
【ドラゴンの名前は、引き継ぎ資料により知っている】
【用事が一段落したら、挨拶に行ってみてもいいかもしれない】
【『中々出てくる頻度は高い』、幹部になった以上これからも何かと関わり合いになるかもしれないから】

「おじいちゃん……」

【少女の言動の節々から滲み出るあまりにもアットホームな雰囲気に、『組織って、確か悪役じゃなかった?』と心中で突っ込みを入れる】
【だが、こんな気分を味わうのも久しぶりだ。少なくとも、悪い気はしなかった】

「“その身体の能力”……?あぁ……」

【一瞬何のことを言われているか戸惑ったが、すぐに「この身体の元の持ち主である楠木シンラ」の持っていた能力のことだと思いいたる】
【『設定を意識しながら喋るなんて、『誰か』の仕事なのに』。そう心の中でぼやきながら】

「……ごめん、ラビット。この身体になってからまだ日が浅いからなのかわからないけど、今一なじんでなくて、記憶が飛び飛びで。能力も、今のところ使えないみたい」

【無論これらは真っ赤な嘘だ】
【「ごつごうしゅぎ」や「きゃっかんし」を話して、気味悪がられるといったお決まりの展開は御免だ】
【ちなみに、引き継ぎのための『ジョーカーの遺伝子』は、調整を済ませ注射器へ入れて懐へ忍ばせている】
【戦闘を強いられる状況下でなければ、引継ぎを急ぐ必要はない。それに、『無闇・お気軽なパワーアップは趣味じゃない』】
【記憶が飛び飛び、というのは、「きゃっかんし」しきれていない部分やジョーカー本人でなければ分からないようなことを振られた際ごまかすための嘘だ】

「何か、知ってるの?」

【何かしら知っているようなら、聞きだしておいて損はないと思い、問いかける】
42ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/10(火)00:37:24 ID:Ffq
学園都市、中心にほど近い大通りに面した路地裏。
組織幹部の"ヴィジョン"、天塚みのるは、銀の仮面越しに能力を使って表通りを盗み見る。
ブルームから受け取った封筒を、渡すべき相手に渡すためだ。

あえて仮面を被るのは、知り合いに出会っても自分が"天塚みのる"であると気付かれないため。
ブルームのお陰であの場はファウストからは逃れることが出来たが、だからといって野放しにされるなどとは考え難い。
仮に他の組織の手の者に追跡されていた場合、知人との接触は命取りになりかねないのだ。
先日アジトで会話した忍の女もそうだし、透明になる能力者もいる。この目を使えば視界に入りさえすれば感知できるだろうが、視界の外から現れられれば対応のしようがない。
目的の人物と接触するときには、どうしたって仮面をはずさなければいけないだろうが……リスクを負うのは最低限でいい。

「重坂天音……」

その人物の名を小さく呟く。
さほど喋ったことはないが、同じ学園の同学年であるため名前と顔くらいは知っている。
明るいイメージの奴だった気がするが、まさか組織幹部と関わりがあったとは……などと思いつつも、意識は絶えず表通りへ注いでいる。

時刻は夕方、もうすぐ日が落ちる。多くの学園の生徒たちが家路につくため大通りも混雑するこの時間帯だが、己の目を駆使すればきっと探し当てることが出来る……その自信があった、

とはいえ、組織幹部としての仮面を被ったまま学園都市の裏路地に佇むのはそれ自体がリスクを背負う行為で。
もしかしたら正義感の強い"誰か"を引き寄せてしまうかもしれない。

/置きレスという形になりますが、よろしければ…!
43一之瀬侑李◆ysp4J1dwSE :2018/07/10(火)00:48:08 ID:rXU
・マッド・ドレス・アップ
異能暴走薬、ソーマによって歪に変質した身体強化能力を、異能増強の粒子を使用することで誕生した新たな異能。
一之瀬侑李の身体能力を、脚力を中心として際限なく上昇させていく。
能力の発動と同時に、一之瀬の両足は黒い昆虫じみた異形の姿へと変質する。
これは異能としては初期段階であり、変質前と同等の能力を発揮できる。また異形化により『ガラスの靴』に頼ることなく異能を行使出来るようになる。
更にここから段階を追って身体能力は徐々に強化されていく。
ただし、それと同時に身体の異形化も進んでいく。強化自体も“本人の身体が耐えられるかどうか”を無視して行われるものである。
また時間経過と共に本人の闘争本能が増幅していき、次第に暴走していく。能力格子を続ければ、最終的には自我の殆どを奪われることになるだろう。
異形化自体も本人に苦痛を与えるものであるため、初期段階の両脚時点では違和感に留まるが、徐々に苦痛に苛まれながら戦うことになる。

・クリスタル・アームドレス
一之瀬侑李に移植された左腕の能力が、純粋に強化されたもの。
シールドの展開、性能自体に変化はないが、新たに一之瀬の左腕を白く輝くガントレットによって覆うという形態を得る。
単純な防御性能の他、拳や腕にかかる衝撃を緩和する。また、この左腕に限り異形化の影響を受けない。

/先程は申し訳ない、ちゃんとした能力更新です
44ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/10(火)01:05:00 ID:vLK
>>41

「やっぱり?、何かヘンだと思ってたんだ」

【実の所、ラビットは目の前の彼女が前のジョーカーと"なにか違う"事に気づいていたのである】
【しかし信頼する人の言葉となれば、一切の迷いなく本気にしてしまうのがラビットの美徳、そして弱点だった】

「ふふっ、しかたないね!記憶ソーシツのジョーカーにラビットが説明してあげるよ!」

【すぱっと立ち上がって誇らしげに両手を腰に置くと、拙い語彙力ながらも、しっかり伝わる程度に解説を始める】
【何だかんだ、ジョーカーにはいつも教えてもらう側だったなぁ、とふと思い出しつつ】

「ジョーカーの"新しい身体"は―――――――――――」

【ラビットの口から明かされたのは、研究室で生前のジョーカーが彼女に日々零していた『生体移動』についての話だった】
【どうやらその研究は、最後の臨床実験を前にして既に実用段階まで漕ぎ着けられていたらしい】

【それは、主な手順はジョーカー自身がコピー、収集した『2つの能力』を使う事によって行われるという――――――――――】
【一つは、最初にリーダーからコピーした『記憶干渉』の能力を使って、精神の部分だけを移動させること】
【そしてもう一つは…………『スキルシフト』という、一般能力者から剥奪した能力を使うこと】
【過去のジョーカー言うには、その『スキルシフト』には一つ問題があったという。何故なら、その『スキルシフト』には、致命的な欠点が存在しているからだ――――――】

「…それを使っちゃうと、そこにあった能力が、上書きされちゃうんだよ?」

【その事実は、ジョーカー・スペア……それだけではなく、楠木シンラという存在に、少なくない衝撃を与えたに違いない】
【何故なら、彼女がジョーカーの能力を引き継ぐ事になるとしたら彼女は、『今の視点』を手放してしまうことになるのだから】

【"リーダー"の場合は、同じ生体情報から作られたクローンを共通の素体にすることによって、別個体間での意識共有、同一の能力行使が可能になっているらしい】
【しかしジョーカー本人をクローン化することは本人がリーダーの真似を気味悪がってやらなかったため、そのデメリットは解消されていない筈なのだ】
【加えて『異局』の施設壊滅によって、新たにクローンを作る技術は、恐らく失われてしまったことだろう】
【ラビットがシンラの事を『記憶を受け継いだジョーカー』だと判断したのは、そういった経緯から、緊急的にシフトが行われたのだろうという憶測に由来するのだった】

「うーん、じゃあ、"その子"の見られないのかぁ………ラビットはとてもざんねん……」

【どうやら"今のジョーカー"本人は、シフトの整合が上手くいっておらず能力が一時的に使えない状態にあるらしい】
【ということは、言葉通りに受け取れば"能力は既に受け継がれている"という解釈に至る。ラビットは心底残念そうな顔でシンラの顔をじろじろとみつめた】

//設定考えてたら遅くなりました………すみません
//シンラちゃんには、自分は創作の人間と割り切るべきなのか?それとも、能力を手放して一人の人間として生きるべきなのか?みたいな葛藤………そんな感じのを期待してます!
45夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/10(火)05:41:56 ID:Nfm
>>34

「う、わっ……かはっ!」

回避されたことに夜那は驚いて目を見開いた。今の自分に出来る最大の身体強化でも男には届かない。
夜那は鞘の鳩尾への一撃を回避しない。歯を食いしばってその痛みを堪える。その口からは血が吐き出されるが、その身体は些かも揺らがない。

「人にはこれだけはっていう譲れないものがさ、どうしてもあるんだよね……」

右ストレートは夜那の掌に受け止められるだろう、その手には万力のような力が込められている。そして、男の顔面には夜那の仮面を壊す威力を持った拳が迫る。
46名無しさん@おーぷん :2018/07/10(火)05:44:35 ID:34T



47亜主羅神 :2018/07/10(火)07:33:59 ID:X3E
>>42


「組織幹部――――ヴィジョン、だよな?」


幸いと言うべきか、その行為が引き寄せたのは正義感とは至極無縁の男であった。
善悪を越え、その彼岸から物事を考える。普遍の概念に生死があるのではなく、場の状況においてこそ、そこからが決まるのだ。

神は、それを図りたい。

「……さて、不思議なもんだな。他の幹部はそりゃぁもうまだるっこしくかけずりまわらにゃ会えなかったもんだけど」
「何でアンタがこんなところにいるのか、先ずはそこから聴いていいかな」

――――みのるから見たら、額に包帯を巻いた、体格のいい学ランの青年、と言うところか。
すこし面が厳めしく大人びているので、センパイと勘違いする可能性もまある。

とにもかくにも、肩を携えた日本刀でとんとんと叩きながら、彼はそう問いかけたのである。
48オメガ ◆fOD50tbLBI :2018/07/10(火)09:45:00 ID:XdZ
>>45

「……!」

掴まれた拳、怯まない少女。
更に少女の手に込められた万力の様な力にオメガは驚いた。
やはり身体能力を強化する系統、それも能力という一点に限れば相当な精度だ。
眼前に彼女の拳が迫る。

――――鈍い衝突音。

「……良いセンスだ。二十四時間は時間を与え過ぎたか……。」

(悪い癖だな……。年下相手となるといつも油断してしまう。)

その一撃によりオメガの身体が逆くの字にへし曲がる。だが、吹っ飛ぼうにも彼女に化物の様な力で手を掴まれていたのでそれすら叶わず。
オメガの顔の仮面の一部が衝撃でパラパラと崩れ落ち、その鋭い眼が露わとなった。この程度で済んだのは即座に腕を挟んで顔面への衝撃のクッションにしたからである。
彼女の顔に彼は視線を向ける。掴まれた手の骨が軋むが彼の表情は歪まない。

「仮面を割った。そう、まだ割っただけだ。取られちゃいない。」
「……それに。」

オメガの表情が険しくなった。十分及第点、だったがオメガの眼から見れば今の彼女はまだ経験が足りない。
最低限の戦闘技術を叩き込んでやらねば、異能一本では必ず何処かで限界が訪れる。
直後、彼は頭上に刀を放り投げた。
掴まれた腕はそのままに、オメガは彼女の殴り掛かって来た方の腕に掴みかからんとした。

「折角掴んでもこの程度で満足しては返しでサンドバッグにされるがオチだ!」
「この間合い、肉体強化系の能力者であれば絶対に有利を取れる様にしろ!」

オメガの手に彼女が捕えられれば、そのまま投げ技の要領で地面に強く叩きつけられる事になろう。
加えてそれが決まれば落下して来た刀を手に、追撃で彼女目掛けその鞘を振り下ろさんとするつもりであった。
49――――胎動■忍法帖【Lv=41,ラゴンヌ,7OD】 :2018/07/10(火)11:25:19 ID:X3E

――銃撃音が響く、悲鳴が轟く。

世界に数多溢れる強国の猛威に晒される紛争地帯。あまりにも残酷でありながら余りにもありふれた場所、ここもまたそうだった。

「Fuck!!Fuck!!!死にやがれ!」
「冗談じゃねぇ!カンプピストルをキスできる位の距離からぶちこんだんだ!なのに何であいつ、死なねぇんだようッッ!!!」

しかしどうだろう。巻き上がる爆炎から飛び出して来たのは、最新鋭の銃器を携えた強国側の兵士達であった。
最早生きているものなどいないであろう煙の中へめったやたらに銃を撃ちまくるその様は、集団恐慌としか言いようがない。時にはグレネードを投げつけ、時には弾の切れたライフルを投げつけ。
まるで己の命すら擲つような猛攻の後、煙が晴れた先には一つの影が寝そべっていた。

「……死んだか?」
「はっは、生きてるわきゃねぇ!ここまでやって生きてんならそいつはハルクかスーパーマンの生まれ変わりだよ!!」
「ちげぇねぇや」

――余裕を取り戻し、冗談すら交わしながらも銃を油断無く構える兵士達の頭部が、消し飛んだ。
生き残った一人の顔が硬直し、己の横を駆け抜けていった凄まじい何かの気配を感じ、そしてそれでいながら、振り向けず。震えて餓鬼のように失禁する。

『こちらHQ、先程から各隊との通信が次々と途絶しているッ!状況を説明しろ!!』
「……」
『B(ベータ)隊ッ!「スクール」からの増援も向かう途中で全員『斬り殺された!』まるで飛行機の主翼みたいなもんにでも撫でられたのかと思うほど護送車ごと「撫で斬り」にされてるんだッ!』

本部からの通信も今や恐慌状態であり、戦場に起きた異質に完全に調子を狂わされる。
しかして――その異質の根元に、今まさに背後から近づかれている兵の心持ちや如何に。
それは硬直した顔面に現す事もできず、兵はインカムに向けて報告した。
背後から近づいてくる死の足音を聞きながら。

「……鬼(オーガ)であります」
『なに!?』
「鬼(オーガ)が、戦場にいるんだようッ!」

爆発する恐怖、死にたくないと言う思いが弾かれたように地を蹴らせた。

「何が起きてる!?こっちが知りたい!相手が使ってるのは『カタナ』だ!イエローモンキーの野蛮な武器だ!最新鋭の銃器をいくつも叩き込んでるのに止まらない!全身から血を流してるのに止まらねえんだようッッ!!!」
「なんだ俺は、何を見てるんだ!!?地獄か畜生(ファック)!助けてくれ、ママ、くそ、ぁぁぁぁ――――――――――」

ジーザス、と叫んだ刹那。

その上半身は巨大な刃の一振りに容易く消し飛ばされ、風車のように空を踊った。

「――――騒ぐんじゃなか、さぱっと死ね――――」

――――どしゃりと地面に落ちる残骸には目もくれず、その存在はがしゃりがしゃりと歩き出す。全身に巨大な外骨格を纏うその様は正しく武者、唯一違うところがあるとすれば

――――一角を冠する面の、鬼そのものの意匠。
『鬼武者が、組織に入った』
――――そんな報告は、あっという間にその筋のものに広がっていったと言う。

//ソロールです!
50リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/10(火)13:00:45 ID:Dff
【あれから色々とあって、少女は何とか留学生活の基盤を整えることができた】
【風紀委員会と学園都市警備部隊に登録の手続きを済ませ、自分の為に用意された学生寮の一室への引越しも完了した】
【そんな感じで晴れて正式に、彼女の留学生活が始まる訳であったが】

【その彼女が現在どうしているかというと】



……………あ" つ" い" い ぃ ぃ ……………


【現在、暑さにやられて絶賛ノックダウン中である】


【昼下がりの公園、買い出しを終えた帰り道】
【木陰のベンチを占領して、すっかりへばっている銀髪碧眼のその少女】

【高温多湿の慣れない気候にやられてしまったのか、黒のシャツは汗で蒸れ蒸、少し身体を動かす度に汗が褐色の肌を伝って落ちていく】
【少しでも暑さを逃す為にシャツを捲り、臍の辺りまで腹を出しているせいで、若干注目を浴びているのだったが気にしない】

ぬあうぅ……暑い…………何が辛いって湿度が高いのがとても辛い……昔行ったオアフとはまるで大違いだよ……
そしてこの暑さの中スーツを着込んで平然としているワーカーホリックにはもう恐怖しか覚えないね……なにがクールジャパンだ完全にクレイジージャパンじゃないかよぉ………


【自販機で購入したであろう炭酸飲料を額に当てながら、そんなことを呟きつつ】
【留学生にして風紀委員会所属、兼学園都市警備部隊所属の少女、リタ・セレスライトは異国の慣れない気候に翻弄されるのであった】

//置きで絡み待ち
51亜主羅神 :2018/07/10(火)13:13:23 ID:X3E

【名前】武(たける)/ゼロセン
【性別】男
【学年・職業】37歳/組織末端
【容姿】
ややうねりのある黒の長髪(ワカメみたいな)/常に何事かを考え込んでいるような厳めしい面相/身長191㎝の恵体に後述する強化外骨格を纏う/軽装を好み、普段は着流しを身に付けるのみ
【性格】
穏やかで温厚。普段は無用な殺生を避け、幼きものを慈しみ、年長者を敬う
普段こそ厳めしい面を崩さないもののいざしゃべってみれば弁は達者で、感情豊かで、よく笑う。

しかし『理由』があればそれは一変し例え相手が赤子でも斬り捨てる無慈悲の人斬りと化し、目的のものを斬り捨てるまでは止まらない。過程に立つ邪魔物は徹底的に斬り捨てる。
そしてその理由は問わない。時には己の内から発し、時には他人から与えられる。どっちにしろ斬ると決めたら斬るのである。

普段は狂気的なトレーニングに身をやつすばかりの生活を送っている。
【能力】
【気(オーラ)】

空気を読む、言わずして悟る、見ずして受け止める等の、人間の無意識が産み出す潜在能力を束ねて高めた異能。
シンプルなエネルギーであり、サイコキネシスに限りなく近いものとされる。
しかし、サイコキネシスはそれ単体で攻撃手段となりうるが、オーラはなにがしか物体を通すことでその真価を発揮する。元を正せば物体の保有する分子の底に眠る力を解放する物だからだ。さらに、最も『個人の精神的性質』が浮き出る異能としても知られる。

彼の特性は究極まで練り上げられた『噴出』であり、これにより肉体や刀の加速を行って闘う。また、彼の気はそれ一本に纏められており他の小賢しい技の一切が廃されている。

後述する強化外骨格により、その気の特性は極限まで高められ、最高出力は最早『肉薄すると言う過程を消し飛ばしているのではないか』と思うほどの速度を誇り、短距離なら飛行も可能。

オーラの色は『黒』
52ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/10(火)13:14:18 ID:FsI
>>47
問いかけるというよりも確認するような神の口調に、ヴィジョンは確信する。言い逃れは無駄であると。

「……ああ。別に任務できたわけじゃあないから、心配しなくていいよ」

年上だろうが年下だろうが、組織の幹部として振る舞う以上関係はない。
ただ淡々とそう告げて、

「そう、あくまで個人的な事情。個人的に、人を探してるんだ。
高等部2年の重坂天音。学園に行けば簡単に会えるんだろうけど、さすがにこの格好で行く勇気はなくてね」

連絡先知らないか?なんて問いかける。

「他の幹部にも会ったのか。それはまた……何が目的だ?」

話しかけてきた態度からすると、敵対心からというわけでもなさそうに思えて。
学園の生徒でもあることもあって、神の行っていることに興味ありげに問いかけた。
そんな彼の方からも敵意は感じられず。
53亜主羅神 :2018/07/10(火)13:15:33 ID:X3E

【大日本帝国血戦仕様外骨格】

『零閃』

・一角を冠する鬼の意匠を施されたヘルメットに、全身を覆う武者鎧めいた武骨な巨大外骨格からなる兵装。
鮫肌めいたささくれを表面に持ち、銃撃などにはびくともしない上、鎧内部に仕込まれた機能によって常に装着者の意識を保ち続ける。

前腕部、二之腕部、両脚部、上半身前部、上半身背部、頭部の七パーツから成り、人が装着することを前提としていながらも人らしからぬ武骨さと太さ、黒鉄の輝きをもつ威容は、正しく鬼にふさわしい。でも誰かに手伝ってもらわないと脱げない。

背面に並ぶ六の『気孔』を初めとし、肘、前腕等にも幾つもの小さな孔が空き、気の噴出を『増加』した上で助けると言う特性をもつ。これにより猪突猛進に前に出てひたすら斬る。それが武という男の真骨頂である。
しかし言ってしまえば直線的で、技量に長けた相手なら与し易いかも知れない。だが、その出力は並の技量など威力差だけで叩き潰すと言わんばかり。

鎧内部には夥しい数の気が永続付与(エンチャント)された『針』が存在し、装着した瞬間に使用者の経絡(けいらく)を突き気を流し込む事で、痛覚の麻痺、精神の強制覚醒、身体能力の向上等々生体的な強化の様々が施される。

機械的な機構は一切存在せず、生体部品と特殊合金のみによって構成される。すなわち鎧単体がすでに一つの生き物であり、触ると物凄く熱い。
排熱等の動作も行い、巨大な獣が唸るような声と共に黒い蒸気を吐く。

武装は刀の一本。無銘だが、四尺に達する大太刀である。

【概要】
穏やかで温厚な性格もまた彼の本質であり、常に理由を求めて死地から死地へとさ迷い続ける人生にいい加減嫌気がさしている。
嘗ては妻子を持っていたが、子が生まれた直後に『俺を越えるかもしれない』と言う恐怖の理由から殺そうとしてしまった故、自分から身を引いて各国の戦場を放浪し続けていた。

強化外骨格に身を纏い血風を巻き上げるその姿は『鬼武者』としてその筋のものには知れ渡っているかも知れない。

//長くなりました……!新キャラです!
54亜主羅神 :2018/07/10(火)13:20:12 ID:X3E
>>52

「そうか。なら何か飛び出たことをやらない限りは俺はあんたを邪魔しない」

神は嘆息と共に、あっさりとヴィジョンを見逃すと宣言した。

「重坂天音、ね。聞いたことはあるな」

と、付け加え。

「俺の目的はシンプルだ。やがて学園と組織は確実に剣突合わせる羽目になる。その前に善きを引き抜き悪きを判断するのが目的さ」
「お前も理解できてるだろ?今や組織と学園の間に善悪の境などありはしないとよ」
55楠木シンラ :2018/07/10(火)13:39:31 ID:eki
>>44

【中々都合のいい嘘だったが、通じたようで助かった】
【そんな事を考えながら、少女の辿々しくも一生懸命な説明に、耳を傾ける……】

「………………………………え?」

【理解が、追いつかなかった】
【否。正確には、『理解したくなかった』】
【しかし、明快な説明はすらすらと頭に入ってしまう】
【『軽い気持ちで聞いただけで、こんな展開になってしまうとは』】
【「きゃっかんし」と「ごつごうしゅぎ」を得て以来、誰にも理解されず、またシンラも理解する気を失った。はっきり言えば、ろくでもない能力だ】
【おまけに、引き継げる能力であるジョーカーの能力は十二分すぎるほどに強い。組織幹部としての情報や身分もある。『一キャラとして活躍するには』十分だ】
【『この世界が虚構である』ということも、『別の世界』に触れることなく日々を過ごしていれば、いつかは忘れるだろう】
【「楠木シンラ」としての能力を手放せば、『この世界の人間』としての当たり前がきっと手に入る】
【『普通の一キャラとしてこの世界で生きるなら』、手放した方がよほどいいという結論に至るだろう】
【しかし、先日の運命的な邂逅を踏まえれば、話は変わってくる】
【あの時悪鬼の残滓は、知りすぎた少女へこう囁いた】
【『君こそ既存の概念を破壊し新たなる「Who」に到達するに相応しい』、と】
【誰も到達していない未知へ、「楠木シンラ」ならばたどり着けると】
【その『目的』へ惹かれた。初めて本気になれると思った】
【だからこそシンラは『無色』を引き継ぎ、ジョーカー・スペアとなったのだ】
【「楠木シンラ」としての能力を手放すことは、その可能性を閉ざすことと同義だ】
【しかし、現状の「楠木シンラ」としての能力だけでは、恐らく未知への道を開くことは叶わない】
【誰かにやらせその成果を横取りするにも限度がある。戦闘能力を得なければ、どこかのステップで無限の再生と死の繰り返しから進めなくなるだろう】
【戦闘能力を得るための算段として、『ジョーカーの遺伝子』はあった。だが、そのルートがたった今閉ざされた】
【結果としてシンラの前へ突きつけられたのは、『すぐに諦めるか』『あがいて諦めるか』の二択】


「…………ごめん。ちょっと、用事思い出した」

【あまりにも下手くそな理由付けと共に、こちらを覗くラビットのことも目に入っていないかのように、ベンチから立とうとする】
【考えが、纏まらない。一人になりたかった】
56エシュロン◆GUOXgOFDZ2 :2018/07/10(火)14:07:18 ID:pVf
>>50
「あら、情けないわね」

背後からそんなリタに投げかけられる声は、彼女を可愛らしいと揶揄う言葉。
振り向けばこの夏場に相応しくない、白い髪に白い肌を持った少女がこちらを見ている。
黒い学生服に身を包み、まるで白昼の雪ウサギのように、すぐに解けて消えてしまいそうなは儚さを伴う彼女だが。
少し不気味なことに、リタとは対照的に汗の一つをも掻いていない。

「確かにこの夏は暑いわ、けれど……」
「この国のアイスキャンディーは創意が豊かで面白い」

手に提げたビニール袋から取り出したそれは、二つに折れるボトル型のアイスクリーム。
蓋をパキッと折れば中から冷たいカフェオレ味のアイスが溢れだす。
アイスを口に咥えながらその片割れを指先で持って、フリフリと揺らして見せびらかした。
57ゼロセン :2018/07/10(火)15:05:11 ID:X3E
――――着任してからすぐに、その存在は一つの行動に出た。手土産の確保である。

ただ入って、ただよろしくお願いしますと言うのじゃ顔が立たない。様々な組織に近い人が斬れる理由を有した場所を渡り歩いてきた『鬼武者』と言う存在はそれを知っている。
己は使えるのだと言うことを示し、なおかつカモになるほど弱くもないぞと威圧する為に

だから、警備部隊の詰め所を一つ襲って、そこにいた全員の首を瞬時に掻っ払った。
武器を抜く暇も、異能を発動する暇も与えずに、一呼吸の間にいっぺんに。

だから、がしゃりがしゃりと今まさに。
組織のアジトを歩く、外骨格に身をまとった鎧武者の右手には、葡萄のように雁首揃えた十数個の手土産が、血の滴を垂らしながらぶら下げられているのであった。

『誰かおらんかぁ』

その様相とは打って変わって妙にのんきに間延びした声が響き渡る。

『俺(おい)じゃ、鬼武者じゃ。ここなら人が仰山斬れるちゅうて言われた通り馳せ参じてやったき、手土産もありもす』
58キング◆2E1eDx.7oE :2018/07/10(火)16:09:24 ID:pgT
【名前】キング
【性別】男
【学年・職業】組織幹部『レッドカラー』
【容姿】
年齢にそぐわないほど若く、美麗な容姿。燃えるような赤い髪と真紅の眼。
【性格】
要領がよく、人当たりがよく、それでいて冷静な判断力。上司にするには最高の性格と言える。しかし、一転して総帥に歯向かうものには慈悲も容赦もない冷徹な性格に変貌する。自らの強大な力を出し切って戦いたいという願望もあり、強き者との戦いを心の底で楽しむ。
総帥を心から崇拝しており、行動原理は総帥以外に他ならない。
【能力】
熱と炎を自在に操る能力と、『創造』する能力のダブルホルダー。
熱と炎から火球等の形あるものを『創造』して戦う。
太陽神アポロンをモチーフとしたその能力は非常に強力であり、その火力に際限はない。
また、なんでも『創造』できるわけではなく、熱と炎で出来たものに限られる。が、そうであるならば形状や大きさは自由である。
度重なる人体改造により、身体能力は常人を遥かに上回る。
【概要】
組織の最高幹部『レッドカラー』。良き上司であり、戦いに悦びを見出す武人であり、敵を容赦なく殲滅する殺戮者であり、総帥にその身を捧げる狂信者。
組織ができた当初から総帥の近くにいるとされている。組織の最古参であり、総帥の手足。
その容姿は組織設立から変わる事なく、一部では不老とも噂されている。
その出自は一切不明だが、過去に総帥によって命を救われた事があるようだ。

//設定がまだ纏まりきっていませんが、とりあえずキャラシを投下しておきます
59外道院◆itOWld5gb6 :2018/07/10(火)16:51:53 ID:7Aw
//遅れましたが容姿をちょっと更新です…!


【名前】外道院 雹道(ゲドウイン ヒョウドウ)
【性別】女
【学年・職業】高等部3年 風紀委員長
【容姿】長い墨色の長髪をたなびかせ、凛とした顔たちで威風堂々とした佇まいの長身の女性。
キリッとした黒い瞳はいつもまっすぐ前を見据えており迷いというものが一切感じられない。
仕事中は常に制服姿で左腕に"風紀"という文字が描かれた腕章を付けている。風紀委員会の仕事中の制服は特殊仕様となっており、純白の制服は風紀委員の清廉潔白さを表しているとされる。
また左眼の負傷により視力が急激に落ちており、『正義』と刻まれた眼帯をしている。ちなみに本人はこの刻まれた文字が気に入っているらしい。
更にそれと対比するような黒のタイツと特殊な素材で作られた黒手袋を装着している。
プライベート時は私服を着用しているものの、そのセンスは壊滅的…しかし本人はそれを気にしていないらしい。

【性格】
曲がったことは許さない、まさに正義の人。ただそれが影響して臨機応変に対応というのが苦手でありそれが足を引っ張ることもしばしば。
学園都市の生徒を等しく愛しており、男女問わない熱い抱擁が得意技。ただし力加減が出来ていない。

【能力】硬質糸
並大抵のものでは切断できない硬度の極細の糸を指先から精製、自由自在に操れる。
細く硬いその糸はもはや切断武器と同等であり、並大抵のものならば上手く使えば切断することが可能。ただしそれはあくまで糸であるためやれることに限界はあるし、炎や水…他にも能力で放たれた特殊なエネルギー体などには対処のしようがない。

【概要】
学園都市に存在する風紀委員会の委員長であり正義を志す熱い人。
情に厚く、生徒のことを第一に考えるが決して甘いわけでなく叱るときにはしっかり叱る。
学園都市の風紀委員会は普通の学校の風紀委員会とは異なり、異能というものが蔓延るここ学園都市ならではの組織となっており例外的に"武力での介入"が認められている。
それ故に一部の風紀委員には"特殊武装"が配られており、彼女にはその一つとして黒い手袋が配られている。
特殊な材質で編まれており、様々な衝撃、そして耐火性に優れており肉弾戦において拳への負担を最小限にしてくれる。
そしてそのアイテムを見てわかる通り彼女の戦闘スタイルは能力を使った遠距離戦などではなく自らの拳を使った超接近スタイル、肉弾戦である。
60外道院◆itOWld5gb6 :2018/07/10(火)17:56:20 ID:7Aw
――――これより、風紀委員会緊急会議を行う

(厳粛とした雰囲気で放たれたそんな合図と共にそれは始まった)

今回の議題は…知っている者はごく一部だろう
近くに学園と警備部隊の連携で"組織"アジトの一つを襲撃する計画が持ち上がっている

(これは極秘裏に進められていることだが一部の生徒は噂で聞いているかもしれない)

そして今回のこの襲撃作戦は学園側からも立候補した生徒を参加させる、というものだ
……………そこで、皆の意見が聞きたい
61龍神 麗華◆3t05sh..yw :2018/07/10(火)18:05:39 ID:hmO
【龍神麗華は今、エリナにより付けられた護衛と言う名の監視により、身動きを封じられていた】
【ただ書類業務に携わる日々。近々行われる組織襲撃作戦にも立候補されるが却下される】
【恐らくエリナの息のかかった教員にはねられているのだろう。そんな日々に歯ぎしりをしていた】

………あの野郎……こんなにがんじがらめにされたら碌に動けねぇ

【そう呟いて、ただ書類業務を行っている。生徒会室の扉の向こうには、相変わらずエリナの用意した警備部隊の護衛が二人立っていて】

あたしには何もすんなってか?

【彼女は机の書類に目を通しながら、そんな事を呟いていた】
62一之瀬侑李◆ysp4J1dwSE :2018/07/10(火)18:06:28 ID:rXU
>>60

「……いやいや、生徒を使うって」

【棒付きキャンディを口の中に入れて、椅子に深く凭れ掛かる】
【退院直後の緊急招集、普段の一之瀬であれば放り出しているところだが、現在は事情も事情である】
【頭の後ろで両手を組んで、不真面目な態度で出席中である……が】

「普通に考えておかしいと思うんだけど……私達風紀委員だけならともかく」

【提案されたそれは、どう考えても正気の沙汰ではない】
【能力者とは言え、学生を表立って殺し合いの道具として投入するなど、どう考えても“教育機関として狂ってる”】
【一体誰がそんな事を考えたのか……いや、大体察しはつくか。がり、と飴を口の中で噛んだ】

/多分継続参加できませんが、取り敢えず居るということで……!!
63亜主羅神 :2018/07/10(火)18:12:01 ID:X3E
>>60

「当然、俺はやる」


予想し得たことだし、それまでの為にここまで動いてきた。死に水をとるような気分で彼らの背中を見て、その背後を知ってきた。

「それだけのこった。必要なのは疑問じゃない、やるかやらないかの決断だけだろ」
「さっぱり言えよ。『死ぬ覚悟はあるか?ないならここから去りやがれ』ってさ」

皆が座し、外道院を注視する中、神だけは壁に寄りかかって話を聞いている。

//一之瀬さんに同じく、一応いますよと言うことで
64外道院◆itOWld5gb6 :2018/07/10(火)18:25:48 ID:7Aw
>>62

私も同意見だ、生徒をみすみす危険に晒すなど私たちが居る意味が無い

(そも風紀委員会とは生徒を守る為に結成された集団であり、その守るべき生徒が自ら危険に飛び込んでいくなどどうかしている)

………だが、私たちの意見はきっと通らない
組織という集団に恨みを抱いている生徒は多い、そんな私情を理由に立候補する生徒は…少なくは無いだろう

(自らの力の無さが悔しく思う。もしも自分にもっと、力があればこんなことは起こらなかったのだろうか)
(生徒を守り、組織などという連中にこの学園都市で好き勝手をさせなければ……)
(それが無理なことはわかっている、だがやはり考えてしまう)

>>63

……………

(この男は、こう言うと思っていた)
(元来戦いというものに縁のある男だ。自らそれに突っ込みにいくのは当然のことだろう)

……私は正直、生徒は誰一人として参加して欲しくない
だが…それを言う権利は私には無い、私には…どうしようもない

(風紀委員長という立場でありながらここまでの死者が出ていることを防げていない)
(……この風紀委員会だって寂しくなったものだ。今まで何人の人間が殉職していった)
(それを防げなかった雹道は自分にはそんな意見を言う資格は無いと)

だから……………死なないでくれ
私は…お前が好きだ、お前だけじゃない。この学園の生徒全員が大好きだ、この学園が大好きだ
異能というものを持ちながらも、みんなで支え合い、成長する…そんな生徒たちとそんな機会を作ってくれたこの学園が……
だから、死ぬな。生きてまた、学園での生活を送れ
65亜主羅神 :2018/07/10(火)18:31:18 ID:X3E
>>64

「……」

くっくと喉を鳴らして笑う神。

「そんな嬉しい台詞はもっと良い男に言ってやんな。
最初に言った通り、俺は使い潰されるためにここにいるようなもんだ。……だからまあ、生きろと言われりゃ、ご随意に、だな」

そりゃあ生きねばなるまい。

――――神はそれ以降口を閉ざし、黙聴の姿勢に入った。

//はいでは、これ以降は案山子と言うことで
66外道院◆itOWld5gb6 :2018/07/10(火)18:49:16 ID:7Aw
>>65

生憎とそんな予定は無いのでな、こういうところで使わねば言えるときなど来ないだろう

……ただ、これだけは言っておく。お前は使い潰されなどしないし、潰しもしない
ここに居る者はみな、互いが互いを支え合っている。それはお前も同じだ

(口元を僅かに綻ばせ、亜主羅へとそんな言葉を投げかけるのだった)

//短いロールでしたがお疲れ様でした!
67リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/10(火)18:55:45 ID:Dff
>>56

【そこにいたのはリタとは全く対照的な肌の色をした何者か】
【汗の一つもかいてないとはどういうことか、この国の人間は皆が熱に対する特殊な訓練でも行なっているのかと思いつつ】

アイスキャンデー?確かにこんな暑い日にありつけたら最高だろうけど……も…………

【フリフリと振られる冷えたアイスの片割れに、リタの視線は釘付けになる】
【右に傾けばリタの首もそっちに向いて、左に傾けばそっちを向いて、それは猫じゃらしを見つめる猫の如く】

【分かりやすいくらい、興味津々】
68亜主羅神 :2018/07/10(火)18:58:42 ID:X3E
>>66
//お疲れさまですー
69エシュロン◆GUOXgOFDZ2 :2018/07/10(火)19:52:14 ID:pVf
>>67
「ふふ、分かりやすいのね……」

ニコニコと微笑みながらアイスを投げ渡す。彼女と同じようにキャップを捻れば中身にありつけるはずだ。
ところでリタの隣に彼女が腰掛けた際、近くで見れば彼女の顔付きがアジア離れしたアーリア系だということに気付くだろう。
それでも白い髪や肌は明らかに浮き、異常によるものであるということは明らかだが。

「気候に適応する方法はいくつかあるわ、たとえば身体を騙す」

小さく鼻息を吐いて、少女は遠くを見つめながらリタに語り掛ける。
その語り口は少しだけ眠くなるような、そう、子守唄のような静かな口ぶり。
周囲の喧騒にかき消されかねないようなその中に、リタの注意を惹くであろう一言が混じる。

「勝手に心を覗いてごめんなさい、私はテレパス(思念能力者)なの」
「エヴリン・パーカー。以後お見知りおきを」

彼女は精神に感応する能力者であり、他人の思考が読めるのだと。
最初に明かし、それから名を名乗った。

「良いカラダね、けれどアスリートのものじゃない……」
「心を読んでもいいけど、推測で当ててみせるわ」

「レスラー?」

それからアイスを食べるリタの隣で、暇をつぶすかのように彼女に話しかけ始めた。
ところで少女は手ぶらであり、先ほどまで手に提げていたビニール袋すら消えている。
ただ身軽な少女の袖からは、「02E」のタトゥーが見える。
70伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/10(火)20:02:00 ID:pgT
組織のアジトが判明した。学園はそこを総攻撃する……それが最近の一連の流れであった。
しかし、伊集院はどこか違和感を覚えていた。

「あまりにも事態がトントン拍子で進みすぎている…そもそも、あれだけ尻尾を見せなかった組織の本拠地がどうして今更になって突然判明した?その情報の出処は?」

あまりにもこちら側に有利に事が進みすぎている。伊集院は言い知れぬ不自然さを感じていた。何か、作為的なものを感じる。

「何かがおかしい…」

伊集院は新聞部の部室で頭を抱える。なまじ、情報を取り扱う身としては、このように出処も不明な情報を根拠もなく信じるのは危険な行為であると言わざるを得ない。だが、既に攻撃の話は持ち上がっている。さて、どうしたものか。
71夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/10(火)20:02:34 ID:Nfm
>>48

「やった……っ!」

確かな手応え。だがそれは仮面の一部を壊しただけ。更なる追撃を仕掛けようとした夜那は、その手を男に掴まれて。

「まだ、まだまだっ!」

男にはアドバイスをする余裕があるが夜那はこの戦いに着いて行くのが精一杯。
強く叩きつけられた瞬間に意識が飛びかけたが、唇を強く噛んで強引に意識を引き寄せ目を見開いて鞘を両手で受け止める。

「ぐあっ……!うわああああっ!」

今ので受け止めた腕の骨にヒビが入ったかもしれない。叫んで自分を奮い立たせて、渾身の力で鞘を押し返すだろう。その一瞬を少女は見逃さない。
うつ伏せの姿勢から腕で体を持ち上げて脚を伸ばす。
真っ直ぐに仮面に迫る脚、無茶をしたせいか骨にヒビが入った腕は赤く腫れ上がっている。
72亜主羅神 :2018/07/10(火)20:07:22 ID:X3E
//>>57に絡み待ちあります、暇な方はどぞー
73マシラ :2018/07/10(火)20:16:30 ID:Iey
>>57
うっさいわボケ

【ゼロセンの背後から声を掛ける、振り向けばそこにいるのは猿の面、腕を組み苛立ちを包み隠さず表している】

戦国時代とちゃうんやぞ、んなもん持ってガシャガシャ歩くなや目障りや
ついでにその首から出た血で床がベタベタやないか、どうすんねんこれ

……お前が鬼武者とかいう奴か

【『組織に新しい人員が入って来る』と聞き、どんな奴かと見に来たはいいものの、まさかこんなに時代も世界観も懸け離れた奴が来るとは思ってはいなかった】
【取りあえず最初に会ってしまったのだから声をかけてみたが、誰彼構わず喧嘩を売るような奴だったら面倒だとマシラは少し後悔していた】
74ゼロセン :2018/07/10(火)20:22:38 ID:X3E
>>73

『アハハハ、こりゃまた、いらいらしちょうかたがきよったね。すまんすまん、おいが後で雑巾がけするき、許してつかあさい』

マシラの予想とは相反して、比較的友好的な武者鎧。頭を掻くその姿にはやはり暢気さがぬぐえず、殺気を放つこともない。

『こいつは手土産じゃ。警備部隊ちゅうたか、そいつらん首掻っ払って来た』
『ただよろしゅうなんてのも色々としめしがつかんしなあ。アハハハハハハハハハ』

鬼武者は己の名前が売れていることをある程度自覚している。尤も、マシラがその評判を知らなくても不思議はないと言う前提。
しかしながら幾度も戦場を駆け抜け、その度についた陣営を勝利に導いてきた戦略兵器級の存在がただただ入るだけでは面白味もない。

『髪の毛結んであるき、持ちやすかよ』
『晒し首にして組織ここにあり、と偉容を示すもよし、薙刀にさして警備部隊なんぞのものよと夜行するもよしじゃ』

しかしまあ、なんとも時代錯誤の男である。
どんな環境で育ってきたらこうなるのか。
75オメガ ◆fOD50tbLBI :2018/07/10(火)20:23:04 ID:XdZ
>>71

この激痛に耐えてでも自分から仮面を奪おうという――いや、天塚みのるを救おうという彼女の決意。

「……。」

押し返された鞘。彼女から伸びた脚。何方も避けようと思えば避けられた。
反撃をしようと思えば彼女に追撃を仕掛ける事が出来ただろう。
だが、オメガはそれをしなかった。少しだけ身体を逸らすと仮面が上手い事飛んで行く様に調整する。

パシリ、という音と共に彼の仮面が飛んで行った。
その下の顔が露わになる。

「……合格だ。」

オメガは一言告げると、仮面を拾い上げて再び身に着けた。

「良いだろう、約束は約束だ。アンタに組織の施設の場所を教えてやる。」
「……だが、俺から一つ条件を出させて貰う。今週は身体を休めろ。その身体で奴等の所に攻め込んでも自殺行為だからな。」

「……今、組織がとある計画を企てている。決行日は本部に幹部共はほぼ居なくなるだろう。」
「その隙を突いてお前は天塚みのるを探せ。」

「これが教えてやる条件だ。飲めるか?」

オメガは彼女を見降ろしながら問うた。
この怪我では彼女も今直ぐに本部に乗り込むという真似はするまい。
何よりもそれが如何なる挑戦よりも遥かに無謀だという事は彼女が一番良く分かっているであろう。
76マシラ :2018/07/10(火)20:32:40 ID:Iey
>>74
いやいらんわそんなもん、お前タイムスリップでもして来たんか?
……まあええわ、それ見りゃ実力はわかるからな

【余りにもズレている、時代とか考え方とかそういうものが】
【この世の常識という物と真逆を行くゼロセンの様子に愕然とするが、よく考えるとそんな人間は組織にごまんといた、とにかく戦力として見れば申し分ない】

……しかし、お前みたいな奴が組織にとはなあ、聞く所によるとそこら中の戦場を渡り歩いてたそうやな
なしてまた、こんな所に入ろう思うたんや

【疑問として投げ掛けるのはゼロセンが何故組織に加入したのか、『鬼武者』と言えば戦場に身を置く者にとって恐怖の都市伝説並みに語られる男である】
【そんな人間がどうして組織という形に嵌まろうとしたのか、それが疑問】
【……或いは、疑い】
77ゼロセン :2018/07/10(火)20:40:49 ID:X3E
>>76

『タイムスリップとは面妖な。おいはまだ40にもなっとらんよ』

と、また笑う。多分環境とかの問題。

『いやはは、そう身構えなくても、変に楯突くつもりは欠片もござらん。おいは戦場から戦場へ、より燃える場所へ常に行かんとしとるだけの事』
『いまんとこ、ぬしゃあらん学園都市が一番良くもえちょう。遠目からでも拍手したくなる位のものぞ。だから渡りに船とばかりに誘いに乗らせて貰った!』

どうやら、闘いを心底好いているタイプの人間らしく。異能開発の最前線のひとつである学園都市の現在の燃え上がりを気に入ったらしい。
だから来た。闘いたいから来た、と。馬鹿でも理解できる、呆れるほど馬鹿らしい理由であった。

『ところであって早速で申し訳なかけど、一寸脱ぐのを手伝ってはくれんか。この鎧独り身だと、着るは易いが脱ぐが難しゅうてのう!』

しっかり食いついて離さんのよ、と。意味深な一言を語りつつも、腰辺りにある留め金を指差してそう言った。よく観察すれば腕などにも同様のものが存在する。
――触れると、まるで生物のような生暖かさが感覚されるだろう。

『何分、これでは話がしまらん。どうか頼み上げもす』
78夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/10(火)20:43:06 ID:Nfm
>>75

「ありがとうございます、条件……分かりましたよ。私に失敗は許されませんから」
「でも、組織の計画なんて嫌な予感しかしません。それがどんなものか教えてくれますか?」

人命が掛かっているのだ。万全の状態で事に当たらなければならない。みのるを早く助け出したいと逸る気持ちを抑えて、夜那は男の条件を飲んだ。
しかし気になるのはその計画である。夜那は学園が組織を襲撃することを知らない。
79オメガ ◆fOD50tbLBI :2018/07/10(火)20:47:05 ID:XdZ
//すみません、次の返信は遅くなりそうです……。
//申し訳ないです、すみません……。
80マシラ :2018/07/10(火)20:53:42 ID:Iey
>>77
ふん、お前が楯突こうが何しようが構わんわ、単純に別の国の戦場よりここを選んだ理由が知りたかっただけや
……戦闘狂やろうといないよりはマシや、従ってる内は好きに殺させてくれるだろうよ

【ゼロセンの返答を聞いて、やはり此奴は戦闘狂以外の何者でもないと実感する、ただ戦いたいだけの人間ならさして組織を裏切る理由も無いだろう】
【例え裏切った所で組織には幹部という存在がいる、彼等の目に止まれば如何に鬼武者と言えども相手になる筈もない】
【ただ殺すだけの存在であれば好きに殺させておくべきだ、それが味方である間は】

……あ?なんやそれ、ンなもんオレに頼むなや
……触った瞬間破裂したりせえへんやろな

【ゼロセンという男を品定めしている最中に、彼から頼まれるのは鎧の脱衣、何故このタイミングで男の鎧など剥がなければならないのだ】
【面倒そうに溜息を吐きながら、しかしいう通りにゼロセンの鎧の留め具を外してやる】

つーか自分で脱げんなら今までどうやって生活してきとんねん……
81ゼロセン :2018/07/10(火)21:04:25 ID:X3E
>>80

『んん?いやな、やはりおいも脱がされるなら女子供がよか。ひっつかまえて頼んだら何でだか知らんが泣きべそかきながらやってくれた』

そりゃあこんなんに声かけられたらまともなやつは逃げるか従うかを選ぶ。
つまり外したいときは大体そうしてきたらしい。

『くうぅ――』

ぉおおおおおおおおん――――――。
と、鎧が鳴いた。男の肉体から剥がされることを心底いやがるようにであった。

留め金が外され、自重によってがしゃりこしゃりと落ちていく。ずぬると男の体に食い込んでいた夥しい数の針が抜けていき、血と汗の臭いが漂った。

「あいがとさげもす。まこと、あいがとさげもした。ようやくこいつで飯が食える」

そう言って腰にぎっちりと褌を巻いた、恵体の偉丈夫は、ぬるりと血に濡れた、やや捻れ気味の長髪をぴしゃりとかきあげたあと。
歯を剥き出してニッと笑って見せた。
転がった鎧は独りでにがっちんと固まり、長方形のスーツケイスめいた形に変わった。

「鬼武者改め、武(たける)と申しもす。ときにそちらは?」

ぎっちりと筋肉が密した肉体には虫食いのような穴が開いているが、血は一滴も出ていない。
どうやら毎度着込んでいるうちに肉が慣れてそういう風に直るようになったらしかった。
82マシラ :2018/07/10(火)21:15:13 ID:Iey
>>81
───…………

【絶句である、マシラという男はその産まれの特殊さと生き方故に、人よりは変わった物を見て来た自信がある】
【……が、ゼロセンの纏っていた鎧を脱がす感覚とその時に垣間見た裏側、そしてそれを着ていたゼロセンの肉体を見れば流石に声も出ない】
【というより、この鎧を作る方も着る方も恐ろしく頭がおかしい、どんな精神状態をすればこんなものに関わりたいと思うのか単純に疑問だった】

……組織構成員のマシラや、工作員をやっとる

【だと言うのに爽やかに挨拶をされれば、何か嫌味を言う暇も無く名乗り返すしかなくなってしまう】
【猿の面の下の顔は伺えないが、きっと物凄いしかめっ面をしているだろう】

んで、お前挨拶に来た言うてたな、首なんぞ手土産にしよって
……流石にフンドシじゃまともに話聞いてくれんと思うで、誰も

【───いや、逆に興味を持ちそうな変わり者もいるにはいたか、しかし話に例外を持ち出せば二進も三進もいかなくなる】
【取りあえず服を着てその体を隠せと暗にマシラは言った、というかそれしか言葉が見つからない】
83ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/10(火)21:21:28 ID:vLK
>>55

【二人は夏雨の後のように混濁とした情報の激しい流れを感じていた】
【やがてそこに立ち込める水霧が晴れたとき、頭の中で描かれた路線図は大きく書き換わっているものだ】

「ええー!もう帰っちゃうのぉ……?」

【熟考の必要性に迫られて一人になりたくなるのも仕方ないとはいえ、少ししか話していないラビットはまだぜんぜん満足していないようで、しゅんと肩を落とした】
【立ち去ろうと背を向けるシンラを見つめてずっとむずむずとしていたが、ふぅ、と諦めて小さなため息を吐く】

「また、会お?……次はいっぱいあそぼうね……」

【心配そうな表情で呼びかけるラビットは、無意識に後ろめたさを感じさせるような弱々しい声で言った】
【言葉端にはそう知らずとも、彼女がなにか悩んでいるのは何となく分かったからだ】
【遠くなる背中に、ふと声が届く】

「…ラビットは、いつでもそばにいるから!」

【振り返れば、芯の強い、覚悟のこもった眼差しでシンラを見送るラビットの姿】
【彼女が目の前から姿を消すまで、きっとずっとそうしているだろう】

//〆でしょうか? お疲れ様でした~
84ゼロセン :2018/07/10(火)21:23:06 ID:X3E
>>82

「ククク、27の時よりこの鎧と関わってきた身ぞ。その辺は抜かりない」

――よもや、服を用意しているのかと思ったがしかし。


「なんか貸してくれい!」


だーーーーっはっはっはっはっはっは。

と笑いながらそう言ってのけた。

「いや、無論のこと自前のものも用意してある。しかしながらいまはまだ飛行機んなかで居眠りかましちょう、どうにもならん!」

まぁ、組織の本拠地である。ぼろ布一枚ありゃあしないなんてのは考えられない。最初からそのつもりでこの男は乗り込んできたのだ。

「なんならぬしの召し物でもよか。なあに寸法があわなくとも無理に袖をとおさば通らぬことはない」

鍛えこまれているはずのマシラの体と比較しても男のそれは遥かに太く大きい。
多分腕すら通るまい。解っているのか冗談なのか……。
85マシラ :2018/07/10(火)21:32:53 ID:Iey
>>84
【最早苛立ちもしない、ここまであけっぴろげに大雑把を晒されると、何か言い返す気にもならなくなる】
【本当にこんな奴が鬼武者と呼ばれ恐れられた人間なのか?と疑問も浮かぶが、今ここでそれを試してやる程暇でもないのだ】

オレの服はやらんわ、しゃあない、ついて来い

【スッパリと拒否、本気だろうと冗談だろうとどっちでもいい、お前に服はやらん】
【溜息を吐きながらマシラは歩き出す、ゼロセンが大人しく付いて来ればすぐにとある部屋の前に着くだろう】
【その部屋には『医務室』の印があり、その中へとマシラは入って行く】

……これでも適当に巻いておけ、お前に合う服はここにはない

【その中から持ってきたのは医務室のベッドに使う真っ白なシーツ、流石に190cmの偉丈夫に似合う服の在庫は無いようだ】

所でお前、ここに来たばかり言うなら仕事もまだ受け取らんよな?
86ゼロセン :2018/07/10(火)21:40:16 ID:X3E
>>85

「おや、釣れんお人」

くっくと喉を鳴らして笑いながらも、決して本気でそう思ってる訳でもなさそうなあたり多分冗談だったのだろう。

「しっかし広かねえ。てっきりゴロツキん徒党位のもんと思ったき、組織に与することをおいは決めたんじゃが。存外構えはしっかりしとる。よかよか、ええとこに来た」

ついてく間もそんなことを言って、やがてたどり着いた医務室の前で渡された白衣を受けとると羽織ってみた。ぎっちりみっちりだがなんとか袖が通ったようである。
しかしボタンは閉められない。

「受けとらんな。何ぞあるか?ええぞええぞ、人が斬れるならどんなんでも申し分なかね、幾らでも言いつけてつかあさいや」
87ゼロセン :2018/07/10(火)21:43:28 ID:X3E
//しまった、シーツか。ローブみたいに巻いたと言うことで
88ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/10(火)21:50:37 ID:FsI
>>54

あっさりとこちらの動きを許容した神に、ヴィジョンは意外そうに「ふぅん」などと生返事を返す。

どうやら連絡先は知らないらしい。そうそううまくはいかないな、と気持ちを切り替えて。

「なるほどな、まあ言いたいことは分かるよ。組織の中にもいい奴はいるし、多分逆も然りなんだろう」

悲しそうに笑う"緑"の姿を思い出す。
眼前の男の思惑がうまく行くなら、彼女を救うこともできるかもしれない。
だが……それでは救えない者もいる。そのことも同時に感じていて。

「他の幹部たちにもその話をしたんだろう?反応はどうだった?」
89マシラ :2018/07/10(火)21:53:19 ID:Iey
>>86
……立派なのは見た目だけや、やる事なんぞゴロツキと何1つ変わらん
そこに御立派な理由があるか無いかや、好き勝手踏み荒らすのは同じ事や

【ゼロセンが言っているのはそう言う意味では無いのかもしれない、しかしマシラは敢えて自分が籍を置く組織という場所をそう語った】
【いくら立派な本拠地があろうと、人と人の繋がりがあろうと、目的があろうと、やっている事は法を犯し混沌を産む犯罪者集団に他ならない】
【確かに徒党を組んだだけの犯罪者ではない、しかし本質的には同じ事だ、皆んな同じ穴の貉なのだ】

数日後に学園が組織を襲撃する───厳密には、『学園に組織を襲撃させる』んやけどな、まあそこはどうでもええ
お前も来い、血の海が出来るくらい人を斬れる事は保証したるわ

【マシラが語るのは数日後に行われる学園襲撃───『ファクトリー防衛作戦』の事である、実際の所その作戦自体は陽動の為の囮でしかないのだが、それでもだからとて防衛を無碍には出来ない】
【囮なら囮也に、釣られた奴等を血祭りに上げてやればお釣りがくる、今は少しでも戦力が欲しい】
90亜主羅神 :2018/07/10(火)21:57:21 ID:X3E
>>88

「『銀』と『白』と『紫』に話したが、まあどれもにべもなく却下って所だ」

紫にかぎってはにべもなくと言う訳でもなかったが、詳細は伏せてそう言っておく。

「あんたはどうする?――罪に関してはこの際考えなくて良い。それを判断するのは俺じゃないからな。だが、組織幹部が協力するとなったら、決して自由ではなくともある程度の身の上は保証されるはずだ」

司法取引、と言うやつだろう。

「……ま、あんたにも個個人の目的がありそうだから、無理にとは言わないがね」
「見たところ、ここまであってきた奴の中じゃ一番まともなように見える。気になるな。組織に与する理由と、悪を行うなりの主義主張ってやつが」
91ゼロセン :2018/07/10(火)22:04:20 ID:X3E
>>89

「なあに、申し分なかね。ゴロツキにゃゴロツキの、人斬りにゃ人斬りの道理がある。結局ンとこ、がちんこ殴りあってどっちに天秤が傾くかの話にすぎんとよ」

戦闘狂らしいシンプルな理屈を語ったあと、マシラの命に一も二もなく頷いた。

「良か!」

心底爽やかに腑に落ちたと言う風である。混沌とした戦場ほどこれが好むものはない。
マシラからすれば頭数を揃えるために声をかけただけのことで在ろうが、ゼロセンからすればこれ以上ないほどの餌を貰ったと同義。

「その命、慎んでお受けしもす」
92神条来悟◆wglGXjqBPM :2018/07/10(火)22:15:13 ID:Heg

(ガコン!と、鈍い音)
(校舎内の物置の中、神条は壁を殴りつける)

(「組織」アジトの襲撃計画)
(風紀委員会顧問として、当然耳にした)
(抱く感情は憤りだ)

……大人が子供を盾にするのか!

(再び、鈍い音が)
(ゴミ箱を一つ蹴り飛ばした)

//ソロールです。
93マシラ :2018/07/10(火)22:16:55 ID:T1n
>>91
……そんじゃあ、頼むわ
詳細は追って伝える、オレは準備で忙しいんでな

【着る服も(服ではないが)くれてやったし、戦う場所もくれてやった、これ以上新入りにかまけて居る暇はない】
【マシラはそうぶっきらぼうな態度を取り、踵を返して来た道を引き返して行く】

……それと、まあこれは新入りに忠告や

【その途中、一度パタリと立ち止まったマシラは、振り向いて猿の面をゼロセンに向けた】

下っ端は何も考えず上の命令に従っといた方がええで、無駄な色気出して死んでった奴等を何人も知っとるからな

【別に他人を心配するようなたまじゃないし、こんな奴を気にかける理由もない】
【ただ何と無く自分が生き残って来た処世術を語って、それからまた向き直ってマシラは歩いて行った】
94ゼロセン :2018/07/10(火)22:24:46 ID:X3E
>>93

「元よりそのつもりよ」

――す、と。
顔に浮いていた笑みが消え去り、悲しげな苦笑に変わった。

「おいは刃ァ振るわにゃ生きてけん、くたばりとうもない。罪が重なれば重なるほど死にとう無くなっちまったなれの果てじゃき」
「生き方はしっとう。なまくらがたなは黙って使い潰されるのみ、じゃ――しかしあいがと、先達の言葉はよう身に染みるのう!」

そうせねば生きていけない人間が、そうさせてくれる場所をわざわざ捨てるはずもなく。
人斬りは己をただのなまくらがたなと割り切って、人を斬る事以外のなにかを望まない。

「お世話になりもした、縁があればまた」

その背中に、ただ人斬りは投げかけた。

//ロールありがとうございましたー
95ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/10(火)22:24:48 ID:klL
>>90

「そのメンバーなら、まあそうだろうなあ」

ドラゴンは組織という枠組み自体を重んじている節があるし、リーダーも組織、ひいては総帥の意思に従っている形。
クイーンに関しては正直計り知れない所があるが。
神の言う善きものの引き抜き。言ってしまえば組織の解体にも近しい発案には、賛同しないのも頷ける。

「で、俺か。俺は―――」

自らの身の上を告白すべきか否か、ずっと迷っていた。
打ち明けることで相手を巻き込んでしまうことを恐れていたからだ。
だが、この男は。自分が巻き込むまでもなく関わりに来ている。
ならば、寧ろ打ち明けたほうが事態が好転するのではないか。

「俺は別に、組織に忠誠を誓ったとかでもないし……そもそも悪を為す事自体にも反対だからな。
 成り行きで組織に入って、たまたま幹部ってことになってるだけで。元はただのこの学園の生徒に過ぎないんだよ。
 だから、俺個人としては……アンタの考えには割と同意できる。完全に、とは言わないけどな」

まともに見える、と言われれば、「そりゃあそうだ」と言わんばかりに頷いて。
左手を顔に添わせ、銀の仮面を自ら取る。
そうして、特徴的な群青色の髪、瞳の素顔をさらけ出すと、小さく笑みを浮かべて、

「自己紹介がまだだったよな。天塚みのる。それが俺の本当の名前だ。」
96マシラ :2018/07/10(火)22:27:21 ID:T1n
>>94
//お疲れ様でしたー
97亜主羅神 :2018/07/10(火)22:31:24 ID:X3E
>>95

「なに!?」

さしもの神も驚愕を隠せなかった。なんと言う数奇な運命か。それを越えてここにいるのだから即ち凄まじい強運と言わざるを得まい
ますます声をかけたことが正しかったように思える。つまり彼は、悪を何一つ成していないのだ。

「――――しかも天塚ときたか」

人と人は思わぬ縁で繋がってるものだなあ。
そう思いながら神は名乗る。

「亜主羅神だ。一年生――所で、妹がいるだろう。名前は天塚しのぶ」
「ますますお前をつれていかなきゃならなくなってきたな。あんなちっちゃいのをいつまで一人で放っとくつもりだ?」
98ピーター・D・カーター◆fAiBro2NmQ :2018/07/10(火)22:51:38 ID:vLK
>>60

「What a dumb question!(なんという愚問だ!)」

【ハンチングで目元を隠し、パイプ椅子を傾けて行儀悪く机に足を乗せて座っていたピーターの姿勢がおもむろに改まる。】
【そうして会話の場へと身を乗り出すと、彼女へニヤリと口角を上げて見せた】

「イインンチョ、チチ臭いですよ。今サラ」

【自信満々に言い放つが、恐らく水臭いの間違いだろう】
【しかしこんな時だからこそ、彼のいつもの軽い調子が崩れることはない。彼女の無理を聞くことなんて、風紀委員たちにとっては"いつもの"事なのだ】
【口では止めろというものの、そうやって一人で苦しんでしまう彼女の姿を知った風紀委員の面々に、放っておける人間などいない。】
【三年間、毎日のようにその間近で彼女の横顔に影も光も見てきたピーターは、特にそうだった】

「終わらせル。ソレが役目デス――――――――――――」

【それだけ言い放つと、机の端を足で軽く蹴って、いつも彼が会議に参加している時の体勢へと静かに戻った】
【もうこれ以上言うことなど何もない、言葉など必要ないと語るかのように】

【ピーターはもう、ゆらゆらとパイプ椅子に揺られながらその鍔の間に、どこか遠くへ向けた鋭い眼差しを潜ませているだけだ】

//参加し忘れました!一応、反応残しておきます……。
99ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/10(火)22:53:41 ID:klL
>>97

「ちょっと前の生徒会選挙の日に襲撃事件があっただろ?あの時に誘拐されてな。
 どうも、失踪した"青"が俺に瓜二つだったらしい。それで、今は組織内では『ヴィジョンは記憶喪失になって戻ってきた』ってことになってる」

そっくりなのは容姿だけでなく、性格から能力に至るまで。
流石に捨て置ける問題ではなく、真相を調べるためにも組織に所属することにしたのだ、と彼は言う。
実際には、記憶喪失に関しては他の幹部たちからは疑われているような気もするが。

「え、なに、しのぶのこと知ってるのか!?」

妹のこととなると血相を変え、食い気味に反応。どうやら相当に心配していたようで。

「いや、俺だって会いに行きたいよ。心配だし、俺も寂しいしな。
 ただ、組織の監視のことを思うと今は会いに行くべきじゃないと思うんだ」
100亜主羅神 :2018/07/10(火)23:02:38 ID:X3E
>>99

「……そりゃあ、随分な偶然もあったもんだ」

作為すら感じる。
しかし、その事実を図る法は今はない。この男が本当に天塚みのるなのか、それとも記憶喪失のブルーカラー『ヴィジョン』なのか。

(ややこしい……!)

「知ってるよ。祭りン時に山車を危うく崩しかけたんでな、助けてやった。どうにもおっちょこちょいでほっとけない部分があるな」
「大体そんな血相変えるならせめて会いにいってやる位はだなあ――――」

と、そこで言葉を止める。血の繋がった兄貴でもないのに大仰に気にかけてやると言うのも本当の血縁であるみのるに失礼だと思ったのだった。

「……とにもかくにもだな。そう言うならここで強いて連れてくような真似はせんが、一報ぐらい入れてやれせめて。なんなら俺からいっといてやろうか」
101ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/10(火)23:19:39 ID:klL
>>100

「偶然なもんかよ」

断言する。

「俺も不思議に思って組織の構成員リストで、失踪前の"ヴィジョン"の顔写真を見たんだけどさ、正直鳥肌立ったよ。
 双子か、クローンか。あるいは一瞬自分の記憶を疑ったくらいにはな」

他人から『似ている』と言われるのと、自分で『似ている』と思うのは雲泥の差だ。
アレは確かに、「瓜二つ」としか言い様がない。偶然で起こりうる域を、遥かに超えている。

「祭り?ああ、むすびまつりね。
 そんなことがあったのか。それは、助けてくれてありがとうな。」

そういう所が可愛いだろう?と自慢げなシスコン。

「ん、んん……まあ、そうだな。じゃあ一言伝えておいてくれるか?
 『そばに居てあげられなくてすまない』と。」

兄は元気だ、などといえば、じゃあなんで帰ってこないの、と言われそうで。
伝える言葉に困った挙句謝罪の言葉しか出てこない辺りは彼の性格だ。

「それと、そうだな……『両親のところへは必ず一緒に行こう』って言っておいてくれ」
102亜主羅神 :2018/07/10(火)23:27:10 ID:X3E
>>101

――――即ち、両者の間には某かの不可視の繋がりがある、と言うこと。だとして。

(やはり、それを図る術はない。手詰まりか)

いくつかの説は思い付く。しかしそれは想像の域を出ないのだから口に出すのも躊躇われた。

「解った。会ったら確かに伝えておく」

なにがしか、彼らの血縁にはあるのかもしれない。
含みのある伝言を脳内で転がしながら神はそう思ったのだが、突っ込んで聴くも失礼な気がしたので、なにも言わないでおいた。

「――じゃ、とりあえず一旦解散だ。こうして幹部と話してるってのもわりと俺の立場からすりゃ困った話なんでな。いやでもそのうち会うだろう。そんときは敵か、味方かな」

神はそう言い残して踵を返した。

「じゃあな、天塚みのる。妹に会う前にくたばったりすんなよ。笑えねえから」

//そろそろ〆ですかね、ありがとうございましたー
103ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/10(火)23:43:01 ID:klL
>>102

「ま、そっちは色々探ってみるしかなさそうだな」

研究施設襲撃の際にその内容を盗み見たり、組織のデータベースにアクセスしてみたり。色々やってみてはいる。
成果の方は芳しくないが、これに関しては根気勝負といったところか。

「よろしく頼む―――っと、そうだな。こっちとしても、あんまり見られたくない場面ではあるし。
 もし敵同士で戦うことになったりしたら加減してくれよ?本当に戦闘力皆無だから、俺」

冗談じみた口調で本音をぶちまけて。

「死なねえよ。死んでたまるか」

宣言するようにそう返すと、彼の方も神から視線を切って。
しかしその場は去らず、人探しを再開するのだった。

/はいー、絡みありがとうございました!楽しかったです!
104鬼久墨音 :2018/07/11(水)00:17:23 ID:Us1
>>60
襲撃作戦がどうのとか、本当なのだろうか…

【立候補した生徒を戦力とし、組織へ攻撃を仕掛けるという作戦のウワサ話】
【どうにもその真相はあやふやであり、墨音の首の角度は増すばかりであった】

…龍神会長や亜主羅神達はどうするのか…
うーん…聞くにもウワサの真偽を確かめてからじゃないと余計な不安を与えてしまう可能性もあるしなぁ…

【チームや同盟関係の仲間たちを思い浮かべて唸る】
【ともあれそんなこんなで腕を組み小首を傾げたまま、マイルームでのひと時は過ぎて行くのであった】

//ソロールです
105リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/11(水)00:22:28 ID:9m8
>>69

【寝っ転がったまま器用にキャッチ、しかしすぐに開けるような真似はせず、まずは額に当てて涼む】
【痛くなるような冷たさが、この猛暑の中では心地よい。少女はにへらぁ~とだらけきった笑みを浮かべる】

……ふっふっふ~、身体を騙し続ければどこかでガタがくるよ、だから山に登る時や海に潜る時と同じように、少しずつ慣らしていくのが一番良いのさ
あっ、つまり僕がこうして暑さに甘んじているのも、無意識化で環境適応を行なっていたからということか!!あ、アイス美味しい……超生き返る……

【どこからどう聞いても強がりにしか聞こえない発言の後、アイスを口に運んだらそれはもう蕩けるような笑顔を浮かべる】
【所詮はリタも一人の女の子なので甘いものを食べたら喜ぶし、ましてやそれが炎天下でのアイスであれば幸せにならない筈がない】

レスラー?はっはっはっ!中々面白い冗談を言うね!!


……え、待って本当にレスラーに見える?僕そんなにゴリラみたいな体型してる?流石に場を和ませる為ののジョークだよね?

【割と焦る。相手の表情からはそれが嘘か本気か読み取れないので尚更。一方的に心が読めるのは卑怯だと心の中で抗議する】
【鍛えているのは事実であったが、ちゃんと筋肉は締めて女性らしい細さも保っているのが密かな自慢だったりする】

あ、僕はリタ・セルサタイト。つい先日にこっちにきたばかりの留学生
こちらこそ宜しく、そして改めてアイスありがとー……ああ、頭がキーンってするぅー……

【アイスを咥えながら、ちらりと相手を見れば、タトゥーの文字が目に入る】
【果たして、どのような意味の記号だろうか。少し思案するが思い浮かばず、その思考も伝わるのかもしれないが】


//すいません、遅くなりました
106オメガ ◆fOD50tbLBI :2018/07/11(水)00:37:27 ID:PYJ
>>78

―――オメガは暫し考えた。
この計画を彼女に伝えるべきかと。彼女に伝えれば彼女は学園側にこの計画を伝えかねない。
やはり適当に嘘を吐くべきだろう。もしも彼女が上に伝えれば、学園側の警備は盤石なものとなりかねない。
今回の作戦に限っては組織側には絶対に成功して貰わなければならない。エリナD、あの女を仕留める為にも。

「……模擬戦だ。幹部が一人死に、その空いた穴を埋める為に一人の人間が新たな幹部となった。」
「組織はチームワークを重んずる。一刻でも早くその新幹部を組織に溶け込ませる為の……模擬戦だ。」

嘘八百だった。だが、オメガはジョーカーの後釜に別人が入った事を知らない。
後釜に関する部分は正に嘘から出た真であった。
……が、それ以外は全て偽りの情報である。

「その時だけ組織の幹部も皆動く。だからその隙にお前は本部に行け。」
「そして手掛かりでも良いから『天塚みのる』の行方を確かめろ。俺は当日は他にやる事があるから、当日になればお前に連絡を入れるさ。」

「……名前さえ教えて貰えればこっちから調べる。俺の名前はい――――。」

「……オメガ。オメガだ。アンタの名前は?」

オメガは彼女に名を問うた。
同時に彼はその場で体勢を低くすると、ペンで地図に己が知る限りの組織が管理する施設や本部の情報を書き込んで行く。
その中には幹部の集う機会の最も多い、本部と言っても過言ではない施設の位置も記されていた。

だが、今後戦場と化す偽の本部―――『ファクトリー』についての情報は敢えて何一つ書かなかった。

//遅くなってしまい申し訳ありません……
107亜主羅神 :2018/07/11(水)00:59:06 ID:Lde
>>104

『今出回ってる噂は本当だ』
『当然来るだろ?』


誘いと言うより確認するような口調のメッセージが神から墨音へ届くだろう。

//ちょこっと反応
108一之瀬侑李◆ysp4J1dwSE :2018/07/11(水)01:38:14 ID:t5N
>>64

「復讐心を人質に、ね……」

【全くもって納得がいかない】
【生徒を何だと思っているのか、学び舎を何だと思っているのか――大人たちが好き勝手にばら撒いていった穢れを】
【風紀委員どころか、ただの生徒にまで掃除させる、つくづく呆れ果てる。見下げ果てる】

「――ま、私はいつも通り、それなりにやらせてもらうよ。それなりに、ね」

【そう言いながら、頬杖をついた】
【組織に襲撃をかけることが出来る、それ自体は大歓迎だ。今まで散々にやられてきた相手を殴り返すことが出来る】
【それだけで多少胸が空く。口の中の飴をコロコロと転がしながら……後は、可愛い後輩達に釘を差しておかなければな、と思いつつ】

/遅くなりましたが、こちらはこれで話を聞き終えたということで……!
109楠木シンラ :2018/07/11(水)02:24:53 ID:I1Y
>>83

「……………………なんで、アタシにそこまで」

【ちらりとだけ振り向き、すぐにまた背を向ける】
【『相手は駒(キャラ)なのだ、相手の振る舞いも、ただのセンチメンタルを狙った描写だ』】
【理屈ではわかってはいる。しかし、掻き立てられるその感情は、どうしても抑えられなかった。それがただ一言、こぼれた】
【せめてそれを見られないように、気持ち早めに歩みを進めた】

「『無闇お気軽なのは趣味じゃない』って、言ったけどさ……」

【ラビットの視界から外れた後、空を見上げて】
【『アイデンティティと引き換えの強化はいくら何でも流石に重たすぎやしないか』、と『誰か』へと嗤う】
【笑うしか、なかった】

「……『誰か』がとてつもなく意地悪ってことは、よーく分かったわ」

【ジョーカーの遺伝子が封入された注射器を掲げ、眺めながら、呟く】
【一体どうすればいいのか、今のシンラには分からない。衝動的に注射器を腕に突き刺し、中身を注ぎ込んでしまえばきっと悩みは終わる】
【だが、少なくともすぐこの場で『諦める』気には、どうしてもなれなかった……】

//絡みありがとうございました!暫くたっぷり葛藤させていただきます
110アルマ :2018/07/11(水)03:05:39 ID:LW3
宇宙の終わりを垣間見た。すべての温度が絶え尽くして、熱力学的な死を迎える瞬間を。
光を蝕むようして、終わりに相応しく渡り行く冷たさの黒ーー。


(僕の能力はーーそういう終わりから持ち出してきた熱ーー
熱的死の寸前にある熱なのか)


能力の公式を脳回路に想い描くと、拡がり始める、圧倒的な熱と光ーーーー


そこで目が醒める。黒に満たされた瞼に、光がはじまっていくように。
やわらかい教室だった。蛍光灯は消えていて、薄暗いけど、差し込む光は薄白い。室内で影と光との対比が成立していて、現代的な魔術師ならこの場を媒介に新しい生命を誕生させることすら叶いそうなくらいよかった。

ひとりぼっちで、静かな所で寝ていたくって、実際にそうしたことを思い出す。
席に座って、机に伏していて、腕のなかにつくりだした自分だけの暗闇で、心地良く寝れた。

席を立つ。光が差し込む方へーーベランダへ出て行く。外を、グラウンドを見渡す。

学園は今日も輪(まわ)っているだろうか。現実性が剥離しつつある現代で、未だに少年少女のメインストリームの場として機能しているだろうか。

真っ白な髪の先端を指で弄って、意識的にまばたきをした。そうすることが、いちばんだと思ったから。
だってガラスに遮られていない太陽の光があまりにも容赦なくて、こうでもしないと、息苦しさで心臓が塞がりそうになってしまう。

//適当に気楽に絡み待ちですー
111夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/11(水)06:07:41 ID:BB6
>>106

「模擬戦、ですか……」

その言葉が真実だと信用していいか夜那は疑っているようだった。
だが、それが嘘だと今の夜那には知る術はない。

「……はい、こんなチャンスは二度とないでしょう。確実にみのる君に繋がる情報を掴んでみせますよ。上手く行けば助けられるかもしれない……」
「私は小畑 夜那と言います。オメガさんって根っからの悪人じゃないですよね、私に手を貸してくれてるんだから」
「だからいつか、自首してくれませんか?貴方には償いの機会が与えられるべきです」

地図を受け取って夜那はそれを懐にしまう。これは重要な情報だ。家に帰ったら複製を用意しようと思うのだった。
そして夜那は真っ直ぐに男を見つめると、真剣な表情で告げる。自首して欲しいと。
男がこれまでどんな人生を送ってきたかは知らない。だが、夜那にはどうしてもただの悪人だとは思えなかった。
112ゼロセン :2018/07/11(水)08:44:02 ID:Lde

――――貪欲と言うのも、域を越えれば狂気になる。

一秒に二、三回は体を上げているのではないかと思われるほど、その存在の懸垂には速度的にも、表情的にも鬼気迫る物があった。
何よりも驚くべきことは、扉をあけはなったヘリの部分にかけられているのは人差し指の一本きりと言う事実である。

――――彼は190を越える偉丈夫だ。当然めかたも100を下るまい。だがしかし、容易く、それでいてその容易さに苛つきを覚えたかのように狂気的な鍛練は加速していく。

(血の騒ぎちゅうんは、どうにも抑えられるもんじゃなかね)

ファクトリー襲撃の日まで、まだだいぶん時間がある。
それを埋めるように不可をかけられる『虫食いのような穴』が空いた肉体は、未だ軽い汗しかかいていなかった。
113エシュロン◆GUOXgOFDZ2 :2018/07/11(水)10:55:14 ID:YOz
>>105
「……身体を騙し続ければいずれ破綻する。けれど、時にはまやかしの安らぎも良いとは思わない?」

環境とは不変のものであり、人間もその一部なのだから迎合すべきであるという自然的な考え。
その主張は一般的なものであり、また人間の在るべき姿にも思える。
しかし白の少女は自然に逆らうのではなく、己に逆らうことはできると、
腰の少し後ろ側に両手をついてもたれると、だらけきったリタの幸せそうな笑みを眺め微笑むのだった。

「細くて引き締まってるけど、戦うために鍛えてる……打撃だけじゃなく、投げや締め……」
「違うのなら……殺し屋さんかしら」

笑顔ののちは慌て顔。めまぐるしく表情を変えるリタを眺めながら、なじるような視線を向ける。
ちらりと覗く健康的な色のお腹。程よく引き締まる程度に抑えつつも、激しい鍛錬の痕跡。エヴリンは体型ではなく筋肉の質から判断したようだった。
ただしあまりにも若いその外見から、彼女が従軍者だということまでは推測できなかったようだ。

「……今、違うことを考えた」
「心を読まなくても顔で分かる。視線が……私の左腕へ、……刺青が気になるのね」

が、彼女がこの話題よりも別の対象に興味を持ったことは身振りや視線だけで気取ることができた。
露骨に左腕の肩口へ掛かる視線。目を閉じて白い歯を見せ少しはにかむと、袖口を直してその視線を受け入れる。

「教えてあげてもいいけれど、自分で考えて答えてみなさいな」
「ふふっ……」

寄り添っては突き放す氷の微笑。先程自分がやってのけたよう、外見だけで推測し内面を当てる『あそび』のターンを、リタへと回す。
それから彼女は思い出したように視線を向け、自分のことを『イヴィー』と呼んで欲しいと続けた。
小さく傾げた首に追随してレースのカーテンのように揺れる透き通った白い髪は、少女の視線を釘付けようと誘惑する。
114龍神 麗華◆3t05sh..yw :2018/07/11(水)10:57:55 ID:5dL
【麗華にはエリナによる監視をつけられた】
【これによって恐らく、組織と戦う表舞台に立つのは難しいだろう】

………くっそ、自分が動けないのはもどかしい

【そう呟いて、ただ生徒会長としての仕事をこなす】
【今後、彼女が対組織で動く事は、エリナ達上層部に何か起こらない限り難しいだろう】
【実質、組織との戦いは、他の仲間に託すしかない状況に置かれてしまったのだった】

//ソロールです
115オメガ ◆fOD50tbLBI :2018/07/11(水)11:25:12 ID:PYJ
>>111

―――自首。
考えた事も無かった。自分は組織に加わってから特に悪事は働いていない。
だが、それ以前は数多の人間を手に掛けて生きて来た事は事実。警備隊の目の前で人を殺めた事だってあった。
きっと自ら出頭すれば逮捕はされるだろう。

「……勘違いするな。俺は正義のヒーローでもダークヒーローでも何でもない。」
「自分のエゴでこんな事をやっているだけで何が正義なのかすらもわかっていないんだからな。」

そう話すオメガの表情は何処か暗かった。
自首をしてくれないか、という彼女の問いに彼が明確な答えを示す事はしなかった。
はいと答えてもこの先、全てが終わるまで自分が生き残られる保証なんて何処にもないのだから。
だからと言って、彼がいいえと答えなかったのはその良心と罪悪感故でもあった。

「……夜那。また決行日になればこっちから連絡を入れる。」
「それまではゆっくり身体を休めておけよ。」

そう言い残すと、オメガは彼女に背を向けて歩き出した。
116リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/11(水)12:06:11 ID:9m8
>>113


ふっふっふっ……よくぞ僕の正体に気がついたな、流石の洞察力と褒めてあげよう
だけど知られたからに生かしておく訳には行かないね、悪いけど君にはその秘密を抱えたまま墓場に行って貰おうか…………って違ーう!!!

ほらこれ、これ見て!!このドッグタグ本物だから!!ちゃんと僕用の正式な識別番号が書かれてるやつ!!
一応こんな見てくれでも軍属だから!!間違っても殺し屋じゃないから!!

【お手本のようなノリ突っ込み、まあ殺し屋も軍人も全く関係のない人からしてみれば大差ないものかも知れないけど】
【胸元のドッグタグを見せるように抱き寄せたなら、自身の身分を強く主張する。ドッグタグもミリタリーパンツも、決してただのファッションという訳ではない】
【いや、この真昼間から私服として着ている分にはミリタリー少女のファッションとしか言い様がないが。そもそも彼女、私服といえば基本的にこの格好だった】


むむむぅ……レタリングタトゥーということなら、名前や思い入れのある単語といった所かなあ?
それともコールサインの略称か、ドッグタグのような識別番コードか……んんー駄目だ分かんない!!

【ホールドアップ、候補なら幾らでも捻り出すことができたが、そこから先を絞り込んでいくとなると情報が少な過ぎる】
【そうして会話を続けていくうちに、何気ない仕草の一つ一つが魅惑的な彼女の動作に見惚れてしまい、慌てて首を振るのだった】
【別にそっちの気がある訳ではないけれど、彫刻のような微笑みに、艶やかで美しい髪は、見ているだけでドキドキしてしまう】

【自分よりも確実に“美しい”と言えるその風貌に大きな羨望とちょっぴりの悔しさを抱きつつも、けれども次の瞬間にはその思考はアイスの美味しさに関して切り替わっているのだった】
【良くも悪くも切り替えの早さには定評のあるリタ・セレスタイトという少女。そもそもアイスを急に食べたせいで頭がキンキンと内側から痛みを上げているせいで、他のことを考える余裕がないだけでもある】
117龍神 麗華◆3t05sh..yw :2018/07/11(水)12:11:15 ID:a2K
//もう麗華はフリーシェアのリタイア扱いでいいです
118亜主羅神 :2018/07/11(水)12:31:16 ID:Lde
//どどどどうしたんですいきなり
//もったいないですよ折角いい役職についてるんですから、何か気にすることでもありました?
119龍神 麗華◆3t05sh..yw :2018/07/11(水)12:33:50 ID:rri
//すみません議論の方に投げます
120エシュロン◆GUOXgOFDZ2 :2018/07/11(水)12:38:04 ID:YOz
>>116
「あら、軍人さんなの」
「それじゃあこのMARPATは本物?」

いきなり抱き寄せられると目を丸めて驚くが、すぐにその表情は落ち着いたものへと戻り、口ぶりも変わらず平坦である。
ドッグタグを受け取るとそれを指先で弄び、所属、名前、血液型から宗教思想まで全ての情報が記されていることを確認。表記の仕方だけ見れば間違いなく本物だ。
しかしそれはそれでここまで若く無防備なエージェントがいても良いものか。苦笑しながら、イヴィーはそれを指で弾いた。
それからリタの膝あたりを軽く指先で円を描くように撫でながら、戦闘服独特の硬い手触りを。これも本物、彼女は軍属で間違いなさそうだ。

「ふふ……じゃあリタ、貴女が答えを教えてくれたように、私も自分が何者なのかを教えるわ」

観念したように両手を挙げたジェスチャーの隙をついて、エヴリンはリタの脇腹からするりと抜ける。
発育の良い身体に押し付けられて少しだけ息苦しそうにしていた彼女は、解放された際に僅かに大きな呼吸を挟んで。
しかしコミカルな彼女の態度に、可愛らしいと笑みを絶やさないまま、彼女に正体を打ち明けると告げた。

『私は人工的に作られたESPで、NSAの監視から隠れるためにここにいる』
『製造番号02、与えられた名前はエシュロン。……だから02E』

こめかみに人差し指と中指を当て、集中した様子でリタの瞳を覗き込む。じっと彼女を見つめる視線は、彼女の水晶色の瞳に彩られたものだ。
当然として証拠を残さぬよう、自らの出自については念話で語る。テレパスの能力をいかんなく発揮しているわけだ。
人工的に強力な異能者を作り上げるDARPAの先端プロジェクト『イプシロン計画』。彼女はその早期に製造された試験段階の『兵器』であった。

『理由は……ただ普通の人間のように暮らしたいだけ……だから、可能なら本国には通報しないで欲しいのだけれど』

脱走した理由はいかにも人間的で、ゆえに彼女は失敗作なのだろう。
警備が対異能者用にシフトするよりも先にアメリカから逃げ出したエヴリンは、学園都市に姿を隠しているという訳だ。
それを初対面のリタに打ち明けてしまうということは、暴露されてもさしたる障害にはなり得ないという事の表れでもある。
121リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/11(水)13:37:41 ID:9m8
>>120

…………………そんなヘヴィな出自をいきなり暴露されてしまう僕の気持ちにもなって欲しいな!!!!


【リタ、魂の叫びであった】

【ただまあ、こうして暴露しているということは、明かされた所で彼女自身は何も問題ないか、もしくはカウンターを用意しているということだろう】
【そもそも超能力でダイレクトに伝えられた思念を経由しての暴露なのだから、証拠は何もないし、そもそもこれが彼女の与太話でない保証もない】
【だからこそちょっぴり反応に困るリタとしては、こんな風にツッコミに回らざるを得なかったりするのだが】

いやあ、仮にイヴィーの話が真実だったとしても僕にそれを証明する手立てはないし、そもそも通報した所で面倒が僕に跳ね返ってくる予感しかしないし
だからまあ、聞かなかったことにしておくよ。そもそも合衆国製の人工能力者って言うならば僕だって同じだからさ!!つまり同族って訳だね!!

『スクール』にて産み出された、人工的な二重能力者。異能兵士開発計画の完成形が一人、それがこの僕リタ・セレスタイトという訳さ!!ふっふん!!!

【合衆国における、この学園都市に相当する異能開発研究機関『スクール』】
【そこで長年進められてきた、異能力者の兵士開発計画における完成形の一人とされるのがこの少女である。誠に信じがたい話ではあるが】

【そんな風にこの少女を生み出した研究が、エシュロンを作り上げた『イプシロン計画』と類縁の存在であることは、想像に難くないが】
【しかし強力な異能を有する兵士を生み出すという目的を見れば、リタは間違いなく計画の完成形であることは確かなのだ。その性格に難があり過ぎる点を除いて】
【しかし、風貌も性格も異能も、全く異なるというのに、二者は共通の出自を有しており、それはまるで奇妙な血縁関係のようなものだったーーーいや血が繋がっているとは到底思えないのだが、色んな意味で】
122ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/11(水)15:07:07 ID:HOZ
>>112
――さて、噂に聞く『鬼武者』が組織入りしたという話は昨夜のうちに広まっている、ペイン自体はうげえ、と感じた『葡萄の』手土産がそれを証明しており、戦力としては申し分ない
だが命令も聞かずにあばれまわる獣であるのなら組織には必要なく、そもそも暴れ回られると自分の仕事が増えるということもあり
……とりあえず人となりを知るべく彼がトレーニングしているこの場まできたわけなのだが

(……な、なんか入りづらいわね……トレーニング邪魔したら怒るかしら……あと仄かに汗臭いわ……)
(……というかあの虫食いみたいな穴は何かしら……どうやってついたのか、痛かったのか、とか……色々気になるわね)

鬼気迫る彼のトレーニング風景にあてられたのか、二の足を踏み、入口の隙間から少しだけ頭を出して、サラサラした銀髪を風に揺らしながら覗いている、
膨張する肉体、迸る汗、徹底的に自分の肉体を虐め抜く男、凡そ女子供が関わっていい雰囲気ではない
123ゼロセン :2018/07/11(水)15:22:33 ID:Lde
>>122

――――びたり、と、持ち上がった肉体が止まった。

折り畳まれた膝、盛り上がる肩、血の色の褪せた人差し指。
全てがひたりと汗を滲ませ負荷に震える様は、まるで一つの肉球めいて凝縮し熱気を放っている。

――――ごひゅる、と、息を尽き。

「なんぞ用かね、お嬢ちゃん」

ゼロセンは見たところ、30後半と言ったところ。
幹部とは露知らず、気配と横目に捉えたペインを『お嬢ちゃん』と形容した。

「そう縮こまらんでもよか。確かにおいは人ォ斬らにゃ息もできんようになるが、斬っちゃ良いもの悪いものの判別ぐらいはつきもす」

べたり、と地面に足をつくと、ちょいちょいと手をこまねいてペインを呼び寄せる。
124ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/11(水)15:32:59 ID:HOZ
>>123
……ほう、と息を吐いた、素人目にも分かる見事な筋肉の付き方、猛烈な懸垂が止まったことでじっと肉体を眺める隙ができ……
『おじょうちゃん』と形容されたことで少々の驚きと共に、視線を肉体から彼の顔に向け

(おじょうちゃんって……ま、まあ嬉しいけれど久々に呼ばれたわね……)

彼の見た目から推測する年齢は30後半、だが鍛え上げられた肉体からみて20代でも通るのではないかと思いつつも
とりあえず手招かれたままに彼の傍によるだろう

「ええと……はじめまして、トレーニングの邪魔をしたらいけないと思って様子を見ていたのだけど……」
「貴方が鳴り物入りで組織入りした『鬼武者』……で間違いないかしら」
125ゼロセン :2018/07/11(水)15:37:39 ID:Lde
>>124

「いかにも」

――――厳めしい面が崩れ、ニッ、と雄らしい満面の笑みが浮かび上がった。

「おいが鬼武者。――組織に於いては『ゼロセン』と影の号を頂いた身じゃ。真名は「武(たける)」と申す」

ややうねりのある長髪、健康体を越えたようなはち切れんばかりの恵体、確かに見ればその肉体には下手な若者以上の壮健さがあろう
しかし、鍛練中一度も崩れなかった厳めしい面相と、未だ眉間からは剥がれない深い皺が、ともすれば40を越えたような年季を覗かせているのである。

実年齢より、年を食って見えるのだ。

「して、そちらは?」
126ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/11(水)15:50:33 ID:HOZ
>>125

「ふふ、そう」
「武さん、コードネームはゼロセン……ね、艦上戦闘機から取ったのかしら」

先程までの鬼気迫るような表情からは想像出来ないほどの朗らかな笑み、釣られてこちらも目尻を下げてころころと微笑みを返し
名乗られたのなら名乗り返す、それが礼儀、ロングスカートの裾を少しつまんで優雅に挨拶、さらさらと流れる銀髪と赤い双眸で、身長差故にしたからのぞき込むように彼を見つめれば

「私は如月陽炎、と申します、コードネームはペイン、ふふ、この組織の幹部をやらせていただいておりますわ?」

一瞬だけちらりと彼の肉体に刻まれた『虫食いのような穴』に目線を向けて
127ゼロセン :2018/07/11(水)15:57:47 ID:Lde
>>126

「うむ、それもあろうが、大方はおいの鎧の事もあろうよ。どちらも敗戦国の忘れ形見であることには変わらない」

と、意味深なことを言ったが、そこでおやと顔色を変え、頭をかいた。

「幹部の方でありもしたか、こいつは失礼。見聞が狭いもので」

ぺこりと頭を下げ、こちらも礼儀を払った。
しかし小さいのう、と思っている。脳まで筋肉の此の男は組織幹部を皆自分よりバカでかいなにかだと勝手に想像していた。

「陽炎殿。承知致す――しかし気になるかね、そう見られると少し委縮すると言うもんじゃき、まして妙齢のおなごにはあまり見られたくなかね、アハハハハハ」

そう言うが、全身の至るところ、指の先から足の甲にいたるまでびっしりと空いた夥しい肉穴を気にせぬものなどいようはずもなく。
質問すれば答えてくれよう。
128ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/11(水)16:07:17 ID:HOZ
>>127

「鎧……?」

そもそも組織入りしたばかりの彼の情報は少ない、噂に伝え聞く『鬼武者』の話を全て鵜呑みにする訳にも行かず、体の傷と言い鎧と言い知らなければいけない事は沢山ありそうだ

「と、ああ、良いのよ皆仕事仲間だもの、下手に萎縮されるとこちらがやりづらいし、私に対しては気楽に接して頂いて構わないわ」

この男、以外に人好きするタイプのようだ、というのがここまでの印象、熊のような第一印象から、話してみれば温厚であり、礼節もわきまえていら無秩序にあばれまわる獣と想像していたものは杞憂だったかもしれない
……それにしても大きい、見上げる首が疲れてしまいそうな程に

「っと……あ、不躾な真似をしてしまって申し訳ないわ」
「……そうね、それはどういう経緯でついたものなのか……とても気になるわ」

――彼は気づくだろうか、何よりもペインがその傷を恋焦がれるように見ている事に、頬に手を当てほんのりと頬を染めるその姿は、まるでその傷に恋しているようだと
129ゼロセン :2018/07/11(水)16:15:47 ID:Lde
>>128

「うむ、おいの鎧は特別製でなあ……」

と、そこまで語った所で、ゼロセンの背後の部屋の中から一個の巨大な塊が飛び出してきた
それは彼の後頭部に激突し、ぐはうっ、と言うダメージヴォイスと共に彼の体はぐらりと傾くだろう。避けないと陽炎はその体に押し潰されることになる

「うむ。陽炎殿――ではその通りにさせていただく。おいはぬしを普通の友のように扱わせていただくよ」

――――爽やかにいっているつもりだが、なんだかエイめいた鉄の化け物にのしかかられた体勢ではいまいちかっこがつかないと言うものだ
引き剥がす手伝いをするかでもすれば、あるいは陽炎が不幸にもゼロセンの下敷きになってしまったとしたら、その裏側にびっしりと生えた大きな『針』が見えるだろう。

「……こんなもん着とるんじゃき、そら体も穴ボコだらけになるっちゅうもんじゃ!」

笑いながらそう言った。
130ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/11(水)16:31:11 ID:HOZ
>>129

彼の背後から現れた何かはその彼の後頭部に激突し……こちらへ倒れ込む巨大な筋肉ダルマ
その巨体に押しつぶされる苦痛を思えば元々避けるつもりなど毛頭もなく
ふぐぅ……という小さな呻きと共に、銀髪は床に乱れて、胸共々巨体に押しつぶされて

「ふっ……ぐ……そ、そうね……実はこの組織で陽炎って呼んでくれる人は少ないのよ、そういう意味でも貴重な……ぅぅ……と、友だわ」

押しつぶされて苦しいだろうに若干恍惚とした表情
彼の発言から察するに、あの棘がびっしり生えた化け物は彼の鎧だという事……なるほど、確かにあんなものを来ていれば体が穴ぼこだらけになろう
――そしてその瞬間に、彼の背筋にはナメクジが這うような不快感を襲うだろう
押し倒されたままのペインがその赤い双眸を見開いて異能を公使、穴ぼこだらけの彼の傷を貰い受けようとしているからだ、彼がそのままでいるのなら、彼の穴は徐々に消えていき、ペインのメイド服には点々と血の跡が浮かび上がるだろう
131ゼロセン :2018/07/11(水)17:02:02 ID:Lde
>>130

――眉間の皺が濃くなった。

「……なんと、面妖な」


悪寒が走ったかと思えば、自分の体からぼこぼこと傷が消えていく。変わりにペインの服に、ぽつぽつと赤い色が落ちてきた。
判断は容易、ゼロセンは立ち上がり、ぴしゃりと背中の化け物を叩く。不満そうにスーツケイス状にがっちんと固まる鎧を尻目に、陽炎の側へ膝を尽き、口の端をひきつらせながら口火を切った。

「……そいがぬしの異能ちゅうことけ。いやあ面妖な。貧乏クジを全部引っこ抜くようなもんじゃなか?」

ずいぶん長い間付き合ってきた傷である。こうあっさりと無くなられると、奇妙な違和感に苛まれる。どうせ程なくしてまた生々しい孔が空くことになるのだろうけれども。

「痛かろう?全部『経絡』を突いちょうからなぁ……普通の人間ならショック死してもおかしゅうないぞ、むちゃするおなごじゃ」

経絡とは簡単に言えばツボだ。鎧の裏側にびっしりと生えた針はその実、緻密な計算と医学的研究によって為された物なのだ。
しかし同時に全身の経絡を刺激し、なおかつ気によって刺激を断続的に行う仕様の零閃が与える傷の痛みは通常のそれとは桁が違う。

「困ったお人じゃのう。死なんのか?」
132伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/11(水)17:14:56 ID:P0v
//>>70で再度絡み待ちをば…
133ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/11(水)17:30:39 ID:HOZ
>>131
舐めていた……と言えば語弊があるか、徐々に小さくなり消えていく彼の傷
それを貰い受けるように自らの体に空いていく穴、穴、穴、点々としていた血の染みはいつしか広がっていき、メイド服上で線で繋がった紅はいつしか面となり、まるでスプラッター映画のような様相を表してきている
そんな中にありながらも傍らに控えた彼には恍惚と幸せそうな表情が映るだろう
――そして、一際大きくガクッと震えた

「っが……あっ!」

傷を全て移し替えた時、全身に電流を流されたかのような、断続的に差し込まれる刺激というにはおぞましいほどの痛み、額には玉のような汗が浮かび、背筋が反る、下半身が浮く、唇の端からも血を垂らしながら喉に詰まった血で声を上げる事もままならない
大粒の涙をぽろぽろと零しつつ赤い双眸は極限まで見開かれ、震える体に爪を食い込む、否、刺し込む勢いで体をかきいだいて
ともすれば死んでしまいそうな、そんな地獄の苦しみの渦中にあっても、むしろ苦しみがまして行く事に血にまみれた艶やかな唇は妖しく弧を描いている

――そして、体の震えは止まった、名残惜しそうな表情を浮かべるペインの体の穴は再生能力により徐々に塞がっていく
痛みに悶えて乱れたスカートや捲れあがった袖の隙間からも傷が癒えていくのが彼にも見えるかもしれない
134龍神 麗華◆3t05sh..yw :2018/07/11(水)17:48:37 ID:tfx
//ここら辺で龍神家関係の設定を纏めておきます

・古代種
異能が世界的に広がる前から能力を持っていた者達の事を指す
魔女の一族はそのうちの一つで探せば他にも存在するだろう

・龍神家
異能都市にある財閥の一族であり、古代種の異能の血筋
魔女の一族であるので、この血筋の女性には『四大元素』の異能が受け継がれる
その力を使いこなした者の異能は『魔女の継承者』と呼ばれるようになる
龍神麗華、天壌聖良はこの血筋の人間であり、その両者の祖母は50年以上前に『始まりの地』にて異能研究開発に協力、その『モデル』となっていた
表向きは不動産産業で富を得ており、昔から能力者である事を隠して社会に溶け込んで来た。と言うのも実際に、歴史上で語られる『魔女狩り』の被害を受けた事が過去にあったからである
135ゼロセン :2018/07/11(水)17:49:15 ID:Lde
>>133

「痛みを嗜好し、堪食する」


これすなわち、文に表し被虐嗜好者(まぞひすと)
ゼロセンはうーむと腕を組み、その直後、はっは……とやや弱ったように笑った。

「猟奇的じゃのう。まこと、言葉もないくらいに、すっとんでおる。なるほど、実はこんなちんまいのが幹部かと拍子抜けする気持ちだったが、それを見れば得心がいった」

攻性の狂気ではなく、需要の狂気。己が直ると言う自信のゆえなのか、はたまたそれ以前から彼女は傷と痛みを好むのか。

「立たれよ。……名残惜しいと言うなら、どうせすぐにでもまた穴は開く。いつでも受け取りにきてよかね」
136龍神 麗華◆3t05sh..yw :2018/07/11(水)17:52:50 ID:tfx
>>70
どうかしたのか?伊集院

【げんなりとした表情で新聞部の部室へと入ってくる】
【原因はエリナによりつけられた護衛と言う名の監視である警備部隊の人間だ】
【今はトイレに入ってから、其処の窓から外に出るという手法で振り切りここまで来たのだった】

組織のアジト発覚……てなら悪いことはねぇと思うけど、残念ながらあたしはその作戦に参加出来そうにねぇよ……

【そして彼と対面して座り、ため息をするだろう】
137ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/11(水)18:02:17 ID:HOZ
>>135
瞬く間に傷は治癒していく、メイド服に刻まれた赤は消えることは無いが
そうして完全に傷が癒える頃には、生まれたての子鹿のように頼りない足取りで立ち上がるだろう
彼の傷を見て完全に趣味に走った結果だが、図らずもそれが評価に繋がったようだ
ついでに彼に加虐趣味が無いことも多少残念に思いながら

「っふふ……ごめんなさいね、つい痛そうな傷を見たから我慢出来なくなって……」
「色々と貴方の人間性も見せてもらったわ、作戦指示はたしかマシラちゃんから受けているのよね?」

ここに来た当初の目的は彼の人となりを知ること、戦闘時はわからないが普段は温厚な人物のようだ、命令違反も恐らく……はしないだろう、多分

「……ふふ、いいの?こんな私を見て随分と引かれたようだけれど?」

血まみれのメイド服、小首を傾げて尋ねれば赤く犯された銀髪がさらさらと揺れて
138ゼロセン :2018/07/11(水)18:13:25 ID:Lde
>>137

「………………そうかい」


かきん、と、歯と歯が打ち合った。
此の男は人斬りである。完膚なきまでにどこまでも人を切るのが好きなのだ。斬っても斬っても死なぬと言う相手など余りにも。

――――余りにも、理想的すぎる。

尤も、その異質な嗜好と、それに匹敵する巨大な自制心を持ち合わせている彼は、密かにかちりと歯を噛み合わせる事で堪えたのだ。

斬りたい。
斬りたくて斬りたくて堪らない。

足を飛ばしその断面から血が吹き出すのを見たい。
腕を跳ねておぼつかないやじろべえのようにふらつく様が見たい。
腹を割って臓物がでろりと顔を覗かせるのを見たい。
口を裂いて己の美しい顔が壊れきったときの表情が見たい。

斬って斬って斬って、斬って。
屑肉のように路傍に並べたくて仕方がないのだ。

しかしそれにひたすらに耐えている。一見苦笑のような面の一枚奥では、ともすれば内側から燃え上がってしまいそうな欲望にさいなまれていた。

「良か!気にするこたない、嗜好は人それぞれよ。おいは他人の好き嫌いに口出すようなやなやっこじゃなか」

漂う血の臭いに、ざわざわと沸騰しそうな思いを押さえている。一見優しげに陽炎を見ている彼の視界の中には、血の海に沈む残骸と言う幻想だけが映っていた。

つまるところ、彼はサディストなのだが。
めちゃくちゃ自制のきく、サディストなのだ。
139ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/11(水)18:34:39 ID:HOZ
>>138
幸か、不幸か彼がその面相の奥に秘めた、煮えたぎるほどの殺意、人斬り欲には気づかない
恐るべきはあまりにも完璧に、その気配の一旦すら感じさせない彼の自制心の勝利と言ったところだろうか
温厚で知性のある話の通じる人物というペインが抱いた印象は今の所変わる様子もない
……だが、かちりと歯を噛み合わせた、何かをこらえるような絞り出すような言葉には
ゾクリと、深い深い死の香りが湧き上がってくる

「っ……」

そして息を飲み、瞬く間の一瞬だけ恐怖に身をよじらせた、痛みは好きだが、死ぬのは好きではない、彼が気づくかは分からない、だが刹那の間に彼女の瞳に浮かんだのは、『鬼武者』に対する明確な恐怖
つい、瞳を逸らした、幹部として、瞳の中にあった物を悟られないように、無意識なそれはもしかしたら更に加虐心を煽るものかもしれない

「……こほん、えっと……そうね……あ、ありがとう」
「それじゃあ……その、トレーニングの邪魔をしてはいけないし……そろそろ私は行くわね?」
140外道院◆itOWld5gb6 :2018/07/11(水)18:46:35 ID:xYL
>>98

乳臭い……たしかに私は未だ未熟だ、子供と変わりないからな

(ピーターのそんな調子に対して雹道もいつもの調子を取り戻して行く)
(と言っても彼女のいつもの調子というのはこんな風にすぐものごとを真に受けたりしてしまうのだが)
(なにはともあれ、今回のこの会議で雹道の中にあった思い詰めたその心は和らいだのは間違いない)

あぁ……これは、我々の代で断たねばなるまい

(組織などという連中との縁も)
(この血生臭い毎日からも)
(――――後輩たちが笑って過ごせる、そんな日常を取り戻すために)

>>108

……お前もだ侑李
必ず、帰ってこい……そうだな、合宿ができなかったお詫びと言ってはあれだが……

(そう言うと、侑李を真剣な眼差しで見つめて)

………強化合宿などではない、普通の合宿をしよう
この時期ならば海にでも行って、な

(そう言って笑いかけるのだった)


//こちらも遅くなって申し訳ありません…!
141ゼロセン :2018/07/11(水)18:47:05 ID:Lde
>>139

恐怖が薫る。

――――す、とゼロセンは息を吸い込んだ。

人の気配と言うものには敏感だ。精神を読む学問などに長けているわけではないが、戦いを経る中で相手の感情を感覚的とはいえ読み取るのは、武芸者には必須の技であるから。

恐怖も悪くはない。だがしかし、やはりほしいのは実感だ。現実的な質感だ。舌の上で転がすようにペインの恐怖を味わう。
ほんの一滴溢れた滴の味を転がすのだ。

「――――逃げんな、痛ェのが好きなんじゃろ」


――――――殺気はない。

「だったらたっぷり味わわせちゃる」


まな板の鯉を捌くのには必要ないからだ。
苦笑の内側に潜むものが語ったような、まるで顔の調子とはずれた低く潰れた声。
そう言いきったあと、ゼロセンははっと口元を抑え、いや、と言った。


「今のは、その。違う――言葉の綾じゃ」

じわりと顔に汗が浮き、手が震え始める。


「まこと、まこと非礼を働きもした。そんなことは、せんよ。せんから……」
142伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/11(水)18:54:45 ID:P0v
>>136
「あ、どうも会長。とても疲れてそうですが…大丈夫ですか?」

そこに現れたのは麗華だった。その表情はとても疲れてそうだ。何かあったのだろうか。

「……本当ですか?いえ、もしかするとこれはむしろ好都合かもしれません……」

麗華はファクトリーの襲撃に参加できないと言う。しかし、伊集院はある可能性を考えていた。もし、その可能性が当たっていたならば、むしろ参加しない方が良いかもしれないと。

「会長、今回の流れ、どこか作為的なものを感じませんか?今まで尻尾も見せなかった組織の本拠地のアジトが突然発見される……不自然なまでにこちら へ流れが向いている。まるで早く攻撃してくれと言わんばかりに」

つまり、何が言いたいのか、一息置いて。

「―――これは罠かもしれません」
143名無しさん@おーぷん :2018/07/11(水)18:59:27 ID:LW3
ある少年の席の上に、花瓶が配置してある。多くの死はひとりに充てられる分の弔いの感情のウェイトが薄まっていく。
ある時は、クラスであまり目立たなかったまま人生にピリオドを打たれてしまった少女の席の花瓶は、使い回しの造花を差されていた。
どうでもいい一個人の死で全校集会は開けないみたいだ。
『色のついた人間たち』がこの学校のいちばん思念だと主義主張とかの渦巻きをつくっているらしい。
でもそんなの9割方の人間には関係ないことだ。
この事実を世間にリークしたら、学園側の権威や色つきの人間によって揉み消され、当たり前のように生かしておけないらしい。
情報系統を極めた学園のOBにとっては、学園専属のインターネットパトロールには、そして歴代でも最高の情報系統と噂される『王』の名を冠する色つきにとっては、
インターネットはパブリックに見せかけた監視装置に過ぎない。
それは一言の愚痴すらも運転免許の点数のようにチェックされていく。

ああ、もう。どうでもいいさ。成り行き任せに卒業してさ、
入学したらその時点で人生は監視されきる。この先ずっと老衰するまで、隠匿された死を忘れるように努めながら、動物園で可愛いペンギンを装うさ。
ガンギマっても、学園の外へでたら、誰も同情してくれない。
仕方ないことなんだって、これは。
144龍神 麗華◆3t05sh..yw :2018/07/11(水)19:00:50 ID:tfx
>>142
こないだの襲撃からな、エリナDに護衛とか言ってつけられた警備部隊が二人、ずっとあたしを付け回しててな、ありゃまるで監視だ、迂闊に動けねぇ……

【疲れてる原因は彼に話し、参加できそうにない理由もわかるだろう】
【エリナDの思惑は正直自分には良く分からないのであるが、どうせ陰謀に関係する事なんだろうと予測していて】

罠………となると、本命はまた別にあると考えるのが普通か……

【伊集院の考察から、罠かも知れない、そんな言葉を聞くとそう呟き、そこから自身も考察を進める】
145ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/11(水)19:06:13 ID:HOZ
>>141
空気がプレッシャーを帯びる、彼が1呼吸しただけでこの場の雰囲気は重苦しく、息苦しいものに感じられるほどの重圧
この敏感な武者には己が感じた恐怖すら見通されているのだろう
ペインもまた、祖父に戦い方を仕込まれた異能に頼らない戦闘を得意とする武芸者である
だが、それ故に戦闘における『格』という物を否応なく肌で感じてしまうのだ
この武者よりも自らは戦闘では『格下』であるとまざまざと理解してしまっている
そう、だからこそ彼の逃げるなという言葉に

「…っ」

へたりと腰を抜かしてしまった
殺気はなくとも言葉に込められた重圧に縛られてしまった
それは明確に恐怖に負けた証拠、漏れだした『鬼武者』の深淵の一端に薮をつついて蛇を出すがごとく

「……っ、ふふ、あんまりからかってはダメよ?」

最後の彼の言葉に強がってしまったのは幹部の意地だった
146名無しさん@おーぷん :2018/07/11(水)19:08:25 ID:LW3
学園内報道というかさ、朝の教室は色つきや生徒会の話で持ちきりになったりする。だけどそれは恣意的に活発になるように操作された話題だ。
高等教育程度の国語や社会を完成させきった程度じゃとても違和感すら抱かないくらい巧妙に仕組まれている話題だ。

民主主義というか、一般生徒主義というか、そういう話題がホットにならないように、絶対そうなるようになっている。
そういう疑いを持ち続ける僕に友達はいない。それも仕組まれたことなのかもしれない。
こういう仕組みに気づいたところで、それがどこにも言えないようにも仕組まれていることにも、ほとんど同時に気付く。

//ソロールです
147伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/11(水)19:14:27 ID:P0v
>>144
「教頭の監視…一体何を考えているのでしょうか」

今はそんな事をしている場合ではないというのに、一体何を考えているというのか。

「確証は何もありません。あくまで可能性の話です。しかし、もしもこちらの戦力を手薄にさせるのが狙いだとするなら……」

証拠はない。あくまでも、そうであるかもしれないというただの可能性だ。だが、少しでも可能性があるのならばそれについて検討しなければならない。

「本命は、ここの襲撃かもしれません」

ファクトリーを囮にして、手薄になった学園を襲う。戦略としては非常に合理的であり、確実だ。
それが、伊集院の予想した最悪の可能性だった。
148ゼロセン :2018/07/11(水)19:15:47 ID:Lde
>>145

「すまんな」

――――武は恨む。
己の業の深い人生を。

それでも、人を斬るのがやめられない。

「こんなんだが、どうしようもない男だが。暇があったらまた話してやってくれい。――友もおらん、暇をもて余しておる」

恐怖に震えるペインに今度こそ手を差し出し、起こそうとするだろう。


「――――まっこと、すまんのう……陽炎殿」

顔に浮かぶ苦笑には、いまや寂しさすらあって。
この気性ゆえに長らく孤独を味わってきたのだろうと予想するには充分なほどの、影があった。
また会おうと言っているのも、ダメ元のようなものなのだ。
149ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/11(水)19:24:11 ID:HOZ
>>148
……意外だった、先程のすぐにでも首をはねられそうな気配はどこへやら
頭上から降ってくる声は優しげに知性を宿した声色で
重苦しい空気も消え去る、となれば恥ずかしいのは恥を晒している自分だけで
彼の手を取ればよろよろっと立ち上がるだろう
元々、自分がちょっかいをかけてしまったのが原因のような物だ、怖かっただけで怒っている訳では無い

「……ふふ、殺されるかと思っちゃったわよ、武さん、貴方と話すのは楽しいし……鎧の事とか、傷のこととか、知りたいことはまだあるから、勿論会いに来るわ」

ここまでコロコロと印象が変わる人間も珍しいものだと、寂寥を帯びた彼の瞳はまるで捨てられた子供のように感じられて
――限界まで背伸びをして母のように彼の頭を撫でようとするだろう、そうして耳元に唇を寄せられれば

「……その、脳さえ無事なら切り刻んでくれても私は嬉しいのよ……?」

最大の弱点は脳であると彼に明かすのだ
150龍神 麗華◆3t05sh..yw :2018/07/11(水)19:26:42 ID:tfx
>>147
あの野郎の事なんかは今更考えてもわかんねぇよ……ただまぁ良いことではねぇって事は分かる……

【旧校舎に良く行き来している教頭、怪しいのは間違いなく。だがここでああだこうだ言っても何もわからないのが現状、その現実が更に悔しくて】

う~む……もしそれがその通りなら……やばいかも知れねぇなぁ……でも、確証はねぇんだろ?

【そう呟くと、暫く思考して、考えて、どうするべきか悩む】
【数分時間が空いたであろう、その時間が終わると、言葉を紡ぐ】

なら、伊集院はその確証を取るように動いてくれるか?……もしホントにそうだとしたらその話は風紀委員の雹道や、美化委員の黒鳶辺りには伝えた方が良さそうだ

【杞憂であるといいのだが、もしそうならばこのどちらかは学園に残すべき、そう考えていたのであった】
【ただこれは、ファクトリーが本当に組織本部であるなら戦力を持て余す事になる】

……正直時間はねぇ、組織襲撃の時は近いんだ、頼むぜ伊集院……あと、こんな風にコソコソ頼むしかできないの、本当にすまねぇな

【無茶なお願いだとは思う、しかも、自分は今碌に動けない、そんな事に悪いと思い、伊集院に頭を下げて】
151褐色肌の女性◆wglGXjqBPM :2018/07/11(水)19:39:28 ID:v3u

(深夜の路地裏、人影が一つ)
(女性とは思えぬ高身長と、タンクトップにカーゴパンツというあまりにラフな服装)
(日に焼けた褐色の肌と、剥き出しの両腕が一瞬黄金色に輝く)
(その足元には、口を黄金で塞がれた警備員が倒れ伏していた)

(もごもごとくぐもった声で何かを訴える警備員に視線を向けると)

俺の勝ち。
つまり俺が正義。

(低い声でそう一言呟き、にやりと白い歯を見せる)

//絡み待ちです。
152伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/11(水)19:41:58 ID:P0v
>>150
「……分かりました。僕が現地に直接行って確かめてみます」

確証はない。ならば、直接赴いて確かめる他ないだろう。恐らく、相当な危険が待ち受けている。それでも、自分が動くしかない。伊集院は覚悟を決めた。

「……もしも、僕の身に何かあったら後の事はよろしくお願いします」

死。そんなワードが脳裏を過ぎる。だが、もちろん死ぬつもりなどない。真偽を確かめて、生きて帰ってこなければ。自分の能力は戦闘向きではない。もし襲われたらその時は―――いや、考えないことにしよう。
153ゼロセン :2018/07/11(水)19:44:58 ID:Lde
>>149

――――頭を撫でられるなど、いつ頃ぶりだろうか。
精一杯に背を伸ばし髪の毛をくしゃりとかき混ぜる小さな手に、なによりまず驚愕が訪れた。

「……そう……か……」

有りがたい話な筈なのに、現実感が薄く。溢れたのは、本当に言葉を覚えたばかりの子供のような、一言ばかりであった。

「――――――そうか」

そして達する、一つの答え。

「では、遠慮なく」

こいつの前では、我慢しなくてもよいのだと言う、獣じみたシンプルな思考。
あまりにもあっさりと、栓が外れ。がら空きの懐を通すように腰に両腕が回った。赤子を抱くように優しく、その体を抱き締め、た。




直後。

――――あっさりと、肋から背骨が粉々になる感覚が、ペインを襲うだろう。


「……良かねえ。ハハハ、今まで味わったことのない感覚じゃ。そうか。くくく、我慢しなくていいのか。そのおはちさえ割らなきゃ」

耐えに耐えた果てに手に入れた、斬殺とはほど遠い暴力。しかし今手元に得物が無く、されども取る時間も惜しいような感覚の果て。
あまりにも暴力的で破壊的な抱擁の元、ゼロセンは一つの愛着に至った。

『組織』(ここ)はいい。

「貴女の近衛になりもす。どうか存分に使い潰してつかあさい。どうか、どうか」


言葉こそ、嘆願するような。しかし行動が示す逃さないと言うなによりの意思。ゼロセンは心に心を尽くす長を、飼い主を。漸く漸く漸く漸く漸く、見つけることができた。
154龍神 麗華◆3t05sh..yw :2018/07/11(水)19:45:51 ID:tfx
>>152
おいおいおい一人で行くつもりかよ!?

【もし僕に何かあれば……まるで死を連想するような事を言う伊集院に対してそういうと】

そうそう、サラマンドラの件だがな、二人協力者を見つけたぞ……墨音と星導だ

【ニッと笑って、墨音から渡された通信機を伊集院へと渡して】

もし自身に何かありそうなら、それで助けを呼べ。墨音と星導も同じ物を持ってる

【それは、特殊な周波数を使いジャックされにくい、墨音の特殊部隊で使われている通信端末である。現在は四つ、だがこれを複製できる技術者がいればより連携は取りやすく…】
155鬼久墨音 :2018/07/11(水)19:57:37 ID:Us1
>>151
ふゥむ、この手の荒事は久し振りな気がするな

【ソーマの取引現場やバイヤーをひとつひとつ潰す作業を未だ行う墨音】
【いい加減それの被害は少なくなって来ているとはいえゼロではない、それならば中断する道理はない】

一応言っておく、投降しろ…!

【既に会敵状態と言える彼我の距離間、冬服の女生徒墨音は覆面めいたメンポで口元を隠す!シャークマウス!】
【その手に握られたナイフはこの宵闇の中であるというのにギラリと輝いた!微睡む月影を宿している!】
【言葉は軽口めいてはいるがその緊張の糸は有刺鉄線が如くに張り詰められている!】
156伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/11(水)20:02:22 ID:P0v
>>154
「もう時間がないんです。僕が行かないと…」

これは自分がやるべき事だ。もう時間もない。自分が行って、早く確かめなければ。
と、そこで通信機を貰う。これがあれば仲間に繋がるようだ。

「ありがとうございます。使わせてもらいます。これさえあれば、この通信機を介して僕の脳内のデータを皆さんの元に送る事ができるはずです」

これさえあれば仲間内で連携も取れる。それに、自分の能力を使えば情報の伝達が円滑になるだろう。

「僕の能力は決して戦闘向きじゃありません。せめて何か武器があると良いのですが…」

もしも戦闘になったらこちらがやられる可能性は極めて高い。襲われた時にせめて抵抗できるよう何か武器はないだろうか。
157ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/11(水)20:06:52 ID:HOZ
>>153

190はあろうかという大男の頭を撫でるのは存外に辛い、つま先をプルプルとさせながら彼の長髪に指を通しあやす
寂しそうな瞳を見て放っておけなくもあり、端的に短い言葉を返す大男に不器用さすら感じて
恐らくは長らく独りだったのだろう、腰に回される両腕を払う事はせず
母のような心持ちで、とんとんと髪を撫で付ける
かわいていない血まみれのメイド服は二人の距離が狭まったことで彼の肉体にも血を染み込ませ

――そして、部屋に響くは乾いたペキッという音、続くは骨ごと砕かれる破砕音

「お"っ"……が"……"っ……ご"……っ"」

彼女があげられたのは女性とは思えない惨めな呻き声のみ、抱き締められる、否、抱き殺される、鍛えているとはいえ彼からすれば華奢な女の体、背骨は粉々に砕かれ、彼が力を込める度に破砕音を響かせながら徐々に体は逆海老反り、密着している肋骨がかわいた音をたてて破壊されていく
それに呼応し、まるで雑巾を絞るように扱われた体は大量の吐血、部屋中に鉄くささを撒き散らすだろう
そんな渦中にあってさえ焦点の合わない赤い瞳は痛みに喜びの色を浮かべ
近衛になるという彼の言葉には壮絶に蕩けた笑みでもって答えを返していた
158褐色肌の女性◆wglGXjqBPM :2018/07/11(水)20:07:47 ID:v3u
>>155

嫌だね。

(声に振り返り、端的に)

喧嘩を売られた、俺が勝った、それだけだ。投降する理由が無い。
そもそも投降なんて性に合わない。

(警備員は口を塞がれてこそいるが、まだ意識ははっきりとしている様だ)
(そんな警備員を蹴り飛ばして、女は白い歯をむき出しにして笑ってみせる)

捕まえてえなら力尽くで来なお嬢ちゃん。

(そう言うと、片手でちょいちょいと鬼久を挑発するかの様に手招きする)
159龍神 麗華◆3t05sh..yw :2018/07/11(水)20:08:09 ID:tfx
>>156
でも、無理はすんな!最悪もしここに襲撃が来るってなると……あたしは確実に残ってるんだ……万が一の場合はエリナの護衛を吹っ飛ばしてでも……

【まるで死を覚悟までしている彼に、そこまではするなと制止するように、彼にそう言って】

あと武器ってんなら、多分墨音の奴が沢山持ってると思うから、調査する前に彼女に会ってくといいかも知れねぇ

【伊集院に、墨音を頼りにすれば良いと伝えるのであった】

とにかく、まず何よりも自分の命を守るんだぞ?……わかったな?

【そう宥めるように彼に言って】
160ゼロセン :2018/07/11(水)20:12:15 ID:Lde
>>157

「ありがとう」


――――――――生きる意味を、与えてくれて。
未だ彼女を抱き潰す力を緩めぬゼロセンの目からは、滝のような涙が溢れ帰った。
まるで寂しさの果てに母に抱き締められた、赤子のような純な涙が――――。

――――終われば、丁重に床に寝かせ。
直るのをまって、姫のように抱き上げた上で、どこにつれていけば良いのか問うだろう
彼の近衛としての最初の仕事は、自分自身の手で壊した主を、運ぶことになりそうだ。

//そろそろ〆ですかね。すいませんちょっとやりすぎちゃって
161夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/11(水)20:21:10 ID:BB6
>>115
組織は絶対悪だと思っていた夜那の考えはオメガとの出会いで大きく変わっている。
彼は根っからの悪人ではないが、善人とも言い難い。組織にも色々な事情を抱えた人間が
いるのだろう。

「私にも、正義が何かなんてわかりませんよ……」

男の耳に届くか届かないか、そんな弱々しい声で呟いて夜那はただその背を見えなくなるまで悲しそうな表情で見つめていた。

//これで〆……ですね、ありがとうございました
162ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/11(水)20:21:47 ID:HOZ
>>160
焦点の合わない虚ろな瞳をしている彼女は彼の様子を窺い知ることは出来ない、
気配でわかるのは彼が涙を流していること、それのみだろう
もはや肉体の感覚もなく視界は黒く閉ざされていく、ついにはその瞳に景色を映すことはなくなり
ぐったりと彼にもたれ掛かるような、血の抜けた軽い体

――そしてゼロセンの足元にはクナイが飛来する、紙のくくりつけられたそこにある文字は
『執務室にぃー布団があるのでぇーねかせてあげてくださぁーい、部下のもう1人のげきおこなんでぇーはやくぅー』
と書かれている、そうして彼が執務室のそのまま布団に寝かせたのなら、数刻もしないうちにペインの体は再生しているだろう

//全然大丈夫ですよー、うちの子も本望でしょう!楽しかったですー!一応こちらからはこれで〆ですね!
163鬼久墨音 :2018/07/11(水)20:23:25 ID:Us1
>>158
…まぁ、私も正直そこまで潔癖ではない
少し、そうだな…

【右手のナイフをくるくるりと弄び、低く鋭く腰を落とした】
【左手を突き出し、右手を頬の近くに構える特有のバトルスタイル】

…幾つか試したい事があったんだ、お前の様な武の化身ならば丁度いい

【墨音がソーマの現場を抑えるのに使っている手段は奇襲であった】
【相手の異能の発動前に制圧する事で、彼女はその戦闘を切り抜けている】
【故にこうして相対状態から入る異能者との戦闘は久しく、そしていつも以上に命懸け】
【異能者と非異能者との戦力差とは本来それ程のモノなのだから】

…!!

【左手首から放たれる鉄針!超速で迫り空にて三又形態へシフト!】
【トライスターシュリダート!またの名を三又手裏剣!】
【それが一直線に女へ飛来し、墨音自身は左回りに駆け低い体勢からナイフを細かく鋭く足元を薙がんと振るう!】
164ゼロセン :2018/07/11(水)20:23:34 ID:Lde
>>162
//では、こちらもこれで〆で。誠にありがとうございました……!
165伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/11(水)20:25:12 ID:P0v
>>159
「分かっています。死ぬつもりはありません。生きて戻りますよ」

もちろん、おめおめと死ぬつもりはない。だが、死ぬ可能性はある。覚悟は決めておかなければならない。

「分かりました。まずはその墨音さんに会ってみます」

とにかく武器がなければ始まらない。伊集院は、まず墨音に会う事にした。

「……それでは、僕はこれで。また会える事を願っています」

早速偵察の準備をしなければならない。必ず、情報を持ち帰ってみせる。
麗華との再開を祈って伊集院は部室を出る。必ず帰還しなければ。新聞部の為にも。

//これで〆ですね、ありがとうございました!
166龍神 麗華◆3t05sh..yw :2018/07/11(水)20:28:28 ID:tfx
>>165
あぁ、もちろんだぜ?

【生きて帰る、伊集院はそう力強く言った、その言葉にニッと、笑って答える】
【ならば後は、彼が無事生きて帰って来ることを信じて待つだけだ】
【そうして伊集院を見送ると】

………あたしも生徒会室に戻るか

【そう呟き、新聞部を後にする、そして生徒会室へと向かって行くだろう】

//こちらこそありがとうでしたー!お疲れ様です!
167褐色肌の女性◆wglGXjqBPM :2018/07/11(水)20:35:13 ID:v3u
>>163

分かりやすくやろう、勝った方が、負けた方を好きに出来る!!

(次の瞬間、女の体が金色に輝きながらどろりと流動する)
(手裏剣も鬼久のナイフも、避けない)

そんな見え見えの攻撃じゃ食らわねえ!!

(その言葉通り、流動する身体が攻撃をすり抜けていく)

(続いて、女の右腕が輝いた)

せやぁっ!!

(単純明快な一撃、高身長を活かし鬼久の頭目掛け打ち下ろされるパンチ)
(だがその拳は今、金属の如き硬度を誇っていた)
168一之瀬侑李◆ysp4J1dwSE :2018/07/11(水)20:35:24 ID:t5N
【風紀委員としての職務を全うし、回収されていく彼等を見送った】
【所詮、切り捨てられる程度の、組織の末端とすら言えないレベルのあれらから有用な情報を得ることは、何となく察しはついていたが】
【ただ一つとして得られなかった。あったのは、手に入ったのは暴力に対する低俗な罵倒だけ。実にとる足らないものだ】
【血塗れの拳をだらりと下ろした。純白の制服に、返り血はよく目立つ】

「……今日も私は生き残れました、っと」

【転がっていた、落としていった煙草に思わず手が伸びる】
【赤いブルズアイが目立つパッケージの中には、ご丁寧に簡素なライターが一緒に詰め込まれていた】
【一度だってそれを吸おうとは思わなかった。煙草の臭いを嫌う女の子も沢山いるし、嫌われないためにはわざわざ触れないことが正解だ】
【何となくセンチメンタルな気分であること以外にも。理由は何となく分かっていたが、今は“理解したくない”】

「――気を紛らわすくらいにはなるのかな、これも」

【くるくるとその手の中で煙草の一本を、ペン回しの要領で弄んでいた】
169鬼久墨音 :2018/07/11(水)20:41:08 ID:Us1
>>167
…!?

【大きくバックステップ!身を引いて回避…否!掠めた豪腕がそれだけで額を引き裂いている!】

…自発型の…いや、全く分からんな…!

【相手の異能をカテゴライズしようとしてその情報の少なさに諦める!懐から丸っこい『何か』を暗がりに捨てた!】
【さして重要視していないのかすぐにその場を離れまた『何か』をポイっちょ裏路地の片隅に投棄!】

これならどうだ!?

【そして女に向けて投げ付けるのはスモークスタンスティック!】
【文字通りの煙幕と閃光、衝撃音を発する撹乱目的の非殺傷武器である!】
【立て続けに3発のシュリダートが飛翔!アサルト!】
170亜主羅神 :2018/07/11(水)20:45:14 ID:Lde
>>168

「――――おいおい、吸う気かよ」


来たら終わってたので、残念な気持ちで神はそう言った。是非とも混ざりたかったのだが

「まぁ別に止めはしないがね。風紀委員って言葉の意味が揺らぎかねない事ばっかりしてると雹道に大目玉食らうぜ」

――誰もが純白の制服を身に付けるなか、彼だけは漆黒の学ランを通して着ている。血まみれの一之瀬を見て、ふ、と軽く嘆息した。
こいつにしとけよ、とばかりに棒つきのべっこう飴を差し出して。
171雲喰 龍之介 :2018/07/11(水)20:45:36 ID:ywD
>>168

「おまえ、幽霊か? 」

煙草を弄ぶ彼女に声をかけたのは少年だ
灰色の暗雲めいたマフラーで口元を隠して、陰気な目で睨めるような視線をぶつける少年は

「純白の制服。返り血。くく……僕にはわかる。おまえは亡霊だ。くくく……! 出会ってしまったな。オカルトめ」

ひどく足を震わせていた
172雲喰 龍之介 :2018/07/11(水)20:46:29 ID:ywD
/失礼。取り消します
173褐色肌の女性◆wglGXjqBPM :2018/07/11(水)20:51:33 ID:v3u
>>169

(勢い余った拳は地面にひびを入れた)

すばしっこい奴……うん?

(と、放り捨てられた「何か」を視線で追う)
(次の瞬間、沸き起こる煙と閃光)

何!?

(閃光から咄嗟に目をかばう)
(飛来する手裏剣を避けられない)

(ざくり、という音と共に女の腕に手裏剣が突き刺さる)

っ!!

(どろりと流動し、腕から手裏剣が抜け落ちる。黄金は傷を塞ぐが、ダメージが残る)

ハハハハハ!!やるな、そこの警備員なんかよりよほど強いぞお嬢ちゃん!!
174褐色肌の女性◆wglGXjqBPM :2018/07/11(水)20:51:49 ID:v3u
//次、ちょっと遅れます。
175エシュロン◆GUOXgOFDZ2 :2018/07/11(水)20:53:35 ID:5pq
>>121
「重くなんてないわ、過去はただの過去。ただそこにあるだけ……」
「同情なんていらないし、悲劇だなんて感じてもいない」

「案外そんなものよ、『普通の人生』って」

澄ました顔でそう言い切ってみせる。その言葉通りエヴリンは自らの過去に頓着していないようだった。
彼女ほど何もかもを持たず自由に生きられるのならば、そのような言葉も思いつくのかもしれないが。
それは普通の人間から見れば狂人の域にあるほど、時の流れから隔離された感覚であった。

「そう、それに私……今ここに居てよかったと思ってるの。そっちの方が重要なことよ?」
「貴女のような面白い出会いをもたらしてくれるしね、リタ」

エヴリンにとっては過去よりも現在(いま)、未来よりも現在。それ以外はさしたる問題ではないのだ。
今を生き、今をやり過ごし、今さえ楽しんでしまえばいい。それだけで心は晴れやかに。
それを可能にするのは、イプシロンの被験者ならではある理由があるのだが、その理由はまだ明かされない。
リタに視線を向け、感じるシンパシーの心地良さに浸っていたエヴリンだったが、不意を打つ電子音に表情を暗くする。

「あら、ルシオ……邪魔してくれるじゃない」

『あァ?おめェすぐバテんのにどこほっつき歩いてンだ』
『それより牧野が写真を手に入れた、売人を拷問するから早く帰ッてきてくれ』

その大きなノイズの元凶である古びた携帯電話を取り出すと、渋々応答。
ルシオと名を呼んだ通話先の相手の声が、携帯電話の小さなスピーカーを通して微かに漏れる。
そこから伺える『牧野』という名前と、『拷問』という単語。やはりマトモな職には就いていないらしく。

「それじゃあ、そろそろ行かないと」
「私が言えたことじゃないけれど、秘密はあまり口外しちゃだめよ?」

携帯を閉じると立ち上がって、それからリタの前で後ろ手を組み、前屈みになって微笑み。
唇を縫い付けるかのように人差し指で彼女のそれに触れると、踵を返す。

「あぁ、それと」
「身体を騙してみるのも、たまには悪くないでしょう?」

思い出したように振り返って悪戯めいた笑みを浮かべる頃には、リタの手元は軽く。
まるで初めからまやかしであったかのように氷菓は消え失せ、冷えた身体に残る甘味の余韻だけが残っていた。

/お待たせしました!これにて〆でもよろしいでしょうか?
176一之瀬侑李◆ysp4J1dwSE :2018/07/11(水)20:58:39 ID:t5N
>>170
【吸う気か――そう問われれば、どうだろうかと考える】
【ある意味、時間の問題だったかも知れない。その割り込んでくる声がなければ全く手遅れになっていた可能性もあった】
【ゆっくりと顔を上げて、そちら側へと視線を送る。しっかりと顔を知っている相手だ、それに彼ならば他言もしないだろう】

「――やぁー、あすら君。ありがたくもらうよ、それ」

【ぴん、と弾くように一本を放り投げる。地面に転がるブルズアイの中心にバウンドして、造作もなくそれは転がった】
【そして差し出された鼈甲飴を受け取って、包みを破って口に放り込む――ある程度、気を紛らわせるくらいにはなった】

「まあ、キミのお陰で間一髪ってところかな」
「ただの一時の気の迷いで、委員長に殴られちゃうところだった」

【不良風紀委員、とは言え飲酒喫煙ともなれば厳格なる風紀委員の品位を一気に壊すものになる】
【止められたのは幸運だ、横槍があったのは幸運だ――ともかく、その一時の気の迷いを捩じ伏せることが出来た】


>>171
/おっと、申し訳ありません……シチュ的に複数も難しそうなので、またの機会にお願いします!
177鬼久墨音 :2018/07/11(水)21:02:26 ID:Us1
>>173
そうあってくれると嬉しいよ、これでも訓練はしているんだ

【煙の中に姿を陽炎めかせたまま】
【腕に巻いたモノにカンタンに触れる…すると?】

『Shinjuku wa gouuーーーッッッ!!!』

【突然謎の女性ヴォーカルのフルシャウト!】
【先程ばら撒いた『何か』、それはなんて事ないJBLと印されたBluetoothスピーカー!】
【腕に巻いた何かとはGBG-6900!Bluetooth操作可能な腕時計baby-G!】

『Anata doko e yara Kyou ga aoku hiete iku toukyouーーーッッッ!!』

【煙幕!ノイズ!目と耳を激しく揺さぶる二つの要素!】
【墨音は低く素早く駆け抜け背後に周り、ホーネットナイフでの刺突を狙う!】
178亜主羅神 :2018/07/11(水)21:06:21 ID:Lde
>>176

「意思に従うってのは大事なことだ」


肩をすくめ、あすら君とやらは苦笑する。

「別に火を着けたって他言はしないつもりだったし、なんならブレスケアは欠かすなよ位言ってやったって良かったぜ」

此の男は単純な善悪に思考を縛られる事はない。
やりたきゃやれば、それに適した行動を俺は取るだけだし。そう言うスタンスなのだ。この場合隠蔽に協力して片棒を担いでやるのが彼の判断らしかった。

「そんなもんに思わず揺らぎそうな位ストレスがたまるのは解るがね。何せ昨今は、そう――――」

剣呑、と言うのも不自然な気がする。
殺伐、と言うのも不自然な気がする。

――――どちらも、学園都市には最初から存在していたものだ。路地裏ひとつ入り込めば悪者ごろつきが徘徊してるのだし。

「――『不自然』だものな。学園全体に酷く腑に落ちない違和感が漂ってる。もう生徒が駆り出されるかもしれないって噂で持ちきりだ」

神は飴をなめようと思ったが、生憎彼女に渡したので切らしたらしい。隣に背中を寄りかからせて、横目に一之瀬を見た。
179褐色肌の女性◆wglGXjqBPM :2018/07/11(水)21:19:07 ID:v3u
>>177

飽きないぜ学園都市……!!

(未だ閃光の影響が残りぼやける視界)
(煙幕の中で、楽しそうににやりと笑う)
(次の瞬間、響いてきた爆音)

な、アァッ!?うるっせぇ!!次から次へと!!

(咄嗟に両手で耳を塞いだ)

(一見隙だらけの背中、鬼久のナイフによる刺突が背後から襲い来る)
(が、しかし)

甘いッ!!

(僅かに刃先が食い込み血が流れだした直後、黄金が再び流れ出す)
(流動、即、硬化。黄金がナイフを掴んで離さない)
(続いて左腕での肘打ちのモーション)
(だが、繰り出されるのは肘から鬼久へと延びる、黄金の「棘」だ)
180一之瀬侑李◆ysp4J1dwSE :2018/07/11(水)21:19:23 ID:t5N
>>178

「ふふ、キミも悪い男だ。まあ――それくらいがちょうどいいかな」

【風紀委員長は気負いすぎる。ある程度ならば見逃す程度の思考が、楽に生きるのには重要なのだ――】
【まあ。風紀を守る風紀委員としては最悪と言っても言い心構えであるが】

「――全く、確かにその通り。『不自然』だ」

【なにか作為的なものをすら感じられるくらいの不自然】
【ストレスも理不尽も不自然も積もり積もっていく一方で、一向に解消される予感はない――そして今、その最高級が炸裂しようとしている】
【……いっそのことだ、学園都市地下の事を世間に公表してしまえば、多少はマシになるんじゃないか。そう思えるくらいには】


「はてさて、“いつ終わる”のやら――」


【一之瀬のストレスの一端が零れ落ちる】
【この学園都市を包む陰謀、或いは戦いか。或いはその“命”か】
181黒衣の少女◆6lwy2fkM6c :2018/07/11(水)21:23:29 ID:BB6

「あぁ、困ったわ……」

ふらふらと左手に巻かれた鎖を引きずって歩く黒衣の少女。黒衣の下の右腕は折れていて、体の横でだらりと垂れている。

「警察に見つかったら私は捕まってきっと死刑。あいつらに見つからない所へ……」

腕が折れた状態で少女はその痛みが些細なことであるかのように振る舞っている。
今は上手く逃げているが、このままずっと逃げ続けるのは不可能だろう。警察の目から逃れられる場所を探しているようだった。
182亜主羅神 :2018/07/11(水)21:29:05 ID:Lde
>>180

「さあ」


神の答えは簡潔だった。
そも、一之瀬の問い自体が何かに的を定めていないあやふやなものだ。となりゃ、帰ってくるものも必然、あやふやなものになる。

「お前の疑問の核はイマイチ捉えられないが、この手の問題は人類史を全部書き換えでもしなきゃ終わらないだろ。当事者である俺達こそまるで世界の終わりのように周囲のめぐるましく変わる状況にあわてふためいているけどもさ――――」

組織間の勢力闘争も、若い命が散ることも、誰かが時間切れを抱える事も。全て良く良く考えればありふれていて、いつ終わるかなんて考えるのも神にとってはアホらしい。

「生きてる限りは、こういう問題のどっかに引っ掛かるもんだろう。人間は闘争こそが自然体、それによって凶行に及ぶのもまた自然体。
俺達ャ根っこを掘り返すよかどう根っこから引っこ抜かれないか考えた方が有益だ」

俯瞰的に見た上で、結局目の前のことを片付けるしかないと言う地道な思考に至る。
それが亜主羅神と言う男。目新しさもなにもない、ありきたりな答えを、貫いていた。
183鬼久墨音 :2018/07/11(水)21:31:36 ID:Us1
>>179
なっ…!?

【しまった、と矢先に肘打ち…否!肘刺突!】
【眼前に迫り既に不可避!ならば!】

…っがっ…!!

【ガギン!!!】
【鈍音、そして同時に絞られるナイフのトリガー!】
【刃先より-192度の超低温ガスが爆発的に噴射されるであろう!】
【そして墨音は、黄金の肘刺突を額に喰らった墨音は…!】

…!!

【強引にナイフを引き抜こうと試み、額を抑えながら跳び退きスモークスタンスティックを投げつつ撤退を開始している!】
【彼女の命を繋いだのは施された尊厳を軽視した外法手術、アドバンスドカーボン強化骨格!】
【強化された頭蓋骨で受け止め、絶対の死から辛うじて逃れたのだ!】

(…しかし、ヤバイ…!これは…!)

【重度の出血、ホーネットナイフのガスのロスト、戦闘続行不可能!】
【今行えるのは遁走のみだ!】
184鬼久墨音 :2018/07/11(水)21:35:58 ID:Us1
//>>183
【重度の出血、ホーネットナイフのガスのロスト、戦闘続行不可能!】

//を以下に変更します、すみません

【重度の出血、ホーネットナイフのガスの(もし引き抜く事が叶わぬとしたらナイフ自体の)ロスト、戦闘続行不可能!】
185一之瀬侑李◆ysp4J1dwSE :2018/07/11(水)21:40:13 ID:t5N
>>182

「――成程、それも良いかも知れない」

【人類史、生物史に根付いた結果なのであれば、それを塗り替えたのならば、“それを成立させることが出来る”】
【勿論、大それた願いであり、一之瀬にそれが出来るはずもない。故にそれはただの夢物語にしかならないのであるが】
【もしもそれを“出来る”力があったのならば、その魅力に抗いきれるかどうか】

「まっ、そうなるね。人の両手はそこまでしか届かないから、手の届く範囲で何かをやるしか無い」

【目の前のそれを一つ一つ片付けていくというのは、酷くシンプルで分かりやすい】
【そしてそれが人間の限界だ。人間は決して、悪を絶滅させることは出来ない。人間は決して、完璧な調和を成し得ることは出来ないのだから】


「さてじゃあついでに、次の質問だ。“正義”は何処にあると思う?」


【同じく答えの出ない質問である――ただし、正義を掲げる風紀委員には常に付き纏うものでもある】
【実際のところ既に一之瀬の中では答えが出ているようなものだった。それでもそう問うたのは、少しのからかうも含みつつ】
【誰かの答えも、聞いておきたかったからだろうか】
186褐色肌の女性◆wglGXjqBPM :2018/07/11(水)21:42:50 ID:v3u
>>183

冷ッ、冷たい!!

(突然襲い掛かる極度の低温)
(その発信源が背中に刺さったナイフだと気づけば、慌てて背中を流動させそれを離した)

色々やってくる奴だな……!!

(楽しそうに笑い、しかし、再度放り投げられたグレネードから今度こそ視界と耳を守る)
(逃げる鬼久を追う事はしない)

……良いなぁ、お嬢ちゃん。名前を聞きたいところだったが。

(と、遠くから響く警備部隊の車両のサイレン)

俺も逃げようっ。

(口を塞がれたままの警備員を放っておいて、鬼久が逃げた方向とは別の方向へと駆け出した)

//では、これで〆という事で。
187褐色肌の女性◆wglGXjqBPM :2018/07/11(水)21:44:05 ID:v3u
【名前】
デボラ・シルヴァ
【性別】
女性、32歳
【学年・職業】
カジノ「エルドラド」オーナー
【容姿】
背中中ほどまで伸びるウェーブのかかった黒髪、青い瞳、褐色の肌。女性でありながら188cmとかなりの高身長。
胸囲は通常サイズ。だが、腕や足についた筋肉は全体的にがっしりとした印象を抱かせる。
【性格】
自分こそが最強であると言ってはばからない。勝ち気で口調は荒々しい。
【能力】
『黄金郷の主(エルドラド・ロード)』
全身が黄金で出来ている。また、自分の肉体から新たに黄金を生み出し、体の一部として操る事が出来る。
自分の体に意識を向ける事で、意識を向けた部位を液体から個体にまで変化させる事が出来、物理的な攻撃を流動し、硬化し、無効化する。
意識していない時に攻撃を受けた場合は生身である為、ダメージを受ける。肉体を流動させ傷を修復する事は出来るがダメージそのものは残る。
肉体の形状を変化させる事で武装する事も可能。ただし、自分の肉体から一度切り離された黄金を遠隔操作する事は出来ない。
【概要】
学園都市の廃棄された区画に存在する地下違法カジノ「エルドラド」の経営者。
表向きはただのゲームセンターを装っているが、その実地下にこそ本来の店舗があり、「賭け闘技」という暴力的な催しも開催している。
出身はスペイン。10年前に学園都市にやって来た理由は、強い奴がいそうだったから。
陰謀や面倒な事情が介在しない純粋な闘争に快楽を見出すバトルジャンキー。支配や束縛を嫌い、誰の下にもつかない事を信条とする。
弱肉強食こそが人のあるべき姿と考え、「秩序という鎖から人類を開放する」という野望を掲げ勢力を拡大し続けている。
188リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/11(水)21:49:41 ID:9m8
>>175


【唇に触れられて、またまた心拍数が高鳴る羽目になる】
【繰り返すがそっちの気はリタにはない。それでも世間一般的基準で美女に値する人間にそんな真似をされたら、誰だって茹ってしまう】
【そうして惚けること十数秒、彼女が言い残した言葉を聞いたならば】


……?

【キョトンと首を傾げる】
【そしてアイスをもう一口運ぼうとしたら、それは忽然と消えていて】


……………………!?!?!?


【そりゃビックリする。目を丸くして分かりやすいくらい驚愕する】
【しかしこういう場面での頭の回転だけは早いこの少女、何が起きたのかを理解するのに時間はかからない】
【幻術か、幻覚か、兎も角彼女の異能にいっぱい食わされたという訳だ】


そ、そういうことか……つまり僕はアイスを食べていたつもりが一杯食わされていただけだったというね!!!
畜生見事に騙された!!え、じゃあアイスを食べたことで得られているこの清涼感も全部錯覚!?怖い!!!

【なんてリアクションをしているうちに、彼女はいつの間にかどこかへと去ってしまっていて】
【この国では確か、こういう時に狐に化かされた気分だと表現するのが相応しいのだろうか】
【そんなことをふと思いながら、次に会った時はこちらから一杯食わせてやろうと、固く決意する


【幾つか、気になることはあったものの、今はそれを調べる段階でもないだろうと】
【そう判断したならば今は余計な詮索はすることなく、余韻に耽るのだった】

//こちらこそ、ありがとうございました!
189亜主羅神 :2018/07/11(水)21:52:11 ID:Lde
>>185

「そう言うこった。結局俺も含め、ちょいとお脳が膨れただけの猿に過ぎねえんだから、人間なんて。大それたもんを期待すること自体間違ってる。生きてる限りは苦しみだらけだよ」

いつぞやに似たような事を誰かが言ったのだが、彼のそれはまた意味合いが違った。
『彼』はそれを自身の超越を誇示するためのツールとして使い、神は己を人類史を書き換えるような真似をしないための戒めとして使う。
踏み入ってはいけない領域と言うのはある。達するなら、あくまでも人らしく。地道に行くべきと言うものだろう。

「それ、俺に聞く?」

――更なる一之瀬の質問に、眉間の皺を濃くする神。

「お前、ソーマが脳まで回ったんと違うか。そんなこと雹道だって聴かねーぞ」

彼は断じて弱者を強いたげ、社会を混沌に貶めることに悦楽を感じる悪辣ではないが。
逆に必ずしも社会を良き方向に導き弱者を助ける英雄的な人間でもなかった。
それを一之瀬が知らぬはずもなく、だから問われたらまず、答えよりも疑問が出る。

「……しかし、そうねえ」

頭を掻き、嘆息して。答えた。

「『どこにもねえよ』――――多分」

正義なんてのは規範であって、自身らの集団を押し上げるプロパガンダの部品でしかない
それを公に表明する人間がいたならむしろ疑うべきだし、最終的には例え世界を救うと言う選択すらエゴイズムに帰結する。

だから、多分。
『正義』と呼ばれる、一般的な、輝くようなものはきっとどこにもありはしない。
だってそれは、神でしかたどり着けないような幻想の世界を見ている、人の世迷い言でしかないんだから。

「……ま、そうさね。自分が信じたものが正義で良いだろ。『我思う、故に我あり』の精神でさ」
「万人の納得に極限まで近づけることはできても、完全に納得させるのは無理だ。だったらせめて自分が納得できる結果を引き寄せて、物事に一段落つけるのが、正義じゃねーのかな」
190鬼久墨音 :2018/07/11(水)21:53:39 ID:Us1
>>186
(…まただ、ま、た…!)

【遁走の最中蹌踉めき、ビルにトリミングされた孤月を見上げる】
【墨音は死んだ、殺された、通常ならばこうしていられるはずがないのだ】
【生きていられているのは偶々に過ぎない、運が味方をしてくれただけに過ぎない】
【ここに来て以来幾度死んだであろうか、薄氷の上首の皮一枚のみの生存を何度果たしたであろうか】

(…強い、本当に強い…!)
(もっと、もっと研磨精錬しなければならない…!)

【正面で相対した異能者の力の何たる事か!長身の彼女の何たる武の化身さか!】
【更に戦術を練らなければならない、勝つ為に…生き残る為に、守る為に!】
【藍色の風がビルの間を抜けて行く、墨音は倒れそうになる体を支えながら闇に溶ける】

//ありがとうございました!
191オメガ ◆fOD50tbLBI :2018/07/11(水)22:11:16 ID:PYJ
>>161
//キリが良いのでこちらからも〆とさせて頂きます……!
//ありがとうございました!
192東雲 五十鈴◆1l7w67iV.c :2018/07/11(水)22:12:41 ID:9m8
【保健委員会よりソーマの治療薬が正式に発表され、学園都市内の全医療機関における使用が開始された】
【『ヒドラ』と名付けられたこの新薬は、ソーマがもたらす薬害の全てを無力化することに成功】
【これよってソーマの服用者に対する原因療法が可能となり、一連の被害は収束に向かうであると予想される】

【一方でヒドラが有する副作用についてもまた、包み隠さず公表された】
【ソーマが異能を暴走させることで悪影響を生み出すのに対して、この新薬は異能そのものを封じることでその薬害を防ぐ】
【つまりこの薬を服用すれば命は助かる代わりに、自身の能力を失うか、失わずとも大幅な弱体化を免れないという、能力者にとっては決して無視できない弊害】


【しかし能力を喪おうとも、死ぬよりはマシだろうというのが世論の大半であり、ソーマの致死率を考慮するならば保険委員会は役目を果たしたと言える】
【思い残すことは多々あれど、一先ずは一段落した訳で、保険委員長である東雲五十鈴は久方ぶりの休息を一人で味わうのだった】





【喫茶店のカウンター席にて一人、通信端末に入った報告を見て彼女は笑みを浮かべる】
【それはとある患者が何らかの要因によって、ソーマの薬害から回復したという報告内容】

【その笑みの理由は、“彼女”の無事に安堵したからであるのだが】
【ただ、喜びの表情に混じって、そこにはほんの僅かに自虐めいた色が差し込んでいた】


……素直に回復を祝福してあげるべきなのに、こんな暗いこと考えちゃうなんて
我ながら女々しいわねぇ……

【“彼女”は自らの力によって、ソーマの薬害を異能を喪うことなく克服した】
【その彼女に対して、自分は無理矢理にでも“ヒドラ”を服用させて、その異能を奪ってでも命を助けなくてはと考えていたのだから】

【結局自分はその患者に対して何もできず、しかし何もしなかったことが結果的には良かったという事実に、己の無力さを再認識させられる】
【苦い経験の一つ一つ、引き摺ってしまっていては、それこそ身がもたないこと理解していても、五十鈴だって一人の人間なのだから】
【己の無力さを痛感しつつ、愚痴や弱音を溢すわけにはいかない立場であることを思い出せば、暗い感情は僅かな溜息だけに留めるのだった】


…………空回りしているわねぇ………

【そんな、苦い思いも残しつつ、しかしその悩みを打ち明けられる相手が特にいる訳でもない五十鈴】
【もう少し、友達や恋人を作る努力をしてもいいかもしれないーーーと、そんな“らしくない”ことを思う、午後の一時】


//ソロールです
193一之瀬侑李◆ysp4J1dwSE :2018/07/11(水)22:19:53 ID:t5N
>>189

「ああ、聞くとも、聞くとも。薬が脳に回ってようがなかろうが、“正義”という言葉は輝ける」

「――きっとそれは、誰の胸にも何処かに引っ掛かるものだ」

【正義を掲げる人間にも、或いは裏社会で生きる弩級の悪人にも、等しく――“正義”についての何らかの論がある】
【或いは信じるか、或いは冒涜するか、或いは憧憬を抱くか、或いは唾棄するか、或いは諦めるか――そのどれでもいい】
【何処かできっと、誰もがその壁に名前を付ける。ただそれを、聞くだけでいい】

「『何処にもない』……そうだね」
「キミの言う通り、絶対正義なんてものはこの世に存在しない。何処かで何かが矛盾を起こす、致命的なエラーを起こす」

「……でもね、私は」

【終着点としては、着地点としてはそんなところだ。結局の所、一つの旗を誰もが納得して見上げることなど出来はしないのだから】
【それで良いのだろうし、一之瀬の考えも到達点としては似たようなものだった。だから、それを決して否定することはない】

「『どこにでもある』、と私は思ってる」
「正義を掲げるにしろ、掲げないにしろ、誰の胸にもそれはあって、そして正義の執行はそれを全て叩き潰すことだ」

「――全く、実にままならない」

【あちらを立てればこちらが立たず。何とも難しい、誰かには誰かの正義があって、結局の所それは正義がないことと同意義だ】
【そしてだからこそ、一之瀬の答えは――“それに帰結”する】

「だから私は、『私の中の正義』を貫く。私の納得できない正義とぶつかりあいながら、私の納得できる結果を死に物狂いで手に入れる」

「……っと、これじゃあすら君が言ったことと変わらないや。……あんまり意味なかったかなぁ」

【結局、辿り着くのは“己の信じるものを貫く”、ただその一点であり、彼が言ったこととそう違いはないというものだ】
【鼈甲飴の端を口の中でがり、と噛んだ】
194亜主羅神 :2018/07/11(水)22:27:25 ID:Lde
>>193

「そう?――じゃまあ、好きにすれば」


同意はしないが、後押しもしないが、ただただ神はその行く道を邪魔しない。

「ままならんよ。なにもままならん。そう言う前提で物事を考えないと、必要のない劣等感やら焦燥に食い尽くされる事になる。ままならぬ事をままなるようにしてこそ、一人前の人間ってもんだろう」

肩を竦め、虚無的とも言えるそんな思考を語った。
悲観的なようでいて『何がなんでもやると決めたらやる』と言う強い意思がそこにはある。

「な?つまりはそう言うことなんだよ。がちんこ殴りあって天秤の傾きを見つめることしか人には許されちゃいないのさ。正義を語るのは好きにすれば良いが、死んじまったらただの空言となにもかわらないんだからな」

そうなったら、結局死に物狂いで――例え悪だとしても人は生きねばならぬのだ。

「ままならぬ事をままなるように――でもまあこの理論だと『あるはずのない正義をあるようにもしてみろよ』って突っ込まれたら終わりだからな、俺の結論もお前と大して変わるこたあ、無かったようだ」
195マシラ :2018/07/11(水)22:29:05 ID:w1d
【『ありったけの武器と兵隊を用意してくれ』───マシラが〝灰色〟に語ったのはそれだけだった】
【組織における戦闘力の調律を取る立場の人間、個人的な関係もあってそれは二つ返事でスムーズに事が進んだ……が】

……なんやこれ

【夜の倉庫群にて、用意される品々を検品しては愕然とする、銃や刃物、火器などがたっぷり詰まったコンテナが大半であった】
【しかしその中にはいくつかそれだけでは済まない物も混ざっている、それがマシラを驚愕させていた正体】

どっから持ってくんねんこんなもん……あいつホンマに戦争でもさせる気か

【積荷の中に混ざるいくつかの特殊なコンテナ、その中を確かめ、手に取ってマシラは呆れた声を出した】
【その手の中にあるのは『警備部隊』の文字が乱暴に削り取られた火器や刀剣類、そしてそれらは他の武器とは遥かに異彩を放って居る】
【───D式装備と呼ばれる、対異能用武器の数々だった】
196神 水◆lTlfuInPquXm :2018/07/11(水)22:34:10 ID:LmY()

「────ふう、これでやっと、一区切りつくようだな。この襲撃は、恐らく互いにとって重要な前哨戦でもある」

 シルクハットに黒のストール、紳士風の男はロングコートを靡かせて廃ビル屋上で学園都市を一望する。
学園都市の成り立ちこそ、憎悪と陰謀に塗れたものだったが、今の輝きを見れば中々悪くないものになったものだと。

「ま、私はもう少し隠遁生活に興じるのだがネ!いや、断じて臆病風に吹かれたワケでなくて!

彼らの狙いは初めから単純にして明快だった。詰まるところ「星が落ちた日(インパクト)」の「再現」に外ならない。
動機がイマイチよく分からないが、しかし「目的」だけは明確だ。それを阻止するためには────やはり、私は逃げねばならんのだろう」

 男はそう独り言ち、屋上からふらりと飛び降りた。しかし、その顔には焦燥や危機感と言ったものはまるで感じられない。
ただ、流れに身を任せる。「組織」が勝つか、「学園」が勝つか、男は、ただ賽の目が出るのを、静かに見守るだけなのだ。


//ソロールです
197一之瀬侑李◆ysp4J1dwSE :2018/07/11(水)22:41:19 ID:t5N
>>194

「そうだねえ、最後に決めるのが拳とは、本当に全くままならない」
「けれどそれしか手段がないなら、そうするんだ。きっと、何もしないでただ朽ち果てるよりはマシだ」

【結局何もかも思う通りにはなりはしない。ただ、思い通りにするために戦うことは怠ってはいけない】
【そして何より、死んだら終わりだ。死は敗北ではないが、然しそれでも終わりではあるのだ。だから、生きねばならない】
【勝ちも負けもしない間に、死んでしまったらそれこそ何の意味もない。それは、ただ生きるよりも辛い】


「――まぁ、キミはなんとか生きるんだね。戦い大好きって言ったて、それで死んだら元も子もないだろ?」
「それとまあ、キミの命は、多分キミ一人のものじゃないんだろ? 少なくとも、今は」


【それから、それら全てを全部流して、茶化してしまうように一之瀬はエミを浮かべながら言った】
【悪戯げに笑う一之瀬であり、“そういうこと”に関して、この女はとんでもなく“勘がいい”】

「それじゃ、委員長のところに戻ろうか。帰り道にジュースでも奢ってあげるよ」

【転がっている煙草を踏み潰しながら、そこに立ち竦んでいた一之瀬は、壁に凭れ掛かる彼に向かってついてくるよう促した】
【結果の報告もしなければならないし、制服の代えも欲しい――血塗れで一人で帰るよりは、彼も居たほうが良いだろうという判断だった】
198リーダー◆lTlfuInPquXm :2018/07/11(水)22:44:50 ID:LmY()
>>195
────気に入ったかしら?御機嫌好う、マシラ
【背後を見れば、そこには白い髪の女がふらりと立っていた】

選挙襲撃時に、ある傭兵に仕事を依頼していたの。「D式装備」──そのサンプルを強奪してくるように、ね
灰色くんも、よく仕事をしてくれたわ。これが量産できたのも、彼が「生産ライン」を確保してくれたお陰ね
【リーダーはつかつかと近づき、そして何気なく、そのうち自動小銃を手に取り、それを素早く構えた】

陽動ばっかで少し辟易とした気分だったけれど、ここまで派手ならむしろ清々しいわね
199亜主羅神 :2018/07/11(水)22:51:20 ID:Lde
>>197

「そうさな。生きるにしたって何かしなきゃままならぬし、たとい死ぬにしたって何か残さなくちゃ意味もない。犬死には真っ平ごめんだね」

大方の話がついたところで、一之瀬からかけられた言葉に――――。

――――びびくうっ!とコメカミがひくついた

「テメー、何時何処で何をどうしてそれを知った。場合に依っちゃ締め上げんぞゴラ」

一番嫌いなのは『アイツ』との関係を誰かに茶化される事だ。だから滅多に口にしない。
ベタ惚れだからこそ周囲に喧伝することもなく二人の心の中にのみ圧し殺していると言うのに、そんな努力も貫かれてこう茶化されてはイラつきのひとつも催すと言うものだ。

「だが間違っちゃいない。残念ながらあいつに遺骨を取らせる気は欠片もないからな」

ふん、と。珍しく鼻を鳴らして、その通りだと受け入れた。帰結はエゴイズムだとしてもせめて彼女に対しては利他的でありたいと言う思いゆえにである。

「――あそう?じゃありがたく頂きますよ――あんまりめでたくはないが乾杯でもしよう。この鬱くしきクソッタレな世界に、明日も明後日も降り立てますようにってな」

促されるままに神はついていく。張り積めていく都市の空気とは裏腹に、その二人はあまりにも我が道を、ぶれること無く歩き続けた

//そろそろ〆ですかね、ありがとうございました
200一之瀬侑李◆ysp4J1dwSE :2018/07/11(水)22:53:53 ID:t5N
>>199
/ですね、ありがとうございました!お疲れ様でしたー!
201マシラ :2018/07/11(水)22:55:56 ID:w1d
>>198
……いきなり背後から声かけんなや

【悪事をしている時に背後に立たれるのは心臓に悪い、神出鬼没なこの女であれば尚更だ】
【面倒そうに悪態を吐きながらマシラは振り向く】

あの親父、普段一体何処で何やっとんねんホンマ
はよ止めんとしまいにゃ戦車とか持って来そうやぞ……

【組織では武闘派として知られるファウスト、しかしその理由は決して彼本人の戦闘力が全てではない】
【こうして、他者にありとあらゆる武力を提供し戦闘を激しい物にする、そういった性格や手腕こそが、彼を真に武闘派足らしめる理由であった】
【……尤も、その行きすぎたやり方にはマシラも辟易するが】

んで、アンタは何しに来たんや
作戦の準備なら滞りない、心配なら無用やぞ
202鼠耳の少女 ◆fOD50tbLBI :2018/07/11(水)23:00:45 ID:PYJ

夜の帳が降りた都市、閉店した喫茶店傍の人気の無い路上。

帽子の下の耳がピクピクと動く。非常にもどかしい気分だった。
早い所この帽子を脱ぎたい―――然しこんな所で帽子を脱いで万が一、人に見られると面倒である。
別にこの耳がバレても問題は無いが面白がられてこの耳を触られるのは正直言って不愉快の極み。

「……はぁー……憂鬱だわー……。」

少女の名は雅灯野 蓮華(みやひの れんげ)。またの名をチュチュ。
コードネームを有するが、彼女は決して組織の人間ではない。彼女は警備部隊の人間であった。
だが、近頃の警備部隊の無能っぷりには聞いて呆れるばかりである。
聞いた話によると学園生徒による組織急襲があるそうだ。だが、それは本来警備部隊や軍部が主導で行うべき作戦だ。

守られる対象の筈の子供達がそんな事をするのはどうにも解せないがそれ程に警備部隊とは無力なのだろうか。
上層の意向はさっぱりだが、彼女からすれば論外中の論外。今すぐにでも学園側に直談判してこの計画の主力を学園都市警備部隊にしたかった。
既に上層にはこの提案を直談判したのだが、上層の耳に入っているのやらいないのやら、音沙汰は無い。

「警備部隊は皆甘えてるのよねぇ……学園の生徒達にさぁ……。」
「幾ら強い力を持ってても彼ら彼女らはまだ子供だってのにねぇ……。」
「……ってアレ!?これって腐敗とちゃう!?」

鼠耳の少女は一人でブツブツと喋りながら路地裏を歩く。
特に行き先は無いが、明日は休み。帰っても寝るだけだ。基本的に外泊の多い彼女の家には何も置いていないので帰ってもやる事が無かった。
なので眠くなるまで取り敢えずフラフラしてみよう、という発想である。

//絡み待ちです……!
203リーダー◆lTlfuInPquXm :2018/07/11(水)23:08:01 ID:LmY()
>>201
────ええ、契約すれば武器でもなんでも渡す、まさに「メフィストフェレス」ね
【リーダーはそう溢し、小銃をコンテナに仕舞った】

ああ、今日は作戦の詳細について擦り合わせるのと、それから、少し「お話」をしにきたの
前回の選挙会襲撃────私は「光野くん」の拉致とD式の強奪を担当したのだけれど

あの作戦が上手く回ったのは、「内通者」と駒、更に戦況を上手く読んで的確に人員を配置したから、そうでしょう?
それを踏まえた上で、作戦を練るというのを、貴方に提案しておきたくてね
204眼鏡にスーツの女◆ysp4J1dwSE :2018/07/11(水)23:15:58 ID:t5N
>>202

「ほーんと、その通りなんですけどねぇ~」

【その背後から、同調する言葉をかける】
【片手にタブレットを持ち、うんうんと頷いているのは、くせ毛気味な短髪に、眼鏡を掛けたスーツの女だった】
【警備部隊所属、生体兵器の管理を主に代理で執り行っている――ヤジマ・システムズからの出向者でもある、藤田一美という女だった】

「なんなんですかねぇ、私としてももっとバーン!! と大量に兵器を使って!!!!」
「子供達の出る幕がないくらいに、徹底的に灰にしてやれば良いんだー!!!って思ってるんですよ、ですけどぉ……」

【そこで、表情が暗くなり、大袈裟に肩をガクッと落とす】

「その辺りの申請をすると、いっつも教頭に止められちゃうんですよ……」
「おかしくないですか!? おかしくないですか!? おかしくないですか!?」

【何時も、警備部隊内では気怠げな様子で仕事をしている藤田だったが、どうにもストレスを溜め込んでいるようで】
【一人でどんどんとヒートアップしていき、ズン、ズン、と彼女へと歩み寄る】


「絶対おかしい!! そう思いませんかチュチュさん!!!」


【そして、思い切り顔をずいっと近付けて叫ぶように同意を求める】
205マシラ :2018/07/11(水)23:21:11 ID:w1d
>>203
───内通者、なあ

【記憶に新しい学園選挙戦襲撃作戦、その時はマシラは旧校舎を襲撃した】
【光野 王道を拉致するという作戦を提案したのはマシラであったにも関わらず自分は別の目的の為に動くという半ば他の人員を囮扱いする行動に出ていた】
【結局旧校舎潜入は阻まれ、組織の被害者も少なくはないと聞いているが……】

そいつは、ジェミニと違うんか?

【内通者と聞いて思い浮かぶのは、学園生徒会書記と組織構成員の2つの顔を持つ女、ジェミニ】
206リーダー◆lTlfuInPquXm :2018/07/11(水)23:28:45 ID:LmY()
>>205
ああ、それとはまた別の人。今は学園で教師として雇われている男よ
【ちなみに蚯蚓でもないわよ、と付け加えつつ、女は通話機を取り出した】

言ったじゃない「濃紗」────ああ、ここでは、コードネームで言う「習わし」だっけ

────「オートプシー」って言えば、少しは聞き覚えがあるんじゃない?
【オートプシーは、異局で研究員をやっていた男である。ある日、ふらりと居なくなった報は入っていたが】
【まさか、こんなところで工作員をやっているとは、誰も思わないだろう】
207エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/11(水)23:30:23 ID:v07

「ふぃーやっぱ疲れるなぁ……できれば殺しは他の人間にやってもらいたい所だな」

学園の夜の路地裏……辺りは一面血に染まっていて…そこら中に夥しい量の血、爆散している肉片が散見された。そしてその中でただ1人、壁に凭れ掛かり煙草をふかしている男がいた。

「ま、こんだけめちゃくちゃにやれば何で死んだか分かんねえだろ。あとはちゃっちゃと退散するかな。『証拠も取り外しちゃあ…』どうしようもねぇ…音もそうだ。これが分かるにゃあ…時間がかかる」

彼は他の組織の人間に比べ、仮面を着用していない。彼は何をしてま証拠が残ることがない。証拠などいくらでも塗り潰せる。

「ま、ここに来るやつなんざ相当の物好きだ。そんなやつとはむしろ話がしてみてぇ…」

//絡み待ちです!
208マシラ :2018/07/11(水)23:34:41 ID:w1d
>>206
───あの男か

【そのコードネームを聞いて思い出す、自分が異人局にいた時、そのように呼ばれていた研究員がいた事を】
【所詮は研究員と実験体、その後の事など何も気にしてはいなかったがまさか組織に籍を置いていたとは、縁とは変なところで繋がっているものである】

……それで、その男が今回の作戦にどう役立ってくれるって言うんや
言っておくがオレはそいつの連絡先も知らんぞ
209伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/11(水)23:35:34 ID:P0v
「墨音さん、初めまして。僕は龍神麗華さんの仲間の伊集院学と申します。僕は今度、組織の本拠地と噂されている施設を偵察しようと思っています。その前に、会って話をしたいのでよろしければ後日、指定した場所に来てください」


麗華から通信機を受け取ってから、こんな通信を墨音の通信機に入れておいた。目的は、仲間同士会ってちゃんと話をしておくのと、武器を受け取る為だ。
それから数日後、時刻は真夜中。伊集院は指定した公園に来ていた。

「さて、来てくれますかね…」

果たして墨音はこの場に現れるのだろうか。それとも、別の誰かか。いずれにせよ、準備は早急にせねばならない。
210リーダー◆lTlfuInPquXm :2018/07/11(水)23:39:32 ID:LmY()
>>208
私が知っているからそんなコトは気にしなくていいのよ。それに、王道くんをここまで引き連れたのは“彼のお陰”よ
【つまり、早い話が、この濃紗という男の自作自演、マッチポンプだったのである】
【全ては、怪我人を装い、王道を組織へと引き渡すための「作戦」であり、この濃紗という男の抜かりのなさが窺い知れる】

ま、今となっては王道くんもよく分かんない感じになっちゃったし、全部は無駄だったわけだけれど
──ところで、貴方はこの作戦、“どう考える”?貴方が見ているものはなに?
【じろり、と相手の目の奥底を睨むようにして、リーダーが立ちはだかる】
211鼠耳の少女 ◆fOD50tbLBI :2018/07/11(水)23:40:39 ID:PYJ
>>204

「そうそう、子供達に出る幕があるのが本来おかしいのよねぇ……。」

「……ってうわぁビビった!!」

うんうんと頷くチュチュだったが直後に彼女はビクっと驚いて彼女の顔を見た。
誰かと思えば藤田一美、警備部隊の女である。教頭に申請したと聞いて内心そりゃあ通らないよ、と呆れた様子で溜息を吐いた。
ズンズンと歩み寄る彼女に押されるチュチュ。

「お、落ち着きなされ、一美……。」

「まぁ、アンタも言いたい事はわかるわよ……でも中々通らないのよねぇ。」
「私も概ね同感よ!核や運動エネルギー爆撃でもない限りはガトリング砲でも爆弾でも使えるものは何でも使うべき!」

「……でもあの教頭も何を考えているのやら。意地でも生徒を戦わせたい理由でもあるのかしらねぇ……。」

顎先に指を当てながらチュチュは考えた。
実際、軍部や警備部隊が本気を出せば組織幹部程度が相手ならばきっと負けやしない。
それ程に文明の生み出した兵器とは恐ろしいもので、彼等も生物である以上は最悪の場合場所だけを特定して毒ガスでも施設内に散布すれば幹部はイチコロだ。

今回の計画も自分達が本気で動けば化学兵器等を使って最小限の犠牲で制圧出来るのではないか。
此処まで組織を台頭させた責任は、未だに本気で彼らを潰しにかからない警備部隊上層や学園の上の連中にもあるとチュチュは考える。
即ち権力者達の腐敗である。

「……で、一美……アンタ、一体どんな申請したのさ……。」
「怖いけど聞かせてちょーだいな……。いや、聞くのすっげー怖いけど……興味本位で。」

ヤジマ系の技術者は脳味噌のネジが外れた輩が多い。
エインヘルヤルなんて普通に考えれば倫理的に問題のありそうなもの平然と開発してしまう程度にはイカれた集団だ。
この女もヤジマ系の技術者ならばその例に漏れず、余程イカれた申請をしたのではないかという予感がした。
212紅咲真子/裏◆ClSVHWuVMw :2018/07/11(水)23:40:50 ID:HOZ
>>207
そんな路地裏の暗がりから、飄々としたやけに楽しげな声が響いた
白髪混じりの赤毛に、左目には眼帯、華奢な首元には鋼鉄の首輪をつけた、スカート丈の短い女

「うわ!血まみれじゃんやばいねココ、うわ!この死体グロっ!というか久々の血の匂いですよこれは」
「あちゃーこれはもう身元の確認とか出来ないね、いけないいけない」
「さてそんな中優雅にタバコをふかしているお兄さん」

血を見ても驚くどころか楽しげに、肉片をぶちゃりぶちゃりと踏みながら彼女は歩く、その腕には『警備部隊』の腕章が燦然と輝いていた
ちなみに彼女は監視対象なので首輪にはモニターがついている、その映像はヤジマシステムズの社長行きだ

「あんたが犯人でしょ?連行していい?」
「あとタバコ吸ってると女の子とキスする時嫌がられるよ」

世間話でも持ちかけるように軽口を叩いて
213リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/11(水)23:40:57 ID:9m8
>>207

【さて、彼に言わせるならば“相当の物好き”ということになるのだろうか】
【その少女は引っ越し後の買い出しを終えた帰り道、一人ふらふらと夜道を歩いていた】
【決して迷っていた訳ではない。ただ道が幾つもあったのを片っ端から試していただけで、決して迷子だった訳ではないが】

【兎も角、彼女が絶賛夜間徘徊中であった途中でーーーその音と、その声を聞いたのだ。彼女は『とても耳が良かった』】

ーーー生憎だけど!!僕は一切合切話したいとは思わないね!!
にしても本当にこの街の治安は酷いね!!ちょっと路地裏に入っただけでこの有様なんて、デトロイトも真っ青ってもんだ!!

【だん、と地面を踏みしめて、少女が彼の目の前に姿を現わす】
【その片手に拳銃を、片手にサブマシンガンを携えて。そして何より、肩には『風紀委員会』の腕章をつけて】
【褐色銀髪碧眼のその少女は笑顔を浮かべながら、二つの銃口を男に向ける】

で、なんだっけ?話がしたいんだっけ?
神に祈りを済ませたいってなら、数秒だけ待ってあげても構わないよ?
214リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/11(水)23:42:23 ID:9m8
//引きます…
215エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/11(水)23:43:38 ID:v07
>>214

//申し訳ありません。また機会があればお願いします!
216鬼久墨音 :2018/07/11(水)23:52:33 ID:Us1
>>209
『…ホーネッ、じゃない、こちら鬼久墨音』
『あぁ、話には聞いている…問題はない』

【部隊の頃のコードネーム(ホーネット2)で名乗りそうになり慌てて修正、取り繕ってはいるが鬼久と名乗る少女は割とアレな性格なのだろう】
【指定時間に若干の不満そうにしたが、まぁ武器の贈与ともなれば仕方ないと了承した】

…来ている
定刻通りだな、良い心がけだ

【声に振り向けばジャングルジムの最上部、腕を組み時計をチラリ、尊大に見下ろしている冬服の女生徒の姿が!】

時間の厳守は誰しもが必ず出来る事だが、同時に最も重要な事でもある

【ロングのスカートが夜風にはためく、彼女は飛び降りようとしたのだが意外と高いからか諦めてえっちらおっちらフツーに降りた】
【そしてその辺に置いていた、明らかにおかしい重金属音のする学生鞄を担ぎ上げて、】

伊集院学か、鬼久墨音だ

【名乗る!尊大!】

//これ以降が明日とかな感じの、相当なスローペースになりますが大丈夫でしょうか…?もしアレでしたら仰って頂ければ引きますー
217マシラ :2018/07/11(水)23:53:59 ID:w1d
>>210
あのガキも可哀想に、さんざっぱらいじくり回されておかしくなった上、そうした本人は勝手に死んだなんてな
あの先あいつはどうしようもなく彷徨うしか無くなるだろうよ、死んどった方がマシだったかもな

【皮肉めいてマシラは光野について語る、結局の所彼の存在を組織に引き入れたはいいが、その為の方法がアレだった】
【結果として今や主人のいない頭のおかしい放浪娘となってしまった彼をどうにか出来る者はいない、何とも哀しい結末だ】

───何とも思わん、オレはただ命令された事をこなすだけや

【自らが囮となり組織の真の目的を果たす為の作戦、その指揮を取ることになったが、だからと言って戦果を上げようと意気込むでも、作戦の先に何かを見るのでもない】
【駒は駒らしく、命令を実行するだけの存在、そうとしか思ってはいない】
【そう、自分に言い聞かせている】

……強いて言やぁ、この作戦をオレに提案したのはクイーンなんやけどな
あの女がわざわざオレにそんな作戦を持ち掛けた事、それ自体がキナ臭いっちゃキナ臭い
アイツ、組織の為にとか言って作戦を考えるようなタマか?
218エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/11(水)23:54:14 ID:v07
>>212

「よう!来た来た!待ってたぜ!」

はっはっは!と、とても人を殺した人間が浮かばないようなまっすぐな笑顔を向ける。同類が来たかと少しの期待を向ける。

「ここまですんの結構苦労したんだぜ?労ってくれるか?
死体見んのが趣味なら申し訳ねぇ…綺麗にゃ残ってねえわ!」

軽く手で謝る。はっきりいってこの男は異常だ。

「何で犯人だと思うんだ?証拠ねえだろ?強制連行はよくねえよなぁ?指紋も、DNAも何もわかってねぇしな!」
「ま、でもいいや。カワイイ女の子と話せるしな!はっはっは!警備隊様のハニートラップか?適当に話したら逃してくれると嬉しいんだけど。俺善人だしな!」

ゲラゲラと大声で笑う。そしてデタラメな、
支離滅裂な言動を繰り返す。
219紅咲真子/裏◆ClSVHWuVMw :2018/07/11(水)23:59:48 ID:HOZ
>>214
//と……申し訳ありません

>>218

この男、やけに明るいな、というのが第一印象、そもそも人を殺しておいて平然とした態度を取れるのは殺し慣れていないと無理だ
そしてこの血まみれの惨状の中笑っているということは少なくとも慣れているという事
この場で殺していなくても殺人自体に抵抗感はないのだろう
と、ここまで考え

「え?まあすごいんじゃない?よくここまで殺せたよね、一面血の海じゃん、昔の私でもここまではやらないって」

それは過去にこの少女も殺人を犯したことという事、この男にの言う同類が殺人に分類されるのなら同類と言えるだろう

「この凄惨な現場で平然と笑ってる事とか死体を見慣れてる事とかー、自分でここまでするのに苦労したって自白してるところとかさぁ」
「あ、可愛い?それは当然でしょ、ハニートラップも出来なくはないけど?」
220伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/12(木)00:01:36 ID:D7Z
>>216
「あなたが……」

来ていた。
なんか変な人だった。それが伊集院の墨音に対する第一印象である。

「……こほん。それで、偵察するにあたって、僕は戦闘能力があまりにも微弱です。その為、武器が必要です。麗華さんからあなたから受け取れば良いと聞きましたので」

とりあえず、まず用件を伝える。
偵察にあたっての武器と装備。それを墨音に要求する。

//持ち越し了解です!スローでも大丈夫ですので!
221リーダー◆lTlfuInPquXm :2018/07/12(木)00:02:32 ID:jrA()
>>217
……ふうん、クイーンが、ねぇ
【彼女については特にリーダーもマークしておらず、強いて言えば作戦の協力に非積極的だという印象くらいか】
【リーダーは少し首を傾げつつ、またいつもの鉄仮面に戻った】

ま、こっちの目的と彼女の作戦は合致しているんだし、気にすることもないんじゃないかしら
ダミーの防衛には、あの「キング」も参加するって話だったし、最優先は「偉大なる目標」の完遂よ
【それにしても戦力過剰の感も否めず、となるとなにか裏がありそうなのはリーダーも薄々感づいている】
【しかし、あのルーキーにキングや総帥をどうこうできるとは到底思えず、またリーダー自身も、捻じ伏せる自信は十分だった】
222眼鏡にスーツの女◆ysp4J1dwSE :2018/07/12(木)00:04:17 ID:9Lz
>>211

「本当、そうとしか考えられませんよ。倫理観が狂ってますよ、生徒達に戦わせるとか」

【うんうん、と頷きながらそういった】
【……なのだが、教頭からしても彼女には言われたくないと言ったところだろうか。ヤジマ・システムズの技術者である藤田一美もまた】
【相応にその倫理観が狂っている。破綻している……これでも、技術者の中ではマシな方なのだが】

「……聞きますか、聞きますか、聞いちゃいますか!!!!!」

【眼鏡をギラリと煌めかせる。よくぞ聞いてくれたとばかりだった】
【彼女の役目はほとんど中間管理職、書類仕事に忙殺されながら、エインヘルヤルを管理し、偉い方へとご機嫌を取りつつ申請をしなければならない】
【片手に握ったタブレットをスイスイと操作し、そこから彼女へとさっとそれを見せつける】

「……えー、先ずはマッシブ・オルドナンス・エアー・ブラスト・ボム(大規模爆風爆弾)」
「これはもう提出直後に書類を破り捨てられました。頑張って書いたのに酷くないですか?」

【もうこの時点で駄目な感じがありありと感じられるだろう】
【色々と説明をすると長くなる兵器だが、単刀直入に言うとこの世界において核を除いて最も破壊力があるとされる爆弾である】
【その威力たるや、まるで原子爆弾のごとく小さなきのこ雲を作るほどになり、なおかつ命中精度も高い……重ねていうが、核兵器ではない】
【そんな過剰火力が早々通るわけがない。のだが、それを本気で使用したいと申請している辺り、やはり倫理が完全に破綻している】

「で、ですねぇ。次にエインヘルヤルの失敗作を応用した脳髄破壊ナノマシン……簡単に言うとゾンビ化兵器ですね」
「奴等の仲間の一人を取っ捕まえてこれを注射して送り返してやれば、後はもう自動的に仲間が増えていくって寸法です!」
「難点で言えばこちら側で全く制御できないところですね!! 因みに申請した後に社長にも物凄く怒られました」

【尚、その後計画は全凍結。データも全て破棄になったという】
【流石のヤジマ・システムズもそれは流石に……ということだったのだろう】

「後はVXガスとか、クラスター爆弾とか……全部却下されました!!!」

【どれもこれも人道的におかしいものばかりだった】
【中には使用後まで被害が甚大に残り続けるものまである――とは言え、だ】
【それを差し引いても、警備部隊側が投入できる戦力が過剰なまでに少なく設定されているのは、彼女の認識しているとおりである】

「……許可出たのは、エインヘルヤルが十数体くらいでしたぁ。頑張って書類書いたのに……のに……」

【半べそをかきながらそういう――のだが、半分は加減出来無さ過ぎじゃないか、と思うかも知れない。全くその通り】
223マシラ :2018/07/12(木)00:10:48 ID:LEU
>>221
……〝赤色〟が来よるんかい、もう囮どころの話やないな

【初耳だった、まさか囮であるはずの『ファクトリー』防衛に総帥直下幹部のキングが参加するとは】
【それを踏まえれば戦力は申し分ないどころか有り余る、例え相手が途中でこちらの真意に気が付いたとしても退却すら許さない事すら可能だ】

───『偉大なる目標』ねぇ、何か知らんし知るつもりも無いが、まあ世界平和じゃないわな
まあ、オレにはどうでもええ話や、目標を叶えたいなら勝手に上で頑張ってくれってな
224エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/12(木)00:13:09 ID:jzI
>>219

「いやぁ…褒めてくれるたぁ…嬉しいね!ありがたいもんさ!」
「昔って事は……お嬢ちゃんは相当なワルみたいだな!何人殺した?気になるな!どうやって殺した?殺して楽しかったか?」
「それとも…俺を殺したいか?それは怖いからやめてくれよな?」


嬉しそうに、楽しそうに話を進める。久しぶりに同志に出会えたのか話が弾む。

「オイオイ冷たいな……この現場を見て狂っちゃった〜とか考えないの?俺は常人だからさ……この景色にさすがに参ってる!誰か助けてくんないかな……ホント」

一転悲しそうな表情を見せ、若干の涙を浮かべる。嘘をついている気配は全くなく、むしろこれが本心と思わせるには十分だった。

「なら俺に優しくしてくれると嬉しい!死体怖いからな!いつも1人で寂しいし警備隊が付いてたら俺のみの潔白も自ずとわかってくる!最高じゃん!」

また口角を上げ、やはり純粋な笑顔を向ける。
225リーダー◆lTlfuInPquXm :2018/07/12(木)00:19:16 ID:jrA()
>>223
────いいえ?「世界平和」で合ってるわよ
【そう真顔で言い放ち、右手でピースサインを作った】

それこそが全人類の悲願であり、私たちが目指す「偉大なる目標」よ
【そしてコートを翻せば、すたすたと背を向けて歩き出す】

異能力者“だけの”世界を創り出す──そのためには、もう一度「星が落ちた日(インパクト)」を再現しなくてはならない

──かつての、「異能人類開発局」がやったようにね。それこそ、目的の為なら「月」でもなんでも落とすわよ

【まるで冗談には聞こえない、真実味を帯びた彼女の台詞】

デザイナーベビーである貴方のルーツ、それが今の「組織」の前身であり、目標であり、悲願でもある

────オリジナルス「リーダー」が生まれた鍵も、恐らくはそこにあるハズよ
226紅咲真子/裏◆ClSVHWuVMw :2018/07/12(木)00:20:34 ID:GX2
>>224
「えーっと……まあ片手両手の指では数え切れないくらい?」
「方法としてはまあ爪でやったり毒盛ったり身代わりにしたりハニトラで殺したりとかまあ色々?」
「あー殺しはしないって、私上司に人殺し止められてるっていうか、人殺すと上司が悲しそうにするから自粛中ー」

血まみれの戦場、彼とおなじ壁に背をつき
同じ殺人鬼同士語り合おうとでも言うのか、敵意と殺意はない、ただ首輪につけられたモニターがギラギラと光っているだけだ

「参ってるようには見えないんだけど、というか殺人褒めてもらって喜んでる時点でこんなのに驚くようなタマじゃないでしょ」
「え、というかお兄さんがこれやったの確実じゃん、身の潔白も何も私がその気になって連行したらお縄よ?ねーねーそれ分かってんのー?


純粋な笑をむける彼の胸元に異能による鋭い爪をつんつんとおしあてて、下から見上げるように睨む……否、ジト目を送り
227鼠耳の少女 ◆fOD50tbLBI :2018/07/12(木)00:29:53 ID:Qth
>>222

「あ の さ ぁ……アンタねぇ……。」

半ば怒りながらチュチュは拳を握ってプルプルと怒り、彼女の頭にげんこつを飛ばした。
教頭は中々此方の意見を飲まないワンマンで有名だが、それ以前に一美の提案は論外中の論外。そんなもの使ったら組織以前に都市が吹っ飛びかねない。
他の案も組織幹部は確実に全員倒せるかもしれないが、民間人への被害が尋常じゃない。多分組織が今まで殺して来た人数以上に死ぬ。

エインヘルヤル十数体の許可が下りたそうだが、他の案に比べればまだ比較的マシな方であろう。彼女の案をほぼほぼ却下した偉い方々には同情する。

「……ハァ……。」
「アンタみたいなのがうちの技術者だなんて、あたしゃ先が思いやられるよ……。」

拳を下げるとトホホ、と暗い表情でチュチュは俯いた。
常識的に考えてアウトだろうが、彼女達ヤジマ・システムズの人間はネジが一本も二本も地平の彼方まで吹っ飛んだ輩ばかり。
どんな回答が返って来るのかチュチュも予想はしていた。していたが、やはりヤジマの人間は狂っていた。

「……全く。少しは倫理観ってのを身に着けなさいな……。」
「……それにしてもエインヘルヤル十数体ってのは苦労人の上司方からオーケーが出たみたいだけど、やっぱりあの教頭には通して貰えなかったのね?」

気になった点はそこだ。エインヘルヤルは一体でも相当な戦闘能力を有する生物兵器。
それを十数体も戦場に投入、となれば今回の組織襲撃もその人形に任せれば半端な実力の生徒達を繰り出すよりも成功の可能性は高い。
―――となると、やはりあの教頭からの反応は猶更『NO』であろう。
それは倫理観だとかそんな問題ではなく、「生徒を戦わせなければならない」という目的不明の彼女の思惑が絡んでいるからに違いない。

「……何となく予想出来るわよ。」
「私達としても何か出来る事があれば良いのだけれどねぇ……。」

自分達に何か出来る事はないかと考える。少しでも生徒達への危険性や負担を減らしてやらねばなるまい。
相手はテロリスト、彼等が投入されるのは遊園地でも動物園でも無ければ本物の戦場なのである。
228エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/12(木)00:35:16 ID:jzI
>>226

「そうか!そうか!俺も似たようなもんさ!俺は6852人だな。殺し方も、名前も、全部覚えてる。殺したんだからそれくらいはしてやらねえとな?可哀想だろ?常識だよな?」
「まさか……覚えてねぇ…なんてそんな失礼なことしちゃいねえよな?だとしたら可哀想だぞ?俺らが覚えてやらねえと誰が覚えてくれるんだよ!死んだ奴なんざ!」

嘘だろ?と少し落胆したような顔をする。彼はそれが礼儀だと本当に思ってるからだ。

「ハハハ!騙しは通用しねえか?そんな喜んじゃいねえよ!恥ずかしいなぁ…」
「だからやってねえって!ひっでえ野郎だなぁ…ホント。俺は善良な学園都市の市民だってのに」
「だから捕まんねえって!捕まえたかったら無理矢理しかねえだろ?ま、俺はやってねえからそっちが一方的に悪ってことになっちまうけどな!ハッハッハ!」

覗き込んでくるような視線に、氷のような冷徹な目つきをし、しかし本心で笑う。嗤う。突きあてられた爪が少し痛むがそれは今は気にしていない。
229マシラ :2018/07/12(木)00:35:35 ID:LEU
>>225
……はっ、なんやそれ

【これだけの組織だ、そのものが掲げる目的はそれなりに大きな規模であるとは想像していた】
【───あまりにスケールが違う】

あのイカれ研究者どもの後を追おうとしとるんかい、オレらは
全人類やと?言っちゃ悪いが子供騙しでももうちょい現実的な事言うで

【『国を乗っ取る』だとか『最強の能力者を作る』などと言われた方がまだ理解出来た、しかし世界そのものの在り方を変えようとするなどと】
【一体誰がそんな事を本気で思うか、調子に乗った馬鹿が叫ぶそれとまったく同じじゃないか】
【違いがあるとすればそれは、その目的を達成出来るかもしれないという今の組織の規模である】

……ふん、別にあのクソ施設でやってた事が何処に影響をしようとどうでもええわ
230楠木シンラ :2018/07/12(木)00:35:48 ID:B2c

「はぁあぁぁ…………」

【昼休み、学園の屋上】
【情勢が一気に動こうとしている中、ジョーカー・スペア……楠木シンラは一人、学園の屋上へ佇んでいた】
【顔がまだ幹部以外に基本割れてないというのは、こういう時ありがたい】
【その頭の中身の大半を占めるのは、無論『能力の引継ぎ』のこと】
【あの後、異局地下へ向かい、ジョーカーの置き土産……脳髄をスパコン替わりに用い、『ジョーカーの遺伝子』を分析にかけたが、やはりラビットの言っていた通りの能力が利用されているようだ】
【閉ざされたストーリーラインを再び開く方法は、いまだ闇の中】
【そうこうしているうちに、『「ソーマ」の騒ぎが急速に収束している』】
【しかし、自分のことで手一杯な今のシンラは、動く気になれず……】

「……どうすんの、アタシ」

【溜息はまた一度、シンラの気持ちと不釣り合いな青空に溶けていく】
【そんなところに現れる人間はいるのだろうか】

//絡み待ちです
231紅咲真子/裏◆ClSVHWuVMw :2018/07/12(木)00:42:25 ID:GX2
>>228

「いや、殺しすぎでしょ、それで私は殺した相手の名前も顔ももう覚えてないんだけど、約7000人殺しておいてそんなこと覚えてるなんてお兄さんやばくない?」

彼女にとって人殺しは忌避するものでもない、そして殺した相手になど興味もない、名前も知らない人間の人生になど興味もない
彼が声を荒げようとも彼女の中の死生観は変わる事などなく
……そして感じる違和感、話しているのは一人の男、それなのにコロコロと変わる彼の対応はおかしい
いや、おかしいのではない、1人相手なのに何人もの人間と話しているような、そんな錯覚に見舞われている

「ねえねえお兄さんもしかしてこっちの病気?殺人鬼で精神異常者?」
「あ、そうそう、組織って知ってる?私それ追ってるんだけど、なんか教えてくれたら見逃してあげる」

勿論彼女は彼が組織の一員であることは知らない、だが明らかに堅気ではなく裏社会の人間、ともすれば自らが負っている組織の情報も持ってるかなーと淡い期待を抱いて
232リーダー◆lTlfuInPquXm :2018/07/12(木)00:43:30 ID:jrA()
>>229

「────約半世紀前、同時多発的に観測された異能力の発現。
その原因は現在を持って全くの不明とされており、時同じくして隕石の衝突も確認される。

生まれた異能力者は『第一世代(ファースト)』と呼ばれた。
その中でも、特に強力な異能力者を『原初の種(オリジナルス)』と呼んだ」

「隕石の衝突自体は、偶然だったんだけれどね。ただし、異能力を普遍的に拡散させたのは『異能人類開発局』の連中よ。
世界の在り方を変え、教科書や常識さえも塗り潰した」

「その技術は、現在、“凍結”されている、物理的にね。保管場所は、ま、言わなくても分かるでしょ。
本当は、生き字引ともいえる存在をとっ掴まえるだけでいいんだけれど──これが中々の老獪でね」

「────と、ここまでは総帥の話と私の経験を合わせたモノ。真実は異なるかもしれないわね」

 リーダーはそう告げ、くるり、とマシラの顔を再び見た。その目は、爛爛と輝いていた。
233エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/12(木)00:49:48 ID:jzI
>>231

「これも仕事だからな。しょうがない。覚えておくのは殺す時の最低限の礼儀だろうに。嬢ちゃんに殺された奴は可哀想で俺ぁ……」

そういうと涙を浮かべる。しかしどれもこれもが本心のように見えるが、どれもこれもが別人のように見える。多重人格者か…はたまた…

「あぁ!今はそうだ!自覚ねえけどな!殺人鬼なんて言われるほど殺した覚えはねぇな…」
「組織……?あぁ!それだったら俺がボスだぜ?本当にな?ハッハッハ!………で知らないって言ったらどうするんだ?r


ほんの一瞬ではあるが……ギロリと刺すような目線を送る。サングラスの奥からでも、ハッキリと感じ取れるように…
234??? :2018/07/12(木)00:50:45 ID:vFx
>>230

『ッショーガネーナーシンラちゃんさぁ』

ピョコッ、とその肩に飛び乗るものがあった。
半透明の、カエルの形をした液状の生物である。

『足踏みだらけだね。たまにはおいらみたいにピョコッと飛んでみりゃあ良いのに』
『簡単だろ。まだソーマは残ってる。誰かに飲ませて血を取りゃ良いのさ』
235眼鏡にスーツの女◆ysp4J1dwSE :2018/07/12(木)00:50:51 ID:9Lz
>>227

「ぐはぁ!? 痛ぁぁい!……何するんですかチュチュさぁん……」

【ボコン、と落ちるげんこつ。幹部をスリスリと擦りながら、彼女へと思い切り不満の視線を送っていた】
【一美からすれば理不尽な暴力ではあるが、第三者から見れば至極真っ当と言ったところか。絶対に権力を与えちゃいけない人間だろう】
【ジトッとした視線を送り続ける……ここにまた、彼女の『ヤジマの人間はおかしい』というそれが補強されていったわけだ】

「酷いじゃないですか、私だってちゃんと働いてるのに!!」

【それでも、彼女が嘆こうとも藤田一美は警備部隊の技術者である】
【日夜滅茶苦茶な研究や提案を実行しようとするものの、大まかな部分では警備部隊に多大に貢献している】
【特にエインヘルヤルの管理と、現地改良に関しては日夜努力を怠らず行われているものである】

「ええ、そうです。それも駄目でした、エインヘルヤルは……良くて数体、ってところですかね」
「どうしても計画の中心は、子供達にしたいみたいです……」

【エインヘルヤルとはそういうものだ。“犠牲者を出さずに多大な戦闘能力を発揮する”】
【無人爆撃機と考え自体は似たようなものだろう。倫理観を一切捨てて効率を突き詰めた、まさにヤジマ・システムズの象徴のような兵器】
【十数体と言わず、もっと大量に投入すればそれだけ作戦は楽になる……のだが、やはりそれは“却下”】

「……それにしたっておかしいですよね。化学兵器や大規模破壊兵器と言わずとも、とにかく私達で済ませればいいのに」
「兵器は使えば使うほど楽になるんですよ、それを使わずに子供を使うなんて……」

【一美の提案したそれらは極論にも等しいのだが、それにしたって組織は“それらを使われてもおかしくないくらいに被害を出している”】
【徹底的に殲滅行動をする価値はあるというのに、学園都市上層部はそれを酷く渋る。本当に教育者かと、疑いたくなるほどに】

「……私達、子供が犠牲にならないために警備部隊やってるんですよね」
「なんだか、こう……虚しくなる、と言うか。所詮私じゃ無理なんですかね……」

【そこで、表情を暗くした】
【倫理観が破綻しているとは言え、藤田の根底にあるものもそれだ。子供達を守るため、そのために警備部隊に入っている】
【そうなる思いは、彼女が後方でのサポートが主な技術者であることもあって、より増幅していると言うか】
236紅咲真子/裏◆ClSVHWuVMw :2018/07/12(木)00:56:24 ID:GX2
>>233
「うげぇ……なんなんお兄さん」
「殺された人に何思ってもむだでしょ、もう死んでるんだよ?別に私が悲しまなくても死んだ人に近しい人は悲しむし、悲しんでくれる人が居なければその程度の人間だった」
「と、まあ私はそんなふうに思ってる、最近じゃ私も死んだら悲しまれたいとか思ってるけど」

死生観に関しては平行線を辿ったままだ、同じ殺人鬼といえども価値観は人それぞれ、真子はそれを押し付ける気もないし押し付けられる気もさらさらない
……そしてやはりおかしい、言動と行動に矛盾が多すぎる、明らかにヤベー奴だ

「え、じゃあ教えてくれないなら連行していい?はい両手出してー手錠はめるからねー」

冷たい視線に怯えることは無い、真子はやると言ったらやる、とりあえず彼が何かしらの情報を持っていると勝手に確信しているのだ
というか明らかに殺人犯だし手錠はめちゃお、と楽観的に捉えている
237エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/12(木)01:10:13 ID:jzI
>>236

「そんなドン引きされても困るぜ?」
「悲しむ奴は多いほうがいいだろ。ま、これは俺が勝手に思ってるってだけさ。
強要はしないさ……でも冷たいなぁ…アンタ」

ふぅ…と一息。先ほどと違い、落ち着いた様子を見せる。

「あ〜らら。捕まっちゃった?」

わざと両腕を差し出し手錠にかかる……が、次の瞬間…かけたはずな手錠が
勝手に、手錠が彼の腕から解け落ちるように、カシャリと音を立てて地面に落ちるだろう。

「んなわけねぇよ?まぁ…とりあえず可哀想だから首輪外しといた方がいいか?」

そう言っている合間に、高速で彼の懐からトランプのカードが取り出されるだろう。それを途轍もないスピードで
彼女の首輪目掛けて振おうとするだろう。危害を加えずにカメラを破壊しようとする算段だ。避けずとも必ず彼女にけがはないはずだ。
何にせよ、彼の技量の程が垣間見えるはずだ。
238楠木シンラ :2018/07/12(木)01:13:04 ID:B2c
>>234

「ふふっ……そうね。折角本気になれそうな目的が出来たのに、どう進んでいいのか、早速わかんなくなっちゃったんだもの」
「おかしな話よね、『ごつごうしゅぎ』なんてたいそうなもの、持ってるのにさ」

【肩へ飛び乗った謎の生物を、驚きも拒みもしない】
【死人の意思を引き継いだAIなんてものに出会っているのだ、今更喋る液体のカエルに大仰に驚く方がおかしい】
【もしかしたら先代から薬物の幻覚まで引き継いでしまったのかも、と軽く笑って】

「……それは、分かってる。分かってるけれどさ……」

【手元にジョーカーの遺産であるソーマはある。そうでなくとも、「きゃっかんし」で「ソーマを使用して生き残っているキャラ」で調べればいい】
【遂行は、決して不可能ではない。ただし、『動く気になれない』】
【『遅かれ早かれ、未知への道は閉ざされる』】
【そう思うと、ため息が増えてしまう】
239紅咲真子/裏◆ClSVHWuVMw :2018/07/12(木)01:16:28 ID:GX2
>>237

「はぁ……冷たいねぇ……実感はわかないけどそうなのかも?実際私好きな物以外には驚くほど興味無いし」
「よしはい連行しまー………………す…………?」

確かにかけたはずだ、彼は抵抗もしなかったし、かつりと金属同士が擦れる音もした
その手錠は彼の手をすり抜けたように地面に落ち、ガシャりと金属音を立て

「ちょ……なんかの異能持ち?めんどくさ……」
「っ……!これはダメっ!」

飄々としていた彼女は初めて強い感情の揺れ動きを見せた
この首輪がよほど大事なものなのだろうと彼に思わせるには十分な反応
首輪を守るように体を縮こませ、両手で首輪を守れば
その手の甲には深々とトランプの斬撃の跡が刻まれる
下から覗き込むような彼女の視線は明らかに講義の色を含ませて
240??? :2018/07/12(木)01:18:53 ID:vFx
>>236

『ッはあ~~~~~』

げこお、と。溜め息するように鳴いて。

『アホチン』

と、ひとこと。


『つまるところ君は今、全くもってやる気が起きないから、先代からの引き継いだ業務を放棄しかけてるってのかい。いやま、良いんだけどね。最終的には君の意思だし』

ぴたぴたとその頬を手が叩くだろう。

『でも案外意思が弱いんだね君は。ラビットの世迷い言であんなにも揺らぐなんて。達観してると思ったけどメンタルは案外ガラスの十代なのかい?ん?』
241??? :2018/07/12(木)01:19:45 ID:vFx
//>>238でした
242赤の記憶1/2◆2E1eDx.7oE :2018/07/12(木)01:24:09 ID:D7Z
「………ふむ」

キングは自室で物思いに耽っていた。目を閉じ、深く瞑想する。その思いは、いつの間にか過去の風景へと遡る。

―――

真っ白な壁。何もない部屋。そして、薬品の臭いと機械の駆動音。
思い返す。あの地獄のような施設を、『異能人類開発局』を。
昔、学園が建設されるよりもずっと過去の話。異局というものが設立されてそれほど経たない時。少年は重要な研究対象、及び被検体として異局の施設に保護、いや、幽閉されていた。
幼少期から少年には身寄りがなかった。行く宛のない子供を保護したと言えば聞こえは良いが、その実態は、モルモットに等しかった。
毎日体を検査され、薬を打たれ、変な装置を付けられる。何もない真っ白な部屋に閉じ込められる毎日。およそ人間扱いなどして貰えず、名前を奪われ、番号で呼ばれる日々。

少年が保護された経緯はとても奇妙なものであった。ある日、とある小さな町が突如として全て焼け落ちた。生存者は幼い子供ただ一人。それが、その少年であった。灰と炭と化した町を、ただ一人立ち尽くしていたという。
異局はそれに目をつけた。これをやったのはこの子供であると。もしかすれば、それは人智を超えた奇跡の存在かもしれないと。そして、幼い少年を体良く保護した。
検査の結果、予想通り、少年の身体からは人智では計り知れない未知の膨大なエネルギーが検出された。異局はキングを「能力者」として認定。最重要のサンプルとして、彼を幽閉したのだった。
感情は日に日に失われていった。誰も自分の名前を呼んでくれない。誰もが自分を化け物を見るような目で見る。誰も笑いかけてくれない。人間としての価値を認めてなどくれない。あるのは、モルモットとしての価値のみ。
一体何年経ったのかも分からない。体は成長したが、心は貧しいまま。いつしかもう、自分の名前までも忘れてしまった。
実験は日に日にエスカレートしていく。身体のあちこちを弄られ、改造された。遺伝子を抜き取られた。生きている意味なんてなかった。ただただ苦しかった。自分の力を使おうにも、あちこちに制御装置という枷が付けられてできなかった。大体、自分の力の使い方など知らない。
少年の身体の成長はいつしか止まった。変な薬、ナノマシンだかなんだか、とにかく自分は老いなくなったらしい。そんなことはどうでもよかった。はやく、だれかこのくるしみをおわらせて。
243鼠耳の少女 ◆fOD50tbLBI :2018/07/12(木)01:25:05 ID:Qth
>>235


「―――『無理』だとか、口が滑っても言うんじゃないよ!!!」


チュチュの声が閑寂な夜の都市の一角に響き渡る。
一美を見詰めるチュチュの眼には焔の如く燃え滾る熱い思いが籠っていた。
暫しの静寂の後にムスッとした彼女が口を開く。

「アンタは確かにちょっと倫理的、人道的に欠けた部分はあるけど!それでもアンタなりに頑張ってるじゃない!」
「それに!私達が諦めたらこの都市はどうなるのさ!?子供達に任せっきりじゃ駄目なのよ!?」

大声で一美を怒鳴りつけるチュチュ。
彼女は懐からスマホを取り出し、電話帳の中から『学園』と掛かれた連絡先をタップした。
鳴り響くコール。既に学園への電話は掛かっていた。

「……私が直談判してやるよ。やっぱり子供達を戦わせるあの教頭は狂っている!」
「アンタらヤジマの人間も相当だけどあの教頭はそれ以上に狂ってるわ!」

学園の事務室へ繋がる電話番号。どうやら彼女は本気で教頭に直談判するつもりらしい。
今回の作戦の主力の変更と対組織を今後はヤジマや警備部隊に任せる様に、と。

『学園事務室の佐―――』
「今直ぐ教頭に繋げなさい!私は警備部隊、第弐番隊隊長のチュチュよ!」
『は、はぁ……申し訳ありません、現在教頭は不在で……。』
「なら留守電に繋げて後で教頭に聞かせておきなさい!」

チュチュに押されながらも渋々と職員は留守電に繋げる。
警備部隊の隊長ともなれば多少なりとも学園の事務室の職員程度には顔が利く様であった。
留守電に繋がった事を確信するとチュチュは半ばキレ気味で己の想いをぶちまけた。

「―――エリナ教頭!今回の作戦について話があるわ!」
「教頭であり、教育心理学の大家ともあろうアナタが生徒をテロリストと戦わせるなんてどういう事よ!?」

「私達の動きを制限する理由や生徒達を主力とした理由の弁明を求めるわ!その上でアナタには面と向かって色々話したい事が山程あるの!」
「この留守電を聞いたらすぐに折り返し私に電話をしなさい!日程を合わせて会いましょう!」
「 以 上!!」

ブチン、と電話を切る。感情的になったのも相俟って彼女の行動力は凄まじかった。
教頭やその他権力者達への苛立ちの余り歯軋りをしながら一美の顔に視線を戻す。

「―――都市の平和は私達が守るのよ、一美!それが私達、警備部隊でしょう!」
244赤の記憶2/2◆2E1eDx.7oE :2018/07/12(木)01:25:33 ID:D7Z
更に時は過ぎていく。もうどれくらい経ったなんて感覚は消え失せた。美しいとも呼べるその美麗な見た目とは裏腹に、眼からは光が失われ、まるで生きた屍のよう。誰も助けてくれない。一生、死ぬまでモルモットのまま。そう思っていた。
ある時、何もない部屋に光が差した。「ここから出してやる」と、その人物は言った。そして、本当に出る事ができた。数年ぶりに見た外の光景は、美しかった。
その人物は「総帥」と名乗った。総帥と言っても、まだその組織は出来ていないらしい。近いうちに作られる組織の総帥だという。総帥は、彼の力が必要だと言った。その力を、「組織」の為に存分に振るわないかと。
生まれて初めて他者から必要とされた。人間としての存在意義が生まれた。生きてきた今までの価値観の全てが逆転した。
彼にとって、総帥はまさに「神」に等しかった。この時、彼は自分の人生の全てを捧げる事を決めた。
「キング」、そして、虹の最初の構成色、原初の色である「赤色」が彼に与えられた新たな名前だった。今、この瞬間、彼は生まれ変わったのだ。
溢れんばかりの喜びの感情が彼を支配した。もはや今までの過去など何の意味も成さない。総帥こそが人生の原点。ここからが本当の人生の始まりだ。この人は、自分にこの力の使い方を教えてくれたのだ。
手始めに、忌まわしい過去を清算すべく、囚われていた異局の研究施設を焼き払った。だが、もはやキングに憎しみの感情はなく、むしろ感謝さえ覚えていた。ここに囚われていなければ、総帥と出会うことは叶わなかったのだから。
それから、キングは組織設立当初から総帥をずっと近くで支え続けた。偉大なる主の為。その偉大なる目標の為に。

―――


「…………ん?」

キングは目が覚めた。どうやら、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。

「随分と懐かしい夢だ。私という存在の始まり…」

過去に思いを馳せている間に眠ってしまい、昔の夢を見てしまっていたらしい。キングは大きく欠伸をする。

「そうだ、私は総帥の為に存在する。お陰で私というものの意義を再確認する事ができた」

思いは昔から何一つ変わっちゃいない。そこに善も悪も存在しない。あるのは忠義であり、信仰だ。

「さて、仕事をしなければな」

学園襲撃作戦に向けて山積みの仕事を片付けなければ。ファクトリーの偽装を早急に済ませ、万全の体制を取らなければならない。キングは、自分の仕事へと戻っていく。

//キングの過去編的なソロールです
245エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/12(木)01:31:12 ID:jzI
>>239

「ハハハ!ちょっとは興味持ってくれたか?」

彼女のリアクションを見て一安心。しかしこれを見ただけではどんな異能か判別がつかないだろう。

「異能じゃないぜ?一つのテクだよ。そんな怖い顔すんなって。
別に殺す気ねえんだからさ」

めんどくさ!と言われたのが堪えたのか。少し悲しそうな表情を見せる。

「何がダメなんだよ……そんな大事か……って!怪我させちまったよ!なんてクソ野郎だ!申し訳ねぇな…大丈夫か?すぐ治してやるよ!」

初めて会った時のような快活な笑顔を浮かべ、大丈夫だ心配するなと近寄ろうとするだろう。もし何もされなければ手に触れ、傷を『外す』。
246楠木シンラ :2018/07/12(木)01:35:13 ID:B2c
>>240

「なっ……!」

【ちょっぴり、カチンときた】
【幻覚であれ、なんであれカエルにまで馬鹿にされるいわれはない】

「あぁー……もう、五月蠅い、五月蠅い!アタシのことなんか何にもわかんない癖にさ!>>55読んでから来てよ!出来ないでしょ!?」
「そうよ、楠木シンラ17歳『って設定』、引き継ぐまでは何事にも無気力無関心の前科アリよ、文句あるの!?」

【耳が痛いセリフの連発に、癇癪を爆発させる】
【さっきからいろいろとわかったような口を聞くこいつはいったい何なのだ】
【ひとしきり叫んだ後、荒くなった息を整えて】

「……諦めたくなんか、ないよ。ないけどさ……!」

【本音を一つ、こぼした】
247紅咲真子/裏◆ClSVHWuVMw :2018/07/12(木)01:39:01 ID:GX2
>>245

「まあ、ぶっちゃけ興味は湧いたけど」
「それよりボスのくれたこの首輪に攻撃しやがった事に私は腹を立ててるんだけど」
「ふんだ、殺す気とか言うけど私の方が強いし」

かがみこんだままぷつぷつぷつと恨み言を漏らす
しかしこの男、掴みどころがない、下手すれば自分より飄々として……いや、これは
……端的に言うのなら多重人格、だがどこかそれとは違うような

「……ぶっちゃけお兄さんってなんなの?掴みどころが無さすぎて流石の紅咲ちゃんもどうしていいかわかんないんだけど」
「……はっ?」

近寄ってくる彼から逃げようともせずにその瞳を見つめるだろうそうして手の甲を治療されれば
――治ったのは違う感覚、形容しがたい、傷がどうにかなったような不思議な感覚
彼女はもう訳が分からなくなって首を傾げるのだった
248眼鏡にスーツの女◆ysp4J1dwSE :2018/07/12(木)01:52:54 ID:9Lz
>>243

「ひっ……」

【彼女の怒鳴り声に、ビクリと身体を震わせた】
【そして追うように訪れる静寂の中、彼女の顔を恐る恐る覗き込んだ――そこには、萎む一美のそれよりも、燃え盛る炎の如く感情が見える】
【一美はあまり熱く燃え盛る方ではない。そうなる前に踏み留まって、なんとか妥協点を探そうとする人間なのだった】

「で、でも……私達みたいな一般隊員じゃ……それに私はヤジマからの出向ですし……」

【恐る恐る、と言った様子でありながら、ポツリポツリと言い訳を語っていく】
【実際、一美は典型的な“社会人”だ。上に申請こそするものの、それを却下されたとなればそれ以上に何か出来る気がしないと諦める】
【上からの力に非常に弱い、そういう風に育ってしまった人間だ。故に、であるが】

「ちょっ……チュチュさん!! そんな事したら、帰って何を言われるか……!!」

【彼女を止めようとすれども、一美ではきっと止められない】
【一美は技術者だ、実働部隊と違い、直接的に教員と関わることはあまりないし、それゆえに顔も利かない】
【それを差し置いたとしても、彼女の勢いは凄まじい――その姿を見ていると、その熱意を見ていると、何か湧いてくる気がしてきた】


「す、すごい……」


【学園都市だろうと、教頭だろうと、容赦なく怒鳴り込んで思いの丈をぶちまけて、その要求を無理矢理にでも通そうとする勇気】
【その姿に全く驚嘆してしまう。ともすれば羨望や尊敬の念すらも抱く……いつかに見失った“少女の心”を取り戻したかのように】
【今、目の前の光景に感動しているのだ。柄にもなく。年甲斐もなく】

「凄いです、チュチュさん。学園都市側にあれだけ言えるなんて……」

【一応、警備部隊と学園都市は雇われと、雇い主にあたる。基本的に警備部隊は学園都市側の決定を尊重するのが決まりである】
【だが……その理不尽に、あれだけ怒れる彼女に、藤田一美という女は……彼女のことを、見上げていた】


「――はい、私達警備部隊が子供達の未来を守るんです!! そうなんです、そうなんですぅ!!」


【普段理不尽に怒鳴られてばかりの技術屋としてのストレスも相まって、思わずポロポロと涙を零し始める】
【そう言い切る彼女に、人差し指でそれを拭いつつ、うんうん、と頷いて肯定する】
249エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/12(木)01:53:53 ID:jzI
>>247

「そりゃ良かった!でも検体にはならねえぜ?俺はモルモットはゴメンだ」
「ボスってのはあれか?ヤジマの野郎か?あの会社はバケモンだよな!異能者だの死体いじりだの…
恐ろしくてたまんねえわ」

ハッハッハ!と大声で悪口を言う。

「おっ!マジか!そりゃ楽しみだな!俺のこと殺してくれよ?今でもいいぜ?」
「俺か?俺はその……何でも屋だ。今のもそうだけどさっきのも見たろ?あの力があれば、
傭兵も、鍵職人も、闇医者も、他にも何でもできる。アンタも何かして欲しかったら値段次第では引き受けてもいいぜ?」

営業トークも交え、彼女の真の力が気になると少し煽りを入れてみる。

「てか紅咲ちゃんって言うのか!名前も可愛いな!警備隊に所属してなかったら
攫ってたな!洗脳でもして一生側にいてもらいたかったわ!ハハハ!」

冗談を言っているつもりだが…これまでの彼の行動から…出来ないとも言い難い。
250紅咲真子/裏◆ClSVHWuVMw :2018/07/12(木)02:02:57 ID:GX2
>>249
「あーそうそうボスはヤジマの……あれでいて結構可愛いとこもあったりして」
「何より反応がね、面白いというか見てて飽きないというか、まあ猟奇的な部分もあるかもだけど根は優しいよ?私が迫っても手を出してこないし」

悪口……だが間違ってはいない、好いている上司ではあるが

「お兄さん素直に殺されなそうだし」
「というか何でも屋……あ、うー……なんかお兄さんと話すの嫌いじゃないんだけど情報量多いと頭がこんがらがる……」
「とりあえずじゃ連絡先教えてよ、便利なものは使う主義だし私」

彼の能力は未知数だが協力的なら話は早い、相変わらず何も掴ませてくれない彼であったが、

「はいはい妄想乙、私が超絶美少女で可愛いのは認めるけど洗脳だけはノーサンキュー」
「ヤりたいならこっちも値段次第で請け負ったげるけど」

そんな軽口も織り交ぜつつ
251鼠耳の少女 ◆fOD50tbLBI :2018/07/12(木)02:13:27 ID:Qth
>>248

「ヤジマからの出向でもアンタは今、警備部隊の看板を背負っているのよ!?」

「そのアンタが言い訳ばかりでどないすんのよ!」

言い訳をする一美に再び大きな声で、今度はチュチュがじりじりと滲み寄りながら話す。
弱音。言い訳。そんなものを彼女が部下に対して許した例は一つとしてありはしない。
警備隊員としての看板を背負っている以上は例えヤジマからの出向であれども許さない。

「大丈夫、警備部隊はそんな馬鹿の集まった集団じゃないわ。」

「警備部隊は彼等学園都市に雇われた用心棒である以前にこの都市を守っていく存在。」
「だから『学園都市』の腐り果てた権力者共なんざに怯えず!警備部隊の一人として胸を張っていきなさい!」

「――――私達にはアンタの力が必要なのよ!」

強い意志が宿った赤い瞳で彼女の瞳の奥。その魂を見詰めて、その魂に語り掛ける。
彼女の力はこの先組織と戦っていく為に。いや、この学園都市を、東京を守っていく為には必要不可欠。
倫理的、人道的には色々欠けたものはあるが彼女の技術力は本物であり、同時にヤジマの技術力もまた本物だ。欠けた部分は誰かが補ってあげれば良いだけの事。

子供が戦わなくても良い、真の都市の平和を実現する為には『警備部隊』と『ヤジマ・システムズ』が二人三脚でやっていかねばならない。

チュチュは彼女の肩をポン、と叩こうとする。
そして頷いた。

「これからもよろしく頼むよ!一美!」
252エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/12(木)02:25:12 ID:jzI
>>250

「何で茶目っ気があんだよ……怖えわ。単純に!
しかも根が優しいって……根が優しいってこの世で一番信用ならん言葉だぞ?それは優しいってよりアンタが怖いだけさ。
さっきの爪も怖かったしなぁ?勘弁だ」

好意的な解釈に若干戸惑う。しかしどうしても耐えられずツッコミを連発してしまった。

「おう!アンタが俺を殺すまでに俺はアンタを5回は殺す。
なんせ出来る男だからなぁ?俺は」

当然のように言い放つ。

「口八丁手八丁。出まかせ言いまくって手篭めにするのは大好きさ。理解されたら負けだ負け!」
「嫌だわ!さっき捕まえる気満々だったじゃねえかよ。
ンなもん信用できるわきゃねえ。誠意が足りんよ!誠意が!」

フン!と怒り腕を組む。連絡先を教えて捕まらない訳がない。
どうせ捕まえるに決まってると高を括る。

「そういうところもいいなぁ…自信ありげな所好きだわ!余計欲しくなってきたなぁ……犯罪者じみてきたな…ヤベエな…こんままじゃお縄だ」

もう手遅れレベルの話ではないのだが…悩んでいる。
253眼鏡にスーツの女◆ysp4J1dwSE :2018/07/12(木)02:26:51 ID:9Lz
>>251

「ふわあい、頑張りますぅ……!!」

【鼻水で声をグズグズにさせながらも、彼女のそれに頷いた】
【人道倫理に欠けようがどうだろうが、ヤジマ・システムズが学園都市の治安のために協力しているのは間違いのない事実であり】
【そして、自分もその一端を担っている。そんなアタリマエのことを、今更再認識させられて、強く強く頷いた】
【自分の力が必要だ――――そう求められるのであれば、技術者冥利に尽きるものである】

「あい、頑張ってチュチュさんの装備も強化しますぅ……!!」

【――この藤田一美という人間に任せた場合、どうなるか分かったものではないのは今までで散々分からされていることだろう】
【だがまあ、それぐらいの気概で、という意思表示としては上等だろう】
【そういう部分を、彼女やその他の仲間が補ってくれる――今までどおりに】


「……うぅ、いっぱい泣いたらお腹空きました。チュチュさん一緒にラーメンいきましょう!!」


【鼻を啜って、泣き止めば、早速と彼女にそう提案した】
【こんな時間にラーメンを……となると体重が気になるかもしれないが。一美は全くもって気にしていない様子】
【早く早く、と袖をグイグイ引っ張るのだった】
254紅咲真子/裏◆ClSVHWuVMw :2018/07/12(木)02:35:55 ID:GX2
>>252
「なんでよ、ボスに茶目っ気があっちゃいけないの?」
「……は?まじ?根が優しいんじゃなくて怖いだけ……えっ……?ま、まじ?」
「……え、これはかなり凹むんだけど」

若干ショックを受けている様子

「ちっ、バレたか、とりあえず連絡先もらってうちのこわーい新庄さんでもけしかけようと思ったのに」
「というかきょうび手篭めて、犯罪者じゃんめっちゃ犯罪者じゃん」

何だかんだでこの男の反応も、慣れれば楽しいものかもしれない、腕を組んで唸っている姿などなんとなく子供っぽいし

「ふふん、ま、見る目はあるみたいだけど、とりあえずそろそろ私帰ってもいい?」
「色々話して楽しかったけど夜だし、私そろそろクソ眠だし」

彼のそんな心情などつゆとも知らず、小さく欠伸を漏らせば警戒心も無く彼に背を向けて
255鼠耳の少女 ◆fOD50tbLBI :2018/07/12(木)02:51:35 ID:Qth
>>253

「うむ!頼むわよ!……ほら、女が泣かない!」

ムスッとした表情で腕を組みながら彼女の泣き顔を見る。
直後、彼女の腹の虫が鳴った。彼女は腕を組み、硬直したまま彼女に引っ張られるがままに歩いた。
チュチュは食欲には少しばかり正直であった。
少し怒ったり、彼女を勇気付けたりしている内にエネルギーをかなり消費した様で、身体がエネルギーの補給を求めていた。

「……ハハハ、私もお腹が空いちゃった。」
「良いわよ、今日は私が奢ったげるからたんと食べなさい!」

アハハ、とチュチュは笑う。
そういえば夕飯も焼肉を五人前食べた程度で、腹五分目程度であった事を思い出した。
飯を食わねば力は出ない。頭も働かない。良い成果も良い作戦も出ない。

「そうそう、これをあげるわ。」

チュチュはふと足を止めて、彼女の手首に人差し指を向けた。
直後、彼女の手首に優しく巻き付く形で青いリボンが出現するだろう。
これがチュチュの能力。そのリボン自体には特別な力は無い、少し丈夫なだけのリボンだ。

「それはお守りみたいなものよ。……さ、ラーメン食べに行きましょうか!」
「早くしないと置いてくわよ!」

あー、お腹減った!と背伸びしながら独り言つとチュチュは再び歩み出す。
一美よりもやや早い歩き。
空きっ腹が彼女をより足早にしていた。
256エース◆AxfNVwfziAku :2018/07/12(木)02:52:37 ID:jzI
>>254

「あってもいいけどアンタらのところは物騒が過ぎるだろうが…」
「嘘だ嘘!超絶美少女なんだろ?もっと自分に自信持てよ!」

あーもうと言ったばかりに励ます。

「ハッハッハ!俺はそいつが来ても大丈夫だけどな〜」
「あ?そりゃそうだろ?俺は人殺しだぞ?いろんな積み重ねまくってるに決まってるだろ。ま、悪いとは思ってねえが」
「この世の中なんか騙しで出来てんだよ。どんだけ話がうまいか、人をカモにできるかで人生変わってくんだよ」

悪びれる様子もなく平然と言い放つ。彼はそれが当たり前の中で生きて来たからだ。

「当たり前だ。ガキがこんなところ来るんじゃねえよ。
帰ってもいいけどその代わり今日のことは無しだ。俺は何もしてねぇ…それで良いだろ?」

ハッハッハ!と誤魔化すように笑って言い放つ。許してくれてもくれなくても、この場からは逃走するつもりだ。

「ま、どっちにしろ俺は捕まんないけどな〜。
お互い早い所帰るとするか」

舌を出し顔をめくる。そうすると初めてあった時とは異なった顔が見えるだろう。そして声も、心なしか高くなったら低くなったりと不協和音を隠しきれない。

「ま、捕まえれるもんなら捕まえてみな!カワイ子ちゃん」

はははと高笑いをし、まるで怪盗のように大ジャンプを決め、その場を後にするだらう。

//こちらからは〆でもよろしいでしょうか?
257紅咲真子/裏◆ClSVHWuVMw :2018/07/12(木)03:03:42 ID:GX2
>>256
「まさかお兄さんに励まされるとは思ってもみなかったわ……」
「いやまあでも……ありがと、たしかに私超絶美少女だから悩むだけ無駄だったわ」

まさか慰められると思ってなかったのか、少し嬉しそうにして

「はん!新庄さんクソ強だから、藤田さんという守る女がいるクソ強だから!」
「口でいいつつ今日のお兄さんは地味に紳士的だったけど、手も出してこなかったし、あ、もしかして賢者タイムってやつだった?」

真子の中ではもうあの二人は勝手にデキている事になって……はいないが面白そうなのであちこちで吹聴して回っている
まあこの会話もモニター越しに聞かれているわけなのだが

「あーはいはい、なんとなく私じゃお兄さん捕まえられない気がするから勝手に逃げてくださいな」
「ぶっちゃけこれだけ血の海作っといて何もしてないは無理があるけど」
「だからとりあえず見逃……!」

マスクではない、完全に違う顔、彼の異能なのだろうか……声すらも変わったそれは完全に別人であり
(これ人相書きとか意味無いじゃん)

……あー、もしかしたら取り逃したらダメ系の人間だったかぁ……あー
ま、いっか

彼を追うこともせずびちゃりびちゃりと血溜まりを踏みながら帰っていくだろう

//お疲れ様でした!こちらも〆で!
258眼鏡にスーツの女◆ysp4J1dwSE :2018/07/12(木)03:03:44 ID:9Lz
>>255

「やった!奢ってくれるんですか!わーい!!」

【奢ってもらうつもりはなかったのだが、そういうのならば、棚からぼたもちと言わんばかりに喜んだ】
【同僚と食事に行くのも久し振りだ。どこのラーメンに行こうかなぁ、と考えながら、彼女と共に歩いていると】

「へ……なんですか?」

【ふと足を止める彼女に合わせて、一美も足を止める――すると、その手首に人差し指が向けられて】
【スルリ、とその腕に青いリボンが巻かれていった。異能、ではあるが、それは締め付けるでもなく、優しくそこに巻き付いている】
【その外見からなんとなく察せられるとは思うが、一美はあまり自身の容姿に頓着しないタチで】

「……あ、ありがとうございます……!」

【感謝の気持ちは人一倍にある。だが、そのリボンをどう活用するかと考える】
【折角貰ったのだ、どうせなら身に着けていたいが……むむむ、と考えている間に】


「あ、待って下さーい!!!」


【早足で向かうチュチュを、全く運動慣れしていないことがよく分かる走り方で追いかけていく】

【――そして、到着後。彼女の食べる量に、戦慄することになるのだが】


/こちらからはこれで〆で!ありがとうございました!!!!
259鼠耳の少女 ◆fOD50tbLBI :2018/07/12(木)03:07:24 ID:Qth
>>258
//キリが良いので此方からも〆で……!
//夜遅くまでロールありがとうございました!
260鬼久墨音 :2018/07/12(木)07:57:42 ID:mcj
>>220
偵察?…お前が?

【降り立って相対、並んで見れば墨音は小柄であった】
【訝しげに眉間にしわを寄せて、ふぅむと唸る】

…いや武器は構わないが、何の訓練もなく扱えるモノではないぞ
況してや仮想敵は戦闘向きの異能者だろう?

【鞄を開けば中には結構な数の火器や刃物が!】
【その中から拳銃を取り出し、地面を滑らせるようにして投げ渡す。銃の詳細については委任!】

通信機は龍神会長から受け取っているな?
…あとは、カメラとかの記録機器?

//ありがとうございます、お願いします
261ベルっち :2018/07/12(木)08:55:30 ID:vFx
>>246

『お?逆ギレ?大丈夫?女の子の日?』


ぺしゃぺしゃぺしゃぺしゃと頬を叩きながらなおも煽りを重ねるゼリーカエル。

『そうだね。君は案外頼りない――あの男は凝り性だったから、継承者が案外使えなかった時のためのサポート異能も残して置いたのさ』
『それがこのおいら、「異能受容体」で全身を形作られたベルツノガエル、ベルっちって言うわけよ』

『異能受容体』――即ち全知的生命体が有する外部からのアプローチによって異能発現を成すための化学反応を起こす細胞部品である。
人間の水晶体から培養され、カエル以上の頭脳とひょうきんな性格を与えられた楠木シンラのサポート役が、彼だと言うわけ。

『場合によっては、おいらがジョーカーの異能を受け継ぐだけはしてもいい。所詮カエルだから異能のコピーと無限蓄積だけしかできないけど。「バランス的には丁度良いだろ?」』
『しかし君は案外可愛いとこあるね。生前のあの男ならニヤニヤしながらもう少しいぢりたおしてた所だぜ』
262マシラ :2018/07/12(木)09:17:08 ID:UgF
>>232
【振り向いたリーダーの目は、これまで組織で過ごして来た間一度すら見た事ない程輝いていた】
【あの無気力に見える彼女が子供のように目を輝かせる物、正直マシラにとっては理解が及ばなさ過ぎて雲の上のような感覚だったが】

結局、この世界の作りに異人局も一枚噛んどるっちゅう訳かい
忌々しい奴等や、亡霊みたいにいつまでもついてきよって

【因果を辿れば必ず出て来る『異能人類開発局』という存在に、マシラは苛立ち混じりに吐き捨てる】
【あんなものは過去に埋もれてしまえばいいと思っていたのに、何処までもついて来る】

───世界を創るだの、月を落とすだの、話のスケールがでか過ぎて正直オレには理解できん
勝手にやってくれって感じや、オレは下回りだけを何も考えずやるだけやしな

……元々、オレはその為に造られた人間や

【マシラ───〝16番〟と呼ばれていた存在は、産まれたその瞬間から使われるモノという人生が定められていた】
【戦う為の肉体、戦う為の技術、戦う為の知識、それらを骨の髄まで叩き込まれ、用が済めば敵を巻き込んで爆散する、生ける戦闘人形以上の何物でもない】
【結局の所、同型の実験体はほぼ全滅し計画は頓挫したが、組織という団体に拾われたマシラはその中で己の元々の役割を自覚していようとしていた】

【例えその心が頭とは真逆に、死を拒んでいたとしても】

//寝落ち申し訳ありません…
263リーダー◆lTlfuInPquXm :2018/07/12(木)11:03:37 ID:jrA()
>>262
ま、そこはそれ、私はこの「鳥籠」を破壊して自由になる

──それまでの過程で何人、人が死のうが私の知ったことではないわ

【再び、泥のように濁った碧眼をマシラに向ければ、今度こそ立ち去るだろう】
【作戦の擦り合わせと「お話」を終えた今、ここに居残る理由はないのだ】

//こちらは〆で!ロールありがとうございました
264楠木シンラ :2018/07/12(木)11:07:43 ID:aNn
>>261

「なっ……~~~~~~~~!!!」

【デリカシーのない煽りに、ついに反応は言葉にならなくなる】
【人付き合いをまともにやってないのだ、その手のネタに耐性があるわけがない】
【顔を真っ赤にして、じたばたする……】

「そんなことだろうって、思ってた」

【頼りないのは否定しない】
【あの邂逅から『一週間もたたずに』この様だ】
【引き継がせた側からしたら、ヤジの一つも入れたくなるだろう】
【それにしても、悪趣味なわりに用意周到だなと、内心少し驚く。駒(キャラ)は見た目によらないものだ】
 
「『バランス的にはそうかもしれないけどさ』……引き継いだとして、貴方戦えるの?」
「それに……『いつでもアタシに付きっきり』って訳には行かないんでしょ?」

【ジョーカーの力を継いだとしても、掌サイズの蛙が目的のためにぶつからざるを得ないであろう学園幹部やその他強力な能力者と渡り合っている絵面は、どうにも想像がつかない】
【それに、『完全にそのようにしてしまうと戦闘が予想されるシチュエーションには『誰か』が2人揃わないと動けない』ということも懸念事項だ】
 
「……五月蝿い」

【その声には、さっきまでの勢いはない】
【やはり、「可愛い」というのは言われ慣れない】
265伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/12(木)11:49:44 ID:D7Z
>>260
「……もう時間がないんです。例の場所が組織の本拠地という情報は、学園の戦力をおびき寄せる為の罠かもしれない。それを確かめなければ、皆が危険です」

銃を受け取る。リボルバー拳銃だった。ミリタリー程度の知識しかなかったが、こうして実際に持つと確かな重みがあった。これからこれを扱うのだ。

「記録は僕の能力で行えます。僕の能力は見た、聞いたものを全てデータとして脳に保存し、それを自由に送れるというものです。通信機越しにそれらを皆さんに送ることも可能です」

簡単な能力の概要を説明する。最も偵察に適した能力であろう。だからこそ、自分が行くしかないのだ。どれだけ危険であろうとも。
266鬼久墨音 :2018/07/12(木)12:42:29 ID:mcj
>>265
成る程、な…

【そういう事か、と墨音】
【確かに今まで夜の影が如き存在であった組織の、急に本拠地と言われて納得するのも妙な話だ】
【ならば矢張り護衛を、と買って出るには墨音は余りにも己の能力を客観的に見る事が出来過ぎている】
【弾除けの肉壁など彼は必要としてはいないだろう】

…ならば尚更の事だがな
先ずは己のいのちを第一に考えて行動しろ
いのちを軽視している者がそれを賭けた所で、どんな奇跡も生み出す事はない

【炸裂時に激しい閃光と衝撃音、そして煙幕を展開するスモークスタンスティックを手渡しながら】
【伊集院の眼差しに宿るモノを見て、止める事の出来ない決死のケツイを悟ったのだ】
【その心意気に水を差すような酷な所業を、若い墨音は選択する事が出来ない】
267ベルっち :2018/07/12(木)12:51:55 ID:vFx
>>264

『いや、むしろ何時でも付きっきりになる』


別にその間の行動はシンラが決めて構わないし、うるさきゃ黙りもするだろうよ。

『君がおいらを操るのさ。なおかつ、おいらを操る間君は脳のリソースを操作することに割かれる。つまりどういうことかわかる?』
『身を守るためにおいらを行使する際、君は完全に固有の異能を使えなくなる。その一時だけ、だけどね』

絶妙なバランス。こればかりは意図したわけじゃなく用意されたものとシンラの今の状況が噛み合っただけと言えるだろう。
なんにせよ、これは少女の葛藤を解決する調整と言えるかも知れない。

『どうする』

きょろっ、と、可愛らしい丸目がシンラのそれと合わさった。
268リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/12(木)14:40:56 ID:Bgi
【学外施設・模擬演習場】

【風紀委員会や学園都市警備部隊の戦闘演習に用いられるこの施設にて、現在勢いも調子も乗っている少女が一人】
【両手にサブマシンガンーーー勿論弾丸はすべて演習用の非殺傷弾であるーーーを構えて、かすり傷の一つも負わずに君臨する彼女の前には、ボコボコに下された男が今しがた意識を失ったところであり】
【能力者同士による一対一の戦闘訓練、そして不敵に笑うこの褐色肌の銀髪碧眼少女は現在、連戦連勝の記録更新に挑戦中である訳であったのだが】

ーーーよぉし!!これで何連勝目かな!!あんまし覚えてないけど多分百連勝くらい行ったかな!あれ行ってない?そっかー!
そんなことより、次の相手は誰ーーーってもう今の人で最後?全員勝ち抜き?ええー……ようやく身体温まってきたのにぃ………

【溜息を吐いたなら、少女はその場に大の字になって寝転んだ。そもそも模擬演習場で行われている戦闘訓練に、半ば無理やり顔を出したのが始まりだったのだが】
【それがいつの間にか連続戦闘という形になってしまって、そして気がつけば終わっていた。楽しかったには違いないけど、まだまだ物足りない】
【先日、ある侍めいた能力者に敗北した経験を思い出す。ただ強い能力という訳ではなく、しかしそれを極限まで研ぎ澄ませるという形での強さを】
【その敗北は新鮮な経験であり、それがきっかけでこの街の能力者について興味が湧いたからこそ、彼女はこうして演習場に殴り込んでいたのだったが】


ーーーーーー駄目だぁ、やっぱ全然物足りない!!!

【たん、と地面を蹴って軽やかな立ち上がる。とは言っても相手は全員医務室に運ばれてしまった後】
【ならば自分と同じように、殴り込み的にやってくる人でもいないかなーと根拠もないままに期待しながら、少女はストレッチでもして体を解すのだった】

//置き気味ですが、絡み待ち
269伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/12(木)14:43:02 ID:D7Z
>>266
「……必ず生きて帰ります」

スモークスタンスティックを受け取る。いざという時はこれで逃げれば良い。生存率は上がるだろう。

「あとは、これの使い方を軽くレクチャーしてもらえれば大丈夫ですから」

拳銃を持って言う。
これの使い方を教われば、準備は整う。いざという時は、人を撃たねばならない。だが、そんな覚悟などとうにできている。
270楠木シンラ :2018/07/12(木)15:24:25 ID:B2c
>>267

「それはまた、随分と『つごう』がいい話ね」
「操作中アタシは無防備で『しっかり弱点があって』、闘いの途中で死んじゃえばおしまい、アタシは「楠木シンラ」であり続けながら、『誰か』のお眼鏡にもかなう、と」

【『ごつごうしゅぎ』よりよっぽどご都合主義してるじゃない、と軽く笑いながら】

「────いいよ。『目的』にたどり着くまでさ、付き合ってよ、ベルっち」

【例えそれが、あがくシンラを面白がった『誰か』による気まぐれで、また別の『誰か』の思い付きで覆されかねない代物だとしても】
【先に進めないよりは、余程ましだ】
【ジト目でベルっちの真ん丸な目を見つめ返しながら、『ジョーカーの遺伝子』を取り出す】

「でも、貴方こそいいの?ベルっち。アタシなんかの便利アイテム扱いで」
「それに……もしもたどり着けたなら、アタシは貴方を取り込まなきゃ(食べなきゃ)いけなくなるかもしれないよ?」

【それは、『未知』を見据えた発言】
【そこにたどり着けたなら、或いは向かう過程できっと『複数の駒(キャラ)を相手にする時が来る』】
【その時にカエルの姿では格好などつかないし、恐らくさらなる力を得なければ話にならない】
271ベルっち :2018/07/12(木)15:33:07 ID:vFx
>>270

『ん?一歩引いて可愛さを演出してもあんまりひびくものは無いぜ。だっておいらカエルだもの。人間の女にゃ興奮しない』

私なんかでいいの、とか、いずれ取り込む事になるかもしれないよ、とか。
そんな面倒な質問全てに、そんな軽口で決着をつけて、まるで猫か何かのようにこてんと首を曲げて頬にくっついた。

『おいらはヤツの意思。結局んとこ、受け継いだ君が捨てたりしたらそれでおしまい』
『元々カエルなんて長生きでもないし、放っておいたって犬死にさ。好きに使いなよ』

取り出されたる遺伝子の込められた注射器を見て、げこっ、と一声鳴いた。

『あんま痛くすんなよな』
272鬼久墨音 :2018/07/12(木)15:38:55 ID:mcj
>>269
無論だ、その点に関しては問題ない

【ややスパルタで装備の使用方法がレクチャーされるであろう!】
【懸念としては、捕まった時の事が過る】
【捕まり、殺される…それだけならばまだ報われる】
【しかし最も恐るべきは、捕まり情報を引き出された上で都合のいい操り人形として返されてしまった場合だ】

…夢見が悪くなる、無事に戻れよ

【しかしそこまでを学生に強いるのは酷が過ぎる】
【ただ本心として告げた言葉、これくらいしか墨音には出来なかった】
273伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/12(木)16:00:39 ID:D7Z
>>272
その後、スパルタで伊集院に装備の使い方を叩き込まれる。過酷ながらも、なんとか伊集院はそれらの使い方を習得した。

「はぁ…はぁ…」

息を切らす。これだけでかなり疲れた。

「……ありがとうございました。それでは、僕は準備があるので」

気付けば夜も更けていた。空に朝焼けが広がる。とても、綺麗だった。
帰って少し眠ろう。最後の準備をして、夜になったらいよいよ本番だ。
伊集院は礼をして、去っていく。戻れたら良いな、そう思った。

//これで〆で、ありがとうございました!
274マシラ :2018/07/12(木)16:18:23 ID:edC
>>263
//遅れましたがお疲れ様でしたー
275ピーター・D・カーター◆fAiBro2NmQ :2018/07/12(木)16:18:28 ID:fJx
>>268

「ン、今日は空いてるナ…………………?」

【ピーターは演習場に結構な頻度で通っているのだが、真っ昼間からここまで人の空いているところなど見たことがなかった】
【物音一つしない廊下に一人で歩を進めながら、ホールの入り口から顔を出せば、幸いな事に人影が伺えた】

「Exuce me。今日は休館日だったかナ?」

【健康的な肌色の少女に向かってにこやかに歩み寄る。もっともその元凶が彼女であるとはつゆ知らず】
【ややイントネーションの甘い日本語を放つ彼は、どうやらリタと同じ外国人で、英国的なすっと背の高い青年だ。】
【その体躯は一見して細くも見えるが、勘の肥えた人間ならばその効率的な筋肉配置に目が冴えることになるだろう。】

「人っ子ヒトリ見当たらなくッテね。ちょっと汗を流して行きたいんだケド…………」

【彼は項を掻いてほとほと困り果てた様子を見せる。風紀委員と印された腕章がひらり、と彼女の前で照明の光を返した】
【風紀を保つ者として運動は日課、健全な生活は精緻なスケジュールに依るのだった】
276リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/12(木)16:41:58 ID:Bgi
>>275


【声、足音、聞こえてきた方角に目をやれば、そこには初対面の男性が一人】

【その顔を確認して、その肉体をじっと見つめたならばーーーニヤリと笑う。それは宛ら獲物を見つけた肉食動物が如く】
【それは決して変な意味ではなく、単純に彼の筋肉、体幹、足運びといった挙動の一つ一つを見て、彼が“できる人間”であると見抜いたからであり】
【折角、身体も温まってきたところ。準備運動だけで終わらずに済むのであれば、それに越したことはない】


……ヘーイお兄さん!だったら僕と一緒に汗を流していかない?

【不敵に微笑んだなら、銀色の艶やかなショートヘアがふわりとゆれる】
【黒シャツにミリタリーパンツという、彼女にとっては普段通りの姿。しかし風紀委員会の人間であれば、聞いているかもしれない】
【米国の研究機関から派遣された留学生が、風紀委員会と警備部隊に外部協力者として就任したという話を。その留学生の名はーーー】


ーーーリタ・エルトライト。あれ、風紀委員の人ってことは、つまりこれからお世話になるかもしれないって訳だね!!
だったら尚更、遠慮する必要もなし!自己紹介代わりに軽ーく模擬戦、一つどうかな?

【片手のサブマシンガンをくいと持ち上げ、悪戯っぽい口調で提案する】
【そもそもこの施設に訪れたのであれば、それを断る理由もないだろうと確信しながら】
277天音◆itOWld5gb6 :2018/07/12(木)16:53:34 ID:3D5
………はぁ……

(最近、身に覚えのない怪我が増えてきている)
(記憶障害の影響だとは思うのだが、記憶が無いのに身体に怪我があるというのはなんだか不気味なもので)

…私、一体何してるの~…?

(自分がしていることなのだろうがそのときの記憶が無いのだからどうしようもない)
(そんなどうしようもない情けない声を出して、公園のベンチに腰掛けていた)
278ピーター・D・カーター◆fAiBro2NmQ :2018/07/12(木)17:11:10 ID:fJx

>>276

「―――――――――そうカ、君が。」

【へぇ、と好奇心の息が漏れる】
【リタ・セレスタイト。そのフルネームと共に、鉛臭い経歴の数々が頭を過る】
【彼女の事はよく知っていた。マンガでよくある、助っ人外国人という奴だ】
【軍需に熱いアメリカでは、戦闘用に最も進歩した異能者教育機関があるという。そんな本場仕込みの相手と腕を合わせるのならばこれ以上の訓練はない】

【人気が疎らなのも、血の気の多い生徒が集う演習場(ここ)でなら、挑戦者が全員彼女によって医務室送りになったと思えば、大方納得がいく】

「ッテ、ソレ、本物じゃないよネ………!?」

【リタが振り上げた銃器を見て、本能的に飛び退く。模擬戦用だとは分かっていたが、何しろピーターも"同じ穴の貉"なのだから仕方がない】
【最も、彼女がそれに応えるよりも早く、彼の手には全く"同じモノ"が握られていたのであるが】

「フゥン、MP5かぁ」

【ぬるりとした手付きで仕様確認のための残弾チェックを素早く行ってみせる。】
【それが終わればどこか冷たい眼差しをして、銃身を銃口からストックまでを眺め見るのだった】

「Alright! どうせなラ、障害ブツも用意しないとネ。」

【そう言うと、彼は自らの目元をとつんと軽く叩いた】

【刹那、ホールの壁端に寄せられていたスポーツグッズのコンテナたちが、天井から雨のように降り注ぐ】
【彼女が回避に気を向ければ、気付いた時にはその目の前に"戦場"が姿を現していた。】

【身を縮めれば、人一人が隠れられる場所など幾らでもある。見渡す限りにピーターの姿はなく、その気配すらもない】
279夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/12(木)17:49:10 ID:Y4h
学園内の特別訓練室。ここは異能の訓練を自由に行える部屋で許可さえ得れば外部の人間でも入ることができた。

(私の異能……計画の日までに少しでも上手く扱えるようにならなきゃ)

夜那はそこで異能の訓練を毎日行っていた。彼女の異能は寿命を縮めるものだったが、使わなければ何も分からない。

「今思えば、昔から傷の治りが早かったのは私に異能があったからなのかな……」

昔から傷の治りが早かった夜那。現に今もオメガとの出会いからまだたった三日だが、腕の怪我はほぼ治っていた。

「っ……ちゃんと異能を使うのって、こんなに難しいんだ」
生命力を熱に変えて、炎として操るイメージ。手の中に生まれた小さな火の玉を遠くに飛ばすよう操ろうとするが、どうも上手くいかない。額の汗を拭うと、乱れた息を整える。

「でも、やるしかないよね……」

みのるを救うためにはどんなに難しくともやるしかない。幹部が不在でも戦闘は避けられないだろう。戦えるようにならないと、夜那には捕らえられるか殺される未来しかない。
280リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/12(木)17:53:15 ID:Bgi
>>278



OK!!それじゃあ思う存分楽しもーーーってほあぁぁ!?

【浮かび上がるコンテナ群に、目を丸くして驚いたなら】
【それでも依然として笑顔を浮かべたまま、軽々と回避していく】
【そうして戦場が形成され、見渡した時には相手の姿はどこにも見えず……しかし敵がどこに潜んでいるか分からないなんて、彼女にとっては日常茶飯事】


【そして彼女は、あろうことか瞳を閉じるとーーーその聴覚に全神経を集中させる】

【米国における異能兵士開発計画において、リタ・セレスタイトは一つの完成形と称される】
【それは単純に強力な戦闘能力を有するという以外に、その異能が戦場においてこそ真価を発揮するものであるからという理由があった】

【もしも、彼がこのフィールド内に存在しており】
【そして、その心臓が止まっていない限り】
【彼女の異能は、その心臓の鼓動音さえも正確に聞き分け、彼の居場所を把握する】



ーーーーーーFire!!!


【Enchant_weapon:『威力強化』『弾道強化』『射程強化』『痛撃』『非殺傷』】


【“もう一つの異能”によってサブマシンガンを強化したなら、次の瞬間には銃弾の雨が、彼の隠れているであろう場所に向けて一斉に降り注ぐ】
【その一発一発が本来のものとは比べ物にならない程の大威力を持って、然し決して“当たっても死にはしない”鉛の嵐が】
【障害物を塵のように吹き飛ばしながら、彼がいるであろうポイントへと次々と炸裂していくだろうが、果たしてーーー】
281楠木シンラ :2018/07/12(木)18:07:42 ID:aNn
>>271

「ふーん……あっそ。悪かったね」

【無意識か、その口調は先程までに比べれば微妙に優しい】
【閉ざされかけていた道に、再び光が見えたからか】
【それとも、初めて気兼ねなく話すことが出来る相手ができたからか】
【何故なのかは、本人のみが知る】

「気はつける。じゃ、行くよ……」

【左掌へベルっちを乗せると、注射器を近づけていく】
【しかし、その先端はプルプル震えている】
【シンラは、ジョーカーの研究者としての能力を引き継ぎつつあるが、あくまで人間相手がメイン。犬や猫やモルモットならともかく、蛙など滅多に触らない】
【「ごつごうしゅぎ」であっても、『なんの伏線もなしに』獣医としての能力を手にいれるのは厳しいらしい】
【ちょっと、いや大分痛いかもしれない】
【それでも、なんとか注射を終えたなら】

「……これからさ……その……、よろしく……ベルっち」

【例えそれが、『誰か』が飽きるまでの物語だとしても】
【彼が悪鬼の意思に従うだけの存在で、外から見れば只の便利アイテムにすぎないとしても】
【誰もまだ見たことのない『未知』へ進む旅の、新たな同行人(蛙)へ】
【少し辿々しく、そう言った】
【『こんな台詞は、慣れてない』】

//この辺で〆でしょうか?
282ベルっち :2018/07/12(木)18:18:12 ID:vFx
>>281

『あででで!ヘッタクソーー!』

げこ、げここここ。と抗議の鳴き声。彼の口と言葉が連動していないのはなんのこたない、普段はテレパシーで会話しているのだ。

やがて半透明の体に遺伝子が白の濁った軌跡を描き、ベルっちの異能受容体がそれと化学反応を起こしたのか、ばちりと火花が散った。

全身に黒の幾何学的な紋様が走り、最後に目の回りを縁取るようにぎゅるりと刻まれる。

『受容完了。蓄積異能数7852――でも、一戦闘に使えるのは二個迄だ。おいらに聴けば大体の異能のデータは教えてやるから、事前に大抵を頭に叩き込んで置くといい』

蓄積異能の多さから見ても、特性上オリジナルより劣化しているとはいえ、大抵のものはあるはずだ。『パッと思いついたものをサクッと出せる』そんな異能なのだから。

『モノにもよるが、一個一個ははっきりいってカスだぜ。シナジーを上手く使いな。擬似的なデュアルスキルとは言え、所詮疑似だからな』

サクッと説明し、ベルっちはシンラの肩に体を落ち着けた。

『おうさ、よろしくとも。シンラちゃん』

//そうですねー、ありがとうございましたー
283ピーター・D・カーター◆fAiBro2NmQ :2018/07/12(木)18:28:21 ID:fJx
>>280

【いくら訓練を積んだ人間とて、己の生理現象までをどうこうできるという域に達することは、まず出来ない】
【意表を突く為に彼女の目前から右斜め後方の物陰に身を潜めていたピーターは、一切の躊躇なく轟音をがなり立てる銃口がこちらへ向いていることに冷や汗を垂らし、その異常な聴覚値に驚くこととなる】

(ハハッ――――――――――そうこなくちゃ)

【蠢動へ置いていかれそうになるハンチングを片手で抑えながら飛び出し、直後、もと居た場所のコンテナは鉛の雨に吹っ飛ばされた】
【勿論の事、その"光景は"目に収める。次の瞬間には牽制のためのばらついた弾丸を出鱈目に打ち放して、彼女の追撃を逃れるだろう】

(さて………………隠れてもムダだな)

【手近の適当なコンテナに飛び込むと、相手の弾道に乗らないように次から次へと場所を変えていく】

【先程の銃撃は明らかに、米軍が用いる一般的なMP5のそれとは性能を大きく凌駕していた。おそらくは、"強化系"の異能と見て妥当―――――――。】
【現代の技術力ならば、殺傷力を持たない威力弾など実用化し得ない故、これもまた彼女の能力によるものだろう】

「…………だとしたら、メチャクチャキケンじゃなイ……?。」

【さっきの反撃が当たったかどうか定かでないにしても、咄嗟に彼女の攻撃をコピーしていなければ、危ない所だったと唾を呑む】
【とはいえ、始まってしまったのなら、こちらも形振り構っていられない】

【まずは、錯乱しない事には始まらない。ピーターは徐にあちこちのコンテナの壁面へ銃弾を乱射して、音の磁場をかき乱し始める】
【いくら異能を積んだ身体とて、脳に限界はある。発射方向から位置を割り出されないように、丁寧な撹乱を心懸けたのち】

「―――――こっちだゼ、Mrs.enchant!」

【敢えて背後は突かない。彼女を振り向かせる声がしたのは、丁度右真横の方向だった】
【咄嗟に身体を物陰から半分覗かせて、片手で小銃を向けると、トリガーに指が乗る】
【まさにピーターのコピー能力の強みが引き出されるのは、銃撃戦――――――例えどんな体勢だろうと、どんな構えだろうと、「彼が見た通りの弾」が、その銃口から放たれるのだから】

【放たれた鋭い銃弾の一閃。弾道に一切のブレはない。リタは気付くだろう、自分を強化すればするほど、相手にアドバンテージを与える事になると】
【それが、彼の『白鷺の眼』、そして『黒鷺の眼』なのだ】
284名無しさん@おーぷん :2018/07/12(木)18:30:35 ID:aNn
>>282
//ありがとうございました!
//質問なのですが、ベルっち操ってる間はシンラ側に意識なしの仮面ライダーW形式なのでしょうか?それとも異能が封じられるだけである程度動けるポケモントレーナー形式なのでしょうか?
285ベルっち :2018/07/12(木)18:31:42 ID:vFx
>>284
//ポケモントレーナー方式を想像してますねー
//お好みでどうぞ
286名無しさん@おーぷん :2018/07/12(木)18:33:21 ID:aNn
>>285
//了解しました
//キャラシ改訂版は後程上げさせていただきます
287デボラ・シルヴァ◆wglGXjqBPM :2018/07/12(木)18:37:05 ID:v8J

(時刻は昼過ぎ)

っかしーなー……。

(頭を掻きながら自動販売機と睨めっこしているデボラ)
(お釣りのレバーを操作し小銭を取り戻して、再び投入し飲み物のボタンを押す)
(反応は無い)

……よーし分かった、そっちがその気ならこっちにも手があるぜ。

(ゆらりと、少し自動販売機から距離を置いたかと思えば)

セィヤアアアアアアアアアアッ!!!

(左足を軸にした、長い足による見事な回し蹴りを自販機の側部へと繰り出す!!)
(ガコォォン!という音と共に、自販機の取り出し口に大量の飲み物が落ちてくる)

よしよし!最初からそうしてりゃ良かったんだよ!

(……さて、そんな場面に遭遇した者はいるだろうか)

//絡み待ちです。
288痩せぎすのスーツ男 :2018/07/12(木)18:47:27 ID:vFx
>>287

「デボラァッ!!テメエ、ちょっとほっといたら案の定このザマだ!お前がフォーチュンクッキーでも割るように働いた狼藉の処理を請け負ってるこっちの身にもなってみろ!アア!?」

キキッ、とデボラの背後にリムジンが止まり、開いた窓から怒鳴る男。
頬はこけ、目は落ち窪み、明日にでも死ぬんじゃないかと毎日噂される――カジノ・エルドラドの専属ディーラー、コインであった。

「乗るんだよアバズレ、いいもんを走らせてきてやったんだ、そのでけえケツをとっととシートに落ち着けな――カチコミだ。はやくいかねえと客がひけちまう」
289デボラ・シルヴァ◆wglGXjqBPM :2018/07/12(木)18:57:58 ID:v8J
>>288

何だよコイン、俺が何しようが俺の勝手だろ?
……何、カチコミ?分かった、すぐ行く!

(取り出した大量の飲み物を抱えたデボラが、ガシャガシャと音をたてながらリムジンに乗り込む)
(それを足元に雑に放り出して、そのうちの一本を空けて)

飽きねえなあ、毎日楽しませてくれるぜ。オラ飛ばせ飛ばせ!!
290リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/12(木)19:06:12 ID:Bgi
>>283

【一歩後方に飛び退いて牽制射撃を交わしたならば、追撃とばかりに銃弾をばら撒き返す。と言ってもこれは威嚇射撃、当てるつもりはなかったが】
【周囲に反響する射撃音を聞いたならば、相手の判断力に感心する。確かにこれでは心臓の音を聞き分けるというのは不可能な話であり】
【然しなによりも感服したのは、即座にその判断を実行に移した決断力と行動力。考える脳のある相手というのが、一番怖いものなのだから】


ーーーーーーおおっと!!?


【彼の射撃を右手の銃で防ぐーーーとその銃身がまるで砂糖菓子が砕けるかのような吹き飛んでいった】
【無論、それが本来のMP5の威力ではないことは明白であり、そしてリタにはそれが自分が施した強化によるものと同一であると理解できた】
【同質の能力、ではない。それは現象として全く同じものであったのだから、まるで“鸚鵡返し”のようにーーーつまり、それが彼の能力の鍵】


……さては僕の技を盗んだな、このシーフ!!
あ、ちゃんと後で料金は払うように!!

【笑いながら罵ると、同時に側にあったコンテナに触れる。『突撃』『飛行』『追尾』の概念を付与すれば、それはピーターに向けて一直線に飛んでいき】
【無論、今の彼の銃であればそのコンテナを破砕することなどは余りに容易であろうがーーーその隙にリタは別のコンテナの陰に姿を潜ませたなら】




ーーーーーーそれじゃあ、今度はこっちのターン


【Enchant_me:『脚力強化』『敏捷』『加速』『跳躍』『疾風』】


【脱兎の如く、目にも留まらぬ速さで移動を開始】
【小柄な体型を最大限活用することで障害物の陰を縫うように、更には音を操る異能によって足音の一つさえ立てることなく】
【そして、タイミング的には飛翔したコンテナがピーターに直撃するか、或いはその直前】

【彼の背後へと一瞬で回り込んだ彼女は、コンテナの陰から飛び出しつつ、銃弾の雨を彼の背中に向けて浴びせようと引き金を引く】
291痩せぎすのスーツ男 :2018/07/12(木)19:08:23 ID:vFx
>>289

「持ってくんじゃねえファッキンビッチ!!!」

そう叫んだあと、げごほっ、と咳をして。

「……ホント死にそうだぜ。こっちは楽しむどころか気が狂いそうだ。どいつもこいつもハジキや異能持ち出してドンパチかますことぐらいしか考えちゃ居ねえんだからよお……!」

そう言うことにワクワクするタイプの男ではない。

「言われなくったって飛ばしますよ!ええ!」

エンジンはフルスロットル。ベタ踏みされるアクセル。リムジンはらしからぬ速度で発進し、あっという間にエルドラドへ二人を運ぶ
駐車場にリムジンをつけたコインは、助手席に乗せられていたガンケースをとると、ドアを開けて飛び出した。

「クソッタレ。嫌な音が聴こえてくるぜ。イヤホンでもくっつけて現実逃避したいね」

地下への階段からは耳を塞ぎたくなるようなガンヴォイスが絶え間なく響いてくる。
怒鳴り声や、客の悲鳴。やがて下の方から撃たれた仲間を抱えたエルドラドの店員が。

「状況は!?」
「それがやつら、完全にきまってまさあ!ソーマってヤツですよ、もう手がつけられませんて!」
「ッケ、こっちがこの辺の売上全部すいとってっからなあ。そりゃそこまでもしたくなるか」

ガンケースを開き、中から二挺のハンドガンを取り出すと、弾を確認。安全装置を外して

「いけやデボラ。中はもうそこらの戦場が真っ青になるぐらいの様相らしい。俺ぁデスクワーク派なんでね、そういうのは任せるわ」

タバコをくわえながらそう言った。
先駆けはお前で、と言うことだろう。
292デボラ・シルヴァ◆wglGXjqBPM :2018/07/12(木)19:26:17 ID:v8J
>>291

喉乾いたんだよ、良いだろこのぐらいよ!

(文句を叫ぶコインに叫び返して、炭酸飲料を一口)
(エルドラドに到着すれば、ドアを乱暴に開けて降りる)

何だよコイン、良い音じゃねえか、聞かないなんて勿体ないぜ。
クラシックなんかより余程心に響くね!

(ガキン!と、硬化した拳を打ち合わせる)

怪我人は下がって手当てでもしてな!
殴られたなら殴り返す、ただで済む訳ねえよなぁ、営業妨害はとっとと追い出すぞ!

(走り出すと、地下への階段を二段飛ばしで駆け降りる)
(勢いそのまま、丁度こちらに気付き振り向いた男の顔面に黄金の拳が叩きこまれた)

ハッハッハッハァ!!
293鬼久墨音 :2018/07/12(木)19:33:44 ID:mcj
>>273
…いいか、私が今お前に教えたのは生き延びる為の火だ

【後ろ手に組んでやや説教めいて】
【しかし嫌味っぽさを含まないそれは確実に彼女の心の奥底から来る言葉】

お前は鉄、全てを受け入れる鉄の心を持っている
…その鉄に火を入れ、刃鉄(ハガネ)に変えろ
刃鉄は己や大切な者を守る剣になる
…お前とはもっと話がしてみたい、今度ゆっくりな

【軍術式の不器用な、されど鋭き瞳に宿る勇気!】
【微笑みを浮かべてその背を送る、これが最後にならぬように祈りを捧げながら】
【天使に程近い場所で太陽が微笑む、初夏の朝焼けの燠の中で】

//遅れました、ありがとうございましたっ
294コイン :2018/07/12(木)19:37:47 ID:vFx
>>292

「そこだけァ同意だ。人の職場ァ荒らしてくれたオトシマエだきゃあつけさせる」

しぼっ、と。煙草に火を着けた後。


――――コインもまた、疾走した。デボラよりは遅いがしかし、常人より遥かに速く。
痩せぎすで、不健康な体からは想像もできないほどの速度である。脚がムチのようにしなり階段にいた族を蹴り落としざま、そのケツに拳銃が銃弾を叩き込んだ。

「良かったな糞袋。糞の時間が半分になる」



さて、二人はついにエルドラド内部に入り込むのだが、中は惨憺たるありさまであった。
壊れて地面を転がったルーレット、撒き散らされたトランプ、割れたグラス。そして机を盾にして影で震える客たちに、ソーマを利用し完全にガンギマッた賊を相手に奮戦する仲間たち。

「オラァッッ!!!!ゲームの時間は終わりだぜ!!イカサマ小僧どもはとっととケツマクって帰りな!!!」

――――まずは一発。容赦なく腹に銃弾をぶちこんで。
さらに雨のように拳銃から弾が放たれる。当の昔に限界を越えているはずだった。あきらかに道理を無視している。
つまりそれがコインの異能。

『リロード不用、なおかつリコイルショックの完全無効』と言うわけである。どうせソーマを服用しているのだ、そう簡単に死にはしまい。

「じゃねえと命までスるはめになるぜ。いやさどうかな。俺としちゃとっととおかえり願えばそれで構うこたないが……」

デボラはどうするのだろう。全員殺すか、それとも痛め付けて帰すのか。コインは判断を求めるようにちらりとデボラを見るのだった。
295デボラ・シルヴァ◆wglGXjqBPM :2018/07/12(木)19:51:42 ID:v8J
>>294

オラァァアアアッッ!!

(鈍い音と共に、打ち下ろした拳がひびと共に男の顔を床に減り込ませる)

テメーもだッ!!

(銃弾を背中を硬化させ弾き、右手を地面についた体勢から背後の敵の顎を蹴り上げた)
(顔に向けられたナイフを噛み付いて止め、驚愕の表情を浮かべた相手の腹に一発、拳を打ち込む)

何だよ……ヤクやっててこの程度か。「元」が弱すぎンぞ、テメェら。

(ナイフを吐き捨てて、ニヤリと笑う)

お楽しみはここで終いだ、とっとと帰りな。
あと「ゴミ」も持っていけよ。

(先程蹴り飛ばした男を足先で小突いて)
296ピーター・D・カーター◆fAiBro2NmQ :2018/07/12(木)19:52:41 ID:fJx
>>290

【ひゅう、という爽やかな耳に快い口笛が鳴る】
【一発で当てるとは、どうやら彼女は"相当自分の能力に自信があるようだ"。】

「Tough luck!(お生憎様!)ボクのウォレットはゴジラに吹き飛ばされてしまッてネ!」

【単に聞いただけでは何のことだか分からないような事を口走り、咄嗟に銃を棄てて見せたリタへ楽しそうに冗談を返す】
【そうして性懲りもなくこちらへと斥力を解き放たれたコンテナに銃口を向け―――――――――】

(……………………………消えた!!)

【0℃の真直線状に放たれた弾丸の雨が、粉微塵にしたコンテナの向こうに見せたのは、空白だった。】
【コンマ0.1秒の世界の中で宙を舞う鉄の不揃いな花弁が、じわりじわりと彼の感覚を研ぎ澄ませていく】

(――――――――――――――――――プラフか!?)

【危険を察知した本能がそう呟くよりも速く、全身の筋肉を行使―――――瞬時、身体を大きく弓なりに仰け反らせて力まかせに振り返る】
【そして次の瞬間、タイムカウントにしてほんの0.3秒後。制服のシャツを硬いものが通り過ぎ、ぞっとするような感覚がピーターの背筋を襲った】

【暴力的に放たれるであろう銃撃を、布一枚の先に痛感する】
【全く、こんな過激な事をして他の生徒たちは本当に無事に済んだのだろうか、嫌な笑いが口角を突いた】
【どうやら彼女の"暴れ馬"は、見た目程可愛くないらしい。】

【彼女がまだほんの少しでもそこに留まるのであれば、未だ熱の残っているMP5の銃身を右膝と右肘でがっちりと挟み込み、攻撃手段を拘束しに掛かるだろう】
【数秒のタイムロスが勝敗を分けるこの勝負、銃器を向けている暇は無い―――――――戦場の近接戦に於いて本当に試されるのは、武器に関する知識や扱いの練ではなく日頃から身体に染み付いたCQCの精度の如何だ】

「近くで見れば、ナカナカの別嬪サンだ」

【反撃を煽るようにピーターはにかっと白い歯を見せる】
【プロの軍人ならこういう場合、銃器から手を外すか、逆に体術で仕掛けるかの何方かだ】
297コイン :2018/07/12(木)19:57:56 ID:vFx
>>295

「……聴くまでもなかったかな」


デボラの大暴れっぷりに萎縮した賊どもは、すっかり肝を潰したようだった。
目の当たりにしたコインですらゾクッとしたのだしそりゃもう仕方ない。やがて仲間を抱えて、一目散に逃げていく。

「ハァッ、しかしこいつで一件落着とはいかねえのが世の中だ。各種アソビドーグの修理費、壁やガラスの修繕費。糞ッ、あいつら財布ぐらい置いてきゃ良いのに」

やがて客をひけさせたあとのカジノで、バーの椅子に腰かけたコインはそう言った。
フリードリンクな気分で酒をグラスに注ぎつつ、である。

「なあデボラ。このやりきれない気持ちをどうするべきなんだ?まぁ一晩ありゃ半ばは修復できるけどよ、にしたって全体の財布を考えりゃクリスマスみたいに喜べるイベントじゃねえよなあ!?」
298デボラ・シルヴァ◆wglGXjqBPM :2018/07/12(木)20:19:26 ID:v8J
>>297

ノリ悪いな、お前もパーッと楽しめば良いだろ?

(軽い調子で炭酸飲料を口に含む)
(オーナーがこんな調子だから、経営面の参謀はコインに任せきりな現状である)
(リムジンに置きっぱなしであった大量の飲み物は、しっかり回収してきた)

まぁ、しかし割に合わねえのも事実だな。貯蓄切り崩してやってくしかねえだろうよ。
面倒な世の中だ、飯を食うにも住処を手に入れるにも服を買うにも、なんにでも金が要りやがる。

(肩を竦めて、「カウンター」の上に座ると足を組む)

俺の黄金が売れれば問題は簡単なんだが……俺から切り離されてしばらく経つとただの水になっちまうからな。
299コイン :2018/07/12(木)20:24:50 ID:vFx
>>298

――――カウンターに座るデボラに何事か言おうとしたのだろうが、それを注意もできないぐらい店内は惨憺たる有り様である。

ひっこめて酒をぐいっと飲み干すと、立ち上がり。

「もうお前売ればいい気がしてきた」

と、遠い目でいった。なんだかんだ見目は悪くないし条件付きとは言え黄金も出せるのだから悪い額にはならない気がする。
すっかり経営面の重荷を背負わされているコインは常日頃マイナスを記録しまくる様々な資金ゆえに、いよいよ頭が変になってきている気がした。

「……帰って寝るわ、お疲れ」

やがて立ち上がり、ひらひらと手を振りながら出ていこうとするのだが。

「今日は外に出んなよ。部屋のなかに籠ってろ。両手両足ふんじばってな!!!!」

と、あちらこちらで火種を起こすオーナーにそう釘を刺すのも忘れないのだった。

//そろそろ〆ですかね、ありがとうございましたー
300デボラ・シルヴァ◆wglGXjqBPM :2018/07/12(木)20:31:45 ID:v8J
>>299

何だよ。

(一瞬、何かを言いたげにしたコインの顔に不思議そうに首を傾げて)
(続く言葉に)

な、い、嫌だぞ!俺は誰かの物になるなんて絶対嫌だからな!

(束縛や不自由は、デボラが最も嫌うものであった)

あ、あぁ、お疲れさん、また明日な。

(ちびちびと炭酸飲料を口に含みながら)
(コインの釘刺しに苦笑いを)

分かったよ、今日は大人しくしとくさ。

(……「今日は」)

//返信が遅くすいませんでした。お疲れ様でした。
301ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/12(木)21:06:09 ID:dpK
>>277
「やっと見つけた……!」

そんな天音に息を切らして近づいてきて突然声をかける男が一人。
外見の年齢は天音と同じくらいだが、きている豪奢な衣服から判断すると、ひょっとしたらもっと年上に見られるかもしれない
あるいは、学園にいた頃に話したことはないが目にしたことはある、程度で彼の顔を記憶している可能性もあるが。

「重坂天音、だよな?話したいことがある」

まどろっこしい駆け引きはなしだ。単刀直入にそう切り出して。

/まだいらっしゃれば…!
302伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/12(木)21:19:19 ID:ZcD
「ここ、か……」

伊集院は組織の本拠地、とされている施設の前に来ていた。情報が正しいのであれば、確かにここで合っているはず。貰った武器もちゃんと持ってきた。素人がこんなもので勝てるとは思わないが、何もないよりはマシだ。
着用しているのは学園の制服ではなく、黒のジャケットにジーンズ。そして、顔にはひょっとこの面を被っていた。つまるところ、申し訳程度の変装をして偵察しようという魂胆だ。

「誰かいるのかな…」

誰もいない。そもそも本当にここで合っているのか。

(あぁ、やっぱり怖いな)

覚悟を決めたつもりであったが、やはりいざ本番となると怖かった。緊張と不安で足が竦む。だが、ここまで来たからには戻れない。

きょろきょろと辺りを見回す伊集院の姿は、どこか挙動不審に見えるだろう。さて、この場に組織の何者かが現れるのだろうか。
303天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/12(木)21:24:08 ID:pyS
【始まりの地、其処にある祖母の墓の眼前に立った彼女は呟く】
【これから組織と学園の争いは激化を進めて行くのだろうか】

おばあちゃん、私一つだけ理解できない事があるの

【語りかけるようにそう言うとその墓を撫でるように触って】

何で、協力したの?
………ろくな事になってない、学園都市では殺し合いが日常茶飯事。やっぱり、無能力者に力なんて与えるべきじゃなかったのに

【そう、お墓に語りかけながら一息すると、ずっとそのお墓を見つめていて】

力を手にした人間が何をしているのか知ってる?
そんな連中を作り出したのは紛れもなく………
もう、今言っても後の祭りでしかないのだけど

【彼女はお墓の前に座り込むと、そのまま、そのままただそれを見つめていた】
【何か物思いにふけるように現在(いま)の在り方を考えながら】
【季節外れのメリークリスマス、ふとそんな言葉を思い出して】
【ちょっと能力を発動してみる、周囲に雪を降らしてみる、そんな気持ちになった】
【この場所へのアクセスを知ってるのはあの名誉会長くらいか、そう思うと能力も此処では自由に使えると思って】
304ゼロセン :2018/07/12(木)21:24:33 ID:vFx
>>302

「なんじゃあ、オンどれァ」


――――苦笑混じりの声であった。

「なんぞおどおどしとるのう。なにか気になることでもあったか?ん?」

ずん、と。伊集院の前に壁のごとく巨体が立ち塞がる。天突くような体躯の頭部に、うねり混ざった長髪を揺らめかせ。
まるで力士か何かのごとく大きく、去れど一切の無駄なあぶらを持たぬ筋肉のかたまりのような着流しの男が、そこにいる。
305天音◆itOWld5gb6 :2018/07/12(木)21:30:58 ID:3D5
>>301

ふえ…?

(突然声を掛けられ、予想外のことにそんな気の抜けた返事を返してしまう)
(声の方向を向いてみれば全くの初対面……いや、確か何かで見たことがある)

………あぁっ!行方不明のっ!!

(そうだ、思い出した)
(女の子が必死に探していた光景を思い出す。そういえば、名前は確か……)

天塚…みのるくんっ!
それで……なんで私に…?

(思考を巡らすも彼が自分に声をかける理由が分からず、思わず聞き返す)
306伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/12(木)21:40:36 ID:ZcD
>>304
「あ、えっと、ちょっと迷ってしまって…」

筋骨隆々。そこに現れた男を表現するにはそれしかないだろう。
その体躯には一切の無駄がない。その巨大な図体は、限界まで鍛え上げられた事を証明しているよう。
そのあまりの威圧感に思わず一歩後ずさりしてしまう。
この男は、組織の人間なのだろうか。

「えーっと、組織のアジトというのはここで合っていますか…?その、入りたてであんまりよく分かっていなくて…」

あくまでも組織に入りたての新入りという体で通さなければならない。彼の巨体に気圧されている事も手伝い、その不安そうな声は演技臭さをあまり感じさせないであろう。それでも、白々しい事は白々しいのだが。
307チュチュ ◆fOD50tbLBI :2018/07/12(木)21:43:24 ID:Qth

「そォいっ!」

『―――うぶっ!!』

―――チュチュの強烈な飛び膝蹴りがクリーンヒット、組織の名も知られない程度の、まともな戦闘力も持たない末端の男の鼻の骨を砕いた。
壁面に叩きつけられた組織末端を横目にチュチュは洋服に付いた土埃を払う。
ソーマの数は確実に減り、だが、ソーマ自体が無くなった訳ではない。言い方を変えれば希少性の増したそれは裏社会でより高値で取引されていた。
男の懐からソーマを奪い取ると、日光で透かして中の液体を覗き込んだ。

「ったく。こんなもの作るなんて組織はやっぱイカれてるわよ。」

直後、チュチュは壁面目掛けてソーマをぶん投げた。『あっ』と男が声を上げ、手を伸ばしたのも束の間。
小瓶は激突した衝撃で音を立てて砕け散った。それを見た男は白目を剥いて失神する。
一瓶ウン十万はするイカれた値段の割に効果は身体を蝕むものでしかない。
だが、それでも人々の弱い心に付け込んだ商売と言うのは何時の世も蔓延る様で治療法が確立された今でも弱者に需要は確かにあった。

「ほんと馬鹿よ。こんな薬に頼ってまで力を求めちゃうなんて。」
「最強だとか、唯強いだけの力に何の意味があるってのさ。あたしゃ理解に苦しむね。」

強いだけの力、形だけの力に何の意味があろうか。無い。何も。
最強というのは孤独だ。目指すのは楽しいだろう。だが、いざなっても一時の愉悦には浸れるだけでその後は唯々虚しいだけ。
益してやソーマは諸刃の剣だ。そんなもので得た一時の最強には何の意味もない。

チュチュは帽子の下の大きな鼠の耳を軽く掻きながら、組織の末端の男に歩み寄ると首元を掴み、路地裏の奥へと男を引きずりながら歩く。
この男を警備隊に突き出す為に。

「……にしても暑いわねぇ……。何度あるのよ、今日……。」

//絡み待ちです……!
308ゼロセン :2018/07/12(木)21:45:24 ID:vFx
>>306

「そうかあ!!!!!」


天を揺らすような笑い声であった。
一頻り笑った後、伊集院の肩にばんっと大きく分厚い手を起き、ニカッ……と太く健康的に生え揃った歯を剥き出しにして笑う。
眉間の皺こそ消えないものの、そこには一切敵意も殺意も見えはしないのだ。

「おいもよ。一昨日ばっかにここに落ち着いた新入りじゃき、よろしゅうなあ!しかしちっこいのう!!!飯が足りとらんぞ!!鍛練もな!!そんなのじゃああっさりと死にかねん!」

また、ばんばんと肩を叩くだろう。
309リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/12(木)21:46:41 ID:Bgi
>>296

【リタ・セレスタイトは己の強みと弱みを誰よりも理解しているが、それは軍人としては明らかな小柄な部類であるその体格であった】
【隠れたり逃げたりするには、この体は何にも勝る武器となる。僅かな物陰にでも身を潜められるし、一度走り出せば決して銃の的にはならない】
【しかし同時に体格差の暴力という、決して覆せないハンデを背負い続けなくてはならない。一度でも組み伏せられてしまえば、その時点で彼女に抵抗の余地はないのだから】

【ーーーこれは異能を抜きした話であり、そもそも異能の前提があれば、体格差を覆す手段は幾らでもあるのだろうが】
【しかしこれは訓練を受けた彼女の心身に叩き込まれた明確な真実であり、だからこそ彼女はその経験則に従って反射的に体を動かす】

そっちこそ、冴えない優男かと思ったけど、近くで見れば中々イイ顔してるじゃん
どう、今晩あたり一緒にーーーなーんてね!!!

【ピーターに銃が触れられた瞬間、その時点で彼女の手はグリップから離れていた】
【そして、彼女は滑り込むように彼の懐へと入り込んだなら、心の底から愉しそうな表情で、彼に応えて】

【彼が銃を握る手首に向けて手を伸ばして、もしも触れることに成功したのであればーーーそのまま彼の腕を捻り上げて、そのまま彼の全身を思い切り地面に叩きつけるだろう】
【MCMAPの流れを汲んだ、対武器制圧格闘術。力技上等、不意打ち上等、ただ最短で最速で、相手を制圧する為の技術】
310ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/12(木)21:46:56 ID:dpK
>>305

「そう、行方不明の天塚みのる。それと同時に、今は“組織”幹部でもある
といっても、別にアンタに害を与えようっていうのじゃあないからその辺は安心してくれて構わないよ」

天音の方の事情についてはまるで知らない。
組織については知ってるんだろう?と軽い確認のように尋ねて。

「……御託はいいか。とにかく、アンタに届け物だよ。組織の幹部、ブルームからだ」

そう言いながら、ブルームに託された手紙を彼女に差し出すのだった。
311天音◆itOWld5gb6 :2018/07/12(木)21:51:25 ID:3D5
>>310

そ、組織…?幹部…?
ち、ちょっと待ってくださいっ!言ってる意味が分かりませんよっ!?

(当然だ。今の天音は"何も覚えていない"…いや"思い出そうとしていない"のだから)
(今の天音は組織のことなど何も知らない、ただの一般人で)

ブルーム…?だ、誰ですかそれっ!?
それに、幹部って…なんで、そんな人が私にっ…!?

(……頭痛が、響いてくる。徐々にそれは大きくなっていく)
(分からない、覚えていない、知らない――――思い出したくない)
(そんな自分自身でさえも理解できない感情が押し寄せてきて……)
312腰の曲がった老人◆ysp4J1dwSE :2018/07/12(木)21:53:59 ID:9Lz
>>303

【カツ、カツ、という杖の音が響いた】
【一つひとつの音の合間は酷く緩慢だった。だからといって、巨大な歩幅を想像させるようなものでもなく】
【ただ只管に衰えきった、緩慢で、弱々しいものであった】

「いやぁ、ここへの道筋は老体には答えますなぁ……いや失礼失礼。お邪魔でしたかな、クイーン様」

【その姿に見覚えは……果たしてあるだろうか。組織内に於いても、彼は取るに足らない存在だった】
【元『ゴールドカラー』、コードネームを『アンティーク』。齢は今年で108歳になる……組織の設立初期の幹部だった男だ】
【人脈は幅広く、資金繰りや人材集めに貢献していたが、戦闘能力も実務能力もそこまで高くはなく、人材の豊富化によって幹部の座を他の人間に譲り】
【現在は、組織内の端で書類整理を行う程度の、取るに足らない男だった】

「私もねぇ、ここのお墓ひとつひとつに毎年花を添えていたのですが、少々年老いすぎましてね……」
「今では一年に何度にも分けなければどうにもならず……いや然し、こんなところにまでお墓があるとは最近まで知らなんだ」

【そう言いながら、彼女の前の墓に、震える手付きで簡素な花束を置いた】
【皺だらけの顔を笑みに染めながら、彼女へとゆっくりと視線を向ける】

「……ここは、貴方様の、ご親族のお墓ですかな?」

【彼女は知っているだろうか。この男は異能者ではなく、特殊ではあるが、“魔術師”であることを】
313リーダー◆lTlfuInPquXm :2018/07/12(木)21:57:12 ID:jrA()
>>303

「ここは、とても長閑な島だった。浜辺には鷺が戯れ、辺りにはプルメリアの花が咲き乱れていた。
島民は皆 温厚で、年中、研究の合間を抜け出しては、夜な夜な祭りを開いたものだ」

 もし、その後ろを振り返れば、そこには真白髪の紳士が、シルクハットを腕に抱いて立っているだろう。

「────こうして、“異能力の結界”を張らなければ、きっと世界で最も美しい観光名所としてガイドブックに載ると、私は信じて疑わないだろう。

もっとも、それも、五十年前までの話だったんだがね」

 男は、静かに彼女へと近づくだろう。その顔は、悲哀と尊厳に満ちていた。
314リーダー◆lTlfuInPquXm :2018/07/12(木)21:57:22 ID:jrA()
>>313
//被ったので引きます
315伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/12(木)21:57:24 ID:ZcD
>>308
「い、痛い痛い!分かりましたから!」

突然発された大声にびくりとする。と、同時に肩を叩かれる。その巨体で、思い切り。
大きな筋肉の塊に思い切り叩かれれば当然こうなる。骨が軋むように痛い。

「ぼ、僕は情報が専門ですので戦いはちょっと…それよりも、本当にここが組織のアジトなんですね」

この男は見るからに戦闘がメインであろう。伊集院とは正に正反対だ。
さて、男が組織の構成員である事は判明した。ならば、場所の情報は確かに合っているようだ。
もう一度、伊集院は感嘆したかのような声色で、念を押すかのように確認する。
316伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/12(木)22:00:15 ID:ZcD
//次返信遅れます
317腰の曲がった老人◆ysp4J1dwSE :2018/07/12(木)22:01:02 ID:9Lz
/おおっと、申し訳ない……
/こちらとしては複数ロールも出来ますし、ストーリーを進めるのであれば名誉会長さんのほうが適任だと思われますので私のほうが引くのも吝かではありませんよ!
318ゼロセン :2018/07/12(木)22:02:14 ID:vFx
>>315

「なんじゃあ。残念じゃのう」

――――ううむ、と表情が難しくなった。

「如何にも。『組織』の本城はここよ――『しかし妙な話しよのう。事前に伝えてもらわんかったのか』――教えてもらえた筈じゃがのう」

と、何気なく疑問を口にした。まだそれは小さなものだが、ここからの伊集院の返答によってはまた変わってくるだろう。
319リーダー◆lTlfuInPquXm :2018/07/12(木)22:02:43 ID:jrA()
>>317
//いえいえ!お披露目ロールに水を差しては悪いですし、ぜひともお二方でロールを楽しんでください
320楠木シンラ :2018/07/12(木)22:05:51 ID:B2c
【名前】楠木 シンラ/ジョーカー・スペア
【性別】女
【学年・職業】17・オカルト研究会会長 ・組織幹部『無色』
【容姿】
ボブカットの貧乳チビ。ジト目。
【性格】
能力のせいでこの世界で一生懸命になることに嫌気がさしており、常に無気力であり、何事にも他人事のような態度で臨んでいた。
しかし、「目的」を手に入れた今はシニカルさは残りつつもある程度無気力は改善された様子。

【能力】
「きゃっかんし」
『この世界ではない別の世界』からの視点を持つ。その世界内では『この世界』は創作物としての扱いを受けており、彼女自身それを信じている。
メタ情報も意識すれば部分的・大雑把にだが知覚できる。
(例として「組織の現在動いている幹部は何人いるか」や「イベントが起こりそうな場所・展開上重要な場所はどこらへんか」など、物語にかかわる物事についてはそれだけでは個人や詳細を特定できない程度。ある程度前提の情報がある・本編にかかわらない情報ならもう少し踏み込める)
しかし、この能力は周囲からは異能として認知できない・扱われないため、訳の分からないことを時折口にするただの痛い子扱いされている。

「ごつごうしゅぎ」
死亡をはじめとする「自身に関する不都合な展開」を破棄することや、不自然でない程度で「自身にとって都合のいい展開」を引き起こしたり、飛ばしても誰もさして気にしないような物事の過程をすっ飛ばしたりできる能力。
しかし、この能力は多かれ少なかれ、無意識的にこの世界に住むすべての人間が発動できる能力であるため、彼女は自嘲的に自分はただの無能力者だと言ってはばからない。
違うのは、彼女はそれを「キャラ視点で意識的に」振るえるというだけ。

「ベルっち」
先代ジョーカーから「継承者が案外使えなかった時のためのサポート」として差し向けられた、「異能受容体」で全身を形作られたベルツノガエル。
ほぼ人間と同等の頭脳を持ち、ひょうきんな性格であり、良く煽る。
ジョーカーの遺伝子を打ち込まれたことにより、後述の能力を用いた戦闘用の外付けハードウェアとして機能する。
コントロール時は上記二つの異能が使用不能となり、また現時点では不慣れなためかシンラの動きも緩慢になったり意識を完全にベルっちへ飛ばした結果身体がお留守となることも多々ある。

「千万変化の道化魔師・替(ワイルドカード・スペア)」
先代のジョーカーから引き継いだ、能力をコピーしそれをストックする異能。
使用できる異能は一戦につき2つまでであるが、擬似的なデュアルスキルとして二つの能力を同時使用することが可能。
だがいずれも『オリジナルからは程遠い』出力や効果を発揮できるのみで、基本はコピーによるデュアルスキルでシナジーを得て相手を追い詰める。
ベルっちを媒体にしているためか、元のジョーカーの能力から弱体化してしまっている。
また当然ながら身体能力がカエルとなるため、貧弱どころの騒ぎではない。

【概要】
オカルト研究会会長を務める女子高生。
一度ひょんなことで死にかけ、これまでの自分を「きゃっかんし」した結果、異能が手に入ってしまったらしい。
「ごつごうしゅぎ」を生きる少女は、目的と『無色』を引き継いだ。

//キャラシ改定です
321ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/12(木)22:10:14 ID:jlR
>>311

「………はあ?」

しらばっくれているのか、と疑ったがそういった様子ではなく。

「いや、アンタ、重坂天音だろう?
 組織の被検体になっていたところをブルームに助け出されたって――――」

一方的にまくしたてるうちに、天音の様子がおかしいことに気が付いて。

「まさか……覚えてない、のか……?」

組織による実験がよほど過酷だったのならば、あるいはショックで記憶を閉ざす可能性もあるだろう。
しかし、だとしたら――――どうすればいいのか。
それを決めかねて、みのるはただ立ち尽くしていた。
322天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/12(木)22:10:32 ID:pyS
>>312
【現れた男の姿を見るも、特に驚く様子も無く、季節外れの雪が降りしきるその場所で立ち上がって】

………そんな所……かな……久しぶりね

【親族の墓、そう言われると肯定して、軽く会釈を済ませる】
【108歳の高齢、そして人脈の幅、その男は彼女の事を、それこそ能力の事や家の事、ほとんどを知られているのだろう】
【それこそこんな場所にまでやって来るくらいなのだから】
【そんな事を思っていて、特に焦る様子も見せなく】


もう、引退したらいいんじゃないの?………その腰だとどうせもう碌に働けないでしょ、隠居生活したら?

【魔術師と噂では聞いた事があるが、能力について詳しくはわからない】
【ただ、組織加入直後は良く世話をしてくれた、だから少し気を使っているのだった】
【相変わらず高慢な言葉遣いをしてしまうのであるのだが】
323天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/12(木)22:12:21 ID:pyS
//こちらとしても複数オッケーですよー!
324天音◆itOWld5gb6 :2018/07/12(木)22:16:03 ID:3D5
>>321

組織……ひけん、たい……あ、あぁ…あぁぁ…!!

(知らない知らない知らない知らない)
(そんなもの知らない、私は…私は――――)

(刹那、急に静まり返り自身のツインテールを解いて)

――――おい…場所変えるぞ

(そう言えば近くの路地裏へと黙って歩いていく)
325腰の曲がった老人◆ysp4J1dwSE :2018/07/12(木)22:26:59 ID:9Lz
>>322

「……貴女様の能力は、やはりとても美しい」

【はらり、はらり、と舞い散る雪を見上げながら、感慨深げにそう呟いた】
【この光景は、老いた男の、衰えた視力を通してみても、酷く幻想的だった】

「お久しゅうございます、クイーン様。心配せずとも……最近、物覚えがより酷くなりましてなぁ」
「しかし、やはりそうでしたか。それはそれは……お優しい方だ」

【つまるところは、“ここで起きたこと、ここに在ること、ここで聞いたこと、全て他言しない”という宣言だった】
【元より彼女が此方を警戒している様子も、そしてそれに焦る様子もないことを認めた上で、敢えてそう告げるのだった】
【彼女のルーツに関してはよく知っている。だが……敢えて、誰にも告げていないことも、この男には多々あった】

「……第三帝国の時代から、随分な数の命を奪ってまいりました」
「その私が隠居など……楽に死んでは、地獄にすらも顔向けできませぬ。天寿を全うするのも、困ります」

【彼が未だこうして生き続けているのは、ベッドの上で寝たきりになっていないのは、その魔術によるところが大きかった】
【本来ならばこうして歩くことすら無理のある身体を、そうして動かしている】

「――私にも、今に至るまでその責任の一端があります故。貴女様の、嘆きの一端が」

【……その名を、カール・ハインツ・カイテルという男は】
【戦後、数多の魔術結社、秘密結社を渡り歩き、その中から多くの人材や技術を引き抜いて組織へと持ち込んだ】
【その中には――今に至るまで、学園都市を含めた人々を苦しめるものが在る】

>>319
/配慮ありがとうございます!ですが重ねて言いますが私としても複数は歓迎ですので、ご遠慮はなさらずに……
326天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/12(木)22:27:52 ID:pyS
>>319
//ちょっと許可を頂きたく、議論の方を見てみて下さいな
327ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/12(木)22:28:18 ID:jlR
>>324

当時の記憶を持たないのなら、巻き込むのは流石に気が引ける。
一旦撤退するのがいいか、と考えていたところに、

「……お、おう。そうだな」

急に口調も声音も変わった彼女の様子に困惑しながら。
それでも天音の後を追って裏路地に足を踏み入れるのだった。

「解離性障害……二重人格、か」

原因は明らかだ。苦々しい口調でそう呟いて。
328祝園 祷 :2018/07/12(木)22:30:41 ID:V2z
>>307
【チュチュが男を引きずり歩くその最中、路地の横道からそれは遭遇(エンカウント)する】
【チュチュの肩にぶつかった時、ベットリとした血が付着するだろう、それもそのはず彼女は実際に身体中を血で染めていた】

───おやおやぁ?貴女はぁ、チュチュさんじゃありませんかぁ

【真っ赤に染まる黒いセーラー服と白い肌、今まさに大量の血を浴びて来たのだと一瞬で見てわかるその風貌】
【警備部隊の生体兵器、エインヘルヤルの少女が、そこにいた】
329リーダー◆lTlfuInPquXm :2018/07/12(木)22:37:33 ID:jrA()
>>325>>326
//こちらこそ、ありがとうございます。しかしながら私の方で、少し複数ロールが厳しい状況でして……
//是非とも、機会があれば宜しくお願い致します!
330天音◆itOWld5gb6 :2018/07/12(木)22:42:54 ID:3D5
>>327

(そうして路地裏に辿り着いたのならば、振り返ると同時に天音から電撃が放たれるだろう)

てめェ…幹部なんだろ?
よくも……いけしゃあしゃあと私の前に出てくれたなァッ!?良い機会だ……ブルームの…翠さんの"仇"…討たせてもらうぞッ!?

(怒気が篭った声とともに睨みつける)
(その瞳にはさきほどまでとはまるで違う、はっきりとした敵意が感じられた)
331天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/12(木)22:45:36 ID:pyS
>>325
……ありがとう……向こうじゃ碌に披露できないのが残念ね

【そう言って、彼の顔を見ると少し微笑み】
【能力に関しては、組織内ではあくまでも『言霊の支配者』で通している、彼とペインを除いては】
【きっと、『赤』や『銀』、『黒』や『灰』等の、戦闘向きな能力保持者には取るに足らない能力と思われているだろう】
【それでもそう偽っているのは、甘く見られた方が都合がいいから】

そこまでの姿になったらもう、いいんじゃないの?それとも誰かに殺されたいの?
………少なくとも私は貴方には、多少は感謝してる

【地獄にすら顔向けできない、そんな事を彼が言うと呟いて】
【しかし、彼には少なからず恩を感じている、組織の人間の中で数少なく】
【だからこそ労わるような言葉を言うのであるが、多少はと余計な言葉を付け足すのはやはり性格の問題】
【彼女は少し目を背けてそんな言葉を言うと、ふと、その顔を真っ直ぐに見つめて】

ねぇ、貴方ももちろん、此処での開発、研究に関わっているんでしょ

【そして、カールにふと、そんな事を問い掛けて】

………多分、『協力』する側で……それはどうして、そうしたの?

【それは、先程祖母の墓の前で問い掛けた事と同じ、きっとこの男も、同じ立場だったのだろうと思って】
332ピーター・D・カーター◆fAiBro2NmQ :2018/07/12(木)22:46:53 ID:fJx
>>309

【イギリスの異能傭兵部隊に居た時は、どんな年上でも体術ならばねじ伏せてきたものだが、ここまでの動きをするような逸材は目の当たりにしたことがない。】
【自分の勘が鈍ったのか、この娘が強いのか。それとも、自分の方が時代に3年置いていかれただけなのか】
【どれにしろ、今の状況を単純に楽しんでいたピーターには、なんら関係のないことであり】

「はは、嬉しいネ。だけれど今夜は―――――――――――――」

【そっと片眉を上げて、紳士的な微笑を彼女へと返す】
【しかし、身体の強張りは全くと言っていいほどその振る舞いに影響されていない】
【目線はしっかりとリタの手が向かう先へと向いている】

「"懐"が空いてなくッテね!!」

【されるがままに身体の重心が崩れ、彼の胴体が横方向へぐるりと回転した、かと思えば】
【空いていた片手がその手首へと添えられ、ぐねり、とリタの握ったピーターの腕が、彼女の意図しない方向に曲がり始めた】
【しゅるっと空中で身を翻したピーターの脚が、たん、たんと、バレリーナの如く順繰りに地に着けられ、彼の重心をより良い方向へと持っていく】
【対象を転ばせる為の回転にもう一回転が加えられることによって、彼を元あった体勢に戻したのだ】

「じゃあ、もう少し"踊ろう"か?――――ッ」

【そうしてピーターは、浜辺に荒波が打ち返すその光景のように、リタの身のこなしを"盗む"。】
【思い切り捻りの効いた二人の交差した腕は、先程とは反対方向への回転をするのにこれ以上なく最適な状態だったのだ】
【ピーターはリタのようにスナップの効いた手付きで、鉤爪のようにがっしりとしたホールドで、彼女のした通りの芸当を、鏡のように打ち返す―――――】
333黒野 一天 :2018/07/12(木)22:47:56 ID:ddM

「ふぅざけるなぁぁ……」

【東雲重工、ひいてはヤジマ・システムズから与えられた研究室内】
【その部屋の主……黒野一天は怒っていた】

「どいつもこいつも……このボォクを……神理を得たボォクを引き入れておきながら……」
「口をそろえてエインヘリアル、エインヘリアルとぬかしおってぇ……!」

【この部屋を与えられたときは、再び馬鹿(ヤジマ)の元へ着く屈辱を感じながらも、少しばかり優越感もあった】
【やっと神理の有用性が認められたと】
【しかし現実はどうだ。折角の神理は微塵も装備に反映されず】
【唯一与えられたのは、路地裏に出没した珍獣狩りという、神理さえあれば年端のいかぬ子供でも容易い作業のみ】

「…………ふぅざぁけぇるぅ、なぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

【その叫びが、建物中にこだまする】
【こんな部屋へ現れる災難な人間は、いるのだろうか】

//絡み待ちです
334チュチュ ◆fOD50tbLBI :2018/07/12(木)22:49:06 ID:Qth
>>328

「うっ……。」

背筋を悪寒が走った様な、青ざめた表情でチュチュは彼女の顔を横目に見る。
嗅覚が優れている彼女は血の臭いでぶつかる直前に一瞬身構えたが、この女だった。
エインヘルヤルの少女である祝園 祷。最近配属された警備部隊の成体兵器の一人だ。
先程肩がぶつかった時の生暖かい感触に嫌な予感がしてチュチュは自身の肩に視線を写した。

「ちょ、ちょっと!今朝洗ったばかりなのよ!?制服に血が付いて汚れちゃったじゃない!」
「ああ~……。」

ま~た洗い直しか、とガックリと項垂れた。
で。それでだ。服もだがもっと肝心な事がある。

「……んで、エインヘルヤルのアンタが何でここにいるのよ……。任務なの?」
「そんでもって、その大量の返り血は何さ……。聞くの怖いけど教えてちょうだい……。」

嫌な予感に胸が騒めきながらも恐る恐る彼女のセーラー服を指差して問うた。
昨日の一美といい、何かヤバい事をやったんじゃあるまいかと不安でしかない。いや、一美の場合は未遂だった。
祝園の場合、もしもクロなら完全に『アウト』だろう。まさか一般人に何かしてないよね……?と恐る恐る。

それにしても警備部隊は面子が濃すぎるのではなかろうかと思う今日この頃。
335チュチュ ◆fOD50tbLBI :2018/07/12(木)22:50:12 ID:Qth
//変換ミス……成体兵器→生体兵器です!
336祝園 祷 :2018/07/12(木)23:01:05 ID:V2z
>>334
あららぁ、すみませぇん
血の汚れはぁ、重曹が良く効きますよぉ

【間延びした口調、無表情な顔で項垂れたチュチュに謝る祝園、余り謝ってるように見えない】

そうですぅ、任務ですよぉ、任務ぅ
まだお薬を売ってる人達がいるって聞いたのでぇ、その場所に行ったら沢山人が出て来て囲まれちゃってぇ

全部、切ってきましたぁ

【───当然、こんなにも血に塗れているのに『何もしていない』なんて事はあり得ない】
【黒であるなら切り捨てる、それが彼女の役割であり、単純にその役割を果たして来た、というだけの話だ】
337ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/12(木)23:01:58 ID:jlR
>>330

何の前触れもなく放たれたように思える雷撃も、ヴィジョンの眼にはその兆候から"視えて"いた。
それゆえ、天音が振り返ったときには既にヴィジョンは背後に向けて大きく地面を蹴るという形で回避行動を取っていて。
雷速で飛来する攻撃は、ぴしゃり、と音を立てて空を掠める。ヴィジョンの方は、半ばバランスを崩しながらなんとか着地し、そのまま数歩後ずさると、

「うわ、っと……ストップ、ストップ!
 言ったでしょうが、別にアンタに害を与えようって訳じゃないんだよ!
 ていうか組織がアンタにした仕打ちも知らないし!知ってたら学園にいたときにアプローチかけてるし!」

降参だといわんばかりに両手を上げて矢継ぎ早に叫ぶ。
まずは敵意をなんとかしなければお話にならない。

「そのブルームに頼まれてきたんだよ、こっちは……!」
338腰の曲がった老人◆ysp4J1dwSE :2018/07/12(木)23:05:46 ID:9Lz
>>329
/了解しました、それではまたの機会に!!

>>331
「ええ、ええ、そうなのでしょうね。私は誰かに殺されたいのでしょう……」
「……自分勝手なものです。散々手を汚し、最期には誰かの手を汚させたい、とは」

【彼女の言葉に頷いて、そう肯定する】
【今に至るまで、戦場をひた走り、裏社会をひた走り、そして今日まで生き続けてしまった】
【それは、後悔ですらあるのだろう。この、取り返しのつかない人生を振り返っての、どうしようもない“後悔”】

「ははは……感謝などと。この老耄は、ただ老耄としての役目を果たしたまで」
「……本来であれば、貴女だけではない、若い者達へ道を開くのが老いた我が身の役目なのです」

【だから……彼女一人の世話をした程度で感謝することなど無い、と】
【それ以上に、カールは若い人間の未来を奪い続けてきた。そして今もまた、間接的にそうしているのだから】

「……何ということはない、行き場所がなかったのですよ」

【彼女の問い掛けに、空を見上げて、ゆっくりと過去を反芻しながら】

「……あの隕石で、妻子を失い。そして私は、若い頃から戦場での生き方しか学びませんでしたのでね」
「ドイツが敗戦し、戦後の“狩り”から逃げながら居場所を探し、裏社会を渡り……そうして流れ着いたのがここだった」
「いやはや、今思えば……何処かで首を括っているべきでしたなぁ」

【言ってしまえば、ただ流されるまま生きてきた】
【今にして思えば“狩り”に捕まっていれば良かったのかもしれない。ゲリラをやっていた時に、弾丸を食らうことができていれば】
【今ではそれも、詮無いことではあるが】

「……或いは、神水殿についていっていれば、まだ何かが変わったかも知れない」
「はは、年寄りになるとどうしても昔話が多くなってしまいます。つまらぬでしょう、私の話は」
339天音◆itOWld5gb6 :2018/07/12(木)23:07:25 ID:3D5
>>337

(今の一撃を避けるなど至難の業だ。しかしこの男はそれをやってのけた)
(感が良いのか運が良いのか、それとも何か裏があるのか――――)
(戦えないような雰囲気だったが考えを改めたほうがいいかもしれないと身構えて)

んなことは知らねェよ、幹部ならぶッ殺す…それだけだ
だから、大人しく――――……………おい…頼まれた…?翠さんに…?

(いや、もしもそうだとしても生前に頼まれたのだろう)
(あのとき確かにブルームが死ぬのを見た。生きているはずが、そんな……)

……翠さんは、…生きてる、のか…?
340伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/12(木)23:10:16 ID:ZcD
>>318
「教えてもらえる…?」

一体何を教えてもらえるというのか。ここで回答を間違えれば、まずい状況になるのは間違いない。さあ、どうする?考えろ。考えろ。
組織の構成員は、ここが本拠地であるという事以外に何かを教えてもらえるらしい。それは、要するにここが本拠地以外の意味を持った場所であるという事だろうか。
伊集院の考える可能性は、ここを囮にして学園を襲撃する事。ならば、学園がここを襲って来る事は組織も把握しているはず。
しかし、これがブラフという可能性もある。下手に口を滑らせれば命取りになるかもしれない。それなら。

「あ、あぁ!えーっと、確か学園がここを攻めてくるんでしたっけ!」

ブラフの可能性を広陵し、こちらが学園を攻める、というところまでは言わなかった。ここは下手に攻めず、安全策を取る。少しずつ、情報を引き出す。
341ゼロセン :2018/07/12(木)23:17:33 ID:vFx
>>340

「そんなこっちゃない」





――――シンプルな疑問だった。
それは単に、己がここにはじめて来たときの経験に基づく。本拠地の位置は教えてもらえるはずだと言う、シンプルな疑問で。
それをまるでよくわからないと言ってのけた伊集院の様に――少なくとも『組織の新入り』と語る一言を疑い始めている。

この男もまた、組織の一員になったばかりで。
誰に先導された訳でもなく、己の足で首をぶら下げてこの場所へ来たのだから。

「……なんぞ妙じゃのう、ぬし。妙に話が噛み合わんのう?おいは時代遅れな男と自覚しちゅうが、ここまで人と話が噛み合わんと思ったことはないぞ」


つまるところ、伊集院は今深読みしすぎて墓穴を掘りつつあるということになる。
ゼロセンの顔から笑みは剥がれない。しかしその濃度は目に見えて薄くなり、先程よりぐばりと瞼を広げた眼が、ひょっとこの面の目の部分を図るように見つめた。

――――しかし、油断がないわけではない。逃げようと思えば逃げられないこともなかろう。
342リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/12(木)23:18:09 ID:Bgi
>>332

【実際、この模擬戦を楽しんでいるというのは、リタにしても同じことである】
【能力者として強力な相手との戦闘経験はあるし、軍人として秀でた相手との戦闘経験もあるが、そのどちらも兼ね備えた相手とは中々巡り会う機会がない】
【もしもここが戦場であったならば、この出逢いは決して喜ばしくないものであったのだろうが、幸いなことに此処は医務室も完備された演習場】
【故に躊躇う理由など存在せず、リタは心の底から楽しみながらーーー相手を本気で倒しにかかる】

ーーーっと!懐の寒い男はモテないぞー?
そんなんじゃ、女の一人も抱き寄せられないんじゃないかな!

【揶揄うような口調で笑いながら、しかし目は冷静に投げ技を回避した彼の体躯を追いかける】
【それは軍人の技というよりも、曲芸師の軽業であった。拘束からの投げ技をこんな手段で回避するなんて、見たことも聞いたことがない】
【けれども、小柄な自分には向いてるかもしれない、とか。今度試してみよう、とか思いながらも、二者の重心は彼の有利に傾いていて】

【脱出はーーーーーー無理だと判断して、困ったように微笑んだ直後】
【リタの体は勢いよく姿勢が崩れ、そのまま地面へと叩きつけられようとするが】

ダンスのエスコートなんて嬉しい誘いだけどーーーこう見えて僕、足癖が悪いんだよね!!とうっ!!!

【その刹那、リタは身を捻らせて足を動かす】
【その狙いはピーターの重心を支える両足であり、つまりは彼の姿勢が崩れることを狙った鋭い足払い】
【もし、それが成功して彼の姿勢が僅かにでも崩れたならばーーーリタは軽やかな身のこなしで、地面へのキスを回避しつつ後方へと跳んで、間合いを確保するだろう】

【もしも失敗したら?足払いはピーターの足にではなく顔に狙いを変更して、彼女が地面に激突すると同時に、鋭い蹴りが彼の顔に飛んでくることになる】
343ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/12(木)23:18:37 ID:jlR
>>339

「ああ、生きているよ。今も組織のなかで、たったひとりで苦しみながら、だけどな」

ブルームとファウストの戦いがどう転んだかは分からないが、今は生きていると断言して。

「俺もここに来るまでにあの人に助けられたんだ。
 だから恩を返したい。可能ならあの人の力になりたいと、そう思ってる」

だから受け取ってくれ、と。改めて、ブルームに託された封筒を取り出して。
再び攻撃されるかもな、と警戒しながらも、天音に向けて歩み寄るのだった。
344天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/12(木)23:21:55 ID:pyS
>>329
//それではまた今度の機会によろしくお願いしますよー!

>>338
……ふふ、なら今此処で貴方を私が、殺すって言っても?………そんな事は別にしないけど

【殺されたい、そんな言葉聞くと呆れるようにそう言って、溜め息を一つするのであった】
【そして、後悔している姿に同情も覚えるのだが、自身も他人事ではないと思って】

私はちゃんと、目的さえ達成出来たなら、死ぬつもりだから安心して

【堂々とそう伝える、人生を狂わせた、家族を狙った『総帥』を殺す、その為に組織に入った】
【そこからは組織の行う非道に加担して来たのだから。そして、その後はもう『人生を終わらせる』。それはもう決めている事だから】

そうなのね………あの『隕石』をは……あんな巨大な物は到底『一人』で"呼べる"訳がない
……むしろ妻子といっしょに巻き込まれてた方が楽だったんじゃないの?

【ふうっと一息しながら、また呆れたようにその顔を見つめて】
【そして、あの"隕石"は人為的な物、そう言いたげな事も呟き】
【続いて彼から出た"神水"、その名に少し表情を強張らせる】

………思えばあいつのせいよね、殆どが………昔は大好きだった、実のおじいちゃんのように思ってた

【そう言って、今にも泣きそうな表情になって】
【彼の事は幼少期から知っていた、まるでラビットが幹部達に懐いているように、甘えていた】
【でも、色々な事を知って、そして彼女は次第に彼の事も嫌いになっていたのだった】
【彼が、『部下』だった人間をちゃんと制御していればこんな事にならなかったのに、どうしてもそう思ってしまって】
345チュチュ ◆fOD50tbLBI :2018/07/12(木)23:26:20 ID:Qth
>>336

「――――よ、よ、よ、良かったあああああ!!!!」

万歳してチュチュは喜んだ。エインヘルヤルが一般人に手を出したとなればそれはもう大変な事件である。
そんな最悪なシナリオではなかった事にチュチュは安堵して肩の力がフッと抜けた。
ついつい手が離れてバタリ、と失神した商売野郎の身体が地面に付く。

「……でもこのアンポンタン!そんな恰好で歩いてたら騒ぎになるでしょーが!!」

チュチュは彼女にげんこつを飛ばす。

「……ん」

二人のやり取りを他所に、意識を戻した男は目を開けた。
商売人の男の視界にチュチュと祝園の顔が写る。

「アッ、テメェはさっきの―――」
「――――あら、意識戻っちゃった?少し静かにしてておくれよ。」

チュチュが人差し指をくるくると回す。同時に男の身体の周りに出現した青いリボンが男を縛り付け、身体の自由を完全に奪ってしまった。
ついでに口も猿轡の如くリボンを巻き付けて喋る自由すら奪う。もご、もご、と必死に抗う男だったがリボンはピクリとも動かない。
これが彼女の能力『エンゲージ・リボン』。端的に言えば具現化させたリボンを操る能力だ。

「ほんと、困るわよねぇ。人の弱みに付け込んで違法薬物を売り飛ばすなんてさぁ……。」
「今週に入って私が検挙しただけでも18件目よ。……祝園、アンタの場合は件というよりは"殺した人数"かもしれないけどね。」

祝園の血塗れのセーラー服を横目に見る。彼女のセーラー服の返り血は一人、二人で済むものではない。
一体何人殺したのだろうか。エインヘルヤルはナノマシンで生前の性格を再現した人形だ。本人の魂が其処にある訳でもない哲学的ゾンビ。
扱い易い様に記憶には多少なりとも調整が入っているだろうが、これ程の殺人を平然と行える彼女は生前は一体どんな人間だったのかは容易く想像出来た。
346祝園 祷 :2018/07/12(木)23:40:13 ID:V2z
>>345
ごめんなさぁい、でもぉ、まだ切り足りなくてぇ

【チュチュに小突かれながら祝園は無表情で答える、沢山の悪人を切ってもまだ足りないと】
【切る事自体に快感を感じるような性格ではない、単純に体が求めている、もっと人を切ることを】

あらあらぁ?その人、悪い人ですかぁ?
……切ってもいいですかねぇ?

【目を覚まし声をあげたのも束の間、逃げる間も無くチュチュの能力によって縛り上げられた男を見て、祝園は右手を脇差の柄にかける】
【悪人であれば容赦無く、情報を聞き出すとかそういう理屈も全く知らず、ただ切るだけの生体兵器、止めなければ本気でやりかねない】

そうですねぇ、何人切ったかはぁ……数えてないからわからないですぅ
何だか私ぃ、悪い人を切ってるとなんというかぁ、楽しいような、落ち着くようなぁ……

【祝園 祷───エインヘルヤルである彼女には、確かに生前という状態が存在する】
【それがどんな人間で、どんな立場だったのかは伏せられているが、制御する為には生前の性格がなりを潜めるまでの記憶操作が必要だったとされている】
【……それだけの人間だったのだから、きっと生前もロクでもない性格だったのだろう】
347伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/12(木)23:41:08 ID:ZcD
>>341
まずい。間違えたか?伊集院の体に冷や汗が走る。そうだ、普通ならまずは本拠地がどこにあるのかを教えてもらうはずじゃないか。深読みをしすぎた。

「あ、道に関しては僕ちょっと方向音痴なものでして……どれだけ場所を丁寧に教えられても迷っちゃうんですよ、ハハハハ…」

苦し紛れの言い訳。しかし、そうであるとしか言いようがない。間違いなく、今の自分は疑われているであろう。

「それより、学園がここを襲撃してくるって僕は伝えられたんですけども…」

話を切り替える。あくまでも、自分は学園がアジトを襲撃してくる事も教えられた事を強調する。
まだだ、まだ決定的ではない。しかし、逃げる準備もそろそろしておくべきか…?
348天音◆itOWld5gb6 :2018/07/12(木)23:43:48 ID:3D5
>>343
//すいません…!ちょっと今日これ以上ロールできそうにないです…!
凍結しても大丈夫でしょうか…?
349腰の曲がった老人◆ysp4J1dwSE :2018/07/12(木)23:46:01 ID:9Lz
>>344

「はっはっは、貴女様の手で死ねるとなると……なんとも贅沢なものです」

【しわがれた声で笑い声を上げながらも、そうされるのであればそれも良いと語る】
【寧ろ本望――自身が世話をした彼女に殺されるなど、寧ろ幸福でしか無いと】

「……そうでしたか、そうでしたか。それも生き方であります故、止めはしませぬ」

【彼女が何かを“考えている”ことは分かっている。そしてそれが、結果的に命の危機にすら成り得ることを】
【それでも尚、敢えてカールは頷いた。彼女が、目的を果たした後、死ぬのであれば――それもまた、彼女の選択だ、と】

「ですが、貴女様はまだ若い。この老いぼれとしては……何処かで生きていてほしいと、思っております」
「どうかその人生を振り返って頂きたい。その中で、何か“惜しい”と思うものが、あったのなら……」
「……この老いぼれに、何なりとお申し付けくだされ。そのお手伝いくらいは、させていただきます」

【それでも、若い命が閉ざされるのは余り好きではなかった……老骨の、エゴイズムでしかなかったが】
【その人脈は、未だに生きている部分もある。故に、その手伝いくらいはもらいたい、と】

「……そうですなぁ、あの時は……戦火から免れるために、帝都から此方へと避難させていたのですが」
「いやはや、それが裏目に出てしまうとは。戦地に出ていた私が生き残ってしまうとは……なんとも」

【――彼女の仄めかす言葉を受け取りながら。然し、それに深く言及することはなく】
【ただ過去を懐かしむのみだった。そこに一切の、憎悪を見せず。ただただ、後悔するのみだった】

「でしたなぁ。クイーン様は、あのお方によく懐いておられた。私としても、微笑ましく……」
「……何故こうなってしまったのか、とは私が言えたものではありませぬが……ままならぬものです」

【時は、感情を捻じ曲げてしまう。突然の別れは、それを悲劇としてしまう。それを、深く嘆きつつ】
350ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/12(木)23:52:31 ID:jlR
>>348
/大丈夫ですよー、こちらも日付変更くらいで申し出るつもりでしたので丁度助かりました
351チュチュ ◆fOD50tbLBI :2018/07/13(金)00:01:25 ID:G6J
>>346

「~~~!!~~~~~~!!!」

自分を殺そうとする祝園の様子に、男は涙を流しながら何かを叫んでいた。
きっと生きた心地がしなかったに違いない。

「……駄目よ。」
「そいつからはまだ次の取引先の情報が搾り出せるかもしれないから。」

チュチュは男を睨む祝園の前にサッと手をかざして彼女を制止しようとする。
切っていると楽しい。落ち着く。つまり彼女は生前相当なシリアルキラーでそれが未だに根強く残っているのだろう。
もしも今後同じチームに配属された時、彼女を制御するのにはかなり骨が折れそうであった。

「……エインヘルヤルねぇ。調整が必要な上に身体が覚えてるってきっとかなりヤバい奴だったのよアンタ……。」
「いいえ、もっとヤバいのはそんなアンタの死体をエインヘルヤルにして警備部隊に所属させようと考えたヤジマかしら……。」

ヤジマ。やはりあの男は狂った男だ。学園都市警備部隊と二人三脚で都市を守るにしてもエインヘルヤルにする死体は考えて欲しいものである。
彼女も今は制御に成功している様だが何かの拍子で記憶が戻ってしまえば。
それともエインヘルヤル化の段階で失敗していれば最悪の事態になっていたに違いない。
高い再生力とゾンビ故の負荷を気にしないリミッターの外れた膂力で暴れまわる怪物。都市を守るどころか逆に都市を滅ぼしかねない脅威と化す。

「アンタが機能停止するまでに少しでも記憶が戻らない事を願うばかりだわ……。」

「……でも、生前がどうであれ今のアンタは警備部隊の一員!だからそんな恰好で出歩くのはよしんさい!」
「私だから良かったけど、私以外ならパニックになってたわよ!せめてセーラー服の上に上着の一枚くらい着て、終わったら脱ぐ事!いい!?」

祝園にジリジリと歩み寄りながらチュチュは彼女に注意した。
もしも今日最初に彼女と出会ったのが自分で無ければ通報モノである。
エインヘルヤルには極力騒ぎを起こして欲しくはない。
352天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/13(金)00:04:54 ID:9rR
>>349
【むしろ本望、そんな言葉を受け取ると、ただ苦笑いするしかなく】

まだ何も無いけど、何かあったら、その時が来たら伝えるわね

【何か思い残しがあるなら、何か手伝える事があるのならと】
【そんな彼の呼びかけに対して、今はまだ思いつかない、でも、これからまた時が進んだら何か生まれるのか】
【そんな事を思いながらふっと微笑みながらもそういうのであった】

………

【そして、彼の後悔の念にかける言葉を思いつく事は出来ずに】
【ただただ言葉に詰まるしか無かった】

あいつに今あったらきっとこう言っちゃうかなぁ……『幸せ』を返してって、『お前が責任を取れ』って

【そう言って、涙が一筋その目から流れて】

知ってる?これは最近知ったんだけど、他にも酷い目にあわされた人達が居たのよ?そっちはもっと悲惨よ、一族もろとも虐殺されて……全部全部全部全部!、元を辿ればあいつの責任じゃないの!!

【具体的な名前は言わない。目の前の人がそのことを知ってるともわからない】
【忍びの末裔、情報社会で生きてきた如月一族、ペインの家族達の事を】
【そんな数々の悲劇を生み出した大元と言える男の事を思い出して】
【その瞳は涙を浮かべながら、悲しみ、怒り、恨み、でも心の奥底では、根底にはまだ昔の思い出もあるのだろう】
【そんな、複雑な感情が混ざり合った目を写しながら、叫ぶように言って】
353ピーター・D・カーター◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)00:05:58 ID:xUw
>>342

【例え世界がひっくり返ったとしても、単純な力の差は男女という壁を作る】
【ところがそれを、彼女は身軽な体躯をもって、こちらが思い切り仕掛けた筈のモーター式回転に順応し始めたのだ】
【本当の闘者は、自分の弱点も余さず活かす、どうやら"目がいい"のは彼女もらしい。】
【そうこなくては、とクスリと笑い】

「ハハ、そう言う割には、キミもケッコウ尻は軽イじゃないか?」

【クルリクルリと回転しながらも、飄々とした会話の調子を崩さない二人はどこか異常な雰囲気をも醸し出し】
【しかし一切と息を乱さぬその様には、人とは強さのメーターがある地点を振り切ると、やがてこうもなろうというような説得力があった】

「確かにね…こんなんじゃッ――――、足が悪くテ一緒に寝られなイなぁ」

【取っ組み合いで重心を手篭めにされれば、当然崩しを狙うべきは足だろう。まずはそこに仕掛けてくるのは想定済みであり、スパイクの底をトーキックのように器用に使い、横へといなした】
【しかし、そこから先を往くのは、彼女しかいない。勢いのままに振り切られた靭やかな彼女の両脚は、時計の針が頂点を指すそのときのように、ピーターの顔へと向けられた】
【手を軸にした事で感じる彼女の重心から、そして棘ついた風を感じて仰け反る。ピーターの整った鼻筋を、刃物のような鋭い蹴りが掠めてゆく】

【辛くも回避には成功した。が、同時にそれは彼に姿勢を崩すことを許し、その仰け反った勢いで彼女を解き放つようにして、距離を取らせることとなったのだった】

【がらり、とピーターの手にしていた銃器がワックスの塗られた地面を横滑りする】
【そしてそのMP5が転がった先には――――――――組み合った時に彼女が落とした、もう一丁のMP5が寄り添うように存在していた】

「(居合抜き――――――――――――――――!)」

【二人から、それらへの距離はほぼ同距離だった。そして今までのやり取りから、頭の回転の早さは、ほぼ互角と言っていい。】
【ゆえに競われるのは、内に秘めた身体の瞬発力――――――。それは正に、ほぼ同時に動き始めたであろう両者の雌雄が決される時だ】

【飛び込むように駆け出したピーターは、意識の向こうに麦畑の夕陽を思い描いていた。どちらでもいい。手が届く方に、手を伸ばす――――――――――!】
354腰の曲がった老人◆ysp4J1dwSE :2018/07/13(金)00:24:23 ID:AaJ
>>352
「ええ、お待ちしておりますとも。私の命が続く限りは」

【彼女に、そんな風に……ほんの少しだけでも、波紋を作ることが出来たことを、感じられたのであれば】
【彼女の言葉に大きく頷いて皺だらけの顔に喜色を作る】

「……“総帥”の戮殺ですか」

【――彼が過去にその力で“殺戮”を敢行しているのはよく理解している】
【そして、その被害者――実のところ、把握してはいる。いるが、敢えてそれを口にしなかった】
【彼女がそれを望んでいるかが、分からず――それに、『ペイン』自身が触れられることを、嫌がるだろう、と考えて】

「謝罪しても、謝罪しきれませぬ。その責任、私にも御座います……止められなかったのは、私も同じ」
「――悔やみ切れませぬ。そのために、我々老いぼれのために、悲劇は今も続いていく。この老骨の首一つで良ければ、いくらでも差し出したく」

【スーツのポケットから、一枚の木綿のハンカチーフを取り出した】
【そしてそれを使って、ゆっくりとした動きで彼女が流した涙を拭う】
【今、カールに出来るのはその程度しかない。そんなことが、何の慰めにもならないことは勿論理解しているが】

「……彼は総帥を抑えきれなかった。そして今、“若者”を使って彼と対抗しようとしている」
「許されぬことでしょう。ですが、ですが――いえ。今は、私は何も言いませぬ故」

【今に至るまで、彼はそれを繰り返そうとしている。若い人材を使い、学園都市を立ち上げ、そして総帥を討ち果たそうとしている】
【やろうとしていることは、否、やらせようとしていることは、ただの尻拭いだ。今もなお、彼女達の悲劇を繰り返そうとしている】
【――手段がそれしか無いのは分かっている。だが、それでも、なんともやるせない】

「今はその思いの丈、私に心のまま。何……私は、最近物覚えが激しいものです故」

【彼女が、クイーンとして吐き出せないこと。そして、信用できる“友人”にも吐き出せない弱音】
【それを受け止めるのが、彼女の……年老いた人間の、残すものに傷付けられた、彼女へのせめてもの責務だと】
355祝園 祷 :2018/07/13(金)00:35:45 ID:wjL
>>351
うぅん、残念……

【素直にチュチュの言うことを聞き、祝園は脇差から手を離す】
【男の叫び声なんて何1つ聞いていなかった、一瞬足りとも表情は変わらない】

いやぁ、えへへぇ、そんなに褒めないでくださいよぉ
私は私ですぅ、良くわからないけどぉ、今が一番大事みたいなぁ?

【悪人を対象としているとは言え、その存在は一歩間違えば災害級、非常に危険な存在だ】
【しかし当の本人はそんな事は何も考えてはいない様子、人間性が希薄に見えるのはエインヘルヤル化の影響か、それとも元々からか…】

えぇ……そんな事言われてもぉ、私これしか服を支給されてませんしぃ
……そうだぁ、これを脱げばいいですかねぇ

【上着を着ろ、と言われても支給されていないのだからしょうがない、そこまで気に掛けては貰えないのだ】
【しかしチュチュの発言はヒントにもなったらしい、汚れた服なら脱いでしまえと】
【と言う事で、祝園はおもむろに今着ているセーラー服をこの場で脱ごうとし出した】

//申し訳ありません、明日が早いので出来れば凍結をお願いしたく…
356チュチュ ◆fOD50tbLBI :2018/07/13(金)00:40:28 ID:G6J
>>355
//了解しました!夜遅くまでロールありがとうございます……!
//この後返信させて頂きますので、ではまた後日続きをやりましょう……!
357天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/13(金)00:43:50 ID:9rR
>>354
【思いの丈を吐き出すとその場に四つん這いとなるだろう】
【そして、動悸は乱れ息も荒くなる、そんな最中に涙を拭き取られるだろう】

ごめんね……貴方や神水に八つ当たりしても仕方ない……そんな事は分かってるのに………分かってる筈なのについ……

【そうして、また涙は溢れるように流れ出して行く】

でもね、キングが出てきた……あの男が出て来たって事はもう、あと少しって事でしょう?

【そして出るキングの名前……不思議なものだ、あの男が虹の色の中で"最初の色"なのに対して自分は"最後の色"】
【コードネームも対になるようなコードネーム、何か、作為的な物を感じる】
【もしかして、総帥に利用されているだけではないのか?そんな一抹の不安も頭によぎりながら】

若い命……ひょっとして……なんでもない……

【頭をよぎるのはこないだ会った、一緒に買い物をした少女、結び祭りの時にサインしてあげた子、始まりの地やオリジナルスについて教えた少女】
【火々里の事。彼女もその作戦に参入するのだろうか、そんな事を考えながらも、流石にその名を答える事はできずに】

………時が来たらわからせてやるわ……私には、私一人だとあんな大きな物は不可能、人々に益をもたらす物なんて到底無理
それにあの『おじいちゃん』が何もしない、傍観するだけでなんの責任も持たないってならいい、頼らない

【それは"星の落ちた日"の事を語っているのだろう】
【そしてその手で地面の土をかきながら】
【神水の事も皮肉を交えながら敢えて『おじいちゃん』と呼びそんな言葉も吐き捨てて】

利用してると思っているのならそのまんま、そう思って踏ん反り返ってたらいいわ……
私ができるのはもっとちっぽけな物、ただ罪人に絶望と恐怖を植え付ける、なんの益も齎さないただの"ちっぽけな厄災"って事をわからせてやるんだから……ッ!!

【何かを『総帥』に齎す、そんな事をほのめかせながら、その一言を発するのであった】
358リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/13(金)00:44:27 ID:7vu
>>353

【体格差というハンデを克服する為に、リタはこれまでに多くのものを習得してきた。それは訓練として叩き込まれたものであり、個人として研究と研鑽を続けたものであり】
【幾ら強力な武器を有していようとも、それを使う人間の技量が伴わない限りは真に脅威にならないことをリタは理解しており、しかしそれは目の前の彼とて同じだろう】
【そうでなければ、リタがここまで白兵戦で苦戦する筈がないのだから。だからこそ楽しくて仕方ないし、興奮もしてしまう】

今、さらりと結構酷いこと言ったね!?
というか君だって、重い女よりはそっちの方が好みなんじゃないかな!!

【軽い口調で会話を交わしながらも、手足では出し惜しむことなく技巧の全てを叩きつける】
【確かに、ダンスといっても過言ではなかった。それは男女のコミュニケーションであり、情熱的な演舞とも呼べるものだったから】
【然し、その根幹にあるものはやはりーーーその道を極めた者同士の戦いであり、一瞬の判断が生死を別ける戦闘行為に他ならない】

【相手の姿勢を崩すことに成功したならば、地面に触れた片手を支点として体制を立て直す】
【そして、相手の手から弾かれた銃と、その側に転がるもう一つの銃を一瞥したならば、彼と同じ結論に辿り着く】

(ーーーーーーーーーーーーー早撃ち勝負!!!)

【駆け出すタイミングも、彼と同時であった。地面を強く蹴り前進すれば、短機関銃へと手を伸ばす】
【ただ、1秒でも、0.1秒でも、それ以下のコンマ単位でもいいから構わない。彼よりも先に銃を手にして、その銃口を突きつける】

【相手のことは視界になかった。観るものはただ一点、最初に手放した短機関銃】
【そして、リタはーーーその元へと辿り着くと同時にーーーーその銃口を彼に向けると同時に引き金を引く!!!】





【ーーーーーーーーーカシャリ】




【そんな、乾いた音が鳴った。引き金を引いたにも関わらず、銃口は沈黙を守ったままだった】
【何度か射撃を試してみて、しかしその度に「カシャリ」というリタを小馬鹿にするような音が鳴るだけであることを確認して】
【ああーーーとリタは理解する。理解したくないのだけれども理解するーーー“ジャムった”と】


…………………………………………………Jesus

【呆れ半分、笑い半分に、リタはそう呟いた。最も、彼女は余り神を信じている訳でもないのだけど】
359ゼロセン :2018/07/13(金)00:49:52 ID:Buo
>>347

「そうか」


――――ニカッ、と再び朗らかな笑みが浮かぶ。


「方向音痴ならよか、しゃあなかね」


と、伊集院の肩から手を離し。





――――――直後、ぎゅごあと。

漆黒のオーラの噴出と共に頭部へ手刀が振り下ろされ、空気が炸裂したように震えた。
伊集院のひょっとこの面は吹き飛び、その頼り無さげな面が剥き出しになることだろう。

「……なあ、坊(ボン)。口には心当たりっちゅうんがぜえんぶ浮き出るもんよ」

――――苦笑は変わらず、殺気も放たず。

ただまな板の鯉に包丁を振り下ろすような心持ちで、その男は伊集院を殺しかけた。
紙一重、その手刀は薄皮一枚の距離で寸止めされている。しかしその恐怖は如何に。

「――――舐め腐ンも大概にせえ。おいは頭は良くなか、学もない。けんども人の嘘だけにはこれ以上なく敏感ちゃ。おんどれのいまの言葉には取り繕う色しかなか。最初に言うた事が本音じゃろ?深読みせにゃならんかったんじゃろう?なぜじゃ?」

即ち。

「オンどらァ、組織の人間じゃなか。けんどもいまのおいに貴様(きさん)を切る理由もまたなか。とっとと去ねや」

「――――三枚下ろしにされたいんけ?ん?」


――――この男はたぶん。

素手でも、それができる。伊集院ならば。
360腰の曲がった老人◆ysp4J1dwSE :2018/07/13(金)01:01:15 ID:AaJ
>>357
「仕方のないことでしょう……寧ろそれで救われるのならば、いくらでも」

【八つ当たり――とも言いづらいが。然し、それでも怒りをぶつけられる相手がいるならば、そうすればいい】
【自分を追い詰め続けるよりは、そうして一人壊れていくよりも、遥かに】

「ええ、その通りです。キング様は総帥の護衛役、彼が出てくるということは……計画を『詰め』に入ると同義」
「恐らくは、総帥が我らの前に姿を表すのも、時間の問題ということでしょう」

【終わりとなるか、始まりとなるか、それは少なくともカールには、アンティークには分からない】
【だがそれでも、彼女の言う通り、“もう少し”だ。彼女の対極の存在が今正しく解き放たれて……世界を蹂躙しようとするのだろう】
【ただ、カールはその結末を見届けるのみ。彼女の復讐が果たされるかも、全て天の思うままであり】

「……私のような老いぼれには、何も出来ませぬ。貴女を止めることも、貴女に手を貸すことも」

【あくまで、カールという男は組織の一員だった。彼女のような若者が犠牲になることに胸を痛めながらも】
【それでも彼等と共に悪の道を、殺戮の道を歩んできた。それを今更、寝返る、塗り替える、などという甘い考えを持ってなどいない】
【だから、彼女に手を貸すことは出来ない。出来ないが――】

「……それでも、私はクイーン様の事を、否……クイーン様が、“成される”事を、心より祈っております」

【それでも、彼女が総帥を打倒することをただ祈るくらいは出来るだろうと】
【彼女が何かを成そうとしていること、それが総帥に対して何かを起こすこと、それはきっと“生死”に関わることなのだろうと】
【たった今、その理解した言葉を、そっと胸のうちに秘めておく。それこそが、この男の出来ることだった】
361天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/13(金)01:20:25 ID:POV
>>360
【思いの丈を吐き出すと、少し気が楽になったのか、呼吸も落ち着いてくる】
【息遣いも少しずつ少しずつ戻って行って、ゆっくりと立ち上がって】

………色々ありがとうね、カール……久しぶりに会えて良かった

【手で涙を拭いながらそう言って。彼に会う事が出来て本当に良かったと、そう思ったのであった】
【そんな彼について、疑問も出てくるのであるのだが】

………ねぇ、もう片隅で書類業務しかできない、戦前に立つ事も出来ずにいる、貴方が組織に未だに残り続ける理由は何?
………本当に、誰かに殺される時を待ってるだけなの?

【そんな言葉をふとカール、アンティークに投げかける】
【そこまでになってまだ、何故そこにあり続けるのか、それが疑問であって】

それと、貴方の魔術も見てみたいな……

【ふっと、微笑んで、すっかり落ち着いてそんな様子見せて】
【此処にアクセス可能な人間なんて一握りしかいない】
【故にまた力の一端を見せる】
【雪はいつのまにか止んで、そして雪溶けの水が地面に浸透した後には、キラキラと黄金色に輝く光が溢れている】
【ちょっとした幻想的な雰囲気を、この地図にはない、"誰にも知られて無い場所"で】

………こうしてみると、ちょっとした秘境みたいよね

【そう呟くとふふっと笑って】
362ピーター・D・カーター◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)01:27:00 ID:xUw

>>358

【確かに君は好みだけど、とにやにやしながら内心に呟いて鼻先の擦り傷を拭き取った】

【そんな二人の軽い調子も、お誂え向きに二つ並んだMP5を眼にすれば顔色が引き締まる】

【無言の内に同時に飛び出した二人の動きはシンクロしていた】

【0.1秒ほどの差もない、均整な実力差が瞬間の動作に現れる】
【それはまさに侍の居合抜きのように、全神経の凝縮された刹那の出来事だった】
【鏡を見るより明らかに、両者の素早い手付きは同じ軌道を辿り】



【グリップを掴むのも同時。眼を合わせるのも同時。ガチャリと銃口を向けるのも同時。そして、先にトリガーを引くのは―――――――――――――】




【―――――――――カシャリ】




「……………………………………………Fluke」

【前方で虚しく鳴り響いた乾ききった音に、トリガーに掛けた指が止まる】
【"ジャム"。戦場に立てば、必ずと言っていい程付き合わされなければならない、"幸運の女神"の名だった。】

【ピーターは瞬時に理解したのだ、彼女の銃に起こった不具合を。】
【小銃は頑丈そうに見えて、案外繊細だ。あれだけ手荒に扱えば、時には機嫌を損ねたりすることもある。】

【ピーターは失意に沈むリタへ顔を近付けてクスッと笑うと、額に突きつけたMP5の銃口をこつん、と彼女のおでこに当てた】

「キミの勝ちだぜ、リタ。トリガーは、ボクのほうが遅かった。」

【力の抜けた笑みでそう言うと、後ろ手に尻もちを就いて用済みの銃を何処かへ放り投げた】
【頭を上げて天を仰ぐと、爽やかにけらけらと水分の足りていない喉が、身体の底から笑いを零すのだった】

「あー、…………スゴい。楽しかっタぁ」
363腰の曲がった老人◆ysp4J1dwSE :2018/07/13(金)01:41:30 ID:AaJ
>>361

「いえいえ、私にはこの程度でしか出来ませなんだ……」

【彼女の礼にそう答える。礼を言われるほどのことでもない、と】

「……そうですなぁ。何のことはありませぬ……ただ、この組織の行きつく先を見届けること」
「貴女の、そして彼等の歩みを、せめてこの老耄が目に焼き付けること。……それが、私のここにいる理由、でしょうか」

【それは、組織に関わった人間としての責務であり、同時に……死に行く者達を、せめてその老いた記憶に刻もうというものだった】
【老人の勘ではあるが。この『組織』は、嘗ての異人局のように……少なくとも、まともな結末には至らないだろうことを感じていた】
【故に、死に行く者達を。止めることが出来ないのであれば、せめて見届けようと言う思いもまた】
【――その死を待ち望んでいる、という理由も、勿論ありはしたが】

「私の魔術ですか……そう言えば、貴女には見せていませんでしたな」
「何、取るに足りないもの。この……『薔薇十字のタリスマン』を使い、歴史的『遺物』と命を繋いで、その力を振るう」
「私の『遺物』は『聖血』……聖人の血、それが私の身体を今日まで生き永らえさせているものです」

「――――貴方様のそれとは違う、“借り物”の力であります故」

【そう言って、スーツの胸ポケットから、タリスマンを彼女に見せる】
【『薔薇十字』の形をとるタリスマン――魔術界隈に於いて、歴史ある『薔薇十字団』の有する技術、その発展形だった】
【そして彼女が作った光景に目をやる。黄金色に輝く光が――今、“ここにしかない世界”を、美しく演出していた】

「やはり美しい魔術ですな……素晴らしい」

【その力は、やはりここに来た時彼女が見せたそれと寸分違わず、美しいものだった】
【老いた瞳にそれを焼き付けて――それから】

「さて、クイーン様と、ご親族の時間に割って入ってしまいました、申し訳ない。
 私はこれで失礼させて頂きます。……良いものを、見せて頂きました」

【そうして彼女へと背を向けると、ゆっくりと歩き出した。杖をついて、緩慢な動きで】
【引き留めるならば簡単だが――そうしないのであれば、彼はまた、組織の端で書類を整理する仕事に戻るのだろう】
364天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/13(金)01:52:28 ID:POV
>>363
それが……貴方なりの責任の取り方なのね……

【尋ねた事葉からの彼が言った答えの全てを聞くとそう一言呟いて】
【確かに、組織は非道を繰り返し過ぎている。前にあったソーマ騒動】
【あれによって神名深月が組織に対して見限って、亜主羅に幹部の情報を売ったのも良く分かる】
【ーーー尤もそれはまだ根に持っているのであるが】
【そして彼の魔術の内容を聞くと、一言】

……素敵な力じゃない

【そう答える、また、美しい力と賞賛されると微笑んで】

ありがとう、でも、こんな綺麗な力ばかりじゃないわよ?……人を殺したり、何かを破壊する力だって沢山使える

【そう彼に言って、そして去りゆくカールの背中を見つめながら】

貴方も、家族に会いに来たんでしょう?お互い様よ

【去りゆく背中にそんな事葉を投げかけて、軽くウインクするのであった】
【そうして、カールが去った後にはまたその場にしばらく佇んでいた】

//こちらからはこれで〆で!ありがとうございました!!楽しかったです!!
365腰の曲がった老人◆ysp4J1dwSE :2018/07/13(金)01:59:08 ID:AaJ
>>364
/お疲れ様でしたー!こちらこそありがとうございました!!
366リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/13(金)01:59:30 ID:7vu
>>362

……いーや、君の勝ちだよ。ほら、勝負は時の運と言う訳だし
幸運の女神に好かれるかどうかも立派な実力さ。その点僕は彼女に嫌われたようだけどね?

……くっそう、あのクソビッチめぇ……よりによってあのタイミングなんて嫌がらせ過ぎるぞぅ……

【幸運の女神をクソビッチ呼ばわりしつつも、リタは飽くまで自分の敗北を認めるのだった】
【別に戦場に限った話ではない。幸運は勝敗を左右する重要なファクターであり、それもまた実力の一端であることは確かなのだから】
【何より、これを勝ちだと認めたくない。女神を罵る程度には納得のいかないオチではあるが、少なくともこの悔しさは自分が負けたと認識しているからこそ】

【大きな大きな溜息を吐いて、けれども笑顔を浮かべて、リタは大の字になって寝転んだ】
【握り締めていたMP5も放り投げて、天井を見上げる。最後の最後ですっかり熱くなってしまったが、偶にはこういうのも悪くない】
【額の汗を腕で拭えば、艶やかな銀髪がふわりとゆれた。心地よい疲労感を味わいながら、暫しその余韻に浸る】

あー……うん……すっごい楽しいかったなぁー……
……そう言えば、まだ名前聞いてなかったっけ

【ここにきて、相手の名前を知らなかったことを思い出す】
【折角、こんなに楽しい思いができたのだから、ちゃんと自分から尋ねておかないと】
【そして、戦闘の最中に交わした会話を思い返して。尋ねたいことがもう一つあることに気付いたら】

………………♪

【上半身だけひょいと上げたなら、相手の顔をじっと見つめる】
【しかし改めて近くで見て観ると、本当にイイ顔をしてるなー、なんて余計なことも考えつつ】
367腰の曲がった老人◆ysp4J1dwSE :2018/07/13(金)01:59:34 ID:AaJ
【名前】カール・ハインツ・カイテル/アンティーク
【性別】男
【学年・職業】組織事務員
【容姿】
腰の曲がった、白髪の白人男性。皺まみれの顔と体で、その姿は年齢と相違ないだろう。
常に柔和な笑みを浮かべており、その年齢も外見だけではあまり敵意を与えない。
【性格】
以前は非常に苛烈な性格だったらしいが、歳をとってからは落ち着いている。
誰かに話を聞き、誰かに話をすることが趣味。そして聞いた秘密を、誰かに口走らず秘密にする。
誰かの思想を否定することはない。が、破滅へと向かおうとする者に、ただ少しだけそこに他の道を提示することも。
【能力】
・『ローゼン・クロイツァー』
異能を用いない『魔術師』。
魔具である『薔薇十字』を媒介とし、永い歴史や信仰、或いは命を吸った『遺物』を使用する魔術を用いる。
その『遺物』と自身を繋ぎ、そこから膨大な魔力を引き出し、その遺物固有の『力』を自らのものとして振るう。
この魔術は異能者には使用できず、使用できる遺物も原則として一人一つとなっている。

・『聖血』
イエス・キリストの流した血……と目されていた聖遺物を、体内に注入している。
恐らく実際には偽物なのだろうが、それに対する信仰は一定数以上存在しており高い効果を発揮している。
自身を“聖人”とし、優れた身体能力を発揮させることにより、徒手空拳ながら高い戦闘能力を発揮していた。
現在では年老いた身体を生かし続けることにその殆どが使われている。
【概要】
組織設立当初、『ゴールドカラー』と呼ばれていた老人。現在では組織の一般事務員。
出身はドイツで、当時親衛隊少佐として戦争を戦っていた。大戦後半に、現在では“始まりの地”と呼ばれる場所に妻子を移らせている。
敗戦とともにドイツを脱し、妻子を養うためにも数多の裏社会の魔術結社や秘密結社を渡り歩いてきた。
だが、“隕石の落下”によって家族を失った。尚、その際カールは紛争地帯での魔術教育を担当していたため難を逃れている。
その後も裏社会を渡り歩きつつ、最終的に『組織』へと合流。それまでに培った人脈を駆使し、技術や人材を組織に提供し続けた。
それによる優秀な人材の流入によって自身の能力は平凡化、更に高齢による処理能力の低下もあり、他の人間に幹部の座を譲った。
現在では、組織の片隅で書類整理を行う傍ら、時折組織の新入りの案内役をしたり、また昔は素養ある人間に魔術を教えていたこともあるようだ。
368伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/13(金)02:02:19 ID:anm
>>359
ぶぅん、と空気が揺れた。いや、裂けた。それは、黒いオーラとなって、伊集院の面を吹き飛ばしたのだ。

(バレた…!クソっ、やっぱりこんな付け焼き刃じゃあ…)

首の皮一枚繋がった。いや、わざと外された。目の前に死があった。それは、尋常ではない恐怖。どれだけ覚悟を決めていても、抗えない本能的な恐怖。大量の冷や汗が首を伝う。足が震える。

(失敗した…!逃げるか…?でも、ここで何も得られずに逃げたら…!)

作戦は崩れた。今なら相手は逃がしてくれるようだが、ここで何の情報も得られずに逃げるというのか。伊集院は迷う。今逃げれば、確実に命は助かる。しかし、否。そんな事は許されない。

「……バレてしまってはしょうがない。単刀直入に聞きます。ここは組織のアジトなんかじゃない。あなた方の狙いは、ここをわざと学園に攻撃させて、その隙に学園を襲撃する。そうでしょう?これに答えてくれたら、帰りますよ」

もはやブラフを考えるなど何も意味を成さない。あくまでも平静を保ったように見せつつ、ここに来た理由でもある疑惑を問う。心の中では恐怖でいっぱいだ。だが、決めたのだ。学園を守る為に、自分なりに戦ってみせると。おめおめと逃げ帰るわけには、いかない。
369ピーター・D・カーター◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)02:19:11 ID:xUw

>>366

「ハハハ、ソンナ事を言ってイるから、振り向いて貰えないのサ。」

【自分は女神の口説き方を知っている、という風に片目を瞑って、立てた指を振ってみせる】
【何の根拠もない言いぐさだったが、一汗掻いた後のピーターの漂わせる幽玄は、女神でも振り向きそうな位に艶があった】

【ハンチングを取って、モノクローム色のハンカチで汗にまみれた額を拭う】
【本来の自分を隠す為に気取る事をしばし忘れた彼は、余韻へ静かに浸る姿をまさに色男と言って差し支えない姿をしていた】

「ピーターと言ウ。ピーター・D・カーターだ。3年の風紀委員だヨ。」

【「君は………」と、尋ねかけて、止める。知っているのに聞き返すのは流石にロマンチストみたいかな、と独りでに笑い】
【ふと、視線を上げれば、丁度起き上がっていたリタと目が合い】

「……………………ドウしたんだい」

【じっと見詰められたならまだしも、無言で妙な眼差しを向けられたら、流石にクスッと笑う。】
【何だか分からないが、こちらもじっと見詰めてやる。よくもまぁ、こんな小さい身体にあれだけの"武器"を仕込んでいるものだな、と感嘆の眼差しを】
370チュチュ ◆fOD50tbLBI :2018/07/13(金)02:27:04 ID:G6J
>>355

「んどぅわああああああっっ!!!!ちょ、ちょ、ちょ、待ちんさい!!!」
「ごめんて!私の言い方がが悪かったなら謝るから脱ぐのやめなさい!!」

唐突に服を脱ぎ始めた祝園にチュチュは焦った。縛られた男もその視線が彼女に釘付けになる。
エインヘルヤルとは言え、死体とは言え、彼女の身体は若い少女の身体だ。
こんな所で脱がれる訳にもいくまい。とは言え、彼女を力づくで止めようとしてもエインヘルヤル相手だと力負けするだろう。
幸い人気は皆無、つまりここに居る自分とこの男だけが目撃者。そうと決まればチュチュの行動は決まっていた。

「ええい!悪く思うなよ、犯罪者!」
「~~~~~ッ!?」

祝園の肌が見える直前にチュチュの鉄拳が末端の男の頭頂部にクリーンヒットした。
大きな瘤が出来た男はそのまま再び意識を失った。その両目に目隠しとしてリボンを巻き付けるチュチュ。
チュチュは念には念を入れて、路地裏の十字路の全ての道を隙間無く展開したリボンで封鎖した。

今や此処は小さな着替え室である。

「……はぁ、わかったわよ。私がアンタの着替えをもっと支給する様に手配しとくから……。」

エインヘルヤルは死体。とは言え生前の性格を再現しているのだから少しは歯止めが利くものだ。
ここまで衣服を汚す個体も滅多にいないので着替えやら上着やらは想定外である。

「うーん、そうさね……それじゃあアンタは今はこれでも着ておきなさいな。」
「じっとしててよ?動かれたら綺麗に作れないんだから!」

このまま彼女を帰す訳にもいくまいと、チュチュは下着姿の彼女を横目に人差し指を立てた。
直後、祝園の足元から数多の長蛇の青いリボンが具現化。
チュチュがくるくると指を指揮者の如く回し、リボンもそれに合わせて彼女の身体に隙間無く巻き付かんとして動くだろう。

「――――はい、出来上がりよ。」
「あんな恰好のままアンタを帰す訳にもいかないからねぇ。違う意味で騒ぎになっちゃうわよ、そんなの。」

彼女が拒まなければリボンで編まれた薔薇のコサージュが胸元に出来上がって仕上げだ。
青いリボンが綿密に編み上げたのは麗しいチャイナドレスであった。かなり丈夫な上にスリットが入っているのでそこそこ動きやすいだろう。
彼女の能力はシンプルだが割と汎用性が高い。仕事や戦闘でも然る事ながら日常生活でもこうして色々な場面で役立つのだ。
371リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/13(金)02:43:10 ID:7vu
>>369

へぇ、だったら今度僕にも教えてよ……女神の口説き方♪

【戯けて答えながら、少女は悪戯っぽく微笑んで。それがどこまで本気かは分からないが】
【それにしてもーーー眼福とはこのことだろう。女神を口説くことさえ納得できるような、色気を纏った彼の姿は】
【模擬戦では負けてしまったのだから、これくらいの役得は構わないだろうと、色男の姿を密かに堪能しつつ】

【ーーーピーター・D・カーター。彼も風紀委員会であるならば、これからも何かと縁があることだろう】
【目と目が合えばリタは屈託のない笑みを浮かべて、健闘を讃える為に、そしてこれからの為に、握手をしようと手を差し出すのだった】
【そして尋ねたかったことを思い出す。別段、それは然程重要な質問でもないのだったが】

……あーいや、ちょっとした疑問なんだけどさ
どうしてそんな話し方しているのかなって。本当ならもっと流暢に、この国の言葉を喋れるでしょ?

【それは実際にこの国の言語を後から習得したリタだからこそ、気がついた違和感でもあった】
【その喋り方は外国人の日本語訛りとしては少し不自然というか、寧ろワザとそういう風に喋っているような】
【さほど、気にするようなことでもないのだろうけど、折角だから尋ねてしまおうと、細やかな疑問を解消する為に口にするのだった】
372ピーター・D・カーター◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)03:08:12 ID:xUw
>>371

「君も黙ってイレば可愛いんだカラ、ソノ内寄って来るサ。」

【ピーターも他意のない笑顔で、彼女の差し出した握手を受け取る。】
【お互い、これまでに経験のない戦いがあった。心からの賞賛を込めて、しっかりと握り返したのだった】

【そんなムードで、まさか隠していた自分の話し方について訊かれるとは思いも寄らず】



「…………はは、やっぱり、君は眼が冴えてる。いや、耳が冴えてる、と言うべきかな。」

【虚を点かれて戸惑ったのか、ほんの数秒ほどの沈黙の後、今までとは比べ物にならないほどの流暢な日本語で、彼は言葉を放つ】
【まぁ…これが良い闘いをプレゼントしてくれた礼にしても良いか、と諦めのため息を吐けば、おもむろにリタの耳元に唇を寄せ】


『エリナ・D』



【そう一言、呟く。】

「………………皆には、ナイショだぜ」

【握手のままの間合いでリタに顔を近づけると、ゆったりと蒼い瞳を細めて囁く】
【回りには誰も居ないのに、君だけにと含み伝えてそうする。】

【女神の口説き方が本当にあるとしたら、恐らくこういう事なのだろう】
373リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/13(金)03:31:15 ID:7vu
>>372

【確かに秘密を共有するということは、ある種の口説き文句として機能する】
【そしてその内容が衝撃的なものであればあるだけ、その有用性も増すというものだ】

【ただし、この場合】


………………………ちょっと、ズルくない?

【その内容は予想以上に衝撃的なものだったのだが】

【告げられた単語が何を意味するところであるかはリタもある程度は把握しており、だからこそ彼の口調に関しても理解できた】
【その衝撃的な告白の所為だったり、そもそもいきなり顔を近づけられてしまった所為で、何か言い返せる訳でもなく】


…………あー、最後の最後でしてやられたぁ!!

分かった、誰にも言わない!!ちゃんとナイショの話にしておくから!!
その代わり、口止め料はいつかちゃーんと貰うから、そのつもりで!!

【口止め料が、果たしてどのような内容になるのかは不明であったが】
【きっと、それは取るに足らない、細やかなものなのだろうが、兎も角】
【複数の意味で緊張する羽目になったリタは、ほんのりと頬を赤くしてーーー大体は軽く見惚れていた顔が急に目の前に近づいた所為なのだが】

【軽く怒りつつも、少しだけ上機嫌に、そして残りは普段通りに、彼女は彼女らしく振舞うのであった】
374ピーター・D・カーター◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)04:05:36 ID:xUw
>>373

【正直、ピーター自身も、"D"の因子には能力の便利さを加味しても感謝を覚えたことはない。】
【因子を受け継げなかった自らを責め続ける姉、異常な研究に傾倒した兄………そして、"オリジナルス"。本来の彼の周りには、忌むべき存在が取り巻いていた】
【無責任に他人に明かしてしまうのも不甲斐ないが、彼女の赤らんだ顔を見るとそんな心持も少しだけ軽くなっていくのを感じた】

「そうしてくれると助かる……………って、僕は一体、何を持って行かれるんだい……?」

【内緒にしてくれるという言質が取れたのは期待通りとはいえ、今度は強請られるのかと冗談交じりに困惑】
【まぁ、どうせ彼女のことだから"悪くはない"ものだろうと、笑いながら取り乱す言葉に頷き】

「ちゃんと内緒にしといてくれよ~……?、バレたら怒られるどころじゃ済まないかもだから、さ」

【立ち上がりながら、釘を刺すようにぽんぽんと二回、リタの頭を撫でて優しく忠告した】
【鉛臭い戦闘少女が一転可愛くなるその瀬を見て、彼の波は運命を誂うように寄せたり引いたりする】


「…あー、近くに銭湯あるんだけどさ、行くかい?フルーツ牛乳くらいなら、奢ってあげるかも。」

【歩き出そうと背を向けたところで、ふと演習帰りの生徒たちに汗流しの為に使われている近所の銭湯の事を思い出す】
【振り向いて、120円を掌でじゃらじゃらと遊ばせる。学園でのフルーツ牛乳派とコーヒー牛乳派の対立は激しい。彼はフルーツ牛乳なら奢ってやるという。いいか、フルーツ牛乳限定だ。】

【もしついて行くなら、その道程、彼女と居るその内だけは、彼も出来る限りいつもの口調で、本当の彼で接することだろう】

//戦闘ロール久々だったので、リハビリに付き合っていただきありがとうございました~
//そしてこの二人………どうなることやら
375リタ・セレスタイト◆1l7w67iV.c :2018/07/13(金)04:37:51 ID:7vu
>>374


【そもそもリタは合衆国の異能研究開発期間から派遣された人間であり、この学園都市の正式な人間ではない】
【そして他国はこの国の学園都市に関する情報は何であれ、喉から手が出るほど欲しがっている】
【故にそれをリタに明かすという行為は、決してリスクの少なくない行為であるのだがーーーだけどリタは少なくとも、約束は守る類の人間だ】

【模擬戦は楽しかったし、いい思いも出来たのだから、わざわざその秘密をバラすような真似はしないだろう】
【頭を撫でられたなら、少しだけ驚いたのか肩をぴくりと震わせて、然し悪い気はしないらしく、上機嫌に微笑んで】
【優秀な兵士であることは確かであったが、同時に彼女は年相応の少女でもあった。一度戦闘が終わってしまえば、後者の側面が全面的に露わになる】

……いいね、日本の風呂文化!!是非一度行ってみたかったんだ!!
確か風呂上がりに牛乳瓶を一気飲みするってのが、この国の伝統的な行事なんだっけ?

それじゃあ改めて、エスコート宜しく!!それから……やっぱり今の話し方の方が僕は好きだなって、そう思うね!

【こうして少女は日本の銭湯文化への期待に瞳を輝かせながら、彼の提案に乗っかる形で着いていくだろう】
【そして「銭湯って水着駄目なの?」と驚く羽目になったり、フルーツ牛乳の後にコーヒー牛乳いちご牛乳と片っ端から挑戦しようとして痛い目を見たりするのだが】

【そんな調子でリタは彼に向けて言った通り、その本当の口調を短い間だけでも満喫しながら、少しずつこの街に慣れ親しんでいくのだった】

//では、こちらからもこれでラストで、ありがとうございました!
376ゼロセン :2018/07/13(金)06:14:08 ID:Buo
>>368

「さあのう」


ゼロセンの調子は一切変わらず、喉をならして低く笑うばかりで。

「どんな中身であろうと変わらぬよ。目の前に来たなら全て下ろして並べるのみ」
「如何を全て貴様に語ってやる義理も無い」


――――然し。

「――――貴様を切る理由は、できつつある」

さあて、どうしたものかのう。

そう呟きながら懐から紙巻きを取り出したゼロセンは、そこにマッチで火をつけた。
しんせいと銘打たれた短切りのそれは、巨躯とはあまりにも交わらず。事実一吸いでほぼ半分が消し飛んでしまう。

「無駄にしゃべって砂時計を減らす必要はあるまいよ、坊(ボン)。おいとてお楽しみを我慢しとるんじゃ。その前に血が流されては面白みがないっちゅうもんじゃ」
377祝園 祷 :2018/07/13(金)12:26:00 ID:bvG
>>370
【チュチュの制止も聞かずにセーラー服を脱いだ祝園は、その白磁のような真っ白な肌を露わにする】
【血色を感じさせないその体は痩せ細ったように華奢で肋骨がほんのりと浮き出ており、しかし着痩せするタイプなのか着衣していた時よりも胸が大きく見える】
【しかしそれ以上に目を惹くのがその胸に刻まれた傷痕、縫合されてはいるがそれが逆に痛々しい刺し傷の痕が彼女の死因を物語っていた】

私はぁ、別にぃ、気にしないんですけどねぇ
……少し恥ずかしいですけどぉ

【そんな体を見せても本人はそれ程気にしてはいないようだ、検査などで見られ慣れているからかもしれない】
【チュチュの言いつけ通りにその場に黙って立っていると、足元から巻き付いたリボンがみるみるうちに絡み合い、服の体を成していく】
【四肢に巻き付き体を隠す服が形成されていく様は何処かアニメの変身シーンのようだった】

わぁ、凄いですぅ、チュチュさんは流石ですねぇ

【今まで身に纏っていた重々しい黒のセーラー服とは真逆の、鮮やかな青色のチャイナドレス】
【何故チャイナドレスなのかは全く疑問に思わずに祝園はパチパチと手を叩いた】

……そうだぁ、これからはチュチュさんがいつも近くに居てくれたらぁ、いくらでも返り血を気にしなくてもよくなりますねぇ

【それについて考える事がこれである、自分がどうにかしようとは思わない……というより、最早血塗れになるのはどうしようもないと考えているのだろう】
378チュチュ ◆fOD50tbLBI :2018/07/13(金)14:50:48 ID:G6J
>>377

「このスカポンタン……もっともっともーっと恥じらいなさいな、ちょっとくらい!」
「それにアンタ、スタイルも良いんだからさ……。」

やれやれ、と呆れた様子で仕上がったチャイナドレスをチェックする。上手い事作れた様で、彼女の素肌が隙間から見えたりはしない。
チュチュはふぅ、と一仕事終えた気分で額の汗を拭うと大きく息を吐いた。一時はどうなるかと思ったが、無事に済んで安心した。
リボンを操作してスリッドの形を少し整えれば今度こそ本当に完成である。
それにしても気になったのは彼女の胸に残ったあの傷跡。あれが彼女の死因だろうか。

「……やっぱりね。アンタ、きっと碌な死に方してないわ。」
「ま、エインヘルヤル化したのも第二の人生だと思って今度は真っ当に生きなさいよ。」

哲学的ゾンビでも彼女には元の人格をベースとした思考力に似たものはあるだろう。
普通の人間と違って気持ちや魂に語り掛ける事は出来ないが、生前の彼女を再現しているナノマシンに語り掛ける事は出来る。

「いい?アンタが生前どんなシリアルキラーだったかは知らないけど、今のアンタは警備部隊の一員って事を忘れちゃダメよ?」
「警備部隊の看板を背負ってるんだから、一般人を怖がらせる事はしないでね。」

「今日は偶然私が居たけど私だって任務があるから何時も一緒に居られるとは限らないわ。衣類はもっと多く手配するから、もう少し身形に気を使いなさい。身体は女の子なんだからさ。」
「わかったわね?」

チュチュは彼女に説教する。それは民間人を怯えさせない為でもあり、同時に彼女自身の為でもあった。
馬の耳に念仏かもしれないが、それでも彼女はエインヘルヤルを差別しない。特別扱いもしない。
死体でも今は自分と同じ警備部隊の一員なのだからと敬意を持って同じ大人の人間として接するのだ。
379伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/13(金)16:35:42 ID:anm
>>376
あくまでも白を切るつもりか。しかし、これ以上追求する手段はないに等しい。簡単に言ってしまえば、“詰み“であった。これ以上は無駄だ。やっても死ぬだけ。

「……僕の負けです。ここはありがたく退かせてもらいます」

逃げるしかない。伊集院は背を向け、駆け出した。
ギリリと歯を食いしばる。今頃、自分は苦虫を噛み潰したような表情になっているであろう。
失敗だ。完全なる敗北を喫した。結局は、何も出来ずに逃げるだけ。こんなにも、悔しいとは。自らの無力さを呪う。
だが、安堵もあった。こんな場所から逃げられる、と。目の前で対面したあの死の恐怖から逃れられると。
ゼロセンが追いかけてこなければ、伊集院はそのまま逃げおおせるだろう。その姿はまるで、無様な負け犬のよう。
380ゼロセン :2018/07/13(金)16:55:40 ID:Buo
>>379

――――ゼロセンはそれを嘲ることをしない。


「良かねえ。良か坊(ボン)じゃ。引き際ちゅうもんを弁えとるけ、ありゃ長生きするのう」

まるで自分の息子でも誉めるように。
頷きながら、背を向けて走り去っていく伊集院を見送った。

「……おいの息子も、生きとりゃああんぐらいか……」

ふ、と遠くに思いを馳せて。しかしながら近いうちにそれを切るのだと思い出し。
さすがにがりがりと頭をかいた。

「かあっ、そう考えると少なからず思うところはあるのう。息子こそ斬らんかったが、それと同じ年のころのわらべをこれから斬らないけんようになる。巡り巡っとるのう。やっぱりおいは芯まで人斬りなんじゃなあ……」

くるりと踵を返し、煙草を手で握り潰すと。
アジトの天井を見上げ、その上にさらに広がる青空を夢想するように、呟いた。

「掌に乗るぐらいの稚児だったが……いまはなにしちゅうがかあ……?」


「『神』……」

その名前を思い出させたのは、他ならぬ伊集院の「らしい」生き方だったにちがいない。

//では、これで〆で……!ありがとうございました……!
381亜主羅神 :2018/07/13(金)17:12:13 ID:Buo


「――――――」


微睡みに襲われたのは、全ての業務を負えてそろそろ帰るかと溜め息をした直後だった。
何とはなしに目をつむり、風紀委員会室の椅子にぎしっと背中を預けると、あっという間に意識は闇に落ち、亜主羅神は眠ってしまった。


「…………」

その時ばかりは何時もの厳めしい表情も崩れ、年相応の緩みきった寝顔がある。
今から風紀委員会室を訪れた物には彼の顔にらくがきするなり起こすなり、色々な権利が与えられるわけだが……。
382夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/13(金)17:52:46 ID:X1a
授業が終わった放課後。夜那は学園のグラウンドで体操着姿で準備を運動していた。腕の怪我はすでに癒えたようだった。

「よーし!今日も頑張るぞー!腹筋割れるまで体を鍛えてやるー!まずはグラウンド15周!」

なんて元気一杯に言って、グラウンドを走り出す。ある日を境に夜那は急に自らを鍛え始めていた。周囲の者はそれを当然疑問に感じるだろう。
383祝園 祷 :2018/07/13(金)19:17:45 ID:wjL
>>378
うーん、どうでしょぉ?私ぃ昔の事よく覚えてないんですよぉ
ただぁ、とにかく何かを切りたいなぁって、何でかはよくわからないんですけどねぇ
だから悪い人を切るんですよぉ

【祝園 祷というエインヘルヤルは余りにも異常な存在だった、彼女というよりは彼女の元となった人物がだろう】
【何しろ有りっ丈の記憶操作や感情抑制を施して尚、殺人衝動───もとい〝切断衝動〟が根底に染み付いている】
【ここまでして漸く戦闘兵器として扱える存在、少女の形をしているのが不思議なくらいだ】

なのでぇ、私今とても嬉しいですぅ、チュチュさんはぁとっても優しいのでぇ
私がどんなに切ってもみんな褒めてくれないですしぃ、喜んでもくれませんからぁ

【彼女がエインヘルヤル故か、それともその異質さ故か、もしくは生前とても警備部隊に恨まれるような事をしていたのかもしれない】
【何にせよ、悪人と見なしたものを切るだけの彼女には賞賛や心配の声などかかる事はなかった、切れば当然、失敗すれば叱責】
【だからチュチュの身を心配する説教はとても嬉しいと感じる、理由はよくわからないが、大切にされている気がして】

【それでも、微笑すら浮かべない無表情さは言葉から真摯さを失わせているが】
384黒鳶 綺咲◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)20:07:21 ID:xUw
>>381

【"組織"の襲撃が計画されている、という身も蓋もない噂を確かめるため、直々に風紀員室を訪れた黒鳶】
【軽いノックの後、焼き立てメロンパンの詰まった紙袋を腕に抱き扉を開けて中を覗き見る】
【ところがそこに外道院の姿はなく、代わりです、とばかりに厚かましく、彼女用の安楽いすにふんぞり返った神の姿があったのであった】

「………………………………。」

【仮にも彼が愛しの人であるとはいえ、人柄からしてそこに居座られるのはなんだか苛ついて仕方がない】

【机の前までゆっくり歩み寄ると、外道院にあげる予定であったアツアツの焼き立てメロンパンをその口の中へと突っ込む】
【起きなくてもいいが、その場合、舌が咽返るような甘味で焦がされるだけだろう】
385亜主羅神 :2018/07/13(金)20:14:40 ID:Buo
>>384

「むごほぉっ!!!」

数秒口に突っ込まれたのをもごもごとしたのち、噎せた神はかっと目を見開いた。

「……えほぁっ!はあっ!?なに!?」

みしっと眉間に皺が寄り、顔に鋭さがぎゅっと戻る。
ばっと非難がましい目で下手人を見るのだが、それが真に愛しの人と見るや、溜め息し、深く深く息を吐いた。

「……いや、お前。起こしかたっていうのはもう少しなんかこう、あるだろう?」

他の人間だったら手痛い反撃を食らっていたところだが、相手が相手、怒る気にもなれず
そんな苦言を呈しつつも、ぎしぎしと座り心地の良い椅子に深く身を沈めて呟くのだった。

「よく眠れるな、これ。部屋に欲しい位だ」
386チュチュ ◆fOD50tbLBI :2018/07/13(金)20:17:45 ID:G6J
>>383

「あら?私はアンタを褒めたげるけどねぇ?」
「やり方は物騒だけどアンタは警備部隊の一人として毎日頑張ってるわけでしょ?そんなアンタを褒めない理由がないわよ。」

チュチュはパチン、と指を鳴らした。直後、路地裏を覆っていたリボンは青い粒子と化して消滅する。
祝園が生前に犯した罪が何であれ、チュチュはそれを追求したり咎めたりする気はこれっぽっち無かった。

世の中、知らない方が良い事も多い。チュチュは彼女を過去を知ってもどうも思わないが、もしも祝園自身が自分の過去を知ってしまったら。
ナノマシンがその記憶をベースに人格を再構築してしまったら。

「……ま、アンタの場合はちと物騒過ぎるってのはあるけどねぇ。」
「少し返り血が少なくなる方法で無力化すると良いかもしれないわよ?」

チュチュは気絶する男を横目に見る。男は鼻の骨こそ折れて鼻血が出ていたが、そこそこ綺麗な折れ方だった。
これならば骨折の治りも早いだろう。四肢はリボンで縛られているので命は奪わず、本当に無力化されただけであった。
一通り情報を吐かせた後は傷が治るのを待って豚箱送りの刑だ。

「まー?アンタがどーしても切りたいって言うならあたしゃ止めないよ?いや、止められないって言った方が正しいわね?」
「でも騒動の火種になる事だけは絶対にやめなさいね!あの恰好で歩くだけでも軽くアウトよ!」
「騒ぎなんて起こさない方が絶対良いんだからさ!特にアンタはエインヘルヤル!下手に騒動起こすと色々面倒よー!」

エインヘルヤルの"安全性という信頼"に傷を付ける事をしてしまえば―――。
この街を守る為には彼等エインヘルヤルの力は必要不可欠。彼等を失ってしまっては戦力不足という深刻な問題に陥る事は明らかであった。
彼等は仲間であると同時に貴重且つ強力な戦力なのである。
一通り喋り終えたチュチュは男に結ばれたリボンを操作、自分の手元まで引っ張った後に馬鹿力で彼を担いだ。

「――――よっこらせ、と!」
「それじゃあ私はそろそろ行くけどアンタはどーするよ?祝園?」

チュチュは彼女の方に顔を少し向けて問うた。
387椚瀬 杏子◆lTlfuInPquXm :2018/07/13(金)20:22:34 ID:guq()
>>382
おや、夜那ちゃんやないかっ!お疲れさーん!
【ちょうど帰宅途中の杏子はグラウンドで走る夜那を確認し、手を振った】
【どん、と重い鞄をベンチに預け、てくてくと近づく】

こんな暑いのにようやるわー!あ、飲み物いるかー?
【手で額の汗をぬぐう仕草をし、ふと訊ねる】
388黒鳶 綺咲◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)20:38:49 ID:xUw
>>385

【手摺に手をついて間近で眺めながら、悪戯っぽい満面の笑みで寝起きの彼を迎える】

「ははははははっ、つい、な」

【堪えるように笑い、同じ立場ならお前もそうするだろう?と同調の眼差しを向けた】

「馬鹿を言うな神。お前の狭い部屋に置いたら寝るか座るかしかなくなるだろう」

【学園都市の学生の数は多く、したがって宿泊施設も充実している】
【とはいえ、比較的新興の街に福祉が足りていないのも事実で、その内容にも割と格差があり】
【大体の生徒は家族で移り住んだり、学園の経営する賃貸マンションに入居したりが多く、一握りの名家は最北端の高級住宅街へ居を構える】
【そして金銭的余裕のない神のような一部の生徒は、狭い学生寮に押し込められることになる】

「まぁ……………このくらいのなら買ってやらんでもないが」

【ぷにぷにと神の顔の横の背もたれを突っつきながら、材質をもて遊ぶ】
【黒鳶も父に似て、彼氏には甘々である】
389天音◆itOWld5gb6 :2018/07/13(金)20:38:54 ID:KW6
>>343

…ッ………

(ブルームが、彼女が生きている)
(その報告は天音にとって狂喜乱舞するほど嬉しい報告だった。しかしその後のヴィジョンの言葉を聞けば苦々しい表情をして)

………ここで読むぞ

(ヴィジョンから封筒を引ったくり、丁寧に口を開けて中身の便箋を読む。少なくともそこに敵意はもう無かった)
(ヴィジョンも同じ境遇を味わったと聞き、同情か仲間意識のようかものが芽生えたのかもしれない)
(……そして、中身を読んだ瞬間便箋を持つ手が震え、手に自然と力が入る)

ッ…あァくそッ!!!
私は、っ…結局何も出来ないのかよッ…!!

(その便箋には一言)
(「ありがとう、さようなら」とだけ書かれていて……)
390夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/13(金)20:42:13 ID:X1a

「あ、杏子ちゃん!えへへ……ありがとっ」

夜那はこえがしたほうを見て嬉しそうに手を振り返し、こちらからも近寄っていく。

「体を動かすの好きだから暑くても楽しいよ!わ、いいの?ちょうど喉渇いてたから嬉しいな!」

杏子が来たことだし少し一休み。
夜那は当たり前であるかのように杏子の手を取り、杏子が鞄を置いたベンチに鼻歌を歌いながら笑顔で向かうだろう。
391椚瀬 杏子◆lTlfuInPquXm :2018/07/13(金)20:46:20 ID:guq()
>>390
いやー、ウチも身体鍛えなあかんねんけどなーっ!
【そう言いつつ、にししと笑ってよく冷えた麦茶を夜那の首に当てようとする】

──ほんま、ウチが知らんあいだに、皆、先に行ってしまうんやもんな
【少し寂しげに、遠くを見た】
392亜主羅神 :2018/07/13(金)20:46:51 ID:Buo
>>388

「……やんごとないなあ」

神は苦笑と共に呟いた。見るからにバカ高い椅子をみて「これくらいなら」と来たものだ
悪戯っぽいアイコンタクトに、ああそうだな、と言わんばかりの困った視線を向けて

「いや、別に要らないけど。お前狭い部屋とか当たり前のように言ってくれんなよな。ありゃ寮の仕様であって俺の意思じゃねえ」

お嬢様ってすげー。と、思った。

「確かにこいつは寝やすいが、お前のうちのソファよりゃ格が落ちる。あれはよかった」
「金がもうちょいありゃあもう少し良いところ住むんだけどね。バイトでもすっかなぁ」
393夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/13(金)20:58:51 ID:X1a
>>391

「わわ、冷たい!びっくりしたけど気持ちいいな~」

運動で火照った体にその冷たさは心地よい。少し驚いたが、すぐにその気持ち良さに夜那は目を細めた。

「どうしたの?何かあった?私で良ければどんな話でも聞くよ!」

友人のそんな顔は見てられない。
夜那は心底悲しそうな表情で杏子の顔を覗き込むのだった。
394黒鳶 綺咲◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)21:01:05 ID:xUw
>>392

「アレは高いぞ、桁は知らないほうが良い」
「なんだ、お前の頭には私と一緒に住むという選択肢がないのか…………?」

【露骨に残念そうな顔をして距離を近づけると、艶っぽく黒髪を神の頬に垂らす】

「私に付き合うのがお前の仕事のようなものだ。報酬は愛の程弾むさ」

【もっと求めていいんだぞ、と言いたげに胸筋の間に人差し指をすべらせる】
【二人が付き合い始めてからというもの、彼女はずっとこんな甘い調子であった】
【とはいえ、気分次第で突っぱねる時は突っぱねる。本当に気まぐれで猫のような女である】
395椚瀬 杏子◆lTlfuInPquXm :2018/07/13(金)21:01:52 ID:guq()
>>393
──これ、言っていいのか分からんけど、実はな
【杏子は隠そうかとも考えたが、やはり話すことを決心し】

明日、学園の風紀委員やら警備部隊やらが、「悪の組織」に乗り込むんやと
そんで、今、生徒会でもその人員配置で揉めてたんや
【どうやら、生徒を前線に送り出すか後方支援に送るかで揉めたようである】
396亜主羅神 :2018/07/13(金)21:11:08 ID:Buo
>>394

「お、良いの?いや選択肢のひとつとしてはあったんだけど、言い出すのも図々しい気がしてずっと黙ってたんだよな」

渡りに船、持ち出されりゃ惚れた弱味で付き合わない訳にもいかなくなる。
女らしい女と言えばそうな黒鳶と相反して、神は全く男らしく滅多に思いを口にしない。
これでも彼女といるときは普段より口数も笑顔も段違いに多いのだが。

――――至近に近づいた甘い匂いに、はいはい、甘えのターンね、と苦笑する。手を払うことも変に突っぱねる事もしない。躾のよく行き届いた番犬と言う具合だろうか。

「お前の愛のほどって凄い深そうだな。いっつもベタベタしてる癖にこっちが甘えたいときにかぎってさっと離れてくし。また気苦労が増えそうだ」
397祝園 祷 :2018/07/13(金)21:16:17 ID:wjL
>>386
チュチュさぁん───……

【チュチュのその言葉が、心から祝園を心配した物なのか、それともエインヘルヤルという存在の危うさを抑える為なのかはわからない】
【ただ、初めて人間扱いされたと言っても良いその言葉に、祝園は感極まった】

ありがとうございますぅ、チュチュさぁん
あのですねぇ、こんな事言うのも変なんですけどぉ、チュチュさんは良い人だから言いますねぇ
あのぉ、チュチュさぁん……

【だから、この言葉を言おうと思う、誰か信頼出来る人に、信頼した証としてこの話をしようとずっと思っていた】

私が悪人になったら、遠慮せずに殺してくださいねぇ

【そんなはずはない、正義の為に作られたエインヘルヤルが冗談でも悪に足を踏み入れる事なんてあり得ない、その筈なのだが】
【どこか確信があるような言い方で、祝園は真っ直ぐにレンズ越しの眼差しをチュチュに向けてそう言った】

じゃあ、私は別の場所で任務があるのでぇ、ここでオサラバですぅ
チュチュさぁん、お元気でぇ

【そうして、祝園はチュチュとは別の方向へと歩いて去って行く】
【その手には鞘に収まった脇差を手に、きっとまた青色のチャイナドレスは真っ赤に染まるのだろう】
398黒鳶 綺咲◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)21:23:27 ID:xUw
>>396

「構わないぞ、部屋は余っているし。それに…………………、夜は寂しくってな」

【黒鳶の父、ひいては学園長には二人の仲はまだ知られていない。】
【彼女は一応彼の介入を避けているものの、もしバレたときには神にどんな鉄槌が下るのやら。】
【まぁ、付き合って間もないのに同棲とは男女としてどうかと言う者もあるだろうが、それは単に二人の相性が良いからにほかならないのだ】

「ふふ、知ってるか?人は深遠に覗き返されるものだと」

【言いつつ神からすっと身体を離して、それを体現する】
【彼女が言い含んだのは恐らくニーチェの言葉だろう。未知は好奇心と互いに惹かれ合うという意だ】
【黒鳶身波のようにのらりくらりとしているが、それゆえに求め飽きない女性であることは確かだろう】
399夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/13(金)21:23:56 ID:X1a
>>395

真剣な顔で杏子の言葉を待つ。彼女の表情から察するにかなり重要な話なのだろう、夜那は緊張から唾を飲んだ。

「……それ、本当?だってあの人は組織では明日は新しい幹部の為の模擬戦だって……」

オメガの言葉は嘘だったのか、自分にそんな嘘をつく理由は一つしかない。組織はその襲撃作戦を知っているのだろう。
夜那の脳裏をその襲撃作戦が組織の用意したシナリオだという考えが過ぎる。

「っ……そんなことより、組織の本拠地の場所を生徒会は掴んでるの?」
400亜主羅神 :2018/07/13(金)21:33:02 ID:Buo
>>398

「寂しいってお前……20だろ?」

口の端をひくっとひきつらせた直後、意味ありげな言葉と共にひょいっと黒鳶は離れていく。
これ見よがしに追いかけてみろと言われた気になったので、神は完全にその体が離れきるまえにパシッとその手を掴み、自分の元へ引き寄せようとするだろう。
旨くすれば、椅子に腰かけたままの神の体の上に黒鳶がしなだれかかる形になるが……。

「あぁ……明日にでも、学生が組織襲撃に駆り出されるって噂があるだろ。ありゃ本当だ。
――――そんでもって、俺もいくことになる」

と言うよりも、風紀委員全体が、だが。寧ろ来るべき時に備えて心構えを固めてきた神にとっては、ようやく来たか、と言う具合だが。

「……お前の面見てると闘いたくなくなるな。ほんと――馬鹿みたいな事になっちまった」
401椚瀬 杏子◆lTlfuInPquXm :2018/07/13(金)21:33:22 ID:guq()
>>399
い、一応な?せやけど、危ないからぜったいに近寄ったらあかんで?
【念を押しつつ、目星がついている旨だけ伝えた】

──あかんな、ウチたちまで暗くなったらっ!ほら、ウチも身体鍛えなあかんし
【そういいつつ、ぴょんと跳び起きれば】

一緒に、いい汗流そーや!
【嬉しそうにそう伝え、準備運動を始めた】
402チュチュ ◆fOD50tbLBI :2018/07/13(金)21:36:16 ID:G6J
>>397

「……変な事言うもんじゃないよ。」

祝園は仲間だ。元はきっと相当なシリアルキラーだったのだろう。危険を孕んだ存在だった、とは言えど今は仲間。
それに、今の彼女は決して悪い人間ではない。真面目に都市の平和、人々の平和の為に働いてくれている。
―――だからこそ、"味方殺し"なんてやりたくない。絶対に考えたくもない事だ。

「そん時は祝園!アンタが元に戻るまで私が何十発でも何百発でもげんこつ脳天に入れたげっから安心しなさいよ!」
「だから安心して悪人になりなさいな!」

拳を彼女の方に少し向けながら、力強い笑みで祝園を見つめた。
だがもしも祝園が暴走した時、自分はどうすれば良いのだろうか。彼女と民間人の命とでは絶対に優先すべきは後者だ。
然し、いざその時になっても仲間殺しの経験の無い自分に彼女を殺める事が出来るかと問われても――――。

(……駄目ね。こんな事考えたら!)
(物事をどんどん悪い方向に考えてどうするのよ!!)

願わくば、彼女と戦う日が永遠に来ない事を願いながら。

「そんじゃ、また!任務頑張るのよ~!」

チュチュは去り行く彼女に手を振って見送ると、警備部隊の本部を目指して歩み出した。

//此方からは〆で……!
//ロールありがとうございました!
403祝園 祷 :2018/07/13(金)21:41:59 ID:wjL
>>402
//お疲れ様でしたー
//返信が遅れて申し訳ありません…
404伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/13(金)21:45:13 ID:anm
>>380
「ハァ…ハァ…」

どれくらい走っただろうか。
伊集院はなんとかあの場から逃げおおせた。足は疲労で動かないし、息も切れて続かない。汗で全身はびしょ濡れである。かなりの距離を、全力で逃げてきたようだ。

「はは、僕、無様だな……」

なんと無様で滑稽なことだろう。あれだけして何も得られなかったのだ。大口を叩いて、逃げ帰ってきただけだ。もはや、笑いが出る。
とにかく、報告しなければ。失敗して、何も得られなかったという報告を。

「聞こえますか、皆さん…すみません、偵察は失敗しました。僕はなんとか無事です…」

通信機を持っている者全員に報告は行き届くだろう。これからどうなってしまうのか。もはや、あの最悪の可能性が的中しない事を祈るしか出来ることはない。

「どうか、皆さんだけでも警戒してください。もし、攻め込まれたら、大変な事に…」

この通信機を持っている人間だけでも、組織の学園襲撃を警戒して欲しいと伝える。
なんという、他力本願。どこまでも無力だ。どこまでも……


報告を終えたら、フラフラと帰路につく。もう何も考えたくはなかった。帰って、寝てしまおう。どうするかは、起きてから考えよう。

//ありがとうございました!
405夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/13(金)21:45:34 ID:X1a
>>401

「……ちょ、ちょっと待ってよ杏子ちゃん!それってその、もしかしたら罠なんじゃないかな……」

夜那は取り乱した様子で杏子を止めるだろう。夜那は組織のアジトが記された地図を持っているのだ。この地図についてオメガが嘘をついたとは思えない。
学園が得ている本拠地の位置と照らし合わせる必要がある。
406チュチュ ◆fOD50tbLBI :2018/07/13(金)21:47:09 ID:G6J
>>403
//いえいえ!大丈夫ですよ!
//自分こそ途中返信が不安定で申し訳ありませんでした……
407椚瀬 杏子◆lTlfuInPquXm :2018/07/13(金)21:49:32 ID:guq()
>>405
罠……?そ、それってどういう──
【途端に、不安そうな顔になる杏子】

──確かに、陽動作戦の可能性も拭いきれんし、どーなんやろ
ウチとしては、ないことを祈りたいんやけど
【情報源は、今のところ上層部のみぞ知る、である】
【一介の学生では、知ることのできる情報には限りがあるらしかった】
408夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/13(金)22:04:41 ID:X1a
>>407

「……今まで隠してたけど、つい先日私は組織の異能者に襲われたの。なんとか撃退して、敵が逃げる時落としていったものがこれなんだ……」

夜那が組織の構成員と出会ってアジトの場所を教えてもらったなんて話、誰も信じないだろう。こんなヘマをするとも思えないが、まだこっちの方が信憑性がある。

「見て、この二重丸の場所が組織の本拠地なんだ。そっちの情報ではどうなの?」

夜那は地図をコピーしたものを一枚は常に持ち歩いていた。杏子が信じてくれることを願いながら、夜那はその地図の二重丸の場所を指で示す。
409椚瀬 杏子◆lTlfuInPquXm :2018/07/13(金)22:09:01 ID:guq()
>>408
【杏子は恐る恐る、その地図を手に取り、そしてぽつり、と、聞こえるか聞こえないかの声で】

──場所が、違う

【そして、怒涛の如く襲い来る“悪寒”と“恐怖”に、ばっと自身の肩を抱いた】

な、なんや──!い、意味が分からん!そんな、でも、これって──っ!!
も、もうなにが正しくて、なにが間違っとるのか、どこまでが作戦で、そこまでが本当なのか──っ!!
【杏子にとっては、学園から流布された情報も、この地図の情報も、真贋が不明だ】
【故に、“分からない”恐怖によって、身が支配される。学寮爆破のときも、選挙襲撃のときも、“分からなかった”】
410黒鳶 綺咲◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)22:09:28 ID:xUw
>>400

「あっ…………………」

【誂うように身体を離せば、すぐに引き寄せられる腕】
【彼の案の定、黒鳶は足元を崩してその胸元へと倒れ込んだ】
【柔らかい肢体が生まれる衝撃を包み込み、彼の顔へと彼女の困り果てたような息が掛かる】
【神はそんな彼女の気まぐれも、強く求めれば好きにいなせる事を知っているのだ】

「人の齢は気持ち次第だろ?」

【囁くようにそう言うと、とつん、と額を合わせて神の目前で気怠げな瞳を煌めかせる】
【そのまま求めれば、キスもできそうな距離で】

「そういう時は好きにすればいい――――――――と、かつてのお前の師匠は言ったが」

「今のお前の彼女は、どうやら遠くに行って欲しくないようだ………」

【学園に流れる噂は大抵、それなりの事実を伴う。彼女自身それを見越してある程度覚悟はしていた】
【しかしこうして彼を目の前にすれば、生命に危険が及ぶような場所に赴くのを許すことを、本能が拒んでいるのに気付く】
【神の頭、腰に手を回して強く抱きしめる、誰も居ない風紀委員室でのそんな光景には、少し危なげな趣があった】
411亜主羅神 :2018/07/13(金)22:18:49 ID:Buo
>>410

「俺も『怖い』」


――――はっきりと、そう言った。

「怖くて仕方ない。行きたくないよ、正直」

彼女がいなければ神はこんな感情を抱くことは無かっただろう。守るものを手に入れ、保つべきものを手に入れ、神は間違いなく精神的な弱さをも手に入れてしまった。
ただ闘いを飽くことなく求めていたあの頃にくらべ、格段に心が臆病になっている。

「……弱気になってるな、珍しく。こんなんじゃダメだと解ってるんだけどな」

額と額が合わさって、至近距離に近付いて。
愛が深まるのに比例して、恐怖もまた肥大する。
死んだらどうなるんだろう。想像したことがないわけではなかったが、目の前が真っ暗になって彼女すら認識できなくなった虚無を考えると、酷く背筋が冷えて、喉の奥に癒えない乾きが張り付くようだった。

「綺咲――――」

だから神は求めた。
恐怖を打ち消してくれる、それを


「キスしてくんねーかな。どうやらお前の彼氏は、お前の弟子は、完全に臆病風に吹かれちまってると、見える」
412夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/13(金)22:22:54 ID:X1a
>>409

「お、落ち着いてよ杏子ちゃん!私達だけなんだよ襲撃を止められるのは!
この地図を見せて襲撃を辞めてもらおうよ!」

その杏子の肩を夜那は掴むだろう。自分達がしっかりしなくては、襲撃は止められない。

「生徒会長さんなら、私達のことを信じてくれるはず。今どこにいるか知らない?」
413椚瀬 杏子◆lTlfuInPquXm :2018/07/13(金)22:26:24 ID:guq()
>>412
そ、それが……
【どうやら、生徒会長は“上”からの指示で監視がついているらしく】
【こんな情報を漏らせば、必ずバレてしまう】

──そういうワケで、密会でもせん限りどうしてもバレてしまうんよ
かといって、見過ごせる情報ではないし、でも、計画自体はもう最終段階まで移行してしまったんよ……
【そう、今更、計画そのものを覆すだけの時間は過ぎ去った】
【あとは、それをどこまでリカバーできるかの問題なのである】
414前夜 :2018/07/13(金)22:34:23 ID:wjL
〝始まりの地〟───そう呼ばれる地域が有るのだと聞いた。
聞く所によればそこは全ての異能のルーツとなる場所、この世界の悔恨、因果、全ての始まり。
しかし、自分にとっての始まりの地はここなのだ。
『ファクトリー』とはよく言ったものである、表向きは廃工場に偽装しているからそう呼ばれているのではない。
ここは正真正銘異能力者の工場だった場所、『異能人類開発局』による『トルーパー計画』が行われていた施設を丸々移設したものだ。
初めてここを訪れた時は言葉を失った、忌々しいその施設はとうに無くなっていると思っていたのに、形を変えて残っていたから。
今となってはここはただの囮でしかない、害虫駆除のトラップと同じ、形だけの施設。
……だが、害虫を寄せ集める為には餌が無くてはならない、噂という餌に、信憑性という味を。

「───失敗作も使い様やな」

ファクトリー内部、液体で満たされた巨大なカプセルを眺めながらマシラは呟いた。
悪魔の異能強化薬ソーマ、ジョーカーが制作し学園都市に混乱を撒き散らしたそれが失敗作と呼ばれていた事をマシラは覚えている。
結局の所完成形はどうなる筈だったのか、気になるが本人が死んだ今となってはそれも意味がない。
今目の前にあるのはジョーカーから受け取っていたソーマの在庫全て、悪夢の薬品の残量全てがここにある。

確かにここはソーマを精製する本拠地ではない、しかしその物はここに実際にある。
最初から相手に見せておくべき切札、マシラにとってはこれが自分が生き残る術だった。
415前夜 :2018/07/13(金)22:34:41 ID:wjL
「───ええ、これがオレの知るこの施設の全てです」

最初に見取り図を見た時は吐き気がした、すっかり克服したと思っていたのにトラウマというのは中々にしつこい物らしい。
それでもしっかりと気を持ち、学業の後で警備部隊本部へと赴き作戦を練るのに参加する、自分が担当したのは潜入ルートの選定だ。
この施設のどこに重要な装置があるか、どこの扉がロックされているか、どこで管理されるか……
それらを記憶を辿りつつ、入念に打ち合わせて動線を決める、正直な所プレッシャーも疲労も半端ではなかった。
でも、これから逃げれば沢山の人間が犠牲になる、より多くの犠牲を減らす為には自らの身を削るしかない。
自分はいくら拳を振ろうと何もならないが、拳を振るう人の為に協力を惜しまない事は出来る。

そして、作戦は遂に完成した。

これで皆んなが助かる、そう思った時には気が早くも安堵の溜息が出た。
それから、警備部隊の人達に肩を叩かれ、ジュースを奢ってもらい、疲れた頭を癒す為に生徒会室に戻る事にした。
学園へと戻る道、すっかりと日は落ちかけていて気の早いヒグラシが鳴いている。
もし無事に終わったら、みんなで海に行く計画を立てよう───そう思っていた。

「やあ、君が16……いや、艮 竜美君だね?」

目の前に立つ長身の男にそう声を掛けられ、返事をした瞬間の事だった。
目の前が真っ暗になって、意識が遠くへと飛んで行く。
誰かに担がれ、何処かへと連れて行かれる感覚を感じるのが、繋がった意識の最後だった。
416前夜 :2018/07/13(金)22:35:12 ID:wjL
//言い忘れましたがソロールです
417黒鳶 綺咲◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)22:36:38 ID:xUw
>>411

「…………そう、か」

【彼女は自覚した。本当は彼が変わったのではない、私が変えてしまったのだ、と】
【ならば責任がある、そんな腰の引いてしまった弟子を気付けてやる必要が】

「んっ――――――――――――」

【彼が抱いた恐怖を、キスが誤魔化す。神の眼を奪う深い闇が、唇の感触に救われる。】
【深く、深く――――――求め合うような口付けは適度に淫美なリズムを刻み、そっと舌を忍び込ませた】
【呼吸が出来ずに離れそうになる身体は引き戻すように、強く抱き寄せて】
【一端その名前を呼ばれた彼女は歯止めが効かない、綺咲は顔を合わせたまま、神の瞳をゼロ距離から見詰める】

【やがてそんな呼吸の出来ない宇宙が、永い一瞬が終わっても、巡る月のように彼の腕を離さないだろう】

「これで、怖くない」

【傷におまじないを掛ける母のように、今までに見られず優しい顔付きの黒鳶の姿が、目の前にはあった】
【そう言うと彼の唇に細白い人差し指を置いて、微笑む】
418蛇道院 霙 ◆3X5g7jefJQ :2018/07/13(金)22:46:32 ID:LtY
はいはい、ソーマと違って安全安心なブツでスからねー
用法容量を守って楽しくお使いくださいねー

【人気のない路地裏、鞄から白いケースを取り出し焦燥した男に手渡す少女がいる】
【明らかに正気でない様子の男は代わりに安くない額の金銭を渡し、足をもつれさせながらも急いでそこを後にした】

はー、未だにこんなモン買う人間がいるんスねえ……
買う人間がいれば売る人間もいて、それを作る人間もいる……おお恐。

【冗談で身震いするジェスチャーを取れば、それと同時にポケットの中で震えるモノがある】
【携帯端末だ】

組織主要施設襲撃計画、ねぇ……
情報持ってこいなんて言われても確か生徒会にも諜報員いるんでスし、そっちに任せりゃいいでしょーに……

【人に聞こえるかどうか、という声でボソッと呟くと携帯端末を胸ポケットに仕舞いこむ】
419亜主羅神 :2018/07/13(金)22:48:17 ID:Buo
>>417

「――――」


ここまで離れたくないと思ったのは始めてだった。
息苦しい、反射的に口が呼吸を求める。けれども腕は相反して離れぬよう離れぬよう、いっそこのまま溶け合ってしまえと願うように腰への締め付けを強くしていく。

忍び込んできた舌に応えて、どれぐらい長くやっていたのかと考えるのも忘れた頃。
ようやく、いやさ生憎と。唇は離れてしまって、神は実に名残惜しい気分に陥った。

「……まだ怖いなあ」

嘘だ。思いは間違いなく、正に向いた。
だと言うのに神はむくむくとわき上がってきた男らしい欲望に従ってそんなことを言ってみる。
もっとも、明らかに余裕を取り戻したようなニヤケ面を見りゃそんなのが嘘なのはすぐにわかることなのだけど。


「……帰る?」


別にもう、帰り道を迷うこともない。荷物とかそう言う如何はとりあえず後で良い。
そろそろ完全下校の時間も近くなってきたから、神はそう言ってみるのだった。

//そろそろ〆ですかね……!
420クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/13(金)22:56:29 ID:DGv
【とうとう学園による組織襲撃作戦の日は近づいてきた】
【この情報を手に入れたジェミニは良くやった物だ】
【それに、マシラも………指示通り良く動いてくれた】
【聞けば幹部も数人ファクトリーに防衛に行くらしい……その中でペイン、如月陽炎が行くというのが心配なのだが】
【でも、囮の方にそこまで戦力が集まるのは好都合あわよくばこのまま、このまま】
【組織アジト内部の廊下の窓、そこから外を見つめて】
【ーーーー"人生を狂わせた張本人"を引きずり降ろすくらいの打撃を組織に】
【そんな事を想う】

………そう上手くは行かないよねぇ

【そう呟いて、組織幹部の中でも"キング"の力は異常だ、彼が最後の砦と言えるだろうか】
【学園を見渡しても、組織の幹部を見渡しても、彼と戦えそうな能力者は見当たらない】
【そして彼が退場しなければ、恐らく"総帥"は出てこない】
【たった一人を除いてーーーー最悪の場合は、最悪の場合】

(……私は、その姿すら拝めずに、"あいつ"を引きずり降ろす為に、戦わないとダメかも知れないわね)

【そんな事を考えて思ったのであった】
【何故自分は組織に入った時に虹の配列色で"最後の色"を与えられたのか、"クイーン"と言うコードネームを与えられたのか】
【その"意味"も薄々と感じ取ったような気がして】
421ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/13(金)22:57:11 ID:nel
>>389

何が書いてあるか、などと詮索はしない。
天音の表情と絞り出した声と。そこにブルームの性格を加味すれば、大体の見当はつく。

「……あの人は、周りで傷ついている人がいるのが嫌なんだろうな。 
 だから助けたがる。たとえ自分が傷ついたりしたとしても構わずに、な。」

そして、彼女はそれすらも贖罪として受け入れるのだろう。
死すらも厭わないと、そう言っていたのだから。
――――でも。

「俺は、そんなのは嫌だ。そんな理不尽はまっぴら御免だ。
 俺はあの人を助けたい。たとえあの人が断罪を求めていたとしても、絶対助け出してやる……」

ブルームに仕掛けられたなんらかの枷をどう対処したらいいか。
先日の『アッシュカラー』をどう相手すれば良いか。

問題は山積みだが、そういった理屈はひとまず置いておいて。今は、自分の意志を表明する。

「アンタはどうする?―――って、聞くまでもないか」
422黒鳶 綺咲◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)23:05:19 ID:xUw

>>419

「本当かぁ?」

【まだ、と応える彼を見て彼女は得物を前に舌舐めずりする獣のように、濡れた自らの口元をぺろりと拭う】
【しかし言葉をどう取るにしろ、神がいつもの不敵な笑みを取り戻したのであれば、もう何も問題はなかった】

【物足りなさそうな視線を受け取って、寧ろ彼を突き放すと、潜めた視線でここじゃだめだ、と硬軟織り交ぜた対応で誂う】

「ああ、そうだな………じゃあ帰るとするか、"私達"の家へ」

【そして気付いたとき今度は逆に、彼女の方が彼の手を引いているのだった】

【主を失った大きな椅子が、夕明りだけの射し込む部屋の奥で、回り続けていた―――――――――。】

//お疲れ様ですー、作業しながらだったので遅くて申し訳ありませんでした。
423亜主羅神 :2018/07/13(金)23:07:03 ID:Buo
>>422
//おきになさらずー
//ありがとうございましたー
424ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/13(金)23:07:50 ID:nzh
燦々と照りつける太陽が殺人光線を放つ昼下がり、学園都市内の商店街にはこれまた暑そうなロングスカートのメイドが靴音を響かせていた
流石に本人も暑いのか、額に浮かんだ汗をハンカチで拭いつつ
ここ最近は組織の作戦の準備で問題を起こす構成員も居らず久々のオフである
というかゼロセンに壊されてやっと再生したばかりなので部下が仕事を変わってくれたからのオフである

「……さて、この景色も見納めになるかしら、明日を越えて、生きていられるかわからないものね」

明日は組織の作戦決行日、今までは役職柄、戦闘に駆り出される事は無かった
そして、幹部の中で戦闘向きの異能持ちでない彼女は明日、もの言わぬ屍になっていてもおかしくないのだ

「とまあそんな暗くなっててもしょうが無いわね、部下"3人"にお菓子でも買って行ってあげようかしら」

さていいお店はないかしらと呟きつつ辺りを見回し
425天音◆itOWld5gb6 :2018/07/13(金)23:19:48 ID:KW6
>>421

……当たり前だ、私はまだ…恩を返せてない

(助けてくれた、あの地獄からあの人は自分を助けてくれた)
(なら、今度は――――)

おい、あんた…組織にはもう戻る気は無いのか?
噂で聞いた、組織の施設を襲撃する計画があるらしい…もしもあんたが組織に戻る気がないのならそのどさくさに紛れて逃げろ
私は参加することはできないが…この学園都市まで来れば匿うことくらいはできる

(一旦は作戦を考えなければならない)
(組織に居たままでは監視下にあるのと同じ、そんな中では助けることなどは至難の業だろう)
426ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/13(金)23:34:36 ID:nel
>>425

「いいや、戻るよ。ブルームにはひょっとしたら怒られるかもしれないけど。
 だとしても、調べなければならないことがある。組織の中にいなければ、わからないことだと思うから」

決意を湛えた天音の表情に満足げに頷くと、こちらも決意を表明する。
ブルームの件とは別に、解決しなければいけない事情があるのだと。

「それに、あの人が組織の中にいるんだから、組織の中からアプローチかけるのが手っ取り早いんじゃないか?
 いちいち潜入だの突撃だのしなくて済むしな。」

監視については、組織から離れてもそれに怯えなければいけないのは同じ。
だったらいっそ飛び込んでしまえばいいと、事も無げに語るのだった。
427クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/13(金)23:43:52 ID:DGv
>>424
【外出をして、そして彼女を見つけて近づいて行くのであった】
【その表情は険しく、なぜなら明日、ペインが囮役になると言うのだから】

陽炎ちゃん、ちょっといい?

【そう言って、真剣に彼女を見つめながら歩いて行って】
【明日死ぬなんて絶対許さない、そう言いたげな瞳で】
428天音◆itOWld5gb6 :2018/07/13(金)23:44:10 ID:KW6
>>426

そうか……死ぬんじゃねェぞ
あんたが居なくちゃこっちはどうしようもないんだからよ、くれぐれも通じてるってバレるんじゃねェぞ?

(それはこちらが有利になると同時に危険を伴うことだ)
(天音が言ったことは半分真実だが、もう半分はヴィジョンを心配してのことでもあった)
(しかしそれを直接口にはしない。あちらの人格ならばしたのだろうがこっちの人格はそんなに素直ではない)

じゃあ私は戻る
……連絡先だ、漏らすんじゃねェぞ

(そう言って紙を千切るとヴィジョンに渡す)
429ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)23:45:21 ID:xUw

>>424

「おねー、ちゃん♪」

【腰の位置に身覚えのある感触がペインを振り向かせれば、香るいちごせっけんの匂い】
【こちらを見上げるラビットは無邪気な顔でにっこり笑って、きししと声を出すのであった】

「あついね、今日……………」

【だが、そんな彼女のイタズラ成功のささやかな喜びも、猛暑の日差しの下では長続きはしない】
【汗がしとしと伝う額を拭って言う。ラビットには珍しく、今日はトレードマークのウサミミフードを外していた】

【薄手でノースリーブな白桃ツートンの短めなうさ耳のパーカーに、黒いショートパンツ、短い靴下にピンクの可愛らしいスニーカー………】
【そんなラビットの夏に効いた格好は、見ているだけで暑苦しくなるようなペインの精錬なメイド姿と並ぶことで一層涼しげだった】

「お出かけ?ラビットもいっしょにいきたいなー!」

【自分も自分もと子供っぽく甘えて、くいっと首をかしげる。ペインの慈母芯にダイレクトアタックである。】
430ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)23:46:08 ID:xUw
//あ、引きますー
431クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/13(金)23:46:47 ID:DGv
//3人でもいいですけどペインさんとは良く絡んでるから私が引いても……
432ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/13(金)23:50:54 ID:nzh
//ラビットちゃん甘やかし隊揃い踏みなので私は3人でもいいですよ?
433クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/13(金)23:51:49 ID:DGv
//3人で行きますか!
434ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/13(金)23:52:03 ID:xUw
//では、ラビット&クイーンは二人で連れ立って来たという事で!
//順番はレス順にお願いしますー
435ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/13(金)23:53:48 ID:nzh
//じゃあいつもよりちょっと文短めにしますねー、よろしくお願いします
436ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/14(土)00:01:35 ID:6NN
>>428

「分かってるよ。」

天音という人物も、脱走した被験体ということで組織からしたら重要人物の類であろう。
そことの繋がりは、当然秘密にするべきだ。
……"アッシュカラー"には、ひょっとしたら既に察されているかもしれないが。

「ん、おう。進展あり次第連絡するよ。
 ……あ、でも、さっきの人格で電話出て混乱したりしないの?その辺大丈夫?」

受け取りながら、ふと思い浮かんだ疑問を口にする。
毎回先ほどのように苦しんでいるところを見せられるのか、と想像して。
437ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/14(土)00:03:45 ID:NuW
>>427>>429
「っ……と、何かしら聖良ちゃん、可愛いお顔を険しくしちゃって」

やや険しい顔……の聖良と対照的ににこにこ笑顔の兎天使、組織内で本音で話せる仲のいい友達と
どうしても甘やかしてしまう娘のような存在が連れたって近寄ってくる
聖良にはやや困った笑顔を向けつつ、腰に抱きついてきた千尋には母性本能をくすぐられて

「っと……ふふ、『ラビット』ちゃんも今日は暑いわね、水分取ってる?」

名前で呼ばないのは夏らしい装いをした可愛らしい彼女がちょっと拗ねる姿を見たいからだ
甘ったるいいちご石鹸の香りを感じつつ、腰に抱きついた千尋の髪にさらさらと指を通し
こちらを見上げる人懐っこい笑みを浮かべた千尋を直視してしまったペインは

「…………"あ"っ"」

額にあてたハンカチを鼻に押し当てるのだった、可愛らしさにオーバーキルされている
438天音◆itOWld5gb6 :2018/07/14(土)00:08:53 ID:wIo
>>436

安心しろ、変わろうと思えばいつでも変われる
……元々私は存在しない、ただの過去から逃れる為だけに自分で作り出した偽物だ
"私"は克服しなくちゃいけねェ、"私"になんて頼らずに現実を受け入れなくちゃいけないってのによォ……

(彼女自身は自分がただの辛い過去から逃れる為に生み出された人格だということを理解していた)
(自分はただの思い込みやその程度のことに過ぎない、それを自分で理解しているというのは自分の存在を否定されているとほぼ同じ意味で……)

それじゃあ……任せたぞ

(そう別れを告げれば天音は路地裏を出て帰路につくことだろう)

//このあたりで〆ということで!ロールありがとうございました!
439クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)00:09:20 ID:oG0
>>429>>437
付いてきちゃったのよねこの子

【そんな事をまず溜め息混じりに言いながら、堂々と街中で"ラビット"などとコードネームを呼んだペインに焦って】

ちょっと陽炎ちゃん!!

【しーっとジェスチャーしてからまた一息】

まぁいいわ、明日行くって正気なの?

【そんな事を言ってペインを見つめるのであった】
【ちなみにこの人、あまり露出してない服装です。それでもこの炎天下で平然としている】
【何故なら彼女の本当の異能は『四大元素』の進化系である『魔女の継承者』】
【炎天下の中一人涼むなんてわけないのでした、せこい!】
440ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/14(土)00:15:35 ID:QER
>>437 >>439

「あっ!そう呼ぶの、いけないんだ―!」

【ラビットは彼女の期待どおり、眉をへこませて可愛げな困り顔をつくる】
【熱中症対策について訊かれると、ばっちり!とドラゴンお手製のいちごシェイクの詰まったプラ水筒をペインに見せつけるのであった】

「……………!?だいじょうぶ!?!?」

【赤く染まるハンカチをあわあわと見詰め、掴んだメイド服の裾をもってゆらゆらと揺らす。OVERKILL!】

「?、せーらお姉ちゃんは明日行かないの?」

【ラビットもペインも、当然明日の作戦には参加する予定だった】
【組織が幹部ぐるみで動くほどの事なのだから、立場上動きにくいであるクイーンの助力も出来れば得なければならない大きな作戦なのだろうと思い】
【振り向いて、ハテナマークを頭に浮かべる】
441黒野 一天 :2018/07/14(土)00:15:57 ID:b01
//>>333に絡み待ちありますのでお暇な方はぜひ
442ヴィジョン/天塚みのる◆Ca/21GlF.Y :2018/07/14(土)00:21:44 ID:6NN
>>438

「はー、そりゃまた難儀な……」

過去を遠ざけるために記憶を閉ざした少女。そしてそれによって生まれた人格。
『記憶』とはかくも曖昧なもの。そう思い知らされる。
ブルームはそのことを知っているのかな、などと思いを巡らせて。

「おう、任せろ」

ヴィジョンも路地裏を歩み去る。
組織に戻る前に、やるべきことをやっておこう。そう考えながら。

/はいー、ありがとうございました!
443ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/14(土)00:25:36 ID:NuW
>>439
「……あっ」

普通にぼーっとしていた、幸い誰にも聞かれていないようで……
暑さとは違う汗がたらりと一筋、部下にも仕事とプライベートは分けろと言われたばかりである

「こほん、え、えっとそうね、行くか守るかはまだ分からないけれど、今まではこういう場合、私は蚊帳の外だったんだけどね」

始末されるのではないか、という疑念もある
ハンカチで鼻を抑えながらなので格好がつかないのだが
そして言葉には出さないが聖良ちゃんその格好で暑くないのかしらと言いたげな視線

>>440

2人に注意されてしまった、暑さとは会えボケすぎである、でも千尋ちゃんの可愛い顔見れたからそれでいいかとポジションシンキング

「ご、ごめんなさいね千尋ちゃん、お姉ちゃんもう年だから脳みそが死んじゃったの……」
「ふふ、千尋ちゃんはイチゴが大好きね?あと大丈夫じゃないかも……(可愛さで)死んじゃう……」

見せつけられた水筒にすごいすごいと小さな拍手を送りながら、にこにこ笑顔で下方の天使に微笑みかけて
そうしてそのまま白いハンカチは更に赤く染っていくのである、明日どころか今日死んでも可笑しくない
ゆらゆら揺らされながらもその表情は凄く幸せを表していた
444クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)00:29:31 ID:oG0
>>440
私はあくまでもね、本当の最終局面に立つか、にっちもさっちもいかない場合じゃないと動けないわよ、それにそこまで戦闘向きの能力じゃないしね

【ラビットにはあくまでも建前を、にっこり微笑みながら説明する】
【彼女はその歌姫の立場で資金を収集する立場にあり、それはひょっとしたら組織の目的を達成した後も必要かも知れない物】
【一度組織の作戦に参加すれば、彼女が組織の犯罪者だとすぐに明るみになり、組織の収入源を一つ失われる事となる】
【そして、彼女の異能は『言霊の支配者』などと言うありもしない異能と言うのが周知の事実とされている】
【敢えて自らの力を弱く説明する事により、無駄な戦闘を避ける、そんな考えで】

(我ながらよーく考えた建前よねぇ)

【そんな事を心の中で思いながら】

>>443
もしかして、命令された訳ね………

【なるほど、もしそうなら断る事は不可能、最悪なのは"例の子"とペインが鉢合わせる事】
【もしそうなれば、彼女の剣は鈍り、そして裏切り者として処罰されかねない】
【そんな事が頭をよぎって】
【そしてペインの視線に気づくと勝ち誇った笑みを浮かべる】
【陽炎ちゃんは私の異能、知ってるでしょ?、そんな視線を送る】
【性格悪い!】
445音楽室の美青年 ◆fOD50tbLBI :2018/07/14(土)00:33:35 ID:7Sz

「んむおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお……!!!!!!!!」

「んむおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお……!!!!!!!!」

――――嗚呼。嗚呼。嗚呼。嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼!!!!
総帥、貴男は何故私の前に現れて下さらないのですか!?私はこんなに貴男様にお仕えしているのに、嗚呼!
是非とも一度この私の前にお姿をお見せ下さいませ!これでは私の想いは永遠に届かぬままでございます故!どうか!どうか!

深夜の音楽室に響き渡るピアノの音。狂った様な音色だ。何の楽曲なのかもわからない。彼は唯々、己の想いを楽器にぶつけているだけであった。
その躍動と共に宙を舞う汗。涙。音色に混じって聞こえるのは男のすすり泣く声である。
バァァン、と鳴り響く音。鍵盤を叩くと、男は虚ろな瞳で立ち上がった。これでは駄目だ。自分の想いを表現する事は出来ない。
どうにかして世界の何処かにいらっしゃる総帥様に私の気持ちを伝えなくてはなるまい。男は使命感に急かされるがまま、今度はバイオリンを手に取る。

ギィ、という音と共にバイオリンの絃は一瞬にして引き裂かれ。音色一つ発されぬというのにも関わらず、男は弓を無我夢中で虚空を走らせ。
そして泣いた。汗を滴らせた。

「ああっ」

「おおっ、んっ、あっ、あっあっ、んあっ」

「んむおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

「んむおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

愛を叫ぶ、獣の様な咆哮が音楽室に響き渡る。嗚呼。そうだった。明日にはこの学園は戦場となろう。早い所、立ち去らねばなるまい。
それは狂った愛。総帥という偉大な存在に対する、歪んだ愛情だった。執着だった。早く立ち去らねば、他の何者かが愛に寄せられてやって来るかもしれない。
次の場所に行って総帥を探さねばならない。

"声"は聞こえるのに。どうして私の下に来て下さらないのですか。もう私の方から貴方様を探しに行くしかありません。どんな罰でも受け入れます。
どうか、御無礼をお許し下さいませ。――――親愛なる総帥様。
美青年の愛は収まる事を知らなかった。今宵、男は番無き獣の如く叫び続けた。
壊れたバイオリンを投げ捨てると再びピアノの前に座り、その感情を狂気のメロディで表現する。
表現出来るか。いや、出来ない。足りない。まだだ。まだまだ、こんなものでは。総帥に対する深い深い愛は表現出来ない。

――――嗚呼、総帥。私の愛が聞こえませぬか。私の祈りが届きませぬか。
――――Questo pensiero, per favore lascia che ti sia caro(この想いがどうか貴方に届きますように。).

//絡み待ちです……!
//これからちょっと用事あるので反応は一時過ぎになりますが……!
446ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/14(土)00:46:10 ID:QER
>>443>>444

「そっかぁ、クイーンはやっぱり戦えないんだね………」

【残念そうにうーん、と腕を組む】
【ラビットは優れた子供なりの感性から、彼女の能力が"説明どおりではない"ことになんとなく気付いていたのではあるが】
【そういう判断の付かない年齢であることに加えてとても素直なラビットは、普段から大人の嘘に良いようにされている所がある】

「えーっ、死んじゃだめだよ!!」

【一方、ペインのなおも血は止まらない、ラビットはまったく理解が及ばずとても混乱していた】
【飛び付いた瞬間に飛沫を上げたので、もしかしたら自分が悪いのだろうかとだんだん不安な表情になり始める】

【鼻血くらいでこんなに騒ぐのだから、彼女が本当に死ぬような事があればそれこそ地平線がひっくり返る。】
【これだけを取れば何気ない日常のやりとりだったが、大きな作戦の前にあっては冗談にもならない雰囲気だ】

「………ふぅ、暑くて溶けちゃうよ!どこか入ろ!」

【場に流れる重苦しい空気を感じ取ったのか、ラビットは我先にと商店街を歩み始める】
【丁度昼飯時だ、適当なファミレスにでも見つけて入るだろう】
447――――――前夜 :2018/07/14(土)00:52:48 ID:dUO

――――空調が壊れていた。

と言っても大したことはなく、ほんの一時間もあれば簡単に治るようなトラブルで。
アジトにつるんでいた仲間たちはそれを知らされた途端、倦怠やら、呆れやら、そう言った各々の感情を抱いて。
外に出るなり、内輪で誤魔化すなり。色々と策を講じて熱さをまぎらわす法を考えていたのだが。


――――そんな騒動の中にあっても、決して部屋から出ないものがいた。
そして誰もが、その男の部屋の周囲には近づかない。
近づいた瞬間、室内から漂う熱風のような体温に体力を削ぎとられそうになるからだ。

「……おいなんだよ、今度は水道管か?」
ある部屋のドアの前を横切ったとき、誰かが言った。
すると隣に歩いていたまた誰かがこう答えた。
「ちがうよ、全部野郎の汗さ」

――鬼武者『ゼロセン』の一室のまえには、まるで雨が過ぎ去った後のような水溜まりが出来上がっていた。
すべてドアの下から滲み出した汗である。横切っただけでも感じられる異様な熱気は、中で火事でも起きているのかと思わせるほどだったという。



(はよう)


――――室内。まるで板のように大きく削りあげられた木刀を正眼にかまえたゼロセンがいる。
褌一丁、全身から流れる滝のような汗は未だとどまるところをしらず、全身が心臓に成り代わったかのような強烈な筋肉の脈動は時が満ちるが度にその強度を増していく。


(はよう)




――――木刀が振り下ろされ、空気が震動するような剣気が室内に満ち満ちた。


(はよう、おいを暴れさしちくりや)



――――かはあ、と。
笑んだ口から呼吸が漏れる。

//ソロールです!
448ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/14(土)00:58:46 ID:NuW
>>444
「まあ、そういう所、私の力じゃ大して役に立たないだろうに」
「私がダメになったらあとはお願いね?ふふ」

冗談めいてそう笑う、そもそも対人用の異能とは言い難い力、となると頼れるのは己の肉体、体術のみである、ほぼ無能力者のような立ち回りを強いられるのだ
そして"例の子"に出会ってしまったのなら、星良の想像は当たっている
それこそ聖良に後を託す事になるかも知れない
と、そこまで考えて彼女にジト目を送るのだった、自分ばっかり涼んでずるいと

>>446

「っ!大丈夫!お姉ちゃん千尋ちゃんのおかげで元気になったわ!」

こういう時再生能力は便利だ、ハンカチを赤く染めていたものはとっくにとまり
ペインとしては千尋の悲しい顔を見るのは本意ではない、屈みこみ、千尋に視線を合わせて大丈夫よ?と柔らかい頬に触れるだろう
ニコニコと朗らかな微笑みは千尋の不安を吹っ飛ばす程に優しげで

「ふふ、そうね、どこか入りましょうか?千尋ちゃんと聖良ちゃんお腹すいてる?」

そう言うと千尋を聖良と自分で挟むように右隣に立ち、千尋の右手を左手で包むだろう
聖良ちゃんは左手ね?といいつつ千尋の視線の先、ファミレスへ向かい、冷房の効いた室内で人心地着くだろう
449楠木シンラ :2018/07/14(土)01:07:13 ID:7MC

【ついに明日に迫った、組織の一大作戦】
【ジョーカー・スペア……楠木シンラは、その作戦には参加しないことを通達した】
【表向きの理由は、「引継ぎ」の影響によりまだ本調子でないということ】
【しかし、その実の理由はというと】

『なあ、シンラちゃんよお』
「……何よ」

【組織所有の訓練施設】
【向かい合うのは、シンラとそのサポート役であるベルツノガエル、ベルっち】
【不機嫌そうなシンラの身体の所々には、擦り傷が出来ている……】

『ひょっとしなくてもさ、不器用ってしょっちゅう言われてるだろ?』
「五月蠅い」

【ストックされている異能を大まかに把握し、いざ実践してみようとしたはいいものの】
【1度目。テレパシーでの操作の具合がわからず、意識を完全に飛ばして本体昏倒】
【2度目。今度は控えめになりすぎ操作できず、ベルっちに煽られた結果再び昏倒】
【3度目。操作開始時は何とか立ってはいたものの、身体を動かす際に本体も一緒に動かしてしまい壁へ激突。昏倒……】
【とまあこんな具合で、擦り傷を大量にあちこちに作る結果となってしまった】

『いやさ、おいらもさ、まさかここまでとは思ってなかった。シンラちゃんさ、レースゲームやるときカーブで身体傾けちゃうタイプだろ?』
「なっ……!なんで知ってるの」
『図星か。なんのこたないさ、冷静に客観視すればすぐ分かるっての』
「『きゃっかんし』なら嫌でもしてるわ」
『そっちじゃねーよ、このアホチン』

【ぺちぺちと傷口を叩かれ、ちょっと呻きながらもベルっちに怒りを向けるシンラ】
【こんな調子では、攻撃に参加しても足を引っ張るだけだろう。そんな判断での不参加だ……】
【なお、「可能であれば」の但し書き付ではあるが教頭……「エリナ・D・カーター」の生体サンプルの採取の依頼も通達と一緒に伝達されているだろう】
【『これで手に入ってしまえば非常に楽なのだが、そううまく問屋が卸すだろうか』】
【『このイベントで教頭の遺体さえも跡形もなくなって計画が再び頓挫という展開』だけは、勘弁してもらいたいものだ】

//ソロールのつもりですが、絡んでくださっても大丈夫です
450クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)01:08:17 ID:UfJ
>>446>>448
うん、ごめんね千尋ちゃん、まぁそのうち戦うんじゃないかなぁ

【そんな事を言って、その頭を撫でるだろう。そしてペインの鼻血を心配する様子を見て】

あとこの子は大丈夫よ?ナメッ○星人だからこんなちょっとした出血じゃ死なないからぁ♪

【ウキウキでこんな事を言ってます。ちょっとペインの方をちらっと見ながら】

んじゃそのお店入りましょ、奢るわよぉ

【にっこりとして、そう言って、またラビットに奢ろうとします】

な~に縁起でもない事言ってんのよ、千尋ちゃんもだけど、絶対に死んじゃだめよ

【あとはお願いなんて言葉を聞くと、そんな言葉を少し不機嫌そうに言うのであった】

そもそもナ○ック星人並みの生命力なんだから簡単にダメにならないでしょ

【呆れたようにそう言って。でもジョーカーを倒す程の子がこの襲撃に来ないとは考えられず】
【ただただ祈るのであった、ペインと一乃瀬が鉢合わせしないようにと】
【彼女の異能を回復させたのに一役買っているから、虫の良いお願いなのだとわかっているのだけれど】
【そしてジト目にうっとなって顔が引きつって】

ほら、さっさと入るわよ

【そんな事を言って我先にとファミレスに入って】

三人で!
「天壌さんですよね!?サイン下さい!」「私も私も!!」

【そんな事になって二人に助けてと視線を送るのでした、多分最後に席につくことになるなと思って】
【そして店内はエアコンが効いてる、我先にと入ったのです、当然外での涼み効果そのままで】

……寒い

【そんな様子を見せて、自業自得?】
451ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/14(土)01:21:15 ID:QER
>>448 >>450

「………うん、体だいじにしてね…」

【明らかに自分のせいで鼻血が出たのに、治ったのも自分のお陰だと言われたらラビットは訳が分からず頷くしかない】
【ペインお姉ちゃんはいつも忙しいから、本当は自分の相手に疲れているのではないか……と、深読みしてしまうのも成長期の性】
【だけれど、彼女達の優しい眼差しと暖かい掌の温もりを受ければ、自然と笑顔が浮かんできていたのだった】

「だいじょうぶ!ラビットはぜったい死なないよ!」

【そうしてクイーンからの心配を受ければ両手に腰を当てて小さい胸を張り、にかっと白い歯をみせる】
【ラビットの愛嬌で、三人の雰囲気もオフのものへと切り替わり】

「しゅっぱつしんこー!」

【お店探索が始まる】
【愛する家族二人と手を繋げたのでとても愉快そうにぶんぶんと足を振って、いつもより歩幅を広めて歩いたのだった】
【お腹すいたー、と相槌しつつ、クイーンとペインの後に続いてクーラーの効いた店内へ】

【ラビットは席に着くなりドリンクバーを注文して、しばらくその場を外すだろう】
452カメレオン◆2E1eDx.7oE :2018/07/14(土)01:25:47 ID:jn4
カメレオンは隠れ家で間近に迫った学園襲撃の準備をしていた。
恐らく、これまでで最大の作戦になるだろう。装備をしっかり整えなければならない。

「スタングレネード、スモークグレネードニ……」

今回はフル装備だ。使えるものは全て使う。異局の過去の研究データ、そしてあわよくばオリジナルスをも持ち帰るという仕事を、なんとしてでも成し遂げなければならない。

「ア、そういえばD式装備とかいうのが量産されたんだっけなァ…どうせ量産されたんだし俺様に一つ回してくれねーかナ」

今回の作戦にあたって、警備隊側の技術を奪取した最新のD式装備なるものが量産されたらしい。

「アー、もしもし?こちらカメレオン。明日の作戦の円滑な遂行の為にD式装備を一つこっちに回してもらいたいんですけド」

思い立ったら即実行。カメレオンは早速、組織の本部に連絡してD式装備の使用許可を打診する。それが許可されるかどうかは、神のみぞ知る。



あらかた準備を終え、カメレオンは一息つく。久方ぶりのプライベートな時間だ。
彼にとっては珍しく、能力を解いてみた。その実体が露わになり、被っていた面を取る。カメレオンはその足で、鏡と向かい合う。
そこにあるのは真っ白な肌。細く、引き締まった体躯。艶やかで流れるような銀色の髪。そして―――見るもの全てを引きつけるような、美麗な女の顔。―――――なんて、醜い。
カメレオンは、着衣しているYシャツのボタンに手をかけ、1つずつ外していく。その手は僅かに震えていた。吐く吐息にも、震えが混じる。これから、逃れようもない現実を見る事になるのが怖いのだ。
ボタンが全て外れ、その白い素肌が露わとなる。世間一般ではこれを艶かしいとでも言うのだろう。だが、カメレオンにしてみればこんなものは嫌悪する対象でしかない。
胸元を開ければ、そこにはある。小ぶりながらも、しっかりと膨らみを見せるその二つの双眸は、嫌でも自らの性を主張してしまう。

「……俺様ハ、男ダ」

カメレオンは、自分の胸をナイフで切りつける。力を入れ、ゆっくりと、胸の中心にバツ印を刻みつけるのだ。滴り落ちる真っ赤な血が、純白な肌を染め上げて、汚していく。痛みが、溢れ出ん負の感情を抑えつける。

「こんなクソッタレな身体に生まれなキャ…」

どれだけこの身体を汚そうが、自分の性別が女であるという事実はどこまでもついて回ってくる。素顔のその声は、低いながらも女性のそれ。嗚呼、忌まわしい。忌まわしい。紛れもなくこの心は男なのに、どうしてこんな身体で産まれてしまったのだ。
この能力は最高だった。こんな醜い身体を誰にも見られずに済む。そして、自分でも見なくて良い。このコンプレックスから逃げる為に、仮面を被り声を変え、姿を隠して、カメレオンのように生きてきたのだ。
組織で“カメレオン“をやっている間は、何もかもを忘れられる。自分の本当の声も姿も消える。その時の自分は紛れもなく男で、総帥に選ばれた諜報員なのだ。

かつて、某国にある優秀な兵士がいたという。その兵士は諜報、工作に長けていた。だが、彼はトランスジェンダーであった。彼を妬んだ者達はその事を触れ回り、差別した。最終的にその者は軍を追われたという。

「……いヤ、俺様ハカメレオン。組織の諜報員、それ以上でも以下でもなイ」

拳で鏡を叩き割る。酷く耳障りな音と共に、カメレオンの醜い姿を映すものは消える。
忘れよう、姿を隠して。任務をこなして。それがカメレオン。闇に溶けて生きる者。それだけが、生きる意義。

//ソロールです。皆さんがよろしければ、イベントに際してカメレオンにD式装備を持たせたいのですがどうでしょうか…?
453ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/14(土)01:31:55 ID:NuW
>>450
「ねえねえそのなんか気持ち悪い宇宙人扱いするのやめてよぉ……この間それ言われて調べたのよ……私緑じゃないもん……」
「……ふふ」

やはり彼女は優しい、そして子供っぽくて可愛い、外で演技をしている彼女の素の姿を見るのはペインとしても楽しいのだ、それは他の幹部達に対する優越感もあるのかもしれない
最近ではつい、子供っぽい彼女を見て、妹が居たらこんな風なのかしら、と思ったりもしている

「……やっぱりオーラあるのよねぇ……聖良ちゃん」
「あ、戻ってきた……」

当然助けてという視線は完全無視!有名人なのだから仕方がない、有名税と言うやつだ

>>451

「う……っ」

要らぬ心配をかけてしまった、千尋は色々と鋭い、そもそも小さい子供というのは色々と"察する"力が強いが、千尋のそれは同世代以上、それは彼女の戦災孤児という生い立ちにも関わっているのかもしれないが
少なくとも、自分たちには顔色を伺うような事はして欲しくないと思っている
そして小さい子、千尋の頬は特に柔らかい、撫でていれば自然とだらしのない笑みがこぼれて
そうして雰囲気も柔らかくなり訪れた店内、颯爽とドリンクバーに向かう千尋に

「あんまり氷入れて冷たくしたらダメよー?」

と、声をかけるのだ、ちなみに戻ってきた千尋が自分の膝に座らないかなと密かに淡い期待を胸に抱き
虫がいいことだが、この時間を壊したくないと感じてしまうのである
454名無しさん@おーぷん :2018/07/14(土)01:33:09 ID:eXo
>>445

扉は開かれる。必然のように。
狂気に割り込むように、純白のスーツを上下に身につけられており、皮靴がかたんことんと床に上品に打ち付けられる。
ホスト風の男だ。底で微睡む深遠の蒼といった落ち着いたウルフカットを、黒いピンで斜に構えるように留めている。

君と目が合うやいなや、瞬く間にして瞳孔を見つめて、右手を掲げる。『何か』を、行使するように。


——タンバリン。

......、 かしゃぁん♪かっしゃららぁああん♪
かっっしゃららっつつらららぁあああああん♪

しゃんしゃらららららたらっららたっらっrたっっらっらっらっrsっらっっららんらん♪
kだっかかっかたっrたっrたっらたっらっらっら♪



不愉快だけが、この部屋には満ちていたはずなのに——
小刻みに奏でられるタンバリンは、その場に駆け巡るピアノとバイオリンの不協和音を的確に捉えて、その波長を綯い交ぜにし、ひとつ足りとも無駄となる音にせず、すべて和音に編みあげる。


そして一度、音はあまりにもうまいことに対消滅し、ゼロになる。古い音のすべてが途絶えた。

言葉を、紡ぐ。
「君が心の底から愛を弾くのだから、
   ——応えるしかないじゃないか。それが世界のどこにだって届くように、僕は心地良く成し遂げてみせる」

私立最難関大学に一芸入試だってできるくらいの腕前——世界最高のタンバリストが、彼だ。
ライバルなどいない。あまりにも圧倒的な差をつけて世界の頂点に立っている。
最果てに。強さの果てに見た景色は、際限のない夜の海のような大きな後悔と、ひと摑みの悟りの地であった。
ひとつだけ、誰かに言っていいものならば、言ってしまいたいことがあって、今、それを言うべきだと、直感したから。だから——


「例えすべてが過ぎ去って、世界が空っぽになっても——


忘れるな、欲望は君の命だ」

l want you become Musian who change the world.(世界を変える音楽家になってほしいって、思っているんだ)
455クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)01:44:57 ID:UfJ
>>451
【二人より遅れて席につくと、ふうっと一息して】

千尋ちゃん、予算に際限はないから好きなだけ食べていいよ

【にっこりと、ペインからしたら聞き捨てならないかも知れない一言をラビットに言うだろう】
【そして、ドリンクバーを注文した彼女を微笑ましく見送って】

ジュースたくさん飲んだら太るから気をつけてねぇ

【そんな言葉を送って】

>>453
【そして二人きりでペインと向かい合うと】

大体ねぇ、私の方こそ後を頼むかも知れないと思ってたのに

【そんな一言をいきなり伝えるのであった】
【その理由は】

ーーーー"赤"

【ここまで表舞台に姿を現さない、用心深い総帥】
【きっとあの男が表舞台から退場しないと姿を見せないだろうと思い】
【そしてあの男を退場させられる人間が学園にいるとは思えない】
【幹部内ですら、戦える人間が居ないと思える強大な力の持ち主】

それが私の、この因縁渦巻く学園都市で与えられた"役割"なのかなって最近思うのよね

【そうペインに伝える、つまるところキングを倒す】
【するときっと総帥は現れる、コードネームといい、与えられた色といい】
【それとなく、運命のような物も感じているのだろうか】
【そして、あれ程の男だ、それを果たせた後はきっと私ももう戦えないだろう、そう思っていて】
【それを伝えた後、ちょっとすると千尋が戻ってくるかも知れない】
456ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/14(土)01:45:56 ID:NuW
>>452
//折角マシラさんが用意してくれたのでありかな……と私の一意見です
457音楽室の美青年 ◆fOD50tbLBI :2018/07/14(土)01:58:54 ID:7Sz
>>454

――――ジャアアアアアアアアン……

その音の余韻に浸るかの如く、男は虚ろな瞳で項垂れながらその男の言葉を聞く。
嗚呼。君の言う通りだ。欲望、欲望、欲望。あのお方の前に、未だ声しか聴いた事のないあのお方の前に。
跪く。それだけで、それだけで私は満足するのです。嗚呼。嗚呼。嗚呼!!!!!!!

会いたいと想う。明日もあの方に会いたいと想い続けられる。その欲望―――それこそが、それこそが、それこそが。

「――――そうか。」

グググッ
血液が一点に集うのを感じる。

「――――これが。」


     愛

     か

美青年の頬を涙が伝う。生きるとは、素晴らしい事だ。今ならば美しい音色を奏でられるに違いない。
あんな苦しみの中から絞り出した様な不協和音とは違う。そうだ、自分はもうとっくの昔に気付いていたのだ。

―――♡♡♡♡♡♡♡

そういう事だ。

「……世界を変える音楽家にもなれる。ありがとう、君のお陰で私は気付けたよ。」
「この欲望―――これこそが『愛』だったんだ……。愛の在処、愛のカタチ……♡」

感謝します。貴方と出会わせてくれたこの世界に――――。
何処からともなく取り出した赤い薔薇を咥えて、男は涙を流しながら再び指を躍らせた。今度は感情を表に出しただけのそれではない。
美しい音色だった。まるで腐海に咲き誇る一輪の赤い薔薇をタンバリストは彼に幻視するに違いない。

ドヴォルザークのユーモレスク第七番イン・プラハにも近いその曲調は優しい愛で、戦禍に呑まれんとする夜の学園を抱く様に包み込む。
これが彼の愛のカタチを最大限に表現した結果だった。名も知らぬタンバリストへの感謝を体現した集大成。

(―――ありがとう。名も知らぬ奏者……。)

それしか、今は言葉が見付からない。
458ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/14(土)02:02:27 ID:QER

>>453 >>455

「はーい!」

【駆け出した背中から保護者のような二人の声が聞こえてきて、遠巻きに元気な返事をする】
【幼いラビットにとって、ドリンクバーはファミレスでのお大きな楽しみである。暫くの間、向こうで鼻歌交じりに液体をかき混ぜる音が聞こえてきた】
【時おり、さーっという粉音やティーパックをぱくっと開いたりなんだかだんだん怪しい音まで混ざり始め】


「ただいまー!」

【十分後、再び姿を現した千尋の手には器用に三人分のガラスコップが握られていた】
【ペインとクイーンのものであろう飲み物がテーブルに置かれる。………が、その中に入った液体はドリンクとはとても思えないような混沌とした色味をしているのであり】
【嗅ごうとしなくても異質な匂いが漂ってくる、例えば、アイスコーヒーとコーラを混ぜたような……もはやそれはドリンクづくりというより、まぜまぜ遊びによる代物である】

【その異様なスペシャルドリンクに一同が注目している間、既にラビットはるんるんとペインの傍らでピーチソーダを飲みながら、期待の眼差しを二人に向けていた】
【"飲むしか無い"………やむを得ないと、状況がそう告げていた…!】
459腰の曲がった老人◆ysp4J1dwSE :2018/07/14(土)02:03:05 ID:2ap
>>333
「あれから何処へ消えたのかと思えば……」

【研究室の扉が開かれる。ジャケットの襟を正しながら、高級なスーツを纏った男がそこに足を踏み入れる】
【男は一人だった。護衛のエインヘルヤルもすら連れずに、何時も通りにどこか踏ん反り返ったような】
【然しそれでいて、その面持ちは】

「……まだ研究を続けていたとはね、黒野君」

【そしてその室内を一瞥した】
【東雲重工の要請によって、共同で用意した研究室……その研究の実用性は大いに認められるところだろう】
【彼女等が、東雲が飛びついた理由もわかる……が、その点に関してだけ言えば、矢島大聖は彼女等には呆れてしまっていた】


「――私がそれを不採用にした理由を、まだ理解出来ていないようだ」


【それは、その男にしてはらしくなく厳然と】
【――あの時、社内コンペティションの際に、不採用を言い渡したときと、同じ】

/まだいらっしゃれば……
460矢島大聖◆ysp4J1dwSE :2018/07/14(土)02:04:27 ID:2ap
>>459
/名前ミス!
461クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)02:09:50 ID:UfJ
>>458
【帰って来たラビットから渡された物は飲み物とは言えない異物であり】
【それを口にするとどんな悍ましい味がするのか、それはその見た目から醸し出されていた】
【嘘でしょ?そんな雰囲気を漂わせ、その飲み物を見つめるが】
【ラビットの視線は、それを無碍にする罪悪感を刺激する】

ありがとうねぇ、ラビットちゃん

【にっこり笑顔でそれを持って。当然演技だ、CMとかにも出た事ある】
【これくらいの演技できなくて芸能人が務まるものか!ここからは意地の世界!】
【そしてそれを口にする、やはりすぐに吐き出したいような、異物が口を通る】
【だがしかし!それを一気に飲みきって!!】

美味しかったわぁ♪

【にっこりと、満面の笑みを浮かべラビットを見つめるのであった】

(頼むからまた入れてくるとか言わないでね………)

【笑顔の裏でそんな事を思いながら】
462クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)02:10:19 ID:UfJ
//書き溜め予定が間違えて送信してしまいました!
463ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/14(土)02:10:40 ID:NuW
>>455
「……私ひとりで憎いあんにゃろうをなんとかするのは無理よ?」
「……赤、か」

確かに、確かに、聖良の言う通りだ、後一歩、総帥直属の赤が出てきたからには後一歩、その1歩が果てしなく遠い、少なくともペイン一人であれをどうにかするのは天地がひっくり返っても無理だろう
それを加味すれば確かに、聖良の言う事も正しい、彼女の言うことは間違っていない
ペインは立ち上がって、つめてつめてと言いながら聖良の隣に座るだろう、そして

「嫌よ、ダメ、やだ、ばか」

彼女の手を両手で包み、、自らの胸元にそっとその手を寄せるだろう、そして赤い双眸を瞬かせながらその顔を近づける
端的な子供のような言葉、役割だのなんだの知ったことでは無い、聖良が死ぬことは単純に嫌なのだ
この優しすぎる彼女は、幸せにならなくてはならない、そう思って
そして千尋が戻るのと同時に「あっ……」と呟いてその手を離すのである
>>458

「いやいやいやダメよ!食べすぎるとお腹が苦しくなるしこう……適度に……」

聖良が千尋に激甘な親戚のお姉さんだとすると自分は口うるさい母親だろうか、可愛いことは可愛い、だが甘やかしてばかりでは……いや、甘やかしてばかりだ
だがこういう時は口を酸っぱくして聖良に抗議
……そしてペインは仕事柄耳がいい、聖良と会話しながらも背後の不気味な音には意識が向いていて
――明らかに、ヤバいものを作っている

「………………………………」

無言、千尋の持ってきたそれを見て無言!明らかに、色がおかしいとか、混ざりきって居ないとか、異様にどろどろしているとか
……いや、もしかしたら千尋の味覚が特殊でこれが美味しいのかと思えば
(じ!自分はピーチソーダ!?な、なんで!?もしかして私嫌われてるのかしら!?)
そうではない、と思いたい、そうだ、とりあえず何を混ぜたのか聞いてみようと

「……ち、千尋ちゃん?これは何がどうしてこうなったの?」

聖良に助けを求めつつ傍らにいる天使を撫でながら、ややひきつった笑みでそう問掛ける
464ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/14(土)02:15:13 ID:NuW
//大丈夫ですよーあるある
465クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)02:17:25 ID:UfJ
>>463
【ペインのそんな様子を、仕草を、言葉を聞くとふぅっと一息して】

わかったわかったわよ、それはもう本当にどうしようも無い状況になってからにするわよ……それに、もひかしたら向こうも『おじいちゃん』が出てきてくれるかもしれないし…

【そう言って、運命だの役割だのは、心の底にしまっておこうと、でも本当に学園側だけでどうしようも無いのなら、そう思って】
【おじいちゃんは単純に失言だった、昔は好きだった、今は大嫌いな神水の事】

でも陽炎ちゃんも絶対に絶対に死んだらダメ、私ちなみにあんたが危なくなったら助けてあげてって、頼んであるから

【そこで、亜主羅神にそんな事を言ったのをカミングアウトするのでした】
466黒野 一天 :2018/07/14(土)02:23:58 ID:b01
>>459

「あぁ……………!!??」

【その声を聴いた瞬間、ドクンと心臓が跳ねる】
【忘れるはずもない。あの時の、あの声と、あの顔】
【振り向けば、歯茎をむき出しにして】


「やぁぁぁぁぁぁぁぁ、じぃぃぃぃぃぃぃぃぃ、まぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」


【激情のままに襟首をつかみ上げようとする】
【神機・一天を呼び出し、その場で神理を分からせてやるか?】
【いや、その必要さえない。この場で絞殺してしまおうか】
【そんな意思が渦巻く血走った瞳が、矢島を見据える】

「理解できてなぁいのはぁ、お前だろうがぁぁぁ!!!」

//よろしくお願いします
467一之瀬侑李◆ysp4J1dwSE :2018/07/14(土)02:27:01 ID:2ap
「一之瀬、もう上がりだろ。帰らんのか?」

【ピーク時を終えた執事喫茶内は、最後に入っていた客が帰っていった】
【仕事も殆ど終えていて、バイトの終わり時間はとっくに過ぎていながら、一之瀬は店内で呆けたように待機していた】
【見かねた店長がそう話しかけて、そこで初めて時計を見上げ、もう終わりの時間になっていることに気付いた――】

【今日も、来なかったな、と店先へと視線をやる】

【あの事件からも、身体が治ってからは積極的にバイト先のシフトを入れていた】
【いつも以上に積極的に、風紀委員の仕事をこなしながら、隙間の時間に徹底的に入れ続けていた】
【そして今。明日には組織への襲撃作戦が開始されるという日に、身体を休めることもなく、またこんな風にシフトを入れていた】

【聞きたいことがあった。聞かなければいけないことがあった。けれどそれ以上に、会いたかった】
【きっとそれだけでよかったのだろう。感じている疑問だとか、疑惑だとか、そんなものは口実で、ただ逢えるだけでよかった】
【叶わないだろうか。いや、『確かに来てくれる』と言った。だからここで待ち続けている――】


「……もう少し、いてもいいかな」


【きっと次の瞬間には、真夏の陽炎の中を、彼女が歩いてくるんじゃないか。そう願う】
468ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/14(土)02:30:22 ID:QER
>>463


「美味しそうなものをたくさん入れたよ!…そーだなぁ、カフェオレとかぁ、オレンジティーとかぁ、ジンジャーエールとかぁ………」

【次々と列挙される異様な数の多種多様な品々は、ラビットの小さな十本指ではとても数えきれない】
【しかし、当然嫌がらせなどではない】
【恐らくありったけの美味しい飲み物が注がれたスペシャルドリンクは、ラビットが彼女達に抱く胸いっぱいの愛の現れなのだろう】

【そしてペインが戸惑っているあいだ、クイーンは早速ラビットのラブリーさにK.Oされて一気飲みしていたのだった】
【撫でられる心地よさにウサミミを揺らして、彼女のプロスマイルを見ると満足そうに微笑みを漏らす】
【ペインの逃げ道はすでに完全に塞がれていた………袋小路である。】

【最後の一押しと言わんばかりに、ラビットはニコニコした笑顔で彼女の方を伺う。】
【ペインからすれば、心なしか彼女の無邪気な表情にはどこか猟奇的な影が差しているようにも見えて】

【もしも口にすれば、炭酸コーヒー割りミルクティーのようなんとも言えないどろりとした不気味なクリーミーさと共に、ひりひりする劇臭が食道を支配するだろう】
469矢島大聖◆ysp4J1dwSE :2018/07/14(土)02:38:01 ID:2ap
>>466

【矢島大聖は本格的に体を鍛えたことはない】
【中学高校では卓球部で、大学ではほとんど勉強と研究に没頭し、卒業してからは会社経営に尽力をし続けていた】
【故に彼が胸倉を掴んだのであれば、避けることもなく、そして大した抵抗もなく――然し、その瞳を“確固たる意思”が覗き込む】

「いいや、君だ」

【抵抗するでもなく、然し彼を見据えて、厳然とそう言い告げる】
【ヤジマ・システムズ社長、矢島大聖は、曲がりなりにも大企業の社長だ】
【普段は「お前ふざけてるのか」という臆病さを見せつけるが、それでも、元とはいえ“社員を相手に竦んだりはしない”】

「未だに能力者の時間は止められないという弱点は克服できていないようだね」
「いや――最早弱点ではないか。それこそが、正しく“最悪極まりない”利点であるのだから」

【過剰なリアクションは取らない、ただ淡々とそう言っている】
【事務的に、或いは、抑えるように――そして】

「あの時分からなかったならば、今ここで、君に直接言ってやろう」

「――君が作ったのは、史上最悪の“虐殺兵器”だ!!!!!!!!!!」
470ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/14(土)02:40:18 ID:NuW
>>465
「……分かってくれた?何より私も、千尋ちゃんも悲しむのよ?じゃあ、私の分まで生きてなんて言わないわ、死んじゃダメよばか聖良ちゃん」

ばか聖良ちゃん、組織に入った頃はこんなふうに呼べる日が来るとは思わなかった、そしてこう言える人間もまたひと握りだろう

「……おじいちゃん?」
「……ふふ、秘密が色々あるのね、聖良ちゃんは、それはまた今度、生き延びたら聞かせてもらえる?」

聞き逃さなかった、おじいちゃんと言うのが肉親であろうと無かろうと、彼女がたまにポロリと零す言葉はいつだって重要な意味を持つ
……だが、その言葉の先を聞くのは今はおそらく叶わない、作戦を無事に生き残ったら聞かせてもらおうと

「……そんなことまで?ふふ、ありがとうね聖良ちゃん」
「大丈夫よ、この前新しい部下も加わったもの、早々死なないわ、まあその……新しい部下にはプレイの末に殺されかけたのだけれど」

……と、千尋の前で殺すだのプレイだのと言ってはいけない、ペインは千尋の前ではいいお姉さんで居たいのだ
>>468

「…………」

千尋の嬉しそうな表情から見て嫌われているのではないのわかる、美味しそうなものを沢山入れて飲ませてくれようとするのもわかる
だが!美味しいもの×美味しいのは必ずしも美味しくなる訳では無いっ……!
ひくひくと頬がひきつりながらも、嬉しそうに入れたものを指折り数えていく千尋に母性本能やら庇護欲などをそそられつつも"それとこれとは別!"
……なんて言える訳も無く、満足そうな千尋の微笑みに今日もオーバーキル、こっそり聖良に押し付けようとしていたが、千尋の視線は縫いついたように離れない、八方塞がりである

「…………ごくっ」

そんな生唾を飲んで、心なしか千尋の瞳には影が渦巻いて……それはマゾのペインには心地の良いものであって
仄かに頬をうっとりと赤く染めながら一気に!飲み干す!そして!

「と、とっても……美味しかったわよ……?」

聖良と違って演技慣れしていないペインは、ギリギリ嬉しそうに見える表情で持って千尋を褒めるのだった
……と、ひと騒動終わったあとには甘口の赤ワインが2つのグラスと共に運ばれてくる
471クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)02:48:49 ID:UfJ
>>468
陽炎お姉ちゃんの飲む姿もみたいよねぇ♪

【さりげなくラビットにそう語りかける、ペインから押し付けられないように!】
【きっと、ラビットがペインを見つめる後押しになっただろう】
【そして彼女がそれを飲みきった後には微笑んで】
【演技慣れしてないなと思いながら】

良かったね、とっても美味しそうに飲んでたよ♪

【そんな事を言いながら、即出てきた赤ワインに手をつけるのであった】

>>470
ば、バカって………

【ばか聖良ちゃんと言われるとムッとするのであった】
【そして彼女が生きて帰ったら、その言葉を聞いて微笑んで】

んじゃ約束だからね

【そう一言伝えるのであった】
【ちなみにペインがラビットの入れてきた飲み物を押し付けようとしたのはすぐに気づいた】
【だからこそラビットに声をかけた、ラビットがペインから目を離さないように!】

(自分だけ助かろうなんて、そうは行かないのよ!)

【そんな事を考えながらも、うっとりしながらそれを飲む姿を見て】

(あぁこいつドMだった)

【呆れた様子でそんな視線を向けるのであった】
472黒野 一天 :2018/07/14(土)03:06:22 ID:b01
>>469

「虐殺……兵器……?」

【その言葉に、鬱血するまで握っていた拳が、ぱっと開く】
【ソーマを服用した人間でもこうはなるまいと思わせるほどの表情が、さっ、と切り替わって

「それのなぁにが悪い?」

【何を言っているんだ、と言わんばかりに矢島へ言い放った】
【本当に、理解できない】

「神の理はぁ、世界を変えうる力なんだ……人間の論理を超越しているんだぁ。馬ぁ鹿には分からないだろうがね」
「虐殺?そのくらいできて当然だろう?能力者の時間も、いずれ止めて見せるともぉ……」

【悦に入り、室内をうろうろと歩き回りながら語るのは、狂人の理屈】
【数年の時は、矢島の知る黒野と今の黒野を大きく引き離してしまった】

「史上最悪?フン!やはり分かっていないなぁ!」
「神理は未だ、完成してはいなぁい……完全な神理は時を超え、空間を超え、世界を超えるのだ。あんなものが史上最悪に見えるとは、全く、笑わせる!あーひゃっひゃっひゃっひゃぁ!!!!!」
473ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/14(土)03:09:08 ID:QER

>>470>>471

「ふふっ、がんばった甲斐アリ、だね♪」

【人知れず地獄を彼女に見せたことなど知る由もなく、ぴょんぴょんとソファの上で跳ねるラビット。】
【ラビットにしてみれば一連の成り行きは、自分が頑張ってそれを家族に褒められるという、他愛のなくしかしとても心躍る何気ない風景に映るだけだった】
【もっともそんんあ二人の惜しみない努力によって彼女は日々幸せに暮らせているのであるが、もう少し成長したときにはとんだ不思議ちゃんに育っていることだろう………】

【それからは二人の反応にとても満足したようで、スペシャルドリンクが追加されることはなく】
【黙々と注文した5種チーズのピザをねばねばと頬張っていた】

「リーダーも一緒に食べたかったなぁ………」

【食卓に並ぶ色とりどりの品々を見てふと、呟いた】
【ラビットの組織の幹部に対する愛には上や下もないが、とくに彼女を救ってくれたリーダーは最愛の人物である】
【いつも仕事ばかりでときたまエスポワールに立ち寄る以外は、彼女と日常的に会う機会はとても少ない】
【ラビットがウサギ大好きであるのも、リーダーが初任務達成のご褒美に「タロー」をプレゼントしてくれたからなのであるが……】
474ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/14(土)03:22:09 ID:NuW
>>471
言葉にはせず視線で
『ふんだ!1人で勝手に戦おうとしてあとを託そうだなんて言う聖良ちゃんは馬鹿よ馬鹿、ばーかばーか死んじゃダメ!』
と言うのである、そして後でお仕置きされないかなと密かに思っている

「ええ、約束……」

と、湿っぽい言葉を吐いてはいるが目は必死、何しろ飲みたくないのである、臭いし
聖良ちゃんなら有り余る演技力でもう1杯くらい行けるだろうと押し付けようとしているのだが
さすがに彼女も気付いているのか上手くいかず

「……こくりこくり」

千尋の視線も聖良の呆れたような視線もペインにとっては御褒美に過ぎない、2人に蔑まれ頬の赤さは増し

>>473

「……んんん」

そんなラビットの嬉しい胸中に反してペインは軽く自己嫌悪に陥っていた、その理由は
娘のように可愛がっている女の子に睨まれて気持ちよくなってしまったことにある
……あれは抗いがたい、1種の麻薬の様なものだった、その残香は今でも脳裏に残り
いや流石にそれは……だめでしょ……と鋼の意思でそれを押さえつけていた
さすがに純粋な千尋にムチを持たせるわけには行かないと
(でも似合いそうなのよね……)
と、千尋の頬にぺたりとついたチーズを拭ってやり

「…………………ふふ、そうね、それじゃあ今度はリーダーも誘って4人でご飯食べましょうか」

そして今になって思い知らされる、組織に弓ひこうとしている自分たちは千尋から笑顔を奪いかねないのだと、書類の偽造の件は恐らくリーダーにもキングにもバレているだろう
だから、リーダーも含めて食卓を囲むなど、もう不可能
そして、少しだけ寂しげな千尋を膝に乗せて抱き抱えようとするだろう、心の中で彼女に謝りながら
475クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)03:34:56 ID:UfJ
>>473>>474
【あんまりにもバカバカ言ってるように感じる視線を受けながら、ムッとする】
【ペインの視線を受けながら考える、火攻め水攻め土の中に埋める風で切り刻むカチコチに凍らせる電気でビリビリ重力で押しつぶすどれが良いかな】
【そして、出された食事を食べながら、リーダー、その言葉に少し反応する】

新烝さんかぁ、まぁ、機会あったら呼びましょう、後はぁ、出灰(ファウスト)とか

【ここで突然の名前、何故?と思うでしょう、ただペインの反応を見て面白がろうとしているだけで深い意味は無い】
【バカバカ言ってきたお返し♪くらいにしか考えていない】
【しかし、リーダーが脅威なのは確か。彼女に触れられれば、全て一般でおしまいだから】
【特に嘘偽り組織での目的、更には始まりの地の事に、神水と顔見知りで昔懐いていた思い出等】
【それこそ、幼少時は神水に、それこそラビットのように懐いていたのだから】

ま、リーダーが無理でも青とかローマンさんなら誘い易いんじゃない?
476矢島大聖◆ysp4J1dwSE :2018/07/14(土)03:36:25 ID:2ap
>>472
【乱れた襟を正す】
【最早救いようがない。まだコンペティションをやっていた頃は人間味もあった】
【なんならまともな熱意があった、だからこそ計画主任を任せていたし、予算も与えていたが】

「あの時私は君に情けをかけるべきではなかった」
「なんだったら、オフィサーを使うべきだったかもしれん」

【矢島大聖は無益な殺生を好まない】
【故にこそ、オフィサーをよく思っていなかったし、その解体は速やかに行われたのだ】
【そんな男にここまで言わせるとは……いや、言わせるほどのものを、作り上げてしまったと言えるだろう】

「ここは東雲との共同管理下にあり、君は一応は東雲側が保護したという名目だ」
「私が手を下せば面倒に……いや、手を下せないと言ったほうが正しいか。全く」

【ここに来たことを、後悔していた】
【あの頃の彼ならば、話せば分かる男だった。言葉足らずが原因だったなら、今一度それをはっきりと言えば手を引くと思った】
【それがご覧の有様だ。東雲は、一体何を考えてこれを生かしているのか。全く理解できなかった】


「……私が馬鹿だった。酷く無駄な時間を過ごしてしまったな」


【そう言って、研究室から立ち去ろうとする】
477ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/14(土)03:57:02 ID:QER

>>474 >>475

「???」

【勘が鋭いラビットはペインの様子が何時もと違うのに首を傾げる】
【彼女がラビットに対して普段"そういう"姿を見せまいとしている分、違和感はなおさらだろう】
【しかし、ペインの思惑などいざ知らず。お腹いたいのかなぁ、と適当な勘違いをし】
【彼女が夢見ていることも……まぁ、ラビットなら言い聞かせれば、素直にやってくれるかも知れないが】

「うん、リーダーが喜ぶところ、みたいな……………」

【ラビットは体重が軽いので抱き上げることも容易い。されるがままに彼女の膝上にちょこんと座って】
【少し影のあるペインの口調に釣られて、彼女の声も落ちていく。全てが終わったら、リーダーと一緒に楽しく、幸せに暮らす……】
【そんな未来を夢見て、ラビットは日々頑張っているのだった】

「出灰さん!いいね!呼ぼ呼ぼう?」

【ラビットが反応を示したのは、意外にもファウストであった】
【見た目は極道じみているがココア好きだったり意外と可愛い所があり、彼女にとってはお気に入りの人の一人だったのだ】
478ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/14(土)04:03:08 ID:NuW
//もうそろそろ〆た方が良さげですか?
//とっても楽しいのですけれど私が寝落ちしてしまいそうなので
479ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/14(土)04:04:00 ID:QER
//自分も〆を希望します。眠気で速度が維持できそうにありません、申し訳ない…
480クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)04:04:02 ID:UfJ
//なら〆ますか!私も少し危うく……
481ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/14(土)04:09:16 ID:NuW
>>475
「…………♪」

ペインは人の嗜虐心には敏感な方である、実は後半お仕置きを期待して煽っていたのもあり
結果は上々、聖良の瞳にくすぶるサド心を引き出せたことで鼻歌でも歌いそうな程
だったのだが

「…………うっ、お、男の人はほら!こういう雰囲気にあれがあれだし……!うん!出灰さんはきっと忙しいから(呼ばなくて)いいわよ!」

幹部の中で唯一、ペインはファウストに苦手意識を持っている、それを知らない聖良でもあるまいに、この前知ったばかりだろうに
手痛いしっぺ返しを食らってしまった
千尋の手前大手を振って拒否できないのがまた痛い所であり、聖良に抗議の視線をむむむと向けて

>>477

どうもセンチメンタルな気分に陥ることが多いようで、感の鋭い千尋には詳しくはわからずとも、気分が落ち込んでしまっていることは伝わるだろう
そう、普段いいお姉さんらしくしているペインは千尋に弱い姿は今まで見せないでいた
そしてボンテージを着た千尋を想像しつつもあまりの危なさにペインはこの記憶を封印するだろう

「……うぐっ」

またもや逃げ場を塞がれた、千尋が会いたいというのなら苦手な灰色にも会わなければならないと
ヴィジョンやブルームの方が良かった……と心の中でそう思い

そしてそれから暫くは賑やかに姦しく、女幹部達はファミレスで食事をすることだろう

//ちょっと雑かもですがこれで〆ますね、楽しかったですー!ありがとうございましたー!
482クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)04:17:34 ID:UfJ
>>477>>481
【そしてまた何やら怪しく喜んでるようなペインを見て思うのであった】

(この心底ドMめ、○メック星人の本領発揮してもらおうかなぁ……

【などと、そんな事を考えてじっと見つめて】
【ラビットのファウストへの反応が意外だったので素直に驚いて】

ふーん、まぁ、千尋ちゃんからしたら幹部はみんな家族だっけ?アレクシス(エース)の歓迎もしてあげないとねぇ

【そんな事を千尋に言いながら、ファウストへのペインの反応を見てニヤニヤとするのであった】
【そうして、そのまま楽しくこの時を過ごすだろう、そして明日は戦地に向かう二人を見送る事になる】
【そして、組織アジトのモニターで、戦いを見つめる事になるだろう】
【尤もそれは、自らの目的の為に避けられないだろうと思っている男、キングの戦いを見ようと、そう思っているのであった】


//こちらこそありがとうですよー!お疲れ様でしたー!!
483ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/14(土)04:22:39 ID:NuW
>>467

【組織の作戦決行日は近い】
【昨晩新しい部下に抱き殺され、再生したばかりのペインは部下に気遣われて仕事を任せ、ふらっと無意識のうちに、一之瀬のいる執事喫茶のある商店街に遊びに来ていた】
【そうして散策していれば同じ幹部達と会い、席を囲み、各自別れて今はペイン1人のみ】
【そんな中、ふらふらっと、一之瀬という光に初めて触れたこの場所に吸い寄せられるようにして】

「侑李ちゃん?」
「ふふ、良かった、居てくれて」

【コツ、コツ、揺らめく陽の向こうから響く靴音】
【ぱっと向日葵が咲くような、笑顔を浮かべながら、その紅い双眸を細めて】
【靴音は一之瀬のすぐ近くで止む、お互いの匂いが感じられる距離まで近づいた銀髪のメイドは】

「ふふ、来ちゃった」

【一之瀬だけにしか向けない、愛しさから頬を薄紅に染めた嬉しそうな笑みで彼女を見上げるだろう】

//次お返し出来るの14時か15時になってしまうと思います、イベントも御座いますので、もし不都合でしたら破棄して頂いて構いません
484ラビット◆fAiBro2NmQ :2018/07/14(土)04:37:44 ID:QER
>>481 >>482

「ね、いいでしょ?呼ぼうよ~」

【甘い声を上げながら、後ろのペインの胸に頭を擦り付ける】
【こうなってしまえば断ることもできまい、ラビットはどんな人とでも仲良くなれる、という快活な考え方をしていたのだ】
【今まで避けられていたジョーカーとも最近は仲良くなった(ということに彼女の脳内ではなっている)ので、その考えは他の消極的な幹部にまで及んでいた】

「あっ、そうだ!"ブラック"ってどんなヒトなのかなぁ……」

【最近幹部(パレット)に入ったばかりのエースとはまだ面識がなかった、楽しい人だといいなぁ、と思い何となく容姿を想像する】
【エースというのだから鋭い殺気のある美青年だったりするのだろうか。ペインの柔らかい膝の上で妄想は膨らむ】

【今日は久々に三人で、いつもより楽しい一日を過ごすことができた……メチャクチャな飲み物を飲まされる羽目になった二人はどうなのか知れないとはいえ、ラビットにとっては良いリフレッシュとなったろう】
【それぞれはしばし普段の立場を忘れて、日が暮れるまで語り合った。ラビットもその後には元気に大手を振って二人と別れているのだった。】

【もし、明日の作戦が最悪の方向に転べば、これが最後の晩餐となるかも知れないのに】

//お疲れ様でした~。今までソロールでしか絡みなかったのでお二方と絡めて良かった
485夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/14(土)04:56:01 ID:39U
>>413

「そんな……それじゃもうどうすることもできない」

肩を落とす夜那。自分は明日、幹部達が居なくなって手薄になった本部に一人で向かうつもりだった。それも無謀もいいところだが、襲撃も同じように思える。
恐らく組織が用意した偽の本部には幹部が待ち構えているのだろう。
天塚みのるを助ける為に本部に潜入すべきか、自らも襲撃に助力すべきか夜那の心は揺れている。

「杏子ちゃんは、襲撃に参加するの?私はどうしたらいいかな……」

その時、夜那は一度も見たことのない弱々しい目をしていた。不安と恐怖、戦いから逃げ出したいという気持ち。
それをただ決意だけで押し込めて、なんとかここに留まっている。
どちらにせよ、知ってしまった以上何もしないなんて夜那にはできない。

//寝落ち申し訳ありません……
486一之瀬侑李◆ysp4J1dwSE :2018/07/14(土)05:05:34 ID:2ap
>>483

【ロマンチシズムも大概に。来ないものは来ないのだと諦めるべきだ】
【そう分かっているのだが、けれどもう少し、もう少しと待っていた。待ち続けていた】
【けれど揺らめく陽炎は、都合の良幻い影すらも映さず終わる。そうして瞼を閉じて頭の中をリセットしていく】
【何より人件費を払うのは店長だ。あまり迷惑をかけすぎてもいけない】

「店長、ありがと! 私もう上が――」

【そう言って、振り返ろうとした時に見えたのは陽光の揺らめきと緊張が起こした幻覚にすら近い何かとすら】
【けれど確かに音は聞こえてくる。確かに声が聞こえて、確かに一之瀬の頭の中を、彼女の香りでふわりと満たしていく】
【薄紅に染まった頬は、触れれば溶けて消えてしまいそうだ。向日葵の如く彼女は、正しく“陽炎”より踊り出る】

「……待ってました」

【女好きの不良風紀委員、少女の前では飄々と、それでいて冷静であろうと務める一之瀬侑李は】
【まるで初めて恋を知った少女であるかのように、胸を一杯にして、胸を高まらせて】
【今すぐ彼女のことを抱き締めたいとすら思っているが、彼女の姿が、触れればまた消えてしまうのではないかと恐れてしまう】


「――陽炎さん」


【ただただ、一之瀬にとって、こうして名前を呼ぶのが精一杯だった】
【愛しい気持ちを抑えられずに、彼女にしか向けられない、ただただ年相応の恋する少女の笑顔を送る】


/ありがとうございますっ
/ソロールのつもりで投げていたので、絡んでいただけるのは大歓迎です!イベントが始まる前に終わる程度でやらせていただければ!
487ミツキ◆1l7w67iV.c :2018/07/14(土)07:43:51 ID:wVo
【日が昇る。都市の一日が始まる】
【廃墟の屋上から、朝焼けに染まる街を望む。今日も今日とて、学生の営みが繰り返される】


……………うん、いい朝だ

【紅い瞳に白い髪、学生服に黒い首輪をした、その少女は。普段と変わらぬ笑みを浮かべて】
【今日はきっと、長い一日になるだろうーーー然し自分はその騒乱には関与しない】
【今回の一件において、彼女は傍観者でしかない。劇場の席に座る観客のように、手の届かない場所から事の顛末を見届けるだけ】
【今の自分は過去に置き去りにされた者だから。過度な干渉が許される理由もなく、達観を決め込むのが相応しい】

【けれども、もしも今日の“祭り”が終わった時には】
【その時は、もう一度考えよう。いや、きっと考えざるを得ないのだろう】
【もしも、同胞(オリジナルス)が関わってくるならば、それはきっと自分が見過ごす理由にはならないのだから】
【だから、これから自分が何をすべきかーーー誰が敵で、誰が味方なのか、しっかりと見定めよう】

……それに、そろそろこの食生活も堪能し尽くしたことだし、ね

【コンビニで購入したクリームパンを頬張りながら、少女は廃墟の屋上より、未だ穏やかな朝の景観を堪能する】
【それはきっと嵐の前の静けさ。動乱の予感をひしひしと感じながら、少女は朝食を堪能するのだった】


//夕方に用事があるのと、イベントも控えていることですので、それまでには〆ることになりますが、絡み待ち
488天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)08:09:00 ID:UfJ
>>487
ねぇ

【手には甘々のスナック菓子が大量に入った袋】
【それを手にして、何やら不機嫌な顔をしてその少女の前に現れた】
【彼女の前に立ったならまずその袋を丸ごとミツキへと投げるだろう】
【中身はチョコレート系のスナック菓子が殆どなのだが】
【そして不機嫌な顔をしている理由は簡単である】

私の情報売ったでしょ、私の所にも来たわよ、あの亜主羅神って子

【そんな事を彼女に言い放ってムスっとしている】
【そして隣に座ろうとしながらまた言葉を続ける】

そもそも売るにしても私の情報以外にしてほしかったわ

【そうして、自己中な意見を述べるのであった】
489ミツキ◆1l7w67iV.c :2018/07/14(土)08:40:54 ID:wVo
>>488

【投擲された菓子袋は、少女の後頭部に向けて曲線を描いて飛んでいくが、然しある一点に至った瞬間に静止する】
【それはまるで不可視の力が形成する網に絡みとられたかのように、そして菓子袋はストンと床に落ちる】

朝から元気がいいねえ
寝起きに弱い僕からしたら、その威勢が羨ましいよ

差し入れは嬉しいけれど、こんな朝からスナック菓子は感心しないな
どうせなら気を利かせて、紅茶とマフィンにしてくれたって良かったのに

【相手の機嫌など知って知らず、そもそも真面に取り合うことなく、少女は普段と変わらぬ調子のまま朝食を続ける】
【戯けたような台詞には、悪意も敵意も欠けらも存在せず、然しこの少女が依然として変わらぬ立場であることを示している】
【即ちーーー中立中庸の達観者気取り】

売っただなんて、人聞きの悪いことを言う
ただ僕は口を滑らせてしまっただけ、決して対価を求めて売った訳じゃない

それにーーー“あんなもの”を使っておいて、その態度は虫が良すぎるだろう?

【“あんなもの”、それが何であるかは言わずとも理解できるだろう】
【ソーマ。神の薬の名を冠する、組織がこの街にばら撒いた“毒”】

【ああ、口を滑らせてしまった理由は実に簡潔だ。ただ、それが気に食わなかったのだ】
【仮にも組織の管理下に属する身である以上、多少の物事には静観を決め込むつもりであった彼女が、その方針を破る程度には】
490天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)08:51:26 ID:UfJ
>>489
(ち、自己中め)

【差し入れに文句を言う姿を見ると心の中でそんな棚上げな事を思うのであった】
【そして、口を滑らしたの一言に】

より一層タチ悪いじゃない

【ボソッと呟いたのはそんな言葉】
【またその理由も聞くと、やっぱりね、そう思ったのであった】

一応私はあれに関して、元凶に一言言ったわよ?まぁ、それを聞き入れるような奴じゃなかったけどぉ。あんたも知ってるでしょ?"誰が元凶"か

【溜め息一つして、あくまでもジョーカーの独断行動であったそれを苦言するのであった】
【尤もそれは、その元凶はもうこの世には居ない訳なのだが、そして】

でもまぁ、これが、組織よ。目的の為ならなんだってする、よーく分かったんじゃないの、その中に入って

【そして正面を見ながらもそう言って、組織の中にあり、幹部でもあるにも関わらず】
491ミツキ◆1l7w67iV.c :2018/07/14(土)09:18:18 ID:wVo
>>490

ははっーーー今何て思っているか、顔に書いてあるよ?
存外、腹芸は苦手らしい。敵意を向けたいのなら、もっと剥き出しにしたって構わないのに

【けらけらと、揶揄うように笑いながら。けれども向けられた悪感情に対しては、飄々と受け流す】
【そして、漸く相手に視線を向けたなら、相変わらず微笑みの表情のまま】

うん、勿論口を滑らせたなんて建前だよ?

僕はあの薬が純粋に気に喰わなかった
彼はあの薬を止める為に組織を追っていた
だから僕は彼に情報と言う名のカードを与えた、ただそれだけ

【そう、あっけらかんと言い放てば、クリームパンを頬張って、練乳の濃厚な甘味を堪能する】
【ただ口を滑らせただけ、そんな筈がないのだ。彼女が亜主羅神という少年に情報を与えたのは、明確な理由があってこそ】
【過度な干渉を行う気はなく、かと言って見過ごす気もなく、だからこそ彼に自分が知る情報を交渉の手札として与えた】

【それを敵対行為だと罵るのならば、罵ればいい】
【きっと、敵対が明確になった瞬間に、この廃墟群は戦場と化すのだろうが】

それに、結果的に組織だって薬を街中にばら撒いたんだ
今更誰が元凶かなんて、瑣末な問題だろうさ

仮にも組織の幹部である君ならば、きっと誰よりもソレを理解している筈だろうに
492天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)09:28:30 ID:UfJ
>>491
別に?ただちょっと苦言を言いに来ただけだしぃ、貴女と敵対するつもりは無いんだけどぉ

【敵意を向ける、その言葉に対してそう言って、心を落ち着かせるように溜め息を一つするのであった】

私の能力も、組織なら分かってるでしょ?他愛ない精神操作系の異能よ、攻撃手段なんてちょっとだけ
貴女とやりあって勝てると思えないし

【そんな事を言うが、きっと見抜かれるだろうなぁと思う、目の前の相手はおばあちゃんを知ってるのだから】
【そして組織の幹部である、その事を言われると】

やっぱりそうなっちゃうよねぇ………でもね、私はね、ただこっちの邪魔しないで、そう言いたいの、余計な事を伝えないでよ

【ムスっとして言うのであった。そして彼女はキングが帰還時に言った言葉は伝わっているだろうか】
【"裏切り者に気をつけろ、不穏な者が2名"の一言を】
【別に組織を潰すなら勝手にどうぞ、そのついでにあの邪魔なキングを消してくれるならむしろ万々歳】
【こっちも"目的"に簡単に近づけるのだから、そう言わんばかりの態度である】
493ミツキ◆1l7w67iV.c :2018/07/14(土)09:59:38 ID:wVo
>>492

ーーーははっ、僕が言えたことじゃないけど、やっぱり君も相当身勝手な部類のようだ

秘密主義を貫くのは構わないけど、その上で邪魔をするなというなら、きっと無理な相談だろうね
腹の底で何を企んでいるかも解らないのに、それの邪魔をしないように行動しろだなんて、それこそ読心能力者でもなきゃ無理な話さ

【別に、ミツキは組織と明確に敵対した訳ではない。少なくとも今の段階では】
【然し、仮にそうなったとしても、“敵の敵は味方”だなんて、都合の良い考えは決して通じないのだろう】

【きっとミツキは組織にとっては裏切り者ですらない。手元に置いておきたい研究材料に過ぎない】
【そしてもしも、今回の一件で組織がオリジナルスを手に入れたのであればーーーきっとその時が決別のタイミングだろう】
【そしてその上で、彼女達が組織を裏切るつもりなのだとしても、それが彼女達とは敵対しない理由になるとは限らない】

結局、僕は過去の亡霊、観ているものは君よりもよっぽどミクロでちっぽけなものさ
けれども、だからこそこの街は気に入ってるし、この街で暮らしている学生に感情移入もしている

君達が組織に刃向かうとも、僕にとっては知ったことではないけど
もしも、それが僕の気に入ったものに害を成すならーーーやっぱり君達は僕の敵ということだ。そうじゃないことを祈ろう

【そう、微笑んだ。やはりそれは害意も悪意もない、無垢な笑みだった】
【しかし、それはきっと彼女自身がそう言った通り、何時でも攻撃的なものへと変貌する可能性を秘めていて】
【しかし、今は中立中庸を気取っているだけの彼女はーーーそれ以上には決して踏み込まない】
494ブルーム◆itOWld5gb6 :2018/07/14(土)10:01:30 ID:wIo
…………無力ですね、私は

(組織が計画する学園襲撃計画。それにブルームは組み込まれていない)
(だがそれも当然だろう。幾らバジリスクで縛られているとはいえ一度は…いや二度も組織を裏切った身。そんなものを作戦に加えるわけがない)

さて、どうしたものでしょうか…

(現在ブルームは組織のアジトで待機状態。特に何もすることもなく、適当な資料をまとめていることくらいしかやることは無いのだった)
495ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/14(土)10:16:56 ID:NuW
>>486
「はい、なぁに?侑李ちゃん?うふふ」

【初めは気まぐれに訪れたこの場所で出会った一之瀬、通常なら客と店員という平行線を保ったまま終わる物】
【陽炎の意識が変わったのは2度目の邂逅、一之瀬が好いててくれるのだと明確に気づき、自らの立場も忘れてその光に手を伸ばそうとした】
【冷静さを忘れ、愚鈍とも言えるミスすら犯してしまった】
【だが、それについて後悔はない、ここにこうして元気に居られる彼女を見られたから、互いの匂いが感じられるような近い距離の中】

「ふふ、待っててくれたのね、約束どおりに、今日は、貴女に会いたくてここへ来たの」
「身体は大丈夫?苦しい所とか無いかしら?」

【そうして、彼女の体を優しく包み込むように抱きしめるだろう、人差し指はとん、とんと一定のリズムで背中を軽く叩いて】
【僅かに残ったいちご石鹸の香りがふわりと彼女の鼻をくすぐる】
【3度目の邂逅で理解した、離れていた時間を埋めるように彼女を求めてしまう、こうして傍にいられるだけで心が弾む、ドキドキする】
【自分は2度目の終わりでこの光に完全に魅入られて居たのだ】
【彼女の匂いを嗅ぐだけで、幸せに胸がいっぱいになるのだから】

//了解です!15時までは不安定ですが……
//イベント前に会いたいなとは思っていたので嬉しみ
496天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)10:20:57 ID:UfJ
>>493
自分勝手………そうね、彼処では愛想良くしてるつもりだけど、本当の私はとってもわがままで、気まぐれで、とっても自己中心的なのよ?

【自分勝手などと言われると、ふふっと笑って呟く、そして空を見上げながらそんな事を、自分の性格を伝えて】

そんな事無いんじゃないかな、『能力者と無能力者が手を取り合って暮らせる街』ってとっても素敵な夢じゃない

【見てるものはミクロでちっぽけなもの、そうミツキが言うと、以前話した時に語ってくれたこれを肯定するように言って】

私が見てるのはもっと、もっとしょーもない事なんだから

【そこで少し憎悪の炎を目に仄めかす、目の前のミツキへ向けたものではない】
【明確な殺意、積み重なった憎悪、その対象には絶望と恐怖を植え付けて殺してやる、そんな意思も感じるかもしれない】

だからまぁ、貴女と敵対とかしたくないしするつもりも無いしぃ

【ふぅっと一息ついて。無駄な戦闘はその時までする訳にはいかない、特にミツキのような強大な力の持ち主には】
【その為にあらゆる方面に嘘ばかりついて、自分を偽りながら生きているのだから】

あ、そうそう、赤霧火々里って知ってる?

【ふとそんな言葉を伝えて】
497カメレオン◆2E1eDx.7oE :2018/07/14(土)10:31:25 ID:fY1
//議論の方にもD式装備について投げました。反応頂けると嬉しいです。
498ミツキ◆1l7w67iV.c :2018/07/14(土)10:54:57 ID:wVo
>>496

【クリームパンを咀嚼しながら暫し思案する。その名前を何処かで聞いたような覚えがして】
【そして直ぐに思い出した。確か、この廃墟群を根城に選んでから、最初に自分を訪ねに現れた少女がそう名乗っていたことを】

ーーーああ、あの子か
あの、少しでも傾いてしまえば、そのまま転げ落ちてしまいそうな、危うい子

彼女がどうかしたかい?
生憎、僕は一度顔を合わせただけだし、彼女について何か知っているという訳でもないけど

【それは彼女ーーー火々里と言葉を交わして得られた印象】
【きっと、何かきっかけがあれば、簡単に道を踏み外してしまうような、そんな危険なものを感じた相手だった】
【だからといって、それ以上の関心を抱くことも、深入りしようとも思わなかったが。ミツキはそういう人間だ】


【朝食を終えたなら、ミツキは軽やかに立ち上がる】
【同時に土産の菓子袋をふわりと宙に浮かび上げたなら、もう一度だけ彼女を一瞥する】
【相変わらず、微笑みを浮かべたまま。然しやはり、その内面を露わにすることはなく】


ーーーーーー“彼女”には義理がある。細やかで、取るに足らない義理だけど

だからもしも、“彼女”の忘れ形見である君が、原初の者達と戦う必要が訪れた時には
一度だけ、ただの一度だけ、僕が代わりに戦ってあげよう。それが情報漏洩の謝罪代わりだ

【もしも、他の“オリジナルス”か、それに類する存在と戦う時が訪れたなら】
【その時は戦う役目を引き受けてやるという、一方的な約束を言い残して】

【ミツキがどのような考えで、そのような約束を押し付けたのかは不明のまま】
【そしてその言葉に対する彼女からの返答を聞くまでもなく、ミツキはふわりと屋上の床を蹴って、何処かへと去っていった】

//では、自分からはこれで〆、でしょうか?
499一之瀬侑李◆ysp4J1dwSE :2018/07/14(土)11:03:36 ID:2ap
>>495

【ふわりと、なにか柔らかいものに包まれたかのような錯覚。一歩遅れて、それに理解が及ぶ】
【彼女の中に残された、彼女のものとは違う匂いにまた妬いてしまうのだが、今日はそんなことを追求できないくらいに余裕がなかった】
【ただ彼女が目の前に立っている、それだけですら胸はいっぱいだったのに、そうして抱き締められてしまえばいよいよ張り裂けてしまいそうなくらい】

「はい――はい、私も会いたかった。陽炎さんに、会いたかった……!!」
「身体は大丈夫です、おかげさまで、私は元気です……その節は、ありがとうございました」

【ただそうしているだけで、高揚で息が詰まりそうだったが。それでも、なんとか声を絞り出しつつ】
【それから、彼女の腰へとそっと手を回す。他人の目を気にする余裕すらないくらいに、五感で感じる彼女に全部が全部持っていかれている】
【ただ、それでも良い。この身体に今、彼女の人差し指で刻まれるリズムに全部を支配されてしまいたいくらいだった】
【ずっとずっとこうしていたい、彼女の身体に、彼女の匂いに、包まれていたい】

「……どうしましょう、お店に入りますか? それとも、二人で、その、何処かに行っちゃいますか?」

【彼女の身体を抱き締めながら、彼女の緋色の瞳を覗き込んでそう問いかけるだろう】
【誰かに見られたらとかそういうものじゃなくて、ただ一之瀬自身が、二人きりになりたい、という】
【願いと言うべきか、それとも単なる欲望と言うべきか。そんなどうでもいい思考は、浮かんでは彼女の匂いに埋め尽くされて消えていく】

/了解です、私もその辺りまでは不安定なのでお気になさらず~
/私としてもイベント前に絡めるのは美味しくて嬉しいです
500天壌聖良◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)11:06:42 ID:UfJ
>>498
【火々里の名を知っている、その反応を見た時にはやはりと思った】
【初めて彼女と話した時はうわごとのように第一世代やオリジナルスと呟いていたのだから】
【きっとこの少女と、神名深月と関わったのだろうと思って】

なら話は早いかなぁ、これは個人的なわがままで、勝手なお願いなんだけど
大方あの『クソじじい』が自分で責任も取らずに自分勝手に焚きつけたんだろうけどね
まぁ、もしこの後貴女があの子と会った時にはちょっと手助けしてあげて欲しいかなって、そう思ってね

【勝手なお願い、その通りだろう。彼女の火々里に対する意識も知らずにそう言って】
【そして立ち上がるミツキを見つめ、見上げると】
【その約束事を吐き捨てて飛び去って行く、その姿を見送って】

……期待しないでまってるよ

【少しの微笑みを浮かべてそんな事を一人呟いたのであった】

//では〆で!ロールありがとうですよー!!
501伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/14(土)11:10:58 ID:fY1
伊集院は学園の屋上にいた。
ここからなら、学園中を見渡せる。
今日の学園はとても静かだった。まるで、嵐の前の静けさのように。

いよいよ今日が、攻撃決行の日。結局、何も掴む事はできなかった。自分の予想が杞憂であれば良い。だが、不安が押し寄せてくる。

「今は、見守るしか…」

今の伊集院には何もできない。ただ、事の顛末を見守る事ぐらいしかできない。だから、せめて最後まで見届けよう。きっと、それが自分の責務なのだから。

//ソロールのつもりですが、イベント前にかるーく絡むのもOKです
502ミツキ◆1l7w67iV.c :2018/07/14(土)11:12:45 ID:wVo
>>500
//では、ロールありがとうございました!
503クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)11:15:16 ID:UfJ
>>494
聞いたわよ、また同じような事をしたんだって?

【お出かけ、ちょっとした、個人的な、ちょっと一言言いに行くだけのお出かけから帰って来るとブルームの部屋に入って来たのだった】

ほんっと馬鹿ねぇ、また地下牢に入れられなくて有り難く思いなさいよ

【そんな言葉を書類作業に勤しむ彼女に伝えて】
【やるんならそんな堂々とやるなよと思いながら、彼女の事を見定めに来たのかもしれない】

まぁ、今日は"居残り組"同士仲良くしましょ

【そう言って、隣の席に座って】
504名無しさん@おーぷん :2018/07/14(土)11:16:38 ID:eXo
>>457
タンバリンを止めざるを得なかった。
鼓膜に触れるピアノ独奏は、伝えようという意思でメロディが統合されており、

(見える)

育まれた感情の糸が、愛の花を編みあげていく。

——終わってしまった海。腐り落ちた果実のような匂いがする。でも、一輪の薔薇が浮かんでいる。それは終わりの始まり。薔薇が増殖しだす。ふたつ、みっつ、とんでここのつ。
——無限数。海を埋め尽くす。波は薔薇を揺蕩らせる。
僕はそんな海の上を歩く。途方も無く。
月明かりが微げに照らす暗澹の雲の下で、——君を見つけた
海上でピアノを弾く君。薔薇を引き寄せる、君。瞼から海の薔薇に伝う涙。

いい顔をしている。

——ふと、水平線の遥か向こう側に、誰か——“総帥”? 誰だろう。魂のような影の形でしかない。
薔薇は向こう側の方が優に多く収縮している。そして、
こちらに笑みを浮かべている——?どういう意図なのだろうか。


止むことのないと思うような演奏——告白の、その幻視から覚める。




しゃんしゃんしゃんしゃん......——。
タンバリンを打ち鳴らし、最大の拍手をする。

「きっと、愛は届いたに違いないよ」
君にも見えたのか? “総帥”が。でもそのことは一切伝えない。

「奏者の名前が、君が知りたくて堪らないんだ」

幾何学の白が編まれた黒い生地のハンカチを投げ渡す。君が涙で溢れているから。
505牧野 葛葉◆1l7w67iV.c :2018/07/14(土)11:19:17 ID:wVo
>>501

そんなふうに浮かない顔してると、幸福も裸足で逃げていくっすよー

【もきゅもきゅと焼きそばパンを食べながら、少女は屋上にやってきた】
【自称新聞部期待のエース、しかしその実態は未だ半幽霊部員、性根の腐った屑こと牧野葛葉】

……いや、マジで冴えない表情っすねえ
何やらかしたっすか?あ、もしかして告白玉砕失恋コースだったり?

【能天気に、マイペースに、伊集院の悩みなどつゆ知らず、葛葉は彼の近くへと歩み寄っていくだろう】
【世間がいくら嵐の前の静けさに支配されていようとも、彼女は今日も今日とて平常運行であった】
506伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/14(土)11:30:12 ID:fY1
>>505
「……牧野さんですか。ちょっと、失敗しちゃいましてね」

そこに現れたのは牧野だった。相も変わらず、能天気でズケズケと失礼な事を言ってくる。
しかし、彼女はそれで良いのだ。きっと、組織の事など与り知らぬところだろう。そうであって欲しい。彼女は日常の中で、平穏に暮らしていて欲しい。

「牧野さん、今日は早く帰って逃げた方が良いですよ」

伊集院は、牧野が危険な目に遭う事を望んでいなかった。本当に組織の襲撃が来れば、学園に残っていては危ない。
逃げて欲しい、それが伊集院の願いであった。
507牧野 葛葉◆1l7w67iV.c :2018/07/14(土)11:42:07 ID:wVo
>>506

はぁ、失敗っすか、先輩でもそういうことがあるんすねえ……
ま、ドンマイっす!失敗は成功の母という名言に肖って、ここはポジティブに忘れてしまうが吉っすよ!

【そもそも忘れてしまったら、成功に繋がることもないのだけど】
【しかしこれはこれで、この性根の腐った少女なりの励ましである。非常に雑な励ましであるが】

【もきゅもきゅと焼きそばパンを頬張って、早く帰宅しろという旨の忠告を受けたなら】
【咀嚼していたものをごくんと飲み干して、牛乳パックの中身を一口運んでから】

……今の台詞、どうして「逃げて」という単語を使ったんすかねえ?
「帰れ」じゃなくて「逃げろ」。まるでもうすぐこの辺りが戦場になるような言い方、まさか言い間違えじゃないっすよね?

【伊集院の顔をじっと見つめながら、意地の悪い笑みを浮かべつつ、持ち前の感の良さを発揮するのだった】
508伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/14(土)11:53:11 ID:fY1
>>507
「う……」

しまった。また間違えた。
先の偵察の時といい、自分はどうしてこんなにも間抜けなのだろう。小さな言葉の隙をつつかれる。

「……まだ、そうと決まったわけじゃありません。ですが、帰った方が安全なのは確かです。もし本当にそうなったら、危険でしょう?」

観念して認める。しかし、まだそれが確定したわけじゃない。実際になってみないと分からない。
牧野はあくまでも一般の生徒であり、そして新聞部の後輩だ。伊集院は、部長として、少しでも安全な方を選択して欲しかった。
509音楽室の美青年 ◆fOD50tbLBI :2018/07/14(土)11:59:56 ID:7Sz
>>504

――――嗚呼。弾き終えたよ、ドヴォルザーク。ベートーヴェン。モーツァルト。
♡♡♡♡♡♡♡♡どうしよう、愛が止まらない。♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡











♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
頬を涙が伝う。零れる。溺れる。溢れる。濡れる。ビクビクビクッ。ビクッ。
これが、愛。私に表現出来る、最大限の愛だ。拝啓 総帥様。私は明日からも貴方様を探します。
貴方はきっと今も何処かにいらっしゃるのでしょう。例えこの世界が終わっても私と貴方さえいらっしゃればそれで良い。
"他の構成員も必要無い。"

「――――はうぅぅっ!!!!んっ、あっ、あああっ!!!!」

突然の締め付けられる感覚に美青年は喘いだ。薔薇の棘が食い込む感覚。嗚呼、これはきっと総帥様がお怒りに違いない。そうか、総帥様は仰っているのだ。
他の幹部も、構成員も。平等に愛せと。何と広い心を持ったお方なのだろうか。彼が今、総帥の"声"に幻視したのは楽園。菩薩の心だった。
私は守らねばならないのだ。構成員を。幹部を。だが――――何という事だ!
既に何人もの構成員が息絶えているではないか!嗚呼、こんな事態!悲劇以外の何物でもない!総帥様!お許し下さい!私は!私は!何と罪深き咎人な事か!

「ああっ、ジーザス!名も知らぬ愛人(とも)よ!君は我が愛人(とも)……。お陰で私の使命を知る事が出来たよ……。」

彼は総帥の幻影に甘美な口付けをする。それと同時に彼の身体から荊棘が翼の如し形状で伸びたかと思えば、そこに赤き薔薇の如く麗しき"愛の華"が咲き乱れる。
言わずもがな、彼にも総帥は見えた。きっと愛は届いたんだ。そうに違いない。
嗚呼、総帥。

「……私の本名はコマネチ♡♡♡♡♡♡♡♡皆は私をジャックと呼ぶ♡♡♡♡♡♡♡♡」

胸が痛む。いや、これは胸の痛みではない。心の痛み。どうして愛が届いた時はいつも胸が痛むのだろう。
不思議だ。どうして好きな人にはキスしたくなるのだろう。永遠の謎だ。
きっと、これからどんなに技術が発達してもその謎が解明される事はない。ジャックは両手を広げた。
彼を抱擁したい。抱擁を。甘い口付けを。

「ああっ……どうか許してくれ、愛人(とも)達よ……♡♡♡」
「不貞を働いてしまう愚かなこの私を……!」

美青年は立ち上がるや、名も知らぬ愛人(とも)を抱擁しようとした。そしてそのまま深く口付けをしようとするだろう。
彼の口から溢れた唾液を。困惑を。愛を。
一気に吸い込むのだ。深く。深く。深く。深く。
510牧野 葛葉◆1l7w67iV.c :2018/07/14(土)12:03:45 ID:wVo
>>508

…………マジっすか。半分カマかけの揚げ足取りだったんすけどねえ
いやあ、そこは少しでも取り繕う努力を見せるべきじゃないっすか?

【藪蛇、どうやら彼の口調からして嘘を吐いている訳でもなく】
【そもそもこの真面目な部長が、自分を騙せるだけの嘘を吐けるとも考えてない葛葉なのだが】

【はあ、と溜息を吐く。葛葉は屑の小物であるが、だからこそ危険の臭いには敏感だ】
【ならば、ここに留まる理由も特にない訳で、厄介ごとに巻き込まれる前に帰る決断を下すのだったが】

んー……それじゃあ仕方ないっすねえ。この場面で冗談言うような人でもないし
色々と聞きたい一方で、あんまり深入りしたくもない気持ちもあるっすけど

それお言葉に甘えて、じゃあさっさと帰るっすよ、先輩
あ、どうせなら帰りに何処かで飯でも食べていかないっすか?

【勿論、部長もこのまま学園から帰るのだろうと思って、そう尋ねるのだった】
511ブルーム◆itOWld5gb6 :2018/07/14(土)12:11:20 ID:wIo
>>503

……話が早いですね、もうそこまで伝わっていましたか

(どこから話が漏れたのか。自分がヴィジョンに密書…と言っても大したものでもないがそれをある人物に渡させようとしたことを)
(まぁ予想はつく。ファウストが当たり障りのないことだけを話したのだろう。それこそブルームがまだ組織に居られる範囲のことだけを)

私は、自分のしたいことをしているだけですので

(隣に座るクイーンに向かい苦笑いを浮かべながらそう返す)
(クイーンは、まだ何かを隠している。表情や仕草などが見えなくともその息遣い、話し方、僅かな呼吸の乱れ)
(それからその心理は推測できる。だがその中身までは分かることはできない)

えぇ、こちらこそ仲良くいたしましょう
……ですが、良いのですか?私と一緒に居ればあなたまでもが疑われかねませんよ?
512伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/14(土)12:14:49 ID:fY1
>>510
「……?」

なぜ牧野は一人で帰らない事を前提としているのだろう。あぁ、そうか。自分もこのまま帰ると思っているのか。

「いえ、僕はここに残ります。牧野さんは危険が及ばないうちに、早く帰ってください」

伊集院に帰るつもりはない。この屋上から、事の顛末を見届けるつもりだ。だから、帰るのは牧野一人だ。
その目は本気で、覚悟も決めている。牧野も察する事ができるだろう。ここで起こるかもしれない危険の渦中に、伊集院が飛び込もうとしている事を。
もう、危険には既に飛び込んでいるのだが。
513クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)12:21:06 ID:mZI
>>511
まぁ、私は大した事知らないし、安心してねぇ

【実際、またブルームが裏切ろうとした……くらいしか知らされてはいない】
【詳しい事は何も分からずの現状であるのだが】

ふ~ん、そうやって、無駄にファウストと戦って痛めつけられたってのに………懲りないわねぇ

【若干呆れた様子の顔になって言います、彼女はきっと、自分を抑えられないんだろうと思った】
【だから、その場その場で行動するのかな?と、先を見据えて行動しないのかなとそう思って】

………その場その場の感情だけで動くのは悪い癖と私は思うわよ

【と、そんなアドバイスのような事を一言言った。自分も組織は裏切ろうとしている】
【ーーーーと言うか、そもそも仲間と思っていない、ペインを除いては】
【組織に加入したその日からずっと、ずっと一人だったと思って】

別に、裏切ろうとした人に監視がつくとかおかしくないでしょ?

【そして、自分はあくまでもブルームの監視役だと、そういった態度を取るのだった】
514牧野 葛葉◆1l7w67iV.c :2018/07/14(土)12:28:51 ID:wVo
>>512

【言っている意味が全くもって理解できなかったので、暫し言葉を失う葛葉】
【さて、自分はここに残るといったような発言が聞こえてきたが、果たしてそれはどう言う意味の台詞なのだろうか】
【葛葉は瞳を閉じて腕を組んで長考モードに突入。目の前の部長が言った言葉を頭の中でじっくりと反芻して】



んーーー…………んーー……?…………はーーあ!?!?

【何言ってんだこいつ、と言わんばかりの視線が伊集院へと向けられるだろう】
【仮にも同じ部活のメンバーであるのだから、彼がとのような人間で、どのような異能を有しているかも知っている】
【知っているからこそのこの反応というか、だからこその驚き半分呆れ半分のリアクションであったのだが】

いや、残るとか正気っすか?先輩自分の戦闘能力と生存能力理解しているっすか?ぶっちゃけ私以下っすよ?
何っすか、まさか戦場カメラマンにでもなるつもりっすか?紐なしバンジージャンプよりも無謀っすよ?

【暴言にも等しい台詞の連打は、しかし決して彼を侮蔑する為のものではなく】
【さっさと冗談のような発言を撤回させて、ここから彼を撤収させる為に言ったものであるのだが、裸足で】
515ブルーム◆itOWld5gb6 :2018/07/14(土)12:41:40 ID:wIo
>>513

懲りない、というのは少し語弊がありますよ
私は未だあの子を助けられていません、まだ"途中"なのですよ

(天音は未だに自分に縛られている)
(本当は、自分のことなど忘れて争いなどとは無縁な世界で生きて欲しい。それをまだ達成出来ていない)
(あの子はきっと、私を助け出そうとするだろう。しかしそれは"絶対に叶わない")

悪い癖、ですか…
良いではないですか、それでしないで後悔するよりも私は行動を起こして後悔した方がまだマシです
この身は既に一度死んだも同然、ならばもう命など惜しくはありませんから

監視――――下手な嘘はいけませんよ?
あなたを裏切り者の監視につけるほど、組織は間抜けではありませんでしょう?
516伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/14(土)12:48:35 ID:fY1
>>512
「ははは…確かに、正真正銘の密着取材になりますね」

自嘲のような笑みがこぼれる。言い得て妙だ。壮絶な戦いの様子を、この目で記録する事になるかもしれない。

「ですが、大丈夫です。死ぬつもりはありません。これは僕がやらなくちゃいけない」

あくまで退くつもりはない。相当の覚悟を決めている事が分かるだろう。
自分には戦いをこの目で見届ける義務がある。

「……もしかして、心配してくれてます?」

牧野はもしかして身を案じてくれているのだろうか。伊集院はふとそんな事を思った。
517デステロ◆GUOXgOFDZ2 :2018/07/14(土)12:49:35 ID:CRY
「ゲホ、ゲホゲホッ……ッぐ……」

薄暗い廃ビル群に響く喘鳴と咽び。そのどこかにある一室では、ソーマの売人の元締めである男の拷問が粛々と行われていた。
人通りの少ないスラムであるここは事件など珍しいものではなく、叫び声を聞いて通報されるなんてことはまず無い御誂え向きの場所だ。

「おいイヴィー、まだかよ?」

「頑なに心を閉ざしてる。驚く程よく訓練された犬ね」

コンクリートが剥き出しの殺風景な部屋に椅子に繋がれて詰め込まれた男と、他にも幾人かの人影。彼らはHoWのデステロと、その腹心たちであった。
知りたいのは葛葉から受け取った写真に写っている男のことだ。一人は目の前で繋がれた男、そしてもう一人は彼と会話している、猿の仮面を付けた奇妙な男――
しかし男は高度に訓練されており、エシュロンは彼女のテレパスであっても鮮明なマインドリーディングは不可能だと言う。それが本当なのか知る由も無いが。
もちろん無理矢理頭蓋をこじ開けて脳の中身を探ることは出来るが、それでは男の精神が耐えられない。ゆえに精神を害さない程の肉体的な拷問が不可欠なのである。

「ほーォ、じゃあこれはどォかな?」

「あッ……あ゛あああぁああ゛あ゛ーーーーーッ!!」

業を煮やしたデステロが男の身体に触れると、男の全身に迸る紫電の如き暗紫の亀裂。その痛みを表すように夜の街に絶叫が響く。
細胞レベルの更に下、原子レベルで肉体をエネルギーへと分解され、指の先からジリジリと身体がチリとなってゆくのだ。
細胞の一つ一つを焼かれてゆくような、誰の想像をも絶するような身に余る痛み。耐えられる人間が在る訳もなく、今度こそ男はすぐ根を上げた。

「マ゛…マシラっ……!!猿の仮゛面……!!!」

ようやく発した、絞り出すような声。
それは己の存続よりも、いち早い死という安寧を求めて発されたものであった。
518クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)12:51:34 ID:mZI
>>515
まだ途中………ね

【彼女の言葉を聞くと、大体その胸の内で何を考えてるかを考えて】
【彼女に付けられたバジリスクについても、明日は我が身、これをつけられる訳にはいかないと思って】
【そして、行動しないでの一言に対して】

………案外ああ言うとこう言うタイプだったのね、翠ちゃんって

【彼女の反論を受けるとそう言って、溜め息をするのであった】
【そして、その次の一言には若干イラッとした様子を見せて】

嘘……?なんでそう言い切れるのぉ?てゆ~か、私を監視役にすると間抜けってど~言う事よ

【ムッとした表情をしている、まさかの反撃を喰らったかのように若干、動揺するのであった】
【そしてちょっと強めにこう言ってしまって】
519椚瀬 杏子◆lTlfuInPquXm :2018/07/14(土)12:51:35 ID:Zsr()
>>485

────もう、誰も失いたくないから

夜那ちゃんも、火々里ちゃんも、生徒会の皆も、学園の皆も、全員────

【そう一言告げ、杏子はそっと夜那を抱きしめるだろう】

無理に火中に飛び込む必要はないで。もし夜那ちゃんにせなあかんことがあるんなら、ウチが代わりにそれを引き受けたる
勝手なウチの我儘かもしれんけど、できるだけ、夜那ちゃんには安全なところに避難してもらいたい
【こんな危険な地図を持っている夜那は、きっと真っ先に強い危険に曝されるだろうと】
【杏子は真剣な目で、そう夜那に告げた】
520デステロ◆GUOXgOFDZ2 :2018/07/14(土)12:52:47 ID:CRY
「十分よ。彼、嘘は言ってないわ」

それを聞くなり見かねていたエシュロンはデステロの腕を掴み、黙ってただ首を振った。それから拷問を止めるよう提言すると、ようやく彼は男を握っていた手を離す。
エシュロンはなぜか男に憐憫の視線を向けていたが、デステロはそれを不思議そうに見つめると、若干不服そうに。

「そうか、ご協力どォも」
「悪いがもう少し苦しんでてくれ」

彼が手を離すとエネルギー化していた肉体は元通りに。亀裂も何事もなかったかのように元に戻るが、男はすでに虫の息である。
だがソーマを無理やり投与された学生たちは男以上に苦しんだ。これでも報復し足りないと憤りつつも、デステロは自分に裁く権利がないということを承知している。
だからこそデステロは男に顔を近づけてそう吐き捨てたあと、男を始末せずにただ踵を返したのだ。

「さて、コイツの処遇は任せてもいィよな?」

「ええ……」
「愚かなものね、ルシオ」

エシュロンと、次いで隣にいたマジェスティに視線を向ける。彼女らはそれぞれ頷きながら息も絶え絶えの売人のもとへ駆け寄り、彼を引き取った。
これよりエシュロンによる記憶処理を経て、マジェスティが男を警察へ連行する。HoWが関与するのはここまでだ。男を裁くべきは社会だと弁えているからこそ、あえてこの手法を取ったのである。
さもつまらなさそうに部屋を出て行くと、脱色された髪を指を入れて解し、中華を火で炙りながら優しくその吸い口を吸った。
夜の黒い風を煙草葉を通して吸い、白くなったそれを口からゆっくりと吐き出す。生ぬるい空気はとても心地が悪く感じる。

「マシラか……」
「よし、こいつは俺ンだ」

胸元から取り出した写真に小さく写る猿面の男。マシラと呼ばれた彼の出で立ちをじっくりと眺め、それから脳裏に焼き付ける。
彼の名を小さく呟くと、ふつふつと湯が沸くようにはじめは小さく、徐々に大きくなりゆく感情の泡立ち。
こめかみに青筋を立てながら写真を投げ、人差し指を向けてそれに雷撃を放つ。写真は燃える間も無く爆ぜて消え、同時に牧野葛葉がこの件に関わった証拠もまた消えて失せた。

「学園側の行動になんとしても便乗する必要がありそォだな……」
「にしても、ガキを使いに出すとはな……胸クソの悪りィ」

「……俺たちの責任か」

学園が近々組織を襲撃する動きを見せていることは、教育実習生になりすまし学園へ潜入しているデステロも承知であった。
元はと言えばこの動きに先んじてジョーカーを倒し、とっとと学園から離脱することが任務であるのだが、相手がソーマともなれば事は大掛かりになる。
襲撃計画に教員として参加し、学園の生徒をできる限り守る。それが今の彼に出来る精一杯だと歯噛みしつつ。
組織だけでなく学園の構造そのものすらをも破壊することも辞さないと、デステロは決意を固めるのであった。
521ブルーム◆itOWld5gb6 :2018/07/14(土)13:02:03 ID:wIo
>>518

えぇ、不快にされたなら申し訳ありません
ですがこればかりは譲れないものですので

(例え愚かと言われてもその信念だけは曲げはしない)
(それはただ一人の少女を助けるためだけに命さえ投げ打った彼女の最後の矜持のようなものだった)

………私が気付いていないとでも?
これでも元は被験体であった少年少女たちの管理をしていたのです、人の心情くらいならば息遣いやらで気付きますよ
それに……結構あなたは表に出やすいですよ?

(表に出やすいと言ってもそれは盲目であるブルームくらいしか気付かない本当に微々たるものだろう)
(だがそんなことに気付くからこそブルームにそんな役割が割り振られていたのだ)
(クイーンが何を考えているかは分からなくとも、何かを隠しているということくらいは察しがつく)
522牧野 葛葉◆1l7w67iV.c :2018/07/14(土)13:05:00 ID:wVo
>>516

いやぁー先輩の実力的に考えて、死ぬつもりはないと言われたところで一切信用できる要素がないっすよ?
後、やらなくちゃいけないってなんすか。もしも報酬ありきの依頼とかなら話は別っすけど、まさか義務感とか正義感とかを理由にじゃないっすよね?

【それが誰かから依頼された仕事であるならこれ以上は口を出すまい。正当な対価が存在するのであれば鉄火場に身を投じる理由にはなるし、それを咎めることはできない】
【それは葛葉自身が以前にも報酬を得て危険な仕事を熟した経験があるからでもあるのだが、もしそうでないのならば、つまりは“仕事”でないのなら】
【傍目から見てもーーーそれは明らかに“身の丈”に合わない行為なのだから、そういった危険にはやたら敏感な葛葉としては、どうしても見過ごせないのだ】

……ん?いや当たり前っすよ?
性根が腐ってる自覚はあるっすけど、流石に親しい人の自殺願望を無視するほど冷血じゃないっすから

で、もう一度聞くっすよ?何で先輩は紐なしバンジージャンプに挑戦する気満々なのか、具体的な説明を要求するっす

【心配している、当然だ。悪党とはいえ徹底的に小物である葛葉にとって、人の生き死になんて見たくも触れたくもないものなのだから】
【命あっての物種だ。金だろうと情報だろうと、そんなものは命のリスクを負ってまで手に入れようとするものではない】

【とりあえず、もしもここが戦場になるかもしれないのであれば。自分“達”のような人間は決して自ら進んで首を突っ込むような真似だけはしちゃいけない】
523クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)13:12:25 ID:mZI
>>521
そう、ならまぁ………勝手にすれば良いかなぁ

【その子を保護する、その事は実家の人脈を使えば可能かも知れないと思ったが】
【最早実家と接触するとこっちの目的さえ果たせなくなってしまうかも知れないと思って、少し間を置いてそう言うのだった】

………出やすい?……こう見えてもCMとかで演技してるんだし、そんな事無いと思ってたんだけどぉ

【見透かされてる、そう言われると、完全に動揺するのであった】
【息遣いやらで気付くと言われてるのに、こんな演技などと言う頓珍漢な返しをするのもその証拠】

わ……私の何を……知ってるって言うのよ……

【先程まで高慢な態度であったが一転して弱々しくなって行く】
【この目の前の女性、ブルームを舐めて居た、そう思い知らされたのであった】
524伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/14(土)13:20:52 ID:fY1
>>522
「……意外と優しいんですね。ありがとうございます」

意外にもこの後輩は自分の身を案じてくれるらしい。伊集院は少し嬉しく思い、微笑んだ。

「僕はこの学園を襲う組織と対抗する勢力に属しています。だから、いつでも他の人が動けるように情報担当として様子を見ていなければならない」

まず、サラマンドラの一員として正確に情報を伝えなければならない。ここで帰るわけにはいかないのだ。それが仕事なのだから。

「それに、個人的にも見届けたいんですよ。この一連の騒動がどうなるのかを見届けて、伝えたい」

そして、伊集院個人としてもこの戦いの結末を最後まで見届けたいという気持ちもある。ジャーナリストとして最後まで取材し、そして大衆に伝える。
それが使命だから。
525ブルーム◆itOWld5gb6 :2018/07/14(土)13:24:12 ID:wIo
>>523

こればかりはどうしようもありませんよ
息遣い、言葉遣い、言葉数…あげればキリがありませんがそういうことに目が見えない分目敏くなってしまいまして……
ふふ、目だけに、ですね?

(とはいってもクイーンが思っているほどその全てが分かってはいない)
(精々クイーンが何か、組織に対し忠誠などではない全く別の感情を抱いているということだけだろう)

私は何も知りませんよ
クイーン、あなたが組織に対して何を為そうとしているのか、それさえも私には見当もつきません
あなたがしようとしていることを私はただ傍観することくらいしか出来ませんから
526ゼロセン :2018/07/14(土)13:37:11 ID:dUO

――――――結局、一睡もすることは無かった。

肉体を打ち据え、精神を研ぎ澄まし続けた一夜の果て。武は身を清め禅を組む。
彼が禅を心得たのは20を越えてからであった。かつての妻でもあり、孤独を貫いてきた人生の母でもあった女性から仕込まれた。

かならず戦のまえには禅を組む。
そうして己の罪に思いを馳せる。
決してそれは悔いるのではなく、また切ってきたものに謝罪するでもなく。いずれ己もそこにいくのだと戒める為が故に。

――――着流しのでかい男が、廊下のど真ん中で禅を組む何て言うのは邪魔きわまりない話である。
こえをかけるなりすれば、反応するだろう。

//絡みまちです……!
527クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)13:39:24 ID:mZI
>>525
ち………植物操る以外にも超能力者みたいな能力持ってるんじゃ無い………

【そして、その目が見えないからこそ分かる事を、"超能力者"と例えて言って】
【そして何も知らない、その言葉に少しホッとしたのではあるが】

そんな事言って、本当はわかってるんでしょ……?

【そうして疑ぐりの言葉を投げかけて、組織の総帥を殺すつもり、そこまで気づかれては居ない】
【でも、何かをするつもりであるとまで見透かされてるのに、総帥、その言葉を思い返すだけで少し殺意は漏れる】
【でも、その存在を引きずり降ろす段階で、自分は果てるのでは?そんな不安も最近はあり】
【動悸はする、焦る、不安になる、汗も出てしまう】

(どーせ捨てる命なら、手を貸してくれてもいいじゃない)

【そんな事を思ってじっとブルームの顔を、両手で抑えた手の隙間から覗くのであった】
【そんなわがまま、自己中な彼女の本質が出て】
528牧野 葛葉◆1l7w67iV.c :2018/07/14(土)13:45:59 ID:wVo
>>524

【なるほど、確かにこの学園には正規非正規に関わらず様々な組織が暗躍跋扈しているのだから、彼がその内のどれかに所属していてもおかしくない】
【そして彼の言い分を信じるならば、その組織とやらば学園を守る正義のチームであり、その情報収集としての役目を彼が担っているのであれば】
【危険に自ら突っ込むその姿勢というのも、理解できなくもない。ああ、確かにそういった事情なら仕方のないことだろうーーーーーーとは思わなかった】


これは私のポリシーっすけど、“身の丈に合わないことはしない”
自分の実力を弁えもせずに危険に飛び込むなんて、自殺行為もいいところっすからね

……先輩がどんな組織に所属しているのかは知らないっすけど、危険のど真ん中に立って記録係をするのが先輩の役目っすか?
それこそ身の丈に合ってないでしょうし、そもそも先輩の場合、正義感や義務感で視野が狭くなってるだけじゃーーーーーーはぁ

【ここまで言って、自制するように黙り込む。いや、目の前の部長に対する口撃が尽きた訳でもなく、寧ろまだまだ有り余るくらいだったが】
【こういう発言は、どうにも自分らしくないことを思い出して、そもそもこんな、心配の裏返しのような発言を繰り返していると……妙な気分になってしまう】


……やっぱ、いいっす。どうせ先輩のことだから、ジャーナリストの指名とか、そういったこと考えるんでしょうけど
私はそういったものとは一切無縁なんで。まあ、口汚い言葉は吐いたっすけど、戯言と思って適当に聞き流しておいてくださいっす

【そう言って、もきゅもきゅと焼きそばパンの残りを頬張る。口汚い言葉で言い負かして、ここに残るのを諦めさせようという試みは諦めたようだった】
529ペイン◆ClSVHWuVMw :2018/07/14(土)13:49:20 ID:2S8
>>499
【彼女と同じく陽炎も、今ここに彼女がいる事に喜びを感じていて、はしたないことと知りつつも、子犬のようにその鼻を擦り付けて彼女の匂いをすんすんと胸いっぱいに堪能するだろう】
【そうして彼女の衣服ごしにこそばゆい、何かが擦寄る感覚を味わうだろう】
【そして、感極まったような彼女の声にまた愛おしさを感じて】
【瞳と瞳が交差したならコロコロと微笑むだろう】

「ふふ、私も、凄く……凄く会いたかった、貴女に会えなかった間は胸に穴が空いたかのように寂しかったわよ……?」
「それなら、よかった、生きていてくれて……良かった」

【冗談とも本心とも取れる軽口、彼女に抱き寄せられて赤みをました頬が恥ずかしいのか、軽口にもいつものキレはなく】
【生きていてくれて嬉しい、それは本心だ、強く強く彼女の背中を抱きしめて】


「ふふ、その言い方だとなんだか駆け落ちするみたいね?」
「じゃあ……私を連れて逃げてくれる?なんてね」

【何もかも捨てて逃げ出せたらどんなに楽だろう、だが彼女も自分もそんなことは出来ない】
【だからこそ行き先を委ねてみた、彼女の右手を取りつつ胸に寄せて、軽く微笑み】
530ブルーム◆itOWld5gb6 :2018/07/14(土)14:00:46 ID:wIo
>>527

そんな大袈裟なものではありませんよ、私は少し敏感すぎるだけです

(ブルームの観察眼ならぬ観察耳は皮肉にも組織に居たからこそ身についたものだ)
(いかにして相手を殺すか、それを求めるために編み出されたもの。それが今度は誰かを助けるために使われているのだからあまりに皮肉なものだろう)

分かりませんよ私には
あなたは私を買いかぶりすぎですよ?

(もしもクイーンが手を貸せ、と言ってきてもそれに協力することは出来ないだろう)
(バジリスクに縛られたこの身、そして今の自分の状況ではもはや不可能だ)
(だからこそ、ただただ傍観しそれを見届けることしかできない)
531クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)14:07:34 ID:mZI
>>530
そう?……ならいいけどぉ、全く、正直翠ちゃんを舐めてたわ、ごめんね

【嗚呼、この目の前の存在には仮面は通用しないだろう、そんな事を思って、素の様子を見せて】
【感情を露わにしながら、苦笑いしてそう言って両手を合わせながらごめんねと言って】

買いかぶり過ぎ……かぁ……はぁ、良かった~………

【全てを見透かされてる訳ではない、そう確信したならばすっかりと安心した様子を見せるのであった】
【そして、若干子供っぽい、精神年齢幼いような印象の言葉遣いに変わっただろう】
532伊集院学◆2E1eDx.7oE :2018/07/14(土)14:29:59 ID:fY1
>>528
「……すみません、心配かけてしまって。でも、大丈夫ですから」

牧野の気持ちは痛い程分かった。余程心配をかけてしまってるらしい。この辛辣な言葉も、自分を止めたいがためだろう。だが、なんと言われようとやめるつもりはない。

「危なくなったら僕も逃げますよ。一応、自衛もできますから」

ポケットに忍ばせてある拳銃を見せる。紛れもなく本物だ。伊集院の言葉に嘘偽りがない事が分かるだろう。

「視野が狭くなってしまうことは自覚しています。それでも、それが僕が生きる意味ですから」

真実を確かめ、皆に伝えるのが伊集院の生きる意味。それをしないなど、屍も同然だ。自分にはそれしかない。伊集院は強くそう思っている。だから、どれだけ危険でも平気で足を踏み出すのだ。
533ブルーム◆itOWld5gb6 :2018/07/14(土)14:32:19 ID:wIo
>>531

いえ、私にはこれくらいしか取り柄がありませんから

(舐めていた、などそれは大袈裟だとブルームは言うだろう)
(自分はそこまで大それた人間ではない、目の前のものに必死に縋りつくだけの弱い人間だと)

それにこれを漏らしたりなどはしません、私の胸のうちに秘めておきますよ
………さて、話はこれくらいにして作業に戻りましょう、変な勘繰りをされてはそちらはたまりませんでしょうから

(そして最後にそう言えば自分に与えられた仕事…つまりは資料の整理へと戻るだろう)

//こちらはこれで〆ということで!途中返信が安定しなくて申し訳ありませんでした…!
534夜那◆6lwy2fkM6c :2018/07/14(土)14:32:43 ID:39U
>>520

「私も……同じだよ、杏子ちゃん」

その気持ちは痛いほど理解できる。杏子の腕の中で拳を力強く握り締めた。
その視線にはもう怯えも迷いもない。ただ一つ、やると決めたことをやり通す決意が満ちている。
組織に囚われている天塚みのるを取り戻し、必ず無事に帰る。

「私は戦いは嫌いなんだ、だから今回はみんなに任せるよ。私の実力じゃ戦場にいても足手まといだしね」

杏子に対して嘘を積み重ねている事実に心が痛むが、それでも自分がやろうとしていることを打ち明ける訳にはいかない。こんな危険なことに誰かを巻き込んで、死なれでもしたら夜那は耐えられそうにない。

「もう行くよ私。部屋から持って行きたいものとか纏めないと……杏子ちゃん、頑張ってね」

無事に戻って来られる可能性は低い。自分が死んだ時に備えて身辺整理をしておこうと思い、夜那は杏子から離れると背を向けて歩き出した。
535名無しさん@おーぷん :2018/07/14(土)14:39:24 ID:eXo
>>509
「簡単なことではないけど、」
「犠牲は、成果を以ってして報われるんだ。君が成し遂げれば、死に確かな意味を与えることができるんだよ——その死は無駄じゃなかったってね」


「ああ、......ジャック、受け容れるよ。君の罰も、僕の愛も全部分け合うんだ 」

タンバリンを手放し、


——......っんちゅっ、!

月明かりは朧げながらも、確かだ。ぼやけながら、すべて曖昧にしてしまう光が音楽室に差し込む。

フレンチキス。
唇と唇は喰(は)みあうようにして、
   追憶のように、君の瞳に心ごと奪われてしまう。


柔らかく崩れ落ちる。高級な赤いカーペットが背中越しに伝わり、愛の歴史を感じる。君の背中に腕を回す。
ドビュッシーも、バッハも、みんなこのようにしたのだうか——?


キスという営みはとめどなく繰り返される。
薔薇のフレグランス。幻視の薔薇から滲み出て、唾液という愛の分泌物に確かに混じっている。
溶かしてしまうような熱さがある。身体の芯まで火照ってしまう。
愛は正直だ。肉体は生まれた時点からこうなるように仕組まれていて、心地良さがどこまでも沁み渡るんだ。


「今はッ.....僕だけを愛してほしい......ぃっ、! んちゅぅっ......んぁ 、 目の前のモノを愛し続ければ、っんっぁ 、ひゃんっ !
いつか絶対に“総帥”の側まで届くはずだからっんっんっんっ ———— 〜〜〜 ッッッ!」

//続きます
536椚瀬 杏子◆lTlfuInPquXm :2018/07/14(土)14:40:13 ID:Zsr()
>>534
せ、せやなっ!なにも戦うことだけが全てじゃないんやし、きっと上手くいくでっ!
【とにかく、夜那が戦線には出ないと知って杏子は安堵する】
【それが嘘であると、人一倍お人好しの杏子は到底思い及ばなかった】

──とにかくっ!ウチがきっちり落とし前をつけさせてくる
暴力だけでは救われないって、「悪の組織」に説得して見せるんや
【そう言い放ち、そのまま夜那を見送った】
【そして自身もまた、鞄を持って生徒会室へと向かうだろう】

【「組織」と「学園」────双方、全面衝突の時間まで、残り僅かである】

//こちらは〆で!ロールありがとうございました
537クイーン◆3t05sh..yw :2018/07/14(土)14:41:42 ID:mZI
>>533
……それは頼んだよ?私ももう帰るね

【ブルームの様子にやれやれと言った表情になり】
【作業に戻ると彼女は言った、ならば】
【立ち上がってから、その席を外す前に一言彼女に言うのである】

翠ちゃんもさ、色々懸念してる事あるみたいだけど、今はじっと待ってなさいよ

【ふと彼女を見つめながらそう言って】

そのうち待ってたら、解決するかも知れないわよ?それじゃあね

【そう一言伝えて部屋を出るのであった】
【自分の目的は『総帥』の殺害、人生を狂わせた張本人に地獄すら生温い目に合わせて殺す】
【それさえ成されたらきっと組織は潰れていくだろう、ならその時は、そんな事を考えて】

(ま、多分この子はそーは出来ないんだろうけど)

【そう思って、その部屋から出て行くのであった】
【そして、ペインにガラケーでメッセージを送る】

『ブルームはダメだった、てか私ちょっとビビっちゃった(汗)…』

【なんて、そんなメッセージを】

//こちらこそありがとうですよー!!
538総帥 :2018/07/14(土)14:45:13 ID:dUO


――――――――――――――

――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――――


「余りにも遅すぎた」


その存在は、ぽつりと呟いた。
深遠なる闇が満ちる部屋の中で――――。


「だがまあ良いさ。遅すぎるのもまた一興」
「速すぎては味わう間もありはしないのだから」
539名無しさん@おーぷん :2018/07/14(土)14:53:45 ID:eXo



540総帥 :2018/07/14(土)14:53:58 ID:dUO
「クイーン」

――――ぱさり、と机の上にカードが落ちる。

ダイヤのクイーン。

「ペイン」

――――ぱさり、と、机の上にカードが落ちる。

スペードのクイーン。

「君達が私に悪意を抱いている事は知っている。何せ私自身が引き金をひいたのだから」
「だがなにゆえここまで君たちを放逐しておくか、と言う疑問を誰もが抱いている」


彼にとっては平等に『塵』だ。
その気になれば一睨みもせずに殺せる。だがそれをあえてせず、彼は傍観に勤めている。

何故か。

「面白味が無いからだ」

――ふ、と。吹かされた葉巻の煙が空に泳いだ

「足掻くのは決して善だけの特権ではない。悪もまた足掻かなければいけない。この世には圧倒的な殺害はあっても圧倒的な決着があってはいけない。天秤は常に左右を危うく揺れて傾き、そして、再び平静へ戻る」
541牧野 葛葉◆1l7w67iV.c :2018/07/14(土)14:54:03 ID:wVo
>>532

【拳銃。武器としてはオーソドックスな部類であり、しかし簡単に人を傷つけられるという点においては確かに優秀だ】
【然しこの街において、それが齎す優位性なんて高が知れている。拳銃どころか重火器を以ってさえも、傷つけられないような化物が多数存在しているのだから】
【それはきっと気休めにしかならないだろうし、彼自身もそれは理解しているだろう。理解していると信じたいが】

【けれども、凶器を手にしているということは、その決意も確かなものであるのだろう】
【そして自分が何を言っても彼には届かないのだろうということも理解すれば、葛葉はわざとらしい溜息を零すのだった】

なーにが生きる意味っすか、成人も迎えてない人間がそんなこと言っても説得力ないっすよ

【多分、自分と彼は根本的に違う部類の人間だ】
【きっとお互いの主義主張を理解し合うことはないだろうし、分かり合うこともないのだろう。そもそも学生同士の付き合いなんて、そんなものなのだろうが】

【諦めにも似たーーー否、これは諦めの感情なのだろう。何を諦めてしまったのかは、葛葉自身にもよく分からないが、きっと些細なものに違いない】

……それじゃ、私は忠告通りに帰るっすよ
先輩も精々、程々にするっすよー

【そう言って、部室を出る時と同じような調子で】
【牧野葛葉は普段と変わらぬ表情を浮かべたまま、屋上を去っていく】