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【短文】ここだけネポック魔法学校・十七限目【推奨】

1L1x45m6BVM:2018/08/27(月)00:59:30 ID:4sf()
ここは人里離れた森の奥
そこには、国一番の魔法学校『ネポック魔法学校』が存在する
そこでは、魔導の道を極めんとする若き才能たちが、日々勉学に励んでいるのでした
これはそんな魔法学校の案内状です
入学手続きは簡単
名前を書き、門をくぐるだけ
ネポックの扉は、等しく開かれているのです

こちらは、短文推奨スレとなります
セリフ一行、地の文は多くても三行を意識して書いていきましょう
特にセリフが増えれば、それに返信しての繰り返しでどんどん大きくなるため、一行推奨です
また、凍結、置きレスもグダグダになる原因になるため、可能な限り非推奨です

前スレ
【短文】ここだけネポック魔法学校・十六限目【推奨】
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1530800952/l10
スレwiki
PC用:https://www65.atwiki.jp/magic_xx01/
スマホ用:https://www65.atwiki.jp/magic_xx01/sp/pages/1.html

次スレを建てるのは>>980の人にお願いします
2ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/27(月)22:28:13 ID:PVw
前スレ1000
「……スゴい、夏の終わりのこの時期だけ……」

夏を謳歌した白い花はその役目を終える様に散りゆく、適度な湿度がもたらす空気中の水分が月光のヴェールを産み出した
運ばれる夜風はフェーンの影響を受けたモノだ、季節を彷徨う最後の言葉
正に多くの条件の重なる夢世界めいた奇跡の絶景

「……色々ありますけどー……」
「やっぱりわたし、ふふ……ここに来てよかったなーって」

もふっ、と草原に腰掛け見上げる形で微笑むミズハ

//>>1乙ですっ
3シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)22:39:01 ID:4sf()
>>2
そんな驚きを聞けばシャディも一段と驚くというもの。限られた時期にしか見られないそれを見られたとあらばどんな者でも惹かれるには十分。
青い瞳にわずかに異なる角度の絶景を映し込み、自らでは再現などとてもできないだろう景色をしっかりと記憶した。
と、腰掛けるミズハの笑みに釣られたか、月の淡い光を頭上にシャディは少年らしく、どこか大人びたがる笑顔を見せた。

「あははは、本当だねー。ミズハ先生、まだ居てくれるでしょ? ……本当に色々あったけど」
「今日も出てみてよかったー……ミズハ先生と見れたし!」

それは正しく本心で、これからもまだ何かあるのだろう先に不安はあるものの今くらいはこうしていたい。座り込むシャディの尻尾はそれを表すように揺らいでいた。
4ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/27(月)22:47:30 ID:PVw
>>3
「もちろんっ」
「……ホント、色々ありましたけどねー」

苦笑、何せ赴任早々妖狐退治に駆り出されて以来保健室の住民なのだから仕方ないね

「……本当はダメですけどね?」
「でも、課外研修って事で……ふふふ、大丈夫かな?」

この先も色々あるのだろう、苦痛や涙が溢れる事もあるのだろう
それでも、嗚呼…綺麗な光、絡まった複雑な因果だとか邪な理だとか…解きほぐすような綺麗な光…
えい、と尻尾の先を突っつくミズハは確信を持って進む事を頷けるのだ
5シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)22:55:40 ID:4sf()
>>4
「……僕ら一回保健室の先生に謝った方がいいのかな」

一方の少年も、結構保健室に通うのでこんな苦笑いが。色々と言いつつも最後は笑っていられるのが安心なのか。

「……あぅ。……課外研修かー、あ、課題の絵に今のも描こーっと」

夏の課題、勉強系以外にも多様で魔法学校とはいえど色々種類があるもので、今の光景も絵にしようとシャディは決めたようだった。
これで大義名分も得られた……のだが、その理由になっているとは考えてない。

少年の知らぬ未来、また泣きつくことになるかもしれないが様々な人と出会い、結んだ約束はそのなかでも解れることはない。
――そんな幻想的な光景に交わる思想の中、突然来たそれに少年はびくんっ、と跳ねた。その後ゆっくりミズハを見て。

「――んんっ!? …………やったー……?」

怒ってはないが、まあその部分は彼の中で敏感らしく、対抗するようにミズハの脇腹辺りをつついた。
6ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/27(月)23:00:46 ID:PVw
>>5
「……今度お菓子でも持って行きましょうかー……?」

そりゃそうだ、お互いほぼ私物化してるレベルなのだから

「いいですね、出来たら見せて欲しいなー」
「……え?あははー……ごめんなさンひぃッ!?」
「……こほん、失礼しました……」

月輪の虹彩を背景にイタズラっぽく微笑み……次の瞬間小さく跳ねて甲高い声!
取り繕うように咳払い、勤めて冷静に謝罪……くすぐったがりなのでしょう
7シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)23:11:25 ID:4sf()
>>6
「そうしよっか……」と同意。はてさて保健室の先生が受け取ってくれるかどうかは別の話になるでしょう。
絵については「見せるー」なんて言っている。噂によればシャディは絵心はあるようなのである。たまに校舎裏の壁に壮大な落書きがされてたり……。

謝ってくれれば大丈夫、なスタンスではあるがやり返したくなるのが常という。予想よりかわいらしい反応にちょっとイタズラっけのある笑みを見せた。

「ん、いやー……言ってくれたらいいんだけどってそれよりもしかしてミズハ先生――――お腹弱い?」

ダメだ、ごまかし切れてない。尻尾の肌質はかなり良いものであり、人によってはまた触りたくなるらしいためかシャディは言えばいいという。
それとは別件の楽しみを見つけたように、あどけなさのある笑みでミズハの横に再び座り込む。
8ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/27(月)23:16:19 ID:PVw
>>7
「……くすぐったがりなんです、全体的に……」

まるで悪事を白状するようにポソリと呟いた、視線も何処か明後日に向いていて若干気恥ずかしそうに

「いえその……傷痕とか、案外その……鋭敏なんですよ、感覚が……ですからー……」
「……言いませんから、言わないで下さい……?」

どうやらそんな訳で結構なくすぐったがりらしい
彼の尻尾の極上の質感のヒミツと交換だ、立てた両膝に頬を埋めるようにして持ちかけた
9シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)23:24:02 ID:4sf()
>>8
「……あっ、そっか。……痛くなかった?」 

くすぐったがりなだけなら、と言うのも少々アレではあるが傷痕を失念していた。
ミズハのそれにうっかり触れたかもしれないと考えると途端に弱気になってミズハの背をさすりと撫でた。

「うん、大丈夫。……絶対言わないよ、泣かせたいわけじゃないから」

持ちかけられたそれは、シャディからすれば尻尾を省いてもいいくらいのものである。
それに本人が重く気にしてそうなものを広めるほど、シャディは悪辣にはなりたくないとどこかで思っているために。
状況はあからさまに異なるが、以前してもらったように今度はシャディが月夜の下でミズハの頭を抱き寄せようと。
10ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/27(月)23:29:56 ID:PVw
>>9
「全然、もうすっかり痛くはないですからーひゃひぃっ!?」
「……」

背中に触れられ若干ジト目!ワザとでないのは知っているがタイミングがね!

「ん……、……、」
「……ありがと、嬉しい……です」

月影、白花弁、夜風、重なる影、野原が波立つ
安寧、他人の体温とはかくも心地良く……追風、視界、笑い顔
多くの不都合な事を忘れてしまえばいい、微かに欠けた月だけが見守るこんな夜くらい

//この辺で締めでいいでしょうか!ありがとうございましたっ!
11シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/27(月)23:40:29 ID:4sf()
>>10
ちょっとだけビックリ。まさかこれでもダメだとは、みたいな目だ。それでも視線で謝ってるのだが。

「先生だってたまには甘えてよねー…………」

そうだ、忘れてしまえばいい。この場に居るのはこの二人と見守る月だけ。
お互いが咎めなければ許されることであるのだから。だからきっと、色々抱えた二人がこうしていても、笑っていれればそれでいいのである。

風に舞う白花弁を照らす月の絶景と野原の優しい香りと共に今宵のことと温もりは少年の記憶に、体験に正しく残るのであった。
12ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/28(火)21:56:28 ID:rkM
うーむ、何というかいまいち足りてないな
【学園の土地の中に湖があったとして、その中に立っている生徒が居ますよ】
【緑髪と晴れている日でも所持している傘が特徴的な男子生徒ですね】
【……ええ水面に立っています】
13エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/28(火)22:04:55 ID:JMC
>>12
そんな彼の足元に、ぷかりと浮かぶ若草色。
以前から敷地内の湖に足を運び、慣れた水中をおよいできたエリシアである。

「こんにちはー!なにが?」

ざばっと片手を出して元気よく挨拶をした後、ウィルの言葉が聞こえていたのか疑問を飛ばし。
エリシアを象徴する丸みを帯びた触覚が二本、首の傾きに合わせて揺れた。
14ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/28(火)22:11:56 ID:rkM
>>13
やあ、こんにちは!
僕って副業の一環で魔物を狩ることがあるんだけどさ?
海の……船とか護衛する場合に水の中へ入っていく手段がなあってね
浮くのはこの靴があるんだけどさ?
【エリシアの姿に和み、微笑むウィル】
【彼の靴に仕込まれた魔法でウィル自身の周囲に風の結界があり空気の球体が湖に浮いていて】
【その中でウィルが地面に立つかのように振る舞っているのです、靴を指で指しつつです】
15エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/28(火)22:17:29 ID:JMC
>>14
「……みずにー?」

重力魔法で浮き上がり、ざばっと空中に浮かんで。
そもそも水中にいるのが自然体なエリシアにとって、それは障害でもないのだ。
問題点を具体的にイメージしづらいのか、口調はまだ不思議そう。

「んー……これじゃだめなの?」

言われて靴に興味を示し、足元に近づいてぺたぺたと。
16ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/28(火)22:21:25 ID:rkM
>>15
この靴の力で入ろうとするならそうだな……ちょっと離れて貰って良いかい?
【ウィルは手に持った傘を半開きにして水面へ先を向けて構えますね】
【進む方向へ向け、それにより抵抗を減らそうという魂胆です】
【靴は金属が入っているのか、やけに固いですよ】
17エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/28(火)22:32:06 ID:JMC
>>16
靴の硬さに小さく歓声を上げ、そのままなんどかつんつんと。
触っている間にウィルが何かを試すようで、少し離れるようにとの言葉を素直に受け入れる。

「おー、なにするのー?」

これから何が起きるのか、エリシアにはまだ予想がついていない様子。
距離を取って水面にぷかぷかと浮かびながら、先の出来事に期待を寄せている様子だ。
18ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/28(火)22:36:40 ID:rkM
>>17
こうするのさ……!
【ウィルは靴を空へ、頭を水面へ向け……逆さになった姿勢をとります】
【すると靴が風を吹き出して、ウィルを水底へ沈めようとするのですが】
【激しく周りへ水を弾くくらいで、思ったよりも沈まずに纏った風の結界のせいで風船のように浮いていきます】
19エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/28(火)22:43:26 ID:JMC
>>18
「おー!……お?」

傘を支えに逆立ちするような姿勢に声を上げるエリシア。
そのままゆっくりと、ウィルを下へと押し付けるような風が吹き…… 力及ばず浮かぶ。
まだ跡があるかすら見えてこない光景に、またも首を傾げるエリシアだった。

ウィルの抱える問題は、呼吸というよりも重量故に沈めないということなのだろうか?
だとしてもエリシアがそこまでを理解し助言できるという訳でもないのだが。
20ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/28(火)22:48:24 ID:rkM
>>19
この靴だとこうして風の結界で浮いてしまうのさ
水に沈められても新鮮な空気を維持するから呼吸が出来て便利なんだけど、沈みたいときに沈めないのもと思っていてね
【ウィルはやれやれ、とジェスチャーをしながら水面へ座ります】
【風の球体が微妙に水面へ凹みをつくってる状態なのでウィルは濡れていませんよ】
【※纏う空気の軽さもさることながら、靴を脱いで脱力するだけでは間違いなくウィルは沈まない】
21エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/28(火)22:53:31 ID:JMC
>>20
「しずむ?じゃあ……」

エリシアがよく浮かんでいるのに使われる重力魔法。主に使っているのは《重量の軽減》である。
ただ、その魔法を逆方向に使うことで加重に使えることもまた、レオナに教わって使えるのだ。
ウィルの背中に回って手を触れて、徐々にかかる重さを増加させてみるエリシア。……せめて、やる前には一言言って欲しいものだが。

「こうかな?」

元々の重量が軽いだけにどれだけ頑張ればいいのかが未知数だが、はたして成功するだろうか。
22ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/28(火)23:03:26 ID:rkM
>>21
うおっ……ぐぐぐ
【64倍くらいにして初めて普通の人くらいの体重になると言いましょうか】
【そのくらいの強さで無いならば無情なくらいウィルは沈みません!】
【あと、ウィルはいま水面へ背を向けているので重くした分だけ若干重いかもしれません】
23エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/28(火)23:13:05 ID:JMC
>>22
「うぅー…… ぷえぇっ!」

残念ながら今のエリシアの技量ではそこまでの加重は難しい様子。
重量軽減が0を下回る重さを実現できている以上、加重も乗算ではなく加算なのであろうが。
兎にも角にも、元の重量が軽いウィルを沈めるには及ばないことが分かるだろう。

「うー、だめだった……!」

ウィルが傘の上に寝そべる形でなければ、エリシアが重さを感じることも無いだろう。
何せ背中に張り付いたエリシアは、別に水中にずっといることは苦でも無いのだから。

……よく考えれば、体の大きさの割に思た目なエリシアを背負うだけである程度沈めそうとは思えなくも無いが。
24ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/28(火)23:19:58 ID:rkM
>>23
仕方ないさ……暫くは沈む方法を魔法の中から探して研究かなあ
【ポーチの中から瓶を取り出して】
【コルクを抜いて蜂蜜を煮て作られた飴をエリシアに渡そうとしますよ】
【※エリシアちゃんそのままだとウィルの体が浮き輪がわりになります】
25エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/28(火)23:34:20 ID:JMC
>>24
「そっかー…… んっ、あまーい!」

手法自体は何とかできそうな雰囲気があっただけに、役立てなかったのが申し訳なさそうなエリシア。
だがそんな落胆も蜂蜜のアメ一個で、笑顔に上塗りされてしまうのであった。

底生故に沈みやすい身体を持つエリシアをもってしても、ウィルの身体を沈めることすらできないとは。
そんなウィルが無事に水中を動ける日が来るのかは、まだだれにも分からないのだった。
26ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/08/28(火)23:51:15 ID:rkM
>>25
僕の故郷の蜂蜜の飴だからね、そりゃあ甘いさ……
【深刻な悩みでもなく、気楽に研究して出来るようになれればいいなあ】
【そんな風に考えながらウィルは今後模索し】
【魔法的遺伝体質たる実体重よりも極端に軽くなる体質と向き合うのでした】
27リエード◆L1x45m6BVM :2018/08/29(水)23:05:59 ID:6Jy()
それは夏も終わりが近いと思われている日のこと。この時期でもまだ日に向く黄色い花弁の花や少し耳にうるさい虫の声はまだ続いている。
そんな日々は平穏であり、……やっぱり外に出ている人は稀なようで、金髪の人物も紙の課題を山積みにして図書館の机で腕を組んでいた。

「諦めますかね」

『早すぎる……』

その対面の席では亜麻色の髪の少女が儀式の本を読みながらツッコミを入れていた。どちらかに話し掛ける人物が居るかは夏に嬉しい涼しい空間に誘われた者次第である。
28エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/29(水)23:17:32 ID:z9m
>>27
「お……?こんにちはー!」

見知った人が二人揃う、若草色の姿はその状況に導かれぬものではない。
机から覗き込むようにしてひょっこりと顔を出したエリシアは、やはりいつもの調子で挨拶から。

「それなにー?」

レイヴンとリエードを交互に見遣ると、興味を持った方は書類の山だった様子。
大方レイヴンの儀式の本はエリシアも見たことがあるものだったりしたのだろう。
29リエード◆L1x45m6BVM :2018/08/29(水)23:28:02 ID:6Jy()
>>28
「……おや、こんにちは」
『エリー……こんにちは』

と、まずは双方挨拶より。二人とも柔らかな笑顔であるが元々笑みを作りがちのリエードと無表情じみたレイヴンでは印象も異なるか。
さて、その若草色の子と仲の良い二人であるが、お互いに侵食する真似はしない。レイヴンは様子を見るとエリシアも見慣れてる本に目を戻した。少しだけ羽が下がったのはリエードから丸見えだったが。

「ああ……課題、ですよ。夏の間にやれと言われたのですが……おや? 初等部では出されたりしませんでしたか?」

ペラリ、と一枚見せて、エリシアに手渡しながらリエードはふむ、と顎に手を当てる。その書類には……まだエリシアどころか中等部すら習ってるか怪しい勉強の内容が書かれている。ちなみに解答欄は白紙である。
彼曰く、そろそろ夏も終わりそうなこの時期にこれをまとめてやろうとしたらしいが……まあ量が量である。ちなみにそのプリント、材質は以前中等部の影の彼が貸したのとほとんど変わらないだろう。
30エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/29(水)23:37:07 ID:z9m
>>29
「あるよ!ろこねぇとやったー」

もう日付的には夏も終わりに差し掛かる時期、エリシアはとうにそれらを片付けてしまった様子。
まあリエードとエリシアの学年の差を考えれば、負担もまた比べ物にならないのは当然であるが。
問題はもちろん、装丁なんかも差があるのが気になったのだろうか。
とはいえ中身を見て理解が及ばないこと、正体が宿題であることがわかるとそう長くはそれらを眺めることはしなかった。

「んしょ……っと」

そして自身も持ってきたらしい本を机に乗せて、レイヴンの隣の席に腰掛けて。
机に広げられた冊子には、何やらハンマーを持った人物の挿絵。
31リエード◆L1x45m6BVM :2018/08/29(水)23:44:29 ID:6Jy()
>>30
「…………おやおや、それは羨ましいことで」
『いいこ』

リエードとしては教師に助力を乞うのも色々やりにくいため貯まりに貯まったご様子である。そして諦めに入ってるのだから意味がない。
羨ましがるリエードに対してレイヴンは隣に座ってくれたエリシアを撫でて褒めるとその本を少し覗き込み、いつもと違う内容らしき本に首を傾げる。 

『エリー? それ、何の本? お勉強? ……雨乞い使える?』
「………………」

レイヴンが聞くのはやはりそんなところだろう。というかまだこの雨乞いの癖は治らないのか。ハンマー持つ人物が降らせられるのは良くて雷でありそうだ。
その傍らとりあえず解答を紙に書き込むリエードだが、グレゴールの件は少ししてから伝えるか、なんて考えていた。
冊子を見るとまだ鍛冶について学ぼうとしているようだし、今どのへんまでかは知りたくもあったのだ。
32エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/29(水)23:52:37 ID:z9m
>>31
「ろこねぇ、よぶー?」

別に今日という訳でもないだろうが、課題を持て余したらしいリエードにはそんな提案。
依然もバーラントを相手に、憑依魔術を参考にとロイコを呼んだエリシアである。別に教員だからという訳ではない。

「~~♪お?これ!」

レイヴンに頭を撫でられて身体を左右に揺らしながら、首から銀のネックレスを取り外し。
ごそごそとポーチを漁って、ネックレスの横に緑の宝石を並べたエリシア。
……本の内容を聞かれて、出されたのが所持品2つ。相変わらずのディスコミュニケーションである。
33リエード◆L1x45m6BVM :2018/08/30(木)00:02:20 ID:cTf()
>>32
「……向こうの気が向けばね」とリエードは肯定ともとれることをいうが実は悩むのである。ロイコの知識等なら例え高等部でも問題ないはずなのだ。
ただし、リエードが弄られる可能性が含まれている。いや、異種族コミュニケーションは歓迎なのだが。それにまあ威厳というものをなんとか保ちたいのである。

「(いや伝わらないでしょう……ハンマーとネックレスと宝石……その道ならわかるかもしれませんが)」

そのコミュニケーションの仕方にリエードは課題をやりつつ苦笑い。
レイヴンも少し考えるような仕草で本を置いたために場合によっては補佐しようと目論む。

『ネックレスにその宝石を着けたいけど、やり方がわからないから、調べてる……でも本はハンマー……』
『……鍛冶……の勉強?』

「(この子なんでこの辺の頭を普通に使わないのですかね)」

ディスコミュニケーションに対応するレイヴン、恐らくエリシア限定だろうがリエードの考え方も少し失礼である。
レイヴンの頭は良い方に当たる。そのため彼女も悠々と過ごしているのである。課題などとっくに終わらせてるために。
34エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/30(木)00:13:09 ID:TyN
>>33
「わかった!いっとくね!」

ロイコの気が向けば、ということは伝えるだけは伝えておいた方がいいだろう。
そう解釈したエリシアの善意は、きっとリエードには都合の悪いだろう答え。

そしてエリシアの自分本位すぎる意思伝達は、裏側を知っているとこんな風に見えるのだ。
リエードにはおそらく分かっただろう糸。しかし点は二つ見えなければ線にはならない、そんな難しさが分かったはずだ。
しかし、レイヴンは隠されたもう一つの点を探し当ててみせたのだ。エリシアとの対話に親しんだだけはある。

「そうだよ!つくりかた!」

まずは装飾品のそもそもの作り方を調べるために、鍛冶の本を漁っているらしい。
基本となるネックレスの形を作り上げただろう手法であれば、基本の形を変化させることも可能だろうと考えて。
35名無しさん@おーぷん :2018/08/30(木)00:15:06 ID:cTf()
>>34
36リエード◆L1x45m6BVM :2018/08/30(木)00:26:13 ID:cTf()
>>34
リエードはその善意に微笑むしかなかった。彼のうなじには冷や汗のようなものがたらりと流れたが視界からエリシアには見えないだろう。

レイヴンのエリシア限定(?)対話術にリエードが呆れつつも感嘆しているのを尻目にレイヴンは当たったことを密かに喜ぶ。
親しんだからこそのものもある。いつか失敗もしないように、と心決めていることで。

『……作り方のお勉強、その本に載ってる? こういう本なら多分……』

索引的なもの、もしくは目次があるはずであるとレイヴンは本を見てエリシアに示してみる。ネックレスと宝石を綺麗に合成するのはまだ難しいのだろうと。

とその時である、さっきまで黙っていたリエードが書類一枚を山に戻すと口を開いた。

「そういえばエリシアさん、グレゴールさんが今度会えたら鍛冶について教えてくれるそうですよ」

レイヴンは誰それ? って首を傾げてますがリエードは手を組んで両肘を机に付き、その手の後ろに口元を隠すような状態でエリシアに言いました。
37エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/30(木)00:38:22 ID:TyN
>>36
「ん?……ここ?」

すこしレイヴンの方に本を寄せ、ページをめくってもらうこと数回。
この本は装飾品の作り方というより「鍛冶とは」な概略を示した本らしい。
机の上には別の本で装飾品に関するものもあるようだが、レイヴンは索引を見て何を言うだろうか。

「グレゴール?……あっ、わかったー!」

そして以前は思い出せなかった名前だったが、フルで伝えられるとさすがに思い出したらしい。
リエードの言葉には上機嫌そうにこくこくと頷いたのだった。
38リエード◆L1x45m6BVM :2018/08/30(木)00:47:30 ID:cTf()
>>37
「学んだなら最後にはきちんとお礼も言うのですよ? エリシアさん」

グレイという人物も居たが、彼は今鉱山だと聞いていたリエード。となれば呼び戻させたりするのも悪いし、グレゴールから伝えてくれるだろうと踏んだようだ。
さてリエードも本に興味はあるようで、席を立つとエリシアをレイヴンと挟むような立ち位置から本を覗き込む。

『ん……』

謎のグレゴールという人物を介した会話を聞きつつレイヴンは概要をさらりと見る。
それでわかる、これは鍛冶であるが装飾品ではなさそうな雰囲気。となれば行動は決まるものである……のだが。

『こっち、読んでから、そっちも読もう』

装飾品の本を手元に寄せるとそんな提案。装飾品についてわからない用語などがあれば鍛冶の本を……ということらしい。のだが。

「それなら最初からこちらを読んだ方がいいのでは?」

『……むぅ』

さてエリシアが選ぶのはどちらになるだろう? 険悪でもないがぷぅ、と頬を膨らませてるレイヴンはエリシアの前では珍しいだろう。
39エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/30(木)01:00:00 ID:TyN
>>38
「ん、わかった!リエードありがとー!」

別に意味を取り違えている訳ではないが、情報提供には感謝を述べるエリシア。
普段の様子から行っても、その言いつけに背くような結果にはならないだろうことは分かるだろう。

「んー?……おーっ」

何やら意見が衝突したらしい両者の顔を、仰け反る様にして交互に眺めるエリシア。
最終的にエリシアが出した決断は、手元の本のページをまためくること。つまりリエードの案だった。
理由は単純、もう片方の本はレイヴンの手の中にあるから。
40リエード◆L1x45m6BVM :2018/08/30(木)01:13:28 ID:cTf()
>>39
言うなれば歳上、年長者としての恒例みたいなものである。その様子を見て微笑ましいものを見て聞いたような二人であった。

「…………あの」
『エリーが選んだなら問題ない、一緒に読む』

レイヴンのエリシアに対する甘いところ、まだ勉強不足な点はここだろうか。次に活かされることを期待しましょう。
リエードは肩透かしを食らったようではありますが、レイヴンがちょっとしょんぼりしかけたのもまた事実。それでもレイヴンはエリシアの選択が一番なのである。

『どう? 何か気になるもの、あった?』

「合成や結合、……単純にはめ込む加工というのも手になるのですかね?」

二人はきっと妹を、小さな子を見守る姉や青年の気分なのだろう。
いつの間にか装飾品の本も手に取りやすい位置に置いてあるあたりレイヴンは抜かりない。リエードの宿題は抜かりだらけ。
41エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/30(木)01:29:04 ID:TyN
>>40
状況的には、「二人を余所に本を読み始めた」というのが一番近いエリシア。
エリシアの取り扱いに関して思い通りにしたいなら、議論ではなく実行が一番なのであった。

「んー…… とかしてもだめだったから……」

錬金術的なアプローチが失敗だったことを踏まえ、手法に目を通していくエリシア。
基本的には鉄を熱して打つことで素材を形成する鍛冶。しかしそこに魔法が絡むと果たしてどうなるのだろうか。
特に、エリシアの持つネックレスは形状記憶を持つ特殊な魔法道具。だからこそ、こうした手法に頼ってもいるわけなのだが。

「んー、どこだろ?」

ぱらぱらとページをめくりながら、基本的な鍛冶から魔法鍛冶のページへと移っていくエリシア。
今のところはエリシアに引っかかるものはないらしいが、端から眺める二人にはどうだろう。
42リエード◆L1x45m6BVM :2018/08/30(木)01:41:39 ID:cTf()
>>41
ページをめくるエリシアを眺める中、それぞれ考えは口に出す。エリシア相手に察してくれ、というのは難しいと判断しているためだ。

『……溶かす、溶かしたところにくっつけたりは? 宝石はそのままがいい……?』
「……ふむ、魔法鍛冶――」

レイヴンの考えは実行済みであろうもの。鍛冶についてはこの場の誰よりも素人なのだ、彼女は。宝石の形状について訊ねたのはエリシアの気分を確かめたいため。

その一方、リエードはグレゴールの見学をする前に教わったことを冒頭の基礎から思い出していた。しかし、問題がある、というのも。

「――どんな物で作られているかを理解して、同じ物質を用意して同化させて形成し――でしたか、そのネックレスではどうでしょうね?」

そう、そもそも同じ材質があるのか、そしてそもそも形状記憶の金属であるためにこの方法は通用しない可能性がある、ということだ。そんな中でリエードが質問する最中にレイヴンは本を眺めると……。

『…………形状記憶の、条件……?』

そのページから書かれている物は魔法の鍛冶というより、金属側の基礎というべきか。そのような目次を呟いた。
43エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/30(木)01:53:37 ID:TyN
>>42
「んーとね、とかしたらもどるから……
 そのまま?おおきいのがいい!かな?」

レイヴンは知らない、この作業が難航している理由。
錬金術で溶かしたところでネックレスは元に戻ってしまうということは、エリシアの口からでも何とか伝わるだろう。
その後の言葉は、形状には頓着しないができるだけ大きさは確保したいという希望。こちらはやや伝わりづらいか。

「おなじもの…… えーっと」

言いながら触覚を引きちぎり、液状化した凍てつく水銀へと変化させ。
固形化によって形状を維持させて、鈍い銀色に変わった冷気を放つ金属を作り出す。
エリシアにしては変異に手間取ったように見えるのは、魔法の物品はそのぶん魔力が必要になるからだ。

「じょーけん……?」

さて、エリシアが扱うこの金属は、ミズハなら事情が分かるだろう。職人が居なくなった、いわば失伝した技術なのだ。
基礎とは言え一致するかどうかは分からないが、何か手掛かりにはなるだろうか。レイヴンの呟きからページを見つけ、本を捲って開いて見せた。
44リエード◆L1x45m6BVM :2018/08/30(木)02:16:52 ID:cTf()
>>43
『……戻るって……地面みたいに? ……そっか、綺麗だものね、溶かしたら、もったいないしね』

溶かして戻るで浮かぶのはエリシアがやる地面への干渉だ。アレも確か時間経過で戻る代物である。ただし、形状が完全に戻るネックレスとは細かく異なるが。
そして大きさ確保の希望には頭を撫でながらそう言うのだ。……レイヴンが考えたのは宝石の方を溶かす方法なので適さないと判断した。

「おお、時間はかかりしたが、確かにこれなら……ってこれ元の触角に戻りません?」

最初が液状なのも時間も気になったところだが、本題はそこだろう。混ぜ合わせたあとに触角に戻ったとして……それは果たして大丈夫なのだろうか? と。

特殊な金属であるがゆえに、言ってしまえば基礎や常識の範囲から書かれているこの情報。素材そのものを突き詰めるならミズハ、またはかなり珍しい本を手に入れるのが適切なのは間違いない。
それを踏まえての調査、読み上げていくのはレイヴンである。

『形状記憶は金属によって条件が様々である』
『有名なものでは熱によるものだろう。とある金属に基準より低い熱で変形を起こさせても、基準より高い熱を与えると元に戻る性質がある』
『詳細は金属により異なるがこれが有名なものだろう。これらは合金に多い』
『他には魔法や魔力、そもそもの素材が持ちうるケースがある。これらは魔法等により「その形状に戻る性質」を与えられていたりすることが多い、故にこの性質を上書きすることで形状記憶そのものを無くすことが可能な場合もある』
『しかし注意すべきはすべてに通用する訳ではないということ。そもそも形状記憶を消せば当然、その形を保てなくなるために不用意にやるのは控えるべきであろう』

「頭が痛いですね」
『…………うん』

読み上げていくのは良かったが、かなり難解なものだらけ。中には生物の影響で、や、加工方法から、というものがある。
……ミズハに聞いてもわからない場合はかなり長い道のりになるだろうか? 何にせよ、この記述を信じきる場合は難しい話となる。


「……性質同じなら触角で色々試せばいいのでは?」

リエードの呟きは頭の痛さからか……。
45エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/30(木)02:30:12 ID:TyN
>>44
なるほど、宝石側を溶かして纏わせる方向ならば、ネックレスの形状によらず宝石を付けることができよう。
しかしレイヴンがその案を撤回したことで、エリシアの中ではその手段は無かったものになった。
それに、カメリアが「少しだけ丁寧に」成形してくれたラウンドファセットカットの形も、崩すのはもったいないほどだ。

「んー?もどるよ!」

エリシアとしてはサンプルとして出したにすぎず、端からネックレスに使うために出したわけでも無いらしい。
自分の装飾品とはいえ、形質変異によって出した素材で魔導が作れてしまうと…… なんというか大変なことになってしまいそうだ。

本から分かった情報は、いわゆる熱可塑性と魔法による形状保存。
ならば一番手っ取り早そうなのは、形状保存の構造を理解してそれを解いてやることになりそうだが……?

「おなじ?かなぁ……?」

ここで一つ。ミズハの魔剣は意思を持っていたりする。
果たしてエリシアが作り出した金属塊を、そんな魔道具のものと同列に語ってよいものか。
46レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/30(木)02:39:43 ID:cTf()
>>45
宝石とエリシアを指で撫でて、撤回したことを安堵するレイヴン。危うくカメリアという教師の心遣いも無下にしてしまうところだったのだ。本人は知らないが。

「ですよねぇ」と安心したようなこの日に限っては残念なような、そんな雰囲気のリエードであった。グレゴールも心配してた気がするが魔導はおろか素材が維持できるだけでも大変だろうから。

「…………ふむ、確かに……あの日を思い出すとなんとも言い難い……知る人に聞くのが早いですかね……」

魔剣と同じ素材であるならば、エリシア製金属がどう該当するのかリエードにはわからない。

『…………今確認するのは?』

というレイヴンの意図は、形状記憶などよりはそもそも触角がそれと完全に同じ材質になってるかの確認のためだ。
憑依がある程度できる(?)エリシアなら意思の保有だけでも確認できるだろうし言葉だけ聞くとネックレスは済ませている。ならエリシアの……だが結果は見えてしまうか?
何はともあれ……。

『……あまり役立てなかった……』

「……難しいですねえ……」

この二人は専門ではないために、少し力不足だったか。
47ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/30(木)02:50:19 ID:t13
>>46
「いま?んー……」

種族特性上、少しは憑依のできるエリシアから見ると、触角製のそれに意思は宿ってはいない。
考えてみれば、鳥などの生物の翼を作っても鳥の意識まで再現できるわけでは無いのだ。ある意味当然といえよう。
ロイコならばもう少し確実性を持って言えるのだが、擬態に特化したが故に憑依は得意では無いエリシアにわかるのはここまで。

形状記憶に関しては、そもそもエリシアの変換した「液体の金属」という状態が基本になってしまっている事だろう。
少しすればどろどろになってしまうそれが、形状記憶を持っていないということなのか。はたまたエリシアの固形化の錬金術が切れたからなのか。傍目にも、ましてや術者である本人にもわからなかったのだった。

「んー…… むずかしいね!」

さて、そんな現状でも落胆は見せないエリシア。
グレゴールに聞けば何かわかるだろうと、高を括っている節が見られるのは良いことなのかそうで無いのか。
48レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/30(木)02:57:23 ID:cTf()
>>47
『ダメだったかな』と様子を見て慰めなのか単に癖なのか頭をまた撫でる。ひんやり、のっぺりした感触が癖なのか。
しかし、難しい問題である。習っていないことはとっても難しい。当たり前のことだが。

「……くす、ですねえ。では、グレゴールさんに期待しましょうか、エリシアさん」

リエードとしてはここからは専門のグレゴールに任せておくのが適役と判断したらしく、エリシアの前向きな姿勢を誉めるように固い掌で頭部を撫でた。
あわよくば、触角もぷにぷにと触ろうとしていただろう。

『難しい……わかったら、教えて……』

レイヴン、前向きなエリシアを見て落ち込んではいられないとしたがそれでも少ししょんぼりしているのは普段と違って見えているのだった。
その時にはリエードは自身の席に戻り、課題の山にため息を吐くのだろう。自業自得だが。
49エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/30(木)03:07:52 ID:TyN
>>48
首をレイヴンの方に傾けて、感触を甘受するエリシア。
慰めのようなその言葉とは裏腹に、上機嫌そうなエリシアである。

「ん!おしえてもらうー」

余った頭部にもう一つの手のひらが乗る。触角が千切られた頭部だ。
あわよくば触覚に触れようなどと思うなら、レイヴン側に残ったものに手を伸ばすしかないだろう。
その決断を下すか、そしてレイヴンがそれを見て何を思うか。
リエードがそのあたりを考えて、決断を下すのだ。エリシアは好意的な反応しか返すまい。

「……?わかった!」

心なしかしょんぼりしたレイヴンを疑問に思いながら、分かったら知らせることは約束する。
席に戻るリエードを見送ってから、また鍛冶の本を読み込むエリシアだった。
50レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/30(木)03:18:52 ID:cTf()
>>49
「…………」
『…………』

エリシアの頭上で起きる無言のやりとり。視線でエリシアの触角を伝えるリエードと触角と交互にリエードを眺めるレイヴン。
二人とも撫でることはやめず器用にそれらを行うと――リエードの手が一度離れた。そして触角に向かう。
その時のレイヴンの対応は……エリシアの後頭部を撫でることだった。つまりは享受。――エリシアの良さを知れとばかりの態度である、余裕過ぎる。

このあたりはまあ、リエードに敵意が無いから、というのもあるだろう。例えばだが欲にまみれた者がエリシアメタル触角を取ろうとしたらその時は阻止する。

そんな攻防を終えて戻ったリエードは満足げだったことだろう。
そしてレイヴンは約束を聞いて微笑むと、本を開き直してエリシアに鍛冶のページを見せつつ、忘れてたとばかりに口を開いた。

「グリフォン、多分もうすぐ産まれるよ」

そんなことを伝えて、今日の三人はそれぞれ自身の見ようとしていたものを見たりしながら過ごしていくことでしょう。
51エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/30(木)03:30:38 ID:t13
>>50
そんなやり取りを見ることも聞くこともなく、ふにふになでなでと感触を楽しむエリシア。
いつも通りのひんやりのっぺりな手触り。残暑厳しいこの季節には心地よいものであろう。
ちなみに、エリシア製金属を取られたところで割とすぐ元に戻るので止める必要も特に無いのだが。
せいぜい何かに使おうとしたところで触角に戻り、徒労感と肩透かしを得られるくらいだろう。

「ほんと?たべなかったの?」

別に責めているわけではない。単純に育てる選択肢を思いつかなかったが故の疑問だ。
図書室にしてはほんの少しだけ騒がしい雰囲気を漂わせながら、ゆっくりと時は流れるのだった。
52レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/08/30(木)03:40:13 ID:cTf()
>>51
その点に関してあえて言うと、治るからといって怪我をしたのを無視するか、に近いものがあるのだ。
確かに徒労感と肩透かしで終わるかもしれない……がエリシア側がどう思うかもわからない。はいどうぞとあげるのと無理矢理取られるのでは少し違うだろうと。
というのがレイヴンの無意識の見解。一言でいうと「過保護」なのだった。

『……うん。……育てられたら、すごいかなって』

生物を育てる、ということもあるが彼女の本質を忘れてはならない。――聞き付けた、グリフォンは嵐、雨の関係者である可能性。
食べてしまうより、こっちを優先してしまうのがレイヴンの難点とも言えるか。何にせよ近いだろうグリフォンの孵化。そこからどうなるかは――これからに期待。


なお、リエードがその会話を聞いてどう対応すべきか迷ったあげく課題に逃げ込んだのはまた別の話でありましたとさ。
53L1x45m6BVM :2018/08/30(木)23:07:28 ID:cTf()
誰だ、もうすぐ夏も終わるなんて言ったのは。
そんなことを思いながら黒髪の少年は黒マントと真紅の外套を纏って小さな袋にすがりついていた。

「……かき氷たべたい、水浴びしたい……」

しかし、悲しいかな。少年が出した氷は……少なくとも少年が削れるものではない。削ってるうちに溶けてしまうだろう。
何も入ってない器を見て、少年はため息を漏らすのであった。
54アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/30(木)23:11:41 ID:qhO
>>53
「かきごおり……あいす……パフェ……」

同じくだらーんと肩を落としているのは黒曜の少女
水筒を開けて中身を飲もうとするが既に空っぽ、この残暑に見事やられている形である

「……なんならそのままでも……こおり……」

そのまんま氷を齧るべく隣のシャディに要求!ワイルド!
55シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/30(木)23:16:42 ID:cTf()
>>54
「いや……歯折らないでよ……?」

一度断ってみようとしたが気持ちはわかる。そのため一応注意して氷をその手で差し出してみる。
ただしかなり固い! 勢いよくかじろうものならコメディ描写で歯が欠けるくらいには!

「んー……この前ヒュウ君に言ったら風で削るとか……そういうのもあったんだけどねー……」

そう、今かき氷が目的なら極端な話削れるか、粉々になりさえすればいいのだ。つまりその辺にあてがあれば……である。
さてシャディが聞いた話だとどうやら風で削るのが浮かんでいたらしいが……。
56アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/30(木)23:26:53 ID:qhO
>>55
「大丈夫、大じょ……アグ……」

受け取れば早速、あーんと大口を開けてガブリ!
……ポロポロパラパラ、と崩れる歯!文字通り歯が立たない!

「……なるほど、風……」
「風は、使えないけど……」

ふむ、と唸り虚空より取り出すは鋸巨鎌、これで粉微塵に刻もうと言うのだ!血とか脂とかで汚れているけど!
57シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/30(木)23:31:20 ID:cTf()
>>56
だよねー、と言いながらも、大丈夫? と心配するシャディは歯の欠けがないかを確認。

「……わぉ、そんな手が……! ……でもね、アラスちゃん」

鋸巨鎌、確かにそれなら刻めるはずだ。少なくとも扉を崩したりした実績もある! つまり切れ味保証済み! だがしかし。

「せめて刃先は洗おうよ、血とかさ」

バシャリ。と巨鎌の刃にはそれなり、アラスミシアの顔にはごくわずかの水がかけられるだろう。しかし問題、これで取れる汚れだろうか……?
いっそ人を呼ぶのも手だろうか、魔石袋に頬擦りしながらシャディは結果を見ていた。
58アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/30(木)23:45:45 ID:qhO
>>57
「らいじょーゔ……」

あんぐりと開いて見せる歯、ミズハに言われてからよーく磨いているらしく健康そのもの!ギャグ補正様様である

「ん……それもそうか」
「……あぁ、こんなんでいいな……」
「……!!」

大呪魔導具(カースアーティファクト)たるこれでまさかカキ氷を作るとは、恐るべき事態である
綺麗さっぱり洗われたそれを後ろ手に構え氷を睥睨……直後放たれるであろう刹那十二連斬!氷もバラバラだ!
59シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/30(木)23:51:44 ID:cTf()
>>58
健康な白い歯に思わずにっこり。虫歯なんて甘いもの、かき氷の敵を作らないのはいいことだ。

睥睨するアラスミシアに釣られるように氷のカタマリを配置するシャディ、肝心の器は――

「……おぉー! できたー! どうぞー!」

影の手様様、バッチリ下に置いてありバラバラコナゴナになったかき氷は美しく盛られた! そしてシャディが取り出したのはスプーンと砂糖水の入った小瓶である。
これをかけよう、ということだがそこは甘いもの好きな彼、砂糖水以外にもあるはずである。まずはアラスミシアへ、とばかりだ。
60アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/31(金)00:00:25 ID:gI7
>>59
「……カンペキ」

ドヤ顔!本人的にも意外、上手く行ったらしい

「……ん、あぁ、遠慮なく」
「……んふふ、んふふ……」

さてはて早速受け取り頂きます
自身で削ったという自負も手伝い、単なる砂糖水シロップなだけのカキ氷だがとても美味しい!溢れる笑み!
61シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/31(金)00:05:53 ID:r2e()
>>60
「美味しい? ……良かったねー。いやー、アラスミシアちゃんのお陰だよー」

溢れる笑みに和むのは仕方ない。他の人からしたら突っ込まれそうな光景ではあっただろうか。
しかし、ここにはこの二人しか今のところ居ないので問題はない。――血脂見ても大きな反応なかったのは度胸と見るべき?

「じゃー僕も一口ー……」

さてさて差し出しておいてこの少年、自分も食べようとばかりに寄ってきた。しかたないと見るか独占するかはアラスミシア次第であるのだ。
62アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/31(金)00:08:43 ID:gI7
>>61
「まぁな……ふふん」

褒められれば更に増長、チョロい
実際使用器具はアレだ、衛生面とかで現代基準で見たら目を回すレベルではあろう!

「……ん」

意外や意外、すんなり差し出すではないか!氷の出所が誰かを無論知っている為、独り占めなど出来るはずもないのだ!
63シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/31(金)00:15:28 ID:r2e()
>>62
ジュートーホーとかに引っ掛かる可能性もあるけどここは魔法学校だ、危なくなければ大丈夫なはず!

ちょっとキョトンとしつつも「わーい」とばかりに受け取るシャディ、自前のスプーンで一掬いしてシャリシャリ楽しむのである。二口、三口と進めると今度はアラスミシアとの間に置いた。

「一緒に食べると美味しく感じるよねー……皆も作ればいいのに」

分け合うならこの方法がいいと思ったのだろう。しかし、不思議なものである。あれだけ勢いはあるのにシャディの方は……キーーンってなってないのだ。
次第に無くなるかも、だがそこは出所。おかわりとばかりにもう一個だ。
64アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/31(金)00:19:43 ID:gI7
>>63
「……ん、まーな」

同意、ひとりで食べるのも無論好きだが誰かとそうするのも悪くはない
しばし順調にシャリシャリ食べ続けていたが、

「……い、痛ぅ……、なんでおまえ……?」

大丈夫なのかと言外に視線で問い掛けるのでありました
65シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/31(金)00:25:17 ID:r2e()
>>64
「へ? ……あー、多分これ触ってたから……?」

よしよし、と痛そうなところを撫でながら頬擦りしていた袋を見せるシャディ。アラスミシアが触ると湿ったそれの中には石が入ってることがわかる。
急激に冷えたものを食べると、なんていうメカニズムらしいがシャディは元々慣れてる側面が強いらしい。ではアラスミシアは悩むしかないかといわれると。

「えーっと……辛いならゆっくり食べるといいとか聞いたような……」

要は一気に冷えなければいいらしい。ちなみに温かいものと食べるのもいいらしいが、この状況だと……難しいか?
それを見越してか少しシャディのペースは落ちつつ……こっそりとばかりにアラスミシアの背後に氷の欠片を持った影の手が。
66アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/31(金)00:30:33 ID:gI7
>>65
「ずるい」
「……ゆっくり?……溶ける」

成る程と唸りしかし氷をゆっくり食べては溶けてしまう!
更にこう、一気に行くから美味しいのだと謎理論、結局頭痛を戦いながら食べる事になりそうです
そんな訳でイテテと顔を顰めるアラスミシア、忍び寄る魔の手には無論気がついていない
67シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/31(金)00:41:10 ID:r2e()
>>66
「……頭に氷乗っける?」

ずるいと言われて苦笑い。このあたりは体質的な側面もあるのだ。
そしてその謎理論に納得できるのだからおかしな話だ。だってシャディはその一気食いができてしまうのだから。
さてさて、気付かれてないのをいいことにシャディがやったのは――夏の定番、首のところから氷を入れるドッキリである。

「なくなったら、他の味も食べる?」

シャディはそれをしながら魔石袋を近くに置きつつかき氷タイムなのだからかなりいやらしい。一応かき氷が溶けにくくはなったのだが。
68アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/08/31(金)00:49:30 ID:gI7
>>67
「……いや、それはそれで冷たんっひぃっ!?」

氷乗っけの提案に渋い顔……直後に背中に氷粒!ツメタイ!
飛び跳ねて慌てて制服を脱ぎ捨て大慌て!肌着代わりのタンクトップ姿はある意味新鮮

「……」
「……たべる」

じーっと責めるような視線!しかし食欲には勝てず結局頷く事になるのでしたとさ……

//この辺で締めでいいでしょうか!ありがとうございましたっ!
69シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/31(金)00:55:37 ID:r2e()
>>68
「……、制服の下見るの初めてかも」

「涼しくなったー?」なんて聞く間もなかった。新鮮な姿に少し目をぱちくり。水着はあるがこちらは新鮮なのである。
若干の罪悪感はあるものの、少年特有の心で喜んでるのであった。

「遠慮はしなくていいんだよー」

残暑が続く季節ですが、この日はとってもクールダウンした涼しい日々になったことでしょう――色々な意味、色々な味のかき氷で。

//ありがとうございました!
70ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/31(金)23:17:55 ID:YZA
普段は高等部の方か魔法植物棟にいるはずの、教員用のローブをはためかせ。
中等部のある教室を訪れたのは、黒髪に眼鏡の実習生、ロイコだ。

「……っと、ああ。彼がいるのかぁ」

今は放課後、誰も居なくなった教室の掲示物を眺めてそんな一言。
いくら教員側とはいえ、担当でもない教室を物色するかのような行動である。
71シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/31(金)23:30:13 ID:r2e()
>>70
「んー? 彼って誰か居たのー? 何してるのー?」

にゅ。そんな擬音でも付きそうな感じに黒い影の中から出てくる黒ずんだ少年シャディ。
彼は中等部であるため、この校舎に居てもなんら不思議ではないが些か突然すぎたか?

さて、そんな声かけと現れ方をしてきた黒髪黒マント、真紅の外套の少年にロイコは何を言うだろう?
72ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/08/31(金)23:41:01 ID:YZA
>>71
「お。噂をすれば、だねぇ」

この教室で意味深な発言をすれば呼べるとでも思っていたのか、はたまた単に名前を見たから心構えができていたのか。
唐突としか言いようがない登場にも大して動じた様子を見せず、少年に向けて振り返るロイコ。
ロイコの口振りからして、話題に上がった「彼」とはシャディ自身であることが伝わるだろうか。

「近いうちに、僕にも君にも縁のありそうなことが起こるからね。その下見さ」

さてさて、にやけるような笑みと共に発言されたのは負けず劣らずの意味深さである。
73シャディ◆L1x45m6BVM :2018/08/31(金)23:50:50 ID:r2e()
>>72
「? あ、僕?」

今日も驚かなかったかー、とばかりに苦笑いのシャディ少年。
膝下からを影に埋めたまま近付けば魔石袋を取り出して一度頬擦り、油断してると残暑の残り熱ですら辛いのだ。

「えー? 僕とロコちゃん先生に縁があること……で下見ぃ……?」

意味深な発言にシャディは少しにやけつつも腕を組んで首を傾げる。それもそのはず、ロイコがこういう時に嘘を吐くことはまずないと考えているからである。
しかし、自分とロイコに共通し、縁があることとはなんだろう? と考え出すシャディ。その様子を見守るならば、それほど時間が経たないうちに閃いたとばかりに手を叩くだろう。
その時はこう言うのである。それまでに止めていれば言わないが。

「何か新しい授業とか?」
74ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/01(土)00:05:25 ID:nYo
>>73
相手を驚かせるというものは、いつだってなんだって意表を突く所から始まる。
同じく悪戯好きなロイコもまた、そうしたパターンに関しては気に掛けているところもあるのだろう。

「お?考えてみるかい?」

そして腕組考えたシャディには、それ以上何かを言うことは無い。
保留にしているマンドラゴラの件だって、ロイコは自分で考える機会を重要視していたことだ。
やはり予想通り、外した答えが返ってきたことに苦笑のような表情を返し。

「……まぁ、今回は情報が足りなさすぎるからね。直に分かるさ」

ふっと笑って零す言葉に追求すれば、何かしら聞けるかもしれないが。
75シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/01(土)00:12:14 ID:z9J()
>>74
その点では先輩だ。今のシャディではまだまだロイコには敵わないだろう。

ちなみにマンドラゴラの件だがまだまだ難航中。たまに蔵書を読みに行ってるかもしれないし、背伸びをして難しい本を読んで図書館で潰れてる姿も見られたかもしれないくらい。

外れていると落胆してなんの気なしに窓を見て。

「違ったかー……えー、教えてよー、ロコちゃん先生ー。秘密なら誰にも言わないからさー」
「それがダメでも情報ー? くらいはちょーだーいー?」

なんだろうか、この目上に対する遠慮のなさは。思えばシャディはこの辺を注意されることがほとんどないような……自由な校風ということか。
ローブの裾でもくいくいと引っ張ってこんなことを言うシャディ、定番としてそう言う人ほど言ったりしてしまうものだと感じるはずだが……。
76ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/01(土)00:31:19 ID:nYo
>>75
「まあ、全然秘密でもないんだけどね。そうだな……」

なに、別に噂になっても構わないことではある。あまり広まると居心地が悪そうだが。
とはいえシャディは約束すれば口封じも楽な方後思っているので、ヒントをばらまいてやるくらいは良いだろうと考えて。

「じゃあまず1つ。僕は知ってるけど、君は知らないものだ」

そうは言ってもストレートに教えてしまうのは面白くない。まずは迂遠なヒントからばら撒いていく。
『もの』だなんて曖昧な言い方をしたのもそのためだ。単純に問題の難易度を挙げようとしたのだ。
さて、この地点で答えを言い当てられたなら、先程の登場よりもロイコは驚きを見せてくれるだろう。
77シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/01(土)00:44:47 ID:z9J()
>>76
そうなの? と首をまた傾げるシャディの姿は見慣れたものだろう。口封じについては学内でも上位に入るほど容易ではあるだろう。
人によったり内容によったりするのが玉に瑕なのだが。

「……ロコちゃん先生が知ってて僕が知らないもの……?」
「……縁……でも知らない……」

『もの』というのは案の定シャディの考えを迷わせる。それにお互いに縁はあるというのに自分は知らないものというのがまた難解だ。
しかし、この段階で授業は当然、植物などは弾かれている。理由は単純で植物などはシャディが知っている可能性があるのだから曖昧になるものは出してこないだろう。
そして導き出したものは、魔法学校であるからこそ出せるが、それゆえに曖昧なのでずるい答えだ。

「…………魔法関係?」
78ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/01(土)00:53:53 ID:nYo
>>77
素直なシャディの事だ、イタズラ好きの縁に加えて軽い説明で口止めはできるだろう。
内容に依る、の部分を言いくるめで何とかできる、ロイコにはその技術があるはずだ。

「こういった場合、君に係る縁が何かを考えてみることだね。
 ……ん、そこでもう1個。魔法関係じゃない」

もしそれが当たっていたとしても、ロイコはそれを肯定することをヒントの一つとして返しただろう。
しかし、広範に過ぎるともいえるシャディの答えに、ロイコは首を横に振ったのだった。
79シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/01(土)01:04:55 ID:z9J()
>>78
まあそもそもシャディはロイコにカカシのアレを秘密にしてもらってるのである意味強く出れないのである。
技術を加えればそれはもうアダマンタイトより固い固い口になるだろう。

「魔法は関係なくてー……僕の縁…………」

縁というなら膨大だがこの場合シャディの発想から大きく変わることになる。魔法関係の縁ではない、となるのも当然だがまず縁とは。
少々頭がおバカなシャディであるその縁について考えようと言われれば行き着くのは人の縁ということである。

「んー、縁ってことは普通、人……僕は知らなくて、ロコちゃん先生は知ってる人……」
「…………アレ? 僕が知らなくて先生が知ってる? ってことはー……!」

そして冒頭、そもそもなぜロイコはここに来たのか? 教室に関わる縁ということも考えられる。つまり、発想として辿り着く場所は狭まる。
人に限定し出した彼を止めないなら、ロイコの前に出される答えは閃いたとばかりの喜びも感じれそうな顔で。

「新しい子?」
80ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/01(土)01:14:22 ID:nYo
>>79
そういえばそんな事もあった。ミズハはまだあれを信じているのだろうか。
何にせよ、あの場で気づいた関係でお互いに付き合いやすい存在という認識になったのは間違いあるまい。

「お、正解。よくわかったね」

輝いたシャディの表情に合わせるようににっと笑って、彼の頭に手を伸ばしたロイコ。
二つ目のヒントが些か大きかったとはいえ、情報を繋ぎ合わせて確信をもって答えを出したことは称賛に値するだろう。
つまりは、転校生。比較的出入りの多いネポックとはいえ、新たな学友の加入はそれなりのイベントだ。
81シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/01(土)01:26:23 ID:z9J()
>>80
夏場はボロが出やすくなるし、その前にも色々あったりしてそう頻繁にはできなかったが、……まあミズハが挨拶し続ける限りは信じているはずである。

「おー、やったー!」

いささか実年齢より低くも見えそうな喜びようである。頭に伸びた手を享受して輝いた顔に笑みが加わる。その時、ロイコの手は日陰に入れたような感覚になるだろうか。

「……って新しい子!? どんな子? もしかして僕と学年一緒ー?」

導けた答えに喜んでいるとその答えの大きさはびっくりしていた。転校生、転入生を普通に聞くのはなかなか無い機会である。
新しく来るだけならそれこそアラスミシアみたいな例もあるがそれゆえにこのパターン、逆に新鮮であるのだ。
それゆえかちょっと興奮している様子である。小さく跳ねていたりするし。
82ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/01(土)01:39:24 ID:nYo
この教室に現れていた時から、シャディが何となく薄暗かったのは知っている。
ロイコも一時期主導権を譲ってもらった、小さな持ち運びできる影の影響に違いあるまい。

「まあうちの子……弟でいいのかな、うん。
 ちょうど君と同じ、この教室で世話になるみたいだよ?」

なんだか煮え切らないような気もするが、転校生らしき人物の身元はそう説明する。
そもそもロイコたちの種族は血縁よりも同じ群れかどうかで「家族」というような概念を獲得しているのだ。複雑である。
件の転校生はその定義で行けば身内ではないが、同種である以上はこの方便が一番だ。そう考えての発言。
83シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/01(土)01:47:19 ID:z9J()
>>82
その推測、正解である。わかりやす過ぎる黒ずみであった。

「弟!? え、ここ!? ……弟居たんだロコちゃん先生……ってことはエリーちゃんからするとお兄ちゃん?」

身元も教室も判明するとこれまた驚くのも仕方ないだろう。教室は予想できるが身元の方がびっくりである。
何せ今までロイコの血縁関係は妹とされているエリシアや後は親御あたりを予想していたのだ、こうなるのも仕方ない。

「……アレ? その子はロコちゃん先生がここに居ること知ってるの?」

そして時間が経ったか、それともロイコに落ち着かせられるかしてから訊ねるのはこのこと。エリシアには内緒にしろと言われてるが、さてさて弟の方は?
84ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/01(土)01:57:12 ID:nYo
>>83
シャディの驚きは、大体が人間種とロイコたちの種の間での家族の定義の齟齬によるものだ。
血縁という小単位において、人はそう簡単に増えるものでもない。だが同種の集合という意味でなら、加入も脱退もよくあるのだ。

「そうなるね。僕のこともエリィのことも言ってあるから、そこはお構いなく。
 ただまあ、エリィに僕のことを言ってないのは変わらないけどね」

転校生の方には、実習生ロイコのことも下級生エリシアのことも話していいらしい。
ただし、エリシアがロイコのことを知らないのは相変わらずということで、ややこしい情報公開のボーダーをシャディに再認させるロイコ。
85シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/01(土)02:03:45 ID:z9J()
>>84
その辺りの家族という括りは人間種というなら部落などの考えが近くなるのかもしれない。まあ結局シャディはよくわからない齟齬を抱いたままだが。

「おぉー、そっかー。……?」
「えっと、ていうことは新しい子にはエリーちゃんとロコちゃん先生のことは言ってもいいけどエリーちゃんにはロコちゃん先生のことは言わない方がよくて……新しい子のことは?」

ややこしい話であるがなんとか分けてから結び直す。二度手間かもしれないがシャディはこうした方が今回は理解できた様子。
そう考えるとこの中で唯一ロイコが居ることを知らないエリシアというのも不憫な気もするが。
86ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/01(土)02:11:30 ID:nYo
>>85
「ああ、エリィもその子のことは知ってるよ。だから言っても大丈夫。
 ……それと、口下手と言えばいいのかな。最初はよく喋れないと思うから、よろしくしてやってくれるかな?
 まだこっちの言葉に慣れていないから、よろしく頼むよ」

シャディの言う通り、用はエリシアがロイコのことを知らないという点以外はフリーでいいという事である。
端から見るとやはり不憫に見えなくもないが、当の本人は別に隠されていることを恨みもしないだろう。
そして一つ、転入生の抱える問題についてシャディに耳打ちするように。
87シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/01(土)02:19:31 ID:z9J()
>>86
わかったー、とエリシアに関する情報制限を理解したことをハッキリと。これで漏れることもない……はず。

「? ん、わかった! 慣れてないとこだと何言ったらいいとかわからなかったりするもんねー」
「同じ学校の子だもん、頼まれてなくても頼まれた!」

さて、大事な問題にして齟齬としてシャディは所謂シャイだとか、そういう意味に受け取っている様子だ。面白がってそのままにするか、それとも教えておくかはロイコ次第。
とはいえこの学校ならある程度のコミュニケーションは心配要らないと自然に感じてくるだろうか。

「楽しみだねー、その子が来るのー」

そんな感じに、一人早く知った少年は新しい仲間の期待に胸を躍らせるのであった。
88ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/01(土)02:30:35 ID:nYo
>>87
「ん……まあいいや、お願いするよ。
 あと、急に大勢に囲まれても困惑するだろうし、なるべく内密にね」

ともすれば勘違いを加速させるような補足とともに、今回の話題を秘めごとにさせておくロイコ。
まあ、転入生も対話の性質上、大勢に囲まれると困るのは間違っていない。
間違っていないことを抜き出して誤謬を誘うのは、非常に悪辣で効果的なのである。

「まあ、君のところでよかったかもしれないねぇ……」

まだ学園という環境に放つには不安な部分もある子だ。そういう面で任せられる人がいるということは心強くはある。
わくわくとした調子のシャディの頭をまた撫でながら、放課後の窓の向こうを臨むのだった。
89シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/01(土)02:39:28 ID:z9J()
>>88
「はーい、口下手だとなおさらだもんねー……」

そもそもシャディでも大勢に集まられて話し掛けられても困惑するだろう。そういうことはわかるのである。
となれば自然、転入当初にどれだけ周りを制することができるかだが……まあその辺は先生達と上手く連携するしかないだろう。

「? みんないい子ばかりだからねー、任せてよー」

一歩目が自分だとして、二歩目三歩目をその子が歩めれば万々歳である。頭を撫でられながらくしゃくしゃの髪の下で上目使いしながら呟いて。

はてさて転入生とシャディ、ひいてはそのクラスの邂逅。どうなるかはまた後日である。
90ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/02(日)22:20:33 ID:UqU
いやあ、夏も終われば新学期か……
【学校の図書室にて、羊皮紙の束とインクと羽ペン構えて作業中の生徒がいますよ】
【久し振りの授業!という前に、やることはやらないとねと忙しそう】
【緑髪が特徴的な……ウィルですね!】
91マオ◆nbVXKhtuAI :2018/09/02(日)22:28:01 ID:ihG
>>90

「久々のネポックだな。おまえたちも寂しかっただろう、キャノンズ、ワンワン! 」

夏休みのあいだは実家に帰省していたマオは
フンフンと鼻を鳴らしながら図書館に足を踏み入れる

ちなみに彼の故郷には〝しばらく会わないと大きくなってるかも〟というコトワザがあるがマオは相変わらずちみっちいままだ

「むむむ……。貴様はいつもいつもボクの邪魔をする……スミス……? ああ、なんとかじゃないか」
「ははん! 夏休みの宿題か! いまからはじめても遅いんだぞ! 」
92ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/02(日)22:35:26 ID:UqU
>>91
やあ風紀委員!……スミス?おいおい俺の名はジャックだぜ?
【相変わらず普段の偽名(ウィル(本名はウィリアムス))ではない偽名を名乗るアホですよ】

いやあ、今からってよりは最後の一つというか頼まれごとでね?
【宿題といえば確かにそうだと否定は出来まい】
【だが、俺は悪くねえ!と言いたげな表情を浮かべていますよ】
93マオ◆nbVXKhtuAI :2018/09/02(日)22:45:23 ID:ihG
>>92

「……聡明な僕はそろそろ気づいてきたが、キミは毎回違う名前を名乗ってないか?」

猫耳をピコピコと警戒的に揺らしながらじっとりとウィルを睨めつける
毎回騙られる名前を毎回忘れてしまうマオにも十分な責任はあるのだが

「むむ? それは殊勝な心がけだ! おまえは悪いやつだが、宿題を早めに終わらせてるのはえらい! 」

「だけども、ひとに宿題をやらせちゃダメじゃないか。そんな不届きものが! この風紀委員の居住する! ネポックにいるとは! 」

「まったくもってどしがたい! んにゃ!! 」

久々の風紀的活動でテンションがおかしくなっているようす
94ウィル&ステラ先生◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/02(日)22:51:48 ID:UqU
>>93
いやいや、気のせいだろう?
俺は何時だってジャックさ
【前トーマスと名乗っていたウィルが何か言ってますよ?戯言ですね】

「どうも、不届きものですよ~……ウィリアムス居るー?」
おいばっ……いないぜ?(今トーマスって名乗ってるから合わせてください!お願いします!(魔法による音のないウィルからステラ先生への伝達))
【ステラ先生からの頼まれごとの処理中なのです、この生徒】
【その不届きものは図書室に入る序でに背後からマオの尻尾をかるーく握ろうとしていますよ】
95マオ◆nbVXKhtuAI :2018/09/02(日)22:59:17 ID:ihG
>>94
「ジャックはありふれた名だからな……。記憶違いか……。いやでも……」

なむなむぽくぽくといった具合に猫耳の付け根をグリグリしながら考えて
はっとしたような顔をしたあとに、にやりと笑った

「ふふん。ボクは聡明なのでな。おまえの人相と名前を記すことにした! 」
「この手帳にちょいちょいと書き足せば忘れることはない! 」

ハッハッハ! と筆を振り上げて手帳に下ろしたとき
マオに…電流走る!!

「ふ゛ん゛に゛ゃっ!? 」

バッターン! と図書館の床に顔面からだいぶぅ!
久々の刺激にタイミングも悪かった!

「にゃぜ……ステラ先生が……」
96ウィル&ステラ先生◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/02(日)23:05:28 ID:UqU
>>95
「トーマス、久し振りね」あ、間違えたジャックだった!くっそ!
【痛恨のミスをしたトーマスかジャックかウィリアムスかよく分からない人ウィルはアホである】

「大丈夫ですか?マオ君?……そこの彼に頼み事をしていまして、待ち合わせがですね?」
【ステラ先生は追いうち気味にマオ君の耳付近を指でなぞるように撫でようとしていますね】
97マオ◆nbVXKhtuAI :2018/09/02(日)23:14:29 ID:ihG
>>96

「……トーマス? やはり貴様はトーマスか! 知ってたんだぞ! ボクはかしこいからな! 」

※ウィルです

「なにがジャックだ! なにがスミスだ! このトーマスめが! トーマスってメモしてやる! ふん! 」

※ウィルです

「……ボクは大丈夫です。先生こそトーマスになぞ宿題をやりゃりゃ……」

追い討ち……! 再びマオに電流走る!
科学や技術の実習めいた電流のはしりようにさしものマオもダウン寸前だ!

「くぅ……むやみにボクの毛並みを触るのはおやめください……」
98ウィル&ステラ先生◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/02(日)23:21:32 ID:UqU
>>97
くっ、トーマスということがバレてしまったか……っ!
【ウィルですよ!】
【せめてトーマスで通そうという悪あがきですね】

「私は夏期休暇中もお仕事で忙しかったんですよー、だからそこのトーマスにはおつかい序でにレポートを出したんです」
【つまりジャッ、ウィリア、トーマスには理不尽なことに他の人より宿題が多い】

「ではブラッシングはどうでしょう?」
【ステラ先生が柔らかめのブラシを何処からか取り出して、マオ君の尻尾の毛並みを整えようとしてます】
99マオ◆nbVXKhtuAI :2018/09/02(日)23:33:26 ID:ihG
>>98

「ふーむ! 悪いことはできないということだ! 偽名はダメ! おさけも!」

地面に這いながらも懸命に声をだして
地面に這いながらもメモを取る
風紀委員とはとかく大変なお仕事なのである(byマオ)

「にゃんですと……それでは…まるで……」

先程のいじらしい刺激に比べたら柔らかいブラシでのブラッシングは遥かにいい
マオはうとうとと目を細めながらコクリコクリと睡魔に抗って

「トーマスが優秀……みたいにゃ……z Z Z」

……みたけれどねむったーーー!

汚い棒人間の横にtomatoと書かれた 謎のメモを残してマオは眠ってしまった!
床なのに! 図書館の床なのにだ!

「むぐぐ……トマト……ゆるすまじ………」

最後にら理不尽な恨み言を吐く姿はどこか殺害現場じみている
今回ばかりはウィルに恨まれる謂れはない! 今回! だけは!
100ウィル&ステラ先生◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/02(日)23:41:38 ID:UqU
>>99
そうだねえ、うん
【お酒に関して一枚噛んでいる教師がそこに居るとは思うまい】
【見つかれば叱られながらも、停学だの何だの厳しい処罰を受けないのは先生への賄賂があってこその賜物です】
【偽名に関しては学校に正式に登録されている名前がもう偽名なので仕方ありませんね】

「パシりとして、彼はとても便利でして……あはは」
【誤魔化すように笑いながら、ステラ先生は眠ったマオをそっと魔法で持ち上げ】
【図書室の本棚付近のソファーの上に運んで置くのでした】
101シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/03(月)00:15:51 ID:vkr()
学校の中庭に寝転び、カキカキと大きめの紙にお絵描きをしている黒髪の少年。しかし筆はありません。
誰にかけてるかはまだわからない呟きをしながら彼は今日も黒ずんでいるのでした。

「練習にもなるしちょうどいいねー。……ふぅ」

覗けばそこには中庭の景色のひとつである木を作り上げている光景が見られるでしょう。茶色っぽい絵の具と緑色の絵の具がひとりでに広がって動いているのです、かなりじわじわとした広がりだが。
102エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/03(月)00:25:17 ID:vyf
>>101
そんな彼の上空で、フヨフヨと浮かぶ若草色。
見覚えのあるプリントを2つ紙飛行機にして。それらを手のひらに乗せながら。
なぜか紙飛行機は手のひらの上で独楽のように開店しているのだった。

「あっ、シャディだー!」

そして今気づいたとでもいうように下を見れば、知った顔を見つけて挨拶。
103シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/03(月)00:29:43 ID:vkr()
>>102
かけられた声に手を止めて頭だけ見上げると若草色が視界に入る。おー、とばかりに口を開けてご挨拶を返す。
そして目に入るのは回転している紙飛行機だ、もしかして錬金魔法かな、なんて思いながら一旦座るような体勢になり。

「やっほーエリーちゃーん、それどうやって回してるのー?」

紙飛行機の折り方はどこかで教えてるかもしれないし独学かもしれないが、ひとまず聞くのはそんなところ。シャディの持つ紙にはすでに青空や新緑と土色混じる地面の光景が出来上がっていた。
104エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/03(月)00:36:16 ID:vyf
>>103
「んっとねー、これだよ!……すずしー……」

聞かれれば躊躇なく紙飛行機を開き、刻んだ回路を見せるエリシア。
紙飛行機の折り方は、きっとシャディとのささやかな錬金術の共有の中で「簡単に折れるもの」としてでも教わっていたのだろうか。
紙を折るところまでは錬金術、回転は魔術回路による工作ということだ。

「んー、ひんやり……」

そして日陰(?)なのをいいことに、シャディの背中に寝そべり乗っかるエリシア。
ぺたっと乗っかったひんやりのっぺりの体、シャディの体温は気にならないのだろうか?
105シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/03(月)00:41:10 ID:vkr()
>>104
「…………そっかー、いやなにこれ?」

危うく調子に納得しかけたシャディだがさすがに突っ込む。魔術回路を見せてもらうのはエリシアの習得環境もあってあまり見られないはずだ。
それでなくともシャディはおバカに入る。見たところ回路にもよるが線が書かれている、模様がある程度の認識である。

「おー……ひんやりー……暑くなーい?」

シャディの体温もどこか低めである。真紅の外套と漆黒のマント、その下からはやはりひんやりした空気。とある影で日陰になってるそこはかなり快適空間である。
刻んだ回路を撫でながらシャディは絵を置き、新しい紙を一枚取り出してみるのだった。
106エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/03(月)00:46:47 ID:vyf
>>105
「お?かいた!!」

モモと一緒に粘土遊びに興じているときに教わった魔術回路。
もともとニーナに魔法工作を手ほどきしてもらっているだけあって、このくらいなら書けるようになっていた。
エリシアが手を乗せて若草色の魔力を流せば、線の引かれた紙がまたくるくると回り出すだろう。

「だいじょーぶ、すずしい! ……おえかき?」

考えてみれば火鼠の皮衣は、火魔法耐性が高いだけでなく断熱性もまた高くある素材。
であればシャディの側から伝わるだろう体温もまた遮断されているのだろう。
そして背負われるように乗ったエリシアの視界からはシャディの手元がよく見えたのだった。紙に魔力を流すために身を乗り出したので尚更。
107シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/03(月)00:51:39 ID:vkr()
>>106
「そっか!」と少し空元気気味に納得した。彼はまだエリーコミュニケーションになれてないのである。というのはさておこう、シャディはその回路と回る様子を見てぱちぱち拍手。

「ん、そうだよー。たまにはいいかなーって。……エリーちゃんも少し書く?」

取り出し、エリシアに差し出す紙はやはり大きめ、よほどサイズ感を間違えなければ大抵のものは描けそうなのでエリシアには少し大きいだろうか?
シャディは置いていた紙に目をやりつつ、筆も使わないお絵描きで木を描き上げて中庭の景色を徐々に作り上げていくのだった。
絵具は必要ならシャディが提供してくれるだろう。影収納の便利さが光る。
108エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/03(月)00:59:34 ID:vyf
>>107
さて、適当に切り上げれば満足してしまうエリシアである。多少は支離滅裂だが根はシンプルなのだ。
なので、追求がないとなればその件でのコミュニケーションは終了。気づいて覚えればあしらいやすいのである。

「んー…… ちょっとみる!」

一応紙を受け取りはしたものの、シャディの作業を眺めることにしたエリシア。
どのようにしてシャディが中庭の木を描いているのか、観察するようだ。
……まあ、それがわかったところでエリシアも同じように木の絵を描くわけではないのだろうが。
109シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/03(月)01:08:34 ID:vkr()
>>108
しかし回路のことは知ったシャディであった、下の子から得たものが勉強になるというのはいかがなものか。

「見る? ……あー、なるほど。じゃあ描こっか」

と言うとシャディはパレットを取り出し、緑の絵の具を出すと水を混ぜたそれに指先から魔力を送り込んだ。それはエリシアにもうっすらと見えるだろう。
するとどうだろう、シャディはいつかのインクのように絵の具を浮かせると紙にじんわりと広げさせていくのである。それは葉を作り、しばらくすれば幹のない葉の集まりが完成した。

「この前のインク剥がすやつで描いてみてるんだー。……筆でもいいんだけどね?」

なんだろう、教えたはいいがこのままだと指で絵の具を取りそうと思ったのか、エリシアに絵筆を渡そうとしたシャディだった。
110エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/03(月)01:17:23 ID:vyf
>>109
なに、エリシアは行動範囲と好奇心のせいでさわりだけなら知識量は多い方と言えよう。
そんなエリシアから何か得ることがるというのも、別段不思議なことではあるまい。

「おー……」

エリシアの視線はパレットと指先、シャディの差し出す絵筆に気づくそぶりもない。
そのままシャディの持つパレットに指を伸ばして、緑の絵の具を浮かそうとすることだろう。
ロジック自体は見たことのある錬金術、エリシアにもきっとできるはずだ。
そして見事それが成功したなら、渡された紙になんとなくで絵の具を乗っけることだろう。
111シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/03(月)01:24:55 ID:vkr()
>>110
「…………」

絵筆スルー、何気にすることではない。影の手に持たせておけばいい話だ。
実際インクの一種であることには変わりなく、特に水も混ざっている絵の具だ。うっかり水と絵の具を分離させるとかでもない限りはエリシアの指先で浮く緑の絵の具はできあがる。
何となく乗っけられた場合、シャディは見てから頷くだろう。

「……まりも? 完成?」

絵というのは自由であり、そこからどうするかはエリシアの自由だ。
他の色もほしいと言うならシャディはパレットに出してくれるだろう。ちなみに何も言わないならば幹に使うための茶色っぽい絵の具がパレットに乗るだけである。

そこからは恐らく、お互い自由に描き出すだろう――。
112エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/03(月)01:30:41 ID:vyf
>>111
「……え?なにが?」

残念、正解はなしという捻くれようである。
紙の上にインクを乗せる、その結果がわかりやすいように色がついているという認識しかなかったのであろうか。
まあシャディと違って書きたいものがあったわけでもなし、やってることは前と同じ錬金術。自分がやる分の認識はおえかきではなく魔法の練習だったのか。

「つぎは?なにつかうのー?」

結果エリシアは、シャディが使った色の余りを自分の紙にぶちまけるという作業に終始することになる。
パレットの代わりに紙が汚れていく様はなかなか壮観である。
その後、そんな行動にシャディが何を思うか。それによってエリシアの行動はお絵描きかパレット掃除かになったことだろう。
113シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/03(月)01:39:12 ID:vkr()
>>112
あははは、と苦笑い。まあ、普通にお絵描きするなら絵筆を使った方が早かったりする。練習と取られるのはある意味当然のことだ。
というかシャディも錬金魔法より絵筆のが早い悲しさがあるので。

「うーんそうだねー……エリシアちゃんも何か作ってみたら? こうやって落とした絵の具で――」

中庭の景色に使う色は多い。それはもう三つ四つでも済まない数の色がぶちまけられるのである。
そのままぶちまけたままでもいいが、ぶちまけた絵の具を操作し、好きな形に伸ばす術を教えてもいいだろうとしてシャディは指南してみる。
……とりあえずこれで、お絵描きになっただろうか? 何にせよ、少し涼しげな中庭ではお絵描きする二人が見られたはずだろう。
シャディの側には一枚、回路の半分を書いた紙が添えられているのであった。
114ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/03(月)22:52:03 ID:IaH
「……ふんふふふーん♪役得ですよねぇ」

ちゃぷちゃぱと水面に足を走らせている
もうプールの時期も間もなく終わりだが、この時期水面に揺らめく月影とはこの上なく幻想的だ
見回りついでにお邪魔して歌うその声、鈴虫たちの合唱に混ざり夜風の五線譜をご機嫌に漂う
115ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/03(月)23:03:34 ID:LdB
>>114
「……いたいた、っと」

そんな彼女の歌を聞いてか、はたまた居場所を予想していたのか。
プールに足を付けるミズハの横から、ゆっくりと歩いてくるのは互いに見知った教員用ローブの姿。

「ミィちゃん、やっほ。……少しいいかい?」

軽く手を挙げて声を掛けると、こちらはプールサイドに腰を落ち着けることなく傍らに佇む。
月明かりが照らす水面を見遣りながら、ふっと表情を緩めた気がした。
116ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/03(月)23:10:55 ID:IaH
>>115
「あ、やっほー」

ぐいーっと仰け反るようにして逆さまの視界に捉える顔は、ミズハに自然と笑顔を与えてくれるものだ

「……ン?うん、もちろんー」

何か用事?と今度はしっかり体ごと振り返る
あぐらめいて濡れた両足を両手で掴み、小首を傾げて見るはロイコとその背景の藍色と星
117ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/03(月)23:20:18 ID:LdB
>>116
「良かった。……少し、紹介しておきたくてね」

ミズハに笑みを向けると、彼女の視線に合わせるように後ろを向くロイコ。
その視線を辿れば、プールの出入り口付近から覗き込むような枯草色が目に入るだろうか。
何やら眠たげな瞳は表情を変えることなく、固まったままな様子。
そんな出入り口の人影に苦笑しながらロイコが手招きをすると、枯草色の人影はようやくトコトコと歩いてくるのだった。

「ミィちゃん。この子は僕の……うん、弟だよ」

およそ学内にふさわしくない紹介。巡回の暇に交わされるには些か疑問のある、そんな言葉で。
118ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/03(月)23:25:36 ID:IaH
>>117
「紹介?」

唐突の事柄に無論浮かぶ幾つもの疑問符、とはいえロイコの視線の先を覗き込めば

「……えっ、お、弟さん!?」
「へーー……!かわい、じゃなくて、えーっと……」
「……はじめまして、私ミズハって言います」

慌てて立ち上がり背筋を伸ばす!今更!
そして思わず出かけた言葉を、男の子に対して失礼だと慌てて呑み込み無理矢理自己紹介に押し通す!力技!

「……えーっと、転入……なの、かな……?」
119ロイコ/プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/03(月)23:33:31 ID:LdB
>>118
多少大仰な気もするミズハの反応に微笑みながら、傍らの枯草色に視線を向けるロイコ。
そちらの方はなんだか反応に困ったような視線でロイコを見ているではないか。

「ほら、挨拶だよ?」
「あっ…… はじめまして、プラーナ、です」

そしてなんだかたどたどしい自己紹介の後にぺこりと頭を下げた枯草色。
よく見れば軟体質な頭部、癖っ毛のように垂れてはいるが存在する触角と、エリシアと共通の記号がいくつか見られるだろうか。

「そう、転入なんだけど……
 御覧の通り言葉がまだ上手くなくてね、見かけたら良くしてやって欲しいと思って」
120ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/03(月)23:42:17 ID:IaH
>>119
「プラーナくん、宜しくねー」
「……じゃなかった、宜しくお願いします」

訂正苦笑、ロイコとの話の流れでのそれは教師としてではなく友人同士の接触になりかけていた

「……ふーん、言葉が……うん、もちろんっ」
「えーっと、プラーナくんは、いくつかな……?」

さてはて、その歳の頃は如何に
パッと見た限りの年齢と異なる事が多いネポックである、その辺は本人の口から聞く方が正確だし最も切り口として自然なコミュニケーション手段でもある
121ロイコ/プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/03(月)23:50:45 ID:LdB
>>120
訂正を挟んだ挨拶にこくこくと頷くプラーナ。
一応聞き取るだけであれば、それなりの理解はできるらしい。
……そうでなければ、授業も会話も不自由すぎるだろうが。

「?……いくつ?」
「あはは…… 折角だ、意思伝達の練習もさせてもらっていいかい?」

通常は文脈で判断できる言葉だろうが、いくつという聞き方は実は抽象度が高い。
もっとも、悩んでいるのは種族柄年齢を数える機会がない、そのせいかもしれないが。
折角だからとそんな微妙な事情を推し量ることからコミュニケーションを練習させようと、そうミズハに頼んだのだった。
122ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/03(月)23:55:15 ID:IaH
>>121
「……あ、ご、ごめんなさい、えーっと……」
「あ、あぁ、そういう事なんですねー……」

確かに成る程色々事情を察して納得、人種の坩堝たるネポックならではかもしれない
ともあれロイコの提案に頷き、なんなら質問をキチンとした形で言い直してから満月の笑みでプラーナを見詰める
敵意や害意の無さアピールのつもりだろう、実際その通りであった
123ロイコ/プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/04(火)00:04:52 ID:sB3
>>122
「ねん、れい……んっ」

さて、ロイコからの頼みを受けたミズハによって、質問の意味が紐解かれていく。
それらを聞くだけなら何とかなるが、プラーナから発信するとなると言葉に詰まることも多いのだ。
そしてふと、唐突に。ミズハの手に自分のそれを重ねるプラーナ。

『……?』

イメージがそのまま滑り込んでくるような、そんなテレパシーのような意思伝達。
説明のない行動で多少驚かせながらも、『対話』はしばらく続くのだろう。

「……14才、ってことになってるよ。一応ね」

それでも年齢を数えない、重視しない文化圏にいたプラーナが自分の年を口にできることは無く。
十分に話せただろうというタイミングを見計らって、ロイコからそんな助け舟が出されたのだった。
124ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/04(火)00:12:11 ID:VKH
>>123
「……、……」

手と手が重なり、波が打ち寄せるように流れ込む意思
最初はちょっと目を広げ、しかしロイコの同様の技能の予備知識もあった為問題なく対話が行えたはずだ

「……ん、ありがとう」
「ふふっ、でも授業では厳しく行きますからねー?」

なーんて言いながらもミズハの授業は多分基本が大甘なのでしょう
引き続き取り留めのないような対話を続け、夜空に昇る初秋の虫の音色

//すみませんがこの辺で締めにさせて下さいっ。ありがとうございました、また宜しくですー
125ロイコ/プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/04(火)00:45:12 ID:sB3
>>124
ミズハの宣言にこくこくと頷くプラーナ。授業で厳しさを見せられる辺りに異論はないらしい。
別にこの短いやり取りでミズハを侮っている訳では決してないのだ。
さて、これでいいのかとばかりにロイコに振り返るプラーナ。その頭をぽんぽんと撫でてやるロイコ。

「という訳でよろしくね、ミィちゃん。
 多少不便をかけるかもしれないが、面倒を見てやってくれると助かるよ」

そこまで言うとプールサイドに腰掛けて、最初にミズハがしていたように水面を足で波打たせ。
揺らめくプールに移る月が、ほんのりと三人を照らしていた。
126マオ◆nbVXKhtuAI :2018/09/04(火)21:58:08 ID:z2V
少女は敷地から本校舎を見据えた
彼処が今日から学舎か、と胸中で呟く

彼女はマフラーの端を握りしめてから、深呼吸をしてネポックの校門を潜り抜けた。
約束ではネポックの教師陣から誰かが迎えにくるはずなのだが
生憎と顔は覚えていない。他人の顔はあまり覚えられないたちだ

「アナタが、アタシのセンセー?」

だから、それらしき人物に、声をかけてみる。適当に
127ステラ先生◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/04(火)22:07:53 ID:QZR
>>126
こんにちは、ナツメさんで合ってますか?
私は魔法薬学担当のステラ・メディオーリです。よろしくお願いしますね
【黒い髪の、典型的な魔女然とした服装の人物……ステラ先生が来たようですよ】
【護衛かの様に、黒いメイドと黒猫の使い魔が付き添う形で着いてきていますね】
128シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/04(火)22:13:54 ID:FeV()
>>126>>127
さて、そんな二人(と二人)の邂逅に混ざり込むのは影に沈んでいる少年。
ナツメから見るとメイドと黒猫の後ろで上半身だけ出しているので使い魔と勘違いしてもおかしくないでしょうか。

(……これ着いてきて大丈夫だったかな?)

珍しいと思ったのかこの少年はこっそりついてきた(と認識している)らしく、ステラ先生の後ろから「おーい」とばかりにナツメに手を振っていますね。
友好的な態度ではありますが混乱しないか。
129ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/04(火)22:20:39 ID:z2V
>>127

「そう。アタシはナツメ」

ステラからメイド達へ目配せしてから、少しだけ笑顔を浮かべた
そのどこか神経質そうな、暗い笑みに敵意はない

「アナタは、アタシのセンセー」

同じ黒髪ね、と付け足してステラへ柔らかく駆け寄り
流れるような抱擁。ネポック関係者とアンドウ・ナツメによる貴重なファーストコンタクトだ

>>128

「……くるくるくろうず(小声)」

そして記念すべきセカンドなコンタクトはシャディに放たれた攻性魔法であった
シャディの頭上で粘度の高い液体が渦を巻き、落下するだろう
なぜそんなことをしたのか。それはつまり、少し驚かせてやろうといったマウンティング根性(邪推)が彼女の自尊心を刺激したからにほかならない
130ステラ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/04(火)22:25:50 ID:QZR
>>128
『ふふっ』
【腹黒い、黒いメイドが黒い笑みを浮かべながらどこからか如雨露を取り出してシャディ君へ向けていますよ】
【素晴らしいほどに護衛の鑑ですね!】
【でも丁度良いじゃありませんか、ナツメさんの魔法を防げなかったら洗い流せますしね!】

>>129
ええ、私はこの学校の生徒皆の先生ですよ!
【軽いハグで応じますよこの教師】
【メイドの方はシャディ君の方向いてしまいましたが黒猫の方は一応警戒中といったところでしょうか】
131シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/04(火)22:30:25 ID:FeV()
>>129
>>130
「?」と疑問符浮かべて見上げるシャディ、如雨露を見てさらに「?」
とりあえず銃をあっさりと水に向けましたが発射が遅れて――。

「――!? ――ん!! ――っぷはっ……(びっくりした!!)」

見上げてたものだから危うく窒息しそうになりましたがべとべとを残しつつも黒いメイドさんに洗い流されてはっとした顔になりましたね。
それまでのじたばたした様子やあわてふためいた様子は実に少年らしかったでしょうが。

(……お返しーっ)

ナツメに向かって地面を這わせた影の手で足掴もうとしていますね? 掴んだら即座に離しますがそれまでなら食らいますけど。
132ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/04(火)22:39:05 ID:z2V
>>130

「そうなの。でも、気にしないよ。アタシは独占欲とか、少ししかないもん」

ステラのローブに筆先のような髪を絡ませながら、挑発的に口元を歪める
黒猫の警戒心をむやみに煽るような。例えるなら、猫じゃらしを急に振り上げる意地悪な人間の笑い
(アナタもきたいの? )と心の中で問いかける。猫に話しかけるなら、目で訴えるのが彼女の作法だ

>>131

「センセー、なんか、あのモグラに痴漢されました」
「脚とか触ってきました。セクハラだから、海に沈めて、リヴァイアサンの餌にしてください」

しくしくとさめざめ泣き伏せるような雰囲気で
重々しくは語るもののその瞳には涙なんてからきしもない

「この学園では、黒い雨が降ったら、女の子の脚を触ってもいいの? 」
133ステラ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/04(火)22:48:16 ID:QZR
>>131
『私のスカートは長いものですが、ねぇ?』
【黒い笑みを継続中の黒いメイドは困ったかのようなジェスチャーをしていますよ】
【影に沈んで顔を出す様な状態ってつまり超ローアングラーな訳じゃないですか】
【覗き魔には制裁ですよ制裁】

>>132
個別にレッスンする場合もありますが、魔法薬学しか受け持ってませんからね?
私としては、喧嘩両成敗というか……仕掛けた貴女をお説教しなきゃなのかなー?と思うのですが
【黒猫の使い魔はステラ先生に危害を加えないなら無関心の様だ!つれないぞ!】
【ステラ先生的にシャディ君の反撃もあれですが、先にナツメさんの魔法を咎めないとという立場っぽい】
134シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/04(火)22:52:27 ID:FeV()
>>132
流石に指摘されると隠れていてもいいこと無さそうなのでそのままである。焦りながらもどこか楽しげな目だ。

「ねえ僕モグラを否定したらいいの? 痴漢を否定したらいいの? どっち?」
「……いや危うく僕息詰まるとこだったんだけど」

それが理由になるわけないとわかりはしていてもなんだか理不尽! と思ったらしい。まあついてきてる時点でアレなのかもだが。

>>133
「………………あー、ごめんなさい」

しょっちゅう潜ってるせいでその辺疎くなってるのか一瞬戸惑ったかと思うとよいしょ、と腰辺りまで出てきましたね。そして頭を下げて一謝り。

「……あ、あとナツメちゃん? ごめんねー、驚いた?」

そちらを向いて両成敗が怖いのか単にそういうことは根付いてるのか先に謝罪するようです。
ただし最後の言葉がちょっと自尊心に触れるかもしれない。
135ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/04(火)23:01:08 ID:z2V
>>133

「アタシが、しかけた……? 」

───ねこかぶり!

心当たりがありませんのジェスチャーをしながら両成敗を嫌ってさらりと後退
反応のない黒猫には送る視線もない

「センセー、鋭いんだね。 先生ってかんじ」

>>134
そしてシャディに一瞥をやり、ぼくとつに呟いた

「椅子をちょうだい」

シャディに椅子を用意しろといったのではない
彼もすぐに理解するだろう。だって彼女の後ろにはもう透き通った桃色のソファがある。

「おどろいてない。おどろいてないよ。全然」

ソファに腰を下ろして、黒いタイツに覆われた脚を組み
彼女は尊大に、そして静かに答えた。

「おどろかせたかったの。エッチ」
136ステラ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/04(火)23:08:56 ID:QZR
>>134
『目線の高さを考えた事はおありですか?』
痴漢ならこうしてますよ!と胸でも掴んでみたらどうですか?
【黒いメイドは手厳しい】
【それだと股間より少し低いくらいの高さでキープされるのでは?と伝えたげですね】
【ステラ先生はふざけ気味】

>>135
魔法を教える者としては、気軽に人に杖を向けないことから指導したいところですが……まあそれは良いでしょう!
大体の先生は例えば生徒同士の喧嘩だったり、うっかりで変なの召喚した場合に対処したりしますからー誰が魔法を使ったか位なら察知できるものですよ?
【あくまでステラ先生の偏見である】
【そしてステラ先生の価値観として攻撃魔法を向けた時点で自衛がてら殺されてもおかしくない覚悟でいなさいという考え方が出ています】
137シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/04(火)23:16:29 ID:FeV()
>>135
「椅子? ……ってあるじゃん! ……いやまぁ驚いたけどさー」

ずずず、と自身の影を利用したのか黒い簡素なデザインの椅子をひとつ作り上げてすぐに突っ込んだ。
シャディも驚かせることは好きだが驚かされることもしばしばである。いまだに滴る微量の粘液を拭いて落とすと、正直な感想。

>>136
「……見えないよ?」とちょっと頓珍漢な考えが口に出てますね、作った椅子に座ればいいのにその辺まで考え付かない様子です。
上目遣いとはいえ少年なのでまあ評価は分かれるところ。

「いや流石にそれだと僕しか悪くないよね!? 誰も許さないよね!?」

流石に自分からその辺を触りに行く度胸はないようでちょっと頬が赤らみつつもツッコミを入れてますねこの少年。

「ところでその子は新入生なの?」
138なつめ :2018/09/04(火)23:23:05 ID:z2V
>>136

「むけてない。つえ、むけてないよ。まだかってないから」

自作のソファに腰掛けたまま彼女は返した
取るに足らない揚げ足取りだが、実際に彼女は杖を向けていない
杖も魔道具も持たずに複数の属性複合魔法を発動していた

「でも、そっか。自衛のためなら殺してもいいんだね。しくしく。センセー、ごめんなさい」

>>137

「ふうん。アナタもできるのね。イス」
「それなら、似てるのかもね。アタシとアナタ」

彼女の魔法は特別なものではない
基礎的な闇魔法と水魔法の掛け合わせだ
水に弾力を与える魔法、形成する魔法
水に粘度を与える魔法、収束する魔法
だから、シャディのも似たようなものなのだろうと適当に見積もる。ありふれた凡百の魔法使いだと
139ステラ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/04(火)23:33:00 ID:QZR
>>137
覚えておくといいですよ、もし冤罪でやっていないことを証明できない時に疑わしきは罰せよとされた場合事実はどうあれされる事は大差ないですから開き直って堪能した方がマシなんです
そうそう、ナツメさんです。仲良くしてくださいね?シャディ君
【教師が吐いていい台詞じゃありませんね】
【酒を勝手に飲んだ犯人として冤罪を受けたときに変に酷い扱いを受けた過去を持つ先生は】
【そういう場合に「私が飲んでたらしっかりと飲み干しますよ」と残りを一気飲みするようになりました】

>>138
杖を向けた先のステップですから、余計に駄目ですよ?
学校では殺しまでいくのは避けてくださいね?なるべく怪我をさせずに鎮圧するのが理想ですよ 
【攻撃魔法を撃とうとしたら、という感じなので杖を向けては以降に当たる魔法発動は更にダメな方らしいです(ステラ先生的には)】
【学校でそれをした場合色々問題になるので駄目ー!とステラ先生は主張します】
140シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/04(火)23:38:40 ID:FeV()
>>138
「あー、何か作れるって意味では似てるかもー? おそろーい」

ところがどっこい、結果は似ていてもシャディの魔法はかなり特異(?)らしい。
干渉さえすれば影を操作し、実体化させたり潜り込ませたりも可能でありその中に居れば天地は無用に等しく。
それでも彼自身の耐えれないところや魔法の結界などはスルーできないのでここが未熟か。
見積もられてることなど知らないかのようにシャディは青い瞳を楽しげに向けてそんなことを言うのだった。

>>139
「えー、その理屈だとさっきの状況的に僕は中見てた方が良かった感じになると思うけどそれはいいの?」

そりゃ開き直りも必要だろうけど、って感じではあるらしきですね。しかしメイドにちょっと警戒してるのか視線送ったりしてますね。
座ったままで黒猫をおいでー、としてみるのは気が向いたのか。

「はーい、よろしくねナツメちゃーん」

ここで影の手が握手しに行くのを皆はどう思うのか。
141なつめ◆CGN452Vy66 :2018/09/04(火)23:42:53 ID:z2V
>>139

「むずかしいかも。アタシ、そんなに強くないから」
「でもね、センセーのいうことなら、がんばってあげる」

彼女はそこではたと一切の動きを止めて空を見つめた
その行為に意味があるのかといわれれば、全くもってない
それはただ、スイッチが切れたように現状に飽きてしまったときにみせる、彼女の癖であった

「ねぇ、センセー、いこうよ。もういいよ」
「センセーは先生なんだから。しっかりしてよね」

>>140

「そうだね。よろしく。じゃあね」

軽くて一瞬の時間、シュパッと手をかざしてナツメは立ち上がった
そしてステラの袖を引き、どこか、ナツメの嫌いな書類のたんまりあるどこかへ、向かうだろう
142ステラ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/04(火)23:50:50 ID:QZR
>>140
『スカートの中身を覗かない為の予防をするべきと言われて、覗きにかかるのはただの純然たる覗き犯ですよ?冤罪要素はありませんよね?』
【黒いメイドはゲスを見るような目をしていて】
【黒猫は仕方ないにゃあと近づきますね】

>>141
分かりました、校舎の案内がてら見て回って……それから寮で手続きしましょうか!
【ナツメに連れられ、いや連れて】
【学校の教室や設備を案内し】
【最後に書類やら何やらをするのでした】
143シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/04(火)23:57:06 ID:FeV()
>>141
「あ、じゃあねー」

去っていくナツメは新しく来た生徒、多分色々あるんだろうなぁ、と曖昧にわかっているのか自分の手を振って見送るのでした。
次回会うときはイタズラをかますのかもしれませんが。

>>142
「結局ダメじゃん! 興味あっても覗かないよ!! ってか覗けないよ!」
「あぁ……癒し……」

黒いメイドさんに苦手意識が芽生えてる気がしますが多分まだ平気でしょう。低く頭を下げてごめんなさいと共に黒猫を撫でて癒されようとするシャディは。

「あ、ステラ先生もまたねー」

やけにフレンドリーにステラを先生も、または使い魔二人も見送るのでしょうか。
144ステラ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/05(水)00:03:34 ID:JiB
>>143
ええ、またねシャディ君
【ステラ先生と黒いメイドの使い魔はナツメさんと共に校舎へ向かいましたが】

「……そろそろ、農業部の野菜も収穫の時期ですね」
【黒猫の使い魔は人の言葉を話します】
【撫でられながら、部活の連絡事項?を伝える使い魔でも癒しに繋がることを祈るばかりである】
145シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/05(水)00:07:52 ID:5Mg()
>>144
……アレ? 喋れたの?

【黒猫の連絡に少しキョトンとしたシャディでしたが、おぉーとばかりに表情変え】

ステラ先生の使い魔ってすごいねー。……メイドの人怖いけど

【ほっこりして黒猫を撫でながら、少し呟くシャディでありましたとさ。満足した頃に返されるか、はたまた何かあったかもしれませんがまた別の話】
146シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/05(水)23:04:21 ID:5Mg()
ご丁寧に残暑も緩やかに落ち着いてきて……るといい秋の始まり。修練場にて行われているのは氷魔法の特訓である。
夏場はコントロールや維持にかかりっきりになっていたり、はたまた負担などがあったのかもしれないし、案外やれていたかもしれないが。

「っとぉ……当たったー! …………そういえばミズハ先生ー」

相変わらず射撃は反動に負け、そして今回は銃を介さずに撃ち出した氷の弾丸が中心からずれたものの的に命中し、喜んでいたシャディの口は師に切り出していた。
147レオナ◆319487R3HQ :2018/09/05(水)23:08:15 ID:nPR
ネポック学園の廊下にて、成績表が張り出されていた
沢山の生徒達がそれに群がり一喜一憂してる中
この娘はそれを確認する事無くその場をスルーして歩いていたのである
後方には箒がふわふわと付いてきていて

「今日のお昼ごはんは何にしよっかなー」

そんな事を呟いていると、どんっと揉みくちゃになった他生徒とぶつかって

「あうっ!!」

どさりとうつむせに倒れてむむむと表情が歪むのであった

「…成績表張り出し嫌い」

と、そんな事を呟く。ちなみに彼女はそれに興味は無い。
見るまでも無くわかっているのだから
自分の名が最上位に載っている事が
148ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/05(水)23:11:18 ID:Pbp
>>146
「うんうん、軌道制御もだいぶ慣れて来ましたねー」
「これなら次のステップにも早めに……」

その傍、満足そうに微笑み頷くのはもさジャージ
特訓に励むシャディの成長が嬉しくないはずもない、教師冥利に尽きるというもの

「……ん?なぁに?」

さてはて何やら切り出されればキョトンと小首を傾げつつ、最近偶に出る素の反応たる非敬語で問い掛けた
149ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/05(水)23:16:34 ID:lqC
>>147
「やあ、大丈夫かい?」

そんな彼女に手を差し伸べながら微笑む教員用ローブ。
レオナもよく知っているであろう、実習生のロイコである。

「……相変わらず、場所はちょっと考えてほしいよねぇ」

人通りの多くなる廊下に順位が張り出されるのは、通行の意味でも都合が悪い。
自身の在籍時と変わらぬ景色に苦笑してから、レオナに手を差し伸べるのだ。
150レオナ◆319487R3HQ :2018/09/05(水)23:21:46 ID:nPR
>>149
「あ、ロイコ先生!」

差し伸べられた手と、かけられた声に反応して見上げればパァっと表情は明るくなるのであった
そしてその手を取って立ち上がり

「ほんとよね、むー、ちょっと前のあたしだったらみんなドカーンしてたし!全く」

服に付いた汚れをぱんぱんと払いながら言うのであった

「あ、そだ、あたしが生徒会長なったらこの順位表張り出しも場所変えてやる……てのはいいんじゃないかなー?」

いきなりこんな事をロイコ先生に言うのであった。
少し驚くかも知れない。このお嬢、今は生徒会長になろうとしているのであった
151シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/05(水)23:25:26 ID:5Mg()
>>148
非敬語に一瞬違和感を覚えるが、何となく悪い気もしなかったのでシャディはそのままである。二枚の外套の間から尻尾が揺らぎ出たくらいだ。

「その次のステップ? なんだけどー…………前にミズハ先生がやってた氷の波? とかツメ? ってまだ難しいの?」

偶然か必然か、シャディは弾丸系統の次は何かな? と密かに思っていたご様子である。とはいえ飽きた、なんて様子はない。
間があったため誤解あるかもしれないが、その後に続くのは生徒、弟子、教え子などとしては至極当然の疑問だろう。
特に一度稽古をし、後ろから勇姿を見ている少年としては影で攻撃力のないツメを真似て出してみるくらいには。

「……そ、それともまだまだ先だった……!?」
152ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/05(水)23:27:36 ID:lqC
>>150
「あはは、災難だったねぇ。……よっと」

引き上げたレオナが汚れを払うのを、少し手伝う様に手を伸ばしながら。
最後に汚れをはたき終えてから、ぐしぐしとレオナの頭を撫でてやる。

「……お、生徒会長への立候補を考えているのかい?」

さてさて、気に入らないなら吹き飛ばしているという行動に移らなかったことは少しばかり安堵であったが。
むしろシステムから変えてやると息巻くレオナに対し、そう水を向けた。
153レオナ◆319487R3HQ :2018/09/05(水)23:33:28 ID:nPR
>>152
ぐしぐしと撫でられると少し嬉しそうな表情を見せて、ロイコ先生の顔を見つめます

「うん!とりあえず、今んところそのつもりだよ!」

堂々とそう宣言するのであった

「ほら、世界一可愛いくて天才魔法使いでおまけに!」

ビシッと左手で順位表を指差して

「成績は超優秀。あたしより生徒会長に相応しい生徒そうそういないよね!」

ものっすごいドヤ顔披露して、そんな事を堂々と宣うレオナなのです
154ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/05(水)23:39:18 ID:Pbp
>>151
「あぁ、その事だったんですね」
「……ちゃんとした教え方ですと多分違うと思うんですけどー……」

と、何やら言い訳から入る時がこの個人レッスンでは結構ある
そしてその時は大体ミズハの体感的な……本来の授業とは異なる順序や手順、仕組みを踏む事が大半だ

「ツメの方がやり易いかな、って」
「波だとほら、多くの魔力を使って、その全部を放射して、コントロールしないといけないですからねー」

その点ツメの場合は手に触れたままだ、これならば常時直接魔力での制御が行えるのである

「……魔力のコントロールの授業の応用です、ほら、魔力体文字を作ったりしませんでした?」

基礎訓練の中のひとつ、魔力で指先に文字や数字を形作る術。それの応用だと人差し指を立てて氷の数字を発生させて見せる
155ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/05(水)23:39:51 ID:lqC
>>153
「となれば、申請はもう済ませてしまったかい?
 いくつかの書類と推薦者が必要になるけど」

意欲や地震に関しては、今更レオナにきく必要もあるまい。
この人混みの中にあって堂々と成績を誇ることができる彼女を見れば自明である。
であるならば、必要なのは正式な手続きである。その準備はあるかとレオナに聞きながら。

「……この後時間があるなら、そのあたりを話してもいいよ。昼食がてらでも」
156レオナ◆319487R3HQ :2018/09/05(水)23:47:11 ID:nPR
>>155
ちなみにこいつはその順位表をちらりとも確認せずに先程の台詞を吐いたのでした
故にその自信の程は相当なものであったのだが

「え?手続き?推薦者?」

それが必要と聞くときょとんとしたのであった
そんな物が必要なのかと、そう思ってしまって

「そんなの必要なの!?時間はある!あるから教えて!あと昼食!そうだったお昼ごはん食べに行くとこだった!」

若干焦ってそう言います
157シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/05(水)23:49:09 ID:5Mg()
>>154
実のところそこが楽しいところである、とシャディが思うのは不真面目なのだろうか。
普段の授業とは異なる方面から習えるというのは新鮮であるが故に興味を惹かせるものなのだ、少なくともシャディからすれば。

「へぇー……それができてるミズハ先生さっすがー……!」

慣れ親しんだ影の魔法ならいざ知らず、氷魔法においてはミズハに比べればまだ新参もいいところ。そのための讚美、であるか。
さて肝心の魔力コントロール。シャディはその辺りは結構器用な面がある。というのも――

「あっ、あるある! こんな感じ……だっけ?」

人差し指の先に作り出した漆黒に等しき色の細い柱、恐らく『1』。そしてもうひとつ、もう片方の人差し指には氷の細い柱のような……恐らく『1』を作り出した。
シャディは普段より影魔法の影響か自身の身に近い範囲ならば魔力の操作に慣れているようだ。……まあその分、射出や分離がかなり不得手になっているともとれるが。

さて作り上げたシャディは「それから?」とばかりにワクワクした様子で見ているのであった。
158ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/05(水)23:54:42 ID:lqC
>>156
何となくそんな気はしていた。今までのレオナを見ての予想だったが。
どうやら喧伝はしても申請はしていなかったらしく、その必要性に狼狽しているレオナ。

「わかった。少し書類を取りに行くけど来るかい?
 もしくは先に食堂にでも行っててくれてもいいけど」

さて、説明するにあたって少しが準備がしたいらしいロイコ。ついていくかはレオナの判断である。
食堂で落ち合うなら先に言っていてもいいし、他の場所で食べたいならそう言っておくのもいいだろう。
159ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/05(水)23:58:14 ID:Pbp
>>157
「……あ、上手いなぁ」
「うんうん、それがそれだけ出来るのならもうバッチリです」

出来たようなものだと太鼓判、五指を拡げ指先の氷を拡大して行きやがて手袋状に包み込んだ

「文字を拡大する感覚です……平べったく、なるべくキレイに……」

実にスローにピシピシと霜鳴を響かせながら成長する氷、筋肉の使用と似たようなものでゆっくりやる方が負担も大きい
ともあれしばらく見ていれば見事な氷爪の完成である、ドヤ顔!

「……ふふっ、こんな感じかなっ」
160レオナ◆319487R3HQ :2018/09/06(木)00:00:29 ID:cmM
>>158
「え?説明に準備?おっけー!なら食堂で待ってる!席空けておくね!ありがとう先生!!大好き!!」

狼狽える中、説明してくれると言うロイコ先生に甘えた様子も見えるそんなセリフを言うと
一足先に、手を振りながら駆け出して、食堂に向かって行くのであった
そして、食堂ではテーブルにそりゃもうめっちゃあまーいホットケーキに紅茶をトレーに載せてるレオナがテーブルに座っているだろう
対面席は空けて、なんとなくコーヒー用意して、むずむずとしているのです
161シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/06(木)00:08:58 ID:zWf()
>>159
「ほんとに!? ――お、おぉー……拡大……――すごーいっ!」

少し意外、という側面もあるのだろうが喜びも十分見える。
続く説明、経過、そして結果をじっくりと見ていく。先立つイメージがあるとないとでは大違いなのだ、見事な氷爪からドヤ顔まで見届ければ贈るのは拍手……ではなく飛び跳ねての称賛であった。
そうと見届けて氷の爪を少しペタペタと触ろうとして、それが成功すれば多少の反応はあったかもしれない。失敗したなら少し残念がりながらもチャレンジだ。

ピシピシ、と響く霜鳴の横、黒い文字はイメージを先行させるように黒い爪を形作っていた。さすれば滑らかに見える表面のツメができあがる。
そしてそれとミズハの氷爪を参考にして徐々に、ミズハのようにスローながらに形作る。
そしていずれできあがるのは、ミズハのものよりわずかに小さな氷の爪だろうか。……小さな霜鳴もあって少し強度が足りない気もするが。
162ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/06(木)00:10:22 ID:b3s
>>160
「よし、じゃあそこで。少し待っててね」

走り去るレオナに手を振りながら、職員区画まで軽く書面を取りに行くロイコ。
もっとも、これは申請のために必要になる書類を揃えている訳ではない。
あくまでこれからレオナが知る必要のある、手続きの仕方を纏めてあるものだ。

「……っと、そこか。お待たせ」

そして食堂についてサラダプレートを注文すると、その皿を手にレオナの机を見つけ。
対面に座りプリントを置いてから、レオナにも食事を食べるよう促して。

「……さて、じゃあ軽く説明しようか。生徒会長になるためには、最初に申請が必要になる。
 ここで貰える書類を、必要事項を記入して提出するんだ」

プリントに書かれた職員区画の一角を指しながら。
163ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/06(木)00:14:20 ID:VDR
>>161
「んふふー、冷たいよ?」

触れれば無論ひんやりと冷たい!今はまだ心地良い感触かもしれないが冬は勘弁なのである

「うんうん……流石、上出来!」
「……大まかなカタチが作れちゃえればもう、後はディティールを修正して行けば大丈夫だからー……」

解説を付け加えながらも指先でシャディの氷爪を突っついてみたり撫でてみたり
ともあれ氷弾に続く魔法として、中々に手応えが掴めたかもしれない氷爪の魔法なのでしたとさ

//眠気が…!そろそろ締めでも大丈夫でしょうかっ、すみませんありがとうございましたっ!
164レオナ◆319487R3HQ :2018/09/06(木)00:15:35 ID:cmM
>>162
「あ、ロイコ先生!ここだよここ!」

書類を取りに行った先生の姿を確認すると手をぶんぶんと振って呼びかける
そして、たべるよう催促を受けるとホットケーキを食べながらうんうんと頷くのです

「なるほどなるほど……そんでもって、その提出先って職員室でいいの?先生は誰でもオッケーな感じ?」

首傾げて、そんな事を尋ねるのです
165シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/06(木)00:20:24 ID:zWf()
>>163
つめたーい、とその冷たさには表情を緩めたことだろう。彼にとっては冷気が冬でもありがたいのである。

「やったー、できたっ! ミズハ先生やったよー!」
「っとと、あとはディティール……ディティール……」

突っつかれたり撫でられたりしてもまだその氷爪は形を保っていたがミズハほどならばわかるだろうか。
恐らくぶつけるにはまだ不足、その点でも手応えを感じつつミズハの解説はありがたかった。本日覚えた氷爪もまた、どこかで役に立つことでしょう。
特訓を終えた後は、また定番かもしれないゆるーい一息をつかれたことでしょう。

//ありがとうございました! またよろしくなのですよー!
166ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/06(木)00:36:55 ID:b3s
>>164
「一応、事務室っていうのがあるからそっちにね。
 そこにいる人であれば、だれであっても大丈夫」

職員室の近く、そういった業務用の窓口を指してそう伝えるロイコ。
ちなみに、ロイコは正確には先生ではなく実習生なので窓口にはなれない。

「さて、そして必要事項は書けばいいだけのものは置いておいて……
 一番重要なのは、推薦者かな?」

必要書類の図を指しながら、推薦者についてを軽く説明する。
曰く、自分以外に誰か生徒が1人から3人、立候補者を支持するものを記載する必要があるらしい。
その後の活動においても何かと引き合いに出るため、適当な名前を書く事は出来ないらしいが……
167レオナ◆319487R3HQ :2018/09/06(木)00:44:07 ID:cmM
>>166
「………推薦者が三人」

そう聞くとむむむと考えるのである、そー言えば誰か居るかなとか思って

「えっと、とりあえずそれ、推薦者の直筆じゃないとダメ?」

と、そう言って

「一人でも良いとあるけどやっぱ三人居た方が有利よね……」

とか呟いてから

「とりあえず一人はルナちゃん……はだめだ、役に立たなさそう」

ひでぇ、でも怠け者だから仕方ないね!

「リエードとかウィルとかまた当たってみるかな…」
168ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/06(木)00:50:48 ID:b3s
>>167
「うん、最終的には投票だけど多いに越したことは無い。
 それと、記入の方は直筆だね。身近な友人に頼むといい」

もちろんロイコはおろか教師陣も推薦者枠にはなれない。
付け足したような言葉は、自称「友達の少ない」レオナには少し酷だったか。

「あはは…… まあその後の選挙活動も協力してくれそうな、そんな人に声を掛けてごらん?
 生徒会長になるためには、人脈も重要だからね」
169レオナ◆319487R3HQ :2018/09/06(木)01:02:03 ID:cmM
>>168
「うぅ……人脈かぁ……」

その言葉を聞くとしょんぼりする。中等部まで爆発魔だったレオナにとっては辛いポイント!
友達も少ないのでそこはなんとか乗り切らなければならないところなのだが

「とりあえず教えてくれてありがとう、ロイコ先生、あたし頑張ってみる」

そう言って、食事をつづけるのであった
そして、生徒会長への道は思ったより険しそう、そう考えていて
悶々と食事を取って、お昼をロイコ先生と過ごしましたとさ

//キリが良いのでこれで〆にしますー!ロールありがとうですよー!
170ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/06(木)22:21:00 ID:2Hu
ナツメ・アンドウという女生徒がネポック魔法学園に転校してきた。
転校から日の浅い彼女は不安でいっぱいでとても心細く、趣味の意地悪にもいまいち身が入らない

「……逃げられちゃった。ねこもどき」

「あ、杖が欲しい。妖精とか、剥製にしよう」

ねこもどきの風紀委員を見失った彼女は、自慢の黒髪をさらさら揺らしながら、校庭の芝生に寝転んだ

「急にこないかな。剥製希望の、妖精希望」
171エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/06(木)22:29:27 ID:gX9
>>170
「~♪」
ふと、視界の端に何かが飛んでいくのが目に入る。

「さてさて、今日はここで食べようかな」
そんなことを言いつつ校庭の木の枝の上に座ったのは一人の少年。
背中に翅があることから妖精だと思われるが、彼が座った木と比較してみると、
妖精としては非常に大きなサイズ――普通の人間の子供ぐらいはありそうだというのが解る。
172レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/06(木)22:36:01 ID:zWf()
【ザッザッザッ、とスコップを使って人一人は寝転んでも入れそうなサイズで膝までほどの浅い穴を掘っているレイヴン】

ふぅー…………えっとあとは……

【手や足は当然汚れてはいますがあまり気にした様子もありませんね、疲れてはいるようですが】
【穴の表層を平らにして、魔法陣をそのまま刻み込もうとしているレイヴンの姿はまあ怪しく映るでしょう。衣装が例の衣装だし】
173ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/06(木)22:37:28 ID:2Hu
>>171

薄くなる吐息を曖昧に感じて、目を細めながらも彼女は視界の端にエストレラを認めた
エストレラは枝の上に居座ったようで、寝転んだまま視線をくれてやり、ため息を吐いた。

「とおい……サービスわるいかも」

ため息につられて彼女の薄い胸が柔らかく上下
仰向けでだらけきりながらナツメはもぞもぞと右手を〝伸ばした〟
それは常人が空に手をかざすような、比喩表現的〝伸び〟ではなく
文字通りに彼女の細く華奢な腕がうどんめいて伸びて、エストレラの羽を、お弁当を、もぎ取ろうとする
174ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/06(木)22:41:29 ID:zsa
>>172
人を埋めるだけかしら?
こんにちは、レイヴン?
【そこに通りかかる黒い風紀委員が!】
【彼女の容姿は特徴的で、夜ですら明るいと言えるほどに暗い昏い闇の髪】
【暇を持て余しながらも風紀委員として見回り中で、前科者を見かけたので茶化しげふん見物に来たといったところでしょうか】
175レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/06(木)22:47:17 ID:zWf()
>>174
埋め…………ディ、アナ? こんにちは

【前科が堪えてるのかアダ名付けまでにはいかず少し縮こまった様子で挨拶を返すレイヴン、埋めるについては否定しましたよ】
【魔法陣は中途半端なため、一度挨拶を返せばやめ……るわけがないようでガリガリと刻み込んでいきますね?】

見回り……?

【さてまあ、このレイヴン。悪気どうこうは抜きに儀式を行える人物ではありますがディアナさんはどうするでしょう?】
176エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/06(木)22:51:38 ID:gX9
>>173
「ん? うわっ!」
文字通り伸びてくる手に気付き、慌てて飛びのく。
しかし、その時に手を離したのか、食べようとしていたクリームパンは
ちょうどナツメの手に収まるかたちになってしまったのである。

「一体、僕に何の用かな?」
そして、伸びていた手の先にいるナツメの方に飛んでいき、そう問いかける。
多少言葉に棘があるように思えるのは錯覚ではないだろう。
177ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/06(木)22:52:07 ID:zsa
>>175
ええ、見回りよ
今日はちゃんと申請は出したのかしら?
【もはや何時ものやり取りと言わんばかりに問いかける風紀委員】
【委員としての仕事を全うする生徒の鑑ですね?】
【必要なのは悪気の有無ではない!許可を取っているのかだ!】
178レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/06(木)22:55:17 ID:zWf()
>>177
…………

【レイヴン、刻み込むのを中断すると少し静止して――一本の木の元にダッシュ】
【逃亡に間違えられてもまあ仕方ないがディアナがその先を見たなら手提げの籠が見えるでしょう】
【もっともその前に止めるも止めないもディアナの自由ではありますが】
179ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/06(木)22:56:50 ID:2Hu
>>176

何かを掴んだ手は多少それをにぎにぎして無害であることを確認したあと
ずぶずぶとナツメの元に戻っていった。ずぶずぶと

「クリームパン……かぁ。お肉…とか食べたかったな」

薄目を開けて不満げにクリームパンをもぐもぐ
そこにエストレラが到着すれば

「ただの意地悪。きにしないで」
180ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/06(木)23:02:29 ID:zsa
>>178
ふふっ……
【ゆらり、と影が揺らめいて】
【ディアナは人を追い慣れた者の素早さで追いかけますよ】
【質問に対する無言は逃亡とみなすようです】
181レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/06(木)23:07:00 ID:zWf()
>>180
ひィっ……!?

【まあそれはもう怯えますよね、レイヴンには珍しい怯えの表情見せてます】
【とはいえ、ディアナが早めに捕まえないならばヘッドからのスライディングめいて木の下に到着しようとするでしょう】
【その時はきっと頭を思いっきり木にぶつけますが、その手には一枚の書類が握られてることでしょう】
【その前に止めた場合は下の台詞が出ます】

……篭に、ある……!
182エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/06(木)23:07:49 ID:gX9
>>179
「ふむ、それが君の返答なんだね」
そう言うと、ポケットから真っ赤な飴玉を一つ取り出し、それをナツメの口へと放り込もうとする。

それは―――とある風紀委員の生徒から話のタネに聞いていた『暴君激辛キャンディ』と言う代物である。
183ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/06(木)23:13:42 ID:zsa
>>181
何をそこまで怯えているのかしら……可愛らしい
【木にぶつかる前には追い付いたのか、背後から抱きしめる様に捕らえました】
【獲物を捕らえた肉食獣を彷彿とさせますよね?】
【この風紀委員はSっ気があるので本当愉しげな笑みを浮かべていますよ】

それならそう言いなさいな、疲れるじゃない
【さてレイヴン、君は危険を察知してよい】
【この状態のままでは何か、不味いことが起こるのではという直感をだ】
184レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/06(木)23:18:50 ID:zWf()
>>183
こ、怖いから……!

【前科は自分が理由とはいえ、おかしなトラウマがあるようですね。手足をじたばたさせて脱出を図っています】
【そして髪の毛はとてもさらさら、肌は柔らかいし、翼耳はパタパタしているのでした】

見せた方が早いか、って…………ディア、ナ? 何か、してる……?

【恐らく転倒しているだろうこの状況、翼耳をぴーんと立ててディアナにそう聞くのでした】
【場合によっては水の魔力が練られているでしょう】
185ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/06(木)23:19:17 ID:2Hu
>>182.

「アタシの得意な魔法はね、水魔法と、闇魔法」

極小さな時間だった。彼女がその言葉を発したのも
飴玉が宙をまっていたのも。すごく小さな時間
その最中に彼女は詠唱、あるいは魔法の構築を終えたのか、クリームパンをポロリと落としたくちから「ぷしっ」と泡を吐きだした、

泡は激辛アメを受け止めるとぽんとこぎみよく膨張し
エストレラの口元を目掛けて、素早く、飛ばす……! 激辛のあめ!

「知らない人からはね、おやつを貰っちゃダメなの。とりあげるのは、いいけどね」
186エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/06(木)23:25:32 ID:gX9
>>185
「おっと」
すんなり相手の口の中に入るとは思っていなかったらしく、弾かれた飴玉をあっさりと避ける。

「なるほど、どうやら君とは仲良くなれそうにはないみたいだね」
そう言いつつ距離を開け、自分の周りにいくつもの『星』を展開し、それを周回させ始める。
187ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/06(木)23:27:15 ID:zsa
>>184
私が怖い?うふふふふ…………!
【何か今日はやけにテンションがおかしいディアナさんは徹夜開け】
【じたばた抵抗されるのを心地良さそうに受け止め】
【いえ、受け止めきる必要も無いので拘束を緩めますね】

何って、捕まえていただけよ?
【ただし、下手にディアナの髪の毛に触れ続けてしまおうものなら元気や魔力を吸われて抵抗がしづらくなる】
【そういう状態になれば捕まえた後もしばらく暴れることも出来ないからこそディアナは風紀委員として働けるのだという周りの評価から来る直感でしたね、先程のは】
188レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/06(木)23:31:41 ID:zWf()
>>187
怖い怖いコワイ!!

【多分オバケ見るよりも怖がってるでしょうね、この時のレイヴンは】
【緩められた拘束にこれ幸いとばかりに無駄に高い運動能力で抜け出したようで】

…………

【へにゃり、とあからさまに脱力した様子で座り込みましたね。それでも四つん這いで籠に向かってるので接触時間そのものは短時間だったか……脱出できてない場合? そりゃもうぐったりねころびますとも】
【そしてどちらが先に回収したか、または脱出に失敗しディアナが回収するだろうかその書類には】
【許可を出したやつの名前に某金髪の風紀委員の名前が悪筆で書かれていましたとさ】
189ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/06(木)23:40:50 ID:zsa
>>188
たしかに許可を取っているようね!
【レイヴンが取り出した、リエードとだと思われるサインが書かれた書類を見て呑気に納得しますよ】
【どれだけ疑うのか、いや仕事なので仕方ない!】
【ディアナは魔力をうっかり吸っていたようなので、魔石をそっとレイヴンのおでこに置こうとしていますね?】
190レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/06(木)23:46:45 ID:zWf()
>>189
うぅ………………賄賂?

【納得した様子を見てようやく解放されたと思ったらしく、魔石を手にもって確認するとそんなことを口走ってますね】
【ちなみに書類にどんなものか、というのを書いている場合局所的に雨を起こす目的、という名目らしいです】

…………

【何やら黄色い艶のある塊を口にいれて暫くして元気が戻れば魔法陣を改めて刻みだすでしょう】
191ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/06(木)23:51:11 ID:zsa
>>190
魔力の補填よ、私のせいで儀式に失敗したと言われても困るもの
【レイヴンの魔力を、髪からの闇の魔力で吸ってしまったことに対しての詫びだそうですよ】
【内容は正直何時もの、としか認識してませんねこの人】

じゃあ、私は見回りに戻るわ
失敗でも成功でも、掘ったところはしっかり片付けなさいね?
【そういうと、ディアナは学内の平和を認識しに向かうのでした】
192レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/06(木)23:56:25 ID:zWf()
>>191
おぉー……ならありがたく

【ぺこり、と現金なのか感謝してるのか頭を下げると許可を改めてもらったと思って意気揚々】

ん、わかってる。じゃあまた、ディアナ
成功させる――――

【そしてディアナが結構遠くまで向かった頃か、やや曇天になってあまり気にならない程度の小雨が降ったとかなんとか……】

【開いた穴はその後レイヴンが埋め立てましたとさ】
193ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/07(金)19:57:47 ID:KuL
>>186

「アナタはもったいないことをした」

ナツメはぱちぱちと瞬きをして星を注視したあとにぐでっと地べたに寝転んで

「アタシのかんせつかんせつキスは安くないの」

だから、もったいないとおもう、と付け足して寝返り
そのままうつ伏せで彼女は動かない
194プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/07(金)21:15:54 ID:19R
ネポックの校舎の中、なにやら周囲を見回しながら歩くのは見慣れぬ枯草色。
時に壁をぺたりと触ってまた周りを見るのは、それで道を覚えようとでもしているのか。
ともあれ、その枯草色の人影がネポック内の地理に明るくないのは容易に見て取れるだろう。

「…………。」

一人だからか無口なのか、一言も発することなく。特に目的地がある訳でもない足取りで校舎を練り歩くプラーナ。
ロイコから地図は渡されていない。海にいた頃にもそんなものは無かったから。
195レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/07(金)21:25:31 ID:H4F()
>>194
その日、レイヴンは驚愕した。
軟体質に見覚えがあり、その姿が褐色……というか枯草色だったから。
彼女の中でその存在は二人しかいない。若草色の子と、ローブを羽織った教育実習生だ。しかし、見えた後ろ姿はローブがない、つまり。

「…………え、エリーが枯れ、枯れかけ、枯れて……!?」

困惑動揺焦燥感。元気な様子も見えず、壁に手をつく姿が不安を煽ってレイヴンはその姿のもとへ直行する。
奇妙な衣装の彼女に気付いたならば、その上に水球が浮かんでいるのが見えるかもしれない。肩を掴んだ瞬間、その水球はプラーナに落とされてしまうだろうけど。
196プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/07(金)21:38:29 ID:19R
>>195
駆け寄るレイヴンの接近に気付き振り返るプラーナ。奇襲に気付けたのはつい最近まで野生だったが故か。
レイヴンが冷静だったならば、顔つきの違いが目に付いたかもしれないが、今のレイヴンにはそれは望めないだろうか。

「……!」

さて、急接近から肩を掴みかかる行為は、ある意味攻撃にも等しいだろう。
レイヴンが掴んだ肩は即座にぶちっと千切れ、彼女とプラーナの間に水球が虚しく落ちるだろう。

無言のままに睨みつけるプラーナ。握ったプラーナの破片からは、敵意と困惑が伝わるだろうか。
ロイコと同様に千切れた身体からでも発揮できる、憑依魔術による意思伝達である。
197レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/07(金)21:44:17 ID:H4F()
>>196
「ぅあっ!?」

千切れた肩の欠片、それを見たレイヴンは困惑と「やってしまった」というものが混じった表情になる。
敵意と困惑にはなぜかレイヴンの方が怯えっぱなしであり、オロオロとした様子で破片をにぎにぎ。睨み付けられてることにも気付くとばつの悪そうに目を逸らしている。
破片に伝わるレイヴンの感情は心配と、嫌われたかもという恐怖。そして謝罪の意思。

「え、エリー……怒った……?」

まじまじと顔を見る余裕がないためか、伝わる敵意に体を小さくしながら聞くレイヴンは破片を戻しにいこうと水溜まりに足を踏み入れるが、さてプラーナの反応や。
198エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/07(金)21:46:10 ID:L5D
>>193
「僕はもったいないとは全く思わないね」
そう言って肩をすくめ

「大体、好きでもない人間に押しつけがましく言われてもねー」
と、相手によっては喧嘩を売っていると言われかねない台詞を。
199プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/07(金)21:50:43 ID:19R
>>197
「?……エリー?」

恐る恐る発せられたレイヴンの言葉に、ますます困惑を強めたプラーナ。
それでもまだ相手を近づけるほど信用してはおらず、レイヴンの一歩に合わせてこちらも一歩後ずさる。

さて、レイヴンの呼びかけを不思議そうに反芻した声も、エリシアのものとは違うことが分かるだろうか。
よくよく見ればエリシアよりもプラーナは一回りも二回りも背が高い。ロイコと比べるとまだ低いが。
徐々に隙間が埋まる様に再生していく肩。その速度もまたレイヴンが今まで見たことの無い現象である。
200ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/07(金)21:53:40 ID:KuL
>>190

「……そっか」

芝生にしなだれた髪を弄びながら、まのぬけた声色で

「キラークイーンになりたかったのに。アナタはだめね」

それなら、と彼女はきまぐれに立ち上がり

「アタシは根無し草なの。ほかの男に靡いてくるね」

身勝手に歩みだす
201レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/07(金)21:58:30 ID:H4F()
>>199
「…………ん? …………!?」

ビクビクしながらも声に違和感を覚えて見上げると、なにかおかしいことにやっと気づく。
普段エリシアとはよく一緒だからなおのこと背丈に違和感があり、まじまじと顔を覗く最中で肩の再生も見てまさかの飛び退き。
あれ、じゃあこの握ってるのは何? というレイヴンらしからぬ素朴な疑問を覚えて、何から聞くべきか唸るように考えた。プラーナには急に頭を抱えて呻き出したように見えるだろう。

「……肩…………大丈夫なの?」

絞り出したのはなぜかそこからである。問題は顔を下に向けてたそれまでの間にプラーナが何をしているかわからないことか。……もちろん肩の欠片も。
202プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/07(金)22:04:44 ID:19R
>>201
「……?」

襲ってきたかと思えば飛びのいていく。プラーナから見て何とも支離滅裂な行動だ。
そんなレイヴンに首を傾げる様子は、エリシアと似ていたかもしれない。
ともあれ、こちらに来る様子がないのなら身構えていたのを崩して立つことだろう。レイヴンをまじまじと見ながら。

「……なおった」

そしてレイヴンが下を向いている間に肩は再生しきっており、彼女の問いに千切れたところを一瞥もせずに答える。
触角の再生に少なくとも一晩はかけるエリシアを知っていれば、この辺りは決定的な違いと言えよう。
203レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/07(金)22:11:07 ID:H4F()
>>202
「…………よ、良かった……」

聞いておいてそれだけ? となるかもしれないがレイヴンも混乱しているので、どうか大目に……。
安堵したようで、それでもなお困惑した様子が見えるレイヴンだが肩の欠片をにぎにぎしていると、静かに差し出して。

「え、えっと……返す……。……あ、あなた……エリー、じゃないの?」

決定的な違いは見た、それゆえの質問と肩欠片の返還。警戒どころかレイヴンは敵意の視線すら向けず、言ってしまえば被捕食者に似ているような目をしている。
さておきプラーナはその質問とこの返還に応じるだろうか。見た目年下の少年に奇行少女がへりくだるのもなかなかシュールな場面、見られてないのが幸いか。
204エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/07(金)22:15:41 ID:L5D
>>200
そんなことを言って歩いていくナツメをそのまま見送る。
そして、彼女が去って行ったあとで、こうつぶやく。
「なんだったんだろう…」


その後、昼休みがもう終わるのに気付き、慌てて木の上に置いていた紙袋を回収して
教室へと戻るのだった。


//ここで〆ということにさせていただきます
お付き合いありがとうございました。
205プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/07(金)22:22:32 ID:19R
>>203
「……ん」

魔力吸収の観点から、千切った体は返してもらうに越したことは無い。
レイヴンから肩だった欠片を受け取ると、手の平に溶け込むようにプラーナに同化する。
一応、接触する距離まで接近する程度には警戒を説いた様子だ。しゅんとした様子から、危険そうな様子が見えなかったからだろうか。

「エリー……? これは」

呼ばれた名前には首を傾げ、床に散った水に対する説明を求める様子なプラーナ。
こちらも言葉が足りない感じは、エリシアの面影が垣間見えなくもない。
206レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/07(金)22:29:49 ID:H4F()
>>205
「え、えっと、エリーっていうのはあなたに、似てるけど小さな子で……名前はエリシアで……」

と説明する時は心なしか癒されてるような緩んだ表情であることが伺える。背丈を説明する時は直近のエリシアを知るなら正確無比な高さに手を置いていることがわかるだろう。
あとは度々、かわいいなどの個人的主観が混じることを除けば陸上では珍しい、エリシアをよく知るものであるとわかるだろうか。

「……これ、は? …………か、枯れてるのかと、思って、み、水かけようと……」

説明が足りなくても慣れてるのか? はたまたこの場で『これ』と指せるものがそれしかないからか、床の水に対しての説明。それを悪意ありと捉えるかはプラーナ次第。
一応触ってみるならばその水には酸等といった性質はなく、水中生物なら喜ばしい水であることがわかるだろう。

「……あ、あなたは……?」

一応、手は差し出したままである、固まっているのかもしれないが。
207プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/07(金)22:38:20 ID:19R
>>206
「……ん、エリシア。
 かれる?……って?」

そっちの名前ならば知っていると言わんばかりの反応。……エリシアの一人称が「えりー」なので、なんだか不思議な知識であるが。
そして海中では海藻が干からびることは無いからか、レイヴンの勘違いの元すら紐解けていない様子だ。
数回言葉を交わせば、体色はもともとこういうものだということが伝わるだろうか。

「んっと…… そう、プラーナ。で、クロー、あー……」

そして自分の名前をたどたどしく思い出しながら、聞かれたことだけは答える姿勢。
地上に上がってから初めて個体識別のための名前を使うのだ。たどたどしいどころか覚えきれていないのも致し方あるまい。
先程エリシアの話しをしたレイヴンならば、苗字に当たる部分がエリシアと共通なことに思い至るだろうか?
208レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/07(金)22:46:14 ID:H4F()
>>207
「か、体の色が、その枯葉、みたいだったから……」

エリシアは若草色で、先程までエリシアとプラーナを勘違いしていたことも伝えればその体色の話までは持ち込めるだろうか。
枯れる、について乏しいなら緑色の植物が茶色く変色するとほとんどの場合は水などが足りずに枯れていることが多い、なんてことも伝えてしまうのだった。

「ぷ、プラーナ…………で、もしかして、クローディア?」

エリシアとよく似ていて、それでいて前の三音は同じ。となれば自然と繋げてしまうのは仕方ないと思われる。
特にエリシアを知っているならば尚更だろう。そしてレイヴンが次にすることは再び頭を下げての。

「……お、驚かせて、ごめん、なさい…………怪我させる気は、なかった……」
209プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/07(金)22:54:49 ID:19R
>>208
「……へー」

自分で聞いておいて興味が無さそうだが、反応が淡白なだけでちゃんと聞いているのだ。
ジト目がちな瞳も相まって無言の圧力を感じなくもないが、本人にそんなつもりは一切ないのである。

「あー、そう、かも。
 ? ……っと。ん」

こくこくと頷いてクローディア姓を肯定するプラーナ。それにしてはやはり確信はなさげであるが。
そして頭を下げたレイヴンの、その頭にぽんと手を乗せたプラーナ。
慰めようと頭を撫でたわけではない。「大丈夫」のニュアンスを言語で伝えきれず、憑依魔術に頼ったためだ。
レイヴンの頭には「支障もなく万全である」といったような、そんなイメージが送られることだろう。
210レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/07(金)23:02:42 ID:H4F()
>>209
「や、やっぱり……!」

とエリシアと同じ姓であったことを翼耳をはためかせて暗に喜んでいた。

そして、軟体質な手が頭に触れるとなんとなく安心、もしくはあの教育実習生とは異なるかもしれない感覚に硬直。
固まっている訳ではなく、イメージが送られていることに集中したからだろう。そのイメージが伝わる間、翼耳は珍しいものを感じたとばかりにはためいていた。
いずれ憑依魔術が終わって手が離されるだろうか? もしこちらから伝わるならば安心、安堵、そして親近、そんな感情を向けていることがわかるだろう。
そして頭を上げ直すとレイヴンは。

「……良かった。…………ど、どこか行きたいところ、あった?」

と、安心を伝えると目的もなくフラフラしていたにしろ何にしろ、そんな切り出しを。
211プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/07(金)23:08:24 ID:19R
>>210
「…………?」

そんな風に揺れる翼がやはり気になったのだろう。種族柄の好奇心は持ち合わせているプラーナだ。
はためく翼耳を空いた手でわっしと掴めば感触を確かめたり覗き込んだりするのだった。

「……少し、ふわふわ」

プラーナの憑依は一方通行。こちらが言葉で伝えられないイメージを投影するものでしかない。
よってレイヴンの気分などお構いなしに耳を触った後で、ポツリとそんな感想を呟くのだった。

「……おぼえてただけ」

首を横に振りながらの答えによれば、まずは当てもなく口内を練り歩いて大方の地理を覚えようとしていたとのこと。
地図も助言もなく、ただただ虱潰しに環境を把握しようとする行為はなんとも体当たりだ。
212レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/07(金)23:16:11 ID:H4F()
>>211
黒い翼耳の感触は艶やかな羽根の集合体、内部は耳の穴と翼の絶妙な融合感が見えるそれ。しかし、その耳を掴んだ瞬間レイヴンは高い声で小さな悲鳴をあげたことだろう。
そのときの感情は朧気ながら高揚や鋭敏になった感覚になるだろう、そのくらいには敏感なもののままらしい。

「覚えてた…………道を? …………あっちは何があったか、覚えてる?」

レイヴンが来た方向、言ってしまえばプラーナが通っただろう方角を指差す。
……え? 何があるかって? ……こちらが決めてもいいなら次でね。
213プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/07(金)23:22:09 ID:19R
>>212
レイヴンの小さな悲鳴にもお構いなしで、ひとしきり翼耳を観察したプラーナ。
……まあ、こちらは奇襲を掛けられたようなものなのだ。本人には意趣返しのつもりはないが、これでおあいこである。

「……これから」

プラーナはまだ地上の文字に明るくない。表札を見ても何の部屋かは分からないのだ。
ただあらかじめチリを把握して、何の空間なのかは後から埋めればいい。その程度に考えているらしい。
逆に言えば、そのあたりを補完してくれるものがあるならば、頼ってもいいと思ってはいる。
214レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/07(金)23:28:47 ID:H4F()
>>213
レイヴンが逃げたりしなかったのもそれが理由、なのかもしれない。まあ月桂冠を弄くられるよりはマシらしく、ぷるぷると我慢していることを除けば普通なのだった。

「……これから?」

不思議な返事だ。通った後なのだから思い出すなどなら自然だがこれからとはよくわからない。と思ったのかレイヴンは再び口を開く。

「…………読める?」

器用なのか、手慣れたからか、水を生み出しここでの『室』に当たる文字の形にして見せた。さて、プラーナの反応はどうなるか、というのがレイヴンの思想。
室というものならこの学校においてはよく目にする字だろうと思ったらしい。
215プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/07(金)23:33:39 ID:19R
>>214
「これから」

その通りだと言わんばかりに繰り返すプラーナ。そのわりに思い返す様子はない。
エリシアとのディスコミュニケーションは慣れたものなレイヴンだからか、文字を見せてみるという手法を思いついたのは中々であった。

「みず」

そして文字に馴染みが無さすぎるプラーナ、その形状を読み物だと認識できてすらいない。
よってレイヴンの意図も全く察することができず、何の意味があるのかと見覚えのある角度で首を傾げるのだった。
216レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/07(金)23:39:30 ID:H4F()
>>215
ぱしゃあん。レイヴンが何もないのにズコッ、と転けたような動作をすると同時に水は細かな水気となって弾けた。
そしてそれでレイヴンには伝わった、つまりあそこにあるのは○○室とかいうのは多分わかってないのだろうと。

「…………雨乞いの時間になるまで、少し付き合う。どこがなんの部屋か、知ってていいと、思うから……」

姿勢を正すとレイヴンはそう提案した。プラーナがどちらに興味を示すかに今後がかかる。下手すると……今の覚えてる地理が今日は実行できなくなる可能性があるくらいには。
217プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/07(金)23:43:46 ID:19R
>>216
「……?」

レイヴンの反応をおかしなものを見る目で眺めるプラーナ。自身の知識の無さが招いているとは夢にも思っていない様子。
一体それで何を把握したのか、レイヴンは答えない。しかし何か気が変わることでもあったのだろうと推測し。
急に校内散策に付き合うと言い出したレイヴンに、少しだけ考えて首を縦に振った。

「じゃあ、よろしく……?」

人にものを頼むときは、確かこれでよかったかと確認しながら。
ごく自然に手をつないだのは、一緒に行動するならとっさの意思疎通はこの方がやりやすいから。
218レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/07(金)23:50:18 ID:H4F()
>>217
首肯するプラーナの手を握り返すレイヴンに抵抗はない。これで安心、とばかりだ。
……エリシアのことも考えるとふとした拍子にフラフラとはぐれてる可能性があるために。エリシアならレイヴンに呼びかけるのかもしれないが。

「ん、よろしく」
「……じゃあ、行く。ゆっくりでもいい、何か気になったら、言う」

すぅ、と歩き出すレイヴンからは草履の音やススキの揺れる音が度々聞こえるだろう。
しかしプラーナを引っ張るような行為はしないため、プラーナが先導するならそれもまた付いていくにはちょうどよくなるだろうか。さてさて、このまま進んでいくと教室や、科目ごとに利用する部屋などが見えるか。
219プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)00:04:01 ID:6ZT
手を繋いで並んで歩くその景色は、初対面からは想像できない画である。
プラーナは能力柄、レイヴンはエリシアを重ねているからと理由はあるものの、傍目にはそれなりに仲良しに見えてしまうだろう。初対面だったのに。

「……しゃりしゃりする」

何か気になったら、と言われればまずはその音である。苦情のように呟かれた言葉は、別に本人に音を咎めるつもりは無いのだが。

さて、気になったら言うようにとのお達しなので、部屋を見るたびプラーナは容赦なく魔術でイメージを投影するだろう。
ここで重要なのは、プラーナの憑依魔術は思っていることを直に伝える能力ではなく、自分が知っている単語の意味を共有するといったものに近い。要はイメージによる翻訳である。
そして深海における「未知」のイメージとは、そこも見えず光も届かない景色そのもの。プラーナが何かを気にするたびに、心に闇が広がる感覚が味わえるであろう。
幸いなのはエリシアの憑依魔術のように、感情までは共鳴されないことであった。
220レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)00:17:41 ID:gY3()
>>219
ぴたり、とその音に対する感想を聞いた時レイヴンは一瞬止まったが問題なし、とばかりに歩くのを再開した。
プラーナの顔を見たのを考慮すると、何かしらを察したのだろう。とはいえススキが揺れないように少し深めに刺して揺れる範囲を狭めたのは気遣いか。

「…………? ……あの部屋はね、私と同じ学年の、人たちがお勉強するところで――」

心に広がる謎の闇のイメージに戸惑ったように眉を下げるレイヴン。その度にまた足を止めるが、見上げると何かしらの部屋。
もしかしたら、そういうことなのかな、と認識して少し暗くはなるもののレイヴンは自分学年の教室を教えたりしていく。途中に怪しい雰囲気の実験室があったり、下の学年の教室、保健室……その途中、窓をふと見て。

「…………あそこは、中庭。……プラーも、ひなたぼっことか、する?」

そう、彼女は呟いた。
221プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)00:25:13 ID:6ZT
>>220
レイヴンが部屋を解説していくたびに、心にかかった闇はいったん晴れる。
説明不足のコミュニケーション、成功である。エリシアに鍛えられたレイヴンの読みはプラーナ相手でも活かせるということだ。

「……さっきも、だった」

当然だがここは学校なので、大半の部屋は勉強のために拵えられたものである。
その目的の差などを時に問いただしながら、窓の外に目を向けたレイヴンの質問に首を傾げる。

「……しない」

退職が緑出ないことからも分かる通り、プラーナは食性上植物の要素が少ない。
そのためエリシアやロイコと違って陽にあたる意味はほとんど無いのだった。
222レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)00:38:29 ID:gY3()
>>221
小窓の中から覗けただろう教室の黒板(?)や机、景観のために活けられた部屋ごとに異なる花に、外に向けられた窓に下がるカーテン(?)はイメージに一役買うだろうか。

「……学べるもの、学年で違う。……勉強の種類でも、違うところになる」
「……同じ部屋で、例えば、火の魔法と、水の実験は難しい、だから、分けてる」

……どれだけ当たっているかはレイヴンにはわからない。ただ事細かよりは大雑把にイメージしやすいものを当てるべきだろうとしたようだ。
まあ、水中の相手に火を例えにして教えるのはどうなのか。


「…………そっか、じゃあ――――雨、好き?」

プラーナにレイヴンの感情が伝わる場合、もしくら察せる場合、雰囲気が露骨に変わったことがわかるだろう。
感情としてイメージを当てるなら――虹のかかる晴天の気分。
223プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)00:52:06 ID:6ZT
>>222
窓から見えるとはいえ、プラーナの身長もそう高い方ではない。
つま先立ちで中の様子を除くなどして、レイヴンの説明を咀嚼するのだった。

「あめ?」

そして不意に、本当に唐突にかけられた言葉に「そもそも雨とは何だったか」を思い出そうとするプラーナ
先程まで部屋の話をしていたから、野外の天候の話であるということを思い出すまでに少しかかり。
海と違って水の替わりに空気が満ちているが、時に水が降ってくることもあるということに思い至り。


「みずは、いい」

まだ地上に上がってから見たことが無いので言い切れないが、水分に触れられる分には好ましいと判断したようだ。
224レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)01:00:17 ID:gY3()
>>223
苦戦した様子でもあれば、脇の下から手を入れて持ち上げるようにしたかもしれない。エリシアにもそうする機会が……あるのか?(魔法的に)

「雨、見たことない……けど、水はいい……」

レイヴンの今までの行動はどこへやら、その返答を聞いて少し緩んだ……喜色に満ちる笑みだった。
そういう概念があるならになるが、変なスイッチに触れた、みたいな雰囲気が出ていることである。

「じゃあ、時間になったら、見せる……中庭行こう……!」

ふふふ、とした笑みと共にレイヴンはその散策をするだろうか。そして部屋を数にして三つは回った頃だろうか、プラーナに余裕があるならだが、中庭に連れ出されることになるだろう。
ちなみに天候として、やや遠くから曇天が見えるのが今の目安。
225プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)01:11:24 ID:P62
>>224
背伸びすればまあ見える高さであったし、そもそもレイヴンの手をプラーナは放していない。その機会はなかっただろう。
エリシアに関しては必要性はないかもしれないが、やってあげると喜ぶだろうことは容易に想像できるか。

「……?」

なんだか様子が変わったのはプラーナにもわかったらしく、不思議そうに首を傾げている。
雰囲気がどちらかと言うと出会った当初のものに近づいた気がして、僅かに視線を鋭くした。

そしてテンションの上がったレイヴンに半ば連れ回されるように教室を回れば、あれよあれよという間に中庭へ。
木陰の中で棒立ちになって、何が起こるかを眺めるだけだった。
226レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)01:19:20 ID:gY3()
>>225
本能的な行動、と言えばまあ間違ってはない。エリシアだと思って水をかけていた行為も今、雨に対する好意を露にするのも本能だ。
ぱたり、と翼耳を動かしている様子はもし、プラーナが見る機会があるならば触角などを揺らしたりする本能的な喜びに見えるかもしれない。

「天気、良好、調子、万全、許可、なし――だけどやれる」

そんなことを言いつつレイヴンはサッ、とサークルを地面に描くとその中心に立ち――そして軽快に舞い始めた。どこから出したかもわからない翼飾りと鈴のついた杖を持って。
しゃらんしゃらん、と鳴る音はプラーナに少し煩く聞こえるだろうか? 楽しげに踊る様子もまた本能的に羽衣を広げたりして続けていると。


ぽつり、ぽつり、……と雫が葉の隙間からプラーナの頭に落ちてくる……か。
227プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)01:33:28 ID:P62
>>226
ぱたぱたと動くレイヴンの耳を見て、横に垂れた自身の触角をつまんでみたりするプラーナ。
レイヴンは表情変化に乏しいが、なんとなく感情の動きはわかるような気がしたプラーナだった。

そしてにわかに曇り始めた空に、木陰から空を覗き込むように見上げて。
ぽつりと軟体質の頭部に落ちる水滴に目を少し見開いて驚くプラーナだった。

「ゆらゆらで、降ってくる……?」

訝しげにレイヴンを見るのは、雨乞いという行動が奇怪に映ったからだろうか。
少なくとも、プラーナの常識では自然は一介の生物の手に負えるものではないのだが。
228レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)01:39:54 ID:gY3()
>>227
さて、真面目に考え出すとキリはないだろう。彼女の『コレ』はいわば独学。降るときもあれば降らぬときもある。言ってしまえば丁半博打。
しかしながら、一部地域ではこの奇怪な行動で雨を降らせるなんてものがあるのだから不思議なものである。とはいえ今回は曇天が見えたのでそれを目安にした節もあるが。
踊りを終えた頃、プラーナに才があるならうっすらと彼女に取り巻く朧気な存在が見えたかもしれないが、そんな疑念すら消し去るだろう。

「――ンーー!! 今日は、成功ーー!! キャッホー!!」

多分プラーナでも『誰だお前』かそれに似た感想を抱いてもおかしくない変貌っぷりだろう。乏しかったはずの表情は喜色満面、雫に濡れまくってもなお跳ねる翼耳。
雨の音が響く中でプラーナを引っ張り出そうと近付いてくる姿――多分回避しても許される。
229プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)01:51:20 ID:P62
>>228
葉の隙間から垂れた水がプラーナを濡らす。それは気にしない、むしろ好ましい。
しかし急激に雰囲気を変えたレイヴンを、気持ち鋭いような冷ややかなような視線で見るのだった。
別にテンションの差に引いたわけではない。ただ、「雨を降らす」という行為についてわからない点が多すぎて。

「……あめ?」

雨は天候。天候は自然。自然を操作するとは、野生における規律への反逆である。
プラーナは、もしかすると本来不変のものを捻じ曲げた代償でレイヴンの精神が異常を来したのかもとすら考えている。普通よりひどいぞ。
だから朧げに強大なイメージを投影しながら、レイヴンにとっての雨という事象について問いただそうとしていた。ハイテンションに身体を振り回されながら。
230レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)02:00:39 ID:gY3()
>>229
ああこの子は慣れてしまっている。雨乞い成功まではすごいと思われてもこのテンションで引かれることに慣れている。
引かれていても別に気にしない性格が彼女を強くしているのだ。

「――雨! 私は雨が好き!! だから降ると! とっても嬉しい!!」

イメージを直接送り込まれるとさしものレイヴンも一瞬止まったが、すぐに立ち直った。そして実に端的にレイヴンは好きであると伝えるのである。
好物を食べると気分がよくなる、環境が快適だと嬉しくなる。彼女はそれがすさまじい振り幅を持っている……と言うべきなのだろうが、プラーナに伝わるか?
簡潔にまとめると、彼女の精神はいたって正常ではあるのだ。

「プラーナ、不安!? 何かあった?! 雨、怖かった!?」
231プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)02:08:39 ID:P62
>>230
「…………すき」

単に好みなだけと言うのか。この極端な変化が。
とはいえ、そうと分かればテンションについてはそれ以上は追求しないだけの心の余裕はあるのだ。
プラーナの持つ感情は、どちらかといえば畏怖よりも心配の方が強い。レイヴンが平気そうなら、まあ問題ないかと言った感じだ。

「んー…… おちつく?」

そして腕を目一杯広げて浴びた後に、雨に対してはそんな感想。
やはり海棲種族の例に漏れず、雨もとい湿気は好ましいようだ。
あまり変わらぬ表情を曇った空に向け、頬を頭部を水滴が伝う。
一風変わった学校見学は、最終的に曇天と降雨が出迎えてくれることとなったのだった。
232レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)02:14:28 ID:gY3()
>>231
しかしながら、最初に見た極端な変化が彼女であるのは幸運かもしれない、いや不幸であるかもしれない。この学校には特定の分野にかなり入れ込む人物が珍しくない。
つまるところ、彼女が基準になったならば、それは多少余裕を持てるかもしれないのだから。

「……――なら良かった! 安心! もっと一杯! 浴びていく!!」

安心したレイヴンはプラーナがもげない程度に引っ張り出し、めい一杯浴びてご機嫌な様子を見せつけてその顔も身体にも雫を流す。
せっかく木陰に居たというのに連れ出されて、当初の目的も離れて辿り着いた顛末。プラーナにとって、良い思い出になれることを祈るばかりである。
233レオナ◆319487R3HQ :2018/09/08(土)13:33:31 ID:TOw
ロイコから受け取った紙を持ち、悩みながら廊下を歩く少女が一人、レオナであった

「うーん……推薦者の署名……と言われてもあたし大問題抱えてるんよね」

そう呟くのであった。そう、彼女は初等部から爆発魔として知られていた故に

「友達が居ない……」

その呟きはとても悲しい、寂しい物であった。一応居るのは居るけど
僕は友達が少ない、まさにそんな感じ
234ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/08(土)13:46:11 ID:4g4
>>233

艶々の黒髪を揺らしながら彼女は自慢げな足取りで廊下を歩いていた。
暑苦しいマフラーのしたでもごもごとお気に入りの歌を口ずさんで歩む彼女は楽しげだが、しかし、レオナと同様の悩みを抱えていた

「アタシはキラークイーン。アタシはレーザービーム」
「アタシは根無し草……できる女の子」

数日前に転校してきたその日から意地悪に次ぐ意地悪三昧を楽しんだ結果だが
彼女にはいまだに友達がいない

「振る舞いは完璧……。だってアタシはキラークイーン」

呆けたまま歩くナツメはそのままレオナに衝突するルートを歩むが
それは事故か、意地悪か
235レオナ◆319487R3HQ :2018/09/08(土)13:49:28 ID:ggJ
>>234
そのまま、資料を手に持って、それと睨めっこしながら歩いていた故に気付かずに

ドン!

突!

「ふにゃっ!」

そのままレオナは尻餅ついて資料はバラバラバラと散らばって行って


「いったー!何処見て歩いてんのー!!」

膨れっ面になりながらこんな事を言うのであった。完全に棚上げです
236ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/08(土)14:01:49 ID:4g4
>>235

「ふにゃっ」と可愛らしい悲鳴をあげたレオナだが
同じくぶつかったナツメは無言。動揺はしているのか、無言ながら涙の軌跡を残して転倒
仰向けで天井を眺めながらじっと痛みを堪えて一言

「……すっぞこらー」

己も痛みに耐えながらだというのになんたる気骨か!
彼女は凶悪なスラングでひとつ相手を強烈に威圧し、場の主導権を握ろうと企んだ

「いまのはアナタがわるい。よそみしてたもん。あぶないだよ」

そして、なんたる棚上げか!
レオナもレオナだが、その姿を認めて避けなかった彼女にも多分に問題はあるはずだ
237レオナ◆319487R3HQ :2018/09/08(土)14:07:10 ID:ggJ
>>236
反撃の口撃を受けるとまたムッとします

「確かに余所見してたけどそれ気付いてたなら避けなさいよ馬鹿!」

と、こんな事を言って立ち上がり、お尻とかぱんぱんぱんと払ってます
彼女の周囲には箒がふわふわふわ~っと漂っていて

「まぁいいや、これから生徒会長立候補するんだし、こんくらい許してあげる」

許してあげるとか何処か偉そうに言いながら、風を操り飛び散った資料を手元に集めて行きます
238ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/08(土)14:18:20 ID:4g4
>>237

「生徒会長……アナタが? 」

ナツメはいまだに寝転んだままで浮遊するホウキとレオナを見上げている状態
気だるげな瞳でホウキを無意味に追いかけて何かを黙考
そしてでてきた言葉が

「アナタ、友達いないんでしょ。ムリじゃん」

「かわいいのにね」と付け足して目を閉じて

「でも、アタシのほうがかわいいから、かわいくてなれるなら、アタシが生徒会長ね」
239レオナ◆319487R3HQ :2018/09/08(土)14:22:56 ID:ggJ
>>238
「そ、生徒会長立候補すんの!」

立候補するつもりなだけで何故かドヤ顔!

「て、友達は……確かに少ないけど……ほら!あたし超天才だし!可愛い!?分かってるじゃん!世界一可愛いし!!」

なんかこんな事を怒鳴って言っとる馬鹿。確かに成績は良いけど

「て、あたしは世界一可愛いんだからあたしより可愛いとかあり得ないしー!!」

そしてナツメの一言に思いっきり張り合いますよ
240ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/08(土)14:29:43 ID:4g4
>>239

「ふうん。せかいいち」

レオナの世界一という言葉に反応し、緩慢な動作でのそのそと立ち上がるナツメ
身だしなみに頓着がない、だらしない性格から埃を払うような素振りもなく

「よくみせて。せかいいちのかわいさ」
「票とかいれてあげるかも」

じっとりとした黒目をレオナの頭に近づけて凝視
耳の形、唇の艶、髪の質感、肌の色合いまで無作法にじろじろと威圧するように

「かわいいけど、乾燥気味かも。炎が好きなのかも」

「ねえ、肌にいいジェルとか、あげよっか」
241レオナ◆319487R3HQ :2018/09/08(土)14:38:40 ID:ggJ
>>240
「そ、世界一よ!いいよ!よーく見なさい!」

見せてと言われると、図に乗ってまたふふんとドヤ顔!

「え?票入れてくれるの!?ホントに!?やったー!よーし、このレオナちゃんの可愛いさたっぷり見せてあげる!」

と、票入れてくれると聞くとまたご機嫌になりましたね。単純!
そして、炎が好きと言われると、きょとんとしました

「ん?確かにあたし炎魔法得意なんだけどよく分かったねー、て。乾燥気味?嘘ー!ジェルとかちゃんとしてるのに!」

そして驚く。伊達に可愛い可愛い自称してないので、身だしなみも気にしてるのがこのレオナ
それでいて、炎が好きと見抜かれ乾燥してると言われた
つまり目の前のナツメはそんな微細な状態すら見抜けるという事だと気付いたのだった
242ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/08(土)14:56:03 ID:4g4
>>241

「わかるよ。メルカリの出身だもん。モノの価値とか、状態には一家言あるんだから」
「アナタは高く売れるね。見た目もかわいいけど、素直なとこも、うけそう」

レオナは褒められれば喜び、煽られれば張り合う
単純なタイプではありそうだが、天才の弁を信じるなら聡明でもあるのか

「聡明なれど、賢明でなし……アタシ、アナタみたいな人、好き」
「ほかにいい人いなかったら、いれてあげるね」

「じゃ、これ、ぶつかったおわび。 またね」

そうして彼女に手渡そうとしたのは、薄紫色の湿りを帯びた球体
ナツメの言葉からすれば保湿に効くジェルだろうと思われるが……

(魔力を吸収して、おっきくなる魔法のスライムボール)
(このこがつよいこなら、ぼんぼんにおっきくなって……あせったら、おもしろい)
243レオナ◆319487R3HQ :2018/09/08(土)15:03:33 ID:ggJ
>>242
「ほーほー、最初生意気と思ったけどいい子じゃん!高く売れるってのは気になるけど……名前は?あたしレオナって言うの」

そう言って自己紹介するのであった。そして、そのジェルのようなスライムを受け取って

「ん?何これ」

それを手に取ると、どんどんどんどん膨らんでいくではないか!

「な………!何これーーーーー!!!」

めちゃくちゃ焦る!焦って焦ってそして、膨らんでいったスライムの下敷きになった!

「……むぎゅう」

うつむせ状態でそんな事を呟いて
244ナツメ◆nbVXKhtuAI :2018/09/08(土)15:06:53 ID:4g4
>>243

「ふふ……レオナっておもしろいね」
「アタシはナツメ。レオナの支持者でお友達だよ。がんばってね」

そういってナツメは満足げに踵を返す
支持者で友達だからといって、スライムから助けるようなことは、別にしないのだけれども……
245レオナ◆319487R3HQ :2018/09/08(土)15:11:52 ID:ggJ
>>244
「ナツメちゃん……」

その名を聞いて、うつむせ状態から彼女を見上げると、去って行くナツメが見えるではないか!

「ちょっとまちなさいよー!!これなんとかしなさいよーーーーー!!」

そう去って行く彼女に騒ぎ立てて居ましたとさ
多分この後レオナは駆けつけた教師か風紀委員に救助されるのだろう
その表情はむむむっとしていました
246ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/08(土)21:00:01 ID:9h5
9時丁度にこんにちは
247プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)21:36:35 ID:6ZT
校内の地理を把握するために、まずは適当に歩いていくという手法を取るプラーナ。
昨日はレイヴンと出会ったおかげで、部屋の説明は聞けたが行き残したところも出てしまっている。
残りの校内マップを身に着けるべく、時に室内を覗きながら廊下を早足に歩いていく。

「…………。」

なんだか似たような部屋が並んでいるなと思いながら、ふと窓から外を見遣る。
するとそこには何人かの生徒が魔法を放つさまが遠目に見えた。ご存知修練場である。
248ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/08(土)21:41:07 ID:9h5
>>247
【パリーン、そう窓が割れる音が鳴り響く】

おっとすまない、怪我はないかい?
【窓から血塗れの顔を出した緑髪の少年が居ますよ】
【黒髪の女教師にサーフボードめいた鈍器でホームランされたところの様です】
【なお割ったガラスが周りに飛び散らないように風魔法で破片を纏めていますね】
249ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/08(土)21:46:18 ID:ku1
「ふんふーん♪」

今より少し前、ミズハはご機嫌に学園敷地内をジョギングで流していた
やや過ごしやすくなった陽気に陽気な感じなのだ、浮かれポンチである

「……きゅぅぅ……」

そして今、目をぐるぐるに回して落とし穴の底にいる。その見事な落下の瞬間、或いは物音を見たり聞いたりするかもしれない
250プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)21:47:07 ID:6ZT
>>248
「……!」

突然の甲高い音にばっと振り向き、警戒を露わにするプラーナ。
級にガラスが割れれば誰でもびっくりするだろうが、元な野生なだけに反応も早いし顕著だ。

「……怪我」

さて、怪我とは何だっけと言わんばかりに考えてから、適当にこくりと頷くプラーナ。
まじまじと見つめる視線はウィルの額辺りであり、流れる赤い色に関心がある様子だ。
251ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/08(土)21:50:53 ID:9h5
>>250
僕が怪我してるって?これはまあ何時もの事さ
【人の額というものは案外出血しやすいもので】
【なーにを勘違いしたのか、怪我を心配してくれるのかと言う表情を浮かべていますよ】
【とりあえず、と窓からしっかり進入し(いや修練場から外へでて)手で血を拭います】
252レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)21:52:38 ID:gY3()
>>249
困惑。言ってしまえばそれに尽きるモノを見てしまったレイヴンは穴の縁から覗き込んでいた。
耳が良いのでまずはご機嫌な声を聞いて近付いていたのだが、まさかのモノを見ることになるとは。そんな考えと共に水球を浮かべた。

「ミィ先生ー、お尻大丈夫? ……なんでこんなとこに」

朝、目を覚ますために洗うときを思い出すような水飛沫がミズハの顔に起こるだろう。気付けである。
253プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)21:56:00 ID:6ZT
>>251
「ん、えー……」

考えが纏まらないのか言葉が浮かばないのか、要領を得ない声を出すプラーナ。
枯草色の軟体質な頭部をこてんと傾けて、とにかく何か質問があるようだ。
ウィルが血を拭えば、視線は額から手へと移る。傷口を見ようともしない辺りは、怪我事態に関心があるわけではないらしい。

「……それ?」

手に付いた赤いものは何だろう、少なくとも自分は見たことないものだと。
じーっと視線を血に濡れた手に向けそんな質問をするプラーナに、ウィルは何か感じるところがあっただろうか。
254ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/08(土)21:59:13 ID:ku1
>>252
「へぷしっ!?」
「……あ、あれっ、お、おはようございます……??」

ぴしゃっと水を浴びて穴の底、見上げればレイヴンの顔がこんちには

「……だ、大丈夫ですー……」
「いたた……もう、誰がやったのかなぁ」

悪戯っ子数人の顔が浮かび上がり、むぅと唇を尖らせて立ち上がる
氷の足場を発生させ、自らを押し上げてなんとか復帰!なのだ。そんなミズハの背後の木の裏、ズベラがひょこっと覗き込みガッツポ!
255ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/08(土)22:00:34 ID:9h5
>>253
うん?君は血に興味があるのかい?
(……何か違和感があるけど何だろう)
【怪我は額の傷、右手で拭ったのは血だと伝えるべきなのだがウィルは当然気付いていない】
【話が噛み合っていないのかもと違和感を感じてはいるものの、良く分かっていないのだ】
【エリシアやロイコ先生に色以外は近い種族に見える生徒は吸血する種族なのだろうかと疑いの目を向けていますね】
256レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)22:05:39 ID:gY3()
>>254
「おー、そんな使い方…………あの生き物?」

大丈夫と聞いてひと安心、顔を拭くためにタオルを渡しつつ該当しそうな顔を思い浮かべていく。なんとなく黒髪が多いのは気のせいだ。
そしてふと木を見るとひょっこり出てきたズベラと目が合って悪気もなしに暴露した。
ちなみに彼女はズベラを特に危険な生物とは認識していないようだ、彼女への実害なかったからね。

「痛むところあったら、すぐ言う。痛み引かせるくらいはできるから」

とは言いつつもよくこんな穴を掘ったものだ、とばかりにレイヴンは羞恥もなく覗き込むのである。深さはどのくらいとか、それをなぜか見ているのだ。
257プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)22:10:15 ID:6ZT
>>255
「……血?」

なるほど、この赤いものはどうやら血という名のものらしい。
ウィルの手から視線をもう一度額に移せば、どうやらそこにある傷口から流れているようだ。
ウィルの周囲に纏められたガラス片をひとつ手に取って、さくっと手の甲を切ってみる。しかし分かってはいたが血なんてものは流れない。
ガラス片を持つ家庭で一瞬ウィルの風魔法を打ち消すように魔力が流れたのが伝わったか。

「……そこから?」

今度はウィルの額を見てそう一言。自分とは違う身体に起こる現象に、どうやら興味が湧いたらしい。
258ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/08(土)22:14:19 ID:ku1
>>256
「んへ?」
「……あ!」

レイヴンの指摘に振り向き、バッチリ目を合わせれば色々察す!するとズベラはスタコラサッサと逃走!早い!

「……ありがとうございます、って……あぁ、危ないですよー……?」

その穴はそこそこ深い、しかし底に枯葉が敷き詰められていてムダな優しさに溢れているぞ!
尚レイヴンから半歩身を引いたところにも巧妙に隠された同じ落とし穴がある、要注意だね!
259ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/08(土)22:17:14 ID:9h5
>>257
うぉい?!随分猟奇的だね!?
【びっくりである】
【まさか怪我しないようにと纏めたガラスでリストカットに近いことをされるとは思わない】
【魔力が一瞬打ち消されたというか、プラーナの手付近で風が途切れたのは後回しに大丈夫?と視線を送る】

……ああ、ここを怪我しているだろう?
【目の前の種族はゴーレムか?】
【いや、似た特徴の者達(エリシアやロイコ先生)が生き物だろうし彼も同様なのだろう】
【では何故血が出ていないと思いながらも、質問に対して肯定しますね】
260レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)22:20:40 ID:gY3()
>>258 
ぽう、と初級の回復魔術を患部に行使し、どや、と胸張り。そして穴を見るとどことない優しさにイタズラ小僧と仲良くなりそうだなぁ、と勝手に思いつつ。

「どういたしまして。…………仲良くなりそう……ん、あとで塞――」

そして危ないという言葉を「塞いでおく」意味だと思ったレイヴンはそのまま後退り――見事に地面に穴を開けた。さて当のレイヴンはというと。

「――! ――! ――――!!」

咄嗟に腕で縁にしがみつき、台詞にすらなってない驚きの声と共にビックリした表情を見せていた。
なお、レイヴンの力はあるが場所が悪かった。少しするとずるっと滑ってまっ逆さまに落ちるだろう。
261プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)22:26:21 ID:6ZT
>>259
「?……問題、ない」

切ったはずの手の甲を魅せると、確かに開いていたはずの傷口がすっかり埋まっている。
血が流れないように見えたのは、血液の色のせいかもしれない。はたまた末端部はトカゲのしっぽのような止血機能が備わっているのか。
風魔法を遮ったのは作為的、というより止められそうだから止めてみたという以上の感情もなく、ウィルの視線には心当たりが無いとばかりに首を傾げ。

「怪我、これ……」

そして興味深そうに眠たげな眼を傷口に向けると、なんと指を近づけていくではないか。
傷口に触れる問いたいということも、プラーナにとっては常識ではないのである。
262ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/08(土)22:26:24 ID:ku1
>>260
「痛みが引きましたー」
「……ですね、全くもう……」

打ち身もすっかり引いた、そしてレイヴンの思考を何となく察して苦笑

「あぁっ!?そんな所にも!?」
「……大丈夫ですかっ!?」

確かにまだあるかもとの「危ない」だったのだが、流石にこんな近くにあるとは思っていなかった!
大慌てで駆け寄り腕を掴まんと手を伸ばした!間に合うだろうか!?間に合ったらグイッと引き上げるであろう!
263ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/08(土)22:30:01 ID:9h5
>>261
ちょっ、やめいっ!傷口にむやみやたらに触るのは駄目だよ!
【血が出ていないのか色の問題なのかはウィルには分からぬ】
【今早急に解決すべき問題は、傷口へ伸びた手を回避するために咄嗟に首ブリッヂをしてしまった事だ】
【どう説得、それか逃走したものかを考え始めていますよ】
264レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)22:31:02 ID:gY3()
>>262
「ッ、ッ……!」

さしものレイヴンもあまりの出来事に絶句からなかなか脱せていない。ミズハが迅速に行動したお陰でなんとか引き上げには成功!
しかしながらレイヴンは暫くミズハに倒れ込むか地面に四つ足に項垂れて翼耳のはためきでいまだに続く驚きを示していたことだろう。

「…………だ、大丈夫……ありがとう……」

落とし穴、やばい。そう思いつつレイヴンはミズハの顔を見て礼を告げるのであった。……しかし、だ。この流れだと側にまた穴があってもおかしくない。
その事実、または記憶があるのはこの場ではミズハのみ、さてどう動く!?
265ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/08(土)22:35:18 ID:ku1
>>264
「……大丈夫ですか……?」

余程ビックリしたのだろう、と普段見ない彼女の様子から察して胸に抱いて頭を撫でる

「……ん、よかったですー……」
「さて、問題はこの後……」

無事そうな返事を聞いて微笑み頷き、周囲をぐるうり睥睨。あからさまに掘り返したような跡があったりするぞ!

「魔法で探りを入れて、安全な道を行きましょう」
「離れないで下さいねー?」

手のひらから凍てつく風を放ち行く道に当て、安全確認しつつ前進!これなら大丈夫のはずだ!
266プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)22:40:28 ID:6ZT
>>263
「?……そう」

ウィルから強い拒絶を受ければ、ひとまず指で触れることはやめたプラーナ。
某若草色の少女と同様、言われたことには割と素直に従ってくれるらしい。
なんだか不思議な格好で固まってしまったウィルを不思議そうに眺めて、見えなくなってしまった傷口から視線を外して。

「……上?」

ウィルの視線が上に向いているからか、自分も天井を見ては意図が掴めずに首を傾げた。
267レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)22:46:27 ID:gY3()
>>265
ほう、とあまり自分が受けることはない抱擁に落ち着きを見せるレイヴンであった。良くも悪くも少女らしくはなっているのであるようだ。
レイヴンは続いた言葉に自分も一景、もう実はあのズベラと仲良いの居るのでは? とばかりの量に戦慄(?)である。

「ん、ん。わかった……!」

そして安全確認されていく道を見てレイヴンはミズハのジャージの裾を摘まみながらそろりそろりと前進前進。
――――だがしかし、だ。それで道が凍りついていると次第に草履が湿り――レイヴンが一度滑るかもしれない。
268ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/08(土)22:46:27 ID:9h5
>>266

【ウィルの視線はそれはもうものの見事に背後へ向いていて】
【←(顔側)n(足側)i(プラーナ君)】
【上……?とウィルも疑問が浮かべます】

君はとりあえず人間と体の構造が違うのだろうね、人は体が傷付くとさっきのような血が出たりするものさ……大抵はね
【多分知らないのだろう、と認識したのかそんな説明をしようとしてますね】
269ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/08(土)22:53:27 ID:ku1
>>267
「よし、よーし、これで……あっ!?」

このげにおぞましき地雷原(キリングフィールド)からの離脱(エスケープ)も間も無くである
見えた一筋の光明、垂れる純白の蜘蛛糸……それに手を伸ばした矢先!レイヴンとそして全く同時にミズハも滑る!スリップ!
慌てて手をついて体勢を整えようとするがそこが落とし穴だ!しかも小型!その結果!

「……どどどどうなってるんですかー!?真っ暗!アインスコールさん大丈夫ですかー!?」

くぐもった声、上半身だけスッポリと穴に埋まり足をジタバタさせているミズハ!スケキヨ!
270プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)22:56:17 ID:6ZT
>>268
「……へぇ」

知らないという所は正解だ。感心したような声をぽそりと上げるプラーナ。
ただ、自分たち以外の生物にとって怪我などをするということがどういうことを意味するのかは多分分かっていない。
特に、プラーナは再生能力に長けた固体。大概の怪我はすぐに再生できるのだ。

「あ、んーと……」

そして何か言いたい様子のプラーナだったが、適切な言葉が浮かばない様子。
とっさにウィルの手を掴んだまではいいが、憑依魔術を使うにしてもプラーナの知る概念ではなかったようで伝えられるものがない。
さてさて、急に腕をつかむように手を伸ばしたプラーナのことは、果たしてどう映るのか。
271ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/08(土)23:01:12 ID:9h5
>>270
そして人は一度に血を流しすぎると死にかねないから手当てが必要さ
【と言いながら、ウィルは何時ものポーチから酒瓶を取り出します】
【手を掴まれたのに関しては、起こそうとしたのかな?と認識しているのかプラーナを支えに立ち上がろうとしていますよ】
【体重計で計ると1kgいかない少年が体重かけても転ぶことはないでしょうしと考えてもいますね】
272レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)23:02:14 ID:gY3()
>>269
レイヴンは一瞬でぐるんと回る景色に心を奪われた(物は言い様)。
そしてミズハがすっぽり収まるところに居るということはレイヴンはというと――こっちは逆に小型の穴にお尻から落ちていて、言ってしまえばバケツにはまってしまったような状態になっていた。

「…………た、多分、穴に、落ちてる……足だけ出てる、ミィ先生……」

しかし、それでもミズハの様子は見える! 見えてしまっている。しかし、レイヴンなかなか出てこれない、体勢の都合か上手く力が働かないのである。
……ミズハに打開策はあるのだろうか? 無ければの話だが、わりと時間がかかってミズハは引っ張り出され、なぜか太ももらへんを抑えてるレイヴンが見えるだろう。
273プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)23:06:05 ID:6ZT
>>271
「……戻るのは?」

プラーナと違ってウィルの怪我はまだ塞がってもいない様に見える。
立ち上がるウィルの重量感の無さを不思議に思いながらも、取り出した瓶が何かも気になる様子。
くいくいとひっぱったりしてウィルの重量感を確かめてみると、はやり軽いことに少し驚いているようだ。
274ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/08(土)23:09:45 ID:ku1
>>272
ミズハの見る景色はただ単に真っ暗な地面の中だけでした。残念

「……足だけ……!?」
「あぁもうー……えいっ!」

両手から勢いよく氷の風を射出!その勢いで少しばかり浮き上がり脱出完了なのだ!

「……ふぅっ、もう……」
「あ、あれっ、大丈夫ですか……?」

ケガをしましたか?と足を抑えるレイヴンを心配そうに覗き込む
275ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/08(土)23:10:52 ID:9h5
>>273
場所によるけれど、ある程度時間があれば血が固まって……暫くは再生するのを待つってところかな
だけど、魔法を学ぶものならば……ね?
【普通の人ならば傷が治るのには数日単位で時間がかかる】
【だが、魔法薬を常備しているウィルは違う】
【治癒の魔法酒を飲むと、額の傷が完全に治りましたよ】
276レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)23:13:31 ID:gY3()
>>274
同時刻、脱出したらしいレイヴンは氷の風にちょっとひんやりしていた。
さてミズハが覗き込むとすぐだろう、レイヴンのすぐ後ろでカランと音が鳴るのである。……それに加えて何やら涼しげな金属音とよく耳にするような羽音。
しかし生物の気配はない。となればわりと予想しやすい彼女の所持物が一つ……。

「だ、大丈夫……本当に大丈夫……だから……」

解説:忍ばせていた杖を伸ばして無理矢理出てきたため足に思いっきり細い杖の痕がついてるだけ。
277プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/08(土)23:16:34 ID:6ZT
>>275
みるみるうちに傷が戻っていく、その様を表情の変わらぬ眠たげな瞳で眺めるプラーナ。
まあ、プラーナに関しては自身が素でその体質を持っているのだ。別に珍しい光景でも無かったかもしれない。
とはいえ、先程まで傷口が残っていた物をひとつで直せるだけのアイテムには興味を持ったらしく、今度は瓶に視線を向けていた。

「血……おぼえた。よかった」

さっき学んだことを確認するように呟いてこくこくと頷くプラーナ。まだまだ地上の知らないことはたくさんだ。
ウィルと別れたかその後行動を共にしたかは分からないが、彼から提案が無ければプラーナは当てもなく道を覚えるための学内巡りを続けるだろう。
278ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/08(土)23:20:21 ID:ku1
>>276
「ん?」
「……あら、ふふっ……よかった、ケガとかじゃなくて」

なんとなく察したらしく小さく微笑みを浮かべた
ややあってともあれ落とし穴地域を脱し、テキトーな東屋で一呼吸だ

「あー、疲れましたね……」
「もう、あのズベラは今度捕まえて叱らないとですねー……」

泥んこになったジャージにお洗濯魔法をかけながら。必要ならばレイヴンの服にもそれを施すだろう
279ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/08(土)23:23:13 ID:9h5
>>277
それはよかった……そういえば君は転入生かい?
僕は風魔法が得意で、たまにバイトがてら授業をすることもあるからその時はよろしく頼むよ
【似た特徴の者(エリシアやロイコ先生)と同族なのだろうか?】
【プラーナに着いていく様に学校を案内しながらロイコ先生と会わないかなあと歩き】
【色々説明しようとするのでした】
280レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)23:28:26 ID:gY3()
>>278
「……意外と痛かった……」

伸縮自在(誇大広告)な杖、高いところにも届くがこんな使い方をする機会が来ないのをレイヴンは願いつつまた縮めて忍ばせた。
一息つけば、ふきふきとタオルで冷や汗を拭って、お洗濯魔法を受け入れるだろう。雨でないなら綺麗な方が良いらしい。乾かしが必要ならレイヴンがそれを担当するだろうか、風との併用で上手くなった乾燥で。

「ん、ありがとう。……でも、捕まえられる? 何か、必要かも」

落とし穴にハマったのを見るのが制作者の心理、しかしながら落ちるということはそれだけ……な考えもあるため、わりと本気で対策を練ってるような。

「…………落ちたと見せかける?」

残像だ、ができるなら落とし穴にかかるわけもない。
281ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/08(土)23:34:40 ID:ku1
>>280
「でもそれ、便利ですねー」

モノは使いようなのだ、本来意図しないそれでも使えるのならば良し!
お洗濯魔法は汚れを揮発させる魔法であり、乾かす必要もない!便利!とはいえ顔とか手とかも汚れているのでその洗いにレイヴンの魔法の力を借りるだろう

「そうですねぇ、うーん……」
「囮作戦!はアブナイですしー……」

ともあれふたりしての作戦会議、頭を悩ませるのでありましたとさ

//この辺りで締めでお願いしますっ!ありがとうございましたですよっ
282レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/08(土)23:44:51 ID:gY3()
>>281
便利、という言葉にまた少しどやぁ、である。単純。
顔や手はレイヴンが生み出した水、そして温冷操作でバッチリ綺麗になったことでしょう。

「うっ、確かに……じゃあ――――」

はてさてその作戦が生まれたのか、または実行する日が来るのか。それはまた別のお話である。
283ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/09(日)22:30:15 ID:7pm
僕が水に沈めないのなら、道具を使えば良い話じゃないか
【ここは魔法学校と空間的に繋げられた農業部の畑がある島の岬】
【緑髪の少年は、放課後になって突然海の魔物への対策を閃いて実験中である】
【まあ、夕飯確保の釣りなのですが】
284エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/09(日)22:36:40 ID:hml
>>283
「学校にこんな場所があったとはね」
そんなことを言いながら農園島の上空を飛ぶのは妖精の少年。
いい景色を求めて岬の方へと向かっていく。

「おや?あれは確か…ウィル君だったかな。
それはそうと、一体何をしているんだろう?」
ウィルを見つけると、とりあえず邪魔にならない程度まで近づいてみることにした。
285ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/09(日)22:43:15 ID:7pm
>>284
ちょっとした実験をしているのさ
【ウィルは椅子に座って釣竿を構えています】
【その釣竿は、そのままだとウィルが海に引き摺られることになるので地面に杭で固定されていますね】

君も夕飯の確保かい?エストレラ
【糸には未だかからず、暇だなあとパイプを口にくわえますよ】
286エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/09(日)22:52:25 ID:hml
>>285
「ふむ、その様子だと何か釣りに関する実験かな?」
どう見ても釣りをしているようにしか見えないので、そんな風に声をかける。

「いや、僕はちゃんと寮に帰って食べることにしてるよ。
せっかく寮の食堂が使えるんだから、そこは楽をしないとね」
寮の食堂が使えるというのもあるが、どちらかと言うと肉や魚よりも
野菜や果物の方が好みなため、釣りとかはほとんどしないのである。
287ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/09(日)22:57:53 ID:7pm
>>286
うんにゃ、ふへへほほへ……船での護衛の仕事を任されたときに、海の魔物に困らされてね
そういう魔物への対処手段を模索しているのさ
【パイプをくわえたまま答えようとして無様なことになったので外し、答えます】

まあ確かに
君は好き嫌いとかないのかい?僕は寮の飯は苦手でね……
【だから、自分で飯を作ってしまおう】
【実験ついでに材料の確保をしてしまえば丁度良いのさとのんきである】
288エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/09(日)23:10:15 ID:hml
>>287
「あー、確かに水中にいることがほとんどだから色々と面倒だよねー」
以前に旅をしていた時に川やら海やらで散々悩まされたのを思い出しつつ。

「辛いのはちょっと苦手、かな…
まあ、そう言うのしかない時はあらかじめ菓子パンやケーキとかを買い込んでおくかな。
献立表を貼ってあるから大体それで避けられるし」
こちらは寮の食堂の味付けにはそんなに不満はない模様。
どちらかと言うと、彼が作るときは趣味で作る場合がほとんどだったり。
289ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/09(日)23:19:29 ID:7pm
>>288
そうそう、魔法も種類によっては届きにくいし矢もそう有効じゃないから対処に困る
それでさ、魔法を込めたものを沈めて食いついた所でその魔法を使えば何とかならねえかって思ってね
【つまり餌の他に何か魔物を殺すための凶器も吊るしている状態らしい】

食べられる物は食べる、苦手なものは避けるってことかい?
【とエストレラに言うタイミングで釣竿がぐぃぃとしなりますよ!】
290エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/09(日)23:29:35 ID:hml
>>289
「なるほど、相手がその餌に食いついたところで『どかーん』と行くわけだね」


「大体そんなところかな。
…もっとも、シチューに入っているニンジンだけを取り除くなんて真似はしないけどね」
大体において問題があるのは味付けであって、具材のえり好みはしないのである。
ちなみに例に挙げたニンジンは割と好みなので、
好きな風によそえるのならばちゃっかり多めに入れたりする。

「おっ、何か食いついたようだよ」
しなる釣り竿に、そうウィルに指摘する。
291ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/09(日)23:36:40 ID:7pm
>>290
おしい、『どかーん』ではなく『しゅばばっ』って感じの……
【釣竿はしっかり地面に固定されていて且つ素材は糸含めてとても頑丈なために魚の魔物位なら壊れません】
【糸を風車式の道具で巻き取り、いざ釣り上げると】

あっ……
【釣糸の先にはヒレがその魔物の武器となるような魚の魔物……の頭だけ】
【そして直線だけで魔法文字が刻まれたナイフがそれよりも手前に糸でぶら下がっていることでしょう】
【魔法でナイフを動かして切り刻むのだから、当然こうなる】
292エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/09(日)23:43:04 ID:hml
>>291
「となると、風魔法かなにかで切り刻む系統の魔法具かな?」
そう言いつつ、巻き上げの様子を興味深げに見る。

「これだけ威力があれば、割と強めの魔物にも対応できるんじゃないかな?」
と、素直に評価する。
どちらかと言うと釣りよりも水中の魔物に対する攻撃手段が主目的と思っているのもあるだろうが。
293ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/09(日)23:48:57 ID:7pm
>>292
物体を動かす系統の魔法だね
風魔法に混ぜ物するなら覚えとくと便利な魔法さ
【水中へ糸に吊るしたナイフを沈め、それをナイフに込めた魔法で縦横無尽に動かすことで魚の魔物は無惨な姿になったのだ!】

それはいいんだけど……飯の確保ががががが
【思ったよりも殺意が高めなことにウィルも驚いています】
【ナイフを外してもう一度、には少し厳しい】
【何故ならば、ナイフの激しい動きで周りの魚は逃げた!】
294エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/09(日)23:57:26 ID:hml
>>293
「使いようによってはかなり凶悪な効果を発揮しそうだね。
網の中に仕掛けておいて入ってきた魔物を一網打尽とか。
…クラゲが大量発生した時なんかにはいいんじゃない?」
無残な姿になった魔物の頭を調べつつ、そんなことを。

「それなら、風魔法で垂直に打ち上げるようなのを仕込んでおくというのはどうかな?
食いついたら『すぱーん!』と水の中から空中にすっ飛ばすような感じで」
目的は魔物退治ではなく釣り。それならばと思いついた案を出してみる。
295ウィル◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/10(月)19:04:33 ID:cCE
>>294
群れを一掃する分には確かに良さそうだね
今度試してみようかな
【斯くして、少年は海への火力がある攻撃手段を身に付けた!】
【が、正確性が皆無なのが課題となるのだろう】

あー、それね?ちょいと畑側に逃げて貰って良いかい?
【ウィルはそう言うと瓶を海へ投げ込みます】
【そして急いで逃げる様に傘で飛び去っていき】
【暫くして、これを船の護衛に使ったら巻き込んで残念なことになるよなあとなる水柱が思いきり発生するのでしたとさ】
296エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/10(月)22:26:23 ID:lJ5
>>295
「色々試してみればそのうち釣りに使えそうな方法も出てくると思うよ。
刃物の代わりに網を動かすなんてのもありじゃないかな」
と、思いついた案を言ってみる。

「流石にここまでは飛んでこないんじゃないかな」
そう言いつつ、瓶を投げ入れたあたりの上空へと飛んでいく。
…一般的に、それは『フラグを立てた』と言われる行動である。

「…ちょっと、威力が強かったかな?」
あれだけの水柱が上がる威力である。
飛び散る海水でびしょ濡れになるのは当然の結果。
少しの間、固まっていたが、すぐに『失敗したなぁ』と言うような表情を浮かべ、
身体を振るわせて水滴を払い落とすと、そのまま寮の自分の部屋を目指して飛んで行ったのである。

//おつかれさまでしたーっ
297リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/11(火)20:15:26 ID:gJu()
「おやおや…………後始末ならばきちんとしておいた方が良いでしょうに、まったく」

リエードがそう呟いたのは地面に魔法陣を見つけたからである。調べれば効果は発動した模様であり、漂う魔力がそれを表している。

「それにしても魔法陣ならば修練場でやるなり色々あるでしょうに、謎ばかりです」

もしゃり、と紙袋から取り出した白色の饅頭らしきものを頬張りながらそう呟くリエードは今。

校舎付近の森に居た。まあ隠れやすく行きやすい、いい立地というか。
298ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/11(火)20:20:31 ID:UnB
>>297
「えーっと、この辺りかなー……?」
「……あ、リオーナ君、こんにちはー」

さてはて、何やらこっちも小袋を片手にやって来るのはミズハ
どうやらリエードに挨拶する前のでっかい独り言からすると、魔力を探知して魔法陣の撤去にやって来たと言ったところか

「……先に見つけてたんですね、流石ですー」

取り敢えず事故もなさそうだし被害もしかり、安堵の様子でリエードの元へと歩み寄る
299リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/11(火)20:27:34 ID:gJu()
>>298
「おや、こんにちはミズハ先生」

そう挨拶をすると魔法陣のことについては「たまたま近くに居たので」と早い理由を説明。彼の鈍足は筋金入り。

「問題はこれが何の魔法陣か、なんですよねぇ。まあこんな堂々とした場所に魔法陣描く人も限られるでしょうが目的が不明ですし」

魔法陣は踏まないように、とお節介なことを言いつつ饅頭をもうひとつ取り出してミズハに差し出した。いかがです? とばかりに。
彼の視線はたまにミズハの持つ小袋に行くのだが。
300ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/11(火)20:32:57 ID:UnB
>>299
「そうなんですよねー」
「変に解呪しようとしても危ないですしー……ちょっと失礼しますね」

ふむむと唸りながら腕を組み小首を傾げ、実際この魔法陣の正体を探るべく魔剣を突き立て探査魔法を開始する

「……え、いいんですか?じゃあ後で頂きます」
「……ふふ、これ(小袋)持ってて貰ってもいいですか?少しなら食べてもいいですよ」

差し出されたおまんじゅーは無論嬉しい!
ただ今はどうやら魔法陣の方が優先度が高いのか一先ず断腸の思い!ちなみにミズハの手渡した小袋にはシュガーラスクがもっさり入っているぞ!
301リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/11(火)20:41:11 ID:gJu()
>>300
っと、と邪魔にはならぬように少し離れる。探査魔法に少しでも弊害があっては参るだろうとのことだが……そもそも彼の腕にもあるのでその辺もあってだ。

「おや、それはありがたい。では遠慮なく……」

ちなみに彼の持つ饅頭だが、警戒そのものは忘れない方が良いだろう。何せ彼の食は所謂悪食にある。……いやまあ悪食とか言ったら好んで食べてる人に失礼なのだが。
そして小袋に入っていたラスクは本当に遠慮なく軽い音を立てながら食べていた。一個一個とはいえちょっと焦るかもしれない。

さて肝心の魔法陣だが……水系統の魔力を働かせた痕跡と、なぜか氷系統の魔力の痕跡が発見できるだろう。……もし周辺にも作用するなら、若干幻系統の魔力が漂っているのも、伝わるか。

「どうです? 何かわかりましたか?」
302ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/11(火)20:52:36 ID:UnB
>>301
「……あ、ぜ、全部食べたら怒りますからねっ!?」

探査魔法を継続しながらも心配そうにチラチラ!なのである!

「……ん、うーん……」
「そうですね、青系のマナの気配……あー、水、少しの氷……それと、幻影、撹乱……?」
「……取り敢えず、トラップの気配はなさそう……かな……?」

探りを入れつつ小首を傾げ、難しそうに眉間にしわを寄せて
どうやらこの手の魔法に長けている訳ではないらしい、壊滅的ニガテとも無論違うが
303リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/11(火)21:03:52 ID:gJu()
>>302
「わかってますよ」と言いながらもサクサクサク……。ある時を境にその音はパッタリと止むので逆に不安にさせるか。きゅっ、と口を閉める辺りは……安心していいのだろうが。

「…………なぜその三つが合わさってるんでしょうかねぇ? 水単体ならまだ一人に絞れましたが……幻覚まであるとなると何をしていたのやら」
「何か幻覚系に心当たりはありますかねぇ? 前者二つは自分にも色々ありますが幻覚方面はどうにも」

まだ中身があることを確認できる小袋をさっ、と返しつつそんなことを聞くリエード。持ち続けていたミズハなら……多分1/3くらい減ってるのがわかるだろう、食い過ぎ。

「というかトラップだとしたら……また落とし穴、なんて勘弁してほしいんですがね」

少なくともリエードとミズハが来た方向にはないのだが、不安を煽られるのは以前の影響か。
304ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/11(火)21:11:21 ID:UnB
>>303
無論リエードの事は信頼している、しかしそんな仲だからこそあり得ない話でもない!ラスクの無事を祈りながらも魔法続行!

「うーん……そうですね、取り敢えず消しておきましょうか……」
「……何人かで作った儀式なのかな……?」

気化の魔法で魔法陣を消し去ろうとするだろう、放置していては魔力の残滓で良からぬモノが寄って来る可能性がなくはない
犯人の目星がイマヒトツ絞れず唸り、手渡された袋を受け取り安堵!これくらいなら全然セーフなのだ

「落とし穴……あはは……ない事を祈りましょう……」
305リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/11(火)21:21:59 ID:gJu()
>>304
「儀式に限らない可能性もありますけどね、ただの魔法を試していた可能性もありますし」

魔法陣を介して魔法を行使する人物はそれすら多い、わりとこの学校は無詠唱派とか魔法陣派とか詠唱派に分かれてる気がする。
そしてそう思う理由は、儀式で、水系統の魔法陣というとほぼほぼ犯人が浮かぶからである。情けない。

魔法陣は消し去られ、残る魔力の残滓もそう遅くない時に霧散するだろう。落着、というところか。

「…………」

無言で周囲にアンカーを叩きつけ始めたぞこの風紀委員、むしろ自分で地面をボコボコにしている! 自然破壊!

「あ、食べます?」

叩きつける側から差し出し直した饅頭、色は白い。そして出してきた本人はそちらでも噂に立つほどの相手である。
306ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/11(火)21:26:18 ID:UnB
>>305
「成る程、実験的な……」
「……もー、修練場でやればいいのにー……」

言いながらも苦笑、日常茶飯事故にそこまで目くじらを立てるような事ではないのだ

「わーい、頂きますー」
「……って、ち、ちょっとー!?わ、私が調べますからっ!!」

受け取りそして大慌てでリエードを制止!アブナイ!
んでもって地面を調べながら、いただきまーすとまんじゅーを一口!
307リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/11(火)21:32:37 ID:gJu()
>>306
「まあお互い犯人がわかれば見つけ次第注意程度でいいですかね? 修練場だとしにくいものだったのかもしれませんよ」

見られたくない、とか、五感に何かあるとかそういうものは様々である。……まあ放置している時点で気遣いしてるのかしてないのかはさっぱりだが。

「この前あなたも落ちたのでどうしようかと……」

わりと厳しい意見をぶつけながら仕方ないとばかりにアンカーを袖の下に消し去った! 地面は既にリエードの近場周辺がボコボコ。
さてはてそのまんじゅーだが――――白い皮はおまんじゅうらしい、素朴な味なのに中身が


「あ、そうそう、それ中身の酸味が強いのでお気をつけください?」

レモンを濃縮して継ぎ足して混ぜ混ぜし続けたような、そんな強烈な酸味がある。なぜこいつは平然と食べれているのか。
308ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/11(火)21:42:14 ID:UnB
>>307
「そうですねー」
「……別に何かとっても危険な術式……って訳でもなさそうですし……?」

流石に魔物召喚だとかそういった類の奴だとしたらアウトだが、そうでもなさそうに思える為同意に頷く

「う……ま、まぁ、そこはほら……油断をしていたと言いますかー」
「今の私は警戒カンペキ!どんなワナでも見抜いて見せますよすっぱーーーーーいっ!?!?」

ふふんと胸を叩いて自信ありげにした直後
パクッと半分くらい食べたおまんじゅーのワイルドな酸味にぶっ飛び、目を白黒させるのであった!
309リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/11(火)21:47:34 ID:gJu()
>>308
「流石に魔物が出現していたら大騒ぎですからね、……あなたが駆けつける前に姿を消したとなると相当逃げ足の早い術者だったのかもしれませんね」

無断でそういう儀式をすることも風紀委員としては罰則ものである。その辺りは闇より黒い女風紀委員に聞けばすぐわかるか。

「まあ自分も落ちてるので言えませんがって大丈夫ですか!? ……酸味が強すぎてもダメなんですかねぇ」
「あ、落とし穴大丈夫そうですか?」

新しい饅頭をもしゃり、とモグモグして断面を見る。ミズハにも見えてるだろう中身はなんともまあ美しい金色の餡がたっぷりと……。
ラスク食べたらどうです? と提案するリエードだが、念のためにと水(なんの変哲もない)を差し出しておいた。
310ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/11(火)21:58:46 ID:UnB
>>309
「ですね、一応見回りを強化するようしておきましょうか」

とは要するに、儀式を行う生徒を取り締まるのではなく万一ヤバイ事故が起こった場合の迅速な対応の強化といった方が正しい
ネポックは生徒各自の自主性と責任を重んじております!

「……強過ぎますよー、ほとんどレモンじゃないですかこれー……」

ありがとう、と水を受け取り一口、涙目で訴えるのであった
311リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/11(火)22:10:40 ID:gJu()
>>310
「ええ。お願いしますよ」

風紀委員は風紀委員でもこの辺はやはり教師と生徒の差が出るだろう。授業を受けるのが学生の本分であり、だからこそそのとき脱け出されるとなかなか対処がしにくいのである。

「まあ確かに強いですがこの味を好む種族も居るのかもしれないので慣れていたほうがいいかと思いましてね」
「ただまあ……こういう味や激辛のものは意外にも万人受けしないものですね」

ふぅ、と息をついた。まあ当たり前とわかってはいるらしいのがタチ悪いというかなんというか。ちなみに落とし穴だが。
ミズハの斜め後ろに一個だけポツンとあるのだった。
312ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/11(火)22:17:10 ID:UnB
>>311
「うぅー、勉強熱心だなぁ……」

成る程そういう事ならば泣き言を言っていられない、何せ教師としての規範を示さねばならないのだから!
もう一口ぱくり!残った分を大口でいただけば、

「うー……すっぱぅきゃっひゃぁっ!?」

よろけて見事!落とし穴へダイブ!またもやスケキヨ!最早様式美とすら言えるであろう
313リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/11(火)22:22:27 ID:gJu()
>>312
いえいえそれほどでもと謙遜して早々に落ちていくミズハ。さしものリエードも流石に驚くのである。

「……消えたっ!? ……あなたはお約束熱心といいますか」

スケキヨモードのミズハというのはなんとも言い難い哀愁というものがある。
素手で引き上げるのも問題かと思ったのか、リエードは何に行き着いたか鎖を伸ばしてミズハの足、または腰に巻き付けると引き上げようとしていた。
もう少し優しい引き上げ方はできないのか、それはリエードのみぞ知る。
314ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/11(火)22:34:00 ID:UnB
>>313
「……ぺっ、ぺっ、口に土がっ……」

足を引っ張られてびろーんと逆さま釣りなミズハ
顔が泥だらけであり、全く美しいお約束を地で行くスタイルなのであった

「最近よーく落とし穴に落ちてる気がします……」

むぅ、と唇を尖らせ腕を組む、逆さまのままで
315リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/11(火)22:40:59 ID:gJu()
>>314
「水で流してペッしたらいかがです?」

はいタオル、と用意しつつ言うことはそれである。普通人相手に勧めるやり方ではないと思うが。

「とりあえず掘られていそうな気配がしたら一帯を凍らせてみるのがよろしいのでは? もしくは何かに落ちる運になっているのか」

逆さまのミズハを眺めているリエードだが、どうにも言われるまで下ろす気がないようでこの間、足元から土を生み出して補填しているようだった。応急処置っ。

「…………かの少年は影に居るから落ちないとか理不尽なこと言ってましたねぇ」
316ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/11(火)22:51:34 ID:UnB
>>315
「はーい……」

ありがとう、とタオルを受け取り簡易な水魔法で口をゆすいでぺっ、湿り気を孕んだ唇を拭き取るのは化粧気の無さ故に成せる事だ

「あー、確かに……ただそれだと滑っちゃいそうなんですよねぇ」
「……あはは、いいなぁ、私も習おうかな?」

取り敢えず頭に血が上ったのか、腹筋力だけでぐいーっと上半身を持ち上げて苦笑

「あのー……そろそろ、下ろして欲しいなー、なーんて……」

んでもってしばらく経ってからようやく、おずおずと申し出るのでありました
317リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/11(火)22:58:22 ID:gJu()
>>316
「そういうことなら氷魔法で足にこんなのを作っては?」

と、脚を持ち上げたリエードの足の裏には土魔法で作ったと思わしきトゲトゲ。つまりスパイクだ。
覚えられるなら覚えたいものだ、と都合の良さそうな魔法に感想を述べつつ苦笑いし。

「おや、それは失礼。では着地は任せますよ?」

引き上げたはいいのだが、この体勢でどう下ろしたものか、と思ってたらしい。
ひとまず地面に手が付くだろう高さまで高度を下げると鎖を一瞬で解いてしまった。手荒い。
318ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/11(火)23:08:20 ID:UnB
>>317
「成る程、合わせ技……」
「でも結局、他の人が滑っちゃいますしー……」

うーんうーんと唸り結局なかなかいいアイディアが浮かばぬ内に

「……あたっ!」
「あはは、でも助かりました……ありがとうございますー」

お尻から地面に着地!どしん!
ともあれケガなどはないし引き上げて貰った事にも変わりはない、座ったままの体勢で軽く頭を下げる

「……あ、ラスク……」
「よかった、割れてないや」
319リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/11(火)23:17:30 ID:gJu()
>>318
「そういうことですと確かに……」

物理的に周辺破壊するリエードの手がある意味一番注意喚起にはいいのかもしれませんね。

「いえいえ、お気になさらず。ラスクも割れてないようで良かったです」
「……あなたの場合いっそ落ちてからのことを考えたほうがよろしいのかもしれませんね?」

頭から落ちたことなどを考えるとそういった対処のが合うかもしれないと思ったようだ。つまり言い換えるとミズハが落ちるのは諦めろと言ってることに等しいが。
さてはて、饅頭をまたひとつもしゃりしたリエードはその味を楽しみつつ唐突に。

「そういえばそのラスクはどこから?」
320ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/11(火)23:29:12 ID:UnB
>>319
「うぅ、わ、私の注意力って一体……」

実に的を得たリエードの物言いに何を言い返せるはずもなく、ただかくんと項垂れるのでありました

「え?あぁ、これは食堂のおばさまから頂いたんですよー」
「……あ、いけない……ヒミツだったんだ……な、ナイショにして下さいー……」

サンドイッチの余りの耳などを揚げて作っているらしいのだが、お給金日前のミズハはこっそりそれを貰っているらしい
しかし無論そんな事をしてしまっては不平等だ、ヒミツを約束に分けて貰ったのだがサラッと口走ってしまったというわけ
321リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/11(火)23:39:38 ID:gJu()
>>320
「差が激しいですよね」と注意力の有無について述べて終わるのでした。

「なるほどなるほど……それではこう解釈しておきましょうか。普段の行動からオマケしてもらえるくらいには親しまれている、と」
「まあ自分もこういった手合いを食しているので気にすることはありませんよ、そう簡単に言い触らすように見えますか?」

つまるところお金は出して、相手がこっそりしているだけなので問題なし。な解釈。実際親しい間柄やお得意様ならそれも不思議じゃないはず。
そしてリエードも所謂「売れにくい」ものに手を出す人物であるためたまに試験的に食べさせてもらったりするようだ。なおこの時の助言が役立っているのかは不明。

「それでは気付かれないうちに食べておくといいですよ? 多分あなたのことですしまたポロっと喋りそうですし」

完全に口を滑らせやすい人だと思っている。相手が教師だろうが対応が大きく変わりにくいのはなんというべきか。
322ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/11(火)23:49:13 ID:UnB
>>321
「う……き、気をつけますー……」

平時とそうでない時の差が劇的過ぎてもうアレだ、結局座ったまま反省のポーズ

「あ、あはは、ありがとう……」
「……確かに……あぁ、もう……ホント気をつけないとなぁ……」

リエードの食べているまんじゅーもまぁ、そういった出所なのかと納得
ともあれ最近落っこちたりなんなり、注意力散漫な場面が多いと自覚
側頭部を掻いて意識をしゃんとし、気を引き締めるのであったとさ
尚帰り道、またスケキヨな目に遭っているミズハが目撃されたらしいのだがそれはまた別のお話……

//と、すみませんが眠気が…!この辺りで締めでお願いしますっ!ありがとうございましたっ
323リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/11(火)23:54:03 ID:gJu()
>>322
「気を張るのも気を緩めるのも時と場合、ですねぇ」
「それではお気をつけて、また落ちないように……」

とまあそんな見解とフラグを言ってリエードも見回りの再開を始めるのでした。
饅頭も無くなった頃、リエードはとある木の陰でお休みしていたためスケキヨの噂を聞くのはまた後の話になったとか。
324シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/12(水)22:13:56 ID:3Xv()
秋の空、日射しが弱まり夏との差もあって急激に冷え込んだこともあり体を震わせる生徒教師は珍しくない。
しかしながら、こちらの方が適した体質も珍しくなく、森の中で大の字になって寝転ぶ少年はまさにその体質なのだろう。
マントも外套も広げて遠慮もなく寝ている姿はまさに解放感に溢れており、その顔はとても穏やかに

「すー……んんー…………」

――眠っていた。額の黒い帯も巻きっぱなしで寝ているということは何かしている途中にそのまま寝たことがよくわかる。誰に何かされても、余程あからさまでないとそう簡単には気付かないか。
325アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/12(水)22:19:20 ID:hfk
>>324
「……んー、さむい……」

ブルブルっと腕を抱いて震える側のアラスミシア、それもそのはず未だ夏服の半袖なのだから仕方ない

「……ん?……ニヤリ」

セリフに表示される程のニヤリ顔!あからさまに悪い事を企んでいるぞ!
さてはてシャディ君の周囲に大鎌の柄尻で何やら描き描き、魔法陣の中央に彼を据えるではないか
そしてブツブツと魔法詠唱、ゴゴゴと異音!振動!このままではシャディ君が一時的にではあるが、5m程の巨体を手に入れてしまうぞ!
326シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/12(水)22:28:07 ID:3Xv()
>>325
「んむ……? ……な、なに!?」

シャディが目を開け始めたのはアラスミシアが魔法を詠唱し終えた頃。異音を、振動を聞きつけてガバッと起き上がるシャディ。
周辺をキョロキョロと眠りの残った眼で見回せばアラスミシアが見えるではないか。影の手を伸ばして肩を掴もうと!

「ちょっ、アラスちゃん!? 何してんの!?」

さて、起きてもその魔法詠唱が止まなければまあ彼はアラスミシアの想定通りの巨体(?)を手に入れてしまうのだろうか。
……それは果たしてどのような巨体なのだろうか? 恐らくだが、彼は目をパチクリさせているはずである。
327アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/12(水)22:37:46 ID:hfk
>>326
「……!!」

詠唱完了!満面の笑みでのそれは滞りなく完成を迎えた!
きっと、そのままムクムクと巨大化してジャイアントシャディ君の誕生だ!

「ふくくっ、ふふふっ、あはははっ!」

それを見て大ウケなアラスミシア、尚3分くらいで効果は切れるので安心の魔法です
328ジャイアントシャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/12(水)22:43:41 ID:3Xv()
>>327
「…………へい?」

どこの言語かわからなくなるほどビックリしている。そりゃそうだ、地に足は付いてるはずなのに急に視点だけやたら高くなった。
これはシャディには初体験である。2mほどのサイズはあれどここまではないのだ。

「……いや、笑ってるのはいいけど……これ大丈夫? 怒られたりしない?」

さて、ジャイアントなシャディだが声とか色々大丈夫だろうか? 尻尾などがそのままなら振られる度に風圧が起きても良さそうだし。
アラスミシアに伸ばした手は結構危ないモノになるのかもしれない。3分の間にそれらは試される……!
329アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/12(水)22:49:44 ID:hfk
>>328
ケラケラ笑っております、そりゃあもうお腹を抱えて笑っております
服?もちろん謎技術で一緒に巨大化ですよだって魔法ですもの

「……くくっ、ふふふっ……うわぁっ!?」
「あ、あぶない……もうすこし、ゆっくり……あとうるさい」

その一挙一動がデンジャラスだ、実際アブナイ!しかしそれを抗議する権利は少なくともアラスミシアにはないだろう、完全に加害者ですからね
330ジャイアントシャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/12(水)22:58:33 ID:3Xv()
>>329
危うく新学期早々変態巨人にならなくて良かったと安堵である。ネタとしてはそれでも美味しかったか。

「え、あ、うん……そうは言ってもここまで大きくされると色々ねー……あ、ちょうどいいかな」

しかし今はその要求に屈してしまうのがシャディらしく、声は小さくし手に乗せようとしてゆっくりゆっくり目線を合わせる。
さてシャディが少し目線を外すとアラスミシアも向くだろうか? 何気にこういった拓けた場所では新鮮なのだ。高いところからの景色は。
緑一色……とまではいかなくなってきた森や、見えてくる校舎、シャディを見て驚く鳥や騒ぎ立てる鳥の群れ等アラスミシアにもそれは見えるだろう。

「……ところでさ、これ何の魔法? ていうか戻るとき大丈夫? ……ねえ」

高い場所に連れてこれたにしろ、なんにしろだ。空いた手の指がアラスミシアをつつこうとするだろう。
331アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/12(水)23:08:15 ID:hfk
>>330
「……ん、そんなもん……おおっ?」
「……おー、すごい……」

振り向けば少し太陽に近い場所に居た
上から見下ろす木々は所々気の早い紅葉を迎えている、空は若干の薄みを帯び始めた秋彩色、校舎の窓と同じ高さ

「ん?……なんか本でみた……多分へーき……んぎゅ」

鳥に目をやりながら応じるのは意外とアレな魔法の解説!イタズラ用に覚えたらしい
指先が背をグイッと押す感覚、ほんのり潰れて声をあげる
332ジャイアントシャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/12(水)23:16:41 ID:3Xv()
>>331
「本で見たって……いや僕が最初ならまだいいけどさ、ミズハ先生とかだと慌てて何か壊しそうだし、ってあっ」

魔法の解説を聞いて思ったことを小声(でようやく普通の声量)で言えばかるーくかるーく指と手で挟む。
力を調節しつつ、まるで説教でもするかのようだ。しかしその途中振っていた尻尾が森の木のひとつにぶち当たったらしく――折れた。

「…………ど、どどど、どうしよう……!?」

慌て出して更に振り抜き、二本目お陀仏。その頃だろうか、彼の姿が戻る時間が来るのは。一気に戻るのかシュンシュンシュンと戻るのかはさておき。
333アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/12(水)23:24:01 ID:hfk
>>332
「……あぁ、たしかに……」
「むぎゅう……」

納得の様子。絶対パニックで大暴れしそうだと頷いた、ふにっと潰されながら

「ん?……あー……」
「添え木しとけばなお……あれ……」

大抵の木は強い、折れたら折れたでなんとかなるのが自然というモノ(ひどい)
ともあれぽふん、と気の抜けるような煙と共に一気に元の姿に戻っているでしょう。場合によってはアラスミシアが上から降ってくるぞ!
334シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/12(水)23:30:25 ID:3Xv()
>>333
少なくともシャディでは途中で慌て出すことがわかったことである。もしやるならば慌てず騒がすな相手を狙いましょう(えっ)。

「そ、添え――――あれ?」

ぽふんとした煙は巨大化してた時の胴辺りの高さに消えて、当のシャディは急に視界がお空から森の中に戻ったことに一度呆ける。
が、呆けてる暇などなかった。あれ、アラスミシアは!? と慌てて上を向けばまあ降ってくる降ってくる!

「え、ちょ――待っ!」

ありがちに下でウロウロして、着地点と思われる影に重なればさあ来いとばかりに腕と影の腕の四本姿勢で構えるシャディ、さてアラスミシアの行動や如何に!
335アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/12(水)23:34:23 ID:hfk
>>334
なればロイコ先生辺りかな?なんて考えてはいるがそもそもイタズラの隙を見つけるのが大変そうだなぁと思案
そんなまま落っこちて行って、

「……ん、ないすきゃっち……」

ぽふっと影の手に支えられて帰還!見事に座るような姿勢のままでありましたとさ

「うーん、思った以上に……(巨大化魔法)たのしい……」
336シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/12(水)23:40:13 ID:3Xv()
>>335
じーん、と震えているのは多分見てあげない方がいい。感覚共有の都合上、シャディはどちらで受けようが衝撃はあるのである。アブナイ。
ダメージ認識されなくて良かったと安心しつつ、ナイスキャッチにちょっとにやけて。 

「まー、うん。確かに楽しかったけど……仕掛けるなら本当に気を付けなきゃダメだよ? 少なくとも屋内はダメ。わかった?」

屋内でこんなもの使ったらどうなるか目に見えている。大事件である、きっと軽いお仕置きで済まない。座りながらアラスミシアをそのままの体勢で下ろしつつシャディはそう告げて。

「…………そういえばアラスちゃんって制服それだけ?」
337アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/12(水)23:46:43 ID:hfk
>>336
「……?……あぁ、」

ミズハならばそこは気を利かせて無言で見て見ぬフリが出来たのだろうが、アラスミシアは納得したように苦笑なのである!

「……ん、まぁ……そうする……」
「あー、今、作って貰ってるとこ……」

イタズラは好きだが、流石に大事件を起こすつもりはない。小さく二度頷きながら
そして夏服の裾を摘んで不満そうにヒラヒラ、完成が待ち遠しい様子なのであった
338シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/12(水)23:52:37 ID:3Xv()
>>337
「ん、それならよし!」

さてよく思い返せば、シャディは屋内使用を禁じただけで屋外使用には特に禁じてない。狙うならばそこである。
巨大化イタズラにはお外が色々な意味でぴったりなはずだろう。

「あー、そっかー。僕はこれ一枚でもいいけど皆はそうもいかないよねー」

シャディはこの時期になんと一枚で居るらしい。その代わりにマントや外套なのかもしれないが。
とはいえ待ってる間に風邪を引いたりするのもなんとなく、と思ったのかシャディはマントの影の中に手を突っ込んだ。

「良かったら貸そっか?」

と取り出したのは、彼のマントにそっくりな黒いマントであった。
339アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/12(水)23:59:42 ID:hfk
>>338
「それだけ……?」
「……ん、いいなら……借りる」

一応これでも重ね着なのだ、それでも寒いのになんとシャディは一枚だけだという
信じられない様子で見つめながらともあれ差し出されたマントは有難く受け取った

「……まぁ、テキトーに返す……」

とは言えミズハの教育で借り物を乱雑には扱う事はない、後日キチンと洗って折り畳んで返却されるであろうがそれまでお世話になりそうです
そんなこんなでイタズラっ子同士の一幕は過ぎて行くのでしたとさ

//ありがとうございます、こんな感じで締めでも大丈夫でしょうかっ!
340シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/13(木)00:07:43 ID:tyc()
>>339
「僕は平気だからねー、一枚くらいなら大丈夫大丈夫ー」

暑いのに弱く、寒いのに強いシャディ。氷魔法についてもその辺りが適性に働いているのだろう。
マントを渡す際にもその様子は実に崩れることはなかった。

「あははは、ありがとねー」

テキトーと聞いて浮かべるのは笑顔である。その辺りは教育と彼女の良心を信頼している様子でありました。
過ぎていく一幕、本日の被害者は――見なかったことにしましょう。

//ありがとうございました!
341名無しさん@おーぷん :2018/09/13(木)20:03:30 ID:VO9
ネポックには各文化圏から来校した生徒たちのために色々な施設が設けられている。
ロイコがマオからの呼びだしで指定された「道場」もそのうちのひとつだ。

「ふふん。自慢の一番弟子の修行の成果だ。やはりまっさきにみたいだろう? 」

「半熟」と書道されたハチマキを付けながらマオは自慢げな表情で指を立てるマオはやはり自慢げにザブトンに正座しながらいった。
ここは道場のどまんなか。
マオが無断で借用したザブトンをそこに敷いて二人は向かい合っている。マオがだだをこねたのだ。

「だから、特別に、みせてあげようと思ってな! 」
「ぼくの! すっごい! 雷魔法!! 」

出会ってから終始興奮していたマオはそこで一旦言葉を収めた。
ピコピコと忙しく揺れる猫耳が、それを褒められ待ちの時間だと告げている。
342ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/13(木)20:14:12 ID:OG8
>>341
どこか異国情緒漂う、学内の修練場の一つ。
ミズハはしばしば此処を利用しているらしいと聞くが、当のロイコはあまり足を運ぶことは無い場所だ。
それでも生徒としての在籍経験もある以上、全く無縁だったわけではないが。

「弟子か…… まあいいや、ともかく新たな分野の開拓は喜ばしいことだね。
 まずはおめでとうと言っておこうか」

マオに合わせるように正座で向かい合い、ふっと微笑みかけてやるロイコ。
ただし、マオが期待したかもしれない手はまだ頭に伸びることは無い、その言葉の証明が出来ていないから。

「ここに呼んだということは、早速見せてくれるのかい?
 ……僕の足に《麻痺(パラライズ)》―― なんて冗談は通じないよ?」

軟体生物のロイコは、正座で長くいたとしても足が痺れることは無い。
雷属性という性質を利用したジョークであれば、ロイコには悲しいことに適用できない点だけは釘を刺して。
343マオ◆nbVXKhtuAI :2018/09/13(木)20:32:16 ID:VO9
>>342

マオがいつロイコに弟子入りし、いったいいつ自慢のできるような功績をたてたのかは全くの不明だが
マオはそんなことを気にもとめずに鼻を鳴らしていた。さあ、ほめろ、ほらほめろ、と───

だが、ロイコの反応は薄い。否、いつもどおりではあるのだが、想定と違う。
今は控えめにいって泣いて伏す場面ではないのかと。マオは長い夏休みの訓練で少しおかしくなっていた。

「ん……? ああ、ああ、そうか。そうか!? みたいのならしょうがにゃい! 」

そういって、ばっと立ち上がれば、自分に付与される〝パラライズ〟
バタンと倒れて、立ちあがってといつものドジを繰り返したのち
マオが懐から取り出したのは、杖! そしてホイッスル!


「刮目してみよ! マオ・クウニャンが必殺技!! 」

「ビリビリ───オペレーションッ!! 」


マオのホイッスルの音に合わせてキャノンズ達が中空に配置
マオが掲げた杖を振り下ろせば、マオの全身から電撃が発され、キャノンズに伝搬してゆくではないか!
被弾したキャノンズ達の魔力を蓄積した雷撃は最後のキャノンズを介して砲弾のごとく放たれ道場の壁を破壊する! 破壊! してしまった! 不祥事!
344ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/13(木)20:48:56 ID:OG8
>>343
例えば努力の過程を知っているだとかであれば、習得したの一言で感慨もあるのだろうが。
長期休暇から久方ぶりに顔を合わせていきなりこれであれば、多少の反応の薄さも致し方あるまい。

立ち上がるのに四苦八苦するマオを横目に涼しい顔で立ち上がるロイコ。
そんな彼に手を貸したりしながら、件の雷魔法を見届けようと目を向ける。

「――――お、おぉ……! あー」

なるほど、一般的な雷魔法に自身の持っていた魔法と組み合わせた射出形式。
基本的に魔法は当然アレンジすると制御が少し難しくなるのだが、その組み合わせを実現できる程度には熟達しているようだ。
……が、それとは別に浮上した問題は、言葉にせずともマオにも分かっていることだろう。

「やるじゃないか。習得期間に対して制御、射程、威力共に申し分ない。
 わざわざ屋内の修練場を選んだこと以外は、素直に称賛するよ」

最初は頭へ、次第に耳へ。撫でる手をスライドさせながら総評するロイコ。
声色がだんだんと追及するようなものに変わったころには、マオのくすぐったがるポイントを手中に収めた後。
345マオ◆nbVXKhtuAI :2018/09/13(木)21:01:58 ID:VO9
本当は長期休暇前、というよりは班長とコンビを組みロイコに敗北したあたりから修行を開始していたのだが
そこは見栄っ張りのマオ。努力の天才よりもナチュラルな実力者に憧れる年頃ゆえにそれを語ることはなく
夏休み期間に研鑽した自慢の魔法であることを主張していく予定だ。いまも期間のわりにという言葉に強く耳をピコらせている

「そう……僕は天才なのだ。雷の特性は伝播……流動ではなく伝播だ。水や金属、多くのものが雷を伝える。そこに気付いてからは早かったな! みっかくらい! 」

と、見栄を張りまくりながら、ぐったりとのびてロイコの撫でに目を細めていたが
調子に乗って厳かな場を選択したことがたたり、ロイコの教育的指導者の雰囲気をもった責め立てるような指使いに悶えることとなる

そしてロイコはマオのゆるい反応、そして指先を伝う静電気から察することとなるだろう
マオが発した電気はいまだわずかに残留し、マオの自由を奪っているのだ!
なんたる未熟! マオはこの魔法を使ったあとは動けない! これは致命的な欠点といえるだろう
346ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/13(木)21:14:08 ID:OG8
>>345
特に雷属性というものは基礎属性の中でもイメージしにくいものである。
気付き、もといイメージの形成ができれば早いのはそうだとしても、自分の手にある魔法と組み合わせる研鑽は純粋に評価点だ。
それに、たとえ感づいていても生徒のやる気に水を差すような褒め方はロイコはしなかっただろうが。

「うん、雷属性はある程度対象物質を取っておくと伝播させやすいね。
 空気よりも雷をよく伝える…… 彼らを扱うことに行きついたのはやるじゃないか。
 あとは視線の先の後始末だけを考えてくれれば言うことは無いね?」

ふにふにくりくりと耳を指で弄び、後ろからマオの肩に肘を乗せる形で頭の向きを固定。
損傷した道場の壁が嫌でも見えるようにしながら、声に出してその点はねちっこく責め立てる。

そして案の定というか、人体よりも電気を通しやすい体質のロイコ。いくらかマオから静電気を奪ってしまってはいないか。
ともあれ、微弱な伝習が彼の自由を奪っていたことは何となく察したらしく、結果としてこの視線固定と追及だ。
347マオ◆nbVXKhtuAI :2018/09/13(木)21:27:47 ID:VO9
>>346

「ぐぁ……はぐらかされないか……」

ロイコの言及を一度はスルーして話を続けたものの、かっちりと視線を固定され、ねっちりと会話の主導権を握られれば意識せざるをえない
休暇から帰るなりやってしまった現実はあまりにもいたい。

(記憶のなかの僕め……魔法を取得したくらいではしゃぎおって……! おまえのせいで僕が怒られる! この! )

震える手でぺしゃっと頭を叩く姿は一見自罰的だが、中身はただの責任転嫁だ。しかも自分への。

「……元気がでたら、修理を検討……。……………ロイコ先生…手伝ってほしいに゛ゃ……」

都合のいいときだけ先生呼ばわりし、マオは小声での懇願を投げつけた
348ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/13(木)21:38:31 ID:OG8
>>347
「当然だ。会話は一瞬でも壊れた壁は無くならないからね」

一度話題を転換されれば、それで誤魔化されてしまうケースも無いわけではない。
しかし、純然たる器物損壊の物証が目の前にある状況でそれは苦しいだろう。
それに、仮にも教員側の立場である以上、今回のマオの行為は見て見ぬふりはできないのだ。

「全く、なんでわざわざこっちに来てしまったんだか……
 はぁ。手伝うのはいいけど、後で損壊報告書は纏めて出してもらうからね」

考えてみれば、投射型の雷魔法を扱うのならいつもの案山子が並ぶ修練場でいいのだ。武術用の屋内修練場であるここを選ぶ必要もあるまい。
やれやれと溜息をついて、書類の話も忘れずに。腕でマオの頭を戒めるようにぎゅうっと挟み込んでから、やっとマオの肩に肘を乗せた腕を離すのだった。
349マオ◆nbVXKhtuAI :2018/09/13(木)21:55:20 ID:VO9
>>348

「むぎゅ……だって……カッコイイじゃないか……ここ……! 」

カカシのいる修練場ではなく、屋内を選び、目上の立場であるロイコを呼びつけてまで道場をチョイスした理由が、かっこいいから!
ミニマムな背丈に儚げなフォルムであるマオも男の子だということか。
しかし、これでは魔法獲得の功績にたいして減点があまりにも大きい!

「……たまわった。が、いいわけじゃないんだが……」
「いや、いいわけだが……ほんとはこんなにつよいとはおもわなかったんだ!」

「キャノンズがポーンと雷を吐いて、バリバリってしておわるよていだった! それしかできなかったからな!」
「でも、こう、見られてるとがんばって、できてしまった……ごめんにゃ」

それを踏まえてか、天然か。マオは痺れから回復しつつある身体で説明を試みた。
マオはもとより感受性の強い少年。教師が期待をかけると生徒の成績があがるというピグマリオン効果の恩恵も一塩なのかもしれない

「まあ、それでも、外でやれば壁は壊れなかったんだが! 先生! 歩けないからおぶってくれ! びーりーびーりーすーるにゃーー」

だが、やはり、このダメ猫はここで捨てて帰るべきなのかもしれない
350ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/13(木)22:14:30 ID:OG8
>>349
「カッコいいからって、君ねぇ……」

マオのあまりにも純粋で短絡的な意見に呆れながらも、一先ず矛を収めるロイコ。
どうも威力の方が想定外だったらしく、マオの主観では壁を破壊するようなものでもなかったらしい。
あまり咎めて伸び悩むこともロイコとしては本意ではないので、謝れた地点でひとまず追及はやめにしたのだった。

「分かればよろしい。治ったら壁の修理に入るからね。……よっと」

外を選べば壊れないという対処法、事態を想定できなかった反省。
それらさえ聞ければ、ロイコとしては十分なのだ。動けないらしいマオをひょいと抱え上げ―― お姫様抱っこに。
ふっと向けてやった笑みはなんだか悪戯気で、マオが抵抗できないのをいいことに人通りの良い道を選ぶくらいのからかいはするだろうという表情だった。
351マオ◆nbVXKhtuAI :2018/09/13(木)22:21:14 ID:VO9
>>350

「なな、な……! おんぶ!おんぶだ! やっぱり許してくれてないのか!? 」

夏休み明けそうそうの駄々は、捨て猫のルートこそ回避されたものの
手痛い代償が待っていた。いつもの少しだけ懐かしい意地悪な笑顔をみて、また少しだけ先の未来を予感してマオは赤面で身をよじる

「この、いじわるしょうわるすけこまきょうしめっっっ!」

そんなこと憎まれ口を叩きながらも
再び学園生活が始まったのだな、と改めて実感するマオくんなのでした。
352ウィルとその『姉』◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/13(木)22:39:38 ID:dEJ
すまない姉さん!もしかしたら近い内に力を借りることになる!
『はあ、それで?何のつもり?足拭きマットかしら?』
【夜の食堂、その隅にて】
【緑髪の少年は自らの姉の前で土下座……いや、今は下になってますね】
【ひっそりとしながらも、揉め事?に巻き込まれないようにと少し離れた生徒達は警戒中な視線を送っていますよ】
353シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/13(木)22:46:33 ID:tyc()
>>352
あの二人何やってんだろ……

【夜の食堂の隅、という場所で警戒中視線群の中に紛れる黒い少年が居ますね、同伴してた青年はトイレに行ってるとかなんとか】
【さてさて友人が土下座マットになっていれば少し気になるのは好奇心、急いで夜ご飯のケーキを食べ終わると影に潜って悟られないように後ろから接近してますよ?】

【あまり関係ないかもしれませんが金髪の同伴者は消えた少年に呆れたとかなんとか】
354ウィルとその『姉』◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/13(木)22:52:17 ID:dEJ
>>353
ちょっと話を合わせてくれれば良いんだ!何とぞ!何とぞぉぉぉ……!
【緑の足拭きマットは凄く必死に頼み込んでいるようですよ】

『あら、そこの君?私とこれ、どちらに用事があるのかしら?』
【足拭きマットにされている君の友人の姉は、オリエンタルな地域で言うクノイチな格好をしていて】
【下駄で君の友人の頭を踏みながら、シャディが潜った影を見つめていますよ】
355シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/13(木)22:55:27 ID:tyc()
>>354
【死線と声かけにビクッと波打った影からばつの悪そうに目元までを出す少年は少し悩んだように】

どちらかと言われるとどっちもというかなんというか……? 何してんの? ウィル君はなんで踏まれてるの?

【下駄で踏まれた時のことを思い出したのかちょっと頭のてっぺんを押さえながらそんな質問をしますよ】
【とりあえず踏まれてる理由と何を頼んでるのか気になったようですね、今は】
356ウィルとその『姉』◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/13(木)23:04:00 ID:dEJ
>>355
『あらそう、……発言を許すわ』
いやあ、近い内に満月の夜が来るとしてね?ちょいと仕事の流れで御姉様『キモッ』…………姉さんの力を借りないと僕殺されるんじゃないかなって思って頼んでるんだけどさ?
【今はウィルの姉の方が立場は上?なのか、姉はウィルの頭を下駄でぐりぐりしながら説明を促します】
【普段はウィルが片手間で姉を撃退しているような力関係なのですが、ここぞと言う場面ではマウントをとるタイプなのでしょうね】

『「私の力必要」って言い出した時、大抵録な事にならないのよね』
【困ったわ、とウィルの姉は身振り手振りしていますよ】
【断る理由として十分よねって言いたげでもあります】
357シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/13(木)23:10:23 ID:tyc()
>>356
お姉様でキモッはかわいそうだよ……ていうか殺されそうって何が起こるの?
ま、まあまあ踏まれてまで頼んでるんだしもう少し聞いてあげても……ね?

【下駄ぐりを見て痛い痛いとばかりに頭を抑えながら出てくるシャディの頭】
【この前連れてかれたのはバレてないのかぁ、なんて考えながらシャディはウィルの扱いに嘆きつつ】
【さすがに殺されそう、なんていうワードを聞いて今は上らしいお姉様相手に柔らかい対応を求めるのでした】

【ウィルには色々恩があるので仕方ないね】
358ウィルとその『姉』◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/13(木)23:17:10 ID:dEJ
>>357
そうだな……ここからは筆談で頼むよ、僕の仕事に関わることでね
【姿勢が二人して低い(片方は土下座中で片方は床から顔が出ているだけな高さ)ので、他の人に見られることもあるまい】
【そう判断したウィルは、目の前の少年がモテないのかどうかは置いておいて裏切らないだろうと信頼して羊皮紙に何やら書き始めますよ】

・モテない事が悩みの男子生徒達がサキュバスを呼び出そうと画策中
・儀式の場所を突き止めるために僕はそのグループに潜入中だけれど
・儀式を阻止するのに失敗したら僕が死ぬ予感しかしないんだな、これが
【って感じの旨をね!】
359シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/13(木)23:23:43 ID:tyc()
>>358
【筆談と聞けば少年はコクコクと頷いた、意味はわかってるらしい。殺されそうのワードが利いたのか素直だ】
【ちなみに少年は結構微妙ですよ、友人は多いけど告白されることなんてないない、それとここから下はシャディが紙に書いて見せたと思ってください】

ふんふんなるほどなるほど……
ごめん、なんでそれでウィル君が死ぬのか全然わかんないんだけど、お姉様? はわかる?

【ウィル君色々やってるんだなぁ、と労いの蜂蜜飴を渡しつつ最後のお姉様以降は紙を姉に向けています】
360ウィルとその『姉』◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/13(木)23:32:44 ID:dEJ
>>359
『サキュバス相手だと、間違いなく相性悪いものねえ?』
『ああ、協力って去勢でもしておけば良いのかしら?』
『サキュバスの好みは置いておいて、これは生きるマナバッテリーと例えられる位魔力があるのよね憎たらしい』
【ウィルの姉はそう書き加えますね】
【馬鹿共が呼び出そうとしているのはサキュバスで、男の場合魅了されて抵抗が出来ない可能性がある】
【抵抗が出来ないのであれば、呼び出されてまず力を取り戻すために抵抗できなくなった魔力が多い者を狙うのだろう】

そんな訳でさ?もし失敗したら僕と姉さんの位置が入れ替わる魔法を使って姉さんに任せたいなって
【と言う願いである】
【しかし、話を合わせるだけで良いと言う言葉と矛盾しているぞ!】
361シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/13(木)23:41:13 ID:tyc()
>>360
(サキュバス…………)

【もやぁ~とサキュバスの想像をしてますねこの少年、一応話は聞いているようですが、男子の興味としては致し方ないか】
【去勢の意味はあまりわかってないのか首を傾げたりしてますが】

それってつまりこのお姉様に丸投げってことみたいだけどそれが話合わせるだけって言えるの?
ていうかサキュバスって対抗できるの? お姉様って

【完全に呼称がお姉様になってるのはさておき気になるその点、マナバッテリー扱いは悲しいなぁ……と思いつつ】

ていうか失敗したらって……儀式失敗したら出てこないんじゃ?

【なにか勘違いしてる気がしますね】
362ウィルとその『姉』◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/13(木)23:49:47 ID:dEJ
>>361
それにはちょっとした事情があってさ?疲労するのは僕だから……
そりゃあ勿論、僕や代々のアーモンドとは違う系統の技術……普段は忍べよと言いたくな―z_
、クノイチの技術を修めたお方だからね!
【―z_、の部分は器用にも土下座中のウィルの脇腹を爪先で蹴っています】

『ウェンディで良いわ』
『儀式を失敗させるのが目的なのよ、成功させられちゃった時の保険が欲しくて来たのよねぇ?』
【儀式の阻止、それはつまり儀式を失敗させるのが目的ですので阻止を成功させる分には出てきませんね】
363シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/14(金)00:00:16 ID:sC7()
>>362
疲労したならなんか飲めばいいのに……クノイチ……? にんにん?

【事の重大さ(?)にそぐわぬ唐突な印結びのポーズ。なんとなく伝わったようだ。紙? 影の手に任せてます】

ウェンディ姉様ー
あ、つまり阻止に失敗したら出てくるってことかー、なるほどなるほど
……もう最初からおね【消し消し】ウェンディ姉様に出てきてもらったら?

【あれこいつなんで断られてるのかまるでわかってないな?】

それってウィル君以外に協力者はいないのー?
364ウィルとその『姉』◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/14(金)01:25:38 ID:CBk
>>363
『私がモテないのでサキュバスを呼びたいです!って集団に紛れるのは無理があるでしょう?』
【モテない野郎共の中に一人だけ女と言うのはスパイとして動くにはちょっと……と言いたげなかおをしています】
【面倒な事になりそうなのと、性別的な問題で儀式を止める段階は間違いなく不向きなのです】

ディアナって風紀委員からの依頼で、ディアナは儀式を止めるためのメンバーを募り中だったかな
もし協力してくれるのであれば、僕ではなくディアナに言っておくれ
【未だに頭を姉に踏まれた姿勢のままウィルは友人たるシャディへそう書きますよ】
365シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/14(金)01:36:12 ID:sC7()
>>364
【あー、と納得。確かにモテない男子の中に女子が紛れるというのは無理があるとさしものシャディも理解したようだ】

ん、わかった。じゃあ僕もあの人経由で伝えとくねー、直接なら直接だけど
……ところでいい加減足どけてあげたら?

【ディアナに直接会えなくとも金髪青年越しに伝えることは可能……のはず。ダメなら翌日にはこっそり伝えにいくはずだ。まあ金髪青年もある程度は伝わってる想定です】
【かきかきと手慣れた様子で筆談していたシャディは最後にウェンディに向けてそう書くと最後に書き足す】

じゃあまたねーウィル君、あとウェンディ姉様ー。……僕からもお願いねー

【友達死にそうってのは勘弁したいのかちょっと申し訳なさそうな顔して紙をしまうとシャディは元居た席に戻っていきましたとさ、夜食のようです】
【ひとまず協力者が増えた、それだけは信じていいことでしょう】
366エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/14(金)23:05:14 ID:q1p
とある日のお昼休み。
食堂でテーブルの一角を占領し、多数のケーキを前に上機嫌な表情をしているのは
ここで見ることは珍しい妖精の少年。
「~♪」

あまりのケーキの量に他の生徒は遠巻きに見ているだけだが―――
367アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/14(金)23:13:21 ID:hqk
>>366
「~♪」

さてはて漆黒の女生徒アラスミシア、果たして妖精の彼とは面識があったでしょうか?
そんなこたぁ御構い無しと言わんばかりに実に自然体な所作で卓に付いて

「♪~」

ルンルンでケーキにフォークを突き立てんとしている!突然の乱入者!
368エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/14(金)23:25:33 ID:q1p
>>367
「はーい、ストーップ」
との声と共に、突き立てようとしたケーキが乗った皿が宙へと浮き上がる。
いつの間にか展開した『星』がケーキの皿を乗せて宙に浮かんでいる状態のようだ。

「流石にいきなりかっさらうのはどうかと思うよ」
と、苦笑交じりの声をかける。
369アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/14(金)23:30:13 ID:hqk
>>368
「……??」
「あれっ、なに……ダメ……?」

スカッとフォークは空を切り、しかし満面の笑みのままそれを口に運びモシャモシャ
……おかしい、何も甘味を感じないぞと小首を傾げてようやく気がつく!

「……そんなにあるんだから、すこしくらい……」

フォークを加えたまま上下にピコピコ、物欲しそうな眼差しで見詰めるのであった
370エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/14(金)23:35:20 ID:q1p
>>369
「うん、そういう時は素直に『欲しい』とか言わないと駄目だよ。
人によってはいきなり怒ったりとかするからね」
とか言いつつ、ポットからティーカップにミルクティを注いでいく。
…なぜか、ティーカップが二つあったりするが。
371アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/14(金)23:39:23 ID:hqk
>>370
「なるほど……」
「……ほしい!だからくれ!」

素直!でも上から!
その辺は悪気はないのです、唯我独尊でアホなだけで
ともあれ一応話が通じない訳ではないらしく、キチンと軽く頭も下げている模様
372エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/14(金)23:46:35 ID:q1p
>>371
「それじゃあどれがいいかな?」
そう言いつつ『星』の上に乗ったケーキ皿を机の上に置き、
ミルクティーが入ったカップを一つアラスミシアの前に置く。

「そうそう、食べた後は味に関する感想を聞かせてくれないかな」
何処からか取り出したメモに、何かを書き込んでいるのが見える。
373アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/14(金)23:49:57 ID:hqk
>>372
「ぜんぶ」
「……あ、ダメ……じゃあこれ……」

ミルクティーを受け取ればお砂糖をどばばー
決断的にケーキのセレクトを即答し、しかしNGが出ればしばし悩んでスタンダードなショートケーキを選び取る

「ムシャコラムシャコラ……ん?感想?……おいしい」
「……なんで……?」

一口でケーキをパクり!頬袋いっぱいに頬張り感想は一言!むしろその理由の方が気になる模様
374エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/14(金)23:58:57 ID:q1p
>>373
「流石に全部は無理じゃないかな…」
山のようなケーキの量は、全部食べればお腹がぽっこりと出て
女の子だと少々恥ずかしいことになりそうな…

「やっぱり、見た目に一番普通っぽいのを選ぶよね
…これは、失敗かな」
そう言いつつも妖精の少年が食べているのはミントグリーンの土台に
チョコレートがデコレーションされているケーキだったり。

「実は、これは全部食堂の試作品なんだよね。
なんでも、いろんな人に食べてもらって感想を聞きたいのだとか」
そう言われてみれば、ショートケーキもいつものとは違う味がしたような…
375アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/15(土)00:02:40 ID:sRz
>>374
「へー……モッシャモッシャ……しさく……新しいやつ?」
「……もう一個、それたべたい……」

相変わらず頬いっぱいに甘味を詰め込んだまま頷くアラスミシア、新発売に心ときめくのは女子の嗜みである(欺瞞)
そう言えば成る程ショートケーキも何やらクリームがステキに美味しくなっていたりイチゴが増えたりしていたかもしれないがイマイチ実感に乏しい
故にマイナーチェンジというよりはまるっと新しそうな、エストレラの食べているのと同じものを所望している!
376エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/15(土)00:10:58 ID:ju6
>>375
「そうそう。実りの秋だし、色々作って試してみるんだって。
…あ、カボチャのモンブランとはなかなかいいね」
口直しにミルクティーを一口含み、今度はオレンジ色のモンブランっぽい何かを食べては感想を。

「うーん、食べかけだけど、大丈夫かな?」
そう言いながら出されたケーキは、先っぽが一口分ぐらい無くなっているだけで割と残ってたりする。
味はチョコミントが大丈夫ならば美味しく食べられるだろう。
377アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/15(土)00:17:49 ID:sRz
>>376
「ふ、ぅん……」

気にしてなさそうな素振りだが、要するにこれからの季節は色んなケーキが食べられると言う事だ
内心小躍りな気分である、アラスミシアは甘い物が大好きなのだ

「……モッシャモッシャ……ん、おいしい……」
「あ、それも……」

遠慮なく頂き二度頷き、そして次のケーキに目を付ける
そうして結局呆れる程の量を頂く事だろう、アラスミシアは甘い物が大好きなのだ(二度目)

//この辺りで締めでお願いしますっ!ありがとうございましたっ
378エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/15(土)00:26:30 ID:ju6
>>377
「やっぱり、ただ甘いよりもこういう方を女の子は好むのかな?」
美味しそうにチョコミントのケーキを食べるアラスミシアを見つつ。

「まあ、『甘い物は別腹』っていうから大丈夫だよね」
そして、昼休みの時間が終わるころには山のようにあったケーキは
二人の胃袋に見事に収まったのであった。

なお、しばらくの間『山のようなケーキを二人で食べきったつわもの』として噂になるのだが、
それはまた別の話。

//こちらこそお付き合いありがとうございましたーっ
379イベント◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/15(土)21:07:56 ID:MDV
┏                    ┓
   いやあ、ごめんごめん。捕ま
 っちゃった。
  流石に今僕が居る場所までは
 書かせて貰えなかったけれど、
 遺書くらいなら……って話だから
 この手紙を使い魔に持たせて送
 らせて貰うよ。
  出来れば儀式を阻止して、つい
 でで良いから助けて欲しいなあと
 思うんだけどどうかな?
  
  追伸:そういえば、最近火にかけ
 ても燃えないマントを手に入れたん
 だけど使い途無くてさ?
 今度持ってくるから買わないかい?
  熱燗にすると色が変わる酒も貰っ
 ちゃったから、呑みながら商談とい
 きたいんだけど






                ウィル
┗                    ┛
380イベント◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/15(土)21:08:10 ID:MDV
【非モテで拗らせてしまった愚者達】
【その愚者達は童貞を卒業する為に夢魔を呼ぶ儀式を行おうとしていて】
【それを止めるためにウィルという緑髪の少年がスパイをしていたのだが、捕まってしまった様子】
【不自然に空白がある布の便り(ウィル曰く遺書)を使い魔に持たせてディアナに届けるのが限界だった様だ】



今日は集まっていただいて、本当にありがとう
学校でサキュバスを呼び出そうだなんて、本当に困った人達よね
昨日ウィルの使い魔からこの便りが届いたの
彼らがやろうとしている儀式は、儀式が儀式だから今日必ず阻止しないといけないわ
だから、改めてお願いするわ。力を貸してください
【ここは寮の談話室。夜中、日付が変わる3時間前】
【日が変わるまでに暴走するモテない生徒を止めねばならない風紀委員は深々と頭を下げる】
【人数が多すぎればかえって目立つ、故に募った少数精鋭の志願者達に改めて乞い願うのだ!事態の解決を!】
381シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/15(土)21:18:24 ID:9X5()
>>379
>>380
談話室に集まっているメンバーに挨拶し、シャディは遺書(?)を読んだ。

「わー、マントがちょっと気になるけどそれどころじゃなさそー」

どう見ても酒の話になりそうだから消されたようにしか見えない空白だがきっと何か別の意図があるに違いない、シャディはそう思うことにした。
先日話を聞いていただけに談話室に集まるのは早かったシャディ、黒髪黒マントはいつも通り真紅の外套はまだ着てなかった。目立つと思ったらしい
頭を下げる風紀委員の姿を見ると頭をあげてよー、と促しておく。

「サキュバスって悪魔に少し興味はあるけど危ないなら仕方ないよねー。それで場所とかは予測付いてるの? ディアナちゃん(さん)」

呼び名については訂正させられてたらさんになります、程度である。とりあえずシャディは場所を訪ねつつ、時間がないなら早速向かおうという判断だった。
382プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/15(土)21:24:04 ID:aux
>>380
『そうだな、折角だしやってみたらどうだい?』

どうやら姉という関係になっているらしい、ローブの同属から掛けられた一言。
その言葉だけが、今回のプラーナがこの出来事に介入を決めた理由だった。
唯一知っている顔のシャディに視線を向け裾を掴みながら、ディアナの頼みに首をこくこくと頷かせて。

今のプラーナにあるのは形状を変化させる擬態にイメージを伝える憑依、分身をも作ることのできるほどの再生能力。
加えて初級程度の風と水の魔術程度だが、これでもロイコはプラーナも役に立てると考えたのだろうか。
動く方針は任せるとばかりに眠たげな目でシャディを見つつ、ただ指示を待つばかりであった。
383エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/15(土)21:27:21 ID:ju6
>>380
「これはまた、厄介な事になったね…」
ウィルの遺書(自称)を読みながらそんなことをつぶやく

「やっぱり、この空白は火で炙ってみるのがお約束かな?
わざわざ火と炙り出しを示唆するようなことも書いてあるみたいだし」
遺書を裏返したり光に透かしたりしつつ。

>>381
「ディアナ君の話では、滅ぼすことができずに封印されたという話だから
普通の淫魔に比べて危険度は段違いだと思うよ」

>>382
「えっと、君は… 初対面のはずだよね。
僕はエストレラ。君の名前は?」
384イベント◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/15(土)21:29:54 ID:MDV
>>381
少なくとも、普段教師や風紀委員が見回る所には居ないのでしょうね
材料の調達で見掛ける事はあれど、儀式の場所は視られたくない筈だもの
少なくとも、高い位置にある教師の部屋の窓から外を見渡してもそれらしい人の集まりは見つからなかった様ね

>>382
転入生よね、今日はよろしくね
何か気付いた事があれば、私や他の人に伝えてくださると嬉しいわ

>>383
あら、これってそういう物なの?
誰かたき火程度の火を出せる人は居るかしら?
385シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/15(土)21:37:40 ID:9X5()
>>384
「うーん、校内のほとんどとか校庭とかも回ってる人多いしねー……あれ、でも真夜中に風紀委員って見回ってるの?」
「あははは、それなら意外と近くに居たりしてー…………ごめん僕火苦手…………」

シャディは極端に火を苦手にしている生徒である。それはもう火属性の時は全生徒から離れるほどに苦手なほど。とある人物のお陰であからさまな幻ならギリセーフのレベル。

「……ランプならあるけど」

火力として足りるのかって話ではあるが一応火の点いてないそれを出してみてますよ。

>>382
裾を掴む手をシャディは優しーく握った。もがないようにである。
任せられたとあらばシャディは動くのみ、怪我はしないようにねー。なんて恒例のようなことを言うのである。

>>383
「だよねぇ……あと火を使うなら言ってね」

この少年はまだ火が苦手である。炙り出しの発想にならなかったのはそれが原因である。
386プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/15(土)21:44:39 ID:aux
>>383
名前を聞かれたはずなのに、シャディの顔を見て『なんだっけ?』と言う表情と思念を送るプラーナ。
やがて教えてもらうか思い出すか、名前を導き出すと確かめるように頷くだろう。
>>384
「……わかった」

ディアナの距離感を保った指示もとい助言に、迷った様子もなく頷いたプラーナ。
指示があればプラーナは動くことができる。常識の欠如を除いては。
>>385
そしてシャディのランプが取り出されるのならば、その温度に眠たげな目をわずか鋭くさせることだろう。
もたらす熱が自身の種に脅威であることは、本能で感じ取れるものなのだ。
387エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/15(土)21:47:16 ID:ju6
>>384
「恐らくは、そうだと思うよ。
そうでなければ『温めると色が変わるお酒』の話題とかは書かないだろうし。
問題は、僕は火の魔法の扱いが得意ではないんだよね」
と言って、肩をすくめる。

>>385
「とりあえずそのランプに火をつけてからそれで炙るのが安全かな?」
そんなことを言いつつ、着火用の道具を取り出す。
初等部の生徒相当の熟練度である火の魔法よりも、道具を使う方が安全だと判断したようだ
388イベント◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/15(土)21:56:10 ID:MDV
>>385
何なら、夜は魔法使いの時間よ?
夜こそ元気になる人達の集まりと言っても過言ではないからこそ、見回りが必要なのよ
炙られたら良いのよシャディ、ありがとう
【喜んで机の上に置きますよ】

>>386
(見たところ、ロイコ先生の同族よね……不審な生徒を鎮圧した後の情報収集とかに割り振れるかしら?)
【教育実習生ロイコ先生の特技を思い出し、そんな期待をしているディアナ】

>>387
なるほど、確かにそうね
借りるわエストレラ、ありがとう
【シャディ君のランプに着火道具で火をつけ、ウィルからの遺書(布)を炙ります】
389イベント◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/15(土)21:56:21 ID:MDV
┏                    ┓
   いやあ、ごめんごめん。捕ま
 っちゃった。
  流石に今僕が居る場所までは
 書かせて貰えなかったけれど、
 遺書くらいなら……って話だから
 この手紙を使い魔に持たせて送
 らせて貰うよ。
  出来れば儀式を阻止して、つい
 でで良いから助けて欲しいなあと
 思うんだけどどうかな?
  
  追伸:そういえば、最近火にかけ
 ても燃えないマントを手に入れたん
 だけど使い途無くてさ?
 今度持ってくるから買わないかい?
  熱燗にすると色が変わる酒も貰っ
 ちゃったから、呑みながら商談とい
 きたいんだけど

  いやあ、僕が引き継がなかった
 酒倉が学園の森の中にあってさ?
 それらの内の一つが儀式の場所
 になっているみたいなんだ 
 だけど、そこまで行く時目隠しされて 
 いたせいで分からないからそれら
 を総当たりで調べてもらうと僕の命
 も助かるなあって
  何なら見回りをしているモテなそ 
 うな男子を捕まえて聞き出すと良い
 よ
              ウィル
┗                    ┛
390シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/15(土)22:03:16 ID:9X5()

>>386
「名前ならプラーナ、って教えたらいいんだよー。プラーナ・クローディアって」

もうシャディがエストレラに教えた雰囲気はあるがその辺りはお二人次第である。第三者故に会話を聞き付けていると多少は読み取りやすくなるのだ。
そしてランプ着火の時、プラーナを連れて少し離れるだろう。文字は読めるようになんとか紙の方を見るが。

>>387
「じゃあ……お願いねー……」

エストレラかディアナにランプを押し付けるシャディ。そもそもどうやって火を点けてたかは謎。魔力で点く代物かもだし。

>>388>>389
確かに、と夜によく脱け出してるシャディは納得した。その様子から察したならしょっぴき案件かもしれない。

「どういたしましてー」

そして文面を読んでいく。酒蔵でしかも森とか広いなぁとか思いつつ最後の文に苦笑いだ。

「と、とりあえず酒蔵ってところを見つけるか男子見つけたらいいってことだよねー? じゃあ早速行く?」

ちなみにランプは消してから少し経たないと受け取らないでしょう。熱いからね。
それに肯定されれば早速捜索スタートか。
391プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/15(土)22:10:31 ID:aux
>>388
情報収集に使えるかと言われれば、それは微妙と言わざるを得ない。
憑依に関してはむしろロイコの魔術が突出して特殊なのだ。
とはいえイメージを焼き付ける精神干渉術は、コミュニケーションに異なるアプローチをもたらすだろう。
>>390
「……ぷらーな」

そしてシャディの助けを借りて片言ながら名前を紹介するプラーナ。
このやりとりだけでもプラーナの意思疎通のたどたどしさが浮き彫りになったか。先行き不安である。

「サカ、グラ?」

そしてまた知らないワードに首を傾げたプラーナ。
まだ酒と言うものも知らないので致し方ないのだが、誰かそれを伝えてくれるものはいるだろうか。
392エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/15(土)22:12:48 ID:ju6
>>388-389
「ふむふむ、森の中にある酒蔵を調べていけばいいのかな」
炙り出しで出てきた文面を読みつつ。

「時間の事を考えると、準備ができてるなら早く探しに行った方が良さそうだね」
そんなことを言いつつ、明かり代わりに使う『星』を展開する。

>>390
「僕は必要そうなものは持ってきたからそっちが大丈夫なら今すぐにでも行けるよ」
と、追従する『星』の上に乗せた鞄を指しつつ。

>>391
「うん、プラーナ君でいいのかな?
よろしく頼むよ」
393イベント◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/15(土)22:18:33 ID:MDV
>>390
そうね、早速向かいましょうか
ウィルが自分が引き継がなかったと言うからには恐らくだけれども、彼が信仰している女神の神殿がない元酒倉なのでしょうね
確かウィルが管理している所は女神の像を何かしら操作する必要があるのだもの……それがなかったから分かる部分だと思うわ

>>391
プラーナね、覚えたわ
私はディアナ、改めてよろしく
酒倉はこの場合、お酒って飲物を保存しておく場所よ

>>392
そうみたいね、酒倉の入口はこれで開けられるから鍵の心配は要らないから安心して貰えるかしら


【ディアナは目の前の三人に着いてくるように促し森へ向かう】
【ドアノブというか、ドアの取っ手だけと言うかを握り締めて歩き出します】

マオ、居るかしら?
貴方も来なさいな!荒事なら役目でしょう?
【風紀委員の一人である生徒を呼びながらですね】
394シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/15(土)22:23:12 ID:9X5()
>>393
「女神像って目立つからねー……それも見越してなのかな? なんか普通にヒントになってるけど」
「……一瞬もいだのかと思ったよー。あ、マオ君も居るのー?」

森へと向かいながらドアノブへの反応やマオの来訪に反応を見せるシャディ、森に着けば彼は影に沈もうとしているか。

「とりあえずここから固まって? それとも散るの?」

>>391
よくできたねー、とプラーナを邪気なく褒める。自然とこういうやりとりができるようになれば寂しくはあるが良い成長だろう。

「じゃあ出発しよー」

>>392
「僕は大丈夫だよー、光もここがあるしねー」

夜においてシャディはなかなかの隠密性があるのではないだろうか? 何せ影で忍び、マントにものをしまえるのだから。
395マオ◆nbVXKhtuAI :2018/09/15(土)22:27:10 ID:0tc
>>393

「にゃ……ディアナ……キミも風紀委員なら、夜遊びは控えめにだな…………」

ディアナに呼びだされたマオは嫌々対応をするが、事情を聞くと制服に着替えて慌てて参戦。

「荒事はッ! 僕の好むところではない! が! 」
「学園の風紀を守るために参加させてもらおうか。僕は誇り高き風紀委員が一人、マオ・クゥニャンだ。よろしくみんな」

そういって毅然と振る舞うが寝ぼけているのか、自分が何をすればいいのかはあまり理解していないようだ
396ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/15(土)22:30:13 ID:Uuq
>>392
返された名前が正しいのを確認して、こくりと頷くプラーナ。
ここで相手の名前を聞き返したりしない辺りが、コミュニケーションの不得意さを表していることだろう。
>>393
「おさけ……?ある?」

ここでどうやら酒という飲み物に興味を持ったらしいプラーナ。
単純な興味だけではなく、「酒のある場所が酒蔵なら、収容物を知っておくと判断が容易だろう」という意図もあるが……?
>>395
そして現れた新たな姿に眠たげな視線を向けて、開口一番に。

「……プラーナ」

単体で自己紹介と取られるかも怪しい、唐突な名乗りだった。
397エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/15(土)22:38:38 ID:ju6
>>393
「ふむふむ、となると女神像がないところを重点的に探せば良さそうだね」
ディアナの後を追うように飛んでいく。

>>394
「それなら、いったん消した方がいいかな?
夜目が効くのなら不意打ちとかできそうだし」
もはや不意打ち前提で話をしてるあたり、割と物騒だぞ、この妖精。

>>395
「やあ、マオ君。お久しぶりだね。
学校というか、この国の危機になるかもしれないが、手伝ってくれるかな?」
と、声をかける。

>>396
「うん、どうやら間違ってはないようだね。
それはそうと、灯りとかは、大丈夫かな?」
プラーナにそう聞いてみる。
398イベント◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/15(土)22:44:09 ID:MDV
>>394
まずは、森の場所の確認を皆でしましょう?
あとは、分かれるのであればお互いの連絡手段が必要よね

>>395
と言うわけで、早速で悪いのだけれどキャノンズですっけ?
貸して?いえ、連絡手段として力を貸してくださらない?
【主にプラーナ君の戦闘面が未知数であるため、戦闘で頼るつもりだった】
【が、手分けして探す場合それらしきを見付けた場合の連絡手段として更に必要とされているぞ!】

>>396
没収したのがここにあるわ、匂いとかで辿ってみるのかしら?
【ワインを取り出したぞ!この風紀委員!】
【まあ没収物なのでディアナは悪くねえ!堂々と飲んでいた馬鹿(ウィルでもない)がわりぃ!】

>>397
ええ、あるところはハズレだものね
灯りはつけたままの方が良いと思うわ
私達が目立っていた方が、シャディが不意討ちしやすいと思うのよ

【さて、学園の森へ着きまして】

「何だお前たち!怪しい奴等目!」
【早速不審者Aが現れたぞ!】
【小肥りな男子生徒だ!】
【手分けして探す前に、先ずは一戦することになりそうだ!】
399シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/15(土)22:52:39 ID:9X5()
>>395
「マオ君もよろしくねー、久しぶりー。今からねー……」

荒事担当が今宵は反応がないことはさておき、夏の間は見られなかった久しい顔にゆるーい笑みを向けて挨拶。
とりあえず、問題児の集まりが危ない儀式しようとしてるから阻止しよう。ということを伝えたのであった。

>>397
「物騒だー……遠くからなら凍らせてもいいけど……叫ばれないようにするのがねー」

不意討ちはシャディも常套手段なのだがエストレラになぜかそう言う。賛成ではあるが、相手の口を塞げたりしないと不味そうだ。
……いや、隠れての儀式なら下手に飛び出せないのでそれも手かもしれないか?
額の帯はきゅっと締めた。

>>398
「あ、ごめんなさい……」

先走り過ぎたとシャディ反省。少しウィルの安否で焦ってるのだろうか。
さてまあ全体的に黒ーくなってるシャディはこの面子だとわりと溶け込むのだろうか? というかワンダーシャドウのお陰でシャディの体色も日陰みたいになってるのだが。

(いや君にだけは言われたくないと思う)

プラーナに伝わるならシャディのそんなツッコミが響いただろうか?
とりあえずシャディは影に沈み切ろうとしているが、そもそもの話、背丈が小さくなった人物を向こうは確認できるだろうか? 何はともあれ、まず狙うのは影に潜行しゆっくり側面側に回ってーの――銃は範囲的に巻き込みかねないので鍛え上げた精度で足を狙って放つ氷の弾丸!
外れた場合? それはもう影の腕が直接胴を絞めにかかりますとも。容赦はない。
400プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/15(土)23:01:21 ID:Uuq
>>397
「あかり…… ん」

深海においては届く光は僅かばかり。それを思えば多少照明が少ない程度は問題ない。
恐らくエストレラの意図はそういう問いではなかったのだろうが、自分にとって支障が無ければそれでいいのだった。
>>398
「……おぼえた」

そしてディアナの考えに肯定するように、受け取ったワインを嗅いで指で掬い少しだけ舐める。
ふっと抜けるアルコールの感触を刻み込んで、酒というものの感触を刻み込む。
視覚以外の五感を頼ることが多い以上、嗅覚もまた重要な要素。海中ではないとはいえ、多少鼻はきくだろう。


そして絡んできた生徒たちを前に、シャディから手を放してゆっくりと歩み寄るプラーナ。
再生という特殊な性質により、通常以上に前に出るという行為が恐怖に直結しないのだろうか。
眠たげな眼での無言の接近は、図らずもシャディから彼らの目をそらさせる一因になるだろう。
401エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/15(土)23:07:26 ID:ju6
>>398前半
>私達が目立っていた方が、シャディが不意討ちしやすいと思うのよ
「なるほど、それなら僕は目立つ方が良さそうだね」
そう言うと、一回り大きな『星』を出し、その上に座って移動することに。

>>399
「相手が呼び出そうとしてるのが割と物騒だからねー
割となりふり構ってられなかったりするんだよね」
ディアナの話が本当ならば下手したら国が傾くほどの存在である。
そんな存在を呼び出そうとしてる相手を前にしてあまり手加減をする気はなさそうである。

>>400
「ん、割と大丈夫そうだね」
プラーナから伝わるのは深海のイメージ。
だとすれば、灯りがなくても大丈夫そうだと辺りを付ける。
もっとも、ディアナとの話で自分が目立った方がいいというのは理解したので
灯り代わりの『星』を自分寄りに移動させるぐらいではあるが。

>>398後半
>「何だお前たち!怪しい奴等め!」
「酷いなー、こんなに可憐な妖精を捕まえて怪しい奴だなんてー」
そう言いつつ、自身の周りにいくつもの『星』を展開する。
周回するいくつもの『星』は淡い光を放つのもあってある意味神秘的な光景に見えるだろう。
402イベント◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/15(土)23:25:14 ID:MDV
>>399
>>400
>>401
あだっ!?
【影に潜っていく姿を、小肥りの男子生徒は当然ながら目撃している!】
【だがしかし、今は夜……そして月明かりを木の葉が隠す森】
【影が動けどそこまでは見えず 、ましてプラーナが迫りそちらも警戒!】
【更にはエストレラの魔法を見て、あれが飛んでくるのかと身構える!】
【百々のつまり、プラーナやエストレラを警戒したせいでシャディの攻撃が避けられずに足の表面が凍る!】

「ちくしょう!もっと何と言うか普段モテてたりイチャイチャしてる様な奴らが来ていれば我等の怒りを強くぶつけられ……がくり」
何死んだふりしようとしてるのよ、足が凍っただけじゃない!起きなさい!
「ありがとうございます!」
【小肥りの男子生徒は気絶しようとしたが、ディアナに蹴り起こされました】
【狸寝入りしようとしている場合ディアナが今のように蹴り起こすので、この生徒から情報を集めましょう】
403シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/15(土)23:31:55 ID:9X5()
>>400
イエーイありがとー、と戻ってくると強制的にハイタッチ。無謀な接近とはいえ目を逸らしてくれたことはありがたいのである。
プラーナはそのへんがまだ疎そうなので行動で示したが……変に覚えないことを祈る。

>>401
「まあ確かに…………同じ生徒だけどそれはねー……」

動機が不純とはいえ下手をすると起こることが、いつかの時間逆行で修正したあの事件のようになるかもしれない。
一部の欠落はあるが、それは嫌だなぁと思ってるのか気を引き締めた――末の攻撃だったがまだ理性はちゃんとしてる。

>>402
「えーと、とりあえず……場所行ってくれないなら君がディアナちゃん(さん)に蹴られて喜んでたって言い触らしていい?」

こいつ尋問の仕方がナチュラルに酷いぞ、ちなみに氷を溶かす気ゼロだし、影の手で更に縛り上げてくるからもう大変だ。

「ねえ早くー……」

若干目の色怖くなってるぞこいつ。しかも薄黒いままなので雰囲気ましまし。
404プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/15(土)23:44:12 ID:Uuq
>>403
「……?」

いまいちよく分かっていなさそうな様子で、とりあえずハイタッチを交わしたプラーナ。
シャディの反応からどうやら事態が好転したようだということは伝わったか。

>>402
そして男子生徒の背後に回り込んで、酒の匂いを彼から探してみる。
そこから辿って行けば彼がどこから来たのかが、分かる手立てになるだろうから。

「……ん」

そして触れているついでにシャディの言うシチュエーションをイメージで男子生徒に流し込む。
周辺の人物に自分の痴態を晒される、その情景はいかなるものか。
405エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/15(土)23:45:43 ID:ju6
>>402
「なるほど、君はそう言うのが好みなのか。
それなら、これはどうかな?」
そう言って周回する『星』のうちの一つをむんずと掴み、
それを男子生徒の口へと近づける。

ちなみに痛くはないが砕けたのが口に入ると口の中がものすごく粉っぽくなるぞ!

>>403
「まあ、相手がアレだし相手の先手を取って潰そうとしたり悪戯の程度が酷くなるぐらいかな?」
対象が以前の事件のような邪悪ではないのである程度は手加減をするつもりである。
肉体的な意味ではともかく精神的にはあまり手加減する気はないようだが。
406イベント◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/15(土)23:52:13 ID:MDV
>>403
>>404
「俺は元からどうせモテないんだ、そのくらい屁でもなだだだだ!」
プラーナ、匂いで辿れるかしら?
【シャディ君の発言、シャディ君的に弱味だと思ったものは彼にはノーダメージの様だ!】
【プラーナ君が見せるイメージだろうと、こいつならむしろありがとうございます!と叫ぶんじゃないか?という疑念が浮かぶかもしれませんね】
【まあ影で縛られている部分で結構なダメージを受けてますが】
【そしてプラーナ君なら、多分辿れるだろう酒の臭いが残っています】

>>405
「何だそれは、俺は屈し……ゲッホゴッホ?!」
【口の中に入れられ、ガラスみたいなのが来るのかと思いきや粉っぽい!むせる!】
【エムなら痛めつけられれば、殴られれば喜ぶと思うな!と言いたげな顔をしているぞ!】
【少女になってからご褒美でしょう?って言うべきそうすべき】
407名無しさん@おーぷん :2018/09/15(土)23:56:39 ID:9X5()
>>404
ハイタッチは完全にノリである。好転したということはハイタッチの際に伝えようとしているのである。
ちなみにシャディはプラーナが流し込もうとしているイメージは知らない。伝えてたらわかるかもだが。
「……?」と何してるんだろ、的なことだ。

>>405
「わー、容赦なーい」

シャディも大概だが、エストレラのそれは見た目的には合わないとはいえ年の功というものだろうか?

>>406
「うーん……じゃあとりあえず男の子にだけ教えようかなー」

性別の差かな? と思ったらしい。ウィルにウィンクした時に微妙な反応されたことを思い出されたようだ。
というかプラーナが辿れるならそちらに着いていくために言ってしまえばただの追い討ちでしかないが。

「とりあえずさー、教えてよー、ねーねー……変態?」

男子からこう言われるのはいかがなものか。
408プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/16(日)00:03:40 ID:3kB
>>406
「ん…… いける」

ディアナの問いに目を瞑って空気を感じ取り、経路は辿れると言って見せたプラーナ。
本来海中と異なる環境では嗅覚の情報は鈍る。実際ロイコもエリシアも際立った嗅覚を発揮してはいない。
プラーナが臭いを追えるほどの感覚を保っているのは、生まれ持った風への、つまり空気への親和性ゆえか。
……もっとも、だからこそ海には異質で、浜辺に打ち上げられることになったのかもしれない。
409エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/16(日)00:07:33 ID:TNq
>>406
「だって、尋問なんだからご褒美じゃなくて『我々の業界でも、それは拷問です』な事をしないとね。
…これは『暴君激辛キャンディ』っていうんだけど、知ってるかな?」
今度は真っ赤なキャンディを取り出して彼に見せた後に鼻先に近づける。
キャンディなのであまり匂いはしないが、それでも口に入れた時に起こる惨劇を
示唆する匂いが彼の鼻腔をくすぐるだろう。

>>407
「まあ、状況が状況だしね」
いい笑顔をしてるあたり、半分ぐらいは趣味でやってそうである。

>>408
「何か、解りそうかな?」
プラーナの仕草に、そんな声を。
410イベント◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/16(日)00:14:27 ID:Zw8
>>407
「何時から俺が性癖を隠していると思ったんだ?小さい頃から豚と呼ばれ慣れてこちとらなあ!」
【小肥りの男子生徒の逆ギレ!】
【男に罵られる趣味は無いと、と言うかその方向では話す理由になりそうにありませんね!】

>>408
案内、お願いできるかしら?
【これで、儀式の場所へ突入出来るわ!とディアナは嬉しそうな顔をしています】

>>409
「その語感からもう遠慮したいんだが……話せば良いんだろう?そこの生徒(プラーナ)が辿れる範囲なら話そうじゃないか!」
【だからそこまで俺を運べ!といいたげである】


【問題なければプラーナが匂いで辿り、儀式の場となっている元酒倉前】
これから突入しようと思うのだけど、何かそれぞれ案はあるかしら?
儀式を止めるのなら、どうする必要があるか……作戦を練りましょう?
【小肥りの男子生徒を闇の魔力で引き摺りながら運んで来ました】
411シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/16(日)00:21:33 ID:Kho()
>>408
すごーい、と感じているシャディであった。まあシャディの嗅覚なんて人並み程度だ。酒の匂いにあまり馴染みがないのもあって追跡なんてダメダメである。

>>409
「だね」とこの時ばかりは悪魔……というか小悪魔染みた笑みを浮かべていた。
状況が状況、確かにそうなのである。こんな状況でなければここまではやらない。多分。

>>410
「……なんかごめんね、僕は太ってても良いと思うんだ、迷惑じゃなかったら」

なんか凄い申し訳なさそうになったぞこいつ。コロコロ変わりすぎだがどれもこれも本心である。
そのせいで最後があからさまに非難になるのだが。
とりあえずプラーナが良い感じになりそうなのでシャディはそれ以上言うことなく、頭を撫でていた。


酒蔵前にて

「とりあえず魔法陣自体をこれで潰そうかなーって思ってるけど……危ない?」

白黒入り交じった魔法銃を取り出してそう言いました。ちなみに発射すると……着弾地点が広範囲に渡って氷結するとかなんとか。
412プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/16(日)00:33:05 ID:3kB
>>410
ディアナの頼みにこくりと頷いて、目を瞑り立ちあがるプラーナ。
視覚を遮断することでより鮮明に嗅覚を意識することができる、ありふれた手段である。
時折立ち止まって臭いを確認しながら、徐々に酒蔵へと近づいていくことだろう。

「……?」

さてさて、一転して意見を聞かれることには弱いプラーナ。きょろきょろと周囲を見渡してみたりするも、何かヒントはあるだろうか。
ともあれ能動的な提案などできるはずもなく、せめて今できる情報収集に勤しむのだった。
413エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/16(日)00:33:14 ID:TNq
>>410
>その語感からもう遠慮したいんだが…
「まあ、味は保証するよ。
なんせ、僕が前に口に入れた時はすぐに吐き出したにもかかわらず
半日の間、口の中がヒリヒリしてたしね」
男子生徒があっさり話す気になったので暴君をしまいつつそんなことを。
残念そうにしているのは気のせいだろうか。

>これから突入しようと思うのだけど、何かそれぞれ案はあるかしら?
「誰かが気を惹きつつ、隠れたりするのが得意な人が強襲するとか?
僕は隠れたりはあまり得意じゃないからどちらかと言うと気を惹く方かな」
大きな『星』に乗り、先程出した『星』を周回させてるままな辺り目立つ気満々である。

>>411
「魔法陣の種類にもよるけど、よほど変わってるのとか実はダミーだったとかで
ない限りは大丈夫じゃないかな?」
エストレラのこれまでの経験では発動寸前で魔力が臨界まで注ぎ込まれているとかでない限りは
まず危険はなかったので、そう答える。
414イベント◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/16(日)00:41:44 ID:Zw8
>>411
どうかしら?試してみないと分からないわね……魔法陣をしっかり狙うのよ、よろしく頼むわ!
【魔法陣が壊れてしまえば、封印された場所と儀式の場の繋がりは断ち切れるのだろう】

>>412
プラーナ、貴方は戦えるのかしら?援護をお願い!
【酒の臭いの他に生き物の臭いが、十数種類居そうなくらい入り口から漂っていますよ!】

>>413
では、私と貴方が最初に突入しましょう!
行くわ!
【ディアナは穴に取っ手を差し込むと、入口を持ち上げて元酒倉に侵入していきます】


「「侵入者か、だがもう遅い!後少しで我等の悲願が果たされる!」」
【非モテの男子生徒達は、誰かが来るのを想定していたのでしょうか】
【スクラム(肉の壁)を組みながら、勝ちを確信し口を揃えてそう叫んでいますね】
415シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/16(日)00:49:37 ID:Kho()
>>413
「ん、わかったー。じゃあ気を付けよー」

発動次第では氷のツメで直接削り取るか、いっそランプをぶん投げてしまおう。……めっちゃ危ない考えを浮かばせていた。

>>414

「ラジャー! 魔法陣狙っていくよー」

一応小声ではあった。あんまり意味はなかったかもしれないが。
そして酒蔵潜入編、シャディはその前から影に全身を沈めていた。そしてあろうことか、本来天井に当たる側から這って突入していた。
地上から行くなんてことはしなかったようで、スクラムが天井まで届いているとか、丸い影が見つかるとかでもない限り黒い影に沈んだまま進んでいこうとするでしょう。
魔法陣を見つけられた場合は魔法銃を取り出して影から顔を出そうとしていることでしょう。
416エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/16(日)00:51:54 ID:TNq
>>413
「行こう!ディアナ君!」
そしてディアナに続いて突入する。

「その、あと少しの間に妨害されて失敗って、ありがちだよね!」
多数の『星』をスクラムを組んだ男子生徒にぶつけつつ、エストレラは彼らの上空をパスし、
後ろで詠唱を続けている生徒の一人に『星』に乗ったまま体当たりを敢行する。

スクラムを組んだ生徒には雪玉をぶつけられた程度、詠唱している生徒には
小柄な子供がぶづかってきた程度の衝撃しか与えられないが、
あくまでの相手の気を惹くための陽動であり、本命は後に続くシャディ達の一撃―――
417プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/16(日)00:55:17 ID:3kB
>>414
「……ん」

戦えるか、と聞かれて明確に回答できるかと聞かれれば、今のプラーナにできる回答はNOである。
なにせ地上に上がってから月日がそう長くなく、学園で習得した魔法などもまだまだ初歩的なものだ。

それでも、幸か不幸か。ロイコの差し金で付き合いの生まれたミズハとの出会いで、少なからず得たものがあった。
彼女から教わることと言えば、体温低下が苦手な分の氷属性を除けば精神鍛錬と格闘術、であろう。
そして例によって滝行が苦にならない以上、残るは組手のような体捌きや体力づくりと言ったところなのであった。

「……《付与・風》」

四肢に緩く風邪を纏えば、素早さを向上させるエンチャントを掛けて。
スクラムの到達を待たずに駆け抜けると、生徒たちの合間を縫うようにステップを踏んだ。
418エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/16(日)00:57:04 ID:TNq
//アンカー間違えてた…
×>>413
>>414
419イベント◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/16(日)01:03:07 ID:Zw8
>>415
>>416
>>417
「「くっ、我等が童貞を卒業しようとして何が悪い!何故我等を妨げる!」」
《夜は人が眠る時間……闇の揺りかごに抱かれ眠りなさい》
【それなりに大がかりな儀式だったのか、彼等の後ろには大きな魔法陣!】
【詠唱をしている生徒の頭にエストレラがクリーンヒットし、詠唱は止まる!】
【スクラムの先頭集団はディアナが闇の魔法で眠らせるが一部生徒はシャディの影へ杖を、更に一部生徒はプラーナへ杖を向けて詠唱を始めるぞ!】
【つまり、彼等の迎撃の詠唱よりも早い手段で壊す必要がある!】
420シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/16(日)01:11:15 ID:Kho()
>>419
「…………狙いやすくて、イイなー……」

シャディが今まで銃で狙ってきたのは修練場の人型の的等の小さなターゲットか地面等の狙いをつける意味もないところ。
詠唱と慣れた引き金を引くだけの手。どちらが速く済まされるかはすぐにわかるだろう。
自分に向けられた杖は無視し、銃口を魔法陣に向けるシャディ。上半身を出しているシャディは狙いやすかろうが、その頃には既に引き金を引く。

氷の弾丸が撃ち出され、着弾するならば魔法陣の中央からはやや外れるだろうが関係無い。着弾を許したその時、魔法陣を覆い尽くす規模の氷結が発生する。
スルーしている以上、詠唱を許しているため発動するなら普通にぶち当たるだろうけど。
421エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/16(日)01:18:37 ID:TNq
>>419
「君らが呼び出してるのはそんな生易しいものじゃないんでね!
―――だから、悪いけど全力で邪魔させてもらうよ!」
そんなことを叫びつつ再度『星』を展開する。
相手に見えるように盛大に、豪勢に、煌々と。

―――それで注意が自分に向けばそれだけシャディ達の妨害の成功率は上がる。
ならば、ためらう理由など全くない。
できるだけ派手に、この一撃こそが本命だと錯覚させるために。
422プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/16(日)01:19:58 ID:3kB
>>419
「ドウテイ……?」

男子生徒たちにとっては大きな問題なのだろう。
しかしプラーナは彼らの言うその概念自体を知らないのだ。頭の上に疑問符を浮かべた反応を返す。
くるりと反転してプラーナ、そこら辺の男子生徒の肩を引き寄せる。

「……って、なに?」

そして疑問のイメージを投影しながら眠たげな眼と相手の目線を合わせて聞くのだった。好奇心優先。
……が、そもそも雌雄の別すらないプラーナにとって、説明されたとて未知の概念だろう。詠唱する生徒の方へ掴んだ彼を射線を遮る様に追いやると、魔法陣に向けて手を伸ばす。

「―――《水旋弾(アクア・ライフル)》」

単純な水の弾丸に風で螺旋状の回転を授ける、魔力効率を犠牲に威力と射程を挙げた一発。
423イベント◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/16(日)01:38:14 ID:Zw8
>>420
>>421
>>422
「「ここまで、か……」」
【エストレラの魔法にも警戒し、どの生徒から迎撃するかに迷った結果あっさりとシャディ君とプラーナ君の魔法で儀式の魔法陣を壊されてしまいます】
【ここまで地道にひっそりと青春を費やし作った儀式の魔法陣を壊され、後で作ろうとしても暫くは時期が悪く且つ監視されてここまでは進められないだろうという絶望に包まれる男子生徒達】
【シャディ君やプラーナ君に杖を向けていた生徒は一旦エストレラ君へ向け直したりしていましたが、それらの生徒も思わずうちひしがれて詠唱を辞めてしまう位落ち込んでいます】

さて、私はこれからこの馬鹿共を停学にする手続きをするわ
ウィル、何時までもそこで転がってないで手配しなさい
『その前に、この縄をどうにかしてもらえると助かるんだけどなー』
今日は手伝ってもらって、本当にありがとう
報酬に関しては、後日生徒会を通じて各々の部屋に届けさせるわ
【斯くして、一件落着】
【無事夢魔の召喚を阻止した生徒達として後日食堂の食券1ヶ月分と、魔力を吸わせ溜め込む事が出来る貴重な魔石と貴金属で作られたネックレスが贈られるのでした】
424シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/16(日)01:48:36 ID:Kho()
>>423
「おー、やったー! ってウィル君無事ー? 贄になってなくて良かったよー」

影から眺めるシャディはこれ以上抵抗するようなら全員の足を氷結させる気で構えようとしたが、投降した様子を見て両手を上げて勝利の確信。
そして縄に縛られている様子のウィルを見てひとまず安堵する。平和で無事で良かった。

「みんなお疲れさまー、プラーナ君は平気ー?」

氷結地帯が発生しているため多少冷える空気、エリシアは避けてたためプラーナはどうかと。エストレラにはサムズアップ。

「はーい、ディアナちゃんもお疲れさまー、どういたしまして! お手柔らかにねー……」

ウィルの扱いが雑だなあと思いつつ、ディアナにも労いの言葉をかけるのだった。


なお報酬については食券を使ってデザートを食べよう、なんて皆に提案してたとかなんとか。
425エストレラ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/16(日)01:57:12 ID:TNq
>>423
「何とか、間に合ったみたいだね」
そう言って、大きく息を吐き、展開した『星』を光の粒子へと変えていく。

「ちょっと待ってて、いま切るから」
取り出したナイフでウィルを縛っている縄を切っていく。

「そして、みんなお疲れ様」
共に戦った人たちに、そう言葉をかける。

>>424
「やっぱり搦め手ができる人がいるとずいぶん楽だね。
僕はそう言うのはちょっと苦手だしね」
シャディのサムズアップにはサムズアップで応える。
426プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/16(日)01:58:54 ID:1kr
>>423
>>424
「……まだ」

プラーナが水弾を放ったのは、魔法陣から少し離れた位置から。まだ氷に近づきすぎていないと言っていい。
それに、体色からロイコやエリシアとは違い光合成をしないプラーナ。
つまり光の届く水深にこだわらない生態を意味しており、2人よりもほんの少し寒さには強いのだ。

そしてにわかにしょんぼりしだした周囲を眠たげな瞳で眺めてから、1人を捕まえてまた疑問のイメージを投影。
彼らの欲求と諦観を聞いてまた興味なさげ(そんな事はないが)に呟くのは、決して煽っているわけではないのだった。
427イベント◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/16(日)02:04:14 ID:Zw8
【愚者達が暫く停学になってからの後日談】

困ったものだね、まさか僕まで停学にされるとは思わなかったよ……
「「はい!マジすんません!」」
【ネポック魔法学校がある国とは別の国にて、少し若い冒険者らしき青年達がいた】
【彼等は夢魔復活の儀式を行っていた当事者達で、当時纏っていた「カップルは皆等しく死ね」という鬱屈とした雰囲気が消え去っていますよ】

正直、学生としては褒められた事ではないけどね?
休日に学生ではなく大人の冒険者としてさ?
行くところ行けばそういう所があるんだから、二度と学校でサキュバスを呼ぼうとしない事を誓って貰おうか!
「「はい!マジすんません!」」
【それもそのはず、愚者達は賢者になっていたのでした】
【ただ禁止と欲求を抑圧するのではなく、そういうのを吐き出す場所を覚えさせることで不満を解消させて】
【同じことを繰り返させない為のアフターケアの為にウィルは巻き沿いの停学を食らったのだとか何とか】

にしても、良かったね?
君達あの儀式成功させてたら童貞じゃなくて人生卒業してたよ?
「「えっ」」
【彼らが持っていた魔法書の術式や詠唱は、わざと改変させられていて】
【夢魔は夢魔でも悪夢の夢魔、殺そうとも殺しきれずに何とか封印されていた様なナイトメアを呼び出すものとなっていた】
【誰がその様な魔法書を彼等に渡したのか、誰がネポックに危害を加えようとしたのか】
【そこを今後探り、警戒する必要があるのだろう――】
428レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/16(日)22:16:12 ID:Kho()
昼下がりの休日、少し湿った空気の飼育棟。レイヴンに呼び掛けられたエリシアとミズハはそこで石と藁で造られた巣に鎮座する卵を共に見ることになるだろう。
なぜ二人が呼ばれたかというとエリシアは言うまでもない。親友で卵の提供者だし以前孵化を教えてたので呼ぶのは自然である。
ミズハは言ってしまえば不慮の事故を防ぐ目的……というのが建前で本音は色々とグリフォンについて興味を持ってたようなので見せよう、という感情から。総合すれば厚意からである。
特に本日、飼育棟の先生はまだ来ていない。許しだけはちゃっかり貰って来るあたり逞しくなったレイヴンは少しずつ動いている卵を示した。

「一昨日の夜から動き出してて、昨日はその頻度が多くなった。だから今日には産まれる、らしい」
「せっかくだから皆で見る、…………食べないよ?」

カツン。
そんな音をひとつ立てたグリフォンの卵。孵化は今にも始まりそうな様子であった。光の位置の都合上、今は中身を透かせない。
……なので、もしどちらかが光で照らした場合、グリフォンの雛の身体が卵の殼を必死に叩いているのが三人に見えるだろう。
429エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/16(日)22:23:14 ID:3kB
>>428
さて、気と趣味の合う友達関係であるレイヴンから声を掛けられ、集まらないエリシアではない。
聞けば、自分がいつか渡した卵が孵化に入るので見に来てほしいのだという。

「おー!……たべないの?」
位置としてはレイヴンの腕の中か、はたまた背中にしがみ付く形になるか。
先んじて言われた雛の取り扱いに関して、なんとも意外そうな声を上げるのだった。
430ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/16(日)22:29:51 ID:Cm7
>>428-429
「おー……」
「……食べませんよ?」

さてはて、位置としてはそんな2人の更に後ろ
丁度頭を重ねた頂点となるだろうか、感嘆の後に苦笑
ともあれミズハ自身も、ぶっちゃけ監視の名目で来ているが好奇心の方が遥かに高いのだ!
431レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/16(日)22:36:59 ID:Kho()
>>429>>430
食べない、と腕の中のエリシアに再度言ってミズハを見て多分一緒に苦笑い。
仮に食べるにしても産まれて即食われる雛は後味が悪すぎる。

「…………あっ、始まった」

ピシ、パキリ――と頂点にヒビが入る。まず見えるのは……嘴の先。そこからは早そうだ。
パキパキ、と前肢の爪らしきモノがヒビの入った殼を内側から押し退けていく。
明確に見え出すのはまず頭だ。グリフォンの頭である鳥の頭が立った背面の殼を残して文字通り顔を見せた。
432エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/16(日)22:47:32 ID:3kB
>>430
>>431
「んー?」

二人がグリフォンを食べそうにないのは分かった。特にあげたレイヴンがそう言うのならいいのだが。
このあたり野生志向なエリシアは、食べない理由が見当たらないのだ。意図を図りかねて首を傾げていると。

「……お、うごいた?」

内側から顔をつつくように動き出した卵に視線を向けて、じーっとその様子を眺めるエリシア。
もしかすると触れてみようと手を伸ばすかもしれないが、孵化の途中に安易に手を出すのはあまりよろしくない。
433ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/16(日)22:52:22 ID:Cm7
>>431-432
「……あ、でも卵の殻くらいなら大丈夫かな……?」

と、そのやり取りに苦笑しつつ
尚実際は衛生面でキケンです、卵の殻はよく洗ってから食べましょう

「お、おぉぉっ……!!」
「……す、スゴいですねふたりとも、ほらほら、頭ですよカワイイ……!」

目をキラッキラさせながら一番大はしゃぎなミズハ、ちょっとうるさい!
434レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/16(日)23:02:11 ID:Kho()
>>432>>433
「……雛が食べないなら」

殼は記念である。種によっては卵の殼を最初の栄養にすることもあったりするらしいよ。

「おー、……頭出た、頑張れ……! ……ミィ先生、驚く」

当然ながらレイヴンだってはしゃぎたい、それを驚かせないために耐える耐える。とかなんとかしてたらエリシアが雛に手を伸ばしている。
既に鳥の前肢を持った雛はその上半身に当たる部分をさらけ出し、小さな翼を畳んで見せている。まだ飛ぶのには慣れないことだろう。

「あ、エリー、今は――」

さて、孵化途中のグリフォンの雛。触ってると調子が狂う可能性もあるし、失敗することもあるのでレイヴンはエリシアの腕を引かせるために一歩エリシアごと引いた。

『…………』

かちん。
――エリシアが伸ばしていたらちょっと危なかったかもしれない嘴の開閉が行われていた。
435エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/16(日)23:08:40 ID:3kB
>>434
「あ…………」

手を伸ばしたエリシアを引き留めるため、エリシアを抱えたまま一歩引いたレイヴン。
当然雛に届かずに下がった手が、さっきまであったところを嘴が通り抜ける。
軟体動物であるエリシアの身体は、鳥の嘴でつつかれれば割と簡単に抉れたりしてしまう程度だろう。

「……たべる?」

レイヴンへと振り返りながら、そんなことを言ってのけるエリシア。
とはいえ別に攻撃的な態度に腹を立てていっそ食べてしまおうと怒りを露わにしているのではない。
どちらかと言えばグリフォンの方が、エリシアの身を食べたいのだろうかという疑問の発言だったのだが。
状況的に見て、そして卵に対して一貫して捕食の姿勢を持っていただけに。やはり勘違いを招きそうな発言なのであった。
436ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/16(日)23:15:31 ID:Cm7
>>434-435
「っ、あ、あはは、ごめんなさいー……」
「あぶなっ……、せ、セーフ……」

レイヴンに叱られエリシアのギリギリな嘴ニアミスにビックリし、コロコロと表情を変えるミズハ。年長者とは思えないね

「……おおっ……おおっ、カワイイ……!」

その姿がめっきり御目見すれば更にテンションアップ!
とはいえまた叱られてしまうので声を潜めてはいるが!
437レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/16(日)23:26:59 ID:Kho()
>>435>>436
「……た、多分……大丈夫であふ」

エリシアならば思い出されるだろうか、以前濡れ烏につつかれた記憶を。あれが再発したかもしれない。レイヴンはそれゆえに確定ができない。

『クルル……』

心なしかミズハを見る目が不満げなものになった。ロイコに後に話せばわかるだろうが、このグリフォンは自分が雄々しい存在であると思ってるのだ。
殼の前面を粗方割り砕いて、少し緩慢な動作で出てくるグリフォンの雛。下半身は雛にしてはしっかりしたものだ。

「…………わかるかな、人」

『クル……』

グリフォン、また一鳴き。短い尻尾を振り、小さな翼を広げてジーっと三人を見ている。
さて、レイヴンはひとまず近付くだろう、不安ならばエリシアは背中に回るか、ミズハの元に移るのも手だ。……腕の中にそのままエリシアが居た場合? 触角に視線がバッチリですね。
毛並みは雛らしくまだふわふわしており、成体にある固さなどはまだないようだ。後ろでは残った殼がこてりと倒れた。
438エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/16(日)23:35:22 ID:3kB
>>437
レイヴンの意見を聞いてなお、エリシアはグリフォンが自分を食べようとしているものと思っている。
理由は当然、濡れ烏に引っ張りだこだったあの一件なのであるが。
まあエリシアもまた自分の方が捕食者、つまり優位であると野生ながらの感性でとらえているので、背後に回ることなくレイヴンの腕に収まったまま。

「んー……」

そのままつぶらな瞳でグリフォンを見つめ、相手の視線を追って目線だけを頭の上を見るように動かし。
もしかしたらエリシアの頭頂より少し上に向けられた視線は、後ろにあるレイヴンやミズハの目と合うものになっているかもしれない。
……が、やっぱりエリシアは「グリフォンもたべたいんだ」と納得したように、それを触角への視線であると確信しているのだった。
439ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/16(日)23:38:40 ID:Cm7
>>437-438
「あぁっ、鳴いた……ねぇねぇ今の聞いた?カワイイなぁ……」

そんな彼(?)の意図も読み取る事なくふにゃーんととろけた様な顔でグリ雛を眺めるのである

「……お、なんでしょう、こっち見てるー……」

やっほー、と覗き込みながらも一応理性が働いたのだろう
触りに行ったり最も距離を縮める順番を、最後にガマンする事くらいは出来る模様だ
440レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/16(日)23:46:30 ID:Kho()
>>438>>439
エリシアの推測は事実に等しい。グリフォン視点では食糧がある、という認識がある。……あとはいつぞやの像につけられた角に似てるな、とも。

「大丈夫、しつけるから。…………誰が親か、迷ってる? ……危ない」

ミズハのほんわかとした空気にあてられたのか、グリフォンはまた歩みを進めて、巣から前肢を出す。翼を羽ばたかせているが、まだ飛べないことは明白。
なのでレイヴンはエリシアを抱える腕をひとつにして、右腕を出すのである。

『クル』

「ふみゅ」

ばさり、と羽ばたき、グリフォンは小さく飛び乗った。レイヴンの腕に。そして前肢でしがみついて、後ろ足をレイヴンの腹部あたりに思いっきり押し付けていた。

次にグリフォンが行うのは――触角狙って嘴の開閉。あぶねえ。
441エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/16(日)23:53:23 ID:3kB
>>439
>>440
「たべるって!」

ミズハの興奮した声にエリシアが答えることには、あの声か視線は食欲によるものらしい。
とはいえ、何を食べるのかやなぜわかるのかの説明を排した発言の意図がつたわることもまあ無いのだろう。
前の出来事を知ってエリシアと話慣れたレイヴンならともかく、エリシアの意図を推し量るのは難しいことなのだった。

「――はむっ」

そしてレイヴンの両腕に抱えられることとなったグリフォンとエリシア。
グリフォンが触角を狙ったのと同様に、エリシアが首を伸ばしたのはグリフォンの羽だった。
刹那の見切りめいて交錯した2匹(エリシアは匹と数えて差し支えないだろう)。お互いの口にはそれぞれ狙った獲物があることだろう。
即ち、グリフォンは千切れた触覚を、エリシアはもふもふの翼を。それぞれ咥えてもにゅもにゅと口を動かすのである。
442ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/17(月)00:02:58 ID:O6l
>>440-441
「あ、そしたら親は決まったみたいですねー?」

レイヴンに向けて満面の笑み……のはずが若干寂しそう!悔しそう!懐いて欲しかったらしい、流石に堪えて言わないけれども

「……ん?」
「え、わ、ち、ちょっとーー!?」

あわあわと慌ててその2匹(?)の交差に仰天だ
引き剥がそうにも乱暴に出来ないし魔法に頼るも咄嗟には思い浮かばないし!

//すみませんがこのレスで落ちになりそうです…あとは置物として扱って下さい…!
443レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/17(月)00:16:35 ID:mPL()
>>441>>442
「…………親は私……」

……ミズハの寂しさを感じつつも、こっちはむふー、と嬉しげな様子でミズハににやける。
元々表情が変わりにくいお陰か、彼女は感情を堪えることに慣れてないらしい。
なお、親としてはレイヴンが仮定されたが、それ以外で懐かれることもある、諦めるなミズハ先生。

そして、目を戻すとレイヴンは硬直した。いや、だって。


親友と生まれたての雛が捕食(見た目だけ)し合ってる光景を果たしてどう見たらいいのだろう?
ミズハと一緒にわたわたしている。何せ二人とも腕の中。離すには難しい。グリフォンも翼をもにゅもにゅされたことに怒ってるのか触角を丸呑みして頭部を狙ってる!

「…………食べちゃ、ダメ」

テンパった末に危険を感じたレイヴンは二人に小さな喝。ゆーっくりとグリフォンとエリシアを器用に引き剥がすレイヴンはめずらしーく不満げな目をして二人を見た。

『…………クル』

グリフォン、何か感じ取ったのかしょんぼりと。レイヴンはテンパッてたせいでエリシアの意図が掴めていないのである。

//ありがとうございました! 了解です……!
444プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)00:26:11 ID:Ws4
>>442
>>443
「……?」

そんな感情のやり取りを眺めてから、首を傾げるエリシア。
親心やもの寂しさなんて複雑な感情は、まだまだエリシアの理解の埒外である。

「たべてないよー、まふまふ!」

そして引き剥がされた後でそんな弁明をするエリシア。とはいえ厳しい視線に少ししょんぼり。
成鳥とは毛並みの違う感触に興味を惹かれ、しかし構造は抜けた羽で十分な代物。
あとは単に手で触れる代わりに口を選んで、ふわふわの羽を堪能していたようだ。
445レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/17(月)00:38:22 ID:mPL()
>>444
「……むむ?」

「………………エリー、背中に乗れる?」

レイヴン、グリフォンの翼を見て長考に入る。
とりあえず落ち着くためなのかエリシアにはそう指示。従えばグリフォンがエリシアの元居た位置に抱かれる形になる。レイヴンの肩越しに向かい合うことにはなるだろう。
後ろではミズハがテンパッてたりするのだろうか(勝手なイメージ)。

「…………あっ……羽根……」

巣に近付き、グリフォンを降ろしたときに気付くのである。生まれて間もないグリフォンが落とした羽根に。
殼に混じったそれを拾い上げると、いつかの耳を思い出して自分の耳を触って気が抜けたように少し前のめり。

「……でもね、エリー。いきなりパクッてするのは、ダメ……」

驚いたりすることもあるので、と以前の自分を思い起こしながら言うのでした。一方でグリフォンはなぜか殼の破片を一枚くわえるとエリシアに向けてそれを向けた。
…………食うか? とばかりに。
446エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)00:49:14 ID:Ws4
>>445
「ん、わかった!」

叱られて居る途中などでも反発せず、素直すぎるくらい従順なエリシア。
なおもグリフォンが嘴を向けてくるならば、ミズハの腕に抱かれることになるのだろうか。

「うー、ごめんなさーい……」

レイヴンの言葉により頭をうつむけて、しょんぼりした様子で謝るエリシア。
左の触角を持っていかれてシルエットが非対称になった頭ががっくりとうなだれて。
それはそれとして抜け落ちたふわふわの羽はしっかり口に入れるのだった。
447レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/17(月)01:04:35 ID:mPL()
>>446
「いい子、次から気を付ける、……あなたもね」

『』

ぷい、とレイヴンから顔を背けたグリフォン。瞳は横目でエリシアを見ている。その奥のミズハも見るように。
……今、グリフォンはゲップをひとつした。触角丸呑みの影響だろうが捕食対立としては勝ち誇った様子がすごい。

「とりあえず、頭大丈夫? ミィ先生に抱いてもらう?」

少し寂しくはあるがグリフォンの雛と近いレイヴンよりは離れていた方が不慮の事故を防げるだろう。グリフォンのくわえていた卵の殼を取り、水魔法で洗えばエリシアに差し出してみる。
448エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)01:13:00 ID:Ws4
>>447
グリフォンからの視線を感じて、もう一本の触角も引きちぎったエリシア。
やはり視線を食欲と解釈したのだろうか、ちぎった触角をグリフォンの口の前に差し出してやるのだった。
なお、グリフォンがエリシア本体に手を出そうとすれば、形質変異により金属になった体に阻まれるだろう。硬度の差は歴然である。

「だいじょーぶだよー。……これも?」

いつも通り触角に関しては痛くも痒くも無い、すっかり丸いシルエットになった頭を揺らして答え。
なんでも食べるエリシアにしては珍しく、レイヴンに首を傾げて聞くのだった。
もとより野生化でも卵の殻に会う事もあろうが、食べようと思ったことのなかった物質。
もしかすれば軟体ゆえに骨がないので殻の成分はほとんど使用しない、なんてことに影響しているのだろうか。
449レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/17(月)01:24:11 ID:mPL()
>>448
ガキン!

『クルァ……!』

触角と見せかけて指ごと食べようとしたグリフォン、まんまと騙されて嘴を器用に鳥の前肢で押さえた!
レイヴンも思わず呆れ顔だ。そりゃそうである、エリシアは聞いたのに聞いてなかったグリフォンが悪い、とはいえ触角をくわえてるあたりちゃっかりしてるが。

「…………んー、多分。食べてみて、って思って、この子も出した、と思う」
「……でも、切っちゃうかもだし、……思い出にする」

ちょっと意外な様子だったレイヴン、これは新たに知識として入れたい……が、卵の殼に興味が薄い理由がわからないのであった。
卵の殼は歯で砕くのも面倒なもの、エリシアでは口内はおろか喉などを切ってしまうかもしれないので丁寧に回収しておくことにしたようだ。

「……でも、良かった。無事に生まれた…………ありがと」

少し長かったが、エリシアから貰った卵が無事に孵化し、ちょっと粗相はあったものの元気な証を見せている。
レイヴンはそれが嬉しくて、卵をくれたエリシア、生まれてきたグリフォン、そして色々付き合ってくれたミズハにも礼を言うのだった。
エリシアには寂しくなった頭を包むように撫でて。強気なグリフォンはそんな光景を見ても巣で嘴を開けて痛みを堪えるのである。
450エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)01:36:31 ID:Ws4
>>449
「ぴっ……!」

ガキンと阻まれた嘴。それでもエリシアを少しびっくりさせるだけはできたようだ。
触角をまた飲み込むグリフォンを皆がら、変異を解いた手を一度ぐーぱー。

「そうなの?……えへへー、よかった!!」

レイヴンにエリシアの興味の行方が分からないように、エリシアにもグリフォンの真意は分からないが。
それでも卵をエリシアが渡し、ミズハの紹介でこの飼育棟が使え、無事にグリフォンが生まれ。
そんな事実は現実なのだ、ならばこの感謝もまた。まるくなった頭で撫でられる感触に目を細め、静かに生誕のひと時が過ぎて行くのだった。
451レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/17(月)01:44:09 ID:mPL()
>>450
噛み跡は見つからない。グリフォンの嘴はまだそこまで硬くないのだ。
引いた痛みを感じ、触角をモグモグするグリフォンは飲み込めばまたゲップを鳴らした、躾が足りない。

そのあとはきっと、名前をどうするとか、ミズハやエリシアにもグリフォンを抱かせてみようとするレイヴンなど、色々なお話が繰り広げられたはず。
それでも、まだ部屋で飼うお許しは出ていないためか、時間が来ると少し寂しげにグリフォンと別れることになるだろう。
グリフォンの住処は当分飼育棟の一画であった。
452グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/17(月)21:19:43 ID:IEi
まさか奴が停学中とはな……暇だ
【放課後の修練場に、丸太を持った男子生徒あり】
【褐色肌にして筋肉質、丸太を素振りするような男は魔法を学ぶ場にはそうはいまい】
【彼の名はグレゴール、大学部の魔法鍛冶士である】
453エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)21:24:46 ID:Ws4
>>452
「おぉ、こんにちはー!」

そんな剛毅な彼に手を挙げ軽快なあいさつをしたのは、浮かぶ小さな若草色。
場所の候補をリエードに聞いて、あるお願いをするべく彼を探していたのである。
豪腕で丸太を振るうグレゴールと見るからに非力で幼いエリシア、何ともミスマッチな構図である。
454グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/17(月)21:35:14 ID:IEi
>>453
おう!エリシア、珍しいな?元気か!
何か魔法の練……いや違うな、リエードだったかのあれか?
【素振りを一旦止めて、話す姿勢になるグレゴール】
【この少女(?)が戦闘に使うような魔法を練習するようには見えず】
【そういえば、と先日の不良を思い出したグレゴール】
455エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)21:42:09 ID:Ws4
>>454
「グレゴール!げんきー!」

珍しいと言うよりは、彼に会いにきたにだから当然である。
実際のところエリシアは魔法に練習もよくするが、校庭で地中潜伏だの特殊なものも多いのだ。
修練場という場所でエリシアを見るのが新鮮と言う意見もまた頷けるものであった。

「んーとね、これ!」

そしてリエードから話が通っているものと確信しているがゆえに、説明なしで現物を。
首にある飾りっ気のない鈍い銀のネックレスを外し、ポーチからペリドットを取り出してグレゴールに見せるのだった。
456グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/17(月)21:46:44 ID:IEi
>>455
銀のネックレスにこれは……ああ、ペリドットか。を付ければ良いのか?
【エリシアの手にある二つを見て、そう判断するグレゴール】
【宝石に関しては普段、緑髪の馬鹿が種類やら扱いに詳しく任せていたからか】
【わざわざ判別するのに魔法鍛冶に使われる魔法を使いました】
457エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)21:54:55 ID:Ws4
>>456
「うん!できる?」

製法が失伝した自己修復能力を持つ冷たい魔銀。そんな代物でもグレゴールは加工してくれるだろうか。
差し出された宝石はカットされた形に成形されているとはいえ、突き詰めて磨く余地もありそうなものだ。
そしてもっと言うと、ペリドットにもネックレスにも取り立てて魔法的な効果は無さそうだ。材料である水銀の性質は特殊だが、それ以上の魔法効果は付与されていない様子だ。
458グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/17(月)22:00:14 ID:IEi
>>457
とりあえずやってみるか!
作業、見るか?
【素材を扱う経験にもならあ!とやる気ですね】
【とはいえ、グレゴールに渡して暫く待つというのも不安かもしれないと】
【工房で見学するのを提案しますよ】
459エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)22:05:13 ID:Ws4
>>458
「いいの?みるみるー!」

グレゴールの提案に乗り気な様子ではしゃぐような声をあげたエリシア。
図書館で鍛治について調べるうちに、その手法にも興味が湧いて来ていた証左である。
出したネックレスと宝石はこの場で渡すべきなのか、それともエリシアが持って移動するだろうか。

「おー、ここ?」

そしてグレゴールについてふよふよと行くことどれくらいか、工房に着くなり辺りを見回すのだった。
460グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/17(月)22:12:18 ID:IEi
>>459
ちとネックレスを貸してくれないか?
炉を使わないで加工する方法でやる為に、使いたい魔法があるんだ
【グレゴールは一旦受け取ろうとするでしょう】
【向かう間の時間に、少なくとも戦闘中長かったり隙が出来て録に使えないような構造分析の魔法をかけるために】
【何で作られているのかを知ることで、以前の檻の棒の交換の時の魔法を使えるようにするためだ】

おう、ここが魔法鍛冶や魔道工志望の為に解放されている工房だ!
【工房に辿り着き、質問してくるエリシアにグレゴールはそういいます】
461エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)22:17:03 ID:Ws4
>>460
「ん、はい!」

グレゴールの提案に、エリシアはすぐにネックレスとついでに宝石を渡すだろう。
手にした段階でひやりと冷たく、氷の魔力を纏う凍てつく水銀のネックレス。夜景学園しかその子細を知らない、おそらくグレゴールの知らないだろう金属。

「ひろいねー!これは?あとこれは?」

初めて来た区画にエリシアは大はしゃぎ。そこらにある道具や設備をぺたぺたと触ってグレゴールに質問ぜめだ。
462グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/17(月)22:29:28 ID:IEi
>>461
それは鑢だな、必要な形に切ったりした物を磨くやつだ
これは砥石、刃物の刃を鋭くするための物だ
【はしゃぐエリシアに、律儀に説明するグレゴール】
【周りの他の工房の利用者は微笑ましそうにしているのと、集中するから暴れないでくれよという視線が半々です】

すまんエリシア、俺が上手いことこのネックレスを加工できるか自信がなくなってきたがそれでも大丈夫か?
【特殊な金属であることは分かった、だが勝手に復元しそうな性質が魔法由来なのか金属由来なのかが分からん!と苦い顔】
463エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)22:39:02 ID:Ws4
>>462
「おー…… ほんでみた!」

他の道具も壁にかかっている様をぺたぺたと触りながら。
持ち上げたりしないのは、見た目通りの非力さがゆえだろうか。

「んー?かじでもだめー?」

そう、エリシアがネックレスの加工を諦めた原因がこの形状記憶である。
スペルマタの結合を解いて状態を変える錬金術を行使してなお、このネックレスは元の形状に戻ったのだ。
だがそもそもこの金属をネックレスの形状に加工する技法があり、それが鍛治であるとエリシアは考えていたのだが……?
464グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/17(月)22:49:05 ID:IEi
>>463
こういう物の復元ってのは、完成した姿を魔法に組み込んでやるものでよ?
このネックレスが完成形って魔法になってるなら、極端な話鍛冶で鋳潰して新たに何かを作ろうとしても元のネックレスに戻りかねんな
【ミズハ先生の剣が折れたり曲がった場合、鞘にしまうなりして暫く放置で直るものとして】
【まず、発掘された鉱石の性質で直るのであれば剣の形やネックレスの形で発掘されたことになりかねない】
【恐らくそういう形状に戻すための魔法がかかっているのだろうと解釈し、鍛冶のアプローチをしたければ解呪からしなけらばなるまい】


だが、ネックレスに宝石を付ける方法が無い訳じゃねえ……エリシア、ちょっと指出せ
【太さを測るための道具を取り出すグレゴール】
【後は、複数の小さめの輪を入るか入らないかを試そうとする事でしょう】
465エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)22:59:43 ID:Ws4
>>464
「うー、じゃあ……」

鍛治でもダメそうだと話を聞いて見えてきたエリシア、代替手段を探そうとおろおろ。
それでもグレゴールには何か考えがあるらしく、要求されたのは指とのこと。

「ゆび?……はい!」

ためらいなく右手の人差し指をきゅっぽんと抜いて、両手のひらに乗せて差し出すエリシア。だからホラーである。
466グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/17(月)23:10:46 ID:IEi
>>465
おおう、出来れば手に付いたままの方が良いんだが戻せるか?
【ぎょっとしますが、変に慣れたのかエリシアにその指は手に戻せるのか聞くグレゴール】
【太さとかが万が一変わってしまえば、グレゴールが作ろうとしているものは只の飾りの物に鳴るのだろうか】
【戻せなそうなら中指に複数のサイズの指輪を試しだす事でしょう】

余りもんの金属で済まねえが、まあ……よっと、これを使おうと思う
【ネックレスを指輪付きの物にしちまえばいい!という発送を浮かべたグレゴール】
【ネックレスの金属の一部を台座に出来ないのであれば、ネックレスが内側を通るように指輪を作ってそこに宝石の台座を作ればいい】
【早速、グレゴールは普通の銀を《素材形成》の魔法でネックレスに提げる指輪に加工していきます】
467エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)23:16:06 ID:Ws4
>>466
「?わかったー」

以前触覚で似たようなことをやらかしているのを見たからか冷静なグレゴール。
その方がいいのかと指を切断面にあてがって、再びくっつけてみせたエリシアだった。
指の径などは無事に人差し指から測ることができるだろう。

「おーっ、えりーもやるね!」

なにやら指輪を作る様子であれば、エリシアも一枚噛みたい様子。
銀という既知の素材に素材形成という既知の魔法、これならできると踏んだのだろう。
468グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/17(月)23:22:59 ID:IEi
>>467
そうだな……そしたら俺が輪っかと宝石の石座を作る、エリシアには指輪の模様を作って貰おうか
【指輪の輪は綺麗にと言うかバリが全く無いようにしたい、だから慣れている俺の仕事】
【石座に関しても同様】
【なればエリシアに頼みたい所は大まかなデザインだ!】

魔法で呼ぶとはどんな急ぎの用なんだい?私は今停学中なんだけど?
【さて、何か工房にくの一っぽい和装の緑髪の女性が入ってきましたよ】
469エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)23:26:26 ID:Ws4
>>468
「もよう?んー…………」

てっきり今からやるのは大まかな形成とばかり思っていたエリシア。
デザインを考えることになるとは思わず、小さく唸りながら一生懸命考える。
と言っても、まだまだ幼いエリシアにデザインの引き出しはそんなに無いのだろうが。

「お?こんにちはーっ」

そして新たな声が工房に聞こえたのを聞いて、つむっていた目を開き。
初対面なのに何だか見覚えもある錯覚しそうなその姿に、いつも通り元気なあいさつ。
470グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/17(月)23:36:22 ID:IEi
>>469
「やあエリげっふん!初めまして、ウェンディです。よろしくね?君の名前は?」
「グレゴール、この子の宝石を研磨すれば良いのかい?」
【停学中のために、変装して潜入したウィルだ!間違いなく!】
【何故か初対面の筈の者の名前を呼びそうになるが、あくまで初めましてと通そうとするぞ!】

そうだな、エリシアにはこれをあげよう
《素材形成》の魔法を使ってから、この針で模様を付けるんだ
【グレゴールはちゃっちゃと幅が広目の指輪を作り、エリシアが持つペリドットの内径に合わせた石座を指輪に作りまして】
【エリシアにペンでも渡すかのように針を渡そうとしますよ】
471エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)23:42:44 ID:Ws4
>>470
「?なんで?……えりーだよ!」

何かを訝しんだのか、一時首を傾げ…… それはそれとして質問には答えるエリシア。
宝石を加工してくれるらしいと聞けばペリドットを渡して、グレゴールから針を受け取ることになるだろう。

「んーとねー…… えいっ」

そしてやり方を聞いてまたデザインを考え、言われた通りに針を沿わせ。
いまだイメージ固まらないながらも針を走らせて、簡単な模様をつけていくのだった。
472グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/17(月)23:50:46 ID:IEi
>>471
これを磨き直せば良いのかな?任せて!
【ウィ……自称ウェンディはまずダイヤの鑢を取りだして湿らせ】
【粉塵が周りに飛ばないように得意の風魔法で制御しながらも素早く磨き上げます】
【何というか、手元が残像というよりは分身の域に達していて……あっという間に店に並ぶものと遜色がない程度の物に仕上がりました】

エリシア、石をはめるのやってみるか?
《素材形成》で石座……この4つの爪だな、を柔らかくしてペリドットを乗せるだろ?
そして一旦優しくペリドットを落ちないように内側に爪を全部曲げてから、改めてしっかりと仕上げて《素材形成》を解除すれば完成だ
つまり、ネックレスに宝石を付ける仕上げだな!
【自称ウェンディから磨き終わった宝石を受け取り、エリシアに渡して提案と説明をしますよ!】
473エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/17(月)23:58:06 ID:Ws4
>>472
ウィr……ウェンディがペリドットを研磨する間に、エリシアもまた模様を描き終えたようだ。
といっても何かを模したとかではなく、なんだか文字のようなただの線のような、模様と言っていいのか怪しい代物。
それはエリシアともう1人のみが知る、凍てつく首輪に温かみを伝えるような紋様なのだが、他の誰にも伝わらないだろう。それでいいのだった。

「ん、えりーがやる!」

そして磨き終わってぴかぴかになったペリドットをちょんとつまみ、台座に向けて近づけていき。
言われた通りに爪を伸ばして、そっと宝石を置きまた曲げて。

「できた?できたー!」
474グレゴール◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/18(火)00:07:24 ID:6yi
>>473
何かの生き物か?
エリシア、お前が成長すれば指の太さも多少は変わろう
付けられなくなる頃までに、《素材形成》と道具で安全に付けられる指輪を作れるようになったら指輪の部分を調節するといい
【今日エリシアに任せなかった部分も、成長すれば問題なく出来るようになるのだろう】
【成長期に指のサイズに合わせた指輪なんて、入らなくなることもあるからと呑気に言い】

俺はちとコイツと相談があるもんで、先に帰ると良い
またな、エリシア!
【自称ウェンディに払う対価だの自称ウェンディの私物のメンテナンスだのやるためにグレゴールは工房に残り】
【エリシアを見送ることでしょう】
475エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/18(火)00:21:25 ID:SFs
>>474
「いきもの?……ん、わかった!」

まあエリシアの本来の目的は「ネックレスに宝石をあげること」。
指輪として使うつもりはほとんど無いため、その調整が必要になるかも怪しいのだが。

「わかった、ばいばーい!」

そしてグレゴールとウェンディ(自称)に手を振るエリシアの首には少しだけ変わった銀のネックレスが加わっていて。
ふよふよと変える道すがらで指輪部分をぎゅっと握って、嬉しそうに微笑むのだった。
476シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/19(水)22:08:06 ID:toC()
涼しい。夏の残暑もそろそろ感じなくなってきた気候であるため外に出る生徒の数は多かった。

「らーらっららーらーらー♪」

スケッチブックらしきものを抱えた黒髪の少年もその一人。朝の少し肌寒い時間帯でも鼻唄混じりに彼は外に居たのだった。
それは誰かを捜しているようでもあり、モデルを捜しているようにも見えなくはない。既に描き終えてる可能性も高いのだが。
477ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/19(水)22:15:16 ID:7jh
>>476
「らん、らーららららっ、らーらーらーらーん♪」

心地良い気候と言えた、そも暑いのより寒いのが好きなのだ
即ちいつもより二割り増しで元気なミズハ、るったらーんな鼻唄と共にいる

「……ん?あ、こんにちはー、ご機嫌ですねー?」

何してるんですか、と尋ねる側も大概ご機嫌なのだがそれはそれこれはこれ
478ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/19(水)22:16:00 ID:d7q
ウィリアムスは馬鹿達と停学中……仕事が減るのは楽で良いわね
【学校の校舎やら校庭やらを見回る風紀委員が居ますよ】
【先日、夢魔を召喚しようとしていた生徒たちを阻止するべく動いていた女子生徒ですね】
【黒すぎて平面に見える髪と瞳が特徴的な……ディアナですね!】
479シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/19(水)22:22:35 ID:toC()
>>477
「らー……あっ、ミズハ先生ー! こんにちはー」

先生もご機嫌だねー、なんていつも通りの砕けた言葉遣いで振り向いてお返事。

「えっとねー、これ! ミズハ先生はー?」

誰かが少し移ってるのかスケッチブック(表紙は厚紙)を見せて答えた。いやまあ、物が物だから判断はしやすいかもしれないが。
480プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/19(水)22:24:51 ID:1v4
>>478
中庭のベンチに腰掛けて手のひらを見つめる、枯草色の人影一つ。
そのままふわりと手のひらを上方にあげれば、軽いつむじ風がふわりと巻き上がる。
海棲に似つかわしくなく風属性適性の高いプラーナは、海中と異なるその感覚が興味深いのだろうか。

「…………あ」

さて、そんなプラーナが顔をあげれば、見覚えのある数少ない姿の一つが目に入る。
特に声をかけたり身振りをとったりすることはしなかったが、じっと視線をディアナに向けて目で追うのだった。
481ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/19(水)22:28:24 ID:7jh
>>479
「んふふ、涼しくなって来ましたからねー」
「……あら、お絵描きでしたか?」

満面の月の微笑み、いつもの変わらない所作である
そしてスケッチブックを見ればほへぇと目を丸めて見せる

「芸術の秋!ですもんねー……何を描くんですか?」
482ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/19(水)22:31:09 ID:d7q
>>480
あらプラーナ、こんにちは
【事件を阻止するべく募った有志の一人、プラーナ君が視界に入ったディアナは立ち止まり声をかけます】

もうこの学校には慣れたかしら?
【先日、いきなり巻き込んでしまった感じがしていて、申し訳なさそうな声をしています】
483シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/19(水)22:35:46 ID:toC()
>>481
涼しくなるといいよねー、とこちらは安堵したような笑み。まあ暑すぎると死活問題だったので仕方ない。真紅の外套まだ着てるし。

「当たり! ……なんだけど何描こうか迷ってて……あっ、そうだ、この前の景色、描けたんだ!」

どうやらまだ迷っており、それゆえにフラフラしていたらしい。
しかしながら、うーん、と悩む中でミズハと見た絶景を描けたことに気付いて元気そうにそう伝えるのだった。
484プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/19(水)22:38:17 ID:1v4
>>482
相変わらず眠たげな目でこくりと頷くプラーナ。ディアナの謝意などどこ吹く風である。
プラーナは言われるがままに動いていた節があるが、それを取り立てて苦には思っていないのである。

「……これは?」

ディアナの髪を見てか、先日貰ったペンダントを取り出して疑問をぶつける。
それは魔道具の効果についてなのか、はたまた送った意図が読み切れていないのか。
485ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/19(水)22:42:43 ID:d7q
>>484
この間手伝ってくれたお礼よ、お礼
魔力をそのネックレスの石に貯め込んでおいて、いざという時に貯めた魔力を使えるようにする為の物よ
【ディアナの説明!シンプルだ!】
【ディアナが答えられるのは、それ以外には作った人くらいだぞ!】
486ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/19(水)22:42:54 ID:7jh
>>483
「ねー、ホントに……」

染み染みと苦笑しつつ、こちらは生き死にのレベルには至らないがそれでも涼しい方が良いのだ

「へー……え?あの時の?」
「スゴい、見せて見せてー」

ふと鮮明に想起させる事の出来る純白と藍夜の絶景
無論見たくない訳がない、どれどれ?なんて覗き込もう顔を寄せるのである
487プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/19(水)22:52:19 ID:1v4
>>485
「お礼……?ん」

見返りに何かを受け取るという文化に馴染みがないのか、首をかしげるプラーナ。
しかし概念には納得したのか、やや間があってからこくんと頷いた。

「魔力…… じゃあ」

自分の魔法で生んだ風の中にペンダントをかざすと、風はどうなるだろうか。
特にプラーナは意識して操作しているわけでもないが、魔法の魔力がペンダントに吸われるのだろうか。
それとも魔法のまま残るのか、まだプラーナは使い方を知らない。
488シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/19(水)22:55:53 ID:toC()
>>486
「もっちろん!」なんて言っていそいそとスケッチブックを開くシャディ。ミズハの顔の横で純粋そうな顔を見せて。
完成したけど見せないなんて意地悪を思い付かない位には上機嫌だったようだ。元々ミズハに見せると言う約束もあったためだろうが。

そのページまでに行く途中、いつもの中庭の絵や何かのお菓子らしい絵などがチラチラと見えたことだろう。そして目的のページを開けば。
夜風に舞い上がる様子の白い花弁、月の光のヴェールを見せる夜空。木々の揺れや浮かぶ月に至るまで視覚情報で得られたモノを描き込んで忠実に再現した絵が見せられる。
夢の世界で見たと言われても信じられそうなほどだった奇跡の絶景を、眼や写真とはまた違った雰囲気で伝えてくるこの絵は、シャディにとっての自信作である。
その横では思い出して懐かしそうにしつつも、褒めてほしそうに外套を尻尾で蠢かせるシャディが居た。
489ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/19(水)22:57:52 ID:d7q
>>487
大気の魔力を吸う性質はあるけれど、攻撃魔法を防ぎきるような規模ではないから忘れてはダメよ?
【魔力で空気をかき混ぜるタイプの風魔法であれば少し減衰するのかもしれない】
【純粋に風という現象が発生しているのであればプラーナ君の手で少し遮られている位になるのでしょう】

魔力を物に込める方法で込めて、使うときは杖や魔法具と同じように握って魔法を使うのよ
【まだ説明できるものがありましたね!】
490ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/19(水)23:07:50 ID:7jh
>>488
「ん?……んふふ……」

途中途中で散見出来る彼らしい絵の数々を微笑ましく思う、そして

「……おー……!」

そこにあるのは確かにあの日見た夢、幻想の彼方の追憶
シャディを通してしっかりと、彷徨う季節の最後の言葉が奏でられているようだ

「……スゴい、上手い!」
「キレーでしたよね……うん、ハッキリ思い出せる」
491プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/19(水)23:09:14 ID:1v4
>>489
「あー…… 試した」

ディアナのいう通り、意図的に魔力を込めない限りにおいては思うように働かないらしい。
魔法に対してあてがうような用法は出来ないものであると、プラーナは実験し理解した。
ほんの少しだけ魔力を吸った黒すぎる宝石を撫でて、ディアナに向き合う。

「出す時は?」

ようは込めた魔力をすぐに魔法に使わずに、自分に還元する方法があるかということか。
伝わらなければディアナの手を取って、呼吸のために水を取り込むような「吸収」のイメージを投影するだろう。
492ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/19(水)23:16:56 ID:d7q
>>491
だから、ああ……なるほど
ネックレス、ちょっと借りてもいいかしら?
【プラーナに触れられ、その意思伝達によって疑問を理解しましたよ】
【ディアナは魔力の吸収を得意としているので、その機能を付けることを考えていなかった!】
【何やら魔法文字を刻む針を取り出しながら、即席で何かをするつもりみたいですね】
493シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/19(水)23:17:18 ID:toC()
>>490
公式の記録は無いかもしれない景色の絵を描けたのはそれだけその日が印象強かったことの証である。
上手と褒められれば元々良かった機嫌は更に上々。見て思い出されたと聞けばやった、とばかりにガッツポーズ……する影の手。

「キレーだったー……秋だと別のが見られたり、するのかな?」

花はそれなり、紅葉もある。しかし秋の季節には夜の景色として印象深いのは月だろうか。そんな想像を巡らせて。

「あ、秘密はちゃんと守ってるから安心してねー。…………あ、そうだ」

言うまでもないのかもしれないがその日の約束事をいたずらめいた笑顔で近い顔に言う。そして何か思い付いたように。
494プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/19(水)23:24:46 ID:1v4
>>492
「?……はい」

一度渡したものをもう一度欲しがる行為に疑問は持ったものの、ひとまず言われた通りに。
そして何やらディアナがネックレスを加工する様子を前から眺めて。
さらに手元が気になったのか、ディアナの背後に回り肩越しに覗き込もうとしたり。
身長差はいかほどのものだろうか、しっかりと手元が見えたかは怪しい。

「何を?」

その作業の内容が気になって、後ろから声をかけたプラーナ。
先ほどの質問と今の行為が、プラーナの中では紐付いていないようだ。
495ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/19(水)23:26:03 ID:7jh
>>493
「ねー、季節が深まったら今度また見に行ってみましょうか」

とは教師が誘いを切り出す物では本来ないのだろうが、まぁその辺はアレなのだ

「ん、あ、あはは……ありがとうー……」
「……ん?なぁに……?」

秘密の鍵は無事となれば一安心、持ちつ持たれつなのである
さてはて、何か切り出したのであれば小首を傾げて続く言葉を待つのであった
496シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/19(水)23:30:13 ID:toC()
>>495
「いいねー」と躊躇いも迷いもなく乗っかる少年。まぁ何か言われそうなら課外活動で乗り切れば良いのである。

喋らない代わりにつっつく、なんていたずら心が無いわけではなかったりするが。

「ミズハ先生描いてみても良いー?」

とまあ、思い付いた内容はさっきまでの悩みを解決したそれである。問題はミズハが受け入れるかどうかだが。
497ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/19(水)23:35:13 ID:d7q
>>494
何をするのか気になるのね?ふふっ、ベンチにそのまま座りなさい
【プラーナ君が座っていた際の目線の高さでも見えるように少ししゃがんで】
【ネックレスの魔石を吊るすペンダントに魔法文字を書いていなかった部分直線と直線のみで構成された文字を刻んでいきます】
【そして最後に印を付けて】

この印の部分に触れると触れた人に魔力を与える魔法を組み込んだわ
それで大丈夫かしら?
【ネックレスのペンダントトップ、その鎖と接する部分に小さく六芒星が書かれています】
【普段身に付けるときは胸に当たらない位置なので、意図的に触らないといけませんが意図せず戻す場合が無いようにするための措置なので仕方ありません】
498ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/19(水)23:43:14 ID:7jh
>>496
「うん、約束っ」

秋月、楓、銀杏の葉……心踊る鮮烈さへの期待はきっと裏切られる事はないだろう

「……ん?」
「……わ、私……?、い、いいですけどー……」

描いても映えませんよ、と苦笑
ミズハの自己評価は実際低いのだ、肩を竦めて小首を傾げる
499プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/19(水)23:47:55 ID:1v4
>>497
「……それは?」

眠たげな目や仕草はそう変わらないが、声がほんの少し弾んでいるのが伝わっただろうか。
いつかレイヴンと話した時は全くの無知だった「文字」の概念に、どんな役目があるのかと興味津々のようだ。
もっとも、書き文字や魔法文字、ルーン文字といった違いが根本的にわかっていないのであるが。

そして再びネックレスを受け取ったプラーナ。印の部分を握り込んで魔力を送ったり戻したりを試す。
そして感覚で使えそうだということがわかってから、改めてディアナの方に向き直り。

「使った。えっと……」

実際に使用できたことを伝え、一言感謝を伝えようとするも口ごもる。
表現が思い浮かばなかった様子のプラーナは、また手を取って優しげなイメージを投影するのだった。
500シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/19(水)23:52:39 ID:toC()
>>498
秋への期待を膨らませて、約束事は一度終わる。こういった約束はいくつあっても困らないものであるから。

「やった! ……僕はそう思わないのにー」

自己評価が謙虚であるのは良いとは言われるが、低すぎるのもどうだろう。時々見えるミズハ自身の自信の無さに不思議に思いつつ、どんな姿勢で描こうか、等と提案しつつ距離を離して再び対面。
ミズハ自身に何かポーズなどがあるならシャディはそれを描き始めることだろう。無いならば魔剣を持ってみて、なんて言うのである。……まあ魔剣で隠れようとしたら注意が飛ぶだろうけど。
スケッチブックとパレットを持ち、絵筆を携えて影の椅子に座る姿は素人ながらの絵描きのものだった。
501ディアナ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/19(水)23:56:07 ID:d7q
>>499
魔法を使うための文字よ
金属に刻みやすい、直線だけで書ける……ね
魔力を込めやすくしたり、魔法媒介としての意味を持たせたり……今加えたのは印に触れた人に持っている魔力を与える魔法よ、この場合は魔石が貯めている魔力ね
【説明!概要としてはルーンに近いが一文字毎の意味はないぞ!】

それが改めて、私からのお礼ということで……ありがとう、感謝するわ
【ディアナにはそれが何となく喜んでいると伝わり】
【先日の礼を改めて言葉にし、学校の見回りを再開するのでした】
502ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/20(木)00:02:41 ID:OcG
>>500
「うぅ、は、恥ずかしいですねこれ……」

魔剣で顔を隠そうとしつつ怒られてしまった
ならばと恥ずかしながら右手に鞘を左手に魔剣を保ちやや足幅を開いて背筋を伸ばす
顔付きこそ気恥ずかしそうにしているが、wikiのミズハのページのアレのポーズを取るのである

「……出来たら見せてね?」

しばしそうして慣れた頃、微笑みを浮かべてそう尋ねるのでありましたとさ

//すみませんが眠気が…!この辺で落ちになってしまいそうです…ありがとうございましたっ!
503シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/20(木)00:16:29 ID:wdW()
>>502
恥ずかしい、なんて言ってるミズハを見て微笑ましそうな顔。
決意してポーズを取ったのを見ればおっ、と呟いて絵筆をスケッチブックに走らせた。
ミズハの色を絵の具で再現し、ポーズの細かいところまで絵筆に任せて描き上げていく。
時々見直して、青系の絵の具がついた絵筆を立ててミズハの細部まで確認することも忘れずに――。

「もっちろーん!」

その質問には当然とばかりに返すのであった。表情を先に描いてて良かった、と思いながらだ。
完成した絵は、描かれた人物がミズハであることを知らせるには十分過ぎるほどで。
決められたポーズで描かれた本人からするとかなり恥ずかしくなるだろうと思わせるほどの出来になったのであった。

//ありがとうございました! おやすみなさいませ!
504プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/20(木)00:24:26 ID:Kmx
>>501
「魔法、文字……」

それからはディアナの説明と作業を黙って眺めるプラーナ。
決して興味が失せたわけではない、むしろよりよく眺めようとの試みである。

そして受け取ってから効果を試した後で、ディアナからもたらされた感謝の言葉に。

「ありがとう?……ん、ありがとう」

そういえば自分が言い詰まったのも、これに類する語彙だったかと。
ディアナに同じ感謝の言葉をかえしてから、ベンチに座り彼女の去っていく様を見届けるのだった。
505エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/20(木)21:25:50 ID:Kmx
校庭の一角、ただ砂だけがある平坦な場所。
そこに足を投げ出してぺたんと座る若草色と、同色の半透明な軟体の猫。

「んー…… どうかな?」

言いつつ表情は緩んでいるエリシア、猫の首にかけるのは鈍い銀に緑の宝石映えるネックレス。
猫の方は気だるそうにあくびをする、そんな動作の後で丸くなるのだった。
506リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/20(木)21:35:29 ID:wdW()
>>505
気の緩みを程好く誘発するこの季節風。その中での見回りという名の暇潰しをしていたところ、砂場にて若草色。
そういえば彼には会えただろうか? そんな疑問が浮かんで砂場に向かう。

「……おや、エリシアさん。悩みは解決いたしましたか?」

話し掛けようとしたその時、若草色の猫にかかったネックレスを見やるリエード。
撫でても? なんてついでにエリシアに聞く彼は、主の背後。猫はどう思うのやら。
507エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/20(木)21:42:27 ID:Kmx
>>506
「お、リエード!こんにちはーっ」

猫越しに歩いてくるリエードを見つけ、手を振って挨拶。
そのまま彼がくるまでの間、猫はやはり動かない!

「いいよーっ、みてみて!」

そして猫の脇に手を差し入れて、リエードに猫を差し出すエリシア。
その首元のネックレスを良く見せようとしての行為である。
……ちなみに、このネックレスは別に猫の首輪というわけでもない。ディスプレイがわりにして眺めていただけだ。
とはいえ、エリシアの首には金のロケットも掛かっているのだから、こちらは首輪といわれても違和感はないだろうが。
508リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/20(木)21:48:10 ID:wdW()
>>507
猫の大胆不敵さには大したものと思うしかない。
そしてエリシアの様子には相変わらず毒気を抜かれそうになりつつ、可能ならば猫を抱き上げようとするだろう。
しかし、ネックレスを両方がかけていると片方が別のものに見えるわけでもある。

「こちらのネックレスは、この猫にかけることにしたのですか? そちらのネックレスもありますし」

可能ならば猫を片腕に抱いてその頭を撫でようとしながらこう聞くであろう。
エリシアからすると猫に撫でをとられるのはちょっと新鮮か。
509エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/20(木)21:55:57 ID:Kmx
>>508
軟体質の猫は暴れることもなく、大人しくリエードの片腕に収まるだろう。
撫でられればまるで本物の猫のように、声が出たならゴロゴロと鳴くかのような動きを取るのだった。
……いや、魂で言うなら本物の猫ではあるのだろうが。

「……?えりーのだよ?」

自分で猫にかけて眺めておいて、「一体何を言っているんだ」とばかりに首を傾げる理不尽さ。
自分の代わりに猫が撫でられているからと言って、羨ましがったりする様子もない。
510リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/20(木)22:01:49 ID:wdW()
>>509
「………………なるほど」

子供の考えることはよくわからない、とよく言うがエリシアを見ていると本当にそう思う。
この猫にかけた理由はリエードにはあまり思い付くものがなく、この時ばかりは某雨乞い乙女の思考回路を求めたくなった。

「まあ、それはさておき成功したご様子で何よりです、いいものは教われましたか?」

撫でていた手をネックレスに移し、慎重に手に乗せて見つめる。
鈍い銀に緑の宝石、合わさっても中々綺麗なものだと実感した。
511エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/20(木)22:10:24 ID:Kmx
>>510
エリシアとて、初等部内では年齢の高い部類に入る程度の年齢なはずなのだが。
そこは種族柄なのだろうか、相対するとどうしても扱いが幼子に対するそれになってしまう魔力を秘めていた。

「んーとねー…… こーぼーにいってきた!」

さて、ここでまたすれ違い。確かに技術に教務はなくはなかったが、エリシアの目的はネックレスへの宝石の付加。
学んだことを無理に探した結果、「構内の新しい場所を見つけた」ということに回帰したのだろう。
512リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/20(木)22:15:47 ID:wdW()
>>511
小さな…………いや、少しアレなのでやめておこう。

それはさておき覚える本当に小さな違和感。質問の仕方一つでエリシアは答えが違うものに変わりやすいのでもしや、とは思うが。

「こーぼー……工房ですかね? そこでこれを完成させた……と見てよろしいですか?」 
「工房では…………何が見られましたか?」

思い出させるように誘導してみよう、という手になったようだ。
513エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/20(木)22:25:13 ID:Kmx
>>512
「うん、グレゴールがつけた!」

猫の首からネックレスを外そうとすれば、鬱陶しそうに首を振る猫。
ともあれ無事にエリシアの手元に戻ったネックレスをかけて、じゃーんと手を広げて見せるのだった。

「なに……? んーと……」

まずはグレゴール、次に知らない人たち。工房にいた人間である。
次に色々な道具を見たことを伝える。特に技術的な話は今の所ない。

「あとねー、ウェンディ?っていってた」

最後に宝石を磨いてくれた人物のことを思い返して、それで見てきたものは一通りらしい。
514リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/20(木)22:31:27 ID:wdW()
>>513
浮けるため問題はないだろうがそこは上級生、エリシアのために屈んで猫の高さを低くする。首を振る様子を見てなついてるのかよくわからなくなったが。
改めて着け直したエリシアを見れば似合ってますよ、と優しく触角の頭を撫でた。

「……ウェンディ? どんな御方でしたか? 髪の色や、男女とか」

うんうんと頷きながら色々な方が居たと聞くがウェンディという名はあまり聞かない。てっきりグレ一族かと思ったがそうでもなさそう。
それでも磨いてくれたということは親しい方なのだろう、と思ってその人物を聞くのであった。

「ネックレスは喜んでいますか?」
515エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/20(木)22:45:13 ID:5Cn
>>514
どちらかと言えば、猫は嫌がっているように見えるだろうか。
ネックレスが恋しいというよりも、絡まれているのが面倒だとでもいうように。

「かみ?みどり!」

同じく緑髪(正確には髪ではないが)のエリシアがそう答える。
相変わらず男女の概念は微妙なので答えは返ってこない。
そしてネックレスを両手でぎゅっと掴んで目を瞑り、その感情を朧げに掴もうとすれば。

「……たぶん?」

確信はなさげだが、表情は嬉しそうに。何となくそんな感情が伝わったのだろうか。
516リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/20(木)22:52:31 ID:wdW()
>>515
猫は気まぐれというし、たまたま機嫌が悪かったか。とリエードは結論付けたようだ。しかしこの猫、珍しい――。

「緑髪の方ですね、ありがとうございます」

礼を言う相手が増えた。そんな思いである。いや、実際には叱らなければいけないのだが。

「……ふふ、それならば付けてあげた甲斐がありますね? 大事にしてあげなさい」

本当にわからないのならばエリシアのことだ、表情も曇っていることだろうと考えてネックレスの感情とエリシアの心境を読み取ろうとした。
もっとも最後の言葉に関してはもはや言うまでもないだろうが。

「そういえばなぜ砂場に?」

鑑賞目的ならば部屋でも良さそうだが、なんて今更思ったようだ。
517エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/20(木)23:03:20 ID:5Cn
>>516
「んー……?」

見ず知らずの人物の人となりを知ろうとするリエードにちょっと不思議そう。
個々でのすれ違いにヒントを与えるならば、人間種とエリシアたちの感覚情報の差異だ。
即ち視覚の重要度が低く、第六感として霊感覚を有する点である。

「だいじにする!……ん、こう?」

ミズハにも言われたことだ、エリシアはネックレスをかわいがることだろう。
そしてわざわざ外に出た理由を問われて、ネックレスを持って揺らしたりしている。
「日光を反射して綺麗だから」というささやかな理由を、輝きに気を取られて説明を忘れたエリシアから読み取れるだろうか。
518リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/20(木)23:11:00 ID:wdW()
>>517
「ん? ……まあ自分はまず外見を見るので、その辺を聞いておかないとわからなくなるんですよ。エリシアさんは違いますか?」

霊を見る能力もなければ、思念を読む能力もない。故にリエードはまず外見から人を読むのである。
もっともその外見が彼の琴線を刺激するという点も関係していたりするのだが。

「………………こう?」

揺れるネックレス。視点が低からず上からである以上すぐに理解するのは難しいと思ったのか座り込んで視線を低く。
そしていくらかエリシアが揺らした時に、キラリと光る反射がリエードの目にも確認できたのであった。

「綺麗ですね」

理由を探ったのではなく、感想として出てきた言葉であった。
519エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/20(木)23:16:12 ID:Kmx
>>518
「んー…… どうだろ?」

感覚の違いを問われると首を傾げるエリシア。一体なにが違和感だったのだろうか。
まあ単純に、エリシアが出会っただけの人を知ろうとする行為そのものが不思議だったのかもしれない。
……近縁の種であるプラーナが先日警察犬のように嗅覚で人を追ったことは、二人はまだ知らないか。

「きれいだねー!」

その後もネックレスを揺らしながら、大まかに円形をしたカットの宝石がきらめくのを眺めるだろう。
もはやエリシアはこの行為に至った質問のことなど忘れ、ネックレスとの遊びに興じるのだった。
520リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/20(木)23:24:41 ID:wdW()
>>519
「では、いずれなにかわかれば教えてくださいね」  
 
リエードとしてもエリシアが浮かべている違和感はかなり悟りにくい。案外なにかあるのかもしれないと深読みするのも仕方ないことだった。
プラーナの件については、リエードがまだプラーナについて知らないのと、ディアナからどのように報告されているか。それ次第である。

「…………ああ、そういう……」

エリシアは純粋だ。普通に見るより綺麗になるのだから外に持ち出すことに不思議はない。
宝飾品を家の中で身に付けるより、外で色々な光に当てて楽しめるのはきっと子供のうちだろう。

「汚してしまわないように。もし汚してしまったら綺麗にするように。ここだと砂が舞うことがありますからね」

うっかり落としたりしようものなら、拾い上げるときにも一苦労しそうな雰囲気を感じたらしい。
521エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/20(木)23:35:13 ID:Kmx
>>520
「はーい!」

実際何について伝えればいいのか、果たしてエリシアは理解しているのか。
ともあれそんな元気のいい返事を聞けば、なんとなく意思疎通はできたような気になるだろう。

「ん、わかった!」

エリシアは一体どこまでを汚れと判断するのか。それだけが心配である。
例えばペストマスクをつけて液状化の土を泳ぐことを、ネックレスをつけて平然とやりかねないのだ。
もっとも、一応魔道具の一部となったペンダント部分。自己修復の効力が宝石部分にまで及んでくれれば言うことはないのだが。

「んー、きらきらーっ」

ネックレスを誇るように鈍い銀に映える緑を眺めるエリシアは、きっとそれなりに手入れもしてやることだろう。
522リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/20(木)23:41:33 ID:wdW()
>>521
うんうん、と元気な返事に頷き二回。この辺りはもうフィーリングとかその辺りの領域である。

汚れに関してはエリシアの判断でも大丈夫だろう。エリシアは未知が多いだけなはず。酷い汚れになれば悩むだろうし、結果そうなる行動は控えたりするはず…………。
酷い汚れになって泣こうものなら少々心は痛むだろうが。

「そちらも良いですが、今も身に付けている方も忘れずにね」

ゆっくりと立ち上がって、ズボンについた砂を払い落とすとエリシアの頭を優しく撫でるのであった。
523エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/20(木)23:50:46 ID:Kmx
>>522
まあ何かが起きた時、それを解消しようと行動してくれるのは確かだろう。
エリシアはこう見えても、いざという時に泣きつける人脈が広いのだ。誰かの力を借りて、なんとかするだけの力はある。

「これも!うん!」

もう一つ首にかかっているものといえば、金のロケットだろうか。
洋館から救い出した同級生の写真が入ったそれもまた、エリシアにとってはかけがえのないもの。
……魔道具の保存機能に任せて、土に潜ったりするあたり扱いが雑な気もしなくはないが。
ともあれリエードがエリシアの頭を撫でると、いつものように心地良さそうに目を閉じる。
自分の番は終わったかとでも言いたげに、軟体質の猫がリエードの腕からぴょこんと飛び降りた。
524リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/20(木)23:56:58 ID:wdW()
>>523
エリシアの性格上、助けてくれる人物は多いはずだ。少なくとも自身も対応はできそうなのだから。

「……最近は涼しくなって良かったですねぇ」

その中身をリエードは知らない。知らないが身に付けているということは、そういうことだろう。
ま、まあ。雑に見えたとしても実害がなければ無問題である。もし不安になったならくれた人に聞けばいい。

「おや、流石に長過ぎましたかね。それにしても貴女と同じ質感の猫とは、珍しい猫が居たものです」

のっぺりした質感を楽しみつつ、そんな考察をするリエードであった。
525エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/21(金)00:00:55 ID:RzJ
>>524
「でも、これですずしかった!」

茹だるような猛暑を無事に越せた一因に、この鈍い銀のネックレスの存在は大きい。
凍てつく氷の魔力ながらエリシアが身につけても大丈夫なそれは、体温を下げるのにとても役立ったのだ。

「うん、レイヴンとやったよ!」

さて、リエードはあの体質の猫を天然物だと思っていたのだろうか。
そうとは露ほども思っていないエリシアは、また点と点が線で繋がらない言葉を残すのだった。
526リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/21(金)00:07:40 ID:UUg()
>>525
「ああ、対策になるんでしたか、となれば中々運命的ですね」

本人に自覚はないのかもしれないが、ある意味この夏の猛暑を乗り越えた礼として緑の宝石を与えたようにも見える。
とはいえ純粋な好意に口出すわけもなく、少し撫でが強くなるだけだった。

「はい?」

繋がるわけがない。天然物だと思っていたしエリシアとレイヴンが何をやったらこの猫に繋がるのかよくわからない。
そのせいでこんな気の抜けた声しか出なかった。
527エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/21(金)00:15:40 ID:RzJ
>>526
実態は「ミズハの教えに従ってもっと仲良くなるため」だが、捉え方によってはそう取れなくもないだろう。
先ほどの猫よりも撫でられることに反応がいいエリシアからは、それ以上の答えは帰ってこないが。

「え?あっ、ばいばーい」

そして拍子抜けしたようなリエードの声にこちらも疑問符をあげて。
いつのまにか背を向けて遠くに歩いて行った軟体質の猫の背中に手を振るエリシアであった。
528リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/21(金)00:21:16 ID:UUg()
>>527
「え、あ、ではまた……」

珍しく脱力した状態だったためかエリシアに釣られて軟体質の猫に別れを告げるリエード。
それから少しの間よしよしと無言で撫でること数分――。

「すみません、あの猫とレイヴンさんに何のご関係が? いえエリシアさんならまだわかりますが」

軟体質なのだから、海出身とでも言われれば納得する。が、親しい以外の関係が無さそうな人物名の上に「やったよ」である。
何をやったというのだろうか。
529エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/21(金)00:30:39 ID:RzJ
>>528
実態はどうあれ、柄の悪い風紀委員が異質な少女を撫でる画はなかなか怪しいのではないだろうか。
そんな光景が数分続いた後に、ディスコミュニケーションをリエードは崩しにかかる。

「え?だってレイヴンといっしょに……」

さて、「儀式を用いて体だけ召喚した」なんて細かい事情を説明できるエリシアでもないのは承知だろう。
しかしそれでも、本質を理解するにはあまりに情報が少ない。やっと絞り出した表現をぽつりと呟いたエリシア。

「……よんだ?」

一体あれがどういう扱いになるのかはわからないが、そういうことらしかった。
530リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/21(金)00:36:56 ID:UUg()
>>529
大丈夫、理解のある人は苦笑いするし、イメージが悪い人はひそひそ話に用いるだけだ。多分余程のことがない限りは突っ込まれないだけのことはある。
これでエリシアが大泣きしていたりしたらまた話も別でリエードが取り押さえられる事態だっただろうが。

「……よん……だ?」

なるほど、レイヴンとやった、というのが何かしらの作業であることならば理解できる。
問題はその作業内容だが。よんだ、という表現は魔法に満ちた世界でもこの二つはあるだろう。
召喚だけでなく、何かしらを用いて付近のものを呼び寄せた、というもの。

「…………呼ぶのに何か使ったり、用意したりしましたか?」

誤解がなかったり、抜けがなければこれで伝わ――
531エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/21(金)00:42:45 ID:RzJ
基本、世の中ではそれを大丈夫とは呼ばないのだが。
まあ当事者の二人が気にかけないのであれば、主観的には大丈夫でいいのだろう。

「……んっ」

リエードの質問を聞くや否や、ぷちっと引きちぎられるエリシアの触角。
「これを使った」なんて説明はエリシアからはない。ただただ唐突な自切行動。
532リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/21(金)00:46:49 ID:UUg()
>>531
「!?」

突然の自切。リエードも久しぶりに見かけたその行動に驚くのみ。
いやしかし、と冷静に考えなければならない。この土のように硬く筋肉説がある脳で。

(質問は呼ぶのに使用した、用意したもの。そして突然のこの行動……つまり触角がそれに当たるわけだ。ここから――)

導き出される回答は。

「触角を餌にしたんですか? 危ないですよ?」

対象が最近生まれた雛なら多分正解だった。
533エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/21(金)00:51:10 ID:RzJ
>>532
ぽえーっとちぎった触角を見つめるエリシア。しかし考えなしの行動というわけでもないはず。
少し間があってとった行動は、ちぎった触角をリエードに渡すというものだった。

「んー、そうなのかな?」

餌にするという表現はいささか疑問があったものの、呼ぶためにものをあげているという面で似たようなものだろう。
どちらかで悩んで片方を選んだ相手に対し、どっちも似たようなものだからと煮え切らない回答なエリシア。
きっとエリシアとのコミュニケーションでは、こういった点を突き詰めては対話できないのだ。
534リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/21(金)00:59:01 ID:UUg()
>>533
「違いますねその感じ」

スパーンと自分で打ったボールを全力で捕る采配。
触角を渡されたはいいがもにもにする以外に浮かばず。

「ふむ…………触角以外に何かありました? というかあの猫はどうやって出てきたんです?」

若干煙が出そうなリエード。元々考えるよりは体を動かす側の彼には突き詰めるタイプも苦手だ。
だからといってまさかエリシアに向かって「いいから教えろやゴラァ!」なんて態度が取れるわけでもないのでこうなるのである。

「レイヴンさんと二人で…………何か儀式でも?」

レイヴンへのイメージが雨乞い儀式故の。
535エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/21(金)01:05:48 ID:RzJ
>>534
「えーとね、まるかいてー、おいてー……」

方向性が定まれば色々と方向性が見えてくるか。
丸というのは魔法陣、置いたのは供物という認識でいいだろう。
召喚当時の具体的な内容が明らかになり、ここまでくればリエードにも伝わるだろう。
……ちなみに、強硬な態度を取っても内容は改善しないので正解だ。

「そうかな?」

正直細かい部分はレイヴンが本を見ながらでやっていたため、なんという行為かなどはわかっていなかったりする。
536リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/21(金)01:16:32 ID:UUg()
>>535
「丸を書いて……置いて……」

認識はできるし理解することはできた。儀式の応用で呼び出したことは流石にわかった。
なぜかと言えば、リエードがたまに受け取る許可の書類にレイヴンが儀式の内容を書くからである。ちなみに成功率が高いと実感したものは次回以降やんわり止めてたりすることもある。
まあ結論を出せば。

「つまり召喚ですね、それならば触角を用いたことも納得です。……」

だからなのか、軟体質なのは。そんな、多分本人もレイヴンも天すら曖昧だろうものに対する答えはなぜか口に出せなかったという。
もにもにしていた触角は若干のへこみを戻しながらリエードがエリシアの頭にくっつけようとするだろう。
537エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/21(金)01:25:55 ID:RzJ
>>536
正直、レイヴンの関与があるとわかった地点でそちらに聞いた方が話は早かっただろう。
それでも何とか自分の求める答えを引き出せた辺りは、リエードの意種族交流スキルがものを言ったというところか。

「んー、そう……」

エリシアとてわからないことの多い召喚だった。煮え切らない部分はどうしようもない。
少しの間押し付けるように断面をくっつければ、元のように触角は戻ってくれるだろう。
実際は「体だけはレイヴンと召喚、魂はバーラントと召喚」という事情なのだが、そこまではもう望むべくもない。
もしくは鷹と出会った時に若干体が乾燥している辺りに気を配り、それを思い返せたなら。もしかすれば察する事もなくはないのかもしれないが。
538リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/21(金)01:37:19 ID:UUg()
>>537
なぜレイヴンに聞かなかったか? それは単純な話である。
そこまで発想が到らなかったという話である。ついでに言うとレイヴンが教えてくれるとは限らないというリエード視点での疑念が影響したのだ。
まあ当人はエリシアとの協同エピソードなのでそれはもう語るだろうが。

戻ってくれた触角に安堵しつつ、エリシアが少し難しそうな様子を見せたため少し笑って。

「……おっと、長く悩ませてしまってすみませんね、これからどうしますか? まだ眺めているというなら自分は見回りに戻るつもりですが」

鷹の乾いた印象とはいえ、それを猫にあっさり結び付けるという単純な考えは中々難しい。
なので、もし機会があればリエードはレイヴンに聞く形があるだろう。幸い彼女側からは許可の件でよく会う。
死霊の魂が猫にもある。そんな真相を知るのは案外早いのかもしれない。
539エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/21(金)01:47:38 ID:RzJ
>>538
エリシアの方も「レイヴンに聞いたら?」なんて言う性格でもないため、隠して不毛なコミュニケーションが成立したのである。

「んー…… どうしよう?」

さてさて、軟体質の猫もいなくなってしまったエリシアは本格的に手持ち無沙汰である。
重力魔法でふわりと浮いて周囲を見渡すと、ひとまず行くところだけは決めた様子で。

「しゅーれんじょーいく!ばいばーい!」

ひとまず魔法の練習でもするのか、修練場へと赴くことを決めたようだ。
リエードがそのまま見回りに行くというなら、エリシアは手を振って見送るだろう。
540リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/21(金)01:56:47 ID:UUg()
>>539
相変わらず不思議な子ではある。重力魔法は知っているがそれをあっさり使ったような様子で浮いている。
……慣れたとはいえ普通に見たらこれも結構な驚きなのだが。

「おや、そうですか。それでは怪我したり、させたりしないように頑張ってくださいねエリシアさん」
「それではまた。何かあれば風紀委員室まで来ると良いですよ」

修練場は確かに見回りにおいて回ることもあるが、今回はそうはならなかったようだ。
ともかく、建前のようになった忠告と、修練場で何かあった場合のことを伝えればお互いに手を振って立ち去ることでしょう。砂場に残るのはお互いが居たことを示すへこみだけであった。
541ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/21(金)22:02:49 ID:JGN
たまには体を動かさないと、鈍ってしまいますねえ……
【魔法薬学の教師、ステラメディオーリは運動不足に悩んでいる】
【使い魔に御使いを頼んだり、使い魔に魔法薬学の授業の為の畑を任せたり……】
【そんなこんなで、運動をすべく誰か居ないかと修練場に来たのである】
542ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/21(金)22:09:36 ID:cPn
>>541
「うん、お疲れ様。またね」

ちょうど先ほどまで他の生徒に教えることがあったのか、出入り口に向かって手を振っていたロイコ。
その生徒と入れ違いになるように現れたステラに、上げていた手をそのまま使って挨拶する。

「……おや、珍しいですね?何か御用ですか」

かつての生徒であり、薬学と切っても切れない魔法植物科にいるロイコ。
ステラの出不精も当然知る所にあるために、さも意外そうな声色でそう声を掛けたのだった。
543シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/21(金)22:20:23 ID:UUg()
>>541>>542
…………おぉ?

【修練場の一角、なんだか珍しい組み合わせの二人が居るなぁと思って影から黒ずんだ頭を出す少年】
【再び潜り込みつつ、円形の影を床に這わせて二人の近くまで接近を試みているシャディですが】
【近付けたらそこで観察しようと踏んでるようですね。バレてないと思ってるようです】


【え? 地形の色にもよりますけど真っ黒な円形の影はあるので知ってる人ならすぐわかる潜伏ですとも】
544ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/21(金)22:23:43 ID:JGN
>>542
たまには体を動かそうと思いまして、相手をしてくれる人を探しているんですよー
【先日、プラーナ君の近くのガラスまで緑髪の少年を吹っ飛ばした教師である】
【ウィルが軽いのはあるが、それでもあの光景を観ていた生徒はステラに声をかけがたく】
【周りの生徒はステラ先生(17)から目を逸らしていますよ】

>>543
(あら……?)
【ステラ先生は動く影に気付いた様ですが、言及はしないようですね】
【何故か何やら粉が入った瓶を構えていますけど!】
545ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/21(金)22:32:29 ID:cPn
>>543
ステラの反応から察した様子のロイコ、こちらも特に言及することはしない様子。
何らかの薬品を構えるステラを見遣る様子から、彼女に任せる気であるらしい。

>>544
「身体を動かす…… となれば組手をご所望ですか?
 今いる生徒たちは体を動かす組手の相手としては難しいかもしれませんねぇ」

そして周囲の視線を察してそう生徒を庇うようにフォローするロイコ。
標的に向かって魔法を放つ、そんなスタイルが主となるならば体術戦を言うわけにはいかないだろうから。
546シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/21(金)22:36:44 ID:UUg()
>>544>>545
(……なんかやな予感!)

【粉薬の瓶になんとなーく嫌な感覚を覚えたようです、この影の少年】
【ススス、と気持ちロイコ先生に近くなる距離に移ろうとしてますね】

【まあもっともその間にかけられたりロイコ先生からやんわりと弾かれたりしたら弱いわけですが】
547ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/21(金)22:41:29 ID:JGN
>>545
ええ、一人でトレーニングだけだと私は飽きてしまうので
お相手していただけるのですか?
【凄く期待するような目をしていますね】 
【ステラ先生はランニングとかそういうのは苦手で】
【普段たまに来るステラの相手をする者がいないこともないのだが、今日はあいにくとそれに当てはまる生徒がここに来ていない!】

>>546
ふぅー……
【瓶の粉を手に全部乗せ、影めがけて息で飛ばしますよ!】
【ちなみに粉の正体は胡椒です!】
【息に魔法を込めているのか、胡椒が変な方向に逸れたりはしなそうですね!】
548ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/21(金)22:48:15 ID:cPn
>>547
「……まあ、軽くお相手するだけならできますけれども。
 僕、あぁいや私だってそう体術に優れてるわけでもないですから、ご満足いただけるかは……」

気が進まないといった風ではないにせよ、思案するような表情で告げるロイコ。
人間のそれよりよほど撃たれ弱いロイコたちは、本質的にそう接近戦が得意な部類ではない。
意表を突き続けるだけの立ち回りならともかく、ステラを相手にスレが通じるかも怪しいところだ。

>>546
「……で、ちょうどいいのが見つかりました?」

ステラの吐息の先を目で辿りながら、円形の影までゆっくりと視線を向け。
助けを求められれば手を出さなくもないが、シャディがどう対処するかを静観しようとしているのか。
549シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/21(金)22:52:40 ID:UUg()
>>547>>548
(……こうなったら!)

【さて胡椒が行き着いた先の影ですが、胡椒の一部が入った途端波打ちますね】
【心なしかくしゃみしているような声がそこから何度か聞こえてもきます】


【胡椒がすべて入り切る頃にはぐったりした様子で影から観念したように出てくる少年が居るでしょう】
【いつものようにマントも着けて、一人だけ水から岸に上がってるような感じですね体勢的には。さて二人からするとどう感じるのやら】
550ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/21(金)22:59:19 ID:JGN
>>548
>>549
悪戯しに来た子でしょうし、悪戯してしまおうと思っただけですよ!
……大丈夫ですか?
【釣り上げられた魚のようなシャディ君を申し訳程度に心配するフリをして、しゃがみこみますよ】
【そして何やら粉が入った瓶を更にかまえていますね】

かるーく運動したいだけですから、怪我をしない程度にやりましょうか
【その姿勢でロイコ先生を見上げてそういいます】
【ステラ先生はロイコ先生を軟体生物的な人種として認識しているので余り激しい打撃とかをするつもりはありません】
551ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/21(金)23:05:35 ID:cPn
>>549
>>550
「……まあ彼は、いつもこんな感じですけどねぇ……」

シャディが何をしに来たのかは分からないが、彼にとっては平常の移動手段でもあるのだ。
もちろん悪戯体質なのは認めざるを得ないが、潜んでいただけでやり返されるのも災難だなぁと思うのであった。

「それでいいなら…… 分かりました、引き受けますよ。
 で、君の方はどうするんだい?」

とはいえロイコからすれば軽くですまなさそうな雰囲気である。
乱入者であるシャディにもそう声を掛けて、もしかすれば組手に混ぜようとかそういった雰囲気。
552シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/21(金)23:14:11 ID:UUg()
>>550
>>551
なおロイコは知らないだろうが転入生歓迎時にメイドに説教されたりしてるので学習能力がそこだけ低いのかもしれない。
さてまあ大丈夫ですか? と声かけしてきたステラ先生に向けて顔をあげると――。

「なんとか」

ばふんっ。
――布切れに確保していた胡椒をステラ先生の眼前で飛散させましたよこいつ。そういえば影の中に来るまでってそこそこに時間ありますね。

まあ距離的に自分も食らうのですがそれはさておいて。

「げっほ! へっきし! ちょ、待ってっ!! 落ち着いた、ら!」

自爆に等しい行動ではありますが参加するかしないかで言えばすると言っているようですね。
もちろん二人に余裕があれば、になりますが。
553ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/22(土)07:43:52 ID:ntj
>>551
>>552
ありがとうございます、ロイコ先生!
そういえばロイコ先生の体って、もしかして骨が無かったりしますか?
【生徒が暴れている場合に、怪我をさせない程度に組伏せる感じに動こうと考えているステラ先生はロイコ先生に質問しますよ】
【関節技とか意味あるのかなーと気になった様子】

えっきし!
【不意打ちをうけてくしゃみをし、瓶の中身をぶちまけますね】
【先程が飛散しやすい細かく引いた白胡椒ならば】
【次は粗挽きの黒胡椒で追い胡椒だ!】
554ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/22(土)19:37:54 ID:jH8
>>552
>>553
手のひらなどを揉んで見れば分かるだろう、中に芯のような感覚が無いことは。
その気になれば今曲げている関節部分だって変えたり増やしたりもできる構造なのだ。
もっとも、力はそう強くないので抑え込むという点だけ見れば拘束も有効だろうが……

「ええ、まあ…… っと、もう!二人していつまでやってるんですか!
 それとも新手のスパーリングってことにしておきますか?それ」

そしてこっちにまで飛んで来そうな胡椒に口元を抑えて苦言を呈するロイコ。
更に応戦しようとするステラも一体いつまでこのじゃれ合いを続けるつもりなのだろう。
それとも今のじゃれ合いで運動は十分としてロイコとの組手を取り止めるか、そんな風に投げやりに聞くのだった。
555シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/22(土)19:47:18 ID:HMm()
>>553
>>554
「ハックション!!」

追い胡椒を食らってそれはもう盛大にくしゃみを追加注文するシャディ、胡椒を飛散させたばかりの布切れで鼻を抑えてるほどである。
シャディの方は胡椒の確保をしないのでそこで胡椒アタックはストップしており、ロイコの苦言には涙が浮かんだ目を向けながらこくこくとやめるとばかりに。
というかこんなスパーリングはイタズラ気質でもないと難しいのではなかろうか。

しばらくして、もしくはくしゃみ止めでもして落ち着くと「あー」と呻きながら涙を拭きつつ。

「ところでスパーリングって言ってたけど直接……?」
「そーいえば組手って言ってたけどなんで骨あるか聞いてたえっきし」

影の手がやんのかオラァみたいな拳のにぎり方してるが、本人はとりあえずスパーリングというものをそんなものだと解釈してるようで。胡椒の残り香で最後にくしゃみひとつ。
556ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/22(土)19:54:01 ID:ntj
>>554
>>555
いえ、あれですよ?ぐったりしていたので気付けに故障の臭いを、と思ったら途中で反撃されてしまいまして
【そそそ、そんな殺生な!と焦っていますね】
【黒胡椒はぶちまけるつもりは無かったが、くしゃみの勢いでやらかした……そもそも胡椒で気付けになるのか】 
【早速やりましょう、とステラは立ち上がり構えますよ】

シャディ君もロイコ先生も、怪我しない程度であれば魔法を使っても構いませんよ?
ああ、ロイコ先生を抑えようとする時に関節技をかけるのはいかがでしょう?と思いまして
【さて、シャディ君は思い出していい】
【ハンモックで寝ていたステラ先生に近付いて最終的に地面から引っこ抜かれたあのパワーを】
557ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/22(土)20:05:13 ID:jH8
>>555
>>556
「あーはいはい。少しはこれでマシになるかい?
 いいでしょう、では準備しましょうか」

シャディに顔を洗うための水球を浮かせてやって、出てくるならば引き上げてやろうと手を差し伸べる。
そうしている間にやる気満々なステラが舞台の用意をしてくれていることだろう。

「……ええ、流石に骨が折れそうですからねぇ。魔法を使えるのはありがたいですよ。
 という訳だ、よろしくね。……行けるかい?」

ステラ相手に魔法無しにでは一矢たりとも報いることはできないだろう。
骨のない掌を上に向けてやれやれと言ったジェスチャーで臨むロイコ。
そして最後の言葉はシャディにこっそりと、彼がどう動くかの方針だけ軽く聞いておこうというものだ。
558シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/22(土)20:17:01 ID:HMm()
>>556
>>557
くしくしと水球で洗い流してスッキリした顔で引き上げられる。現金な少年である。

「…………関節かけてる時にもいだりしないよね?」

ステラ先生へのイメージに怪力があるのか、それともロイコの性格を見てるのか二人に聞こえるくらいの声である。
余計なことを口走るのは秘密の口が固い反動だろうか。

「……うーん、僕はこれ中心だからこっち撃つのはやめとこっか?」

と小声で言ってマントの陰、ステラからは見えにくいだろう位置に出すのは魔法銃。ロイコからすると冷却されるのは辛いだろうと思ってか。
これというのは影の手のことである。まあ怪我しないという意味ではシャディの魔法は結構便利か。

「あれ、どっちが前衛?」

とか言いつつ影の手を開いてステラ先生に向けて地を這って伸びようとしてますね、わかりやすい。
559ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/22(土)20:24:53 ID:AQQ
>>557
>>558
はーい、すみませんちょっと離れてくださいねー!巻き込みますよー?
【ステラ先生はその場で生徒たちに声をかけ始めます】
【野次馬もとい参考にしようと見学すべくこちらを観ていた生徒達が、ある程度離れて囲うような形となりました】
【魔法が飛んだりするから、と生徒の何人かがギャラリーを守るための魔法を展開していきますよ】

もいだら痛いでしょうに、私はそこまで強くするつもりはありませんよ?
……せっかく魔法を使える状況でこれは勿体ないですよ!めっ!
【さてシャディ君、君は一つ忘れていることがある】
【ステラが立ち上がる際やシャディ君が顔を洗う際に多少歩けど、胡椒をかけあう仲と距離は近い】
【ステラが強くシャディ君へ飛び込むと、シャディ君の頭に軽いチョップが迫ります!】
560エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/22(土)20:35:35 ID:u9X
>>558
>>559
「……いや、僕が合わせよう。存分に撃ってやれ」

極力当てないようにしてくれれば、火属性よりはよほどマシだ。
零度以下は辛いとはいえ、単に氷属性であれば近く程度なら大丈夫だ。
組み付かれて四肢を自切しないかという声には、さあねと肩を竦めながら。

「っと、手癖が悪いんじゃないですか……!」

踵で土に線を引くように足を滑らせ、その延長線上。ステラとシャディを分かつような直線に土を混ぜた水の壁を作る。
銃を使わせると決めた以上、シャディは後衛でロイコが前衛。影という手の内の割れている彼をいかに隠しながら戦うかが肝だ。
壁は単に目くらましにしかならないだろうが、本質はそれが作る影の方。どこかに潜って紛れる程度なら、今のシャディでもできるだろうか。
561シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/22(土)20:44:34 ID:HMm()
>>559
>>560
少し溜めて、わかったと返すシャディ。元々火属性は使えないのでその点ではまだ相性の良い方だろうか。

「ごめんなさいっ!?」

叱られたと認識したのかそんな言葉を口にしつつ作られた壁の影にシャディは潜っていった。
少なくとも影の内は自由であるし、ステラに結界等、またはそれに類するものを張られなければ十分離脱は効くのがこの魔法。

無論目眩ましの間にシャディは全力で後方に逃走するのである。ちなみに出してた腕は驚いた時に消えてるのです、タイミング次第では巻き込まれたか。

「て、手間かけさせてごめんなさい!」

どっちに謝ったかで言えばまあロイコだろう台詞を言いつつ、シャディはロイコの背後に退避することができたなら影を二又に分かれさせて一旦待機である。
562ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/22(土)20:51:04 ID:AQQ
>>560
>>561
ある程度距離を取ってから、はい開始!とかでもしないと魔法による間合いの優位が……
ってちょっとロイコ先生避けられないじゃないですか!
【いきなり現れた泥の壁】
【一つ飛びで迫る時のデメリットに、途中で方向は変えがたく】
【ステラ先生は盛大に汚れながら軽いチョップだったそれを魔法薬学の木の実を砕く手刀に切り換えます】

刃にはしないので、これ、使っても?
【魔女然とした格好の一部であるローブ、それはステラにとって防具であり武器である】
【黒一色の簡素なドレス、片手に泥塗れのローブと言った姿になりますね】
563エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/22(土)21:01:31 ID:u9X
>>561
>>562
「避けられないで文句を言われると、手が出しづらくなってしまいますので」

そもそも油断をついた先ほどのチョップだって、シャディからすれば回避の難易度は高かったはず。
であればロイコの泥壁とステラのチョップは、回避の選択肢を取りづらいという意味で同義であろう。

「……ええ、お好きに。貴女にご満足いただくための組手ですから」

加速の風、流麗の水の身体付与を自身に掛けながら、きゅっと自身の教員用ローブを羽織り直すロイコ。
同時にいつものようにぷかぷかと周囲に水球を浮かべて、戦闘準備は完了。

「とはいえ、直接は過酷なのでこれで踊っていてはくれませんかね……!?」

そのまま水球からステラを狙って、いくつもの《水弾》を放っていく。
564シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/22(土)21:10:12 ID:HMm()
>>562
>>563
「あー」とシャディ、逃げてからそのお説教(?)の意図を理解して先走ったことを反省。

「僕も別に良いと思うけどー」

バサァ、と二又の影を細く長ーく伸ばしていく。高さとしてはロイコの水弾の弾幕よりも更に下、無難なところでは足払いを仕掛けてると思わせる。
その間に黒いマントの上に真紅の外套を纏えばあとはバッチリ。

さてここでシャディに少し迷い。組手とは言うがこれでいいのかなぁ? と思ってワンテンポ遅れて氷の弾丸を一発、額の高さからステラの足元めがけて発射!

「こ、こういうのもアリ、だよね!?」

――多分胡椒のインパクトで内容に不安覚えてますね、ちなみにこの氷の弾丸はミズハ先生からの指導であり、ピンポイントに氷結させるものである。
565ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/22(土)21:16:50 ID:AQQ
>>563
>>564
こういうのは好きですよ!動き続ける必要が出てきますから!
【ステラはロイコ先生を軸に見立て、円を描くように走り出します】
【そしてたまに立ち止まったり、ローブを鞭のように振るい水球を叩き落とす】
【自分狙いの直線的な魔法ならばそうする事で回避を狙うことが出来、楽しげに動き回ります】

っとと!?危うくドレスを割ってしまう所ですよ!……肉体に着弾しければセーフですよね!
【ロイコ先生の水球で湿ったローブを広げて大盾のように構えるステラは抗議するように声をあげます】
【シャディの氷の弾丸により、ローブの水分が凍っていき】
【このままローブを盾にしながらロイコ先生目掛けてジグザグに走り出しますよ!】
566ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/22(土)21:29:21 ID:jH8
>>564
>>565
「……やっぱり、当たってはくれませんよねぇ……」

予想通りと言うべきか、ステラの足さばきと迎撃に単純な水の弾丸はついていくことはできない。
そうこうしているうちに水球は巨大な目を持つ魚の形をとり、無作為に泳いでいく。
海の生き物のイメージを投影して魔法の制御を取りやすくする…… ロイコなりの一つの「本気」の形である。

「さあ、それはどうでしょうッ、ねえ!」

まともに組み付かれればロイコはひとたまりもないと、またも地面から水魔法を放つ。
節くれだった扁平な体の牙のある魚が、ぶんぶんと頭を左右に振りながらステラを迎え撃つ。
567シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/22(土)21:36:54 ID:HMm()
>>565
>>566
「ダイエットでも始めたのかな……?」

一部、耳のいい観衆が「おい」みたいな目になったのはさておき、動ける方がいいとしたステラにそんな疑惑。

さてロイコの魔法で生まれ出た魚を見て、アレがメインかと推測し。
そしてシャディが行うのは伸ばしていた影二本をロイコを避ける軌道でカーブさせてステラの腕、もしくは胴を絡め取ろうとする行為!
とはいえ細長い分耐久力はかなり低くなっているので強引に振り払うことも可能だろう。

「……いつやろうかな? ロコちゃんセンセー」

そう言いつつ、シャディは片腕をマントの下に下げたまま、もう片手を額の帯にかけていた。
568ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/22(土)21:41:37 ID:AQQ
>>566
>>567
こういう魔法、正面から受け止めると結構堪えるんですよねっ!
【ステラの体重と勢いがあったとしても水は重く、魔法は速い】
【魚の軌道を上から見てローブを垂直にして受け止めると強く押し戻される事だろう】
【シャディ君が居ない側を前に出し、ローブを斜めに構えることで後ろへ衝撃を逸らしながら走ろうとするが】

あら?
【シャディ君の影の腕に、ステラの腕が捕まり少し隙ができますよ】
【ローブを盾にし、シャディ君の氷結の弾丸を防ぐための行動で見えてませんでしたからね】
【尚、魔力の方向を認識することでどの辺りに居るとかは把握しているのですが】
569ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/22(土)21:52:41 ID:jH8
>>567
>>568
ただ水の固まりが飛んでくる、それだけでもそれなりの重量があるのだ。
ましてや、その魚は土から出てきている。周囲の砂を含むそれは、ただの水よりもっと重い。

「どうも、助かるよ!」

そんな魚が受け流されてから、シャディの影が絡みつくのを視認してステラへ駆け出すロイコ。
魔法は怪我をしない程度、つまりステラに有効打を与えるのはあくまでも体術でなければならないのだ。
動かないままならば鳩尾のあたりに掌底を繰り出す構えである。

「……任せるよ」

言いながら憑依魔術を空打ちすることで、その目を淡い紫に光らせるロイコ。そのままウィンクを一つ。
タイミングは一任すると言いながら、これが合図ということだろうか。
570シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/22(土)22:07:27 ID:HMm()
>>568
>>569
シャディは影で拘束できたのを確認すると、ロイコの邪魔になることは避けるために崩しにはかからない。故に足払い等も避けたりしていたが。
元々魔力で感知されるのは想定済みではあるし、注意がこちらに向くならそれもまたシャディとしては良きことである。
――その直後にロイコの掌底を確認するとステラをその方向に引き寄せようとしたことは中々に危険だが。
ウィンクを見て、ちょっとだけ引き金にかける手に力がこもる。

(…………凍らないでねー……)

氷結による拘束は与えるが一切のダメージを与えないという……ぶっちゃけこの場だと物凄く狡い性能の氷弾をステラの足元付近、ロイコの足元とは少し離れた位置へ正確に発射!
銃口、マントの開き、そして何よりステラの体勢などでいくらかの予測はつけられるかもしれないがさてこの射撃は何をもたらすか。
571ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/22(土)22:18:41 ID:AQQ
>>569
>>570
ロイコ先生、シャディ君!
【ロイコ先生の接近を敢えて待ち、ロイコ先生の重心から上半身による打撃を推測するステラは考えた】
【腕を動かしてガードしようにも、シャディの魔法で拘束されている】

我々には腕よりも長い脚があります!
【ならば、蹴ればいい!】
【自分の片足の付近を凍らされながらも、ロイコ先生の腕の長さよりも長い脚をそのまま伸ばすだけ(つまり怪力は発揮しない)の迎撃を図ります】
572ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/22(土)22:29:26 ID:jH8
>>571
「流石は……!!」

ステラなら、シャディの影の拘束を引きちぎるのも数瞬あれば容易かろう。
だからこそ、その隙を与える前に一打与えようと駆け出したのだ。
しかし、流石近接の間合いは向こうの領分。シャディによって片足まで拘束されても、その迎撃は最低限で的確に。


「ぐっ……!でも!」

腹部に足が綺麗に入り、くの字に折れ曲がるロイコ。……しかし、受けた片足を抱えるように掴み。
これで両手両足、一通りの拘束を果たした訳だ。ならば後はこの隙を突いてくれる何かを待てばいい。
573シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/22(土)22:38:59 ID:HMm()
>>571
>>572
ステラの拘束、その最後のキーを差し込んだロイコに心中で拍手。
だがしかし、問題はここからである。影の拘束はわりと影をギリギリまで使っている。そもそも、シャディは――直接打撃がかなり不得手。
となると起こせる行動が、あろうことか少し接近し、再び足元に放つ射撃。そして、距離を詰めたことで少し短く、そして太くなった拘束。
シャディの頭で怪我をさせず、なおかつ動きを奪えそうなもので思い付いたのは――額の帯を外しての眼からの閃光である。直視すれば思わず目を瞑りかねないほどのである。

「ろ、ロコちゃん先生大丈夫!?」

多分、手に氷のツメを生み出しながら言うことではないと思われる。怪我するぞ。
574ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/22(土)22:48:51 ID:AQQ
>>572
>>573
まぶしっ!
取り押さえられてしまいましたねぇ……参りましたっ!
【これ以上暴れてもお互いに怪我させ合う形になりかねない】
【シャディ君の魔法にしろロイコ先生の抱き付きにしろ四肢全てを拘束されているので】
【力ずくでどうにか出来るかどうかは置いておいて、降参することにしました】

いやあ、良い運動になりました!
【あー、久し振りに良い運動をした!と言わんばかりに肩を動かしてシャディ君の影のを払おうとしていますね】
575ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/22(土)22:55:16 ID:jH8
>>573
>>574
「!!……はぁ~っ、お疲れ様でした……」

ロイコが組み付いたのは、動きの制限以上にもうひとつ。
次にステラがどのように動くかを察するための物だったため、まだ気を張っていたのだ。
が、それもステラの降伏宣言で一気に弛緩する。足から手を放してその場に座り込んで。

「あー、僕は平気だからそいつは勘弁してくれ。
 ……っと、ご満足いただけたようで何よりですよ……」

駆け寄るシャディに氷の爪を仕舞うように言い含めて。
上機嫌そうなステラを見遣って、ひとつ溜息をつくのだった。
576シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/22(土)22:59:56 ID:HMm()
>>574
>>575
影は終わりの合図を聞くと巻き取り式コードのようにシュルルンとシャディに戻っていきますね、そしてシャディは閃光を遮るように額の帯を巻きました。

「ふー…………お疲れさまって言うかロコちゃん先生もろに蹴り……」

シュワァ、と氷のツメを溶かすように消して水分にまみれた手にしつつ駆け寄るシャディ。とはいえステラもステラで足固めてる……というところで不味いことに。

「……溶かすのに火、使うなら言ってね?」

要約するとシャディは解除できないらしい、少なくとも足に撃った方は。なのでそんなことを言いつつ。

「そういえばなんで二人とも急に組手なんて?」

生徒としてなのかそんな疑問。教師同士の研鑽もあるとはいえ組み合わせが意外だったらしく。
577ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/22(土)23:16:48 ID:AQQ
>>575
>>576
よっこら……せっと!
【ばきっ、と辺りに音が響きますよ】
【前に歩こうとするように強く力をかけて氷を割った音ですね】
【更に、震脚を軽くして足に纏わりついた氷を剥がします】

最近私が運動不足だったもので、それを解消するのを手伝って頂いていたのですよ!
にしても、ロイコ先生は不思議な感触ですよねえ……触っても?
【手をわきわきと動かしていますね】
578ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/22(土)23:25:15 ID:jH8
>>576
>>577
「ん?……ああ、僕に背骨が通っていなくてよかったよ」

腹部からくの字に折れるほどの衝撃は、ロイコとて無視できるものではないが。
しかしそれでも、軟体である以上衝撃を逃がすのも多少は楽なのだろう。冗談めかしてそう返す。

「ステラ先生は時々こういうことをしたがるんだよねぇ……。
 と、ついでに引き上げていただけますか?」

どうも示し合わせたわけでもなく、ステラの運動欲求にたまたま付き合ったのがロイコというだけだったようだ。
もっと体術で食らいつける生徒がいれば、その人に役目が回ったのだろうか。
そしてステラに向かって手を差し出して、厚かましくもお願いをする。
579シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/22(土)23:32:02 ID:HMm()
>>577
>>578
ほぼ力任せな破壊方法に「わぉ」と驚くシャディ、ロイコの冗談には流石に苦笑いにもなった。背骨通ってた僕だったらヤバいじゃん、と言いたげに。

「あー……ってステラ先生普段寝てたりするからじゃ? この前もお昼寝してたし……」
「…………ロコちゃん先生的にはセーフ?」

運動欲求とはいうがそもそもステラの運動不足って……みたいな様子である。先生に対してあまりにも失礼というか、それだけ壁がないということなのか。
多分、ロイコは引き上げるついでに確認でもしてくれ、と言ってるのかな? と思ってる様子で首を傾げた。
なのでシャディは必要なら背中から起こそうとするくらいで一人シャンメリーをくぴりと。
580ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/23(日)01:59:53 ID:dYL
>>578
>>579
はい、これで大丈夫でしょうか?
【ロイコ先生の手を握手するように握り、ステラ先生規準で軽く上に引っ張りますよ】
【人一人引っ張るステラの足元の安定感は凄まじい】

休憩の時に休んでいるだけですよー?
【サボりでは無いですからね?っと主張しています】

にしても……えいっ
【ステラはロイコ先生の胸の筋肉を確かめるべく腕を伸ばしました】
581エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/23(日)02:10:13 ID:unU
>>579
>>580
幸いだったのは、今回はほぼ自分から突っ込んだことによるダメージ。
これがステラからタイミングを合わせて放たれた蹴りであれば、こんなものではなかったはずだ。

「うぉ、っと…… すみません」

いとも簡単に一瞬浮いてから、なんとか着地し礼を述べる。
シャディによるステラの行動考察に苦笑を零しておると、それで油断が生じていたのか。

「…………へ?」

さしものロイコも、それが人間界でどのような行為かは理解している。
葉っぱの表面のような質感にのっぺり平坦な軟体を掴まれながら、そんな素っ頓狂な声を上げるのだった。
582シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/23(日)02:18:20 ID:IWI()
>>580
>>581
「僕サボりって言ってない!」と主張を返す。それはそれでなんだか微妙で、そして行われたステラの行動。

「えっ」

まさかの少年も自分の言葉で油断してる隙にそんな行為が為されるとは思ってなかっただろう。
ギャラリーからすると角度によって何をしてるのかわからない者や少しは見える人こそ居れど、間近に居たシャディは全容を見ていることになる。
目をまぁるくして尻尾すらピンと立って硬直していて少し首を傾げてからゆーっくりと。

「…………ステラ先生、指導室なら案内できるよ?」
「……ロコちゃん先生は、平気?」

ぱちぱちと大きなまばたきと混乱の末か出た言葉と共にとりあえずステラを引き剥がすべきなのかな? と思って影の手で肩を掴もうとしてますね。心情がもろに出てるのか迷いがちに。
583ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/23(日)02:22:30 ID:dYL
>>581
肋骨等の堅さは当然無いものなのでしょうが……直立するとなるとやはり全身が筋肉なんですかねえ?
内臓を守るために胴体部分は鎧で守るとかいかがでしょう?
【軟体のイメージ故に軟らかいのか、それとも骨がなくとも真っ直ぐ立てるように筋肉がとても発達しているからか硬いのか】
【ロイコ先生が珍しい生態の種族ゆえに、構造を確かめるべく軽く触れたのでした】

シャディ君の筋肉はまあ、鍛えてない子の胸筋そのものですよね
【比較するように、ステラのもう片方……いまロイコ先生の胸に触れている手が右手なら、左手がシャディ君の胸に伸びますね】
【影の手に肩を掴まれていますが、気にしてなさそうですよ】
584エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/23(日)02:28:19 ID:unU
>>583
「鎧を着て動ける自信は生憎ないですよ……」

そっとステラに手首を掴んで自身の胸から引き剥がそうと。
ロイコは別に構わない。種族ゆえの感性の違いだ。しかし生徒の注目を集めた衆人看視のもとでこれは好ましくないのだ。

ただでさえもとは海中で暮らす種族、対荷重は浮力を加味した設計になっている。
ゆえに地上で大仰な装備を纏って動くことは、骨という軸の不在も相まって難しいのだった。

「……場所を考えてくださいよ?」

シャディにも伸びる手を見ながら、しかし止め立てはせずに。
どこまでも自由だと呆れんばかりに、やれやれといった口調で忠告するのだった。
585シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/23(日)02:37:34 ID:IWI()
>>583
ん、いや、ちょっ……って僕がこの反応はおかしくない?

【視線が固定されてた都合なのか、盲点だったのかマントと外套の隙間から触れれる胸筋……はありません、固さゼロ。ツッコミが空しい】
【そしてシャディの方も肩を掴んだ影の手で離そうとしつつ、ステラ先生の手を自分の手で掴んで剥がそうとしてますね】

>>584
「いやロコちゃん先生も止めてよ……鎧着れないならステラ先生みたいに……あ、ローブ着てたや」

止めてくれなかった(シャディ視点)ことに若干抗議しつつ、なんとも言えない気分を持ったまま。
そしてロイコとステラの会話を聞いて鎧がなんだとか聞こえたので魔法のローブとかで……とか言おうとして今のロイコのローブを思い出していた。

この三人今ギャラリーからどう見えてるのでしょうね。
586ステラ・メディオーリ◆MzJ4jbQMxni1 :2018/09/23(日)02:43:29 ID:dYL
>>584
>>585
金属鎧が重すぎるのであれば、虫の魔物の外殻を利用した鎧ならいかがでしょう?
あれなら軽いので……あっ、すみません!
【魔物の殻そのままの形だと禍々しいのかもしれない、けれど魔法で普通の鎧の形にも出来よう】
【そんなことを提案しながら、ごめんなさいとロイコ先生の胸から手を引き剥がされるのでした】

シャディ君はもう少し、筋肉を付けると言う意味で運動することをおすすめしますよ!
ではすみません皆さん、協力いただいてありがとうございました!失礼します!
【シャディ君の影にシャディ君の胸から手を引き剥がされながらもロイコ先生の胸よりも浅いところは柔らかいのでは?とダメ出しをし】
【巻き込まない為に離れ、見学するにしろ周りに被害がでないようにと結界などを張っていた生徒達に感謝をのべ】
【何処までも自由に修練場から去っていくのでした】
587エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/23(日)02:50:53 ID:unU
>>585
>>586
「……。」

シャディの苦言にロイコは生暖かい視線を送るばかり。
実際そう害があるわけではないので、一旦大人しくしておく方が何かと良いのだ。

「はぁ、どっと疲れたよ。相変わらずだねぇ……」

そして去っていくステラの背に軽く手を振りながら、ギャラリーの生徒に視線で事の終わりを伝えながら。
ロイコの知る在籍時から変わらない奔放なステラの性格を思いながら、今日の災難に想いを馳せるのだった。
588シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/23(日)02:56:48 ID:IWI()
>>586
>>587
「あ、うん、そうだよね……あ、ま、またねー……」

胸筋のみならず全体的に筋肉が足りないシャディ、ステラのダメ出しに落ち込みながら頷きつつ、手を振り見送る。
ロイコの視線もなんだか生暖かい……男のシャディが反応するのも変な話だから仕方ないか。

「…………え、ずっと前からああなの、ステラ先生……?」
「…………とりあえず、お疲れさま、ロコちゃん先生ー」

へにゃ、と態度を戻してロイコの台詞に反応した。
自由なのはまあ、どうこう言えることじゃないが教師のあの自由はどうなのだろう、とシャディは思っていたのであった。

少し前にロイコ先生や使い魔のメイドさんに指摘されたお陰でもありますが、それゆえに。
自分の胸をペタペタと触って、ため息を吐いてその後は二人で何かしたか、はたまたお別れしたことでしょうか。
589ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/23(日)23:12:36 ID:LCf
「……食べられる、食べられる……これは……うーん、食べられ、……る……?」

学園敷地内、森林地帯近くの東屋にて
何やらウッドテーブルに木の実やら花、キノコを並べて頭を悩ませるミズハの姿
カゴいっぱいのそれらを選別しているらしく、睨めっこしつつうむむと唸るのである
590ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/23(日)23:19:16 ID:hMC
>>589
「……あれ、ミィちゃんだ。何してるんだい?」

そんな学内の辺境で顔を合わせるのもまた珍しいことではあるが。
不思議とこうしてミズハと出会うことが多い、良く知る仲のローブの姿。

「どこから採ってきたんだい、それらは」

彼女の座るベンチの後ろに回り込み、肩越しに覗き込むようにして。
手元にあるいくつかの植物と、ミズハの手にある図鑑がロイコからは見えたことだろう。
591ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/23(日)23:22:44 ID:LCf
>>590
「……んへぁっ!?」
「あ、やややややぁロコなんだかおひさな気がするねー!」

声をかけられればずべべっとテーブルの上のそれらを隠そうと体を乗り出すが無論叶う量では決してない

「こ、これっ?」
「これは……その、課外授業の資料でー」
「食べられる植物がどれだけあるのかなーって、こう……(ぐぎゅるるるぅ……)」

あ、とお腹を抑えてくてんと首を傾げる
給金日前、ミズハの懐はめっきり涼しくなっていたのである
592ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/23(日)23:30:56 ID:hMC
>>591
「……なるほど?」

ミズハの肩に両手を乗せて、その顔を覗き込むようにして。
察したのは授業内容か懐事情か。ともあれそんな呟きと共に笑みを浮かべた。

「それで?僕は何か力になれるかい?」

顔を出した方とは逆の頬をつんつんと突きながら、いたずらっぽく聞くロイコ。
得意分野の魔法植物学も役立つだろうが、友誼に免じて食事代を出すのもやぶさかではないな、なんて思いながら。
593ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/23(日)23:38:15 ID:LCf
>>592
「うぐっ……」

ミズハはロイコの、見透かしているような視線に見つめられる事を嫌ってはいない

「……これ、食べられるかな……?」

力になれる事と提案を受けて流石にご飯を奢って欲しいなどといきなり飛び付くのもアレだ
取り敢えずヒョイッと掲げたのはキノコ、知恵を借りようというのだろう
因みにこれはこの辺に自生するタチの悪いキノコで、食用のそれと似てはいるが吐き気を催しお腹を下す程度の毒があるのだ
594ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/23(日)23:46:58 ID:hMC
>>593
「……それ、127ページ目」

取り出されたキノコを少し眺めて、ミズハの持っているページを告げる。
そのキノコの事が乗っているであろうページをミズハが探し当てるまでに、饒舌に説明を。

「この周囲でよく見るキノコだね。広葉樹の近くに自生し、乾燥させて粉末をひとつ摘まめば解毒薬の材料にもなる。
 青の実などによって性質を変化させることで、体の中から毒素を排出する作用があり……」

ちらりと手元を見て、そろそろページが見つかりそうかといった頃合いを測って。

「そのまま食べるとお腹を下す。
 ……特にキノコは、素人が手を出すべき素材ではないねぇ」

一目での判別のしづらさにおいて、キノコに勝るものもそう無いだろう。
言いながらミズハの手からキノコを取り上げ、ごめんねと言った表情で笑いかけるのだった。
595ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/23(日)23:52:48 ID:LCf
>>594
「127?……えーっと、えーっと……?」

ぺらぱらぺらり、頁を捲りながらロイコの解説に耳を傾けていた

「……ふむふむ?おー、それじゃあふつーに食べれたり……」
「あ、しないのね……」
「……好きなんだよねキノコ、折角だし食べれたらいいなーって……」

カクンと項垂れるのは直後の事、正に辞典のドクロマークを見つけたのと同時に没収なう
時期的にもいい季節、キノコ鍋なんかを頂きたいらしいが今のところほとんど食用に不向きなモノしか見つかっていないらしい
596ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/24(月)00:01:00 ID:V2I
>>595
「んー、正直学内は食用キノコの採集にはあまり向いていないしねぇ……」

学校という立場からしても、食べられるだけのキノコが群生しているのも採取を促進してしまって良くない。
用法と分量を守れば薬をはじめ使いどころのある毒キノコの方が、教育的にも実用的にも好ましいのだ。

「まあ…… 少し手はかかるが、食べる方法を知らないでもないけど……」

しかしそこは魔法植物学担当、常食するには手間だが毒を抜く手段が無いことは無いらしい。
それでも一般的な図鑑が単なる「毒キノコ」判定をしている辺り、やはり知る人も少ないか相応に込み入っているのだろう。
――つまり、ミズハが独力で何とか食べようとしても難しいということだ。大人しく引き下がるか、それとも。
597ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/24(月)00:06:02 ID:jgr
>>596
「そうなんだー、残念だなー……」

実際言われてみればその通りである、生徒達がキノコパーティなど大惨事への行路となろう

「……う、て、手がかぁ……」
「……因みに、どんな方法……?」

手がかかると聞いてたじろぎ、しかし興味はあるらしい
オズオズと訪ねてみるのである、テーブルの上に転がるダメキノコ達を前に
598ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/24(月)00:16:15 ID:V2I
>>597
「どんな、かぁ。そうだなあ……」

その方法を聞かれたロイコは、少し言い渋るような様子。
別に門外不出という訳ではないが、伝えるとどこかで黙って決行されそうで不安なのだ。
とはいえ、材料もまた探さねばならないだろうが、ミズハなら多少足を伸ばしてでもやりかねない恐れがある。……信用がない。

「……マナ肥料を通した原木に数十分植えた後で、そのまま笠だけを切り取る。
 茎の部分に主な毒素を溜めれば、あとは特定の木の実と炒めることで解毒できるよ」

結果、手法は伝えるが必要な素材の詳細は伝えずといった方法を取ることに。
599ミズハ・メルクリオ◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/24(月)00:22:19 ID:jgr
>>598
「……」
「……うん、アリガトー……」

その方法を聞いたミズハ、悟ったような笑顔で頷く
間違いなく察せるであろう、そこまでの手間をかける程ミズハは甲斐甲斐しくはないと

「あー、もー……お給金の日まで遠いよー……」

色々アラスミシアの学費だとか彼女が壊した諸々の弁償だとかでかさむ出費、給料日は遠く遠く
あのさ、と何かしらのお手伝い一回とお昼ご飯一食のトレードを申し込むのは、この後すぐ……

//と、この辺で締めでも大丈夫でしょうかっ!ありがとうございましたっ
600ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/24(月)00:33:33 ID:V2I
>>599
「……あはは、でしょ」

言っておいてなんだが、たかだかキノコを食べるだけにしては素材も作業も手間なのである。
その間を惜しまないならば、大人しく別の食材に手を出した方が無難であるのだ。

「まあまあ…… ミィちゃんの採ってきたものの中にも、多少は食べられるものあるからさ」

多少は、ということは。不運にも大半は食用に適していないのだ。
この辺りの理由もまた、学内に食用キノコが多くないことと同様の理由なのだろうか。
ともあれミズハの泣き言のような頼みに苦笑しながら、首を縦に振るのもこの後すぐの事だった。
601アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/24(月)21:19:47 ID:jgr
「……そんなわけで、このおくの、宝箱をとりにいく」

ふんすと鼻息荒く、学園敷地内訓練用ダンジョンの前に仁王立つアラスミシア
厳重に注意書きがなされているそれは要するに、危険度の高い上級生やなんなら教員用のモノだと示されているのだ

「ぎうどん一年、食べ放題……!」

何やらあって他のモブ生徒と交わされたとんでもな口約束の為に、付き合わされる事になりそうな不幸な御仁はさてはて?
602リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/24(月)21:27:13 ID:6Xa()
>>601
「…………経緯がわからないとはいえ構いませんが仮に自分が断ってたら誰を誘う気だったので?」

以前ロイコと入ったダンジョンでもかなーり危険性があるトラップがあった以上、多少の警戒をするのは仕方ないだろう。
不幸というかある意味この御仁で幸運というべきか。

「宝箱とは言いますが中身は関係ないので? ひとまずトラップ回避のためにもあまり先走らないようにお願いしますよ」

怪我をしたらぎうどん食べれないぞ、と言い含めつつ、フラグのような台詞を言いながらダンジョンの入口を覗き込む。
下級生や戦闘慣れしてない生徒が誘われるよりは安心と思ったということか。
603アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/24(月)21:34:59 ID:jgr
>>602
「……そのへんの?」

シツレイ!とはいえしかし断られる事を念頭においていなかったのだ、彼への信頼とも言えるだろう

「なかを、確認してくればいい」
「……やったな、食べ放題……!」

取り敢えずその辺は結構なぁなぁらしい、口約束だしね
リエードにも無論訪れるであろうぎうどん食べ放題に向け踊らせつつレッツダンジョン!
ずんずか進むアラスミシアの後に続けば最初のフロア、火を噴くガーゴイル石像が沢山のトラップルームだ!
このまま進ませれば焼きアラスミシアの一丁上がりなのは言うまでもあるまい!
604リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/24(月)21:41:24 ID:6Xa()
>>603
その返事には「せめて知り合いを誘いなさい」と告げるのであった――。

最初のフロアを眺めてわかりやすいなぁと思っていたらアラスミシアはあろうことか突き進みに行ってる! 最初の忠告はなんだったのか!

「言った側から丸焼きになりかけてますねぇ!?」

そもそもリエードの足は遅く、そのためにも鎖は伸ばしていたために即座に一本をアラスミシアの胴体に巻き付けて強引に引き戻した!
そしてこのままだと進めなさそうなのはわかっているのでガーゴイルの石像に向けて別の鎖を射ち出してアンカーで破壊しようとするぞ! 成功すれば安全地帯を作る程度に石像を破壊していくはずだ!
605アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/24(月)21:48:37 ID:jgr
>>604
「んべっ!?」
「……あっつ!?」

ぐいーと引っ張られ抗議に振り返ろうとするも刹那の後!
ギリギリの空間を焼き尽くす焦熱の火炎放射(ファイアストーム+5)!上級者向けだけあって容赦ない熱量である!

「うへぇ……あぶなっ……」

怖気に肩を竦め、自身も鎌を振るい石像を破壊!ふたりの協力でなんとか無事突破!
さぁ次はどんなお部屋かな?(突然の無茶振り)
606リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/24(月)22:04:41 ID:6Xa()
>>605
「……ぎうどんが食べたいからって我が身を焼くのはNGです、わかりましたか?」

突破した後に若干怒ってる雰囲気で言うリエード。まあ目の前で知った顔が丸焼きってトラウマだからね。
石像に関しては崩れたままならそれでよし、再生してもまあなんとかなるさ、と思いつつそういえばアラスミシア許可は取ったのだろうか? と思いつつ、自分が前に出て扉を開けて次のフロア。

「……本当に先行だけは勘弁ですよ?」

そのフロアはどうやら入り口と出口を分けるように部屋の八割は地面がない空間だった。分かりやすく言うと渡るのに橋が必要な感じの地形。
そしてその対岸に渡るための橋とも言うべきなのか、人が多くても三人しか乗れなさそうな浮遊する床が横移動を繰り返していた。それも何枚も。時々縦に繋がることはあってもすぐに一本橋は形を無くすが。
つまりこれは崖渡り。浮遊する床を移り続けて対岸へ向かえということだろう――。
607アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/24(月)22:18:20 ID:jgr
>>606
「はーい……」

その辺は素直に従う、当然命の方が大切なのだ。許可はミズハに告げてあるらしくその辺はご安心なのである

「……むっ……うぅーん……?」
「……えいっ!……よし、よし……」

次は動く足場の部屋!実際創作ではよく見かけるが対面してみるとまたど偉い迫力だ
一先ず1枚目の足場目掛けてジャンプ!着地、ほうと安堵の吐息と共にリエードに手招き
608リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/24(月)22:22:54 ID:6Xa()
>>607
「落ちると恐ろしいんですよねぇ、こういうところ……っと」

リエードは鎖による移動は慣れてるがこういう移動は苦手だ! よってジャンプするのにも結構な時間を要している。
そのため、あまりにじれったいようならアラスミシアが一枚先に行くのも当然ありではある。こういう手合いで危険なのは足場の上での衝突だ!

とはいえこのエリアは落下の危険を除くとまだマシらしく、途中で何かない限りは時間をかけて進むことだろう。

そして辿り着けたなら。リエードは出口前で何か言いたそうに口を開こうとしているのがアラスミシアにもわかるかもしれない。
609アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/24(月)22:33:06 ID:jgr
>>608
「……考えたくない、なっ……と……」

ピョンコピョンコジャンプ、この手のアクロバットにはどうやらアラスミシアは慣れている
なんならリエードに手を貸す位はするだろうが、基本先を進むのであった

「ふー……」
「……ん?何……?」

ふと気が付いたのか、振り向き尋ねるのである
610リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/24(月)22:37:43 ID:6Xa()
>>609
まあ、多分。ダンジョンだし落ちてもきっと入口に強制送還程度で済む……と思いたい。勿論手を貸された時の礼は忘れない。


「いえよくよく考えれば途中で鎖を向こう岸に撃ち込めばなんとかなったか……と思いまして……」

ダンジョンあるある、攻略してから別の攻略方に気付く。ちなみにこのエリアの床は堅めなのでそう思っても仕方はなかった。

「ま、まあ気を取り直して先に行きましょうか」

道中でたまに定番とも言うべき落とし穴(底に剣山)があったりしたかもしれないが、リエードはそう言って先に進む。

さてお次のフロアは一体どんな場所でしょう?(無茶ぶり)
611アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/24(月)23:11:34 ID:jgr
>>610
「……たしかに」

なんならアラスミシアも他にもっとやりようがあった風に思える、むむむと唸り小首を傾げるのであった
そして落とし穴に落ちかけたりなんなりでともあれ次のお部屋に到着なのだ

「……デカイな」

広間、中央に鎮座する岩の塊……ロックゴーレム!ふたりが室内に踏み入れば体各所に配置されたメダルが魔力光を帯び輝き始め起動!
5m程の巨躯、剛腕を振り乱し襲い掛かって来るではないか!
612リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/24(月)23:17:58 ID:6Xa()
>>611
「むしろここに来るまでに魔物が出てこなかったのが不思議でしたからねぇ……」

ある意味安心というか期待していたというか。もっともそんな気分も動き出した剛腕を破壊せんとアンカーチェインを撃ち込もうとして消し去ろうとするのだが。

「さてアラスミシアさん! こういった守護者にはどう対応するのが正解だと思いますかね! 自分としてはあからさまなメダルだと思いますが!」

もっともここは上級コース。安易な手を取れば首を締め上げることになっても不思議ではない。あからさまな角を破壊すると暴走する魔導一角獣とか。
……何て言いつつアンカーが実はメダル狙いだったりするのでアレなのだが!!
613アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/24(月)23:26:45 ID:jgr
>>612
「……同じかんがえ……」

リエードから離れる軌跡で駆けるアラスミシア、マトがブレる事でゴーレムの決断が揺らぐ刹那!
鎖と鎌がそれぞれメダルを捉える!ヒビ割れ魔力が漏れ出すのが見えるであろう!ゴーレム自体も苦しげに腕を振り乱した!

「ふつーに弱点みたいだ!」

とはいえ流石にあの剛腕の射程に長居するのはアブナイ、一旦身を引いたアラスミシア
顔をリエードに向けたゴーレム、その口に当たる部分が赤熱を帯び始める
直後放たれるは爆裂しつつ地を薙ぎ払う魔力ビーム!
614リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/24(月)23:38:46 ID:6Xa()
>>613
「逆に驚きですね!!」

だからこそ上級コースなのかもしれない。考えることを重視するようになるところまで行くとあからさまな弱点を警戒するためだ!
そして終わった後に脱力するなんてよくある話だ、今回は挑戦者が両方単純であったということだが。

「ッ!!」

アンカー付き鎖を後方に射出! 地面に食い込むと瞬時に巻き取り射程外へ離脱するも爆裂の余波を受けて細かな傷がその身に入る! だがこの程度!

「あなたの敗因としては――弱点をカバーしなかったことですかね!」

まだメダルはあるだろうに、隙だらけになっと判断して胸部に向けてアンカー鎖を再射出!
更に地面から引き抜いた鎖の先端には土のアンカーを作り出して下半身を狙った!
615アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/24(月)23:51:53 ID:jgr
>>614
「……全くだ……!」

がごん!がごん!
鈍い音を立てて突き刺さるアンカー!アラスミシアが背後より迫り鎌と共に乱舞!体勢を崩したゴーレム、その体のメダルは全て破壊した!
……破壊した、弱点であるそれを全て!……しかし!

「えっ……わぁっ!?」

強健として立ち上がり羽虫を打つが如くアラスミシアを剛腕で吹き飛ばす!
魔力供給を行っていた体のメダルは無くなったはずなのに!だというのにまだ戦う程の魔力が残っている?
……否、確実にどこかからか供給されていると考えるが自然!しかし体のメダルは全て……『体の』メダルは全て……!?
【→まだ何処かに魔力メダルが隠されている?探せば部屋の片隅に燐光を帯びて輝くメダルが一枚……!】
616リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/24(月)23:57:25 ID:6Xa()
>>615
「…………何っ!? クッ、アラスミシアさんご無事ですか!?」

呼び掛けるリエード、少なくとも血が舞う様子が見えなかった以上無事と思うしかない。
少なくとも自分達の魔力が奪われてる様子もなく、大きな魔力結晶なども浮いてたりはしない。そもそも巨躯を相手にしているのだから見上げてるのだし。
ならば地上か、と視点を変更、追撃を避けるためにもここはよく考えるべ――。

「そこで何か光りましたねぇ!!!」

――部屋の片隅の燐光を見つけた途端そこを狙い撃った。取るとかじゃなく破壊オンリーの彼はゴーレムとしても中々脳筋であると思わせるだろう。

果たして結果は!
617アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/25(火)00:08:37 ID:b6V
>>616
唸り声!響く地響き!ゴーレムが次なる獲物(リエード)へと肉迫!剛腕を振わんと掲げ……!
……メダルの破壊完了!守護者はその動きを停止させた……!!

「いてて……あぁ、くそっ、鼻血……」

アラスミシアはどうやら無事らしい、部屋の奥の岩がゆっくりとズレて行きそこには宝箱が!

「……やった、ぎうどん……!」

その場で小さく跳ねて喜ぶアラスミシア、宝箱を開けばそこには!
……おめでとう、と書かれた羊皮紙一枚……認定証というやつだ、ちょっと期待外れ感満載である
618リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/25(火)00:14:30 ID:BJL()
>>617
動きを止めたゴーレムを見てリエードは安堵の息を吐いた。剛腕が迫っていた以上、非常に危なかった!

「ハンカチか何か持っているなら詰めておきなさい、無いならばこれで――っとアレが目的ですね」

ティッ○ュ的なやつを渡すだろう。鼻血の基本である。
そして宝箱を見ればアラスミシアと共に駆け寄り、リエードも少しばかり期待しながら開けて――中身に目を丸くした。
そして直後に笑いはじめて。

「ク、クク……少々期待とは違いましたが、なるほど」
「ぎうどんおめでとう、というならば間違ってもいませんね……」

そう言うと認定証はアラスミシアのものになるだろう。……つまりこの宝箱が空箱になってしまう可能性があるのだが。
ひとまず、アラスミシアの目的は達成できたと言うべきか。
619アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/25(火)00:23:23 ID:b6V
>>618
「はーい……」

ありがと、と短い礼を告げて紙を貰って鼻に詰める。格好悪いが仕方ない

「……ん?んー……?」
「……え、えぇぇぇ……これだけかぁ……」

そりゃあぎうどんは嬉しい、嬉しいのだけどももうちょっとこう……即物的な何かがあってもと思わなくもない
尚羊皮紙は何枚も入っているのでそれぞれ一枚ずつ持っても問題はなさそうだ
しかしこれにて無事ぎうどん食べ放題……となるはずだが勿論生徒同士の口約束、それがどうなるかはまた別のお話……

//この辺りで締めでいいでしょうか!ありがとうございましたっ
620リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/25(火)00:44:29 ID:BJL()
>>619
「まあ、確かに少しの小遣いなどは欲しかったところですかねぇ?」

討伐報酬的なやつとして。それを求めるアラスミシアもまた正しい姿であるだろう。
折角なので羊皮紙は自分の分も持って帰り、帰路についたことだろう。

はてさて、口約束がトラブルにならないことを祈りつつ、リエードはいずれ別れを告げることでしょう。その羊皮紙を記念にしておきながら。

//ありがとうございました!
621シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/25(火)22:09:19 ID:BJL()
今宵は満月。少し雲が多くて見えない時間もあるが、それでもまだ十分に光を放っている。
月夜というのはなんだか少し気分がいい。少しずつ少年もまた悪魔の特異性を持っているのだろうか。
マントを大袈裟に両腕を伸ばしながら広げて、屋上で日光浴ならぬ月光浴。

「んー…………涼しいのもいい感じ」

そう呟く彼に話し掛ける、またはアクションを見せるのは誰だろう。もしかしたら――彼は誰かを誘ってここにいるのかもしれないが。
622プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/25(火)22:17:25 ID:EUt
>>621
さて、そんな風情を感じられるのも空を見慣れているから、なのだろうか。
植物の性質が薄いためかロイコたちよりやや深くに棲むプラーナにとって、暗ければいつも通り、明るければ地上の昼と同じ。
そんなふうに思っているためか、空に目線は向くこともなく。

「……あ」

故に、なぜここへ足へ運んだのか。屋上の扉を開いて少し呟く。
少し知った姿を見つけて、それだけ言って。とてとてと近寄っていくプラーナだった。
623シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/25(火)22:24:51 ID:BJL()
>>622
余程消音に優れてなければ扉の音、そうでなくとも足音や声で気付くことは叶う。

「あ、プラーナ君。こんな時間にどうしたのー?」

振り返る少年は珍しく靴の音がする。振り返り、その後ろに一瞬シャンメリーの瓶を覗かせて。

「もしかしてプラーナ君もお月様見に来た?」

近付いてきてくれた相手に嬉しそうに、両手を差し出していざ握れようものなら、らんらんとばかりに振ることだろう。
624プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/25(火)22:30:15 ID:EUt
>>623
プラーナはエリシアと同じく、いや海で暮らす期間が長いだけ余計に。
感性が野生寄りなため裸足であり、足音はぺたぺたと小さい。
しかし、身を隠そうとはしていないためドアの音には気を使わず。シャディはそれでプラーナの事を容易に気づけるだろう。

「……それ、つき?」

さて、プラーナは以前も昼間にやっていたような校内探検をしてたどり着いたにすぎない。
もっと言えば、海の底と違う光をもたらすものがどんな名称かも知らない様子。
シャディの持つシャンメリーを困惑しながら見つめて、されるがままに腕を取られるのであった。
625シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/25(火)22:38:15 ID:BJL()
>>624
お月様はあっちだよー、と満月に向けて影の手に指差しをさせる。

「これはねー、シャンメリーっていうの。飲んでみる?」

そしてシャンメリーについてもきちんと説明し、良かったらどう? とグラスに注ぐ。
炭酸の輝きが月で淡く彩られるそれは視覚的にも楽しいものだ。プラーナにとってはそれをどう感じるか。
そして飲むという反応か、憑依を示せば「はい」と渡してくるだろう。

さて、シャディはプラーナが月を知らないことを知るとちょっと首を傾げて今は反応を待つ。
プラーナは確か口に出すのが苦手、それならばあまり一度にぶつけるのも悪いだろうと。
626プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/25(火)22:44:45 ID:EUt
>>625
月とシャンメリーを交互に眺めて、シャディを見つめ返すプラーナ。
グラスに注がれた炭酸飲料を横からじっと眺める様は、体はそこそこ大きくとも子供のような反応である。

「つき、シャンメリー…… ん、覚えた」

感情表現こそなかったが、そんなふうにシャンメリーを凝視していれば。
感情を察したシャディからグラスが渡され、ゆっくりと嚥下することだろう。
眠たげに半分ほど閉じられた目をきゅっと閉じて、思わぬ口内の刺激に驚いた様子。

「……ちかちか、する」
627シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/25(火)22:54:24 ID:BJL()
>>626
まあ、中等部二年生にしてこんな調子のシャディも居るのだ、子供らしくても多分良い。

「んふふ、ちかちかかー。……どうかな? 嫌じゃない?」

口内の刺激。それはシャディ以外にも気に入ってくれる生徒、教師は多い。だがその炭酸は人によって好き嫌いが分かれてしまう。
そもそもプラーナが居たようなところでは炭酸というのも珍しいだろう、この辺りは完全な好みである。そのためシャディもプラーナが嫌かどうかで判断する。

「――……プラーナくんは何してたのー? 僕はこうしてお月見してたんだけどさー」

そのやりとりを終えた頃に、こう尋ねた。悪魔の尻尾はピーンと張っていた。
628プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/25(火)23:04:54 ID:EUt
>>627
「あー…… 変な、かんじ?」

どうやらプラーナからの炭酸の評価は「可もなく不可もなく」と言ったところらしい。
感触としては面白くはあるが、どうしても刺激という点で違和感が拭えないのだろうか。
特に、人の社会に紛れ込んで間もないプラーナは。

「……学校、歩いてた」

月に特に感慨もないプラーナ、強いて言うなら校内探検の末に屋上に迷い込んだと言ったところか。
そんなニュアンスが伝わらないなら、プラーナはシャディに触れて「探求」のイメージを投影することだろう。
ピンと張った尻尾には、眠たげな視線をちらりとだけ向けて。
629シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/25(火)23:10:32 ID:BJL()
>>628
「そっかー、じゃあまた飲みたくなってみたら言ってねー」

そういう相手にはいつも渡すよりは相手が欲しそうにした時に渡すのが良いと思ってるらしい。
彼なりの思いやりではあるようで、手を繋ぎながらそれが伝わればいいなーと思って自分もシャンメリーを一杯。

「……! ……ふんふん、なるほどねー。何か見つかったかな?」

投影に少しビクッとしたがビックリしただけであるようで、探求のイメージを見るとそう訊ねる。プラーナ的には何か面白いものはあっただろうかと。
尻尾を一瞥されたことは特に気にしてはないようだ。ちらりと向けられることは珍しくないのだ。最近は特に。
630プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/25(火)23:22:23 ID:EUt
>>629
「……わかった」

グラスを持ったままこくりと頷いて、慣れない炭酸をゆっくり飲んでいく。
減る速度が遅い分、シャディとぽつぽつと会話を交わすことになるだろう。

「へや……? 道を、覚える」

送ったイメージとは微妙に違い、プラーナは知的好奇心のために校内を歩いているわけではない。
その構造や場所関係を覚えるためにぐるっと歩いているだけであり、レイアウトが把握できればそれでいいのだと言う。
なれない環境に身を置く際は、まずは歩き慣れておく。プラーナが今多く時間を費やしているのは、そう言う部分。
631シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/25(火)23:33:36 ID:BJL()
>>630
「あー、そういえば案内してあげられてなかったねー……ごめんね?」

思えば任された以上、少しは案内をするべきなのだがなかなかというべきか。
申し訳なく思ったのか謝りつつ、良かったら今度その探検に付き合うよ、とだけ伝えておく。まあなんなら今からでも構わないが。

「あ、でもこの屋上までの道は覚えられたのかな? どう?」

ゆらゆらと尻尾を揺らしながら訊ねておく。その頃には二杯目のシャンメリー。立つのが疲れるならば座ることも促すだろう。
632プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/25(火)23:42:25 ID:EUt
>>631
「大体は。……じゃあ、今度、外に」

中等部の校舎内はあらかた歩き終わったのか、シャディには校舎の外の案内を頼みつつ。
くるくると液を回して気泡が上がっていくのを眺めつつ、またくぴりと小さく一口。

「……おつきみ、は?」

そして先ほどシャディがしていると言っていた「おつきみ」なるものが気になった様子で。
座ろうなんて言葉はプラーナからは出ず、そう言ってこてんと首をかしげる。
633シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/25(火)23:49:29 ID:BJL()
>>632
「わかった!」

運動場から森、研究林に某デンジャラスフォールまで。どこまで案内するかはその時次第だろうか。

「えーとね、お月見っていうのは…………あそこに浮かんでる月を眺める行事、だったかな?」
「崇めたりー、お酒とかの風景にしたり、お団子食べたりとか色々! 僕はなんか気持ちいいからやってるけどー」

シャディも人伝に聞いてやっていたらしく、意外と気分がいいので続いてるらしい。それゆえか説明が若干偏っている気もする。
その気持ちいい、という表現のためかほんわかとした気分とゆーらゆら。

「…………そういえばさっき尻尾見てなかった?」

触れてこないのがちょっと不思議だったらしく、シャディから聞くことにしたようだ。
634プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/25(火)23:57:15 ID:EUt
>>633
「……ふーん?」

シャディのお月見解説にはわかったようなわからないような表情。
ともかく月を見ることが基本の行動だと分かれば、その丸く眩しい月に眠たげな視線を向けることだろう。
そしてしばらく眺めてから、こんな感じ?とばかりにシャディに向き直り首を傾げるのである。

「見てた、けど…… よく見る」

地上で人型生物のそれを見るのは珍しいかもしれないが、海中には多種多様な生き物がいる。
魚の尾びれを尻尾の一つと捉えていいのなら、無い方が珍しいともいえよう。
そんな「よく見る尻尾」にシャディが興味を示したならば、それら魚や生物をイメージを投影して見せてやることだろう。
635シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/26(水)00:06:52 ID:MTB()
>>634
説明しておいてなんだが、お月見の作法というのは地域による差があるのも事実。それはつまり人による差でもある。
つまり、プラーナが思ってそれをしたならシャディは当然、そんな感じ! とばかりに笑顔である。

「よく見…………それは尻尾っていうか尾ヒレじゃ? あ、でも尾ヒレってことは尻尾……?」

よく見る尻尾というのは少し意外だった、というのも意味を取り違えており自分のような尻尾の持ち主が他にも居たのか? と思ったのだ。
それ故に魚のイメージを見せられた時はそんな呟きを聞こえる声で漏らすのである。ただしエイや海老などを見た時は普通に納得している。

「…………食べてたり、するの?」

尻尾、と自分の尻尾を持ち上げての質問。理由は単純……前にエリシアに食べられかけたからである。
636プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/26(水)00:14:40 ID:jlv
>>635
逆に言えば、これだけ形状の違うものを一様に「尻尾」と捉えているだけに、シャディのそれに特異性を感じたりはしないと言うことか。
シャディが納得を示したような、なまじ似ているものもあるだけに。その辺りは認識の差である。

「食べる?……まあ」

食べるか食べないかと聞かれれば、答えはイエスに近い。
とはいえ尻尾を特別視しているわけではなく、体を食べるならわざわざ切り分けて残さないと言った感じ。
シャディの持ち上げた尻尾を悪気なく手にとって、視線の先に置いて眺めるだろう。

エリシアの場合はまた意識の個体差が、特に口に物を入れるまわりが特殊なのだが、それは知る由もないお話。
637シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/26(水)00:22:36 ID:MTB()
>>636
尾ヒレと尻尾。本当は同じようなものだが違うように見えるのは無自覚に分けようとする人の性なのだろうか。

「っ……僕のは美味しくないからね?」

ちょっと擽ったそうに身動ぎ、質感は人に撫でたくなる感覚を教えるには最適なほどに上質。眺めるだけならばそのまま置かれているだろう。
そもそもプラーナの口に歯があるのか、的な疑問もあったりするが、一応の忠告だけして。

「いやー……この前エリーちゃんにパクっと食べられちゃってねー……」

話してしまう辺り、それだけ印象に残ってはしまうのだろう。月を眺める青い瞳は思い出すように細まった。
638プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/26(水)00:33:56 ID:jlv
>>637
「……そう」

シャディの尻尾が美味しくない、エリシアに食べられたことがある。
もしこの情報提示が逆だったなら、シャディの尻尾は弁解を待たずに口に放り込まれていただろう。

「……?」

そう呟いたシャディが、どこか遠い目をしているような気がして。
何が問題だったのかを聞くようにシャディの顔を覗き込むプラーナ。
一段と明るい月明かりに照らされて、枯れ草色の頭部が気持ち透けるのだった。
639シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/26(水)00:39:50 ID:MTB()
>>638
図らずともちょっとだけ先輩だった自分のない威厳が減ることを回避したシャディであった。

「…………? あはは、気にしなくていいよー。ちょっとエリーちゃんに食べられた時のこと思い出してただけだから」

そう言うとエリシアにするのと同じように月明かりを浴びた頭部を撫でてあげようと手を伸ばす。問題はないのだと。
少しばかり勘違いさせてしまったかな、と思ってマントの下を漁って。

「こういうのって食べたことある?」

お団子、というものは残念ながら売り切れてたので比較的月に似ている――ベビーカステラを見せた。丸くて黄色いそれはどちらかというと月ではなく星っぽいが。
640プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/26(水)00:50:25 ID:jlv
>>639
そういうものかと納得したような表情のプラーナだったが、理解を先送りにしただけである。
余計な接触はしていないだけに、シャディの尻尾が敏感なものだと理解はしていない様子だ。
頭を撫でるシャディの手に、眠たげな目を一段細めて。睨んでいるわけでは無いのは、エリシアの反応との共通点に気付けばわかるだろうか。

「……たべる?」

一目ではそれが食べ物とは理解していない様子、思わず聞き返すプラーナ。
シャディがそれを渡すならば、一口に口に放り込み…… その甘さに今度は少し目を見開いて、ぽつりと呟くだろう。

「……ほわほわ」

どうやら今度は炭酸と違って、素直にお気に召した様子。
641シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/26(水)00:58:37 ID:MTB()
>>640
なんとなくだが、やはりこういった点が共通点なのだろうか? とシャディは思う。エリシアもプラーナも、撫でると目を細くするのだ。
エリシアもプラーナも本当に嫌だったら素直に反応もしてくる、と踏んでるせいでもあるが。

「そ、ベビーカステラっていってねー……おー、よかったー。まだまだあるから食べてってねー」

と袋を開けて一個渡す。ケチなわけではない、一気に食べると詰めやしないかと思うからだ。
反応の違いを見て、ちょっと喜ばしくなっているようである。月を浴びながらベビーカステラ。気分はやっぱりお月見である。

「もしまだ何か困ってる、とかあったら言ってねー。そういえば遅れたけど、この前はお疲れさまー」

そう言うとシャディはマントの下から、某哀しき男子たちの儀式阻止のお礼であるペンダントを見せて。
642プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/26(水)01:07:29 ID:jlv
>>641
「ベビーカステラ。覚えた」

歯がないので咀嚼するにも少し模索しながら、シャンメリーを含ませ湿らせることを見つけて。
そのまま歯舌で削り取るようにして食べ終わると、シャディからまた一つ受け取って口にする。
二個目を食べたところでシャンメリーも無くなり、グラスを彼に返すプラーナだった。

「ん。……それ、一緒」

困ったら頼ると首を縦に振って、お揃いのペンダントを見せるプラーナ。
厳密にはプラーナのものには後付けの魔力を取り出す式が追加されているが、そんな差は意識していないのだ。
643シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/26(水)01:14:00 ID:MTB()
>>642
意外と後半は炭酸が弱まるため、違和感さえないなら後半のが飲みやすかった可能性もあった。
返されたグラスはマントの下へ、後で洗っておくようだ。

「うん、一緒一緒ー…………ってあれ?」

こちらは魔銀のチェーンに光を反射しない魔石のペンダントトップ。勿論後付けの式なんてないため、式が見える状態ならばそれを見て、見えなくてもなんだか違和感を覚えたのか見比べた。

「プラーナくんのとなんか違うねー」

月の光すら反射しない不思議な魔石を眺めながらシャディは呑気に聞いてみた。
644プラーナ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/26(水)01:18:49 ID:jlv
>>643
特に泡を見るためかき回したり、カステラに染み込ませて食べたり。
最初よりも炭酸の薄まる飲み方をしていたため、味のついた液体としては楽しんだことだろう。

「……?そう?」

言えばネックレスを彼に渡して心行くまで眺めさせることだろう。
そしてシャディが追加された式に気づいたなら、投影を使ってかディアナによる加工があった事を思い出し伝えるだろうか。
645シャディ◆L1x45m6BVM :2018/09/26(水)01:36:11 ID:MTB()
>>644
その行動のうち、シャディはカステラに染み込ませることを真似してみた。……なかなか美味しい。
元々早めに飲むスタイルだったため、どうやら相性は良さそうである。機嫌良さそうに体を揺らして。

「うん、ちょっと見せてー」

と、少々強引だったがすんなりと見せてもらえたため、手を拭いてから見比べる。そして式、ディアナによる加工をプラーナから投影されるとちょっとビックリして。

「おぉー、なるほどー。ディアナちゃんにやってもらったんだ。よかったねー」

合点がいってシャディはうんうんと頷くとネックレスをプラーナの首にかけようとして。そして自分のネックレスをお揃いとばかりに身に付けた。
良かったね、というのは自分用にカスタマイズ、的な側面もある。使いやすいように、便利なようにすることは悪いことではないはずだ。

「…………きれーだねー…………あっ」

そうして、夜空に浮かぶ満月を眺める行動を再び再開しただろうが暫くすると大きな雲がかかり始める。月が光で示すその大きさはちょっと大きめだ。
そろそろ戻るべきかな? と怒られることを考えてプラーナの方を向き。

「そろそろ戻ろっか。それとも覚え直しに行く?」

そう提案して、今夜のお月見はお開きになるだろう。ちょっと寂しいがたまにはこんな月夜もある。
プラーナがどちらを選ぶにしてもシャディは一緒に行動したことだろう。なるべく教師の目を掻い潜りながら。
646レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/27(木)20:28:21 ID:04I()
本日はちょっと怪しいお天気模様。秋という季節柄かはわからない。
とはいえこの魔法学校においてはその方が過ごしやすい人物なんて珍しくないだろう。そういうのはまあさておき。

本日のレイヴンはグリフォンの雛を胸に抱えて、校舎を見せていた。まだ中へは連れていかず、外から確認させているようだ。
猛禽の頭がキョロキョロと校舎を眺め、時おり宙吊りの下半身をもたつかせるグリフォンは少し窮屈そうでもある。

「むぅ、グリー……暴れないで…………あ」

さて、何を見つけたか。レイヴンはグリフォンの下半身を腕に乗せるように抱き直しながらその方向を見て、必要なら歩き出すことだろう。
647ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/27(木)20:36:59 ID:9SF
>>646
ぎらつく太陽がなりを潜めるということは、体温的には喜ばしいことである。
代わりに少しばかり冷え込むことが増えたが、零下でなければ大歓迎だ。

さて、小さな鳥獣を抱える亜麻色の元に、ゆらり揺れるは少し煤けた教員用ローブ。

「や。……無事孵ったんだね、おめでとう」

ちょんと手を上げて挨拶がてら、そんなふうに声をかけて。
648レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/27(木)20:43:10 ID:04I()
>>647
「ん、孵った。……ロコちゃん先生も見れたら良かった、けど」

挨拶のためにひょい、と雛の前肢を上げさせようとして、拒否される。そんなやりとりを忘れるかのように続けて。
ロイコとエリシアが同伴することは難しいので仕方ないと思った側面もあるが、やっぱりなんだか悪いとも思ったらしく。

「……ロコちゃん先生なら、なんて呼ぶ?」

煤けたローブを一瞥しつつ、グリフォンの脇の下に手を通して見せつける。グリフォンの視線は……なんだか頭部に集中している気がしなくもない。
649ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/27(木)20:52:10 ID:9SF
>>648
「……ん、まあ気にしなくて大丈夫だよ。かわりにエリィが見てきてくれたから」

そうだろう?と念を押すように、見れなかった分は気にしていないと伝える。
ロイコとしても自分が干渉するより、多感なエリシアに見て欲しかった節もあることだ。

「なんて呼ぶか、か。……些か反則じみているが、僕にはこういう手段もあるからねぇ」

言いながら瞳を光らせてグリフォンの喉の下を撫でるロイコ。本人の意向を聞いた名付けができる、憑依魔術の使い方だ。
擬態で黒髪に見えているはずの頭部を困ったように摘みながら、グリフォンの心に声をかけるのだ。
『君とは殻の中ぶりだね、気分はどうだい?』なんて。
650レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/27(木)21:00:13 ID:04I()
>>649
その念押しを聞いてレイヴンはへにゃり、と安心したように息をつく。……しかしながらエリシアからこのグリフォンが触角を食べたことを伝えたりしてないかな? とも思ったり。

「……あ、前にやった……」

殻の中に居た雛の注文を聞いた時の魔法、だったか。グリフォンの喉にある毛並みはまだふわふわのそれだ。
クルル、と小さな鳴き声をあげるとグリフォンは声について。

『ン? 窮屈。ずっと抱かれてる、なんか言って』

少しは丸くなったと見るべきか、今のところは食らいつく様子もなく、現状の感想をロイコに伝えるグリフォン。
当のレイヴンはと言うと「なんて言ってる?」と聞きたげに見ていた。
651ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/27(木)21:14:44 ID:9SF
>>650
まあ普段からエリシアと話していれば、そうでなくとも地上に長くいれば。自分たちがいい餌らしいことはなんとなく知っているだろう。
深海の被捕食者は、陸に上がれども野生の食欲を刺激するということは、ロイコとて理解の範疇だ。

「……あはは、少しは羽を伸ばしたいって。僕にも抱かせてくれるかい?」

そんなふうに噛み砕いてグリフォンの意思を伝えれば、両手を差し出しそんな提案。
その裏でグリフォンには、飛び出していく懸念や心配などを話して一応言い聞かせておく。
652レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/27(木)21:20:13 ID:04I()
>>651
「ん、大丈夫。……羽痛めないようにしてた、のに」

グリフォンの雛を慎重にロイコの手に移すレイヴンはそんな呟き。
背中の翼が変な方向に曲がったりしないように、としたつもりだがグリフォンはそれでもダメだったのだろうか? と。
このタイプの生き物は飼うのも初めて、まだまだわからないことだらけである。

『飛びたくても、まだ飛べない、残念』

バタバタと翼を羽ばたかせるグリフォン。しかしそれでもまだ浮く様子は見えてこない。まだ使い方に慣れてないのだろう、野生ならともかくそうではないためその辺も影響していそうだが。
ちなみに毛皮はふわふわだが嘴はもう立派な猛禽のそれ。度々振られる尻尾がロイコの身体のどこかを打ちそうになる。

「そういえばロコちゃん先生、ローブ焦がした?」

ちょっとハラハラしながらも、そんな質問。
653ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/27(木)21:29:13 ID:9SF
>>652
「動きすぎで痛む懸念をしていたなら、あまり気にしなくても良かったかもねぇ。ほら、野生化ではきっともっと動くだろう?」

少し抱えてからグリフォンを地面に降ろし、広げた羽を撫でてやるロイコ。
気に入るか否かを本人から聞けるロイコは、実は動物の取り扱いにも適していると言えるだろう。

「ん?ああ、いつものダンジョン整備だよ。君は間違って奥に入りすぎたりしないようにね」

グリフォンの翼の付け根から腹にかけてを擽りながら、レイヴンの問いにそう答えるロイコ。
振られる尻尾を指で捉えてくるくると巻き付けたりしながら、少しだけ注意も添えておいた。
654レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/27(木)21:35:56 ID:04I()
>>653
「……そう、なのかな?」

鳥のイメージを持っていたレイヴンらしく、巣立つまでは大人しくしているものと思っていた様子である。
地面に降りたグリフォンは羽を触るロイコに気付くと「ン?」というような視線を向けてそちらに体を向け直す。
羽をはばたかせ、尻尾を巻き付かせてごろりと横たわると会話の間に何かを探り。
レイヴンはその頃には注意について頷いており、予想した内容がいささかロイコには危ないと感じたらしく。

「ダンジョン………………焦がされた? 大丈夫? 怪我、してない?」

――――最後と同時にグリフォンの嘴がロイコの手に向かっていた。好奇心によるものか、野生の本能的なものかはさておき。
敢えて言うと、仮に捉えられたとしてもすぐにもがれることはない。ローブに遮られるだろうし。
655ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/27(木)21:48:48 ID:9SF
>>654
「まあ大丈夫だよ。軽いトラップだったし」

煤けた部分をひょいと上げて、ローブを汚すに至った経過をごく簡単に伝える。
火炎放射の中を掻い潜る罠を水魔法を纏って突破した、その際にはみ出たローブが少し焼けたらしい。

「未整備区画はモンスターは良くても、罠がとにかく意地が悪いからねぇ……」

事情はどうあれ、そういう訳で生徒が迷い込むことはあってはならないのだ。
指にかぷりと食らいついたグリフォンを楽しげな目で見てながら、戯れにそこに水の魔力を集中。
グリフォンが嘴に力を込めれば、水風船のように指から水が弾けるだろう。みだりに他人を傷つけないようにとの、ささやかな嗜めである。
656レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/27(木)22:02:59 ID:04I()
>>655
「そんな突破の仕方が……」

ロイコの無事が伝わり何より。そして火の突破について目から鱗とばかりに珍しく目が見開いていた。
ダンジョンに何らかの理由で挑むことになったら、同じトラップではその手を使う気かもしれない。
罠の意地悪さについて語るロイコに、ふむふむと気を付ける意思を示していた。

『クバッ!?』

「へっ!? あ、グリー……!?」

がぶり、といったグリフォンは弾けた水に口を離した。
それを見れば驚いているとするには十分でロイコの様子とグリフォンの様子。そしてエリシアとの前科から何が起きたかをレイヴンは察したようで。

「…………グリー……謝る……ごめん、なさい」

『クルルゥ……』

ぐりぐりとグリフォンの頭を弱めにいじくりながら謝るレイヴンと申し訳なさそうに頭を伏せるグリフォンが見える。
……ちなみにもし、ロイコが憑依魔術で確かめようとするとグリフォンはなぜか避けようとするだろう。
657ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/27(木)22:17:22 ID:9SF
>>656
「ふふ、あんまり無闇に噛み付くのは感心しないぞ?……っと」

ロイコとしては注意のつもりで、それもひっかかると確信して仕掛けたのでにこやかに声をかけて。
最後にグリフォンの頭を撫でようとすれば、ふいっと避けられることに気づけば。

「まったく、何を逃げてるんだい?……ほらほらっ」

そして隙を見て脇に両手を差し入れて担ぎ上げようとするだろう。
卵の中ではあんなに横柄だったグリフォンが、側から見ればしおらしくなってしまった様をからかうように。
658レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/27(木)22:23:57 ID:04I()
>>657
『クルル……!』

「…………せっかくだから」

からかう様子を見てグリフォンは分かりやすく睨み付ける。しかしそこは雛のそれ、威圧も何もありゃしない。
しかも避けようとした矢先、レイヴンに阻止されて哀れグリフォンは担ぎ上げられるだろう。その時にグリフォンの心情を読み取ったならばこう聞こえる。

『謝るってなんだ、急に口に水ぶっかけてきたこいつが謝るべき』

態度はしおらしかったが、内心がかなりの横柄でいらっしゃる。元々グリフォンである以上簡単に謝るのはアレなのだろうか。
良くも悪くも本能のままに生きてるという様子が見えるのはまだ人の世に慣れてもないせいか。

「でも、ちゃんと謝れてるの偉かった」

……こっちは勘違いしてる。伝えるかどうかはロイコ次第だ。
659ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/27(木)22:40:16 ID:Qz2
>>658
『そんな事だろうと思ったよ。
 ……でも、僕の指が弾けたのは君が裂け目を入れたせいだ。
 水の溜まった袋を割れば、裂け目から水が溢れ出る。当然だろう?』

憑依魔術でグリフォンを言いくるめに係るロイコ。レイヴンの耳には届かぬように。
この説明だとそもそもロイコの種族そのものが水風船のようなものだと錯覚されるかもしれないが、それでもいいのだった。

「……うん、ふわふわで気持ちいいね」

そして額と額をくっつけるようにしてグリフォンの毛並みを堪能する。
レイヴンに威勢のいいしつけは期待できそうにないから、せめて裏ではしっかりと。なんて思うロイコであった。
660レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/27(木)22:50:13 ID:04I()
>>659
『嘘つけ、それならもっと焦るはず、お前、あの緑色のと似てる』

なんとふてぶてしいことか、クルル、と鳴きながらロイコに対する抗議を向けている。このグリフォンがその関係性を知るのは会話は聞いていたからだろう。
下手をするとレイヴンが事前に教えていた可能性だって否定はできない。それにしたって野生の勘は恐ろしいが。

『クゥ……』

「成長したらふわふわなくなるって書いてた、だから今だけ。味わう」

グリフォンはロイコが上だとも思ってるのかなされるがまま。グリフォンの目はロイコの目に向いている分、威勢だけはいいようだ。

「…………でも、指、大丈夫……?」

レイヴンが威勢のいいしつけにならない理由としては覚えてしまった信頼感というのがあるのだろう。もいでも生えてくる存在がいるために麻痺しかけている。
グリフォンと共にもう一度再認識させる必要も見るべきかもしれない。
661ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/27(木)23:03:28 ID:Qz2
>>660
『焦りのない理由なら単純。……僕は治せるからね』

要は傷つけたのは真であって、余裕の理由は別にあると反撃。
実際半分ほど千切れかかった指を見せてから水魔法で位置を調整、そのまま押し当ててくっつけてみせる。
まあ今は引っ付いているだけなのだが、そのうちしっかりとくっ付いて治るのだ。嘘は一切言っていない。

「ご心配なく。この通りだよ」

さて、グリフォンを納得させるのに指を接合してしまったロイコもまた、しつけの教材としては微妙だっただろう。
大仰に眩しい治癒魔法をかけて「あくまで治るのは特殊」と条件付けを試みるも、あの横柄さに通用するかどうか。
662レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/27(木)23:10:29 ID:04I()
>>661
『…………』

グリフォンはなんとなく納得したような、しかし腑に落ちない感情を早くも覚えていた。
とりあえず口頭(?)の反撃がないところを見ると観念したと捉えられるだろう。

「良かった、治るなら安心。…………でもやっぱり食べない方が、いい、よね?」

正直なところ、レイヴンもなんだかんだで悩んでいる。グリフォンはフイ、と首を背けてる。まだまだ我が儘で貰える食糧は貰う性質。
自由にさせたいところだが、出会って早々噛みつくこれでは危険を防止する意味では一度言い聞かせるべきか? とは思うようだ。

肝心な問題点としてそもそもレイヴンが他人を怒ったりすることがほとんどないせいでそれに慣れてないことだが。
663ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/27(木)23:18:11 ID:Qz2
>>662
とりあえずグリフォンには「人を傷つけたことでしっぺ返しを食らった」と言う事だけを覚えてもらえればいいのだ。
多少食えないやつと嫌われたかもしれないが、やさしさの成分はレイヴンを始め他から与えられるだろう。

「それはもちろん。やっぱり再生には魔力を使うからねぇ。
 僕らみたいにそう簡単に治らない者なら猶更だよね?」

軟体生物ではないレイヴンにそう投げかけてから、グリフォンを彼女に手わたして。
最後にぽんぽんとグリフォンの頭のふわふわの毛を撫でてから、ふっと笑いかけてやるのだった。
664レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/27(木)23:28:37 ID:04I()
>>663
実際野生の動物でも反撃の可能性がある獲物は狙わない傾向が大きい。幼体ならば尚更で少なくともロイコ相手に噛みつく可能性はほとんどなくなったと言えるだろう。
グリフォンとて別に、敵を作りたい訳ではない。気ままに過ごそうとして失敗しただけ、と思いたいのであった。

「ん、ごめんなさい。帰ったらちゃんと言いつける」

『………………悪かった』

グリフォンを抱いてきゅ、と若干絞めるように抱いたレイヴンはそう宣言し、グリフォンは撫でられた際にいうべきかと思った一言を頭に浮かべたらしい。
重要なのは鳴いてないこと。つまり思っただけである。……思っただけで成長ではあるか。

「……そういえばロコちゃん先生、名前出た?」

流れた気のする話題が一周してきた。気になるのだろう、レイヴン的には。
665ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/27(木)23:46:30 ID:Qz2
>>664
とはいえ、遠慮なしに触角を渡してしまったエリシアの先例もある。
似た匂いを感じると言われたエリシアの方がどうなるかに関しては、また別のお話と言ったところか。
まあ、ロイコはエリシアとの関係をグリフォンに問われた際に黙殺していたのだが。

『ん、上出来だ』

ロイコからしてみれば、言っただけよりも思っただけの方が大分まともである。
顎の下を最後にくすぐる様にしてから手を離したのだった。

「ん?……そう言えば訊き忘れちゃったね。
 そうだな、例えばフィールとかどうかな?……なんて、君がつけた名前が折角あるんだ。そっちで呼んでやってくれ」

一応求められたから答えたものの、せっかくレイヴンが呼んでいる名前があるのだと。
亜麻色の髪をぽんぽんと撫でてやりながら、さらっと自分のネーミングは流すのだった。
666レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/27(木)23:58:51 ID:04I()
>>665
与えられた場合は食べるのでエリシアが触角を渡してきた場合は喜んで食べてしまうだろう。美味しいらしい。

『クルル』

顎の下を撫でられた時に少し気持ちよさげに鳴いたのはそういうことだろうか。そのあたりは動物らしく、魔物らしさはあまりない。

「フィール……? ……ん、私はグリーって呼んでる。それが伝わってたら、いい」

むきゅ、と撫でられた時に頭を少し下げて享受するとレイヴンのつけた名前はそれであり、なんとなく語感から由来を想像するのは容易いか。
とはいえなぜフィールになったのか疑問に思わないでもないらしいが。それに答えてくれる気配はあまり見当たらないので、ちょっと呟くとグリフォンを肩にしがみつかせた。

「……ロコちゃん先生、もう戻る? 私、もう少しグリーとお散歩、する」
667ロイコ ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/28(金)00:07:29 ID:Oza
>>666
「まあ、名前は雰囲気だよ。らしさは後からついてくるさ」

由来を聞きたそうなレイヴンにはそう答えるロイコ。別にさしたる理由はないらしい。
もっと言えば、それはレイヴンのあまりに直接的なネーミングをも肯定する言葉なのだ。

「そうだな、片付けの報告もしなきゃだしね。
 じゃあね、また会おう。……君も達者でね」

横柄ではあるが賢そうなグリフォンの事だ、自分の名もきっと理解していることだろう。
一人と一匹に手を振って、校舎へと向かっていくのだった。
668レイヴン◆L1x45m6BVM :2018/09/28(金)00:14:51 ID:JNM()
>>667
「雰囲気……そっかー」

自分の名前も実際のところなぜそうなったのか覚えてなかったりするレイヴン。
その理由に納得してグリーの頭をよしよしと撫でて嫌がられていた。

「ん、気を付けてね、ロコちゃん先生。ほら、グリーも」

『…………グル』

フ、と一瞥してグリフォンは顔をそっぽ向けた。実際このグリフォンは賢い方で複数の呼ばれ方をしてもそれが名前であることを理解している。
実際生まれたての時にミズハの案も出たがそっちも記憶しているのである。名付けセンスについてはすべてノーコメントを貫いているグリフォンである。

別れたのち、ゆっくりと校舎付近をぐるぐるとお散歩するレイヴンとグリフォンの姿が長く目撃されたという。
669クレヅキ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/28(金)22:16:07 ID:HV9
午前の授業が終わり、生徒たちが思い思いの昼休みを過ごそうとしている時間、
中等部の校舎の窓から顔を出して購買部の方を見ているひとりの生徒が。

「なにか楽しそうな事をやってるなー
よしっ、オレも参加してこようっ」

購買部恒例の昼食争奪戦を何かのイベントだとでも思ったのか、
顔を出した窓から近くにある木に飛び移ろうとするのが見えるだろう。
670リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/28(金)22:22:46 ID:JNM()
>>669
購買部。それすなわち昼食戦争の場。しかし戦争が起きるのはそれが人気メニューを求める生徒達、または教師の間である。
逆に言えばマイナーな商品を求める者達は余裕をもっているのだ、買われる危険性が少ないと想定しているのだから――しかし。

「…………看過するには危なっかしいですねぇ、ひとまず橋をかけますか」

ジャララララ、とクレヅキの飛び移老とした先には鎖が突然巻き付いてくるのが見えるだろう。その鎖が伸びてきたところを見たならばそれが金髪の青年が伸ばしたものとわかるだろう。

「もし、木の枝に移る気ならばオススメしませんよ。枝は繊細ですからねぇ」

彼の眼はクレヅキの全体を見ながらそう言っていた。――ちなみに彼からはもう一本鎖が伸びていて、それは購買部付近の窓辺に引っ掛かっていた。
671クレヅキ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/28(金)22:36:11 ID:HV9
>>670
「うわっ!」

突然伸びてきた鎖に驚きバランスを崩す。そして狙っていたのとは別の枝を掴むが、
その細い枝はクレヅキの体重を支えられずに折れてしまう。

「わわわっ、まだまだーっ!」

何処からか取り出した布を伸ばし、太い枝に巻き付けて地面に叩きつけられることだけは回避する。

「ふぅ、危なかった…
って、いきなり何するんだよーっ!」

鎖を伸ばしてきた者(クレヅキからは見えていない)に対し、非難の声を上げる。
672リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/28(金)22:42:19 ID:JNM()
>>671
「おや、手は要らなかったようですねぇ……」

落ちたのを見てさすがのリエードも焦って鎖を伸ばしていたがその行動は杞憂に終わったようで。

「ええ危なかったですねぇ、しかしながら見過ごせなかったのですよ。自分こういうものですから」
「なぜか、わかりますか? それとあなた、お名前は?」

そう言いながらリエードはクレヅキの背後から肩を掴もうとしながら現れる。見せるのは二の腕に巻いた「風紀の腕章」。
つまるところクレヅキにも伝わるだろうことは、クレヅキの行動がリエードの目に触れたということだろう。
673アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/28(金)22:53:05 ID:Zrp
「……ヘクチ!ズズッ……ヘクチッ!!」

アラスミシアは鼻をすすっていた、序でにクシャミも酷かった
さてはて心地良い時期である、天高く馬肥ゆるなどとはよく言ったものだ
そんな構内をお散歩しているのだが、どういう訳か鼻がヒドイ。ヨモギが綺麗に咲いている
674クレヅキ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/28(金)22:55:19 ID:HV9
>>672
「あちゃー…」

声をかけてきた相手が風紀委員だと解ると、空いている方の手で顔を押さえ呻くように。
そして、枝に巻き付けた布を解き、地面へと着地する。
…2階相当の高さにもかかわらず、危なげなく着地するあたり、軽業には長けているのかもしれない。

「まあ、一般的に危険だとされる行為だよね。
あー、名前はクレヅキ。つい先日来たばかりかな」

クレヅキが顔を出していたのは校舎の3階。
落ち方が悪ければ怪我どころか命に関わりそうなものだが、本人にはあまり危機感はなさそうである。
675リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/28(金)23:00:26 ID:JNM()
>>674
様子から見るに風紀委員のことはわかっていて、それでいて自分に自信があるからこその行動かと察する。

「えぇ、危険な行為です。クレヅキさんですね、自分はリエード・リオーナと申します。それで何が問題か言いましょうか」
「飛行、跳躍は他の生徒も使う可能性のある近道です。例えばになりますがあなた、自分の鎖でも驚いてましたよね? もし他の生徒が枝に乗っていたらどうなっていたと思います?」

いきなり説教から始まっている。しかも自分が窓辺に鎖をかけていることはノータッチでだ!
危機感の無さそうなクレヅキに少しばかり怒っているのか、笑顔ながら圧を感じてしまうかもしれない。そしてクレヅキの周囲が言っていたかもしれない。

リエード・リオーナに対する評価を。
676エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/28(金)23:00:55 ID:Oza
>>673
「おーっ、こんばんはー!」

そんな黒の少女の見上げるだろう空中に、ふわりと浮かぶは若草色。
互いに名乗ってはいないとはいえ顔見知りで食事を共にした仲、記憶にくらいは残っているだろう。
なんだかずるずると調子悪そうな少女の様子を察して不思議そうに顔を覗き込む。

「……かなしい?」

草食性の生物には、花粉症の概念は無いのだろうか。
677クレヅキ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/28(金)23:06:06 ID:HV9
>>675
「そうは言っても、村だと割とみんなあれぐらいはやってたし、
ちゃんと木の上に他の人がいないのは確認してたんだけど…」

と、反論をするものの、リエードの剣幕に押され段々言葉尻がすぼんでいく。

リエードの評価?
まだそれを聞けるほど親しい友人はいないぞ!
678リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/28(金)23:13:25 ID:JNM()
>>677
「なるほど、村では皆それが普通だと。それは結構」
「さてここはどこですか? 人でなくとも今の自分のように橋をかけるものも居るのですよ?」

お説教である。リエードは荒らくれと思われているが一応ちゃんと聞いてくれる相手にはこういう態度である。
もっとも逃げたりすると普通に追い掛けてくるので大して変わらないが。

「なのでこの場合木々を足場にするならば突然の来訪も予測し、更に来訪者が落ちてしまった場合の対処方法を実行できるようになるまで正当なルートで通りなさい」
「わかりましたか? クレヅキさん?」

さてここでの返事次第ではリエードの次の対応が変貌するが果たしてクレヅキのお返事は。
679アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/28(金)23:14:52 ID:Zrp
>>676
「ん?……あぁ、よぉ……ヘクチッ」

軽く手を泳がせクシャミ!

「……いや、なんか……かふんしょー、とか……言われたけど……」
「草とか、そういうのの……細かいタネが……フェクション!!」

そして一段と大きなクシャミ!かなり重度な模様である

「……タネが、はいりこんで……鼻をくすぐる、とか……?」
680クレヅキ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/28(金)23:19:05 ID:HV9
>>678
「うん、今度からは気を付けるよ…」

流石に村と学校では違う事に思い当たり、謝罪をするのだが、


「って、今回に限っては君が邪魔したからだよね!」

危ない状況に至った原因を思い出し、ツッコミを入れる。
681エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/28(金)23:20:31 ID:Oza
>>679
「かふんしょー?」

聞いたことの無い単語に首を傾げ、そのままアラスミシアをくるくると観察しにかかる。
重度であれば泣き腫らし鼻水を啜り、さぞかし苦しそうに見えることだろう。
そしてアラスミシアからの断片的な情報を基に、少し考えて。

「……どく?」

自分に効いていない理由はさておいて、植物による人体への危害をそう評した。
682リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/28(金)23:25:18 ID:JNM()
>>680
「わかればよろしい」とわりとあっさり引き下がり――。

「ハハハハハ、それが突然の来訪者というものですよ? それより購買に行きたいのでは? 今回に関しては自分も行くつもりなので見逃しますよ?」

ぐいぐい、と鎖を引っ張って窓辺に引っ掛かっていることを確認したリエード。なぜ誰も外しに来ないのかというと、皆が購買の人気商品に夢中だからである。
そうつまり……リエードは彼の大事なお食事のチャンスを奪っている! まるでこれが罰だったとばかりだ!
683アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/28(金)23:32:29 ID:Zrp
>>681
「どく……うーん……」
「……そんなかんじ……なのかなぁ……?」

実際アレルギー反応とは毒にも等しい
どうやら目にはそこまで影響がないらしく、鼻だけなのが不幸中の幸いと言えるが

「……このへん、ダメだ……」

場所変えよう、と手招きして寮に向かって歩き出す
室内ならだいぶマシになるのである、取り敢えず寮の広間で鼻をかむであろう
684クレヅキ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/28(金)23:35:52 ID:HV9
>>682
「ぐぬぬ… 村だと大体気配が読めるからあんな不意打ちは喰らわないのに…
学校は人が多いから解りにくいんだよなぁ…」

悔しそうな表情をしてそんなことを。


「なるほどー、それはそうとあそこのお昼休みはいつもあんな感じなのかい?」

と、人でごった返す購買を指さしてそんな質問をリエードにする。
ちなみにお弁当を作ってくる派なので全然罰にはなってないぞ。
685エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/28(金)23:40:13 ID:Oza
>>683
「そーなんだ!」

毒かもしれないとの答えで、何か得心した様子のエリシア。
そのまま手を引かれて寮の待合広間につくと、すとんと着地した。
どちらも小柄とはいえ、流石にエリシアの方が小さいか。身長差はいかほどだろう。

「これ!……なめる?」

そして取り出したのは毒に効くと噂の、『コカトリスの干腑』ではないか。
大きな魔力を内包したそれは、飲んでよし塗ってよしの万能薬。……ではあるが、今回のようなものはどうだろう?
いや、そもそも仮にも高価な薬。アラスミシアがそれをそのまま使うことを決めるかすら、確定している訳ではない。
686リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/28(金)23:41:19 ID:JNM()
>>684
「範囲を狭めてはいかがでしょう? 窓辺までを範囲にすれば多少は感知しやすいのでは?」

ならばそもそも気配に引っ掛かる数を減らせば良いと。

「ええまあ。大体人気な焼きそばパンやメロンパン、他にもデザートなどが争奪戦になっていますね」
「見学しますか? それとも何か食べてみたいですか?」

そんなことも露知らず、リエードはそんな提案をしつつ鎖をゆっくり巻き取り始めて上昇開始。ちなみにクレヅキが登ってこれるなら先回りも十分可能だぞ。
687アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/28(金)23:47:43 ID:Zrp
>>685
流石にエリシアと並べばアラスミシアはそこそこ大きい、周囲と比べると無論言うまでもなくちっこいが

「……なに、くすり……」
「まずそうだなぁ……少しだけ……」

魔力を察して効果の程を本能的に感じる
故にほんのちょっぴり、指先に付けるくらいを頂くであろう

「うげぇ……にがいー……まずいー……」

もちろん美味しくない!
688クレヅキ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/28(金)23:51:45 ID:HV9
>>686
「それもやってるんだけど、中々まだ上手くいかないんだよなぁ…」

熟練者なら場所での切り替えは容易にできるのであろうが、まだまだ未熟な
クレヅキは場所での違いに苦戦している模様。

「とりあえず今回は見学かな。
今日の分のお弁当は用意してあるし」

そう言って太くて折れなさそうな枝を見繕い、そこに身軽さを生かして飛び移る。
689エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/28(金)23:55:44 ID:Oza
>>687
ここで小瓶をひっくり返してざざっと飲まれていたら、エリシアの懐事情に大打撃だったことだろう。
魔力さまさま、アラスミシアをして節制させた力に感謝である。
もっとも、そうなったとしても互いに気にするような性格でもないが。

「……どう?」

美味しくないのは織り込み済み。問題は効果の方だ。
寮内に入ってくしゃみは収まった様子の荒墨字兄、今の実感を訪ねるのだった。
690アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/28(金)23:59:50 ID:Zrp
>>689
「あー……とまった……きがする……?」

効果覿面、室内という環境もあるがしかし実際ピタリとクシャミが止まる!

「……すごいな、それ……」

目を丸くして小瓶を眺めて感嘆、流石は万能薬と言った所だ
最も、花粉症治療に使ったなどと知れれば価値を知る人はぶっ倒れる事間違いなしでしょう
691リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/29(土)00:02:21 ID:kdw()
>>688
「おやそうでしたか。それは失礼。上達することを確信しておりますよ。練習というなら修練場に行って出入りの人数を確認するのが手っ取り早いのでは?」

場所で苦戦している相手にもう一度場所を変われとはどういうことか。

「なるほど、それでは自分は食事を確保しに行くとしますかね。念のため言いますが見学するならばあまり近くに寄らないように」
「巻き込まれて怪我をする可能性がありますからねぇ」

もしクレヅキがそこからでも見えたならば――集まりの中から弾き飛ばされたと思わしき生徒が何人か倒れているのが見えるだろう。
しかし、誰も気にしてない辺りこれが平常なのかもしれない。……というか弾き飛ばされた生徒も即復帰しているのが数名居るし。
692エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/29(土)00:03:41 ID:vFG
>>690
「ほんと?くしゃみしない?」

アラスミシアの正面で首を傾げながら顔を見上げ、彼女の様子を窺うエリシア。
どうやらすっかりスッキリした呼吸を取り戻した様子。……一度屋外に出ての確認という手もあるが、それは抵抗があるだろうか。
ともあれ、それで症状の抑制を確認したならば、にっこりと笑って上機嫌そうに言うのだった。

「おー、よかったねー!」

……ただ、これから出会う軽度な症状でたびたびこれを持ち出さないか、エリシアの行動は心配になる。
693アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/29(土)00:10:20 ID:tJr
>>692
「なおった!……きがする……」

根本の解決に、完治に至っているかはまた微妙な所ではあるがしばらくは……
具体的には今シーズンくらいは大丈夫だろう故に少なくともアラスミシアに関してはその心配は杞憂となるはずだ

「……たすかった、礼をする……こっち」

再び手招き、ズンズカ進む先はミズハのお部屋。要するにイコールアラスミシアのお部屋でもある
694エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/29(土)00:15:14 ID:vFG
>>693
「すごいねーっ」

手にした白い粉薬を軽く振って、ウエストポーチへと仕舞うエリシア。
たかが花粉症に使うには明らかに過剰だったのは間違いは無いだろう。
されど花粉症、季節ひとつをくしゃみと共にアラスミシアが過ごすくらいなら、エリシアはやはり差し出しただろうが。

「……お?なになにー?」

警戒心の欠片もなく部屋に誘われるエリシア。その光景には見覚えがあるだろうか。
ミズハ関係で入ったりしたことが無くとも、何となく知っている雰囲気を感じるエリシアなのであった。
695クレヅキ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/29(土)00:16:34 ID:ijN
>>691
「ふむふむー、その手の練習する場所でやった方が早いのかなー」

割と無茶振りをされているはずなのだが、『修練場』という名前の響きに釣られ、素直にアドバイスを聞く。
そして、放課後にでも行ってみようとあたりを付けるのであった。

「確かに、あの様子だと不用意に入っていくと怪我をしそうだよね。
実際に買いに行くならあらかじめ下調べが必要っぽいかな」

イベントとかではないと知って少し残念と思うが、それでもあの熱気は
クレヅキが住んでいた村ではなかなか感じられないものである。
そして、その熱気に学校生活が退屈しないものになりそうだと期待に胸を膨らませるのであった。
696リエード◆L1x45m6BVM :2018/09/29(土)00:23:55 ID:kdw()
>>695
「校舎よりは集中できると思いますよ」

一応、気分的な問題らしい。修練場で出来るようになれば次は校舎で、ということだろう。ついでに場所も教えたのである。

「ある意味お昼のプチイベントですけどね、各人が怪我しない程度に魔法を使ってることもありますよ……ほら、あの子とか」

リエードは窓辺にもたれかかって観戦モード。そもそも彼の求めるものとしては食えればいいし、道を強引に開けるのも忍びない。本当に食いたい場合は力づくだが。
リエードが示すのは天井、そこには影だまりから顔を出して超安全地帯からデザートを一通りを掠め取って会計を済ませるという手腕を見せる黒髪黒マント真紅外套の少年が居た。

「ちなみにアレは怪我させてないのでセーフです」

とのこと。理不尽。
697アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/29(土)00:24:41 ID:tJr
>>694
「……とっとくと、いいかも……それ……」

何となくその効果の程として価値観を認識した模様

「えーっと……この辺……」
「……あぁ、あったあった……」

ミズハは私生活的にはフツーらしく、そこまで汚部屋ではないしかといって潔癖という感じでもない生活感の見える室内。多肉植物が窓際に陣取っている
アラスミシアは我が物顔で一角を漁り、取り出したのは小瓶に入った小粒のカラフルな星形

「……なんか、お菓子だって……お礼にこれ」

珍しい輸入品のお菓子……金平糖をずいっと差し出すのである
698エリシア ◆13VxAhN3EKTU :2018/09/29(土)00:29:47 ID:vFG
>>697
「とっとく?……んーっ」

そんなアラスミシアの提言に疑問を抱きながらも、そう言うならと了承を返すエリシア。
だが少なくとも今のアラスミシアに与えた件に関して、エリシアが後悔することは無いだろう。

「おかし?おーっ、とげとげ!
 ……んー、ごろごろ、あまあまー!」

そして与えられた金平糖の角ばった形状に好奇心をくすぐられながら。
ひょいっと口に放り込んで触感と味を楽しみつつ、溶かすように口で転がすだろう。
そんな家主不在のひと時の宴は、きっと誰かがそこに顔を出すまで続く……のだろうか?
699クレヅキ◆C8tqkppUPe3U :2018/09/29(土)00:36:13 ID:ijN
>>696
「確かに修練場だと無秩序な人の出入りは少ないだろうしねー。
場所も教えてもらったことだし後で行ってみることにするよ」

と、リエードにいう。


「ふむふむ、『意図して怪我をさせないこと』と、『人が買ったものを奪わない』ことを守れば
割と何でもありっぽいね」

他の生徒から見れば理不尽にしか見えない行為も、クレヅキには立派な戦法として映ったようだ。
700アラスミシア◆AzVIDnz.P1nq :2018/09/29(土)00:36:54 ID:tJr