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ここだけ幻想ファンタジー世界

1名無しさん@おーぷん:2018/09/08(土)22:06:06 ID:a94()


――――――――――――――汝、目覚めの時――――――――――――――


――――――目ある者は見よ、耳ある者は聞け、口ある者は叫べ――――――


――――――――――大門は開かれた。汝、資格得し者――――――――――


――――――――――――――此よりは、幻界――――――――――――――


・世界観
このスレはファンタジー風の世界を舞台にしたなりきりスレとなります。
この世界には冒険者や魔法使い、魔物や天使悪魔と言ったファンタジーに登場する存在が数多息づいています。
あなたは何らかの形でこの世界の一員となり、暮らしていくことになります。

・世界の「理」
この世界には理が存在します。例えば、一方的に相手の動きを強制してはならないと言ったものです。
また、個人の動き(ロール)は短文~中文を推奨します。場合によってはこの限りではありません。
何らかの大きな問題が発生した場合、理は新たに書き加えられることがあります。

・存在確定
この世界で生きていくにあたって、自らの存在を確定する場合は以下のテンプレートを使用してください。
なお、作成は各々の判断にお任せします。必須ではありません。

【名前】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【技能】
【素性】

・wiki
https://www65.atwiki.jp/kokofan/
その他何かあればこちらのwikiをご利用ください
26二足歩行のヤモリ◆Q4zisYRsxw :2018/09/10(月)12:55:32 ID:qnc()
【酒場。冒険者パーティの武勇伝や破落戸の喧嘩で賑わう中、あるテーブルに一際目立つ存在がいた】
【それは旅人風の服装を身に纏い、ハットを被り、腰に剣を差した二足歩行の、やや太めのヤモリだった】

マスター。温いビーアをおくれ

【普通のヤモリサイズの存在がダンディーな声で麦酒を頼む光景。日常的に遭遇するとは言い難い光景に辺りも困惑している】
【だが、そんな周囲の人間達のことなどお構いなしに、彼はテーブルの上に自分サイズの椅子を置き、足を組んで座る】
【何者にも流されないこと。それが彼の旅人としての流儀だ】
27二足歩行のネズミ◆ALmlaVa.BezE :2018/09/10(月)14:38:39 ID:JGL
>>26
【酒場。それはあらゆる身分、あらゆる種族の人間が酒を飲み交わす場所。】
【故に異種族に絡む物がまた多数派の種族とは限らない】

「やぁ小さな冒険者よ!この街はどうだい!少々やかましいが良い酒場だろう!」

【やはり小さな鎧を身に纏い、縫い針を剣代わりに腰に刺したタビネズミだ】
【飲食店で小動物二匹がテーブルの上に乗っているというのはあまり褒められた光景ではないが、どちらも旅人であることに変わりはない】

「ボクはアムンセン、北の国から海を渡ってきた。君もその様子だとこの街の人間じゃないんだろう?」
28名無しさん@おーぷん :2018/09/10(月)17:46:55 ID:MW2
【名前】エディ・ローエンハイム
【性別】女
【年齢】14歳
【容姿】青い瞳で薄紫色の髪をサイドテールにしているのが特徴。
基本の服装は長袖にロングスカートで、その上にマントを羽織っている。
【性格】明るい性格で目上の人には敬意を払う。
【技能】
「風魔法」
攻撃的な使い方では真空の刃や竜巻、風の塊を爆ぜさせる大砲のような強烈な一撃など。
支援的な使い方では風による自由な移動や、遠方に声を届けると言った芸当が可能。
「十六刀流」
手に持った二本の剣と十四本の剣を風で自在に操るのが彼女の真骨頂。
普段は二刀流で十六刀流は奥の手として可能な限り隠そうとしている。
召喚の術式を施しているためいつでも手元に呼び出せるが、安物なせいか脆くよく壊れ、しょっちゅう買い換えている。

【素性】古代遺跡の跡地に築かれた都市に暮らす少女。
その都市は戦争に巻き込まれた人々が集う場所で裕福だとはお世辞にも言いがたいが、巨大でとにかく人口が多い。
その住民達に秘密裏に義賊として活動しており、悪どい商売などで稼ぐ商売人を相手に盗みを働きそれを都市に与えている。

//こんなキャラは平気でしょうか?
29ALmlaVa.BezE :2018/09/10(月)18:14:41 ID:JGL
//余程オーバーなキャラで無い限りこのスレでは大丈夫だと思います
303H.70vBvqc :2018/09/10(月)20:43:25 ID:MW2
街中を物々しい鎧に身を包んだ一団が駆け回っている。その様子から察するに誰かを探しているようだ。
薄紫の髪のマントを羽織った少女を目撃していないかと、道行く人々に聞いて回っていた。

「ここまでくればもうあいつらも追ってこないよね。うん、尾行の気配はない」

時を同じくして、その街を囲む森の中の木に背を預ける薄紫の髪のマントを羽織った少女がいた。その手には高価な宝石が握られている。
少女は尾行はないと確信しているが気付かない上手の相手か、偶然通り掛かった誰かが少女を見つけても不思議ではない。

//>>29さんありがとうございます
31外套に身を包んだ少年◆Q4zisYRsxw :2018/09/10(月)20:46:31 ID:qnc()
>>27
/確認が遅れて申し訳ありません。どうしても先延ばし出来ない案件が出来たので本日中の返信は難しいかと思われます
/ロールを破棄していただいても構いません。遅くなってしまい本当に申し訳ないです
>>28
/キャラについては特に問題ありません。ようこそ、ファンタジーの世界へ
32カラスマル◆pO7pDkyv/. :2018/09/10(月)21:02:37 ID:WZj
>>30

何かを探すような仕草を見せながら、それは木陰から現れた
樹木の棘や毒から身を守るマントのしたに、一目で女物だとわかる艶やかな和装を纏った総髪の男

「むむ……貴君、その宝石は──」

何かを見抜いたような言動
確信を得たものの視線をもって
和装の男は不躾に彼女へ歩み寄る
333H.70vBvqc :2018/09/10(月)21:09:12 ID:MW2
>>32

「な、なに?絶対にあげな……」

宝石を隠そうとしたがカラスマルがお金持ちかもしれないと考えた少女。
いざとなれば撃退する自信はあるし、宝石が持つ金銭的価値にしか少女は興味がない。

「いや、お金出してくれるならあげるよ。君今の手持ちどれくらいさ?」
34ALmlaVa.BezE :2018/09/10(月)21:12:58 ID:JGL
>>31
オーケー、破棄でお願いします(あのキャラで今後話を展開させていける自身がないので)
35カラスマル◆pO7pDkyv/. :2018/09/10(月)21:27:54 ID:WZj
>>33

「なな、拙者とて貰おうとしたわけではないわッ」
「出会い頭に全く失礼な輩でござるな」

(否ッ! 断じて否ッ! 彼奴が手にするはおそらく希運アレクサンドライト……。 欲しいッ! 欲しすぎるにござるッ!)

この和装の男、名をカラスマルといい、今回はこの森に薬草の採集依頼を受けて立ち寄ったにすぎない
こんなこと偶然があるとは思わず、持ち合わせもなく
また、そんな低レベルなクエストを受ける旅人なだけあって、宿に帰れど金はない
だが、欲しいものは欲しい。カラスマルは琥珀色の瞳をじっとりと宝石にむける


「……手持ちは、ない。 貴君から奪うつもりも、買い取る気もないでござるよ」


「だが、聞かせて欲しい。貴君はそれをどこで手に入れたのだ? 」


カラスマルの次なる一手はブラフ
森の中で宝石を見つめる少女、不可解な呟き
断片的な情報を頼りに、交渉の手網を握ろうと足掻く
こういう取引は欲しくてたまらないようすを見抜かれた瞬間が敗北のときなのだ
363H.70vBvqc :2018/09/10(月)21:39:03 ID:MW2
>>35
(この人、分かりやすいなぁ)

宝石に注がれる視線と動揺、この宝石を欲しがっていることは分かった。だがただでくれてやるほど自分はお人好しではない。

「金持ちのおじさんに体売ったらくれた。これ、そんなに価値があるものなの?」

と平然と嘘をつく少女。この宝石にどれぐらいの価値があるのか、男からその情報を引き出せれば売る時に損をしないで済む。
身売りで手に入れたと知った男が更に動揺することを期待しているが、どうだろうか。
37カラスマル◆pO7pDkyv/. :2018/09/10(月)21:56:37 ID:WZj
>>36

「かかか、カラダ!? えぇ……。あー、その、貴君が……? 」

少女の狙いはドンピシャだ。
この男は旅人でありながらも情を捨てきることのできない半端者。
こういった話には滅法弱く、騙されやすく、運がない

「……その宝石は、おそらくだが、希運アレクサンドライト。 〝魔海〟と称される天然の迷宮、死の樹海でのみ採掘されるという逸品よ」
「踏み込むたびに姿を変える〝魔海〟に準えて、所有者は数奇な運命を辿るといわれているにござるが……」

カラスマルは伏し目に視線を逸らして
申し訳なさげに言葉を続けた

「確りと高価な物だが、貴君の体に見合う品かは、微妙なところよ」
「街で早急に売り払うがよし、拙者が、専門のツテを紹介してもいい」

「だから、身売りは、その、おすすめしないでござ……」

申し訳なさげだが、身売りなど、珍しいはなしでもないし
そもそもこれは少女の作り話、地獄のはてまで利用されそうな、単純な男である
383H.70vBvqc :2018/09/11(火)06:48:22 ID:YkW
>>37
「興味ある?もちろんタダじゃ相手しないけどねえ」

ニコニコと笑いながらそういう女であると演じる。
すっかり騙されている彼に罪悪感がないといえば嘘になるが、扱いやすいのは助かる。

「へー、面白い宝石なんだねこれ。体売った価値はあったかな。ふふ……ん?それはいいや、これから別の街に向かう予定だからそこでいい取引相手を見つけるよ」

一番近くの街では自分はお尋ね者。ここに長居するのは危険で少し休んだら離れようと思っていた。

「よいしょっと、あーさっき落としちゃったんだ……君地図持ってないかな?」

そして貴族の私兵を撒いた時に地図を落としたことに気付き、金貨袋を取り出しつつ男にそう尋ねる。地図を持っているならそれを買い取るつもりなのだろう。

//寝落ちしました、申し訳ありません
39名無しさん@おーぷん :2018/09/11(火)08:20:55 ID:Dzv
/質問なのですが幽霊の様な実体の無い種族でキャラ作っても大丈夫ですか?無論弱点はつけます
408w9XtQ3iBI :2018/09/11(火)08:48:07 ID:6mH
>>39
/スマホからなのでID変わりますが主です
/基本的に問題はありません。ただ弱点が余りにも限定的すぎると戦闘ロールの難易度が跳ね上がるため、なるべくわかりやすいものをオススメします
41Q4zisYRsxw :2018/09/11(火)08:49:50 ID:6mH
/トリップミスですね。失礼しました
42名無しさん@おーぷん :2018/09/11(火)09:10:35 ID:7Sy
//あの人に触れるとアク禁、やはりあの人は地雷なのか…
43Q4zisYRsxw :2018/09/11(火)10:01:33 ID:yjd()
!aku42
アク禁:>>42
44エーネヤッカ◆ALmlaVa.BezE :2018/09/11(火)14:28:20 ID:Ln6
街の中程、市場の外れに、地元住民の集まるささやかな娯楽施設があった。
ただ娯楽施設と言っても、こんな時代の娯楽など程度が知れているものだが。

「もっと前出ろやぁ!!やる気あんのかぁ!!」
「いいぞー押せーっ!!ぶっとばせーッ!!」

賭け札を握りしめ、鬼気迫る気迫でがなり立てる観衆。
薄っすらと舞う土埃、観衆の輪の中で殴り合い……と呼ぶには少々形式ばったものが行われている。
言うまでもなく此処は闘技場。仕切りもない粗末な広場だが、暇を持て余した町人があぶく銭を捨てて盛り上がるには十分なスペースだ。

「まずいデスっ、こいつ小さい癖に中々しぶとい……ぐぶぉっ!?!?」

少女がどさりと倒れ、わああああ、と観客が盛り上がる。相手選手の右フックが腹にクリーンヒットしたのだ。
レフェリーが一発KOの札を上げる。この拳闘士の少女の負けは確定的に明らかであった。

「お……おご……」

飛び交う紙切れ、響く罵詈雑言、心無い者の投げつけるゴミ等から逃れ、腹を抑えながらぷるぷると四つん這いになってリングから離れ観衆に回る。
そう、賞金目当てにやってくる拳闘士はまだ山ほど待機しているのだから。
45カラスマル◆Q3YhcsnyOM :2018/09/11(火)20:17:32 ID:CwN
>>38

.「なな、童女がみだりにさようなことをいうものではない……! 」

カラスマルは仰々しく額を覆い、溜息を吐いた
役に立てない自分が、説教を垂れたところで彼女には一文の得にもなるまいと
そう考えると自分が惨めになってくる

「拙者って、かっこわるいでござるな……。ああ、落ち込んできた……。宿に帰ろうか……」

「ああ、地図が欲しいのなら、素直に言うがよい。拙者は道を覚えているゆえ」
「ほら、これをやるから、その金で温かい宿でも取るにござるよ。」

そういって彼女に地図を手渡すと、もう一度溜息を吐きながら、とろとろと踵を返して

「そうだ。拙者の名はカラスマルというにござる。何かの奇縁で次もまた会えば、希運アレクサンドライトがもたらした数奇な運命を聞かせて欲しいな」
「それを地図の代金としようぞ。それじゃあ」

そういって、カラスマルはもう一度歩きだす

//お気になさらず。こちらこそ遅れてすみませんでした
463H.70vBvqc :2018/09/11(火)20:36:41 ID:YkW
>>45

「かわいいねえ、ウブで」

なんとなくからかいたくなる相手だ。額を覆う彼の頰を指で少女は軽くつつくだろう。

「ま、そんなに自分を卑下しないでよ。顔は悪くないし自分に自信を持てばきっとモテるさ」
「あ、いいの?ありがとね!無駄遣いしたくなかったから助かるよー」

それを断る理由はない。ありがたく地図を受け取って次に向かう予定の街に印をつける。

「私はエディ。また会えたらいいね、こんな世の中だし……ばいばーい!」

次の街までは三日はかかる。もし男がいった通りの宝石なら気を引き締めなければいけないと。
歩き出した彼に背を向けて、少女もまた歩き始めた。
//これで〆で!絡みありがとうございました!
47カラスマル◆Q3YhcsnyOM :2018/09/11(火)20:42:32 ID:CwN
>>46
/お疲れ様でした。ありがとうございました!
48癖毛の少女◆Q3YhcsnyOM :2018/09/11(火)21:39:11 ID:CwN
>>44

「ひっひっひ! みてたぞ! あたしはみてた! おいオンナ。おまえよわいなぁ~~」

観客に紛れて伏したエーネヤッカの顔を覗き込みながら、褐色の少女が出会い頭に彼女罵倒する
少女はその白いくせっ毛を自慢げに指で巻きながら鼻歌交じりに次の試合を観戦
横目ではエーネヤッカを捉えながら、一方的に始めた会話を続けた

「おまえ、よわい。なのに、なんで戦う? ほんとはつよいのか?」

//まだいらっしゃれば……
49エーネヤッカ◆ALmlaVa.BezE :2018/09/12(水)00:01:08 ID:GoS
>>48
//今確認しました(汗)
//置きでよろしければお付き合いします(早めに終わらせますので...)
50エーネヤッカ◆ALmlaVa.BezE :2018/09/12(水)00:26:33 ID:GoS
>>48

「う、うるせえです……ゆっ油断した、だけ、デス……」

腹に一撃食らった時特有の感覚に、よろよろと人混みの塊から少し外れる拳闘士の少女。
既に観客はエーネヤッカの痴態など忘れ次の試合にお熱になっている。
賭け札を持った面子も早々に入れ替わっている様子だ。やれ潰せだの殺せだの、野蛮な歓声が響き渡る。
比して選手たちの戦いは礼儀を弁えており、野良の素人ではなく立派な武人の闘いである事が伺える。

「はぁ…はぁ…お、オカネのために決まってるデス、拳でお金貰えるならこんな名誉な事は無いデスよ…」

同じく褐色の肌に、うねった黒髪をお団子にした少女は依然腹を抑えながらそう答える。

「まぁ、今日はスカンピンでスけど……」
51名無しさん@おーぷん :2018/09/12(水)00:59:01 ID:Oxy
//アク禁ってことはやっぱり地雷なんだろうな、触れただけでこの有り様だ絶対来んなよ
52Q4zisYRsxw :2018/09/12(水)11:44:58 ID:KpJ()
!aku51
/あなたが地雷です
アク禁:>>51
53癖毛の少女◆pO7pDkyv/. :2018/09/12(水)15:05:31 ID:JOb
>>51

「かね! ぼーりょく! ぼーりょく! それがめーよなのか? 魔族とおなじないか?」

少女は自慢の白髪を弄りながら、むううんと唸り考える
彼女たちは暴力で金を稼ぐらしい。少女はその言葉を知らないが礼儀や作法があることもみてとれる
だが、目の前のエーネヤッカは金もなく自分より弱いもの達に虐げられている
これが、これが、名誉なのか? と少女は首を傾げる

「あたし、魔王さまの家族なんだ。わかるか? まおーぐん」
「きょうは勉強にきた。これはないしょなのだが。」

癖毛の少女は朴訥にそう宣言した
エーネヤッカからすればあまりにも唐突な話
目の前の少女が狂人の類いかと夢に浮かされた哀れな子だとも思いかねるような

/了解しました。スタートが遅れてすみません!
54エーネヤッカ◆ALmlaVa.BezE :2018/09/12(水)16:00:12 ID:GoS
>>53

「う……言われてみればそのとおりかもしれないデス……」

しゅん、とお団子が気持ち下がったような気がするくらいには露骨に凹む少女。
人間のやることなど悪魔と大して変わらないのかもしれない。

「でもでも、これは人を傷つける武術じゃなくて皆で盛り上がる武術なんデス……とにかく、ワタシは武人なので……武術しかないデスから……えっ、魔王?」

エーネヤッカには少々突拍子もない話であった。魔王軍などというのは帝国正規軍などのような国家規模の戦争で聞く話で、彼女自身魔族にはあまり馴染みがない。
ましてや眼前の少女が魔王の親族などにわかには信じがたい話である。

「……はは、魔王一族さまが場末の闘技大会をご観戦デスか……」
「勉強ね……武術の稽古ならいくらでもつけてやるデスけど……」

どこか、遠い目をしながら少女も試合を眺める余裕が出てきたようだ。

//いえいえ此方こそ反応遅くて申し訳ないです
55癖毛の少女◆pO7pDkyv/. :2018/09/12(水)20:20:27 ID:JOb
>>54

「きにするな。魔族もかっこいいとこある。おまえもなるといい」

少女はエーネヤッカのお団子をぽんぽんと叩いて慰めを試みる。
別に責めたわけじゃない。馬鹿にしたわけでも。

「ほんとか? メリーヌの家族はとてもつよい。稽古をしたらしんでしまう。ありがたい」

少女はリングの中の格闘家たちに習って合掌ののちに礼をしてみせた。
意味は理解していないが、これが彼女たちにとって重要な文化であることはなんとなく理解した。

「おまえの名前は──おだんごか…?」
56エーネヤッカ◆ALmlaVa.BezE :2018/09/12(水)20:59:55 ID:GoS
>>55

「魔族ってなれるんデスね……あはは……」

くせ毛の少女の慰めにならない慰めを頂き、エーネヤッカは涙目になりながら笑うしかなかった。
稽古を付けるということで、二人は闘技場の中でも人気のない部分へ移動する。

「えーと、メリーヌちゃんデスね。ワタシはエーネヤッカって言うです、お手合わせ宜しくデスよ」

同じように、然しエーネヤッカの場合は拳を平手で包む抱拳礼で礼をしてみせる。

「でも、オダンゴも悪くないデスね……」

「シャンバラ拳闘術なのでちょっとクセは付くかもですが、基本は同じデスよ。まずは蹴り!」

ふっ、と癖毛少女の首元斜め下から、風圧が来る。
エーネヤッカの太ももが大きく上がっているのに気付いた頃には、足先が「ぺちっ」とメリーヌの頬をつっついているだろう。
ほぼストレートキックに近い蹴りだが、斜め下から相手の頭に当たれば首は明後日の方向を向く羽目になるのは容易に想像できる。
寸止め出来るのは、エーネヤッカも伊達に拳術家をやっていないということだ。

「まずは何も考えず足を蹴り上げてみるデスよ、さ、やってみるデス」
57メリーヌ◆pO7pDkyv/. :2018/09/12(水)21:22:43 ID:JOb
>>56

「エーネヤッカはおだんご。イイネ」

闘技場に立ちながら、エーネヤッカの抱拳礼を一瞥し、見よう見まねの適当な構えをとるメリーヌ。
先程の攻防は一瞬で決したようにみえた。つまりそれはエーネヤッカが相手の小柄な少女よりも劣っていたのだという慢心。

「ひあ……! こ、こわかった……」

だが、それも一瞬で砕かれる。
白い癖毛が風圧に揺れて、メリーヌのゴムのような質感の肌にむちむちと爪先が触れてから、遅れて生まれる恐怖
エーネヤッカが相応の実力者であり、勝負とは一瞬で決するものなのだという認識がメリーヌに芽生えた。

「なにも、かんがえない、とくい! ───蹴るっ! 」

虚空に放たれたメリーヌの蹴りは筋肉の動きや力の伝導は素人のそれだが
形だけはエーネヤッカの蹴りを上手く真似ている
驚くべきは素人丸出しの見まねでありながら、エーネヤッカと同じ高さまで爪先を跳ねあげてみせた柔軟性だ!
58エーネヤッカ◆ALmlaVa.BezE :2018/09/12(水)22:24:55 ID:GoS
>>57

「おおっ!やわらかいデスね!お風呂上がりに体操でもしてるデスか?」

上がったつま先をその場でピタッ!と抑える。これで痛がらなければ大した柔軟性だ。
そのままの姿勢をキープさせれば、エーネヤッカは丁寧にその足の動きを修正させていく。

「いいです?相手の死角からすくい上げるように……こうふとももを動かすです。膝から下はすばやく相手のほっぺたに」

地道だが、手取り足取り教えてくれている。
拳での攻撃も同じように、一度動作を振らせてから、メリーヌのクセに合わせて手で動作を修正させていく。

「フェイントを掛けるのもいいデスが、基本はまっすぐ。相手が慣れてきたらフェイント。フェイントに混ぜてフックです」

エーネヤッカの教え方は真剣そのもので、拳を使うというのがどういう事かがよく分かる。
単なる喧嘩の指南ではないのだ。どう相手の体に一撃を叩き込むか、その奥深いゲーム性は、やってみなければ分からない。

「ほら、もう一度!好きなように振るってみるです!さあこい!」

ファイティングポーズで構えるエーネヤッカの目は輝いている。

//ご飯食べてました……!遅れて申し訳ない!
59メリーヌ◆pO7pDkyv/. :2018/09/12(水)22:52:33 ID:JOb
>>58

「メリーヌ、魔物だったころからけづくろいかかさない。だからあしあげる、できる」

爪先を摘まれるとくすぐったそうな仕草を見せるが、それも一瞬のこと。
エーネヤッカの熱量に、武道の魅力に当てられてかメリーヌの目にも真剣みの炎が灯っていた。

「……いまなら、すこしわかる。エーネヤッカ、惜しかった。……ちがう。勝負は一瞬。みんな真剣」
「たぶん、これが、名誉! わからないが、わかる! 」

メリーヌには未だに名誉のなんたるかがわからない。
だが、それは初期の理解できないといった形とは趣が違う。
エーネヤッカの真剣な指導のもとに基本を軽く嗜んだ程度のメリーヌに理解できないのはその〝深み〟
メリーヌは武闘の世界の奥深さを学び、誇りを持つこと名誉を志すことの重みを理解しようとしていた。

「ハイ! メリーヌ、蹴るっ! 」

そして自由に打ち込めと言われたのなら、メリーヌが選択する一手は蹴り。
長く続いた基礎鍛錬だが、初手の初手に教えられた技が初頭効果めいてよく染みている。

「……エイっ!」

そこから放たれた蹴りはエーネヤッカの頬を狙ったストレートキック。
あまりにも単調な一撃はエーネヤッカならば容易く見切れるだろう。
だが、しかし、メリーヌの蹴りは頭部を捉える寸前、遠心力に振るわれた液体、あるいはゴムヒモめいて伸びたのだ! 頭部を! 狙って!

//自分も帰宅が遅れた身なのでお気になさらず……!
60エーネヤッカ◆ALmlaVa.BezE :2018/09/12(水)23:36:07 ID:GoS
>>59

「そうデスよ、防具無しの一撃はとっても重いから、勝負は一瞬!」

勝ち負けがわかりやすい方が賭け事として盛り上がるというのもあるが、だからこそ彼女たち拳闘士もその一撃に賭ける。
痛みと恐怖に耐え相手を打ち取れば、皆が歓声で迎え、皆が噂し、注目し、お金まで貰える。これぞ武人の名誉という物である。
そのためには、もっと多くの技術、受け方や避け方。そして鍛錬、一撃を叩き込む力と運動神経。精神力。
全てを極めるには、人間の命はあまりにも短すぎる。むしろ魔族のほうが向いているかもしれない。

「痛くても、辛くても、負けても諦めない!挑む!そして自分より強いヤツに勝つ!それが"名誉"って奴デス!」

彼女は何も貧乏で食い扶持がないからこんな事をやっているのではない。
それだけ「アツい」少女なのだ。彼女は格闘技が好きで好きでたまらないのだ。

「よしきたっ!べぶっ!?」

伸びる脚という完全な不意打ちを食らって、エーネヤッカは大袈裟に受け身を取ったが、間に合わず目を回してしまった。
マグレであっても、それがつかの間の師匠に一撃を食らわせたという感触は、メリーヌに確かな「自信」を与えた。

「はらひれ……あはは、いい一撃だったデスよ!ちょっと試合向きじゃ無いかもデスが……」

<<―――おい!エーネヤッカ!居ないのか!?>>

「……あっ!敗者復活戦でっす!ごめんねメリーヌ!終わったらまた稽古つけたげるから!」

エーネヤッカも、何も序盤で負けたわけではなかったようだ。這い上がるチャンスを与えられれば、彼女は喜んでまた戦いに行く。
魔族の少女はその試合を応援するのも良いだろうし、一人で鍛錬しながら待つのも良いだろう。

>>長文失礼します!こっちはこれで〆で!
61メリーヌ◆pO7pDkyv/. :2018/09/13(木)00:02:05 ID:VO9
>>60

エーネヤッカの言葉は感覚的で難しくて、きちんと理解できてるかはわからないけど、メリーヌは心に湧いた感情を素直に言葉にすることにした。

「エーネヤッカ……アツい!! 」

胸に熱が宿るような感覚。エーネヤッカの言葉を聞いてるとそれが起きる。
つまり、エーネヤッカは〝アツい〟少女なのだ。メリーヌにとっても

「エヘヘ、いっぽんとった。メリーヌもアツい」

だが、メリーヌはまだまだ知らないことだらけ
この技を観衆の前で披露すれば反則のブーイングに晒されるかも、ということも彼女は知らず
ただ、師から一撃をとったという喜び。自信だけを噛み締めて嬉しそうに跳ねる。

「エーネヤッカ、チャンス。 アツく殴って、アツくかつ! エーネヤッカ、アツい!! 」

そう叫びながら、メリーヌもエーネヤッカを追いかけて再び観戦に回るのだ。
彼女はもう敗者を相手に、弱いのになぜ戦うのかなんて言えないくらいのアツさに焼かれてしまっているのだから

//はいはい! ロールありがとうございました。楽しかったです!
62メリーヌ◆pO7pDkyv/. :2018/09/13(木)00:41:26 ID:VO9
【名前】メリーヌ・オネオネオ
【性別】女性
【年齢】不明
【容姿】
褐色の肌に金色の瞳、象牙色のくせっ毛をもつ少女
髪の長さは腰にかかる程度
衣類に隠されているがコンセントめいた攻殻を纏った尾をもっている
【性格】素直・やや武人気質
【技能】「エレキテル・シープ」
エレキテル・シープと呼ばれるモンスターが人間化した姿
極細の体毛を伸縮操作させることで摩擦を起こし静電気を発生させそれを帯電させて狩りを行う攻撃能力と
静電気による自爆を防ぐため進化したゴム質の皮膚による電撃・打撃への耐性という防御能力をもつ
身体的な特徴として豊かな癖毛に隠された巻き角と腰の当たりから伸びたコンセントめいた攻殻尾がある
「エーネヤッカ・スタイル」
師であるエーネヤッカより学んだ近接戦闘術
シャンバラ拳闘術の癖は若干見られるがベーシックな打撃技を主に学んだ。
【素性】
魔王軍を名乗る組織によって人間化された〝元〟魔物。
魔王軍の所属者を家族と呼び慕っている。
人間に上手く擬態するため街へ視察に赴くことが多い。
最近、謎の武人気質に目覚めあるらしい。
63メリーヌ◆pO7pDkyv/. :2018/09/13(木)00:45:13 ID:VO9
【魔王軍】
〝魔王〟と称される存在を象徴として結成された謎の組織
人間を魔物に、魔物を人間に変化させる技術を有している
組織内部での派閥は多々あるが、全体の目的として世界征服を掲げているらしい
組織名は特定の国家や領土に由来するものではないようだ
64名無しさん@おーぷん :2018/09/13(木)19:52:34 ID:26Z
//ようマオ、こっちでもまるで変わらないキャラばっか使ってて本当に飽きないな、人を選り好みできる立場にはなれたんか?
//お前が前に糾弾してたあいつはお前が逃げてる間に別のスレを盛り上げまくってたぞ、お前と違ってな。恥ずかしくないの?
65色白の処刑人◆ALmlaVa.BezE :2018/09/13(木)21:39:13 ID:e79
市民が通る大通りの一角に、小さな広場があり、そこには通りを見渡すように仮設の台が備え付けられている。
今、その広場と通りには人だかりが出来ていて、皆台座の上を見上げている。

「然と見よ!この者は然る高貴なる公爵の竜を盗み、国から逃亡しようとした大罪人である!」

「諸君も心得よ!竜泥棒は限りない重罪である!この者は今この場で死罪とする!」

どよどよと観衆が騒ぎ立てる。静まれい静まれいと、裁判人が観衆を制御する。
処刑は、市民にとっても関心の高い事物の一つだ。勧善懲悪を演ずるため、死刑の前口上は限りなく脚色される。
為政のため、権力を誇示するための大切な儀式なのだ。

「……」

数人の死刑執行人が縛られても尚暴れる男を取り押さえる。
髪を首元で真っ直ぐに切りそろえた、色白のうら若き青年が、瘴気を纏った処刑用の鎌を罪人の首へ掛ける。
そして――――。

聴衆が再びどよめきと悲鳴を上げた頃には、全ては終わっていただろう。
罪人が片付けられた後も、広場でどよどよと治安の話や噂話を交わす市民。
公開処刑は滅多に見られる物ではない。市民も不安からか情報を活発に交換する。

その群衆の脇を、瘴気に満ちた巨大な鎌を背負い、先程の青年が通る。
市民は縁起でもないというようにそそくさと道を開け、陰口を叩くが、青年が氷のような視線でそれを見つめると、彼らも口をつぐむしかなかった。
処刑人は罪の穢れを一手に引き受ける職業だ。市民の被差別意識は強く、けして羨まれるような仕事ではない。

やがて、青年は人気のない路地裏に身を隠した。

「――――ハーッ、ハァーッ…………」

路地裏では、堰を切ったように壁にもたれかかり、震えながら胸元で十字架を切り神に祈る青年の姿があった。
66外套に身を包んだ少年◆Q4zisYRsxw :2018/09/13(木)22:35:27 ID:NiR()
!aku64
>>65
【路地裏で苦しそうに息を吐く青年の下に一人の少年が近づいていた】
【その少年は黒色をメインとした衣装を身に纏い、その上から黒いマントを羽織った何とも色彩の無い姿】
【フードから覗くアッシュグレイの髪と中性的な顔立ちは唯一の華である】

失礼……どこか悪いのだろうか? 苦しそうなようだが……

【少年は心配そうな声色で声をかける。青年の素性も知らぬまま】

/置きでもよろしければ
アク禁:>>64
67色白の処刑人◆ALmlaVa.BezE :2018/09/13(木)22:58:36 ID:e79
>>66

「はぁ……はぁ……か……神よ……」

この辺りでも珍しい綺麗な直毛の髪を揺らし、青白い青年は路地に少年が入ってきたのを横目に見る。

「キミは……?待ってくれ、今瘴気を片付ける、もう少し……待ってくれ……」

少年が近付こうとすると、ぶわっ!とどす黒い気配が視覚的にも青年の姿を霞ませるのがわかる。
やがて処刑鎌に瘴気が吸い込まれると、青年はようやくわずかばかりの余裕を取り戻す。

「く、はは、大丈夫、心配されるには及ばない人間だよ」

目の前で心配していた少年にそっとはにかむ。優しそうな好青年だが、その表情にはかなり精神的な疲労が見て取れる。
暗闇の中に、血を拭き取ったばかりの、瘴気で余りにもおぞましい姿に装飾された鎌が、少年をぎょろりと睨むかのようにその刃光を見せる。

「こんな所に居ないで、早く家に帰りな……子供が見ていいものじゃない……」

//どうぞどうぞお構いなく
68色白の処刑人◆ALmlaVa.BezE :2018/09/15(土)05:27:48 ID:mFG
【名前】イシディンナ
【性別】男性
【年齢】若い

【容姿】色白で体毛薄く、顔立ちは整っている。首元で一直線に鋭く切り揃えた直毛の黒髪。
    被差別身分のため、それとわかる血染めの布を纏う事を義務付けられている。
    深い臙脂色に染め上げたレザーベストは、返り血を分かりづらくさせるためのもの。

【性格】優男な好青年

【技能】処刑鎌による瘴気の操作。
    瘴気とは死の怨念や病の根源が形を成したもので、生物には基本有害な存在である。
    命を奪う職能を持つ彼は、瘴気に対して強い耐性を持ち、これを制御している。
    瘴気は魔物の動きを鈍らせたり出来るが、到底それで使い切れるものではない。
    濃い瘴気は、耐性のない者が纏えば一発で病気になってしまう程には危険な代物。
    また、どこを切れば即死するか、苦しまずに死ねるかの身体知識も熟知している。

【素性】処刑人。他に死体処理や穢れた魔物の掃討など、死に関わる汚れ仕事が舞い込む。
    処刑に携わる事はそう多くなく、もっぱら身元の知れない死体の処理が多い。
    また穢れた魔物の掃討をする際、その素材は呪術的な品に加工して売り捌く。
    処刑鎌は両刃になっていて、外側は斧のように振り下ろすため無骨。
    内側はカミソリのようによく切れ、処刑の際は儀礼的な意味も含め此方が使われる。
69工房の少女◆ALmlaVa.BezE :2018/09/15(土)19:36:13 ID:mFG
ごうごうと燃える炉。凄まじい熱を帯びた鉄、それを叩き伸ばす職人たち。
ここは工房ギルド。工房には冒険者たちの持ち寄った様々な素材が持ち込まれ、より強い魔物を倒すための新しい武器が生まれる。
ただ当然、彼らの持ち寄った素材にも良し悪しがあるわけで……

「これも駄目…ああこれも駄目…質が悪すぎる。包丁にもならないわこんなの。良くて石斧ね」

「そこを何とか…頼むよナーディーちゃん!」

炉の熱で汗だくになりながらも、冒険者たちの希望する素材を見定める職人の少女ナーディー。
錆色の編み込みポニテ、ピアスをぶら下げた大きな耳にむっちりした腕。金槌を手にする姿は妙に様になっている。
一つ一つ鉱石を割って鑑定していくが、その鉱石はあまりにも低品位な代物だ。

「無理なもんは無理。こんなちびた粒しか入ってないリコナイト鉱石じゃ1000個溶かしても足りないわ」
「こいつをよく見比べて出直してくることね。採掘に詳しい奴連れてかないからこうなるの」

引き出しから鉱石サンプルを投げてよこす。
雀の涙ほどの鉱石成分の他は殆どただの石である冒険者の鉱石に対して、工房のサンプルは鮮やかな黄色の鉱石成分が複雑な模様を作っている。

「くっそ……また遠征費が……」

「最近は当てずっぽうな連中ばかり増えてかなわないわ……次!」
70名無しさん@おーぷん :2018/09/15(土)22:04:54 ID:YXi
//正直ユーロスの盛り上がりは想定外だった
71カラスマル◆pO7pDkyv/. :2018/09/17(月)16:42:56 ID:uQw
>>69

カラスマルもまた武具を扱う冒険者であるため工場ギルドの常連だ。
だが、彼は工房ギルドというものに若干の苦手意識を持っていた。

(う…また怒声が聞こえるにござるよ……)
(冒険者もたいがい荒れているが、ギルドの面々のそれはまた違った激しさをもっているゆえ…)

工房ギルドの職人達は冒険者たちの命を預かるともいえる職業だ。
それゆえに厳しくなることもあるし、商売人としての立場もある。
それらのもろもろを混合した気難しさや、荒々しさをカラスマルはどうにも苦手としていた。だって怖いから。

「頼もう。なにやら揉めていたようだが、大丈夫にござるか? 」

東方の女装束に身を包んだ男、カラスマルはナーディと呼ばれた女へと歩み寄った。
その両手にパントマイムめいて虚空を抱き上げながら

//今更ですが置きでよろしければ!
72鍛冶師ナーディー◆ALmlaVa.BezE :2018/09/17(月)20:23:50 ID:Zak
>>71

受付の少女はまだヌルい方で、工房の奥、鍛鉄を行う場では髭もじゃの鍛冶職人が弟子を怒鳴りつけながら仕事をしている。
武器の出来はそのまま冒険者の命を保証するものだ。生半可な仕事をしているようでは工房の評判に関わる。

「はいはい、次は貴女ね。その見てくれだとカタナの修繕かしら?」

ナーディーはカラスマルを見るや否や、手元の分厚い台帳を開いて注文を受付けようとする。
工房ではたくさんの職人達が、手作業で剣の歪みを直したり、剣を研ぎ直したりしている。

一般的に、武器は貴重で高価である。よほど裕福な物でない限り自分の得物は一点物のはずだ。
だから、修理などで間違いがないように基本的には研ぎのプロ、彫金のプロがそれぞれの武具を見る。
最も、ナーディーも見習い弟子というわけではないようだが。

「ウチは本場じゃないから、向こうの研ぎ師ほど鋭くは出来ないかもしれないけど……とりあえず、モノを見せてくれるかしら」

//了解ですーいつでもどうぞ
73カラスマル◆pO7pDkyv/. :2018/09/17(月)21:03:50 ID:uQw
>>72

「ん…あぁ、そんなところでござる」

相変わらずなにかを担いだような仕草のままカラスマルは腰に帯びた刀に一瞥をやった。
懐が寂しかろうともこれの手入れを怠ることは許されない刀に無礼であるからだ。

「かまわんでござるよ。武器と剣士は一心同体。剣にばかり強さ求めるのは不心得というものでござろうて」
「それにこの街の工房ギルドは腕利きぞろいと酒場で伺った。謙遜はよすにござる」

そうしてカラスマルはなにかを置いてから装飾の施された鞘に収まる刀を差し出した。
ナーディーがそれを抜いたのならば、その刀は鞘とは裏腹に小振りで硬度に重きをおいた作りであることがわかるだろう。

「それでだな。素材はこちらで用意できなかったにござるゆえ、工房の素材を分けていただきたく……」
「報酬はここに、きちんと用意してあるがゆえ」

そういってカラスマルはまたしても虚空を担ぎあげる。
ナーディは欺かれるような、あるいは馬鹿にされたような不快感を抱くかもしれない
74鍛冶師ナーディー◆ALmlaVa.BezE :2018/09/17(月)21:43:18 ID:Zak
>>73

刀が差し出されるや否や、ナーディーは刀身を抜き、刃のこぼれ具合や歪みをチェックする。

「謙遜じゃないわ。東洋剣は神経質すぎて修理を諦める鍛冶も多いの。うちの研ぎ師はどうだか知らないけど」
「ふぅん、小奇麗に纏まってるわ……歪みは無いけど、根本に少し錆があるわね、鍔も外してみないと……」

刀の状態を鑑定しながら、台帳に注文内容を書き込み、パチパチと費用を計算する。

「あら、砥石くらいは用意してほしかったけど。えーっと分解して防腐処理に研ぎに……油と砥石……」

ざっとこのくらい、と算盤を見せる。懐寂しい冒険者にはちと痛い出費だが、仕方あるまい。
カラスマルの言う「報酬」とやらは、ナーディーの目にはパントマイムにしか見えない。
眉間に皺を寄せながらも、苦笑いしながら皮肉を返す。

「……何のジェスチャー?それ。馬鹿には見えない服みたいなこと言わないでよね?」
75カラスマル :2018/09/22(土)21:52:10 ID:KyT
>>74

「ほほう。神経質なのは繊細さの証。うちの国も鼻が高いと受け取ってよかろうな。ハハ! 」

「それでは……くぅ……ちと懐に厳しいが、我が愛刀をよろしく頼むにござる」

そんな業務的やりとりのあとにカラスマルはナーディの言葉を聞いて顔をしかめた
相変わらず器用に演技でもしているかのような振る舞いで「うんしょ」と声を上げてナーディの視線にそれを寄せて

「愚者にも賢者にもこれは見えないのではござらんか」
「拙者も鉱山を巡る旅にでて長いこと経つが、このような奇怪な鉱石ははじめてにござる」

「魔物退治の報酬に貰ったはいいでござるが、成分も分からない、見た目も綺麗な訳でもないとくると、拙者にはお手上げでござる故」

報酬として押し付けちまおう。そんな魂胆だ。

//自分から絡んでおいててんでこれませんで申し訳ございませんでした……!

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