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魔法世界ユーロス 雑談スレ

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511名無しさん@おーぷん :2018/10/12(金)15:19:43 ID:???
レオニア王国。小国でありながら一定の領地を確保していたのは、前王の功績が大きく。前王の病死が国中に広まった時、王国は絶望に包まれていた。
だが絶望の時は刹那。新たに戴冠した新王の手腕は、齢16にして前王に比する物であった。
鬣を思わせる金色の髪、凛々しく、しかし女性的な線の細さを併せ持つ美少年。国民は前王と同等に新王『エルクレル・レオニア』を慕っていた。

「新王エルクレルの名誉にかけて、必ず帝国と和平を結んで見せる!」

それはレオニア王国の悲願であった。突如頭角を露し、周辺小国を次々征服する帝国。レオニア王国とぶつかるのも時間の問題であった。
新王エルクレルは帝国に自身が赴き、必ず和平を結んで見せると宣言。無謀だと論ずる者も居たが、国民は新王ならばとその背中を後押しした。

数台の馬車の中心に彼は居た。特別豪奢な馬車でなく、貨物車と変わらない馬車の中。寝心地最悪のそこで眠っている。
ルートは街道から外れた荒野。あくまで内密な活動ゆえに。
前王と共通する弱点が新王にもあった。人の善性を過信している。

突如停止する馬車、周囲には賊と思わしき男達が囲んでいる。
連れてきた騎士は信頼のおける精鋭達、この程度は障害にならない。突っ切ってしまえ指令を出したが、しかし。
隣にいた騎士団長が突如エルクレルの首を掴み、馬車から放り投げる。
停止する思考。地面に叩きつけられて尚、頭がはっきりせず。そのまま、馬車は去っていく。

「――――――なん、で。」

縮んだ瞳孔が、その驚愕を物語る。
砂誇りにまみれた豪奢な衣服が、いまはただ惨めで仕方ない。

「騎士団は賊に撃たれ、善王エルクレルは事故死。
これが帝国の望む歴史だとよ?」

「だが真実は裏切りだ。騎士団は帝国での地位を引き換えに、このか弱い王様を売ったのさ!!!!」

賊達の下品な笑い声が荒野に響く。
ただただか弱い少年が、この広野の中心に取り残されていた。
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