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あの日の情景

1名無しさん@おーぷん:2017/11/15(水)07:39:38 ID:wKp()
一、sage進行
一、批判するなら代案を
一、感想等は歓迎、荒らし系は即通報
13名無しさん@おーぷん :2017/11/17(金)17:36:50 ID:vOs
「ガ島」第一線に新春を迎ふ。
まさに必勝の元旦なり。
謹みて聖寿の万歳を寿ぎ奉る。
我が中隊本朝一粒の食なきも、士気極めて旺盛なり。
水筒一杯の水は滾々として活力の泉となる。
既に死生なく、任務は重し。
若林第一線に在るからは、願わくば御安心を乞ふ。

元旦や 糧なき春の 勝戦

昭和十八年一月元旦
14名無しさん@おーぷん :2017/11/18(土)09:54:25 ID:S2J
一、玉きはる、命のきはに、月見れば
  歌声高し、花見れば、白露しとど
  大いなる、光のうちにいつくしき
  人の心は、たらちねの、母をしおぼゆ
  せせらぎの、清けき里の、ふる里の
  春の野山は、今ここに、われと在るなれ
  今ここに、われと在るなれ、花かすむ里

一、みんなみの 命し終えぬ ますらをや
  いで立ち行かん、靖国の、花咲く宮へ
  君います里

一、みんなみは、茜にもえぬ、バタビアの
  丘の散り行く、むらさきの、花打見れば
  花の心の、しづ心なく

私と一緒に六名の方々がバタビアで散ります。
また二十三名の方々が有期で服役をしておられます。
特に六名の遺家族には洵に気の毒な方も御座います。
もう日が暮れてまいりまして、字も判然と見えません。
明朝グロドック刑務所に行きます。
間があると思いますのでまた明朝筆を執ります。

十二月二十八日夕、独房にて
15名無しさん@おーぷん :2017/11/18(土)10:06:09 ID:S2J
歌の道は古の大和の心にして拘留所までは内地より持参の「万葉集」「万葉秀歌」の本だけは身辺より離すことはなかりき。
本を捨てさせられ筆を奪われたる獄中生活においても、なお歌の道のみは捨てず、同好の士を求めて最後まで持続けたり。
歌の道は物事を、世の中を正しく見て素直に判断し、従順なる心となる最もよき道にして、事象を客観的に、ありのままに素直に見た心の叫びこそ歌である。
今更ながら歌の道に入ることのおそかりしを悔やみたり。

遺詠

一、晴れし日は 隙間もる陽を 恋ほしみて 毛布の縁を 三度移りぬ
一、戦友は 今台湾沖を 帰るらむと 羨ましむ兵の 言のあはれき
一、千万の 軍かえして 異国に 無実の罪負ふ 戦争犯罪者はや
一、夜の更けに 夢に目覚めて 寝返れば 足枷重く 鎖ふるるも
一、朝には 言葉交せし 戦友五人 獄舎を出でて 夕べ帰らず
一、味噌汁の 底にうつれる 吾が顔を 懐かしみつつ そつとのみほす
一、諦観の 心静かに 時を待ち 獄舎の中に 歌つくる我は

辞世

一、悠久の 大義に生くる 道にして 我は逝くなり 物思ひもせず
16名無しさん@おーぷん :2017/11/18(土)13:30:11 ID:3EY
平成初期まで存続した狭山23
http://blog.goo.ne.jp/kagemori3/e/6c35a29c4ef1223c4fc52c5ebe83337a
http://kagemori3.web.fc2.com/bus/sb/sakado.html
17名無しさん@おーぷん :2017/11/18(土)14:50:19 ID:S2J
辞世

国を思ひ 死ぬに死なれぬ 益荒雄が 友々よびつ 死してゆくらん
二二〇〇壁書す
天皇陛下万歳
大日本 万歳
帝国海軍万歳

一九、九、六、二二〇〇
海軍大尉 黒木博司

呼吸苦しく 思考やや不明瞭 手足ややしびれたり。
〇四〇〇 死を決す 心身爽快なり 心より樋口大尉と万歳を三唱す

死せんとす 益荒男子の かなしみは 留め護らん 魂の空しき

所見万事は急務所見ないし急務靖献に在り同志の士も希くは一読、緊急の対策あらんことを。
一九-九-七 〇四〇五絶筆

樋口大尉の最後従容として見事なり 我また彼と同じくせん

〇四四五 君が代斉唱 神州の尊 神州の美 我今疑わず
完爾としてゆく万歳

〇六〇〇 猶二人生存す 相約し行を共にす 万歳
18名無しさん@おーぷん :2017/11/18(土)15:06:29 ID:S2J
戦局遂に最後の関頭に直面せり、
十七日夜半を期し小官自ら陣頭に立ち皇国の必勝と安泰を祈念しつつ、
全員壮烈なる総攻撃を敢行す、
敵米攻以来想像にあまる物量的優勢を以て空海陸よりする敵の攻撃に対し克く健闘を続けたるは小職の聊か自ら悦びとする所にして部下将兵は真に鬼神をも哭かしむるものあり、
然れども執拗なる敵の猛攻に将兵相次いで斃れ、
為にご期待に反しこの要地を敵手に委ぬるのやむなきに至れるは誠に恐懼に耐へず幾重にもおわび申し上ぐ、
特に本当を奪還せざるかぎり皇土永遠に安からざるを思ひ、たとへ魂魄となるも誓つて皇軍の捲土重来の魁たらんことを期す

今や弾丸尽き、水涸れ、戦ひ残れる者全員愈々最後の敢闘を行はんとするに方り、熟々皇恩の忝さを思ひ粉骨砕身亦悔ゆる所あらず

茲に永へにお別れ申上ぐ

国のため 重きつとめを 果し得で 矢弾つきはて 散るぞ悲しき

昭和二十年三月十七日
19名無しさん@おーぷん :2017/11/18(土)16:46:30 ID:yXe
人間の迷いは実に沢山ありますが、死に対するほど、それが深刻で語りきれないものはないと思います。
これだけはいくら他人の話を聞いても、本を読んでも結局自分一人の胸に起きる感情だからです。
私も軍隊に入るときは、それは決死の覚悟で航空隊を志願したのですが、日と共にその悲壮な謂わば自分で自分の興奮に溺れているような、そんな感情がなくなって来てやはり生きているのは何にも増して換えがたいものと思う様になって来たのです。
その反面、死ぬ時が来たなら、それは誰だって死ねるさ、と言う気持ちを心の奥に常に持つようになります。
然し本当に死ねると言っていても、いざそれに直面すると心の動揺はどうしても免れる事は出来ません。
私の今の立場を偽りなく申せば、このことなのです。
私たちは台湾進出の命を受けてジャカルタを出ました。
いよいよ死なねばならぬ、そう思うと戦に臨む湧き上がる心より、何か、死にたくない気持ちの方が強かったりするのです。
わざわざジャワから沖縄まで死ぬため旅を続けねばならぬ、そのことが苦痛にも思えるのです。

求道

戦死する日も迫って、私の短い半生を振り返ると、やはり何か寂しさを禁じ得ない。
死という事は日本人にとってはそう大した問題ではない。
その場に直面すると誰もがそこには不平もなしに飛び込んで行けるものだ。
然し私は、私の生の短さをやはり寂しむ。
生きるという事は、何の気なしに生きている事が多いが、やはり尊い。
何時かは死ぬに決まっている人間が、常に生に執着を持つということは所謂自然の妙理である。
神の大きい御恵みがそこにあらわされている。
子供の無邪気さ、それは知らない無邪気さである。
哲人の無邪気さ、それは悟りきった無邪気さである。
そして道を求める者は悩んでいる。
死ぬために指揮所から出て行く搭乗員、それは実際神の無邪気さである。

和歌

雲湧きて 流るるはての 青空の その青の上 我が死に所
下着より すべて換ゆれば 新しき 我が命も 生まれ出づるか
あと三時間の 我が命なり 只一人 歌を作りて 心を静む
ふるさとの 母の便りに 強き事 云いてはをれど 老いし母はも
20名無しさん@おーぷん :2017/11/18(土)16:46:49 ID:yXe
美しい祖国は、大らかな益荒夫を生み、大らかな益荒夫は、気高い魂を祖国に残して、新しい世界へと飛翔し去る。

「現在の一点に最善を尽くせ」 「只今ばかり我が生命は存するなり」 とは私の好きな格言です。
生まれ出でてより死ぬ迄、我等は己の一秒一刻によって創られる人生の彫刻を、悲喜善悪の肖像を刻みつつあるのです。
私は一刻が恐ろしかった。
一秒が重荷だった。
もう一歩も人生を進むには恐ろしく、ぶっ倒されそうに感じたこともあった。
しかしながら、私の二十三年間の人生は、それが善であろうと、悪であろうと、悲しみであろうと、喜びであろうとも、刻み刻まれて来たのです。
私は、私の全精魂をうって、最後の入魂に努力しなければならない。

私は誰にも知られずそっと死にたい。
無名の幾万の勇士が大陸に大洋に散っていったことか。
私は一兵士の死をこの上なく尊く思う。
21名無しさん@おーぷん :2017/11/18(土)16:51:31 ID:yXe
三月×日
硫黄島陥落。日本兵玉と散る。ああ! 散る桜、残る桜も散る桜。

三月×日
死は決して難しくはない。ただ死までの過程をどうして過ごすかは難しい。
これは実に精神力の強弱で、真白くも成れば汚れもする。
死まで汚れないままでありたい。

四月×日
人間死ぬ死ぬと口に出せるうちはまだ本当に死ぬという観念が迫って来ない。
いよいよ明日突っ込むという日になってはじめて死ぬのかという気になる。
いやそれでもまだ何か他人事の様な気がしているが……
しかし明日は突入する。
そうすれば確かに死ぬ。
22名無しさん@おーぷん :2017/11/18(土)16:51:43 ID:yXe
嗚呼 父母よ 我が妻よ
はた 妹よ 弟よ
海山 如何に へだつとも
再び逢わん その日まで
真幸く いませ その日まで

故郷の秋 月 明るく
彼の 背戸山も 谷川も
さやけく 照りて 静かなる
せせらぎの音も 聞こゆがに
帰らぬ 日々を 思えとか

泣けと 如くに 咽ぶがに

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